JP6860315B2 - インクジェット記録方法及びインクジェット記録装置 - Google Patents
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Description
条件1:前記第3吐出口列に対応する前記水性インクの動的表面張力(mN/m)の値が、前記第1吐出口列及び前記第2吐出口列のそれぞれに対応する前記水性インクの動的表面張力(mN/m)の最大値よりも小さい。
条件2:前記第3吐出口列に対応する前記水性インクの明度の値が、前記第1吐出口列及び前記第2吐出口列のそれぞれに対応する前記水性インクの明度の最小値よりも大きい。
(2)記録装置のコンパクト化のために、インク収容部(筐体)に記録ヘッド(記録素子基板)を他の部材を介在させることなく貼り合わせた場合、外部へと熱を逃がす放熱板などの手段が存在しない。このため、吐出の繰り返しによって記録ヘッドが蓄熱する。
(3)1の記録素子基板に設けられた複数の吐出口列のうち、両端以外に位置する吐出口列(第3吐出口列)は、両端に位置する吐出口列(第1吐出口列、第2吐出口列)の発熱の影響により、放熱しにくい。
ここで、4種以上のインクに対応して4列以上の吐出口列が1の記録素子基板に設けられている場合、「両端以外に位置する吐出口列(第3吐出口列)」は、2列以上の吐出口列ということになる。
条件1:第3吐出口列に対応する水性インクの動的表面張力(mN/m)の値が、第1吐出口列及び第2吐出口列のそれぞれに対応する水性インクの動的表面張力(mN/m)の最大値よりも小さい。
条件2:第3吐出口列に対応する水性インクの明度の値が、第1吐出口列及び第2吐出口列のそれぞれに対応する水性インクの明度の最小値よりも大きい。
本発明のインクジェット記録方法は、染料を含有する複数の水性インク、水性インクをそれぞれ収容するインク収容部、及び熱エネルギーの作用により水性インクを吐出する記録ヘッドを備えたインクジェット記録装置を使用する記録方法である。水性インクは、シアンインク、マゼンタインク、及びイエローインクを含む。また、記録ヘッドは、熱エネルギーを発生する発熱部を有する。以下、本発明のインクジェット記録方法及びそれに用いるインクジェット記録装置の詳細について、図面を参照しつつ説明する。
本発明のインクジェット記録方法では、染料を含有する、シアンインク、マゼンタインク、及びイエローインクを含む複数の水性インクを備えたインクジェット記録装置を使用する。そして、このインクジェット記録装置を使用し、水性インクを熱エネルギーの作用により記録ヘッドから吐出して記録媒体に画像を記録する。本発明のインクジェット記録方法においては、水性インクに接触した際に反応や増粘を生じる液体と併用する必要はない。以下、シアンインク、マゼンタインク、及びイエローインクを含む複数の水性インクの詳細について説明する。
色材としては、染料を用いる。水性インク中の染料の含有量(質量%)は、インク全質量を基準として、0.1質量%以上15.0質量%以下であることが好ましく、1.0質量%以上10.0質量%以下であることがさらに好ましい。
水性インクには、水、又は、水及び水溶性有機溶剤の混合溶媒である水性媒体を含有させることができる。水溶性有機溶剤としては、アルコール類、(ポリ)アルキレングリコール類、グリコールエーテル類、含窒素化合物類、含硫黄化合物類などのインクジェット用のインクに使用可能なものを挙げることができる。これらの水溶性有機溶剤は、1種又は2種以上を用いることができる。水性インク中の水溶性有機溶剤の含有量(質量%)は、インク全質量を基準として、3.0質量%以上50.0質量%以下であることが好ましい。また、水としては、脱イオン水やイオン交換水を用いることが好ましい。水性インク中の水の含有量(質量%)は、インク全質量を基準として、50.0質量%以上95.0質量%以下であることが好ましい。
水性インクには、必要に応じて、界面活性剤、消泡剤、pH調整剤、防腐剤、防黴剤、酸化防止剤、還元防止剤などの種々の添加剤を含有させてもよい。
水性インクの寿命時間10ミリ秒における動的表面張力は、30.0mN/m以上50.0mN/m以下であることが好ましく、35.0mN/m以上45.0mN/m以下であることがさらに好ましい。なかでも、両端以外に位置する第3吐出口列に対応するインクの動的表面張力は、38.0mN/m以上42.0mN/m以下であることが好ましい。
表1−1及び1−2の上段に示す各成分(単位:%)を混合して十分に撹拌した後、ポアサイズ3.0μmのミクロフィルター(富士フイルム製)にて加圧ろ過を行い、各インクを調製した。表1−1及び1−2中の「アセチレノールE100」は、川研ファインケミカル製のノニオン性界面活性剤(アセチレングリコールのエチレンオキサイド付加物)の商品名である。「シアン染料1」、「イエロー染料1」、及び「ブラック染料1」としては、下記式(1)〜(3)で表される化合物をそれぞれ用いた。染料に付した括弧内の数値(g)は、20℃の純水100gに溶解しうる、ナトリウム塩型とした染料の最大質量(g)であり、染料の水溶性を意味する。表1−1及び1−2の下段には、インクの動的表面張力(mN/m)及び明度を示す。インクの動的表面張力は、動的表面張力計(商品名「Bubble Pressure Tensiometer BP2」、KRUSS製)を使用し、温度25℃の条件で測定した。インクの明度は、1/600インチ×1/600インチの単位領域に、1滴当たりの質量が5.5ngであるインク滴を2滴付与する条件で普通紙に記録したベタ画像について、分光光度計を使用して光源D50、視野2°の条件で測定した。普通紙としては、商品名「GF−500」(キヤノン製)を使用した。また、分光光度計としては、商品名「Spectrolino」(Gretag Macbeth製)を使用した。
図1に示す主要部の構成を有するとともに、図2に示す構成のインク供給系を組み込んだ、シリアル方式のインクジェット記録装置を用意した。表2に示す各吐出口列に対応するインクを各メインタンクから注入し、インク供給系にインクを満たした。表2に示す吐出口列は、記録ヘッドに向かって左から右に見た順である。記録素子基板には、使用するインク数に対応した数の吐出口列が設けられている。実施例、比較例、及び参考例で使用したサブタンク及び記録素子基板の吐出口列の構成を以下に示す。
[実施例1〜9、参考例10、比較例1〜4]
熱可塑性樹脂で形成された筺体に、熱エネルギーを付与してインクを吐出する記録ヘッドを備えた記録素子基板を貼り合わせた形態とした。記録ヘッドにおける発熱部のインクと接する面には、タンタルを含む保護層を設けた。
[参考例1、3、5]
熱可塑性樹脂で形成された筺体に、熱エネルギーを付与してインクを吐出する記録ヘッドを備えた記録素子基板を貼り合わせた形態とした。記録ヘッドにおける発熱部のインクと接する面には、保護層を設けなかった。
[参考例2、4、6]
熱可塑性樹脂で形成された筺体に、アルミナで形成された放熱板を介して、熱エネルギーを付与してインクを吐出する記録ヘッドを備えた記録素子基板を貼り合わせた形態とした。記録ヘッドにおける発熱部のインクと接する面には、保護層を設けなかった。
[実施例1〜9、比較例1〜3、参考例1〜6]
1の記録素子基板に、3種のインクに対応する3列の吐出口列を設けた。
[参考例10、比較例4]
1の記録素子基板に、4種のインクに対応する4列の吐出口列を設けた。
上記のインクジェット記録装置を用いて、以下に示すパターンの画像を記録媒体(普通紙、商品名「Canon Office」、キヤノン製)に記録した。
[3種のインクの評価の場合]
中央列に対応するインクの記録デューティが100%であるベタ画像(縦0.5mm×横2cm)の上下に、左端列及び右端列のそれぞれに対応するインクの記録デューティが70%であるベタ画像(縦2mm×2cm)が隣接したパターンとした。
[4種のインクの評価の場合]
上記の「3種のインクの評価の場合」における中央列に対応するインクを、(i)中央列左側のものとしたパターン、及び(ii)中央列右側のものとしたパターン、の2種のパターンとした。
A:上下のいずれの境界部においてもブリーディングが生じていなかった。
B:上下の一方のみの境界部にブリーディングが生じていたが、境界は確認できた。
C:上下のいずれの境界部においてもブリーディングが生じていたが、境界は確認できた。
D:上下の少なくとも一方の境界部において、境界が確認できないほどブリーディングが生じていた。
上記のインクジェット記録装置を使用し、A4サイズの記録媒体(普通紙、商品名「Canon Office」、キヤノン製)の全面に、各インクの記録デューティをそれぞれ10%として重ね合わせたベタ画像を3,000枚分記録した。その後、同様の記録媒体に各インクを用いて、縦罫線を記録した。記録した縦罫線を目視で確認し、以下に示す評価基準にしたがって吐出性を評価した。
A:いずれのインクも正常に吐出されていた。
C:少なくともいずれかのインクに吐出のよれ又は不吐出があった。
Claims (16)
- 染料を含有する、シアンインク、マゼンタインク、及びイエローインクを含む複数の水性インクと、前記水性インクをそれぞれ収容するインク収容部と、熱エネルギーを発生する発熱部を有する、前記熱エネルギーの作用により前記水性インクを吐出する記録ヘッドと、を備えたインクジェット記録装置を使用し、前記水性インクを前記記録ヘッドから吐出して記録媒体に画像を記録するインクジェット記録方法であって、
前記記録ヘッドが、前記水性インクのそれぞれに対応する複数の吐出口列が1の記録素子基板に設けられたものであり、
前記インク収容部が、熱可塑性樹脂で形成された筐体であるとともに、他の部材を介在させることなく前記記録ヘッドが貼り合わされており、
前記発熱部の前記水性インクと接する面に、タンタル及びタンタル酸化物の少なくともいずれかを含む保護層が形成されており、
前記吐出口列のうち、両端に位置する第1吐出口列及び第2吐出口列、並びに両端以外に位置する第3吐出口列のそれぞれに対応する前記水性インクが、下記の条件1及び条件2を満足し、
前記水性インクのそれぞれに含有される前記染料の水溶性の高低の順列と、前記水性インクのそれぞれの明度の高低の順列とが、逆順の関係にあることを特徴とするインクジェット記録方法。
条件1:前記第3吐出口列に対応する前記水性インクの動的表面張力(mN/m)の値が、前記第1吐出口列及び前記第2吐出口列のそれぞれに対応する前記水性インクの動的表面張力(mN/m)の最大値よりも小さい。
条件2:前記第3吐出口列に対応する前記水性インクの明度の値が、前記第1吐出口列及び前記第2吐出口列のそれぞれに対応する前記水性インクの明度の最小値よりも大きい。 - 前記シアンインクの動的表面張力γC(mN/m)、前記マゼンタインクの動的表面張力γM(mN/m)、及び前記イエローインクの動的表面張力γY(mN/m)が、γC>γM>γYの関係を満たす請求項1に記載のインクジェット記録方法。
- 染料を含有する、シアンインク、マゼンタインク、及びイエローインクを含む複数の水性インクと、前記水性インクをそれぞれ収容するインク収容部と、熱エネルギーを発生する発熱部を有する、前記熱エネルギーの作用により前記水性インクを吐出する記録ヘッドと、を備えたインクジェット記録装置を使用し、前記水性インクを前記記録ヘッドから吐出して記録媒体に画像を記録するインクジェット記録方法であって、
前記記録ヘッドが、前記水性インクのそれぞれに対応する複数の吐出口列が1の記録素子基板に設けられたものであり、
前記インク収容部が、熱可塑性樹脂で形成された筐体であるとともに、他の部材を介在させることなく前記記録ヘッドが貼り合わされており、
前記発熱部の前記水性インクと接する面に、タンタル及びタンタル酸化物の少なくともいずれかを含む保護層が形成されており、
前記吐出口列のうち、両端に位置する第1吐出口列及び第2吐出口列、並びに両端以外に位置する第3吐出口列のそれぞれに対応する前記水性インクが、下記の条件1及び条件2を満足し、
前記シアンインクの動的表面張力γ C (mN/m)、前記マゼンタインクの動的表面張力γ M (mN/m)、及び前記イエローインクの動的表面張力γ Y (mN/m)が、γ C >γ M >γ Y の関係を満たすことを特徴とするインクジェット記録方法。
条件1:前記第3吐出口列に対応する前記水性インクの動的表面張力(mN/m)の値が、前記第1吐出口列及び前記第2吐出口列のそれぞれに対応する前記水性インクの動的表面張力(mN/m)の最大値よりも小さい。
条件2:前記第3吐出口列に対応する前記水性インクの明度の値が、前記第1吐出口列及び前記第2吐出口列のそれぞれに対応する前記水性インクの明度の最小値よりも大きい。 - 前記水性インクのそれぞれに含有される前記染料の水溶性の高低の順列と、前記水性インクのそれぞれの明度の高低の順列とが、逆順の関係にある請求項3に記載のインクジェット記録方法。
- 前記吐出口列が、前記シアンインク、前記マゼンタインク、及び前記イエローインクのそれぞれに対応する順に前記記録素子基板に配列されている請求項1乃至4のいずれか1項に記載のインクジェット記録方法。
- 前記水性インク中の前記染料の含有量(質量%)が、インク全質量を基準として、それぞれ、0.1質量%以上15.0質量%以下である請求項1乃至5のいずれか1項に記載のインクジェット記録方法。
- 前記シアンインクに含有される前記染料が、トリフェニルメタン又はフタロシアニンの骨格を有する請求項1乃至6のいずれか1項に記載のインクジェット記録方法。
- 前記マゼンタインクに含有される前記染料が、アゾ又はキサンテンの骨格を有する請求項1乃至7のいずれか1項に記載のインクジェット記録方法。
- 前記イエローインクに含有される前記染料が、アゾの骨格を有する請求項1乃至8のいずれか1項に記載のインクジェット記録方法。
- 前記マゼンタインクに含有される前記染料が、C.I.アシッドレッド249を含む請求項1乃至9のいずれか1項に記載のインクジェット記録方法。
- 前記他の部材が、放熱板である請求項1乃至10のいずれか1項に記載のインクジェット記録方法。
- 前記水性インクの動的表面張力が、それぞれ、30.0mN/m以上50.0mN/m以下である請求項1乃至11のいずれか1項に記載のインクジェット記録方法。
- 前記水性インクの動的表面張力が、それぞれ、35.0mN/m以上45.0mN/m以下である請求項1乃至12のいずれか1項に記載のインクジェット記録方法。
- 前記水性インクの動的表面張力が、それぞれ、38.0mN/m以上42.0mN/m以下である請求項1乃至13のいずれか1項に記載のインクジェット記録方法。
- 請求項1乃至14のいずれか1項に記載のインクジェット記録方法に用いられるインクジェット記録装置であって、
染料を含有する、シアンインク、マゼンタインク、及びイエローインクを含む複数の水性インクと、前記水性インクをそれぞれ収容するインク収容部と、熱エネルギーを発生する発熱部を有する、前記熱エネルギーの作用により前記水性インクを吐出する記録ヘッドと、を備え、
前記記録ヘッドが、前記水性インクのそれぞれに対応する複数の吐出口列が1の記録素子基板に設けられたものであり、
前記インク収容部が、熱可塑性樹脂で形成された筐体であるとともに、他の部材を介在させることなく前記記録ヘッドが貼り合わされており、
前記発熱部の前記水性インクと接する面に、タンタル及びタンタル酸化物の少なくともいずれかを含む保護層が形成されており、
前記吐出口列のうち、両端に位置する第1吐出口列及び第2吐出口列、並びに両端以外に位置する第3吐出口列のそれぞれに対応する前記水性インクが、下記の条件1及び条件2を満足し、
前記水性インクのそれぞれに含有される前記染料の水溶性の高低の順列と、前記水性インクのそれぞれの明度の高低の順列とが、逆順の関係にあることを特徴とするインクジェット記録装置。
条件1:前記第3吐出口列に対応する前記水性インクの動的表面張力(mN/m)の値が、前記第1吐出口列及び前記第2吐出口列のそれぞれに対応する前記水性インクの動的表面張力(mN/m)の最大値よりも小さい。
条件2:前記第3吐出口列に対応する前記水性インクの明度の値が、前記第1吐出口列及び前記第2吐出口列のそれぞれに対応する前記水性インクの明度の最小値よりも大きい。 - 請求項1乃至14のいずれか1項に記載のインクジェット記録方法に用いられるインクジェット記録装置であって、
染料を含有する、シアンインク、マゼンタインク、及びイエローインクを含む複数の水性インクと、前記水性インクをそれぞれ収容するインク収容部と、熱エネルギーを発生する発熱部を有する、前記熱エネルギーの作用により前記水性インクを吐出する記録ヘッドと、を備え、
前記記録ヘッドが、前記水性インクのそれぞれに対応する複数の吐出口列が1の記録素子基板に設けられたものであり、
前記インク収容部が、熱可塑性樹脂で形成された筐体であるとともに、他の部材を介在させることなく前記記録ヘッドが貼り合わされており、
前記発熱部の前記水性インクと接する面に、タンタル及びタンタル酸化物の少なくともいずれかを含む保護層が形成されており、
前記吐出口列のうち、両端に位置する第1吐出口列及び第2吐出口列、並びに両端以外に位置する第3吐出口列のそれぞれに対応する前記水性インクが、下記の条件1及び条件2を満足し、
前記シアンインクの動的表面張力γ C (mN/m)、前記マゼンタインクの動的表面張力γ M (mN/m)、及び前記イエローインクの動的表面張力γ Y (mN/m)が、γ C >γ M >γ Y の関係を満たすことを特徴とするインクジェット記録装置。
条件1:前記第3吐出口列に対応する前記水性インクの動的表面張力(mN/m)の値が、前記第1吐出口列及び前記第2吐出口列のそれぞれに対応する前記水性インクの動的表面張力(mN/m)の最大値よりも小さい。
条件2:前記第3吐出口列に対応する前記水性インクの明度の値が、前記第1吐出口列及び前記第2吐出口列のそれぞれに対応する前記水性インクの明度の最小値よりも大きい。
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