JP6859068B2 - 空気調和機の制御方法、空気調和機 - Google Patents
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Description
そこで、快適性を向上させることができる空気調和機の制御方法、空気調和機を提供する。
図1に示すように、本実施形態の空気調和機(以下、空調機1と称する)は、予め設定された温湿度範囲内の空気を対象空間に供給するものであり、制御装置2および空調本体部3を備えている。
フィルタ4は、いわゆる防塵フィルタであり、吸気に含まれるゴミや埃あるいは塵等を除去するものである。
再熱コイル6は、冷温水コイル5を通過した空気を、外部に設けられている冷温水熱源機6aから供給される温水を利用して必要に応じて再熱する。
ファン8は、ケーシング外から空気を空調本体部3に導入するとともに、加湿器7を通過した空気を空調の対象空間に供給するものであり、吸気および給気のために設けられている。
上記した構成の空調機1は、一般家庭で使用されるいわゆるエアコンとは異なり、比較的大型のものであって、例えば図2(A)に一例として示すように、建屋10全体に対する全館空調を行う空調機1Aや、建屋10内に個別に仕切られて設けられているブース11の空調を行う空調機1Bのような設置態様で使用される。このような大型の空調機1は、エアハンドリングユニットあるいは略してエアハン等と称されている。
また、空調機1は、図2(B)に示すように、空調が行われていない建屋10内のブース11を空調する空調機1Cのような設置態様も考えられる。これは、例えば工場内の塗装ブース等が想定される。
以下、冷房除湿モードにおけるオールフレッシュ空調の制御態様について説明する。
空調機1は、図3に示す処理において、まず周囲温度を測定する(S1)。本実施形態の場合、周囲温度は、空調機1Aであれば外気の温度、空調機1Bであれば建屋10内の温度である。続いて、空調機1は、測定した周囲温度に基づいて、制御上の上限となる空調目標温度を設定する(S2)。そして、空調機1は、空調処理すなわち設定した空調目標温度を用いた空調制御を行う(S3)。
さらに、温度差(ΔT)を5℃程度とする場合、対象空間への入出者が感じる不快感を抑えると同時に、設定温度の低すぎによる、退出時の不快感も抑え、さらに温度差(ΔT)を下げ過ぎることによる省エネ性の悪化も抑えることができる。
以下、冷房除湿モードにおける一般空調の制御態様について図5を参照しながら説明する。ただし、空調機1の構成ならびに処理の流れは上記したオールフレッシュ空調での制御態様と共通するため、図1から図3も参照しながら説明する。本制御態様では、図2(B)に示したような、空調が行われていない建屋10内のブース11を空調する空調機1Cを想定している。
この場合、空調機1により給気(P23)を上限湿度の露点温度(P22)まで冷却する際の冷却負荷は、前述の図4に示した従来の空調制御による冷却負荷よりも小さくなる。
以下、冷房再熱モードにおける制御態様について図6を参照しながら説明する。ただし、空調機1の構成ならびに処理の流れは上記したオールフレッシュ空調と共通するため、図1から図3も参照しながら説明する。また、本制御態様は、オールフレッシュ空調および一般空調の双方に対応するものである。
空調機1は、対象空間の周囲の温度である周囲温度を測定し、対象空間に供給する空気の制御上の上限の温度である空調目標温度を、温湿度範囲内であって且つ周囲温度に対して予め設定された温度差に設定する。そして、空調機1は、設定した空調目標温度を上限とした空調制御を行う制御方法を採用している。
したがって、快適性を向上させることができる。
したがって、冷却負荷や再熱負荷が不必要に発生してしまうことを抑制することができる。
実施形態で示した温度や湿度の数値は一例であり、それらに限定されない。
実施形態では冷温水コイル5を用いる構成例を示したが、冷温水コイル5の代わりに、冷却のみを行う冷水コイルを採用する構成とすることができる。
例えば、周囲温度に基づいて、周囲温度が高いほど温度差(ΔT)を大きくすることができる。これにより、空調の効果を一層感じさせることができる。
また、同じ温度であっても湿度が低いほど体感温度は下がると考えられるため、湿度が低いほど温度差(ΔT)を小さくすることができる。これにより、快適性の向上と負荷つまりは消費電力の削減とを両立させることができる。
Claims (4)
- 予め設定された温湿度範囲内の空気を対象空間に供給する空気調和機の制御方法であって、
冷房時に、前記対象空間の周囲の温度である周囲温度を測定し、前記対象空間に供給する空気の制御上の上限の温度である空調目標温度を前記温湿度範囲内であって且つ前記周囲温度に対して予め設定された温度差に設定し、設定した前記空調目標温度を上限とした空調制御を行い、
前記空調制御では、吸気の露点温度と前記空調目標温度における前記温湿度範囲内の上限湿度の露点温度とを比較し、吸気の露点温度が上限湿度の露点温度よりも高い場合には、吸気を上限湿度の露点温度まで冷却する処理を行う一方、吸気の露点温度が上限湿度の露点温度以下の場合には、吸気を露点温度まで冷却する処理は行わない空気調和機の制御方法。 - 前記温度差を、前記対象空間の周囲の温度および湿度の少なくとも一方に基づいて設定する請求項1記載の空気調和機の制御方法。
- 前記温度差を、3℃から8℃の範囲に設定することを特徴とする請求項1または2記載の空気調和機の制御方法。
- 予め設定された温湿度範囲内の空気を対象空間に供給する空気調和機であって、
前記対象空間の周囲の温度である周囲温度を測定する温度測定部と、
前記対象空間に供給する空気の制御上の上限の温度である空調目標温度を前記温湿度範囲内であって且つ前記周囲温度に対して予め設定された温度差に設定する設定部と、
設定した前記空調目標温度を上限とした空調制御を行う制御部と、を備え、
前記制御部は、冷房時に、前記空調制御において、吸気の露点温度と前記空調目標温度における前記温湿度範囲内の上限湿度の露点温度とを比較し、吸気の露点温度が上限湿度の露点温度よりも高い場合には、吸気を上限湿度の露点温度まで冷却する処理を行う一方、吸気の露点温度が上限湿度の露点温度以下の場合には、吸気を露点温度まで冷却する処理は行わない空気調和機。
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