JP6855835B2 - 電池満充電容量推定装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電池の満充電容量を推定する電池満充電容量推定装置に関する。
既存の電池満充電容量推定装置として、充電終了時の電池の充電率から充電開始時の電池の充電率を減算した結果である充電率差分値、及び、充電中の電池に流れる電流の積算値である電流積算値を算出し、電流積算値を充電率差分値で除算した結果を電池の満充電容量として推定するものがある。
関連する技術として、例えば、特許文献1がある。
特開2009−519701号公報
しかしながら、既存の電池満充電容量推定装置では、分極が大きく、かつ、分極解消に長時間を要する電池(例えば、SiO負極を採用したリチウムイオン電池)の満充電容量を推定する場合、電池の充電後に得られる、電池の充電率と電池の開回路電圧との対応関係を示すSOC−OCV曲線と電池の放電後に得られるSOC−OCV曲線とが互いに同じにならず、開回路電圧に対応する充電率を一意に決めることができないため、上記充電率差分値を精度良く算出することができず、満充電容量の推定精度が低下するおそれがある。
本発明の一側面に係る目的は、分極が大きく、かつ、分極解消に長時間を要する電池の満充電容量の推定精度を向上させることが可能な電池満充電容量推定装置を提供することである。
本発明に係る一つの形態である電池満充電容量推定装置は、記憶部と、推定部と、判定部とを備える。
記憶部は、電池の充電後に得られる電池の充電率と電池の開回路電圧との対応関係を示す充電用SOC−OCV曲線、及び、電池の放電後に得られる電池の充電率と開回路電圧との対応関係を示す放電用SOC−OCV曲線を記憶する。
推定部は、充電終了時の電池の充電率から充電開始時の電池の充電率を減算した結果である充電率差分値、及び、充電中の電池に流れる電流の積算値である電流積算値を算出し、電流積算値を充電率差分値で除算した結果を電池の満充電容量として推定する。
判定部は、現在の電池の充電率と現在の電池の開回路電圧とが対応する点が放電用SOC−OCV曲線上または充電用SOC−OCV曲線上に存在しているか否かを判定する。
推定部は、満充電容量の推定開始時、現在の電池の充電率と現在の電池の開回路電圧とが対応する点が放電用SOC−OCV曲線上に存在していると判定部により判定されると、放電用SOC−OCV曲線を参照し、充電前の電池の開回路電圧に対応する充電率を、充電開始時の電池の充電率とするとともに、充電用SOC−OCV曲線を参照し、充電後の電池の開回路電圧に対応する充電率を、充電終了時の電池の充電率とする。
推定部は、満充電容量の推定開始時、現在の電池の充電率と現在の電池の開回路電圧とが対応する点が充電用SOC−OCV曲線上に存在していると判定部により判定されると、充電用SOC−OCV曲線を参照し、充電前の電池の開回路電圧に対応する充電率を、充電開始時の電池の充電率とするとともに、充電用SOC−OCV曲線を参照し、充電後の電池の開回路電圧に対応する充電率を、充電終了時の電池の充電率とする。
本発明によれば、分極が大きく、かつ、分極解消に長時間を要する電池の満充電容量の推定精度を向上させることができる。
実施形態の電池満充電容量推定装置の一例を示す図である。 充電用SOC−OCV曲線、放電用SOC−OCV曲線、及び内分比情報の一例を示す図である。 判定部の動作の一例を示すフローチャートである。 推定部の動作の一例を示すフローチャートである。 推定部の動作の他の例を示すフローチャートである。 EVモード期間、HVモード期間、及び充電器充電期間における電池の電圧の変動例を示す図である。 充電用内分比情報及び放電用内分比情報の一例を示す図である。
以下図面に基づいて実施形態について詳細を説明する。
図1は、実施形態の電池満充電容量推定装置の一例を示す図である。
図1に示す電池満充電容量推定装置は、電池Bの充電率を推定するものであって、スイッチSWと、電流検出部1と、電圧検出部2と、記憶部3と、満充電容量推定部4とを備える。
電池Bは、例えば、1つの二次電池(例えば、リチウムイオン電池、ニッケル水素電池、または電気二重層コンデンサなど)により構成されてもよいし、2つ以上の二次電池により構成されてもよい。また、スイッチSWが導通しているとき、充電器Chから電池Bへ電力が供給されると、または、電池Bが搭載される車両Ve(例えば、ハイブリッド車、プラグインハイブリッド車、または電気自動車など)の負荷Lo(例えば、モータなど)から電池Bへ回生電力が供給されると、電池Bが充電される。また、スイッチSWが導通しているとき、電池Bから負荷Loへ電力が供給されると、電池Bが放電される。また、電池Bは、分極が大きく、かつ、分極解消に長時間を要するものであって、図2(a)や図2(b)に示すように、充電後に得られる電池Bの充電率SOC(State Of Charge)と開回路電圧OCV(Open Circuit Voltage)との対応関係を示す充電用SOC−OCV曲線と、放電後に得られる電池Bの充電率SOCと開回路電圧OCVとの対応関係を示す放電用SOC−OCV曲線とが互いに同じにならないものとする。なお、充電率SOCは、電池Bの満充電容量に対する電池Bの現在の容量の割合[%]を示すものとする。また、充電用SOC−OCV曲線及び放電用SOC−OCV曲線は、例えば、実験またはシミュレーションにより取得されるものであり、電池Bの充電または放電が終了してから所定時間経過後に取得されるものとする。
図1に示す電流検出部1は、例えば、ホール素子またはシャント抵抗により構成され、電池Bに流れる電流Iを検出する。
電圧検出部2は、例えば、IC(Integrated Circuit)により構成され、電池Bの電圧Vを検出する。
記憶部3は、例えば、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)により構成され、図2(a)や図2(b)に示す充電用SOC−OCV曲線及び放電用SOC−OCV曲線、並びに、図2(c)に示す容量差と内分比との対応関係を示す内分比情報を記憶する。容量差とは、充電後の電池Bの容量と充電前の電池Bの容量との差分、または、放電前の電池Bの容量と放電後の電池Bの容量との差分である。内分比とは、充電用SOC−OCV曲線と放電用SOC−OCV曲線との間の開回路電圧軸方向の線分または充電率軸方向の線分において、充電用SOC−OCV曲線または放電用SOC−OCV曲線を基準として、現在の電池Bの充電率と開回路電圧とに対応する所定の内分点で内分されるときの比である。
充電後の電池Bの容量と充電前の電池Bの容量との容量差が図2(c)に示す閾値Cth以上である場合、充電後の電池Bの開回路電圧に対応する充電後の電池Bの充電率は、図2(a)や図2(b)に示す充電用SOC−OCV曲線に示される充電率SOCと一致する。すなわち、充電後の電池Bの容量と充電前の電池Bの容量との容量差が図2(c)に示す閾値Cth以上である場合、充電後の電池Bの充電率と開回路電圧とが対応する点は、図2(a)や図2(b)に示す充電用SOC−OCV曲線上に存在する。言い換えると、閾値Cthは電池Bの充電率と開回路電圧とが対応する点が放電用SOC−OCV曲線上に存在する状態から充電用SOC−OCV曲線上に存在する状態に移行するのに必要な容量差を示す。このように、充電後の電池Bの充電率と開回路電圧とが対応する点が充電用SOC−OCV曲線上に存在している場合、充電後の電池Bの開回路電圧から一意に充電率を推定することができる。
放電前の電池Bの容量と放電後の電池Bの容量との容量差が図2(c)に示す閾値Cth以上である場合、放電後の電池Bの開回路電圧OCVに対応する放電後の電池Bの充電率は、図2(a)や図2(b)に示す放電用SOC−OCV曲線に示される充電率SOCと一致する。すなわち、放電前の電池Bの容量と放電後の電池Bの容量との容量差が図2(c)に示す閾値Cth以上である場合、放電後の電池Bの充電率と開回路電圧とが対応する点は、図2(a)や図2(b)に示す放電用SOC−OCV曲線上に存在する。言い換えると、閾値Cthは電池Bの充電率と開回路電圧とが対応する点が充電用SOC−OCV曲線上に存在する状態から放電用SOC−OCV曲線上に存在する状態に移行するのに必要な容量差を示す。このように、放電後の電池Bの充電率と開回路電圧とが対応する点が放電用SOC−OCV曲線上に存在している場合、放電後の電池Bの開回路電圧から一意に充電率を推定することができる。なお、閾値Cthは充電時と放電時とで異なる値でもよい。
放電後の電池Bの充電率と開回路電圧とが対応する点が放電用SOC−OCV曲線上に存在している状態から電池Bが充電された場合で、かつ、充電後の電池Bの容量と充電前の電池Bの容量との容量差が閾値Cth未満である場合、その容量差に対応する内分比情報の内分比は、充電用SOC−OCV曲線と放電用SOC−OCV曲線との間の開回路電圧軸方向の線分または充電率軸方向の線分において、充電後の電池Bの充電率と開回路電圧とが対応する点が放電用SOC−OCV曲線からどのくらい離れているかを示している。
充電後の電池Bの充電率と開回路電圧とが対応する点が充電用SOC−OCV曲線上に存在している状態から電池Bが放電された場合で、かつ、放電前の電池Bの容量と放電後の電池Bの容量との容量差が閾値Cth未満である場合、その容量差に対応する内分比情報の内分比は、充電用SOC−OCV曲線と放電用SOC−OCV曲線との間の開回路電圧軸方向の線分または充電率軸方向の線分において、放電後の電池Bの充電率と開回路電圧とが対応する点が充電用SOC−OCV曲線からどのくらい離れているかを示している。
また、図1に示す満充電容量推定部4は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、マルチコアCPU、またはプログラマブルなデバイス(FPGA(Field Programmable Gate Array)やPLD(Programmable Logic Device)など)により構成され、判定部41と、推定部42と、制御部43とを備える。例えば、CPU、マルチコアCPU、またはプログラマブルなデバイスが記憶部3などに記憶されているプログラムを実行することにより、判定部41、推定部42、及び制御部43が実現される。
判定部41は、現在の電池Bの充電率と現在の電池Bの開回路電圧とが対応する点が放電用SOC−OCV曲線上または充電用SOC−OCV曲線上に存在しているか否かを判定する。
推定部42は、スイッチSWを遮断させているとき、電圧検出部2により検出される電圧Vを現在の電池Bの開回路電圧として取得する。なお、推定部42は、スイッチSWを導通させているときで、かつ、電池Bに電流が流れていないとき、電圧検出部2により検出される電圧Vを現在の電池Bの開回路電圧として取得してもよい。
また、推定部42は、充電開始時及び充電終了時に、現在の電池Bの充電率と現在の電池Bの開回路電圧とが対応する点が放電用SOC−OCV曲線上または充電用SOC−OCV曲線上に存在している場合のみ、電池Bの満充電容量を推定する。
すなわち、推定部42は、電池Bの満充電容量の推定開始時、現在の電池Bの充電率と現在の電池Bの開回路電圧とが対応する点が放電用SOC−OCV曲線上に存在していると判定部41により判定されると、放電用SOC−OCV曲線を参照し、充電前の電池Bの開回路電圧に対応する充電率を、充電開始時の電池Bの充電率とするとともに、充電後の電池Bの充電率と充電後の電池Bの開回路電圧とが対応する点が充電用SOC−OCV曲線上に存在していると判定部41により判定されると、充電用SOC−OCV曲線を参照し、充電後の電池Bの開回路電圧に対応する充電率を、充電終了時の電池Bの充電率とする。
また、推定部42は、電池Bの満充電容量の推定開始時、現在の電池Bの充電率と現在の電池Bの開回路電圧とが対応する点が充電用SOC−OCV曲線上に存在していると判定部41により判定されると、充電用SOC−OCV曲線を参照し、充電前の電池Bの開回路電圧に対応する充電率を、充電開始時の電池Bの充電率とするとともに、充電用SOC−OCV曲線を参照し、充電後の電池Bの開回路電圧に対応する充電率を、充電終了時の電池Bの充電率とする。
また、推定部42は、充電終了時の電池Bの充電率から充電開始時の電池Bの充電率を減算した結果である充電率差分値、及び、充電中の電池Bに流れる電流の積算値である電流積算値を算出し、電流積算値を充電率差分値で除算した結果を電池Bの満充電容量として推定する。
制御部43は、電池Bの充放電を制御する。
すなわち、制御部43は、電池Bの満充電容量の推定開始時、現在の電池Bの充電率と現在の電池Bの開回路電圧とが対応する点が放電用SOC−OCV曲線上に存在していると判定部41により判定されると、充電開始時の電池Bの充電率を求めた後、電池Bを充電させる。
また、制御部43は、電池Bの満充電容量の推定開始時、現在の電池Bの充電率と現在の電池Bの開回路電圧とが対応する点が充電用SOC−OCV曲線上に存在していると判定部41により判定されると、充電開始時の電池Bの充電率を求めた後、電池Bを充電させる。
図3は、判定部41の動作の一例を示すフローチャートである。
まず、判定部41は、放電前の電池Bの容量と放電後の電池Bの容量との放電容量差を求め、その放電容量差が閾値Cth以上であるか否かを判断する(S31)。なお、例えば、判定部41は、電池Bの放電開始から放電終了までの間において、検出タイミング毎に電流検出部1により検出される電流Iの積算値ΔI[Ah]を求め、その求めた積算値ΔIを、放電容量差とする。または、例えば、判定部41は、ΔSOC[%]=((放電前の電池Bの容量[Ah]−放電後の電池Bの容量[Ah])/電池Bの満充電容量[Ah])×100を計算し、その計算結果であるΔSOCを、放電容量差とする。または、例えば、判定部41は、ΔV=(放電前の電池Bの電圧V−放電後の電池Bの電圧V)を計算し、その計算結果であるΔVを、放電容量差とする。また、上記放電容量差は、断続的に放電が繰り返されたときの放電容量差の和としてもよい。
次に、判定部41は、放電容量差が閾値Cth以上であると判断すると(S31:Yes)、現在の電池Bの充電率と開回路電圧とが対応する点が放電用SOC−OCV曲線上に存在していると判定する(S32)。
一方、判定部41は、放電容量差が閾値Cth未満であると判断すると(S31:No)、充電後の電池Bの容量と充電前の電池Bの容量との充電容量差を求め、その充電容量差が閾値Cth以上であるか否かを判断する(S33)。例えば、判定部41は、電池Bの充電開始から充電終了までの間において、検出タイミング毎に電流検出部1により検出される電流Iの積算値ΔI[Ah]を求め、その求めた積算値ΔIを、充電容量差とする。または、例えば、判定部41は、ΔSOC[%]=((充電後の電池Bの容量[Ah]−充電前の電池Bの容量[Ah])/電池Bの満充電容量[Ah])×100を計算し、その計算結果であるΔSOCを、充電容量差とする。または、例えば、判定部41は、ΔV=(充電後の電池Bの電圧V−充電前の電池Bの電圧V)を計算し、その計算結果であるΔVを、充電容量差とする。また、上記充電容量差は、断続的に充電が繰り返されたときの充電容量差の和としてもよい。
次に、判定部41は、充電容量差が閾値Cth以上であると判断すると(S33:Yes)、現在の電池Bの充電率と開回路電圧とが対応する点が充電用SOC−OCV曲線上に存在していると判定する(S34)。
一方、判定部41は、充電容量差が閾値Cth未満であると判断すると(S33:No)、放電後または充電後の現在の電池Bの充電率と開回路電圧とが対応する点が、放電用SOC−OCV曲線上または充電用SOC−OCV曲線上に存在しているか否かがわからないと判定する(S35)。
図4は、推定部42の動作の一例を示すフローチャートである。
まず、推定部42は、満充電容量推定開始時、現在の電池Bの充電率と開回路電圧とが対応する点が放電用SOC−OCV曲線上に存在していると判定部41により判定されると(充電開始時に、電池Bの充電率と開回路電圧とが対応する点が放電用SOC−OCV曲線上に存在しているとき)(S41:Yes)、放電用SOC−OCV曲線を参照し、充電前の電池Bの開回路電圧に対応する充電率を、充電開始時の電池Bの充電率とする(S42)。例えば、推定部42は、満充電容量推定開始時、現在の電池Bの充電率と現在の電池Bの開回路電圧とが対応する点が放電用SOC−OCV曲線上に存在していると判定部41により判定されると、図2(a)に示す放電用SOC−OCV曲線を参照し、充電前の開回路電圧OCV11に対応する充電率SOC11を、充電開始時の電池Bの充電率とする。
次に、図4において、推定部42は、制御部43により電池Bを充電させる(S43)。
次に、推定部42は、S43の充電動作において求められた充電容量差が閾値Cth以上であると判断した場合(充電終了時に、電池Bの充電率と開回路電圧とが対応する点が充電用SOC−OCV曲線上に存在しているとき)(S44:Yes)、充電用SOC−OCV曲線を参照し、充電後の電池Bの開回路電圧に対応する充電率を、充電終了時の電池Bの充電率とする(S45)。例えば、推定部42は、電池Bを充電させた後、充電容量差が閾値Cth以上であると判断した場合、図2(a)に示す充電用SOC−OCV曲線を参照し、充電後の電池Bの開回路電圧OCV12に対応する充電率SOC12を、充電終了時の電池Bの充電率とする。
次に、図4において、推定部42は、充電終了時の電池Bの充電率から充電開始時の電池Bの充電率を減算した結果である充電率差分値、及び、充電中の電池Bに流れる電流の積算値である電流積算値を算出し、電流積算値を充電率差分値で除算した結果を電池Bの満充電容量として推定する(S46)。例えば、推定部42は、図2(a)に示す充電終了時の電池Bの充電率SOC12から充電開始時の電池Bの充電率SOC11を減算した結果を充電率差分値とする。また、例えば、推定部42は、電池Bの充電開始時から充電終了時までの間において、検出タイミング毎に電流検出部1により検出される電流Iの積算値ΔI[Ah]を求め、その求めた積算値ΔIを、電流積算値とする。
一方、図4において、推定部42は、S43の充電動作において求められた充電容量差が閾値Cth未満であると判断した場合(S44:No)、満充電容量を推定しない(S47)。
また、推定部42は、満充電容量推定開始時、現在の電池Bの充電率と開回路電圧とが対応する点が充電用SOC−OCV曲線上に存在していると判定部41により判定されると(充電開始時に、電池Bの充電率と開回路電圧とが対応する点が充電用SOC−OCV曲線上に存在しているとき)(S41:No、S48:Yes)、充電用SOC−OCV曲線を参照し、充電前の電池Bの開回路電圧に対応する充電率を、充電開始時の電池Bの充電率とする(S49)。例えば、推定部42は、満充電容量推定開始時、現在の電池Bの充電率と現在の電池Bの開回路電圧とが対応する点が充電用SOC−OCV曲線上に存在していると判定部41により判定されると、図2(b)に示す充電用SOC−OCV曲線を参照し、充電前の電池Bの開回路電圧OCV21に対応する充電率SOC21を、充電開始時の電池Bの充電率とする。
次に、図4において、推定部42は、制御部43により電池Bを充電させる(S50)。
次に、推定部42は、充電用SOC−OCV曲線を参照し、充電後の電池Bの開回路電圧に対応する充電率を、充電終了時の電池Bの充電率とする(S45)。例えば、推定部42は、電池Bを充電させた後、図2(b)に示す充電用SOC−OCV曲線を参照し、充電後の電池Bの開回路電圧OCV22に対応する充電率SOC22を、充電終了時の電池Bの充電率とする。なお、充電開始時、電池Bの充電率と開回路電圧とが対応する点が充電用SOC−OCV曲線上に存在する場合は、充電終了時も、電池Bの充電率と開回路電圧とが対応する点が充電用SOC−OCV曲線上に存在する。
次に、図4において、推定部42は、充電終了時の電池Bの充電率から充電開始時の電池Bの充電率を減算した結果である充電率差分値、及び、充電中の電池Bに流れる電流の積算値である電流積算値を算出し、電流積算値を充電率差分値で除算した結果を電池Bの満充電容量として推定する(S46)。例えば、推定部42は、図2(b)に示す充電終了時の電池Bの充電率SOC22から充電開始時の電池Bの充電率SOC21を減算した結果を充電率差分値とする。また、例えば、推定部42は、電池Bの充電開始時から充電終了時までの間において、検出タイミング毎に電流検出部1により検出される電流Iの積算値ΔI[Ah]を求め、その求めた積算値ΔIを、電流積算値とする。
また、図4において、推定部42は、満充電容量推定開始時の現在の電池Bの充電率と開回路電圧とが対応する点が放電用SOC−OCV曲線上または充電用SOC−OCV曲線上に存在しているか否かがわからないと判定部41により判定されると(S41:No、S48:No)、電池Bの満充電容量を推定しない(S47)。
このように、実施形態の電池満充電容量推定装置は、充電開始時及び充電終了時に、現在の電池Bの充電率と現在の電池Bの開回路電圧とが対応する点が放電用SOC−OCV曲線上または充電用SOC−OCV曲線上に存在している場合のみ、電池Bの満充電容量を推定する構成である。これにより、充電開始時の電池Bの充電率を放電用SOC−OCV曲線または充電用SOC−OCV曲線を用いて一意に求めることができるとともに、充電終了時の電池Bの充電率を充電用SOC−OCV曲線を用いて一意に求めることができる。そのため、電池Bが、分極が大きく、かつ、分極解消に長時間を要する電池であっても、充電率差分値を精度良く算出することができ、電池Bの満充電容量を精度良く推定することができる。
また、本発明は、以上の実施の形態に限定されるものでなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変更が可能である。
図5は、推定部42の動作の他の例を示すフローチャートである。なお、図5に示すS41〜S50は、図4に示すS41〜S50と同様であるため、その説明を省略する。
推定部42は、満充電容量推定開始時の現在の電池Bの充電率と開回路電圧とが対応する点が放電用SOC−OCV曲線上または充電用SOC−OCV曲線上に存在しているか否かがわからないと判定部41により判定されると(S41:No、S48:No)、制御部43により、現在の電池Bの充電率と開回路電圧とが対応する点が充電用SOC−OCV曲線上に存在するようになるまで電池Bを充電させた後(S51)、電池Bの充電を休止させる(S52)。例えば、推定部42は、S51において、閾値Cth以上の充電容量差分電池Bを充電させる。または、推定部42は、上記S51において、現在の内分比に基づいて、現在の電池Bの充電率と開回路電圧とが対応する点が充電用SOC−OCV曲線上に存在するようになるまでに必要な残りの充電容量差を求め、その残りの充電容量差の分電池Bを充電させる。なお、電池Bの充電率と開回路電圧とが対応する点が充電用SOC−OCV曲線上に存在するようになるのに必要な充電量よりも大きい充電量の充電をしてもよい。また、例えば、推定部42は、S52において、制御部43から充電器Chへ送られる電流指令値をゼロにすることにより、電池Bの充電を休止させる。
次に、推定部42は、充電用SOC−OCV曲線を参照し、充電休止中の電池Bの開回路電圧に対応する充電率を、充電開始時の電池Bの充電率とする(S53)。なお、推定部42は、電池Bの充電休止中(充電器Chから電池Bへ電流が流れていないとき)、スイッチSWを導通させている状態で、電圧検出部2により検出される電圧V(閉回路電圧)を「充電休止中の電池Bの開回路電圧」として取得してもよい。また、以降の推定部42の動作(S50、S45、S46)は、図4に示すS50、S45、S46の動作と同様である。
このように、図5に示す推定部42の動作例では、満充電容量の推定開始時、現在の電池Bの充電率と開回路電圧とが対応する点が放電用SOC−OCV曲線上または充電用SOC−OCV曲線上に存在しているか否かがわからないと判定部41により判定されると、現在の電池Bの充電率と開回路電圧とが対応する点が充電用SOC−OCV曲線上に存在するようになるまで電池Bを充電させた後の電池Bの充電休止において、充電用SOC−OCV曲線を参照し、充電休止中の電池Bの開回路電圧に対応する充電率を、充電開始時の電池Bの充電率とするとともに、電池Bの充電を再開させた後の電池Bの充電後において、充電用SOC−OCV曲線を参照し、充電後の電池Bの開回路電圧に対応する充電率を、充電終了時の電池Bの充電率としている。これにより、電池Bの充電率と開回路電圧とが対応する点が放電用SOC−OCV曲線上または充電用SOC−OCV曲線上に存在しているか否かがわからない場合であっても、充電開始時の電池Bの充電率及び充電終了時の電池Bの充電率を精度良く算出することができるため、充電率差分値を精度良く算出することができ、電池Bの満充電容量を精度良く推定することができる。
また、例えば、制御部43は、充電器Chによる電池Bの充電開始時、現在の電池Bの充電率と開回路電圧とが対応する点が放電用SOC−OCV曲線上に存在していないとき、電池Bが搭載される車両Veの走行履歴から現在の内分比を求め、その求めた内分比と充電用内分比情報とを用いて電池Bの充電率と開回路電圧とが対応する点が充電用SOC−OCV曲線上に存在するようになるまでに必要な充電容量差を求め、その求めた充電容量差分電池Bを充電させた後、電池Bの充電を休止させるように構成してもよい。
例えば、車両Veがプラグインハイブリッド車である場合を想定する。
図6は、車両Veが電池Bから供給される電力によって走行する期間(EVモード期間)、車両Veが電池Bから供給される電力やガソリンエンジンの駆動力によって走行する期間(HVモード期間)、及び充電器Chにより電池Bが充電される期間(充電器充電期間)における電池Bの電圧の変動例を示す図である。
まず、制御部43は、図6に示すEVモード期間やHVモード期間において、現在の内分比を定期的に求め、それら内分比を「車両の走行履歴」として記憶部3に記憶させる。
次に、制御部43は、図6に示すHVモード期間から充電器充電期間に切り替わるとき、すなわち、充電器Chによる充電開始時、現在の電池Bの充電率と開回路電圧とが対応する点が放電用SOC−OCV曲線上に存在していないと判定部41により判定されると、記憶部3に記憶される内分比のうちの最新の内分比paを「現在の内分比」として求める。
次に、制御部43は、図7(a)に示す充電用内分比情報を参照して、現在の内分比paに対応する充電容量差aを求める。
次に、制御部43は、閾値Cth1から充電容量差aを減算した値を、電池Bの充電率と開回路電圧とが対応する点が充電用SOC−OCV曲線上に存在するようになるまでに必要な充電容量差bとする。
そして、制御部43は、その充電容量差b分電池Bを充電させた後、満充電容量推定に用いる充電開始時の充電率を求めるために、電池Bの充電を休止させる。
なお、充電容量差bは、閾値Cth1から充電容量差aを減算した値よりも大きい値でもよい。
例えば、HVモード期間の最後が放電で終わり、充電器充電期間で充電されるように、放電から充電に切り替わる場合を想定し、より詳しく説明する。
図7(a)は、内分比と、充電後の電池Bの容量と充電前の電池Bの容量との容量差との対応関係を示す充電用内分比情報の一例を示す図であり、図7(b)は、内分比と、放電前の電池Bの容量と放電後の電池Bの容量との容量差との対応関係を示す放電用内分比情報の一例を示す図である。充電用内分比情報と放電用内分比情報は記憶部3に記憶される。なお、図7(a)に示す充電用内分比情報に示される内分比及び図7(b)に示す放電用内分比情報に示される内分比は共に放電用SOC−OCV曲線を基準としている。また、図7(a)に示す閾値Ch1と図7(b)に示す閾値Ch2とは同じ値であってもよいし、異なる値であってもよい。
まず、推定部42は、図7(b)(c)に示すように、電池Bの状態がHVモード期間の放電から充電器充電期間の充電に切り替わるとき、切り替わる直前の放電の容量差が閾値未満である場合、それまでの車両の走行履歴と放電用内分比情報とを参照して内分比paを求める。そして、図7(a)に示す充電用内分比情報を参照して、内分比paに対応する充電容量差aを求める。その後は上述した内容と同じため省略する。
このように、充電器Chによる充電開始時、車両Veの走行履歴から現在の内分比paを求め、その求めた内分比paと充電用内分比情報とを用いて電池Bの充電率と開回路電圧とが対応する点が充電用SOC−OCV曲線上に存在するようになるまでに必要な充電容量差bを求め、その求めた充電容量差b分電池Bを充電させた後、電池Bの充電を休止させているため、充電休止中において、充電開始時の充電率を精度良く求めることができ、満充電容量の推定精度を向上させることができる。
1 電流検出部
2 電圧検出部
3 記憶部
4 満充電容量推定部
B 電池
SW スイッチ

Claims (4)

  1. 電池の充電後に得られる前記電池の充電率と前記電池の開回路電圧との対応関係を示す充電用SOC−OCV曲線、及び、前記電池の放電後に得られる前記充電率と前記開回路電圧との対応関係を示す放電用SOC−OCV曲線を記憶する記憶部と、
    充電終了時の前記電池の充電率から充電開始時の前記電池の充電率を減算した結果である充電率差分値、及び、充電中の前記電池に流れる電流の積算値である電流積算値を算出し、前記電流積算値を前記充電率差分値で除算した結果を前記電池の満充電容量として推定する推定部と、
    放電前の前記電池の容量と放電後の前記電池の容量との放電容量差が閾値以上であると、前記電池の充電率と前記電池の開回路電圧とが対応する点が前記放電用SOC−OCV曲線上に存在していると判定し、充電後の前記電池の容量と充電前の前記電池の容量との充電容量差が前記閾値以上であると、前記電池の充電率と前記電池の開回路電圧とが対応する点が前記充電用SOC−OCV曲線上に存在していると判定する判定部と、
    を備え、
    前記推定部は、
    前記満充電容量の推定開始時、充電開始時の前記電池の充電率と充電開始時の前記電池の開回路電圧とが対応する点が前記放電用SOC−OCV曲線上に存在していると前記判定部により判定されると、前記放電用SOC−OCV曲線を参照し、充電開始時の前記電池の開回路電圧に対応する充電率を、充電開始時の前記電池の充電率とするとともに、前記充電用SOC−OCV曲線を参照し、充電終了時の前記電池の開回路電圧に対応する充電率を、充電終了時の前記電池の充電率とし、
    前記満充電容量の推定開始時、充電開始時の前記電池の充電率と充電開始時の前記電池の開回路電圧とが対応する点が前記充電用SOC−OCV曲線上に存在していると前記判定部により判定されると、前記充電用SOC−OCV曲線を参照し、充電開始時の前記電池の開回路電圧に対応する充電率を、充電開始時の前記電池の充電率とするとともに、前記充電用SOC−OCV曲線を参照し、充電終了時の前記電池の開回路電圧に対応する充電率を、充電終了時の前記電池の充電率とする
    ことを特徴とする電池満充電容量推定装置。
  2. 電池の充電後に得られる前記電池の充電率と前記電池の開回路電圧との対応関係を示す充電用SOC−OCV曲線、及び、前記電池の放電後に得られる前記充電率と前記開回路電圧との対応関係を示す放電用SOC−OCV曲線を記憶する記憶部と、
    充電終了時の前記電池の充電率から充電開始時の前記電池の充電率を減算した結果である充電率差分値、及び、充電中の前記電池に流れる電流の積算値である電流積算値を算出し、前記電流積算値を前記充電率差分値で除算した結果を前記電池の満充電容量として推定する推定部と、
    前記電池の充電率と前記電池の開回路電圧とが対応する点が前記放電用SOC−OCV曲線上または前記充電用SOC−OCV曲線上に存在しているか否かを判定する判定部と、
    を備え、
    前記判定部は、充電後の前記電池の容量と充電前の前記電池の容量との充電容量差が、前記電池の充電率と前記電池の開回路電圧とが対応する点が前記放電用SOC−OCV曲線上に存在する状態から前記充電用SOC−OCV曲線上に存在する状態に移行するのに必要な容量差以上であると、前記電池の充電率と前記電池の開回路電圧とが対応する点が前記充電用SOC−OCV曲線上に存在していると判定し、
    前記推定部は、
    前記満充電容量の推定開始時、充電開始時の前記電池の充電率と充電開始時の前記電池の開回路電圧とが対応する点が前記放電用SOC−OCV曲線上に存在していると前記判定部により判定されると、前記放電用SOC−OCV曲線を参照し、充電開始時の前記電池の開回路電圧に対応する充電率を、充電開始時の前記電池の充電率とするとともに、前記充電用SOC−OCV曲線を参照し、充電終了時の前記電池の開回路電圧に対応する充電率を、充電終了時の前記電池の充電率とし、
    前記満充電容量の推定開始時、充電開始時の前記電池の充電率と充電開始時の前記電池の開回路電圧とが対応する点が前記充電用SOC−OCV曲線上に存在していると前記判定部により判定されると、前記充電用SOC−OCV曲線を参照し、充電開始時の前記電池の開回路電圧に対応する充電率を、充電開始時の前記電池の充電率とするとともに、前記充電用SOC−OCV曲線を参照し、充電終了時の前記電池の開回路電圧に対応する充電率を、充電終了時の前記電池の充電率とする
    ことを特徴とする電池満充電容量推定装置。
  3. 電池の充電後に得られる前記電池の充電率と前記電池の開回路電圧との対応関係を示す充電用SOC−OCV曲線、及び、前記電池の放電後に得られる前記充電率と前記開回路電圧との対応関係を示す放電用SOC−OCV曲線を記憶する記憶部と、
    充電終了時の前記電池の充電率から充電開始時の前記電池の充電率を減算した結果である充電率差分値、及び、充電中の前記電池に流れる電流の積算値である電流積算値を算出し、前記電流積算値を前記充電率差分値で除算した結果を前記電池の満充電容量として推定する推定部と、
    前記電池の充電率と前記電池の開回路電圧とが対応する点が前記放電用SOC−OCV曲線上または前記充電用SOC−OCV曲線上に存在しているか否かを判定する判定部と、
    を備え、
    前記推定部は、
    前記満充電容量の推定開始時、充電開始時の前記電池の充電率と充電開始時の前記電池の開回路電圧とが対応する点が前記放電用SOC−OCV曲線上に存在していると前記判定部により判定されると、前記放電用SOC−OCV曲線を参照し、充電開始時の前記電池の開回路電圧に対応する充電率を、充電開始時の前記電池の充電率とするとともに、前記充電用SOC−OCV曲線を参照し、充電終了時の前記電池の開回路電圧に対応する充電率を、充電終了時の前記電池の充電率とし、
    前記満充電容量の推定開始時、充電開始時の前記電池の充電率と充電開始時の前記電池の開回路電圧とが対応する点が前記充電用SOC−OCV曲線上に存在していると前記判定部により判定されると、前記充電用SOC−OCV曲線を参照し、充電開始時の前記電池の開回路電圧に対応する充電率を、充電開始時の前記電池の充電率とするとともに、前記充電用SOC−OCV曲線を参照し、充電終了時の前記電池の開回路電圧に対応する充電率を、充電終了時の前記電池の充電率とし、
    前記満充電容量の推定開始時、充電開始時の前記電池の充電率と充電開始時の前記電池の開回路電圧とが対応する点が前記放電用SOC−OCV曲線上または前記充電用SOC−OCV曲線上に存在しているか否かがわからないと前記判定部により判定されると、前記電池の充電率と前記電池の開回路電圧とが対応する点が前記充電用SOC−OCV曲線上に存在するようになるまで前記電池を充電させた後の前記電池の充電休止において、前記充電用SOC−OCV曲線を参照し、充電休止中の前記電池の開回路電圧に対応する充電率を、充電開始時の前記電池の充電率とするとともに、前記電池の充電を再開させた後の前記電池の充電後において、前記充電用SOC−OCV曲線を参照し、充電後の前記電池の開回路電圧に対応する充電率を、充電終了時の前記電池の充電率とする
    ことを特徴とする電池満充電容量推定装置。
  4. 電池の充電後に得られる前記電池の充電率と前記電池の開回路電圧との対応関係を示す充電用SOC−OCV曲線、及び、前記電池の放電後に得られる前記充電率と前記開回路電圧との対応関係を示す放電用SOC−OCV曲線を記憶する記憶部と、
    充電終了時の前記電池の充電率から充電開始時の前記電池の充電率を減算した結果である充電率差分値、及び、充電中の前記電池に流れる電流の積算値である電流積算値を算出し、前記電流積算値を前記充電率差分値で除算した結果を前記電池の満充電容量として推定する推定部と、
    前記電池の充電率と前記電池の開回路電圧とが対応する点が前記放電用SOC−OCV曲線上または前記充電用SOC−OCV曲線上に存在しているか否かを判定する判定部と、
    前記電池の充放電を制御する制御部
    を備え、
    前記推定部は、
    前記満充電容量の推定開始時、充電開始時の前記電池の充電率と充電開始時の前記電池の開回路電圧とが対応する点が前記放電用SOC−OCV曲線上に存在していると前記判定部により判定されると、前記放電用SOC−OCV曲線を参照し、充電開始時の前記電池の開回路電圧に対応する充電率を、充電開始時の前記電池の充電率とするとともに、前記充電用SOC−OCV曲線を参照し、充電終了時の前記電池の開回路電圧に対応する充電率を、充電終了時の前記電池の充電率とし、
    前記満充電容量の推定開始時、充電開始時の前記電池の充電率と充電開始時の前記電池の開回路電圧とが対応する点が前記充電用SOC−OCV曲線上に存在していると前記判定部により判定されると、前記充電用SOC−OCV曲線を参照し、充電開始時の前記電池の開回路電圧に対応する充電率を、充電開始時の前記電池の充電率とするとともに、前記充電用SOC−OCV曲線を参照し、充電終了時の前記電池の開回路電圧に対応する充電率を、充電終了時の前記電池の充電率とし、
    前記記憶部は、前記充電用SOC−OCV曲線と前記放電用SOC−OCV曲線との間の線分を所定の内分点で内分するときの内分比と、充電後の前記電池の容量と充電前の前記電池の容量との充電容量差との対応関係を示す充電用内分比情報、及び、前記内分比と、放電前の前記電池の容量と放電後の前記電池の容量との放電容量差との対応関係を示す放電用内分比情報を記憶し、
    前記制御部は、充電器による前記電池の充電開始時、充電開始時の前記電池の充電率と充電開始時の前記電池の開回路電圧とが対応する点が前記放電用SOC−OCV曲線上に存在していないとき、前記電池が搭載される車両の走行履歴から充電開始時の前記内分比を求め、その求めた内分比と前記充電用内分比情報とを用いて前記電池の充電率と前記電池の開回路電圧とが対応する点が充電用SOC−OCV曲線上に存在するようになるまでに必要な充電容量差を求め、その求めた充電容量差分前記電池を充電させた後、前記電池の充電を休止させる
    ことを特徴とする電池満充電容量推定装置。
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