JP6855819B2 - 連続紙搬送装置、定着装置、および画像形成装置 - Google Patents

連続紙搬送装置、定着装置、および画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6855819B2
JP6855819B2 JP2017016969A JP2017016969A JP6855819B2 JP 6855819 B2 JP6855819 B2 JP 6855819B2 JP 2017016969 A JP2017016969 A JP 2017016969A JP 2017016969 A JP2017016969 A JP 2017016969A JP 6855819 B2 JP6855819 B2 JP 6855819B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
continuous paper
transport
transfer
pressurizing
speed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017016969A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018122972A (ja
Inventor
雅彦 藤田
雅彦 藤田
大橋 孝
孝 大橋
敏正 遠山
敏正 遠山
恵太郎 森
恵太郎 森
越智 隆
隆 越智
瞳子 原
瞳子 原
光太郎 荒木
光太郎 荒木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Fujifilm Business Innovation Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd, Fujifilm Business Innovation Corp filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP2017016969A priority Critical patent/JP6855819B2/ja
Publication of JP2018122972A publication Critical patent/JP2018122972A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6855819B2 publication Critical patent/JP6855819B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Fixing For Electrophotography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Advancing Webs (AREA)
  • Controlling Rewinding, Feeding, Winding, Or Abnormalities Of Webs (AREA)

Description

本発明は、連続紙搬送装置、定着装置、および画像形成装置に関する。
特許文献1には、転写部と定着部の速度差から発生するウェブ長の変動を吸収するバッファがウェブに接触する際の衝撃を低減することによって転写ぶれを低減することを目的として、可動バッファの動作を抑制するためブレーキを設けることが開示されている。
また、特許文献2には、転写部材から連続媒体への接触時の力を分散させることを目的として、連続媒体の搬送と転写部材の回転に速度を持たせて接触動作を行うことが開示されている。
特開2005−215427号公報 国際出願番号WO2003/12554号公報
本発明は、連続紙搬送中にその連続紙を2つの部材で挟持しあるいはその挟持から解放するにあたり、連続紙に弛みが発生することを抑制した連続紙搬送装置、定着装置、および画像形成装置を提供することを目的とする。
請求項1は、
連続紙に接し連続紙の搬送に合わせた搬送動作により該連続紙の搬送を補助する第1の搬送部材と、
前記第1の搬送部材に接離する方向に移動する接離動作が自在であって前記連続紙を挟んで該第1の搬送部材に押し当てられ、該連続紙の搬送に合わせた搬送動作により該連続紙の搬送を補助する第2の搬送部材と、
前記第1の搬送部材および前記第2の搬送部材の連続紙の搬送への寄与なしに、該連続紙を、該第1の搬送部材と該第2の搬送部材とに挟まれた位置を経由する搬送経路上を搬送する搬送部と、
前記第2の搬送部材を、前記第1の搬送部材から離間した離間位置に待機させる第1制御過程、
前記第1の搬送部材および前記第2の搬送部材に搬送動作を開始させる第2制御過程、および
前記第1の搬送部材および前記第2の搬送部材の搬送動作の開始以降であって、かつ、連続紙の搬送開始以降において、該第2の搬送部材を該連続紙を挟んで該第1の搬送部材に押し当てる第3制御過程を含む制御を行なう制御部とを備え、
前記制御部が、前記第3制御過程において、
前記離間位置に待機していた前記第2の搬送部材が前記第1の搬送部材に近づく向きに移動する第1の動作過程において該第2の搬送部材が第1の平均移動速度で移動し、
該第1の動作過程に続く、該第2の搬送部材が該第1の搬送部材に押し当てられた最終押当位置に達するまでの第2の動作過程において、該第2の搬送部材が、前記第1の平均移動速度よりも低速の第2の平均移動速度であって、さらに、前記搬送部による搬送対象の連続紙の厚みに応じて、該連続紙の厚みが薄い場合に、該連続紙の厚みが厚い場合と比べ、移動平均速度が低下するように、該第2の搬送部材の移動を制御することを特徴とする連続紙搬送装置である。
請求項は、
前記制御部が、前記搬送部による搬送対象の連続紙の搬送速度に応じて、該連続紙の搬送速度が相対的に高速の場合に、該連続紙の搬送速度が相対的に低速の場合と比べ、前記第2の動作過程における前記第2の搬送部材の移動平均速度を低下させることを特徴とする請求項に記載の連続紙搬送装置である。
請求項は、
前記制御部が、前記第1の動作過程の途中で前記第2の搬送部材を一旦停止させることを特徴とする請求項1または2に記載の連続紙搬送装置である。
請求項は、
連続紙に接し連続紙の搬送に合わせた搬送動作により該連続紙の搬送を補助する第1の搬送部材と、
前記第1の搬送部材に接離する方向に移動する接離動作が自在であって前記連続紙を挟んで該第1の搬送部材に押し当てられ、該連続紙の搬送に合わせた搬送動作により該連続紙の搬送を補助する第2の搬送部材と、
前記第1の搬送部材および前記第2の搬送部材の連続紙の搬送への寄与なしに、該連続紙を、該第1の搬送部材と該第2の搬送部材とに挟まれた位置を経由する搬送経路上を搬送する搬送部と、
前記第2の搬送部材を、前記第1の搬送部材から離間した離間位置に待機させる第1制御過程、
前記第1の搬送部材および前記第2の搬送部材に搬送動作を開始させる第2制御過程、および
前記第1の搬送部材および前記第2の搬送部材の搬送動作の開始以降であって、かつ、連続紙の搬送開始以降において、該第2の搬送部材を該連続紙を挟んで該第1の搬送部材に押し当てる第3制御過程を含む制御を行なう制御部とを備え、
前記制御部が、前記第3制御過程において、前記離間位置に待機していた前記第2の搬送部材が前記第1の搬送部材に近づく向きに移動する第1の動作過程に続く、該第2の搬送部材が該連続紙を挟んで該第1の搬送部材に押し当てられた最終押当位置に達する第2の動作過程において、該連続紙に弛みを生じさせない平均移動速度で該第2の搬送部材を移動させることを特徴とする連続紙搬送装置である。
請求項は、
連続紙に接し連続紙の搬送に合わせた搬送動作により該連続紙の搬送を補助する第1の搬送部材と、
前記第1の搬送部材に接離する方向に移動する接離動作が自在であって前記連続紙を挟んで該第1の搬送部材に押し当てられ、該連続紙の搬送に合わせた搬送動作により該連続紙の搬送を補助する第2の搬送部材と、
前記第1の搬送部材および前記第2の搬送部材の連続紙の搬送への寄与なしに、該連続
紙を、該第1の搬送部材と該第2の搬送部材とに挟まれた位置を経由する搬送経路上を搬送する搬送部と、
前記第2の搬送部材を、前記連続紙を挟んで前記第1の搬送部材に押し当てられた最終押当位置に維持するとともに、該第1の搬送部材および該第2の搬送部材に搬送動作を継続させる第4制御過程、および前記最終押当位置にある前記第2の搬送部材を、前記第1の搬送部材から離間した離間位置まで移動させる第5制御過程を含む制御を行なう制御部とを備え、
前記制御部が、前記第5制御過程において、前記最終押当位置にある前記第2の搬送部材が前記第1の搬送部材から離れる向きに相対的に低速の第3の平均移動速度で移動する第3の動作過程と、該第3の動作過程に続く、該第2の搬送部材が前記離間位置に達するまで該第3の平均移動速度よりも高速の第4の移動速度で移動する第4の動作過程とを実現するように、該第2の搬送部材の移動の速度パターンを変更することを特徴とする連続紙搬送装置である。
請求項は、
連続紙に接し連続紙の搬送に合わせた搬送動作により該連続紙の搬送を補助しながら該連続紙上に転写されて搬送されてきたトナー像を加熱する加熱部材と、
前記加熱部材に接離する方向に移動する接離動作が自在であって前記連続紙を挟んで該加熱部材に押し当てられることにより該連続紙を加圧しながら、該連続紙の搬送に合わせた搬送動作により該連続紙の搬送を補助する加圧部材と、
前記加熱部材および前記加圧部材の連続紙の搬送への寄与なしに、該連続紙を、該加熱部材と該加圧部材とに挟まれた位置を経由する搬送経路上を搬送する搬送部と、
前記加圧部材を、前記加熱部材から離間した離間位置に待機させる第1制御過程、
前記加熱部材および該加圧部材に搬送動作を開始させる第2制御過程、および
前記加熱部材および前記加圧部材の搬送動作の開始以降であって、かつ、連続紙の搬送開始以降において、該加圧部材を該連続紙を挟んで該加熱部材に押し当てる第3制御過程を含む制御を行なう制御部とを備え、
前記制御部が、前記第3制御過程において、前記離間位置に待機していた前記加圧部材が前記加熱部材に近づく向きに移動する第1の動作過程と、該第1の動作過程に続く、該加圧部材が該加熱部材に押し当てられた最終押当位置に達するまでの第2の動作過程とで、該加圧部材の移動の速度パターンを変更することを特徴とする定着装置である。
請求項は、
前記制御部が、前記第1の動作過程において前記加圧部材が第1の平均移動速度で移動し、前記第2の動作過程において該加圧部材が前記第1の平均移動速度よりも低速の第2の平均移動速度で移動するように、該加圧部材の移動を制御することを特徴とする請求項に記載の定着装置である。
請求項は、
前記制御部が、前記搬送部による搬送対象の連続紙の厚みに応じて、該連続紙の厚みが薄い場合に、該連続紙の厚みが厚い場合と比べ、前記第2の動作過程における前記加圧部材の移動平均速度を低下させることを特徴とする請求項に記載の定着装置である。
請求項は、
前記制御部が、前記搬送部による搬送対象の連続紙の搬送速度に応じて、該連続紙の搬送速度が相対的に高速の場合に、該連続紙の搬送速度が相対的に低速の場合と比べ、前記第2の動作過程における前記加圧部材の移動平均速度を低下させることを特徴とする請求項またはに記載の定着装置である。
請求項10は、
前記制御部が、前記第1の動作過程の途中で前記加圧部材を一旦停止させることを特徴
とする請求項からのうちのいずれか1項に記載の定着装置である。
請求項11は、
連続紙に接し連続紙の搬送に合わせた搬送動作により該連続紙の搬送を補助しながら該連続紙上に転写されて搬送されてきたトナー像を加熱する加熱部材と、
前記加熱部材に接離する方向に移動する接離動作が自在であって前記連続紙を挟んで該加熱部材に押し当てられることにより該連続紙を加圧しながら、該連続紙の搬送に合わせた搬送動作により該連続紙の搬送を補助する加圧部材と、
前記加圧部材を、前記加熱部材から離間した離間位置に待機させる第1制御過程、
前記加熱部材および該加圧部材に搬送動作を開始させる第2制御過程、および
前記加熱部材および前記加圧部材の搬送動作の開始以降であって、かつ、連続紙の搬送開始以降において、該加圧部材を該連続紙を挟んで該加熱部材に押し当てる第3制御過程を含む制御を行なう制御部とを備え、
前記制御部が、前記第3制御過程において、前記離間位置に待機していた前記加圧部材が前記加熱部材に近づく向きに移動する第1の動作過程に続く、該加圧部材が該連続紙を挟んで該加熱部材に押し当てられた最終押当位置に達する第2の動作過程において、該連続紙に弛みを生じさせない平均移動速度で該加圧部材を移動させることを特徴とする定着装置である。
請求項12は、
連続紙に接し連続紙の搬送に合わせた搬送動作により該連続紙の搬送を補助しながら該連続紙上に転写されて搬送されてきたトナー像を加熱する加熱部材と、
前記加熱部材に接離する方向に移動する接離動作が自在であって前記連続紙を挟んで該加熱部材に押し当てられることにより該連続紙を加圧しながら、該連続紙の搬送に合わせた搬送動作により該連続紙の搬送を補助する加圧部材と、
前記加圧部材を、前記連続紙を挟んで前記加熱部材に押し当てられた最終押当位置に維持するとともに、該加熱部材および該加圧部材に搬送動作を継続させる第4制御過程、および前記最終押当位置にある前記加圧部材を、前記加熱部材から離間した離間位置まで移動させる第5制御過程を含む制御を行なう制御部とを備え、
前記制御部が、前記第5制御過程において、前記最終押当位置にある前記加圧部材が前記加熱部材から離れる向きに相対的に低速の第3の平均移動速度で移動する第3の動作過程と、該第3の動作過程に続く、該加圧部材が前記離間位置に達するまで該第3の平均移動速度よりも高速の第4の移動速度で移動する第4の動作過程とを実現するように、該加圧部材の移動の速度パターンを変更することを特徴とする定着装置である。
請求項13は、
請求項から12のうちのいずれか1項に記載の定着装置と、
前記加熱部材および前記加圧部材の連続紙の搬送への寄与なしに、該連続紙を、該加熱部材と該加圧部材とに挟まれた定着位置を経由する搬送経路上を搬送する搬送部と、
トナー像を生成し、前記連続紙の搬送方向に関し前記定着位置よりも上流側において該トナー像を該連続紙上に転写するトナー像生成部とを備えたことを特徴とする画像形成装置である。
請求項1乃至請求項の連続紙搬送装置によれば、第1の動作過程と第2の動作過程とで第2の搬送部材を連続紙を挟んで第1の搬送部材に押し当てる際の連続紙の弛みの発生が、第1の動作過程と第2の動作過程とで同一の速度のまま押し当てる場合と比べ、抑制される。
請求項の連続紙搬送装置によれば、第1の搬送部材と第2の搬送部材とに挟まれてい
る連続紙を解放する際の連続紙の弛みの発生が抑制される。
請求項乃至請求項11の定着装置によれば、加圧部材を連続紙を挟んで加熱部材に押し当てる際の連続紙の弛みの発生が、第1の動作過程と第2の動作過程とで同一の速度のまま押し当てる場合と比べ、抑制される。
請求項12の定着装置によれば、加熱部材と加圧部材とに挟まれている連続紙を解放する際の連続紙の弛みの発生が抑制される。
請求項13の画像形成装置によれば、その請求項13の従属元に応じて、加圧部材を連続紙を挟んで加熱部材に押し当てる際の連続紙の弛みの発生、あるいは、加熱部材と加圧部材とに挟まれている連続紙を解放する際の連続紙の弛みの発生が抑制される。
本発明の一実施形態としての画像形成装置の模式図である。 定着器の模式図である。 図1に示した画像形成装置の、電源オン時の動作フローを示した図である。 印刷指示受信時の動作フローを示した図である。 加圧ロールのラッチ時に連続紙に弛みが生じる原因についての説明図である。 連続紙に弛みが生じた場合に発生し得る問題点の説明図である。 本実施形態のラッチ制御方法を、比較例と共に示した図である。 連続紙の種類とラッチ動作における第2の動作過程における、加圧ロールの1回ごとの移動距離との対応表を示した図である。 連続紙の搬送速度と、ラッチ動作における第2の動作過程における、加圧ロールの1回ごとの移動距離との対応表を示した図である。 ラッチ制御方法の第2例を示した図である。 ラッチ制御方法の第3例を示した図である。 最終押当位置にある加圧ロールを加熱ロールから離間させて離間位置まで移動させる離間動作における加圧ロールの制御方法の一例を示した図である。
以下、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態としての画像形成装置の模式図である。この図1に示す画像形成装置100には、本発明の連続紙搬送装置の一実施形態、および本発明の定着装置の一実施形態を内包している。
この画像形成装置100は、給紙部110と画像形成部120と、巻取部130とを有する。
給紙部110には、ロール状に巻回された長尺のロール紙P1が装着されている。この給紙部110に装着されているロール紙P1は、不図示の駆動源によるロール軸111の矢印Aの向きへの回転と送出ロール112の回転により、画像形成部120に向けて矢印X1の向きに連続紙Pとして送り出される。
画像形成部120では、矢印X1の向きに送り込まれてきた連続紙Pを搬送部材121により矢印X2の向きに搬送し、その間に、その連続紙P上に画像を形成する。
この画像が形成された連続紙Pは、矢印X3の向きに巻取部130に送り込まれ、速度差吸収のためのバッファ132を経由して、不図示の駆動源により矢印Bの向きに回転駆動されるロール軸131の周りにロール紙P2として巻き取られる。
画像形成部120には、それぞれが矢印Yの向きに回転する4つの像保持体11Y,11M,11C,11Kが備えられている。ここで、Y,M,C,Kは、イエロー、マゼンタ、シアン、黒の各色を意味している。それら4つの像保持体11Y,11M,11C,11K上には、以下に説明するトナー像形成プロセスを経て各色のトナーによる各トナー像が形成される。以下では、各色に共通な説明においては、色の区別を表わすY,M,C,Kの符号は省略する。
各像保持体11の周りには、各帯電器12および各現像器13が備えられている。各帯電器12は各像保持体11を帯電する。また、各現像器13は各像保持体11上に形成された静電潜像を各色のトナーで現像する。さらに、それら4つの像保持体11Y,11M,11C,11Kに上部には、露光器14が備えられている。この露光器14からは、各像保持体11に向けて、各色に応じた画像データで変調された各露光光141が照射される。そした、各像保持体11上には、各帯電器12による帯電、露光器14からの各露光光141の照射により露光による静電潜像の形成、各現像器13による現像により、各色のトナー像が形成され、各像保持体11は、形成された各色のトナー像を一時的に保持する。
また、この画像形成部120には、中間転写ベルト21が備えられている。この中間転写ベルト21は、複数のロール22に支持されて、4つの像保持体11に沿う経路を通って矢印Zの向きに循環移動する無端のベルトである。
各像保持体11との間に中間転写ベルト21を挟んだ各位置に、各1次転写ロール23が備えられている。そして、各像保持体11上に一時的に保持された各トナー像は、各1次転写ロール23の作用により、中間転写ベルト21上に転写される。中間転写ベルト21上に転写されたトナー像は、その中間転写ベルト21によって矢印Zの向きに運ばれ、2次転写ロール24の作用により連続紙P上に転写される。
連続紙P上に転写されたトナー像は、連続紙Pに運ばれて矢印X2の向きに進み、定着器30を構成する加熱ロール31と加圧ロール32とに挟まれて加熱および加圧を受け、そのトナー像が連続紙P上に定着される。これにより、連続紙P上には、定着トナー像からなる画像が形成される。この画像が形成された連続紙Pは、前述の通り、巻取部130に送り込まれて巻き取られ、ロール紙P2となる。
この画像形成装置100にはさらに、制御部41と操作部41が備えられている。制御部41は、この画像形成装置100における上述の画像形成プロセスを実現するための制御全般を担っている。また、この制御部41は、外部装置から送信されてきた画像データを含む印刷指示を受信して一時的に蓄え、その画像データに基づいて露光機14を制御し、露光器14に、その画像データに応じた露光光141を生成させる。
また、操作部42は、ユーザによる操作を受け付けて、そのユーザ操作を制御部41に伝える役割を担っている。制御部41は、操作部42から伝えられてきたユーザ操作に応じた動作が実行されるように、この画像形成装置100を制御する。
ここで、本実施形態の特徴は定着器30の動作にあり、以下、定着器30の動作について説明する。
図2は、定着器の模式図である。
定着器30は、電力を受けて加熱する熱源(不図示)を内部に備えた加熱ロール31と、連続紙Pを加熱ロール31に押し当てる加圧ロール32とを備えている。加圧ロール32はカム33の回転により矢印U−D方向に上下動する。
この図2に実線で示す加圧ロール32は、連続紙Pを挟んで加熱ロール31に押し当てられている最終押当位置にある。また、この図2に一点鎖線で示す加圧ロール32は、加熱ロール31から離間した離間位置にある。ここで、加圧ロール32の表面は弾性を有し、このため、最終押当位置にある加圧ロール32は、連続紙Pを挟んで加熱ロール31に単に接するだけでなく、最終押当位置までさらに押し上げられる。加圧ロール32が最終押上位置まで押し上げられると、加圧ロール32は加熱ロール31により多少押し潰されて、加熱ロール31との間に定着ニップ領域Nが形成される。加熱ロール31は矢印R1の向きに回転駆動され、また、加圧ロール32は、矢印R2の向きに回転駆動される。連続紙Pは、図1を参照して説明したようにして、加熱ロール31や加圧ロール32による連続紙搬送への寄与がなくても搬送されるが、加熱ロール31および加圧ロール32は、連続紙Pを挟んで回転することにより連続紙搬送の補助も担っている。
制御部41(図1を合わせて参照)からの指示を受けたモータ43が回転するとカム33が回転し、加圧ロール32は、そのカム33の回転により、図2に実線で示す最終押当位置と図2に一点鎖線で示す離間位置との間で矢印U−D方向に上下動する。
図3は、図1に示した画像形成装置の、電源オン時の動作フローを示した図である。ここでは定着器30に着目しており、この図3には定着器30に関する動作フローが示されている。
図1に示す画像形成装置100の電源をオンにする段階では、加熱ロール32は、加熱ロール31から離間した離間位置に置かれている。そして、電源がオンになると(ステップS01)、加熱ロール31の内部の熱源に電力が供給されて加熱ロール31の加熱が開始され(ステップS02)、さらに加熱ロール31および加圧ロール32の各々が、実際の画像形成時の連続紙搬送速度よりも遅い低速回転を開始する(ステップS03)。そして、加熱ロール31が、予め定められた、実際の画像形成時よりも低いスタンバイ温度に達すると(ステップS04)スタンバイが完了し、そのスタンバイ状態が維持される(ステップS05)。このスタンバイ状態では、加熱ロール31はスタンバイ温度に保たれ、かつ、加熱ロール31および加圧ロール32は低速回転を維持する。このとき、加圧ロール32は、加熱ロール31から離間した離間位置に置かれたままである。
図4は、印刷指示受信時の動作フローを示した図である。ここでも、図3と同様、定着器30に関する動作フローが示されている。
上述したスタンバイ状態にあるときに(ステップS11)印刷指示を受信すると(ステップS12)、スタンバイ温度に保たれている加熱ロール31がそのスタンバイ温度からさらに加熱が開始され(ステップS13)、また、低速回転中の加熱ロール31および加圧ロール32が、画像形成時の速度である高速回転を開始し(ステップS14)、連続紙Pの搬送が開始される(ステップS15)。そして、加熱ロール31が画像形成時の温度である定着目標温度に達すると(ステップS16)、加圧ロール32のラッチが行われる(ステップS17)。ここで、加熱ロール32をラッチするとは、図2に一点鎖線で示す離間位置にある加圧ロール32を押し上げて図2に実線で示す最終押当位置まで移動させることをいう。この加圧ロール32のラッチの後、上述の通り、印刷指示に従った画像形成が行われる。
図5は、加圧ロールのラッチ時に連続紙に弛みが生じる原因についての説明図である。
加圧ロール32のラッチにあたっては、加熱ロール31の矢印R1の向きへの回転による加熱ロール31の表面速度、加圧ロール32の矢印R2の向きへの回転による加圧ロール32の表面速度、および用紙搬送速度が全て同一となるように制御してから、加圧ロール32のラッチが行われる。しかしながら、実際には、加熱ロール31および加圧ロール32の回転速度や連続紙搬送速度に誤差が生じ、それらの間に速度差が発生する場合がある。そして、速度差が発生すると、加圧ロール32がラッチしたときに連続紙搬送速度に局所的な変動が生じる。例えば、連続紙搬送速度が加熱ロール31や加圧ロール32の表面速度よりも高速の場合、図5(A)に示すように、連続紙搬送方向X2,X3について定着ニップ領域Nの手前側(上流側)で連続紙Pに弛みSが生じる。あるいは、連続紙搬送速度が加熱ロール31や加圧ロール32の表面速度よりも低速の場合、図5(B)に示すように、定着ニップ領域Nの下流側で連続紙Pに弛みSが生じる。
図6は、連続紙に弛みが生じた場合に発生し得る問題点の説明図である。
図5(A)に示すようにニップ領域Nの手前側で弛みSが発生すると連続紙Pがニップ領域Nに突入する姿勢が変化し、例えば斜めの姿勢で突入したり幅方向にくの字に曲がって突入することなどが発生して、図6(A)に示すように紙じわRが発生するおそれがある。紙じわRが一旦発生すると、その後もニップ領域Nを通過する際に紙じわRが形成され続けてしまい、その連続紙P上に形成された画像にもしわが発生してしまうおそれがある。
また、図5(B)に示すように、ニップ領域Nの下流側で弛みSが発生すると、連続紙Pが蛇行し、巻取部130(図1参照)で連続紙Pを巻き取ってロール紙P2とする際に巻取の軸方向への蛇行により巻取不良Wが生じるおそれがある。
本実施形態では、以下に説明するラッチ制御により、連続紙Pへの弛みSの発生を抑制している。
図7は、本実施形態のラッチ制御方法を、比較例と共に示した図である。
この図7の横軸tは、時間軸である。また、この図7の縦軸dは加圧ロール32の、矢印U−D方向(図2を合わせて参照)の位置を表わしている。「ニップ開始位置」は、加圧ロール32が連続紙Pを挟んで加熱ロール31にちょうど接する位置を表わしている。
この図7に一点鎖線で示す比較例の場合、ラッチ開始時刻t1にラッチ動作開始指示があり、離間位置にある加圧ロール32が加熱ロール31に向かって上昇を開始し、加圧ロール32は、一定速度のまま最終押当位置にまで移動する。
これに対し、本実施形態の場合、離間位置にある加圧ロール32は、ニップ開始位置までは比較例と同じ速度で移動するが、ニップ開始位置以降は、段階的に少し(距離d0)だけ進んでは暫く停止して連続紙Pとの間のストレスが緩和されるのを待ち、また距離d0だけ進んで暫く停止する、という動作を繰り返しながら、最終押当位置まで移動する。これにより、連続紙Pに急激なストレスが加わって弛みSを発生させることが抑制される。ここで、離間位置にある加圧ロール31をニップ開始位置まで移動させる動きが本発明にいう第1の動作過程の一例に相当し、ニップ開始位置まで移動した加圧ロール32を最終押当位置まで移動させる動きが本発明にいう第2の動作過程の一例に相当する。ここでは、加圧ロール32は、ニップ開始位置まで移動した後は段階的に進むため、加圧ロール32は、第2の動作過程では第1の動作過程よりも低速の平均移動速度で移動することとなる。
この図7に示すラッチ制御の場合、加圧ロール32を移動させるモータ43(図2参照)は、回転/停止を行なう必要はあるが、回転時の速度は一定速度であって、速度可変機能は不要である。
図8は、連続紙の種類と、ラッチ動作における第2の動作過程における加圧ロールの1回ごとの移動距離(図7に示す距離d0)との対応表を示した図である。この対応表は予め作成されて制御部41(図1,図2参照)内に記憶されている。
図1に示す画像形成装置100では、連続紙Pとして、互いに種類の異なる連続紙Aと連続紙Bと連続紙Cとの3種類の連続紙が使用可能となっている。ここで、各種類の連続紙A,B,Cの紙厚を比較すると、連続紙Aが最も薄く、連続紙Bは連続紙Aと連続紙Cとの中間の厚さであり、連続紙Cが最も厚い連続紙である。この場合、ラッチ動作における第2の動作過程における段階的移動の1回あたりの移動距離(図7に示す距離d0)として、最も薄い連続紙Aの場合は最も小さい移動距離aが設定される。また、連続紙B,Cと紙厚が厚くなるにつれて、1回あたりの移動距離として順に大きな移動距離b,cが設定される。
図1に示す画像形成装置100では、その給紙部110にロール紙P1を装着するにあたり、操作部42のユーザ操作により、その装着されるロール紙P1を構成している連続紙Pの種類が入力される。すると、制御部41では、加圧ロール32のラッチ動作の第2の動作過程の制御にあたり、その入力された連続紙Pの種類に応じた1回あたりの移動距離ずつ、加圧ロール32を最終押当位置まで移動させる。ここでは、1回あたりの停止時間は一定としている。これはすなわち、連続紙Pの紙厚が薄いほど、第2の動作過程における加圧ロール32の平均移動速度を低下させることを意味している。紙厚が薄いほど負荷変動により連続紙搬送速度の変動が大きく、弛みSが発生しやすい。そこで、ここでは、紙厚に応じ、紙厚が薄いほど平均移動速度を低下させて弛みSの発生を抑えている。
図9は、連続紙の搬送速度と、ラッチ動作における第2の動作過程における加圧ロールの1回ごとの移動距離との対応表を示した図である。この対応表も予め作成されて制御部41(図1,図2参照)内に記憶されている。
図1に示す画像形成装置100では、連続紙Pの搬送速度として、互いに異なる速度である速度Dと速度Eと速度Fとの3種類の速度が設定可能となっている。ここで、各搬送速度D,E,Fを比較すると、搬送速度Dが最も低速であり、搬送速度Eは、搬送速度Dと搬送速度Fとの中間の速度であり、搬送速度Fがが最も高速な搬送速度である。この場合、ラッチ動作における第2の動作過程における段階的移動の1回あたりの移動距離(図7に示す距離d0)として、最も低速な搬送速度Dが指定された場合は最も大きな移動距離dが設定される。また、搬送速度E,Fと搬送速度が高速になるにつれて、1回あたりの移動距離として順に小さな移動距離e,fが設定される。
図1に示す画像形成装置100では、その給紙部110に装着されたロール紙P1の搬送を開始するにあたり、操作部42のユーザ操作により、今回の連続搬送速度が入力される。すると、制御部41では、その入力された連続紙搬送速度に従って連続紙Pを搬送するとともに、加圧ロール32のラッチ動作の第2の動作過程の制御にあたり、その連続紙搬送速度に応じた1回あたりの移動距離ずつ、加圧ロール32を最終押当位置まで移動させる。ここでは、1回あたりの停止時間は一定としている。これはすなわち、連続紙Pの搬送速度が高速であるほど、第2の動作過程における加圧ロール32の平均移動速度を低下させることを意味している。連続紙Pの搬送速度が高速であるほど負荷変動により連続紙搬送速度の変動が大きく、弛みSが発生しやすい。そこで、ここでは、連続紙Pの搬送速度に応じ、連続紙Pの搬送速度が高速であるほど平均移動速度を低下させて弛みSの発生を抑えている。
なお、ここでは、分かり易さのために、連続紙Pの紙厚(図8)と連続紙Pの搬送速度(図9)とを分けて説明したが、紙厚の異なる複数種類の連続紙が使用可能であって、さらに連続紙の搬送速度も複数段階に切り替えられる画像形成装置100の場合は、図8に示す連続紙の種類と図9に示す連続紙の搬送速度とを2つの変数として1回あたりの移動距離を決定する対応表が制御部41に記憶され、ラッチ動作の際に参照される。この2つの変数と1回あたりの移動距離との対応表の場合も、上記と同様、連続紙の紙厚が薄いほど、また、連続紙の搬送速度が高速なほど、1回あたりの移動距離が小さく設定される。
図10は、ラッチ制御方法の第2例を示した図である。この図10には、比較のために、図7にも示した比較例も示されている。
この図10の横軸tは時間軸であり、縦軸dは、加圧ロール32の、矢印U−D方向(図2を合わせて参照)の位置を表わしている。
この図10に示す第2例の場合、離間位置にある加圧ロール32は、ニップ開始位置までの第1の動作過程では比較例および図7に示す第1例を同じ速度で移動する。そして、その後の第2の動作過程では、第1の動作過程よりも低速で連続的に押し上げられる。この第2の動作過程における加圧ロール32の動作速度は、連続紙Pへの急激なストレスを避け、連続紙Pに弛みSを生じさせることを避けた速度である。この第2例に示すように、第2の動作過程は、第1の動作過程と比べ低速で連続的に押し上げられるように構成してもよい。ただし、この第2例の場合、カム33(図2参照)の回転位置によって時間当たりの変位量を調節するか、あるいは回転速度可変のモータ43(図2参照)を使用する必要がある。
なお、この第2例と、図8,図9を参照して説明した、連続紙Pの紙厚あるいは連続紙搬送速度に応じて、第2の動作過程における加圧ロール32の移動速度を変更することとを組み合わせてもよい。その場合、第2の動作過程における加圧ロール32の連続的な移動速度が調整される。
図11は、ラッチ制御方法の第3例を示した図である。この図11にも、比較のために、図7,図10に示した比較例と同じ比較例が示されている。
図7,図10と同様、この図11においても、横軸tは時間軸、縦軸dは、加圧ロール32の、矢印U−D方向(図2を合わせて参照)の位置を表わしている。
この図11に示す第3例の場合、従来例におけるラッチ動作開始時刻t1(図4に示すステップS17)よりも前の時刻である印刷指示を受信した時刻t2(図4に示すステップS12)で加圧ロール32のラッチ動作を開始する。
この加圧ロール32の移動速度は、第2の動作過程だけでなく第1の動作過程においても、加圧ロール32が連続紙Pを間に挟んで加熱ロール31に押し当てられても連続紙Pに弛みSを生じさせない程度にゆっくりとした速度である。
この第3例では、加圧ロール32は印刷指示を受信した時刻t2から動作を開始し、ゆっくりとした速度で移動してニップ開始位置よりも手前の位置で停止してその位置で待機する。そして、加熱ロール31が定着目標温度に到達した後の、比較例の場合のニップ動作開始時点t1に達した以降の、比較例の場合の加熱ロール32がニップ開始位置に到達する時刻に動作を再度開始し、連続紙Pに弛みSを生じさせないゆっくりとした速度のまま、最終押当位置まで移動する。この第3例の場合、早めの時刻t2で動作を開始して待機することで、モータ43(図2参照)の回転時の回転速度を途中で変更することなく、連続紙Pへの弛みSの発生が抑えられる。
なお、この図11に示す第3例と、図8,図9を参照して説明した、連続紙Pの紙厚あるいは連続紙搬送速度に応じて、第2の動作過程における加圧ロール32の移動速度を変更することとを組み合わせてもよい。その場合、回転速度可変のモータ43を使用して第1の動作過程と第2の動作過程双方における加圧ロール32の連続的な移動速度が調整される。
なお、図7および図10、図11の説明では、待機位置にある加圧ロール32がニップ開始位置に到達するまでの動作を第1の動作過程とし、ニップ開始位置から最終押当位置に到達するまでの動作を第2の動作過程としているが、第1の動作過程と第2の動作過程との区分け、例えば図10における移動速度の折れ曲がり点は、ニップ開始位置ちょうどである必要はなく、ニップ開始位置よりも少し手前(離間位置寄り)であってもよく、あるいは、少し先(最終押当位置寄り)であってもよい。
図12は、最終押当位置にある加圧ロールを加熱ロールから離間させて離間位置まで移動させる離間動作における加圧ロールの制御方法の一例を示した図である。この図12においても、図7と同様、横軸tは時間軸、縦軸dは加圧ロールの、矢印U−D方向の位置を示している。
時刻t3において加圧ロール32の離間指示があると、最終押当位置にある加圧ロール32は離間位置に向かって移動を開始するが、最終押当位置からニップ開始位置に到達するまでは移動と停止とを交互に繰り返し、ニップ開始位置に到達すると、その後は連続的に待機位置まで移動する。加圧ロール32の、最終押当位置からニップ開始位置までの移動は、本発明にいう第3の動作過程の一例に相当し、ニップ開始位置から待機位置までの移動は、本発明にいう第4の動作過程の一例に相当する。この図12に示す例において、第3の動作過程において移動と停止とを交互に繰り返すということは、平均移動速度を低速にしていることを意味している。加圧ロール32を離間させる場面においても、ニップ開始領域を通過するまでは加圧ロール32をゆっくりと離間させることで、連続紙Pに与えられるストレスが緩和され、連続紙Pの速度変動を抑えることができる。
なお、この図12に示した例は、図7に示したラッチ制御における加圧ロール32の動作を逆向きに辿った例であるが、回転速度可変のモータ43を使用して、図10に示したラッチ制御における加圧ローラ32の動作を逆向きに辿ってもよい。またラッチ制御の場合と同様、第3の動作過程と第4の動作過程との区切りは、ニップ開始位置ちょうどである必要はなく、そのニップ開始位置よりも最終押当位置よりの位置でもよく、あるいはそのニップ開始位置よりも離間位置寄りの位置であってもよい。
さらに、この離間動作の場面においても、図8,図9を参照して説明した、連続紙Pの紙厚が薄いほど、あるいは連続紙搬送速度が高速であるほど、第3の動作過程における加圧ロール32の平均移動速度を低下させる制御を行なってもよい。
ここでは、図1に示す画像形成装置100における、加熱ロール31と加圧ロール32との組合せからなる定着器30と取り上げて説明したが、本発明は、例えば加熱ロール31に代わり無端ベルト状の加熱部材を備えた定着器等についても同様に適用することができる。
また、ここでは、図1に示す画像形成装置100の定着器30の加圧ロール32の動作を取り上げて説明したが、図1に示す2次転写ロール24が中間転写ベルト21に対し接離する構成の場合は、この2次転写ロール24の接離の動作に本発明を適用してもよい。
さらに、本発明は、画像形成装置のみに適用されるものではなく、連続紙を搬送する連続紙搬送装置に広く適用することができる。
24 2次転写ロール
30 定着器
31 加熱ロール
33 加圧ロール
41 制御部
42 操作部
43 モータ
100 画像形成装置
110 給紙部
120 画像形成部
130 巻取部
P 連続紙

Claims (13)

  1. 連続紙に接し連続紙の搬送に合わせた搬送動作により該連続紙の搬送を補助する第1の搬送部材と、
    前記第1の搬送部材に接離する方向に移動する接離動作が自在であって前記連続紙を挟んで該第1の搬送部材に押し当てられ、該連続紙の搬送に合わせた搬送動作により該連続紙の搬送を補助する第2の搬送部材と、
    前記第1の搬送部材および前記第2の搬送部材の連続紙の搬送への寄与なしに、該連続紙を、該第1の搬送部材と該第2の搬送部材とに挟まれた位置を経由する搬送経路上を搬送する搬送部と、
    前記第2の搬送部材を、前記第1の搬送部材から離間した離間位置に待機させる第1制御過程、
    前記第1の搬送部材および前記第2の搬送部材に搬送動作を開始させる第2制御過程、および
    前記第1の搬送部材および前記第2の搬送部材の搬送動作の開始以降であって、かつ、連続紙の搬送開始以降において、該第2の搬送部材を該連続紙を挟んで該第1の搬送部材に押し当てる第3制御過程を含む制御を行なう制御部とを備え、
    前記制御部が、前記第3制御過程において、
    前記離間位置に待機していた前記第2の搬送部材が前記第1の搬送部材に近づく向きに移動する第1の動作過程において該第2の搬送部材が第1の平均移動速度で移動し、
    該第1の動作過程に続く、該第2の搬送部材が該第1の搬送部材に押し当てられた最終押当位置に達するまでの第2の動作過程において、該第2の搬送部材が、前記第1の平均移動速度よりも低速の第2の平均移動速度であって、さらに、前記搬送部による搬送対象の連続紙の厚みに応じて、該連続紙の厚みが薄い場合に、該連続紙の厚みが厚い場合と比べ、移動平均速度が低下するように、該第2の搬送部材の移動を制御することを特徴とする連続紙搬送装置。
  2. 前記制御部が、前記搬送部による搬送対象の連続紙の搬送速度に応じて、該連続紙の搬送速度が相対的に高速の場合に、該連続紙の搬送速度が相対的に低速の場合と比べ、前記第2の動作過程における前記第2の搬送部材の移動平均速度を低下させることを特徴とする請求項に記載の連続紙搬送装置。
  3. 前記制御部が、前記第1の動作過程の途中で前記第2の搬送部材を一旦停止させることを特徴とする請求項1または2に記載の連続紙搬送装置。
  4. 連続紙に接し連続紙の搬送に合わせた搬送動作により該連続紙の搬送を補助する第1の搬送部材と、
    前記第1の搬送部材に接離する方向に移動する接離動作が自在であって前記連続紙を挟んで該第1の搬送部材に押し当てられ、該連続紙の搬送に合わせた搬送動作により該連続紙の搬送を補助する第2の搬送部材と、
    前記第1の搬送部材および前記第2の搬送部材の連続紙の搬送への寄与なしに、該連続紙を、該第1の搬送部材と該第2の搬送部材とに挟まれた位置を経由する搬送経路上を搬送する搬送部と、
    前記第2の搬送部材を、前記第1の搬送部材から離間した離間位置に待機させる第1制
    御過程、
    前記第1の搬送部材および前記第2の搬送部材に搬送動作を開始させる第2制御過程、および
    前記第1の搬送部材および前記第2の搬送部材の搬送動作の開始以降であって、かつ、連続紙の搬送開始以降において、該第2の搬送部材を該連続紙を挟んで該第1の搬送部材に押し当てる第3制御過程を含む制御を行なう制御部とを備え、
    前記制御部が、前記第3制御過程において、前記離間位置に待機していた前記第2の搬送部材が前記第1の搬送部材に近づく向きに移動する第1の動作過程に続く、該第2の搬送部材が該連続紙を挟んで該第1の搬送部材に押し当てられた最終押当位置に達する第2の動作過程において、該連続紙に弛みを生じさせない平均移動速度で該第2の搬送部材を移動させることを特徴とする連続紙搬送装置。
  5. 連続紙に接し連続紙の搬送に合わせた搬送動作により該連続紙の搬送を補助する第1の搬送部材と、
    前記第1の搬送部材に接離する方向に移動する接離動作が自在であって前記連続紙を挟んで該第1の搬送部材に押し当てられ、該連続紙の搬送に合わせた搬送動作により該連続紙の搬送を補助する第2の搬送部材と、
    前記第1の搬送部材および前記第2の搬送部材の連続紙の搬送への寄与なしに、該連続紙を、該第1の搬送部材と該第2の搬送部材とに挟まれた位置を経由する搬送経路上を搬送する搬送部と、
    前記第2の搬送部材を、前記連続紙を挟んで前記第1の搬送部材に押し当てられた最終押当位置に維持するとともに、該第1の搬送部材および該第2の搬送部材に搬送動作を継続させる第4制御過程、および前記最終押当位置にある前記第2の搬送部材を、前記第1の搬送部材から離間した離間位置まで移動させる第5制御過程を含む制御を行なう制御部とを備え、
    前記制御部が、前記第5制御過程において、前記最終押当位置にある前記第2の搬送部材が前記第1の搬送部材から離れる向きに相対的に低速の第3の平均移動速度で移動する第3の動作過程と、該第3の動作過程に続く、該第2の搬送部材が前記離間位置に達するまで該第3の平均移動速度よりも高速の第4の移動速度で移動する第4の動作過程とを実現するように、該第2の搬送部材の移動の速度パターンを変更することを特徴とする連続紙搬送装置。
  6. 連続紙に接し連続紙の搬送に合わせた搬送動作により該連続紙の搬送を補助しながら該連続紙上に転写されて搬送されてきたトナー像を加熱する加熱部材と、
    前記加熱部材に接離する方向に移動する接離動作が自在であって前記連続紙を挟んで該加熱部材に押し当てられることにより該連続紙を加圧しながら、該連続紙の搬送に合わせた搬送動作により該連続紙の搬送を補助する加圧部材と、
    前記加熱部材および前記加圧部材の連続紙の搬送への寄与なしに、該連続紙を、該加熱部材と該加圧部材とに挟まれた位置を経由する搬送経路上を搬送する搬送部と、
    前記加圧部材を、前記加熱部材から離間した離間位置に待機させる第1制御過程、
    前記加熱部材および該加圧部材に搬送動作を開始させる第2制御過程、および
    前記加熱部材および前記加圧部材の搬送動作の開始以降であって、かつ、連続紙の搬送開始以降において、該加圧部材を該連続紙を挟んで該加熱部材に押し当てる第3制御過程を含む制御を行なう制御部とを備え、
    前記制御部が、前記第3制御過程において、前記離間位置に待機していた前記加圧部材が前記加熱部材に近づく向きに移動する第1の動作過程と、該第1の動作過程に続く、該加圧部材が該加熱部材に押し当てられた最終押当位置に達するまでの第2の動作過程とで、該加圧部材の移動の速度パターンを変更することを特徴とする定着装置。
  7. 前記制御部が、前記第1の動作過程において前記加圧部材が第1の平均移動速度で移動し、前記第2の動作過程において該加圧部材が前記第1の平均移動速度よりも低速の第2の平均移動速度で移動するように、該加圧部材の移動を制御することを特徴とする請求項
    に記載の定着装置。
  8. 前記制御部が、前記搬送部による搬送対象の連続紙の厚みに応じて、該連続紙の厚みが薄い場合に、該連続紙の厚みが厚い場合と比べ、前記第2の動作過程における前記加圧部材の移動平均速度を低下させることを特徴とする請求項に記載の定着装置。
  9. 前記制御部が、前記搬送部による搬送対象の連続紙の搬送速度に応じて、該連続紙の搬送速度が相対的に高速の場合に、該連続紙の搬送速度が相対的に低速の場合と比べ、前記第2の動作過程における前記加圧部材の移動平均速度を低下させることを特徴とする請求項またはに記載の定着装置。
  10. 前記制御部が、前記第1の動作過程の途中で前記加圧部材を一旦停止させることを特徴とする請求項からのうちのいずれか1項に記載の定着装置。
  11. 連続紙に接し連続紙の搬送に合わせた搬送動作により該連続紙の搬送を補助しながら該連続紙上に転写されて搬送されてきたトナー像を加熱する加熱部材と、
    前記加熱部材に接離する方向に移動する接離動作が自在であって前記連続紙を挟んで該加熱部材に押し当てられることにより該連続紙を加圧しながら、該連続紙の搬送に合わせた搬送動作により該連続紙の搬送を補助する加圧部材と、
    前記加圧部材を、前記加熱部材から離間した離間位置に待機させる第1制御過程、
    前記加熱部材および該加圧部材に搬送動作を開始させる第2制御過程、および
    前記加熱部材および前記加圧部材の搬送動作の開始以降であって、かつ、連続紙の搬送開始以降において、該加圧部材を該連続紙を挟んで該加熱部材に押し当てる第3制御過程を含む制御を行なう制御部とを備え、
    前記制御部が、前記第3制御過程において、前記離間位置に待機していた前記加圧部材が前記加熱部材に近づく向きに移動する第1の動作過程に続く、該加圧部材が該連続紙を挟んで該加熱部材に押し当てられた最終押当位置に達する第2の動作過程において、該連続紙に弛みを生じさせない平均移動速度で該加圧部材を移動させることを特徴とする定着装置。
  12. 連続紙に接し連続紙の搬送に合わせた搬送動作により該連続紙の搬送を補助しながら該連続紙上に転写されて搬送されてきたトナー像を加熱する加熱部材と、
    前記加熱部材に接離する方向に移動する接離動作が自在であって前記連続紙を挟んで該加熱部材に押し当てられることにより該連続紙を加圧しながら、該連続紙の搬送に合わせた搬送動作により該連続紙の搬送を補助する加圧部材と、
    前記加圧部材を、前記連続紙を挟んで前記加熱部材に押し当てられた最終押当位置に維持するとともに、該加熱部材および該加圧部材に搬送動作を継続させる第4制御過程、および前記最終押当位置にある前記加圧部材を、前記加熱部材から離間した離間位置まで移動させる第5制御過程を含む制御を行なう制御部とを備え、
    前記制御部が、前記第5制御過程において、前記最終押当位置にある前記加圧部材が前記加熱部材から離れる向きに相対的に低速の第3の平均移動速度で移動する第3の動作過程と、該第3の動作過程に続く、該加圧部材が前記離間位置に達するまで該第3の平均移動速度よりも高速の第4の移動速度で移動する第4の動作過程とを実現するように、該加圧部材の移動の速度パターンを変更することを特徴とする定着装置。
  13. 請求項から12のうちのいずれか1項に記載の定着装置と、
    前記加熱部材および前記加圧部材の連続紙の搬送への寄与なしに、該連続紙を、該加熱部材と該加圧部材とに挟まれた定着位置を経由する搬送経路上を搬送する搬送部と、
    トナー像を生成し、前記連続紙の搬送方向に関し前記定着位置よりも上流側において該トナー像を該連続紙上に転写するトナー像生成部とを備えたことを特徴とする画像形成装
    置。
JP2017016969A 2017-02-01 2017-02-01 連続紙搬送装置、定着装置、および画像形成装置 Active JP6855819B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017016969A JP6855819B2 (ja) 2017-02-01 2017-02-01 連続紙搬送装置、定着装置、および画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017016969A JP6855819B2 (ja) 2017-02-01 2017-02-01 連続紙搬送装置、定着装置、および画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018122972A JP2018122972A (ja) 2018-08-09
JP6855819B2 true JP6855819B2 (ja) 2021-04-07

Family

ID=63109340

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017016969A Active JP6855819B2 (ja) 2017-02-01 2017-02-01 連続紙搬送装置、定着装置、および画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6855819B2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7085526B2 (en) * 2001-07-30 2006-08-01 Fuji Xerox Co., Ltd. Image forming method and image forming apparatus
JP2011184127A (ja) * 2010-03-08 2011-09-22 Ricoh Co Ltd 用紙後処理装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018122972A (ja) 2018-08-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6222152B2 (ja) 画像形成装置
JP2018184228A (ja) シート搬送装置及び画像形成装置
JP6204275B2 (ja) 画像形成装置
JP5561612B2 (ja) 画像形成装置
JP5910919B2 (ja) 画像形成装置
JP6855819B2 (ja) 連続紙搬送装置、定着装置、および画像形成装置
JP6269192B2 (ja) 画像形成装置
JP6801319B2 (ja) 用紙処理装置および画像形成システム
JP4923479B2 (ja) 画像形成装置
JP7180232B2 (ja) 転写装置および画像形成装置
JP2020122916A (ja) 定着装置及び画像形成装置
US20180203385A1 (en) Fixing device and image forming apparatus
JP6524804B2 (ja) 画像形成装置
JP6776557B2 (ja) 画像形成装置
JP2020052089A (ja) 画像形成装置
CN112445108B (zh) 图像形成装置
US20240231264A9 (en) Image forming apparatus
US20240134307A1 (en) Image forming apparatus
JP2019034810A (ja) カール矯正装置及び画像形成装置
JP4980674B2 (ja) 画像形成装置
JP7147583B2 (ja) 画像形成装置
JP7119717B2 (ja) ローラ装置、定着装置及び画像形成装置
JP2022138556A (ja) 画像形成装置
JP6598561B2 (ja) 画像形成装置
JP6800563B2 (ja) 画像形成装置および画像形成システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20191220

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20201026

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20201118

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210114

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210216

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210301

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6855819

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350