JP6847472B1 - バイブレータユニット、搬送システム、搬送方法、及びコンピュータプログラム - Google Patents

バイブレータユニット、搬送システム、搬送方法、及びコンピュータプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 電子部品の大きさや形状に影響されにくく、電子部品を所望の姿勢に変更することが可能なバイブレータユニット、当該バイブレータユニットを用いた搬送システム、搬送方法、及びコンピュータプログラムを提供する。【解決手段】 本発明に係るバイブレータユニットは、対象物が配置される第1面と、前記第1面と反対側の第2面と、を有する振動プレートと、前記振動プレートと一定の間隔を有して配置されるベースと、前記第2面に対向する振動部と、前記ベースに接続されるフレームと、を有するスピーカと、前記スピーカの振動を前記振動プレートに伝達する伝達部材と、を備える。【選択図】 図2

Description

本発明は、バイブレータユニット、当該バイブレータユニットを用いた搬送システム、搬送方法、及びコンピュータプログラムに関する。
従来、電子部品の製造工程では電気試験が行われている。電気試験を行うためには電子部品を試験に適した姿勢に準備しておく必要があるが、電子部品は検査台上に乱雑な状態で供給される場合がある。そのため、試験前に電子部品の表裏を反転させたり、電子部品を回転させたりすることで姿勢を変更する工程が必要である。
特開平9−77230号公報 特開2009−120397号公報
電子部品の姿勢を変更するための機構として、例えばボウル(電子部品を入れる容器)を用いた機構が知られている。ボウルを用いた機構は、振動源である電気モータの回転による偏心振動をボウルに伝達することで、ボウルを振動させ、その振動を利用してボウル内の電子部品の表裏を反転させたり、回転させたりするものである。
しかし、ボウルを用いた機構の場合、電子部品の大きさや形状に対応したボウルを準備する必要があり、またボウルの交換や交換後の装置の調整は手間を要する作業である。さらに、ボウル自体が精密に加工されている特注品であるため、ボウルは非常に高価な部品である。
本発明の目的の一つは、電子部品の大きさや形状に影響されにくく、電子部品を所望の姿勢に変更することが可能なバイブレータユニット、当該バイブレータユニットを用いた搬送システム、搬送方法、及びコンピュータプログラムを提供することである。
本発明に係るバイブレータユニットは、対象物が配置される第1面と、前記第1面と反対側の第2面と、を有する振動プレートと、前記振動プレートと一定の間隔を有して配置され前記第2面と対向する上面を有するベースプレートを含むベースと、前記第2面に対向する振動部と、前記ベースプレートの下面に接続されるフレームと、を有するスピーカと、前記振動プレートの前記第1面に配置された前記対象物に振動を与えるために、前記スピーカの振動を前記振動プレートに伝達する伝達部材と、を備える。
前記振動プレートと前記ベースプレートの前記上面の間に配置された、前記振動プレートを支持する弾性部材をさらに備えてもよい。
前記ベースプレートは、開口部を有し、前記伝達部材は、前記開口部を通り、前記振動プレートの前記第2面に接触してもよい。
本発明に係る搬送システムは、前記バイブレータユニットと、前記振動プレートの前記第1面に配置された対象物を搬送するトランスファと、を備える。
前記トランスファは、カメラと、制御装置と、をさらに備えてもよい。前記制御装置は、前記カメラで前記第1面上の指定領域を撮像する撮像手段と、撮像された画像に基づき前記指定領域内の前記対象物の状態を認識し、前記対象物が第1状態および第2状態のいずれであるかを識別する画像識別手段と、前記第1状態と識別された前記対象物を前記トランスファに搬送させる搬送制御手段と、を有してもよい。
前記制御装置は、前記指定領域内に前記第1状態の前記対象物がなく、かつ前記第2状態の前記対象物がある場合、前記振動部を振動させるための信号を前記バイブレータユニットに出力する振動制御手段、を有してもよい。
前記搬送システムにおける前記第1状態は、前記対象物の指定面が前記第1面の上方を向く状態であり、前記第2状態は、前記対象物の前記指定面とは異なる面が前記第1面の上方を向く状態であってもよい。
本発明に係る搬送方法は、第1面と、前記第1面の反対側の第2面とを有する振動プレートの前記第1面に複数の対象物を配置する配置工程と、前記第1面に配置された第1状態の前記対象物を前記第1面から搬送する搬送工程と、前記バイブレータユニットが備える前記スピーカの振動を前記伝達部材により前記振動プレートに伝達させることにより前記振動プレートを振動させ、前記第1面に配置された第2状態の前記対象物を前記第1状態に変化させる振動工程と、を含む。
前記搬送方法は、カメラで前記第1面上の指定領域を撮像する撮像工程と、撮像された画像に基づき前記指定領域内の前記対象物の状態を認識し、前記対象物が前記第1状態および前記第2状態のいずれであるかを識別する画像識別工程と、をさらに含んでもよい。前記搬送工程においては、前記第1状態と識別された前記対象物を前記第1面から搬送してもよい。
前記搬送方法は、前記指定領域内に前記第1状態の前記対象物がなく、かつ前記第2状態の前記対象物がある場合、前記振動工程が実行されてもよい。
前記搬送方法における前記第1状態は、前記対象物の指定面が前記第1面の上方を向く状態であり、前記第2状態は、前記対象物の前記指定面とは異なる面が前記第1面の上方を向く状態であってもよい。
本発明に係るコンピュータプログラムは、前記バイブレータユニット、および、前記対象物を搬送するトランスファの各々に接続されたコンピュータを、前記第1面に配置された第1状態の前記対象物を前記トランスファに搬送させる搬送制御手段、および、前記スピーカにより前記振動プレートを振動させ、前記第1面に配置された第2状態の前記対象物を前記第1状態に変化させる振動制御手段、として機能させる。
前記コンピュータを、カメラで前記第1面上の指定領域を撮像する撮像手段、および、撮像された画像に基づき前記指定領域内の前記対象物の状態を認識し、前記対象物が前記第1状態および前記第2状態のいずれであるかを識別する画像識別手段、としてさらに機能させてもよい。
前記指定領域内に前記第1状態の前記対象物がなく、かつ前記第2状態の前記対象物がある場合、前記振動制御手段が前記振動部を振動させるための信号を前記バイブレータユニットに出力してもよい。
前記コンピュータプログラムにおける前記第1状態は、前記対象物の指定面が前記第1面の上方を向く状態であり、前記第2状態は、前記対象物の前記指定面とは異なる面が前記第1面の上方を向く状態であってもよい。
本発明によれば、電子部品の大きさや形状に影響されにくく、電子部品を所望の姿勢に変更することが可能なバイブレータユニット、当該バイブレータユニットを用いた搬送システム、搬送方法、及びコンピュータプログラムを提供することができる。
図1は、第1実施形態に係る搬送システムの概略的な構成を示す図である。 図2は、第1実施形態に係る搬送システムの概略的な斜視図である。 図3は、第1実施形態に係るバイブレータユニットの概略的な断面図である。 図4は、第1実施形態に係るトランスファの概略的な断面図である。 図5は、第1実施形態に係るバイブレータユニットの分解図である。 図6は、第1実施形態に係る搬送システムの動作の一例を示すフローチャートである。 図7は、第1実施形態に係る搬送システムでの画像識別の状態を示す模式図である。 図8は、第2実施形態に係る搬送システムの動作の一例を示すフローチャートである。 図9は、第3実施形態に係る搬送システムの概略的な斜視図である。
本発明のいくつかの実施形態につき、図面を参照しながら説明する。
各実施形態では、主に電子部品の製造工程での使用を想定したバイブレータユニット、搬送システム、搬送方法、及びコンピュータプログラムを開示する。各図においては、搬送システムを構成する各部材の相対的な大きさや位置を模式的に示すことがある。なお、以下に説明する実施形態によって本発明が限定されるものではない。
[第1実施形態]
図1は、第1実施形態に係る搬送システム1の概略的な構成を示す図である。搬送システム1は、バイブレータユニット10と、トランスファ20と、制御装置30と、増幅器40と、を備えている。バイブレータユニット10は増幅器40を介して制御装置30と接続され、トランスファ20は制御装置30と通信可能に接続されている。制御装置30は、バイブレータユニット10とトランスファ20をそれぞれ制御する。
電子部品Aは、バイブレータユニット10に配置される。電子部品Aは、対象物の一例である。電子部品Aは、例えばICである。
トランスファ20は、いわゆる多軸水平搬送ロボットである。トランスファ20は、駆動機構21と、吸着ノズル22と、カメラ23と、を備えている。駆動機構21とカメラ23は、それぞれ制御装置30と接続されている。駆動機構21は、複数のモータM1−M4を有している。カメラ23は、トランスファ20の一部として図示されているが、カメラ23は、トランスファ20とは別に設置されてもよい。
カメラ23は、バイブレータユニット10上の電子部品Aを撮像することが可能となるように配置されている。撮像した撮像データは制御装置30に出力される。
制御装置30は、撮像モジュール31と、画像識別モジュール32と、搬送制御モジュール33と、振動制御モジュール34と、を含んでいる。
撮像モジュール31は、バイブレータユニット10の指定領域を撮像するために、カメラ23を制御する。指定領域とは、バイブレータユニット10上の電子部品Aが配置される範囲であって、一例では後述する収容スペースSPに相当する範囲である。画像識別モジュール32は、カメラ23で撮像された撮像データの画像処理を行うことで、指定領域内の電子部品Aの状態を認識する。そして、予め設定されている基準に基づいて、電子部品Aの状態を識別する。搬送制御モジュール33は、識別された電子部品Aを図示しない検査装置に搬送するために、トランスファ20を制御する。ここで、検査装置は、例えば電子部品Aの電気特性を検査するための装置である。検査装置は、搬送システム1に含まれない他の装置であってもよいし、同システム内の検査ステージであってもよい。
振動制御モジュール34は、バイブレータユニット10に振動を発生させるための信号を出力する。振動制御モジュール34から信号が出力されると、その信号が増幅器40に入力する。増幅器40に入力した信号は、増幅器40内で変換、増幅された後、バイブレータユニット10に出力される。増幅器40から出力された信号は、バイブレータユニット10が有する後述するスピーカ11に出力される。スピーカ11は、増幅器40から出力された信号に応じて振動する。
搬送システム1は、図1に示した構成要素以外の他の要素を含むものとして定義されてもよい。また、搬送システム1は、独立したシステムとして構成されてもよいし、他のシステムの一部として組み込まれてもよい。
図2は、本実施形態に係る搬送システム1の概略的な斜視図である。図2は、搬送システム1の主たる構成要素であるバイブレータユニット10及びトランスファ20を示している。バイブレータユニット10の有する振動プレート12と平行な平面における方向をそれぞれX方向、Y方向とする。振動プレート12の厚さ方向である垂直方向をZ方向とする。
トランスファ20の駆動機構21は、クランク状のアーム211を備えている。アーム211の先端部211aの上方にモータM1が配置されている。モータM1のシャフトは先端部211aに設けられた開口を通じて先端部211aの下方に延びており、この下方に延びた部分に吸着ノズル22が装着されている。さらに、先端部211aと吸着ノズル22の間において、モータM1のシャフトには固定具212が取り付けられている。固定具212の側面には、カメラ23を装着するためのブラケット213が取り付けられている。
駆動機構21は、アーム211およびモータM1の他にも、上述のモータM2−M4や他のアーム等を備えている。例えば、駆動機構21は、モータM2,M3によりアーム211をZ方向と平行な軸周りに多軸で回動させるための水平駆動機構を備えてもよい。また、駆動機構21は、モータM4によりアーム211をZ方向と平行に昇降させるための垂直駆動機構を備えてもよい。
トランスファ20は、吸着ノズル22とカメラ23が、バイブレータユニット10の上方に位置し、バイブレータユニット10と干渉しないように一定の間隔を有して配置される。この間隔は、トランスファ20の動きによって可変するものである。トランスファ20は、駆動機構21によって、バイブレータユニット10に対して水平方向(X方向、Y方向)及び垂直方向(Z方向)の各方向に吸着ノズル22及びカメラ23を移動させることができる。また、トランスファ20は、吸着ノズル22で吸着した電子部品Aを図示しない検査装置に搬送させることができる。
次に、搬送システム1の各構成要素について説明する。図3は、本実施形態に係るバイブレータユニット10の概略的な断面図である。バイブレータユニット10は、スピーカ11と、振動プレート12と、ベース13と、コーン14と、トレイ15と、シート16と、を含んでいる。
バイブレータユニット10の振動源であるスピーカ11について説明する。スピーカ11は、振動部材110と、ダストキャップ111と、ボイスコイルボビン112と、ボイスコイル113と、ダンパー114と、トッププレート115と、マグネット116と、ヨーク117と、フレーム118と、ガスケット119と、を含んでいる。軸X1は、スピーカ11の中心軸である。軸X1と図2におけるZ方向は、平行である。スピーカ11の振動部には、振動部材110、ダストキャップ111、ボイスコイルボビン112、ボイスコイル113、及びダンパー114が含まれる。
振動部材110は、振動部材本体110aと、エッジ部110bと、を有している。振動部材本体110aの内周部は、円筒形状のボイスコイルボビン112と接続されている。振動部材本体110aの外周部は、一部に湾曲した部分を有するエッジ部110bと接続されている。エッジ部110bの外周部は、フレーム118に接続されている。振動部材本体110aは、例えば樹脂材料で製作されている。
ボイスコイル113は、ボイスコイルボビン112の外周面であって、下端部側に形成されている。ダンパー114は、ボイスコイルボビン112とフレーム118の間に位置している。ダンパー114の外周部はフレーム118に接続され、内周部は、ボイスコイルボビン112に接続されている。ボイスコイルボビン112は、振動部材110とダンパー114によって、軸X1と平行な方向に振動可能に支持されている。また、ボイスコイルボビン112の上面の開口部を覆うように、ダストキャップ111が振動部材110に接続されている。
トッププレート115、マグネット116、及びヨーク117が軸X1に沿って積み重なることで磁気回路を構成している。トッププレート115とマグネット116の内周面とヨーク117の中心部の外周面の間に、一定の隙間が形成されている。ボイスコイル113が、当該隙間に位置するようにボイスコイルボビン112が配置されている。
トッププレート115の上面には、フレーム118の下面が固定されている。本実施形態においては、フレーム118は金属製のフレームを想定している。フレーム118の外周面には図示しない端子が配置されており、その端子とボイスコイル113が接続されている。
スピーカ11の動作としては、増幅器40からの信号が端子を介してボイスコイル113に入力される。ボイスコイル113に信号が入力されると、ボイスコイル113が軸X1と平行な方向である上下方向の力を受けて、ボイスコイルボビン112とボイスコイル113が動く。そして、ボイスコイルボビン112の動きに追従するように、ボイスコイルボビン112と接続している振動部材110や振動部材110と接続しているダストキャップ111が振動する。振動部材110等が振動すると振動部材110の周囲の空気が振動し、音が発生する。
振動プレート12は、薄板状であって、電子部品Aが配置される側の第1面F1と、第1面F1と反対側の第2面F2を有している。振動プレート12は、ベース13と一定の間隔を有して平行に配置されており、締結部材S1にて振動可能に支持されている。振動プレート12の中心位置と軸X1は、同軸上に位置している。振動プレート12は、例えばアルミニウム等の金属材料で形成することができる。
ベース13は、ベースプレート131と筐体132を有している。筐体132は、上方が開口した箱状である。ベースプレート131は、振動プレート12よりも板厚が厚い板状部材であり、筐体132の開口を塞いでいる。ベースプレート131は、例えばアルミニウム等の金属材料で形成することができる。ベースプレート131は、円形の開口部131aを有している。ベースプレート131の開口部131aの中心軸と軸X1は、同軸上に位置している。振動プレート12とベースプレート131の間には後述する弾性部材Eが配置されている。振動プレート12は、弾性部材Eで支持されている。
スピーカ11は、筐体132に収容されている。スピーカ11の振動部は、第2面F2に対向するようにベースプレート131に締結部材S2によって固定されている。また、スピーカ11は、筐体132に固定されてもよい。ベースプレート131と筐体132は、締結部材S3で固定されている。
コーン14は、スピーカ11で発生した振動を振動プレート12に伝達するための伝達部材である。コーン14は、スピーカ11と振動プレート12の間に位置しており、ベースプレート131の開口部131aを通るように配置されている。コーン14の中心軸と軸X1は、同軸上に位置している。つまり、軸X1と同軸上にバイブレータユニット10のスピーカ11、振動プレート12、開口部131a、コーン14が配置されている。
コーン14は、外形が振動プレート12に向かって広がるようなテーパ形状である。また、コーン14は、内部にテーパ部14aと円筒部14bで形成された空洞を有している。コーン14の下端部は、スピーカ11に接触している。コーン14の上端部は、振動プレート12の第2面F2と接触している。コーン14の下端部は、振動部材110と接触してもよいし、ダストキャップ111と接触してもよいし、その両方と接触してもよい。コーン14とスピーカ11及び振動プレート12との接触部は、それぞれ接着されてもよい。本実施例において、コーン14は、樹脂材料で製作されているが、他の材料であってもよい。
スピーカ11が発生させた振動は、振動プレート12にコーン14を介して伝達されるのみならず、コーン14の空洞内の空気を振動させることでも伝達される。
トレイ15は、振動プレート12の第1面F1に配置されている。トレイ15は、電子部品Aを配置するための容器であるが、トレイ15を使用せずに電子部品Aが直接第1面F1に配置されてもよい。電子部品Aのトレイ15への配置は、人間による手作業で実施されることもあれば、ロボットにより実施されることもある。トレイ15は、接着や締結部材によって第1面F1に固定される。トレイ15は、図2におけるX方向及びY方向に沿う方向に仕切り15aを有しており、トレイ15の内側は複数の収容スペースSPに分割されている。各収容スペースSPは、カメラ23で認識できる範囲よりも狭いことが好ましい。各収容スペースSPは、例えば図2に示すようにX方向及びY方向においてマトリクス状に配列されてもよい。
トレイ15の仕切り15aは、各収容スペースSPの水平方向(X−Y平面)における断面積が底面に向けて小さくなるようなテーパ形状である。このように収容スペースSPの側面をテーパ形状とすることで、当該側面近傍に位置する電子部品Aを吸着ノズル22で吸着する際にも吸着ノズル22とトレイ15が接触しにくくなる。
ベースプレート131の上面には、ベースプレート131の開口部131aの一部を覆うためのシート16が配置されている。シート16を配置することで、スピーカ11の振動部材110上に埃などのごみが堆積するのを防止する。振動部材110上にごみが堆積すると、振動部材110の動きが阻害されることで、スピーカ11の振動に影響を与えるからである。
シート16には、コーン14や各締結部材と干渉しないための開口や切欠きが各部品と対応する位置に設けられている。シート16は、締結部材S3でベースプレート131に固定されてもよいし、直接ベースプレート131上に接着されてもよい。
ベース13は、固定部材S4を有している。固定部材S4を使用することで、バイブレータユニット10は、他の装置に装着することが可能である。バイブレータユニット10は、他の装置に装着されてもよいし、単独のユニットとしてもよい。
図4は、本実施形態に係るトランスファ20の概略的な部分断面図である。上述のモータM1が駆動すると、モータM1の回転軸X2を中心に固定具212が回転する。固定具212の先端には吸着ノズル22が装着されている。吸着ノズル22の中心軸とモータM1の回転軸X2は一致している。
モータM1の駆動と連動して、吸着ノズル22は回転し、カメラ23は移動することが可能である。吸着ノズル22に電子部品Aが吸着された状態でモータM1が回転すると、電子部品Aの姿勢を変更することができる。
吸着ノズル22は、先端に真空パッド22aを有している。真空パッド22aのサイズは、吸着する電子部品Aのサイズや形状に合わせて変更することが可能である。駆動機構21は、吸着ノズル22の内部を減圧するための機構を備えている。この機構により吸着ノズル22の内部が減圧された状態で真空パッド22aが電子部品Aに近づくと、電子部品Aが真空パッド22aに吸着する。
カメラ23は、振動プレート12の指定領域を撮像する。撮像データは、ケーブルCを通じて制御装置30へ送信される。カメラ23は、レンズ231と、照明232と、偏光フィルタ233と、拡散板234と、図示しない撮像素子と、を含んでいる。撮像素子は、例えばCCD等のイメージセンサーなどである。レンズ231は、振動プレート12に向けて取り付けられている。照明232は、振動プレート12の指定領域に光を照射する。照明232には、照明232が放つ光を拡散する拡散板234が取り付けられている。照明232は、例えばLEDが放射状に配置されたリング状のライトである。偏光フィルタ233は、レンズ231と照明232にそれぞれ取り付けられている。
図5は、本実施形態に係るバイブレータユニット10の分解図である。図5においては、バイブレータユニット10の一部の部品を省略している。バイブレータユニット10の各構成部品との接続について説明する。
まず、振動プレート12とベースプレート131は、複数の締結部材S1で締結されている。締結部材S1は、ボルトS1aと、ブッシュS1bと、ワッシャS1cと、ナットS1dと、を有している。
振動プレート12は、例えば4隅に貫通孔12aを有している。ベースプレート131は、貫通孔12aに対応する位置に設けられた貫通孔131bを有している。ボルトS1aは、振動プレート12の第1面F1側から貫通孔12a,131bに挿入され、ベースプレート131の下面側でナットS1dにねじ込まれている。ブッシュS1bとワッシャS1cは、ボルトS1aの頭部と振動プレート12の第1面F1との間に位置している。
振動プレート12とベースプレート131の間には、弾性部材Eが位置している。ボルトS1aは、弾性部材Eを貫通している。弾性部材Eは、例えばコイルばねである。弾性部材Eは、振動プレート12とベースプレート131で挟まれることで自然長よりも圧縮されている。弾性部材Eの付勢力により、振動プレート12がボルトS1aの頭部に押し当てられる。このような構造においては、振動プレート12が締結部材S1によって振動可能にベースプレート131に対し固定される。振動プレート12とベースプレート131の間隔は、10mm程度が好ましい。
ワッシャS1cは、例えば発泡体(スポンジ)で形成されている。ワッシャS1cの材質として発泡体を選定することで、振動プレート12に伝達された振動が停止した際に、振動プレート12の振動を減衰させる効果がある。
スピーカ11のフレーム118は、ベースプレート131に締結部材S2で固定されている。締結部材S2は、ナットS2aと、ボルトS2bと、を有している。ベースプレート131は、貫通孔131cをさらに有している。ボルトS2bは、フレーム118の下面側からフレーム118の端部に設けられた貫通孔およびベースプレート131の貫通孔131cに挿入され、ベースプレート131の上面側でナットS2aにねじ込まれている。
また、フレーム118とベースプレート131の間には、ガスケット119が位置している。ガスケット119は、フレーム118の上端面において環状に配置されている。ガスケット119が、フレーム118とベースプレート131の間に挟まれて潰された状態で、フレーム118とベースプレート131とが固定されている。
図6は、本実施形態に係る搬送システム1の動作(搬送方法)の一例を示すフローチャートである。このフローチャートに示す動作は、制御装置30によって実行される。制御装置30は、プロセッサやメモリ等で構成されたコンピュータを含む。例えば、制御装置30が備えるプロセッサがメモリに記憶されたコンピュータプログラムを実行することによって、上述の撮像モジュール31、画像識別モジュール32、搬送制御モジュール33、及び振動制御モジュール34が実現される。コンピュータプログラムの実行は、複数のプロセッサを用いて実現されてもよい。また、各モジュール31−34の少なくとも一つは、制御装置30とは独立した個別の装置であってもよい。
まず、複数の電子部品Aが、トレイ15内の収容スペースSPに配置される(配置工程)。電子部品Aの収容スペースSPへの配置は、作業者によって手作業で配置される場合もあるし、ロボットによって配置される場合もある。電子部品Aがトレイ15に配置された後に、搬送システム1の動作が開始する。
制御装置30は、トランスファ20の駆動機構21に信号を出力し、カメラ23を振動プレート12上のトレイ15のいずれかの収容スペースSPの上方に移動させる(ステップS101)。カメラ23を移動させた後、撮像モジュール31は、収容スペースSPをカメラ23に撮像させる(ステップS102:撮像工程)。このときカメラ23によって生成される撮像データは、画像識別モジュール32に送信される。
撮像データが画像識別モジュール32に送信された後、画像識別モジュール32は、撮像データから得られる画像に基づき電子部品Aの状態を認識する(ステップS103:画像識別工程)。具体的には、画像識別モジュール32は、撮像データから得られる画像に基づき電子部品Aの位置情報及び角度情報を認識するとともに、電子部品Aが第1状態及び第2状態のいずれであるかを認識する。後述する図7に画像識別モジュール32における画像識別の状態を示す。位置情報とは、例えば振動プレート12上での座標である。角度情報とは、電子部品Aが基準位置に向かう方向に対して相対的に回転している角度である。基準位置は、例えば電子部品Aの搬送先である検査装置上の電子部品Aが配置される位置である。第1状態とは、電子部品Aの指定面が振動プレート12の第1面F1の上方(Z方向)を向いている状態であり、第2状態とは、電子部品Aの指定面とは異なる面が振動プレート12の第1面F1の上方を向いている状態である。指定面とは、例えば検査装置での検査にあたり上方を向いていなければならない面である。
画像識別モジュール32は、他に電子部品Aの欠陥に関する情報を認識してもよい。電子部品Aの欠陥に関する情報は、例えば電子部品Aの変形や傷等の形状、異物の付着、印字状態等である。
画像識別モジュール32は、ステップS103において認識できた電子部品Aがあるかを判定する(ステップS104)。認識できた電子部品Aがある場合(ステップS104のYes)、画像識別モジュール32は、吸着ノズル22で搬送可能な電子部品Aがあるかを判定する(ステップS106)。この判定は、撮像データから得られる画像に基づく電子部品Aの状態と判定基準との比較に基づいて実行される。例えば、判定基準として、搬送可能な状態を第1状態として決めた場合、第1状態の電子部品Aのみが搬送可能と判定され、第2状態の電子部品Aは搬送不可と判定される。搬送可能な状態を第1状態にするか、第2状態にするかは、事前に決められている。判定基準は、制御装置30に記憶させてもよい。
画像識別モジュール32の判定結果により、搬送可能な電子部品Aがある場合(ステップS106のYes)、搬送制御モジュール33は、ステップS103で認識された当該電子部品Aの位置情報に基づいて吸着ノズル22を搬送可能な電子部品A上に移動させる(ステップS107)。吸着ノズル22を移動させた後、搬送制御モジュール33は吸着ノズル22を電子部品Aに対して下降させ、電子部品Aを吸着する(ステップS108)。電子部品Aを吸着後、搬送制御モジュール33は、ステップS103で認識された電子部品Aの角度情報に基づいて駆動機構21のモータM1を駆動させて、電子部品Aを所定方向を向くように回転させる(ステップS109)。電子部品Aを回転後、搬送制御モジュール33は、電子部品Aを検査装置へ搬送させる(ステップS110:搬送工程)。
電子部品Aを搬送後、制御装置30は、搬送された部品がステップ103で認識された電子部品Aのうち、最後の電子部品Aであるかを判定する(ステップS111)。最後の電子部品Aでない場合(ステップS111のNo)、ステップS106に戻る。一方、電子部品Aを搬送後、搬送された部品がステップS103で認識された最後の電子部品Aであった場合(ステップS111のYes)、ステップS101に戻る。例えば電子部品A同士が重なっている場合、下側の電子部品Aは画像識別モジュール32で認識されず、上側の電子部品Aが搬送された後も下側の電子部品Aが認識されない状態で収容スペースSP内に残存し得る。認識した最後の電子部品Aを搬送後、再度収容スペースSP内を撮像することでこのような電子部品Aの残存を防止することができる。
例えば、ステップS103で認識できた1つ以上の電子部品Aがあるがこれら電子部品Aが全て第2状態である場合、ステップS106で搬送可能な電子部品Aがないと判定される(ステップS106のNo)。このとき、振動制御モジュール34は、バイブレータユニット10を作動させる(ステップS112:振動工程)。具体的には、振動制御モジュール34は、信号を増幅器40に出力する。増幅器40は、この信号を増幅してバイブレータユニット10に出力する。バイブレータユニット10のスピーカ11は、増幅器40からの信号に応じて振動プレート12を振動させる。このとき、トレイ15内の電子部品Aも振動する。増幅器40は、予め決められた範囲内で信号を増幅させてもよいし、制御装置30によって制御されてもよい。
バイブレータユニット10による振動時間は、予め決められている。振動制御モジュール34から出力される信号には、波形、周波数、振幅など各要素が含まれる。波形は、例えば矩形波であるが、正弦波やのこぎり波であってもよい。電子部品Aの形状やサイズによって各要素を最適化した信号を用いることで、バイブレータユニット10のみで、様々な種類の電子部品に対応することが可能である。
バイブレータユニット10を作動させることで、トレイ15内の電子部品Aの表裏を反転させたり、回転させたりできる。複数の電子部品Aが乱雑に配置されていると電子部品A同士が重なっている場合もあるが、振動を与えること電子部品A同士を分離することが可能となる。
一例として、電子部品Aが1.0mm×1.0mm×0.6mmの直方体状である場合を想定する。この場合において、電子部品Aの表裏を反転させるためには、振動の波形を矩形波、振動時間を0.1秒以上かつ1秒以下、周波数を30Hz以上かつ50Hz以下とすることが好ましい。
バイブレータユニット10を作動させた後、再びステップS101に戻る。収容スペースSP内の電子部品Aがなくなるまで、これらのステップは繰り返し実行される。収容スペースSP内に電子部品Aがなくなった場合(ステップS104のNo)、ステップS101−S112の処理対象としていない次の収容スペースSPがあるかを判定する(ステップS105)。次の収容スペースSPがある場合には(ステップS105のYes)、当該収容スペースSPを対象としてステップS101以降の処理が実行される。処理対象としていない収容スペースSPがなくなるまで、この動作は繰り返される。
上記フローを繰り返し実行した後、処理対象としていない収容スペースSPがなくなると(ステップS105のNo)、制御装置30はブザーを作動させる(ステップS113)。ブザーを作動させることで、トレイ15上に搬送すべき電子部品Aがないことを搬送システム1の作業者に知らせることができる。そして、ステップS113を以て搬送システム1による動作は終了する。
図7は、本実施形態に係る搬送システム1での画像識別の状態を示す模式図である。図7は、撮像モジュール31によって取得された撮像データから得られる画像に基づいて、画像識別モジュール32が認識処理した結果を示している。この結果は、例えば液晶モニタなどの画像表示装置に出力され、作業者が結果を確認できるようにしてもよい。
図7において、認識された電子部品Aの形状が太線で図示されている。また、認識された電子部品Aは、中心位置が認識されるとともに、番号が割り振られる。画像識別モジュール32による認識処理の結果、複数の電子部品A1−A7が認識されている。
例えば、図7において電子部品A1の状態を第1状態とし、電子部品A3の状態を第2状態とする。電子部品A1、電子部品A2、電子部品A5、及び電子部品A6が第1状態であり、電子部品A3、電子部品A4、及び電子部品A7が第2状態である。第1状態を搬送可能な状態とする判定基準の場合、電子部品A1、電子部品A2、電子部品A5、及び電子部品A6が、搬送制御モジュール33にて検査装置へ搬送される。そして、バイブレータユニット10を作動させることで、第2状態の電子部品Aを反転させて搬送可能な第1状態へと姿勢を変更させることができる。
図7の例においては、電子部品A6の下方に当該電子部品A6と一部が重なった電子部品AXが存在する。このような電子部品AXは、輪郭の一部が隠れているために正確に画像認識することができない。バイブレータユニット10により振動を与えることで電子部品A6,AXの重なりが解消されれば、その後の画像認識にて電子部品AXを認識することができる。
以上説明したように、本実施形態に係る搬送システム1は、スピーカ11を用いて振動プレート12上の電子部品Aに振動を与えることで電子部品Aの姿勢を変更する。このような構成は、従来のボウルを用いた機構と比較すると、電子部品Aの大きさや形状に対応した部品の準備が不要のため、部品交換や装置の調整の手間を省くことができる。
また、本実施形態のように特定の面が上を向いた状態で電子部品Aを搬送する必要がある場合においては、当該面が下を向いた電子部品Aが存在する場合であっても、スピーカ11により振動を与えることで容易に電子部品Aの表裏を反転させることができる。
さらに、振動プレート12とベース13の間に弾性部材Eを設置することで、振動プレート12を安定して支持できるだけでなく、振動プレート12がコーン14から伝達された振動に応じて振動することが可能な状態で支持され得る。また、スピーカ11が振動プレート12の第2面F2と接触していることで、スピーカ11の振動が、コーン14を介して振動プレート12の厚さ方向(上下方向)に伝達される。振動プレート12の振動方向が上下方向であれば、電子部品Aは上方向に跳ね上がり、第1状態及び第2状態の姿勢の変更が発生しやすい。
[第2実施形態]
第2実施形態について説明する。第1実施形態と同様の構成要素には同一の符号を付し、説明を適宜省略する。
図8は、第2実施形態に係る搬送システム1の動作の一例を示すフローチャートである。まず、複数の電子部品Aが、トレイ15内の収容スペースSPに配置される。電子部品Aがトレイ15に配置された後に、搬送システム1の動作が開始する。
制御装置30は、トランスファ20の駆動機構21に信号を出力し、カメラ23を振動プレート12にあるトレイ15のいずれかの収容スペースSPの上方に移動させる(ステップS201)。カメラ23を移動させた後、撮像モジュール31は、収容スペースSPをカメラ23に撮像させる(ステップS202)。このときカメラ23によって生成される撮像データは、画像識別モジュール32に送信される。
撮像データが画像識別モジュール32に送信された後、画像識別モジュール32は、撮像データから得られる画像に基づき電子部品Aの状態を認識する(ステップS203)。画像識別モジュール32が認識処理する内容は、第1実施形態の場合と同様である。
画像識別モジュール32は、ステップS203において認識できた電子部品Aがあるかを判定する(ステップS204)。認識できた電子部品Aがある場合(ステップS204のYes)、画像識別モジュール32は、吸着ノズル22で搬送可能な電子部品Aがあるかを判定する(ステップS206)。
画像識別モジュール32の判定結果により、搬送可能な電子部品Aがある場合(ステップS206のYes)、搬送制御モジュール33は、ステップS203で認識された当該電子部品Aの位置情報に基づいて吸着ノズル22を搬送可能な電子部品A上に移動させる(ステップS208)。吸着ノズル22を移動させた後、搬送制御モジュール33は吸着ノズル22を電子部品Aに対して下降させ、電子部品Aを吸着する(ステップS209)。電子部品Aを吸着後、搬送制御モジュール33は、ステップS203で認識された電子部品Aの角度情報に基づいて駆動機構21のモータM1を駆動させて、電子部品Aを所定方向を向くように回転させる(ステップS210)。電子部品Aを回転後、搬送制御モジュール33は、電子部品Aを検査装置へ搬送させる(ステップS211)。
電子部品Aを搬送後、搬送された部品がステップS203で認識された電子部品Aのうち、最後の電子部品Aであるかを判定する(ステップS212)。最後の電子部品Aでない場合(ステップS212のNo)、ステップS206に戻る。一方、電子部品Aを搬送後、搬送された部品がステップS203で認識された最後の電子部品Aであった場合(ステップS212のYes)、ステップS201に戻る。
ステップS203で認識できた1つ以上の電子部品Aがあるがこれら電子部品Aが全て搬送可能ではない場合(ステップS206のNo)、制御装置30は、次の収容スペースSPがあるかを判定する(ステップS207)。次の収容スペースSPがある場合(ステップS207のYes)、再びステップS201に戻り、次の収容スペースSPが撮像される。ステップS204において収容スペースSP内に電子部品Aがないと判定した場合にも(ステップS204のNo)、制御装置30は次の収容スペースSPがあるかを判定し(ステップS205)、次の収容スペースSPがある場合には(ステップS205のYes)、再びステップS201に戻る。
このような動作を繰り返すと、トレイ15の各収容スペースSP内に配置された複数の電子部品Aのうち搬送可能なもの(例えば第1状態の電子部品A)が全て検査装置に搬送される。各収容スペースSPには、搬送可能でない電子部品A(例えば第2状態の電子部品A)や、画像認識できなかった電子部品Aが残される。
ステップS207において次の収容スペースSPがない場合(ステップS207のNo)、つまりトレイ15の各収容スペースSP内に搬送可能な電子部品Aがなくなった場合、振動制御モジュール34は、バイブレータユニット10を作動させる(ステップS213)。これにより、各収容スペースSP内に搬送可能でない電子部品Aが存在する場合には、これら電子部品Aの姿勢が表裏の反転などにより変更される。バイブレータユニット10を作動させた後、再びステップS201に戻る。
以上の動作が繰り返され、やがてバイブレータユニット10を動作させた直後にいずれの収容スペースSPにおいても電子部品Aが認識できなくなると(ステップS205のNo)、制御装置30はブザーを作動させる(ステップS214)。ブザーを作動させることで、トレイ15上に搬送すべき電子部品Aがないことを搬送システム1の作業者に知らせることができる。そして、ステップS214を以て搬送システム1による動作は終了する。
第2実施形態においては、トレイ15の各収容スペースSPから搬送可能な電子部品Aをすべて搬送した後にバイブレータユニット10を作動させる。トレイ15上の電子部品Aの数量を減らした状態でバイブレータユニット10を作動させるため、電子部品A同士の接触など振動に伴う電子部品Aへの影響を低減することが可能である。
第2実施形態において、指定領域は、振動プレート12の第1面F1全体であってもよい。指定領域が振動プレート12の第1面F1全体である場合、フローチャートにおいて収容スペースSPを確認するステップが不要となる。カメラ23での撮像回数を減らすことで、処理時間の短縮への貢献も期待できる。
[第3実施形態]
第3実施形態について説明する。上述の各実施形態と同様の構成要素には同一の符号を付し、説明を適宜省略する。
図9は、第3実施形態に係る搬送システム1の概略的な斜視図である。この図に示す搬送システム1は、トレイ15が円形であり、かつ複数の収容スペースSPに分割されていない点で図2に示した搬送システム1と相違する。
本実施形態に係る搬送システム1は、第1実施形態において図6を用いて説明した流れで動作させることが可能である。この場合において、トレイ15上をマトリクス状に並ぶ複数の視野範囲(指定領域)に分割してカメラ23による撮像が実行されてもよい。すなわち、ステップS102においてはいずれかの視野範囲が撮像され、ステップS104においては当該視野範囲に電子部品Aがあるかが判定され、ステップS105においては処理対象としていない次の視野範囲があるかが判定される。
また、本実施形態に係る搬送システム1は、第2実施形態において図8を用いて説明した流れで動作させることも可能である。この場合も同様に、トレイ15上をマトリクス状に並ぶ複数の視野範囲(指定領域)に分割してカメラ23による撮像が実行されてもよい。すなわち、ステップS202においてはいずれかの視野範囲が撮像され、ステップS204においては当該視野範囲に電子部品Aがあるかが判定され、ステップS205,S207においては処理対象としていない次の視野範囲があるかが判定される。
本実施形態に係る搬送システム1の構成であっても、第1及び第2実施形態と同様の効果を得ることができる。
以上、第1実施形態乃至第3実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、本発明の範囲を各実施形態にて開示した構成に限定するものではない。これらの実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能である。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…搬送システム、10…バイブレータユニット、11…スピーカ、12…振動プレート、13…ベース、14…コーン、15…トレイ、20…トランスファ、21…駆動機構、22…吸着ノズル、23…カメラ、30…制御装置、31…撮像モジュール、32…画像識別モジュール、33…搬送制御モジュール、34…振動制御モジュール、40…増幅器、A…電子部品、E…弾性部材、M…モータ、S…締結部材、SP…収容スペース

Claims (14)

  1. 対象物が配置される第1面と、前記第1面と反対側の第2面と、を有する振動プレートと、
    前記振動プレートと一定の間隔を有して配置され前記第2面と対向する上面を有するベースプレートを含むベースと、
    前記第2面に対向する振動部と、前記ベースプレートの下面に接続されるフレームと、を有するスピーカと、
    前記振動プレートの前記第1面に配置された前記対象物に振動を与えるために、前記スピーカの振動を前記振動プレートに伝達する伝達部材と、
    前記振動プレートと前記ベースプレートの前記上面の間に配置された、前記振動プレートを支持する弾性部材と、
    を備えるバイブレータユニット。
  2. 前記ベースプレートは、開口部を有し、
    前記伝達部材は、前記開口部を通り、前記振動プレートの前記第2面に接触している、
    請求項に記載のバイブレータユニット。
  3. 請求項1または2に記載のバイブレータユニットと、
    前記振動プレートの前記第1面に配置された前記対象物を搬送するトランスファと、を備える、
    搬送システム。
  4. カメラと、制御装置と、をさらに備え、
    前記制御装置は、
    前記カメラで前記第1面上の指定領域を撮像する撮像手段と、
    撮像された画像に基づき前記指定領域内の前記対象物の状態を認識し、前記対象物が第1状態および第2状態のいずれであるかを識別する画像識別手段と、
    前記第1状態と識別された前記対象物を前記トランスファに搬送させる搬送制御手段と、を有する、
    請求項に記載の搬送システム。
  5. 前記制御装置は、
    前記指定領域内に前記第1状態の前記対象物がなく、かつ前記第2状態の前記対象物がある場合、前記振動部を振動させるための信号を前記バイブレータユニットに出力する振動制御手段、を有する、
    請求項に記載の搬送システム。
  6. 前記第1状態は、前記対象物の指定面が前記第1面の上方を向く状態であり、
    前記第2状態は、前記対象物の前記指定面とは異なる面が前記第1面の上方を向く状態である、
    請求項またはに記載の搬送システム。
  7. 第1面と、前記第1面の反対側の第2面とを有する振動プレートの前記第1面に複数の対象物を配置する配置工程と、
    前記第1面に配置された第1状態の前記対象物を前記第1面から搬送する搬送工程と、
    請求項1または2に記載のバイブレータユニットが備える前記スピーカの振動を前記伝達部材により前記振動プレートに伝達させることにより前記振動プレートを振動させ、前記第1面に配置された第2状態の前記対象物を前記第1状態に変化させる振動工程と、を含む、
    搬送方法。
  8. カメラで前記第1面上の指定領域を撮像する撮像工程と、
    撮像された画像に基づき前記指定領域内の前記対象物の状態を認識し、前記対象物が前記第1状態および前記第2状態のいずれであるかを識別する画像識別工程と、をさらに含み、
    前記搬送工程においては、前記第1状態と識別された前記対象物を前記第1面から搬送する、
    請求項に記載の搬送方法。
  9. 前記指定領域内に前記第1状態の前記対象物がなく、かつ前記第2状態の前記対象物がある場合、前記振動工程が実行される、
    請求項に記載の搬送方法。
  10. 前記第1状態は、前記対象物の指定面が前記第1面の上方を向く状態であり、
    前記第2状態は、前記対象物の前記指定面とは異なる面が前記第1面の上方を向く状態である、
    請求項乃至のうちいずれか1項に記載の搬送方法。
  11. 請求項1または2に記載のバイブレータユニット、および、前記対象物を搬送するトランスファの各々に接続されたコンピュータを、
    前記第1面に配置された第1状態の前記対象物を前記トランスファに搬送させる搬送制御手段、および、
    前記スピーカにより前記振動プレートを振動させ、前記第1面に配置された第2状態の前記対象物を前記第1状態に変化させる振動制御手段、
    として機能させるためのコンピュータプログラム。
  12. 前記コンピュータを、
    カメラで前記第1面上の指定領域を撮像する撮像手段、および、
    撮像された画像に基づき前記指定領域内の前記対象物の状態を認識し、前記対象物が前記第1状態および前記第2状態のいずれであるかを識別する画像識別手段、
    としてさらに機能させるための、請求項11に記載のコンピュータプログラム。
  13. 前記指定領域内に前記第1状態の前記対象物がなく、かつ前記第2状態の前記対象物がある場合、前記振動制御手段が前記振動部を振動させるための信号を前記バイブレータユニットに出力する、
    請求項12に記載のコンピュータプログラム。
  14. 前記第1状態は、前記対象物の指定面が前記第1面の上方を向く状態であり、
    前記第2状態は、前記対象物の前記指定面とは異なる面が前記第1面の上方を向く状態である、
    請求項11乃至13のうちいずれか1項に記載のコンピュータプログラム。
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