JP6846556B2 - 生産ラインの安全システム制御方法 - Google Patents

生産ラインの安全システム制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6846556B2
JP6846556B2 JP2020048179A JP2020048179A JP6846556B2 JP 6846556 B2 JP6846556 B2 JP 6846556B2 JP 2020048179 A JP2020048179 A JP 2020048179A JP 2020048179 A JP2020048179 A JP 2020048179A JP 6846556 B2 JP6846556 B2 JP 6846556B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
production line
component mounting
power
production
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2020048179A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020119578A (ja
Inventor
瑞穂 山本
瑞穂 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2020048179A priority Critical patent/JP6846556B2/ja
Publication of JP2020119578A publication Critical patent/JP2020119578A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6846556B2 publication Critical patent/JP6846556B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Automatic Assembly (AREA)
  • General Factory Administration (AREA)
  • Supply And Installment Of Electrical Components (AREA)
  • Safety Devices In Control Systems (AREA)

Description

本発明は、一列に配置された複数台の生産装置の配列に沿って作業装置が移動する生産ラインの安全システム制御方法に関する発明である。
例えば、回路基板に部品を実装して部品実装基板を生産する部品実装基板生産ラインにおいては、特許文献1(国際公開WO2014/010083号公報)に記載されているように、回路基板の搬送経路に沿って複数台の部品実装機を一列に配列して部品実装基板生産ラインを構成すると共に、これら複数台の部品実装機の前面側に沿って設けられた移動レーンに自動交換装置(交換ロボット)を移動可能に設置し、この自動交換装置を生産ジョブ(生産プログラム)等で指示された部品実装機の前面へ移動させて、当該部品実装機のフィーダセット部へのフィーダのセットや取り外しを行うようにしたものがある。このものでは、自動交換装置への電源供給は、部品実装機側からのワイヤレス給電(非接触電力伝送)により行われるようになっている。
国際公開WO2014/010083号公報
ところで、部品実装基板生産ラインの稼働中には、各部品実装機のフィーダセット部へのフィーダのセットや取り外しを行うために、自動交換装置が複数台の部品実装機の前面側の移動レーンを移動するため、作業者や物が自動交換装置の移動エリア内に侵入すると、自動交換装置と衝突するおそれがある。一般に、部品実装基板生産ラインには、非常停止スイッチが設けられ、作業者が何らかの危険性を感じたときに非常停止スイッチを操作することで、部品実装基板生産ライン側から自動交換装置へ非常停止信号を送信して(安全信号の送信を停止して)、自動交換装置を非常停止させるようにしている。
この場合、ワイヤレス給電する部品実装機と自動交換装置との間の通信は、無線通信で行われるため、部品実装基板生産ライン側から自動交換装置への安全信号の送信も無線通信で行われる。一般には、部品実装基板生産ラインの稼働中は、部品実装基板生産ライン側から自動交換装置へ安全信号を所定周期で送信し、自動交換装置は、安全信号を受信することで安全を確認しながら移動し、作業者が非常停止スイッチを操作したときに、自動交換装置への安全信号の送信が停止されて自動交換装置が非常停止するようになっている。このようなシステムでは、瞬時停電やノイズ等により瞬間的に自動交換装置が安全信号を受信できなかったときに、直ちに「非常停止」と誤判定することを防止するために、安全信号を所定回連続で受信できなかったときに「非常停止」と判定するようにしたものがある。
しかし、この構成では、自動交換装置は、安全信号を所定回連続で受信できなくなるまで「非常停止」と判断しないため、実際に危険な状態が発生したときに、「非常停止」と判断するまでに若干の時間遅れが生じてしまい、自動交換装置を非常停止させるタイミングが若干遅れてしまう。また、無線通信は、国毎に使用申請して認可される必要があるため、認可されるまでに、それなりの期間と費用を要してしまう。
以上説明した課題は、部品実装基板生産ラインに限らず、ワイヤレス給電を採用する様々な生産ラインに共通する課題である。
上記課題を解決するために、本発明は、一列に配置された複数台の生産装置の配列に沿って作業装置が移動する生産ラインの安全システム制御方法であって、前記作業装置の監視部が前記作業装置の周辺の監視エリア内に人や物が侵入したか否かを監視する工程と、前記作業装置の駆動部が前記作業装置を移動させる工程と、前記作業装置の制御部が前記監視部及び前記駆動部の動作を制御する工程と、前記複数台の生産装置から前記作業装置に電力を給電する工程と、前記給電された電力を電源として前記監視部、前記制御部及び前記駆動部を動作させる工程と、前記監視部が前記監視エリア内への人や物の侵入を検出したときに前記駆動部への電源供給を遮断し且つ前記監視部及び前記制御部への電源供給を維持する工程とを含むことを第1の特徴とし、更に、前記複数台の生産装置の各々は、前記作業装置に電力を給電する送電部を備え、前記作業装置は、前記複数台の生産装置のうちの前記作業装置が対向する生産装置の前記送電部から給電される電力を受電する受電部を備え、前記生産ラインは、人が操作可能な非常停止スイッチを備え、前記非常停止スイッチが非常停止操作されたときに前記生産装置の送電部の給電をオフする工程を含むことを第2の特徴とするものである。
本発明では、生産ラインを構成する複数台の生産装置の配列に沿って作業装置が移動するときに、作業装置の周辺の監視エリア内に人や物が侵入したか否かを監視部が監視し、この監視部が監視エリア内への人や物の侵入を検出したときに作業装置の駆動部への電源供給を遮断して、作業装置を非常停止させる。これにより、作業装置の周辺の監視エリア内に侵入した人や物に作業装置が衝突することを回避でき、安全性を向上できる。しかも、作業装置が非常停止している期間中でも、作業装置の安全回路部は監視部及び制御部への電源供給を維持するため、作業装置の非常停止中も監視エリア内への人や物の侵入を監視できると共に、作業装置の制御部は処理を継続することができ、監視エリア内に侵入した人や物が当該監視エリアから出ていったときに、速やかに作業装置の移動を再開することができる。
この場合、作業装置の移動の再開は、作業者が手動操作で行っても良いが、監視部が前記監視エリア内に侵入した人や物が当該監視エリアから出ていったことを検出したときに、駆動部への電源供給を自動的に再開するようにしても良い。これにより、監視部が監視エリアから人や物が出ていったことを検出したときに自動的に作業装置の移動を再開することが可能となり、非常停止時間を最小限に抑えることができる。
更に、前記複数台の生産装置の各々は、ワイヤレス給電する送電部を備え、前記作業装置は、前記複数台の生産装置のうちの前記作業装置が対向する生産装置の前記ワイヤレス給電の送電部からワイヤレス給電される電力を受電する受電部を備え、前記生産ラインは、人が操作可能な非常停止スイッチを備え、この非常停止スイッチが非常停止操作されたときに生産装置の送電部のワイヤレス給電をオフするようにしても良い。このようにすれば、人が非常停止スイッチを非常停止操作したときに、直ちに生産装置の送電部のワイヤレス給電がオフされて作業装置への電源供給が遮断されるため、直ちに作業装置を非常停止させることができる。この場合、非常停止スイッチと各生産装置の送電部との間は有線接続できるため、前述した無線通信による非常停止時の時間遅れの問題や国毎の許認可の問題も生じない。
本発明は、複数台の生産装置の配列に沿って作業装置が移動する生産ラインであれば、どの様な生産ラインでも適用可能であり、例えば、複数台の生産装置の中に部品実装機を含む部品実装基板生産ラインに適用し、部品実装機のフィーダセット部にセットする部品供給用のフィーダを自動交換する自動交換装置を前記作業装置としても良い。これにより、自動交換装置付きの部品実装基板生産ラインの安全性を向上できる。
図1は本発明の一実施例における部品実装基板生産ライン全体の構成を示す斜視図である。 図2は自動交換装置周辺の監視エリアとワイヤレス給電を説明するための部品実装基板生産ラインの平面図である。 図3は自動交換装置と部品実装機の構成を概略的に示す斜視図である。 図4はカセット式のフィーダを示す斜視図である。 図5は自動交換装置付きの部品実装基板生産ラインの制御系の構成を概略的に示すブロック図である。 図6は自動交換装置を移動させる駆動装置とその周辺部分の構成を示す斜視図である。 図7は自動交換装置を移動させる駆動装置とその周辺部分の構成を示す側面図である。
以下、本発明を実施するための形態を部品実装基板生産ラインに適用して具体化した一実施例を説明する。
まず、図1乃至図5に基づいて部品実装基板生産ライン10の構成を説明する。
部品実装基板生産ライン10(生産ライン)は、回路基板11の搬送方向(X方向)に沿って複数台の部品実装機12(生産装置)を配列して構成され、該部品実装基板生産ライン10の基板搬入側には、回路基板11に半田を印刷する半田印刷機(図示せず)やカセット式のフィーダ14を保管するフィーダ保管装置19(生産装置)等が設置されている。
図3に示すように、各部品実装機12には、回路基板11を搬送する2本のコンベア13と、カセット式のフィーダ14から供給される部品を吸着して回路基板11に実装する吸着ノズル(図示せず)を保持する実装ヘッド15と、この実装ヘッド15をXY方向(左右前後方向)に移動させるヘッド移動装置16と、吸着ノズルに吸着した部品をその下面側から撮像する部品撮像用カメラ17(図5参照)等が設けられている。ヘッド移動装置16には、回路基板11の基準マーク(図示せず)を撮像するマーク撮像用カメラ18(図5参照)が実装ヘッド15と一体的にXY方向に移動するように取り付けられている。
その他、図5に示すように、部品実装機12の制御装置20には、キーボード、マウス、タッチパネル等の入力装置21と、制御用の各種プログラムや各種データ等を記憶するハードディスク、RAM、ROM等の記憶装置22(記憶手段)と、液晶ディスプレイ、CRT等の表示装置23等が接続されている。各部品実装機12の制御装置20は、部品実装基板生産ライン10全体の生産を管理する生産管理コンピュータ70とネットワークで接続され、該生産管理コンピュータ70によって部品実装基板生産ライン10の生産が管理される。
部品実装基板生産ライン10の各部品実装機12は、上流側の部品実装機12から搬送されてくる回路基板11をコンベア13によって所定位置まで搬送してクランプ機構(図示せず)で該回路基板11をクランプして位置決めして、該回路基板11の基準マークをマーク撮像用カメラ18で撮像して該基準マークの位置(該回路基板11の基準位置)を認識すると共に、カセット式のフィーダ14から供給される部品を、実装ヘッド15の吸着ノズルで吸着して、その吸着位置から撮像位置へ移動させて、該部品をその下面側から部品撮像用カメラ17で撮像して該部品の吸着位置ずれ量等を判定した後、その吸着位置ずれ量を補正して該部品をコンベア13上の回路基板11に実装して部品実装基板を生産する。
次に、図4を用いてカセット式のフィーダ14の構成を説明する。
カセット式のフィーダ14のカセットケース32は、透明又は不透明のプラスチック板又は金属板等により形成され、その側面部(カバー)が開閉可能となっている。カセットケース32内には、部品供給テープ33が巻回されたテープリール34を着脱可能(交換可能)に装填するテープ装填部35が設けられている。テープ装填部35の中心には、テープリール34を回転可能に保持するリール保持軸36が設けられている。
カセットケース32内には、テープリール34から引き出した部品供給テープ33を部品吸着位置へ送るテープ送り機構38と、部品吸着位置の手前で部品供給テープ33からトップフィルム40(カバーテープとも呼ばれる)を剥離して該部品供給テープ33内の部品を露出させるトップフィルム剥離機構39とが設けられている。
テープ送り機構38は、部品吸着位置の下方付近に設けられたスプロケット42と、このスプロケット42を回転駆動するモータ43等から構成され、部品供給テープ33の片方の側縁に所定ピッチで形成されたテープ送り穴にスプロケット42の歯を噛み合わせて該スプロケット42を回転させることで、部品供給テープ33を部品吸着位置へピッチ送りするようになっている。
トップフィルム剥離機構39は、部品吸着位置の手前で部品供給テープ33を押さえて該部品供給テープ33の上面からトップフィルム40を剥離するためのテープ押え45と、該テープ押え45で剥離したトップフィルム40をテープ送り方向とは逆方向に引っ張ってカセットケース32の上部に設けられたトップフィルム回収部46内へ送り込むトップフィルム送りギア機構47と、該トップフィルム送りギア機構47を駆動するモータ48等から構成されている。
カセットケース32のうちのテープ送り方向側の端縁部には、部品吸着位置を通過して部品が取り出された廃棄テープ33a(本実施例ではトップフィルム40が剥離されたキャリアテープのみ)を下方に案内して排出する廃棄テープ排出通路50が下方に延びるように設けられ、該廃棄テープ排出通路50の出口50aがカセットケース32のテープ送り方向側の端面の中央より下側の位置に設けられている。
カセットケース32内には、テープ送り機構38のモータ43やトップフィルム剥離機構39のモータ48を制御する制御装置52が設けられている。その他、図示はしないが、カセットケース32には、部品実装機12側の通信・電源用のコネクタと接続される通信・電源用のコネクタが設けられている。
図1に示すように、部品実装基板生産ライン10の前面側には、各部品実装機12のフィーダセット部24へのカセット式のフィーダ14のセット及び取り外しを行う自動交換装置26(作業装置)が設置されている。各部品実装機12のフィーダセット部24の下方に、当該フィーダセット部24にセットする複数のフィーダ14を収納するストック部71が設けられている。自動交換装置26は、複数の部品実装機12のフィーダセット部24から交換対象のフィーダ14を取り出してストック部71に回収すると共に、ストック部71から生産ジョブ(生産プログラム)で指定されたフィーダ14を取り出して前記複数の部品実装機12のフィーダセット部24にセットするようにしている。
部品実装基板生産ライン10の前面側には、部品実装機12の配列に沿って自動交換装置26を左右方向(X方向)に移動させるガイドレール74が部品実装基板生産ライン10全体にX方向に延びるように設けられている。ガイドレール74の基板搬入側は、フィーダ保管装置19まで延長され、自動交換装置26がフィーダ保管装置19の前面側へ移動して、自動交換装置26がフィーダ保管装置19から生産ジョブで指定されたフィーダ14を取り出したり、使用済みのフィーダ14をフィーダ保管装置19内に戻すようにしている。
図6に示すように、自動交換装置26の背面側には、自動交換装置26のY方向(X方向と直交する方向)の動きを規制する複数のY方向規制用のガイドローラ54と、自動交換装置26のZ方向(上下方向)の動きを規制する複数のZ方向規制用のガイドローラ55とが互い違いに回転自在に設けられ、Y方向規制用のガイドローラ54がガイドレール74の側壁に沿って転動し、Z方向規制用のガイドローラ55がガイドレール74の平面に沿って転動することで、自動交換装置26の移動方向がX方向のみにガイドされるようになっている。
部品実装基板生産ライン10の前面側のスペースは、自動交換装置26がX方向に移動する移動レーンとなっており、部品実装基板生産ライン10の前面側のガイドレール74には、移動レール75がX方向に延びるように設けられている。これに対し、図6及び図7に示すように、自動交換装置26には、ゴム等の弾性材料で形成された駆動輪76をベルト伝達機構77を介して回転駆動するモータ78(駆動部)が設けられ、この駆動輪76が移動レール75に沿って転動することで、自動交換装置26がX方向に駆動されるようになっている。
図2に示すように、各部品実装機12とフィーダ保管装置19の前面側には、ワイヤレス給電する送電部81が設けられ、自動交換装置26には、該自動交換装置26が対向する部品実装機12の送電部81又はフィーダ保管装置19の送電部81からワイヤレス給電される電力を受電する受電部82が設けられている。ワイヤレス給電の送電部81と受電部82は、部品実装機12と自動交換装置26との間で各種制御信号やデータ信号等を通信する可視光通信ユニットとしても機能するように構成されている。
更に、自動交換装置26には、該自動交換装置26の周辺の監視エリア83内に人や物が侵入したか否かを監視する監視部84が設けられている。この監視部84は、例えばセーフティレーザスキャナを用いて構成されている。監視エリア83は、このエリア内に人や物が侵入したときに、それらと自動交換装置26との衝突を回避するために自動交換装置26を非常停止させるエリアである。尚、監視エリア83の広さは、ユーザー側で任意に変更可能となっている。
図5に示すように、自動交換装置26は、受電部82で受電した電力を電源として監視部84、制御部85及びモータ78を動作させる電源回路部86と、監視部84が監視エリア83内への人や物の侵入を検出したときにリレースイッチ88をオフしてモータ78への電源供給を遮断する安全回路部87とを備えた構成となっている。この構成により、監視部84が監視エリア83内への人や物の侵入を検出したときに安全回路部87が自動交換装置26のリレースイッチ88をオフしてモータ78への電源供給を遮断して自動交換装置26を非常停止させるが、自動交換装置26が非常停止している期間中でも、監視部84及び制御部85への電源供給を維持して、自動交換装置26の非常停止中も監視部84は監視エリア83内への人や物の侵入を監視すると共に、制御部85は処理を継続し、監視エリア83内に侵入した人や物が当該監視エリア83から出ていったことを検出したときに、自動交換装置26の安全回路部87がリレースイッチ88をオンしてモータ78への電源供給を再開して、自動交換装置26の移動を再開するようになっている。
一方、図2に示すように、部品実装基板生産ライン10には、人が操作可能な位置に非常停止スイッチ91が設けられていると共に、この非常停止スイッチ91が非常停止操作されたときにリレースイッチ93をオフして送電部81のワイヤレス給電をオフする非常停止回路部92が設けられている。この構成により、作業者が非常停止スイッチ91を非常停止操作すると、非常停止回路部92がリレースイッチ93をオフして送電部81のワイヤレス給電をオフして、自動交換装置26への電源供給が遮断されて自動交換装置26が非常停止するようになっている。
以上説明した本実施例によれば、部品実装基板生産ライン10を構成する複数台の部品実装機12の配列に沿って自動交換装置26が移動するときに、その自動交換装置26の周辺の監視エリア83内に人や物が侵入したか否かを監視部84が監視し、この監視部84が監視エリア83内への人や物の侵入を検出したときに、自動交換装置26の安全回路部87によりモータ78への電源供給を遮断して、自動交換装置26を非常停止させるようにしたので、自動交換装置26の周辺の監視エリア83内に侵入した人や物に自動交換装置26が衝突することを回避でき、安全性を向上できる。しかも、自動交換装置26が非常停止している期間中でも、自動交換装置26の安全回路部87は監視部84及び制御部85への電源供給を維持するため、自動交換装置26の非常停止中も監視エリア83内への人や物の侵入を監視できると共に、自動交換装置26の制御部85は処理を継続することができる。これにより、監視エリア83内に侵入した人や物が当該監視エリア83から出ていったことを検出したときに、自動的に自動交換装置26の移動を再開することが可能となり、非常停止時間を最小限に抑えることができる。
但し、本発明は、自動交換装置26の移動の再開を、作業者が手動操作で行うようにしても良い。
更に、本実施例では、部品実装基板生産ライン10に、人が操作可能な非常停止スイッチ91と、この非常停止スイッチ91が非常停止操作されたときに部品実装機12の送電部81のワイヤレス給電をオフする非常停止回路部92とを設けているため、人が非常停止スイッチ91を非常停止操作したときに、直ちに自動交換装置26への電源供給を遮断して自動交換装置26を非常停止させることができる。この場合、非常停止スイッチ91と各部品実装機12の送電部81との間は有線接続できるため、前述した無線通信による非常停止時の時間遅れの問題や国毎の許認可の問題も生じない。
尚、本発明は、上記実施例に限定されず、例えば、自動交換装置26にも非常停止スイッチを設けて、人がこの非常停止スイッチを非常停止操作したときに自動交換装置26を非常停止させるようにしたり、1本の部品実装基板生産ラインに複数台の自動交換装置を配置した構成としても良い。
その他、本発明は、自動交換装置26の安全回路部87の構成を変更したり、部品実装基板生産ライン10の非常停止回路部92の構成を変更しても良く、また、部品実装機12の構成や自動交換装置26の構成を適宜変更したり、フィーダ14の構成を適宜変更しても良い。
また、本発明を適用可能な生産ラインは部品実装基板生産ラインに限定されず、複数台の生産装置の配列に沿って作業装置が移動する生産ラインであれば、どの様な生産ラインでも適用可能である等、要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施できることは言うまでもない。
10…部品実装基板生産ライン(生産ライン)、11…回路基板、12…部品実装機(生産装置)、13…コンベア、14…カセット式のフィーダ、15…実装ヘッド、16…ヘッド移動装置、20…部品実装機の制御装置、26…自動交換装置(作業装置)、54…Y方向規制用のガイドローラ、55…Z方向規制用のガイドローラ、70…生産管理コンピュータ、71…ストック部、74…ガイドレール、75…移動レール、76…駆動輪、77…ベルト伝達機構、78…モータ(駆動部)、81…送電部、82…受電部、83…監視エリア、84…監視部、85…自動交換装置の制御部、86…電源回路部、87…安全回路部、88…リレースイッチ、91…非常停止スイッチ、92…非常停止回路部、93…リレースイッチ

Claims (4)

  1. 一列に配置された複数台の生産装置の配列に沿って作業装置が移動する生産ラインの安全システム制御方法であって、
    前記作業装置の監視部が前記作業装置の周辺の監視エリア内に人や物が侵入したか否かを監視する工程と、
    前記作業装置の駆動部が前記作業装置を移動させる工程と、
    前記作業装置の制御部が前記監視部及び前記駆動部の動作を制御する工程と、
    前記複数台の生産装置から前記作業装置に電力を給電する工程と、
    前記給電された電力を電源として前記監視部、前記制御部及び前記駆動部を動作させる工程と、
    前記監視部が前記監視エリア内への人や物の侵入を検出したときに前記駆動部への電源供給を遮断し且つ前記監視部及び前記制御部への電源供給を維持する工程と
    を含み、
    前記複数台の生産装置の各々は、前記作業装置に電力を給電する送電部を備え、
    前記作業装置は、前記複数台の生産装置のうちの前記作業装置が対向する生産装置の前記送電部から給電される電力を受電する受電部を備え、
    前記生産ラインは、人が操作可能な非常停止スイッチを備え、
    前記非常停止スイッチが非常停止操作されたときに前記生産装置の送電部の給電をオフする工程を含むことを特徴とする生産ラインの安全システム制御方法。
  2. 前記監視部が前記監視エリア内に侵入した人や物が当該監視エリアから出ていったことを検出したときに、前記駆動部への電源供給を再開する工程を含むことを特徴とする請求項1に記載の生産ラインの安全システム制御方法。
  3. 前記複数台の生産装置の各々は、ワイヤレス給電する前記送電部を備え、
    前記作業装置は、前記ワイヤレス給電の前記送電部からワイヤレス給電される電力を受電する前記受電部を備えことを特徴とする請求項1又は2に記載の生産ラインの安全システム制御方法。
  4. 前記生産ラインは、前記複数台の生産装置の中に部品実装機を含む部品実装基板生産ラインであり、
    前記作業装置は、前記部品実装機のフィーダセット部にセットする部品供給用のフィーダを自動交換する自動交換装置であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の生産ラインの安全システム制御方法。
JP2020048179A 2020-03-18 2020-03-18 生産ラインの安全システム制御方法 Active JP6846556B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020048179A JP6846556B2 (ja) 2020-03-18 2020-03-18 生産ラインの安全システム制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020048179A JP6846556B2 (ja) 2020-03-18 2020-03-18 生産ラインの安全システム制御方法

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017567870A Division JP6679629B2 (ja) 2016-02-17 2016-02-17 生産ラインの安全システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020119578A JP2020119578A (ja) 2020-08-06
JP6846556B2 true JP6846556B2 (ja) 2021-03-24

Family

ID=71891069

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020048179A Active JP6846556B2 (ja) 2020-03-18 2020-03-18 生産ラインの安全システム制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6846556B2 (ja)

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3419313B2 (ja) * 1998-07-21 2003-06-23 株式会社デンソー 生産システム
JP4479081B2 (ja) * 2000-09-26 2010-06-09 パナソニック株式会社 電子部品実装装置
CN104429174B (zh) * 2012-07-13 2017-03-08 富士机械制造株式会社 元件安装***
EP3419403A1 (en) * 2012-07-13 2018-12-26 FUJI Corporation Component mounting system
JP5974306B2 (ja) * 2013-10-10 2016-08-23 パナソニックIpマネジメント株式会社 電子部品実装装置
JP5855685B2 (ja) * 2014-01-30 2016-02-09 ファナック株式会社 サーボモータ制御装置及び該制御装置を備えた生産システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2020119578A (ja) 2020-08-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6679629B2 (ja) 生産ラインの安全システム
JP6799616B2 (ja) 部品実装ラインの管理システム
WO2018087854A1 (ja) 部品実装ラインの生産管理システム及び生産管理方法
EP3709783B1 (en) Component mounting line
JPWO2019229958A1 (ja) フィーダおよび部品実装機
JP7153836B2 (ja) 部品実装装置
JP4970023B2 (ja) 電子部品装着装置
JP6846556B2 (ja) 生産ラインの安全システム制御方法
US11943870B2 (en) Component mounting line
JP6886059B2 (ja) 生産ラインの安全システム
JP6956179B2 (ja) ノズル清掃ユニット自動交換システム
JP2021016009A (ja) 部品実装システム
JP2008034597A (ja) 電子部品装着装置
WO2020065809A1 (ja) 部品実装システム
WO2018179033A1 (ja) ワイヤレス給電システム
JP2007273811A (ja) 電子部品装着装置
CN111247881B (zh) 通知装置及通知方法
JP7217377B2 (ja) 部品実装システム
JP7309974B2 (ja) コンベア装置
US11310949B2 (en) Component mounting device
WO2018047260A1 (ja) 部品実装機
JP2020188264A (ja) 部品実装ライン及び部品実装基板の生産方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200318

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20201216

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210203

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210219

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210301

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6846556

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250