JP6844277B2 - 油圧式安全装置 - Google Patents

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本発明は、車両に搭載される油圧式安全装置に関する。
従来、車両に搭載される油圧式安全装置が知られている。例えば特許文献1には、車輪側から復帰する制動オイルを再び加圧して制動油圧を生成する油圧ポンプと、その油圧ポンプに接続された低圧アキュムレータおよび高圧アキュムレータと、を備えたアンチロックブレーキシステムが開示されている。
特開2006−347539号公報
しかしながら、例えば特許文献1のように低圧アキュムレータと高圧アキュムレータとを備えた構成では、以下の問題がある。
高圧アキュムレータにおいてオイル室とガス室とを分離している分離部材(例えば、ブラダ、金属ベローズ等)が破損した場合、ガス室内のガスが高圧アキュムレータのオイル室へ流入し、さらには、油圧ポンプを介して低圧アキュムレータのオイル室にも流入する。これにより、低圧アキュムレータのオイル室の圧力が上昇する。このように上昇した圧力を下げるためには、オイルや低圧側へ流入したガスを放出する必要があるが、オイルを放出する場合、そのオイルを貯留するための手段(例えばタンク)を備えなければならず、重量や設置スペース等の問題がある。一方で、オイルを貯留するための手段を備えないと、オイルが車外へ放出されてしまうという問題がある。
本発明の目的は、オイルを貯留するための手段を設けることなく、高圧アキュムレータの破損時にオイルが車外へ放出されることを防止できる油圧式安全装置を提供することである。
本発明の油圧式安全装置は、油圧回転機と、前記油圧回転機の高圧側に備えられた高圧アキュムレータと、前記油圧回転機の低圧側に備えられた低圧アキュムレータと、を有する油圧式安全装置であって、閉状態のときに前記低圧アキュムレータを密閉状態に維持し、前記低圧アキュムレータ内の圧力が規定圧力に到達したときに開状態となり、前記低圧アキュムレータ内の気体を放出する第1開閉部と、閉状態のときに前記高圧アキュムレータを密閉状態に維持し、前記第1開閉部が開状態となった場合に、前記低圧アキュムレータから放出された気体の圧力により開状態となり、前記高圧アキュムレータ内の気体を放出する第2開閉部と、前記第1開閉部と前記第2開閉部との間に設けられ、前記第1開閉部から放出された気体の圧力が、前記第2開閉部を開状態にすることが可能な圧力を超えたときに開状態となり、前記第1開閉部から放出された気体の一部を放出する第3開閉部と、を有する。
本発明によれば、オイルを貯留するための手段を設けることなく、高圧アキュムレータの破損時にオイルが車外へ放出されることを防止できる。
従来技術に係る油圧式安全装置の構成例を示す概念図 従来技術に係る油圧式安全装置の構成例を示す概念図 本発明の実施の形態に係る油圧式安全装置の構成例を示す概念図 本発明の変形例に係る油圧式安全装置の構成例を示す概念図
以下、本発明に至った知見について説明する。
まず、従来技術に係る油圧式安全装置1の構成について、図1を用いて説明する。図1は、油圧式安全装置1の構成例を示す概念図である。
図1に示す油圧式安全装置1は、車両に搭載される。図1に示すように、油圧式安全装置1は、油圧回転機(油圧ポンプ)10、高圧アキュムレータ11、低圧アキュムレータ12、安全弁14、およびタンク15を有する。
油圧回転機10は、車両の駆動軸、内燃機関、または、変速機と接続されている。
高圧アキュムレータ11は、油圧回転機10の高圧側に設けられている。低圧アキュムレータ12は、油圧回転機10の低圧側に設けられている。
高圧アキュムレータ11および低圧アキュムレータ12は、それぞれ、気体と液体を分離する隔膜であるブラダ13を有する。ブラダ13内には、気体(例えば窒素ガス)が封入される。
油圧回転機10からのオイルが高圧アキュムレータ11、低圧アキュムレータ12へ流入すると、ブラダ13内の気体が圧縮される。そして、高圧アキュムレータ11、低圧アキュムレータ12には、圧縮された体積分に相当するオイルがエネルギーとして蓄積される。蓄積されたオイルは、必要に応じて放出される。
このような図1の構成において、高圧アキュムレータ11のブラダ13が破損すると、高圧アキュムレータ11のガス室内の気体が、高圧アキュムレータ11のオイル室へ流入し、さらには、油圧回転機10を介して低圧アキュムレータ12のオイル室にも流入する。これにより、低圧アキュムレータ12のオイル室の圧力が上昇する。
そして、上昇した圧力が規定圧力に達すると、安全弁14は開状態となり、オイル及び低圧アキュムレータ12から流入したガスが放出される。安全弁14から放出されたオイルは、タンク15へ貯留される。これにより、オイルが車外へ放出されることを防止できる。また、上昇した圧力を低下させることができる。
しかしながら、タンク15を備えるためには、その重量や設置スペース等を考慮しなければならないという問題がある。
次に、従来技術に係る油圧式安全装置2の構成について、図2を用いて説明する。図2は、油圧式安全装置2の構成例を示す概念図である。図2において、図1と同じ構成要素には同一符号を付し、それらの説明は省略する。
図2に示す油圧式安全装置2は、車両に搭載される。図2に示すように、油圧式安全装置2は、油圧回転機(油圧ポンプ)10、高圧アキュムレータ11、低圧アキュムレータ12、および安全弁14を有する。
このような図2の構成において、高圧アキュムレータ11のブラダ13が破損すると、高圧アキュムレータ11のガス室内の気体が、高圧アキュムレータ11のオイル室へ流入し、さらには、油圧回転機10を介して低圧アキュムレータ12のオイル室にも流入する。これにより、低圧アキュムレータ12のオイル室の圧力が上昇する。
そして、上昇した圧力が規定圧力に達すると、安全弁14は開状態となり、低圧アキュムレータ12内の気体が放出される。これにより、上昇した圧力を低下させることができる。
しかしながら、油圧式安全装置2では、高圧アキュムレータ11が破損した場合、低圧アキュムレータ12内の気体を放出することしかできないため、上昇した圧力を低下させるために充分な量の気体を放出できないおそれがある。その結果、例えば油圧回転機10の低圧側の所定部品(低圧アキュムレータ12を構成する部品を含む)が破損する等して、オイルが車外へ放出されてしまうおそれがある。
本発明は、上述した問題を解決するものであり、オイルを貯留するための手段(例えば、図1に示したタンク15)を設けることなく、高圧アキュムレータの破損時にオイルが車外へ放出されることを防止できる油圧式安全装置を提供することを目的とする。
以上、本発明に至った知見について説明した。
次に、本発明の実施の形態について、図3を用いて以下に説明する。
本実施の形態に係る油圧式安全装置(「エネルギー蓄積装置」と呼んでもよい)100の構成について、図3を用いて説明する。図3は、油圧式安全装置100の構成例を示す概念図である。図3において、図1と同じ構成要素には同一符号を付し、それらの説明は省略する。
図3に示す油圧式安全装置100は、車両に搭載される。図3に示すように、油圧式安全装置100は、油圧回転機(油圧ポンプ)10、高圧アキュムレータ11、低圧アキュムレータ12、安全弁14(第1開閉部の一例)、および弁16(第2開閉部の一例)を有する。
図3に示す安全弁14は、通常時(高圧アキュムレータ11および低圧アキュムレータ12がともに破損していないとき)は閉状態であり、低圧アキュムレータ12を密閉状態に維持する。すなわち、安全弁14は、セルフシール構造のバルブである。
そして、例えば、高圧アキュムレータ11(例えば、ブラダ13)が破損し、高圧アキュムレータ11のガス室から流出した気体が低圧アキュムレータ12のオイル室へ流入し、油圧回転機10の低圧側の圧力が規定圧力に到達したとき、安全弁14は、開状態となり、低圧アキュムレータ12内の気体を放出する。
なお、本実施の形態では、安全弁14を用いる場合を例に挙げて説明したが、安全弁14の代わりに、破裂板を用いてもよい。
弁16は、安全弁14と接続されている。弁16は、通常時(高圧アキュムレータ11および低圧アキュムレータ12がともに破損していないとき)は閉状態であり、高圧アキュムレータ11を密閉状態に維持する。すなわち、弁16は、セルフシール構造のバルブである。
そして、例えば、高圧アキュムレータ11(例えば、ブラダ13)の破損により安全弁14が開状態となった場合に、弁16は、低圧アキュムレータ12から放出された気体の圧力により開状態となり、高圧アキュムレータ11内の気体を放出する。
このように、本実施の形態の油圧式安全装置100によれば、高圧アキュムレータ11が破損した場合に、低圧アキュムレータ12から放出される気体を用いて高圧アキュムレータ11の気体を放出するため、油圧回転機10の低圧側の圧力を低下させるために充分な量の気体を放出できる。
よって、本実施の形態の油圧式安全装置100によれば、高圧アキュムレータ11の破損により流出したオイルを貯留するための手段(例えば、図1に示したタンク15)を設ける必要がない。また、高圧アキュムレータ11の破損時にオイルが車外へ放出されることを防止できる。
以上、本発明の実施の形態について詳述してきたが、本発明は、上述の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜変形して実施することが可能である。
例えば、図3に示した油圧式安全装置100において、安全弁14のほかに、別の安全弁を備えてもよい。この構成例について、図4を用いて以下に説明する。図4は、本変形例に係る油圧式安全装置100の構成例を示す概念図である。なお、図4において、図3と同じ構成要素には同一符号を付し、それらの説明は省略する。
図4に示す油圧式安全装置100では、安全弁14と弁16との間に、安全弁17が設けられている。安全弁17は、安全弁14から放出された気体の圧力が、弁16を開状態にすることが可能な圧力を超えた場合に開状態となり、安全弁14から放出された気体の一部を放出する。
なお、本変形例では、安全弁17を用いる場合を例に挙げて説明したが、安全弁17の代わりに、破裂板を用いてもよい。
<本開示のまとめ>
本発明の油圧式安全装置は、油圧回転機と、前記油圧回転機の高圧側に備えられた高圧アキュムレータと、前記油圧回転機の低圧側に備えられた低圧アキュムレータと、を有する油圧式安全装置であって、閉状態のときに前記低圧アキュムレータを密閉状態に維持し、前記低圧アキュムレータ内の圧力が規定圧力に到達したときに開状態となり、前記低圧アキュムレータ内の気体を放出する第1開閉部と、閉状態のときに前記高圧アキュムレータを密閉状態に維持し、前記第1開閉部が開状態となった場合に、前記低圧アキュムレータから放出された気体の圧力により開状態となり、前記高圧アキュムレータ内の気体を放出する第2開閉部と、前記第1開閉部と前記第2開閉部との間に設けられ、前記第1開閉部から放出された気体の圧力が、前記第2開閉部を開状態にすることが可能な圧力を超えたときに開状態となり、前記第1開閉部から放出された気体の一部を放出する第3開閉部と、を有する。
なお、上記油圧式安全装置において、前記第1開閉部は、安全弁または破裂板のいずれかであってもよい。
また、上記油圧式安全装置において、前記第3開閉部は、安全弁または破裂板のいずれかであってもよい。
本発明は、車両に搭載される油圧式安全装置に適用できる。
1、2、100 油圧式安全装置
10 油圧回転機
11 高圧アキュムレータ
12 低圧アキュムレータ
13 ブラダ
14、17 安全弁
15 タンク
16 弁

Claims (3)

  1. 油圧回転機と、前記油圧回転機の高圧側に備えられた高圧アキュムレータと、前記油圧回転機の低圧側に備えられた低圧アキュムレータと、を有する油圧式安全装置であって、
    閉状態のときに前記低圧アキュムレータを密閉状態に維持し、前記低圧アキュムレータ内の圧力が規定圧力に到達したときに開状態となり、前記低圧アキュムレータ内の気体を放出する第1開閉部と、
    閉状態のときに前記高圧アキュムレータを密閉状態に維持し、前記第1開閉部が開状態となった場合に、前記低圧アキュムレータから放出された気体の圧力により開状態となり、前記高圧アキュムレータ内の気体を放出する第2開閉部と、
    前記第1開閉部と前記第2開閉部との間に設けられ、前記第1開閉部から放出された気体の圧力が、前記第2開閉部を開状態にすることが可能な圧力を超えたときに開状態となり、前記第1開閉部から放出された気体の一部を放出する第3開閉部と、を有する、
    油圧式安全装置。
  2. 前記第1開閉部は、安全弁または破裂板のいずれかである、
    請求項1に記載の油圧式安全装置。
  3. 前記第3開閉部は、安全弁または破裂板のいずれかである、
    請求項1または2に記載の油圧式安全装置。
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