JP6842819B2 - 道路構造物の点検情報管理システム - Google Patents

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Description

本発明は、道路構造物の点検情報管理システムに関し、特に、橋梁、トンネル、のり面などの点検情報を管理するシステムに関する。
橋梁、トンネル、のり面などの道路構造物を維持管理するためには、日々の点検結果を記録して、データベースに記憶、格納し、必要に応じて、その情報を読み出して、劣化予測等に役立てることが必要である。
図1は、道路構造物の点検結果を記録する様子を概念的に示している。なお、道路構造物の2次元展開基図50とは、図4に示すように、道路構造物の表面の構造を2次元平面に展開した図のことであり、CADデータで構成することができる。
ある日に、道路構造物の点検を行い、点検箇所P1で損傷が発見された場合には、データシートT21の2次元展開基図50の対応する点検箇所P1をマーキングし、点検箇所P1に対応して、その点検結果の情報(たとえば損傷の種類は、「ひび割れ」、補修の有無は「未補修」という情報)を記録する。また点検箇所P1の損傷状況を示す写真G11を撮影する。これらデータは、データベース21に記憶、格納される。
また、ある日に、道路構造物の点検を行い、点検箇所P2で損傷が発見された場合には、データシートT22の2次元展開基図50の対応する点検箇所P2をマーキングし、その点検箇所P2に対応して、その点検結果の情報(たとえば損傷の種類は、「ひび割れ」、補修の有無は「未補修」という情報)を記録する。また点検箇所P2の損傷状況を示す写真G21を撮影する。これらデータは、データベース21に記憶、格納される。
また、ある日に、道路構造物の点検を行い、点検箇所P3で損傷が発見された場合には、データシートT23の2次元展開基図50の対応する点検箇所P3をマーキングし、その点検箇所P3に対応して、その点検結果の情報(たとえば損傷の種類は、「浮き」、補修の有無は「未補修」という情報)を記録する。また点検箇所P3の損傷状況を示す写真G31を撮影する。これらデータは、データベース21に記憶、格納される。
また、ある日に、道路構造物の点検箇所P3で補修が行われた場合には、データシートT24の2次元展開基図50の対応する点検箇所P3をマーキングし、その点検箇所P3に対応して、その点検結果の情報(たとえば損傷の種類は「浮き」、補修の有無は、「補修済み」という情報)を記録する。また点検箇所P3の損傷状況を示す写真G32を撮影する。これらデータは、データベース21に記憶、格納される。
下記特許文献1には、道路点検者が道路の損傷を発見した場合に、携帯端末から、道路損傷位置および道路損傷部分を示す写真をサーバに送信し、サーバで、送信されてきた情報に基づいて、地図とともに、道路損傷位置、道路損傷部分を示す撮影写真、道路損傷状況を配置した報告画面を生成して、インターネット上で道路補修者等に閲覧可能にするという発明が記載されている。
特開2007−65854号公報
しかし、上述した現状の方法では、つぎのような問題がある。
1)任意の点検項目を絞り込んで全ての点検箇所の点検補修履歴を調べるためには、過去のデータシートを含む2枚以上のデータシートの対比が必要である。すなわち、「補修の有無」という点検項目に関連する点検箇所P1、P2、P3の点検補修履歴を確認するには、全てのデータシートT21、T22、T23、T24を参照してこれらを対比して、いずれの点検箇所が補修されたかどうかを判定しなければならない。
2)同一箇所の損傷の点検補修履歴を調べるためには、過去のデータシートを含む2枚以上のデータシートの対比および対応する写真データの対比が必要である。すなわち、点検箇所P3の点検補修履歴を確認するには、データシートT23、T24および写真データG31,G32の比較が必要である。
2枚以上のデータシートや写真データをデータベースから個々に読み出し、それらを参照対比して点検補修履歴を調べることは、作業者にとって煩わしく熟練を要する。
なお、特許文献1は、道路点検者が発見した道路損傷位置等を表示画面上で道路補修者等に閲覧可能にするという発明に過ぎず、そもそも道路構造物の過去の点検補修履歴を探索することを可能にする発明ではない。
本発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、点検補修履歴の探索を、熟練を要せずに容易に行えるようにすることを解決課題とするものである。
第1発明は、
道路構造物の点検情報管理システムであって、
道路構造物の2次元展開基図上の2つの基準点を指定するとともに、当該少なくとも2つの基準点に対応する道路上の既知の位置情報を入力し、
前記指定された少なくとも2つの基準点と、前記入力された既知の道路上の位置情報とに基づいて、前記2次元展開基図の表示画面上における2次元座標軸を設定し、
前記道路構造物を点検した際に、前記表示画面上で、前記道路構造物を点検した箇所に対応する前記2次元展開基図上の点検箇所を指定するとともに、点検内容を示す情報を各点検項目ごとに入力し、
前記指定された点検箇所に対応する表示画面上の2次元座標位置に対応づけて、点検時期を示す情報および前記点検項目毎の点検内容を示す情報をデータベースに記憶し、
前記表示画面上で、点検項目および/または点検時期が指定されると、当該指定された点検項目および/または点検時期に対応する点検が行われた点検箇所を前記データベースから読み出して、前記2次元展開基図上に点検箇所として表示すること
を特徴とする。
第2発明は、第1発明において、
さらに、前記表示画面上で、前記2次元展開基図の点検箇所が指定されると、当該指定された点検箇所に対応する点検内容を示す情報および/または点検時期を示す情報を前記データベースから読み出して、前記表示画面に表示する
ことを特徴とする。
第3発明は、第1発明または第2発明において、
前記点検項目は、少なくとも損傷の種類、補修の有無、損傷の大きさ、損傷状況を示す写真データを含むこと
を特徴とする。
第1発明によれば、表示画面上で、点検項目および/または点検時期が指定されると、当該指定された点検項目および/または点検時期に対応する点検が行われた点検箇所がデータベースから読み出され、2次元展開基図上に点検箇所として表示される。
たとえば図8(a)に示すように、「補修の有無は「未補修」」という点検項目が指定されると、表示画面31の2次元展開基図50上に「未補修」の全ての点検箇所P1、P2が表示される。また、たとえば図10(b)に示すように、「補修の有無は「補修済み」」という点検項目が指定されると、表示画面31の2次元展開基図50上に「補修済み」の全ての点検箇所P3が表示される。
また第2発明によれば、表示画面上で、2次元展開基図の点検箇所が指定されると、当該指定された点検箇所に対応する点検内容を示す情報および/または点検時期を示す情報がデータベースから読み出され、表示画面に表示される。
たとえば図11に示すように、表示画面31上で2次元展開基図50の点検箇所P3が指定されると、当該指定された点検箇所P3に対応する点検内容を示す情報、つまり点検箇所P3に関する「未補修」から「補修済」への履歴、補修の種類は「浮き」であるという情報、損傷の大きさは「0.4」(損傷ランクは「中」)であるという情報、損傷状況を示す写真データG31,G32およびそれらの点検時期が「g年h月i日」、「d年j月k日」であるという情報を示すデータが、データベースから読み出され、表示画面31に表示される。
したがって作業者は、点検補修情報の探索を熟練を要せずに容易に行うことができるようになる。
図1は、従来技術を説明する図で、道路構造物の点検結果を記録する様子を概念的に示す図である。 図2に示すように、本発明の実施形態の道路構造物の点検情報管理システムを示す図である。 図3は、実施例の処理手順を示すフローチャートである。 図4は、道路構造物の2次元展開基図と、2次元展開基図に関連するデータの内容を示す図である。 図5(a)は、通信端末装置の表示画面31を示す図で、2次元展開基図の表示画面上における仮想座標軸を設定する画面を示した図で、図5(b)はに、指定された2つの基準点と、入力された既知の道路上の位置情報とに基づいて、2次元展開基図の表示画面上における2次元座標軸が設定されることを説明する図である。 図6は、通信端末装置の表示画面を示す図で、表示画面上の2次元展開基図に点検箇所を指定する画面を示した図である。 図7は、2次元展開基図のデータ構造を概念的に示した図である。 図8(a)、(b)は、通信端末装置の表示画面を示す図で、指定された点検項目および/または点検時期に応じて、表示画面上の2次元展開基図に点検箇所を表示する画面を示した図である。 図9(a)、(b)は、通信端末装置の表示画面を示す図で、指定された点検箇所に対応する点検内容を示す情報を表示する画面を示した図である。 図10(a)、(b)、(c)は、通信端末装置の表示画面上で、点検項目および/または点検時期の指定をしない場合、指定した場合に、対応する点検内容を表示する画面を示した図である。 図11は、通信端末装置の表示画面上で、2次元展開基図の点検箇所が指定されると、この指定された点検箇所に対応する過去の点検補修内容を示す情報が点検補修履歴として表示する画面を示した図である。
以下、図面を参照して、本発明に係る道路構造物の点検情報管理システムの実施形態について説明する。
図2に示すように、本発明の実施形態の道路構造物の点検情報管理システム1は、管理装置20と、通信端末装置30とを備えて構成されている。管理装置20と通信端末装置30は、インターネット、LANなどの通信回線網2によって互いに送受信可能に接続されている。通信端末装置30は、スマートフォン、携帯電話、ノートパソコン、タブレット端末などである。
図2に示すように、管理装置20は、サーバ22を備えて構成されている。サーバ22は、記憶部23を有している。記憶部23には、後述するように通信端末装置30の表示画面31上で、道路構造物の2次元展開基図50を表示したり、2次元展開基図50に関連するデータを入力および出力するために必要なアプリケーションプログラムが記憶されている。
サーバ22は、データベース21を有している。データベース21には、道路構造物の2次元展開基図50および2次元展開基図50上の点検箇所の位置情報、点検時期を示す情報および点検項目毎の点検内容を示す情報に関するデータが記憶されている。点検項目は、少なくとも損傷の種類、補修の有無、損傷の大きさ(損傷のランク)、損傷状況を示す写真データを含む。
サーバ22は、電話回線、ISDN回線、専用線などの通信回線を介して通信回線網2に接続され、通信端末装置30との間で、送受信を行う。
通信端末装置30(たとえばタブレット端末)は、表示画面31を有している。通信端末装置30は、電話回線、ISDN回線、専用線などの通信回線や、基地局を介して、通信回線網2に接続し、サーバ22との間で、送受信を行う。
以上のように構成された道路構造物の点検情報管理システム1で行われる処理内容について、以下、フローチャートにしたがって説明する。
図4は、道路構造物の2次元展開基図50を例示している。道路構造物は、たとえば橋梁、トンネル、のり面などである。2次元展開基図50は、道路構造物を表面の構造を2次元平面に展開した図のことであり、CADデータで構成することができる。ラスタ(画像)データを重ねて見易くしてもよい。2次元展開基図50は、道路構造物を道路上の所定の区間ごとに区切った道路構造物の部分展開図であり、一つの2次元展開基図50上の地図上の各基準点A、Bの位置は、道路上の既知のKP(キロ・ポスト)の位置情報から既知である。
道路構造物の点検項目は、損傷の種類(ひび割れ、浮きなど)、補修の有無(未補修、補修済みの別)、損傷の大きさ(損傷のランク)、損傷の状況であり、テキストデータ並びに損傷状況を示す写真データなどで示される。
道路構造物のある箇所で損傷を発見した場合、あるいは補修があった場合には、その点検箇所に、上述の点検項目に応じた点検内容を示す情報および点検時期を示す情報が対応づけられる。
まず、図3に示すステップ101で、通信端末装置30側でブラウザを立ち上げ、通信回線網2を介してサーバ22の記憶部23に記憶されたプログラム、データベース21に記憶されたデータにアクセスする可能とする。これにより通信端末装置30の表示画面31に、道路構造物の2次元展開基図50を表示したり、2次元展開基図50に関連するデータを入力したり、2次元展開基図50に関連するデータを出力したりすることができるようになる。
通信端末装置30の表示画面31に表示された指示に従い、入力装置(テンキー、タッチ操作など)のコマンド入力操作を行うことにより、処理をすすめることができる。
点検したい区間の2次元展開図50が、既にデータベース21に記憶されている場合には、その2次元展開図50を読み出して、通信端末装置30の表示画面31上に表示する。
また、点検したい区間の2次元展開図50が、データベース21に記憶されていない場合には、その2次元展開図50のCADデータを入力して、通信端末装置30の表示画面31上に表示する。(ステップ101)。
図5(a)は、通信端末装置30の表示画面31を示す図で、2次元展開基図50の表示画面31上における仮想座標軸を設定する画面を示している。
作業者は、道路構造物の2次元展開基図50上の2つの基準点A、Bを矢印で示すように指定する処理を行うとともに、これら2つの基準点A、Bに対応する道路上の既知の位置情報、つまり例えば上述した既知のKP(キロ・ポスト)の位置情報を入力する処理を行う。
これにより、図5(b)に示すように、指定された2つの基準点A、Bと、入力された既知の道路上の位置情報とに基づいて、2次元展開基図50の表示画面31上における2次元座標軸X、Yが設定される。基準点A、Bは、表示画面31上の仮想座標軸Y上の各座標位置に換算される。仮想座標軸Xは、仮想座標軸Yに対して垂直な軸に設定される。このようにして、2次元展開基図50上の任意の箇所Pを、表示画面31における2次元座標軸X、Y上の2次元座標位置(X、Y)として表示することが可能となる。こうして設定された2次元展開基図50の2次元座標軸X,Yのデータは、通信回線網2を介してサーバ22のデータベース21に記憶される。これにより、点検したい区間の2次元展開図50上の任意の箇所Pを、通信端末装置30の表示画面31上で表示したり指定し特定することが可能となる(ステップ102)。
図6は、通信端末装置30の表示画面31を示す図で、表示画面31上の2次元展開基図50に点検箇所を指定する画面を示している。
点検作業者が、道路構造物をある点検箇所を点検したとすると、通信端末装置30の表示画面31上で、その点検箇所に対応する2次元展開基図50上の点検箇所P1を指定する処理を行う。また、その点検箇所に関連する点検内容を示す情報を各点検項目ごとに入力する処理を行う。
ここでは、点検箇所P1が指定され、2次元展開基図50上の点検箇所P1の2次元座標位置(X1、Y1)が算出される。また、点検箇所P1に関して、損傷の種類(「ひび割れ」)、補修の有無(「未補修」)、損傷の大きさ(「0.2」あるいは損傷のランク「小」)という各項目毎のデータが入力される。また点検箇所P1の損傷状況を示す写真のデータG11が入力される(ステップ103)。
つぎに、指定された点検箇所P1の表示画面31上における2次元座標位置(X1、Y1)に対応づけて、点検時期(a年b月c日)を示すデータおよび点検項目毎の点検内容を示すデータ(損傷の種類(「ひび割れ」)、補修の有無(「未補修」)、損傷の大きさ(「0.2」あるいは損傷のランク「小」)、写真のデータG11が、通信回線網2を介してサーバ22のデータベース21に記憶される。点検時期(a年b月c日)を示すデータは、写真のデータG11、つまり写真を撮影した日付けのデータに基づいて取得することができる。(ステップ104)。
また、別の日に、点検作業者が、道路構造物の別の点検箇所の点検が行われ、図6に示すように、通信端末装置30の表示画面31上で、同様にして、その点検箇所に対応する2次元展開基図50上の点検箇所P2が指定され、その点検箇所P2に関して、損傷の種類(「ひび割れ」)、補修の有無(「未補修」)、損傷の大きさ(「0.2」あるいは損傷のランク「小」)という各点検項目毎のデータが入力され、損傷状況を示す写真のデータG21が入力されると、2次元展開基図50上の点検箇所P2の2次元座標位置(X2、Y2)が算出され、指定された点検箇所P2の表示画面31上における2次元座標位置(X2、Y2)に対応づけて、点検時期(d年e月f日)を示すデータおよび点検項目毎の点検内容を示すデータ(損傷の種類(「ひび割れ」)、補修の有無(「未補修」)、損傷の大きさ(「0.2」あるいは損傷のランク「小」)、写真のデータG21が、通信回線網2を介してサーバ22のデータベース21に記憶される(ステップ104)。
図7は、2次元展開基図50のデータ構造を概念的に示している。点検が行われ毎に、つまり点検箇所が指定される毎に、その指定された点検箇所P1、P2の表示画面31上における2次元座標位置(X1、Y1)、(X2、Y2)のデータそれぞれに対して、各点検項目毎のデータ(写真データG11、G21等)が対応づけられて、データベース21に記憶されることになる。
図8は、通信端末装置30の表示画面31を示す図で、指定された点検項目および/または点検時期に応じて、表示画面31上の2次元展開基図50に点検箇所を表示する画面を示している。
通信端末装置30の表示画面31上で、点検項目および/または点検時期が指定されると、この指定された点検項目および/または点検時期に対応する点検が行われた点検箇所がデータベース21から読み出され、2次元展開基図50上に点検箇所として表示される。たとえば、図8(a)に示すように、補修の有無は「未補修」という点検項目が矢印で示すように指定されると、この指定された点検項目(補修の有無は「未補修」という点検項目)に対応する点検が行われた点検箇所P1、P2がデータベース21から読み出され、「未補修」である全ての点検箇所P1、P2が表示されることになる。また、たとえば、図8(b)に示すように、点検時期「点検年d」という点検時期が指定されると、この指定された点検時期(「d年」という点検時期)に対応する点検が行われた点検箇所P2がデータベース21から読み出され、「点検年d」に点検した点検箇所P2のみが表示されることになる。なお、点検項目および/または点検時期の指定がない場合には、過去に点検補修が行われた2次元展開基図50上の全点検箇所が表示される(ステップ105)。
図9は、通信端末装置30の表示画面31を示す図で、指定された点検箇所に対応する点検内容を示す情報および/または点検時期を示す情報を表示する画面を示している。
たとえば図9(a)に示すように、通信端末装置30の表示画面31上で、2次元展開基図50の点検箇所P1が矢印で示すように指定されると、この指定された点検箇所P1に対応する過去の点検内容を示す情報(損傷の種類(「ひび割れ」)、補修の有無(「未補修」)、損傷の大きさ(「0.2」あるいは損傷ランク「小」)、写真のデータG11、点検時期(a年b月c日))が、通信回線網2を介してサーバ22のデータベース21から読み出されて、表示画面31に表示される。同様にして、図9(b)に示すように、通信端末装置30の表示画面31上で、2次元展開基図50の点検箇所P2が指定されると、この指定された点検箇所P2に対応する点検内容を示す情報(損傷の種類(「ひび割れ」)、補修の有無(「未補修」)、損傷の大きさ(「0.2」あるいは損傷ランク「小」)、写真のデータG21、点検時期(d年e月f日))が、通信回線網2を介してサーバ22のデータベース21から読み出されて、表示画面31に表示される(ステップ106)。
以下、さらに他の表示例を示す。
この表示例では、上記点検箇所P1、P2に加え、点検箇所P3について点検補修がなされたものとする。
すなわち、ある日(g年h月i日)に、道路構造物の点検を行い、点検箇所P3で損傷が発見されたとすると、2次元展開基図50の点検箇所P3に対応する表示画面31上の2次元座標位置(X3、Y3)に対応づけて、点検内容を示す情報(損傷の種類(「浮き」)、補修の有無(未補修)、損傷の大きさ(「0.4」あるいは損傷ランク「中」)、写真のデータG31、点検時期(g年h月i日))が、サーバ22のデータベース21に記憶される(ステップ104)。
また、ある日(d年j月k日)に、道路構造物の点検を行い、点検箇所P3で補修が行われたとすると、2次元展開基図50の点検箇所P3に対応する表示画面31上の2次元座標位置(X3、Y3)に対応づけて、点検内容を示す情報(損傷の種類(「浮き」)、補修の有無(補修済み)、損傷の大きさ(「0.4」あるいは損傷ランク「中」)、写真のデータG32、点検時期(d年j月k日))が、サーバ22のデータベース21に記憶される(ステップ104)。
そこで、図10(a)に示すように、通信端末装置30の表示画面31上で、点検項目および/または点検時期の指定をしないで、過去に点検補修が行われた全点検箇所を表示する指定、つまり点検補修履歴のボタンを押す処理を矢印で示すように行うと、表示画面31の2次元展開基図50上に、過去に点検補修が行われた全ての点検箇所P1、P2、P3が表示される。そして点検箇所P1、P2、P3それぞれに対応する過去の損傷状況の履歴を示す写真データG11、G21、G31、G32も併せて表示画面31に表示される(ステップ105)。
ここで、通信端末装置30の表示画面31上に、未補修の点検箇所P1、P2と補修済みの点検箇所P3とを、色分け表示してもよい。たとえば、未補修の点検箇所P1、P2は、その箇所が赤色で表示され、補修済みの点検箇所P3は、その箇所が黄色で表示される。
また損傷の種類毎に色分け表示してもよい。たとえば損傷の種類が「ひび割れ」である点検箇所P1、P2と、損傷の種類が「浮き」である点検箇所P3とを異なる色で表示することができる。
また、点検項目および/または点検時期を指定して、その指定された点検項目および/または点検時期に対応する点検箇所のみを表示してもよい。たとえば、図10(b)に示すように、補修の有無「補修済み」という点検項目が指定されると、「補修済み」である点検箇所P3のみが表示されることになる。また、たとえば、図10(c)に示すように、「点検年d」という点検時期が指定されると、「点検年d」に点検した点検箇所P2、P3のみが表示されることになる。同様にして、他の点検項目(損傷の大きさ(損傷のランク))を指定したり、2以上の点検項目を組み合わせて指定したり、点検項目と点検時期を組み合わせて指定して、指定された点検内容、点検時期に対応する点検箇所のみを表示することができる(ステップ105)。
また、表示画面31上で、点検箇所を指定すると、指定された点検箇所に対応する点検内容および/または点検時期を示す情報が表示される。たとえば通信端末装置30の表示画面31上で、2次元展開基図50の点検箇所P3が指定されると、この指定された点検箇所P3に対応する点検内容を示す過去の履歴が表示画面31上に表示される。
すなわち、図11に示すように、通信端末装置30の表示画面31上で、2次元展開基図50の点検箇所P3が指定されると、この指定された点検箇所P3に対応する過去の点検補修内容および点検時期示す情報が点検補修履歴として、つまり点検時期「g年h月i日」に、補修の有無は「未補修」であって、損傷状況を示す写真はG31であったが、点検時期「d年j月k日」に、補修の有無は「補修済み」で、損傷状況を示す写真はG32となったという情報が表示される。なお損傷の種類は「浮き」で、損傷の大きさは「0.4」あるいは損傷ランクは「中」であるという情報も併せて表示される(ステップ106)。
以上のように本実施形態によれば、表示画面上で、点検項目および/または点検時期が指定されると、当該指定された点検項目および/または点検時期に対応する点検が行われた点検箇所がデータベースから読み出され、2次元展開基図上に点検箇所として表示することができる。
また本実施形態によれば、表示画面上で、2次元展開基図の点検箇所が指定されると、当該指定された点検箇所に対応する点検内容を示す情報および/または点検時期を示す情報がデータベースから読み出され、表示画面に表示される。
したがって作業者は、点検補修情報の探索を熟練を要せずに容易に行うことができるようになる。

Claims (2)

  1. 橋梁、トンネル、のり面を含む道路構造物の点検情報管理システムであって、
    前記点検情報管理システムは、サーバを備えた管理装置と、通信端末装置と、前記管理装置と前記通信端末装置とを互いに送受信可能に接続する通信回線網とを備えて構成されており、
    前記サーバは、データベースを有し、
    前記通信端末装置は、表示画面を有しており、
    道路構造物を道路上の所定の区間ごとに区切った当該道路構造物の部分展開図としての2次元展開基図上の2つの基準点を指定する処理とともに、当該少なくとも2つの基準点に対応する道路上の既知の位置情報を入力する処理が前記通信端末装置で行われ、
    前記指定された少なくとも2つの基準点と、前記入力された既知の道路上の位置情報とに基づいて、前記指定された少なくとも2つの基準点を、前記表示画面上の一方の仮想座標軸(Y)上の各座標位置に換算し、他方の仮想座標軸(X)は、前記一方の仮想座標軸(Y)に対して垂直な軸に設定して、2次元展開基図の前記表示画面上における2次元座標軸(X、Y)を設定する処理を行い、2次元展開基図上の任意の箇所(P)を、前記表示画面における2次元座標軸X、Y上の2次元座標位置(X、Y)として表示することを可能とする処理が行われ、
    前記道路構造物を点検した際に、前記表示画面上で、前記道路構造物を点検した箇所に対応する前記2次元展開基図上の点検箇所を指定する処理とともに、点検内容を示す情報を各点検項目毎に入力する処理が前記通信端末装置で行われ、
    前記指定された点検箇所に対応する前記表示画面上の2次元座標位置に対応づけて、点検時期を示す情報および前記各点検項目毎の点検内容を示す情報を前記データベースに記憶する処理が行われ、
    前記表示画面上で、点検項目および/または点検時期を指定する処理が前記通信端末装置で行われると、当該指定された点検項目および/または点検時期に対応する点検が行われた点検箇所を前記データベースから読み出して、前記2次元展開基図上に点検箇所として表示する処理が行われるものであり、
    さらに、前記表示画面上で、前記2次元展開基図の点検箇所を指定する処理が前記通信端末装置で行われると、当該指定された点検箇所と同一の点検箇所に対応する過去の点検内容の履歴を示す情報および/または過去の点検時期の履歴を示す情報を前記データベースから読み出して、前記表示画面に表示する処理が行われる
    ことを特徴とする道路構造物の点検情報管理システム。
  2. 前記点検項目は、少なくとも損傷の種類、補修の有無、損傷の大きさ、損傷状況を示す写真データを含むこと
    を特徴とする請求項1に記載の道路構造物の点検情報管理システム。

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