JP6842161B2 - レゾルバの特性測定方法及び測定装置 - Google Patents

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Description

本発明は、レゾルバの製造メーカがレゾルバの開発や出荷検査において、レゾルバのロータ若しくはステータを相対的に移動、回動若しくは傾動させてレゾルバの性能特性(角度誤差、変圧比、インピーダンスの電気特性など)や偏芯特性(ステータ偏芯、ロータ偏芯、ステータ軸芯傾き、ロータ軸芯傾きなど)を正確にかつ容易に測定し、製品個体毎の精度を確認し、実際のレゾルバ使用時に個体の持つ偏芯特性の情報を知り得るようにするための測定方法及び測定装置に関する。
レゾルバは振動や温度などの環境に強い回転型位置検出装置として、FAやサーボシステム、車両等において広く用いられている。レゾルバを高精度なロータやステータ単体(互換仕様)として製造して使用するには、レゾルバ側と位置検出回路側のそれぞれについて誤差を低減する必要がある。レゾルバを高精度に測定する手段として、従来では高精度・高分解能のロータリーエンコーダを用いる手法や、レゾルバから出力される2相信号(sin信号,cos信号)をオシロスコープに取り込み、X=cos信号,Y=sin信号としてX−Y波形を観察する手法などが知られている(特許第4656378号(特許文献1)、特許第5463898号(特許文献2)など)。
レゾルバを高精度な互換仕様として製造する場合、ステータの軸芯がロータ軸に対して僅かにでもずれていると、レゾルバの絶対精度が低下する。特に高精度位置検出用の単極レゾルバは、相対位置検出用の多極レゾルバよりも軸芯ずれが精度に与える影響は非常に大きいことが知られている。多極レゾルバではロータ1回転につき複数サイクルのレゾルバ信号を検出できるため、このレゾルバ信号を用いて軸芯ズレを補正することが可能であるが、単極レゾルバではロータ1回転につき1周期のレゾルバ信号しか出力されないため、レゾルバ信号の観測が困難であり、軸芯ズレを補正するためにレゾルバ信号を観測するには、ロータを高速回転させる必要がある。このため、従来では10μオーダーでの精度で、軸芯ズレを補正するのは困難であった。
また、レゾルバの製造工程ではステータとロータはそれぞれ別工程で製造され、レゾルバの出荷検査(ステータコイルの位置調整など)は両者を組み合わせた半完成品の状態でステータコイルに励磁信号を供給すると共に、ロータを回転させた状態でレゾルバ信号を検出することにより行われる。つまり、ロータとステータを組み合わせて半完成品とした上でロータを回転させないと、レゾルバ信号が得られないため、ステータコイルの位置調整ができず、高精度かつ互換性を備えたレゾルバを製造できない。このため、予めステータ単体で検査を済まし、ロータへの組み込みのみで互換性のある高精度のレゾルバを完成させる方法の実現が望まれていた。
図1はレゾルバ(8極)20の断面図であり、円筒状のステータ23内にエアギャップを有してロータ22が収容され、ロータ22はロータ軸21を中心に回転自在である。ステータ23の内周面にはポール23Aが設けられ、ポール23A間のスロットに励磁巻線24−3が巻回されると共に、出力巻線(cos)24−1及び出力巻線(sin)24−2が巻回されている。そして、ロータ22とステータ23とのエアギャップのリラクタンスがロータ22の回転角度位置により変化し、ロータ22の回転でリラクタンス変化の基本波成分(sin,cos)が所定周期となるように構成されたVR型レゾルバである。
レゾルバはモータ一体型で製造販売される形態もあるが、一般的にはレゾルバ単体或いはロ−タ、ステータ別体で製造され、モータ軸等の回転軸にレゾルバを装着して使用する形態が多い。図2はモータ10の回転軸11にレゾルバ20のロータ軸21を合わせ(芯合わせ)、モータ10の回転位置をレゾルバ20で検出する様子を模式的に示している。この場合、モータ10の回転軸11の中心線CLに、レゾルバ20のロータ軸21の中心線を合わせてレゾルバ20を装着するが、実際には図3に示すように、モータ10の回転軸11の軸方向中心点Oとレゾルバ20のロータ軸21の軸方向の芯中心点Oとがずれており、偏芯ズレdを生じている。このような偏芯ズレdが存在すると、モータ10の回転によってレゾルバ20のロータが偏芯して測定誤差を発生する。
このため、従来は図4及び図5に示すような円盤状の結合部材30(30A,30B)を使用して、レゾルバをモータ等の回転軸に装着している。即ち、図4の例では、円盤状の結合部材30Aの底面の中心線CL2Aの位置には、例えばモータ10の回転軸11を嵌合して装着する凹部断面が円形状の装着孔32Aが設けられており、結合部材30Aの上面の中心線CL2A位置より距離d1だけずれた位置CL1Aを中心にして、レゾルバ20のロータ軸21を嵌合して装着する凹部断面が円形状の装着孔31Aが設けられている。また、図5の例では、円盤状の結合部材30Bの底面の中心線CL2Bの位置には、例えばモータ10の回転軸11を嵌合して装着する凹部断面が円形状の装着孔32Bが設けられており、結合部材30Bの上面の中心線CL2B位置より距離d2だけずれた位置CL1Bを中心にして、レゾルバ20のロータ軸21を嵌合して装着する凹部断面が円形状の装着孔31Bが設けられている。
このような距離d1、d2、・・・、dnだけずれたn個の結合部材を予め用意しておき、実際のレゾルバの装着時に測定された偏芯ズレに合わせて、図6のように結合部材を介してレゾルバ20を装着する。即ち、図6は結合部材30Aの例を示しており、結合部材30Aの装着孔32Aにはモータ10の回転軸11が嵌合して装着され、結合部材30Aの装着孔31Aにはレゾルバ20のロータ軸21が嵌合して装着されている。このように結合部材30Aを介して回転軸11とロータ軸21を結合してモータ10を回転駆動すると、モータ10とレゾルバ20の軸芯ズレ(d1)が結合部材30Aの装着孔31A及び32Aの中心ズレ(d1)で解消される。
上述のように、レゾルバはステータとロータの関係が偏芯、傾斜することによって、その角度検出精度に誤差が生じ、レゾルバでモータなどの絶対角度を検出したい使用者(ユーザー)は角度精度を良くするために、ステータとロータの組立誤差をどのレベルに抑えなければならないかが必要となっている。また、ステータとロータは、レゾルバ製造メーカより個別で出荷され、ステータとロータを組み立てて使用するケースも多く、この場合には、レゾルバの組込みはユーザー側が行うので、その取り付けレベルによって検出角度誤差が発生する。そのため、事前に、偏芯させることによりどれだけ偏芯させると、どれだけ角度検出誤差が発生するのか検査して、その個体精度を保証する。また、補正データ求めておき、使用する時に実測データを補正データで補正することもできる。
特許第4656378号公報 特許第5463898号公報 特開2015−169631号公報 特開2016−1962号公報
日本応用磁気学会誌 正木耕一他「レゾルバの偏心による角度検出誤差と短絡巻線の効果の考察」Vol.22,No.4-2,1998 日本AEM学会誌 楡井雅巳他「8X−VRレゾルバにおけるロータ偏心およびギャップ長の出力特性への影響」Vol.10,No,1,2002
上述のような結合部材を介してレゾルバを装着する手法では、多数の結合部材を予め作成して用意しておかなければならない問題がある上、レゾルバ装着の都度軸芯ズレを実際に測定して、当該軸芯ズレに合った結合部材を検索して使用すると共に、機械的に回転軸に当該結合部材を介してレゾルバを装着しなければない不都合がある。
また、特開2015−169631号公報(特許文献3)及び特開2016−1962号公報(特許公報4)にはレゾルバ特性を電気的に補正する手法が開示されているが、レゾルバをモータ等の回転軸に装着する場合の課題についての解決は示されていない。
ステータとロータがレゾルバ製造メーカより個別に出荷され、ステータとロータを組み立てて使用するケースについても、予め、どれだけ偏芯させるとどの程度の角度検出誤差が発生するのかを測定して準備しておくことが要請される。
本発明は上述のような事情に基づいてなされたものであり、本発明の目的は、レゾルバの製造時若しくは出荷時に、ロータとレゾルバの位置関係を種々変化させて特性(性能特性、偏芯特性)を測定して用意しておき、実際のレゾルバの使用時に測定された特性を明らかにし、組立時の精度確保に役立てるレゾルバの特性測定方法及び測定装置を提供することにある。また、その特性に応じた補正を行い得るレゾルバの特性測定方法及び測定装置を提供する。
本発明はレゾルバの特性測定方法に関し、本発明の上記目的は、レゾルバのステータを、相互に垂直関係のX方向、Y方向、Z方向にそれぞれ独立して移動若しくは傾動可能とし、前記X方向を軸として回動α、前記Y方向を軸として回動βが可能であり、前記レゾルバのロータを回転させながら前記ステータを移動、傾動、回動し、前記レゾルバの性能特性及び偏芯特性を測定し、前記性能特性が少なくとも角度誤差、変圧比、インピーダンスの電気特性であること、或いは前記偏芯特性が少なくともステータ偏芯、ロータ偏芯、ステータ軸芯傾き、ロータ軸芯傾き、スラストオフセットであることにより構成される。
本発明はレゾルバの特性測定装置に関し、本発明の上記目的は、レゾルバのロータを回転する回転機構と、前記ロータを収容して配置されたステータを、相互に垂直関係のX方向、Y方向、Z方向にそれぞれ独立して移動若しくは傾動可能な架台と、前記架台に載置され、前記ステータを装着して前記X方向を軸として回動α、前記Y方向を軸として回動βが可能な回動機構とで構成され、前記回転機構、前記回動機構を独立に制御すると共に、前記架台をX方向、Y方向、Z方向に独立して移動若しくは傾動する駆動制御部が接続されており、前記駆動制御部が、前記レゾルバを励磁すると共に、前記レゾルバの出力信号を処理する信号処理部を備えており、前記信号処理部は、少なくとも角度誤差、変圧比、インピーダンスの電気特性の性能特性と、少なくともステータ偏芯、ロータ偏芯、ロータ軸芯傾き、スラストオフセットの偏芯特性とを測定することにより達成される。
本発明のレゾルバの特性測定方法及び測定装置によれば、レゾルバの製造工程や出荷時等において、ステータをロータに対して相対的に移動、回動若しくは傾動してレゾルバの偏芯特性(ステータ偏芯など)変化による性能特性を正確にかつ容易に測定することができる。従って、結合部材を用いることなく、軸芯ズレもなくレゾルバをモータ軸等の回転軸に装着することができると共に、ロータとステータを別個に組み立てて使用する場合においても、予め求められている測定データにより電気的に軸芯ズレなどを正確に把握することができる。また、測定データにより補正することも出来る。
レゾルバの構造例を示す断面図及び部分図である。 レゾルバとモータの軸芯ズレを説明するための側面図である。 軸芯ズレを説明するための模式図である。 結合部材の構造例(軸芯ズレd1)を示す斜視構造図及び側面図である。 結合部材の構造例(軸芯ズレd2)を示す斜視構造図及び側面図である。 結合部材を用いたレゾルバとモータの構造例を示す側面図である。 本発明に係る測定装置及び駆動制御装置の外観構成例を示す斜視図である。 測定装置の詳細を示す斜視図である。 レゾルバ(ロータ、ステータ)の取付け構造を示す断面図である。 レゾルバのロータのロータ軸駆動部の一例を示す機構図である。 本発明に係る測定装置及び駆動制御装置の内部構成例を示すブロック図である。 本発明の駆動制御部とレゾルバ、温度センサの接続関係を示すブロック図である。 本発明の動作例を示すフローチャートである。 本発明装置のメイン画面の一例を示す画面図である。 初期設定項目の一例を示す図である。 ステータの偏芯例を示す断面図である。 ロータの偏芯例を示す断面図である。 ステータ軸の傾き例を示す側面断面図である。 ロータ軸の傾き例を示す側面断面図である。 スラストオフセットの例を示す側面断面図である。 ロータ軸偏芯の様子を示す断面図である。 最大偏芯量と位置決め精度の関係を示す図である。 ロータ偏芯と角度検出誤差の特性例を示す特性図である。 ロータ回転速度と角度検出誤差の特性例を示す特性図である。
本発明は、レゾルバの製造時や出荷時等において、レゾルバのステータをロータに対して相対的に移動、回動若しくは傾動して、偏芯特性(ステータ偏芯、ロータ偏芯、ステータ軸芯傾き、ロータ軸芯傾きなど)を正確にかつ容易に操作することによりレゾルバの性能特性(角度誤差、変圧比、インピーダンスの電気特性など)を測定し、その個体精度を正確に把握する。即ち、レゾルバ特性の測定方法としては、レゾルバのステータ(若しくはロータ)を、相互に垂直関係のX方向、Y方向、Z方向にそれぞれ独立して移動若しくは傾動可能とし、X方向を軸として回動α、Y方向を軸として回動βが可能であり、レゾルバのロータを回転させながらステータ(若しくはロータ)を移動、傾動、回動し、レゾルバの特性を測定する。また、本発明の測定装置は、レゾルバのロータを回転する回転機構と、ロータを収容して配置されたステータを、相互に垂直関係のX方向、Y方向、Z方向にそれぞれ独立して移動若しくは傾動可能な架台と、架台に載置され、ステータを装着してX方向を軸として回動α、Y方向を軸として回動βが可能な回動機構とで構成される。そして、測定装置には、回転機構、回動機構を独立に制御すると共に、架台をX方向、Y方向、Z方向に独立して移動若しくは傾動する駆動制御部が接続されており、駆動制御装置が、レゾルバを励磁すると共に、レゾルバの出力信号(sin, cos)を処理する信号処理部を備えている。
本発明の測定装置は、例えば、レゾルバ製品としての性能を保証するため、仕様となる値内の偏芯、傾斜により、角度検出誤差が製品の規格値に収まることを測定して検査することなどに利用できる。つまり、レゾルバ製造メーカが、製品の出荷検査に用いることができる。また、レゾルバのロータとステータの相関位置である偏芯、傾斜等に対して、設計開発者には、ロバスト設計により角度検出誤差を最小限とするように開発したい要請がある。本発明の測定装置を、そのための研究開発用のレゾルバ検証検査に用いることができる。更に、ユーザーから指定された偏芯量、傾斜量等の時に、本発明の測定装置により、どれだけ検出角度誤差が発生するかのデータを取って測定しておくことにより、ユーザーに対して製品の保証値を明確にすることができる。
また、本発明によれば、多数の結合部材を用意しておき、その中の適合するものを選択して用いる必要もなく、軸芯ズレを補正データにより電気的に補償することが可能なので、レゾルバをモータ軸等の回転軸に容易に装着することができる。つまり、レゾルバの取付で軸芯ズレがあっても、容易に補正を行うことができる。このため、レゾルバの高精度の計測が可能となり、レゾルバの利用範囲が拡大する。
以下に、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
本発明では、レゾルバ20のステータ23をロータ22に対して相対的に移動、回動若しくは傾動して、レゾルバ20の角度誤差等の性能特性やステータ偏芯等の偏芯特性を測定するが、その装置全体の外観構成は図7に示すようになっている。
即ち、レゾルバ20のロータ22及びステータ23を装着し、ロータ22及びステータ23を相対的に移動、回動若しくは傾動する筐体状の測定装置100と、測定装置100に電気的に接続され、レゾルバ20を励磁し、測定装置100からの出力信号(sin, cos)を入力してレゾルバ特性を測定すると共に、測定装置100の各部を駆動する筐体状の駆動制御装置200とで構成されている。本例では測定装置100と駆動制御装置200は機械的に分離されているが、一体構造であっても良い。
測定装置100の主要部の詳細は図8に示す構造であり、レゾルバ20のステータ20を嵌合して装着する円筒形状の装着具131を備え、装着具131はβ軸駆動部140によってY方向を回動軸として回動される。装着具131は方形状の装着枠130に周接して取付けられており、装着枠130はα軸駆動部120によってX方向を回動軸として回動される。β軸駆動部140の回動で装着具131がβ回動するように、装着具131の軸141が装着枠130に軸支されている。また、装着枠130の軸121は、垂設された支持板122及び123に軸支され、α軸駆動部120の回動で装着枠130がα回動するようになっている。支持板122及び123は架台110の上面両側に垂設されており、架台110は相互に垂直な関係を有するX方向、Y方向及びZ方向に独立的に移動可能である
本実施形態では便宜的に、装置を正面に見てステータが左右に移動する方向をX方向とし、装置を正面に見てステータが前後に移動する方向をY方向とし、装置を正面に見てステータが上下に移動する方向をZ方向(若しくはスラスト方向)とし、装置を正面に見てステータが前後に回動する方向をα方向とし、装置を正面に見てステータが左右に回動する方向をβ方向としている。
図9はレゾルバ20の取付け概要を示す断面図であり、ロータ22はロータ取付治具で装着され、ステータ23はステータ取付治具で装着されている。
図10は、レゾルバ20のロータ22のロータ軸駆動部150の一例を示しており、ロータ22は低速用主軸モータ152又は高速用主軸モータ155で回転駆動される機構である。低速用主軸モータ152は減速機(例えば減速比1/20)152Aを経てON/OFFされるクラッチ152Bに接続され、クラッチ152Bの出力側には駆動用シャフト151が連結され、駆動用シャフト151には半径r1のプーリ153及びエンコーダ154が装着されている。また、高速用主軸モータ155の出力軸にはON/OFFされるクラッチ155Aが接続され、クラッチ152Bの出力軸には半径r2(>r1)のプーリ156が装着され、プーリ153及び156の間にはベルト157が懸架されている。プーリ153及び156の間の加速比r1/r2は、例えば1/3となっている。また、エンコーダ154は駆動用シャフト151(ロータ22)の回転速度若しくは回転位置を検出するものであり、他の回転センサに代えても良い。
このような機構において、ロータ22の低速駆動時には低速用主軸モータ152を駆動し、クラッチ152BをONすると共に、クラッチ155AをOFFする。これにより、ロータ22はモータ152、減速機152A、クラッチ152を経て回転駆動され、回転速度はエンコーダ154によって検出される。また、ロータ22の高速駆動時には高速用主軸モータ155を駆動し、クラッチ155AをONすると共に、クラッチ152BをOFFする。これにより、ロータ22はモータ155、クラッチ155A、プーリ156、ベルト157、プーリ153を経て回転駆動され、回転速度はエンコーダ154によって検出される。
測定装置100及び駆動制御装置200の構成例は図11及び図12のようになっており、駆動制御装置200はCPU、MPU等で成る装置全体の制御駆動を行う駆動制御部210を備えている。また、駆動制御装置200は目視可能なようにデータや観測値、ガイダンス等を表示するモニタ201と、測定や制御に必要なデータや情報を記憶すると共に、プログラムを格納するメモリ230と、測定されたデータを印字したり、外部機器に伝送したりする出力部240と、必要なデータや指示等を入力するキーボード(タッチパネルやマウス等を含む)250とを具備し、測定装置100との間で情報、データの授受を行うと共に、電力等の供給を行っている。
測定装置100には測定の対象となるレゾルバ20が装着され、レゾルバ20のロータ22は前述のロータ軸駆動部150で駆動回転され、ロータ軸21の回転位置や回転速度はエンコーダ154で検出されて駆動制御装置200に送られる。また、駆動枠130はα軸駆動部120で駆動回動され、装着具131はβ軸駆動部140で駆動回動され、それぞれの回動位置(若しくは角度)はエンコーダ等で検出されて駆動制御装置200に送られる。架台110は、X方向に移動するX軸ステージ駆動部111と、Y方向に移動するY軸ステージ駆動部112と、Z方向に移動するZ軸ステージ駆動部113とで駆動され、それぞれの移動位置はエンコーダ等で検出されて駆動制御装置200に送られる。そして、ロータ軸駆動部150、X軸ステージ駆動部111、Y軸ステージ駆動部112、Z軸ステージ駆動部113、α軸駆動部120及びβ軸駆動部140はいずれも駆動制御部210内の駆動部211で独立して駆動される。
測定装置100に装着されたレゾルバ20は、駆動制御部210内の信号処理部220内の励磁信号発生部211の励磁信号XCで励磁され、出力信号であるsin信号はsin信号入力部222に入力され、ディジタル化などの処理をされて演算部224に入力され、出力信号であるcos信号はcos信号入力部223に入力され、ディジタル化などの処理をされて演算部224に入力される。また、装着されたレゾルバ20の近辺には温度センサ160が設置されており、検出された温度Tmが演算部224に入力される。更に、駆動部211からの各部に対する駆動指令と、ロータ軸駆動部150からの回転位置及び回転速度、X軸ステージ駆動部111、Y軸ステージ駆動部112、Z軸ステージ駆動部113からの移動位置、α軸駆動部120及びβ軸駆動部140からの回転角度は演算部224に入力され、演算された測定値が出力部225を経てモニタ201、出力部240などに送られる。
このような構成において、図13のフローチャートを参照して、準備作業と測定作業を説明する。
駆動制御装置200のモニタ101には、図14に示されるようなメイン画面が表示されており、表示されたメイン画面は、原点復帰、ロータ原点セット、HOME移動、出力キャリブレーション、アラームクリアの操作を行う操作ボタン領域Aと、設定等のシステム関連操作を行うシステムボタン領域Bと、既設定の測定設定の選択及び現在選択されている、測定設定の情報を表示する測定設定情報領域Cと、測定及び設定に関する情報の表示及び操作を行う測定情報領域Dと、設備の現在状態、現在の測定状態、ロータ軸状態、扉や治具の状態を表示する状態表示領域Eと、動作を中断するための中断ボタン領域Fと、各測定の開始、終了、状態及びシステム関連の情報を表示する処理情報領域Gとに区画されている。
測定者は、先ず測定対象となるレゾルバ20のロータ22を駆動用シャフト151に装着し、モニタ201の画面表示に従ってプログラムを選択すると共に、図15に示すような駆動系の初期設定項目をキーボード250などから入力して設定する(ステップS10)。また、測定の初期設定項目として、ロータの偏芯、傾斜、上下、それぞれの方向、ステータの偏芯、傾斜、上下、それぞれの方向があり、スラストの量及び上下方向があり、断続的な回転速度の定速情報として初期速度、ステップ、ステップ数があり、連続的な回転速度のスイープ情報として初期速度、スイープ速度、回転範囲を設定する。
本発明ではレゾルバの偏芯特性として、ステータ偏芯、ロータ偏芯、ステータ軸芯傾き、ロータ軸芯傾き、スラストオフセットを変化させて性能特性の測定をするが、ロータ偏芯及びロータ軸芯傾きはロータを偏芯及び傾斜させず、ステータ側を偏芯及び傾斜させることで相対的にロータ偏芯及びロータ傾きを実現し、複合的な偏芯も測定する。ステータ偏芯は図16に示すように、モータの回転中心に対してステータの中心がずれる偏芯であり(ロータ中心はモータの回転中心と同軸)、ロータ偏芯は図17に示すように、モータの回転中心に対してロータの中心がずれる偏芯である(ステータ中心はモータの回転中心と同軸)。また、ステータ軸傾きは図18に示すように、モータの回転軸に対してステータの軸芯が傾斜する偏芯であり(図18の例では、ステータ中心とロータ中心の芯ズレは無し)、ロータ軸傾きは図19に示すように、モータの回転軸に対してロータの軸芯が傾斜する偏芯である(図19の例では、ステータ中心とロータ中心の芯ズレは無し)。スラストオフセットは図20に示すように、ステータとロータがスラスト方向(Z方向)にオフセットするズレである(図20の例では、ステータ中心とロータ中心の芯ズレは無し)。
また、ロータの軸偏芯の方向性を測定することが必要な理由は、図20(A)及び(B)に示すような状態が考えられるためである。即ち、図20(A)はロータ軸芯の花弁形状の凹部方向へ軸芯がずれた状態1を示し、図20(B)はロータ軸芯の花弁形状の凸部方向へ軸芯がずれた状態2を示しており、状態1と状態2では角度検出誤差が異なってくる可能性がある。そのため、本発明ではズレ方向を考慮している。
上記ステップS10で測定するためのプグラムが選択され、初期設定が終了すると、測定のための運転準備がOKとなる(ステップS20)。そして、画面の操作ボタン領域Aの「原点復帰」ボタンを指示すると、ロータ軸を除く各軸の原点復帰を行い、HOME位置への移動を行う(ステップS30)。その後、画面の操作ボタン領域Aの「ロータ原点セット」ボタンを指示すると、ロータ軸の機械角度位置を合わせるためのロータ原点セットを行う(ステップS40)。そして、ステータ23を治具で装着具131に装着し(ステップS50)、ステータ23の装着後に、測定の待機状態となる(ステップS60)。ステータが取り付けられた状態では、ロータ軸の原点設定ができないため、ロータ原点のセット後にステータを取付ける。
測定(ステップS70)に当たり先ず励磁信号発生部221で励磁信号XCを発生してレゾルバ20を励磁し、ロータ軸21の原点において下記項目を測定する。即ち、駆動部211及びロータ軸駆動部150によりロータ21を所定方向に回転若しくは回動し、最初の電気角0°(ロータ基準位置割り出し)を検出し、ロータ原点とし、このロータ原点でロータの回転を停止し、ロータ停止状態で1次巻線インピーダンス(Ω)、2次sin巻線インピーダンス(Ω)、2次cos巻線インピーダンス(Ω)、1次巻線インダクタンス(mH)、2次sin巻線インダクタンス(mH)、2次cos巻線インダクタンス(mH)、1次巻線レジスタンス(Ω)、2次sin巻線レジスタンス(Ω)、2次cos巻線レジスタンス(Ω)、1次巻線リアクタンス(Ω)、2次sin巻線リアクタンス(Ω)、2次cos巻線リアクタンス(Ω)、初期電気角誤差(°ep-p)、電気角誤差(°e)、角度出力極性(+/−)、1次電圧(Vp-p)、1次電流(mAp-p)、最大変圧比(sin巻線)(V/V)、最小変圧比(sin巻線)(V/V)、最大変圧比(cos巻線)(V/V)、最小変圧比(cos巻線)(V/V)、最大電圧電流比(sin巻線)(V/A)、最小電圧電流比(sin巻線)(V/A)、最大電圧電流比(cos巻線)(V/A)、最小電圧電流比(cos巻線)(V/A)を測定する。次いで、ロータ回転角0.1°毎の角度誤差を測定する。全ての測定ポイント(電気角0°、90°、180°、270°)で複数回測定し、演算部224で平均値を演算する。これら性能特性の値は、当該レゾルバ20の特性として利用される。
次に、偏芯特性の測定について説明する。先ず測定対象となるレゾルバ20の測定装置100への装着後、偏芯特性は、ロータ軸駆動部150でロータ22を所定速度で回転させた状態及び可変速度で回転させた状態で、図16に示すステータ偏芯、図18に示すロータ軸傾き、図20に示すスラストオフセットを測定する。
ロータ軸が偏芯していることを想定した試験の場合は、ステータをロータに対し相対的に動作させることにより表現される。ロータ軸の設定偏芯量を再現するために、ステータをロータの回転に合わせてX軸Y軸をロータに対し設定偏芯量となるよう相対的動作させることにより実現する。ロータ偏芯と角度検出誤差の関係は例えば図23の特性であり、ロータ回転速度と角度検出誤差の関係は例えば図24の特性である。
その後、図17に示すロータ偏芯、図19に示すロータ軸傾きを測定する。ロータ軸が傾いていることを想定した試験の場合は、ステータをロータに対し相対的に動作させることにより表現される。ロータ軸の設定傾き量を再現するために、ステータをロータの回転に合わせてX軸Y軸Z軸α軸β軸をロータに対し設定傾き量となるよう相対的動作させることにより実現する。
図22は最大偏芯量と位置決め精度の関係の一例を示しており、「23±6℃」は測定保証環境温度である。
なお、上述では、ロータ回転軸に対してステータを移動したり回動するようにしているが、ステータ側を固定し、ロータ軸側を移動、回動して測定することも可能である。
10 モータ
11 回転軸
20 レゾルバ
21 ロータ軸
22 ロータ
23 ステータ
30A,30B 結合部材
100 測定装置
110 架台
120 α軸駆動部
130 装着枠
131 装着具
140 β軸駆動部
160 温度センサ
200 駆動制御装置
201 モニタ
210 駆動制御部
220 信号処理部
230 メモリ
240 出力部

Claims (3)

  1. レゾルバのステータを、相互に垂直関係のX方向、Y方向、Z方向にそれぞれ独立して移動若しくは傾動可能とし、前記X方向を軸として回動α、前記Y方向を軸として回動βが可能であり、前記レゾルバのロータを回転させながら前記ステータを移動、傾動、回動し、前記レゾルバの性能特性及び偏芯特性を測定し、前記性能特性が少なくとも角度誤差、変圧比、インピーダンスの電気特性であることを特徴とするレゾルバの特性測定方法。
  2. レゾルバのステータを、相互に垂直関係のX方向、Y方向、Z方向にそれぞれ独立して移動若しくは傾動可能とし、前記X方向を軸として回動α、前記Y方向を軸として回動βが可能であり、前記レゾルバのロータを回転させながら前記ステータを移動、傾動、回動し、前記レゾルバの性能特性及び偏芯特性を測定し、前記偏芯特性が少なくともステータ偏芯、ロータ偏芯、ステータ軸芯傾き、ロータ軸芯傾き、スラストオフセットであることを特徴とするレゾルバの特性測定方法。
  3. レゾルバのロータを回転する回転機構と、
    前記ロータを収容して配置されたステータを、相互に垂直関係のX方向、Y方向、Z方向にそれぞれ独立して移動若しくは傾動可能な架台と、
    前記架台に載置され、前記ステータを装着して前記X方向を軸として回動α、前記Y方向を軸として回動βが可能な回動機構と、
    で構成され、
    前記回転機構、前記回動機構を独立に制御すると共に、前記架台をX方向、Y方向、Z方向に独立して移動若しくは傾動する駆動制御部が接続されており、
    前記駆動制御部が、前記レゾルバを励磁すると共に、前記レゾルバの出力信号を処理する信号処理部を備えており、
    前記信号処理部は、少なくとも角度誤差、変圧比、インピーダンスの電気特性の性能特性と、少なくともステータ偏芯、ロータ偏芯、ロータ軸芯傾き、スラストオフセットの偏芯特性とを測定することを特徴とするレゾルバの特性測定装置。
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