JP6838825B2 - 排熱回収装置 - Google Patents
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Description
これによれば、一対の半体を接合して形成される基体と、基体の膨出部の内部を略区分するセパレータによって熱交換路と迂回路を構成することができるので、少ない部品点数で排熱回収装置を形成することができる。従って、部品の接合箇所が少なくなり、製造効率を向上することができると共に、部品のコストや接合作業のコストを減らして製造コストを低減することができる。また、部品点数が少ないことから、排熱回収装置を軽量化することができ、例えば自動車の内燃機関の排気から排熱を回収する排熱回収装置とする場合には、排熱回収装置の軽量化によって燃費を改善することができる。また、排気等の加熱流体が基体を流通する構成では、上流側の排気管等を流体導入部に、下流側の排気管等を流体導出部に連結することで排熱回収装置を容易に排気系統等の加熱流体流通系統に取り付けることができ、排熱回収装置の設置作業を容易化することができる。また、一対の半体を互いに合わせる作業と連係させて、セパレータ、傾動バルブ、流通管を基体に容易に設置することができる。
これによれば、一対の半体を接合して形成される基体と、基体の膨出部の内部を略区分するセパレータによって熱交換路と迂回路を構成することができるので、少ない部品点数で排熱回収装置を形成することができる。従って、部品の接合箇所が少なくなり、製造効率を向上することができると共に、部品のコストや接合作業のコストを減らして製造コストを低減することができる。また、部品点数が少ないことから、排熱回収装置を軽量化することができ、例えば自動車の内燃機関の排気から排熱を回収する排熱回収装置とする場合には、排熱回収装置の軽量化によって燃費を改善することができる。また、一対の半体を互いに合わせる作業と連係させて、セパレータ、傾動バルブ、流通管を基体に容易に設置することができる。
これによれば、一対の半体、基体に対して流通管を容易且つ確実に位置決めして、流通管を架設された状態で固定することができる。
これによれば、一対の半体、基体に対して軸受の位置で傾動バルブを容易且つ確実に位置決めして、傾動バルブを傾動可能な状態で取り付けることができる。
これによれば、一方の半体と他方の半体を正確な位置に位置決めして合わせることができ、製造作業の容易化、歩留まりの向上を図ることができる。また、セパレータ、傾動バルブ、流通管を半体の相互間の正確な位置に架設する作業も容易化することができる。
これによれば、流通管を扁平管として表面積を大きくし、扁平管の扁平面を流体の流れ方向に延設して流体との接触面積を増やし、この扁平管を間隔を開けて積層することにより、流通管の熱交換する領域を増加させて熱交換効率を高めることができる。また、この扁平管の形状、配置により、基体を流通する流体の圧力損失を低減することができ、スムーズな流体の流れを確保することができる。例えば自動車の内燃機関の排気が基体内を流れる場合、この圧力損失の低減によって内燃機関の背圧を低減し、内燃機関の排気効率、吸気効率、燃焼効率を高めることができる。
本発明による実施形態の排熱回収装置1は、図1〜図5に示すように、略筒形の流体導入部21と、略筒形の流体導出部22と、流体導入部21と流体導出部22との間に設けられる膨出部23を有する基体2を備える。膨出部23は内部に広い空間が形成されるように外側に膨出しており、全体として基体2は中間部に膨らみを有する略管状に形成されている。本実施形態の基体2では、略筒形の流体導入部21の軸線と、略筒形の流体導出部22の軸線が略一致するように形成されており、膨出部23は、流体導入部21と流体導出部22から一方向の側方に突出するように形成されている。
本明細書開示の発明は、発明として列記した各発明、実施形態の他に、適用可能な範囲で、これらの部分的な内容を本明細書開示の他の内容に変更して特定したもの、或いはこれらの内容に本明細書開示の他の内容を付加して特定したもの、或いはこれらの部分的な内容を部分的な作用効果が得られる限度で削除して上位概念化して特定したものを包含する。そして、本明細書開示の発明には下記変形例や追記した内容も含まれる。
Claims (6)
- 略筒形の流体導入部、略筒形の流体導出部、前記流体導入部と前記流体導出部との間に設けられ前記流体導入部と前記流体導出部に対して一方向の側方に突出する膨出部を有し、前記膨出部の突出方向に前記流体導入部と前記流体導出部と前記膨出部を2分割した形状をなす一対の半体を接合して形成されている基体と、
前記基体を流通する流体の流れ方向に延設され、前記膨出部の内部を熱交換路と迂回路に略区分するセパレータと、
前記基体を流通する流体の流れを前記熱交換路と前記迂回路のいずれかに規制するように切替可能な傾動バルブと、
前記熱交換路を流通する流体が周囲を流れるように設けられ、間隔を開けて複数並置される流通管を備え、
前記セパレータと前記傾動バルブと前記流通管が、前記半体の相互間に架設され、
前記基体を加熱流体が流通すると共に、被加熱流体が一方の前記半体側から導入され他方の前記半体側から導出されるように前記流通管の架設方向に流通することを特徴とする排熱回収装置。 - 略筒形の流体導入部、略筒形の流体導出部、前記流体導入部と前記流体導出部との間に設けられ前記流体導入部と前記流体導出部に対して一方向の側方に突出する膨出部を有し、前記膨出部の突出方向に前記流体導入部と前記流体導出部と前記膨出部を2分割した形状をなす一対の半体を接合して形成されている基体と、
前記基体を流通する流体の流れ方向に延設され、前記膨出部の内部を熱交換路と迂回路に略区分するセパレータと、
前記基体を流通する流体の流れを前記熱交換路と前記迂回路のいずれかに規制するように切替可能な傾動バルブと、
前記熱交換路を流通する流体が周囲を流れるように設けられ、間隔を開けて複数並置される流通管を備え、
前記セパレータと前記傾動バルブと前記流通管が、前記半体の相互間に架設され、
前記基体を被加熱流体が流通すると共に、加熱流体が一方の前記半体側から導入され他方の前記半体側から導出されるように前記流通管の架設方向に流通することを特徴とする排熱回収装置。 - 一方の前記半体の貫通穴と他方の前記半体の貫通穴に、前記流通管の両端部がそれぞれ嵌合されて溶接されていることを特徴とする請求項1又は2記載の排熱回収装置。
- 一方の前記半体の壁部と他方の前記半体の壁部にそれぞれ軸受が設けられ、両側の前記軸受で前記傾動バルブの軸部が傾動可能に支持されていることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の排熱回収装置。
- 一方の前記半体の合わせ部分に設けられている嵌合部が、他方の前記半体の合わせ部分に設けられている被嵌合部に嵌合されていることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の排熱回収装置。
- 前記流通管が扁平管であり、前記扁平管の扁平面が前記基体を流通する流体の流れ方向に延設されると共に、前記扁平管が間隔を開けて積層されていることを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の排熱回収装置。
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