JP6837724B2 - 車両構造 - Google Patents

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Description

本発明は、車体の下面にスペアタイヤを保持する車両構造に関する。
特許文献1には、簡易な構成で、車両の下面にスペアタイヤを保持する車両構造が開示されている。特許文献1の車両構造では、スペアタイヤを車体の下方から支持する棒状のキャリアと、キャリアを車体に吊り下げるボルト部材とを備える。キャリアは、車体のクロスメンバに回動可能に支持される回動端と、フックを有する係止端とを備える。フックの先端は、車両下方に延びている。一方、ボルト部材は、車体に備わる中空のフレーム材であるロアバックの上面に当接する頭部と、ロアバックを貫通する軸部と、キャリアのフックに係合する係止孔とを備える。ボルト部材が回転され、ボルト部材の係止孔が車両下方に送り出されることで、フックと係止孔との係合が解除される。
特開2015−44554号公報
特許文献1の車両構造では、車両の下面が段差に当たるなどの不測の事態によってキャリアのフックが曲がって真っ直ぐに伸びたときに、フックとボルト部材の係止孔との係合が解除される恐れがある。その対策として、フックの先端が長くなっていれば、不測の事態によってフックが真っ直ぐに伸びても、フックと係止孔との係合が解除され難くなる。しかし、フックの先端が長くなっていると、スペアタイヤを使用する際、ボルト部材の係止孔の送り出し量を多くしなければならない。つまり、スペアタイヤを使用する際の利便性が悪化する。
本発明の目的の一つは、スペアタイヤを使用する際のスペアタイヤの利便性が悪化することなく、不測の事態によってフックと係止孔との係合が解除され難い車両構造を提供することにある。
本発明の一態様に係る車両構造は、
スペアタイヤを車体の下方から支持する棒状のキャリアと、
前記車体に備わる中空のフレーム材を上下に貫通し、前記キャリアを前記車体に吊り下げるボルト部材とを備え、
前記キャリアは、前記車体に回動可能に支持される回動端と、フックを有する係止端とを備え、
前記ボルト部材は、前記フックが引っ掛けられる係止孔を備える車両構造であって、
前記フレーム材の下面において前記ボルト部材の軸部が貫通される孔であり、かつ前記ボルト部材の揺動を所定範囲に規制する規制孔と、
前記フレーム材の下面から前記ボルト部材の近傍に延びるフランジ部とを備え、
前記ボルト部材の最大揺動範囲は、前記ボルト部材と前記規制孔の縁部との当接、及び前記ボルト部材と前記フランジ部との当接によって規制され、
前記最大揺動範囲は、前記フックがどのような状態に曲がっても前記フックと前記係止孔の係合が維持されるように規定されている。
上記車両構造では、ボルト部材の揺動範囲が規制されているため、不測の事態によってキャリアのフックが曲がって真っ直ぐに伸びても、ボルト部材からフックが外れ難くなっている。そのため、上記構成によれば、スペアタイヤの利便性を損なうほどフックの先端を長くする必要がない。
上記構成では、ボルト部材の最大揺動範囲が、規制孔の縁部とフランジ部の二点で規制されている。従って、ボルト部材の揺動範囲が強力に規制されるため、フックの意図しない解除が効果的に抑制される。そのため、ボルト部材がその揺動範囲内にある限り、フックがどのような状態に曲がっても、フックと係止孔との係合が維持される。
図1は、実施形態の車両構造におけるスペアタイヤの係止状態を示す概略図である。 図2は、実施形態の車両構造に備わるボルト部材の概略構成図である。 図3は、図1のIII−III断面図である。
本発明の実施形態に係る車両構造1を図1から図3に基づいて説明する。図中の同一符号は同一名称物を示す。図中の矢印で示す『FR』は車両前方、『RR』は車両後方、『UP』は車両上方、『LWR』は車両下方、『LH』は車両左方、『RH』は車両右方を示す。なお、本発明は、これらの例示に限定されず、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
<実施形態1>
≪全体構成≫
図1には、車両のリアトランクの下にスペアタイヤ10を取り付けた車両構造1が示されている。図1は、リアトランクの斜め上方側からスペアタイヤ10の係止状態を見た図である。図1ではフロアパネルは省略されている。図1に示される本例の車両構造1は、スペアタイヤ10を車体2の下方から支持する棒状のキャリア3と、キャリア3を車体2に吊り下げるボルト部材4とを備える。以下、本例の車両構造1に関連する各構成を説明する。
≪車体≫
車体2のうち、スペアタイヤ10の係止に関わる部分は、サイドメンバ20とクロスメンバ21とロアバックメンバ5である。サイドメンバ20は、車幅方向の両側に設けられるフレーム材である。クロスメンバ21は、両サイドメンバ20とを繋ぐフレーム材である。ロアバックメンバ5は、車両の後端において両サイドメンバ20を繋ぐフレーム材である。ロアバックメンバ5は、図3に示されるように、アウタパネル50とインナパネル55とが接合された中空のフレーム材である。ロアバックメンバ5の後方にはバンパ8が設けられる。
≪キャリア≫
キャリア3は、棒状のキャリア本体31と、棒状の補助材32とを備える。キャリア本体31は、車両の左前方から右後方に向って延びるように配置されている。キャリア本体31の一端は、クロスメンバ21に回動自在に支持される回動端31Aである。キャリア本体31の他端は、フック31Fを有する係止端31Bである。フック31Fは、後述するボルト部材4の係止孔4hに引っ掛けられる。
補助材32は、キャリア本体31とほぼ直交するようにキャリア本体に溶接などにより接合されている。補助材32の両端部は、車両上方に屈曲している。補助材32の屈曲部は、スペアタイヤ10のトレッド部の外周に対向している。そのため、キャリア本体31と補助材32とによってスペアタイヤ10が下支えされると共に、スペアタイヤ10の前後左右への動きが拘束される。
スペアタイヤ10が車体2に取り付けられる際、あるいはスペアタイヤ10が車体2から取り外される際、キャリア3のフック31Fはボルト部材4から外される。フック31Fがボルト部材4から外れると、キャリア3の係止端31B側が車両下方に回動可能になる。その結果、スペアタイヤ10の取り付け・取り外しが可能になる。
≪ボルト部材≫
ボルト部材4は、フレーム材の一種である中空のロアバックメンバ5を貫通し、キャリア3を車体2に吊り下げる。本例のボルト部材4は、図2に示されるように、頭部40、軸部41、U字部42、ナット部43、及び留めリング44を備える。U字部42の開口部近傍にはナット部43が不動に固定されており、そのナット部43には軸部41がねじ込まれている。そのため、軸部41が回転させられると、軸部41に対してU字部42が進退する。軸部41の先端は、U字部42の屈曲部分の内周に対向する位置に配置される。留めリング44は、軸部41の先端寄りの位置でU字部42の外周を覆うように設けられている。この留めリング44によって、U字部42の進出範囲が規制される。U字部42が進出されたときに、軸部41の先端のワッシャが留めリング44に当たるからである。
上記構成を備える本例のボルト部材4では、U字部42の屈曲部分の内周面と軸部41の先端との間に係止孔4hが形成される。係止孔4hには、キャリア3のフック31Fが引っ掛けられる。軸部41を正転させ、軸部41に対してU字部42を車両上方に移動させると、係止孔4hが小さくなる。その結果、係止孔4hからフック31Fが抜けなくなり、キャリア3によってスペアタイヤ10が確りと保持される。一方、軸部41を逆転させ、軸部41に対してU字部42を車両下方に移動させると、係止孔4hが大きくなる。その結果、係止孔4hからフック31Fが外れ易くなり、スペアタイヤ10を車体2から外せるようになる。
≪車体に対するボルト部材の取付状態≫
ロアバックメンバ5に対するボルト部材4の取付状態を図3に基づいて説明する。図3に示されるように、本例のロアバックメンバ5は、車両外方に配置されるアウタパネル50と、車両内方に配置されるインナパネル55とを備える。車両下方側においてアウタパネル50の下端部とインナパネル55の下端部とを重ね合わせた部分は、車両下方に延びるフランジ部53を形成している。
上記ロアバックメンバ5に対して、ロアバックメンバ5を上下に貫通するようにボルト部材4が取り付けられている。より具体的には、ボルト部材4は、ロアバックメンバ5の上面5Uに形成される上部貫通孔50hと、ロアバックメンバ5の下面5Lに形成される規制孔55hとに貫通されている。上部貫通孔50hはアウタパネル50に設けられ、規制孔55hはインナパネル55に設けられている。ボルト部材4の頭部40は、上面5Uにおける上部貫通孔50hの縁部に当接されている。頭部40が配置される位置は、車両のバックドア9の内側である。従って、車両の外側からボルト部材4を回すことはできない。
ボルト部材4は、頭部40を支点としてある程度揺動させられる。そのボルト部材4の揺動は、ロアバックメンバ5の下面においてボルト部材4の軸部41が貫通される規制孔55hによって所定範囲に規制されている。より具体的には、ボルト部材4が揺動されたとき、ボルト部材4の軸部41が規制孔55hの縁部に当て止めされることで、ボルト部材4の揺動範囲が規制される。ボルト部材4をある程度揺動させられることで、スペアタイヤ10を正規に使用する際、ボルト部材4からフック31Fが外し易くなっている。また、規制孔55hによってボルト部材4の揺動範囲が規制されていることで、不測の事態によってフック31Fが真っ直ぐに伸ばされても、ボルト部材4からフック31Fが外れ難くなっている。そのため、本例の車両構造1では、スペアタイヤ10の利便性を損なうほどフック31Fの先端を長くする必要がない。
本例の車両構造1では、ボルト部材4の揺動範囲を規制する構成がもう一つある。それは、アウタパネル50とインナパネル55とを合わせたフランジ部53である。フランジ部53は、ロアバックメンバ5の下面5Lからボルト部材4の近傍に延びている。フランジ部53は、図中の二点鎖線で示されるようにボルト部材4がフック31Fから外れる方向に揺動されたとき、ボルト部材4に当接する位置まで延びている。本例では、ボルト部材4がフック31Fから外れる方向に揺動されたときに、規制孔55hに先んじてフランジ部53がボルト部材4の留めリング44に当接する。ボルト部材4に押されてフランジ部53が車両後方に湾曲し、ボルト部材4が更に揺動しようとすると、ボルト部材4が規制孔55hの縁部に当て止めされる。つまり、本例の車両構造1では、ボルト部材4の最大揺動範囲が、規制孔55hの縁部とフランジ部53の二点で規制され、フック31Fから外れる方向へのボルト部材4の揺動が完全に止められる。その結果、ボルト部材4の揺動範囲が強力に規制され、フック31Fの意図しない解除が効果的に抑制される。ボルト部材4がその揺動範囲内にある限り、フック31Fがどのような状態であっても、フック31Fと係止孔4hとの係合が維持される。
≪その他の構成≫
フック31Fの先端は、スペアタイヤ10を正規に使用する際のスペアタイヤ10の利便性を悪化させない程度に長くすることが好ましい。例えば、二点鎖線で示されるようにフック31Fを真っ直ぐに伸ばしたとき、フック31Fの先端が図中の一点鎖線の近傍に配置されるように、フック31Fの先端長さを調整することが挙げられる。ここで、図3の一点鎖線は、点Aと点Bとを繋ぐ直線である。点Aは、フランジ部53のうち、揺動したボルト部材4が最初に接触する点である。点Bは、規制孔55hのうち、揺動したボルト部材4が最初に接触する点である。このような先端長さのフック31Fであれば、正規の手順を踏んでキャリア3を外す際は、ボルト部材4の係止孔4hからフック31Fを外し易い。一方、不測の事態によってフック31Fが曲がり真っ直ぐに伸びても、係止孔4hからフック31Fは外れない。二点鎖線で示される真っ直ぐに伸びたフック31Fの先端は、二点鎖線で示すボルト部材4の最大揺動位置よりも後方に位置するからである。
1 車両構造
10 スペアタイヤ
2 車体
20 サイドメンバ、21 クロスメンバ
3 キャリア
31 キャリア本体、32 補助材
31A 回動端、31B 係止端、31F フック
4 ボルト部材
4h 係止孔
40 頭部、41 軸部、42 U字部、43 ナット部、44 留めリング
5 ロアバックメンバ(フレーム材)
5L 下面、5U 上面
50 アウタパネル、50h 上部貫通孔
53 フランジ部
55 インナパネル、55h 規制孔
8 バンパ
9 バックドア

Claims (1)

  1. スペアタイヤを車体の下方から支持する棒状のキャリアと、
    前記車体に備わる中空のフレーム材を上下に貫通し、前記キャリアを前記車体に吊り下げるボルト部材とを備え、
    前記キャリアは、前記車体に回動可能に支持される回動端と、フックを有する係止端とを備え、
    前記ボルト部材は、前記フックが引っ掛けられる係止孔を備える車両構造であって、
    前記フレーム材の下面において前記ボルト部材の軸部が貫通される孔であり、かつ前記ボルト部材の揺動を所定範囲に規制する規制孔と、
    前記フレーム材の下面から前記ボルト部材の近傍に延びるフランジ部とを備え、
    前記ボルト部材の最大揺動範囲は、前記ボルト部材と前記規制孔の縁部との当接、及び前記ボルト部材と前記フランジ部との当接によって規制され、
    前記最大揺動範囲は、前記フックがどのような状態に曲がっても前記フックと前記係止孔の係合が維持されるように規定されている車両構造。
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