JP6833124B1 - 通信装置、通信方法及びプログラム - Google Patents

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Abstract

通信装置(10)は、ネットワーク(SN)を介して接続された複数のセンサと第1の周期で通信し、各センサから第1の周期以上の周期であるデータ取得周期ごとに各センサによって測定された測定データを取得して記憶部(12)に記憶する。通信装置(10)は、データ取得周期に基づいて各センサを複数のグループに分類し、分類されたグループに属するセンサから測定データを取得すると、第1の周期当たりにネットワーク(SN)を介して受信することとなるデータのサイズの最大値がネットワーク(SN)の通信帯域に関する閾値を超えると判別した場合に、複数のセンサのうちの1つのセンサを異なるグループに分類し直すグルーピング部(112)と、データ取得周期と、分類した複数のグループと、に基づいて、記憶部(12)に測定データを記憶するタイミング及びアドレスを計算するメモリマップ生成部(113)と、を備える。

Description

本開示は、通信装置、通信方法及びプログラムに関する。
従来、工場においては、ネットワークを介して各種装置に設置された複数のセンサから測定データを取得して、装置の制御に利用するシステムが使用されてきた。
このようなシステムのネットワークにおいては、測定データを分析して装置を制御する装置であるコントローラとセンサとの間に、測定データをまとめて一時的に記憶する通信装置が接続される。ネットワークの帯域及び記憶領域の容量の制約から、この種の通信装置は、一定の時間ごとに異なる機器で記憶領域を共有する時分割方式の制御を行う。
特開2014−120187号公報 特開2017−163259号公報
通信装置に接続可能なセンサの数又はセンサから取得可能なデータの容量は、通信装置がセンサから測定データを取得するデータ取得周期、測定データのサイズ、ネットワークの通信帯域、通信装置の記憶領域の容量等によって制限される。
あるセンサから測定データを頻繁に取得しようとすると、通信装置は、他のセンサからも測定データを同じ周期で取得することとなる。このため、通信装置は、測定データの内容が変化していないセンサからも頻繁に測定データを取得し、かつ、同じ測定データを記憶領域に記憶し続ける。
このような制御を行うと、重複する測定データを通信又は記憶する分、ネットワークの通信帯域、通信装置の記憶領域等を効率的に使用できないおそれがある。また、通信装置の記憶領域を効率的に使用できないため、ネットワークに接続するセンサの接続台数を増やそうとすると、通信装置の数を増やさなければならず、コストの増加につながるおそれがある。
このような問題を解決するため、特許文献1、2に記載されたシステムが提案されている。特許文献1、2に記載されたシステムは、接続される装置が他の装置と通信する周期である通信周期に基づき、通信周期が等しい装置を同じグループに分類する。特許文献1、2に記載されたシステムは、このようにして、通信周期が異なる装置が接続された場合であっても、遅延を防止し、記憶領域又はネットワークを効率的に使用する。
上述したように、特許文献1、2に記載されたシステムは、通信周期に基づいて装置をグループに分類する。このとき、装置の通信周期だけに基づいて装置をグループに分類すると、当然ながら、システムが装置からデータを取得する必要性の程度は考慮されない。
このため、必要性が低い装置であっても通信周期に基づいたグループに割り当てられる。これにより、記憶領域の一部にどの装置にも割り当てられない未使用の領域が発生する。
従って、特許文献1、2に記載したシステムでは、通信装置の記憶領域を全体として十分に使うことができないおそれがある。
本開示は、上記に鑑みてなされたものであり、異なる周期で測定データを複数のセンサから取得する通信装置において、記憶領域を効率的に利用する通信装置、通信方法及びプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本開示に係る通信装置は、
ネットワークを介して接続された複数のセンサと第1の周期で通信し、各前記センサから前記第1の周期以上の周期であるデータ取得周期ごとに各前記センサによって測定された測定データを取得して記憶部に記憶する通信装置であって、
前記データ取得周期に基づいて各前記センサを複数のグループに分類し、分類された前記グループに属する前記センサから前記測定データを取得すると、前記第1の周期当たりに前記ネットワークを介して受信することとなるデータのサイズの最大値が前記ネットワークの通信帯域に関する閾値を超えると判別した場合に、前記複数のセンサのうちの1つのセンサを異なるグループに分類し直すグルーピング部と、
前記データ取得周期と、分類した前記複数のグループと、に基づいて、前記記憶部に前記測定データを記憶するタイミング及びアドレスを計算するメモリマップ生成部と、を備える。
本開示によれば、異なる周期で測定データを複数のセンサから取得する通信装置において、記憶領域を効率的に利用する通信装置、通信方法及びプログラムが提供される。
第1の実施の形態に係る通信装置を含む通信システムの構成を示すブロック図 図1に示す通信装置の詳細を示すブロック図 図1に示す通信装置とセンサとの間でやり取りされるフレームの具体例を示す図 図1に示す通信装置によって生成されたメモリマップの具体例を示す図 図1に示す通信装置の記憶部に記憶された情報の具体例を示す図 図1に示す通信装置の記憶部に記憶された別の情報の具体例を示す図 図1に示す通信装置の記憶部に記憶された別の情報の具体例を示す図 図1に示す通信装置の記憶部に記憶された別の情報の具体例を示す図 図1に示す通信装置、コントローラ及びコンピュータのハードウェア構成図 図1に示す通信装置によって生成されたメモリマップの生成の処理を示すフローチャート 図1に示す通信装置の記憶部に記憶された情報の別の具体例を示す図 図1に示す通信装置の記憶部に記憶された情報の別の具体例を示す図 図1に示す通信装置によって生成されたメモリマップの別の具体例を示す図 図1に示す通信装置によって生成されたメモリマップの別の具体例を示す図 図1に示す通信装置の記憶部に記憶された情報の別の具体例を示す図 図1に示す通信装置によって生成されたメモリマップの別の具体例を示す図 第2の実施の形態に係る通信装置を含む通信システムの構成を示すブロック図 図17に示す通信装置の詳細を示すブロック図
以下、第1の実施の形態に係る通信装置10を含む通信システム1について、図面を参照しながら説明する。
図1は、通信システム1の全体を示した概略図である。
通信システム1は、例えば、工場において、制御対象である装置の各部に取り付けられたセンサから測定データを取得し、取得したデータを解析して、装置を監視又は制御するシステムである。
通信システム1は、各種の測定データを取得するセンサM1、M2、…、M13と、センサM1、M2等から測定データを取得し、取得した測定データを結合して他の装置と通信を行う通信装置10と、通信装置10を含む各種の装置を制御するコントローラ20と、コントローラ20の動作を管理又は設定するソフトウェアプログラムであるエンジニアリングツールETをインストールしたコンピュータ30と、を備える。
通信装置10は、より詳細には、センサM1、M2、…、M13から測定データを収集し、一時的に記憶し、コントローラ20にとって扱いやすい形式に変換して他の装置と通信する装置である。
コントローラ20は、通信装置10から通信装置10によって返還された測定データを収集し、収集したデータに基づいて、図示しない機器を監視又は制御する装置である。
コントローラ20は、例えば、プログラマブルロジックコントローラ(Programmable Logic Controller、PLC)を含み、コンピュータ30は、例えば、パーソナルコンピュータ(Personal Computer、PC)を含み、通信装置10は、センサM1、M2、…、M13と通信装置10との間に接続された組込コンピュータであるブリッジユニット(Bridge Unit)を含む。
センサM1、M2、…、M13は、測定対象の温度、振動、圧力、変位、明るさ等を測定する装置である。センサM1、M2、…、M13は、センサ側のネットワークであるセンサネットワークSNを介して、通信装置10と接続されている。
それぞれのセンサM1、M2、…、M13の備える記憶領域の容量は比較的小さいため、測定データは、逐次上書きされて更新される。このため、通信装置10は、測定データが上書きされて失われる前に、センサM1、M2、…、M13からデータを一定の時間ごとに取得する。この一定の時間を、センサのデータ取得周期という。データ取得周期は、センサM1、M2、…、M13ごとに異なる。従って、センサM1、M2、…、M13は、それぞれ固有のデータ取得周期TA1、TA2、…、TA13を有する。
また、センサM1、M2、…、M13の測定データのサイズは、必要とされるデータの精度、サンプリングの頻度等によって異なる。センサM1、M2、…、M13を含む各装置には、入力データ又は出力データのサイズを数値で示した点数が定められている。例えば、入力可能な点数が5である装置には、出力点数が1である装置を5台まで接続することができる。点数はデータのサイズを表すため、後述する記憶部12上に記憶される測定データのアドレスも、点数を用いて表現する。
通信装置10とコントローラ20とは、ブリッジユニット側のネットワークであるフィールドネットワークFNを介して接続されている。
コンピュータ30は、ネットワークを介してコントローラ20と接続されている。このネットワークは、フィールドネットワークFNであってもよいし、フィールドネットワークFN以外のネットワークであってもよい。
続いて、通信装置10の各部について、図2を参照して、説明する。
通信装置10は、各種の演算を行う演算部11と、各種のデータを記憶する記憶部12と、コントローラ20と情報をやり取りするインタフェースであるコントローラ通信インタフェース13と、センサM1、M2、…、M13と情報をやり取りするインタフェースであるセンサ通信インタフェース14と、を備える。
通信装置10は、センサM1、M2、…、M13から取得した測定データを一時的に記憶する記憶領域であるバッファメモリ121を備える。
バッファメモリ121の容量が限られているため、通信装置10は、バッファメモリ121にすべてのセンサM1、M2、…、M13から取得した測定データを一度に記憶することができない。
そこで、通信装置10は、バッファメモリ121について、一定の時間TCごとに、どのセンサから取得した測定データを記憶するかを切り替える制御を行う。また、通信装置10は、センサM1、M2、…、M13から、センサ時間TCごとに、測定データを予め設定された時分割数、例えば8で取得する。この一定の時間TCは、例えば、コントローラ20が通信装置10からデータを取得する周期であるコントローラ周期TCと同一である。前述したデータ取得周期TA1、TA2、…、TA13の値は、コントローラ周期TCの値以上の値である。
なお、コントローラ周期TCは、請求項における、第1の周期の一例である。
通信装置10は、センサネットワークSNを介して各センサM1、M2、…、M13によって測定された測定データを取得する
センサM1を例として、通信装置10がセンサM1によって測定された測定データを取得するまでの流れを説明する。
センサM1は、通信装置10によって生成された送信要求の信号を検知すると、測定データの前後にヘッダ、チェックサム、フレーム間ギャップ等のネットワークで交換するために必要な情報を付加して、通信の規約に従ってフレーム化する。
センサM1は、センサネットワークSNを介して通信装置10のセンサ通信インタフェース14にフレームを送信する。
図3に、通信装置10とセンサM1、M2、…、M13との間でやり取りされる、センサM1、M2、…、M13から取得された測定データを含むフレームの例を示す。
1周期分のフレームは、フレームの先頭であることを示す特定のビット列であるヘッダと、データ本体と、データが破損しているか否かを検証するために付加されたチェックサムと、次の周期のフレームまでの空きを埋めるフレーム間ギャップ(GAP)と、を含む。
この例においては、コントローラ周期TCの時間内にセンサM1によって測定された測定データは、1周期分のフレームに収められている。
センサM2、M3、M13がセンサM1と同じ時間間隔TCの間に測定データを送信する場合には、図示しないネットワーク装置は、センサM1、M2、M13によって送信される測定データを1つのフレームに結合して、通信装置10に送信する。
以下では、理解を容易にするため、測定データの結合、フレームの分割等を考えず、付加情報を省略して説明する。
通信装置10は、コントローラ周期TC、センサM1、M2、…、M13のデータ取得周期TA1、TA2、…、TA13、データのサイズ等の情報に基づいて、バッファメモリ121のどのアドレスに各センサM1、M2、…、M13から取得した測定データを記憶するかを判別する。
バッファメモリ121の異なるアドレスには異なるセンサのデータが記憶され、同じアドレスでもタイミングによって異なるセンサのデータが記憶される。以下、センサM1、M2、…、M13から取得した測定データを記憶するアドレス及びタイミングを含む情報を、バッファメモリ121のメモリマップと呼ぶ。
図4は、メモリマップを視覚的に表した一例を示す説明図である。
横軸はアドレスであり、バッファメモリ121の基準アドレスからのオフセットが点数として表現されている。
また、縦軸は時間の経過を表したものである。
縦軸の左に付された1回目、2回目等のラベルは、メモリマップが更新されるタイミングを表している。このタイミングは時間TCずつ等間隔に離れている。
図4に示した例では、バッファメモリ121は、時分割数を8とする時分割方式で制御されているため、9回目の割当ては1回目と同一になる。このため、8回目の次は1回目としている。
長方形で示された部分が、バッファメモリ121の記憶領域うち、センサM1、M2、…、M13に割り当てられた領域を表している。長方形が配置された横方向の位置は、割り当てられた領域のアドレスを表し、長方形の横幅は、割り当てられた領域のサイズを表す。
グレーの長方形は、どのセンサも割り当てられていない未使用の領域を表している。例えば、2回目のメモリマップを参照すると、アドレス3から1点、アドレス7から1点の箇所がグレーの長方形であり、これらの長方形に対応するアドレスは、どのセンサにも割り当てられていない未使用の領域である。
コントローラ20は、一定の時間TCごとに、通信装置10にアクセスし、バッファメモリ121に記憶された情報を取得する。
通信装置10は、コントローラ20による送信を要求する信号を検知して、センサM1、M2、…、M13から取得したデータの他、各センサM1、M2、…、M13の取得周期、センサネットワークSNの通信帯域に関する情報等を送信してもよい。
なお、コントローラ通信インタフェース13とセンサ通信インタフェース14とは同一の通信インタフェースであってもよい。
通信装置10の演算部11の詳細について、再度図2を参照して説明する。
演算部11は、後述する様々な演算を行う装置である。演算部11は、後述するシステム情報を管理するシステム情報管理部111と、センサM1、M2、…、M13を複数のグループに分類するグルーピング部112と、分類に従ってメモリマップを生成するメモリマップ生成部113と、メモリマップが制約条件を満たすか否かの判別を行う条件判定部114と、生成されたメモリマップに関する情報を管理するメモリマップ管理部115と、を備える。
再度図2を参照して、通信装置10の記憶部12の詳細を説明する。
記憶部12は、センサM1、M2、…、M13から取得したデータを一時的に記憶するバッファメモリ121と、後述するシステム情報を記憶するシステム情報記憶部122と、センサのデータ書き込み開始アドレス及びサイズに関する情報を記憶するメモリマップ記憶部123と、を備える。
システム情報は、システムとしての通信装置10全体に関する情報であり、システム情報管理部111によって入力される情報である入力情報と、システム情報管理部111によって出力される情報である出力情報に分けられる。
入力情報は、大きく分けて、ネットワーク又は通信装置10の性能又は仕様に起因する情報処理の制約条件を示す制約情報と、各センサの性能を示すセンサ情報とを含む。
図5にシステム情報記憶部122に記憶される制約情報の具体例を示す。
制約情報は、センサネットワークSNの通信帯域に関する情報を含む。
図6にシステム情報記憶部122に記憶されるセンサ情報の具体例を示す。
センサ情報は、センサの識別符号(ID、Identifier)と、データ取得周期の値と、点数とを含む。
出力情報は、通信装置10から出力される情報であり、大きく分けて、コントローラ側の性能又は仕様に起因する情報処理の制約条件を示すコントローラ情報と、バッファメモリ121の各領域をどのセンサに割り当てるかを示すメモリマップ関連情報と、を含む。
図7にシステム情報記憶部122に記憶されるコントローラ情報の具体例を示す。
コントローラ情報は、コントローラ周期に関する情報と、時分割数に関する情報とを含む。
図8にシステム情報記憶部122に記憶されるメモリマップ関連情報の具体例を示す。
メモリマップ関連情報は、センサの識別符号(ID)と、各センサに割り当てられる回数、バッファメモリ121上の開始アドレスと、バッファメモリ121上で占める領域の点数とを含む。
図9は、通信装置10、コントローラ20及びコンピュータ30を実現するハードウェア構成の一例を示す情報演算装置100のハードウェアブロック図である。
情報演算装置100は、後述する様々な演算処理を行うプロセッサ101と、入力装置120、出力装置130等の他の装置と通信するネットワークインタフェース(IF)102と、情報を一時的に記憶するDRAM(Dynamic Random Access Memory)、SRAM(Static Random Access Memory)等の主記憶装置103と、情報を永続的に記憶するハードディスクドライブ(HDD)、ソリッドステートドライブ(SSD)等の補助記憶装置104と、プロセッサ101、ネットワークインタフェース102、主記憶装置103又は補助記憶装置104の間で交換される情報の経路であるバス105と、を備える。
プロセッサ101は図2に示した演算部11を実現するハードウェアの一例であり、ネットワークインタフェース102は図2に示したコントローラ通信インタフェース13及びセンサ通信インタフェース14を実現するハードウェアの一例であり、主記憶装置103、補助記憶装置104は図2に示した記憶部12を実現するハードウェアの一例である。
入力装置120は、外部からのデータの入力を受け付ける装置である。入力装置120は、例えば、マウス、キーボード、タッチパネル、マイク等のヒューマン・インタフェース・デバイスを含む。入力装置120は、例えば、ボタン、キー等の状態を検知して情報を入力する部分である入力部129を備える。
なお、入力装置120は、他装置が送信した信号を検知する装置である、パラレルバス、シリアルバス等の受信インタフェースであってもよい。
出力装置130は、ユーザに各種の情報を表示する情報を出力する装置であり、例えば、液晶ディスプレイ、CRTディスプレイ、有機ELディスプレイ等を含む。出力装置130は、情報を文字、画像等の形式で印刷するプリンタ、プロッタ等も含む。出力装置130は、ディスプレイ、プリンタ等の情報を出力する部分である出力部139を備える。
以上説明した通信装置10を用いてメモリマップを生成する処理を、図10のフローチャートを参照して説明する。
システム情報管理部111は、センサM1、M2、…、M13のデータ取得周期TA1、TA2、…、TA13を取得する(ステップS101)。
例えば、センサM1のデータ取得周期TA1を取得するため、システム情報管理部111は、例えば、センサ通信インタフェース14を介して、センサユニットとしてのセンサM1に命令を送信し、センサM1からデータ取得周期TA1を取得する。
なお、コンピュータ30にセンサM1のデータ取得周期TA1が記憶されている場合には、システム情報管理部111は、コントローラ通信インタフェース13を介して、コンピュータ30からセンサM1のデータ取得周期TA1を取得してもよい。
図6に示したように、データ取得周期TA1、TA2、…、TA13はセンサごとに異なり、例えば、2.5msから100.0msまでばらついている。
再度図10を参照すると、ステップS101で取得したデータ取得周期TA1、TA2、…、TA13に基づいて、システム情報管理部111は、コントローラ20のコントローラ周期TCを決定する(ステップS102)。
例えば、システム情報管理部111は、最も頻繁に更新されるセンサ、すなわち、最もデータ取得周期の短いセンサのデータ取得周期を選択して、選択されたデータ取得周期をコントローラ周期TCとして決定する。
図6に示した例では、センサM1、M2、…、M13のデータ取得周期TA1、TA2、…、TA13のうち、センサM1のデータ取得周期TA1の2.5msが最小であるため、システム情報管理部111は、2.5msをコントローラ周期TCとして決定する。
図10のフローチャートに戻って、グルーピング部112は、システム情報管理部111によって取得され又は決定された情報に基づいて、後続のグルーピングのための基準となる数値である、グルーピング周期を計算する(ステップS103)。
グルーピング周期TG1、TG2、…、TG13は、基準となるコントローラ周期TCに対するセンサM1、M2、…、M13のデータ取得周期TA1、TA2、…、TA13の整数比を求めたものである。
例えば、センサM3のグルーピング周期TG3は、次のように求められる。
センサM1、M2、…、M13のデータ取得周期TA1、TA2、…、TA13のうち、最短のものは、前述したように、センサM1のデータ取得周期TA1の2.5msである。
また、センサM3のデータ取得周期は、TA3の26.0msである。
グルーピング部112は、データ取得周期TA1、TA3に基づき、26.0/2.5(=10.4)を計算し、小数点以下を切り下げて、TG3を整数値10として求める。
このようにして、グルーピング部112は、すべてのセンサM1、M2、…、M13のグルーピング周期TG1、TG2、…、TG13を求める。
求められたセンサM1、M2、…、M13のグルーピング周期TG1、TG2、…、TG13の具体例を図11に示す。
次に、グルーピング部112は、ステップS103で計算されたグルーピング周期TG1、TG2、…、TG13に基づいて、センサM1、M2、…、M13を複数のグループAグループ、Bグループ、Cグループ、Dグループに分類する(ステップS104)。
以下、センサを分類することをグルーピングという。
ステップS104は、請求項における、グルーピングステップの一例である。
まず、従来の一般的なグルーピングについて説明する。
図11に示した例においては、グルーピング周期TG1、TG2、…、TG13は、1、2、10、40の4つのいずれかである。
そこで、グルーピング部112は、まず、センサM1、M2、…、M13を4つのグループに分類する。
次に、グルーピング部112は、グルーピング周期TG1、TG2、…、TG13の昇順にセンサM1、M2、…、M13を分類し、グルーピング周期TG1、TG2、…、TG13の小さい順に、AグループからDグループに割り当てる。例えば、グルーピング部112は、グルーピング周期が最小の1であるセンサM1、M2をAグループ、グルーピング周期が2であるセンサM10、M11をBグループ、グルーピング周期が10であるセンサM3〜M9とM12をCグループ、グルーピング周期が最大の40であるセンサM13をDグループとする。
このようにして、センサM1、M2、…、M13は、グループAからグループDのいずれかに割り当てられる。
以上説明した従来の一般的なグルーピングに用いられる条件を、第1の条件とする。第1の条件に従って求められたグループとセンサの対応関係を図12に示す。
メモリマップ生成部113は、分類されたグループに従って、メモリマップを生成する。そこで、再度図10のフローチャートを参照して、メモリマップを生成する処理を説明する。
メモリマップ生成部113は、ステップS104でグルーピング部112によって分類されたグループに従い、メモリマップを生成する(ステップS105)。
ステップS105は、請求項における、メモリマップ生成ステップの一例である。
メモリマップ生成部113は、バッファメモリ121の容量と、各センサM1、M2、…、M13の点数と、各センサM1、M2、…、M13の属するグループと、に基づいて、メモリマップを生成する。
例えば、バッファメモリ121の容量の制約のため、1回に蓄積できるデータは8点以下であり、バッファメモリの時分割数は9以下であるとする。
メモリマップ生成部113は、各グループから少なくとも1つのセンサを割り当てる。また、メモリマップ生成部113は、1つのグループに複数のセンサが分類された場合には、それぞれのグループ内では、センサの識別情報の昇順でセンサを配置する。
このような基準で生成されたメモリマップの一例を図13に示す。
図13を参照すると、1回目の蓄積において、AグループからセンサM1、M2が、BグループからセンサM10が、CグループからセンサM3が、DグループからセンサM13が、それぞれ配置されている。
また、2回目の蓄積において、AグループからセンサM1、M2が、BグループからセンサM11が、CグループからセンサM4が、それぞれ配置されている。センサM11の点数はセンサM10の点数より小さいので、Bグループの領域内で未使用の領域が生じている。また、センサM13を更新する必要はなく、DグループにセンサM13以外のセンサは所属していないので、Dグループからは、センサが配置されない。
続いて、図10のフローチャートに戻って後続の処理を説明する。
メモリマップ生成部113によってメモリマップが生成された後、条件判定部114は、生成されたメモリマップがフィールドネットワークFNの通信帯域の条件を満たしているか否かを判定する(ステップS106)。条件判定部114が条件を満たしていないと判定した場合には(ステップS106;No)、ステップS105に戻って、メモリマップの生成を別の基準でやり直す。
この条件は、ステップS105で生成されたメモリマップ通りにコントローラ20が通信装置10と通信を行う場合に、センサネットワークSNの通信帯域に関する閾値を超えないかというものである。
センサネットワークSNの通信帯域に関する閾値は、例えば、センサネットワークSNの通信帯域のうち、測定データの取得の取得に割り当てられた通信帯域であり、以下のように計算される。
図5に例示したように、センサネットワークSNの通信帯域の値は、制約情報として、システム情報記憶部122に記憶されている。
センサネットワークSNの通信帯域に関する閾値は、システム情報記憶部122に記憶された通信帯域の値と、コントローラ周期TCの値と、通信装置10によって占められてもよい比率として予め設定された値と、から計算される。
例えば、センサネットワークSNの通信帯域の値が1Gビット毎秒であり、コントローラ周期TCが2.5ミリ秒であり、通信装置10による測定データの取得に割り当てられた通信帯域がセンサネットワークSNの通信帯域全体の0.1%であるものとする。
このとき、センサネットワークSNの通信帯域の値は、コントローラ周期TCあたり2500ビットとなる。
図13に示したメモリマップでは、例えば、1回目の蓄積では、センサM1、M2、M10、M3及びM13の測定データの合計8点が、2回目の蓄積では、センサM1、M2、M11及びM4の測定データの合計6点が、センサネットワークSNを介してやり取りされる。
すなわち、このメモリマップでは、周期TCごとに、最大8点のデータがやり取りされる。条件判定部114は、ヘッダ、チェックサム等の付加データも考慮して、時間TCあたりに受信する最大8点の測定データを含むデータのサイズがセンサネットワークSNの通信帯域に関する閾値を超えることとなる場合、そのメモリマップが条件を満たさないものと判定する。
例えば、測定データのサイズの最大値が256ビットであり、測定データ以外の付加データの値が24ビットであるとすると、測定データを含んだフレームのサイズは、最大で280ビットである。
分割数が8の場合、コントローラ周期TCあたり、8個のフレームが送受信されるので、コントローラ周期TCあたり、センサネットワークSNには、2240ビットのデータがやり取りされる。
前述したように、センサネットワークSNの通信帯域に関する閾値は2500ビットであるから、条件判定部114は、これらの値を比較し、測定データを含むデータのサイズが通信帯域に関する閾値を超えないものと判定する。
なお、センサネットワークSNの通信帯域に関する閾値は、請求項における、通信帯域閾値の一例である。
図10に示したフローチャートにおいて、条件判定部114が条件を満たすと判定した場合(ステップS106;Yes)、メモリマップ管理部115は、コントローラ通信インタフェース13を介して、コントローラ20に、図8に例示したメモリマップ関連情報を通知する。
コントローラ20は、通信装置10のメモリマップ管理部115から通知されたメモリマップ関連情報に基づいて、通信装置10から取得しているバッファメモリ121上のデータが、どのセンサの測定データであるのかを判別する。
このような通知の代わりに、例えば、メモリマップ管理部115は、コントローラ20に、メモリマップ関連情報が更新された旨の通知だけを通知してもよい。また、通知を行わず、コントローラ20が通信装置10を監視してメモリマップが更新されたことを検出して、コントローラ20によってメモリマップ関連情報が取得されてもよい。
条件判定部114が条件を満たさないものと判定した場合(ステップS106;No)、メモリマップの見直しの処理が行われる(ステップS105)。
第1の条件に従った方法では、AグループからDグループまでのすべてのグループをメモリマップに配置した。しかし、あるグループに少数のセンサしか属しておらず、そのセンサの周期が長い場合には、そのグループに割り当てられる領域が未使用となり、使用されない分だけ効率が低下する。
未使用の領域を使用するため、別の条件でグルーピングをやり直すことも可能である。以下、この条件を第2の条件という。
具体的には、図13に示したメモリマップでは、Dグループの領域がCグループの領域の直後のアドレスに割り当てられているが、2回目以降、未使用の領域となっている。これは、Dグループに属するセンサがセンサM13だけであり、かつ、センサM13のデータ取得周期TA13が他のグループに属するセンサのデータ取得周期と比べて長いためである。
そこで、グルーピング部112は、以下の基準に従ってメモリマップを再度生成する。
まず、グルーピング部112は、すべてのグループについて、そのグループに属しているセンサの数を計算する。
次に、グルーピング部112は、属しているセンサが最も少ないグループを選択する。
グルーピング部112は、属しているセンサが最も少ないグループ以外のグループのための領域のうち、未使用の領域をマークする。
グルーピング部112は、マークした未使用の領域に、属しているセンサが最も少ないグループのすべてのセンサを移動できるか否かを判別する。
図12に示した例では、Aグループに属するセンサの数は2、Bグループに属するセンサの数は2、Cグループに属するセンサの数は8、Dグループに属するセンサの数は1と計算される。そして、属しているセンサが最も少ないグループはDグループである。
また、図13に示したA、B、Cグループのための領域のうち、未使用である領域は、偶数回目のBグループの1点分の領域である。
そこで、グルーピング部112は、これらの領域を未使用の領域としてマークする。
グルーピング部112は、グルーピング周期の大きいDグループのセンサM13を移動できるか否かを判別する。Dグループに属する唯一のセンサM13の点数は1であり、マークしたいずれの領域も1点以上の十分な大きさを有する。
そこで、グルーピング部112は、センサM13を、2回目のBグループの領域に移動できるものと判別する。
そこで、図14の矢印で示したように、グルーピング部112は、判別の結果に従い、1回目の開始アドレス7に割り当てられていたセンサM13を、2回目の開始アドレス3に移動する。
メモリマップ生成部113は、グルーピング部112によって分類し直されたグループに従い、メモリマップを再生成する(ステップS105)。
上記のメモリマップの再生成の後、条件判定部114は、再度、通信帯域の制約条件を満たすか否かの判定を行う(ステップS106)。
第2の条件に従って再生成されたメモリマップによれば、1回の蓄積で転送されるデータは、最大で7点となる。このため、最大で8点を必要とする第1の条件に従って生成されたメモリマップに比べて、1回の蓄積で転送されるデータの最大値を削減することができる。
なお、第2の条件で、未使用の領域に移動するセンサを、予め選択されたグループに属するセンサのうちから選択してもよい。
上述した第2の条件に従ったグルーピングでも制約条件を満たさない場合に、グルーピング部112は、さらに別の条件に従い、グルーピングをやり直してもよい。
別の条件である第3の条件に従ったグルーピングの例を以下に示す。
第3の条件は、データ取得周期ごとに測定データを取得する必要性の程度を示す優先度に従い、一部のセンサのデータ取得周期を延ばすものである。
予め、センサM1、M2、…、M13のそれぞれに優先度が割り当てられている。これらの優先度は、システム情報記憶部122に記憶されている。優先度は、システム情報管理部111によって設定され、システム情報記憶部122に保存される。
一例として、図15に示すように、優先度は、例えば、1から10の整数値であり、値が大きいほど優先度が高いものとする。
システム情報管理部111は、センサM1、M2、…、M13の優先度をシステム情報記憶部122から取得する。
次に、グルーピング部112は、所定の閾値、例えば3と、システム情報管理部111によって取得されたセンサM1、M2、…、M13の優先度とを比較し、優先度が閾値を下回っているセンサの優先度が低いものと判別する。
図15に示した例では、グルーピング部112は、閾値3よりも小さい優先度1のセンサM10と優先度2のセンサM11を優先度が低いものと判別し、これらのセンサM10、M11のデータ取得周期TA10、TA11を延ばす。例えば、グルーピング部112は、TA10、TA11を2倍した値に更新する。
なお、所定の閾値で判別したときに、優先度が低いと判別されるセンサの数が2以上である場合には、グルーピング部112は、閾値を一定値だけ下げて、改めて判別を実行してもよい。また、所定の閾値で判別したときに、優先度が低いと判別されるセンサがない場合には、グルーピング部112は、閾値を一定値だけ上げて、改めて判別を実行してもよい。
優先度が低いと判別されたセンサM10とセンサM11の割当ては、バッファメモリ121の未使用の領域の有無、未使用の領域のサイズと、バッファメモリ121のリフレッシュ周期、コントローラ周期、延長可能なデータ取得周期等に基づいて、以下のように変更される。
まず、グルーピング部112は、優先度の低いセンサを未使用の領域に移動することが可能か判別する。
未使用の領域に移動することが可能と判別されなかった場合には、グルーピング部112は、時分割数を1だけ増やし、増やした時分割の最後の回数に優先度の低いセンサを移動する。その上で、優先度が低いと判断されなかったすべてのセンサについて、センサ取得周期の条件を満たしつつ配置することができるか否かを判別する。
以上の移動がすべて可能と判別したならば、グルーピング部112は、センサの割当てを変更する。
図16を参照して、第2の条件に従った移動の流れを説明する。
センサM10の点数は2であるが、未使用の領域の点数はすべて1であるため、グルーピング部112は、優先度の低いセンサを未使用の領域に移動することができないと判別する。
時分割数を維持することができないので、グルーピング部112は、時分割数を8から9に増やす。
そして、9回目のメモリマップで、グルーピング部112は、センサM10、M11を、グルーピング周期の長いグルーピングであるCグループに割り当てられていた領域に移動する。センサM10、M11以外のセンサのうち、グルーピング周期TG1、TG2が1と小さく、9回目に割り当てられないとデータ取得周期の条件を満たせないセンサM1、M2があるため、グルーピング部112は、これらのセンサM1、M2を9回目に配置できるか否かを判別する。
9回目の開始アドレス0、5に合計点数3の未使用の領域があるため、グルーピング部112は、センサM1、M2をこれらの未使用の領域に配置することができると判別する。
この基準に従ったメモリマップにおいては、時分割数は図14に示した8から図16に示した9に増えているものの、1周分の蓄積における合計点数を図14に示した53から図16に示した46に減らすことができる。このため、データ取得周期を延ばしてもよいセンサがある場合には、効率を上げることができる。
なお、データ取得周期を延ばしてもよいセンサは、ユーザプログラムから選択されてもよく、ユーザによって設定されてもよい。
通信装置10では、第1の条件に従ったグルーピングを行い、その結果得られたメモリマップが条件を満たさない場合に第2の条件に従ったグルーピングを行った。しかし、第1の条件に従ったメモリマップが条件を満たすか否かの判別を行わずに、又は条件を満たす場合でも、第2の条件に従ったグルーピングを行ってよい。さらに、第2の条件に従って生成されたメモリマップが条件を満たすか否かの判別を行わずに、又は条件を満たす場合でも、第3の条件に従ったグルーピングを行ってよい。第2の条件に従ったグルーピングを行わずに、第3の条件に従ったグルーピングを行ってもよい。第3の条件に従ったグルーピングを行い、その結果得られたメモリマップが条件を満たさない場合に、第2の条件に従ったグルーピングを行ってもよい。
以上説明した通信装置10の情報演算装置100の機能は、通信装置10以外の装置によって実現されてもよい。
図17を参照して、インストールしたソフトウェアによって情報演算装置100の機能を実現する実施の形態2に係るコンピュータ230を含む通信システム2について説明する。
以下、実施の形態1と異なる部分についてのみ説明する。
図18に示すように、コンピュータ230の演算部211は、通信装置10と同様に、システム情報管理部111と、グルーピング部112と、メモリマップ生成部113と、条件判定部114と、メモリマップ管理部115と、を備える。
また、コンピュータ230の記憶部212は、通信装置10と同様に、システム情報記憶部122及びメモリマップ記憶部123を備える。
コンピュータ230のシステム情報管理部111は、システム情報記憶部122に記憶されたシステム情報に基づいて、図10に示したステップS101からS105を実行する。
また、システム情報管理部111は、システム情報記憶部122に必要なシステム情報が記憶されていない場合には、ユーザによって入力装置120から入力された情報に基づいて、図10に示したステップS101からS105を実行してもよい。
通信装置10又はコントローラ20がネットワークを介して接続されている場合、コンピュータ230は、システム情報とメモリマップ情報をコントローラ20又は通信装置10へ通知してもよい。
コンピュータ230は、記憶部212に記憶された情報を、通信装置10又はコントローラ20が接続されたときに、これらの機器に送信してもよい。
通信装置10は、コントローラ20及びフィールドネットワークFNを介して、コンピュータ230からシステム情報及びメモリマップ情報を取得し、センサネットワークSNを介して、センサM1、M2、…、M13に割り当てるバッファメモリ121を制御する。
コンピュータ230によれば、通信装置10の構成を簡略化できる。また、通信装置10を常にコントローラ20に接続しておく必要はない。
従って、コンピュータ230によれば、コストを削減することができる。
以上説明したデータの構造は一例であり、他の構造であってもよく、説明したデータ以外のデータを含んでいてもよい。
また、演算部211及び記憶部212の機能は、コンピュータ230にインストールしたエンジニアリングツールETを含むプログラムを実行することで実現されてもよい。
本開示の文脈において、コンピュータ読み取り可能な媒体は、命令実行システム、設備若しくは装置によって、又は、それらと関連して使用するために、プログラムを保持し、又は格納し得る、任意の有形的媒体であり得る。コンピュータ読み取り可能な媒体は、コンピュータ読み取り可能な信号媒体又はコンピュータ読み取り可能な記録媒体であり得る。コンピュータ読み取り可能な媒体は、電子的、磁気的、光学的、電磁的、赤外線又は半導体のシステム、設備若しくは装置、又は前述の任意の適切な組合せを含むが、これらに限定されない。コンピュータ読み取り可能な記録媒体のより具体的な例は、1つ以上のワイヤを有する電気的接続、ポータブルコンピュータディスケット、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み取り専用メモリ(ROM)、消去可能なプログラム可能な読み取り専用メモリ(EPROM又はフラッシュメモリ)、光ファイバ、ポータブルコンパクトディスクリードオンリーメモリ(CD−ROM)、光記憶装置、磁気記憶装置又は前述の任意の適切な組合せを含む。
本開示は、本開示の広義の精神と範囲を逸脱することなく、様々な実施の形態及び変形が可能とされるものである。また、上述した実施の形態は、この開示を説明するためのものであり、本開示の範囲を限定するものではない。すなわち、本開示の範囲は、実施の形態ではなく、特許請求の範囲によって示される。そして、請求の範囲内及びそれと同等の開示の意義の範囲内で施される様々な変形が、本開示の範囲内とみなされる。
1、2…通信システム、10…通信装置、11…演算部、12…記憶部、13…コントローラ通信インタフェース、14…センサ通信インタフェース、20…コントローラ、30…コンピュータ、100…情報演算装置、101…プロセッサ、102…ネットワークインタフェース、103…主記憶装置、104…補助記憶装置、105…バス、111…システム情報管理部、112…グルーピング部、113…メモリマップ生成部、114…条件判定部、115…メモリマップ管理部、120…入力装置、121…バッファメモリ、122…システム情報記憶部、123…メモリマップ記憶部、129…入力部、130…出力装置、139…出力部、211…演算部、212…記憶部、213…通信インタフェース、230…コンピュータ、FN…フィールドネットワーク、M1、M2、M3、M4、M5、M6、M7、M8、M9、M10、M11、M12、M13…センサ、SN…センサネットワーク、ET…エンジニアリングツール、TC…コントローラ周期。

Claims (11)

  1. ネットワークを介して接続された複数のセンサと第1の周期で通信し、各前記センサから前記第1の周期以上の周期であるデータ取得周期ごとに各前記センサによって測定された測定データを取得して記憶部に記憶する通信装置であって、
    前記データ取得周期に基づいて各前記センサを複数のグループに分類し、分類された前記グループに属する前記センサから前記測定データを取得すると、前記第1の周期当たりに前記ネットワークを介して受信することとなるデータのサイズの最大値が前記ネットワークの通信帯域に関する閾値を超えると判別した場合に、前記複数のセンサのうちの1つのセンサを異なるグループに分類し直すグルーピング部と、
    前記データ取得周期と、分類した前記複数のグループと、に基づいて、前記記憶部に前記測定データを記憶するタイミング及びアドレスを計算するメモリマップ生成部と、を備える、
    通信装置。
  2. 前記グルーピング部は、前記データ取得周期ごとに各前記センサを前記複数のグループに分類する、
    請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記グルーピング部は、最短の前記センサのデータ取得周期に対する各前記センサのデータ取得周期の比を計算し、計算された前記比の小数点以下を切り下げて整数比を計算し、計算された前記整数比が同じ前記センサを1つの前記グループに分類する、
    請求項1又は2に記載の通信装置。
  4. 前記グルーピング部は、分類された前記センサが最も少ない前記グループに属する前記センサのうちの前記データ取得周期が最も大きいセンサを、異なる前記グループに分類する、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の通信装置。
  5. 前記ネットワークの通信帯域に関する閾値は、前記ネットワークの通信帯域のうちの前記測定データの取得に割り当てられた通信帯域である通信帯域閾値であり、
    前記グルーピング部は、前記第1の周期当たりに前記通信装置によって前記ネットワークを介して受信することとなる前記測定データのサイズの最大値が前記通信帯域閾値を超えると判別した場合に、前記複数のセンサのうち前記通信装置が前記データ取得周期ごとに前記測定データを取得する必要性の程度を示す優先度の最も低い前記センサを、異なる前記グループに分類し直す、
    請求項1から4のいずれか1項に記載の通信装置。
  6. ネットワークを介して接続された複数のセンサと第1の周期で通信し、各前記センサから前記第1の周期以上の周期であるデータ取得周期ごとに各前記センサによって測定された測定データを取得して記憶部に記憶する通信装置が行う通信方法であって、
    前記通信装置のグルーピング部が、前記データ取得周期に基づいて各前記センサを複数のグループに分類し、分類された前記グループに属する前記センサから前記測定データを取得すると、前記第1の周期当たりに前記ネットワークを介して受信することとなるデータのサイズの最大値が前記ネットワークの通信帯域に関する閾値を超えると判別した場合に、前記複数のセンサのうちの1つのセンサを異なるグループに分類し直すグルーピングステップと、
    前記通信装置のメモリマップ生成部が、前記データ取得周期と、分類した前記複数のグループと、に基づいて、前記記憶部に前記測定データを記憶するタイミング及びアドレスを計算するメモリマップ生成ステップと、を含む、
    通信方法。
  7. 前記グルーピングステップは、前記データ取得周期ごとに各前記センサを前記複数のグループに分類するステップを含む、
    請求項6に記載の通信方法。
  8. 前記グルーピングステップは、最短の前記センサのデータ取得周期に対する各前記センサのデータ取得周期の比を計算し、計算された前記比の小数点以下を切り下げて整数比を計算し、計算された前記整数比が同じ前記センサを1つの前記グループに分類するステップを含む、
    請求項6又は7に記載の通信方法。
  9. 前記グルーピングステップは、分類された前記センサが最も少ない前記グループに属する前記センサのうちの前記データ取得周期が最も大きいセンサを、異なる前記グループに分類するステップを含む、
    請求項6から8のいずれか1項に記載の通信方法。
  10. 前記ネットワークの通信帯域に関する閾値は、前記ネットワークの通信帯域のうちの前記測定データの取得に割り当てられた通信帯域である通信帯域閾値であり、
    前記グルーピングステップは、前記第1の周期当たりに前記ネットワークを介して受信することとなる前記測定データのサイズの最大値が前記通信帯域閾値を超えると判別した場合に、前記複数のセンサのうち前記データ取得周期ごとに前記測定データを取得する必要性の程度を示す優先度の最も低い前記センサを、異なる前記グループに分類し直すステップを含む
    請求項6から9のいずれか1項に記載の通信方法。
  11. コンピュータに、
    ネットワークを介して接続された複数のセンサと第1の周期で通信させ、各前記センサから前記第1の周期以上の周期であるデータ取得周期ごとに各前記センサによって測定された測定データを取得させて記憶部に記憶させる通信方法を実行させるプログラムであって、
    前記コンピュータに、
    前記データ取得周期に基づいて各前記センサを複数のグループに分類させ、分類された前記グループに属する前記センサから前記測定データを取得させると、前記第1の周期当たりに前記ネットワークを介して受信することとなるデータのサイズの最大値が前記ネットワークの通信帯域に関する閾値を超えると判別させた場合に、前記複数のセンサのうちの1つのセンサを異なるグループに分類し直させ、
    前記データ取得周期と、分類した前記複数のグループと、に基づいて、前記記憶部に前記測定データを記憶するタイミング及びアドレスを計算させる、
    プログラム。
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