JP6832105B2 - 水滴検出装置、水滴検出方法および水滴検出プログラム - Google Patents

水滴検出装置、水滴検出方法および水滴検出プログラム Download PDF

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Description

本発明は、水滴検出装置、水滴検出方法および水滴検出プログラムに関する。
従来、例えば車両に取り付けられたカメラのレンズに付着した雨滴等の水滴を検出する水滴検出装置が知られている。例えば、水滴検出装置は、撮像画像の各画素の勾配に基づいて水滴の付着を検出している(たとえば、特許文献1参照)。
特開2010−14494号公報
しかしながら、従来技術では、撮像画像の全画素について勾配を検出する必要があるため、処理負荷が大きくなるおそれがあった。また、撮像画像全体からでは、検出対象となる領域を絞りにくく、水滴を高精度に検出できるとは言えなかった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、処理負荷を抑えつつ、高精度に水滴を検出することができる水滴検出装置、水滴検出方法および水滴検出プログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る水滴検出装置は、設定部と、第1抽出部と、第2抽出部と、判定部とを備える。設定部は、撮像部の撮像画像の任意の一点を中心とする同心円を設定する。第1抽出部は、前記設定部によって設定された前記同心円の各円周上の各画素の勾配に基づいて前記撮像部に付着した水滴を示すと推定される画素の候補である候補画素を抽出する。第2抽出部は、前記第1抽出部によって抽出された前記候補画素に基づいて前記水滴の形状を示す円の候補である候補円を抽出する。判定部は、前記第2抽出部の抽出結果に基づいて前記水滴が付着しているか否かを判定する。
本発明によれば、処理負荷を抑えつつ、高精度に水滴を検出することができる。
図1Aは、実施形態に係る水滴検出方法の概要を示す図である。 図1Bは、実施形態に係る水滴検出方法の概要を示す図である。 図1Cは、実施形態に係る水滴検出方法の概要を示す図である。 図2は、実施形態に係る水滴検出装置の構成を示すブロック図である。 図3Aは、設定部による同心円の設定処理を示す図である。 図3Bは、設定部による同心円の設定処理を示す図である。 図3Cは、設定部による同心円の設定処理を示す図である。 図3Dは、設定部による同心円の設定処理を示す図である。 図3Eは、設定部による同心円の設定処理を示す図である。 図3Fは、設定部による同心円の設定処理を示す図である。 図4Aは、第1抽出部による画素の選択処理を示す図である。 図4Bは、第1抽出部による画素の選択処理を示す図である。 図4Cは、第1抽出部による画素の選択処理を示す図である。 図5Aは、第1抽出部の処理内容を示す図である。 図5Bは、第1抽出部の処理内容を示す図である。 図6Aは、第2抽出部の判定処理を示す図である。 図6Bは、第2抽出部の判定処理を示す図である。 図6Cは、第2抽出部の判定処理を示す図である。 図7は、判定部による水滴の判定処理を示す図である。 図8は、判定部による水滴の判定処理を示す図である。 図9は、判定部による水滴以外の円形状の物体の判定処理を示す図である。 図10は、実施形態に係る水滴検出装置が実行する検出処理の処理手順を示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照して、本願の開示する水滴検出装置、水滴検出方法および水滴検出プログラムの実施形態を詳細に説明する。なお、この実施形態により本発明が限定されるものではない。また、以下では、撮像部である車載カメラ(以下、カメラと記載する)のレンズに付着した水滴を検出する場合を例にとって説明する。
上記の水滴としては、例えば降雨によりレンズに直接付着した雨滴や、降雨が車体を伝って間接的に付着した雨滴、車両の走行中にタイヤからはねあがった泥水、車両の窓ガラスやカメラのレンズのウォッシャ液等がある。
まず、図1A〜図1Cを用いて、実施形態に係る水滴検出方法の概要について説明する。図1A〜図1Cは、実施形態に係る水滴検出方法の概要を示す図である。なお、図1A〜図1Cには、実施形態に係る水滴検出方法を適用した水滴検出装置が取得する撮像画像100を示す。
図1Aに示すように、かかる撮像画像100には、カメラのレンズに付着した水滴を示す略円形状の領域(以下、水滴領域と記載する場合がある)が含まれる。また、水滴領域には、図1Aに示す例では灰色にぼやけた略円形状の灰色領域と、かかる灰色領域を囲んで灰色領域よりも黒くぼやけた略円形状の一部分である黒色領域とが含まれる。
これら灰色領域および黒色領域は、言わば同心円状に配置されている。なお、これは、水滴が、半球状の立体形状でレンズに付着しやすい傾向にあることによる。
実施形態に係る水滴検出方法は、かかる点に着目し、撮像画像100の任意の位置に設定された同心円の円周上の画素の勾配に基づいて水滴の形状を示す円を抽出し、抽出した円に基づいて水滴の付着を検出するものである。
なお、以下では、画素の勾配の強度および勾配の向きをエッジの強度およびエッジの向きと記載する場合がある。
ここで、従来の水滴検出方法について説明する。従来の水滴検出方法では、撮像画像の各画素に対してエッジ検出処理を行い、撮像画像全体の各画素の勾配から水滴の形状を示す円を抽出していた。
しかしながら、従来の水滴検出方法では、撮像画像の全ての画素に対してエッジ検出処理を行う必要があるため、処理負荷が大きくなるおそれがあった。また、撮像画像全体の各画素の勾配には、水滴以外の様々な物体に起因するエッジが含まれるため、水滴領域を絞りにくく、水滴を高精度に検出できるとは言えなかった。
そこで、実施形態に係る水滴検出方法では、エッジ検出処理を行う画素を前述の同心円に基づいて絞ることとした。具体的には、図1Bに示すように、水滴検出方法では、まず、撮像部であるカメラの撮像画像100の任意の一点を中心70とする同心円80(図1C参照)を設定する。なお、図1Bでは、同心円80の複数の円のうち、一つの円50を示している。
つづいて、図1Bに示すように、水滴検出方法では、設定した同心円80の各円周上の各画素60の勾配に基づき、各画素60の中から、撮像部に付着した水滴を示すと推定される画素の候補である候補画素62を抽出する。各画素60の勾配は、例えばソベルフィルタ等の既知のエッジ検出処理により取得可能である。
なお、図1Bでは、円50の円周上の画素60のうち、一部の画素60を選択して示しているが、本実施形態では、かかる画素60の選択処理を行う。この画素60の選択処理については、図4A〜図4Cを用いて後述する。また、本実施形態では、図1Bに示す画素60のうち候補画素62ではない画素60を非候補画素61として抽出するが、かかる点についても後述する。
つづいて、図1Bに示すように、実施形態に係る水滴検出方法では、抽出した候補画素62に基づいて水滴の形状を示す円の候補である候補円80aを抽出する。例えば、本実施形態では、図1Bに示すように、円50の円周上の候補画素62が所定数(図1Bでは6個)以上である場合に、円50を候補円80aとして抽出する。
つづいて、実施形態に係る水滴検出方法では、候補円80aの抽出結果に基づいて水滴が付着しているか否かを判定する。例えば、本実施形態では、図1Cに示すように、抽出した候補円80aが所定数(図1Cでは3個)以上存在する場合に、水滴が付着していると判定する。
このように、実施形態に係る水滴検出方法では、レンズに付着した場合の水滴領域の形状に着目し、撮像画像100全体のうち、任意の一点を中心として設定した同心円80の各円周上にある画素60に対象を絞り込んだエッジ検出処理を行うこととした。
すなわち、水滴領域の形状に応じて設定された同心円80ごとで処理を進めるため、処理の効率化を図ることができる。また、水滴領域の傾向を示す形状に絞ったエッジ検出処理を行うことで、検出されるエッジには他の物体に起因するエッジが含まれにくい。したがって、処理負荷を抑えつつ、高精度に水滴を検出することができる。
次に、図2を用いて、実施形態に係る水滴検出装置の構成について詳細に説明する。図2は、実施形態に係る水滴検出装置1の構成を示すブロック図である。
図2に示すように、水滴検出装置1は、カメラ10と、除去装置11と、通知装置12とに接続される。まず、水滴検出装置1以外の構成について説明する。
4台の各カメラ10は、例えば、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)などの撮像素子を備え、例えば車両の前方、後方、右側方および左側方を撮像する位置にそれぞれ取り付けられる。各カメラ10は、撮像画像100を水滴検出装置1へ出力する。
除去装置11は、水滴検出装置1の検出結果に基づき、カメラ10に付着した水滴を自動的に除去する。除去装置11は、例えば、空気圧縮部、ホースおよびノズルを備え、空気圧縮部で生成された圧縮空気を、ホースを経由してノズルからカメラ10へ向けて噴出させて、水滴を除去する。なお、除去装置11はこれに限定されず、例えばウォッシャ液をカメラ10へ向けて噴出させたり、カメラワイパでカメラ10を拭ったりしてもよい。
通知装置12は、例えば表示部やスピーカを備えるとともに、カメラ10の撮像画像100を利用した各種システムに接続される。通知装置12は、水滴検出装置1の検出結果に基づき、各種システムの機能を停止する旨を文字表示や音声により運転者に対して通知する。
なお、各種システムには、車両の周辺に存在する障害物を検知する障害物検知システムや、走行中の車線を検出するための白線検知システム等があるが、これらに限定されず、カメラ10の撮像画像100を利用したシステムであればよい。
次に、水滴検出装置1の構成について説明する。水滴検出装置1は、制御部2と、記憶部3とを備える。制御部2は、設定部21と、第1抽出部22と、第2抽出部23と、判定部24とを備える。また、記憶部3は、判定情報31を記憶する。
ここで、水滴検出装置1は、たとえば、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、入出力ポートなどを有するコンピュータや各種の回路を含む。
コンピュータのCPUは、たとえば、ROMに記憶されたプログラムを読み出して実行することによって、制御部2の設定部21、第1抽出部22、第2抽出部23および判定部24として機能する。
また、制御部2の設定部21、第1抽出部22、第1抽出部22、第2抽出部23および判定部24の少なくともいずれか一つまたは全部をASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等のハードウェアで構成することもできる。
また、記憶部3は、たとえば、RAMやHDDに対応する。RAMやHDDは、判定情報31や各種プログラムの情報を記憶することができる。なお、水滴検出装置1は、有線や無線のネットワークで接続された他のコンピュータや可搬型記録媒体を介して上記したプログラムや各種情報を取得することとしてもよい。
設定部21は、撮像部であるカメラ10の撮像画像100の任意の一点を中心70とする同心円80を設定する。なお、設定部21の具体的な処理内容については、図3A〜図3Fを用いて後述する。
第1抽出部22は、設定部21によって設定された同心円80の各円周上の各画素60の勾配に基づいて撮像部であるカメラ10のレンズに付着した水滴を示すと推定される画素の候補である候補画素62を抽出する。なお、第1抽出部22の具体的な処理内容については、図4A〜図5Bを用いて後述する。
第2抽出部23は、第1抽出部22によって抽出された候補画素62に基づいて水滴の形状を示す円の候補である候補円80aを抽出する。なお、第2抽出部23の具体的な処理内容については、図6A〜図6Cを用いて後述する。
判定部24は、第2抽出部23の抽出結果に基づいて水滴が付着しているか否かを判定する。なお、判定部24の具体的な処理内容については、図7〜図9を用いて後述する。
次に、図3A〜図3Fを用いて、設定部21の処理内容について具体的に説明する。図3A〜図3Fは、設定部21による同心円80の設定処理を示す図である。上述したように、設定部21は、カメラ10の撮像画像100の任意の一点を中心70とする同心円80を設定する。
具体的には、まず、設定部21は、撮像画像100の中から任意の画素を指定する。つづいて、図3Aに示すように、設定部21は、指定した画素を中心70とする同心円80の最大半径Wとなる円50cを設定する。最大半径Wは、例えば予め実験等によって求められた標準的な水滴の半径より若干長いことが好ましい。
つづいて、設定部21は、例えば予め定められた数の円を円50cの内周側に設定する。図3Aに示すように、設定部21は、例えば予め設定された間隔W1,W2,W3になるように2つの円50a,50bを設定する。
また、設定部21は、後述する判定部24によって設定した同心円80が水滴領域ではなかった場合に、例えば隣接する画素を次の同心円80の中心70とし、以降、撮像画像100の画素を順次中心70として設定していく。
なお、同心円80の円50a,50b,50cの数および間隔W1,W2,W3は、予め定められた数および間隔に限定されるものではなく、例えば車両の走行速度に応じて数および間隔を動的に設定してもよい。
また、図3Aでは、同心円80の各円50a,50b,50cを真円で示したが、各円50a,50b,50cは真円に限らず、楕円であってもよい。かかる場合、楕円の最大半径として長軸および短軸の長さを設定すればよい。
また、設定部21は、撮像画像100の全画素の中から任意の画素を中心70とする同心円80を設定することとしたが、中心70の対象は、全画素でなくてもよく、例えば撮像画像100の特定の領域に絞って中心70となる画素を設定してもよい。
例えば、設定部21は、撮像画像100の中央領域に中心70を優先的に設定してもよい。具体的には、図3Bに示すように、設定部21は、予め定められた縦および横の長さの矩形領域を中央領域とする。
つまり、設定部21は、水滴が付着した場合に、白線検知システム等の制御の妨げとなる中央領域を優先して中心70の対象とする。これにより、システム制御の妨げとなる水滴を高精度に検出しつつ、処理負荷を抑えることができる。
なお、図3Bでは、中央領域を矩形状としたが、これに限定されず、例えば中央領域を所定の半径を有する円形状としてもよい。
また、図3Bでは、中央領域の縦および横の長さを撮像画像100の縦および横の長さより短くしたが、これに限定されず、例えば縦または横のいずれか一方の長さのみを短くしてもよい。
また、設定部21は、水滴検出装置1が接続されるシステムに応じて中央領域の面積や位置を決定してもよい。例えば、水滴検出装置1が白線検知システムに接続される場合、例えば道路のカーブの曲率に応じた位置の領域を中央領域とし、かかる中央領域の面積を車両の左右側の白線の面積と同じ、もしくは若干大きく設定する。
また、設定部21は、水滴検出装置1が障害物検知システムに接続される場合、例えば歩道等の車道の側道周辺の領域や、例えばミリ波レーダにより検知した前方を走行する他車両の位置の領域を中央領域として設定する。
また、設定部21は、隣接する画素を次の中心70となる画素としたが、これに限定されない。例えば図3Cに示すように、設定部21は、同心円80を移動させる場合に、同心円80の中心70から少なくとも1画素以上の間隔をあけた位置を同心円80の新たな中心70としてもよい。
ここで、図3Cには、撮像画像100の一部分の画素を示している。また、図3Cでは、説明を分かりやすくするため、各画素に番号を付しており、かかる番号は、何巡目に中心70の画素として設定されるかを示している。
例えば、図3Cに示す各画素のうち、「1」の番号が付された画素は、1巡目の中心70の画素であることを示している。また、1巡目の中心70の画素は、行方向および列方向それぞれへ2画素の間隔があいている。
ここで、図3Cに示すように、設定部21は、例えば1巡目の画素のうち、撮像画像100の左上端の画素を中心70として設定し、設定した中心70の同心円80を用いて、後段の水滴の検出処理を行ったとする。
設定部21は、図3Cに示すように、後段の水滴の検出処理が終了すると、2つの画素の間隔をあけた1巡目の画素を次の中心70として設定する。そして、設定部21は、撮像画像100の1巡目の画素の中心70の設定が終了すると、つづいて2巡目の画素を中心70として設定する。
つまり、設定部21は、少なくとも一つの間隔をあけて中心70の画素を設定することで、まず撮像画像100全体を走査することを優先する。したがって、撮像画像100全体を走査する速度を向上させることができる。
なお、図3Cでは、設定部21は、行方向および列方向それぞれへ少なくとも1つの画素の間隔をあけたが、行方向または列方向のうちいずれか一方の方向へ少なくとも1つの画素の間隔をあけてもよい。
また、図3Cでは、設定部21は、2画素ずつ等間隔で中心70となる画素を設定したが、間隔を可変にしてもよい。例えば、設定部21は、中央領域(図3B参照)内については他の領域よりも中心70となる画素の間隔を狭くしてもよい。これにより、処理負荷を抑えつつ、中央領域にある水滴を高精度に検出することができる。
また、設定部21は、後述する判定部24の判定処理が終了すると、次の中心70に処理を移行したが、例えば、判定部24が水滴を検出した場合には、次の中心70への移行を中止してもよい。
具体的には、設定部21は、判定部24によって水滴が付着していると判定された場合に、同フレーム画像からの中心70の設定を中止する。そして、設定部21は、次のフレーム画像に処理を移行する。
つまり、一つのフレーム画像において一つだけ水滴を検出する。このように、一つの水滴さえ検出できれば、例えば除去装置11による水滴の除去処理が行えるため、同フレームにおける更なる水滴の検出を行う必要がなく、不要な水滴の検出処理を省くことができる。したがって、処理負荷を抑えることができる。
また、設定部21は、撮像画像100内に中心70を設定する場合に限らず、撮像画像100外に中心70を設定してもよい。具体的には、図3Dに示すように、設定部21は、撮像画像100を外周側へ拡張した拡張領域101を設け、同心円80の中心70を拡張領域101へ設定可能とする。
例えば、設定部21は、撮像画像100の所定倍率のサイズの画像となる例えば無地の拡張領域101を生成し、かかる拡張領域101に撮像画像100を重畳させる。これにより、撮像画像100の端にある水滴を検出することができる。
なお、図3Dでは、撮像画像100の上下左右の4方を囲むように拡張領域101を設けたが、これに限定されず、例えば撮像画像100の上下や左右の2方、または、上下左右のいずれか1方のみに拡張領域101を設けてもよい。
また、設定部21は、最大半径W内の領域のうち、特定の領域については円50a,50b,50cの設定対象から除外してもよい。例えば、図3Eに示すように、設定部21は、同心円80の中心70から所定半径W4内の領域については後述する候補画素62の抽出対象外となるように同心円80の各円50を設けないこととしてもよい。
ここで、所定半径W4を、例えば予め実験等により求めた灰色領域(図1A参照)の半径とする。つまり、設定部21は、略均一にぼやけていることでエッジの傾向が出にくい灰色領域を円50a,50b,50cの設定対象から除外する。これにより、処理負荷を抑えることができる。
また、設定部21は、所定の間隔W1,W2,W3をすべて同じ、つまり等間隔としてもよく、あるいは図3Fに示すように、所定の間隔W1,W2,W3それぞれを異ならせてもよい。ここで、図3Fには、同心円80として5つの円を示している。
例えば、図3Fに示すように、設定部21は、水滴の外周に対応すると推定される所定の範囲W5内では、所定の範囲W5外に比べて同心円80の各円周の間隔を短くする。ここで、所定の範囲W5は、例えば灰色領域および黒色領域(図1A参照)の境界となる領域の幅である。
つまり、設定部21は、エッジの傾向が出やすい境界の領域内に多くの円を設定する。これにより、水滴のエッジの特徴をより捉え易くなるため、高精度に水滴を検出することができる。なお、かかる境界の領域以外の領域については、間隔を通常より広く設定してもよい。これにより、処理負荷を抑えることができる。
次に、図4A〜図4Cを用いて、第1抽出部22による画素60の選択処理について説明する。図4A〜図4Cは、第1抽出部22による画素60の選択処理を示す図である。図4Aには、同心円80のうちの一つの円50を示している。
図4Aに示すように、第1抽出部22は、設定部21によって設定された同心円80の各円周上から所定の間隔で選択した複数の画素60から候補画素62を抽出する。第1抽出部22は、例えば設定した円50の円周上の画素のうち所定の角度α毎に画素60を選択する。これにより、第1抽出部22が円50全体から均等に候補画素62の抽出処理を行うことができる。
なお、第1抽出部22は、同心円80の複数の円50についてすべて角度αの間隔で画素60を選択することに限定されない。例えば、第1抽出部22は、同心円80の各円50の半径に応じて複数の画素60を選択する間隔を可変にしてもよい。
具体的には、第1抽出部22は、円50の半径が長くなる程、選択する画素60の数を多くする。つまり、各円50の半径に応じて角度αを小さくする。これにより、各円50の半径が長くなる程、選択する画素間の距離が長くなることを防止できる。
また、第1抽出部22は、円50内で画素60の間隔をすべて等しく角度αにする必要はない。例えば、第1抽出部22は、中心70から撮像画像100の上下方向へ向かうほど、複数の画素60を選択する間隔を短くしてもよい。
これは、レンズに付着した水滴が重力の影響を受けることに着目している。つまり、水滴が重力の影響を受けることで下方向に引っ張られた立体形状の傾向になるため、第1抽出部22は、かかる傾向に基づいて上下方向へ向かう程、選択する画素60を多くする。これにより、水滴の傾向をより捉えることができるため、検出精度を向上させることができる。
なお、第1抽出部22は、上下方向へ向かう程、徐々に画素60の間隔を狭くすることとしたが、上下方向の特定の範囲内について画素60の間隔を狭くしてもよい。例えば、図4Bに示すように、第1抽出部22は、上下方向の所定の角度β内の画素60の間隔を狭くし、角度βより外側にある画素60の間隔を広くする。これにより、画素60を上下方向へより集中させられるため、検出精度をより向上させることができる。
また、第1抽出部22は、同心円80のうち特定の円については画素60の間隔を狭くしてもよい。例えば、図4Cに示すように、第1抽出部22は、所定の半径W6である円50bの画素60の間隔を円50a,50cの画素60の間隔よりも狭くする。ここで、半径W6は、例えば水滴の中心から灰色領域および黒色領域の境界までの距離である。
つまり、第1抽出部22は、エッジの傾向が出やすい境界に対応する円50bの画素60を周囲の円50a,50cの画素60より多くすることで、水滴の傾向を捉え易くなるため、検出精度を向上させることができる。
なお、図4Cでは、所定の半径W6の円50bについて画素60の間隔を狭くしたが、例えば、所定の半径W6を真ん中とする外周側および内周側の所定の範囲内の円についても画素60の間隔を狭くしてもよい。例えば、第1抽出部22は、所定の半径W6に近い半径程、画素60の間隔を狭くすることとしてもよい。
次に、図5Aおよび図5Bを用いて、第1抽出部22の処理内容について説明する。図5Aおよび図5Bは、第1抽出部22の処理内容を示す図である。図5Aでは、一つの画素60およびかかる画素60の周囲に配置された画素を模式的に示している。
第1抽出部22は、第1抽出部22によって選択された画素60のエッジの強度、または、エッジの向きの中心70に対する角度差ωのうちの少なくとも一方に基づいて複数の画素60の中からカメラ10のレンズに付着した水滴を示すと推定される領域の画素の候補である候補画素62を検出する。
具体的には、第1抽出部22は、まず、画素60のエッジの強度およびエッジの向き90を検出する。第1抽出部22は、画素60および周辺の画素の輝度や色成分について微分を行い輝度や色成分の勾配を検出するソベルフィルタを用いてエッジの検出を行う。
例えば、第1抽出部22は、検出した画素60から周辺の画素への輝度の勾配のうち最も大きい勾配をエッジの強度として検出し、かかる最も大きい勾配の向きをエッジの向き90として検出する。なお、第1抽出部22は、ソベルフィルタを用いたエッジ検出法に限定されるものではなく、例えばラプラシアンフィルタ等の他のエッジ検出法を用いてもよい。
つづいて、第1抽出部22は、検出したエッジの向き90と画素60から中心70の画素への向き91とのベクトルの角度差ωを算出する。かかる角度差ωは、輝度や色成分の勾配の向きが中心の画素方向になる程0度(画素へ近づく方向)または180度(画素から遠ざかる方向)に近い値となる。これにより、候補画素62の抽出精度を向上させることができる。
そして、第1抽出部22は、エッジの強度または算出した角度差ωのうち少なくとも一方が予め定められた上限および下限の範囲内である画素60を候補画素62として抽出する。
例えば、第1抽出部22は、各画素60の輝度や色成分の勾配が大きく、かつ、かかる勾配の向きが中心70に対して所定の角度差内である場合に、かかる画素60を候補画素62として検出する。
つまり、第1抽出部22は、カメラ10のレンズに付着した水滴が中心から放射状に広がる傾向を利用して候補画素62を抽出する。これにより、水滴領域の画素の候補である候補画素62を精度よく検出することができる。
なお、第1抽出部22は、画素60自体のエッジの強度や角度差ωに基づいて候補画素62を検出したが、例えば隣接する画素60を比較することで候補画素62を検出してもよい。かかる点について、図5Bを用いて説明する。
図5Bは、隣接する画素60を用いた第1抽出部22の処理内容を示す図である。図5Bでは、画素60aが候補画素62であることを検出する場合について説明する。図5Bに示すように、画素60aは、所定の間隔で2つの画素60b,60cに挟まれるように隣接している。
かかる場合に、第1抽出部22は、複数の画素60のうち、隣接する画素60b,60cに対するエッジの強度または角度差ω1,ω2,ω3のうちの少なくとも一方の差分が予め定められた上限および下限の範囲内である画素60aを候補画素62として抽出する。
例えば、図5Bに示すように、第1抽出部22は、画素60aの角度差ω1および画素60bの角度差ω2の差分と、角度差ω1および画素60cの角度差ω3の差分とが上限の閾値より小さい場合に、画素60aを候補画素62として検出する。
つまり、灰色領域や黒色領域の境界となる領域にある画素60がまとまって中心70へのベクトルの向きを示すことに着目する。これにより、高精度に候補画素62を抽出することができる。
また、図5Bでは、第1抽出部22は、画素60aと同一円周上の隣接する画素60b,60cとを比較して候補画素62を検出したが、同一円周上の画素60b,60cに限定されるものではない。例えば、第1抽出部22は、画素60aが位置する円の内周側および外周側の円の画素60と比較して候補画素62を検出してもよい。
次に、図6A〜6Cを用いて、第2抽出部23の判定処理について説明する。図6A〜図6Cは、第2抽出部23の判定処理を示す図である。図6Aでは、第1抽出部22が検出した候補画素62(黒丸)と候補画素62ではない非候補画素61(白丸)と示している。
第2抽出部23は、第1抽出部22によって抽出された候補画素62および記憶部3に記憶されている判定情報31に基づいて水滴の形状を示す円の候補である候補円80aを抽出する。
ここで、判定情報31とは、同心円80に含まれる各円50が候補円80aであるか非候補円80bであるかを判定する条件となる情報や、同心円80の領域が水滴領域であるか否かを判定する条件となる情報が含まれる。
例えば、図6Aに示すように、第2抽出部23は、同心円80の各円50のうち、候補画素62が所定数(図6Aでは、6個)隣接する円50を、候補円80aとして抽出する。
一方、第2抽出部23は、候補画素62が所定数隣接しない円50を、非候補円80bとして抽出する。このように、候補画素62が集中して存在する円を候補円80aとすることで、候補円80aの抽出精度を向上させることができる。
なお、第2抽出部23は、所定数隣接する場合に、候補円80aを抽出したが、これに限定されるものではない。例えば、第2抽出部23は、同心円80の同一の円周上から所定数以上の候補画素62が抽出された場合に、候補円80aを抽出してもよい。
つまり、第2抽出部23は、候補画素62が所定数隣接せずとも、所定数以上の候補画素62が抽出された円50を候補円80aとして抽出する。これにより、検出精度をさらに向上させることができる。なお、第2抽出部23は、例えば同一円周上の画素60に対して所定の比率以上で候補画素62が存在すれば候補円80aとして抽出してもよい。
また、第2抽出部23は、同一円周上のすべての画素60に基づいて候補円80aを抽出したが、これに限らず、例えば、図6Bに示すように、一つの円50を複数の弧51〜58に分割して、分割した弧51〜58毎に判定情報31の条件を満たすか否かを判定してもよい。
具体的には、第2抽出部23は、同心円80の円50を所定角度で複数の弧51〜58に分割し、分割した各弧51〜58上での候補画素62の分布に基づいて候補円80aを抽出する。
例えば、図6Bに示すように、第2抽出部23は、まず、同心円80の一つの円50を複数の弧51〜58に分割する。つづいて、第2抽出部23は、判定情報31に従って、各弧51〜58が、例えば候補画素62が所定数以上隣接するか等の所定の条件を満たすか否かを判定する。
そして、第2抽出部23は、例えば複数の弧51〜58のうち、判定情報31の条件を満たす弧が所定数以上である場合に、かかる弧に対応する円50を候補円80aとして抽出する。これにより、例えば水滴領域のエッジの傾向が一つの弧に集中していた場合でも候補円80aを抽出することができる。なお、第2抽出部23は、複数の弧51〜58のうち、所定の位置の弧が条件を満たす場合に、候補円80aと抽出してもよい。
例えば、第2抽出部23は、図6Bに示す、複数の弧51〜58のうち、上下方向にある2つの弧51,55のいずれか一方が判定情報31の条件を満たす場合に、候補円80aと抽出する。
これは、カメラ10のレンズに付着した水滴が重力に引っ張られることで、上下方向へエッジの傾向が出やすいため、第2抽出部23は、かかる上下方向のみを判定対象とすることで、処理負荷を抑えつつ、検出精度を向上させることができる。
また、図6Bでは、複数の弧51〜58を等間隔で分割したが、これに限定されるものではなく、分割する間隔や分割する数を例えば円50の半径毎に可変にしてもよい。
なお、第2抽出部23は、候補画素62の数に基づいて候補円80aを抽出したが、例えば図6Cに示すように、画素60のエッジの強度および角度差ωの度数分布のばらつきを考慮してもよい。
図6Cには、一つの円50における画素60の角度差の度数分布のグラフを示す。かかるグラフは、縦軸に候補画素62および非候補画素61の個数を示し、横軸に角度差を示す。なお、横軸は、角度差に限定されず、エッジの強度であってもよい。
また、図6Cに示す閾値(上)および閾値(下)は、例えば候補画素62であるか非候補画素61であるかの上限および下限の閾値である。第2抽出部23は、同心円80の各円50のうち、円周上の各画素60のエッジの強度または角度差のうちの少なくとも一方のばらつきが所定の範囲内である円50を、候補円80aとして抽出する。
ここで、所定の範囲内とは、例えば図6Cに示す基準値以下であることを指す。つまり、第2抽出部23は、例えば角度差が閾値(上)および閾値(下)の範囲外にある画素60の数が基準値以下である場合に、候補円80aとして抽出する。
つまり、選択された円50のすべての画素60を統計的に判断して候補円80aを抽出するため、候補円80aの抽出精度を安定させることができる。
なお、所定の範囲内は、図6Cに示す基準値に限定されるものではなく、例えば標準偏差であってもよい。例えば、第2抽出部23は、図6Cに示す度数分布表から標準偏差の値を算出し、かかる標準偏差の値が所定の閾値以下である、つまり中心70に向いているエッジが多い場合に、候補円80aを抽出する。
次に、図7および図8を用いて、判定部24による水滴の判定処理に説明する。図7および図8は、判定部24による水滴の判定処理を示す図である。図7には、同心円80に含まれる候補円80aおよび非候補円80bを示している。
判定部24は、候補円80aおよび非候補円80bが所定の条件を満たす場合に、水滴が付着していると判定する。例えば、図7に示すように、判定部24は、候補円80aが所定数(図7では3個)以上隣接する場合に、水滴が付着していると判定する。
つまり、判定部24は、灰色領域および黒色領域のぼやけた境界の幅により、候補円80aが連続して隣接することを判定条件とする。このように、水滴の形状に基づいて判定することで、水滴の付着を高精度に検出することができる。
なお、判定部24は、候補円80aが所定数連続して隣接せずとも、例えば、同心円80のすべての円に対する候補円80aの割合が所定の割合以上であれば、水滴が付着していると判定してもよい。
また、判定部24は、候補円80aに加え、非候補円80bを考慮してもよい。具体的には、判定部24は、候補円80aの内周側および外周側に候補円80aではない非候補円80bが隣接する場合に、水滴が付着していると判定する。
つまり、判定部24は、同心円80の中心から非候補円80b、候補円80a、非候補円80bの順に帯状に各円が配置されている場合に、水滴の付着を検出する。
これにより、例えば壁等の起伏が少ない背景で、かつ、日光の角度により、撮像画像100の広範囲に亘り画素60のエッジの向きが中心70に向かう場合であっても、高精度に水滴を検出することができる。
また、判定部24は、エッジの強度が弱い灰色領域に着目して、水滴の付着を判定してもよい。具体的には、判定部24は、同心円80の各円50のうち、中心70から所定距離内にエッジの強度が弱い円が所定数以上隣接する場合に、水滴が付着していると判定する。
例えば、第2抽出部23は、同心円80のうち、円周上にエッジの強度が所定の閾値以下である候補画素62が所定数以上ある円50を、エッジ(勾配)の強度が弱い円として抽出する。なお、円周上の画素は候補画素62に限定されず、円周上の画素であればよい。つまり、灰色領域がある領域にエッジの強度が弱い円が複数存在することによって、水滴の付着を検出することで、水滴の検出精度を向上させることができる。
また、判定部24は、例えば候補円80aが同心円80内に存在せず、非候補円80bのみであった場合に、例えば候補画素62の分布パターンに基づいて水滴の付着を判定してもよい。かかる点について図8を用いて説明する。
具体的には、判定部24は、第1抽出部22によって抽出された候補画素62の分布が予め定められた候補画素62の分布のパターンと一致する場合に、水滴が付着していると判定する。
例えば、判定部24は、図8に示す分布パターンを記憶部3に記憶しておき、撮像画像100に対してかかる分布パターンを用いたパターンマッチングを行い、候補画素62の分布とどのくらい一致しているかを示す一致度を算出し、かかる一致度が所定以上であった場合に、分布パターンが存在すると判定するとともに、水滴が付着していると判定する。
これにより、例えば水滴が円形状でない場合に候補円80aが抽出されない場合であっても、水滴の傾向に基づいて水滴を検出できるため、高精度に水滴を検出することができる。
なお、判定部24は、例えば道路標識等のエッジの傾向が水滴とは明らかに異なる物体については水滴ではないと判定する。かかる点について、図9を用いて説明する。
図9は、判定部24による水滴以外の円形状の物体の判定処理を示す図である。図9には、例えば車両の前方に存在する道路標識Mが含まれる撮像画像100を示す。例えば、道路標識Mが車両から比較的に遠い位置に存在する場合、撮像画像100における道路標識Mの輪郭はややぼやけることがある。
このため、道路標識Mの円形状の輪郭を候補円80aとして抽出することで、水滴が付着していると誤判定するおそれがある。そこで、判定部24は、水滴が付着していると判定した場合に、水滴に対応する画像領域に対する所定範囲内の色および輝度を有する画素領域の面積比が所定値以上である場合に、水滴が付着していないと再判定する。
判定部24は、色成分であるRGB値が例えば赤、青および白を示す値の候補画素62が所定数以上あった場合に、水滴が付着していないと判定する。または、判定部24は、RGB値に基づいてかかる領域を判定対象から除外してもよい。
これにより、判定部24は、道路標識等を水滴として検出してしまうことを防止することができるため、水滴の判定精度を向上させることができる。なお、判定部24は、例えば赤、青および白の候補画素62が所定の面積以上である場合に、水滴は付着していないと判定してもよい。
次に、図10を用いて、実施形態に係る水滴検出装置1が実行する検出処理の処理手順について説明する。図10は、実施形態に係る水滴検出装置1が実行する検出処理の処理手順を示すフローチャートである。
図10に示すように、まず、設定部21は、所定の画素を指定する(ステップS101)。つづいて、設定部21は、指定された画素を中心70とする同心円80を設定する(ステップS102)。
つづいて、第1抽出部22は、設定部21によって設定された同心円80の各円周上の各画素のエッジの強度および角度差に基づいてカメラ10のレンズに付着した水滴を示すと推定される画素の候補である候補画素62を抽出する(ステップS103)。
つづいて、第2抽出部23は、第1抽出部22によって抽出された候補画素62に基づいて水滴の形状を示す円の候補である候補円80aを抽出する。具体的には、第2抽出部23は、円周上の候補画素62が所定の条件を満たすか否かを判定する(ステップS104)。
第2抽出部23は、円周上の候補画素62が所定の条件を満たす場合(ステップS104、Yes)、対応する円50を候補円80aとして抽出する(ステップS105)。
つづいて、第2抽出部23は、同心円80のすべての円50について候補円80aの抽出の判定処理を行ったか否かを判定する(ステップS106)。判定部24は、同心円80のすべての円50について判定処理を行った場合(ステップS106、Yes)、抽出した候補円80aおよび非候補円80bが所定の条件を満たすか否かを判定する(ステップS107)。
判定部24は、候補円80aおよび非候補円80bが所定の条件を満たす場合(ステップS107、Yes)、水滴が付着していると判定し(ステップS108)、検出処理を終了する。
一方、ステップS104の判定処理において、円周上の候補画素62が所定の条件を満たさない場合(ステップS104、No)、第2抽出部23は、対応する円50を非候補円80bとして抽出する(ステップS109)。
また、ステップS106の判定処理において、判定部24は、同心円80のすべての円50について判定処理が終わっていない場合(ステップS106、No)、処理をステップS103に移行する。
また、ステップS107の判定処理において、判定部24は、候補円80aおよび非候補円80bが所定の条件を満たさない場合(ステップS107、No)、処理をステップS101に移行する。
上述してきたように、実施形態に係る水滴検出装置1は、設定部21と、第1抽出部22と、第2抽出部23と、判定部24とを備える。設定部21は、撮像部(カメラ10)の撮像画像100の任意の一点を中心70とする同心円80を設定する。第1抽出部22は、設定部21によって設定された同心円80の各円周上の各画素60の勾配に基づいて撮像部に付着した水滴を示すと推定される画素の候補である候補画素62を抽出する。第2抽出部23は、第1抽出部22によって抽出された候補画素62に基づいて水滴の形状を示す円の候補である候補円80aを抽出する。判定部24は、第2抽出部23の抽出結果に基づいて水滴が付着しているか否かを判定する。これにより、処理負荷を抑えつつ、高精度に水滴を検出することができる。
なお、上述した実施形態では、設定部21は、撮像画像100の解像度を変えることなく、同心円80を設定したが、例えば撮像画像100の解像度を小さくしてから同心円80を設定してもよい。
具体的には、設定部21は、カメラ10から撮像画像100を取得すると、まず、撮像画像100の解像度を小さくすることで、撮像画像100の画像サイズを1/n倍に縮小した縮小画像を生成する。つづいて、設定部21は、生成した縮小画像の任意の一点を中心とする同心円80を設定する。
つまり、設定部21は、撮像画像100の解像度を小さくすることで、中心70となる画素の数を減らす。したがって、撮像画像100の1フレームあたりに設定する同心円80の数を少なくできるため、処理負荷を抑えることができる。
さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。このため、本発明のより広範な態様は、以上のように表しかつ記述した特定の詳細および代表的な実施形態に限定されるものではない。したがって、添付の特許請求の範囲およびその均等物によって定義される総括的な発明の概念の精神または範囲から逸脱することなく、様々な変更が可能である。
1 水滴検出装置
2 制御部
3 記憶部
10 カメラ
11 除去装置
12 通知装置
21 設定部
22 第1抽出部
23 第2抽出部
24 判定部
31 判定情報
50 円
60 画素
61 非候補画素
62 候補画素
70 中心
80 同心円
80a 候補円
80b 非候補円
100 撮像画像
101 拡張領域

Claims (23)

  1. 撮像部の撮像画像の任意の一点を中心とする同心円を設定する設定部と、
    前記設定部によって設定された前記同心円の各円周上の各画素の勾配に基づいて前記撮像部に付着した水滴を示すと推定される画素の候補である候補画素を抽出する第1抽出部と、
    前記第1抽出部によって抽出された前記候補画素に基づいて前記水滴の形状を示す円の候補である候補円を抽出する第2抽出部と、
    前記第2抽出部の抽出結果に基づいて前記水滴が付着しているか否かを判定する判定部と
    を備えることを特徴とする水滴検出装置。
  2. 前記第1抽出部は、
    前記同心円の各円周上の各画素の前記勾配の強度、または、当該勾配の向きの前記同心円の中心に対する角度差のうちの少なくとも一方に基づいて前記候補画素を抽出すること
    を特徴とする請求項1に記載の水滴検出装置。
  3. 前記設定部は、
    前記撮像画像の中央領域に前記同心円の中心を優先的に設定すること
    を特徴とする請求項1または2に記載の水滴検出装置。
  4. 前記設定部は、
    前記撮像画像を外周側へ拡張した拡張領域を設け、前記同心円の中心を当該拡張領域へ設定可能であること
    を特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の水滴検出装置。
  5. 前記設定部は、
    前記同心円を移動させる場合に、該同心円の中心から少なくとも1画素以上の間隔をあけた位置を前記同心円の新たな中心とすること
    を特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の水滴検出装置。
  6. 前記設定部は、
    前記同心円の中心から所定半径内の領域については前記候補画素の抽出対象外となるように前記同心円の各円を設けないこと
    を特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の水滴検出装置。
  7. 前記設定部は、
    前記水滴の外周に対応すると推定される所定範囲では、該所定範囲に比べて前記同心円の各円周の間隔を短くすること
    を特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載の水滴検出装置。
  8. 前記第1抽出部は、
    前記同心円の各円周上から所定の間隔で選択した複数の画素から前記候補画素を抽出すること
    を特徴とする請求項1〜7のいずれか一つに記載の水滴検出装置。
  9. 前記第1抽出部は、
    前記同心円の各円周の半径に応じて前記複数の画素を選択する間隔を可変にすること
    を特徴とする請求項8に記載の水滴検出装置。
  10. 前記第1抽出部は、
    前記同心円の中心から前記撮像画像の上下方向へ向かうほど、前記複数の画素を選択する間隔を短くすること
    を特徴とする請求項8または9に記載の水滴検出装置。
  11. 前記第1抽出部は、
    前記複数の画素のうち、前記勾配の強度、または、当該勾配の向きの前記同心円の中心に対する角度差のうちの少なくとも一方が予め定められた上限および下限の範囲内である画素を、前記候補画素として抽出すること
    を特徴とする請求項8〜10のいずれか一つに記載の水滴検出装置。
  12. 前記第1抽出部は、
    前記複数の画素のうち、隣接する画素に対する前記勾配の強度の差分、または、当該勾配の向きの前記同心円の中心に対する角度差の差分のうち少なくとも一方の差分が予め定められた上限および下限の範囲内である画素を、前記候補画素として抽出すること
    を特徴とする請求項8〜11のいずれか一つに記載の水滴検出装置。
  13. 前記第2抽出部は、
    前記同心円の各円のうち、所定数以上の前記候補画素が抽出された円を、前記候補円として抽出すること
    を特徴とする請求項1〜12のいずれか一つに記載の水滴検出装置。
  14. 前記第2抽出部は、
    前記同心円の各円のうち、前記候補画素が所定数以上連続する円を、前記候補円として抽出すること
    を特徴とする請求項1〜13のいずれか一つに記載の水滴検出装置。
  15. 前記第2抽出部は、
    前記同心円の各円周を所定角度で複数の弧に分割し、分割した各弧上での前記候補画素の分布に基づいて前記候補円を抽出すること
    を特徴とする請求項1〜14のいずれか一つに記載の水滴検出装置。
  16. 前記第2抽出部は、
    前記同心円の各円のうち、円周上の各画素の前記勾配の強度、または、当該勾配の向きの前記同心円の中心に対する角度差のうちの少なくとも一方のばらつきが所定の範囲内である円を、前記候補円として抽出すること
    を特徴とする請求項1〜15のいずれか一つに記載の水滴検出装置。
  17. 前記判定部は、
    前記候補円が所定数以上隣接する場合に、前記水滴が付着していると判定すること
    を特徴とする請求項1〜16のいずれか一つに記載の水滴検出装置。
  18. 前記判定部は、
    前記候補円の内周側および外周側に前記候補円ではない非候補円が隣接する場合に、前記水滴が付着していると判定すること
    を特徴とする請求項1〜17のいずれか一つに記載の水滴検出装置。
  19. 前記第2抽出部は、
    前記同心円の各円のうち、円周上に各画素の勾配の強度が所定の閾値以下である画素が所定数以上ある円を勾配の強度が弱い円として抽出し、
    前記判定部は、
    前記同心円の中心から所定距離内に前記勾配の強度が弱い円が所定数以上隣接する場合に、前記水滴が付着していると判定すること
    を特徴とする請求項17または18に記載の水滴検出装置。
  20. 前記判定部は、
    前記第1抽出部によって抽出された前記候補画素の分布が予め定められた前記候補画素の分布のパターンと一致する場合に、前記水滴が付着していると判定すること
    を特徴とする請求項1〜19のいずれか一つに記載の水滴検出装置。
  21. 前記判定部は、
    前記水滴が付着していると判定した場合に、当該水滴に対応する画像領域に対する所定範囲内の色および輝度を有する画素領域の面積比が所定値以上である場合に、前記水滴が付着していないと再判定すること
    を特徴とする請求項1〜20のいずれか一つに記載の水滴検出装置。
  22. 撮像部の撮像画像の任意の一点を中心とする同心円を設定する設定工程と、
    前記設定工程によって設定された前記同心円の各円周上の各画素の勾配に基づいて前記撮像部に付着した水滴を示すと推定される画素の候補である候補画素を抽出する第1抽出工程と、
    前記第1抽出工程によって抽出された前記候補画素に基づいて前記水滴の形状を示す円の候補である候補円を抽出する第2抽出工程と、
    前記第2抽出工程の抽出結果に基づいて前記水滴が付着しているか否かを判定する判定工程と
    を含むことを特徴とする水滴検出方法。
  23. 撮像部の撮像画像の任意の一点を中心とする同心円を設定する設定手順と、
    前記設定手順によって設定された前記同心円の各円周上の各画素の勾配に基づいて前記撮像部に付着した水滴を示すと推定される画素の候補である候補画素を抽出する第1抽出手順と、
    前記第1抽出手順によって抽出された前記候補画素に基づいて前記水滴の形状を示す円の候補である候補円を抽出する第2抽出手順と、
    前記第2抽出手順の抽出結果に基づいて前記水滴が付着しているか否かを判定する判定手順と
    をコンピュータに実行させることを特徴とする水滴検出プログラム。
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