JP6832076B2 - 注射器補助具 - Google Patents

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Description

本発明は、自己注射を行う際に注射器に取り付けて使用する注射器補助具に関する。
従来から、患者が注射器を使用して自身に注射剤を投与する自己注射が行われている。自己注射に用いられる注射器は、注射剤が充填される筒状のバレル及び該バレルの軸線方向における一端に設けられる注射針を有する注射器本体と、該注射針を覆うようにして該注射器本体に装着されるキャップとを備えている。
前記注射器を用いて自己注射を行う場合、患者は、注射器本体からキャップを取り外して注射針を露出させ、注射針を適切な穿刺深度で人体に穿刺することになる。しかしながら、注射針の穿刺深度を調整することは難しく、また、患者の容体によっては注射器本体からキャップを取り外すことも困難なことがある。
そこで、患者が簡単且つ適切に自己注射を行えるようにするための注射器補助具が提供されている。
かかる注射器補助具は、注射器が配置される本体と、該本体に対して開閉自在であるカバー部と、注射器本体からキャップを取り外すための抜去機構部とを備えている(例えば、特許文献1参照)。
本体は、配置された注射器本体の注射針を適切な穿刺深度に対応させて外部に突出させるように構成されている。
カバー部は、本体に回転可能に連結されており、回転に伴って本体上を覆った閉状態と、本体上を開放した開状態とに切り替わるように構成されている。
抜去機構部は、カバー部の開状態から閉状態への切り替えに連動して注射器本体からキャップを取り外すように構成されている。
前記注射器補助具を用いて自己注射を行う場合、患者は、注射器を本体に配置した後にカバー部を回転させて閉状態に切り替える。これに伴い、注射器が本体とカバー部との間に固定されるとともに、取外部材によって注射器本体からキャップが取り外される。そして、患者は、本体から突出している注射針を自身に穿刺することで自己注射を行っている。
特開2014−36879号公報
ところで、前記注射器補助具は、カバー部を回転させて開状態と閉状態とを切り替えるように構成されているため、患者は、一方の手で本体を保持しながら他方の手でカバー部を操作して回転させている。
従って、前記注射器補助具では、カバー部を開閉させる度に患者が両手を使用することになるため、本体への注射器の固定から注射後の注射器を取り出すまでの一連の操作において作業者が何度も本体を持ち替える必要があり煩雑であった。
また、前記注射器補助具では、カバー部を閉じるとともに注射器本体からキャップが取り外されるため、本体とカバー部との間に注射器がセットされた時点から注射針が露出し続けることになり安全性に欠けていた。
そこで、本発明は、斯かる実情に鑑み、操作し易く且つ安全に自己注射を行うことができる注射器補助具を提供することを課題とする。
本発明の注射器補助具は、注射剤が充填される筒状のバレル及び該バレルの軸線方向における一端に設けられる注射針を有する注射器本体と、該注射針を覆うようにして該注射器本体に装着されるキャップとを備える注射器に取り付けて用いられる注射器補助具であって、前記バレルの軸線方向に直交する抜差方向で前記注射器本体を抜差可能な筐体と、該筐体に差し込まれた前記注射器本体から前記キャップを取り外すための取外部材と、前記筐体からの前記注射器本体の抜き取りを規制可能な抜取規制部と、前記筐体に対して起倒可能に取り付けられ且つ前記取外部材及び該抜取規制部を作動させるように構成される操作部とを備え、該操作部が前記筐体に対して引き起こされた引起状態から前記筐体に対して押し倒された押倒状態に切り替わるに伴って、前記取外部材が前記注射器本体から前記キャップを取り外すとともに前記抜取規制部が前記筐体からの前記注射器本体の抜き取りを規制し、前記操作部が前記押倒状態から前記引起状態に切り替わるに伴って、前記抜取規制部が前記筐体からの前記注射器本体の抜き取りに対する規制を解除するように構成される。
上記構成の注射器補助具は、筐体に対して起倒可能に取り付けられる操作部の押倒操作及び引起操作に伴って、筐体からの注射器本体の抜き取りを規制可能な抜取規制部と、筐体に差し込まれた注射器の注射器本体からキャップを取り外すための取外部材とが作動するように構成されているため、患者は、筐体を片手で掴んだままの状態で、筐体への注射器の差し込みから注射後の注射器本体の取り出しまでの一連の操作を行うことができる。
従って、前記注射器補助具は、患者が自己注射を行う際に、筐体を持ち替える手間を抑えることができる。
また、前記注射器補助具は、操作部が前記引起状態から前記押倒状態に切り替わるに伴って、取外部材が注射器本体からキャップを取り外すとともに、抜取規制部が筐体からの注射器本体の抜き取りを規制するように構成されるため、患者は、筐体に注射器を差し込んだ後に、自身の所望するタイミングで注射器本体をキャップから取り外すことができる。
従って、前記注射器補助具は、自己注射が行われる直前(注射針が人体に穿刺される直前)まで注射器本体にキャップが装着されたままの状態で取り扱うことができる。
また、本発明の注射器補助具において、前記筐体は、前記軸線方向における一端から前記注射針を外部に突出させるように構成され、前記操作部は、前記筐体に対して回転可能に取り付けられるとともに、前記筐体への取付位置から延出するように構成されるレバー部を有し、該レバー部の先端部は、前記取付位置よりも前記軸線方向における前記筐体の他端側に配置されるようにしてもよい。
かかる構成によれば、レバー部の先端部が、筐体における注射針を突出させる一端側とは反対側の他端側に配置されるため、患者が筐体の一端側に小指を沿えて該筐体を握った状態において、レバー部の先端部を親指や人差指の近くに配置することができる。従って、前記注射器補助具では、患者が自己注射を行う際に、操作部の押倒操作及び引起操作を容易に行うことができる。
本発明の注射器補助具において、前記操作部は、前記引起状態で、前記レバー部が前記取付位置から先端部側になるにつれて前記筐体から徐々に離間するようにして前記筐体の外面に対して傾斜した姿勢となるように構成されていてもよい。
かかる構成によれば、操作部が引起状態に切り替えられている状態において、筐体に対するレバー部の開き角度が抑えられるため、患者が筐体を握った状態で操作部の押倒操作を容易に行うことができる。
さらに、本発明の注射器補助具において、前記操作部は、前記押倒状態において、前記レバー部の先端部が前記軸線方向で前記筐体の他端よりも突出した位置に配置されるように構成されていてもよい。
かかる構成によれば、操作部が押倒状態のときにレバー部の先端部が前記軸線方向で筐体の他端よりも突出した位置に配置されるため、操作部を押倒状態から引起状態に切り替える際にレバー部の先端部を操作し易くすることができる。
以上のように、本発明の注射器補助具によれば、使用し易く且つ安全に自己注射を行うことができるという優れた効果を奏し得る。
図1は、本発明の一実施形態に係る注射器補助具の斜視図である。 図2は、同実施形態に係る注射器補助具の平面図である。 図3は、同実施形態に係る注射器補助具の分解図であって、操作部が引起状態であるときの分解図である。 図4は、同実施形態に係る注射器補助具の分解図であって、操作部が押倒状態であるときの分解図である。 図5は、同実施形態に係る注射器補助具の断面図であって、図2のV−V線で筐体のみを切断した断面図である。 図6は、同実施形態に係る注射器補助具の断面図であって、図2のVI−VI線における断面図である。 図7は、同実施形態に係る注射器補助具のベース部の平面図である。 図8は、同実施形態に係る注射器補助具のカバー部の平面図である。 図9は、同実施形態に係る注射器補助具のカバー部の底面図である。 図10は、同実施形態に係る注射器補助具の説明図であって、筐体に注射器を差し込んだ状態の説明図である。 図11は、同実施形態に係る注射器補助具の説明図であって、操作部を押倒状態に切り替えた状態の説明図である。 図12は、同実施形態に係る注射器補助具の説明図であって、操作部を引起状態に切り替えた状態の説明図である。 図13は、同実施形態に係る注射器補助具が取り付けられる対象となる注射器の平面図である。
以下、本発明の一実施形態にかかる注射器補助具について、添付図面を参照しつつ説明する。本実施形態に係る注射器補助具は、患者が自己注射を行う際に、注射器に取り付けて使用するものである。
注射器補助具の説明に先立ち、注射器についての説明を行う。注射器は、図13に示すように、注射剤を人体に投与するために用いられる注射器本体80を備えている。
注射器本体80は、注射剤が充填される筒状のバレル81と、該バレル81の軸線方向(以下、軸線方向という)の一端に設けられる注射針82と、バレル81の他端から挿入され且つ前記軸線方向で移動可能に構成されるプランジャ83とを備えている。
バレル81は、筒状のバレル本体部810と、該バレル本体部810の中心線方向における一端に連設され且つ前記注射針82が挿入されるノズル部811と、前記バレル本体部810の中心線方向における一端に連設され且つ該ノズル部811を取り囲む環状部812と、該バレル本体部810の他端の外周全周から径外方向に突出するフランジ部813とを有する。
環状部812の外径は、バレル本体部810の外径よりも小さくなっている。
プランジャ83は、棒状のロッド830と、該ロッド830の長手方向における一端に固定され且つバレル本体部810の内周面全周に亘って密接するガスケット831と、ロッド830の長手方向における他端に設けられる頭部832とを有する。
さらに、注射器8は、注射針82を覆うようにして該注射器本体80に装着されるキャップ84を備えている。キャップ84は、環状部812に外嵌させて注射器本体80に装着するように構成されている。また、注射器8は、注射器本体80と該注射器本体80に装着されたキャップ84との間に隙間が形成されるように構成されている。
注射器補助具は、図1、及び図2に示すように、前記軸線方向に直交する方向(バレル81の径外方向)で注射器本体80を抜差可能な筐体2と、筐体2に対して起倒可能に取り付けられる操作部3と、キャップ84を注射器本体80から取り外すための取外部材4と、筐体2からの注射器本体80の抜き取りを規制可能な抜取規制部5と、筐体2に対する操作部3の押倒操作及び引起操作に連動させて取外部材4及び抜取規制部5を作動させるための作動機構6(図3,4参照)と、操作部3の引起操作をロック可能に構成されるロック機構7(図4参照)とを備える。
なお、本実施形態では、バレル81の径外方向で注射器本体80を筐体2に対して抜き差しする方向を抜差方向とし、前記軸線方向及び前記抜差方向のそれぞれに直交する方向を幅方向として以下の説明を行うこととする。
筐体2は、図1,2に示すように、前記軸線方向、及び前記軸線方向に直交する方向で開放する配置空間が形成される筐体本体部20と、配置空間に差し込まれた注射器本体80を受ける受止部21と、配置空間に差し込まれた注射器本体80の前記軸線方向での移動を規制する位置決部22と、筐体本体部20に形成され且つ操作部3が取り付けられる被取付部23とを有する(図5参照)。
また、筐体2は、筐体本体部20内において取外部材4を前記軸線方向で案内するガイド構造24と(図7参照)、取外部材4を前記軸線方向における一方側に向けて付勢するための付勢構造25とを有する(図6参照)。
配置空間は、筐体本体部20の前記軸線方向における両端(前端と後端)、及び前記抜差方向における一端(上端)で開放するように形成されている。そのため、筐体本体部20は、配置空間内に上方から注射器本体80が差し込まれると、前端からはキャップ84(注射針82)が突出し、後端からはプランジャ83が突出した状態になるように構成されている。
本実施形態に係る筐体本体部20は、前記軸線方向を中心とする周方向で丸みを帯びるように形成される周壁部200と、該周壁部200の前記軸線方向における一端(前端)に形成される前壁部201と、該周壁部200の前記軸線方向における他端(後端)に形成される後壁部202とを有する。
周壁部200は、下方側に膨らむようにして湾曲した形状のベース部203と、該ベース部203上に取り付けられるカバー部204とを有する。
ベース部203は、図7に示すように、後壁部202から前壁部201側に延びるように配置されるベース側長壁部203aと、該ベース側長壁部203aから前壁部201側に向けて延出するベース側短壁部203bとを有する。
ベース側長壁部203aは、筐体本体部20内において前記軸線方向及び前記幅方向に広がる内平面203cを有する底部203dと、前記幅方向における該底部203dの両側から延出する一対の側壁部203eとを有する。
一対の側壁部203eは、底部203dから上方に延出するとともに、筐体本体部20の外側に向けて膨らむようにして湾曲している(前記幅方向で互いに離間する方向に膨らむようにして湾曲している)。
なお、本実施形態に係る側壁部203eは、後壁部202から前壁部201側に向けて延びるとともに外形が大きくなるベース側拡張部203fと、該ベース側拡張部203fから前壁部201側に延出するとともに外形が小さくなるベース側絞部203gとを有する。
一対のベース側拡張部203fは、基端部(後壁部202に連続する端部)側から先端部(ベース側絞部203gに連続する端部)側になるにつれて互いの間隔が徐々に広がるように形成されている。これに伴い、一対のベース側拡張部203fでは、基端側から先端側になるにつれて、それぞれの外面が筐体本体部20の外側に徐々に広がるように傾斜している。
本実施形態に係る一方のベース側拡張部203fの基端側には、切欠(以下、ベース側切欠)203hが形成されている。ベース側切欠203hは、一方のベース側拡張部203fの基端から前記軸線方向に沿って延びるベース側第一端縁203iと、該ベース側第一端縁203iに直交するベース側第二端縁203jとによって画定されている。
ベース側絞部203gは、ベース側拡張部203fの先端から前壁部201側に延出している。一対のベース側絞部203gは、基端側から先端側になるにつれて筐体本体部20の内側に向けて傾斜するように形成されている。これに伴い、一対のベース側絞部203gでは、基端側から先端側になるにつれて、それぞれの外面が筐体本体部20の内側に向かうように傾斜している。
カバー部204は、図8、及び図9に示すように、前記幅方向で互いに間隔をあけて配置される一対の被覆壁部204aと、該被覆壁部204aから垂下する一対の垂下壁部204bとを有する。
被覆壁部204aは、後壁部202から前壁部201側に延びるカバー側長壁部204cと、該カバー側長壁部204cから前壁部201に向けて延出するカバー側短壁部204dとを有する。
各カバー側長壁部204cは、ベース側長壁部203aの先端に対応する位置から上方に向かうにつれて互いに接近するように湾曲している。
なお、本実施形態に係るカバー側長壁部204cは、後壁部202から前壁部201側に向けて延びるとともに外形が大きくなるカバー側拡張部204eと、該カバー側拡張部204eから前壁部201側に延出するとともに外形が小さくなるカバー側絞部204fとを有する。
一対のカバー側拡張部204eは、基端部(後壁部202に連続する端部)側から先端部(カバー側絞部203fに連続する端部)側になるにつれて互いの間隔が徐々に広がるように形成されている。これに伴い、一対のカバー側拡張部204eでは、それぞれの外面が、筐体本体部20の外側に徐々に広がるように傾斜している。
本実施形態に係る一方のカバー側拡張部204eの基端側には、切欠(以下、カバー側切欠という)204gが形成されている。カバー側切欠204gは、一方のカバー側拡張部204eの基端から前記軸線方向に沿って延びるカバー側第一端縁204hと、該カバー側第一端縁204hに直交するカバー側第二端縁204iとによって画定されている。
また、各カバー側拡張部204eには、カバー側拡張部204eの基端部の上端に切欠(以下、差込用切欠とする)204jが形成されている。これにより、カバー側拡張部204eの基端部と後壁部202との間には、フランジ部813を挿通可能な隙間が形成されている。
カバー側第一端縁204hは、前記抜差方向でベース側第一端縁203iと対向するように配置されており、カバー側第二端縁204iは、前記抜差方向でベース側第二端縁203jと連続するように配置されている。そのため、本実施形態に係る周壁部200では、ベース側切欠203hと、カバー側切欠204gとによって一つの凹部(以下、取付用凹部という)が画定されている。
さらに、本実施形態に係る各カバー側拡張部204eの上端側には、部分的に下方側に湾曲させた湾曲面204kが形成されている。
カバー側絞部204fは、カバー側拡張部204eの先端から前壁部201側に延出している。一対のカバー側絞部204fは、基端側から先端側になるにつれて筐体本体部20の内側に向けて傾斜するように形成されている。これに伴い、一対のカバー側絞部204fでは、基端側から先端側になるにつれて、それぞれの外面が筐体本体部20の内側に向けて傾斜している。
垂下壁部204bは、被覆壁部204aの上端から垂下するように形成されている。垂下壁部204bは、カバー側長壁部204cの一部とカバー側短壁部204dとに跨って延びるように形成されている。さらに、本実施形態では、一方の垂下壁部204bに出退用凹部204lが形成されている(図9参照)。
前壁部201は、カバー部204と一体的に形成されており、注射が行われる際に人体に突き当てられる部分である。前壁部201は、図1に示すように、前記軸線方向で周壁部200と並ぶ前壁本体部201aと、該前壁本体部201aから周壁部200よりも外方に延出する一対の延出部201bとを有する。
前壁本体部201aには、下方に向けて凸状に湾曲する凹部が形成されている。また、前壁本体部201aの凹部は、前記軸方向において被覆壁部204aの間の空間と対応する位置に形成されている。
一対の延出部201bは、前記幅方向で間隔をあけて並ぶように配置されている。また、本実施形態に係る前壁部201では、一対の延出部201bの間の間隔と、前壁本体部201aの凹部の幅(前記幅方向での幅)とが対応するように構成されている。
また、前壁部201には、前記軸方向において被覆壁部204aの間の空間と対応する位置から前記抜差方向に沿って上方に延びる前壁側凹部201cが形成されており、該前壁側凹部201cは、前記軸方向において被覆壁部204aの間の空間と連通している。
後壁部202は、カバー部204と一体的に形成されている。後壁部202には、図6に示すように、前記抜差方向における上方に向けて開放する後壁側凹部202aであって、前記軸方向において被覆壁部204aの間の空間と連通する後壁側凹部202aが形成されている。
また、後壁部202は、筐体本体部20の内側に位置する内側壁面202bを有する。
ここで、本実施形態に係る筐体本体部20は、カバー部204をベース部203上に固定するための固定構造205をさらに有する。固定構造205は、ベースに形成される被係止部205aと、該被係止部205aに係止させることでカバー部204をベース部203上に固定する係止部205bとを有する。
被係止部205aは、前記軸方向でベース側短壁部203bの先端から延出する前側爪部205cと、前記軸方向でベース側長壁部203aの基端から延出する後側爪部205dとを有する。なお、ベース側短壁部203bの先端には、前記幅方向に間隔をあけて二つの前側爪部205cが形成されている(図7参照)。
係止部205bは、前壁部201を貫通するように形成された前側係止孔205eと、後壁部202を貫通するように形成された後側係止孔205fとで構成されている。なお、前壁部201には、前記幅方向に間隔をあけて二つの前側係止孔205eが形成されている(図8参照)。
従って、筐体本体部20は、前側係止孔205eに前側爪部205cを挿通させ、後側係止孔205fに後側爪部205dを挿通させることによって、カバー部204をベース部203上に固定されるように構成されている。
受止部21は、図8及び図9に示すように、前記幅方向で間隔をあけて配置されるとともに、被覆壁部204aの上端(本実施形態では、カバー側長壁部204cの上端)に連設される一対の架橋部210と、該架橋部210のそれぞれに連続する載置部211とを有する。
架橋部210は、被覆壁部204aの上端から垂下している。また、前記幅方向における架橋部210の間隔は、前記幅方向における被覆壁部204aの上端の間隔に対応している。
載置部211は、架橋部210に連設される端部から前記幅方向における中央部側になるにつれて下方側に湾曲している。
本実施形態に係る受止部21は、配置領域内でカバー部204の後端側に設けられており、前記軸線方向において後壁部202との間に隙間が形成されるように配置されている。また、前記軸線方向における受止部21(受止部21の前記軸線方向における一端212)と後壁部202との隙間は、フランジ部813を挿通できる広さとなっている。そのため、各架橋部210と後壁部202との間、及び載置部211と後壁部202との間には、フランジ部813を挿通可能となっている。
このように、筐体2は、受止部21が注射器本体80を受けたときに、該注射器本体80のフランジ部813が受止部21の一端212と後壁の内壁面202bとの間に差し込まれるように構成することで、注射器本体80の前記軸方向での移動を規制できるようにしている。従って、本実施形態に係る位置決部22は、後壁部202の内壁面と受止部21の一端212とによって構成されている。
本実施形態に係る被取付部23は、図5に示すように、ベース部203に形成される取付軸部(以下、ベース側取付軸部という)230と、カバー部204に形成される取付軸部(以下、カバー側取付軸部という)231とで構成されている。
ベース側取付軸部230と、カバー側取付軸部231とは、前記抜差方向で互いに対応する位置に配置されている。また、ベース側取付軸部230とカバー側取付軸部231とは、それぞれ軸方向が前記抜差方向に対応するように形成されている。
ガイド構造24は、底部203dの内平面203c上に配置されている取外部材4を前記軸線方向で案内するように構成されている。本実施形態に係るガイド構造24は、図5及び図7に示すように、前記軸線方向で真っ直ぐに延びるようにして底部203dの内平面203cに形成されたガイド溝240と、取外部材4の底部203dの内平面203cからの分離を防止するための分離防止部241とで構成されている。
分離防止部241は、前記幅方向におけるガイド溝240の両側に一つずつ形成されている。各分離防止部241は、図5に示すように、底部203dの内平面203cから起立する起立片241aと、該起立片241aから隣り合う起立片241aに向けて突出する突出片241bとを有する。起立片241aと突出片241bとは、前記軸線方向に沿って延びるように形成されている。
付勢構造25は、図6に示すように、筐体本体部20の前端側から後端側に向けて取外部材4を付勢するように構成されている。より具体的に説明すると、付勢構造25は、前記軸線方向で伸縮するように筐体本体部20内に配置される付勢部材250と、ベース部203に形成され且つ該付勢部材250の伸縮方向における一端が取り付けられる固定側取付部251と、取外部材4に形成され且つ付勢部材250の伸縮方向における他端が取り付けられる可動側取付部252とを有する。
付勢部材250は、圧縮コイルバネであり、可動側取付部252と固定側取付部251とを前記軸線方向において互いに離間する方向に付勢している。
固定側取付部251は、前記ベース部203内で起立する固定側受圧部251aと、該固定側受圧部251aから前記軸線方向において可動側取付部252に向けて延出する固定側取付軸251bとを有する。
可動側取付部252は、前記軸線方向において固定側受圧部251aに対向する可動側受圧部252aと、該可動側受圧部252aから前記軸線方向において固定側取付軸251bに向けて延出する可動側取付軸252bとを有する。そのため、固定側受圧部251aと可動側受圧部252aとは、付勢部材250によって、常時、前記軸線方向で互いに離間する方向に付勢されている。
操作部3は、図3及び図4に示すように、筐体2に取り付けられ且つ筐体2への取付位置から前記筐体2の他端側に向かって延出するレバー部30と、レバー部30の動きに連動させて取外部材4と抜取規制部5とを作動させる作動連結部31とを有する。
レバー部30は、筐体2に回転可能に取り付けられる基端と、筐体2の他端側に配置される先端とを有する回転連結部300と、該回転連結部300の先端に連設される押引部301とを有する。
回転連結部300は、図4に示すように、操作部3が引起状態から押倒状態に切り替えられた状態で取付用凹部を塞ぐように構成される外壁形成部300aと、前記抜差方向における外壁形成部300aの両端から筐体2内に向けて延出する一対のリブ300bとを有する。
回転連結部300は、外面が周壁部200の外面に対応して湾曲するように形成されている。そのため、回転連結部300の外面は、操作部3が引起状態から押倒状態に切り替えられると、周壁部200の外面と対応する位置又は略対応する位置に配置され、操作部3が押倒状態から引起状態に切り替えられると、筐体2の外面に対して傾斜するように配置される。
押引部301は、回転連結部300の先端に連設されている。押引部301は、回転連結部300の外面から起立する突設部301aと、該突設部301aの先端に延設される延設部301bとを有する。
押引部301では、操作部3が押倒状態に切り替えられると、延設部301bが前記軸線方向において後壁部202よりも後ろ側に突出するように構成されている。
各リブ300bには、図5に示すように、前記抜差方向で貫通する挿通孔300cが形成されている。一方のリブ300bの挿通孔300cには、ベース側取付軸部230が挿通されている。他方のリブ300bの挿通孔300cには、カバー側取付軸部231が挿通されている。そのため、被取付部23に取り付けられた操作部3は、前記抜差方向に沿って延びる仮想軸線を中心とする周方向において回転可能となっている。
作動連結部31は、図4に示すように、レバー部30に形成される平板状の連結板部310を有する。連結板部310には、前記抜差方向で貫通する連結用挿通孔310aが形成されている。連結用挿通孔310aは、連結板部310に形成された長孔によって構成されており、後述する連結軸部421が挿通されている。
取外部材4は、筐体2内で前記軸線方向において往復動可能であり、前記軸線方向での移動(後壁部202側から前壁側への移動)に伴って、注射器本体80からキャップ84を外すように構成されている。
取外部材4は、前記軸線方向でキャップ84を押すための押出部40と、該押出部40に連設され且つ筐体2内において前記軸線方向でガイド構造24に案内される被ガイド部41と(図5参照)、操作部3の動きを押出部40の動きに連動させるための連結部42とを有する。
押出部40は、バレル本体部810の一端側が配置される配置部400と、該配置部400に配置されたバレル本体部810とキャップ84との間に配置される押出爪部401とを有する。
配置部400は、前記抜差方向でバレル本体部810が載せられる載置面部400aと、前記抜差方向において該載置面から起立するとともに、前記幅方向において互いに間隔をあけて配置される一対の起立部400bとを有する。
前記載置面部400aは、バレル本体部810の外形に対応して湾曲するように形成されている。前記幅方向における起立部400b同士の間隔は、バレル本体部810の外径よりも僅かに大きくなるように設定されている。
押出爪部401は、各起立部400bに一つずつ形成されている。各押出爪部401は、前記幅方向で隣り合うように配置されている。また、各押出爪部401は、起立部400bから互いに接近する方向で突出している。なお、押出爪部401同士の間隔は、キャップ84の外径よりも小さく、且つ環状部812の外径よりも大きくなるように設定されている。
被ガイド部41は、図5に示すように、前記抜差方向に突出する被案内片410と、前記幅方向において被ガイド部41の両側から延出する一対の抜止片411とを有する。
被案内片410は、前記軸線方向に沿って延びた形状となっており、ガイド溝240内に配置されている。
抜止片411は、前記軸線方向に沿って延びた形状となっており、底部203dと、突出片241bとの間に配置されている。
連結部42は、図4に示すように、押出部40に連設される連結片部420と、該連結片部420から突出する連結軸部421とを有する。連結軸部421は、前記軸線方向で押出部40と対応する領域から外れた位置に配置されている。
抜取規制部5は、出退凹部を通じて筐体2内から被覆壁部204a間に進出した状態と、被覆壁部204a間から筐体2内に退避した状態とに切り替わるように構成されている。抜取規制部5は、連結板部310に立設されているため、操作部3の押倒状態又は引起状態への切り替えに伴って、被覆壁部204a間に進出した状態と筐体2内に退避した状態とに切り替わる。
また、抜取規制部5は、図5及び図6に示すように、バレル本体部810の外形に対応した形状の抜止凹部50が形成されており、被覆壁部204a間に進出すると、バレル本体部810の下部から側部及び上部に亘る部分に当接するように構成されている。
本実施形態に係る抜取規制部5は、前記抜差方向で間隔をあけて並ぶ一対の抜止部51と、該一対の抜止部51のそれぞれに連続する接続部52とを有する。
一方の抜止部51は、連結片部420に連設されている。そのため、抜取規制部5は、被覆壁部204a間に進出すると、一方の抜止部51がバレル本体部810の下方に配置され、他方の抜止部51がバレル本体部810の上方に配置され、接続部52がバレル本体部810の側方に配置されるように構成されている。
作動機構6は、操作部3の押倒操作又は引起操作と、取外部材4の前記軸線方向での移動とを連動させるように構成されている。本実施形態に係る作動機構6は、図3、図4に示すように、操作部3の作動連結部31と、取外部材4の連結部42によって構成されている。
ロック機構7は、押倒状態に切り替えられている操作部3の引起操作をロック可能な引起ロック構造を有する。
引起ロック構造は、図4に示すように、筐体2内に形成される被引掛部70と、該被引掛部70に掛止可能に構成され且つレバー部30に形成される引掛部71とを有する。
被引掛部70は、筐体本体部20内に形成されている。また、被引掛部70は、軸状に形成されており、軸方向が前記抜差方向に対応するように構成されている。なお、本実施形態に係る被引掛部70は、ベース部203から前記抜差方向に延出するように形成されている。
引掛部71は、一方のリブ300bに形成されている。より具体的に説明すると、引掛部71は、一方のリブ300bに形成され且つ被引掛部70を嵌込可能な凹部によって構成されている。
そのため、引起ロック構造は、引掛部71を構成する凹部内に被引掛部70が嵌め込まれたときに、操作部3の引起操作をロックするように構成されている。
なお、本実施形態では、上述のように、付勢構造25が取外部材4を前記軸線方向における一方側に向けて付勢している。そのため、付勢構造25は、間接的に操作部3を引起状態に切り替えるように付勢している。従って、付勢構造25は、押倒操作をロックする押倒ロック構造としての機能も兼ねている。
本実施形態に係る注射器補助具1は、以上の構成である。続いて、注射器補助具1の使用方法について説明する。
患者は、注射器補助具1を使用して自己注射を行うにあたり、該注射器補助具1を筐体2に注射器8(キャップ84が装着された状態の注射器本体80)を差し込む。
より具体的に説明すると、注射器本体80は、筐体本体部20の配置空間内に上方から差し込まれる。
これに伴い、フランジ部813が後壁部202と差込用切欠204jとの間を通過して後壁部202の内壁面と受止部21の一端212との間に差し込まれ、注射器本体80の前記軸線方向での移動が規制される。より具体的に説明すると、注射器本体80は、前壁側に移動しようとするとフランジ部813が受止部21の一端212に引っ掛かかり、後壁側に移動しようとするとフランジ部813が後壁の内壁面に引っ掛かかるため、前記軸線方向での移動が規制された状態になる。
また、プランジャ83のロッド830が後壁側凹部202a内に差し込まれ、バレル本体部810が被覆壁部204aの間に差し込まれ、キャップ84が前壁側凹部201c内に差し込まれる。そして、注射器本体80(バレル本体部810)とキャップ84との間の隙間には、押出爪部401が差し込まれる。このようにして、注射器補助具1に注射器8がセットされる。
続いて、患者は、図10に示すように、周壁部200の後端側に人差指を添え、周壁部200の前端側に小指を添えるようにして筐体2を掴む。
そして、図11に示すように、患者が自己注射を行いたいタイミングに合わせて操作部3を引起状態から押倒状態に切り替えると、キャップ84が注射器本体80から取り外されて注射針82が露出し且つ筐体2からの注射器本体80の抜き取りが規制される。
より具体的に説明する。患者が親指で押引部301の延設部301bを筐体2に向けて押し操作すると、レバー部30が筐体2への取付位置を中心として回転する。本実施形態では、レバー部30がベース側取付軸部230及びカバー側取付軸部231の軸方向を中心とする周方向で回転する。
これに伴い、作動連結部31もレバー部30の筐体2への取付位置を中心として回転し、該作動連結部31の回転に連動して抜取規制部5と取外部材4とが作動する。
このとき、抜取規制部5が筐体2内から被覆壁部204a間に進出することで、一方の抜止部51がバレル本体部810の上方に配置される。これにより、筐体2からの注射器本体80の抜き取りが規制される。
また、取外部材4が前記軸線方向において後壁側から前壁側に移動することで、押出爪部401がキャップ84を押しながら前壁側に向かって移動する。上述のように、注射器本体80は、前記軸線方向での移動が規制されているため、キャップ84が注射器本体80から抜き取られる。このようにして、注射器補助具1にセットされた注射器8が自己注射できる状態になる。
そして、操作部3が引起状態から押倒状態に切り替えられると被引掛部70が引掛部71を構成する凹部内に挿入される。固定側受圧部251aと可動側受圧部252aとは、付勢部材250によって、常時、前記軸線方向で互いに離間する方向に付勢されているが、被引掛部70に引掛部71内に留まることによって、操作部3の引起操作がロックされる。従って、操作部3の押倒状態から引起状態への切り替えがロックされる。
そして、患者は、親指でカバー部204の上部を抑えるようにして筐体2を握り、注射針82を注射箇所に穿刺して前壁部201を人体に当接させる。この状態で、プランジャ83の頭部832が押し込まれると、バレル81内の注射剤が人体に投与される。
自己注射が完了した後、図12に示すように、操作部3が押倒状態から引起状態に切り替えられると、抜取規制部5が被覆壁部204aの間から筐体2内に退避し、注射器本体80を筐体2から抜取可能な状態となる。
本実施形態では、押引部301の延設部301bに親指を引っ掛けて筐体から離れる方向に引き操作すると、レバー部30とともに作動連結部31が回転し、該作動連結部31の回転に連動して抜取規制部5と取外部材4とが作動する。そして、作動連結部31が抜取規制部5が被覆壁部204aの間から筐体2内に退避するとともに、取外部材4が元の位置に復帰する。
患者は、前記軸方向で筐体2の前端から突出している注射針82を人体に穿刺し、さらに、親指でプランジャ83を押し込むことで自己注射を行う。
自己注射を行った後に筐体2を握っている手の親指で押引部301を引起操作して引掛部71を被引掛部70から外すと、操作部3が押倒状態から引起状態に切り替えられるとともに、抜取規制部5が出退凹部を通じて被覆壁部204a間から筐体2内に退避する。これにより、注射器本体80を筐体2から抜取可能な状態になる。
以上のように、本実施形態に係る注射器補助具1は、筐体2に対して起倒可能に取り付けられる操作部3の押倒操作又は引起操作に伴って、筐体2からの注射器本体80の抜き取りを規制可能な抜取規制部5と、筐体2に差し込まれた注射器8の注射器本体80からキャップ84を取り外すための取外部材4とが作動するように構成されているため、患者は、筐体2を片手で掴んだままの状態で、筐体2への注射器8の差し込みから注射後の注射器本体8の取り出しまでの一連の操作を行うことができる。
従って、注射器補助具1は、患者が自己注射を行う際に、筐体2を持ち替える手間を抑えることができる。
また、注射器補助具1は、操作部3が引起状態から押倒状態に切り替わるに伴って、取外部材4が注射器本体80からキャップ84を取り外すとともに、抜取規制部5が筐体2からの注射器本体80の抜き取りを規制するように構成されるため、患者は、筐体2に注射器8を差し込んだ後に、自身の所望するタイミングで注射器本体80からキャップ84を取り外すことができる。
従って、注射器補助具1は、自己注射が行われる直前(注射針82が人体に穿刺される直前)まで注射器本体80にキャップ84が装着されたままの状態で取り扱うことができる。
さらに、本実施形態に係る注射器補助具1では、付勢構造25が間接的に操作部3を引起状態に切り替えるように付勢しているため、操作部3が患者の意図しないタイミングで引起状態から押倒状態に切り替わることが防止される。
また、本実施形態に係る注射器補助具1では、ロック機構7によって、操作部3が患者の意図しないタイミングで押倒状態から引起状態に切り替わることが防止される。 従って、本実施形態に係る注射器補助具1は、注射器本体80が筐体2から脱落したり、患者の意図しないタイミングで注射器本体80からキャップ84が取り外されてしまうことが防止される。
このように、注射器補助具1は、操作し易く且つ安全に自己注射を行うことができる。
さらに、本実施形態では、レバー部30の先端部が、筐体2における注射針82を突出させる一端側とは反対側の他端側に配置されるため、患者が筐体2の前端側に小指を沿えて該筐体2を握った状態において、レバー部30の先端部を親指や人差指の近くに配置することができる。従って、注射器補助具1では、患者が自己注射を行う際に、操作部3の押倒操作又は引起操作を容易に行うことができる。
また、本実施形態では、操作部3が引起状態から押倒状態に切り替えられると、レバー部30の先端部(すなわち、押引部301)が前記軸線方向で筐体2の他端よりも突出した位置に配置されるため、操作部3を押倒状態から引起状態に切り替える際に押引部301を操作し易くすることができる。
そして、レバー部30(回転連結部300の外面)は、操作部3が引起状態に切り替えられた状態において、筐体2の外面に対して傾斜した姿勢となる(具体的には、レバー部30が取付位置から先端部側になるにつれて筐体2から徐々に離間するようにして筐体2の外面に対して傾斜した姿勢となる)ように構成されているため、筐体2に対するレバー部30の開き角度が抑えられ、これにより、患者が筐体2を握った状態で操作部3を容易に押倒操作できるようになる。
なお、本実施形態に係る注射器補助具1は、上記一実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変更を行うことは勿論である。
上記実施形態において、筐体2は、前記軸線方向における各位置で外径が異なるように形成されていたが、この構成に限定されない。例えば、筐体2は、前記軸線方向における各位置で外径が同一となるように形成されていてもよい。
また、上記実施形態において、筐体本体部20では、カバー部204に対して前壁部201及び後壁部202を一体的に形成して単一の部材(以下、カバー体という)とし、該カバー体をベース部に取り付けていたがこの構成に限定されない。例えば、筐体本体部20では、前壁部201がベース部203と一体的に形成されていてもよいし、後壁部202がベース部203と一体的に形成されていてもよい。
また、上記実施形態において、付勢部材250は、操作部3を間接的に付勢していたが、この構成に限定されず、例えば、操作部3を直接的に付勢してもよい。
また、上記実施形態に係る付勢構造25では、付勢部材250が取外部材4を前壁側から後壁側に向けて押すように付勢していたが、この構成に限定されない。例えば、付勢構造25では、付勢部材250が後壁と取外部材4との間に配置され、且つ取外部材4を後壁側に引っ張るように構成されていてもよい。
この場合、付勢部材250が引張コイルばねで構成され、可動側取付部252が取外部材4よりも後壁側に形成された固定側取付部251と対向するように構成されていればよい。このように、付勢構造25では、付勢部材250で取外部材4を後壁側に引っ張るように付勢する構成としてもよい。
また、上記実施形態において、操作部3は、押引部301は、屈曲した形状となっていたが、例えば、真っ直ぐに延びる形状としてもよい。この場合、押引部301は、回転連結部300が延出する方向と同方向若しくは回転連結部300が延出する方向に直交する方向に延びるように形成してもよい。
また、上記実施形態において特に言及しなかったが、操作部3が引起状態に切り替えられている状態において、筐体2の外面に対する回転連結部300の外面に対する傾斜角度は、小さく設定されるほど、回転連結部300を押倒操作し易くすることができる。
また、上記実施形態における固定構造205では、被係止部205aがベース部203に形成され、係止部205bがカバー部204に形成されていたが、例えば、被係止部205aがカバー部204に形成され、係止部205bがベース部203に形成されていてもよい。すなわち、固定構造205は、被係止部205aがベース部203又はカバー部204の一方に形成され、係止部205bがベース部203又はカバー部204の他方に形成されていればよい。
また、上記実施形態において、前壁部201は、前記幅方向で間隔をあけて配置される一対の延出部201bを備えていたが、この構成に限定されない。例えば、前壁部201は、一つの延出部201bを備えていてもよいし、前壁部201は、三つ以上の延出部201bを備えていてもよい。
1…注射器補助具、2…筐体、3…操作部、4…取外部材、5…抜取規制部、6…作動機構、7…ロック機構、8…注射器、20…筐体本体部、21…受止部、22…位置決部、23…被取付部、24…ガイド構造、25…付勢構造、30…レバー部、31…作動連結部、40…押出部、41…被ガイド部、42…連結部、50…抜止凹部、51…抜止部、52…接続部、70…被引掛部、71…引掛部、80…注射器本体、81…バレル、82…注射針、83…プランジャ、84…キャップ、200…周壁部、201…前壁部、201a…前壁本体部、201b…延出部、201c…前壁側凹部、202…後壁部、202a…後壁側凹部、202b…内側壁面、203…ベース部、203a…ベース側長壁部、203b…ベース側短壁部、203c…内平面、203d…底部、203e…側壁部、203f…ベース側拡張部、203g…ベース側絞部、203h…ベース側切欠、203i…ベース側第一端縁、203j…ベース側第二端縁、204…カバー部、204a…被覆壁部、204b…垂下壁部、204c…カバー側長壁部、204d…カバー側短壁部、204e…カバー側拡張部、204f…カバー側絞部、204g…カバー側切欠、204h…カバー側第一端縁、204i…カバー側第二端縁、204j…差込用切欠、204k…湾曲面、204l…出退用凹部、205…固定構造、205a…被係止部、205b…係止部、205c…前側爪部、205d…後側爪部、205e…前側係止孔、205f…後側係止孔、210…架橋部、211…載置部、212…受止部の一端、230…ベース側取付軸部、231…カバー側取付軸部、240…ガイド溝、241…分離防止部、241a…起立片、241b…突出片、250…付勢部材、251…固定側取付部、251a…固定側受圧部、251b…固定側取軸、252…可動側取付部、252a…可動側受圧部、252b…可動側取付軸、300…回転連結部、300a…外壁形成部、300b…リブ、300c…挿通孔、301…押引部、301a…突設部、301b…延設部、310…連結板部、310a…連結用挿通孔、400…配置部、400a…載置面部、400b…起立部、401…押出爪部、410…被案内片、411…抜止片、420…連結片部、421…連結軸部、810…バレル本体部、811…ノズル部、812…環状部、813…フランジ部、830…ロッド、831…ガスケット、832…頭部

Claims (2)

  1. 注射剤が充填される筒状のバレル及び該バレルの軸線方向における一端に設けられる注射針を有する注射器本体と、該注射針を覆うようにして該注射器本体に装着されるキャップとを備える注射器に取り付けて用いられる注射器補助具であって、
    前記バレルの軸線方向に直交する抜差方向で前記注射器本体を抜差可能な筐体であって、使用者が握る筐体と、
    該筐体に差し込まれた前記注射器本体から前記キャップを取り外すための取外部材と、
    前記筐体からの前記注射器本体の抜き取りを規制可能な抜取規制部と、
    前記筐体に対して起倒可能に取り付けられ且つ前記取外部材及び該抜取規制部を作動させるように構成される操作部とを備え、
    該操作部が前記筐体に対して引き起こされた引起状態から前記筐体に対して押し倒された押倒状態に切り替わるに伴って、前記取外部材が前記注射器本体から前記キャップを取り外すとともに前記抜取規制部が前記筐体からの前記注射器本体の抜き取りを規制し、
    前記操作部が前記押倒状態から前記引起状態に切り替わるに伴って、前記抜取規制部が前記筐体からの前記注射器本体の抜き取りに対する規制を解除するように構成され
    前記取外部材は、前記筐体に前記注射器本体が挿し込まれた状態で、前記注射器本体と前記キャップとの間に配置される押出爪部を有し、
    前記押出爪部は、前記操作部が前記引起状態から前記押倒状態に切り替わるに伴って、 前記注射器本体に対して前進するように構成される注射器補助具。
  2. 注射剤が充填される筒状のバレル及び該バレルの軸線方向における一端に設けられる注射針を有する注射器本体と、該注射針を覆うようにして該注射器本体に装着されるキャップとを備える注射器に取り付けて用いられる注射器補助具であって、
    前記バレルの軸線方向に直交する抜差方向で前記注射器本体を抜差可能な筐体であって、使用者が握る筐体と、
    該筐体に差し込まれた前記注射器本体から前記キャップを取り外すための取外部材と、
    前記筐体からの前記注射器本体の抜き取りを規制可能な抜取規制部と、
    前記筐体に対して起倒可能に取り付けられ且つ前記取外部材及び該抜取規制部を作動させるように構成される操作部とを備え、
    該操作部が前記筐体に対して引き起こされた引起状態から前記筐体に対して押し倒された押倒状態に切り替わるに伴って、前記取外部材が前記注射器本体から前記キャップを取り外すとともに前記抜取規制部が前記筐体からの前記注射器本体の抜き取りを規制し、
    前記操作部が前記押倒状態から前記引起状態に切り替わるに伴って、前記抜取規制部が前記筐体からの前記注射器本体の抜き取りに対する規制を解除するように構成され、
    前記抜取規制部は、前記操作部が前記引起状態から前記押倒状態に切り替わるに伴って、前記筐体に挿し込まれている前記注射器本体における前記バレルのうちの筒状のバレル本体部に当接し、前記操作部が前記押倒状態から前記引起状態に切り替わるに伴って、前記バレルの前記バレル本体部から離れるように構成されている注射器補助具。
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