JP6828311B2 - 情報処理システム、情報処理装置及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、情報処理システム、情報処理装置及びプログラムに関する。
従来、運転免許証、社員証等の身分証明書に基づいて生活者の認証を行う技術がある。例えば特許文献1では、複数の会社の社員がそれぞれ所持する社員証により、各社員の身元照会を一元的に行う共通認証システムが開示されている。特許文献1によれば、当該システムを管理する管理会社のサーバ装置は、各社の社員の身分証明証データを一元的に格納したデータベースを記憶している。また、上記の社員証は、所有者である社員の身分証明証データを記憶しているICカードである。各社に設置された端末装置で社員証を読み取った場合、端末装置はサーバ装置にアクセスして身元照会を行う。これにより、複数の会社の間で共通の社員証を使用することができる。
特開2011−145857号公報
一方で、生活者にサービスを提供する事業者に生活者が自らの身分証明書を提示する場合がある。この場合、事業者は記録のために身分証明書の画像データを保存しておくことが一般的に行われている。しかしながら、当該画像データは事業者側で保存されるのみで、画像データの活用は行われていない。
特許文献1に係る発明では、身分証明書である社員証はICカードであることが前提であり、身分証明書の画像データを活用することはできない。
本発明は斯かる事情によりなされたものであって、その目的とするところは、事業者に提示される身分証明書の画像データを活用して生活者の個人認証を行うことができる情報処理システム等を提供することにある。
本発明に係る情報処理システムは、端末装置、及び該端末装置と通信を行う情報処理装置を有する情報処理システムであって、前記端末装置は、生活者の証明写真を読み取る読取部と、文字入力を受け付ける入力部において入力された、又は前記読取部において前記証明写真を含む前記生活者の身分証明書から読み取られた、前記生活者の個人情報を示す文字情報を受け付ける受付部と、該読取部が読み取った前記証明写真及び文字情報を前記情報処理装置に送信する送信部とを備え、前記情報処理装置は、前記各生活者の前記証明写真を含む個人情報を記憶する記憶部と、前記送信部が送信した前記証明写真及び文字情報を受信する受信部と、前記記憶部が記憶している前記証明写真と、前記受信部が受信した前記証明写真とが一致するか否かを判定する判定部と、前記証明写真が一致すると前記判定部が判定した場合、前記文字情報に含まれない前記個人情報を出力する出力部とを備えることを特徴とする。
本発明に係る情報処理システムは、前記出力部はさらに、前記文字情報に対応する前記個人情報を出力し、前記情報処理装置又は端末装置は、前記出力部が出力する前記個人情報に基づき、前記受付部が受け付けた前記文字情報の正誤を判別する判別部を備えることを特徴とする。
本発明に係る情報処理システムは、前記情報処理装置は、前記受信部が前記証明写真を受信した場合、前記個人情報の利用許諾を確認する利用確認通知を前記生活者宛に送信する第2送信部を備え、前記受信部は、前記個人情報の利用を許諾する旨の応答を受信し、前記受信部が前記応答を受信した場合、前記判定部は判定を行うことを特徴とする。
本発明に係る情報処理装置は、各生活者の証明写真を含む個人情報を記憶する記憶部と、前記証明写真と、前記証明写真を含む前記生活者の身分証明書に記載されている文字情報とを外部装置から受信する受信部と、前記記憶部が記憶している前記証明写真と、前記受信部が受信した前記証明写真とが一致するか否かを判定する判定部と、前記証明写真が一致すると前記判定部が判定した場合、前記文字情報に含まれない前記個人情報を出力する出力部とを備えることを特徴とする。
本発明に係るプログラムは、各生活者の証明写真を含む個人情報を記憶部に記憶し、前記証明写真と、前記証明写真を含む前記生活者の身分証明書に記載されている文字情報とを外部装置から取得し、前記記憶部に記憶している前記証明写真と、前記外部装置から取得した前記証明写真とが一致するか否かを判定し、前記証明写真が一致すると判定した場合、前記文字情報に含まれない前記個人情報を出力する処理をコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明によれば、事業者に提示される身分証明書の画像データを活用して生活者の個人認証を行うことができる。
情報処理システムの構成例を示す模式図である。 サーバの構成例を示すブロック図である。 端末の構成例を示すブロック図である。 生活者DBのレコードレイアウトの一例を示す説明図である。 画像照合処理を説明するための説明図である。 結果画面の一例を示す説明図である。 結果画面の他例を示す説明図である。 情報処理システムが実行する処理手順の一例を示すフローチャートである。 実施の形態2に係る画像照合処理を説明するための説明図である。 実施の形態2に係る情報処理システムが実行する処理手順の一例を示すフローチャートである。 実施の形態3に係る情報処理システムの構成例を示す模式図である。 実施の形態3に係る管理サーバの構成例を示すブロック図である。 実施の形態3に係る管理DBのレコードレイアウトの一例を示す説明図である。 実施の形態3に係る画像照合処理を説明するための説明図である。 実施の形態3に係る情報処理システムが実行する処理手順の一例を示すフローチャートである。 実施の形態3に係る情報処理システムが実行する処理手順の一例を示すフローチャートである。 上述した形態のサーバ及び端末の動作を示す機能ブロック図である。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。
(実施の形態1)
図1は、情報処理システムの構成例を示す模式図である。本実施の形態では、生活者にサービスを提供する事業者に対して生活者が証明写真付きの身分証明書を提示した場合に、当該身分証明書の画像データに基づいて生活者の個人認証を行う情報処理システムを一例として説明を行う。情報処理システムは、ネットワークNを介して相互に通信接続された情報処理装置1、端末装置2、読取装置3等を含む。ネットワークNはインターネット等である。
情報処理装置1は、種々の情報を記憶すると共に、ネットワークNを介して情報の送受信を行う情報処理装置である。情報処理装置1は、例えばサーバコンピュータ、パーソナルコンピュータ等である。本実施の形態において情報処理装置1はサーバコンピュータであるものとし、サーバ1と読み替える。サーバ1は、身分証明書を発行する官公庁、企業等のサーバコンピュータであり、身分証明書に関連する情報を管理している。身分証明書は、各生活者を識別するためのカード媒体又は紙媒体であり、例えば運転免許証、健康保険証、パスポート、社員証、住民票、マイナンバーカード等である。サーバ1は、端末装置2から取得する身分証明書の画像を、データベース上に保存されている身分証明書の画像と比較して照合を行い、照合結果を端末装置2に返信する。
端末装置2は、生活者に対してサービスを提供するサービス事業者の店舗に設置されている端末装置であり、例えばパーソナルコンピュータ等である。本実施の形態において端末装置2はパーソナルコンピュータであるものとし、以下では端末2と読み替える。端末2は、店舗に来店した生活者の個人情報の入力を受け付けると共に、読取装置3で読み取られた画像データを情報処理装置1に送信する。
読取装置3は、スキャナ機能、コピー機能等を有する画像処理装置である。なお、読取装置3は画像の読み取りが可能な装置であればよい。読取装置3は事業者の店舗に設置されており、例えばLAN(Local Area Network)により端末2に接続されている。読取装置3は、証明写真を含む生活者の身分証明書の画像を読み取り、端末2に転送する。
図2は、サーバ1の構成例を示すブロック図である。サーバ1は、制御部11、記憶部12、通信部13、大容量記憶装置14を含む。
制御部11は、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro-Processing Unit)等の演算処理装置を含む。制御部11は、記憶部12に記憶されたプログラムP1を読み出して実行することにより、サーバ1に係る種々の情報処理又は制御処理等を行う。記憶部12は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等のメモリ素子を含む。記憶部12は、制御部11が本実施の形態に係る処理を実行するために必要なプログラムP1又はデータ等を記憶している。また、記憶部12は、制御部11が演算処理を実行するために必要なデータ等を一時的に記憶する。通信部13は通信に関する処理を行うための処理回路等を含み、ネットワークNを介して端末2等と情報の送受信を行う。
大容量記憶装置14は、例えばハードディスク等を含む大容量の記憶装置である。大容量記憶装置14は、生活者DB141等を記憶している。生活者DB141は、身分証明書用の証明写真を含む各生活者の個人情報を記憶している。
なお、本実施の形態において記憶部12及び大容量記憶装置14は一体の記憶装置として構成されていてもよい。また、大容量記憶装置14は複数の記憶装置により構成されていてもよい。また、大容量記憶装置14はサーバ1に接続された外部記憶装置であってもよい。
なお、本実施の形態においてサーバ1は上記の構成に限られず、例えば操作入力を受け付ける入力部、サーバ1に係る情報を表示する表示部、可搬型記憶媒体に記憶された情報を読み取る読取部等を含んでもよい。
図3は、端末2の構成例を示すブロック図である。端末2は、制御部21、記憶部22、通信部23、表示部24、入力部25を含む。
制御部21はCPU、MPU等の演算処理装置を含み、記憶部22に記憶されたプログラムP2を読み出して実行することにより、端末2に係る種々の情報処理又は制御処理等を行う。記憶部22はRAM、ROM等のメモリ素子を含み、制御部21が処理を実行するために必要なプログラムP2又はデータ等を記憶している。また、記憶部22は、制御部21が演算処理を実行するために必要なデータ等を一時的に記憶する。通信部23はアンテナ及び通信処理回路等を含み、ネットワークNを介してサーバ1等と情報の送受信を行う。表示部24は液晶ディスプレイ又は有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ等の画面を有し、制御部21から与えられた画像を表示する。入力部25はキーボード、マウス等であり、生活者による操作入力を受け付ける。入力部25は、生活者によりなされた操作内容を制御部21に通知する。
なお、本実施の形態において端末2は上記の構成に限られず、例えば音声の出力を行うスピーカ等を含んでもよい。
図4は、生活者DB141のレコードレイアウトの一例を示す説明図である。生活者DB141は、ID列、個人情報列、画像列を含む。ID列は、各生活者を識別するためのIDを記憶している。個人情報列は、IDと対応付けて、生活者の個人情報を情報項目毎に記憶している。具体的に個人情報列は、生活者の氏名、住所、性別、生年月日等の情報を記憶している。なお、図4で示す個人情報の内容は一例であり、生活者DB141に記憶される生活者の個人情報は上記に限定されない。画像列は、IDと対応付けて、生活者の身分証明書に含まれる証明写真の画像データを記憶している。
図5は、画像照合処理を説明するための説明図である。以下では情報処理システムが実行する処理の概要について説明する。なお、以下では説明の便宜のため、サーバ1の処理主体は制御部11とし、端末2の処理主体は制御部21とする。
図5では、事業者の店舗に来店した生活者が、店舗担当者に対して身分証明書を提示している様子を図示している。例えば事業者の店舗が商品を貸し出すレンタルショップである場合、生活者はサービスを受けるにあたり、事業者に対して身分証明書を提示し、会員登録などを行う。本実施の形態に係る情報処理システムは、上記のような身分証明書を提示する場面において、身分証明書に含まれる証明写真50に基づき、身分証明書を提示した生活者の認証を行う。具体的にサーバ1の制御部11は、事業者の店舗に設置されている読取装置3で読み取られた身分証明書の画像に含まれる証明写真50と、生活者DB141に予め記憶されている証明写真50とを比較することで、身分証明書の照合を行う。上記の場面において、事業者は記録のために身分証明書をスキャンし、画像データを保存しておくことが一般的である。本実施の形態に係る情報処理システムは、当該画像データを活用し、生活者を認証する認証サービスを提供する。
なお、上記では事業者の店舗がレンタルショップであるものとしたが、本実施の形態はこれに限定されるものではない。例えば事業者は、その他の商業施設、宿泊施設、医療機関、交通機関、官公庁等の事業に係る事業者であってもよい。
具体的には、読取装置3は事業者による操作を受けて身分証明書の画像を読み取り、端末2に転送する。端末2の制御部21は、当該画像を取得する。また、制御部21は入力部25を介して、会員登録のために必要な各情報項目の個人情報の入力を受け付ける。具体的に制御部21は、生活者の氏名、住所、性別等の情報項目について入力部25を介して文字入力を受け付けることで、各情報項目に係る個人情報を文字情報として受け付ける。例えば生活者本人、又は生活者から個人情報の申告を受けた店舗担当者が端末2を操作し、文字情報を入力する。制御部21は、受け付けた文字情報と、読取装置3を介して読み取った身分証明書の画像とをサーバ1に送信し、画像の照合をサーバ1に要求する。
サーバ1の制御部11は、身分証明書の画像と、各情報項目に係る文字情報とを端末2から受信する。例えば制御部11は、受信した文字情報に基づき、生活者の身分証明書に係る証明写真50の画像を生活者DB141から抽出する。具体的に制御部11は、生活者DB141を参照し、端末2において入力された氏名、住所、性別等の文字情報について、いずれかの文字情報と合致する個人情報を有する生活者を特定する。例えば制御部11は、生活者DB141に記憶されている各生活者のうち、氏名が同一の生活者を検索し、当該生活者のIDを特定する。制御部11は、特定したIDと対応付けて記憶されている証明写真50の画像を生活者DB141から抽出する。
制御部11は、生活者DB141から抽出した証明写真50と、端末2から受信した身分証明書の画像に含まれる証明写真50とが一致するか否かを判定する。具体的に制御部11は、両画像に係る特徴量が一致するか否かを判定する。例えば身分証明書が運転免許証である場合、制御部11は、運転免許証に含まれる証明写真50から顔の形状等の特徴量を抽出し、比較を行う。制御部11は当該比較処理により、証明写真50が一致するか否かを判定する。
証明写真50が一致すると判定した場合、制御部11は、上記で特定した生活者の個人情報を生活者DB141から読み出す。例えば制御部11は、端末2において入力された文字情報の情報項目に対応する氏名、住所、性別等のほかに、入力されていない情報項目に対応するメールアドレス、免許証番号等の個人情報を読み出す。すなわち制御部11は、文字情報として入力されていない個人情報を含めて、生活者DB141に記憶されている全ての個人情報を読み出す。なお、制御部11が読み出す上記の個人情報の情報項目は一例であって、本実施の形態はこれに限定されるものではない。
制御部11は、生活者DB141から読み出した個人情報に基づき、端末2から受信した文字情報の正誤を判別する。すなわち制御部11は、店舗に来店した生活者からの自己申告により入力された文字情報(個人情報)と、生活者DB141に予め登録されている個人情報とを比較して、文字情報の正誤を判別する。入力された個人情報が登録されている個人情報と合致しない場合、制御部11は、入力された文字情報が誤りであるものと判別する。制御部11は、文字情報に含まれる各情報項目について正誤を判別する。
制御部11は、生活者DB141から読み出した個人情報と、文字情報の正誤に係る判別結果を含めて、証明写真50が一致する旨の判定結果を端末2に送信する。
図6は、結果画面の一例を示す説明図である。サーバ1から判定結果に関する情報を受信した場合、端末2の制御部21は、図6に示す結果画面を表示部24に表示する。結果画面は、身分証明書の証明写真に基づく判定結果を示す画面である。結果画面は、判定結果を示すテキスト61のほかに、個人情報欄62を含む。個人情報欄62は、端末2がサーバ1から取得した生活者の個人情報を情報項目毎に表示するための表示欄である。例えば制御部21は、個人情報欄62に、各情報項目の項目名に対応付けて個人情報の各内容を表示する。
さらに制御部21は、個人情報欄62において、文字入力により受け付けた文字情報の正誤に係る判別結果を表示する。具体的に制御部21は、サーバ1から受信した判別結果を参照し、文字入力により受け付けた各情報項目の文字情報のうち、誤っている情報項目を、正しい情報項目と異なる態様で表示する。なお、図6では、誤っている情報項目に係る個人情報を、波線を付して示してある。これにより事業者は、例えば文字情報の誤入力、身分証明書を提示した生活者のなりすまし等を認識することができる。
また、制御部21は、文字入力により受け付けた文字情報に係る情報項目だけでなく、その他の情報項目についても生活者の個人情報を個人情報欄62に表示する。従って事業者は、サーバ1に登録されている個人情報を全て入手し、端末2において入力されていない情報項目を補完することができる。
図7は、結果画面の他例を示す説明図である。サーバ1の制御部11は、読取装置3において読み取られた身分証明書の証明写真と生活者DB141に記憶されている身分証明書の証明写真とが一致しないと判定した場合、生活者の個人情報を端末2に送信せず、証明写真が一致しない旨の判定結果のみを端末2に送信する。当該判定結果を受信した場合、端末2の制御部21は、図7に示す結果画面を表示部24に表示する。すなわち制御部21は、生活者の個人情報の表示を行わず、証明写真が一致しない旨の判定結果のみを結果画面に表示する。
図8は、情報処理システムが実行する処理手順の一例を示すフローチャートである。以下では情報処理システムが実行する処理内容について説明する。
端末2の制御部21は、読取装置3を介して、証明写真を含む生活者の身分証明書の画像を読み取る(ステップS11)。例えば生活者は、事業者の店舗においてサービスの提供を受けるにあたり、自らの身分証明書を事業者に対して提示する。読取装置3は、店舗担当者の操作に従い、提示された当該身分証明書を読み取る。制御部21は、読み取られた身分証明書の画像データを読取装置3から取得する。
制御部21は、入力部25を介して、一部の情報項目に係る個人情報を示す文字情報の入力を受け付ける(ステップS12)。具体的に制御部21は、生活者の氏名、住所、性別等の情報項目について、入力部25を介して文字入力を受け付ける。これにより制御部21は、一部の情報項目に係る個人情報を文字情報として受け付ける。制御部21は、ステップS11で読み取った身分証明書の画像、及びステップS12で受け付けた文字情報をサーバ1に送信する(ステップS13)。
サーバ1の制御部11は、上記の画像及び文字情報を端末2から受信する(ステップS14)。制御部11は、生活者DB141に記憶している証明写真と、ステップS14で受信した身分証明書の画像に含まれる証明写真とが一致するか否かを判定する(ステップS15)。例えば制御部11は、受信した氏名、住所、性別等の文字情報について、いずれかの文字情報と合致する個人情報を有する生活者のIDを特定する。制御部11は、特定した生活者のIDと対応付けて記憶されている証明写真の画像を生活者DB141から抽出する。そして制御部11は、抽出した証明写真と、端末2から受信した画像に含まれる証明写真とが一致するか否かを判定する。具体的に制御部11は、両画像の証明写真についてパターンマッチングを行い、画像データに係る特徴量が一致するか否かを判定する。
一致すると判定した場合(S15:YES)、制御部11は、一致すると判定した証明写真と対応付けて生活者DB141に記憶されている個人情報を読み出す(ステップS16)。制御部11は、読み出した個人情報に基づき、ステップS14で受信した文字情報の正誤を判別する(ステップS17)。すなわち制御部11は、ステップS12で入力された文字情報の正誤を判別する。具体的に制御部11は、受信した個人情報に含まれる氏名、住所、性別等の個人情報と、ステップS14で受信した氏名、住所、性別等の文字情報とを比較し、各情報項目について正誤を判別する。制御部11は、ステップS16で読み出した個人情報、ステップS17で判別した文字情報の正誤に係る判別結果を含めて、ステップS15における判定結果を端末2に送信する(ステップS18)。
端末2の制御部21は、生活者の個人情報を含む判定結果をサーバ1から受信する(ステップS19)。制御部21は、サーバ1から受信した個人情報、ステップS17で判別された判別結果を含めて、サーバ1による判定結果を表示部24に表示する(ステップS20)。例えば制御部21は、図6で示した結果画面を表示する。ステップS20に係る結果画面は、例えば証明写真が一致する旨の判定結果のほかに、入力された情報項目に係る文字情報の正誤を判別した判別結果、文字情報として入力されていない情報項目を含む個人情報等を含む。
証明写真が一致しないと判定した場合(S15:NO)、サーバ1の制御部11は、判定結果を端末2に送信する(ステップS21)。端末2の制御部21は、判定結果を受信する(ステップS22)。制御部21は、受信した判定結果を表示部24に表示する(ステップS23)。例えば制御部21は、図7で示した結果画面を表示する。ステップS23に係る結果画面は、証明写真が一致しない旨の判定結果を示す画面である。制御部21は、一連の処理を終了する。
なお、上記では、端末2における文字入力により文字情報を受け付けることとしたが、本実施の形態はこれに限定されるものではない。例えば端末2は、読取装置3を介して、OCR(Optical Character Recognition)に係る文字認識処理により身分証明書に記載されている文字情報を取得することとしてもよい。すなわち端末2は、読取装置3において身分証明書の画像から読み取られた生活者の氏名、住所、生年月日等の書誌的事項に係る文字情報を受け付け、サーバ1に送信する。当該構成であっても、上記と同様の効果を奏する。
また、上記では、事業者が運営する店舗等の施設において身分証明書を提示する場合を想定したが、本実施の形態はこれに限るものではない。例えば事業者が生活者の自宅を訪問する宅配事業者等である場合、担当者が携帯する携帯端末によって身分証明書の撮像等を行い、撮像画像に基づいて認証を行ってもよい。このように、身分証明書の提示を受ける場面は所定の施設内に限定されない。
また、例えば事業者が提供するサービスは、インターネット上での宿泊施設の予約サービスのように、ネットワークNを介して提供されるサービスであってもよい。この場合、生活者は所定の端末装置(例えば生活者が所有するスマートフォン、パーソナルコンピュータ等)により身分証明書の読取画像及び必要な文字情報を事業者宛に送信し、事業者は画像等のデータをサーバ1に転送して認証を依頼する。すなわち、事業者と生活者との間のやり取りは対面によるものに限定されず、ネットワークN上で行うようにしてもよい。
また、上記ではサーバ1が文字情報の正誤を判別することとしたが、本実施の形態はこれに限定されるものではない。例えば端末2が処理主体となって文字情報の正誤を判別してもよい。つまり、証明写真が一致すると判定された場合、端末2は生活者の個人情報をサーバ1から受信する。端末2は、受信した文字情報に基づき、事前に入力された文字情報の正誤を判別する。このように、画像の照合結果に応じて生活者DB141から読み出され、端末2に出力される生活者の個人情報に基づき文字情報の正誤を判別することができればよく、文字情報の正誤を判別するハードウェア上の処理主体は限定されない。
以上より、本実施の形態1によれば、事業者に提示される身分証明書の画像データを活用して生活者の個人認証を行うことができる。
また、本実施の形態1によれば、身分証明書に基づく認証結果を事業者に提供することができる。
また、本実施の形態1によれば、事業者は身分証明書によって生活者の個人情報を簡便に入手することができる。
また、本実施の形態1によれば、端末2において入力された、又は読取装置3において読み取られた文字情報の正誤を判別することで、例えばなりすましを防止することができる。
(実施の形態2)
本実施の形態では、生活者が身分証明書を提示するにあたり、生活者に個人情報の利用許諾を確認する形態について述べる。なお、実施の形態1と重複する内容については同一の符号を付して説明を省略する。
図9は、実施の形態2に係る画像照合処理を説明するための説明図である。符号4で示す装置は、生活者が所有する生活者端末4である。生活者端末4は、種々の情報処理が可能な携帯端末であり、例えばスマートフォン等である。生活者端末4は、サーバ1が端末2から身分証明書の画像を取得して照合処理を行うに際し、サーバ1から個人情報の利用許諾に係る通知を受ける。
具体的には、サーバ1の制御部11は、生活者の身分証明書の画像、及び生活者の個人情報を示す文字情報を端末2から取得した場合、生活者に個人情報の利用許諾を確認する利用確認通知を生成する。利用確認通知は、例えば利用許諾に係る操作入力を行うためのワンタイムURLを含む期限付きの確認メールである。なお、制御部11が生成する利用確認通知の態様は特に限定されず、例えばSMS(Short Mail Service)を利用したメール等であってもよい。また、確認メールについて設定されている期限は、サーバ1が利用許諾に関する応答を受け付ける応答期限である。制御部11は、端末2から受信した文字情報に基づいて生活者DB141から生活者のメールアドレスを読み出す。制御部11は、当該メールアドレスに係る生活者端末4に、上記の利用確認通知を送信する。
利用確認通知を受信した場合、生活者端末4は所定のメール画面を表示し、利用確認通知に対する利用許諾の操作入力を受け付ける。例えば生活者端末4は、上記のワンタイムURLをメール画面に表示し、当該URLへの操作入力を受け付ける。生活者は、個人情報の利用に同意する場合、当該URLへの操作入力を行う。操作入力を受け付けた場合、生活者端末4は、個人情報の利用を許諾する旨の応答信号を生成し、サーバ1に返信する。当該応答信号を受信した場合、サーバ1の制御部11は、身分証明書の画像を照合し、照合結果に応じて個人情報を端末2に送信する。なお、生活者端末4からの応答を取得しないまま利用許諾通知において予め設定されている期限を経過した場合、制御部11は照合処理を行わず、個人情報の利用を拒否された旨の拒否通知を端末2に送信する。以上より、生活者は事業者への個人情報の提供を自ら管理することができる。
図10は、実施の形態2に係る情報処理システムが実行する処理手順の一例を示すフローチャートである。読取装置3において読み取られた身分証明書の画像及び端末2において入力された文字情報を端末2から受信した場合(ステップS14)、サーバ1の制御部11は、以下の処理を実行する。
制御部11は、個人情報の利用許諾を確認する利用確認通知を生活者宛に送信する(ステップS201)。例えば制御部11は、ステップS14で受信した文字情報に基づいて身分証明書を提示した生活者を特定し、生活者DB141から当該生活者のメールアドレスを読み出す。制御部11は、当該メールアドレスに係る生活者端末4に対して、利用許諾に係る操作入力を行うためのワンタイムURLを含む期限付きの確認メールを送信する。なお、当該利用確認通知は上記の確認メールに限定されるものではなく、例えばSMSを利用したメール等であってもよい。
生活者端末4は、利用確認通知をサーバ1から受信する(ステップS202)。生活者端末4は利用確認通知に係る画面を表示し、個人情報の利用を許諾する旨の操作入力を受け付ける(ステップS203)。例えば生活者端末4は、上記の確認メールを表示し、ワンタイムURLへの操作入力を受け付ける。生活者端末4は、個人情報の利用を許諾する旨の応答信号をサーバ1に送信する(ステップS204)。例えば生活者端末4は、上記のワンタイムURLへの操作入力を受け付けた場合、利用許諾を行う旨の応答信号を生成してサーバ1に送信する。
サーバ1の制御部11は、生活者端末4から送信される応答信号の受信を受け付ける(ステップS205)。制御部11は、当該応答信号の受信の有無に基づき、生活者が個人情報の利用を許諾したか否かを判定する(ステップS206)。個人情報の利用を許諾したと判定した場合(S206:YES)、制御部11は、処理をステップS15に移行する。個人情報の利用を許諾していないと判定した場合(S206:NO)、制御部11は、所定の期限を経過したか否かを判定する(ステップS207)。当該期限は、利用確認通知に対する応答期限である。期限を経過していないと判定した場合(S207:NO)、制御部11は処理をステップS205に戻し、引き続き応答信号の受信を受け付ける。期限を経過したと判定した場合(S207:YES)、制御部11は、個人情報の利用が拒否された旨の拒否通知を生成し、事業者の端末2に送信する(ステップS208)。端末2の制御部21は、拒否通知を受信する(ステップS209)。制御部21は当該拒否通知を表示部24に表示し(ステップS210)、一連の処理を終了する。
なお、上記では生活者からの応答に基づき認証を行い、生活者DB141に記憶されている生活者の個人情報を全て事業者に提供することとしたが、本実施の形態はこれに限定されるものではない。例えば生活者端末4は、サーバ1に対し、一定の利用範囲で個人情報を利用するように条件を付した応答を行ってもよい。具体的には、生活者端末4は利用確認通知に係る画面において、生活者が利用を許諾する個人情報の情報項目の選択入力を受け付ける。生活者端末4は、選択された情報項目についてのみ個人情報の利用を許諾する応答信号を生成し、サーバ1に返信する。サーバ1は、生活者の個人情報を端末2に出力する場合、選択された情報項目についてのみ個人情報を出力する。これにより、生活者は事業者に提供される個人情報をさらに細かく管理することができる。
以上より、本実施の形態2によれば、生活者は身分証明書に基づく個人情報の取り扱いを自ら管理することができる。
(実施の形態3)
本実施の形態では、生活者に付与される識別情報に基づき、身分証明書の画像の照合を行う形態について述べる。
図11は、実施の形態3に係る情報処理システムの構成例を示す模式図である。本実施の形態に係る情報処理システムは、管理サーバ5を含む。管理サーバ5は、各生活者に付与される共通IDと、各生活者の個人情報とを管理する情報処理装置である。共通IDは、生活者を識別するための識別情報であり、各事業者に対して生活者が共通して使用可能な識別情報である。生活者は、同一の共通IDを用いて各事業者のサービスを受けることができる。すなわち、管理サーバ5はIdP(Identity Provider)として機能する。本実施の形態では、管理サーバ5がサーバ1と端末2との間の情報の送受信を仲介することで、円滑なシステム運用を図る。詳しくは後述するように、管理サーバ5は端末2から身分証明書の画像データを共通IDと共に取得し、サーバ1に画像の照合を要求する。管理サーバ5は、サーバ1からの照合結果を受けて、共通IDと対応付けて記憶している生活者の個人情報を読み出し、端末2に出力する。
図12は、実施の形態3に係る管理サーバ5の構成例を示すブロック図である。管理サーバ5は、制御部51、記憶部52、通信部53、大容量記憶装置54を含む。各構成要素の内容は、サーバ1の制御部11、記憶部12、通信部13、大容量記憶装置14と同様なので、ここでは詳細な説明を省略する。大容量記憶装置54は、管理DB541等を記憶している。管理DB541は、各生活者の共通IDと、各生活者の個人情報とを対応付けて記憶している。
図13は、実施の形態3に係る管理DB541のレコードレイアウトの一例を示す説明図である。管理DB541は、共通ID列、パスワード列、個人情報列を含む。共通ID列は、各生活者の共通IDを記憶している。パスワード列は、共通IDと対応付けて、パスワードを記憶している。個人情報列は、共通IDと対応付けて、生活者の個人情報を情報項目毎に記憶している。
図14は、実施の形態3に係る画像照合処理を説明するための説明図である。図14に基づいて、本実施の形態に係る情報処理システムの概要について説明する。
実施の形態1と同様に、端末2の制御部21は、読取装置3を介して身分証明書の画像を読み取る。一方で、本実施の形態において、制御部21は生活者の個人情報を示す文字情報の入力を受け付けることなく、生活者の共通IDの入力を受け付ける。上述の如く、共通IDは生活者を識別するための識別情報であり、共通IDによって管理サーバ5は生活者を識別可能である。そこで本実施の形態では、端末2において文字情報の入力を受け付けるのではなく、共通IDの入力を受け付ける。これにより、生活者が自らの個人情報を入力する必要なく簡便に認証サービスを受けることができる。
なお、制御部21は共通IDのほかに、共通IDに紐付くパスワードの入力を併せて受け付ける。制御部21は、読取装置3を介して読み取った身分証明書の画像、及び入力部15を介して受け付けた共通ID、パスワードを管理サーバ5に送信する。
上記の画像、共通ID、パスワード等のデータを端末2から受信した場合、管理サーバ5の制御部51は管理DB541を参照し、受信した共通IDが認証可能か否かを判定する。すなわち制御部51は、共通IDに対応付けて管理DB541に記憶されているパスワードと、受信したパスワードが一致するか否かを判定する。認証可能であると判定した場合、制御部51は、身分証明書の画像の照合をサーバ1に要求する要求信号を生成し、サーバ1に送信する。なお、要求信号は、端末2から受信した画像データを含む。
管理サーバ5からの要求信号を受信した場合、サーバ1の制御部11は、生活者DB141に記憶している証明写真と、受信した要求信号において身分証明書の画像に含まれる証明写真とが一致するか否かを判定する。制御部11は、証明写真が一致するか否かを示す判定結果を管理サーバ5に返信する。
管理サーバ5の制御部51は、判定結果をサーバ1から受信する。制御部51は当該判定結果を参照し、生活者の個人情報を事業者に提供するか否かを判断する。具体的には、証明写真が一致するとサーバ1が判定した場合、制御部51は生活者の共通IDと対応付けて記憶されている個人情報を管理DB541から読み出し、端末2に送信する。この場合、端末2の制御部21は、管理サーバ5から送信された個人情報を含む判定結果を結果画面に表示する。一方で、証明写真が一致しないとサーバ1が判定した場合、管理サーバ5の制御部51は個人情報を送信せず、証明写真が一致しない旨の判定結果のみを端末2に転送する。端末2の制御部21は、当該判定結果を結果画面に表示する。以上より、生活者は文字情報を入力する必要がなく、個人認証を簡便に済ませることができる。
図15及び図16は、実施の形態3に係る情報処理システムが実行する処理手順の一例を示すフローチャートである。図15に基づき、本実施の形態に係る情報処理システムが実行する処理内容について説明する。
端末2の制御部21は、読取装置3を介して、証明写真を含む身分証明書の画像を読み取る(ステップS301)。例えば読取装置3は、事業者の店舗においてサービスの提供を受けるにあたり生活者が事業者に提示した当該身分証明書を読み取る。制御部21は、読み取られた身分証明書の画像データを読取装置3から取得する。
制御部21は、入力部25を介して、身分証明書を提示した生活者の共通IDの入力を受け付ける(ステップS302)。共通IDは、生活者を識別するための識別情報であり、生活者が各事業者に対して共通して使用する識別情報である。制御部21は、当該共通ID、及び共通IDに紐付くパスワードの入力を受け付ける。制御部21は、ステップS301で読み取った身分証明書の画像、及びステップS302で受け付けた共通ID、パスワードを管理サーバ5に送信する(ステップS303)。
管理サーバ5の制御部51は、上記の画像、共通ID、パスワードを端末2から受信する(ステップS304)。制御部51は、管理DB541を参照し、ステップS304で受信した共通IDが認証可能か否かを判定する(ステップS305)。すなわち制御部51は、当該共通IDに対応付けて管理DB541に記憶されているパスワードと、ステップS304で受信したパスワードとが一致するか否かを判定する。認証可能でないと判定した場合(S305:NO)、制御部51は、生活者の認証が拒否された旨の拒否通知を端末2に送信する(ステップS306)。端末2の制御部21は、当該拒否通知を受信する(ステップS307)。制御部21は、拒否通知を表示部24に表示し(ステップS308)、一連の処理を終了する。
図16に移って、共通IDが認証可能であると判定した場合(S305:YES)、制御部51は、身分証明書の画像の照合をサーバ1に要求する要求信号を生成し、サーバ1に送信する(ステップS309)。要求信号は、ステップS304で受信した画像データを含む。サーバ1の制御部11は、当該要求信号を受信する(ステップS310)。制御部11は、生活者DB141に記憶している証明写真と、ステップS310で受信した要求信号において身分証明写真の画像に含まれる証明写真とが一致するか否かを判定する(ステップS311)。例えば制御部11は、証明写真についてパターンマッチングを行い、証明写真に係る特徴量が一致するか否かを判定する。制御部11は、証明写真が一致するか否かを示す判定結果を管理サーバ5に送信する(ステップS312)。
管理サーバ5の制御部51は、判定結果をサーバ1から受信する(ステップS313)。制御部51は受信した判定結果を読み出し、証明写真が一致したか否かを判定する(ステップS314)。一致したと判定した場合(S314:YES)、生活者の共通IDと対応付けて記憶されている個人情報を管理DB541から読み出す(ステップS315)。制御部51は、読み出した個人情報を含む判定結果を端末2に送信する(ステップS316)。
端末2の制御部21は、生活者の個人情報を含む判定結果をサーバ1から受信する(ステップS317)。制御部21は、管理DB541から受信した個人情報を含めて、サーバ1による判定結果を表示部24に表示する(ステップS318)。例えば制御部21は、証明写真が一致する旨の判定結果のほかに、各情報項目に係る個人情報を示す結果画面を表示する。
証明写真が一致しなかったと判定した場合(S314:NO)、管理サーバ5の制御部51は、証明写真が一致しない旨の判定結果を端末2に送信する(ステップS319)。端末2の制御部21は、判定結果を受信する(ステップS320)。制御部21は、受信した判定結果を表示部24に表示し(ステップS321)、一連の処理を終了する。
なお、本実施の形態3に、実施の形態2に係る利用許諾処理を適用する場合、サーバ1が利用確認通知を発信するのではなく、管理サーバ5が利用確認通知を発信してもよい。
また、上記で端末2は共通IDと共にパスワードの入力を受け付けたが、当該パスワードは必須ではない。すなわち、管理サーバ5が身分証明書の画像と共に共通IDを取得し、当該共通IDに基づいて生活者を識別することができればよく、管理サーバ5における認証処理は必須ではない。
また、上記では、身分証明書に関する管理を行うサーバ1は1つであるものとしたが、本実施の形態はこれに限るものではない。例えば情報処理システムは、各種類の身分証明書に関する管理をそれぞれ行う複数のサーバ1、1、1…を含んでもよい。例えばサーバ1、1、1…は、運転免許証、健康保険証、パスポート…等の管理をそれぞれ行う別々の官公庁、企業等のサーバコンピュータである。各サーバ1、1、1…は、共通IDを管理する管理サーバ5と連携して身分証明書の画像の照合を行う。具体的には、端末2は読取装置3を介して各種の身分証明書の画像を読み取り、共通IDと共に画像データを管理サーバ5に送信する。管理サーバ5は、読み取られた身分証明書に関する管理を行ういずれかのサーバ1に画像データを転送し、照合を要求する。すなわち管理サーバ5は、身分証明書の種類に応じていずれかのサーバ1に画像データを割り振る。サーバ1は当該画像データを受信し、照合を行う。これにより、情報処理システムは複数種類の身分証明書に対応可能となり、生活者はいずれかの身分証明書を事業者に提示すればよく、認証サービスの利便性が向上する。
以上より、本実施の形態3によれば、情報処理システムは、生活者の共通IDの入力を受け付け、証明写真が一致すると判定した場合、共通IDに対応付けて管理DB541に記憶されている生活者の個人情報を端末2に出力する。これにより、生活者は文字情報を入力する必要がなく、個人認証を簡便に済ませることができる。
(実施の形態4)
図17は、上述した形態のサーバ1及び端末2の動作を示す機能ブロック図である。制御部21がプログラムP2を実行することにより、端末2は以下のように動作する。読取部171は、生活者の証明写真を読み取る。送信部172は、該読取部171が読み取った前記証明写真をサーバ1に送信する。
制御部11がプログラムP1を実行することにより、サーバ1は以下のように動作する。記憶部173は、前記各生活者の前記証明写真を含む個人情報を記憶する。受信部174は、前記送信部172が送信した前記証明写真を受信する。判定部175は、前記記憶部173が記憶している前記証明写真と、前記受信部174が受信した前記証明写真とが一致するか否かを判定する。
本実施の形態4は以上の如きであり、その他は実施の形態1から3と同様であるので、対応する部分には同一の符号を付してその詳細な説明を省略する。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 サーバ(情報処理装置)
11 制御部
12 記憶部
P1 プログラム
13 通信部
14 大容量記憶装置
141 生活者DB
2 端末(端末装置)
21 制御部
22 記憶部
P2 プログラム
23 通信部
24 表示部
25 入力部
3 読取装置
4 生活者端末
5 管理サーバ
51 制御部
52 記憶部
53 通信部
54 大容量記憶装置
541 管理DB
50 証明写真
61 テキスト
62 個人情報欄

Claims (5)

  1. 端末装置、及び該端末装置と通信を行う情報処理装置を有する情報処理システムであって、
    前記端末装置は、
    生活者の証明写真を読み取る読取部と、
    文字入力を受け付ける入力部において入力された、又は前記読取部において前記証明写真を含む前記生活者の身分証明書から読み取られた、前記生活者の個人情報を示す文字情報を受け付ける受付部と、
    該読取部が読み取った前記証明写真及び文字情報を前記情報処理装置に送信する送信部と
    を備え、
    前記情報処理装置は、
    前記各生活者の前記証明写真を含む個人情報を記憶する記憶部と、
    前記送信部が送信した前記証明写真及び文字情報を受信する受信部と、
    前記記憶部が記憶している前記証明写真と、前記受信部が受信した前記証明写真とが一致するか否かを判定する判定部と、
    前記証明写真が一致すると前記判定部が判定した場合、前記文字情報に含まれない前記個人情報を出力する出力部と
    を備えることを特徴とする情報処理システム。
  2. 前記出力部はさらに、前記文字情報に対応する前記個人情報を出力し、
    前記情報処理装置又は端末装置は、前記出力部が出力する前記個人情報に基づき、前記受付部が受け付けた前記文字情報の正誤を判別する判別部を備える
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
  3. 前記情報処理装置は、前記受信部が前記証明写真を受信した場合、前記個人情報の利用許諾を確認する利用確認通知を前記生活者宛に送信する第2送信部を備え、
    前記受信部は、前記個人情報の利用を許諾する旨の応答を受信し、
    前記受信部が前記応答を受信した場合、前記判定部は判定を行う
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理システム。
  4. 各生活者の証明写真を含む個人情報を記憶する記憶部と、
    前記証明写真と、前記証明写真を含む前記生活者の身分証明書に記載されている文字情報とを外部装置から受信する受信部と、
    前記記憶部が記憶している前記証明写真と、前記受信部が受信した前記証明写真とが一致するか否かを判定する判定部と、
    前記証明写真が一致すると前記判定部が判定した場合、前記文字情報に含まれない前記個人情報を出力する出力部と
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  5. 各生活者の証明写真を含む個人情報を記憶部に記憶し、
    前記証明写真と、前記証明写真を含む前記生活者の身分証明書に記載されている文字情報とを外部装置から取得し、
    前記記憶部に記憶している前記証明写真と、前記外部装置から取得した前記証明写真とが一致するか否かを判定し、
    前記証明写真が一致すると判定した場合、前記文字情報に含まれない前記個人情報を出力する
    処理をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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