[0049]添付の図面に関して以下に記載される詳細な説明は、様々な構成を説明するものであり、本明細書で説明する概念が実施され得る構成のみを表すものではない。発明を実施するための形態は、様々な概念を完全に理解することを目的とする具体的な詳細を含む。しかしながら、これらの概念がこれらの具体的な詳細なしに実践され得ることが当業者に明らかであろう。いくつかの事例では、そのような概念を不明瞭にしないように、よく知られている構造および構成要素がブロック図の形式で示される。
[0050]次に、様々な装置および方法に関して電気通信システムのいくつかの態様が提示される。これらの装置および方法は、以下の発明を実施するための形態において説明され、(「要素」と総称される)様々なブロック、構成要素、回路、プロセス、アルゴリズムなどによって添付の図面に示される。これらの要素は、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、またはそれらの任意の組合せを使用して実装され得る。そのような要素がハードウェアとして実装されるかソフトウェアとして実装されるかは、特定の適用例および全体的なシステムに課される設計制約に依存する。
[0051]例として、要素、または要素の任意の部分、または要素の任意の組合せは、1つまたは複数のプロセッサを含む「処理システム」として実装され得る。プロセッサの例としては、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、グラフィックス処理ユニット(GPU)、中央処理ユニット(CPU)、アプリケーションプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、縮小命令セットコンピューティング(RISC)プロセッサ、システムオンチップ(SoC)、ベースバンドプロセッサ、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プログラマブル論理デバイス(PLD)、状態機械、ゲート論理、個別ハードウェア回路、および本開示全体にわたって説明する様々な機能を実行するように構成された他の好適なハードウェアがある。処理システム中の1つまたは複数のプロセッサはソフトウェアを実行し得る。ソフトウェアは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語などの名称にかかわらず、命令、命令セット、コード、コードセグメント、プログラムコード、プログラム、サブプログラム、ソフトウェア構成要素、アプリケーション、ソフトウェアアプリケーション、ソフトウェアパッケージ、ルーチン、サブルーチン、オブジェクト、実行ファイル、実行スレッド、プロシージャ、関数などを意味すると広く解釈されたい。
[0052]したがって、1つまたは複数の例示的な実施形態では、説明する機能は、ハードウェア、ソフトウェア、またはそれらの任意の組合せで実装され得る。ソフトウェアで実装される場合、機能は、コンピュータ可読媒体上に記憶されるか、あるいはコンピュータ可読媒体上に1つまたは複数の命令またはコードとして符号化され得る。コンピュータ可読媒体はコンピュータ記憶媒体を含む。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であり得る。限定ではなく例として、そのようなコンピュータ可読媒体は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読取り専用メモリ(ROM)、電気的消去可能プログラマブルROM(EEPROM(登録商標))、光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージ、他の磁気ストレージデバイス、上述のタイプのコンピュータ可読媒体の組合せ、あるいはコンピュータによってアクセスされ得る、命令またはデータ構造の形態のコンピュータ実行可能コードを記憶するために使用され得る任意の他の媒体を備えることができる。
[0053]図1は、ワイヤレス通信システムおよびアクセスネットワーク100の一例を示す図である。(ワイヤレスワイドエリアネットワーク(WWAN)とも呼ばれる)ワイヤレス通信システムは、基地局102と、UE104と、発展型パケットコア(EPC)160とを含む。基地局102は、マクロセル(高電力セルラー基地局)および/またはスモールセル(低電力セルラー基地局)を含み得る。マクロセルはeNBを含む。スモールセルは、フェムトセル、ピコセル、およびマイクロセルを含む。
[0054](発展型ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションズシステム(UMTS)地上波無線アクセスネットワーク(E−UTRAN)と総称される)基地局102は、バックホールリンク132(たとえば、S1インターフェース)を通してEPC160とインターフェースする。他の機能に加えて、基地局102は、以下の機能、すなわち、ユーザデータの転送と、無線チャネル暗号化および解読と、完全性保護と、ヘッダ圧縮と、モビリティ制御機能(たとえば、ハンドオーバ、デュアル接続性)と、セル間干渉協調と、接続セットアップおよび解放と、負荷分散と、非アクセス層(NAS:non-access stratum)メッセージのための配信と、NASノード選択と、同期と、無線アクセスネットワーク(RAN:radio access network)共有と、マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス(MBMS)と、加入者および機器トレースと、RAN情報管理(RIM:RAN information management)と、ページングと、測位と、警告メッセージの配信とのうちの1つまたは複数を実行し得る。基地局102は、バックホールリンク134(たとえば、X2インターフェース)上で互いと直接または間接的に(たとえば、EPC160を通して)通信し得る。バックホールリンク134はワイヤードまたはワイヤレスであり得る。
[0055]基地局102はUE104とワイヤレス通信し得る。基地局102の各々は、それぞれの地理的カバレージエリア110に通信カバレージを与え得る。重複する地理的カバレージエリア110があり得る。たとえば、スモールセル102’は、1つまたは複数のマクロ基地局102のカバレージエリア110と重複するカバレージエリア110’を有し得る。スモールセルとマクロセルの両方を含むネットワークが、異種ネットワークとして知られ得る。異種ネットワークはまた、限定加入者グループ(CSG)として知られる限られたグループにサービスを提供し得るホーム発展型ノードB(eNB)(HeNB)を含み得る。基地局102とUE104との間の通信リンク120は、UE104から基地局102への(逆方向リンクとも呼ばれる)アップリンク(UL)送信、および/または基地局102からUE104への(順方向リンクとも呼ばれる)ダウンリンク(DL)送信を含み得る。通信リンク120は、空間多重化、ビームフォーミング、および/または送信ダイバーシティを含む、MIMOアンテナ技術を使用し得る。通信リンクは、1つまたは複数のキャリアを通したものであり得る。基地局102/UE104は、各方向において送信のために使用される最高合計Yx MHz(x個のコンポーネントキャリア)のキャリアアグリゲーションにおいて割り振られた、キャリアごとの最高Y MHz(たとえば、5、10、15、20MHz)帯域幅のスペクトルを使用し得る。キャリアは、互いに隣接することも隣接しないこともある。キャリアの割振りは、DLとULとに対して非対称であり得る(たとえば、DLの場合、ULの場合よりも多いまたは少ないキャリアが割り振られ得る)。コンポーネントキャリアは、1次コンポーネントキャリアと、1つまたは複数の2次コンポーネントキャリアとを含み得る。1次コンポーネントキャリアは1次セル(PCell)と呼ばれることがあり、2次コンポーネントキャリアは2次セル(SCell)と呼ばれることがある。
[0056]ワイヤレス通信システムは、5GHz無認可周波数スペクトル中で通信リンク154を介してWi−Fi(登録商標)局(STA)152と通信しているWi−Fiアクセスポイント(AP)150をさらに含み得る。無認可周波数スペクトル中で通信するとき、STA152/AP150は、チャネルが利用可能であるのかどうかを決定するために、通信するより前にクリアチャネルアセスメント(CCA)を実行し得る。
[0057]スモールセル102’は、認可および/または無認可周波数スペクトル中で動作し得る。無認可周波数スペクトル中で動作しているとき、スモールセル102’は、LTEを採用し、Wi−Fi AP150によって使用されるのと同じ5GHz無認可周波数スペクトルを使用し得る。無認可周波数スペクトル中でLTEを採用するスモールセル102’は、アクセスネットワークへのカバレージをブーストし、および/またはアクセスネットワークの容量を増加させ得る。無認可スペクトル中のLTEは、LTE無認可(LTE−U:LTE-unlicensed)、認可支援アクセス(LAA:licensed assisted access)、またはMuLTEfireと呼ばれることがある。
[0058]EPC160は、モビリティ管理エンティティ(MME:Mobility Management Entity)162と、他のMME164と、サービングゲートウェイ166と、マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス(MBMS)ゲートウェイ168と、ブロードキャストマルチキャストサービスセンター(BM−SC:Broadcast Multicast Service Center)170と、パケットデータネットワーク(PDN:Packet Data Network)ゲートウェイ172とを含み得る。MME162はホーム加入者サーバ(HSS:Home Subscriber Server)174と通信していることがある。MME162は、UE104とEPC160との間のシグナリングを処理する制御ノードである。概して、MME162はベアラおよび接続管理を行う。すべてのユーザインターネットプロトコル(IP)パケットはサービングゲートウェイ166を通して転送され、サービングゲートウェイ166自体はPDNゲートウェイ172に接続される。PDNゲートウェイ172は、UEのIPアドレス割振りならびに他の機能を提供する。PDNゲートウェイ172とBM−SC170とはIPサービス176に接続される。IPサービス176は、インターネット、イントラネット、IPマルチメディアサブシステム(IMS:IP Multimedia Subsystem)、PSストリーミングサービス(PSS:PS Streaming Service)、および/または他のIPサービスを含み得る。BM−SC170は、MBMSユーザサービスのプロビジョニングおよび配信のための機能を提供することができる。BM−SC170は、コンテンツプロバイダMBMS送信のためのエントリポイントとして働き得、パブリックランドモバイルネットワーク(PLMN:public land mobile network)内のMBMSベアラサービスを許可し、開始するために使用され得、MBMS送信をスケジュールするために使用され得る。MBMSゲートウェイ168は、特定のサービスをブロードキャストするマルチキャストブロードキャスト単一周波数ネットワーク(MBSFN)エリアに属する基地局102にMBMSトラフィックを配信するために使用され得、セッション管理(開始/停止)と、eMBMS関係の課金情報を収集することとを担当し得る。
[0059]基地局は、ノードB、発展型ノードB(eNB)、アクセスポイント、基地トランシーバ局、無線基地局、無線トランシーバ、トランシーバ機能、基本サービスセット(BSS:basic service set)、拡張サービスセット(ESS:extended service set)、または何らかの他の好適な用語で呼ばれることもある。基地局102は、UE104にEPC160へのアクセスポイントを提供する。UE104の例としては、セルラーフォン、スマートフォン、セッション開始プロトコル(SIP:session initiation protocol)電話、ラップトップ、携帯情報端末(PDA)、衛星無線、全地球測位システム、マルチメディアデバイス、ビデオデバイス、デジタルオーディオプレーヤ(たとえば、MP3プレーヤ)、カメラ、ゲーム機、タブレット、スマートデバイス、ウェアラブルデバイス、または任意の他の同様の機能デバイスがある。UE104は、局、移動局、加入者局、モバイルユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、リモートユニット、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス通信デバイス、リモートデバイス、モバイル加入者局、アクセス端末、モバイル端末、ワイヤレス端末、リモート端末、ハンドセット、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアント、または他の何らかの適切な用語で呼ばれることもある。
[0060]再び図1を参照すると、いくつかの態様では、UE104/基地局102は、共有ブロードキャストを介してエンドユーザにコンテンツを配信する(198)ように構成され得る。198において実行される動作の詳細について、図6〜図23を参照しながら以下で説明する。
[0061]図2Aは、LTEにおけるDLフレーム構造の一例を示す図200である。図2Bは、LTEにおけるDLフレーム構造内のチャネルの一例を示す図230である。図2Cは、LTEにおけるULフレーム構造の一例を示す図250である。図2Dは、LTEにおけるULフレーム構造内のチャネルの一例を示す図280である。他のワイヤレス通信技術は、異なるフレーム構造および/または異なるチャネルを有し得る。LTEでは、フレーム(10ms)は、10個の等しいサイズのサブフレームに分割され得る。各サブフレームは、2つの連続するタイムスロットを含み得る。2つのタイムスロットを表すためにリソースグリッドが使用され得、各タイムスロットは、1つまたは複数の(物理RB(PRB)とも呼ばれる)時間並列リソースブロック(RB)を含む。リソースグリッドは複数のリソース要素(RE)に分割される。LTEでは、ノーマルサイクリックプレフィックスの場合、RBは、合計84個のREについて、周波数領域中に12個の連続するサブキャリアを含んでおり、時間領域中に7つの連続するシンボル(DLの場合、OFDMシンボル、ULの場合、SC−FDMAシンボル)を含んでいる。拡張サイクリックプレフィックスの場合、RBは、合計72個のREについて、周波数領域内に12個の連続するサブキャリアを含んでおり、時間領域内に6個の連続するシンボルを含んでいる。各REによって搬送されるビット数は変調方式に依存する。
[0062]図2Aに示されているように、REのうちのいくつかが、UEにおけるチャネル推定のためのDL基準(パイロット)信号(DL−RS)を搬送する。DL−RSは、(共通RSと呼ばれることもある)セル固有基準信号(CRS:cell-specific reference signal)と、UE固有基準信号(UE−RS:UE-specific reference signal)と、チャネル状態情報基準信号(CSI−RS:channel state information reference signal)とを含み得る。図2Aは、(それぞれ、R0、R1、R2、およびR3として示される)アンテナポート0、1、2、および3のためのCRSと、(R5として示される)アンテナポート5のためのUE−RSと、(Rとして示される)アンテナポート15のためのCSI−RSとを示す。図2Bは、フレームのDLサブフレーム内の様々なチャネルの一例を示す。物理制御フォーマットインジケータチャネル(PCFICH:physical control format indicator channel)は、スロット0のシンボル0内にあり、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH:physical downlink control channel)が1つのシンボルを占有するのか、2つのシンボルを占有するのか、3つのシンボルを占有するのかを示す制御フォーマットインジケータ(CFI)を搬送する(図2Bは、3つのシンボルを占有するPDCCHを示す)。PDCCHは、1つまたは複数の制御チャネル要素(CCE)内でダウンリンク制御情報(DCI)を搬送し、各CCEは9つのREグループ(REG)を含み、各REGはOFDMシンボル内に4つの連続するREを含む。UEは、DCIも搬送するUE固有拡張PDCCH(ePDCCH)で構成され得る。ePDCCHは、2つ、4つ、または8つのRBペアを有し得る(図2Bは2つのRBペアを示し、各サブセットは1つのRBペアを含む)。物理ハイブリッド自動再送要求(ARQ)(HARQ)インジケータチャネル(PHICH)もスロット0のシンボル0内にあり、物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)に基づいてHARQ肯定応答(ACK)/否定ACK(NACK)フィードバックを示すHARQインジケータ(HI)を搬送する。1次同期チャネル(PSCH)は、フレームのサブフレーム0および5内のスロット0のシンボル6内にあり、サブフレームタイミングと物理レイヤ識別情報とを決定するためにUEによって使用される1次同期信号(PSS)を搬送する。2次同期チャネル(SSCH)は、フレームのサブフレーム0および5内のスロット0のシンボル5内にあり、物理レイヤセル識別情報グループ番号を決定するためにUEによって使用される2次同期信号(SSS)を搬送する。物理レイヤ識別情報および物理レイヤセル識別情報グループ番号に基づいて、UEは、物理セル識別子(PCI)を決定することができる。PCIに基づいて、UEは、前述されたDL−RSの位置を決定することができる。物理ブロードキャストチャネル(PBCH)は、フレームのサブフレーム0のスロット1のシンボル0、1、2、3内にあり、マスタ情報ブロック(MIB)を搬送する。MIBは、DLシステム帯域幅内のRBの数と、PHICH構成と、システムフレーム番号(SFN)とを提供する。物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH:physical downlink shared channel)は、ユーザデータと、システム情報ブロック(SIB:system information block)などのPBCHを通して送信されないブロードキャストシステム情報と、ページングメッセージとを搬送する。
[0063]図2Cに示されているように、REのうちのいくつかが、eNBにおけるチャネル推定のための復調基準信号(DM−RS)を搬送する。UEは、サブフレームの最後のシンボル中でサウンディング基準信号(SRS:sounding reference signal)をさらに送信し得る。SRSはコム(comb)構造を有し得、UEは、コムのうちの1つ上でSRSを送信し得る。SRSは、eNBによって、UL上での周波数依存スケジューリングを可能にするために、チャネル品質推定のために使用され得る。図2Dは、フレームのULサブフレーム内の様々なチャネルの一例を示す。物理ランダムアクセスチャネル(PRACH:physical random access channel)が、PRACH構成に基づいてフレーム内の1つまたは複数のサブフレーム内にあり得る。PRACHは、サブフレーム内に6つの連続するRBペアを含み得る。PRACHにより、UEが初期システムアクセスを実行し、UL同期を実現することが可能になる。物理アップリンク制御チャネル(PUCCH:physical uplink control channel)が、ULシステム帯域幅のエッジ上に位置し得る。PUCCHは、スケジューリング要求、チャネル品質インジケータ(CQI:channel quality indicator)、プリコーディング行列インジケータ(PMI:precoding matrix indicator)、ランクインジケータ(RI:rank indicator)、およびHARQ ACK/NACKフィードバックなど、アップリンク制御情報(UCI)を搬送する。PUSCHは、データを搬送し、バッファステータス報告(BSR)、パワーヘッドルーム報告(PHR)、および/またはUCIを搬送するためにさらに使用され得る。
[0064]図3は、アクセスネットワーク中でUE350と通信しているeNB310のブロック図である。DLでは、EPC160からのIPパケットがコントローラ/プロセッサ375に与えられ得る。コントローラ/プロセッサ375はレイヤ3およびレイヤ2機能を実装する。レイヤ3は無線リソース制御(RRC)レイヤを含み、レイヤ2は、パケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)レイヤと、無線リンク制御(RLC)レイヤと、媒体アクセス制御(MAC)レイヤとを含む。コントローラ/プロセッサ375は、システム情報(たとえば、MIB、SIB)のブロードキャスティングと、RRC接続制御(たとえば、RRC接続ページング、RRC接続確立、RRC接続変更、およびRRC接続解放)と、無線アクセス技術(RAT)間モビリティと、UE測定報告のための測定構成とに関連するRRCレイヤ機能、ならびにヘッダ圧縮/解凍と、セキュリティ(暗号化、解読、完全性保護、完全性検証)と、ハンドオーバサポート機能とに関連するPDCPレイヤ機能、ならびに上位レイヤパケットデータユニット(PDU)の転送と、ARQを介した誤り訂正と、RLCサービスデータユニット(SDU)の連結、セグメンテーション、およびリアセンブリと、RLCデータPDUの再セグメンテーションと、RLCデータPDUの並べ替えとに関連するRLCレイヤ機能、ならびに論理チャネルとトランスポートチャネルとの間のマッピングと、トランスポートブロック(TB)上へのMAC SDUの多重化と、TBからのMAC SDUのデマリプレクシングと、スケジューリング情報報告と、HARQを介した誤り訂正と、優先度処理と、論理チャネル優先度付けとに関連するMACレイヤ機能を与える。
[0065]送信(TX)プロセッサ316および受信(RX)プロセッサ370は、様々な信号処理機能に関連するレイヤ1機能を実装する。物理(PHY)レイヤを含むレイヤ1は、トランスポートチャネル上の誤り検出と、トランスポートチャネルの前方誤り訂正(FEC)コーディング/復号と、インターリービングと、レートマッチングと、物理チャネル上へのマッピングと、物理チャネルの変調/復調と、MIMOアンテナ処理とを含み得る。TXプロセッサ316は、様々な変調方式(たとえば、2位相シフトキーイング(BPSK:binary phase-shift keying)、4位相シフトキーイング(QPSK:quadrature phase-shift keying)、M位相シフトキーイング(M−PSK:M-phase-shift keying)、M値直交振幅変調(M−QAM:M-quadrature amplitude modulation))に基づく信号コンスタレーションへのマッピングを扱う。コーディングされ変調されたシンボルは、次いで、並列ストリームに分割され得る。各ストリームは、次いで、時間領域OFDMシンボルストリームを搬送する物理チャネルを生成するために、OFDMサブキャリアにマッピングされ、時間領域および/または周波数領域内で基準信号(たとえば、パイロット)と多重化され、次いで、逆高速フーリエ変換(IFFT)を使用して一緒に合成され得る。OFDMストリームは、複数の空間ストリームを生成するために空間的にプリコーディングされる。チャネル推定器374からのチャネル推定値は、コーディングおよび変調方式を決定するために、ならびに空間処理のために使用され得る。チャネル推定値は、UE350によって送信される基準信号および/またはチャネル状態フィードバックから導出され得る。各空間ストリームは、次いで、別個の送信機318TXを介して異なるアンテナ320に与えられ得る。各送信機318TXは、送信のためにそれぞれの空間ストリームでRFキャリアを変調し得る。
[0066]UE350において、各受信機354RXは、そのそれぞれのアンテナ352を通して信号を受信する。各受信機354RXは、RFキャリア上で変調された情報を復元し、受信(RX)プロセッサ356に情報を供給する。TXプロセッサ368およびRXプロセッサ356は、様々な信号処理機能に関連付けられたレイヤ1機能を実装する。RXプロセッサ356は、UE350に宛てられた任意の空間ストリームを復元するために、情報に対して空間処理を実行し得る。複数の空間ストリームがUE350に宛てられた場合、それらはRXプロセッサ356によって単一のOFDMシンボルストリームに合成され得る。次いで、RXプロセッサ356は、高速フーリエ変換(FFT)を使用して、OFDMシンボルストリームを時間領域から周波数領域に変換する。周波数領域信号は、OFDM信号のサブキャリアごとに別個のOFDMシンボルストリームを備える。各サブキャリア上のシンボルおよび基準信号は、eNB310によって送信される、可能性が最も高い信号のコンスタレーションポイントを決定することによって復元および復調される。これらの軟判定は、チャネル推定器358によって計算されるチャネル推定値に基づき得る。軟判定は、次いで、物理チャネル上でeNB310によって最初に送信されたデータと制御信号とを復元するために復号およびデインターリーブされる。データおよび制御信号は、次いで、レイヤ3およびレイヤ2機能を実装するコントローラ/プロセッサ359に供給される。
[0067]コントローラ/プロセッサ359は、プログラムコードとデータとを記憶するメモリ360に関連付けられ得る。メモリ360は、コンピュータ可読媒体と呼ばれることがある。ULでは、コントローラ/プロセッサ359は、EPC160からのIPパケットを復元するために、トランスポートチャネルと論理チャネルとの間の逆多重化と、パケットリアセンブリと、解読と、ヘッダ解凍と、制御信号処理とを提供する。コントローラ/プロセッサ359はまた、HARQ動作をサポートするためにACKおよび/またはNACKプロトコルを使用する誤り検出を担当する。
[0068]eNB310によるDL送信に関して説明した機能と同様に、コントローラ/プロセッサ359は、システム情報(たとえば、MIB、SIB)獲得と、RRC接続と、測定報告とに関連するRRCレイヤ機能、ならびにヘッダ圧縮/解凍と、セキュリティ(暗号化、解読、完全性保護、完全性検証)とに関連するPDCPレイヤ機能、ならびに上位レイヤPDUの転送と、ARQを介した誤り訂正と、RLC SDUの連結、セグメンテーション、およびリアセンブリと、RLCデータPDUの再セグメンテーションと、RLCデータPDUの並べ替えとに関連するRLCレイヤ機能、ならびに論理チャネルとトランスポートチャネルとの間のマッピングと、TB上へのMAC SDUの多重化と、TBからのMAC SDUのデマリプレクシングと、スケジューリング情報報告と、HARQを介した誤り訂正と、優先度処理と、論理チャネル優先度付けとに関連するMACレイヤ機能を与える。
[0069]eNB310によって送信される基準信号またはフィードバックからの、チャネル推定器358によって導出されるチャネル推定値は、適切なコーディングおよび変調方式を選択することと、空間処理を容易にすることとを行うために、TXプロセッサ368によって使用され得る。TXプロセッサ368によって生成される空間ストリームは、別個の送信機354TXを介して異なるアンテナ352に与えられ得る。各送信機354TXは、送信のためにそれぞれの空間ストリームでRFキャリアを変調し得る。
[0070]UL送信は、UE350における受信機機能に関して説明した方式と同様の方式で、eNB310において処理される。各受信機318RXは、そのそれぞれのアンテナ320を通して信号を受信する。各受信機318RXは、RFキャリア上に変調された情報を復元し、RXプロセッサ370に情報を供給する。
[0071]コントローラ/プロセッサ375は、プログラムコードとデータとを記憶するメモリ376に関連付けられ得る。メモリ376は、コンピュータ可読媒体と呼ばれることがある。ULでは、コントローラ/プロセッサ375は、UE350からのIPパケットを復元するために、トランスポートチャネルと論理チャネルとの間の逆多重化と、パケットリアセンブリと、解読と、ヘッダ解凍と、制御信号処理とを提供する。コントローラ/プロセッサ375からのIPパケットは、EPC160に与えられ得る。コントローラ/プロセッサ375はまた、HARQ動作をサポートするためにACKおよび/またはNACKプロトコルを使用する誤り検出を担当する。
[0072]図4Aは、アクセスネットワーク内のMBSFNエリアの一例を示す図410である。セル412’内のeNB412は第1のMBSFNエリアを形成することができ、セル414’内のeNB414は第2のMBSFNエリアを形成し得る。eNB412、414は、各々、他のMBSFNエリア、たとえば、合計8つまでのMBSFNエリアに関連付けられ得る。MBSFNエリア内のセルが予約済みセルを指定され得る。予約済みセルは、マルチキャスト/ブロードキャストコンテンツを与えないが、セル412’、414’に時間同期され、MBSFNエリアへの干渉を制限するために、MBSFNリソース上で制限電力を有し得る。MBSFNエリア内の各eNBは、同じeMBMS制御情報とデータとを同時に送信する。各エリアは、ブロードキャストサービスと、マルチキャストサービスと、ユニキャストサービスとをサポートし得る。ユニキャストサービスは、特定のユーザを対象とするサービス、たとえば、音声呼である。マルチキャストサービスは、ユーザのグループによって受信され得るサービス、たとえば、サブスクリプションビデオサービスである。ブロードキャストサービスは、すべてのユーザによって受信され得るサービス、たとえば、ニュースブロードキャストである。図4Aを参照すると、第1のMBSFNエリアは、特定のニュースブロードキャストをUE425に供給することなどにより、第1のeMBMSブロードキャストサービスをサポートし得る。第2のMBSFNエリアは、異なるニュースブロードキャストをUE420に供給することなどによって、第2のeMBMSブロードキャストサービスをサポートし得る。
[0073]図4Bは、MBSFNにおけるeMBMSチャネル構成の一例を示す図430である。図4Bに示されたように、各MBSFNエリアは、1つまたは複数の物理マルチキャストチャネル(PMCH)(たとえば、15個のPMCH)をサポートする。各PMCHはMCHに対応する。各MCHは、複数(たとえば、29個)のマルチキャスト論理チャネルを多重化することができる。各MBSFNエリアは、1つのマルチキャスト制御チャネル(MCCH:multicast control channel)を有し得る。したがって、1つのMCHは、1つのMCCHと複数のマルチキャストトラフィックチャネル(MTCH:multicast traffic channel)とを多重化し得、残りのMCHは複数のMTCHを多重化し得る。
[0074]UEは、LTEセルにキャンプオンして、eMBMSサービスアクセスと対応するアクセス層構成の利用可能性とを発見することができる。最初に、UEは、SIB13(SIB13)を取得し得る。その後、SIB13に基づいて、UEは、MCCH上でMBSFNエリア構成メッセージを取得し得る。その後、MBSFNエリア構成メッセージに基づいて、UEは、MSI MAC制御要素を取得し得る。SIB13は、(1)セルによってサポートされる各MBSFNエリアのMBSFNエリア識別子と、(2)MCCH繰り返し期間(たとえば、32個、64個、...、256個のフレーム)、MCCHオフセット(たとえば、0個、1個、...、10個のフレーム)、MCCH修正期間(たとえば、512個、1024個のフレーム)、シグナリング変調およびコーディング方式(MCS)、繰り返し期間とオフセットとによって示される無線フレームのどのサブフレームがMCCHを送信することができるかを示すサブフレーム割振り情報など、MCCHを取得するための情報と、(3)MCCH変更通知構成とを含み得る。MBSFNエリアごとに1つのMBSFNエリア構成メッセージがある。MBSFNエリア構成メッセージは、(1)PMCH内の論理チャネル識別子によって識別される各MTCHの一時的モバイルグループ識別情報(TMGI:temporary mobile group identity)および随意のセッション識別子と、(2)MBSFNエリアの各PMCHを送信するための割り振られたリソース(すなわち、無線フレームおよびサブフレーム)およびそのエリア中のすべてのPMCHのための割り振られたリソースの割振り期間(たとえば、4個、8個、...、256個のフレーム)と、(3)MSI MAC制御要素が送信されるMCHスケジューリング期間(MSP)(たとえば、8個、16個、32個、...、または1024個の無線フレーム)とを示し得る。特定のTMGIは、利用可能なMBMSサービスのうちの特定のサービスを識別する。
[0075]図4Cは、MSI MAC制御要素のフォーマットを示す図440である。MSI MAC制御要素は、MSPごとに一回送られ得る。MSI MAC制御要素は、PMCHの各スケジューリング期間の第1のサブフレーム中で送られ得る。MSI MAC制御要素は、PMCH内の各MTCHの停止フレームとサブフレームとを示すことができる。MBSFNエリアごとにPMCH当たり1つのMSIがあり得る。論理チャネル識別子(LCID)フィールド(たとえば、LCID1、LCID2、...、LCIDn)は、MTCHの論理チャネル識別子を示し得る。停止MTCHフィールド(たとえば、停止MTCH1、停止MTCH2、...、停止MTCHn)は、特定のLCIDに対応するMTCHを搬送する最終サブフレームを示し得る。
[0076]図5Aは、連続キャリアアグリゲーションタイプを開示する。図5Bは、非連続キャリアアグリゲーションタイプを開示する。UEは、各方向において送信のために使用される最高合計100MHz(5つのコンポーネントキャリア)のキャリアアグリゲーションにおいて割り振られた、最高20MHz帯域幅のスペクトルを使用し得る。概して、アップリンク上ではダウンリンクよりも少ないトラフィックが送信され、したがって、アップリンクスペクトル割振りはダウンリンク割振りよりも小さくなり得る。たとえば、アップリンクに20MHzが割り当てられた場合、ダウンリンクには100MHzが割り当てられ得る。これらの非対称FDD割当ては、スペクトルを節約し、ブロードバンド加入者による一般に非対称な帯域幅利用にぴったり合う。2つのタイプのキャリアアグリゲーション(CA)方法、すなわち、連続CAおよび非連続CAが提案されている。これら2つのタイプのCA方法が図5Aおよび図5Bに示される。非連続CAは、複数の利用可能なコンポーネントキャリアが周波数帯域に沿って分離されたときに生じる(図5B)。一方、連続CAは、複数の利用可能なコンポーネントキャリアが互いに隣接するときに生じる(図5A)。非連続CAと連続CAの両方は、単一のUEをサービスするために複数のLTE/コンポーネントキャリアをアグリゲートする。コンポーネントキャリアは、1次コンポーネントキャリアと、1つまたは複数の2次コンポーネントキャリアとを含み得る。1次コンポーネントキャリアは1次セル(PCell)と呼ばれることがあり、2次コンポーネントキャリアは2次セル(SCell)と呼ばれることがある。
[0077]従来、UEは、移動体通信事業者(MNO)が所有するキャリア上でeMBMSを受信するためにMNOサブスクリプションを必要とする。サブスクリプションありまたはなしのいくつかのサービスプロバイダ/MNOを介してエンドユーザにコンテンツを配信する方法が望ましい。一構成では、本開示は、それのMNOサブスクリプションにかかわらず任意のエンドユーザによって受信されるべき、共有キャリアを介したコンテンツの単一周波数ネットワーク(SFN)ブロードキャストについて記述する。この共有ブロードキャストネットワークは、より効率的に無線リソースを使用し、共有認可スペクトルまたは無認可スペクトル中でのMBSFNを介したブロードキャストTVの効率的な配信を可能にする。
[0078]一構成では、非加入者UE(または他のMNOのUE)が共有キャリアにアクセスしてeMBMSを受信することができるようにeMBMSを配信するために共有キャリアが使用され得る。共有キャリアは、共有専用MBMSキャリア(たとえば、SDLキャリア)または共有スタンドアロンキャリアであり得る。一構成では、共有専用MBMSキャリアまたはスタンドアロンキャリアは、任意のUEによってアクセスされ得る。一構成では、MNOが、MBMSサービスへのそれの加入者のアクセスを制御すること、および/または非加入者がMNOのパイプを介してMBMSサービスにアクセスするのを防止することを希望する場合、MNOについてMBMSアクセスおよび受信制御が可能になり得る。一構成では、MBMSプロビジョニングまたは対話型サービスについてMNOを通した3GPP制限付きユニキャストアクセスが可能になり得る。
[0079]一構成では、コンテンツプロバイダは、コンテンツの共有ブロードキャストを容易にするためにコンテンツを受信するためにMNOとのサブスクリプションを有することも有しないこともあるすべてのUEにオープンである共有スペクトル(または共有周波数帯域)中でコンテンツを搬送するMNOとの合意を有し得る。一構成では、専用周波数帯域は、eMBMSサービスとにかく各UEのMNOサブスクリプションを受信する(to receive eMBMS services regardless the MNO subscriptions of each UE)能力を有するすべてのUEによってアクセスされ得るeMBMSを介して(over eMBMS)ブロードキャストTVを搬送し得る。たとえば、この構成では、コンテンツの共有ブロードキャストを容易にするためにブロードキャストTVのための欧州UHF700MHz帯域が使用され得る。一構成では、eMBMS(たとえば、スポーツイベント、スタジアム環境中の(in a stadium setting)スポーツイベントの様々なカメラアングル)を搬送するために、放送事業者(broadcaster)によって所有されている周波数帯域または無認可周波数帯域が使用され得る。そのような構成では、コンテンツは、対応するMNOサブスクリプションを有することも有しないこともあるすべてのUEによってアクセス可能でなければならない(should)。一構成では、eMBMSを介した公共安全および緊急サービスのために共有ブロードキャストネットワークが使用され得る。そのような構成では、サービスは、対応するMNOへのサブスクリプションを有することも有しないこともあるすべてのUEによってアクセス可能でなければならない。
[0080]一構成では、共有ブロードキャストネットワークは、複数のサービスプロバイダを介してエンドユーザにコンテンツを配信する。一構成では、共有ブロードキャストネットワークは、共有キャリアを介したコンテンツ(たとえば、モバイルHDTV)のSFNブロードキャストである。共有キャリアは、MNOにわたって共通のSFNタイミングを有し得る。一構成では、共有キャリアは、共有無認可キャリアであり得る。一構成では、共有キャリアは、認可キャリアであり得る。
[0081]図6Aは、SCellによって与えられた共有キャリアを使用する共有ブロードキャストネットワークの一例を示す図600である。図600中に、それぞれ2つの異なるMNOによって動作されている2つの基地局604および606がある。2つのMNOの各々は、共有されない別個の周波数帯域中にキャリアを有する。加えて、2つのMNOは、共有キャリア616を使用する。
[0082]UE602は、基地局604を動作させるMNOへのサブスクリプションを有する。一構成では、UE602が基地局604のカバレージエリア内にあるとき、UE602は、基地局604を動作させるMNOによって与えられた周波数610を介して基地局604からMBMSサービスを受信し得る。別の構成では、UE602が基地局604のカバレージエリア内にあるとき、UE602は、共有キャリア616によって与えられた周波数614を介して基地局604からMBMSサービスを受信し得る。
[0083]UE602が、基地局604のカバレージエリアの外側に中から(moves out of)移動し、基地局606のカバレージエリア内に移動するとき、UE602は、UE602’として識別される。UE602’は、基地局606を動作させるMNOへのサブスクリプションを有しない。しかしながら、UE602’は、MBMSサービスを受信するために(行為(action)608を通して)基地局606に同調し得る。基地局606からMBMSサービスを受信するために、UE602’は、1次セル(PCell)として基地局606を動作させるMNOによって与えられた周波数612を介して基地局606からMBMS制御情報を受信し、SCellによって与えられた共有キャリア616によって与えられた周波数614を介して基地局606からMBMSサービスを受信する。UE602’がPCellを動作させるMNOへのサブスクリプションを有さないとしても、PCellは、UE602’への制限付きアクセスを提供する。UE602’は、PCellから制御情報を得るためにPCellに同調し得、次いで、共有キャリア616に同調する。一構成では、共有キャリア616を介して(over)送られるサービスは、無許可のUEが共有キャリア616を介してMBMSサービスを受信するのを防止するためにコンテンツレベル(content level)で暗号化され得る。
[0084]図6Bは、スタンドアロンPCellによって与えられた共有キャリアを使用する共有ブロードキャストネットワークの一例を示す図650である。図650中に、それぞれ2つの異なるMNOによって動作されている2つの基地局654および656がある。2つのMNOは、共有されないキャリアを与える。加えて、2つのMNOは、共通のキャリア666を共有する。
[0085]UE652は、基地局654を動作させるMNOへのサブスクリプションを有する。一構成では、UE652が基地局654のカバレージエリア内にあるとき、UE652は、基地局654を動作させるMNOによって与えられた周波数660を介して基地局654からMBMSサービスを受信し得る。別の構成では、UE652が基地局654のカバレージエリア内にあるとき、UE652は、共有キャリア666によって与えられた周波数662を介して基地局654からMBMSサービスを受信し得る。
[0086]UE652が、基地局654のカバレージエリアの外側に中から移動し、基地局656のカバレージエリア内に移動するとき、UE652は、UE652’として識別される。UE652’は、基地局656を動作させるMNOへのサブスクリプションを有しない。しかしながら、UE602’は、MBMSサービスを受信するために(行為658を通して)基地局656に同調し得る。基地局656からMBMSサービスを受信するために、UE652’は、スタンドアロンPCellによって与えられた共有キャリア666の周波数662を介して基地局656からMBMS制御情報とMBMSサービスとを受信する。
[0087]図7は、共有ブロードキャストネットワークを通したブロードキャストTVまたはモバイルHDTVの一例を示す図700である。コンテンツ702は、いくつかのMNO(たとえば、MNO1〜5)によって共有されたキャリア704を介して顧客(customers)706に配信され得る。顧客706は、共有キャリア704とにかくそれらの公称セルラーサブスクリプションを介してすべてのMNO(たとえば、MNO1〜5)によってサービスされ得る。これは、顧客がそれらの公称セルラーサブスクリプションに一致するそれらのそれぞれのMNOによってサービスされるモバイルブロードキャストの従来の手法とは異なる。
[0088]図8は、共有ブロードキャストネットワークアーキテクチャの一例を示す図800である。詳細には、図800は、共有ブロードキャストネットワークのための従来のMBMSアーキテクチャおよびサービスレイヤを活用することの一例を示す。図示のように、共有ブロードキャストネットワークアーキテクチャは、eNB816と、MBMSゲートウェイ818と、BM−SC812と、MCE804と、MME806と、サービングゲートウェイ808と、PDNゲートウェイ810とを含む。コンテンツプロバイダ814は、この共有ブロードキャストネットワークアーキテクチャを通してUE802にMBMSサービスを提供し得る。
[0089]コンテンツプロバイダ814は、1つまたは複数のセルラー事業者とBM−SC812、MBMSゲートウェイ818、およびMCE804またはeNB(たとえば、816)を共有するか、あるいはそれ自体のネットワークを構築することができる。たとえば、一構成では、コンテンツは、共有周波数スペクトル中でSCellまたはスタンドアロンPCellによって与えられたeMBMSチャネルを介して送られる。共有周波数スペクトルは、MNOのいずれか(any)への加入者によってアクセスされ、同じく(also)MNOへのいかなるサブスクリプションもない加入者によってアクセスされ得る。一構成では、MBMSユーザトラフィックは、(eNB816とMBMSゲートウェイ818との間の)リンク820と(MBMSゲートウェイ818とBM−SC812との間の)リンク822とを通過し(go through)得る。一構成では、MBMSシグナリングは、(eNB816とMCE804との間の)リンク824と、(MCE804とMME806との間の)リンク826と、(MME806とMBMSゲートウェイ818との間の)リンク828と、(MBMSゲートウェイ818とBM−SC812との間の)リンク830とによって実行される。
[0090]図9は、共有ブロードキャストネットワークのための従来のMBMSアーキテクチャおよびサービスレイヤを活用することの一例を示す図900である。一構成では、コンテンツプロバイダ902は、1つまたは複数のセルラー事業者とともにBM−SCと、MBMSゲートウェイと、MMEと、MCE/eNBとを使用することによって共有ブロードキャストを介してコンテンツを与え得る。たとえば、一構成では、コンテンツは、1つの地理的エリア中のUE920に達するために共有キャリアF3を通してMNOネットワーク908(MNO_1)を介してeMBMSを介して送られ、別の地理的エリア中のUE970に達するために共有キャリアF3を通してMNOネットワーク958(MNO_2)を介して送られる。MNOネットワーク908は、BM−SC910と、MBMSゲートウェイ914と、PDN/サービングゲートウェイ912と、MME916と、MCE918と、いくつかの基地局922とを含み得る。MNOネットワーク908は、F1上で(on)ユニキャストサービスを提供し得る。MNOネットワーク958は、BM−SC960と、MBMSゲートウェイ964と、PDN/サービングゲートウェイ962と、MME966と、MCE968と、いくつかの基地局972とを含み得る。MNOネットワーク958は、F2上でユニキャストサービスを提供し得る。UE920および970は、MNOネットワーク908にサブスクライブされたUE、MNOネットワーク958にサブスクライブされたUE、他のMNOネットワークにサブスクライブされたUE、および/またはいかなるMNOへのセルラーサブスクリプションも有しないUEを含み得る。すべてのUEは、eMBMSサービスを受信するために共有キャリアF3にアクセスすることができる。
[0091]一構成では、MNO908および958は、MBMSサービス保護を無効化する(disable)。一構成では、共有キャリアF3上で送られたブロードキャストコンテンツはまた、他のMNOの加入者およびMNOへのいかなるサブスクリプションもない加入者によってアクセスされ得る。一構成では、共有キャリアF3は、補助ダウンリンク(SDL)キャリアまたはスタンドアロンキャリアであり得る。
[0092]図10は、従来のMBMSアーキテクチャおよびサービスレイヤが共有ブロードキャストネットワークのためにどのように活用され得るのかの別の例を示す図1000である。一構成では、(BM−SC1004、MBMSゲートウェイ1006および1008などの)コアネットワークは、コンテンツプロバイダまたはサードパーティ1002によって所有され得る。コアネットワークは、1つまたは複数のセルラー事業者によって与えられたMCE/eNBを共有し得る。たとえば、一構成では、コンテンツは、1つのエリア中のUE1020にサービスを提供するために共有キャリアF3を介してMNOネットワーク1010(MNO_1)を介してeMBMSを介して送られ、別のエリア中のUE1070にサービスを提供するために共有キャリアF3を介してMNOネットワーク1060(MNO_2)を介して送られる。MNOネットワーク1010は、PDN/サービングゲートウェイ1014と、MME1016と、MCE1012と、いくつかの基地局1018とを含み得る。MNOネットワーク1010は、F1上でユニキャストサービスを提供し得る。MNOネットワーク1060は、PDN/サービングゲートウェイ1064と、MME1066と、MCE1062と、いくつかの基地局1068とを含み得る。MNOネットワーク1060は、F2上でユニキャストサービスを提供し得る。UE1020および1070は、MNOネットワーク1010にサブスクライブされたUE、MNOネットワーク1060にサブスクライブされたUE、他のMNOネットワークにサブスクライブされたUE、および/またはいかなるMNOへのセルラーサブスクリプションも有しないUEを含み得る。すべてのUEは、eMBMSサービスを受信するために共有キャリアF3にアクセスすることができる。一構成では、共有ブロードキャストネットワークは、複数のMNOにわたる(カバーする)MBSFNであり得る。
[0093]一構成では、コンテンツプロバイダまたはサードパーティ1002は、サービス保護を有効化することができる。一構成では、共有キャリアF3上で送られたブロードキャストコンテンツはまた、他のMNOからの加入者およびMNOへのいかなるサブスクリプションもない加入者によってアクセスされ得る。一構成では、共有キャリアF3は、SDLキャリアまたはスタンドアロンキャリアであり得る。
[0094]図11は、共有ブロードキャストネットワークアーキテクチャの一例を示す図1100である。一構成では、コンテンツプロバイダ1102またはサードパーティ(図示せず)は、BM−SC1104と、MBMSゲートウェイ1106および1108と、MME(図示せず)と、MCE1110および1112と、eNB1122、1124、1126、および1128とを含む完全なeMBMSネットワークを展開していることがある。たとえば、一構成では、コンテンツは、コンテンツプロバイダ1102またはサードパーティのeMBMS専用(only)ネットワーク上でeMBMSを介して送られる。一構成では、コンテンツは、MNOネットワーク1114または1164(それぞれMNO_1およびMNO_2)の関与なしに(without involvement of)共有キャリアF3を介してUE1120および1170に送られる。一構成では、共有ブロードキャストネットワークにより、MCE(たとえば、1110または1112)は、現在のeMBMSアーキテクチャごとのMMEから通過する代わりに直接eNB(たとえば、1122〜1128)と通信することが可能になり得る。UE1120および1170は、MNOネットワーク1114にサブスクライブされたUE、MNOネットワーク1164にサブスクライブされたUE、他のMNOネットワークにサブスクライブされたUE、および/またはいかなるMNOへのセルラーサブスクリプションも有しないUEを含み得る。すべてのUEは、eMBMSサービスを受信するために共有キャリアF3にアクセスすることができる。
[0095]一構成では、共有ブロードキャストネットワークは、スタンドアロンeMBMSキャリアであり得るF3上にMBSFNを展開し得る。一構成では、アップリンクチャネルがある場合、コンテンツプロバイダ1102は、サービス保護を有効化することができる。一構成では、共有キャリアF3上で送られたブロードキャストコンテンツはまた、他のMNOからの加入者およびMNOへのいかなるサブスクリプションもない加入者によってアクセスされ得る。
[0096]図12は、共有ブロードキャストネットワークアーキテクチャの一例を示す図1200である。一構成では、共有ブロードキャストネットワークは、コンテンツプロバイダ1202のためのMNO協調SFNである。BM−SC1204と、MBMSゲートウェイ1206と、MCE1208とは、MNO(たとえば、MNOネットワーク1214および1216)によって共有され得るか、サードパーティ(図示せず)によって所有され得るか、またはコンテンツプロバイダ1202によって所有され得る。MNOネットワーク1214(MNO_1)は、eNB1224を動作させる。MNOネットワーク1214は、F1上でユニキャストサービスを提供し得る。MNOネットワーク1216(MNO_2)は、eNB1222を動作させる。MNOネットワーク1216は、F2上でユニキャストサービスを提供し得る。
[0097]たとえば、一構成では、コンテンツは、1つのMBSFNとしてMNO(たとえば、1214または1216)のeMBMS eNB(たとえば、それぞれ1224または1222)を介して送られる。一構成では、コンテンツは、共有キャリアF3を介してUE1220に送られる。たとえば、共有キャリアF3を与えるために無認可周波数帯域あるいはサードパーティまたはコンテンツプロバイダ1202に所有されている認可周波数帯域が使用され得る。UE1220は、MNOネットワーク1214にサブスクライブされたUE、MNOネットワーク1216にサブスクライブされたUE、他のMNOネットワークにサブスクライブされたUE、および/またはいかなるMNOへのセルラーサブスクリプションも有しないUEを含み得る。この構成の使用事例の一例は、スタジアムにおいてのものであり、ここで、様々な(different)MNOの加入者が、(NFLの試合など)ベニューのeMBMSサービスを受信するためにキャリアF3にアクセスすることができる。これにより、異なるMNOのネットワークを介して同じコンテンツが複製されて送られるのが回避される。
[0098]一構成では、共有キャリアF3は、スタンドアロンeMBMSキャリアであり得る。一構成では、コンテンツプロバイダ1202は、サービス保護を有効化することができる。一構成では、共有キャリアF3上で送られたブロードキャストコンテンツはまた、他のMNOからの加入者およびMNOへのいかなるサブスクリプションもない加入者によってアクセスされ得る。
[0099]図13は、共有ブロードキャストネットワークアーキテクチャの一例を示す図1300である。一構成では、共有ブロードキャストネットワークは、デジタルTVネットワークと同様の簡略化されたeMBMSネットワークである。コンテンツプロバイダ1302は、eNB(たとえば、1322および1324)にコンテンツを送り得る。一構成では、分散MCE(図示せず)は、eNBとコロケートされる。
[00100]一構成では、BM−SCなしに、MBMSユーザデータフロー同期がMBSFN適応(Adaptation)1304を通して達成される。MBSFNは、異なるMNO(たとえば、MNO1314および1316)および/またはコンテンツプロバイダ1302および/またはサードパーティ(図示せず)によって所有されているeNBにわたって実装され得る。MNO1314(MNO_1)は、eNB1324を動作させる。MNOネットワーク1314は、F1上でユニキャストサービスを提供し得る。MNO1316(MNO_2)は、eNB1322を動作させる。MNOネットワーク1316は、F2上でユニキャストサービスを提供し得る。一構成では、eMBMSサービスを受信するためのプロトコルスタックは、完全サービスレイヤ/ミドルウェア(たとえば、eMBMS物理レイヤ/MAC/RLCを介したMPEG−2トランスポートストリーム(TS)またはeMBMS物理レイヤ/MAC/RLCを介したIPを介したMPEG−2 TS)を有しないことがある。一構成では、TV番組のためのサービス定義は、eMBMSユーザサービス説明情報(USD:user service description)を使用し得る。
[00101]たとえば、一構成では、コンテンツは、1つのMBSFNとしてMNO(たとえば、1314または1316)のeMBMS eNB(たとえば、それぞれ1324または1322)を介して送られる。一構成では、コンテンツは、すべてのMNO(たとえば、1314および1316)によって共有されたキャリアF3を介してUE1320に送られる。UE1320は、MNOネットワーク1314にサブスクライブされたUE、MNOネットワーク1316にサブスクライブされたUE、他のMNOネットワークにサブスクライブされたUE、および/またはいかなるMNOへのセルラーサブスクリプションも有しないUEを含み得る。すべてのUEは、eMBMSサービスを受信するために共有キャリアF3にアクセスすることができる。
[00102]一構成では、共有キャリアF3は、スタンドアロンeMBMSキャリアであり得る。一構成では、共有キャリアF3上で送られたブロードキャストコンテンツはまた、他のMNOからの加入者およびMNOへのいかなるサブスクリプションもない加入者によってアクセスされ得る。
[00103]共有ブロードキャストネットワークの一構成では、コンテンツは、共有キャリアのeMBMSチャネルを介して送られる。一構成では、共有キャリアは、eMBMS SDLキャリアであり得る。別の構成では、共有キャリアは、スタンドアロンキャリアであり得る。SDLキャリアの場合、MBMSサービスについての制御情報は、MNOのPCellを介して送られ得る。したがって、UEは、SDLキャリア上でのMBMS受信のために複数の(multiple)周波数帯域をサポートし得る。一構成では、UEは、共有SDLキャリア上でeMBMSを受信するためにPCell上の共通探索空間をサポートし得る。スタンドアロン共有キャリアの場合、すべてのeMBMS制御情報は、スタンドアロン共有キャリアを介して送られ得る。一構成では、UEが共有スペクトル上でeMBMSを受信するのを制御することが望ましい場合、共有ブロードキャストネットワークは、MBMSアクセスおよび受信がMNOによって制御されることを可能にする。一構成では、MBMSサービスを識別するために使用されるTMGIがMNOから分離される(decoupled)。一構成では、あらゆる(every)MNOネットワーク中でコンテンツを識別するために同じTMGIが使用され得る。一構成では、MBMSプロビジョニングについてMNOを通して3GPP制限付きユニキャストアクセスが可能になる。
[00104]一構成では、eMBMS専用/共有キャリアは、SDLキャリアであり得る。SDLキャリアは、上位レイヤシグナリング(たとえば、ユニキャストシグナリング)をサポートしないことがある。したがって、UEは、MNOのPCellを通してMBMSサービスを取得する必要があり得る。このPCellは、関連するMNOサブスクリプションなしにUEによってアクセスされ得る。一構成では、MBSFNのためにすべてのサブフレームが使用されるので、eMBMS専用SDLキャリア上でMBSFN−SubframeConfigについての情報を搬送するSIB2は必要とされないことがある。一構成では、MBSFNのためにいくつかのサブフレームが使用されない場合、eMBMS SDLキャリア上でMBSFN−SubframeConfigについての情報を搬送するSIB2が必要とされ得る。一構成では、eMBMS専用SDLキャリア上のSIB13と物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)通知とはMNOのPCellから送られ得る。
[00105]一構成では、MBSFN専用SDLキャリアのためのSIB13は、従来のSIB13と同じメッセージフォーマットを使用してMNOのPCell上で送られる。IE SystemInformationBlockType13は、1つまたは複数のMBSFNエリアに関連するMBMS制御情報を取得するために使用される情報を含んでいる。
SystemInformationBlockType13情報要素
[00106]IE MBSFN−AreaInfoListは、1つまたは複数のMBSFNエリアに関連するMBMS制御情報を取得するために使用される情報を含んでいる。
MBSFN−AreaInfoList情報要素
[00107]IE MBMS−NotificationConfigは、すべてのMBSFNエリアに適用可能であるMBMS通知関連構成パラメータを指定する。
MBMS−NotificationConfig情報要素
[00108]一構成では、eMBMS専用SDLキャリアのためのSIB13は、i)SDLキャリアの中心周波数およびSDLキャリアに関連するダウンリンク帯域幅と、ii)シンボルタイミング、サブフレームタイミング、およびシステムフレーム番号とを含み得る。存在する複数のeMBMS専用キャリアがあるとき(When there are multiple eMBMS dedicated carriers present)、キャリアごとに更新されたSIB13が必要とされ得る。
[00109]一構成では、更新されたSIB13;混合キャリアのためのSIB13、中心周波数1、中心周波数1のためのダウンリンク帯域幅、中心周波数1のためのシンボルタイミング、中心周波数1のためのサブフレームタイミング、システムフレーム番号、および、対応するSIB13;中心周波数2、中心周波数2のためのダウンリンク帯域幅、中心周波数2のためのシンボルタイミング、中心周波数2のためのサブフレームタイミング、システムフレーム番号、および、対応するSIB13....のように構造化され得る。別の構成では、新しいSIBが、中心周波数1、中心周波数1のためのダウンリンク帯域幅、中心周波数1のためのシンボルタイミング、中心周波数1のためのサブフレームタイミング、システムフレーム番号、および、対応するSIB13;中心周波数2、中心周波数2のためのダウンリンク帯域幅、中心周波数2のためのシンボルタイミング、中心周波数2のためのサブフレームタイミング、システムフレーム番号、および、対応するSIB13....を含むために使用され得る。
[00110]一構成では、キャリアがeMBMS専用キャリアであることを示すために別のフラグがSIB15中に追加され得る。一構成では、MCHスケジューリング情報(MSI)は、以下で説明するように、最大2560個のサブフレーム可能性(possibilities)の60%を超えた(または最大100%の(up to))周波数割振りを許可するように変更される(以前は(previously)、2560*60%=1536個である)。
PMCH−InfoList情報要素
[00111]図14は、MSI MAC制御要素の一例を示す図1400およびMSI MAC制御要素内の論理チャネルid(LCID)フィールドの可能な値を示す表1450である。図1400に示すように、各MTCHは、LCIDフィールドとStop MTCHフィールドとによって定義される。5ビットのLCIDがMTCHの論理チャネルidである。LCIDの異なる値は、表1450に示すようにMTCHに関する異なる指示を有し得る。
[00112]従来、Stop MTCHは、11ビットの長さ(long)である。Stop MTCHフィールドは、MCHスケジューリング期間(MSP)内のサブフレームの序数(ordinal number)を示す。Stop MTCHの値は、MCHサブフレームをカウントする。Stop MTCHの値2047は、対応するMTCHがスケジュールされていないことを示す。Stop MTCHの値2043〜2046は、予約されている。一構成では、Stop MTCHフィールドは、MTCHフィールドを12ビットに拡張することによって2560個のサブフレーム可能性を許可するように拡張され得る。
[00113]一構成では、SFNを与えるために、共有SDLセル間の同期があり得る。一構成では、SIB情報は、MBMSサービスのための共有SCellのためのMBSFNサブフレームの最大(up to)100%の割振りを示し得る。一構成では、SIB情報は、PCellと共有SCellとの間の時間オフセットを示し得る。一構成では、eMBMS共有SDLキャリア上のSIB13とPDCCH通知とは1次キャリアから送られる。代替構成では、共有MBMS SDLキャリア情報は、IP接続を介して送られ得る。
[00114]ブロードキャストTV受信機では、受信機がeMBMSを受信するためにeMBMSキャリアを使用する場合、共有スタンドアロンeMBMSキャリアを介してコンテンツを送ることがより望ましいことがある。一構成では、スタンドアロンキャリアを用いる共有ブロードキャストネットワークは、ブロードキャストTVのためにスタンドアロンキャリアの帯域幅全体(entire bandwidth)を利用する。一構成では、ユニキャスト対話型トラフィック(たとえば、MBMSプロビジョニングなど)のためのアップリンク帯域幅が存在しないか、または極めて(very)制限される。すべての制御情報がスタンドアロンキャリアを介して送られ得るので、接続すべき(to be attached to)ベースキャリア(MNO)がないことがある。
[00115]一構成では、スタンドアロンキャリアを用いる共有ブロードキャストネットワークは、1次同期信号(PSS)、第2の同期信号(SSS)、物理ブロードキャストチャネル(PBCH)、またはSIB送信のうちの1つまたは複数を実行する。別の構成では、スタンドアロンキャリアを用いる共有ブロードキャストネットワークは、PSS/SSSの送信なしにPBCH/SIB送信を保つ(keeps)。一構成では、スタンドアロンキャリアを用いる共有ブロードキャストネットワークにより、PSS/SSS/PBCH/SIBとPMCHとの間の時分割多重(TDM)または周波数分割多重(FDM)が可能になる。別の構成では、スタンドアロンキャリアを用いる共有ブロードキャストネットワークにより、PBCH/SIBとPMCHとの間のTDMまたはFDMが可能になる。
[00116]一構成では、1つのSIB(たとえば、SIB13または新しいSIB)は、スタンドアロンキャリアを用いる共有ブロードキャストネットワークについてのすべての必要な情報を搬送する。一構成では、スタンドアロンキャリアの帯域幅にリンクされた半静的SIBスケジューリングが、MBMSシグナリングのために適用され得る。一構成では、異なるMBSFNエリアが、異なるサイクリックプレフィックス(CP)長さをサポートすることができ、そのような情報は、スタンドアロンキャリアを用いる共有ブロードキャストネットワークのためのSIB中で示される。一構成では、スタンドアロンキャリアを用いる共有ブロードキャストネットワークのための異なるCP長さに対して異なるサブフレーム構造がもたらされ得る。一構成では、SIBは、各MCCHおよびMBSFNエリアのための関連するCP長さを示し得る。一構成では、スタンドアロンキャリアを用いる共有ブロードキャストネットワークにより、アップリンクサブフレームの構成が可能になり得る。上位レイヤ手順(MAC/RRC)は、スタンドアロンキャリアを用いる共有ブロードキャストネットワークに対して同じままであり得る。
[00117]各セルが最大8つのMBSFNエリアを属することができるので、UEは、MBSFNエリアIDを直接取得することができないことがある。一構成では、スタンドアロンキャリアを用いる共有ブロードキャストネットワークは、物理セル識別情報(PCI)検出のために従来のPSS/SSSと同じ収集信号(acquisition signal)を保つ。各セルは、SIB中でそれの関連するMBSFNエリアを送信する。一構成では、PBCHは、SFNおよび帯域幅情報のために必要とされ得る。すべてのシステムおよびMBMS関連情報は、1つのSIB中で送信され得る。UEは、各MBSFNエリアに対応するMCCHを取得するためにこれらのシステムおよびMBMS関連情報を使用し得る。一構成では、情報が潜在的に複数の(multiple)MBSFNエリアのためのものであり得るので、これらのシステムおよびMBMS関連情報は、従来のMBSFN方式で送信されないことがある。一構成では、これらのシステムおよびMBMS関連情報は、Xms(たとえば、X=20)ごとに1回送信され得る。一構成では、各セルは、最も小さいMBSFNエリアを形成し、最も小さいMBSFNエリア中でこれらのシステムおよびMBMS関連情報を送信し、セルによってサポートされる他のMBSFNエリアのためのMCCHを取得するためにUEのためのアンカーMBSFNエリアとして働くことができる。
[00118]スタンドアロンキャリアを用いる共有ブロードキャストネットワークの一構成では、SIB情報を含んでいないサブフレームのためにTDMユニキャストシンボルが必要とされないことがある。そのような構成では、SIB情報を含んでいるサブフレーム中でPDCCHを使用する動的SIBスケジューリングが使用され得る。または、PDCCHを使用せずに半静的SIBスケジューリングがもたらされ得る。リソース割振りおよびMCSは、帯域幅の関数で(a function of)あり得る。
[00119]図15は、ワイヤレス通信の方法のフローチャート1500である。詳細には、本方法は、共有キャリアを介してMBMSサービスを取得することについて記述する。本方法は、UE(たとえば、UE104、350、602/602’、652/652’、装置1902/1902’)によって実行され得る。1502において、UEは、共有キャリア上で提供される(offered)MBMSサービスを取得することを決定する。一構成では、UEは、ユーザインターフェース(UI)入力に応答してMBMSサービスを取得することを決定する。別の構成では、UEは、前もってスケジュールされたイベントに応答してMBMSサービスを取得することを決定する。
[00120]1504において、UEは、MBMSサービスについての制御情報を受信する。一構成では、UEは、第1のMNOとの制限付きユニキャスト通信を介してMBMSサービスに関連する情報を受信し得る。MBMSサービスは、受信された情報に基づいて受信され得る。
[00121]1506において、UEは、UEが加入者であることも加入者でないこともある第1のMNOと少なくとも1つの他のMNOとによって共有されたキャリアを介してMBMSサービスを受信するために第1のMNOによって与えられた周波数に同調する。本明細書で使用する、複数のMNOによって共有されたキャリアは、複数のMNOの間の共有キャリアと呼ばれることもある。一構成では、共有キャリアは、第1のMNOと少なくとも1つの他のMNOとに関する共通のSFNタイミングを有する。一構成では、共有キャリアは、無認可キャリアを含む。1508において、UEは、第1のMNOと少なくともオンの他のMNO(the at least on other MNO)とによって共有されたキャリアを介して周波数上でMBMSサービスを受信する。従来、UEは、UEが加入者でないMNOからサービスを取得するのを防止される。一構成では、MNOは、たとえば、PCellによって与えられた制限付きユニキャストサービスを介して、およびSCellによって与えられた共有キャリアを介してMNOへのサブスクリプションなしにUEにネットワークアクセスを与えることに同意し得る。一構成では、コンテンツプロバイダが、無許可のUEが共有キャリアを介してMBMSサービスを受信するのを防止することを希望する場合、コンテンツは暗号化され得る(すなわち、コンテンツ保護され得る)。一構成では、必要な場合、許可されたUEに復号鍵をプロビジョニングするためにオンラインプロビジョニングが使用され得る。
[00122]一構成では、共有キャリアは、共有MBMS SDLキャリアを含む。この構成では、MBMSサービスについての制御情報は、第1のMNOのPCellを通して受信され、MBMSサービスは、第1のMNOと少なくとも1つの他のMNOとによって共有されたSCellを通して受信される。MBMS制御情報は、PCellの共通探索空間を通して受信される。UEは、共有MBMS SDLキャリアに関連する周波数と帯域幅とを示すSIB(たとえば、SIB13)をさらに取得し得る。UEは、取得されたSIBに基づいて周波数に同調し得る。UEは、SCellのためのMBSFNサブフレームの割振りを示すSIB(たとえば、SIB13)を取得し得る。MBMSサービスは、取得されたSIB中の示されたMBSFNサブフレームに基づいて受信され得る。UEは、PCellとSCellとの間の時間オフセットを示すSIB(たとえば、SIB13)を取得し得る。MBMSサービスは、取得されたSIB中の示された時間オフセットに基づいて受信され得る。UEは、PCellから共有MBMS SDLキャリア上でSIB13とPDCCH通知とをさらに受信し得る。MBMSサービスは、受信されたSIB13とPDCCH通知とに基づいて受信され得る。
[00123]代替構成では、UEは、IP接続を通して共有MBMS SDLキャリアに関する情報を受信し得る。UEは、周波数に同調し、共有MBMS SDLキャリアに関する受信された情報に基づいてMBMSサービスを受信し得る。
[00124]一構成では、共有キャリアは、MBMSサービスとMBMSサービスに関連する制御情報とを受信するためのスタンドアロン共有キャリアを含み得る。一構成では、UEは、スタンドアロン共有キャリアを介してPSSとSSSとを前もって受信することなしにスタンドアロン共有キャリアを介してフレームタイミングとSIBとを受信し得る。本構成の詳細について、図16において以下でさらに説明することにする。一構成では、共有キャリアは、第1のMNOと少なくとも1つの他のMNOとによって実装されるMBSFNを含み得る。
[00125]図16は、ワイヤレス通信の方法のフローチャート1600である。詳細には、本方法は、スタンドアロン共有キャリアを介してPSSとSSSとを前もって受信することなしにスタンドアロン共有キャリアを介してフレームタイミングとSIB(たとえば、新しいSIBまたはSIB13)とを取得することについて記述する。一構成では、SIBは、すべての制御情報、たとえば、SIB1、SIB2、SIB13、SIB15などの組合せを含んでいる新しいSIBである。本方法は、UE(たとえば、UE104、350、602/602’、652/652’、装置1902/1902’)によって実行され得る。1602において、UEは、MBSFN IDを受信する。一構成では、MBSFN IDは、よく知られている仮想MBSFN IDである。
[00126]1604において、UEは、MBSFNサブフレーム中でスタンドアロン共有キャリアを介して、SIB(たとえば、新しいSIBまたはSIB13)と基準信号(RS)とを受信する。RSは、MBSFN IDに基づいてスクランブルされる。1606において、UEは、異なるMBSFN ID仮説(hypotheses)を用いて受信されたSIBとRSとに基づいてフレームタイミングを確立する。たとえば、SIBは、10msのフレームタイミングに対して(relative to)知られているサブフレーム中に周期的に配置され得る。UEは、フレームタイミングを確立するためにSIB MBSFN IDを探索し得る。
[00127]1608において、UEは、フレームタイミングを確立すると、SIBを復号し、MBSFN IDを検出する。UEがSIBパイロット/RSを発見すると、UEは、信号がブロードキャスト信号であることを知り、対応するSIB情報を取得する。
[00128]MNOは、いくつかの(certain)MBMSサービスへのMNOのUEによるアクセスを制御し得る。ブロードキャストコンテンツが異なる帯域/周波数を介して送られる場合、MNOは、UEの加入者識別情報モジュール(SIM)を構成することを介してMNOの加入者(UE)によってアクセスされるのを許可するかまたは許可しない帯域を構成し得る。放送事業者のコンテンツとMNOのコンテンツとが同じ帯域/周波数上で送られる場合、MNOは、SIM構成を介してそれの加入者によってアクセスされるのを許可するかまたは許可しないPLMN IDまたはサービス(TMGI)を構成し得る。MNOは、他のMNOの加入者によってMNOのパイプを介して送られたeMBMSへのアクセスを防止し得る。これは、MNOのネットワーク上でサービス保護を有効化することによって行われ得る。
[00129]共有ブロードキャストネットワークの一構成では、TMGIは、MNOから分離され得る。これは、現在のTMGIフォーマットを再使用することを通して達成され得る。一構成では、コンテンツプロバイダは、別個のTMGI空間を有し得る(たとえば、コンテンツプロバイダは、それ自体のモバイル国コード(MCC)またはモバイルネットワークコード(MNC)を用いて割り振られる)。別の構成では、コンテンツプロバイダは、異なるセルラー事業者とは異なるTMGI空間を使用し得る。MNOからのTMGIの分離はまた、MCCおよびMNCからTMGIを分離することを通して達成され得る。これは、コンテンツプロバイダにわたって一意のTMGIを生じ得る。
[00130]共有ブロードキャストネットワークの一構成では、オンラインプロビジョニングが実行され得る。一構成では、オンラインプロビジョニングは、UEにサービス(たとえば、MBMS)を提供するためにネットワークを準備し、装備するプロセスを伴い得る。一構成では、プロビジョニングプロセスは、ネットワークリソースのセキュリティおよびユーザプライバシーを保証するためにアクセス権および特権を監視する。一構成では、UEは、アプリケーションサーバ情報で構成され得る。アプリケーションのプロビジョニングは、IPを介して実行され得る。UEは、アプリケーションサーバと通信するために利用可能な手段、たとえば、3GPP証明書ありの3GPP、Wi−Fi、3GPP証明書なしの3GPP制限付きアクセスなどを識別し得る。UEは、利用可能な接続および構成に基づいてユニキャストのためにどのアクセスを使用すべきかを決定し得る。
[00131]共有ブロードキャストネットワークの一構成では、MBMSプロビジョニングについてMNOを通した制限付きユニキャストアクセスが可能になり得る。UEは、アクセスポイント名(APN)で事前構成され得る。UEは、事前構成されたAPNに接続する。ネットワークは、このAPNを通してMBMSプロビジョニングを実行する。プロビジョニング中に、ネットワークは、UEがこのAPNに再接続するのを許可しない。一構成では、PDNゲートウェイは、MMEに「このAPNへの再接続が許可されない」ことを示し得る。MMEは、「このAPNへの再接続が許可されない」ことを示すために非アクセス層(non-access stratum)(NAS)シグナリングを使用してUEに通知する。そのような指示を受信すると、UEは、次の電力サイクルまでAPNに再接続するのを許可されない。
[00132]図17は、アプリケーションオンラインプロビジョニングのための3GPP制限付きアクセスを示す例示的な流れ図1700である。アプリケーションオンラインプロビジョニングは、eMBMSを受信するために必要な情報(たとえば、データに対する復号鍵)を与え得る。一構成では、アプリケーションオンラインプロビジョニングはまた、投票、受信報告などの対話型サービスを伴い(involve)得る。アプリケーションオンラインプロビジョニングのための3GPP制限付きアクセスを得るために、UE1702は、eNB1704とのRRC接続を(1712において)確立する。1714において、UE1702は、MME1706にプロビジョニングのためのAPNとともに接続要求(attach request)を送る。このAPNは、一般的な「プロビジョニング」APNであるか、または「アプリ固有プロビジョニング」APN、たとえば、「HBO−GO−Provisioning」であり得る。
[00133]ネットワークがオンラインプロビジョニングをサポートする場合、MME1706は、プロビジョニングのための特定のサービングゲートウェイまたはPDNゲートウェイ1708を選択し、プロビジョニングサービングゲートウェイまたはPDNゲートウェイ1708への非認証接続を(1716において)確立する。一構成では、MME1706は、非認証接続が確立されるときにタイマーを開始し得る。タイマーが満了する場合、MME1706は、接続を解放し、UE1702をデタッチする。
[00134]一構成では、PDNゲートウェイ1708は、プロビジョニングのためにアプリケーションサーバの特定のプールへの制限付き接続を提供する。プロビジョニングは、たとえば、HTTPSを介して実行される。1718において、UE1702は、アプリケーションサーバ1710とサブスクリプション選択または証明書プロビジョニングを実行する。プロビジョニングが完了した後、NAS/RRC接続が1710において解放される。一構成では、MME1706中の接続のためのタイマーが満了するか、またはeNB1704中の非アクティビティタイマーが満了するので、NAS/RRC接続が解放される。
[00135]図18は、アプリケーションオンラインプロビジョニングのために3GPP制限付きアクセスを使用するワイヤレス通信の方法のフローチャート1800である。本方法は、UE(たとえば、UE104、350、602/602’、652/652’、装置1902/1902’)によって実行され得る。1802において、UEは、基地局とのRRC接続を確立する。
[00136]1804において、UEは、プロビジョニングプロセスのためのAPNとともに接続要求を送る。このAPNは、一般的な「プロビジョニング」APNであるか、または「アプリ固有プロビジョニング」APN、たとえば、「HBO−GO−Provisioning」であり得る。
[00137]1806において、UEは、プロビジョニングプロセスのためのサービングゲートウェイまたはPDNゲートウェイとの非認証制限付き接続を確立する。一構成では、サービングゲートウェイまたはPDNゲートウェイは、MMEによって選択される。一構成では、MMEは、非認証接続が確立されるときにタイマーを開始し得る。タイマーが満了する場合、MMEは、接続を解放し、UEをデタッチする。一構成では、UEは、制限付き接続が承諾される前に証明書を与えるように促され得る。1808において、UEは、非認証制限付き接続を通してプロビジョニングプロセスを実行する。
[00138]図19は、例示的な装置1902中の異なるモジュール/手段/構成要素間のデータフローを示す概念データフロー図1900である。本装置1902はUEであり得る。装置1902は、データ経路1920を通して基地局1950からMBMSサービスおよび対応する制御情報(たとえば、SIB)とを受信するように構成された受信構成要素1904を含む。装置1902はまた、データ経路1922を通して基地局1950にデータおよび/またはメッセージ(たとえば、プロビジョニング要求およびMBMS要求)を送信するように構成された送信構成要素1910を含む。受信構成要素1904と送信構成要素1910とは、データ経路1928を通した装置1902の通信を協調させる(coordinate)。
[00139]装置1902はまた、データ経路1934を通して受信構成要素1904からMBMSサービスを受信するように構成されたMBMS構成要素1914を含み得る。一構成では、MBMS構成要素1914は、図15の1508において上記で説明した動作を実行する。装置1902はまた、MBMSサービスを取得することを決定するように構成されたMBMS決定構成要素1912を含み得る。MBMSサービスを取得する決定が行われると、MBMS決定構成要素1912は、データ経路1936を通してMBMS同調構成要素1906にMBMSコマンドを送る。一構成では、MBMS決定構成要素1912は、図15の1502において上記で説明した動作を実行する。MBMS同調構成要素1906は、装置が加入者でない第1のMNOと少なくとも1つの他のMNOとによって共有されたキャリアを介してMBMSサービスを受信するために第1のMNOによって与えられた周波数に同調するように構成される。MBMS同調構成要素1906は、MBMS決定構成要素1912から受信されたMBMSコマンドに応答してそれの動作を実行する。MBMS同調構成要素1906は、データ経路1930を介して受信構成要素1904からシステム情報を受信し、受信されたシステム情報に基づいてそれの動作を実行する。MBMS同調構成要素1906は、データ経路1932を介して送信構成要素1910にMBMS要求を送る。一構成では、MBMS同調構成要素1906は、図15の1506においておよび図16において上記で説明した動作を実行する。装置1902はまた、アプリケーションオンラインプロビジョニングを実行するように構成されたMBMSプロビジョニング構成要素1908を含み得る。MBMSプロビジョニング構成要素1908は、データ経路1924を介して受信構成要素1904からアプリケーションプロビジョニング関連データを受信する。MBMSプロビジョニング構成要素1908は、データ経路1926を介して、基地局1950に転送するための(for forwarding to)送信構成要素1910にプロビジョニング要求を送る。一構成では、MBMSプロビジョニング構成要素1908は、図18において上記で説明した動作を実行する。
[00140]本装置は、図15、図16、および図18の上述のフローチャート内のアルゴリズムのブロックの各々を実行する追加の構成要素を含み得る。したがって、図15、図16、および図18の上述のフローチャート内の各ブロックは、1つの構成要素によって実行され得、装置は、それらの構成要素のうちの1つまたは複数を含み得る。構成要素は、述べられたプロセス/アルゴリズムを行うように特に構成された1つまたは複数のハードウェア構成要素であるか、述べられたプロセス/アルゴリズムを実行するように構成されたプロセッサによって実装されるか、プロセッサによる実装のためにコンピュータ可読媒体内に記憶されるか、またはそれらの何らかの組合せであり得る。
[00141]図20は、処理システム2014を採用する装置1902’のためのハードウェア実装形態の一例を示す図2000である。処理システム2014は、バス2024によって概略的に表されるバスアーキテクチャを用いて実装され得る。バス2024は、処理システム2014の特定の適用例および全体的な設計制約に応じて、任意の数の相互接続バスおよびブリッジを含み得る。バス2024は、プロセッサ2004によって表される1つまたは複数のプロセッサおよび/またはハードウェア構成要素と、構成要素1904、1906、1908、1910、1912、1914と、コンピュータ可読媒体/メモリ2006とを含む様々な回路を互いにリンクする。バス2024はまた、タイミングソース、周辺機器、電圧調整器、および電力管理回路など、様々な他の回路をリンクし得るが、これらの回路は当技術分野においてよく知られており、したがって、これ以上説明されない。
[00142]処理システム2014はトランシーバ2010に結合され得る。トランシーバ2010は1つまたは複数のアンテナ2020に結合される。トランシーバ2010は、送信媒体を介して様々な他の装置と通信するための手段を与える。トランシーバ2010は、1つまたは複数のアンテナ2020から信号を受信し、受信された信号から情報を抽出し、抽出された情報を処理システム2014、特に受信構成要素1904に与える。加えて、トランシーバ2010は、処理システム2014、特に送信構成要素1910から情報を受信し、受信された情報に基づいて、1つまたは複数のアンテナ2020に適用されるべき信号を生成する。処理システム2014は、コンピュータ可読媒体/メモリ2006に結合されたプロセッサ2004を含む。プロセッサ2004は、コンピュータ可読媒体/メモリ2006に記憶されたソフトウェアの実行を含む全体的な処理を担当する。ソフトウェアは、プロセッサ2004によって実行されたとき、任意の特定の装置のための上記で説明した様々な機能を処理システム2014に実行させる。コンピュータ可読媒体/メモリ2006はまた、ソフトウェアを実行するときにプロセッサ2004によって操作されるデータを記憶するために使用され得る。処理システムは、構成要素1904、1906、1908、1910、1912、および1914のうちの少なくとも1つをさらに含む。それらの構成要素は、プロセッサ2004中で動作し、コンピュータ可読媒体/メモリ2006中に存在する/記憶されたソフトウェア構成要素であるか、プロセッサ2004に結合された1つまたは複数のハードウェア構成要素であるか、またはそれらの何らかの組合せであり得る。処理システム2014は、UE350の構成要素であり得、メモリ360、ならびに/またはTXプロセッサ368、RXプロセッサ356、およびコントローラ/プロセッサ359のうちの少なくとも1つを含み得る。
[00143]一構成では、ワイヤレス通信のための装置1902/1902’は、MBMSサービスを取得することを決定するための手段と、UEが加入者でない第1のMNOと少なくとも1つの他のMNOとによって共有されたキャリアを介してMBMSサービスを受信するために第1のMNOによって与えられた周波数に同調するための手段と、第1のMNOと少なくともオンの他のMNO(the at least on other MNO)とによって共有されたキャリアを介して周波数上でMBMSサービスを受信するための手段とを含む。
[00144]一構成では、装置1902/1902’は、第1のMNOのPCellを通してMBMSサービスについての制御情報を受信するための手段をさらに含み得る。そのような構成では、MBMSサービスは、第1のMNOと少なくとも1つの他のMNOとによって共有されたSCellを通して受信される。一構成では、装置1902/1902’は、共有MBMS SDLキャリアに関連する周波数と帯域幅とを示すSIBを取得するための手段をさらに含み得る。そのような構成では、同調するための手段は、取得されたSIBに基づいて構成される。一構成では、装置1902/1902’は、SCellのためのMBSFNサブフレームの割振りを示すSIBを取得するための手段をさらに含み得る。そのような構成では、MBMSサービスは、取得されたSIB中の示されたMBSFNサブフレームに基づいて受信される。一構成では、装置1902/1902’は、PCellとSCellとの間の時間オフセットを示すSIBを取得するための手段をさらに含み得る。そのような構成では、MBMSサービスは、取得されたSIB中の示された時間オフセットに基づいて受信される。一構成では、装置1902/1902’は、PCellから共有MBMS SDLキャリア上でSIB13とPDCCH通知とを受信するための手段をさらに含み得る。そのような構成では、MBMSサービスは、受信されたSIB13とPDCCH通知とに基づいて受信される。一構成では、装置1902/1902’は、IP接続を通して共有MBMS SDLキャリアに関する情報を受信するための手段をさらに含み得る。そのような構成では、同調するための手段と受信するための手段とが、共有MBMS SDLキャリアに関する受信された情報に基づいて構成される。一構成では、装置1902/1902’は、第1のMNOとの制限付きユニキャスト通信を介してMBMSサービスに関連する情報を受信するための手段をさらに含み得る。そのような構成では、MBMSサービスは、受信された情報に基づいて受信される。
[00145]一構成では、装置1902/1902’は、スタンドアロン共有キャリアを介してPSSとSSSとを前もって受信することなしにスタンドアロン共有キャリアを介してフレームタイミングとSIBとを受信するための手段をさらに含み得る。そのような構成では、PSSとSSSとを前もって受信することなしにフレームタイミングとSIBとを受信するための手段は、MBSFN IDを受信することと、SIBとRSとを受信することと(RSは、MBSFN IDに基づいてスクランブルされる)、受信されたSIBとRSとに基づいてフレームタイミングを確立することと、フレームタイミングを確立するとSIBを復号することとを行うように構成される。
[00146]一構成では、装置1902/1902’は、基地局とのRRC接続を確立するための手段と、プロビジョニングプロセスのためのAPNとともに接続要求を送るための手段と、プロビジョニングプロセスのためのサービングゲートウェイまたはPDNゲートウェイとの非認証制限付き接続を確立するための手段と、非認証制限付き接続を通してプロビジョニングプロセスを実行するための手段とをさらに含み得る。
[00147]上述の手段は、上述の手段によって具陳された機能を実行するように構成された、装置1902、および/または装置1902’の処理システム2014の上述の構成要素のうちの1つまたは複数であり得る。上記で説明したように、処理システム2014は、TXプロセッサ368と、RXプロセッサ356と、コントローラ/プロセッサ359とを含み得る。したがって、一構成では、上述の手段は、上述の手段によって具陳された機能を実行するように構成されたTXプロセッサ368と、RXプロセッサ356と、コントローラ/プロセッサ359とであり得る。
[00148]一構成では、ネットワーク(たとえば、eNB)は、共有キャリアを介してeMBMSサービスをプロビジョニングし、共有キャリアを取得することについての制御情報を与え、サービスを送信する。共有キャリアは、スタンドアロンキャリアまたは共有専用MBMSキャリア(たとえば、共有SDLキャリア)であり得る。一構成では、共有キャリアは、共有無認可スペクトルキャリアであり得る。一構成では、制御情報は、共有専用MBMSキャリアのPCellへの制限付きユニキャストアクセスを介して与えられ得る。一構成では、制御情報は、キャリアによって送信されるサービスを取得するのに必要な情報を与えるSIBを介して与えられ得る。一構成では、制御情報は、IP接続を介して与えられ得る。一構成では、ブロードキャストネットワークを共有するMNOは、そのMNOのUEのSIM構成を介してサービスへのアクセスを制限し得る。
[00149]図21は、ワイヤレス通信の方法のフローチャート2100である。詳細には、本方法は、共有キャリアを介してMBMSサービスを提供することについて記述する。本方法は、eNB(たとえば、eNB102、310、606、656、または装置2202/2202’)によって実行され得る。2102において、eNBは、随意に、UEからMBMSサービスについての要求を受信し、ここで、UEは、eNBを動作させる第1のMNOの加入者ではない。
[00150]2104において、eNBは、第1のMNOと少なくとも1つの他のMNOとによって共有されたキャリアを介して第1のMNOによって与えられた周波数上でMBMSサービスをプロビジョニングする。一構成では、共有キャリアは、第1のMNOと少なくとも1つの他のMNOとに関する共通のSFNタイミングを有する。一構成では、共有キャリアは、無認可キャリアを含む。
[00151]2106において、eNBは、MBMSサービスを取得することについての制御情報を与える。一構成では、eNBは、第1のMNOによって与えられる制限付きユニキャスト通信を介してMBMSサービスに関連する制御情報を与え得る。
[00152]2108において、eNBは、第1のMNOと少なくとも1つの他のMNOとによって共有されたキャリアを介して周波数上でMBMSサービスを提供する。従来、UEは、UEが加入者でないMNOからサービスを取得するのを防止される。一構成では、MNOは、たとえば、PCellによって与えられた制限付きユニキャストサービスを介して、およびSCellによって与えられた共有キャリアを通してMNOへのサブスクリプションなしにUEにネットワークアクセスを与えることに同意し得る。
[00153]一構成では、共有キャリアは、共有MBMS SDLキャリアを含む。この構成では、MBMSサービスについての制御情報は、第1のMNOのPCellを通して与えられ、MBMSサービスは、第1のMNOと少なくとも1つの他のMNOとによって共有されたSCellを通して与えられる。MBMS制御情報は、PCellの共通探索空間を通して与えられる。MBMSサービスを確立するために、eNBは、共有MBMS SDLキャリアに関連する周波数と帯域幅とを示すSIB(たとえば、SIB13)を送信し得る。eNBは、SCellのためのMBSFNサブフレームの割振りを示すSIB(たとえば、SIB13)を送信し得る。MBMSサービスは、送信されたSIB中の示されたMBSFNサブフレームに基づいて提供され得る。eNBは、PCellとSCellとの間の時間オフセットを示すSIB(たとえば、SIB13)を送信し得る。MBMSサービスは、取得されたSIB中の示された時間オフセットに基づいて提供され得る。eNBは、PCellを通して共有MBMS SDLキャリア上でSIB13とPDCCH通知とをさらに送信し得る。MBMSサービスは、送信されたSIB13とPDCCH通知とに基づいて提供され得る。
[00154]一構成では、共有キャリアは、MBMSサービスとMBMSサービスに関連する制御情報とを提供するためのスタンドアロン共有キャリアを含み得る。一構成では、eNBは、スタンドアロン共有キャリアを介してPSSとSSSとを前もって送信することなしにスタンドアロン共有キャリアを介してフレームタイミングとSIBとを送信し得る。一構成では、PSSとSSSとを前もって送信することなしにスタンドアロン共有キャリアを介してフレームタイミングとSIBとを送信するために、eNBは、MBSFN IDを受信し、固定フェームタイミング(fixed fame timing)に対してMBSFNサブフレーム中でスタンドアロン共有キャリアを介して、SIBとRSとを周期的に送信し得る。RSは、MBSFN IDに基づいてスクランブルされる。一構成では、共有キャリアは、第1のMNOと少なくとも1つの他のMNOとによって実装されるMBSFNを含み得る。
[00155]図22は、例示的な装置2202中の異なるモジュール/手段/構成要素間のデータフローを示す概念データフロー図2200である。装置はeNBであり得る。装置2202は、データ経路2220を通してUE2250からMBMSサービス要求を受信するように構成された受信構成要素2204を含む。装置2202はまた、データ経路2222を通してUE2250にデータおよび/またはメッセージ(たとえば、MBMSサービスおよびSIB)を送信するように構成された送信構成要素2210を含む。受信構成要素2204と送信構成要素2210とは、データ経路2228を通した装置2202の通信を協調させる。
[00156]装置2202はまた、データ経路2230を通して受信構成要素2204からMBMSサービス要求を受信するように構成され得るMBMSプロビジョニング構成要素2206を含み得る。MBMSプロビジョニング構成要素2206は、データ経路2232を通して送信構成要素2210にSIB(たとえば、SIB13)を送信するように構成される。一構成では、MBMSプロビジョニング構成要素2206は、図21の2104および2106において上記で説明した動作を実行する。装置2202は、データ経路2234を通して送信構成要素2210にMBMSサービスを提供するように構成されたMBMS構成要素2208を含み得る。一構成では、MBMS構成要素2208は、図21の2108において上記で説明した動作を実行する。
[00157]本装置は、図21の上述のフローチャート中のアルゴリズムのブロックの各々を実行する追加の構成要素を含み得る。したがって、図21の上述のフローチャート中の各ブロックは、1つの構成要素によって実行され得、本装置は、それらの構成要素のうちの1つまたは複数を含み得る。構成要素は、述べられたプロセス/アルゴリズムを行うように特に構成された1つまたは複数のハードウェア構成要素であるか、述べられたプロセス/アルゴリズムを実行するように構成されたプロセッサによって実装されるか、プロセッサによる実装のためにコンピュータ可読媒体内に記憶されるか、またはそれらの何らかの組合せであり得る。
[00158]図23は、処理システム2314を採用する装置2202’のためのハードウェア実装形態の一例を示す図2300である。処理システム2314は、バス2324によって概略的に表されるバスアーキテクチャを用いて実装され得る。バス2324は、処理システム2314の特定の適用例および全体的な設計制約に応じて、任意の数の相互接続バスおよびブリッジを含み得る。バス2324は、プロセッサ2304によって表される1つまたは複数のプロセッサおよび/またはハードウェア構成要素と、構成要素2204、2206、2208、2210と、コンピュータ可読媒体/メモリ2306とを含む様々な回路を互いにリンクする。バス2324はまた、タイミングソース、周辺機器、電圧調整器、および電力管理回路など、様々な他の回路をリンクし得るが、これらの回路は当技術分野においてよく知られており、したがって、これ以上説明されない。
[00159]処理システム2314はトランシーバ2310に結合され得る。トランシーバ2310は1つまたは複数のアンテナ2320に結合される。トランシーバ2310は、送信媒体を介して様々な他の装置と通信するための手段を与える。トランシーバ2310は、1つまたは複数のアンテナ2320から信号を受信し、受信された信号から情報を抽出し、抽出された情報を処理システム2314、特に受信構成要素2204に与える。加えて、トランシーバ2310は、処理システム2314、特に送信構成要素2210から情報を受信し、受信された情報に基づいて、1つまたは複数のアンテナ2320に印加されるべき信号を生成する。処理システム2314は、コンピュータ可読媒体/メモリ2306に結合されたプロセッサ2304を含む。プロセッサ2304は、コンピュータ可読媒体/メモリ2306に記憶されたソフトウェアの実行を含む全体的な処理を担当する。ソフトウェアは、プロセッサ2304によって実行されたとき、任意の特定の装置のための上記で説明した様々な機能を処理システム2314に実行させる。コンピュータ可読媒体/メモリ2306はまた、ソフトウェアを実行するときにプロセッサ2304によって操作されるデータを記憶するために使用され得る。処理システムは、構成要素2204、2206、2208、および2210のうちの少なくとも1つをさらに含む。それらの構成要素は、プロセッサ2304中で動作し、コンピュータ可読媒体/メモリ2306中に存在する/記憶されたソフトウェア構成要素であるか、プロセッサ2304に結合された1つまたは複数のハードウェア構成要素であるか、またはそれらの何らかの組合せであり得る。処理システム2314は、eNB310の構成要素であり得、メモリ376、ならびに/またはTXプロセッサ316、RXプロセッサ370、およびコントローラ/プロセッサ375のうちの少なくとも1つを含み得る。
[00160]一構成では、ワイヤレス通信のための装置2202/2202’は、UEからMBMSサービスについての要求を受信するための手段、ここで、UEは、装置を動作させる第1のMNOの加入者ではない、と、第1のMNOと少なくとも1つの他のMNOとによって共有されたキャリアを介して第1のMNOによって与えられた周波数上でMBMSサービスをプロビジョニングするための手段と、第1のMNOと少なくとも1つの他のMNOとによって共有されたキャリアを介して周波数上でMBMSサービスを提供するための手段とを含む。一構成では、装置2202/2202’は、第1のMNOのPCellを通してMBMSサービスについての制御情報を提供するための手段、ここで、MBMSサービスは、第1のMNOと少なくとも1つの他のMNOとによって共有されたSCellを通して提供される、をさらに含む。
[00161]上述の手段は、上述の手段によって具陳された機能を実行するように構成された、装置2202、および/または装置2202’の処理システム2314の上述の構成要素のうちの1つまたは複数であり得る。上記で説明したように、処理システム2314は、TXプロセッサ316と、RXプロセッサ370と、コントローラ/プロセッサ375とを含み得る。したがって、一構成では、上述の手段は、上述の手段によって具陳された機能を実行するように構成されたTXプロセッサ316と、RXプロセッサ370と、コントローラ/プロセッサ375とであり得る。
[00162]開示したプロセス/フローチャート中のブロックの特定の順序または階層は、例示的な手法の一例であることを理解されたい。設計上の選好に基づいて、プロセス/フローチャート内のブロックの特定の順序または階層は、再配置され得ることを理解されたい。さらに、いくつかのブロックは組み合わされるかまたは省略され得る。添付の方法クレームは、様々なブロックの要素を例示的な順序で提示したものであり、提示された特定の順序または階層に限定されるものではない。
[00163]以上の説明は、任意の当業者が本明細書で説明した様々な態様を実施することができるようにするために提供されたものである。これらの態様に対する様々な修正は当業者には容易に明らかであり、本明細書において規定された一般的原理は他の態様に適用され得る。したがって、特許請求の範囲は、本明細書に示された態様に限定されるものではなく、クレーム文言に矛盾しない最大の範囲を与えられるべきであり、単数形の要素への言及は、そのように明記されていない限り、「唯一無二の」を意味するものではなく、「1つまたは複数の」を意味するものである。「例示的」という単語は、本明細書では「例、事例、または例示の働きをすること」を意味するために使用される。本明細書で「例示的」として記載される任意の態様は、必ずしも、他の態様よりも好ましいまたは有利であると解釈されるべきでない。別段に明記されていない限り、「いくつか(some)」という語は1つまたは複数を指す。「A、B、またはCのうちの少なくとも1つ」、「A、B、またはCのうちの1つまたは複数」、「A、B、およびCのうちの少なくとも1つ」、「A、B、およびCのうちの1つまたは複数」、および「A、B、C、またはそれらの任意の組合せ」などの組合せは、A、B、および/またはCの任意の組合せを含み、複数のA、複数のB、または複数のCを含み得る。具体的には、「A、B、またはCのうちの少なくとも1つ」、「A、B、またはCのうちの1つまたは複数」、「A、B、およびCのうちの少なくとも1つ」、「A、B、およびCのうちの1つまたは複数」、および「A、B、C、またはそれらの任意の組合せ」などの組合せは、Aのみ、Bのみ、Cのみ、AおよびB、AおよびC、BおよびC、またはAおよびBおよびCとなり得、ここで、任意のそのような組合せは、A、B、またはCのうちの1つまたは複数のメンバを含み得る。本開示全体にわたって説明する種々の態様の要素に対するすべての構造的および機能的均等物は、当業者には知られているか、または後に知られるようになり、参照により本明細書に明確に組み込まれ、特許請求の範囲によって包含されることを意図する。その上、本明細書で開示されるいかなることも、そのような開示が特許請求の範囲に明示的に具陳されているのかどうかにかかわらず、公に供するものではない。「構成要素」、「機構」、「要素」、「デバイス」などという単語は、「手段」という単語の代用でないことがある。したがって、いかなるクレーム要素も、その要素が「ための手段」という句を使用して明確に具陳されていない限り、ミーンズプラスファンクションとして解釈されるべきではない。
以下に本願の出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[C1] ユーザ機器(UE)のワイヤレス通信の方法であって、
マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス(MBMS)サービスを取得することを決定することと、
前記UEが加入者でない第1の移動体通信事業者(MNO)と少なくとも1つの他のMNOとによって共有されたキャリアを介して前記MBMSサービスを受信するために前記第1のMNOによって与えられた周波数に同調することと、
前記第1のMNOと前記少なくとも1つの他のMNOとによって共有された前記キャリアを介して前記周波数上で前記MBMSサービスを受信することと
を備える、方法。
[C2] 前記共有キャリアが、無認可キャリアまたは共有MBMS補助ダウンリンク(SDL)キャリアのうちの少なくとも1つを備える、C1に記載の方法。
[C3] 前記第1のMNOの1次セル(PCell)を通して前記MBMSサービスについての制御情報を受信すること、ここにおいて、前記MBMSサービスが、前記第1のMNOと前記少なくとも1つの他のMNOとによって共有された2次セル(SCell)を通して受信される、をさらに備える、C2に記載の方法。
[C4] インターネットプロトコル(IP)接続を通して前記共有MBMS SDLキャリアに関する情報を受信すること、ここにおいて、前記同調することと前記受信することとが、前記共有MBMS SDLキャリアに関する前記受信された情報に基づく、を備える、C2に記載の方法。
[C5] 前記共有キャリアが、前記MBMSサービスと前記MBMSサービスに関連する制御情報とを受信するためのスタンドアロン共有キャリアまたは共有MBMS補助ダウンリンク(SDL)キャリアのうちの少なくとも1つを備える、C1に記載の方法。
[C6] 前記スタンドアロン共有キャリアを介して1次同期信号(PSS)と第2の同期信号(SSS)とを前もって受信することなしに前記スタンドアロン共有キャリアを介してフレームタイミングとシステム情報ブロック(SIB)とを受信することをさらに備える、C5に記載の方法。
[C7] 前記第1のMNOとの制限付きユニキャスト通信を介して前記MBMSサービスに関連する情報を受信すること、ここにおいて、前記MBMSサービスが前記受信された情報に基づいて受信される、をさらに備える、C1に記載の方法。
[C8] 前記共有キャリアが、前記第1のMNOと前記少なくとも1つの他のMNOとによって実装されるマルチキャストブロードキャスト単一周波数ネットワーク(MBSFN)を備える、C1に記載の方法。
[C9] ワイヤレス通信の方法であって、
第1の移動体通信事業者(MNO)と少なくとも1つの他のMNOとによって共有されたキャリアを介して前記第1のMNOによって与えられた周波数上でマルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス(MBMS)サービスをプロビジョニングすることと、
前記MBMSサービスを取得することについての制御情報を与えることと、
前記第1のMNOと前記少なくとも1つの他のMNOとによって共有された前記キャリアを介して前記周波数上で前記MBMSサービスを提供することと
を備える、方法。
[C10] 前記共有キャリアが、無認可キャリアまたは共有MBMS補助ダウンリンク(SDL)キャリアのうちの少なくとも1つを備える、C9に記載の方法。
[C11] 前記MBMSサービスを取得することについての前記制御情報が、前記第1のMNOの1次セル(PCell)を通して与えられる、ここにおいて、前記MBMSサービスが、前記第1のMNOと前記少なくとも1つの他のMNOとによって共有された2次セル(SCell)を通して与えられる、C10に記載の方法。
[C12] 前記共有キャリアが、前記MBMSサービスと前記MBMSサービスに関連する前記制御情報とを与えるためのスタンドアロン共有キャリアまたは共有MBMS補助ダウンリンク(SDL)キャリアのうちの少なくとも1つを備える、C9に記載の方法。
[C13] 前記制御情報を与えることが、前記スタンドアロン共有キャリアを介して1次同期信号(PSS)と第2の同期信号(SSS)とを前もって送信することなしに前記スタンドアロン共有キャリアを介してフレームタイミングとシステム情報ブロック(SIB)とを送信することを備える、C12に記載の方法。
[C14] 前記MBMSサービスを前記プロビジョニングすることが、前記第1のMNOによって与えられた制限付きユニキャスト通信を介して前記MBMSサービスに関連する情報を与えることを備える、C9に記載の方法。
[C15] 前記共有キャリアが、前記第1のMNOと前記少なくとも1つの他のMNOとによって実装されるマルチキャストブロードキャスト単一周波数ネットワーク(MBSFN)を備える、C9に記載の方法。
[C16] ワイヤレス通信のための装置であって、前記装置がユーザ機器(UE)であり、
メモリと、
前記メモリに結合され、
マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス(MBMS)サービスを取得することを決定することと、
前記UEが加入者でない第1の移動体通信事業者(MNO)と少なくとも1つの他のMNOとによって共有されたキャリアを介して前記MBMSサービスを受信するために前記第1のMNOによって与えられた周波数に同調することと、
前記第1のMNOと前記少なくとも1つの他のMNOとによって共有された前記キャリアを介して前記周波数上で前記MBMSサービスを受信することと
を行うように構成された少なくとも1つのプロセッサと
を備える、装置。
[C17] 前記共有キャリアが、無認可キャリアまたは共有MBMS補助ダウンリンク(SDL)キャリアのうちの少なくとも1つを備える、C16に記載の装置。
[C18] 前記少なくとも1つのプロセッサが、前記第1のMNOの1次セル(PCell)を通して前記MBMSサービスについての制御情報を受信すること、ここにおいて、前記MBMSサービスが、前記第1のMNOと前記少なくとも1つの他のMNOとによって共有された2次セル(SCell)を通して受信される、を行うようにさらに構成された、C17に記載の装置。
[C19] 前記少なくとも1つのプロセッサが、インターネットプロトコル(IP)接続を通して前記共有MBMS SDLキャリアに関する情報を受信することを行うようにさらに構成され、ここにおいて、前記少なくとも1つのプロセッサが、前記共有MBMS SDLキャリアに関する前記受信された情報に基づいて同調することと受信することとを行うように構成された、C17に記載の装置。
[C20] 前記共有キャリアが、前記MBMSサービスと前記MBMSサービスに関連する制御情報とを受信するための共有MBMS補助ダウンリンク(SDL)キャリアまたはスタンドアロン共有キャリアのうちの少なくとも1つを備える、C16に記載の装置。
[C21] 前記少なくとも1つのプロセッサが、前記スタンドアロン共有キャリアを介して1次同期信号(PSS)と第2の同期信号(SSS)とを前もって受信することなしに前記スタンドアロン共有キャリアを介してフレームタイミングとシステム情報ブロック(SIB)とを受信することを行うようにさらに構成された、C20に記載の装置。
[C22] 前記少なくとも1つのプロセッサが、前記第1のMNOとの制限付きユニキャスト通信を介して前記MBMSサービスに関連する情報を受信すること、ここにおいて、前記MBMSサービスが前記受信された情報に基づいて受信される、を行うようにさらに構成された、C16に記載の装置。
[C23] 前記共有キャリアが、前記第1のMNOと前記少なくとも1つの他のMNOとによって実装されるマルチキャストブロードキャスト単一周波数ネットワーク(MBSFN)を備える、C16に記載の装置。
[C24] ワイヤレス通信のための装置であって、
メモリと、
前記メモリに結合され、
第1の移動体通信事業者(MNO)と少なくとも1つの他のMNOとによって共有されたキャリアを介して前記第1のMNOによって与えられた周波数上でマルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス(MBMS)サービスをプロビジョニングすることと、
前記MBMSサービスを取得することについての制御情報を与えることと、
前記第1のMNOと前記少なくとも1つの他のMNOとによって共有された前記キャリアを介して前記周波数上で前記MBMSサービスを提供することと
を行うように構成された少なくとも1つのプロセッサと
を備える、装置。
[C25] 前記共有キャリアが、無認可キャリアまたは共有MBMS補助ダウンリンク(SDL)キャリアのうちの少なくとも1つを備える、C24に記載の装置。
[C26] 前記MBMSサービスを取得することについての前記制御情報が、前記第1のMNOの1次セル(PCell)を通して与えられ、ここにおいて、前記MBMSサービスが、前記第1のMNOと前記少なくとも1つの他のMNOとによって共有された2次セル(SCell)を通して与えられる、C25に記載の装置。
[C27] 前記共有キャリアが、前記MBMSサービスと前記MBMSサービスに関連する前記制御情報とを与えるための共有MBMS補助ダウンリンク(SDL)キャリアまたはスタンドアロン共有キャリアのうちの少なくとも1つを備える、C24に記載の装置。
[C28] 前記制御情報を与えるために、前記少なくとも1つのプロセッサが、前記スタンドアロン共有キャリアを介して1次同期信号(PSS)と第2の同期信号(SSS)とを前もって送信することなしに前記スタンドアロン共有キャリアを介してフレームタイミングとシステム情報ブロック(SIB)とを送信することを行うように構成された、C27に記載の装置。
[C29] 前記MBMSサービスを確立するために、前記少なくとも1つのプロセッサが、前記第1のMNOによって与えられた制限付きユニキャスト通信を介して前記MBMSサービスに関連する情報を与えることを行うように構成された、C24に記載の装置。
[C30] 前記共有キャリアが、前記第1のMNOと前記少なくとも1つの他のMNOとによって実装されるマルチキャストブロードキャスト単一周波数ネットワーク(MBSFN)を備える、C24に記載の装置。