JP6824646B2 - 収納装置 - Google Patents
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Description
図6及び図1に示すように、本実施の形態にかかる収納装置1は、キャビネットであり、キャビネットの筺体5内には、上下に4つの引き出し9が設けてあり、各引き出し9に対応してスライドレール7とガイドレール11とが設けてある。ガイドレール11は、筺体5の左右の側板に各々固定してあり、各ガイドレール11にスライドレール7が摺動自在に設けてある。
図3及び図4に示すように、引き出し9には、両側面9aに各々スライドレール7に載置する載置片13が設けてある。載置片13は、引き出し9の側面9aを切り起こして形成してあり、側面9aには載置片13を切り起こした孔15が形成されている。載置片13は、引き出し9の側面9aの下部で前後方向に亘って細長く形成されており、切り起こした孔15の上部で引き出し9の外側に向けて折り曲げてある。載置片13の前側には被係合部17が形成されている。被係合部17は平面視矩形の孔部である。引き出し9はスチール製である。
図1及び図5(a)(f)に示すように、スライドレール7には、その上部に載置片13の被係合部17に係合する係合部19が設けてある。係合部19は樹脂材製であり、スライドレール7から起立する起立部19aと、起立部19aの上端から下方に傾斜した係合片19bとを有し、係合片19bは起立部19aに向けて押すことで、起立部19aに対する傾斜角度を小さくするように弾性変形可能である。
また、図5(a)に示すように、スライドレール7の後端には、ガイドレール11に対するスライドを案内するローラ33が設けてある。
ガイドレール11はキャビネット3の筐体5の内側面にねじ等で固定してある。
図2(a)に示すように、スライドレール7に引き出し9を装着するときには、スライドレール7はガイドレール11にスライド自在に装着した状態で、筺体5から引き出した状態にしてある。
引き出し9の両側に設けた載置片13を各々スライドレール7に載置するようにして、スライドレール7の係合部19を載置片13の被係合部17の孔に上から挿入するようにして係合する。
このとき、図2(b)に示すように、スライドレール7の係合部19では、係合片19bが被係合部17の孔の縁に当接して、矢印Sに示すように起立部19a側に押されるように弾性変形して被係合部17の孔を通過して、図2(c)に示すように、係合片19bが被係合部17を通過すると、係合片19bが矢印Tで示すように、弾性復帰して載置片13の被係合部17の孔の縁上に位置する。これにより、スライドレール7と引き出し9の載置片13とが連結されて、引き出し9がスライドレール7と一体にスライド可能となる。
図2に示すように、スライドレール7に引き出し9を装着するときには、スライドレール7に載置片13を載せるようにして、載置片13の被係合部17に係合部19を係合することで連結し、引き出しを外すときには係合部19の係合を外して引き出し9を引き上げれば済むので、従来技術のように、引き出しにスライドレールを側方からねじで止める場合に比較して、引き出し9の装着時に引き出し9が左右のスライドレール間から落ちないように押えておく必要がなく、引き出しの脱着作業がし易い。
スライドレール7は、引き出し9の側面に切り起こしで形成した孔15の側方に位置しているので、孔15をスライドレール7で隠すことができる。
図7に、本発明の第2実施の形態にかかる収納装置1を示す。この第2実施の形態にかかる収納装置1は、スライドレール7に設けた係合部19及び載置片13の被係合部17が第1実施の形態と異なっている。
この第2実施の形態では、スライドレール7の係合部19は、スライドレール7を切り起こして上方に突出する形状に形成してあり、係合部19には前後方向に互い間隔をあけて上方に突設した係合片19d、19eが形成してあり、係合片19d、19eは互いに間隔を狭めるように弾性変形は可能にしてある。
各係合片19d、19eは互いに対向する側と反対側の縁が上端から上下方向中央部にかけて互いの間隔が広くなるように傾斜しており、上下方向中央部の間隔はW4である。係合部19の基部19cでは、間隔W3を上下方向中央部の寸法W4よりも狭くしている。
一方、載置片13に形成した被係合部17は、載置片13を切除して形成している。
載置片13の被係合部17は、載置片13のコ字形状の空間にしてあり、被係合部17の部分を残してその前後に切り起こしを形成している。
スライドレール7から引き出し9を外すときには、指で係合片19d、19eを互いに押し狭めるようにして、被係合部17から係合部19を外す。
この第2実施の形態では、上述した第1実施の形態と同様の作用効果を奏することができる。
本発明において、載置片13とスライドレール7とは係合部19と被係合部17との係合に限らず、上から止めるねじや横から止めるクリップ等により止めて、一体にスライドするようにしても良い。
スライドレール7には、先端部及び後端部に各々ストッパーを設け、先端部のストッパーは引き出し9を引き出すときに載置片13の先端部に当接し、後端部のストッパーは引き出し9を押し込むときに載置片13の後端部に当接するようにして、引き出し9を引き出したり押し込むときにスライドレール7に設けた係合部19と載置片13に設けた被係合部17が当接して破損するのを防止するようにしても良い。特に、第1実施の形態のように係合部19が樹脂材製の場合には係合部19の破損防止に有効である。
収納装置1は、キャビネットに限らず、机や棚であってもよい。
上述した実施の形態において、係合部19と被係合部17は、係脱自在であれば良く、例えば、係合部19を上方に突出するピンとして、被係合部17はピンが挿入される孔としても良く、係合の形態や形状は限定されない。
第2実施の形態において、載置片13の突設幅を広くして、左右のスライドレール7、7間の間隔を広くした場合には、載置片13の被係合部17を側方から係合部19に係合しても良い。
7 スライドレール
9 引き出し
11 ガイドレール
13 載置片
Claims (1)
- ガイドレールと、スライドレールと、引き出しとを備え、
スライドレールはガイドレールをスライド自在であり、弾性変形可能な係合部を有し、
引き出しは載置片を有し、載置片は、引き出しの側面を切り起こして形成してあり、引き出しの前後方向に亘って設けてあると共に、被係合部を有し、
載置片をスライドレールの上面に載置することで係合部と被係合部を係合させてスライドレールと一体にスライドするようにしてあることを特徴とする収納装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2016129930A JP6824646B2 (ja) | 2016-06-30 | 2016-06-30 | 収納装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2016129930A JP6824646B2 (ja) | 2016-06-30 | 2016-06-30 | 収納装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018000419A JP2018000419A (ja) | 2018-01-11 |
JP6824646B2 true JP6824646B2 (ja) | 2021-02-03 |
Family
ID=60946885
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2016129930A Active JP6824646B2 (ja) | 2016-06-30 | 2016-06-30 | 収納装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP6824646B2 (ja) |
-
2016
- 2016-06-30 JP JP2016129930A patent/JP6824646B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JP2018000419A (ja) | 2018-01-11 |
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