JP6821331B2 - 記録素子基板、液体吐出ヘッド、及び液体吐出装置 - Google Patents

記録素子基板、液体吐出ヘッド、及び液体吐出装置 Download PDF

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Description

本発明は、記録を行うための記録素子基板、これを有する液体吐出ヘッド、及び液体吐出装置に関する。
液体吐出ヘッドは、液体を吐出するためのエネルギーを発生する記録素子を備える記録素子基板と、記録素子基板と液体吐出装置本体とを電気的に接続するための配線基板を備えている。記録素子基板は端子を備えており、この端子を介して配線基板と電気的に接続されている。液体吐出装置本体の制御回路から配線基板を介して入力される信号に基づいて記録素子が駆動されて液体が吐出されることで、画像が記録される。特許文献1には、記録素子基板の辺に沿って端子が配設された構成が開示されている。
ところで、主面の形状が長方形である記録素子基板に加え、特許文献2に記載されたような主面の形状が略平行四辺形である記録素子基板が提案されている。
米国特許第7407262号明細書 特開2015−174385号公報
略平行四辺形の形状である面を備える記録素子基板のように、面を構成する辺の一端における角度が他端における角度よりも小さい場合、以下のような課題が生じる。すなわち、ウエハを切断する際や記録素子基板を搬送したり液体吐出ヘッドとして組み込んだりする際に、相対的に角度の小さい一端では、相対的に角度が大きい他端に比べて、一端を含む近傍において欠けやひびが発生する恐れが高い。そのため、角度の小さい一端の近傍に端子が設けられていると、この端子から延びる配線が断線するといった電気的な不具合が生じる可能性があり、記録素子基板の電気的信頼性が損なわれる恐れがある。また、特にその角度が鋭角である場合にその近傍において欠けやひびが発生する可能性が高まる。
そこで、本発明は、記録素子基板の面を構成する辺の一端における頂点の角度が、辺の他端における頂点の角度よりも小さい記録素子基板において、その電気的信頼性の低下を抑えることを目的とする。
本発明の記録素子基板は、辺と、前記辺の近傍に、前記辺に沿って配設された複数の端子と、を備える面であって、前記辺の一端に位置する第1の頂点における角度が、前記辺の他端に位置する第2の頂点における角度よりも小さい面と、前記端子に電気的に接続され、記録を行うための複数の記録素子と、前記複数の記録素子に対応する液体を吐出するための複数の吐出口が前記辺に沿う方向に配設された吐出口列と、を有する記録素子基板において、前記第1の頂点と前記複数の端子のうちの前記第1の頂点の最も近くに配設された第1の端子との距離は、前記第2の頂点と前記複数の端子のうちの前記第2の頂点の最も近くに配設された第2の端子との距離よりも大きく、平面視した際に、前記第1の端子および前記第2の端子は、前記吐出口列の配設方向において前記吐出口列の端部に位置する前記吐出口よりも前記吐出口列の内側に位置することを特徴とする。
本発明によると、記録素子基板の面を構成する辺の一端における頂点の角度が、辺の他端における頂点の角度よりも小さい記録素子基板において、その電気的信頼性の低下を抑えることが可能となる。
インクジェット記録装置を示す概略構成図である。 インクジェット記録ヘッドを示す斜視図である。 第1の実施形態のインクジェット記録ヘッドの吐出モジュールを示す斜視図である。 第1の実施形態の記録素子基板を示す平面図である。 記録素子基板の吐出口列に直交する方向における断面を示す斜視図である。 第2の実施形態のインクジェット記録ヘッドの吐出モジュールを示す斜視図である。 第2の実施形態の記録素子基板を示す平面図である。
以下、図面を用いて本発明の実施の形態の例を説明する。ただし、以下の記載は本発明の範囲を限定するものではない。本実施形態では、記録素子として発熱素子を用い、気泡を発生させて液体を吐出するサーマル方式が採用されているが、ピエゾ方式およびその他の各種液体吐出方式が採用された記録素子基板にも本発明を適用することができる。また、本発明は、例えば、バイオチップ作製、電子回路印刷、及び半導体ウエハの回路パターンを形成するためのレジストの塗布などの産業用記録装置の記録録素子基板としても用いることができる。
また、本実施形態は被記録媒体の幅に対応した長さを有する、所謂ライン型ヘッドであるが、被記録媒体に対してスキャンを行いながら記録を行う、所謂シリアル型の液体吐出ヘッドにも本発明を適用できる。シリアル型の液体吐出ヘッドとしては、例えばブラックインク用の記録素子基板とカラーインク用の記録素子基板とがそれぞれ搭載された構成があげられる。
(インクジェット記録装置)
本実施形態を適用可能な液体吐出装置として、インクを吐出して記録を行うインクジェット記録装置1000(以下、記録装置とも称す)について、その概略構成を示す図1を用いて説明する。記録装置1000は、被記録媒体2を搬送する搬送部1と、被記録媒体の搬送方向と略直交して配置されるライン型の液体吐出ヘッド3と、を備え、複数の被記録媒体2を連続もしくは間欠に搬送しながら1パスで連続記録を行うライン型記録装置である。被記録媒体2はカット紙に限らず、連続したロール紙であってもよい。液体吐出ヘッド3は、CMYKインクによる(シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック)フルカラー印刷が可能である。また、液体吐出ヘッド3は、液体吐出ヘッド3に電力や吐出制御信号を伝送するための記録装置1000の制御部と電気的に接続されている。
(液体吐出ヘッド)
図2(a)及び図2(b)は本実施形態に係る液体吐出ヘッド3の斜視図である。液体吐出ヘッド3は1つの記録素子基板10でC/M/Y/Kの4色のインクを吐出可能な記録素子基板10を直線上に15個配列(インラインに配置)されるライン型の液体吐出ヘッドである。
図2(a)に示すように、液体吐出ヘッド3は、記録素子基板10と、フレキシブル配線基板40と、電気配線基板90と、を備えている。また、電気配線基板90は、信号入力端子91及び電力供給端子92を備えている。これらの信号入力端子91及び電力供給端子92は記録装置1000の制御部と電気的に接続されており、これらの端子を介して吐出駆動信号や吐出に必要な電力が記録素子基板10に供給される。
図2(b)に示すように、液体吐出ヘッド3の両端部に設けられた液体接続部130は、記録装置1000の液体供給系と接続される。これにより、CMYK4色のインクが記録装置1000の供給系から液体吐出ヘッド3に供給され、また、液体吐出ヘッド3内を通ったインクが記録装置1000の供給系へ回収される。このように各色のインクは、記録装置1000の経路と液体吐出ヘッド3の経路を介して循環可能である。
(第1の実施形態)
次に、第1の実施形態に係る吐出モジュール200について説明する。図3(a)に1つの吐出モジュール200の斜視図を、図3(b)にその分解図を示す。吐出モジュール200は、記録素子基板10と、フレキシブル配線基板40と、これらを支持する支持部材30、とを備えている。記録素子基板10及びフレキシブル配線基板40は支持部材30の上に接着されている。支持部材30は、記録素子基板10を支持する支持体であるとともに、液体連通口31を介して記録素子基板10に液体を供給可能な流路部材でもある。
本実施形態の液体吐出ヘッド3は、複数の吐出モジュールが配列されて構成されている。
また、記録素子基板10に設けられた端子16と、フレキシブル配線基板40に設けられた端子41とは、ワイヤーボンディングによって電気接続される。これらの端子16、41と、ワイヤーとで構成される電気接続部は封止材120で覆われている。また、記録素子基板10と接続される端子41とは反対側に設けられているフレキシブル配線基板40の端子42は、電気配線基板90の接続端子と電気接続される。
次に、本実施形態における記録素子基板10の構成について説明する。図4は、記録素子基板10を吐出口13が設けられた側から見た平面図を示す。図5は、図4の記録素子基板10の吐出口列に直交する方向における断面を示す斜視図である。
図5に示すように、記録素子基板10はシリコン基体を含む基板11と感光性の樹脂により形成される吐出口形成部材12とが積層されており、基板11の裏面には蓋部材20が接合されている。吐出口形成部材12には、吐出口13が配列された4つの吐出口列が設けられている。また、記録素子基板10を構成する基板11の表面11aには、吐出口13に対向して記録素子15が設けられおり、4つの吐出口列に対応して4つの記録素子列が設けられている。基板11の裏面には、吐出口列に沿って延在する液体供給路18及び液体回収路19を構成するための溝が設けられており、基板11と蓋部材20とによって液体供給路18及び液体回収路19が構成されている。
液体供給路18内を流れる液体(インク)は、供給口17aを介して圧力室23に供給され、記録素子15が駆動されることで記録素子15が液体を吐出するために利用されるエネルギーを発生し、これにより供給された液体が吐出される。また、液体供給路18内を流れる液体は、供給口17a、圧力室23、回収口17bを経由して液体回収路19へ流れる。この液体の流れによって、吐出を行っていない吐出口13や圧力室23において、吐出口13からの蒸発によって生じる増粘インクや、泡や異物等を液体回収路19へ回収することができる。また、吐出口13や圧力室23のインクの増粘を抑制することができる。液体回収路19に回収された液体は、蓋部材20の開口21及び支持部材30の液体連通口31(図3(b))を通り、液体接続部130(図2(b))を介して記録装置1000本体の供給経路へと回収される。このように、本実施形態は、記録素子15を内部に備える圧力室23と圧力室23の外部である記録装置1000本体との間で液体を循環可能な構成となっている。
また、記録素子基板10の面11aは、辺110の近傍にこの辺110に沿って複数の端子16が配設された電気接続領域16aを備えている。記録素子基板10において、基板11のうちの電気接続領域16aには吐出口形成部材12は設けられていない。この端子16は基板11に設けられた配線を介して記録素子15と電気的に接続されている。また、この端子16はフレキシブル配線基板40の端子41と接続されており、このフレキシブル配線基板40と電気配線基板90とを介し、記録素子基板10に設けられた記録素子15と記録装置1000本体に設けられた制御回路とが電気的に接続されている。記録素子15はこの制御回路から入力される信号に基づいて駆動され、発熱して液体を吐出させる。
図4に示すように、吐出口13が設けられた側から見て、記録素子基板10の形状は略平行四辺形である。記録素子基板10(基板11)の面11aを構成する辺110の一端における第1の頂点111の角度θ1は90°未満であり、辺110の他端における第2の頂点112の角度θ2は90°よりも大きい。また、第1の頂点111の対角に位置する第4の頂点114の角度θ4は90°未満であり、第2の頂点112の対角に位置する第3の頂点113の角度θ3は90°よりも大きい。すなわち、第1の頂点111を含む角と第4の頂点114を含む角とは鋭角であり、第2の頂点112を含む角と第3の頂点113を含む角とは鈍角である。
ここで、第1の頂点111と電気接続領域16aとの最短距離T1は、第2の頂点112と電気接続領域16aとの最短距離T2よりも大きい。なお、第1の頂点111と電気接続領域16aとの最短距離T1とは、第1の頂点111と複数の端子16のうちの第1の頂点111の最も近くに配設された第1の端子161との距離でもある。また、第2の頂点112と電気接続領域16aとの最短距離T2とは、第2の頂点112と複数の端子16のうちの第2の頂点112の最も近くに配設された第2の端子162との距離でもある。このように、辺の一端と他端とで内角が異なる場合、その内角が相対的に小さい側の一端と電気接続領域16aとの距離を、内角が相対的に大きい側の他端と電気接続領域16aとの距離よりも大きくする。
これにより、辺110の両端のうちの、欠けが生じ易い側である第1の頂点111から電気接続領域16aまでの距離を確保できる。したがって、端子16やこの端子から延びる配線を第1の頂点111の近傍に配置せずに済むため、仮に第1の頂点111やその近傍で記録素子基板10に欠けやひびが生じても、端子16から延びる配線が断線する恐れを低減することができる。これにより、記録素子基板10の電気信頼性の低下を抑えることが可能となる。
端子16の数が多く、電気接続領域16aの吐出口列方向の長さが長い場合に、記録素子基板10の第1の頂点111及び第2の頂点112と電気接続領域16aとの最短距離が短くなってしまう。特に、このような場合において、上述のように第1の頂点111と電気接続領域16aとの最短距離T1を、第2の頂点112と電気接続領域16bとの最短距離T2よりも大きくすることが効果的である。
また、電気接続領域16aを、第2の頂点112の対角に位置する第3の頂点113を通り辺110に直交する仮想線L1よりも、第2の頂点112の側に位置するように設けることが好ましい。すなわち、第1の頂点111の最も近くに配置された第1の端子161を仮想線L1よりも矢印Xの側に位置させることが好ましい。これにより、第1の頂点111と電気接続領域16aとを離して配置することができるので、電気的信頼性をより向上させることができる。
なお、本実施形態では、記録素子基板10(基板11)の面11aは平行四辺形であるが、本発明はこれに限るものではない。記録素子基板10の面11aを構成する辺の一端における頂点の角度が、辺の他端における頂点の角度よりも小さければよく、例えば、台形や多角形などの記録素子基板を用いた場合にも適用することができる。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態に係る吐出モジュール200について説明する。図6(a)に、1つの吐出モジュール200の斜視図を、図6(b)にその分解図を示す。本実施形態では、記録素子基板10の吐出口列方向に沿った両辺部(記録素子基板10の各長辺部)に複数の端子16がそれぞれ配置され、それに電気接続されるフレキシブル配線基板40も、1つの記録素子基板10に対して2枚配置されている。これは記録素子基板10に設けられる吐出口列数が20列あり、第1の実施形態よりも大幅に増加しているためである。即ち、端子16から、吐出口列に対応して設けられる記録素子15までの最大距離を短く抑制して、記録素子基板10内の配線部で生じる電圧低下や信号伝送遅れを低減することを目的としている。
次に、本実施形態における記録素子基板10の構成について説明する。図7は、記録素子基板10を吐出口13が設けられる側から見た平面図を示す。記録素子基板10の吐出口形成部材12に、20列の吐出口列が形成されている。上述の実施形態と同様に、吐出口13が設けられた側から見て、記録素子基板10の形状は略平行四辺形である。記録素子基板10(基板11)の面11aを構成する辺110の一端における第1の頂点111の角度θ1は90°未満であり、辺110の他端における第2の頂点112の角度θ2は90°よりも大きい。また、第1の頂点111の対角に位置する第4の頂点114の角度θ4は90°未満であり、第2の頂点112の対角に位置する第3の頂点113の角度θ3は90°よりも大きい。
上述したように本実施形態では、記録素子基板10の面11aは、辺110の近傍に設けられた電気接続領域16aに加え、辺110に対向する辺115の近傍にも、この辺115に沿って複数の端子16が配設された電気接続領域16bを備えている。ここで、第1の頂点111と電気接続領域16aとの最短距離T1は、第2の頂点112と電気接続領域16aとの最短距離T2よりも大きい。また、第4の頂点114と電気接続領域16bとの最短距離T4は、第3の頂点113と電気接続領域16bとの最短距離T3よりも大きい。なお、最短距離T1とは、第1の頂点111と、電気接続領域16aに配設された複数の端子16のうちの、第1の頂点111の最も近くに配設された第1の端子161と、の距離でもある。また、最短距離T2とは、第2の頂点112と、電気接続領域16aに配設された複数の端子16のうちの、第2の頂点112の最も近くに配設された第2の端子162と、の距離でもある。また、最短距離T3とは、第3の頂点113と、別の電気接続領域16bに配設された別の複数の端子16のうちの、第3の頂点113の最も近くに配設された第3の端子163と、の距離でもある。また、最短距離T4とは、第4の頂点114と、別の電気接続領域16bに配設された別の複数の端子16のうちの、第4の頂点114の最も近くに配設された第4の端子164と、の距離でもある。
これにより、電気接続領域16a、16bが設けられた辺110と辺115の両端のうちの、欠けが生じ易い側である第1の頂点111及び第4の頂点114から電気接続領域までの距離を確保できる。したがって、端子16や端子16から延びる配線を第1の頂点111や第4の頂点114の近傍に配置せずに済む。そのため、仮に第1の頂点111及び第4の頂点114や、それらの近傍で記録素子基板10に欠けやひびが生じても、端子16から延びる配線が断線する恐れを低減することができる。これにより、記録素子基板10の電気信頼性の低下を抑えることが可能となる。
また、上述の実施形態と同様に、電気接続領域16aを、第2の頂点112の対角に位置する第3の頂点113を通り辺110に直交する仮想線L1よりも、第2の頂点112の側に位置するように設けることが好ましい。すなわち、第1の頂点111の最も近くに配置された第1の端子161を仮想線L1よりも第2の頂点112の側に位置させることが好ましい。同様に、電気接続領域16bを、第3の頂点113の対角に位置する第2の頂点112を通り辺115に直交する仮想線L1よりも、第3の頂点113の側に位置するように設けることが好ましい。すなわち、第4の頂点114の最も近くに配置された第4の端子164を仮想線L2よりも第3の頂点113の側に位置させることが好ましい。これにより、第1の頂点111と電気接続領域16aと、第4の頂点114と電気接続領域16bと、を離して配置することができるので、電気的信頼性をより向上させることができる。
なお、複数の電気接続領域16を有する場合、少なくとも一つの電気接続領域16において、内角が相対的に小さい側の一端と電気接続領域16との距離を、内角が相対的に大きい側の他端と電気接続領域16との距離よりも大きくすればよい。
ところで、図6(a)に示すように、吐出モジュール200において、端子16はフレキシブル配線基板40に設けられた端子41と電気接続され、封止材120で覆われている。封止材120の硬化収縮や熱膨張の影響により記録素子基板は力を受ける。本実施形態のように、記録素子基板10の対向する辺110、115に封止材120が配されることにより、封止材120の硬化収縮や熱膨張による位置ずれの影響が相殺されて軽減される。
なお、記録素子基板10の形状が略平行四辺形であると、鋭角側である第1の頂点111の近傍では、辺110に直交する方向における記録素子基板10と支持部材30との接合面積が他の領域と比べて小さいためその接合強度が低い。第4の頂点114の近傍も同様である。そのため、互いに対向する辺110、115に封止材120が配されていても、これらの頂点の近傍に封止材120が配されていると、封止材120の収縮や膨脹に起因する力によって記録素子基板が回転する方向に位置ずれを生じる恐れがある。
ここで、上述のように本実施形態では、第1の頂点111と電気接続領域16aとの最短距離T1は、第2の頂点112と電気接続領域16aとの最短距離T2よりも大きい。また、第4の頂点114と電気接続領域16bとの最短距離T4は、第3の頂点113と電気接続領域16bとの最短距離T3よりも大きい。これに対応して、第1の頂点111と、電気接続領域16aを覆う封止材120との最短距離は、第2の頂点112と、電気接続領域16aを覆う封止材120の最短距離よりも大きくなっている。また、第4の頂点114と、電気接続領域16bを覆う封止材120との最短距離は、第3の頂点113と、電気接続領域16bとの最短距離よりも大きくなっている。これにより、第1の頂点111や第4の頂点114と封止材120とが離れて配置されるので、封止材120の収縮や膨脹に伴う記録素子基板10の位置ずれの発生を抑えることができる。
また、電気接続領域16aとこれを覆う封止材120とを仮想線L1よりも第2の頂点112の側に位置するように設け、電気接続領域16bとこれを覆う封止材120とを仮想線L2よりも第3の頂点113の側に位置するように設けることが好ましい。これにより、封止材120の収縮や膨脹の影響を受ける領域が、記録素子基板10のうちの、辺110、辺115、仮想線L1、仮想線L2で構成される長方形の領域に限定されるためである。
さらに、上述の最短距離T1と最短距離T4とを等しくし、最短距離T2と最短距離T3とを等しくすることがより好ましい。言い換えると、電気接続領域16aと電気接続領域16bとを、記録素子基板10の面11aの重心を中心とした点対称の位置に設けることがより好ましい。これにより、辺110の側と辺115の側とにおいて略対称に封止材120を配置することができるため、封止材120の収縮や膨脹の影響を辺110の側と辺115の側とで揃えることができ、記録素子基板10の位置ずれの発生を一層抑えることができる。
10 記録素子基板
11 基板
15 記録素子
16 端子
16a 電気接続領域
110 辺
111 第1の頂点
112 第2の頂点

Claims (15)

  1. 辺と、前記辺の近傍に、前記辺に沿って配設された複数の端子と、を備える面であって、前記辺の一端に位置する第1の頂点における角度が、前記辺の他端に位置する第2の頂点における角度よりも小さい面と、前記端子に電気的に接続され、記録を行うための複数の記録素子と、前記複数の記録素子に対応する液体を吐出するための複数の吐出口が前記辺に沿う方向に配設された吐出口列と、を有する記録素子基板において、
    前記第1の頂点と前記複数の端子のうちの前記第1の頂点の最も近くに配設された第1の端子との距離は、前記第2の頂点と前記複数の端子のうちの前記第2の頂点の最も近くに配設された第2の端子との距離よりも大きく、
    平面視した際に、前記第1の端子および前記第2の端子は、前記吐出口列の配設方向において前記吐出口列の端部に位置する前記吐出口よりも前記吐出口列の内側に位置することを特徴とする記録素子基板。
  2. 前記吐出口列は前記面の側に設けられている、請求項1に記載の記録素子基板。
  3. 前記第1の頂点における角度は90°未満である、請求項1または請求項2に記載の記録素子基板。
  4. 前記第2の頂点における角度は90°よりも大きい、請求項1または請求項3に記載の記録素子基板。
  5. 前記面の形状は平行四辺形である、請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の記録素子基板。
  6. 前記第1の端子は、前記面の前記第2の頂点の対角に位置する第3の頂点を通る仮想線であって、前記辺に直交する前記仮想線よりも、前記第2の頂点の側に位置する、請求項5に記載の記録素子基板。
  7. 前記面は、前記辺に対向する辺の近傍に、前記対向する辺に沿って配設された、前記複数の端子とは別の複数の端子と、前記第2の頂点の対角に位置する第3の頂点と、前記第1の頂点の対角に位置する第4の頂点と、を備え、
    前記第4の頂点と前記別の複数の端子のうちの前記第4の頂点の最も近くに配設された第4の端子との距離は、前記第3の頂点と前記別の複数の端子のうちの前記第3の頂点の最も近くに配設された第3の端子との距離よりも大きい、請求項5または請求項6に記載の記録素子基板。
  8. 前記複数の端子が配設された領域と、前記別の複数の端子が配設された別の領域とは、前記面の重心を中心とした点対称の位置にある、請求項7に記載の記録素子基板。
  9. 前記記録素子は発熱素子である、請求項1乃至請求項8のいずれか1項に記載の記録素子基板。
  10. 請求項1乃至請求項9のいずれか一項に記載の記録素子基板と、
    前記端子に電気的に接続される配線を備える配線基板と、
    を有する液体吐出ヘッド。
  11. 前記端子と前記配線とは、ワイヤーボンディングにより電気的に接続される、請求項10に記載の液体吐出ヘッド。
  12. 請求項7または請求項8に記載の記録素子基板と、
    前記端子に電気的に接続される第1の配線を備える第1の配線基板と、
    前記別の端子に電気的に接続される第2の配線を備える第2の配線基板と、
    を有する液体吐出ヘッド。
  13. 前記複数の端子を覆う封止材と、前記別の複数の端子を覆う封止材と、を有する、請求項12に記載の液体吐出ヘッド。
  14. 前記記録素子基板は前記記録素子を内部に備える圧力室を備え、
    前記記録素子は液体を吐出するために利用されるエネルギーを発生し、
    前記圧力室内の液体は当該圧力室の外部との間で循環される、請求項10乃至請求項13のいずれか一項に記載の液体吐出ヘッド。
  15. 請求項10乃至請求項14のいずれか一項に記載の液体吐出ヘッドを用いて液体を吐出する液体吐出装置。
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