JP6817986B2 - ステージ測定治具、塗布装置およびステージ測定方法 - Google Patents

ステージ測定治具、塗布装置およびステージ測定方法 Download PDF

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Description

本発明は、基板を処理する基板処理装置および基板処理方法に関し、特に、浮上力が付与されて搬送される基板への処理液の塗布を好適に行う技術に関する。処理対象となる基板には、例えば、半導体基板、液晶表示装置および有機EL(Electroluminescence)表示装置などのFPD(Flat Panel Display)用基板、光ディスク用基板、磁気ディスク用基板、光磁気ディスク用基板、フォトマスク用基板、セラミック基板、太陽電池用基板およびプリント基板などが含まれる。
半導体装置や液晶表示装置などの電子部品等の製造工程では、基板の表面に塗布液を塗布する塗布装置が用いられている。このような塗布装置として、基板の裏面にエアを吹き付けて基板を浮上させた状態で当該基板を搬送しながら、当該基板の表面(基板の主面に相当)に対して基板の幅方向に延びるノズルから塗布液を吐出して基板に塗布液を塗布する装置が知られている(例えば、特許文献1)。
特許文献1に記載の基板処理装置では、浮上ステージ上で基板を水平姿勢にて浮上させつつ、基板の周縁部を保持して水平方向に走行させることで当該基板を搬送し、基板搬送経路の上方に配置されたスリットノズルから塗布液を吐出させる。
ところで、基板を浮上ステージ上で精密に搬送するためには、浮上ステージの上面が水平であることが要求される。浮上ステージの上面を水平にするため、従来は、ダイヤルゲージおよびレーザ水準器などを用いて水平出しが行われていた。具体的には、浮上ステージにおいて、搬送方向に異なる地点で鉛直位置が測定されることによって、浮上ステージの傾きが測定されていた。
特開2012−142583号公報
しかしながら、従来の水平出しの作業は、作業者がダイヤルゲージを用いて各地点の鉛直位置を測定する作業を要するため、作業内容が煩雑となっていた。また、浮上ステージの傾きを適正化するために一部の鉛直位置を調整した場合、その周辺部分の鉛直位置が変更される。このため、一部を調整するたびに、周辺の鉛直位置を再度測定する場合があり、作業工数が増大するという課題があった。このため、浮上ステージの傾きを効率良く測定する技術が求められていた。
そこで、本発明は、浮上ステージの傾きを効率良く測定する技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、第1態様は、搬送シャトルによって既定の搬送方向に搬送される基板に浮上力を付与する浮上ステージが有する平面であって、かつ、エアを噴出する複数の孔が形成された鉛直方向上向きである上面の鉛直位置を測定するステージ測定治具であって、前記浮上ステージの前記上面の鉛直位置を測定する少なくとも1つのステージ測定器と、前記ステージ測定器を前記搬送方向に移動可能となるように前記搬送シャトルに接続する接続部とを含む。
第2態様は、第1態様のステージ測定治具であって、前記接続部は、前記搬送方向に直交する搬送幅方向に延びており、前記ステージ測定器を前記上面の上方にて支持する梁部と、前記梁部を前記搬送シャトルに対して取り外し可能に連結する連結具とを備える。
第3態様は、第1態様または第2態様のステージ測定治具であって、前記上面の一部である対象部分の鉛直位置が前記浮上ステージに設けられた調整機構によって調整可能であり、前記ステージ測定器は、前記対象部分の鉛直位置を測定可能な位置に設けられている。
第4態様は、第1態様から第3態様のいずれか1つのステージ測定治具であって、前記搬送方向に直交する搬送幅方向に間隔をあけて、複数の前記ステージ測定器が設けられている。
第5態様は、基板に処理液を塗布する塗布装置であって、基板を既定の方向に搬送する搬送シャトルと、鉛直上向きの上面に設けられた複数の孔からエアを噴出することによって、前記搬送シャトルが搬送方向に搬送する基板に浮上力を付与する浮上ステージと、前記エアを供給するエア供給部と、前記上面の鉛直位置を測定する少なくとも1つのステージ測定器と、前記ステージ測定器を前記搬送方向に移動可能となるように前記搬送シャトルに接続する接続部と、前記上面の一部である対象部分の鉛直位置を調整する調整具と、前記搬送シャトルによって前記搬送方向に搬送される基板に向けて処理液を吐出するノズルとを備える。
第6態様は、搬送シャトルによって既定の搬送方向に搬送される基板に浮上力を付与する浮上ステージが有する平面であって、かつ、エアを噴出する複数の孔が形成された鉛直方向上向きである上面の鉛直位置を測定するステージ測定方法であって、(a)接続部を介してステージ測定器を前記搬送シャトルに接続する工程と、(b)前記ステージ測定器を前記搬送シャトルの動力によって前記搬送方向に移動させる工程と、(c)前記工程(b)において、前記搬送方向に移動する前記ステージ測定器によって、前記上面における前記搬送方向に異なる部分の鉛直位置を測定する工程とを含む。
第7態様は、既定の搬送方向に搬送される基板に浮上力を付与する浮上ステージが有する平面であって、かつ、エアを噴出する複数の孔が形成された鉛直方向上向きである上面の鉛直位置を測定するステージ測定治具であって、前記浮上ステージの前記上面の鉛直位置を測定する少なくとも1つのステージ測定器と、前記ステージ測定器を前記搬送方向に移動させる移動部とを含む。前記上面の一部である対象部分の鉛直位置が前記浮上ステージに設けられた調整機構によって調整可能であり、前記ステージ測定器は、前記対象部分の鉛直位置を測定可能な位置に設けられている。
第1態様のステージ測定治具によると、ステージ測定器を搬送方向に移動させることによって、搬送方向における鉛直位置の分布を効率良く測定できる。このため、浮上ステージの上面の傾きを効率良く測定できる。
第2態様のステージ測定治具によると、必要に応じて、梁部を搬送シャトルから取り外しできる。これによって、梁部が他の要素と干渉することを抑制できる。
第3態様のステージ測定治具によると、調整機構によって鉛直位置が調整可能な対象部分の鉛直位置をステージ測定器で測定できる。また、測定結果に応じて、対象部分の鉛直位置を調整することによって、浮上ステージの上面の傾きを精度良く調整できる。
第4態様のステージ測定治具によると、複数のステージ測定器を搬送方向に移動させることによって、搬送幅方向に異なる各位置における鉛直位置の分布を一度に測定できる。このため、浮上ステージの上面の傾きを効率良く測定できる。
第5態様の塗布装置によると、搬送シャトルによってステージ測定器を搬送方向に移動させることによって、鉛直位置の分布を効率良く測定できる。この測定結果に基づいて、調整具で上面の対象部分の鉛直位置を調整することによって、浮上ステージの上面の傾きを効率的に修正できる。
第6態様の鉛直位置測定方法によると、ステージ測定器を搬送方向に移動させることによって、搬送方向における鉛直位置の分布を効率良く測定できる。このため、浮上ステージの上面の傾きを効率良く測定できる。
第7態様のステージ測定治具によると、ステージ測定器を搬送方向に移動させることによって、搬送方向における鉛直位置の分布を効率良く測定できる。このため、浮上ステージの上面の傾きを効率良く測定できる。
実施形態の基板処理装置の一例である塗布装置1の全体構成を模式的に示す側面図である。 実施形態の塗布装置1を鉛直方向上側から見た概略平面図である。 実施形態の塗布機構6を除いた塗布装置1を示す概略平面図である。 図2に示すA−A線に沿う位置における塗布装置1の概略断面図である。 実施形態の浮上ステージ3の一部を示す概略平面図である。 実施形態のステージ測定治具8を示す概略平面図である。 実施形態のステージ測定治具8を示す概略正面図である。 実施形態のステージ測定治具8を示す概略平面図である。 実施形態の制御ユニット9を示す概略ブロック図である。 浮上ステージ3の各上面31S−33Sの鉛直位置を測定および調整する処理フローを示す図である。
以下、添付の図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。なお、この実施形態に記載されている構成要素はあくまでも例示であり、本発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。図面においては、理解容易のため、必要に応じて各部の寸法や数が誇張又は簡略化して図示されている場合がある。
相対的または絶対的な位置関係を示す表現(例えば「平行」「直交」「中心」「同心」「同軸」等)は、特に断らない限り、その位置関係を厳密に表すのみならず、公差もしくは同程度の機能が得られる範囲で相対的に角度または距離に関して変位された状態も表すものとする。等しい状態であることを示す表現(例えば「同一」「等しい」「均質」「一致」等)は、特に断らない限り、定量的に厳密に等しい状態を表すのみならず、公差もしくは同程度の機能が得られる差が存在する状態も表すものとする。形状を示す表現(例えば、「四角形状」または「円筒形状」等)は、特に断らない限り、幾何学的に厳密にその形状を表すのみならず、同程度の効果が得られる範囲で、例えば凹凸や面取り等を有する形状も表すものとする。「〜の上」とは、特に断らない限り、2つの要素が接している場合のほか、2つの要素が離れている場合も含む。
<1. 第1実施形態>
図1は、実施形態の基板処理装置の一例である塗布装置1の全体構成を模式的に示す側面図である。図2は、実施形態の塗布装置1を鉛直方向上側から見た概略平面図である。図3は、実施形態の塗布機構6を除いた塗布装置1を示す概略平面図である。図4は、図2に示すA−A線に沿う位置における塗布装置1の概略断面図である。図5は、実施形態の浮上ステージ3の一部を示す概略平面図である。
塗布装置1は、四角形状の基板Wを水平姿勢(基板Wの上面Wf(第1主面)及び下面(第2主面)が水平面(XY平面)に対して平行となる姿勢)で搬送するとともに、当該基板Wの上面Wfに処理液(塗布液)を塗布するスリットコータである。各図において、塗布装置1の各部の位置関係を明確にするため、基板Wが搬送される搬送方向D1に平行な方向を「X方向」とし、入力コンベア100から出力コンベア110へ向かう方向を「+X方向」、その逆方向を「−X方向」とする。X方向と直交する水平方向を「Y方向」とし、図1の手前に向かう方向を「−Y方向」、その逆方向を「+Y方向」とする。X方向およびY方向に直交する鉛直方向をZ方向とし、浮上ステージ3から見て塗布機構6側に向かう上向きを「+Z方向」、その逆方向を「−Z方向」とする。
塗布装置1の基本的構成や動作原理は、特開2010−227850号公報、特開2010−240550公報に記載されたものと、部分的に共通または類似する。そこで、本明細書では、塗布装置1の各構成のうちこれらの公知文献に記載の物と同一または技術常識等に基づいて容易に類推できる構成については、適宜省略する場合がある。
塗布装置1は、基板Wが搬送される搬送方向D1(+X方向)に沿って、順に、入力コンベア100、入力移載部2、浮上ステージ3、出力移載部4、出力コンベア110を備える。これらは、互いに近接するように配置されており、これらにより、基板Wの搬送経路が形成される。なお、以下の説明において、基板Wの搬送方向である搬送方向D1と関連付けて位置関係を示すとき、「第1方向の上流側」を単に「上流側」と、「搬送方向D1の下流側」を「下流側」と略する場合がある。本例では、ある基準位置から見て、−X側が「上流側」であり、+X側が「下流側」である。
入力コンベア100は、コロコンベア101と、コロコンベア101を回転駆動する回転駆動機構102とを備える。コロコンベア101の回転により、基板Wは水平姿勢で下流側(+X側)に搬送される。
入力移載部2は、コロコンベア21と、コロコンベア21を回転させる回転駆動機構22とを備える。コロコンベア21が回転することで、基板Wは+X方向に搬送される。また、コロコンベア21が昇降することにより、基板Wの鉛直位置が変更される。入力移載部2の動作により、基板Wは、入力コンベア100から浮上ステージ3に移載される。
浮上ステージ3は、搬送方向D1に沿って、3つの平板状のステージを含む。具体的には、浮上ステージ3は、搬送方向D1に沿って順に入口浮上ステージ31、塗布ステージ32、出口浮上ステージ33を備える。これらの各ステージの上面は、同一平面上にある。
入口浮上ステージ31および出口浮上ステージ33は、それぞれ、鉛直上向きの平面(すなわち、法線方向が鉛直方向である平面)である上面31S,33Sを有する。各上面31S,33Sには、浮上制御機構35から供給されるエア(圧縮空気)を噴出する多数の噴出口31h,33hがマトリクス状に設けられている。各噴出口31h,33hから噴出される圧縮空気によって、基板Wに浮上力が付与され、基板Wの下面(第2主面)が各ステージ31,33の上面31S,33Sから離間した状態で、基板Wが水平姿勢に支持される。基板Wの下面とステージ31,33の上面31S,33Sとの距離は、例えば10−500μm(マイクロメートル)としてもよい。
塗布ステージ32は、鉛直上向きの平面である上面32Sを有する。上面32Sには、エア(圧縮空気)を噴出する複数の噴出口321hと、塗布ステージ32の上方の雰囲気を吸引する多数の吸引口322hとが設けられている。塗布ステージ32の上面32Sでは、噴出口321hと吸引口322hとが、X方向及びY方向に沿って交互に設けられている。各噴出口321hから噴出される圧縮空気によって、基板Wに浮上力が付与され、基板Wの下面が塗布ステージ32の上面32Sから離間した状態で、基板Wが水平姿勢に支持される。
浮上制御機構35は、各噴出口321hからの圧縮空気の噴出量と各吸引口322hからの雰囲気の吸引量とが釣り合うように制御する。これにより、基板Wの下面と塗布ステージ32の上面32Sと間の距離が精密に制御される。したがって、塗布ステージ32の上方を通過する基板Wの上面Wfの鉛直位置が既定の範囲内で制御される。浮上ステージ3として、特開2010−227850号公報に記載された浮上ステージの構成を採用してもよい。
入力移載部2を介して浮上ステージ3に搬入された基板Wは、コロコンベア21の回転により、+X方向への推進力を得て、入口浮上ステージ31上に搬送される。浮上ステージ3における基板Wの搬送は、搬送シャトル5によって行われる。
搬送シャトル5は、チャック51および吸着・走行制御機構52を備える。チャック51は、基板Wの下面周縁部に部分的に当接することによって基板Wを下方から支持する。吸着・走行制御機構52は、チャック51上端の支持部位に設けられた吸着パッドに負圧を与えて、チャック51に基板Wを吸着保持させる機能を備える。また、吸着・走行制御機構52は、チャック51をX方向に沿って直線状に往復走行させる機能を備える。
チャック51が基板Wを保持する状態では、基板Wの下面は、浮上ステージ3の各ステージ31,32,33の上面よりも+Z側に位置する。基板Wは、チャック51により周縁部を吸着保持され、浮上ステージ3から付与される浮上力により全体として水平姿勢を維持する。
入力移載部2から浮上ステージ3に搬入された基板Wをチャック51が保持し、この状態でチャック51が+X方向に移動することにより、基板Wが入口浮上ステージ31の上方から、塗布ステージ32の上方を経由して、出口浮上ステージ33の上方へ搬送される。基板Wは、出口浮上ステージ33の+X側に配置された出力移載部4に渡される。
出力移載部4は、コロコンベア41と、当該コロコンベア41を回転駆動する回転駆動機構42とを備える。コロコンベア41が回転することにより、基板Wに+X方向への推進力が付与され、基板Wが搬送方向D1に搬送される。出力移載部4の動作により、基板Wは、出口浮上ステージ33の上方から出力コンベア110に移載される。
出力コンベア110は、コロコンベア111を回転させる回転駆動機構112を備える。コロコンベア111の回転により、基板Wは+X方向に搬送されて塗布装置1の外部へ払い出される。入力コンベア100および出力コンベア110は、塗布装置1の一部として設けられていてもよいが、塗布装置1とは別体であってもよい。例えば、入力コンベア100は、塗布装置1の上流側に設けられる別ユニットの基板払い出し機構であってもよい。また、出力コンベア110は、塗布装置1の下流側に設けられる別ユニットの基板受け入れ機構であってもよい。
基板Wの搬送系路上には、基板Wの上面Wfに処理液を塗布する塗布機構6が設けられている。塗布機構6は、処理液を吐出するノズル61を含むノズルユニット60、ノズル61を塗布位置L11、予備吐出位置L13、洗浄位置L14の各位置に位置決めする移動機構63、ノズル61を保守するメンテナンスユニット65を備える。図1では、予備吐出位置L13にあるノズル61が実線で、塗布位置L11および洗浄位置L14にあるノズル61が破線でそれぞれ示されている。
ノズル61は、搬送方向D1に直交する搬送幅方向D2(Y方向)に延びる部材である。ノズル61の下端部は、搬送幅方向に延びるとともに下向きに開口する吐出口611を有する。吐出口611からは、処理液が吐出される。
移動機構63は、ノズル61について、X方向およびZ方向に移動させる。移動機構63は、ノズル61を、塗布ステージ32の上方の塗布位置L11に位置決めする。塗布位置L11に位置決めされたノズル61が基板Wの上面Wfに向けて処理液を吐出することによって、基板Wに処理液が塗布される。塗布位置L11は、塗布を実行するときのノズル61の位置である。
メンテナンスユニット65は、バット651、予備吐出ローラ652、ノズルクリーナ653およびメンテナンス制御機構654を備える。バット651は、ノズル61の洗浄に使用される洗浄液を貯留する。メンテナンス制御機構654は、予備吐出ローラ652およびノズルクリーナ653を制御する。メンテナンスユニット65の構成としては、例えば特開2010−240550号公報に記載されたノズル洗浄待機ユニットと同様の構成を採用してもよい。
移動機構63は、ノズル61を、吐出口611が予備吐出ローラ652の上方にてその表面に対向する予備吐出位置L13に位置決めする。ノズル61は、予備吐出位置L13にて、吐出口611から予備吐出ローラ652の表面に対して処理液を吐出する(予備吐出処理)。ノズル61は、上述の塗布位置L11に位置決めされる前に予備吐出位置L13に位置決めされて予備吐出処理を実行する。これにより、基板Wへの処理液の吐出を、初期段階から安定する。メンテナンス制御機構654が予備吐出ローラ652を回転させると、ノズル61から吐出された処理液は、バット651に貯留された洗浄液に混合されて回収される。
移動機構63は、ノズル61を、その先端部(吐出口611およびその近くの領域を含む。)がノズルクリーナ653の上方に対向する洗浄位置L14に位置決めする。ノズル61が洗浄位置L14にある状態で、ノズルクリーナ653が洗浄液を吐出しながらノズル61の幅方向(Y方向)に移動することによって、ノズル61の先端部に付着した処理液などが洗い流される。
本実施形態の塗布機構6は、1つのノズル61のみを備えているが、複数のノズル61を備えていてもよい。この場合、各ノズル61は、搬送方向D1に沿って間隔をあけて設けられていてもよい。また、各ノズル61に対して異なる処理液を供給することによって、異なる処理液を基板Wに塗布してもよい。さらに、各ノズル61に対応する移動機構63及びメンテナンスユニット65をそれぞれ設けてもよい。また、各ノズル61が単一のメンテナンスユニット65を共有で利用してもよい。
図4に示すように、ノズルユニット60は、浮上ステージ3の上方でY方向に延びる梁部材631と、当該梁部材631の両側端部を支持する2つの柱部材632,633とを含む架橋構造を有する。柱部材632,633は、基台10から上方に立設されている。柱部材632には昇降機構634が、柱部材633には昇降機構635がそれぞれ取り付けられている。昇降機構634,635は、例えばボールねじ機構を含む。昇降機構634,635は、梁部材631を支持する。昇降機構634には梁部材631の+Y側端部が、昇降機構635には梁部材631の−Y側端部が取り付けられている。制御ユニット9からの制御指令に応じて昇降機構634,635が連動して、梁部材631が水平姿勢のまま鉛直方向(Z方向)に移動される。
梁部材631の中央下部には、吐出口611を下向きにした姿勢のノズル61が取り付けられている。昇降機構634,635が作動することで、ノズル61の鉛直方向(Z方向)における移動が実現される。
柱部材632,633は、基台10上において移動可能に構成されている。X方向に延びる2つの走行ガイド81L,81Rが、基台10の上面における+Y側端部および−Y側端部に設けられている。柱部材632はその下部に取り付けられたスライダ636を介して+Y側の走行ガイド81Lに係合されており、柱部材633はその下部に取り付けられたスライダ637を介して−Y側の走行ガイド81Rに係合されている。スライダ636,637は、走行ガイド81L,81Rに沿ってX方向に移動自在である。
柱部材632,633は、リニアモータ82L,82Rの作動によってX方向に移動する。リニアモータ82L,82Rは、固定子としてのマグネットモジュールと、移動子としてのコイルモジュールとを備える。マグネットモジュールは、基台10に設けられており、X方向に延びている。コイルモジュールは、柱部材632,633のそれぞれの下部に取り付けられている。制御ユニット9からの制御指令に応じてリニアモータ82L,82Rの移動子が作動することによって、ノズルユニット60全体がX方向に沿って移動する。これにより、ノズル61のX方向(搬送方向D1)への移動が実現される。柱部材632,633のX方向位置は、スライダ636,637の近傍に設けられたリニアスケール83L,83Rによって検出される。
このように、ノズル61は、昇降機構634,635の作動によってZ方向に移動し、リニアモータ82L,82Rの作動によってX方向に移動する。すなわち、制御ユニット9が昇降機構634,635およびリニアモータ82L,82Rを制御することにより、ノズル61の各停止位置L11−L14への位置決めが実現される。したがって、昇降機構634,635およびリニアモータ82L,82Rは、移動機構63(図1参照)として機能する。
バット651はY方向に延びる梁部材661によって支持される。梁部材661の両端部のうち、一端部は柱部材662で支持され、他端部は柱部材663で支持されている。柱部材662,663は、Y方向に延びるプレート664のY方向両端部にそれぞれ取り付けられている。
プレート664の両端部の下方には、それぞれ、X方向に延びる2つの走行ガイド84L,84Rが設けられている。2つの走行ガイド84L,84Rは、基台10の上面に設けられている。プレート664の下面のY方向両端部のうち、+Y側端部にはスライダ666が設けられ、−Y側端部にはスライダ667が設けられている。スライダ666,667は、走行ガイド84L,84Rに係合して、X方向に移動自在となっている。
プレート664の下方には、リニアモータ85が設けられている。リニアモータ85は、固定子であるマグネットモジュール及び移動子であるコイルモジュールを備える。マグネットモジュールは基台10に設けられており、X方向に延びている。コイルモジュールはメンテナンスユニット65(ここでは、プレート664)の下部に設けられている。
制御ユニット9からの制御指令に応じてリニアモータ85が作動することにより、メンテナンスユニット65全体がX方向に移動する。メンテナンスユニット65のX方向位置は、スライダ666,667の近傍に設けられたリニアスケール86によって検出される。
図4に示すように、チャック51は、2つのチャック部材51L,51Rを備える。チャック部材51L,51Rは、XZ平面に関して互いに対称な形状を有しており、Y方向に離れて配置されている。
+Y側に配置されたチャック部材51Lは、基台10に設けられてX方向に延びる走行ガイド87Lに支持される。チャック部材51Lは、X方向に位置を異ならせて設けられた2つの水平なプレート部と、これらのプレート部を接続する接続部とを含むベース部512を備える(図2参照)。ベース部512の2つのプレート部の下部にはスライダ511が1つずつ設けられている。スライダ511は走行ガイド87Lに係合されており、これによってチャック部材51Lは走行ガイド87Lに沿ってX方向に走行可能である。
ベース部512の2つのプレート部の上部それぞれには、支持部513が1つずつ設けられている。支持部513は、上方に延びており、その上端部に吸着パッド(不図示)を有する。ベース部512が走行ガイド87Lに沿ってX方向に移動すると、これと一体的に2つの支持部513がX方向に移動する。なお、ベース部512の2つのプレート部は互いに分離され、これらのプレート部がX方向に一定の距離を保ちながら移動することで、見かけ上、一体のベース部として機能する構造としてもよい。この距離を基板の長さに応じて設定すれば、種々の長さの基板に対応することが可能となる。
チャック部材51Lは、リニアモータ88LによりX方向に移動する。リニアモータ88は、固定子であるマグネットモジュール及び移動子であるコイルモジュールを備える。マグネットモジュールは基台10に設けられており、X方向に延びる。コイルモジュールはチャック部材51Lの下部に設けられている。制御ユニット9からの制御指令に応じてリニアモータ88Lが作動することにより、チャック部材51LがX方向に沿って移動する。チャック部材51LのX方向位置は、走行ガイド87Lの近傍に設けられたリニアスケール89Lによって検出される。
−Y側に設けられたチャック部材51Rは、チャック部材51Lと同様に、ベース部512と、2つの支持部513,513とを備えている。なお、チャック部材51Rの形状は、XZ平面に関してチャック部材51Lとは対称である。チャック部材51Rのベース部512の2つのプレート部の下部にはスライダ511が1つずつ設けられている。スライダ511は走行ガイド87Rに係合されており、これによってチャック部材51Rは走行ガイド87Rに沿ってX方向に走行可能である。
チャック部材51Rは、リニアモータ88RによってX方向に移動可能である。リニアモータ88Rは、X方向に延びるとともに基台10に設けられた固定子としてのマグネットモジュールと、チャック部材51Rの下部に設けられた移動子としてのコイルモジュールとを含む。制御ユニット9からの制御指令に応じてリニアモータ88Rが作動することにより、チャック部材51RがX方向に移動する。チャック部材51RのX方向位置は、走行ガイド87Rの近傍に設けられたリニアスケール89Rにより検出される。
制御ユニット9は、チャック部材51L,51RがX方向において常に同一位置となるように、これらの位置制御を行う。これにより、1対のチャック部材51L,51Rが見かけ上一体のチャック51として移動することになる。チャック部材51L,51Rを機械的に結合する場合に比べ、チャック51と浮上ステージ3との干渉が容易に回避され得る。
図3に示すように、4つの支持部513はそれぞれ、保持される基板Wの四隅に対応して配置される。すなわち、チャック部材51Lの2つの支持部513は、基板Wの+Y側周縁部であって搬送方向D1における上流側端部と下流側端部とをそれぞれ保持する。チャック部材51Rの2つの支持部513,513は、基板Wの−Y側周縁部であって搬送方向D1における上流側端部と下流側端部とをそれぞれ保持する。各支持部513の吸着パッドには必要に応じて負圧が供給され、これにより基板Wの四隅がチャック51により下方から吸着保持される。
チャック51が基板Wを保持しながらX方向に移動することで基板Wが搬送される。このように、リニアモータ88L,88Rの各支持部513に負圧を供給するための機構(図示せず)は、図1に示す吸着・走行制御機構52として機能する。
図1および図4に示すように、チャック51は、入口浮上ステージ31、塗布ステージ32および出口浮上ステージ33の上面よりも上方に離して基板Wを保持する。チャック51は、基板Wの下面を保持して、基板Wを搬送する。チャック51は、基板Wのうち各ステージ31,32,33と対向する中央部分よりもY方向外側の周縁部の一部のみを保持する。このため、基板Wの中央部は周縁部に対し下方に撓む。浮上ステージ3は、この状態の基板Wの中央部に浮上力を与えることによって、基板Wの鉛直位置を制御し、基板Wを水平姿勢に維持する。
塗布装置1は、複数(ここでは2つ)の基板測定器70を備える。各基板測定器70は、浮上ステージ3によって浮上力が付与されている基板Wの上面Wfの鉛直位置を測定する。詳細には、基板測定器70は、既定の鉛直方向の基準位置から、上面Wfの鉛直位置までの距離を測定することにより、上面Wfの鉛直位置を測定する。各基板測定器70として、光、超音波などを用いて上面Wfの鉛直位置を非接触で測定する反射型センサを採用してもよい。
基板測定器70によって測定される上面Wfの鉛直位置から、塗布ステージ32の上面の高さ(鉛直位置)から上面Wfの高さを算出してもよい。また、この上面Wfの高さと基板Wの厚さから、基板Wの浮上量(塗布ステージ32の上面から浮上基板Wの下面までの距離)を算出してもよい。
各基板測定器70は、連結具72によってノズル61に連結されている。連結具72の両側端部のうち、一端部はノズル61の上流側の側面に取り付け可能な構造を有しており、他端部は基板測定器70に取り付け可能な構造を有する。各基板測定器70は、連結具72に支持されることにより、ノズル61よりも上流側(−X側)に配置される。
各基板測定器70は、連結具72によってノズル61に連結されているため、ノズル61に追従して移動する。すなわち、ノズル61が移動機構63によって水平方向または鉛直方向に移動すると、各基板測定器70もこれに追従して同方向に移動する。
各基板測定器70は、移動機構63によって、塗布ステージ32の上方の所定の測定位置に配置される。各基板測定器70が測定位置に配置された状態で、各基板測定器70は基板Wの上面Wfの鉛直位置を測定する。
図4に示すように、2つの基板測定器70は、搬送幅方向D2において、基板Wの幅(幅方向の長さ)よりも短い間隔をあけて設けられている。この2つの基板測定器70を備えることにより、基板Wにおける幅方向に異なる2つの箇所の鉛直位置を測定することが可能である。なお、基板測定器70は、2つに限定されるものではなく、1つ、または、3つ以上設けられてもよい。
<ステージ測定治具8>
図6は、実施形態のステージ測定治具8を示す概略平面図である。図7は、実施形態のステージ測定治具8を示す概略正面図である。図8は、実施形態のステージ測定治具8を示す概略平面図である。ステージ測定治具8は、浮上ステージ3(ステージ31−33)の各上面31S−33Sの鉛直位置を測定する装置である。ここでは、ステージ測定治具8は、各上面31S−33Sの平面出しをすることを目的に使用される。
ステージ測定治具8は、5つのステージ測定器81、各ステージ測定器81を搬送シャトル5に接続する接続部を備える。接続部は、本実施形態では、架橋構造83および連結具841,843によって構成されている。
各ステージ測定器81は、浮上ステージ3の上面の鉛直位置を測定する。各ステージ測定器81としては、光又は超音波などを用いて上面31S−33Sの鉛直位置を非接触で測定する反射型センサを採用してもよい。
架橋構造83は、浮上ステージ3の上方に配されて搬送幅方向D2に延びる梁部831と、梁部831の+Y側端部および−Y側端部の各々から鉛直方向下方に延びる2つの支柱部832,833とを含む。梁部831は浮上ステージ3よりも長く搬送幅方向D2に延びており、各支柱部832,833は浮上ステージ3の搬送幅方向D2の両側にそれぞれに配される。
各ステージ測定器81は、梁部831の搬送方向D1における一方側の側面831Sに取り付けられている。各ステージ測定器81は、浮上ステージ3の搬送幅方向D2の両端よりも内側の範囲内に設けられており、かつ、搬送幅方向D2に所定の間隔をあけて設けられている。
支柱部832の下端部は搬送シャトル5が備えるチャック部材51Rのベース部512の上面に、連結具841によって取り外し可能に固定される。支柱部833の下端部は搬送シャトル5が備えるチャック部材51Lのベース部512の上面に、連結具843によって取り外し可能に固定される。連結具841,843は、例えば、ボルトなどの締結手段を含む構成としてもよい。支柱部832,833が各ベース部512に固定されることによって、梁部831が、チャック部材51R,51L各々の搬送方向D1に並ぶ2つの支持部513,513の間の位置に配される。
支柱部832,833が各ベース部512に固定された状態で、搬送シャトル5がチャック部材51R,51Lを連動させて搬送方向D1に移動させると、架橋構造83が搬送方向D1に移動する。これにより、架橋構造83に取り付けられた各ステージ測定器81が、搬送方向D1に移動する。
連結具841,843は、支柱部832,833を各ベース部512の上流側および下流側のそれぞれに偏る各位置に取り付け可能に構成されている。架橋構造83は、搬送シャトル5に対して、上流側寄りの位置(図6参照)および下流側寄りの位置(図8参照)に固定される。
支柱部832は、連結具841によって、チャック部材51Rのベース部512だけではなく、チャック部材51Lのベース部512にも固定可能に構成されている。また、支柱部833は、連結具843によって、チャック部材51Lのベース部512だけではなくチャック部材51Rのベース部512にも固定可能に構成されている。支柱部832,833のそれぞれを、チャック部材51R,51Lの各ベース部512に固定した場合には梁部831の側面831Sが上流側(−X側)を向き(図6参照)、チャック部材51L,51Rの各ベース部512に固定した場合には梁部831の側面831Sが下流側(−X側)を向く(図8参照)。
図6に示す例では、搬送シャトル5に対して架橋構造83が上流側寄りの位置に固定されている。また、図6に示す例では、梁部831の側面831S(各ステージ測定器81が取り付けられた側面)が上流側に向けられている。
この状態で搬送シャトル5が移動可能な全範囲を移動させた場合、各ステージ測定器81が鉛直位置を測定できる搬送方向D1の範囲は、浮上ステージ3の上流側寄りの第1測定範囲RA1となっている。第1測定範囲RA1は、入口浮上ステージ31および塗布ステージ32の各上面31S,32Sの全面、および、出口浮上ステージ33の上面33Sのうち上流側の一部をカバーする。
図6に示すように、各ステージ測定器81が梁部831の上流側に配置されることによって、浮上ステージ3の上面の上流側端部(具体的には、入口浮上ステージ31における上流側端部)について、鉛直位置の測定が容易となる。
図8に示すように、架橋構造83は、梁部831における各ステージ測定器81が取り付けられた側面を搬送方向上流側に向けた姿勢で、搬送シャトル5に取り付けられている。図8に示す例では、搬送シャトル5に対して架橋構造83が下流側寄りの位置に固定されている。また、図8に示す例では、梁部831の側面831Sが下流側に向けられている。この状態で搬送シャトル5が移動可能な全範囲を移動させた場合、各ステージ測定器81によって測定できる搬送方向D1の範囲は、浮上ステージ3の下流側寄りの第2測定範囲RA2となる。第2測定範囲RA2は、塗布ステージ32および出口浮上ステージ33の各上面32S,33Sの全面、および、入口浮上ステージ31の上面31Sのうち下流側の一部をカバーする。
第1および第2測定範囲RA1,RA2は搬送方向D1において重複する領域を含む。このため、第1および第2測定範囲RA1,RA2の双方について、鉛直位置を測定することによって、浮上ステージ3の各上面31S−33S全部の傾きを測定できる。なお、第1および第2測定範囲RA1,RA2の重複する領域については、2回測定されることは必須ではなく、1度だけ測定されればよい。
図8に示すように、各ステージ測定器81が梁部831の下流側に配置されることによって、浮上ステージ3の上面の下流側端部(具体的には、出口浮上ステージ33における上面33Sの下流側端部)について、鉛直位置の測定が容易となる。
図7に示すように、塗布装置1は、浮上ステージ3の上面(上面31S,32S,33S)の鉛直位置を調整するための調整機構13を設えている。調整機構13は、各上面31S−33Sを支持する複数のレベリングボルト131と、および、各レベリングボルト131を支持する支持板133とを含む。各レベリングボルト131は、浮上ステージ3の各ステージ31−33を下方から支持する。各レベリングボルト131は、X方向及びY方向に既定の間隔をあけて設けられている。ここでは、搬送方向D1に間隔をあけて設けられた各レベリングボルト131で構成される列(ライン)が、搬送幅方向D2に間隔をあけて5つ設けられている。
浮上ステージ3の各ステージ31−33は、各レベリングボルト131によって複数点で支持される。各レベリングボルト131は、回転操作されることによって、鉛直方向に昇降する。すなわち1つのレベリングボルト131の鉛直位置を調整することによって、当該レベリングボルト131が支持するステージ31−33のいずれかの一部分(対象部分)の鉛直位置が変更される。各レベリングボルト131の鉛直位置を調整することによって、各ステージ31−33の各上面31S−33Sの水平出しが可能となっている。
図6−図8に示すように、各ステージ測定器81は、搬送方向D1に並ぶレベリングボルト131の列(ライン)に対応する位置に設けられている。すなわち、各ステージ測定器81は、各上面31S−33Sの各レベリングボルト131によって鉛直位置が調整される対象部分の鉛直位置を測定可能な位置に設けられている。
各レベリングボルト131に対応する各対象部分の鉛直位置を各ステージ測定器81で測定することによって、各対象部分の鉛直位置のずれを測定できる。この場合、各対象分の鉛直位置が、既定の鉛直位置となるように調整できるため、浮上ステージ3の各上面31S−33Sの水平出しを精度良く行うことができる。
本実施形態では、各ステージ測定器81を搬送シャトル5に接続する接続部は、門型の架橋構造83によって構成されているが、これは必須ではない。例えば、梁部831の両端の支柱部832,833のうち一方を省略することによって、梁部831が片持ち状に支持されていてもよい。この場合、2つのチャック部材51R,51Lのどちらか一方の動力によって、各ステージ測定器81を移動させることができる。
図9は、実施形態の制御ユニット9を示す概略ブロック図である。塗布装置1は、各部の動作を制御するための制御ユニット9を備える。制御ユニット9のハードウェア構成は、一般的なコンピュータと同一としてもよい。制御ユニット9は、各種演算処理を行うCPU91、基本プログラムを記憶する読み出し専用のメモリであるROM、各種情報を記憶する読み書き自在のメモリ92、各種情報を表示するディスプレイを含む表示部93を備える。
メモリ92は、主記憶装置(RAM)のほか、制御用アプリケーション(プログラム)およびデータ等を記憶する固定ディスクを含む。制御ユニット9は、ユーザーや外部装置との情報交換を担うインターフェース部、および、可搬性を有する記憶媒体(光学式メディア、磁気メディア、半導体メモリなど)に保存された情報(プログラム)を読み取る読取装置を備えていてもよい。
CPU91は、プログラムに従って動作することによって、搬送シャトル5を動作させてステージ測定治具8を搬送方向D1に移動させるとともに、ステージ測定治具8に備えられた5つのステージ測定器81で浮上ステージ3の鉛直位置を測定する。CPU91は、各ステージ測定器81が出力する測定結果を集計して、メモリ92に保存する。浮上ステージ3の鉛直位置の測定結果は、表示部93に適宜表示されてもよい。
<動作説明>
図10は、浮上ステージ3の各上面31S−33Sの鉛直位置を測定および調整する処理フローを示す図である。以下に説明する処理フローは、一例であり、これに限定されるものではない。
まず、図6および図7に示すように、ステージ測定治具8が搬送シャトル5に取り付けられる(ステップS10)。詳細には、支柱部832,833が、チャック部材51R,51Lの各ベース部512の上面に固定される。これによって、各ステージ測定器81が、接続部である架橋構造83を介して搬送シャトル5に接続される。
続いて、制御ユニット9は、搬送シャトル5および各ステージ測定器81を制御して、浮上ステージ3の上面31S−33Sの鉛直位置を測定する(ステップS11)。この処理によって、図6に示したように、浮上ステージ3のうち上流側の第1測定範囲RA1における鉛直位置の分布が取得される。制御ユニット9は、測定結果(鉛直位置の分布)を、適宜表示部93に表示してもよい。
ステップS11で得られた測定結果に基づいて、作業者は、傾きの調整を行うかどうか判断する(ステップS12)。なお、制御ユニット9が、鉛直位置の測定結果および所定の判定基準に基づいて、傾きの調整が必要かどうか判定してもよい。傾きの調整が必要な場合は、制御ユニット9がその旨の表示を行うとよい。傾きの調整が必要な場合(ステップS12においてYes)、作業者は、鉛直位置の測定結果に応じて、鉛直位置の調整を行う(ステップS13)。具体的には、調整が必要な箇所に対応するレベリングボルト131を操作することによって、鉛直位置のずれを適宜調整する。これによって、浮上ステージ3の各上面31S−33Sの水平出しが行われる。なお、出口浮上ステージ33の上面33Sのうち、第1測定範囲RA1に含まれない部分の鉛直位置の測定および調整は、後述するステップS18で行われる。
傾きの調整が完了した場合、または、傾きの調整が不要な場合(ステップS12においてNo)、作業者は、浮上ステージ3の上面31S−33Sの鉛直位置を再測定するか否かを判断する(ステップS14)。再測定が必要と判断された場合(ステップS14においてYes)、ステップS11−S13の各処理が再度実行される。なお、ステップS14が実行される代わりに、例えば、予め決められた回数だけステップS11−S13が繰り返し実行されてもよい。
再測定が行われない場合(ステップS14においてNo)、ステージ測定治具8の取付位置が変更される(ステップS15)。詳細には、図8において説明したように、ステージ測定治具8が搬送シャトル5の下流側寄りの位置に取り付けられる。また、支柱部832がチャック部材51Lのベース部512に、支柱部833がチャック部材51Rのベース部512に取り付けられる。これにより、梁部831の側面831Sが下流側に向けられるため、各ステージ測定器81が梁部831よりも下流側に配される。
続いて、制御ユニット9は、搬送シャトル5および各ステージ測定器81を制御して、浮上ステージ3の上面31S−33Sの鉛直位置を測定する(ステップS16)。この処理によって、図8に示したように、浮上ステージ3のうち下流側の第2測定範囲RA2における鉛直位置の分布が取得される。制御ユニット9は、測定結果(鉛直位置の分布)を適宜表示部93に表示してもよい。

ステップS16で得られた測定結果に基づいて、作業者は、傾きの調整を行うか否かを判断する(ステップS17)。制御ユニット9が、鉛直位置の測定結果および所定の判定基準に基づいて、傾きの調整が必要かどうか判定してもよい。傾きの調整が必要な場合は、制御ユニット9がその旨の表示を行うとよい。傾きの調整が必要な場合(ステップS17においてYes)、作業者は、鉛直位置の測定結果に応じて、鉛直位置の調整を行う(ステップS18)。具体的には、調整が必要な箇所に対応するレベリングボルト131を操作することによって、鉛直位置のずれを適宜調整する。これによって、浮上ステージ3の各上面31S−33Sの水平出しが行われる。なお、出口浮上ステージ33の上面33Sのうち、第2測定範囲RA2に含まれない部分の鉛直位置の測定および調整は、先のステップS13において行われる。
傾きの調整が完了した場合、または、傾きの調整が不要な場合(ステップS17においてNo)、作業者は、浮上ステージ3の上面31S−33S(ただし、第2測定範囲RA2内)の鉛直位置を再測定するか否かを判断する(ステップS19)。再測定が必要である場合(ステップS18においてYes)、ステップS16−S18の各処理が再度実行される。なお、ステップS19が実行される代わりに、例えば、予め決められた回数だけステップS16−S18が繰り返し実行されてもよい。
以上の各処理によって、浮上ステージ3の各上面31S−33S鉛直位置の測定および調整処理が完了する。この一連の処理によって、各上面31S−33Sの平面出しが行われることによって、各上面31S−33Sの傾きが修正される。
<効果>
ステージ測定治具8によると、塗布装置1において基板Wを搬送するために設けられた搬送シャトル5に各ステージ測定器81を接続して、ステージ測定器81を搬送方向D1に移動させる。このため、浮上ステージ3の搬送方向D1における鉛直位置の分布を効率良く測定できる。したがって、浮上ステージ3の各上面31S−33Sの傾きを効率良く測定できる。
基板Wを搬送する搬送シャトル5は、直動機構であるため、各ステージ測定器81を搬送方向D1に精度良く移動させることができる。したがって、各ステージ測定器81を搬送シャトル5に接続することによって浮上ステージ3の各上面31S−33Sの傾きを精度良く測定できる。
各ステージ測定器81は、搬送幅方向D2に間隔を開けて配置されている。このため、各ステージ測定器81を搬送方向D1に移動させることによって、搬送幅方向D2に異なる各位置における鉛直位置の分布を、一度に測定できる。このため、浮上ステージ3の各上面31S−33Sの傾きを効率良く測定できる。
各ステージ測定器81を架橋構造83は取り外し可能である。このため、浮上ステージ3の上面31S−33Sの傾きの調整が完了した後、ステージ測定治具8を搬送シャトル5から取り外すことができる。これによって、ステージ測定治具8が、塗布装置1の、他の要素と干渉することを抑制できる。例えば、塗布機構6のメンテナンスユニット65は、浮上ステージ3に比較的近い鉛直位置に配置されている。ステージ測定治具8を取り外すことによって、搬送シャトル5が塗布処理のために基板Wを搬送する際、梁部831がメンテナンスユニット65に干渉することを抑制できる。
<2. 変形例>
以上、実施形態について説明してきたが、本発明は上記のようなものに限定されるものではなく、様々な変形が可能である。
例えば、架橋構造83における梁部831の側面831Sに、各ステージ測定器81を搬送幅方向D2に移動させる移動機構を設けてもよい。この場合、架橋構造83に単一のステージ測定器81のみを設けてもよい。この場合、搬送シャトル5と移動機構とによってステージ測定器81を水平面内で移動させることにより、浮上ステージ3の各上面31S−33Sの鉛直位置分布を測定できる。また、2つ以上のステージ測定器81を1つの連結部材に取り付けて一体化するとともに、当該連結部材を上記水平移動部が搬送幅方向D2に移動させることによって、各ステージ測定器81を搬送幅方向D2に一体的に移動させてもよい。
また、上記実施形態では、各ステージ測定器81を基板Wの搬送に用いられる搬送シャトル5に接続されている。しかしながら、搬送シャトル5とは別に、ステージ測定治具8を搬送方向D1に移動させる移動部を設けてもよい。移動部としては、例えば、搬送シャトル5が備えるリニアモータ機構(走行ガイド87L,87Rおよびリニアモータ88L,88R)と同様の構成のほか、スライダ側のナット部材が螺合するネジ軸をサーボモータの駆動により回転駆動する電動スライダ機構などを採用できる。
この発明は詳細に説明されたが、上記の説明は、すべての局面において、例示であって、この発明がそれに限定されるものではない。例示されていない無数の変形例が、この発明の範囲から外れることなく想定され得るものと解される。上記各実施形態及び各変形例で説明した各構成は、相互に矛盾しない限り、組み合わせまたは省略ができる。
1 塗布装置
13 調整機構
131 レベリングボルト
133 支持板
3 浮上ステージ
31 入口浮上ステージ
32 塗布ステージ
321h 噴出口
322h 吸引口
33 出口浮上ステージ
31S,32S,33S 上面
31h,33h 噴出口
35 浮上制御機構
5 搬送シャトル
6 塗布機構
8 ステージ測定治具
81 ステージ測定器
83 架橋構造
831 梁部
831S 側面
832,833 支柱部
841,843 連結具
D1 搬送方向
D2 搬送幅方向
W 基板

Claims (7)

  1. 搬送シャトルによって既定の搬送方向に搬送される基板に浮上力を付与する浮上ステージが有する平面であって、かつ、エアを噴出する複数の孔が形成された鉛直方向上向きである上面の鉛直位置を測定するステージ測定治具であって、
    前記浮上ステージの前記上面の鉛直位置を測定する少なくとも1つのステージ測定器と、
    前記ステージ測定器を前記搬送方向に移動可能となるように前記搬送シャトルに接続する接続部と、
    を含む、ステージ測定治具。
  2. 請求項1のステージ測定治具であって、
    前記接続部は、
    前記搬送方向に直交する搬送幅方向に延びており、前記ステージ測定器を前記上面の上方にて支持する梁部と、
    前記梁部を前記搬送シャトルに対して取り外し可能に連結する連結具と、
    を備える、ステージ測定治具。
  3. 請求項1又は請求項2のステージ測定治具であって、
    前記上面の一部である対象部分の鉛直位置が前記浮上ステージに設けられた調整機構によって調整可能であり、
    前記ステージ測定器は、前記対象部分の鉛直位置を測定可能な位置に設けられている、ステージ測定治具。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1項のステージ測定治具であって、
    前記搬送方向に直交する搬送幅方向に間隔をあけて、複数の前記ステージ測定器が設けられている、ステージ測定治具。
  5. 基板に処理液を塗布する塗布装置であって、
    基板を既定の方向に搬送する搬送シャトルと、
    鉛直上向きの上面に設けられた複数の孔からエアを噴出することによって、前記搬送シャトルが搬送方向に搬送する基板に浮上力を付与する浮上ステージと、
    前記エアを供給するエア供給部と、
    前記上面の鉛直位置を測定する少なくとも1つのステージ測定器と、
    前記ステージ測定器を前記搬送方向に移動可能となるように前記搬送シャトルに接続する接続部と、
    前記上面の一部である対象部分の鉛直位置を調整する調整具と、
    前記搬送シャトルによって前記搬送方向に搬送される基板に向けて処理液を吐出するノズルと、
    を備える、塗布装置。
  6. 搬送シャトルによって既定の搬送方向に搬送される基板に浮上力を付与する浮上ステージが有する平面であって、かつ、エアを噴出する複数の孔が形成された鉛直方向上向きである上面の鉛直位置を測定するステージ測定方法であって、
    (a) 接続部を介してステージ測定器を前記搬送シャトルに接続する工程と、
    (b) 前記ステージ測定器を前記搬送シャトルの動力によって前記搬送方向に移動させる工程と、
    (c) 前記工程(b)において、前記搬送方向に移動する前記ステージ測定器によって、前記上面における前記搬送方向に異なる部分の鉛直位置を測定する工程と、
    を含む、ステージ測定方法。
  7. 既定の搬送方向に搬送される基板に浮上力を付与する浮上ステージが有する平面であって、かつ、エアを噴出する複数の孔が形成された鉛直方向上向きである上面の鉛直位置を測定するステージ測定治具であって、
    前記浮上ステージの前記上面の鉛直位置を測定する少なくとも1つのステージ測定器と、
    前記ステージ測定器を前記搬送方向に移動させる移動部と、
    を含み、
    前記上面の一部である対象部分の鉛直位置が前記浮上ステージに設けられた調整機構によって調整可能であり、
    前記ステージ測定器は、前記対象部分の鉛直位置を測定可能な位置に設けられている、ステージ測定治具。
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