JP6817719B2 - 分散混合装置及びその運転方法 - Google Patents

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Description

本発明は、分散混合装置及びその運転方法に関するものである。
従来、液体に対する固形分の分散、混合を行う分散混合装置として、各種装置が提案されているが、その1つとして、本件出願人が提案した、ケーシングの内部に、回転翼を備えたロータを配設し、該回転翼の回転により生じる負圧吸引力によってケーシングの内部に液体を負圧吸入し、該吸入した液体に回転翼の回転によりキャビテーションを生じさせて、液体に対する固形分の分散、混合を行う吸引撹拌ポンプを備えた分散混合装置が実用化されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2014−8438号公報
ところで、特許文献1で提案した分散混合装置は、液体に対する固形分の高い分散、混合性能を有するものであるが、吸引撹拌ポンプの回転翼を備えたロータが高速回転するため、ロータの回転軸のシール部が損耗しやすく、特に、ケーシングの内部が正圧となる吸引撹拌ポンプの運転を停止したときに、ケーシングの内部の液体が、損耗したシール部を介して漏れ出るおそれがあった。
本発明は、上記従来の分散混合装置の有する問題点に鑑み、ケーシングの内部の液体が、損耗したシール部を介して漏れ出る問題を解消することができる分散混合装置及びその運転方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の分散混合装置は、ケーシングの内部に、回転翼を備えたロータを配設し、前記回転翼の回転により生じる吸引力によって前記ケーシングの内部に液体を吸入し、前記回転翼の回転により前記液体に対する固形分の分散、混合を行う吸引撹拌ポンプと、前記吸引撹拌ポンプとの間で前記液体の循環を行う液体貯留タンクとを備えた分散混合装置において、前記吸引撹拌ポンプを、前記ロータの回転軸が鉛直方向になるように、前記液体貯留タンクを、前記液体貯留タンクの液面の位置が、前記回転翼を設けた翼室に連通する吐出部に接続されて前記液体貯留タンクに連通する循環流路の開口の高さ位置よりも高位に、前記ロータの回転軸のシール部の高さ位置よりも低位になるように、設置するようにしたことを特徴とする。
この場合において、前記液体貯留タンクに前記液体及び前記固形分を貯留して、前記液体に対する前記固形分の分散、混合を行うようにすることができる。
また、固形分貯留ホッパを備え、前記固形分貯留ホッパに貯留された前記固形分を、前記液体貯留タンクから前記吸引撹拌ポンプに前記液体を供給する循環流路の途中でエジェクタ効果により吸入して、前記液体に対する前記固形分の分散、混合を行うようにすることができる。
また、固形分貯留ホッパを備え、前記固形分貯留ホッパに貯留された前記固形分を、前記ケーシングの内部に直接入して、前記液体に対する前記固形分の分散、混合を行うようにすることができる。
また、本発明の分散混合装置の運転方法は、上記分散混合装置の運転方法であって、前記液体に対する前記固形分の分散、混合を行った後、前記吸引撹拌ポンプの運転を停止した状態で、前記液体貯留タンクの液面の位置が、前記回転翼を設けた翼室に連通する吐出部に接続されて前記液体貯留タンクに連通する循環流路の開口の高さ位置よりも高位に、前記ロータの回転軸のシール部の高さ位置よりも低位になるように、前記液体及び前記固形分の供給量を設定することを特徴とする。
本発明の分散混合装置及びその運転方法によれば、ーシングの内部が正圧となる吸引撹拌ポンプの運転を停止したときに、ケーシングの内部の液体が、損耗したシール部を介して漏れ出る問題を解消することができる。
また、液体に対して分散、混合する固形分の供給を、液体貯留タンクに液体及び固形分を貯留して、液体に対する固形分の分散、混合を行うようにするようにしたり、固形分貯留ホッパを備え、形分貯留ホッパに貯留された固形分を、液体貯留タンクから吸引撹拌ポンプに液体を供給する循環流路の途中でエジェクタ効果により吸入して、液体に対する固形分の分散、混合を行うようにしたり、固形分貯留ホッパを備え、形分貯留ホッパに貯留された固形分を、ケーシングの内部に直接入して、液体に対する固形分の分散、混合を行うようにすることにより、選択的に行うことができる。
本発明の分散混合装置の一実施例を示す説明図で、(a)は全体図、(b)は(a)のZ部の拡大断面図である。 吸引撹拌ポンプの内部構造を示す説明図である。 図2のV−V方向視での断面図である。 吸引撹拌ポンプの分散混合機構の内部構造を示す分解斜視図である。 仕切板の概略構成図である。 液体貯留タンクの一例を示す概略構成図である。 固形分の供給方式の一例を示す概略構成図である。
以下、本発明の分散混合装置及びその運転方法の実施の形態を、図面に基づいて説明する。
図1〜図5に、本発明の分散混合装置の一実施例を示す。
この分散混合装置は、図1に示すように、ケーシング1の内部に、回転翼6を備えたロータ5を配設し、この回転翼6の回転により生じる負圧吸引力によってケーシング1の内部に液体Rを負圧吸入し、吸入した液体Rに回転翼6の回転によりキャビテーションを生じさせて、液体Rに対する固形分の分散、混合を行う吸引撹拌ポンプXと、この吸引撹拌ポンプXとの間で、循環流路16、18を介して、液体Rの循環を行う液体貯留タンクYとを備えて構成されている。
そして、吸引撹拌ポンプXを、ロータ5の回転軸19が鉛直方向で、かつ、シール部22を介して上方で片持ち支持されるように設置するようにするとともに、液体貯留タンクYを、液体貯留タンクYの液面Lの位置がロータ5の回転軸19のシール部22の高さ位置よりも低位(水頭差:H)になるように、設置するようにしている。
以下、この分散混合装置を用いて、固形分P(例えば、非水電解質二次電池用電極の製造に用いられるスラリー材料である、アルカリ金属イオンを吸蔵、放出する材料、カーボン及びCMC(カルボキシルメチルセルロース)。)を、液体R(例えば、水。)に分散、混合(可溶の固形分の溶解を含む。以下、同じ。)して、スラリーを生成する場合を例に挙げて説明する。
〔液体貯留タンク〕
液体貯留タンクYは、本実施形態においては、吸引撹拌ポンプXとの間で、循環流路16、18を介して、液体Rの循環を行う機能に加え、液体R及び固形分Pの供給機能を兼ねており、吸引撹拌ポンプXの運転を開始する前に、所定量の液体R及び固形分Pを、液体貯留タンクYに投入、貯留しておくようにする。
ここで、液体貯留タンクYは、貯留機能を備えたものであれば、特にその構成は限定されるものではないが、例えば、図6に示すように、撹拌機構51を備えたものを用いることもできる。
また、固形分Pの供給方式として、固形分Pを液体貯留タンクYに投入、貯留することに代えて、別途供給するようにすることもできる。
例えば、図7に示すように、固形分貯留ホッパ31を備え、この固形分貯留ホッパ31に貯留された固形分Pを、液体貯留タンクYから吸引撹拌ポンプXに液体を供給する循環流路16の途中で、液体Rの流れにより得られるエジェクタ効果により吸入するようにして、液体Rと共に吸引撹拌ポンプXに供給することができる。
この場合、エジェクタ効果を高めるために、循環流路16に液体Rの流速を高めるポンプ16Pを配設することもできる。
このほか、後述するように(図2に示すように)、固形分貯留ホッパ31を備え、この固形分貯留ホッパ31に貯留された固形分Pを、吸引撹拌ポンプXのケーシング1の内部に直接負圧吸入するようにして供給することもできる。
〔吸引撹拌ポンプ〕
図1〜図5に基づいて、吸引撹拌ポンプXについて説明する。
図2に示すように、吸引撹拌ポンプXは、両端開口が前壁部2と後壁部3とで閉じられた円筒状の外周壁部4を備えたケーシング1を備え、そのケーシング1の内部に同心状で回転駆動自在に設けられたロータ5と、そのケーシング1の内部に同心状で前壁部2に固定配設された円筒状のステータ7と、ロータ5を回転駆動するポンプ駆動モータM等を備えて構成されている。
図3に示すように、ロータ5の径方向の外方側には、複数の回転翼6が、前壁部2側である前方側(図2の下側)に突出し、かつ、周方向に等間隔で並ぶ状態でロータ5と一体的に備えられている。
円筒状のステータ7には、絞り流路となる複数の透孔7a、7bが周方向に夫々並べて備えられ、そのステータ7が、ロータ5の前方側(図2の下側)で、かつ、回転翼6の径方向の内側に位置させて前壁部2に固定配設されて、そのステータ7とケーシング1の外周壁部4との間に、排出室を兼ねた、回転翼6が周回する環状の翼室8が形成されている。
図2〜図4に示すように、第1の供給部11が、前壁部2の中心軸(ケーシング1の軸心A3)よりも外周側に偏移した位置に設けられている。
ここで、本実施形態においては、第1の供給部11を閉鎖して吸引撹拌ポンプXを運転するようにしているが、図2の仮想線で示すように、固形分貯留ホッパ31を備え、この固形分貯留ホッパ31に貯留された固形分Pを、第1の供給部11から吸引撹拌ポンプXのケーシング1の内部に直接負圧吸入するようにして供給することができる。
図2及び図4に示すように、ケーシング1の前壁部2の内面に環状溝10が形成され、環状溝10と連通する状態で第1の供給部11が設けられている。
図2及び図3に示すように、液体Rと固形分Pとが混合されて生成されたスラリー状になった液体Rを吐出する円筒状の吐出部12が、ケーシング1の円筒状の外周壁部4の周方向における1箇所に、その外周壁部4の接線方向に延びて翼室8に連通する状態で設けられている。
図1及び図3に示すように、吐出部12から吐出されたスラリー状の液体Rは、循環流路18を介して、液体貯留タンクYに戻される。
また、ケーシング1の前壁部2の中央部(軸心A3と同心状)には、第2の供給部17が設けられている。
そして、この第2の供給部17に、液体貯留タンクYに投入、貯留されている液体R及び固形分P(液体貯留タンクYに戻されたスラリー状の液体R)が、循環流路16を介して、負圧吸引されることで供給される。
また、図2〜図4に示すように、ステータ7の内周側を前壁部2側の第1の導入室13とロータ5側の第2の導入室14とに区画する仕切板15が、ロータ5の前方側に当該ロータ5と一体回転する状態で設けられるとともに、仕切板15の前壁部2側に掻出翼9が設けられている。掻出翼9は、同心状に、周方向において均等間隔で複数(図4では、4つ)備えられ、各掻出翼9がその先端部9Tを環状溝10内に進入した状態でロータ5と一体的に周回可能に配設されている。
第1の導入室13及び第2の導入室14は、ステータ7の複数の透孔7a、7bを介して翼室8と連通されるように構成され、第1の供給部11が第1の導入室13に連通し、第2の供給部17が第2の導入室14に連通するように構成されている。
具体的には、第1の導入室13と翼室8とは、ステータ7における第1の導入室13に臨む部分に周方向に等間隔で配設された複数の第1の導入室13側の透孔7aにて連通され、第2の導入室14と翼室8とは、ステータ7における第2の導入室14に臨む部分に周方向に等間隔で配設された複数の第2の導入室14側の透孔7bにて連通されている。
吸引撹拌ポンプXの各部について説明する。
図2に示すように、ロータ5は、その前面が概ね円錐台状に膨出する形状に構成されるとともに、その外周側に、複数の回転翼6が前方に突出する状態で等間隔に並べて設けられている。なお、図3では、周方向に等間隔に10個の回転翼6が配設されている。また、この回転翼6は、内周側から外周側に向かうに連れて、回転方向後方に傾斜するようにロータ5の外周側から内周側に突出形成されており、回転翼6の先端部の内径は、ステータ7の外径よりも若干大径に形成されている。
このロータ5が、ケーシング1内においてケーシング1と同心状に位置する状態で、後壁部3を貫通してケーシング1内に挿入されたポンプ駆動モータMの駆動軸19に連結されて、そのポンプ駆動モータMにより回転駆動される。
このように、本実施形態においては、ポンプ駆動モータMの駆動軸19が、ロータ5の回転軸となる。
また、ポンプ駆動モータMの駆動軸19には、ポンプ駆動モータM側にケーシング1の内部の液体Rが漏れ出ることを防止するためのシール部22を設けるようにしている。
そして、ロータ5が、その軸心方向視(図3に示すような図2のV−V方向視)において回転翼6の先端部が前側となる向きに回転駆動されることにより、回転翼6の回転方向の後側となる面(背面)6aには、いわゆるキャビテーションが発生するように構成されている。
図2、図4及び図5に示すように、仕切板15は、ステータ7の内径よりも僅かに小さい外径を有する概ね漏斗状に構成されている。この漏斗状の仕切板15は、具体的には、その中央部に、頂部が円筒状に突出する筒状摺接部15aにて開口された漏斗状部15bを備えるとともに、その漏斗状部15bの外周部に、前面及び後面共にケーシング1の軸心A3に直交する状態となる環状平板部15cを備える形状に構成されている。
そして、図2及び図3に示すように、この仕切板15が、頂部の筒状摺接部15aがケーシング1の前壁部2側を向く姿勢で、周方向に等間隔を隔てた複数箇所(この実施形態では、4箇所)に配設された間隔保持部材20を介して、ロータ5の前面の取付部5aに取り付けられる。
図3及び図5(c)に示すように、仕切板15を複数箇所夫々で間隔保持部材20を介してロータ5に取り付ける際には、撹拌羽根21が、ケーシング1の後壁部3側に向く姿勢で仕切板15に一体的に組み付けられ、ロータ5が回転駆動されると、4枚の撹拌羽根21がロータ5と一体的に回転するように構成されている。
図2及び図4に示すように、この実施形態では、円筒状の第2の供給部17が、ケーシング1と同心状で、そのケーシング1の前壁部2の中心部に設けられている。この第2の供給部17には、循環流路16の内径よりも小径で、仕切板15の筒状摺接部15aよりも小径となり流路面積が小さな絞り部14aが形成されている。ロータ5の回転翼6が回転することにより、吐出部12を介してスラリー状の液体Rが吐出され、第2の供給部17の絞り部14aを介して液体Rが導入されることになるので、吸引撹拌ポンプX内が減圧される。
図2〜図4に示すように、第1の供給部11は、そのケーシング1内に開口する開口部(入口部)が、環状溝10における周方向の一部を内部に含む状態で、ケーシング1内に対する第2の供給部17の開口部の横側方に位置するように、前壁部2に設けられている。また、第1の供給部11は、平面視(図1及び図2の左右方向視)において軸心A2がケーシング1の軸心A3と平行となり、かつ、ケーシング1の軸心A3に直交する水平方向視(図1及び図2の紙面表裏方向視)において、軸心A2がケーシング1の前壁部2に近づくほどケーシング1の軸心A3に近づく傾斜姿勢で、ケーシング1の前壁部2に設けられている。ちなみに、第1の供給部11の傾斜角度は、45度程度である。
図2及び図4に示すように、ステータ7は、ケーシング1の前壁部2の内面(ロータ5に対向する面)に取り付けられて、ケーシング1の前壁部2とステータ7とが一体となるように固定されている。ステータ7において、第1の導入室13に臨む部分に配設された複数の第1の導入室13側の透孔7aは、概略円形状に形成され、第1の導入室13の流路面積よりも複数の第1の導入室13側の透孔7aの合計流路面積が小さくなるように設定されており、また、第2の導入室14に臨む部分に配設された複数の第2の導入室14側の透孔7bは、概略楕円形状に形成され、第2の導入室14の流路面積よりも複数の第2の導入室14側の透孔7bの合計流路面積が小さくなるように設定されている。ロータ5の回転翼6が回転することにより、吐出部12を介してスラリー状の液体Rが吐出され、第2の供給部17を介して、液体貯留タンクYに投入、貯留されていた液体R及び固形分P(図7に示す実施形態の場合は、固形分貯留ホッパ31に貯留されていた固形分P)や液体貯留タンクYに戻されたスラリー状の液体Rが導入されることになるので、吸引撹拌ポンプX内が減圧される。なお、図2の仮想線で示すように、固形分貯留ホッパ31を備えるようにした場合は、ロータ5の回転翼6が回転することにより、第1の導入室13室側の透孔7aを介して固形分貯留ホッパ31に貯留されていた固形分Pが供給される。
図4及び図5に示すように、この実施形態では、各掻出翼9が棒状に形成され、ロータ5の径方向視(図5(b)の紙面表裏方向視)で、当該棒状の掻出翼9の先端側ほど前壁部2側に位置し、かつ、ロータ5の軸心方向視(図5(a)の紙面表裏方向視)で、当該棒状の掻出翼9の先端側ほどロータ5の径方向内方側に位置する傾斜姿勢で、当該棒状の掻出翼9の基端部9Bがロータ5と一体回転するように固定され、ロータ5が、その軸心方向視(図5(a)の紙面表裏方向視)において掻出翼9の先端が前側となる向き(図2〜図5において矢印にて示す向き)に回転駆動される。
図3〜図5に基づいて、掻出翼9について説明する。
掻出翼9は、仕切板15に固定される基端部9B、第1の導入室13に露呈する状態となる中間部9M、環状溝10に嵌め込まれる(すなわち、進入する)状態となる先端部9Tを基端から先端に向けて一連に備えた棒状に構成されている。
図3、図4及び図5(b)に示すように、掻出翼9の基端部9Bは、概ね矩形板状に構成されている。
図3、図4、図5(a)及び図5(b)に示すように、掻出翼9の中間部9Mは、横断面形状が概ね三角形状になる概ね三角柱状に構成されている(特に、図3参照。)。そして、掻出翼9が上述の如き傾斜姿勢で設けられることにより、三角柱状の中間部9Mの三側面のうちのロータ5の回転方向前側を向く一側面9m(以下、「放散面」と記載する場合がある。)は、ロータ5の回転方向前側に向けて傾斜する前下がり状で、しかも、ロータ5の径方向に対して径方向外方側に向く(以下、「斜め外向き」と記載する場合がある。)ように構成されている(特に、図4及び図5参照。)。
つまり、棒状の掻出翼9が、上述の如き傾斜姿勢で設けられることにより、掻出翼9のうち第1の導入室13に露呈する中間部9Mが環状溝10に嵌め込まれる先端部9Tよりもロータ5の径方向外方に位置し、しかも、その中間部9Mの回転方向前側を向く放散面9mが、ロータ5の回転方向前側に向けて傾斜し、しかも、ロータ5の径方向に対して斜め外向きに傾斜している。これにより、掻出翼9の先端部9Tにより環状溝10から掻き出された固形分Pは、掻出翼9の中間部9Mの放散面9mにより、第1の導入室13内においてロータ5の径方向外方側に向けて流動するように案内される。
図4、図5(a)及び図5(b)に示すように、掻出翼9の先端部9Tは、横断面形状が概ね矩形状になる概ね四角柱状であり、ロータ5の軸心方向視(図5(a)の紙面表裏方向視)において、四側面のうちのロータ5の径方向外方側に向く外向き側面9oが環状溝10の内面における径方向内方側を向く内向き内面に沿い、かつ、四側面のうちのロータ5の径方向内方側に内向き側面9iが環状溝10の内面における径方向外方側を向く外向き内面に沿う状態となる弧状に構成されている。
また、四角柱状の先端部9Tの四側面のうちの、ロータ5の回転方向前側を向く掻き出し面9fは、ロータ5の回転方向前側に向けて傾斜し、しかも、ロータ5の径方向に対して径方向外方側に向く(以下、「斜め外向き」と記載する場合がある。)になるように構成されている。
これにより、掻出翼9の先端部9Tにより環状溝10から掻き出された固形分Pは、掻出翼9の先端部9Tの掻き出し面9fにより、ロータ5の径方向外方側に向けて第1の導入室13内に放出されることになる。
さらに、掻出翼9の先端部9Tの先端面9tは、その先端部9Tが環状溝10に嵌め込まれた状態で環状溝10の底面と平行になるように構成されている。
また、ロータ5が、その軸心方向視(図5(a)の紙面表裏方向視)において掻出翼9の先端が前側となる向きに回転駆動されると、掻出翼9の基端部9B、中間部9M、先端部9Tそれぞれに、回転方向の後側となる面(背面)9aが形成される。この背面9aには、掻出翼9が回転することにより、いわゆるキャビテーションが発生するように構成されている。
上述のような形状に構成された4個の掻出翼9が、上述の如き傾斜姿勢で、中心角で90度ずつ間隔を隔てて周方向に並べた形態で、夫々、基端部9Bを仕切板15の環状平板部15cに固定して設けられている。
図2に示すように、掻出翼9が設けられた仕切板15が、間隔保持部材20によりロータ5の前面と間隔を隔てた状態でロータ5の前面の取付部5aに取り付けられ、このロータ5が、仕切板15の筒状摺接部15aが第2の供給部17に摺接回転可能に嵌め込まれた状態でケーシング1内に配設される。
これにより、ロータ5の膨出状の前面と仕切板15の後面との間に、ケーシング1の前壁部2側ほど小径となる先細り状の第2の導入室14が形成され、第2の供給部17が仕切板15の筒状摺接部15aを介して第2の導入室14に連通するように構成されている。
また、ケーシング1の前壁部2と仕切板15の前面との間に、第1の供給部11に連通する環状の第1の導入室13が形成される。
そして、ロータ5が回転駆動されると、筒状摺接部15aが第2の供給部17に摺接する状態で、仕切板15がロータ5と一体的に回転することになり、ロータ5及び仕切板15が回転する状態でも、第2の供給部17が仕切板15の筒状摺接部15aを介して第2の導入室14に連通する状態が維持されるように構成されている。
〔制御部〕
この分散混合装置に備えられる制御部は、図示しないが、CPUや記憶部等を備えた公知の演算処理装置からなり、分散混合装置を構成する吸引撹拌ポンプXの運転を制御可能に構成されている。
特に、制御部は、回転翼6の周速度(ロータ5の回転数)を制御可能に構成され、第1の導入室13及び第2の導入室14内の圧力が所定の負圧状態となるように、回転翼6の周速度(ロータ5の回転数)を設定し、当該設定された周速度(ロータ5の回転数)で回転翼6を回転することで、少なくとも、ステータ7の第2の導入室14側の透孔7b(及び第1の導入室13側の透孔7a)を通過した直後の翼室8内の領域を、翼室8内の全周に亘って連続して、液体Rの微細気泡(マイクロバブル)が多数発生した微細気泡領域として形成させることができるように構成されている。
ここで、第2の導入室14内の圧力を測定するための圧力計80を設けるようにしている。
〔分散混合装置の動作〕
次に、この分散混合装置の動作について説明する。
まず、吸引撹拌ポンプXの運転を開始する前に、所定量の液体R及び固形分Pを、液体貯留タンクYに投入、貯留する。
この場合において、液体Rに対する固形分Pの分散、混合を行った後、吸引撹拌ポンプXの運転を停止した状態で、液体貯留タンクYの液面Lの位置が、ロータ5の回転軸19のシール部22の高さ位置よりも低位(水頭差:H)になるように、液体R及び固形分Pの供給量(固形分貯留ホッパ31から固形分Pを供給する場合も同様。)を設定するようにする。
この状態で、吸引撹拌ポンプXの運転を開始すると、吸引撹拌ポンプX内が、負圧状態となり、第2の供給部17に、液体貯留タンクYに投入、貯留されている液体R及び固形分Pが、循環流路16を介して、負圧吸引されることで供給される。
第2の供給部17に供給された液体R及び固形分Pは、第2の供給部17の絞り部14aを介して流量が制限された状態で第2の導入室14内に導入される。その第2の導入室14内においては、回転する複数の撹拌羽根21により剪断作用を受けて、さらに細かく解砕され、さらに、第2の導入室14側の透孔7bの通過の際にも剪断作用を受けて解砕される。この際には、第2の導入室14側の透孔7bを介して流量が制限された状態で翼室8に導入される。そして、翼室8内において、高速で回転する回転翼6により剪断作用を受けて解砕され、固形分Pの凝集物(ダマ)がさらに少なくなったスラリー状の液体Rが吐出部12から吐出される。
ここで、制御部は、回転翼6の周速度(ロータ5の回転数)を制御可能に構成され、第2の導入室14内の圧力が所定の負圧状態となるように、回転翼6の周速度(ロータ5の回転数)を設定し、当該設定された周速度(ロータ5の回転数)で回転翼6を回転することで、少なくとも、ステータ7の第2の導入室14側の透孔7bを通過した直後の翼室8内の領域を、翼室8内の全周に亘って連続して、液体Rの微細気泡(マイクロバブル)が多数発生した微細気泡領域として形成させることができる。
これによって、翼室8内の全周に亘って、固形分Pの凝集物(いわゆるダマ)に浸透した液体Rが発泡することで当該凝集物の解砕が促進され、さらに、その発生した微細気泡が翼室8において加圧され消滅する際の衝撃力によりさらに固形分Pの分散が促進されることになり、結果、翼室8内の全周に存在するスラリー状の液体Rのほぼ全体に亘って、液体R中での固形分Pの分散が良好な高品質のスラリー状の液体Rを生成することができる。
吐出部12から吐出されたスラリー状の液体Rは、循環流路18を介して、液体貯留タンクYに戻され、液体貯留タンクYに投入、貯留されている液体R及び固形分Pと合わさって、吸引撹拌ポンプXが運転されている間、循環流路16を介して、負圧吸引されることで供給され、循環する。
これによって、翼室8内の全周に亘って、固形分Pの凝集物(いわゆるダマ)に浸透した液体Rが発泡することで当該凝集物の解砕が促進され、さらに、その発生した微細気泡が翼室8において加圧され消滅する際の衝撃力によりさらに固形分Pの分散が促進されることになり、結果、翼室8内の全周に存在するスラリー状の液体Rのほぼ全体に亘って、より確実に、液体R中での固形分Pの分散が良好な高品質のスラリー状の液体Rを生成することができる。
すなわち、負圧状態で掻出翼9の背面9aに発生するキャビテーションによる気泡(キャビティー)が、ステータ7の第2の導入室14側の透孔7bを通過した直後に、翼室8内において高速回転する回転翼6によってさらに微細な気泡に粉砕されることによって、スラリー状の液体Rは泡状となり、凝集状態の固形分P(繊維状炭素粉末)は、解され、分散が促進される。
そして、泡状のスラリー状の液体Rは、このように、翼室8内において高速で回転する回転翼6により剪断作用を受けて解砕されながら、遠心力によって翼室8の外周部へ移動し、吐出部12から吐出されるが、この間に、泡状のスラリー状の液体Rが液状に戻る際に生じる衝撃によって、スラリー状の液体Rに含まれる凝集状態の固形分P(繊維状炭素粉末)は、さらに分散が促進され、固形分P(繊維状炭素粉末)が1次粒子になるまで分散された高品質のスラリー状の液体Rを生成することができる。
このようにして、生成された高品質のスラリー状の液体Rは、液体貯留タンクYから、循環流路16を取り外すことによって取り出すようにしたり、別途形成した排出路(図示省略)を介して、後続の工程に供給される。
この分散混合装置及びその運転方法によれば、吸引撹拌ポンプXを、ロータ5の回転軸19が鉛直方向で、かつ、シール部22を介して上方で片持ち支持されるように設置するようにするとともに、液体貯留タンクYを、液体貯留タンクYの液面Lの位置がロータ5の回転軸19のシール部22の高さ位置よりも低位(水頭差:H)になるように、設置することにより、ケーシング1の内部が正圧となる吸引撹拌ポンプXの運転を停止したときに、ケーシング1の内部の液体が、損耗したシール部22を介して漏れ出る問題を解消することができる。
以上、本発明の分散混合装置及びその運転方法について、その実施の形態に基づいて説明したが、本発明は上記実施の形態の記載に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において適宜その構成を変更することができるものである。
本発明の分散混合装置及びその運転方法は、ケーシングの内部の液体が、損耗したシール部を介して漏れ出る問題を解消し、信頼性の高い分散混合処理を行うことができることから、非水電解質二次電池用電極の製造に用いられるスラリーの製造を始めとする各種スラリーの製造のほか、液体に対して固形分の分散、混合を行う分散混合装置の用途に好適に用いることができる。
M ポンプ駆動モータ
X 吸引撹拌ポンプ
Y 液体貯留タンク
1 ケーシング
5 ロータ
6 回転翼
6a 背面部
7 ステータ
7a 絞り流路(透孔)
7b 絞り流路(透孔)
8 翼室(排出室)
9 掻出翼
10 環状溝
11 第1の供給部
12 吐出部
13 第1の導入室
14 第2の導入室
14a 絞り部
15 仕切板
16 循環流路
16P ポンプ
17 第2の供給部
19 ポンプ駆動モータの駆動軸(ロータの回転軸)
22 シール部
31 固形分貯留ホッパ

Claims (5)

  1. ケーシングの内部に、回転翼を備えたロータを配設し、前記回転翼の回転により生じる吸引力によって前記ケーシングの内部に液体を吸入し、前記回転翼の回転により前記液体に対する固形分の分散、混合を行う吸引撹拌ポンプと、前記吸引撹拌ポンプとの間で前記液体の循環を行う液体貯留タンクとを備えた分散混合装置において、前記吸引撹拌ポンプを、前記ロータの回転軸が鉛直方向になるように、前記液体貯留タンクを、前記液体貯留タンクの液面の位置が、前記回転翼を設けた翼室に連通する吐出部に接続されて前記液体貯留タンクに連通する循環流路の開口の高さ位置よりも高位に、前記ロータの回転軸のシール部の高さ位置よりも低位になるように、設置するようにし、前記液体貯留タンクまたは前記液体貯留タンクと前記吸引撹拌ポンプとをつなぐ循環流路に固形分を投入する固形分投入口が設けられたことを特徴とする分散混合装置。
  2. 前記液体貯留タンクに前記液体及び前記固形分を貯留して、前記液体に対する前記固形分の分散、混合を行うようにしたことを特徴とする請求項1に記載の分散混合装置。
  3. 固形分貯留ホッパを備え、前記固形分貯留ホッパに貯留された前記固形分を、前記液体貯留タンクから前記吸引撹拌ポンプに前記液体を供給する循環流路の途中でエジェクタ効果により吸入して、前記液体に対する前記固形分の分散、混合を行うようにしたことを特徴とする請求項1に記載の分散混合装置。
  4. 固形分貯留ホッパを備え、前記固形分貯留ホッパに貯留された前記固形分を、前記ケーシングの内部に直接吸入して、前記液体に対する前記固形分の分散、混合を行うようにしたことを特徴とする請求項1に記載の分散混合装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の分散混合装置の運転方法であって、前記液体に前記固形分投入口から前記固形分が投入され、前記液体に対する前記固形分の分散、混合を行った後、前記吸引撹拌ポンプの運転を停止した状態で、前記液体貯留タンクの液面の位置が、前記回転翼を設けた翼室に連通する吐出部に接続されて前記液体貯留タンクに連通する循環流路の開口の高さ位置よりも高位に、前記ロータの回転軸のシール部の高さ位置よりも低位になるように、前記液体及び前記固形分の供給量を設定することを特徴とする分散混合装置の運転方法。
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