JP6815926B2 - 撮像装置、撮像システム、移動体、チップ - Google Patents

撮像装置、撮像システム、移動体、チップ Download PDF

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Description

本発明は、撮像装置、撮像システム、移動体、チップに関する。
撮像素子が出力する画像信号を処理する画像処理装置が知られている。複数の画像処理装置を直列に接続した構成が、特許文献1に記載されている。
特許文献1には、直列接続された複数の画像処理装置において、一方の画像処理装置が処理した画像信号を他方の画像処理装置を処理する動作が記載されている。また、特許文献1には、一方の画像処理装置がある期間に撮影された画像信号を処理している間、他方の画像処理装置が別の期間に撮影された画像信号を処理する動作が記載されている。
特開2000−184229号公報
近年、撮像素子と画像処理装置とを有する撮像装置において、監視カメラ等のように、全体画像と、全体画像の一部(例えば、人物、車両等)を抽出した部分画像と生成するニーズが高まっている。
特許文献1に記載の画像処理装置では、互いに異なる画像処理を行う複数の画像処理部を備える構成に関する検討が充分ではない。特に、一方の画像処理部が処理する信号の範囲(撮影領域、撮影時間、色情報)の一部を、他方の画像処理部が処理する場合における、複数の画像処理部の構成に関する検討が充分ではない。
本発明の一の態様は、画像信号を出力する撮像部と、第1画像処理部と、第2画像処理部とを有する撮像装置であって、前記第1画像処理部は、前記画像信号が入力される第1入力部と、前記第1入力部に入力された前記画像信号から第1画像信号と、前記第1画像信号が含む信号数よりも少ない信号数を有するとともに、第1撮影領域に対応する信号を有する第2画像信号とをそれぞれ生成する第1信号処理部と、前記第1画像信号を前記第1画像処理部の外部に出力する第1出力部と、前記第2画像信号を前記第1画像処理部の外部に出力する第2出力部とを有し、前記第2画像処理部は、前記第1出力部から前記第1画像信号が入力される第2入力部と、前記第2入力部に入力された前記第1画像信号から、前記第1画像信号が含む信号数よりも少ない信号数を有するとともに、前記第1撮影領域の一部のみの領域である第2撮影領域に対応する第3画像信号を生成する第2信号処理部と、前記第3画像信号を前記第2画像処理部の外部に出力する第3出力部とを有することを特徴とする撮像装置である。
互いに異なる画像処理を行う複数の画像処理部を備える構成を提供する。
撮像装置の構成を示す図 撮像装置の動作を示す図 比較例の画像処理を示す図 実施例の画像処理を示す図 撮像装置の構成を示す図 撮像装置の構成を示す図 実施例の画像処理を示す図 撮像装置のレイアウトを示す図 撮像システムの構成を示す図 移動体の構成を示す図
以下、図面を参照しながら、各実施例の撮像装置を説明する。
(実施例1)
図1は、本実施例の撮像装置の構成を示した模式図である。
図1の撮像装置は、撮像部102は、複数の画素を有する。本実施例では、撮像部102は、水平12000画素、垂直9000画素であって、総画素数が12K9Kの約1億画素であるCMOSセンサとする。撮像部102は、12K9Kの画素数を持つ画像信号を、画像処理部103Aに出力する。
画像処理部103Bは画像処理部103Aに対し、直列に接続されている。画像処理部103Aは第1チップに形成されている。また、画像処理部103Bは、第1チップとは別の第2チップに形成されている。画像処理部103Aと画像処理部103Bは同じ構成を備えている。換言すれば、本実施例の撮像装置は、画像処理部103Aが形成されたチップが複数設けられ、その複数のチップが直列に接続されていると言える。
画像処理部103A、103Bの構成を説明する。上述したように、画像処理部103Aと画像処理部103Bは同じ構成を備えている。よって、以下では、まず画像処理部103Aの構成を説明する。画像処理部103Bについては、画像処理部103Aと異なる部分を説明する。なお、図1では、画像処理部Aが有する部材については、「1」の枝番を末尾に有する符号を付している。また、画像処理部Bが有する部材については、「2」の枝番を末尾に有する符号を付している。
画像処理部103Aは、画像信号が撮像部102から入力される第1入力部である第1入力端子104−1を有する。また、画像処理部103Aは、信号処理部130−1を有する。信号処理部130−1は、入出力バッファ部119−1、遅延付加部108−1、フォーマット変換部106−1を有する。入出力バッファ部119−1は、第1入力端子104−1に入力された画像信号をバッファリングして、第1出力部である第1出力端子105−1に出力する。第1出力端子105−1が画像処理部103Aの外部に出力する画像信号である第1画像信号は、撮像部102が出力する画像信号がバッファリングされたものである。第1出力端子105−1が出力する第1画像信号の画素数は、撮像部102が出力する画像信号の画素数である12K9Kと等しい。すなわち、第1画像信号が含む信号数は約1億である。
また、入出力バッファ部119−1は、遅延付加部108−1に画像信号を出力する。遅延付加部108−1は、入出力バッファ部119−1から出力される画像信号を遅延させた画像信号を、フォーマット変換部106−1に出力する。遅延付加部108−1が出力する画像信号もまた、撮像部102の全画素に対応する画素数である12K9Kの画素数を備える信号である。
フォーマット変換部106は、遅延付加部108−1から出力される画像信号の解像度を低下させる処理を行うことで、第2画像信号を生成する。この解像度を低下させる処理は、複数の画素の信号の加算、平均、間引きのいずれかの処理、あるいはこれらを複数組み合わせた処理によって行われる。このフォーマット変換部106−1の処理によって生成される第2画像信号の解像度は、第1出力端子105−1が出力する第1画像信号よりも解像度の低い信号である。解像度は、撮像部102において、光が入射する受光面の単位面積あたりの信号の個数として扱うことができる。つまり、「解像度を低下させる」ということは、受光面の単位面積あたりの信号の個数を減らす、ということである。本実施例では12K9Kの画像信号から、水平方向を1/6、垂直方向を1/4にそれぞれ解像度を低下させる。これにより、フォーマット変換部106は、12K9Kの画像信号のデータ量の約1/24にデータ量を低減した、HDフォーマット(2K1K画素)の画像信号を生成する。よって、第2画像信号が含む信号数は、約200万である。したがって、第1画像信号が含む第1信号数である約1億よりも、第2画像信号が含む第2信号数の200万は少ない値となる。
第2出力端子107−1は、フォーマット変換部106−1が出力する第2画像信号を、画像処理部103Aの外部に出力する第2出力部である。
次に、画像処理部103Bについて説明する。
第1入力端子104−2には、画像処理部103Aの入出力バッファ部119−1から12K9Kの画素数の画像信号が入力される。フォーマット変換部106−2には、遅延付加部108−2によって遅延された画像信号が入力される。
フォーマット変換部106−2は、12K9Kの画素数の画像信号のうち、横方向を1/6、縦方向を1/4の部分領域を切り出す。これにより、フォーマット変換部106−2は、入力された画像信号のデータ量の約1/24にデータ量を低減したHDフォーマット(2K1K)の部分画像である第3画像信号を生成する。第3画像信号は、第1画像信号の部分画像であるため、第3画像信号の解像度は、第1画像信号の解像度と等しい。ただし、第3画像信号が含む信号数は、第2画像信号が含む信号数と同じ約200万である。
第2出力端子107−2は、フォーマット変換部106−2が出力する第3画像信号を、画像処理部103Bの外部に出力する第3出力部である。
次に、画像処理部103Aが備える識別番号保持部109−1、遅延付加部108−1と、画像処理部103Bが備える識別番号保持部109−2、遅延付加部108−2について説明する。
識別番号保持部109−1は、複数の画像処理部のうち、画像処理部103Aを特定する識別番号を保持している。また、識別番号保持部109−2は、複数の画像処理部のうち、画像処理部103Bを特定する識別番号を保持している。
識別番号保持部109−1が保持している識別番号は、端子112−1を介して、タイミング制御部114に出力される。識別番号保持部109−2が保持している識別番号は、端子112−2を介して、タイミング制御部114に出力される。
タイミング制御部114は、識別番号保持部109−1、識別番号保持部109−2のそれぞれから入力された識別番号に対応した遅延設定情報を、端子111−1、端子111−2を介して、遅延付加部108−1、108−2に出力する。
これにより、遅延付加部108−1と遅延付加部108−2とには、互いに異なる遅延量が設定される。本実施例では、遅延付加部108−2の遅延量が、遅延付加部108−1の遅延量よりも大きくなるように、遅延設定情報が設定されている。
さらに撮像装置は、第1画像認識部115、第2画像認識部116を備える。第1画像認識部115には、第2出力端子107−1から出力される第2画像信号が入力される。第1画像認識部115は、複数フレームの第2画像信号を用いて、撮影シーンにおける動体の検出(動き検出)を行う。
第2画像認識部116には、第2出力端子107−2から出力される第3画像信号が入力される。第2画像認識部116は、複数フレームの第3画像信号を用いて、撮影シーンにおける物体認識(例えば、人間の顔の検出、特定の条件に合致する物体の検出等)を行う。
撮像装置は、第1画像表示部117、第2画像表示部118を有する。第1画像表示部117は、第1画像認識部115が出力する、動き検出済みの画像信号を表示する。第2画像表示部118は、第2画像認識部116が出力する、物体認識済みの画像信号を表示する。
図2は、図1に示した撮像装置の動作を示したタイミング図である。
図2において、VDは垂直同期信号を示している。この垂直同期信号VDの信号レベルがアクティブレベルになることによって、撮像部102の画素の垂直走査が行われる。これにより、撮像部102から、画像信号が画像処理部103Aに出力される。1フレーム期間は、垂直同期信号VDがアクティブとなってから、次にアクティブとなるまでの期間である。
第1出力端子105−1が出力する画像信号は、入力端子104−1に入力される画像信号に対し、遅延量が実質的にない(0フレーム分)信号である。厳密に言えば、入出力バッファ部119−1のバッファ動作による信号遅延が存在するが、ここでは、信号遅延を実質的に0とみなすことができる。
タイミング制御部114は、遅延付加部108−1の遅延量を0に設定している。
フォーマット変換部106−1の信号処理によって1フレーム分の信号遅延が生じる。したがって、第2出力端子107−1が出力する画像信号は、入力端子104−1に入力される画像信号に対し、1フレーム分の信号遅延が存在する。
第1画像認識部115は、第2出力端子107−1から出力された第2画像信号を取得した画像情報から約1フレーム分の画像処理時間をかけて動き検出を行う。よって、第1画像表示部117が表示する画像信号は、第1入力端子104−1に入力される画像信号に対して、2フレーム分の信号遅延が存在する。
タイミング制御部114は、遅延付加部108−2の遅延量を2フレーム分に設定している。
比較例として、遅延付加部108−2が画像信号を遅延させない場合における、画像信号のフレームを、図2の「106−2入力」について括弧を付して示した。
ここで、第1画像認識部115の動き検出結果を、フォーマット変換部106−2の部分画像生成の処理に反映させる場合について考える。
比較例では、Nフレームの画像信号に対する第1画像認識部115の動き検出結果(図2に示した115出力)を、第2画像認識部116の処理に反映できるのは、図2の116入力として示しているように、N+2フレームとなる。
一方、本実施例では、Nフレームの画像信号に対する第1画像認識部115の動き検出結果(図2に示した115出力)を、フォーマット変換部106−2の処理に反映できるのは、図2の106−2入力として示しているように、同じNフレームとなる。
図3、図4を用いて、さらに説明する。
図3は図2で示した比較例、実施例のうちの比較例の場合を示している。一方、図4は、図2で示した比較例、実施例のうちの実施例を示している。
図3(a)および図4(a)の画像301は、第1画像認識部115に入力している画像信号を模式的に示している。図3(a)、図4(a)の画像301は、第2画像信号に対応する撮影領域を示している。また、本実施例では、第1画像信号をトリミングせずに第2画像信号を生成しているため、第2画像信号に対応する撮影領域は、第1画像信号に対応する撮影シーンと同じである。図3(b)および図4(b)の画像302は、第2画像認識部116に入力している第3画像信号を模式的に示している。第1画像認識部115、第2画像認識部116に入力されている実際の画像信号は、図3、図4に示したような画像ではないが、ここでは説明を分かりやすくするために画像として模式的に示している。
図3(a)および図4(a)において、物体304a、物体304bは空を撮像しているときに被写体として写りこんだドローンなどの飛行物体である。この物体はNフレーム目には304a(N)の位置にあり、N+2フレーム目には304a(N+2)の位置にあるとする。ここで、画像認識部115は、動き検出をしてNフレーム目のタイミングで304a(N)の位置に動いている物体304aを検出すると、領域303aの範囲において動きを検出したという処理結果信号をフォーマット制御部113に出力する。この領域303aは、第2画像信号が対応する撮影領域の一部のみの領域である。フォーマット制御部113は、フォーマット変換部106−2が部分画像として切り出す領域を領域303aと設定する。
フォーマット変換部106−2は、領域303aに対応する部分画像を生成する。これによって、領域303aに対応する、2K1Kの画素数の画像信号を生成する。つまり、フォーマット変換部106−2は、全体画像から、領域303aをデジタルズームした画像信号を取得する。303bは、フォーマット変換部に入力する画像のうち、このHDフォーマットの部分切出し領域の画像データを表している。
フォーマット変換部106−2は、第1画像認識部115で認識に用いた画像信号と同じタイミングでフォーマット変換部106−2に入力されている画像信号に対し、部分画像を生成する処理を行う。
比較例では、図2において「106−2入力」において括弧を付して示したように、第1画像認識部115で認識に用いた画像信号から、2フレーム経過したN+2フレームの画像信号が入力されている。フォーマット変換部106−2は、N+2フレームの画像信号に対し、領域303aの部分画像を生成する処理を行う。しかし、物体304aは、N+2フレームの時には、304a(N+2)の位置にあるから、領域303aを切り出した画像信号には、物体304aの大部分が写っていない。よって、第2画像認識部116は、画像302を用いた物体認識を行っても、物体304aを認識できない。
一方、本実施例の場合には、遅延付加部108−2が、2フレーム分、画像信号を遅延させている。これにより、第1画像認識部115による動き検出結果を、同じNフレームの画像信号の部分画像生成に反映することができる。よって、図4(b)に示すように、物体304aが写った部分画像を生成することができる。これにより、第2部分画像認識部116は、物体304aを認識することができる。
このように、本実施例の画像処理部103は、フォーマット変換部106の前段に遅延付加部105を設けている。遅延付加部105が、画像処理部ごと遅延付加量を変える構成とする。これにより、所定のフレームの画像信号に対して前段の画像処理部103の出力する画像信号を用いた画像認識結果の反映を、後段の画像処理部103の当該所定のフレームの画像信号の画像処理(例えば部分画像生成)に反映することができる。
なお、本実施例では、遅延付加部105−2は2フレーム分の遅延を行うこととした。これは単なる一例に過ぎず、フォーマット変換部106−1、第1画像認識部115の処理速度に応じて、適宜、遅延量を設定するようにしてもよい。また、この遅延量の設定は、フォーマット変換部106−1、第1画像認識部115の、撮像装置の設定モードに応じた処理速度の違いに応じて変更するようにしてもよい。例えば、フォーマット変換部106−1が加算する信号数の違いに応じて、遅延付加部105−2の遅延量を変更するようにしてもよい。
また、撮像部102の画像信号の出力のフレームレートの変更に応じて、遅延付加部105−2の遅延量を変更するようにしてもよい。
また、フォーマット変換部106−1、第1画像認識部115の処理速度を、実撮影に先立ってモニタリングし、そのモニタリングの結果に基づいて、遅延付加部105−2の遅延量を設定するようにしてもよい。また、フォーマット変換部106−1、第1画像認識部115の処理速度を、実撮影中にモニタリングし、そのモニタリングの結果に基づいて、遅延付加部105−2の遅延量を設定するようにしてもよい。
また、本実施例では、複数の画像処理部103A、103Bのうち、後段に位置する画像処理部103Bの遅延付加部108−2の遅延量が、前段に位置する画像処理部103Aの遅延付加部108−1の遅延量よりも大きい例を説明した。必ずしもこの例に限定されるものでは無く、第1画像認識部115、第2画像認識部116が担当する機能に応じて、複数の画像処理部103の各々の遅延付加部108の遅延量を設定するようにしてもよい。
また、画像信号のデータ量の削減は、12K9Kの画素数から、加算、平均、間引き、切出しなどの変換に限られるものでは無い。例えば、撮影時間の一部を抜き出す方法が有る。例えば、データ量の削減は、撮像画像の動画フレームの一定期間のみの取り込み、あるいはフレームの一定周期での間引き、加算、平均等のフレームの削減で行ってもよい。具体的には、1000フレーム/sの高フレームレートな画像を出力する撮像部から、フレームを間引いて60フレーム/sに変換するフレームレート変換がある。また、別の例では、1000フレーム/sで出力する6秒の画像をメモリに書き込みながら、60フレームの100秒のスローモーション画像をメモリから出力することで得られるスローモーション画像への変換による。時間軸で画像データ量を削減するフォーマット変換を行う場合などが挙げられる。また、このフレームレート変換とフォーマット変換とを組み合わせるようにしてもよい。例えば、1つの画像処理部103が、上述したフレームレート変換を行う。そして、他の1つの画像処理部103が、上述したフォーマット変換を行うようにしてもよい。この場合には、画像処理部103Aは、第1画像信号が含む信号数よりも少ない信号数を有するとともに、第1撮影時間に対応する信号を有する第2画像信号を生成する第1信号処理部を備える。また、画像処理部103Bは、第1画像信号が含む信号数よりも少ない信号数を有するとともに、第1撮影時間の一部のみの時間である第2撮影時間に対応する第3画像信号を生成する第2信号処理部を有する。
また、画像信号のデータ量の削減は、画像信号に含まれる色に対応する画素情報の取捨選択で行うようにしてもよい。例えば、色情報の一部を抜き出す方向が有る。具体的には、画素の色情報が、通常のベイヤー配列の赤(R)画素、緑(G)画素、青(B)画素に加えて、赤外(IR)画素を有した撮像部である場合を考える。この場合に、1つの画像処理部103では、赤(R)画素、緑(G)画素、青(B)画素と赤外(IR)画素のうち、赤(R)画素、緑(G)画素、青(B)画素のみ用いてカラー画像を作り出すフォーマット変換を行う。また、別の画像処理部103では赤(R)画素、緑(G)画素、青(B)画素と赤外(IR)画素のうち、少なくとも赤外(IR)画素を用いて赤外画像を作り出すフォーマット変換を行う。この別の画像処理部103が生成する第3画像信号が含む色情報は、1つの画像処理部が生成する第2画像信号が含む色情報に対して、少なくとも一種類異なるようにすればよい。この場合には、画像処理部103Aは、第1画像信号が含む信号数よりも少ない信号数を有するとともに、第1画像信号の一部のみの色情報に対応する第2画像信号を生成する第1信号処理部を備える。また、画像処理部103Bは、第1画像信号が含む信号数よりも少ない信号数を有するとともに、第2画像信号が対応する色情報と少なくとも一種類の色情報が異なる第3画像信号を生成する第2信号処理部を有する。
また、本実施例では、画像処理部103Aが配されたチップと、画像処理部103Bが配されたチップは同一構成のチップであるとして説明したが、この例に限定されるものでは無い。例えば、それぞれのチップのフォーマット変換部は、担当する機能に応じて、回路を異ならせるようにしてもよいし、画像処理部103Bの出力端子105−2を省略してもよい。
また、本実施例で説明した構成では、全体画像を生成する画像処理部103Aの後段に部分画像を生成する画像処理部103Bが設けられていた。この例に限定されるものでは無く、部分画像を生成する画像処理部103Bの後段に、全体画像を生成する画像処理部103Aが設けられていてもよい。この場合には、第2画像処理部である画像処理部103Bは、撮像部から画像信号が入力される第2入力部を備える。また、画像処理部103Bは、第2入力部に入力された画像信号から第1画像信号を生成する第2信号処理部を備える。この第2信号処理部は、第1画像信号が含む信号数よりも少ない信号数を有するとともに、第1撮影領域の一部のみの領域である第2撮影領域に対応する第3画像信号をさらに生成する。また、画像処理部103Bは、第1画像信号を第2画像処理部の外部に出力する第3出力部と、第3画像信号を画像処理部103Bの外部に出力する第4出力部を備える。また、第1画像処理部である画像処理部103Aは、第3出力部から前記第1画像信号が入力される第1入力部を備える。さらに画像処理部103Aは、第1入力部に入力された第1画像信号から、第1画像信号が含む信号数よりも少ない信号数を有するとともに、第1撮影領域に対応する第2画像信号を生成する第1信号処理部を有する。さらに画像処理部103Aは、第2画像信号を第1画像処理部の外部に出力する第2出力部を有する。
また、本実施例では、一例として、撮像装置が2つの画像処理部103を有する例を示した。撮像装置は、さらに多くの画像処理部103を直列に有していてもよい。この場合には、複数の画像処理部103のそれぞれの遅延付加部105は、互いに異なる遅延量が設定されることが好ましい。より好ましい例としては、複数の画像処理部103において、遅延付加部105の遅延量は、後段の画像処理部103に進むにつれて大きくなるようにすると良い。
本実施例において、撮像装置は、複数の画像処理部103の各々が、第1出力端子からは第1信号数の画像信号を出力し、第2出力端子から、第1信号数よりも少ない信号数の第2信号数の画像信号を出力する。これにより、複数の画像処理部103が直列に接続された構成において、後段の画像処理部103に撮像部102が出力した信号が伝送可能であるとともに、画像処理に適した信号数に減じられた画素信号を出力することができる構成を備える。これにより、直列に接続された複数の画像処理部103の各々に、異なる画像処理を並行して行わせることができる。
(実施例2)
本実施例の撮像装置について、実施例1と異なる点を中心に説明する。
図5は本実施例の撮像装置の構成を示した図である。図1に示した部材と同じ機能を有する部材には、図1で付した符号と同じ符号が図5でも付されている。ここでは、画像処理部503A,503Bのそれぞれが、入力部501−1、501−2、出力部502−1、502−2を備える点で、実施例1と異なる。
入力部501−1は、入力端子104−1に入力された撮像部102からのシリアライズされた全画素の画像データをパラレルデータにデシリアライズする。入力部501が出力する画像信号は、フォーマット変換部106−1に入力される。フォーマット変換部106−1の動作は実施例1に同じである。
また、入力部501−1の出力する画像信号は、遅延付加部508を経由した後に出力部502−1において、再度シリアライズされて出力端子105−1から出力される。
本実施例において、遅延付加部508、フォーマット変換部106、第1画像認識部115、第2画像認識部116、第1画像表示部117、第2画像表示部118のそれぞれの動作は、実施例1の図2で説明した動作と同じとすることができる。
本実施例の撮像装置においても、実施例1の撮像装置と同じ効果を得ることができる。
(実施例3)
本実施例の撮像装置について、実施例1と異なる点を中心に説明する。
実施例1の撮像装置では、第1画像認識部115の動き検出に用いた画像信号のフレームと、画像処理部103Bのフォーマット変換部106−2に入力する画像信号のフレームとを合わせている。その結果、図2に「117入力」、「118入力」として示したように、画像表示部118に入力される画像信号は、遅延付加部108−2による2フレームの遅延分、画像表示部117に入力される画像信号に対して遅延した信号となっている。画像表示部117、118の表示を同時に行っている場合に、人の目に違和感が生じることとなる。特に、フレームごとに物体の形状が異なるような場合(例えば、球技や陸上競技などのスポーツシーン)、この違和感は顕著なものとなる。
本実施例の撮像装置では、この違和感を低減するよう、複数の画像表示部の表示を同期する。
図6は本実施例の撮像装置の構成を示した図である。図1に示した部材と同じ機能を有する部材には、図1で付した符号と同じ符号が図6でも付されている。
図6の撮像装置は、画像処理部703A、703Bを有する。画像処理部703A、703Bは、実施例1の遅延付加部108−1、108−2に対応する、第1遅延付加部108−1、108−2を有する。さらに、画像処理部703A、703Bは、フォーマット変換部106−1、106−2のそれぞれの後段に、第2遅延付加部719−1、719−2を有する。さらに、画像処理部703A、703Bは、第2遅延付加部719−1、719−2を制御する制御端子720−1、720−2と、第2遅延付加部719−1、719−2からの画像信号を出力する出力端子721−1、出力端子721−2とを有する。出力端子721−1は、第2画像信号を出力する第4出力部である。
第2遅延付加部719−1、719−2は、フォーマット変換部106−1、106−2から出力される画像信号に対して遅延を付加する。本実施例では、第2遅延付加部719−1の遅延量を2フレーム分とし、第2遅延付加部719−2の遅延量を0とする。
この第2遅延付加部719−1、第2遅延付加部719−2により、画像表示部717、画像表示部718に表示される画像信号を同じフレームの信号とすることができる。これにより、実施例1の撮像装置において生じていた、表示画像の違和感を軽減することができる。
画像表示部717、718の具体例を説明する。
一例として、図7のように、画像表示部717、718が1つのディスプレイ901に設けられている例を説明する。ディスプレイ901は複数の画像入力端子を有しており、一部の領域が画像表示部717、他の一部の領域が画像表示部718として機能する。よって、ディスプレイ901は、複数の画像を1画面に表示することができる。本実施例では、横3840画素、縦1080画素(4K1K)のディスプレイであり、左半分の領域1の横1096画素、縦1080画素(2K1K)が画像表示部717として機能する。
一方、右半分の領域2の横1096画素、縦1080画素(2K1K)が、画像表示部718として機能する。
図7は、本実施例の動作における画像を表示している。実施例1では、2フレーム分の遅延により、複数の画像表示部の間で表示される画像のフレームが異なっていた。本実施例では、画像表示部717、718が表示する画像のフレームは同一のものである。これにより、実施例1の撮像装置で生じていた、表示画像の違和感を軽減することができる。
(実施例4)
本実施例では、複数の画像処理部の好ましいレイアウトの一例を説明する。
半導体チップを積層する手法が知られている。半導体チップを積層することにより、配線数、配線長を、半導体チップを平面配置した場合よりも低減することが可能である。これにより、回路基板あるいはシステムを小型化することができる。
本実施例では、実施例1〜3で説明した、1つの画像処理部が形成された半導体チップの複数と、撮像部が形成された半導体チップとを積層した、積層型の画像処理集積回路を説明する。
図8(a)は、その物理的な構成を模式的に示した図である。パッケージ1001は3つの半導体チップを積層させた画像処理集積回路を収容するパッケージである。図8(a)では、パッケージの封止や、光が入射するガラス、外部に引き出す電極は省略している。ワイヤーボンディングパッド1032は不図示の外部電極に電気的に接続する。また、半導体チップ1002は、CCDセンサあるいはCMOSセンサとして知られる、画素部や画素信号のAD変換部などを備えた撮像部が形成されたチップである。また、半導体チップ1003A、半導体チップ1003Bのそれぞれは、実施例1〜3のいずれかの画像処理部が形成された、画像処理チップである。半導体チップ1002,1003A,1003Bのそれぞれは、積層されたチップ間を接続するための貫通型の電極を有する。撮像部の半導体チップ1002には、撮像部が設けられた上面と反対側の下面側に、画像処理用の半導体チップ1003Aと接続するための貫通電極1031が設けられている。
また、半導体チップ1002、1003A、1003Bのそれぞれは、各半導体チップからパッケージに電気信号を取り出すワイヤーボンディングを接続するための電極を有する。半導体チップ1003Aには、パッケージに電気信号を取り出すワイヤーボンディングが接続される電極1005と、電極1005が形成された面とは反対の面に、半導体チップ1003Bと接続する貫通電極1004が設けられている。この構造は、半導体チップ1003Bも同じである。
図8(b)は、半導体チップ1003Aと半導体チップ1003Bの平面視におけるレイアウトを示した図である。上面にあるワイヤーボンディング用の電極1005と、下面にある貫通電極1004は、模式的に示すため透視図で位置関係を示している。画像処理チップを積層させるため、ワイヤーボンディング用の電極1005と、下面にある貫通電極1004は、積層後にワイヤーボンディングを電極1005に対して接続するために、オフセットされて設けられている。
以上述べたように、複数の画像処理部と撮像部とを積層した画像処理集積回路を実現することができる。
なお、本実施例では、半導体チップ1002、半導体チップ1003A、半導体チップ1003Bが積層された例を示した。本実施例は、この例に限定されるものでは無い。たとえば、半導体チップ1003Aと半導体チップ1003Bとが平面配置される。その平面配置された2つの半導体チップ1003A、1003Bに対し、半導体チップ1002が積層されている形態であってもよい。
(実施例5)
図9は、本実施例による撮像システム500の構成を示すブロック図である。本実施例の撮像システム500は、上述の各実施例で述べた撮像装置のいずれかの構成を適用した固体撮像装置200を含む。撮像システム500の具体例としては、デジタルスチルカメラ、デジタルカムコーダー、監視カメラ等が挙げられる。図9に、上述の各実施例のいずれかの撮像装置を固体撮像装置200として適用したデジタルスチルカメラの構成例を示す。
図9に例示した撮像システム500は、固体撮像装置200、被写体の光学像を固体撮像装置200に結像させるレンズ5020、レンズ5020を通過する光量を可変にするための絞り504、レンズ5020の保護のためのバリア506を有する。レンズ5020及び絞り504は、固体撮像装置200に光を集光する光学系である。
撮像システム500は、また、固体撮像装置200から出力される出力信号の処理を行う信号処理部5080を有する。信号処理部5080は、必要に応じて入力信号に対して各種の補正、圧縮を行って出力する信号処理の動作を行う。信号処理部5080は、固体撮像装置200より出力される出力信号に対してAD変換処理を実施する機能を備えていてもよい。この場合、固体撮像装置200の内部には、必ずしもAD変換回路を有する必要はない。
撮像システム500は、更に、画像データを一時的に記憶するためのバッファメモリ部510、外部コンピュータ等と通信するための外部インターフェース部(外部I/F部)512を有する。更に撮像システム500は、撮像データの記録又は読み出しを行うための半導体メモリ等の記録媒体514、記録媒体514に記録又は読み出しを行うための記録媒体制御インターフェース部(記録媒体制御I/F部)516を有する。なお、記録媒体514は、撮像システム500に内蔵されていてもよく、着脱可能であってもよい。
更に撮像システム500は、各種演算を行うとともにデジタルスチルカメラ全体を制御する全体制御・演算部518、固体撮像装置200と信号処理部5080に各種タイミング信号を出力するタイミング発生部520を有する。ここで、タイミング信号などは外部から入力されてもよく、撮像システム500は、少なくとも固体撮像装置200と、固体撮像装置200から出力された出力信号を処理する信号処理部5080とを有すればよい。全体制御・演算部518及びタイミング発生部520は、固体撮像装置200の制御機能の一部又は全部を実施するように構成してもよい。
固体撮像装置200は、画像用信号を信号処理部5080に出力する。信号処理部5080は、固体撮像装置200から出力される画像用信号に対して所定の信号処理を実施し、画像データを出力する。また、信号処理部5080は、画像用信号を用いて、画像を生成する。
上述した各実施例の撮像装置による固体撮像装置を用いて撮像システムを構成することにより、より良質の画像が取得可能な撮像システムを実現することができる。
(実施例6)
図10(a)及び図10(b)は、本実施例による撮像システム1000及び移動体の構成を示す図である。図10(a)は、車戴カメラに関する撮像システム1000の一例を示したものである。撮像システム1000は、撮像装置1010を有する。撮像装置1010は、上述の各実施例に記載の撮像装置のいずれかである。撮像システム1000は、撮像装置1010により取得された複数の画像データに対し、画像処理を行う画像処理部1030と、撮像システム1000により取得された複数の画像データから視差(視差画像の位相差)の算出を行う視差取得部1040を有する。また、撮像システム1000は、算出された視差に基づいて対象物までの距離を算出する距離取得部1050と、算出された距離に基づいて衝突可能性があるか否かを判定する衝突判定部1060と、を有する。ここで、視差取得部1040や距離取得部1050は、対象物までの距離情報を取得する距離情報取得手段の一例である。すなわち、距離情報とは、視差、デフォーカス量、対象物までの距離等に関する情報である。衝突判定部1060はこれらの距離情報のいずれかを用いて、衝突可能性を判定してもよい。距離情報取得手段は、専用に設計されたハードウェアによって実現されてもよいし、ソフトウェアモジュールによって実現されてもよい。また、FPGA(Field Programmable Gate Array)、ASIC(Application Specific Integrated circuit)等によって実現されてもよいし、これらの組合せによって実現されてもよい。
撮像システム1000は、車両情報取得装置1310と接続されており、車速、ヨーレート、舵角などの車両情報を取得することができる。また、撮像システム1000には、衝突判定部1060での判定結果に基づいて、車両に対して制動力を発生させる制御信号を出力する制御装置である制御ECU1410が接続されている。すなわち、制御ECU1410は、距離情報に基づいて移動体を制御する移動体制御手段の一例である。また、撮像システム1000は、衝突判定部1060での判定結果に基づいて、ドライバーへ警報を発する警報装置1420とも接続されている。例えば、衝突判定部1060の判定結果として衝突可能性が高い場合、制御ECU1410はブレーキをかける、アクセルを戻す、エンジン出力を抑制するなどして衝突を回避、被害を軽減する車両制御を行う。警報装置1420は音等の警報を鳴らす、カーナビゲーションシステムなどの画面に警報情報を表示する、シートベルトやステアリングに振動を与えるなどしてユーザに警告を行う。
本実施例では、車両の周囲、例えば前方又は後方を撮像システム1000で撮像する。図10(b)に、車両前方(撮像範囲1510)を撮像する場合の撮像システム1000を示した。車両情報取得装置1310は、撮像システム1000を動作させ撮像を実行させるように指示を送る。上述の各実施例の撮像装置を撮像装置1010として用いることにより、本実施例の撮像システム1000は、測距の精度をより向上させることができる。
以上の説明では、他の車両と衝突しないように制御する例を述べたが、他の車両に追従して自動運転する制御、車線からはみ出さないように自動運転する制御等にも適用可能である。更に、撮像システムは、自車両等の車両に限らず、例えば、船舶、航空機あるいは産業用ロボットなどの移動体(移動装置)に適用することができる。加えて、移動体に限らず、高度道路交通システム(ITS)等、広く物体認識を利用する機器に適用することができる。
[変形実施例]
上述の実施例は、いずれも本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらの例示によって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならない。すなわち、本発明はその技術思想、又はその主要な特徴から逸脱することなく、様々な態様で実施することができる。また、これまで述べた各実施例を種々組み合わせて実施することができる。
103A、103B 画像処理部
106−1、106−2 フォーマット変換部
130−1、130−2 信号処理部

Claims (14)

  1. 画像信号を出力する撮像部と、
    第1画像処理部と、
    第2画像処理部とを有する撮像装置であって、
    前記第1画像処理部は、
    前記画像信号が入力される第1入力部と、
    前記第1入力部に入力された前記画像信号から第1画像信号と、前記第1画像信号が含む信号数よりも少ない信号数を有するとともに、第1撮影領域に対応する信号を有する第2画像信号とをそれぞれ生成する第1信号処理部と、
    前記第1画像信号を前記第1画像処理部の外部に出力する第1出力部と、
    前記第2画像信号を前記第1画像処理部の外部に出力する第2出力部とを有し、
    前記第2画像処理部は、
    前記第1出力部から前記第1画像信号が入力される第2入力部と、
    前記第2入力部に入力された前記第1画像信号から、前記第1画像信号が含む信号数よりも少ない信号数を有するとともに、前記第1撮影領域の一部のみの領域である第2撮影領域に対応する第3画像信号を生成する第2信号処理部と、
    前記第3画像信号を前記第2画像処理部の外部に出力する第3出力部とを有することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記第2画像処理部は、前記第2入力部に入力される前記第1画像信号を遅延させて前記第2信号処理部に出力する遅延付加部を有することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記第1画像処理部は、前記第2画像信号を表示部に出力する第4出力部を有し、
    所定のフレームに対応する前記第2画像信号の出力は、前記第2出力部の後に前記第4出力部が行うことを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記所定のフレームの前記第2画像信号を前記第4出力部が出力している期間に、前記所定のフレームの前記第3画像信号を前記第3出力部が出力することを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
  5. 前記撮像装置は、前記第2出力部から前記第2画像信号が入力される画像認識部をさらに有し、
    前記撮像部は、複数フレームの前記画像信号を前記第1入力部に出力し、
    前記画像認識部は、前記複数フレームのうちの一のフレームの前記画像信号を処理することにより、処理結果信号を出力し、
    前記第2信号処理部は、前記処理結果信号に基づいて、前記一のフレームに対応する前記第3画像信号の生成を行うことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の撮像装置。
  6. 前記画像認識部が前記一のフレームの前記処理結果信号を出力してから、前記一のフレームに続くフレームの前記処理結果信号の出力を行うまでの期間に、前記第2信号処理部が、前記一のフレームに対応する前記第3画像信号の生成を行うことを特徴とする請求項5に記載の撮像装置。
  7. 前記処理結果信号は、前記画像信号として撮影された撮影シーンに含まれる動体の位置を示す信号であり、
    前記第2信号処理部は、前記第1画像信号のうち、前記動体の位置に対応する領域とは別の領域の信号を除くことによって前記第3画像信号を生成することを特徴とする請求項5または6に記載の撮像装置。
  8. 画像信号を出力する撮像部と、
    第1画像処理部と、
    第2画像処理部とを有する撮像装置であって、
    前記第2画像処理部は、
    前記画像信号が入力される第2入力部と、
    前記第2入力部に入力された前記画像信号から第1画像信号と、前記第1画像信号が含む信号数よりも少ない信号数を有するとともに、第1撮影領域の一部のみの領域である第2撮影領域に対応する第3画像信号をそれぞれ生成する第2信号処理部と、
    前記第1画像信号を前記第2画像処理部の外部に出力する第3出力部と、
    前記第3画像信号を前記第2画像処理部の外部に出力する第4出力部とを有し、
    前記第1画像処理部は、
    前記第3出力部から前記第1画像信号が入力される第1入力部と、
    前記第1入力部に入力された前記第1画像信号から、前記第1画像信号が含む信号数よりも少ない信号数を有するとともに、前記第1撮影領域に対応する第2画像信号を生成する第1信号処理部と、
    前記第2画像信号を前記第1画像処理部の外部に出力する第2出力部とを有することを特徴とする撮像装置。
  9. 画像信号を出力する撮像部と、
    第1画像処理部と、
    第2画像処理部とを有する撮像装置であって、
    前記第1画像処理部は、
    前記画像信号が入力される第1入力部と、
    前記第1入力部に入力された前記画像信号から第1画像信号と、前記第1画像信号が含む信号数よりも少ない信号数を有するとともに、第1撮影時間に対応する信号を有する第2画像信号とをそれぞれ生成する第1信号処理部と、
    前記第1画像信号を前記第1画像処理部の外部に出力する第1出力部と、
    前記第2画像信号を前記第1画像処理部の外部に出力する第2出力部とを有し、
    前記第2画像処理部は、
    前記第1出力部から前記第1画像信号が入力される第2入力部と、
    前記第2入力部に入力された前記第1画像信号から、前記第1画像信号が含む信号数よりも少ない信号数を有するとともに、前記第1撮影時間の一部のみの時間である第2撮影時間に対応する第3画像信号を生成する第2信号処理部と、
    前記第3画像信号を前記第2画像処理部の外部に出力する第3出力部とを有することを特徴とする撮像装置。
  10. 画像信号を出力する撮像部と、
    第1画像処理部と、
    第2画像処理部とを有する撮像装置であって、
    前記第1画像処理部は、
    前記画像信号が入力される第1入力部と、
    前記第1入力部に入力された前記画像信号から第1画像信号と、前記第1画像信号が含む信号数よりも少ない信号数を有するとともに、第1画像信号の一部のみの色情報に対応する第2画像信号とをそれぞれ生成する第1信号処理部と、
    前記第1画像信号を前記第1画像処理部の外部に出力する第1出力部と、
    前記第2画像信号を前記第1画像処理部の外部に出力する第2出力部とを有し、
    前記第2画像処理部は、
    前記第1出力部から前記第1画像信号が入力される第2入力部と、
    前記第2入力部に入力された前記第1画像信号から、前記第1画像信号が含む信号数よりも少ない信号数を有するとともに、前記第2画像信号に含まれる色情報と少なくとも一種類の色情報が異なる第3画像信号を生成する第2信号処理部と、
    前記第3画像信号を前記第2画像処理部の外部に出力する第3出力部とを有することを特徴とする撮像装置。
  11. 前記第1画像処理部が第1チップに形成され、
    前記第2画像処理部が第2チップに形成され、
    前記撮像部が第3チップに形成され、
    前記第1チップ、前記第2チップ、前記第3チップが積層されていることを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の撮像装置。
  12. 前記第1画像処理部が第1チップに形成され、
    前記第2画像処理部が第2チップに形成され、
    前記撮像部が第3チップに形成され、
    前記第1チップ、前記第2チップが配された基板に対して、前記第3チップが積層されていることを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の撮像装置。
  13. 請求項1〜12のいずれか1項に記載の撮像装置と、
    前記撮像装置に光を集める光学系とを有することを特徴とする撮像システム。
  14. 請求項1〜12のいずれか1項に記載の撮像装置と、
    前記撮像装置からの信号に基づく視差画像から、対象物までの距離情報を取得する距離情報取得手段と、を有する移動体であって、
    前記距離情報に基づいて前記移動体を制御する移動体制御手段をさらに有することを特徴とする移動体。
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