JP6812302B2 - シール構造 - Google Patents
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Description
吸水膨張性素材を利用したシール部材としては、吸水膨張性不織布を用いたもの等が知られている。たとえば、特許文献1は、水膨張性不織布を含む二層構造のシートを円筒状にしてシール部材となすことを記載している。そして、該シール部材を管継手に溶着して一体化した、シール部材付き管継手を記載している。このようなシール部材付き管継手は、該管継手と管をねじ込んで接続するだけでシール構造が完成するため、便利である。
第1発明においては、第1シール部材の突きあわせラインが条帯の長手方向に対し傾斜していることが好ましい(第3発明)。第1シール部材の突きあわせラインが階段状であることが好ましい(第4発明)。
管継手1は、継手本体11とその両端部に一体化された一組ずつのシール部材とから構成される。それぞれのシール部材の組は第1シール部材21と第2シール部材22からなる。第1シール部材21と第2シール部材22は管軸方向に隣接されるように配置されて一組のシール部材を構成している。
第1シール部材21及び第2シール部材22は、それぞれリング状をなし、外管と内管の間に挟持されることで、それぞれが独立した閉じたシールラインを形成する。
次に、第2シール構造においては、端点21bと端点22bは、管の周方向に約90度ずれている。すなわち、第2シール構造においては、端点21bと端点22bは90°オフセットしているということができる。
各シール部材は、図4、5に示すような吸水膨張性素材からなる条帯からなる。
吸水膨張性素材からなる条帯の長さは、極力突きあわせ部に隙間を生じないように、上記のシール部材の突きあわせ部の態様に応じて設定すればよい。たとえば、シール部材が配置される管の周面の周長に概ね一致する長さであることが好ましい。
シール部材の両端部の突きあわせ部については、止水性の観点からは実質的に隙間がないことが好ましいが、作業性の観点から一定の隙間を有するものでもよい。隙間がある場合は、たとえば、隙間は3mm以下であることが好ましく、1mm以下であることがより好ましい。シール部材の突きあわせ部に隙間があるときは、隙間に対応して突きあわせラインが一定の幅を有することになる。
もし、一組のシール部材の隣接距離が管の周方向で一定でない場合、各シール部材間の最長距離を上記隣接距離として扱えばよい。
管継手1は、上述したとおり、両端部にそれぞれ一組のシール部材をあらかじめ備えている。このため、常法どおり管を管継手にねじ込んで接続作業を完了すれば、別途特別な作業を必要とせず、そのまま両端部において本実施形態のシール構造が完成される。従って、管継手1を用いれば、管継手により管体が接続される箇所において、簡便に本実施形態のシール構造を設けることができる。
まず、継手本体11と、図4に示す吸水膨張性素材からなる条帯2aを4枚準備する。次に、2つの条帯2aについて、それぞれの両端部を突きあわせてリング状をなすように、継手本体11のX端側の管壁内周面に固定する。こうして、第1シール構造に係るシール部材21、22を形成できる。同様にして、残る2つの条帯2aによって、Y端側にも第2シール構造に係るシール部材21、22を形成すれば、管継手1を完成する。
なお、第1シール部材21と第2シール部材22をそれぞれ作成する順序は特に限定されず、作業性の観点から順序を決定すればよい。
本実施形態のシール構造によれば、シール部位における止水不良、特に水走りを抑制することができる。
以上の作用により、本実施形態のシール構造では、仮に第1シール21に突きあわせラインに沿った水走りが生じても、浸入した水が内管内部まで到達することを抑制できる。
吸水膨張性素材を用いた従来のシール構造には、特に吸水膨張性素材からなる条帯の管壁等への固定作業に大きな労力がかかるという課題がある。特に、本実施形態のように、シール部材が螺旋波付き管の内周面に沿って配置される場合、吸水膨張性素材からなる条帯を凹凸面になじませながら固定する作業が必要となる。このような作業は、作業者に慎重さと熟練を要するため、大きな労力を伴うものであった。
また、吸水膨張性素材の形状やサイズによっては、管壁内周面の凹凸面への追従が不充分となり、シール部材と継手本体の間に隙間を生じかねない。
この場合、第3シール部材の端点と隣接するシール部材の端点とが周方向にオフセットされていることが好ましい。オフセットの態様は第1実施形態で説明したとおりである。
11 継手本体
21 第1シール部材
21a,22a 突きあわせライン
21b,22b 端点
22 第2シール部材
3 螺旋波付き管
41 フランジ部材
41a 管状部
41b フランジ部
42 締付部材
42a 第1管状部
42b 段差部
42c 第2管状部
5 ベルマウス
51 本体部
51b 凸部
61,64 第1シール部材
62,63 第2シール部材
8 壁部
8a 壁面
8b 配管用貫通孔
Claims (4)
- 外管と、外管の内側に挿入される内管との間をシールするシール構造であって、
外管と内管の間に挟持された、管軸方向に隣接した第1シール部材及び第2シール部材からなる一組のシール部材を含み、第1シール部材及び第2シール部材は外管内周面もしくは内管外周面に一体化されており、
第1シール部材及び第2シール部材は、それぞれ、吸水膨張性素材からなる条帯からなり、条帯の両端部が突きあわせられたリング状をなしており、
第1シール部材の突きあわせラインの第2シール部材側端点と第2シール部材の突きあわせラインの第1シール部材側端点とが管の周方向にオフセットされたシール構造。 - 第1シール部材の突きあわせラインにおける第2シール部材側端点と第2シール部材の突きあわせラインにおける第1シール部材側端点とが管の中心軸回りに45°以上オフセットされた請求項1に記載のシール構造。
- 第1シール部材もしくは第2シール部材の突きあわせラインが条帯の長手方向に対し傾斜している請求項1もしくは請求項2に記載のシール構造。
- 第1シール部材もしくは第2シール部材の突きあわせラインが凹凸形状もしくは階段状である請求項1もしくは請求項2に記載のシール構造。
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JP2017105587A JP6812302B2 (ja) | 2017-05-29 | 2017-05-29 | シール構造 |
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JP2017105587A JP6812302B2 (ja) | 2017-05-29 | 2017-05-29 | シール構造 |
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JP2018200083A JP2018200083A (ja) | 2018-12-20 |
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JP2017105587A Active JP6812302B2 (ja) | 2017-05-29 | 2017-05-29 | シール構造 |
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2017
- 2017-05-29 JP JP2017105587A patent/JP6812302B2/ja active Active
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JP2018200083A (ja) | 2018-12-20 |
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