JP6809541B2 - 基地局、端末装置、方法、及びプログラム - Google Patents

基地局、端末装置、方法、及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、無線アクセスネットワーク経由でのデータの送受信に関連する基地局、端末装置、方法、プログラム、及び記録媒体に関する。
3GPP(Third Generation Partnership Project)において、第5世代移動通信システム(5G)の標準化作業が行われている。5Gの実現ための新たな無線アクセス技術(RAT:Radio Access Technology)は、NR(New Radio)、NEW RATなどと呼ばれる。
NRでは、新たに数十GHzの高周波数帯を無線通信に使用することが想定されている。このような高周波数帯で生じる高い伝搬損失を補償し所望のカバレッジを確保するための方法として、多数のアンテナ素子を用いて送受信ビームを形成し指向性利得を向上させる技術であるビームフォーミングが検討されている。NRでは、このビームフォーミングの使用を前提とした仕様策定が行われている。
ビームフォーミングによる指向性利得を最大限に活用するには、送信側の送信ビームを受信側の受信品質が最良となるように形成することが望ましい。ここで、受信側の受信品質は、送信側と受信側の相対的な位置関係、形成可能な受信ビームパターン、干渉源の存在など、受信側に固有の要因に依存する。このため、送信側の送信ビームは、受信側が複数の送信ビーム候補に対する受信品質等を測定した上でフィードバックした情報に基づいて決定されることが望ましい。
また、一の基地局と一の端末装置との通信にビームフォーミングを用いる場合、送信ビームとして、基地局のダウンリンク送信ビーム及び端末装置のアップリンク送信ビームが用いられ得る。NRでは、これらの送信ビームをランダムアクセスプロシージャの中で選択することが検討されている。
ランダムアクセスプロシージャは、端末装置の基地局に対する初期アクセス、ハンドオーバ、アップリンクの再同期などに用いられ、端末装置がランダムアクセスプリアンブルを基地局に送信する段階(ステップ1)、及び基地局がランダムアクセスレスポンスを送信する段階(ステップ2)を含む。
例えば、非特許文献1及び2には、NRにおけるアップリンク送信ビームの決定方法について、まず、端末装置が複数のアップリンク送信ビームを用いて複数のランダムアクセスプリアンブルを送信し、次に、基地局が検出したアップリンク送信ビームに関する情報をランダムアクセスレスポンスで端末装置にフィードバックする方法が記載されている。
なお、NRにおけるランダムアクセスプロシージャの具体的手順は検討段階にある。具体的に、NRでは、従来のLTE(Long-Term Evolution)、LTE−Advanced及びLTE−Advanced Pro(以下、「LTE及びその発展形」とする)で規定されているランダムアクセスプロシージャ(例えば、非特許文献3を参照。)と同様のランダムアクセスプロシージャを前提とした種々の合意がなされている。
NTT DOCOMO, INC. "Views on random access procedure for NR", 3GPP TSG RAN WG1 Meeting #87. Reno, USA 14th-18th November 2016. R1-1612709 Samsung. "Random Access Procedure in NR", 3GPP TSG-RAN WG2 #96. Reno, USA, November 14-18, 2016. R2-167568 3GPP, "3GPP TS36.321 v13.3.0," Sep. 2016.
非特許文献1及び2には、ランダムアクセスレスポンスを用いてビームに関する情報(ビーム関連情報)を基地局から端末装置にフィードバックすることは記載されている。しかしながら、非特許文献1及び2では、上述したランダムアクセスレスポンスでビーム関連情報をダウンリンクで送信するために、MAC PDU(Medium Access Control Protocol Data Unit)を具体的にどのように構成するかについて十分に検討されていない。
本発明の目的は、無線リソースの使用を抑えつつビーム関連情報を含むMAC PDUを、ダウンリンクで送信することを可能にすることにある。
本発明の基地局は、MAC(Medium Access Control) PDU(Protocol Data Unit)を取得する取得部と、前記MAC PDUをダウンリンクで送信する送信処理部と、を備え、前記MAC PDUは、複数の識別子と、前記複数の識別子に含まれる1つ以上の識別子の各々に対応するビーム関連情報と、を含み、前記複数の識別子に含まれる他の識別子に対応するビーム関連情報を含まない。
本発明の端末装置は、MAC(Medium Access Control) PDU(Protocol Data Unit)を、ダウンリンクで受信する受信処理部と、前記MAC PDUに含まれる情報を取得する取得部と、を備え、前記MAC PDUは、複数の識別子と、前記複数の識別子に含まれる1つ以上の識別子の各々に対応するビーム関連情報と、を含み、前記複数の識別子に含まれる他の識別子に対応するビーム関連情報を含まず、前記取得部は、前記複数の識別子のうち当該端末装置のために用いられる前記識別子に対応するビーム関連情報を取得する。
本発明の第1の方法は、MAC(Medium Access Control) PDU(Protocol Data Unit)を取得することと、前記MAC PDUをダウンリンクで送信することと、を含む方法であり、前記MAC PDUは、複数の識別子と、前記複数の識別子に含まれる1つ以上の識別子の各々に対応するビーム関連情報と、を含み、前記複数の識別子に含まれる他の識別子に対応するビーム関連情報を含まない、方法である。
本発明の第2の方法は、MAC(Medium Access Control) PDU(Protocol Data Unit)を、ダウンリンクで受信することと、前記MAC PDUに含まれる情報を取得することと、を含む方法であり、前記MAC PDUは、複数の識別子と、前記複数の識別子に含まれる1つ以上の識別子の各々に対応するビーム関連情報と、を含み、前記複数の識別子に含まれる他の識別子に対応するビーム関連情報を含まず、前記複数の識別子のうち当該端末装置のために用いられる前記識別子に対応するビーム関連情報を取得する、方法である。
本発明の第1のプログラムは、MAC(Medium Access Control) PDU(Protocol Data Unit)を取得することと、前記MAC PDUをダウンリンクで送信することと、をプロセッサに実行させるためのプログラムであり、前記MAC PDUは、複数の識別子と、前記複数の識別子に含まれる1つ以上の識別子の各々に対応するビーム関連情報と、を含み、前記複数の識別子に含まれる他の識別子に対応するビーム関連情報を含まない、プログラムである。
本発明の第2のプログラムは、MAC(Medium Access Control) PDU(Protocol Data Unit)を、ダウンリンクで受信することと、前記MAC PDUに含まれる情報を取得することと、をプロセッサに実行させるためのプログラムであり、前記MAC PDUは、複数の識別子と、前記複数の識別子に含まれる1つ以上の識別子の各々に対応するビーム関連情報と、を含み、前記複数の識別子に含まれる他の識別子に対応するビーム関連情報を含まず、前記複数の識別子のうち当該端末装置のために用いられる前記識別子に対応するビーム関連情報を取得する、プログラムである。
本発明の第1の記録媒体は、MAC(Medium Access Control) PDU(Protocol Data Unit)を取得することと、前記MAC PDUをダウンリンクで送信することと、をプロセッサに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータに読み取り可能な非一時的記録媒体であり、前記MAC PDUは、複数の識別子と、前記複数の識別子に含まれる1つ以上の識別子の各々に対応するビーム関連情報と、を含み、前記複数の識別子に含まれる他の識別子に対応するビーム関連情報を含まない、非一時的記録媒体である。
本発明の第2の記録媒体は、MAC(Medium Access Control) PDU(Protocol Data Unit)を、ダウンリンクで受信することと、前記MAC PDUに含まれる情報を取得することと、をプロセッサに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータに読み取り可能な非一時的記録媒体であり、前記MAC PDUは、複数の識別子と、前記複数の識別子に含まれる1つ以上の識別子の各々に対応するビーム関連情報と、を含み、前記複数の識別子に含まれる他の識別子に対応するビーム関連情報を含まず、前記複数の識別子のうち当該端末装置のために用いられる前記識別子に対応するビーム関連情報を取得する、
非一時的記録媒体である。
本発明によれば、無線リソースの使用を抑えつつビーム関連情報をダウンリンクで送信することが可能になる。なお、本発明により、当該効果の代わりに、又は当該効果とともに、他の効果が奏されてもよい。
図1は、ランダムアクセスレスポンスのためのMAC PDUの構成例を示す図である。 図2は、BIサブヘッダのフォーマットを示す図である。 図3は、RAPIDサブヘッダのフォーマットを示す図である。 図4は、本発明の実施形態に係るシステム1の概略的な構成の一例を示す説明図である。 図5は、第1の実施形態に係る基地局100の概略的な構成の例を示すブロック図である。 図6は、第1の実施形態に係る端末装置200の概略的な構成の例を示すブロック図である。 図7は、実施例1に係るBIサブヘッダのフォーマットを示す図である。 図8は、実施例1に係るUTBIサブヘッダのフォーマットを示す図である。 図9は、「T」及び「T2」フィールドを用いることにより各々のMACサブヘッダが識別されるMACヘッダの構成例を示す図である。 図10は、図9に示すMACヘッダの構成例に対応するMAC PDUの全体構成を示す図である。 図11は、実施例1に係るMAC PDUの別の構成例を示す図である。 図12は、実施例1に係るMAC PDUの各フィールドの構成例を示す図である。 図13は、実施例1に係るMAC PDUの各フィールドの構成例を示す図である。 図14は、参考例に係るMAC PDUの各フィールドの構成例を示す図である。 図15は、実施例2に係るUTBIサブヘッダのフォーマットを示す図である。 図16は、「T」フィールドとMACサブヘッダの順序を用いることにより各々のMACサブヘッダが識別されるMACヘッダの構成例を示す図である。 図17は、図16に示すMACヘッダの構成例に対応するMAC PDUの全体構成を示す図である。 図18は、「T」フィールドとMACサブヘッダの順序を用いることにより各々のMACサブヘッダが識別されるMACヘッダの他の構成例を示す図である。 図19は、実施例2におけるMAC PDUの各フィールドの構成例を示す図である。 図20は、実施例2におけるMAC PDUの各フィールドの構成例を示す図である。 図21は、参考例におけるMAC PDUの各フィールドの構成例を示す図である。 図22は、基地局100における処理の概略的な流れの例を説明するためのフローチャートである。 図23は、実施例1に係るMAC PDUの受信処理の概略的な流れの例を説明するためのフローチャートである。 図24は、実施例2に係るMAC PDUの受信処理の概略的な流れの例を説明するためのフローチャートである。 図25は、第2の実施形態に係る基地局100の概略的な構成の例を示すブロック図である。 図26は、第2の実施形態に係る端末装置200の概略的な構成の例を示すブロック図である。
以下、添付の図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、同様に説明されることが可能な要素については、同一の符号を付することにより重複説明が省略され得る。
説明は、以下の順序で行われる。
1.関連技術
2.本発明の実施形態の概要
3.本発明の実施形態に係るシステムの構成
4.第1の実施形態
4.1.基地局の構成
4.2.端末装置の構成
4.3.技術的特徴
4.4.実施例
5.第2の実施形態
5.1.基地局の構成
5.2.端末装置の構成
5.3.技術的特徴
6.他の形態
<<1.関連技術>>
本実施形態に関連する技術として、3GPPで想定されているビームフォーミング、及び、LTE及びその発展形におけるランダムアクセスプロシージャを説明する。
3GPP(Third Generation Partnership Project)において、第5世代移動通信システム(5G)の標準化作業が行われている。5Gの実現ための新たな無線アクセス技術(RAT:Radio Access Technology)は、NR(New Radio)、NEW RATなどと呼ばれる。
NRでは、新たに数十GHzの高周波数帯を無線通信に使用することが想定されている。このような高周波数帯で生じる高い伝搬損失を補償し所望のカバレッジを確保するための方法として、多数のアンテナ素子を用いて送受信ビームを形成し指向性利得を向上させる技術であるビームフォーミングが検討されている。NRでは、このビームフォーミングの使用を前提とした仕様策定が行われている。
ビームフォーミングによる指向性利得を最大限に活用するには、送信側の送信ビームを受信側の受信品質が最良となるように形成することが望ましい。ここで、受信側の受信品質は、送信側と受信側の相対的な位置関係、形成可能な受信ビームパターン、干渉源の存在など、受信側に固有の要因に依存する。このため、送信側の送信ビームは、受信側が複数の送信ビーム候補に対する受信品質等を測定した上でフィードバックした情報に基づいて決定されることが望ましい。
ここで、各送信ビームに対するフィードバックの要否は、いわゆるreciprocityの有無などにより異なる。reciprocityとは、送信信号及び受信信号のチャネル応答が同一であることを意味する。例えば、時分割複信(TDD:Time Division Duplex)方式において、送受信時に同一の周波数、アンテナ及びビームパターンが用いられる場合に、reciprocityが成立し得る。この場合、受信ビームと同一のビームパターンを送信ビームとして使用可能であり、送信ビームに関する受信側からのフィードバックは不要となる。また、単一アンテナの場合など、送信ビームが可変でない場合にも同様にフィードバックは不要となる。
また、一の基地局と一の端末装置との通信にビームフォーミングを用いる場合、送信ビームとして、基地局のダウンリンク送信ビーム及び端末装置のアップリンク送信ビームが用いられ得る。NRでは、アップリンク送信ビームを、次に説明するようなランダムアクセスプロシージャの中で選択することが検討されている。
まず、ランダムアクセスプロシージャのステップ1において、端末装置は、64個の候補から選択された1個のランダムアクセスプリアンブルを、報知情報により通知される特定の時間及び周波数リソース、具体的にはPRACH(Physical Random Access Channel)リソース上で送信する。基地局は、当該PRACHリソース上で、64個のランダムアクセスプリアンブルの候補に対して検出処理を行い、検出に成功したランダムアクセスプリアンブルに対応するランダムアクセスプリアンブル識別子(以下、RAPID(Random Access Preamble Identifier)ともいう。)を保持する。
次に、ランダムアクセスプロシージャのステップ2において、基地局は、同一のPRACHリソース上で検出された全てのランダムアクセスプリアンブルに対してランダムアクセスレスポンスを生成した上で結合し、さらにヘッダ情報を付加して、ランダムアクセスレスポンスのためのMAC(Medium Access Control) PDU(Protocol Data Unit)を構成する。
図1は、ランダムアクセスレスポンスのためのMAC(Medium Access Control) PDU(Protocol Data Unit)の構成例を示す図である。すなわち、ランダムアクセスレスポンスのためのMAC PDUは、図1に示すように、MACヘッダ(MAC header)、MACペイロード(MAC payload)、及び、必要に応じて付加されるパッディング(padding)に分けられる。
MACヘッダ(MAC header)は、複数のサブヘッダから構成され、例えば、図1に示すように、BIサブヘッダ(E/T/R/R/BI MAC subheader)と、RAPIDサブヘッダ(E/T/RAPID MAC subheader)とから構成される。また、MACペイロード(MAC payload)は、複数のMACランダムアクセスレスポンス(MAC RAR)により構成される。
図2は、BIサブヘッダのフォーマットを示す図である。図2に示すように、BIサブヘッダは、例えば、1Bitの「E」フィールド、1Bitの「T」フィールド、1Bitの「R」フィールド、1Bitの「R」フィールド、及び4Bitの「BI」フィールドを含む。
図3は、RAPIDサブヘッダのフォーマットを示す図である。図3に示すように、RAPIDサブヘッダは、例えば、1Bitの「E」フィールド、1Bitの「T」フィールド、及び6Bitの「RAPID」フィールドを含む。
図2及び図3に示すフォーマットでは、「E」フィールドの値が1の場合、MACサブヘッダが後続することを示し、「E」フィールドの値が0の場合、MACペイロード又はパッディングが後続することを示す。また、「R」フィールドは未使用のフィールドを表し、値は常に0とする。さらに、「T」フィールドの値が1の場合、MACサブヘッダがRAPIDサブヘッダであることを示し、「T」フィールドの値が0の場合、MACサブヘッダがBIサブヘッダであることを示す。
また、MACヘッダに含まれるRAPIDサブヘッダの順序は、MACペイロードに含まれるMACランダムアクセスレスポンス(MAC RAR)の順序と一致する。
なお、BIサブヘッダは必要に応じてMAC PDUに付加される。BIサブヘッダが付加される場合、MACヘッダ内の最初のサブヘッダとする必要がある。
上述した構成からなるランダムアクセスレスポンスのためのMAC PDUは、PDCCH(Physical Downlink Control Channel)に含まれるDCI(Downlink Control Information)によってマッピングされたPDSCH(Physical Downlink Shared Channel)上で送信される。
ここで、DCIが、ランダムアクセスレスポンスのためのMAC PDUへのマッピングを表すか否かは、当該DCIのCRC(Cyclic Redundancy Check)がRA−RNTI(Random Access- Radio Network Temporary Identifier)によりスクランブリングされているか否かで識別される。RA−RNTIは、ランダムアクセスプリアンブルが送信されるPRACHリソースにより異なる値、すなわち、PRACHリソースに対応した値である。
端末装置は、その端末装置自身がランダムアクセスプリアンブルを送信したPRACHリソースに対応するRA−RNTIを用いてDCIを識別した上で、対応するPDSCHに含まれるランダムアクセスレスポンスのためのMAC PDUに対してデコード試行を行う。そして、デコードに成功した場合、まず、端末装置自身の送信したランダムアクセスプリアンブルに対応するRAPIDがRAPIDサブヘッダに含まれるか否かを確認する。RAPIDが含まれる場合、当該RAPIDサブヘッダの順序に対応するMACランダムアクセスレスポンスを抽出する。
<<2.本発明の実施形態の概要>>
(1)技術的課題
上述したランダムアクセスレスポンスを用いて、ビームに関する情報(ビーム関連情報)を基地局から端末装置にフィードバックすることが検討されている。しかしながら、ビーム関連情報を送信するために、上述したランダムアクセスレスポンスのためのMAC PDU(Medium Access Control Protocol Data Unit)をどのように構成するかについて何ら検討されていない。ここで、端末装置側のreciprocityを考慮せずに、アップリンク送信ビーム情報のようなビーム関連情報を、ランダムアクセスレスポンスでフィードバックすると、次のような問題がある。すなわち、ビーム関連情報を必要としない端末装置についても、ビーム関連情報のフィードバックの対象に含めることとなり、不要な情報の送信のために無線リソースが無駄に消費されてしまうという課題が生じ得る。
本発明の実施形態の目的は、無線リソースの使用を抑えつつビーム関連情報を含むMAC PDUを、ダウンリンクで送信することを可能にすることにある。
(2)技術的特徴
本発明の実施形態によれば、例えば、基地局は、MAC PDUを取得する取得部と、MAC PDUをダウンリンクで送信する送信処理部と、を備え、MAC PDUは、複数の識別子と、複数の識別子に含まれる1つ以上の識別子の各々に対応するビーム関連情報と、を含み、複数の識別子に含まれる他の識別子に対応するビーム関連情報を含まない。
また、本発明の実施形態によれば、例えば、端末装置は、MAC PDUを、ダウンリンクで受信する受信処理部と、MAC PDUに含まれる情報を取得する取得部と、を備え、MAC PDUは、複数の識別子と、複数の識別子に含まれる1つ以上の識別子の各々に対応するビーム関連情報と、を含み、複数の識別子に含まれる他の識別子に対応するビーム関連情報を含まず、取得部は、複数の識別子のうち当該端末装置のために用いられる識別子に対応するビーム関連情報を取得する。
上記の構成により、例えば、無線リソースの使用を抑えつつビーム関連情報を含むMAC PDUを、ダウンリンクで送信することが可能になる。
なお、上述した技術的特徴は本発明の実施形態の具体的な一例であり、当然ながら、本実施形態は上述した技術的特徴に限定されない。
<<3.本発明の実施形態に係るシステムの構成>>
図4を参照して、本実施形態に係るシステム1の構成の例を説明する。図4は、本発明の実施形態に係るシステム1の概略的な構成の一例を示す説明図である。図4を参照すると、システム1は、基地局100、及び複数の端末装置200(図4の例では4つの端末装置200)を含む。
例えば、システム1は、3GPPの規格(standard)に準拠したシステムである。より具体的には、システム1は、第5世代(5G)の規格に準拠したシステムである。あるいは、システム1は、LTE/LTE−Advanced/LTE−Advanced Pro及び/又はSAE(System Architecture Evolution)、又は第3世代(3G)の規格に準拠したUMTS(Universal Mobile Telecommunications System)であってもよい。当然ながら、システム1は、これらの例に限定されない。
(1)基地局100
基地局100は、端末装置との無線通信を行うノードであり、換言すると無線アクセスネットワーク(Radio Access Network:RAN)のノードである。例えば、基地局100は、端末装置(例えば、複数の端末装置200)と無線通信を行う。具体的に、基地局100は、ダウンリンクで各々の端末装置200への信号を送信し、アップリンクで各々の端末装置200からの信号を受信する。
また、基地局100は、eNBであってもよく、5GにおけるgNB(generation Node B)及び/又はTRP(Transmission Reception Point)であってもよく、3GにおけるNode B及び/又はRNC(Radio Network Controller)であってもよい。基地局100は、複数のユニット(又は複数のノード)を含んでもよい。当該複数のユニット(又は複数のノード)は、上位のプロトコルレイヤの処理を行う第1ユニット(又は第1ノード)と、下位のプロトコルレイヤの処理を行う第2ユニット(又は第2ノード)とを含んでもよい。一例として、上記第1ユニットは、中央ユニット(Center/Central Unit:CU)と呼ばれてもよく、上記第2のユニットは、分散ユニット(Distributed Unit:DU)又はアクセスユニット(Access Unit:AU)と呼ばれてもよい。別の例として、上記第1ユニットは、デジタルユニット(Digital Unit:DU)と呼ばれてもよく、上記第2ユニットは、無線ユニット(Radio Unit:RU)又はリモートユニット(Remote Unit:RU)と呼ばれてもよい。上記DU(Digital Unit)は、BBU(Base Band Unit)であってもよく、上記RUは、RRH(Remote Radio Head)又はRRU(Remote Radio Unit)であってもよい。当然ながら、上記第1ユニット(又は第1のノード)及び上記第2ユニット(又は第2のノード)の呼称は、この例に限定されない。あるいは、基地局100は、単一のユニット(又は単一のノード)であってもよい。この場合に、基地局100は、上記複数のユニットのうちの1つ(例えば、上記第1ユニット及び上記第2ユニットの一方)であってもよく、上記複数のユニットのうちの他のユニット(例えば、上記第1ユニット及び上記第2ユニットの他方)と接続されていてもよい。
(2)端末装置200
端末装置200は、基地局100との無線通信を行う。例えば、端末装置200は、UE(User Equipment)であり、ダウンリンクで基地局100からの信号を受信し、アップリンクで基地局100への信号を送信する。
<<4.第1の実施形態>>
続いて、図5〜図24を参照して、本発明の第1の実施形態を説明する。
<4.1.基地局の構成>
まず、図5を参照して、第1の実施形態に係る基地局100の構成の例を説明する。図5は、第1の実施形態に係る基地局100の概略的な構成の例を示すブロック図である。図5を参照すると、基地局100は、無線通信部110、記憶部120及び処理部130を備える。
(1)無線通信部110
無線通信部110は、信号を無線で送受信する。例えば、無線通信部110は、端末装置からの信号を受信し、端末装置への信号を送信する。
(2)記憶部120
記憶部120は、基地局100の動作のためのプログラム及びパラメータ、並びに様々なデータを、一時的に又は恒久的に記憶する。
(3)処理部130
処理部130は、基地局100の様々な機能を提供する。処理部130は、受信処理部131、取得部133、及び送信処理部135と、を含む。なお、処理部130は、これらの構成要素以外の他の構成要素をさらに含み得る。すなわち、処理部130は、これらの構成要素の動作以外の動作も行い得る。受信処理部131、取得部133、及び送信処理部135の具体的な動作は、後に詳細に説明する。
例えば、処理部130(受信処理部131)は、無線通信部110を介して、複数の端末装置200からランダムアクセスプリアンブルを受信する。また、処理部130(送信処理部135)は、無線通信部110を介して、ランダムアクセスプリアンブルに対応するランダムアクセスレスポンスを複数の端末装置200に送信する。
(4)実装例
無線通信部110は、指向性アンテナ及び高周波(Radio Frequency:RF)回路等により実装されてもよい。記憶部120は、メモリ(例えば、不揮発性メモリ及び/若しくは揮発性メモリ)並びに/又はハードディスク等により実装されてもよい。処理部130は、ベースバンド(Baseband:BB)プロセッサ及び/又は他のプロセッサ等により実装されてもよい。受信処理部131、取得部133、及び送信処理部135は、同一のプロセッサにより実装されてもよく、別々に異なるプロセッサにより実装されてもよい。上記メモリ(記憶部120)は、このようなプロセッサ(チップ)内に含まれてもよい。
基地局100は、プログラムを記憶するメモリと、当該プログラムを実行可能な1つ以上のプロセッサとを含んでもよく、当該1つ以上のプロセッサは、処理部130の動作(受信処理部131、取得部133、及び送信処理部135の動作)を行ってもよい。上記プログラムは、処理部130の動作(受信処理部131、取得部133、及び送信処理部135の動作)をプロセッサに実行させるためのプログラムであってもよい。
<4.2.端末装置の構成>
次に、図6を参照して、第1の実施形態に係る端末装置200の構成の例を説明する。図6は、第1の実施形態に係る端末装置200の概略的な構成の例を示すブロック図である。図6を参照すると、端末装置200は、無線通信部210、記憶部220及び処理部230を備える。
(1)無線通信部210
無線通信部210は、信号を無線で送受信する。例えば、無線通信部210は、基地局100からの信号を受信し、基地局100への信号を送信する。
(2)記憶部220
記憶部220は、端末装置200の動作のためのプログラム及びパラメータ、並びに様々なデータを、一時的に又は恒久的に記憶する。
(3)処理部230
処理部230は、端末装置200の様々な機能を提供する。処理部230は、送信処理部231、受信処理部233、及び取得部235を含む。なお、処理部230は、これらの構成要素以外の他の構成要素をさらに含み得る。すなわち、処理部230は、これらの構成要素の動作以外の動作も行い得る。送信処理部231、受信処理部233、及び取得部235の具体的な動作は、後に詳細に説明する。
例えば、処理部230(送信処理部231)は、無線通信部210を介して、ランダムアクセスプリアンブルを基地局100に送信する。また、処理部230(受信処理部233)は、無線通信部210を介して、ランダムアクセスレスポンスを基地局100から受信する。
(4)実装例
無線通信部210は、アンテナ及び高周波(RF)回路等により実装されてもよい。記憶部220は、メモリ(例えば、不揮発性メモリ及び/若しくは揮発性メモリ)並びに/又はハードディスク等により実装されてもよい。処理部230は、ベースバンド(BB)プロセッサ及び/又は他のプロセッサ等により実装されてもよい。送信処理部231、受信処理部233、及び取得部235は、同一のプロセッサにより実装されてもよく、別々に異なるプロセッサにより実装されてもよい。上記メモリ(記憶部220)は、このようなプロセッサ(チップ)内に含まれてもよい。
端末装置200は、プログラムを記憶するメモリと、当該プログラムを実行可能な1つ以上のプロセッサとを含んでもよく、当該1つ以上のプロセッサは、処理部230の動作(送信処理部231、受信処理部233、及び取得部235の動作)を行ってもよい。上記プログラムは、処理部230の動作(送信処理部231、受信処理部233、及び取得部235の動作)をプロセッサに実行させるためのプログラムであってもよい。
<4.3.技術的特徴>
次に、第1の実施形態の技術的特徴を説明する。
基地局100(取得部133)は、MAC PDUを取得する。そして、基地局100(送信処理部135)は、上記MAC PDUをダウンリンクで送信する。上記MAC PDUは、複数の識別子と、複数の識別子に含まれる1つ以上の識別子の各々に対応するビーム関連情報と、を含み、複数の識別子に含まれる他の識別子に対応するビーム関連情報を含まない。
なお、基地局100が、少なくとも上記のようなMAC PDUを取得して送信する限り、複数の識別子全てに対応するビーム関連情報を含むMAC PDU、複数の識別子のいずれに対応するビーム関連情報をも含まないMAC PDUなど、別のMAC PDUを取得して送信してもよい。
とりわけ、上記複数の識別子の各々は、複数の端末装置200の各々のために用いられる情報、より具体的には複数の端末装置200の各々のための識別情報である。さらに、上記MAC PDUは、上記複数の識別子の各々に対応するデータを含む。
端末装置200(受信処理部233)は、上記MAC PDUを、ダウンリンクで受信する。そして、端末装置200(取得部235)は、上記MAC PDUに含まれる情報を取得する。すなわち、端末装置200(取得部235)は、複数の識別子のうち当該端末装置200のために用いられる識別子に対応するビーム関連情報を取得する。
具体的に、端末装置200(取得部235)は、当該端末装置200のために用いられる上記識別子が、上記1つ以上の識別子に含まれる場合に、当該端末装置200のために用いられる上記識別子に対応する上記ビーム関連情報を取得する。
以上のように、上記MAC PDUは、複数の識別子に含まれる1つ以上の識別子の各々に対応するビーム関連情報を含み、複数の識別子に含まれる他の識別子に対応するビーム関連情報を含まないので、無線リソースの使用を抑えつつビーム関連情報をダウンリンクで送信することが可能になる。
(1)ヘッダ
上記MAC PDUは、MACヘッダを含む。上記MACヘッダは、上記複数の識別子が配列されている第1の領域と、上記1つ以上の識別子の各々に対応する上記ビーム関連情報が配列されている第2の領域と、を含む。とりわけ、上記第1の領域において、上記1つ以上の識別子は、上記他の識別子よりも前に配列されている。
より具体的に、上記複数の識別子が、N(N≧2)個の識別子とすると、上記MAC PDUは、上記複数の識別子に含まれるM(1≦M<N)個の識別子の各々に対応する上記ビーム関連情報を含む。すなわち、上記第2の領域には、上記M個の識別子の各々に対応する上記ビーム関連情報が配列されている。また、上記第2の領域内での順序において、m(1≦m≦M)番目の上記ビーム関連情報は、上記第1の領域内での順序においてm番目の識別子に対応する。
−サブヘッダ
上記複数の識別子の各々は、上記MACヘッダ内の第1のタイプのサブヘッダに含まれる。また、上記1つ以上の識別子の各々に対応する上記ビーム関連情報は、上記MACヘッダ内の第2のタイプのサブヘッダに含まれる。
上記第1のタイプのサブヘッダは、第1の指示情報を含む。また、上記第2のタイプのサブヘッダは、上記第1の指示情報とは異なる第2の指示情報を含む。
また、上記MACヘッダは、第3のタイプのサブヘッダを含む。
上記第3のタイプのサブヘッダは、例えば、後述する実施例1のように、上記第1の指示情報及び上記第2の指示情報とは異なる第3の指示情報を含む。
また、例えば後述する実施例2のように、MACヘッダに対して、上記第2の領域が上記MACヘッダ内の最初のサブヘッダを含まないという制約を課してもよい。このような制約を課す場合、上記第3のタイプのサブヘッダは、例えば、上記第2の指示情報を含み、上記MACヘッダ内の上記最初のMACサブヘッダである。なお、上記制約を課す場合であって、かつ上記第3のタイプのサブヘッダが不要な場合には、上記MACヘッダ内の上記最初のサブヘッダを上記第1の領域に含めればよい。
また、上記第3のタイプのサブヘッダは、例えばバックオフインジケータを含む。具体的に、上記バックオフインジケータは、再送処理のためのバックオフタイムを端末装置に指示する情報である。例えば、端末装置200は、基地局100へのアクセスが失敗した場合に、再送処理までの待ち時間、すなわちバックオフタイムを上記バックオフインジケータの値に基づいて決定する。
(2)ペイロード
上記MAC PDUは、MACペイロードを含む。上記MACペイロードは、上記複数の識別子の各々に対応する上記データが配列されている第4の領域を含む。上記第4の領域内での順序において、n(1≦n≦N)番目のデータは、上記第1の領域内での順序においてn番目の識別子に対応する。
(3)ランダムアクセス
上記MAC PDUは、複数の端末装置200のアクセスに対応するレスポンスである。とりわけ、複数の端末装置200の上記アクセスは、例えば、複数の端末装置200のランダムアクセスである。すなわち、上記MAC PDUは、複数の端末装置200により送信されたランダムアクセスプリアンブルに対応するランダムアクセスレスポンスである。上記複数の識別子の各々は、ランダムアクセスプリアンブル識別子(RAPID)である。
(4)ビーム関連情報
上記1つ以上の識別子の各々に対応する上記ビーム関連情報は、上記1つ以上の識別子の各々に対応するアップリンク送信ビームに関する情報である。とりわけ、上記1つ以上の識別子の各々に対応する上記ビーム関連情報は、上記1つ以上の識別子の各々に対応する端末装置200が用いるアップリンク送信ビームに関する情報である。
例えば、アップリンク送信ビームに関する情報(UTBI:UL Tx Beam Indicator)を通知するためのMACサブヘッダ(UTBIサブヘッダともいう)内のUTBIフィールドは、所定のビット数毎に区切られる。
また、アップリンク送信ビームに関する情報は、端末装置200がアップリンク送信ビームの選択に使用するものであれば、どのような形態であってもよい。
アップリンク送信ビームに関する情報の例として、アップリンク送信ビームに付与されたインデックス、そのインデックスの計算に用いられるオフセット値を挙げることができる。これらの情報をアップリンク送信ビームに関する情報として用いることにより、端末装置200は、アップリンク送信ビームを選択することができる。
さらに、一の端末装置200が異なる送信ビームを用いて異なる時間及び周波数リソースで同一のランダムアクセスプリアンブルを基地局100に送信する場合、上記アップリンク送信ビームに関する情報として、例えば基地局100側でランダムアクセスプリアンブルが最大の受信電力で検出された時間及び周波数リソースに関する情報を用いることができる。これにより、端末装置200は、基地局100側での受信電力が最大となるような送信ビームを選択することができる。なお、更なる他の例として、例えば、端末装置200が、循環シフト、スクランブリング、又は拡散コードごとに送信ビームを変えながら一群のランダムアクセスプリアンブルを基地局100に送信するような場合には、循環シフト、スクランブリング、拡散コードなどを特定する情報を、上記アップリンク送信ビームに関する情報として用いることができる。
なお、端末装置200側でUTBIのフィードバックが必要であるにも関わらず、当該端末装置200のためのランダムアクセスプリアンブル識別子(RAPID)に対応するUTBIがMAC PDUに存在しない場合、当該端末装置200は、次のような方法でアップリンク送信ビームを選択してもよい。
一例として、端末装置200が、複数のアップリンク送信ビームを用いて、インデックス(以下、ランダムアクセスプリアンブルインデックスという)が異なる複数のランダムアクセスプリアンブルを送信した場合には、ランダムアクセスプリアンブルインデックスが最小なランダムアクセスプリアンブルに対応するアップリンク送信ビームを選択することが挙げられる。
また、端末装置200側でUTBIのフィードバックが不要であるにも関わらず、MAC PDU内にランダムアクセスプリアンブル識別子(RAPID)に対応するUTBIが存在する場合は、当該端末装置200は当該UTBIを無視すればよい。
(5)ビーム関連情報のデータサイズ
基地局100(送信処理部135)は、上記1つ以上の識別子の各々に対応する上記ビーム関連情報のデータサイズに関する情報をダウンリンクで送信する。具体的に、基地局100(送信処理部135)は、上記データサイズに関する上記情報を含むシステム情報をダウンリンクで送信する。また、データサイズに関する情報は、データサイズそのものを示す情報であってもよく、又はデータサイズを決定するための他の情報(例えばビーム候補の数を示す情報など)であってもよい。
一方、端末装置200(受信処理部233)は、上記データサイズに関する上記情報をダウンリンクで受信する。具体的に、端末装置200(受信処理部233)は、上記データサイズに関する上記情報を含むシステム情報をダウンリンクで受信する。
これにより、ビーム関連情報のデータサイズは、1以上の任意のビット数とすることができる。
<4.4.実施例>
次に、上述したMAC PDUの実施例について説明する。
(1)実施例1に係るMAC PDU
実施例1に係るMACヘッダは、BIサブヘッダ、UTBIサブヘッダ、及びRAPIDサブヘッダの合計3種類のMACサブヘッダから構成される。なお、MACヘッダは、BIヘッダを含まなくてもよい。
RAPIDサブヘッダは、上述した図3に示すように、例えば、1ビットの「E」フィールド、1ビットの「T」フィールド、及び6ビットの「RAPID」フィールドを含む。
また、図7は、実施例1に係るBIサブヘッダのフォーマットを示す図である。図7に示すように、BIサブヘッダは、例えば、1ビットの「E」フィールド、1ビットの「T」フィールド、1ビットの「T2」フィールド、1ビットの「R」フィールド、及び4ビットの「BI」フィールドを含む。
図8は、実施例1に係るUTBIサブヘッダのフォーマットを示す図である。図8に示すように、UTBIサブヘッダは、例えば、1ビットの「E」フィールド、1ビットの「T」フィールド、1ビットの「T2」フィールド、及び5ビットの「UTBI」フィールドを含む。
実施例1では、「E」フィールドの値が1の場合、MACサブヘッダが後続することを示し、「E」フィールドの値が0の場合、MACペイロード又はパッディングが後続することを示す。また、「R」フィールドは未使用のフィールドを表し、値は常に0とする。
さらに、実施例1では、「T」及び「T2」フィールドを用いて、上記第1の指示情報、上記第2の指示情報、及び第3の指示情報を表し、BIサブヘッダ、UTBIサブヘッダ、及びRAPIDサブヘッダの合計3種類のMACサブヘッダを一意に識別する。
まず、「T」及び「T2」フィールドの両方の値が0である場合、「T」及び「T2」フィールドが上記第3の指示情報を表す。すなわち、上記第3の指示情報により、MACサブヘッダがBIサブヘッダであることを示す。また、「T」及び「T2」フィールドの値がそれぞれ0及び1である場合、「T」及び「T2」フィールドが上記第2の指示情報を表す。すなわち、上記第2の指示情報により、MACサブヘッダがUTBIサブヘッダであることを示す。「T」フィールドの値が1である場合、「T」フィールドの値が上記第1の指示情報を表す。すなわち、上記第1の指示情報により、MACサブヘッダがRAPIDサブヘッダであることを示す。
このような識別方法により、各々のMACサブヘッダは、UTBIサブヘッダ及びRAPIDサブヘッダの対応関係を満たす限り、任意の順序で配置が可能となり、例えば次のようにMACサブヘッダを構成することができる。
図9は、「T」及び「T2」フィールドを用いることにより各々のMACサブヘッダが識別されるMACヘッダの構成例を示す図である。また、図10は、図9に示すMACヘッダの構成例に対応するMAC PDUの全体構成を示す図である。図9及び図10に示す例では、RAPIDサブヘッダ(E/T/RAPID subheader)が配列されている領域と、その後に続いてUTBIサブヘッダ(E/T/T2/UTBI subheader)が配列されている領域とが存在する構成例を示している。
また、図11は、実施例1に係るMAC PDUの別の構成例を示す図である。つまり、図11では、UTBIサブヘッダ(E/T/T2/UTBI subheader)が配列されている領域と、その後に続いてRAPIDサブヘッダ(E/T/RAPID subheader)が配列されている領域とが存在する構成例を示している。
また、図12及び図13のそれぞれは、実施例1に係るMAC PDUの各フィールドの構成例を示す図である。
図12に示すMAC PDUでは、BIサブヘッダが存在し、ランダムアクセスレスポンスを送信する端末装置の数が4であり、UTBIの通知対象の端末装置の数が4であり、UTBIのビット数が2である。
図13に示すMAC PDUでは、BIサブヘッダが存在せず、ランダムアクセスレスポンスを送信する端末装置の数が4であり、UTBIの通知対象の端末装置の数が1であり、UTBIのビット数が2である。
ここで、図13に示すように、例えば4つのうちの1つなど、一部の端末装置のみに対してUTBIのフィードバックが行われる場合、UTBIのフィードバックが行われる端末装置のRAPIDを含むRAPIDサブヘッダが、前詰めで送信される。つまり、RAPIDが配列される領域(第1の領域)において、UTBIのフィードバックが行われるRAPID[2](上記1つ以上の識別子)は、UTBIのフィードバックが行われないRAPID[0]、RAPID[1]、及びRAPID[3](上記他の識別子)よりも前に配列される。
なお、上述した実施例1のように、ランダムアクセスレスポンスのためのMACサブヘッダに「T2」フィールドを追加しても、UTBIを通知しない場合にも対応することができる。図14は、参考例に係るMAC PDUの各フィールドの構成例を示す図である。図14に示すMAC PDUでは、BIサブヘッダが存在し、ランダムアクセスレスポンスを送信する端末装置の数が4であり、UTBIの通知対象の端末装置の数が0である。
また、上述した実施例1は、各々のMACサブヘッダが配列される領域が、上述した図9乃至図13に示すような連続する場合に限らない。つまり、RAPIDサブヘッダとUTBIサブヘッダとの対応関係が維持される順序で並んでいれば端末装置200側でMACサブヘッダが識別可能なため、例えば、各々のMACサブヘッダが配列される領域が非連続であってもよい。
(2)実施例2に係るMAC PDU
次に、実施例2について説明する。
実施例2に係るMACヘッダは、BIサブヘッダ、UTBIサブヘッダ、及びRAPIDサブヘッダの合計3種類のMACサブヘッダから構成される。なお、MACヘッダは、BIヘッダを含まなくてもよい。
BIサブヘッダは、上述した図2に示すように、例えば、1ビットの「E」フィールド、1ビットの「T」フィールド、1ビットの「R」フィールド、1ビットの「R」フィールド、及び4ビットの「BI」フィールドを含む。
RAPIDサブヘッダは、上述した図3に示すように、例えば、1ビットの「E」フィールド、1ビットの「T」フィールド、及び6ビットの「RAPID」フィールドを含む。
図15は、実施例2に係るUTBIサブヘッダのフォーマットを示す図である。図15に示すように、UTBIサブヘッダは、例えば、1ビットの「E」フィールド、1ビットの「T」フィールド、及び6ビットの「UTBI」フィールドを含む。
実施例2では、「E」フィールドの値が1の場合、MACサブヘッダが後続することを示し、「E」フィールドの値が0の場合、MACペイロード又はパッディングが後続することを示す。また、「R」フィールドは未使用のフィールドを表し、値は常に0とする。
さらに、実施例2では、MACサブヘッダの「T」フィールドを用いて、上記第1の指示情報および上記第2の指示情報を表す。
すなわち、実施例2では、「T」フィールドの値が0である場合、「T」フィールドの値が第2の指示情報を表し、MACサブヘッダがBIサブヘッダ又はUTBIサブヘッダであることを示す。「T」フィールドの値が1である場合、「T」フィールドの値が第1の指示情報を表し、MACサブヘッダがRAPIDサブヘッダであることを示す。
さらに、MACサブヘッダが第2の指示情報を含む場合、すなわち、「T」フィールドの値が0である場合、MACヘッダ内のMACサブヘッダの順序に応じて、BIサブヘッダとUTBIサブヘッダとを識別する。具体的に、「T」フィールドの値が0かつMACヘッダ内の最初に位置するMACサブヘッダである場合、当該MACサブヘッダをBIサブヘッダと識別する。「T」フィールドの値が0かつMACヘッダ内の最初以外に位置するMACサブヘッダである場合、当該MACサブヘッダをUTBIサブヘッダと識別する。
実施例2では、実施例1と比較すると、BIサブヘッダ及びUTBIサブヘッダの配置に制約があるが、指示情報のために用いるビット数が少ないため、例えば、UTBIサブヘッダ内の「UTBI」フィールドを6ビットにできるなど、1個のUTBIサブヘッダ当たりのUTBIのビット数を増加することができる。
図16は、「T」フィールドとMACサブヘッダの順序を用いることにより各々のMACサブヘッダが識別されるMACヘッダの構成例を示す図である。また、図17は、図16に示すMACヘッダの構成例に対応するMAC PDUの全体構成を示す図である。図16及び図17では、最初のMACサブヘッダとしてBIサブヘッダ(E/T/R/R/BI subheader)が存在し、次にRAPIDサブヘッダ(E/T/RAPID subheader)が配列される領域が存在し、その後にUTBIサブヘッダ(E/T/UTBI subheader)が配列される領域が存在する構成例を示している。
図18は、「T」フィールドとMACサブヘッダの順序を用いることにより各々のMACサブヘッダが識別されるMACヘッダの他の構成例を示す図である。つまり、図18では、最初のMACサブヘッダとしてBIサブヘッダ(E/T/R/R/BI subheader)が存在し、次にUTBIサブヘッダ(E/T/UTBI subheader)が配列される領域が存在し、その後にRAPIDサブヘッダ(E/T/RAPID subheader)が配列される領域が存在する構成例を示している。
また、図19及び図20のそれぞれは、実施例2におけるMAC PDUの各フィールドの構成例を示す図である。
図19に示すMAC PDUは、BIサブヘッダが存在し、ランダムアクセスレスポンスを送信する端末装置の数が4であり、UTBIの通知対象の端末装置の数が4であり、UTBIのビット数が3である。
図20に示すMAC PDUでは、BIサブヘッダが存在せず、ランダムアクセスレスポンスを送信する端末装置の数が4であり、UTBIの通知対象の端末装置の数が1であり、UTBIのビット数が3である。
ここで、図20に示すように、4つのうちの1つなど、一部の端末装置のみに対してUTBIのフィードバックが行われる場合、実施例1と同様に、UTBIのフィードバックが行われる端末装置のRAPIDを含むRAPIDサブヘッダが、前詰めで送信される。すなわち、RAPIDが配列される領域(第1の領域)において、UTBIのフィードバックが行われるRAPID[2](上記1つ以上の識別子)は、UTBIのフィードバックが行われないRAPID[0]、RAPID[1]、及びRAPID[3](上記他の識別子)よりも前に配列される。
なお、上述した実施例2のようにBIサブヘッダ及びUTBIサブヘッダの配置に制約を設けても、UTBIを通知しない場合にも対応することができる。図21は、参考例に係るMAC PDUの各フィールドの構成例を示す図である。図21に示すMAC PDUでは、BIサブヘッダが存在し、ランダムアクセスレスポンスを送信する端末装置の数が4であり、UTBIの通知対象の端末装置の数が0である。
また、上述した実施例2は、UTBIサブヘッダがMACヘッダ内の最初のMACサブヘッダ以外であるという条件を満たせば、各々のMACサブヘッダが配列される領域が、上述した図16乃至図20に示すような連続する場合に限らない。つまり、RAPIDサブヘッダとUTBIサブヘッダとの対応関係が維持される順序で並んでいれば端末装置200側でMACサブヘッダが識別可能なため、例えば、各々のMACサブヘッダが配列される領域が非連続であってもよい。
(3)処理の流れ
−基地局
次に、図22を参照して、基地局100における処理の概略的な流れを説明する。図22は、基地局100における処理の概略的な流れの例を説明するためのフローチャートである。図22に示すフローチャートでは、実施例1に係るMAC PDUの送信処理と、実施例2に係るMAC PDUの送信処理との両方について共通した処理内容を示している。
基地局100は、UTBIのビット数を決定し、決定したUTBIのビット数に関する情報を、送信処理部135によりダウンリンクで送信する(ステップS2201)。続いて、基地局100は、ループ処理として、ランダムアクセスプリアンブル(RAPreamble)を検出した端末装置ごとにステップS2203乃至ステップS2209を行う。
まず、基地局100は、ランダムアクセスプリアンブルを検出した端末装置が、UTBIの通知対象か否かを判断する(ステップS2203)。例えば、基地局100は、端末装置200から送信されるランダムアクセスプリアンブルの時間および周波数リソースを2領域に分け、一の領域で検出したランダムアクセスプリアンブルに対してはUTBIの通知対象と判断し、他の領域で検出したランダムアクセスプリアンブルに対してはUTBIの通知対象ではないと判断することができる。また、基地局100は、例えば当該一の領域で検出したランダムアクセスプリアンブルが、reciprocityが成立する端末装置200から送信されたものであると判断してもよい。言い換えると、基地局100は、当該ランダムアクセスプリアンブルが、送受信ビームが共通する(hold correspondence at)端末装置200から送信されたものであると判断してもよい。
なお、時間および周波数リソースを2領域に分ける場合に限らず、例えばランダムアクセスプリアンブルに用いられる系列をUTBIのフィールドの要否に応じて2グループに分けて通知対象であるか否かを判断してもよい。
UTBIの通知対象である場合(ステップS2203:Yes)には、基地局100は、検出した端末装置のためのUTBIのビット情報を決定し(ステップS2205)、決定したUTBIを、UTBIサブヘッダのUTBIフィールド内に前詰めで配列して(ステップS2207)、ステップS2209に進む。一方、UTBIの通知対象ではない場合(S2203:No)には、ステップS2205及びステップS2207を行うことなくステップS2209に進む。
ステップS2209において、基地局100は、RAPIDサブヘッダと、MACランダムアクセスレスポンス(RAR)を生成する。
ランダムアクセスプリアンブルを検出した全ての端末装置について、ステップS2203乃至S2209を行った後にステップS2211に進む。
ステップS2211において、基地局100は、UTBI通知対象の端末装置の情報が先頭から配置されるように、RAPIDサブヘッダ及びMACランダムアクセスレスポンスを並び替える。続いて、基地局100は、BIサブヘッダ、UTBIサブヘッダ、及びRAPIDサブヘッダを結合してMACヘッダを生成する(ステップS2213)。続いて、基地局100は、MACランダムアクセスレスポンス(RAR)を結合してMACペイロードを生成する(ステップS2215)。続いて、基地局100は、MACヘッダ及びMACペイロードを結合し、必要に応じてPaddingを行い、ランダムアクセスレスポンスのためのMAC PDUを生成する(ステップS2217)。続いて、基地局100(取得部133)は、生成したMAC PDUを取得し、基地局100(送信処理部135)は、取得したMAC PDUをダウンリンクで送信して(ステップS1229)、図22に示す処理を終了する。
−端末装置
次に、図23及び図24を参照して、端末装置200における処理の概略的な流れを説明する。
(実施例1に係るMAC PDUの受信処理)
図23は、実施例1に係るMAC PDUの受信処理の概略的な流れの例を説明するためのフローチャートである。
端末装置200(受信処理部233)は、UTBIのビット数に関する情報をダウンリンクで受信することにより、UTBIのビット数を決定する(ステップS2301)。続いて、端末装置200(受信処理部233)は、ランダムアクセスレスポンスのためのMAC PDUを受信する(ステップS2303)。続いて、端末装置200は、受信したMAC PDUのMACサブヘッダについて「T」フィールドの値が0であるか否かを判断する(ステップS2305)。
「T」フィールドの値が0である場合(S2305:Yes)には、端末装置200は、「T2」フィールドが0であるか否かを判断する(ステップS2307)。ここで、「T2」フィールドが0である場合(S2307:Yes)には、端末装置200はMACサブヘッダをBIサブヘッダと識別し(ステップS2309)、S2323に進む。一方、「T2」フィールドが0ではなく1である場合(S2307:No)には、端末装置200はMACサブヘッダをUTBIサブヘッダと識別し(ステップS2311)、本端末(端末装置200)がUTBIの通知対象であるか否かを判断し(ステップS2313)、通知対象である場合(S2313:Yes)にはUTBIフィールドの値をビットごとに分離して(ステップS2315)、ステップS2323に進み、通知対象ではない場合(S2313:No)にはステップS2315に進むことなくステップS2323に進む。
「T」フィールドの値が0ではなく1である場合(S2305:No)には、端末装置200は、MACサブヘッダをRAPIDサブヘッダと識別し(ステップS2317)、識別したRAPIDが本端末(端末装置200)により送信されたランダムアクセスプリアンブル(RA Preamble)に対応するRAPIDと一致するか否かを判断し(ステップS2319)、一致する場合(ステップS2319:Yes)にはRAPIDサブヘッダの順番を算出して記憶して(ステップS2321)ステップS2323に進み、一致しない場合(ステップS2319:No)にはステップS2321に進むことなく、ステップS2323に進む。
ステップS2323において、端末装置200は、MACサブヘッダの「E」フィールドの値が0であるか否かを判断する。
「E」フィールドの値が0ではなく1である場合(S2323:No)、後続するMACサブヘッダの値を確認し(ステップS2333)、ステップS2305に戻る。
「E」フィールドの値が0である場合(S2323:Yes)、端末装置200は、RAPIDサブヘッダの順番を算出済みか否か判断し(ステップS2325)、算出済みの場合(S2325:Yes)にはRAPIDサブヘッダの順番と同じ順番のMACランダムアクセスレスポンス(RAR)を本端末(端末装置200)のMACランダムアクセスレスポンス(RAR)と識別し(ステップS2327)、ステップS2329に進む。一方、算出済みではない場合(S2325:No)には図23に示す処理を終了する。続いて、端末装置200は、本端末(端末装置200)がUTBIの通知対象であるか否かを判断し(ステップS2329)、通知対象である場合(S2329:Yes)には、RAPIDサブヘッダの順番と同じ順番のUTBIを本端末(端末装置200)のUTBIと識別して(ステップS2331)、図23に示す処理を終了する。一方、通知対象ではない場合(S2329:No)にはステップS2331に進むことなく図23に示す処理を終了する。
(実施例2に係るMAC PDUの受信処理)
図24は、実施例2に係るMAC PDUの受信処理の概略的な流れの例を説明するためのフローチャートである。
端末装置200(受信処理部233)は、UTBIのビット数に関する情報をダウンリンクで受信することにより、UTBIのビット数を決定する(ステップS2401)。続いて、端末装置200(受信処理部233)は、ランダムアクセスレスポンスのためのMAC PDUを受信する(ステップS2403)。続いて、端末装置200は、MACヘッダ内の最初のMACサブヘッダの値を確認し(ステップS2405)、「T」フィールドの値が0であるか否かを判断し(ステップS2407)、「T」フィールドの値が0である場合(S2407:Yes)にはステップS2409に進み、「T」フィールドの値が0ではなく1である場合(S2407:No)にはステップS2421に進む。
ステップS2409において、端末装置200は、MACサブヘッダをBIサブヘッダと識別し、次の順番のMACサブヘッダの値を確認して(ステップS2411)、「T」フィールドの値が0であるか否かを判断(ステップS2413)し、「T」フィールドの値が0である場合(S2413:Yes)にはステップS2415に進み、「T」フィールドの値が0ではなく1である場合(S2413:No)にはステップS2421に進む。
ステップS2415において、端末装置200は、MACサブヘッダをUTBIサブヘッダと識別し、続いて本端末(端末装置200)がUTBIの通知対象であるか否かを判断し(ステップS2417)、通知対象である場合(S2417:Yes)にはUTBIフィールドの値をビットごとに分離して(ステップS2419)ステップS2427に進み、通知対象ではない場合(S2417:No)にはステップS2419に進むことなくステップS2427に進む。
ステップS2421において、端末装置200は、MACサブヘッダをRAPIDサブヘッダと識別し、識別したRAPIDが本端末(端末装置200)により送信されたランダムアクセスプリアンブル(RA Preamble)に対応するRAPIDと一致するか否かを判断し(ステップS2423)、一致する場合(S2423:Yes)にはRAPIDサブヘッダの順番を算出して記憶して(ステップS2425)ステップS2427に進み、一致しない場合(S2423:No)にはステップS2425に進むことなくステップS2427に進む。
ステップS2427において、端末装置200は、「E」フィールドの値が0であるか否かを判断し、「E」フィールドの値が0である場合(S2427:Yes)にはステップS2429に進み、「E」フィールドの値が0ではなく1である場合(S2427:No)にはステップS2411に戻る。
ステップS2429において、端末装置200は、RAPIDサブヘッダの順番が算出済みであるか否かを判断し、算出済みの場合(S2429:Yes)にはRAPIDサブヘッダの順番と同じ順番のMACランダムアクセスレスポンス(RAR)を本端末(端末装置200)のMACランダムアクセスレスポンス(RAR)と識別して(ステップS2431)ステップS2433に進む。一方、算出済みではない場合(S2429:No)には図24に示す処理を終了する。
ステップS2433において、端末装置200は、本端末(端末装置200)がUTBIの通知対象であるか否かを判断し、通知対象である場合(S2433:Yes)には、RAPIDサブヘッダの順番と同じ順番のUTBIを本端末(端末装置200)のUTBIと識別して(ステップS2435)、図24に示す処理を終了する。一方、通知対象ではない場合(S2433:No)にはステップS2435に進むことなく図24に示す処理を終了する。
<<5.第2の実施形態>>
続いて、図25及び図26を参照して、本発明の第2の実施形態を説明する。上述した第1の実施形態は、具体的な実施形態であるが、第1の実施形態は、より一般化された実施形態である。
<5.1.基地局の構成>
図25を参照して、第2の実施形態に係る基地局100の構成の例を説明する。図25は、第2の実施形態に係る基地局100の概略的な構成の例を示すブロック図である。図25を参照すると、基地局100は、取得部141及び送信処理部143を備える。
取得部141及び送信処理部143の具体的な動作は、後に説明する。
取得部141及び送信処理部143は、ベースバンド(BB)プロセッサ及び/又は他のプロセッサ等により実装されてもよい。取得部141及び送信処理部143は、同一のプロセッサにより実装されてもよく、別々に異なるプロセッサにより実装されてもよい。
基地局100は、プログラムを記憶するメモリと、当該プログラムを実行可能な1つ以上のプロセッサとを含んでもよく、当該1つ以上のプロセッサは、取得部141及び送信処理部143の動作を行ってもよい。上記プログラムは、取得部141及び送信処理部143の動作を上記1つ以上のプロセッサに実行させるためのプログラムであってもよい。
<5.2.端末装置の構成>
図26を参照して、第2の実施形態に係る端末装置200の構成の例を説明する。図26は、第2の実施形態に係る端末装置200の概略的な構成の例を示すブロック図である。図26を参照すると、端末装置200は、受信処理部241及び取得部243を備える。
受信処理部241及び取得部243の具体的な動作は、後に説明する。
受信処理部241及び取得部243は、ベースバンド(BB)プロセッサ及び/又は他のプロセッサ等により実装されてもよい。受信処理部241及び取得部243は、同一のプロセッサにより実装されてもよく、別々に異なるプロセッサにより実装されてもよい。
端末装置200は、プログラムを記憶するメモリと、当該プログラムを実行可能な1つ以上のプロセッサとを含んでもよく、当該1つ以上のプロセッサは、受信処理部241及び取得部243の動作を行ってもよい。上記プログラムは、受信処理部241及び取得部243の動作を上記1つ以上のプロセッサに実行させるためのプログラムであってもよい。
<5.3.技術的特徴>
次に、第2の実施形態の技術的特徴を説明する。上述した第1の実施形態は、具体的な実施形態であるが、第2の実施形態は、より一般化された実施形態である。
−基地局
基地局100(取得部141)は、MAC PDUを取得する。そして、基地局100(送信処理部143)は、上記MAC PDUをダウンリンクで送信する。上記MAC PDUは、複数の識別子と、複数の識別子に含まれる1つ以上の識別子の各々に対応するビーム関連情報と、を含み、複数の識別子に含まれる他の識別子に対応するビーム関連情報を含まない。
−端末装置
端末装置200(受信処理部241)は、上記MAC PDUを、ダウンリンクで受信する。そして、端末装置200(取得部243)は、上記MAC PDUに含まれる情報を取得する。すなわち、端末装置200(取得部243)は、複数の識別子のうち当該端末装置200のために用いられる識別子に対応するビーム関連情報を取得する。
以上のように、上記MAC PDUは、複数の識別子に含まれる1つ以上の識別子の各々に対応するビーム関連情報を含み、複数の識別子に含まれる他の識別子に対応するビーム関連情報を含まないので、無線リソースの使用を抑えつつビーム関連情報をダウンリンクで送信することが可能になる。
<<6.他の形態>>
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではない。これらの実施形態は例示にすぎないということ、及び、本発明のスコープ及び精神から逸脱することなく様々な変形が可能であるということは、当業者に理解されるであろう。
また、例えば、本明細書に記載されている処理におけるステップは、必ずしもフローチャートに記載された順序に沿って時系列に実行されなくてよい。例えば、処理におけるステップは、フローチャートとして記載した順序と異なる順序で実行されても、並列的に実行されてもよい。また、処理におけるステップの一部が削除されてもよく、さらなるステップが処理に追加されてもよい。
さらに、本明細書において説明した基地局の構成要素を備える装置(例えば、基地局を構成する複数の装置(又はユニット)のうちの1つ以上の装置(又はユニット)、又は上記複数の装置(又はユニット)のうちの1つのためのモジュール)が提供されてもよい。本明細書において説明した端末装置の構成要素を備える装置(例えば、端末装置のためのモジュール)が提供されてもよい。また、上記構成要素の処理を含む方法が提供されてもよく、上記構成要素の処理をプロセッサに実行させるためのプログラムが提供されてもよい。また、当該プログラムを記録したコンピュータに読み取り可能な非一時的記録媒体(Non-transitory computer readable medium)が提供されてもよい。当然ながら、このような装置、方法、プログラム、及びコンピュータに読み取り可能な非一時的記録媒体も本発明に含まれる。
上記実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載され得るが、以下には限られない。
(付記1)
基地局であって、
MAC(Medium Access Control) PDU(Protocol Data Unit)を取得する取得部と、
前記MAC PDUをダウンリンクで送信する送信処理部と、
を備え、
前記MAC PDUは、複数の識別子と、前記複数の識別子に含まれる1つ以上の識別子の各々に対応するビーム関連情報と、を含み、前記複数の識別子に含まれる他の識別子に対応するビーム関連情報を含まない、
基地局。
(付記2)
前記MAC PDUは、MACヘッダを含み、
前記MACヘッダは、前記複数の識別子が配列されている第1の領域を含む、
付記1記載の基地局。
(付記3)
前記MACヘッダは、前記1つ以上の識別子の各々に対応する前記ビーム関連情報が配列されている第2の領域を含む、付記2記載の基地局。
(付記4)
前記1つ以上の識別子は、前記第1の領域において前記他の識別子よりも前に配列されている、付記3記載の基地局。
(付記5)
前記複数の識別子は、N(N≧2)個の識別子であり、
前記MAC PDUは、前記複数の識別子に含まれるM(1≦M<N)個の識別子の各々に対応する前記ビーム関連情報を含み、
前記MACヘッダは、前記M個の識別子の各々に対応する前記ビーム関連情報が配列されている前記第2の領域を含み、
前記第2の領域内での順序においてm(1≦m≦M)番目のビーム関連情報は、前記第1の領域内での順序においてm番目の識別子に対応する、
付記4記載の基地局。
(付記6)
前記複数の識別子の各々は、前記MACヘッダ内の第1のタイプのサブヘッダに含まれ、
前記1つ以上の識別子の各々に対応する前記ビーム関連情報は、前記MACヘッダ内の第2のタイプのサブヘッダに含まれる、
付記3乃至5のうちいずれか1項記載の基地局。
(付記7)
前記第1のタイプのサブヘッダは、第1の指示情報を含み、
前記第2のタイプのサブヘッダは、前記第1の指示情報とは異なる第2の指示情報を含む、
付記6記載の基地局。
(付記8)
前記MACヘッダは、第3のタイプのサブヘッダを含み、
前記第3のタイプのサブヘッダは、前記第1の指示情報及び前記第2の指示情報とは異なる第3の指示情報を含む、
付記7記載の基地局。
(付記9)
前記第2の領域は、前記MACヘッダ内の最初のサブヘッダを含まない、
付記7記載の基地局。
(付記10)
前記MACヘッダは、第3のタイプのサブヘッダを含み、
前記第3のタイプのサブヘッダは、前記第2の指示情報を含み、
前記第3のタイプのサブヘッダは、前記MACヘッダの最初のサブヘッダである、
付記9記載の基地局。
(付記11)
前記第3のタイプのサブヘッダは、バックオフインジケータを含む、付記8乃至10のうちいずれか1項記載の基地局。
(付記12)
前記MAC PDUは、前記複数の識別子の各々に対応するデータを含む、付記1乃至11のうちいずれか1項記載の基地局。
(付記13)
前記MAC PDUは、MACペイロードを含み、
前記MACペイロードは、前記複数の識別子の各々に対応する前記データが配列されている第4の領域を含む、
付記12記載の基地局。
(付記14)
前記複数の識別子は、N(N≧2)個の識別子であり、
前記MAC PDUは、MACヘッダを含み、
前記MACヘッダは、前記複数の識別子が配列されている第1の領域を含み、
前記第4の領域内での順序においてn(1≦n≦N)番目のデータは、前記第1の領域内での順序においてn番目の識別子に対応する、付記13記載の基地局。
(付記15)
前記1つ以上の識別子の各々に対応する前記ビーム関連情報は、前記1つ以上の識別子の各々に対応するアップリンク送信ビームに関する情報である、付記1乃至14のうちいずれか1項記載の基地局。
(付記16)
前記複数の識別子の各々は、複数の端末装置の各々のために用いられる情報である、付記1乃至15のうちいずれか1項記載の基地局。
(付記17)
前記MAC PDUは、前記複数の端末装置のアクセスに対応するレスポンスである、付記16記載の基地局。
(付記18)
前記複数の端末装置の前記アクセスは、前記複数の端末装置のランダムアクセスである、付記17記載の基地局。
(付記19)
前記MAC PDUは、前記複数の端末装置により送信されたランダムアクセスプリアンブルに対応するランダムアクセスレスポンスである、付記18記載の基地局。
(付記20)
前記複数の識別子の各々は、ランダムアクセスプリアンブル識別子である、付記19記載の基地局。
(付記21)
前記送信処理部は、前記1つ以上の識別子の各々に対応する前記ビーム関連情報のデータサイズに関する情報をダウンリンクで送信する、請求項1乃至20のうちいずれか1項記載の基地局。
(付記22)
前記送信処理部は、前記データサイズに関する前記情報を含むシステム情報をダウンリンクで送信する、付記21記載の基地局。
(付記23)
端末装置であって、
MAC(Medium Access Control) PDU(Protocol Data Unit)を、ダウンリンクで受信する受信処理部と、
前記MAC PDUに含まれる情報を取得する取得部と、
を備え、
前記MAC PDUは、複数の識別子と、前記複数の識別子に含まれる1つ以上の識別子の各々に対応するビーム関連情報と、を含み、前記複数の識別子に含まれる他の識別子に対応するビーム関連情報を含まず、
前記取得部は、前記複数の識別子のうち当該端末装置のために用いられる前記識別子に対応するビーム関連情報を取得する、
端末装置。
(付記24)
前記取得部は、当該端末装置のために用いられる前記識別子が、前記1つ以上の識別子に含まれる場合に、当該端末装置のために用いられる前記識別子に対応するビーム関連情報を取得する、付記23記載の端末装置。
(付記25)
MAC(Medium Access Control) PDU(Protocol Data Unit)を取得することと、
前記MAC PDUをダウンリンクで送信することと、
を含む方法であり、
前記MAC PDUは、複数の識別子と、前記複数の識別子に含まれる1つ以上の識別子の各々に対応するビーム関連情報と、を含み、前記複数の識別子に含まれる他の識別子に対応するビーム関連情報を含まない、
方法。
(付記26)
MAC(Medium Access Control) PDU(Protocol Data Unit)を、ダウンリンクで受信することと、
前記MAC PDUに含まれる情報を取得することと、
を含む方法であり、
前記MAC PDUは、複数の識別子と、前記複数の識別子に含まれる1つ以上の識別子の各々に対応するビーム関連情報と、を含み、前記複数の識別子に含まれる他の識別子に対応するビーム関連情報を含まず、
前記複数の識別子のうち端末装置のために用いられる前記識別子に対応するビーム関連情報を取得する、
方法。
(付記27)
MAC(Medium Access Control) PDU(Protocol Data Unit)を取得することと、
前記MAC PDUをダウンリンクで送信することと、
をプロセッサに実行させるためのプログラムであり、
前記MAC PDUは、複数の識別子と、前記複数の識別子に含まれる1つ以上の識別子の各々に対応するビーム関連情報と、を含み、前記複数の識別子に含まれる他の識別子に対応するビーム関連情報を含まない、
プログラム。
(付記28)
MAC(Medium Access Control) PDU(Protocol Data Unit)を、ダウンリンクで受信することと、
前記MAC PDUに含まれる情報を取得することと、
をプロセッサに実行させるためのプログラムであり、
前記MAC PDUは、複数の識別子と、前記複数の識別子に含まれる1つ以上の識別子の各々に対応するビーム関連情報と、を含み、前記複数の識別子に含まれる他の識別子に対応するビーム関連情報を含まず、
前記複数の識別子のうち端末装置のために用いられる前記識別子に対応するビーム関連情報を取得する、
プログラム。
(付記29)
MAC(Medium Access Control) PDU(Protocol Data Unit)を取得することと、
前記MAC PDUをダウンリンクで送信することと、
をプロセッサに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータに読み取り可能な非一時的記録媒体であり、
前記MAC PDUは、複数の識別子と、前記複数の識別子に含まれる1つ以上の識別子の各々に対応するビーム関連情報と、を含み、前記複数の識別子に含まれる他の識別子に対応するビーム関連情報を含まない、
非一時的記録媒体。
(付記30)
MAC(Medium Access Control) PDU(Protocol Data Unit)を、ダウンリンクで受信することと、
前記MAC PDUに含まれる情報を取得することと、
をプロセッサに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータに読み取り可能な非一時的記録媒体であり、
前記MAC PDUは、複数の識別子と、前記複数の識別子に含まれる1つ以上の識別子の各々に対応するビーム関連情報と、を含み、前記複数の識別子に含まれる他の識別子に対応するビーム関連情報を含まず、
前記複数の識別子のうち端末装置のために用いられる前記識別子に対応するビーム関連情報を取得する、
非一時的記録媒体。
この出願は、2017年1月17日に出願された日本出願特願2017−005635を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
移動体通信システムにおいて、無線リソースの使用を抑えつつビーム関連情報をダウンリンクで送信することができる。
1 システム
100 基地局
131、233、241 受信処理部
133、141、235、243 取得部
135、143、231 送信処理部
200 端末装置

Claims (10)

  1. 基地局であって、
    MAC(Medium Access Control) PDU(Protocol Data Unit)を取得する取得部と、
    前記MAC PDUをダウンリンクで送信する送信処理部と、
    を備え、
    前記MAC PDUは、当該基地局との間で通信を行う複数の端末装置のためにそれぞれ用いられる複数の識別子と、前記複数の識別子に含まれる1つ以上の識別子の各々に対応するビーム関連情報と、を含み、前記複数の識別子に含まれる他の識別子に対応するビーム関連情報を含まない、
    基地局。
  2. 前記MAC PDUは、MACヘッダを含み、
    前記MACヘッダは、前記複数の識別子が配列されている第1の領域を含む、
    請求項1記載の基地局。
  3. 前記MACヘッダは、前記1つ以上の識別子の各々に対応する前記ビーム関連情報が配列されている第2の領域を含む、請求項2記載の基地局。
  4. 前記1つ以上の識別子は、前記第1の領域において前記他の識別子よりも前に配列されている、請求項3記載の基地局。
  5. 前記複数の識別子は、N(N≧2)個の識別子であり、
    前記MAC PDUは、前記複数の識別子に含まれるM(1≦M<N)個の識別子の各々に対応する前記ビーム関連情報を含み、
    前記MACヘッダは、前記M個の識別子の各々に対応する前記ビーム関連情報が配列されている前記第2の領域を含み、
    前記第2の領域内での順序においてm(1≦m≦M)番目のビーム関連情報は、前記第1の領域内での順序においてm番目の識別子に対応する、
    請求項4記載の基地局。
  6. 前記複数の識別子の各々は、前記MACヘッダ内の第1のタイプのサブヘッダに含まれ、
    前記1つ以上の識別子の各々に対応する前記ビーム関連情報は、前記MACヘッダ内の第2のタイプのサブヘッダに含まれる、
    請求項3乃至5のうちいずれか1項記載の基地局。
  7. 端末装置であって、
    MAC(Medium Access Control) PDU(Protocol Data Unit)を、基地局からダウンリンクで受信する受信処理部と、
    前記MAC PDUに含まれる情報を取得する取得部と、
    を備え、
    前記MAC PDUは、前記基地局との間で通信を行う複数の端末装置のためにそれぞれ用いられる複数の識別子と、前記複数の識別子に含まれる1つ以上の識別子の各々に対応するビーム関連情報と、を含み、前記複数の識別子に含まれる他の識別子に対応するビーム関連情報を含まず、
    前記取得部は、前記複数の識別子のうち当該端末装置のために用いられる前記識別子に対応するビーム関連情報を取得する、
    端末装置。
  8. 前記取得部は、当該端末装置のために用いられる前記識別子が、前記1つ以上の識別子に含まれる場合に、当該端末装置のために用いられる前記識別子に対応するビーム関連情報を取得する、請求項7記載の端末装置。
  9. MAC(Medium Access Control) PDU(Protocol Data Unit)を取得することと、
    前記MAC PDUを基地局からダウンリンクで送信することと、
    を含む方法であり、
    前記MAC PDUは、前記基地局との間で通信を行う複数の端末装置のためにそれぞれ用いられる複数の識別子と、前記複数の識別子に含まれる1つ以上の識別子の各々に対応するビーム関連情報と、を含み、前記複数の識別子に含まれる他の識別子に対応するビーム関連情報を含まない、
    方法。
  10. MAC(Medium Access Control) PDU(Protocol Data Unit)を取得することと、
    前記MAC PDUを基地局からダウンリンクで送信することと、
    をプロセッサに実行させるためのプログラムであり、
    前記MAC PDUは、前記基地局との間で通信を行う複数の端末装置のためにそれぞれ用いられる複数の識別子と、前記複数の識別子に含まれる1つ以上の識別子の各々に対応するビーム関連情報と、を含み、前記複数の識別子に含まれる他の識別子に対応するビーム関連情報を含まない、
    プログラム。
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