JP6807131B2 - 荷役搬送装置 - Google Patents

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Description

本発明は、岸壁や地上ヤードなどで荷役対象物を船舶や台車などの輸送装置に積み込み、積み下ろしを行う荷役搬送装置に関する。さらに詳しくは、レーザスキャナの測定値から荷役対象物のエッジ位置を検出するエッジ検出装置を備えた荷役搬送装置に関する。
特許文献1には、コンテナクレーンのスプレッダにレーザスキャナを設け、レーザスキャナにより取得した着光点の座標に基づいて、コンテナクレーンの駆動を制御することが開示されている。ターゲットコンテナ上に吊コンテナを積み重ねる場合には、吊コンテナとターゲットコンテナとの相対的なずれ量を求め、ずれ量が減少する方向にスプレッダを移動させる。
吊コンテナとターゲットコンテナとの相対的なずれ量はつぎの手順で求められる。吊コンテナとターゲットコンテナとに水平方向のずれが生じている場合、レーザ光の着光点までの距離に明らかな段差ができる。レーザスキャナに近い側の段の着光点が略水平方向に並ぶ。これら着光点が並ぶ位置の包絡線の水平方向の長さを求めることで、吊コンテナとターゲットコンテナとのずれ量を求める。
特開2014−144836号公報
特許文献1に開示されているように、従来は、レーザスキャナで測定した距離に明らかな段差が生じた点を、コンテナのエッジと判断していた。ところが、レーザ光により生じるレーザスポットはある程度の大きさを有し、レーザスポットの全体がコンテナ外に位置して初めて距離に段差が生じることとなる。そのため、レーザスポットの大きさの分、エッジ位置の検出精度が悪くなる。
本発明は上記事情に鑑み、荷役対象物のエッジ位置を精度良く特定できるエッジ検出装置を備えた荷役搬送装置を提供することを目的とする。
第1発明の荷役搬送装置は、荷役対象物を吊り下げる吊具と、該吊具を昇降可能に吊り下げる巻上装置とを有する荷役搬送装置であって、前記荷役対象物にレーザ光を照射するレーザスキャナと、前記レーザスキャナの測定値が入力されるエッジ位置特定部と、を備え、前記エッジ位置特定部は、前記レーザスキャナで測定された複数の測定点における距離に基づき、距離に段差が生じた測定点を検索起点とし、前記検索起点から前記荷役対象物側へ所定数の測定点における反射強度のうち最大値を全反射強度とし、前記全反射強度の半分の強度である半反射強度を求め、前記レーザスキャナで測定された複数の測定点における反射強度に基づき、反射強度が前記半反射強度となる前記レーザ光の照射角度を求め、求められた前記照射角度から前記荷役対象物のエッジ位置を特定することを特徴とする。
第2発明の荷役搬送装置は、第1発明において、前記エッジ位置特定部は、反射強度が前記半反射強度となる前記レーザ光の照射角度を、複数の測定点における反射強度を用いた補間計算により求めることを特徴とする。
第3発明の荷役搬送装置は、第1または第2発明において、前記レーザスキャナは前記吊具に設けられていることを特徴とする。
第4発明の荷役搬送装置は、第3発明において、前記レーザスキャナは、前記吊具が前記荷役対象物に向かって下降している間、測定を繰り返し行い、前記エッジ位置特定部は、前記レーザスキャナが測定を行うたびに、前記エッジ位置を特定することを特徴とする。
第5発明の荷役搬送装置は、荷役対象物を吊り下げる吊具と、該吊具を昇降可能に吊り下げる巻上装置とを有する荷役搬送装置であって、前記吊具に設けられ、前記荷役対象物にレーザ光を照射するレーザスキャナと、前記レーザスキャナの測定値が入力されるエッジ位置特定部と、を備え、前記レーザスキャナは、前記吊具が前記荷役対象物に向かって下降している間、測定を繰り返し行い、前記エッジ位置特定部は、前記吊具の揺れの振幅が閾値以下の場合にのみ、前記レーザスキャナが測定を行うたびに、前記レーザスキャナで測定された反射強度に基づき、前記荷役対象物のエッジ位置を特定することを特徴とする。
第6発明の荷役搬送装置は、荷役対象物を吊り下げる吊具と、該吊具を昇降可能に吊り下げる巻上装置とを有する荷役搬送装置であって、前記吊具に設けられ、前記荷役対象物にレーザ光を照射するレーザスキャナと、前記レーザスキャナの測定値が入力されるエッジ位置特定部と、を備え、前記レーザスキャナは、前記吊具が前記荷役対象物に向かって下降している間、測定を繰り返し行い、前記エッジ位置特定部は、前記吊具の傾斜角度が所定範囲内の場合にのみ、前記レーザスキャナが測定を行うたびに、前記レーザスキャナで測定された反射強度に基づき、前記荷役対象物のエッジ位置を特定することを特徴とする。
第1発明によれば、レーザスキャナで測定された反射強度を利用することで、距離のみを利用した場合に比べて、荷役対象物のエッジ位置を精度良く特定できる。また、反射強度が半分になるときにレーザスポットの中心がエッジに位置するので、このときのレーザ光の照射角度を用いることでエッジ位置を精度良く特定できる。さらに、レーザスキャナで測定された距離と反射強度とを利用することで、荷役対象物のエッジを正確に検索できる。
第2発明によれば、反射強度が半分になるときのレーザ光の照射角度を補間計算により求めるので、レーザスキャナの角度分解能を超える精度でエッジ位置を特定できる。
第3発明によれば、レーザスキャナが吊具に設けられているので、レーザスキャナと荷役対象物との距離が近くなり、検出精度が向上する。
第4発明によれば、吊具が荷役対象物に向かって下降している間、エッジ位置を更新し続けるので、吊具の揺れに追従してリアルタイムのエッジ位置を特定できる。
第5発明によれば、吊具の振幅が小さい場合にのみエッジ位置を特定するので、吊具の揺れにより検出精度が低下するのを防止できる。
第6発明によれば、吊具の傾斜角度が所定範囲内の場合にエッジ位置を特定するので、吊具の振幅が大きい場合であっても、エッジ位置を正確に特定できる。
本発明の一実施形態に係るコンテナクレーンの正面図である。 エッジ検出装置のブロック図である。 積載作業の説明図である。 レーザスキャナから照射されたレーザ光の説明図である。 レーザスポットとターゲットコンテナとの位置関係の説明図であり、図(A)はレーザスポットの全体がターゲットコンテナ上に位置する図、図(B)および図(C)はレーザスポットの一部がターゲットコンテナ上に位置する図、図(D)はレーザスポットの全体がターゲットコンテナ外に位置する図である。 レーザスキャナで測定された距離および反射強度を示すグラフであり、図(A)は第1部分の距離および反射強度を示すグラフ、図(B)は第2部分の距離および反射強度を示すグラフである。 スプレッダの揺れの説明図である。 エッジ検出装置の処理のフローチャートである。
つぎに、本発明の実施形態を図面に基づき説明する。
(コンテナクレーン)
本発明の一実施形態に係る荷役搬送装置をコンテナクレーン100で説明する。
図1に示すように、コンテナクレーン100はコンテナヤードに設けられ、コンテナCの荷役を行う。コンテナクレーン100、コンテナCは、それぞれ特許請求の範囲に記載の「荷役搬送装置」、「荷役対象物」に相当する。
コンテナクレーン100は一対の脚部111、111と、脚部111、111の上端同士に架け渡されたガーダ112とからなる門形構造を有する。脚部111の下方には走行装置113が備えられている。コンテナクレーン100は走行装置113により自走可能となっている。
ガーダ112にはトロリー114が横行可能に設けられている。トロリー114には巻上装置115が設けられている。巻上装置115から繰り出されたワイヤロープによりスプレッダ116が昇降可能に吊り下げられている。スプレッダ116はコンテナCを吊り下げるための吊具である。スプレッダ116にはコンテナCの上部四隅に形成された係合孔に系脱する系脱機構などが備えられている。
コンテナクレーン100の脚部111、111の間にはコンテナCの蔵置領域120が設定されている。蔵置領域120にはコンテナCの長手寸法を単位長さとする複数のベイが設定されている。各ベイにはコンテナCの短手寸法を単位長さとする複数のロウが設定されている。各ロウにはコンテナCが複数段積み重ねて蔵置される。
蔵置領域120の側方には搬送台車130の走行路が敷設されている。コンテナクレーン100は搬送台車130により搬入されたコンテナCを受け取って、所定位置に蔵置する。また、コンテナクレーン100は蔵置していたコンテナCを搬送台車130に受け渡し、外部に搬出させる。
この種のコンテナクレーン100は、無人化、省人化のため、自動制御により動作する。自動制御は、コンテナCの位置を検出する各種センサと、コンテナクレーン100の状態を検出する各種センサと、それらセンサの測定値に基づきコンテナクレーン100の駆動を制御する駆動制御装置とで実現される。
(エッジ検出装置)
つぎに、本実施形態のエッジ検出装置1を説明する。
図2に示すように、エッジ検出装置1は、4つのレーザスキャナ10と、各レーザスキャナ10の測定値が入力されるエッジ位置特定部20とを備える。レーザスキャナ10は、所定の角度範囲にレーザ光を照射して、主に測定対象物である荷役対象物の位置座標を取得する装置である。より詳細には、レーザスキャナ10は、発射したレーザ光が測定対象物で反射して戻ってくるのに要する時間から、レーザスキャナ10と測定対象物との距離を測定する。測定対象物までの距離とレーザ光の照射角度とから測定対象物の座標が求まる。また、レーザスキャナ10は測定対象物からの反射光の強度(反射強度)を測定する機能も有する。レーザスキャナ10の測定値、すなわち、レーザ光の各照射角度における距離および反射強度がエッジ位置特定部20に入力される。
エッジ位置特定部20はCPUやメモリなどで構成されたコンピュータがプログラムを実行することで実現される。エッジ位置特定部20はレーザスキャナ10の測定値に基づき、荷役対象物のエッジ位置を特定する。
図3に示すように、エッジ検出装置1は、例えば、スプレッダ116で把持したコンテナC(以下、吊コンテナC1と称する。)を、既に蔵置されているコンテナC(以下、ターゲットコンテナC2と称する。)の上に積み重ねる積載作業において、ターゲットコンテナC2のエッジ位置を特定するのに用いられる。ここで、「エッジ」とは、ターゲットコンテナC2の上面の縁を意味する。また、「エッジ位置」とは水平方向におけるエッジの位置を意味する。
4つのレーザスキャナ10はスプレッダ116の四隅の近傍に設けられている。レーザスキャナ10のレーザ光の照射範囲11は下方に設定されている。そのため、レーザスキャナ10はスプレッダ116の下方に位置するターゲットコンテナC2にレーザ光を照射する。
レーザスキャナ10の取付構造は特に限定されないが、スプレッダ116の側部にブラケットを設け、そのブラケットにレーザスキャナ10を取り付ける構造とすればよい。このような構造であれば、レーザスキャナ10を吊コンテナC1の側壁から離れた位置に設けることができ、吊コンテナC1に邪魔されずにターゲットコンテナC2にレーザ光を照射できる角度範囲が広くなる。
なお、本実施形態のレーザスキャナ10はレーザ光の照射範囲11を構成する面が、ターゲットコンテナC2の長手方向と直交するよう設定されている。レーザ光の照射範囲11にターゲットコンテナC2の長手方向に沿うエッジが含まれるので、このエッジの位置を特定できる。レーザ光の照射範囲11を構成する面がターゲットコンテナC2の短手方向と直交するよう設定してもよい。そうすれば、レーザ光の照射範囲11にターゲットコンテナC2の短手方向に沿うエッジが含まれるので、このエッジの位置を特定できる。
レーザスキャナ10の数は4つに限定されず、1つでもよいし、複数でもよい。スプレッダ116のターゲットコンテナC2に対する鉛直軸周りの回転を検知するためには、レーザスキャナ10の数が2つ以上であればよい。
図4にレーザスキャナ10から照射されたレーザ光12を示す。レーザスキャナ10はレーザ光12の照射角度を微小間隔で変化させながら、各照射角度における距離および反射強度を測定する。なお、複数の照射角度のそれぞれを「測定点」と称する。
レーザ光12がターゲットコンテナC2で反射する場合と、ターゲットコンテナC2の外(例えば、地面)で反射する場合とでは、レーザ光12の反射する位置の距離が異なる。そのため、ターゲットコンテナC2のエッジの前後で距離に明らかな段差ができる。
図5にレーザ光12が測定対象物に当たることにより生じるレーザスポット13とターゲットコンテナC2との位置関係を示す。レーザスキャナ10がレーザ光12の照射角度を変化させると、レーザスポット13の位置は図5(A)〜図5(D)の順に変化する。図5(A)ではレーザスポット13の全体がターゲットコンテナC2上に位置する。図5(B)、図5(C)ではレーザスポット13の一部がターゲットコンテナC2上に位置し、残部がターゲットコンテナC2の外に位置する。図5(D)ではレーザスポット13の全体がターゲットコンテナC2の外に位置する。
図5(B)、図5(C)のように、レーザスポット13内に計測距離が異なる複数の部分が含まれる場合、レーザスキャナ10はレーザスポット13内の部分ごとに距離と反射強度とを測定する。例えば、計測距離が2つの場合、レーザスポット13のうち距離が一番近い部分を第1部分13aとし、第1部分13aの距離と反射強度とを測定する。また、レーザスポット13のうち距離が二番目に近い部分を第2部分13bとし、第2部分13bの距離と反射強度とを測定する。なお、図5(A)、図5(D)のように、レーザスポット13内の距離が均一である場合には、距離および反射強度の測定値がそれぞれ一つであるため、その全体を第1部分13aとする。
反射強度は測定対象物の性質のほか、第1部分13aまたは第2部分13bのレーザスポット13に占める面積割合にも依存する。図5(B)における第1部分13aは図5(A)における第1部分13aに比べて面積割合が小さいので、図5(B)における第1部分13aの反射強度は図5(A)における第1部分13aの反射強度よりも小さくなる。同様に、図5(C)における第1部分13aは図5(B)における第1部分13aに比べて面積割合が小さいので、図5(C)における第1部分13aの反射強度は図5(B)における第1部分13aの反射強度よりも小さくなる。したがって、レーザスポット13がターゲットコンテナC2から外れるに従い、第1部分13aの反射強度が小さくなる。
図6はレーザスキャナで測定された距離および反射強度を示すグラフである。図6(A)はレーザスキャナ10で測定された第1部分13aの距離および反射強度を示すグラフの例である。図6(B)は図6(A)と同時に測定された第2部分13bの距離および反射強度を示すグラフの例である。図6(A)、図6(B)のグラフはともに、横軸がレーザ光の照射角度、縦軸が距離または反射強度である。図6(A)、図6(B)のグラフのうち範囲Rでは、レーザスポット13内にコンテナCのエッジが含まれるので、距離および反射強度の測定値がそれぞれ2つとなる。図6(B)のグラフのうち範囲R以外では、レーザスポット13内の距離が均一であり、2つ目の測定値が得られないので、距離および反射強度の測定値が零になる。
図6(B)のグラフのうち範囲Rでは、第2部分13bの距離および反射強度が零より大きい値を有する。したがって、範囲Rでは、レーザスポット13の一部がターゲットコンテナC2上に位置し、残部がターゲットコンテナC2の外に位置している。すなわち、レーザスポット13の内部にターゲットコンテナC2のエッジが含まれている。
図6(A)のグラフのうち範囲Rでは、レーザ光の照射角度が大きくなるに従い、反射強度が小さくなっている。また、範囲Rを含む低角度側では距離が短いことから、レーザスポット13の全部または一部がターゲットコンテナC2に位置していることが分かる。範囲Rよりも高角度側では距離が長いことから、レーザスポット13の全部がターゲットコンテナC2の外に位置していることが分かる。
図6(A)のグラフからも、ターゲットコンテナC2上に位置していたレーザスポット13がターゲットコンテナC2から外れるに従い、第1部分13aの反射強度が小さくなることが分かる。これは、第1部分13aの反射強度がレーザスポット13に占める第1部分13aの面積割合に依存するからである。
また、範囲Rよりも高角度側では、レーザスポット13の全部がターゲットコンテナC2の外に位置しているので、反射強度はレーザスポット13の全部がターゲットコンテナC2に位置している場合よりも小さくなる。さらに、図6(B)のグラフの範囲Rでは、レーザスポット13の一部がターゲットコンテナC2の外に位置しているので、距離はターゲットコンテナC2上の距離(図6(A)における範囲Rの距離)よりも長いことが分かる。また、反射強度はターゲットコンテナC2上に位置していたレーザスポット13がターゲットコンテナC2から外れるに従い、第2部分13bの反射強度が大きくなることが分かる。
以上より、各測定点における第1部分13aの反射強度をターゲットコンテナC2側(図6(A)のグラフにおいて低角度側)から、ターゲットコンテナC2の外(図6(A)のグラフにおいて高角度側)に向かって見た場合、レーザスポット13の全体がターゲットコンテナC2上に位置する測定点の反射強度を基準として、反射強度が半分になるときに、レーザスポット13の中心がエッジに位置していると言える。したがって、反射強度が半分になる照射角度を特定することにより、エッジ位置を精度良く特定できる。
本実施形態のエッジ位置特定部20は、上記思想に基づいてターゲットコンテナC2のエッジ位置を特定する。すなわち、エッジ位置特定部20は、レーザスキャナ10で測定された反射強度に基づき、ターゲットコンテナC2のエッジ位置を特定する。その詳細はつぎのとおりである。
まず、エッジ位置特定部20は、レーザスキャナ10で測定された複数の測定点における距離に基づき、距離に段差が生じた測定点を特定する。図6(A)のグラフでは測定点P1と測定点P2との間で距離に明らかな段差が生じている。これら測定点P1、P2のうち、ターゲットコンテナC2側の測定点P1を検索起点とする。以下、測定点P1を検索起点P1と称する。
なお、距離に段差が生じていることは、隣り合う測定点の距離の差分を求め、その差分が閾値を超えることにより判断すればよい。また、測定点P1、P2のうち距離が短い方をターゲットコンテナC2側と判断すればよい。
つぎに、エッジ位置特定部20は、検索起点P1からターゲットコンテナC2側へ所定数の測定点を検索領域Sとする。ここで、検索領域Sに含まれる測定点の数は予めエッジ位置特定部20に設定されている。
つぎに、エッジ位置特定部20は、検索領域Sに含まれる複数の測定点における反射強度のうち最大値を全反射強度Iaとする。ここで、全反射強度Iaはレーザスポット13の全体がターゲットコンテナC2に位置する測定点の反射強度に相当する。換言すれば、検索領域Sにレーザスポット13の全体がターゲットコンテナC2に位置する測定点が含まれるように、検索領域Sに含まれる測定点の数が設定されている。
つぎに、エッジ位置特定部20は、全反射強度Iaの半分の強度である半反射強度Ihを求める。そして、検索領域Sに含まれる複数の測定点における反射強度に基づき、反射強度が半反射強度Ihとなるレーザ光の照射角度θを求める。以下、反射強度が半反射強度Ihとなるレーザ光の照射角度θを「エッジ照射角度θ」と称する。
ここで、検索領域Sに含まれる複数の測定点のうち、反射強度が半反射強度Ihに最も近い測定点P3を検索し、測定点P3におけるレーザ光の照射角度をエッジ照射角度θとしてもよい。ただし、以下に説明するように、エッジ照射角度θを複数の測定点における反射強度を用いた補間計算により求める方が好ましい。
エッジ位置特定部20は、検索領域Sに含まれる複数の測定点のうち、反射強度が半反射強度Ihに最も近い測定点P3を探索する。測定点P3における反射強度が半反射強度Ihよりも大きい場合、測定点P3に隣り合う2つの測定点のうち反射強度が半反射強度Ihよりも小さい測定点P4を探索する。測定点P3における反射強度が半反射強度Ihよりも小さい場合、測定点P3に隣り合う2つの測定点のうち反射強度が半反射強度Ihよりも大きい測定点を探索する。探索された2つの測定点P3、P4の間を直線と仮定して、反射強度が半反射強度Ihとなる点P5を求め、点P5におけるレーザ光の照射角度をエッジ照射角度θとする。
上記の演算方法に代えてつぎの演算方法を採用してもよい。すなわち、エッジ位置特定部20は、検索領域Sに含まれる複数の測定点における反射強度を所定の関数でフィットする。フィット後の関数を用いて、反射強度が半反射強度Ihとなる点P5を求め、点P5におけるレーザ光の照射角度をエッジ照射角度θとする。
以上の手順でエッジ照射角度θを求めた後、エッジ位置特定部20はエッジ照射角度θからエッジ位置Xを特定する。エッジ位置Xは下記数式(1)により求まる。また、エッジ照射角度θが十分に小さければ、sin(θ)をθ[rad]で近似し、エッジ位置Xを下記数式(2)により求めてもよい。ここで、dはエッジ照射角度θにおける距離であり、レーザスキャナ10とターゲットコンテナC2との間の距離を意味する。
以上のように、レーザスキャナ10で測定された距離と反射強度とを利用することで、ターゲットコンテナC2のエッジを正確に検索できる。また、反射強度が半分になるときにレーザスポット13の中心がエッジに位置するので、このときのレーザ光の照射角度θを用いることでエッジ位置Xを精度良く特定できる。エッジ照射角度θを補間計算により求めれば、レーザスキャナ10の角度分解能を超える精度でエッジ位置Xを特定できる。このように、レーザスキャナ10で測定された反射強度を利用することで、距離のみを利用した場合に比べて、ターゲットコンテナC2のエッジ位置Xを精度良く特定できる。
図2に戻り説明する。各レーザスキャナ10は所定周期(例えば50ms周期)で各照射角度へのレーザ光の照射と距離および反射強度の測定とを行う。以下、この周期を「スキャン周期」と称する。エッジ位置特定部20は、レーザスキャナ10のスキャン周期ごとに、上記の手順でターゲットコンテナC2のエッジ位置Xを特定する。
エッジ位置特定部20で特定されたターゲットコンテナC2のエッジ位置Xは、コンテナクレーン100の駆動を制御する駆動制御装置140に入力される。駆動制御装置140は入力されたエッジ位置Xに基づき、コンテナクレーン100の駆動を制御する。例えば、吊コンテナC1をターゲットコンテナC2の上に積み重ねる積載作業(図3参照)において、駆動制御装置140はターゲットコンテナC2のエッジ位置Xに基づき、吊コンテナC1とターゲットコンテナC2とのずれを修正するようにスプレッダ116を移動させる。
本実施形態のエッジ検出装置1によれば、ターゲットコンテナC2のエッジ位置Xを精度良く特定できるので、コンテナクレーン100の自動駆動による積載作業であっても、吊コンテナC1とターゲットコンテナC2とのずれを低減できる。すなわち、段積み精度を向上できる。
ところで、図7に示すように、スプレッダ116は風などの影響により揺れる。したがって、積載作業において吊コンテナC1をターゲットコンテナC2に向かって下降させている間、スプレッダ116(レーザスキャナ10)を基準としたターゲットコンテナC2のエッジ位置Xは時々刻々と変化する。
また、スプレッダ116は揺れの変位に依存して水平状態から傾くという性質を有する。すなわち、スプレッダ116はトロリー114の鉛直下方に吊り下げられている場合(図7における実線の場合)は水平状態であるが、揺れにより横ずれした場合(図7における一点鎖線の場合)に傾きが生じる。スプレッダ116が傾くとレーザスキャナ10も傾き、レーザ光の照射角度に影響する。そのため、スプレッダ116の傾きが大きくなると、エッジ検出装置1で正しいエッジ位置Xを特定できなくなる。
そこで、図2に示すように、エッジ位置特定部20に揺れセンサ150の検知結果を入力し、スプレッダ116の揺れの振幅Aが閾値以下の場合にのみエッジ位置Xを特定する。揺れセンサ150はスプレッダ116の揺れを検知するセンサでありコンテナクレーン100に設けられている。揺れセンサ150は、例えばトロリー114に設けられたカメラ151と画像処理装置とからなる(図7参照)。カメラ151で撮影したスプレッダ116の画像を画像処理して、スプレッダ116の揺れを検知する。
つぎに、図8のフローチャートに基づき、エッジ検出装置1の処理を説明する。
まず、レーザスキャナ10はターゲットコンテナC2にレーザ光を照射し、各照射角度における距離および反射強度を測定する(ステップS1)。つぎに、エッジ位置特定部20は揺れセンサ150からスプレッダ116の振幅Aを取得する(ステップS2)。
つぎに、エッジ位置特定部20はスプレッダ116の振幅Aが閾値以下か否かを判断する(ステップS3)。ここで、閾値はエッジ検出装置1で正しいエッジ位置Xを特定できる振幅Aの上限値として、予めエッジ位置特定部20に設定されている。
スプレッダ116の振幅Aが閾値以下の場合、エッジ位置特定部20はレーザスキャナ10の測定値に基づき、ターゲットコンテナC2のエッジ位置Xを特定する(ステップS4)。エッジ位置Xの特定方法の詳細は前述の通りである。そして、特定したエッジ位置Xを駆動制御装置140に出力する(ステップS5)。
ステップS3においてスプレッダ116の振幅Aが閾値を超える場合、エッジ位置特定部20はエッジ位置Xの特定(ステップS4)、およびエッジ位置Xの出力(ステップS5)を行わない。
エッジ検出装置1は上記ステップS1〜S5の処理を、少なくともスプレッダ116がターゲットコンテナC2に向かって下降している間、レーザスキャナ10のスキャン周期ごとに繰り返し行う。すなわち、レーザスキャナ10は、スプレッダ116がターゲットコンテナC2に向かって下降している間、測定を繰り返し行う。エッジ位置特定部20は、レーザスキャナ10が測定を行うたびに、エッジ位置Xを特定する。
このように、スプレッダ116がターゲットコンテナC2に向かって下降している間、エッジ位置Xを更新し続けるので、スプレッダ116の揺れに対応できる。すなわち、スプレッダ116が揺れてターゲットコンテナC2のエッジ位置Xが時々刻々と変化する場合でも、スプレッダ116の揺れに追従してリアルタイムのエッジ位置Xを特定できる。
しかも、スプレッダ116がターゲットコンテナC2に近づいていくと、レーザスキャナ10の角度分解能の影響が小さくなるので、エッジ位置Xの検出精度が向上する。
また、スプレッダ116の振幅Aが小さい場合にのみエッジ位置Xを特定するので、スプレッダ116の揺れにより検出精度が低下するのを防止できる。
なお、スプレッダ116の振幅Aが閾値以下の場合にのみエッジ位置Xを特定するのに代えて、スプレッダ116の傾斜角度が所定範囲内の場合にのみエッジ位置Xを特定してもよい。
スプレッダ116の傾斜角度は揺れセンサ150で検知したスプレッダ116の変位から求めることができる。また、スプレッダ116に傾斜角度を検知するセンサを設けてもよい。この場合、ステップS2ではスプレッダ116の傾斜角度を取得する。ステップS3ではスプレッダ116の傾斜角度が所定範囲内か否か判断する。ここで、所定範囲はエッジ検出装置1で正しいエッジ位置Xを特定できる傾斜角度の範囲として、予めエッジ位置特定部20に設定されている。
このように、構成すれば、スプレッダ116の振幅Aが大きい場合であっても、スプレッダ116がトロリー114の鉛直下方に位置したとき(図7における実線のとき)にエッジ位置Xを特定するので、エッジ位置Xを正確に特定できる。
〔その他の実施形態〕
レーザスキャナ10の取り付け箇所はスプレッダ116に限定されず、コンテナクレーン100の本体部分、例えばトロリー114でもよい。ただし、レーザスキャナ10をスプレッダ116に設けたほうが、レーザスキャナ10とターゲットコンテナC2との距離が近くなり、検出精度が向上する。
エッジ検出装置1はコンテナクレーン100に限定されず、種々の荷役搬送装置に搭載できる。荷役搬送装置としてはコンテナなどのエッジを有する形状物を取り扱う橋形クレーン、モバイルハーバークレーン、天井クレーン、ジブクレーンが挙げられる。例えば、ビレットを搬送するクレーンにエッジ検出装置1を採用してもよい。また、円筒部材を搬送するクレーンにエッジ検出装置1を採用してもよい。この場合、エッジ検出装置1は円筒部材の端部のエッジ位置を特定する。
1 エッジ検出装置
10 レーザスキャナ
11 照射範囲
12 レーザ光
13 レーザスポット
20 エッジ位置特定部

Claims (6)

  1. 荷役対象物を吊り下げる吊具と、該吊具を昇降可能に吊り下げる巻上装置とを有する荷役搬送装置であって、
    前記荷役対象物にレーザ光を照射するレーザスキャナと、
    前記レーザスキャナの測定値が入力されるエッジ位置特定部と、を備え、
    前記エッジ位置特定部は、
    前記レーザスキャナで測定された複数の測定点における距離に基づき、距離に段差が生じた測定点を検索起点とし、
    前記検索起点から前記荷役対象物側へ所定数の測定点における反射強度のうち最大値を全反射強度とし、
    前記全反射強度の半分の強度である半反射強度を求め、
    前記レーザスキャナで測定された複数の測定点における反射強度に基づき、反射強度が前記半反射強度となる前記レーザ光の照射角度を求め、
    求められた前記照射角度から前記荷役対象物のエッジ位置を特定する
    ことを特徴とする荷役搬送装置。
  2. 前記エッジ位置特定部は、
    反射強度が前記半反射強度となる前記レーザ光の照射角度を、複数の測定点における反射強度を用いた補間計算により求める
    ことを特徴とする請求項記載の荷役搬送装置。
  3. 前記レーザスキャナは前記吊具に設けられている
    ことを特徴とする請求項1または2記載の荷役搬送装置。
  4. 前記レーザスキャナは、前記吊具が前記荷役対象物に向かって下降している間、測定を繰り返し行い、
    前記エッジ位置特定部は、前記レーザスキャナが測定を行うたびに、前記エッジ位置を特定する
    ことを特徴とする請求項記載の荷役搬送装置。
  5. 荷役対象物を吊り下げる吊具と、該吊具を昇降可能に吊り下げる巻上装置とを有する荷役搬送装置であって、
    前記吊具に設けられ、前記荷役対象物にレーザ光を照射するレーザスキャナと、
    前記レーザスキャナの測定値が入力されるエッジ位置特定部と、を備え、
    前記レーザスキャナは、前記吊具が前記荷役対象物に向かって下降している間、測定を繰り返し行い、
    前記エッジ位置特定部は、前記吊具の揺れの振幅が閾値以下の場合にのみ、前記レーザスキャナが測定を行うたびに、前記レーザスキャナで測定された反射強度に基づき、前記荷役対象物のエッジ位置を特定する
    ことを特徴とする荷役搬送装置。
  6. 荷役対象物を吊り下げる吊具と、該吊具を昇降可能に吊り下げる巻上装置とを有する荷役搬送装置であって、
    前記吊具に設けられ、前記荷役対象物にレーザ光を照射するレーザスキャナと、
    前記レーザスキャナの測定値が入力されるエッジ位置特定部と、を備え、
    前記レーザスキャナは、前記吊具が前記荷役対象物に向かって下降している間、測定を繰り返し行い、
    前記エッジ位置特定部は、前記吊具の傾斜角度が所定範囲内の場合にのみ、前記レーザスキャナが測定を行うたびに、前記レーザスキャナで測定された反射強度に基づき、前記荷役対象物のエッジ位置を特定する
    ことを特徴とする荷役搬送装置。
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