JP6805408B2 - 燃料電池を用いた発電装置及び発電方法 - Google Patents

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Description

本発明は、燃料電池を用いた発電装置及び発電方法に関する。
燃料電池は、電解質を挟持した一対の電極からなり、アノード側に、水素又は水素リッチガスを供給し、カソード側に酸素又は空気を供給して、電気化学反応を行って発電するものである。
家庭用燃料電池をはじめとした定置型燃料電池において、燃料電池へ供給される水素ガスは、水素製造装置により製造される。水素製造装置では、メタンを主成分とする都市ガスや、プロパンやブタンを主成分とする液化石油ガス(以下、「LPG」という。)といった燃料ガスの水蒸気改質からなる水素生成工程によって水素が製造されるが、このときに生成するガス(以下、「改質ガス」という。)には燃料電池の電極を劣化する一酸化炭素が含有されるため、改質ガス中の一酸化炭素を除去するために種々の技術が検討されている(例えば、特許文献1〜3を参照)。
改質ガス中の一酸化炭素濃度を低減するため、特許文献1には、水性ガスシフト反応(CO+HO→H+CO)を利用して低減する変成部と、メタネーション反応(CO+3H→CH+HO)を利用して低減するメタネーション部と、酸化反応(2CO+O→2CO)を利用して低減する選択酸化部のうち少なくとも一つを含む燃料電池システムが開示されている(例えば、請求項2を参照)。
特許文献2には、水性ガスシフト反応を利用して低減する変成部と、変性部下流に選択酸化部を含む燃料電池システムが開示されている(例えば、段落0029を参照)。
特許文献3には、水素製造装置の定常運転時は、水性ガスシフト反応と選択酸化により一酸化炭素が除去する一方、起動時にはこれらの反応のみでは十分に一酸化炭素が除去できないため、さらにメタネーションにより一酸化炭素を除去するような燃料電池システムが開示されている(例えば、請求項1を参照)。
特開2013−242964号公報 特開2011−181440号公報 特開2003−243018号公報
従来、燃料電池システムの燃料ガス中の一酸化炭素を低減するために種々の方法が検討されているが、より効率的に一酸化炭素を低減できる方法が求められている。
そこで、本発明は、燃料電池システムの改質ガス中の一酸化炭素を効率的に低減できる新規な方法及び装置を提供することを課題とする。
本発明者らは、鋭意研究した結果、特定の触媒が水性ガスシフト反応とメタネーション反応の両方に活性を発揮することを見出し、本発明を完成させた。
本発明によれば、以下の燃料電池による発電方法等を提供できる。
1.燃料電池を用いた発電方法であって、
燃料ガスを改質反応に供して水素を生成する水素生成工程と、
前記水素生成工程を経たガスを触媒に供して一酸化炭素を除去する一酸化炭素除去工程と、
前記一酸化炭素除去工程を経たガスを燃料電池に供して発電する発電工程とを含み、
前記触媒が、繊維シートを触媒担体とするルテニウム担持触媒であって、前記繊維シートの表面に金属酸化物を含む層が形成され、前記金属酸化物層の表面及び内部の少なくとも一方にルテニウムが担持された触媒である、発電方法。
2.前記一酸化炭素除去工程において、水性ガスシフト反応とメタネーション反応を同時に行う、1に記載の燃料電池を用いた発電方法。
3.前記一酸化炭素除去工程において、触媒床の温度を265〜330℃に維持する、1又は2に記載の燃料電池を用いた発電方法。
4.前記一酸化炭素除去工程において、前記水素生成工程を経たガス中の一酸化炭素供給量(mol/h)に対する触媒重量(g)が、120〜480g(cat)・h/mol(CO)である、1〜3のいずれかに記載の燃料電池を用いた発電方法。
5.前記繊維シートが、ノボロイド、フェノール樹脂、アラミド、エポキシ樹脂、ポリテトラフルオロエチレン、ポリクロロトリフルオロエチレン、ポリフェニレンサルファイド、ポリアリレート、ポリサルフォン、ポリエーテルサルフォン、ポリエーテルイミド、ポリアミドイミド、ポリエーテルエーテルケトン、ポリカーボネート、ユリア樹脂、メラミン樹脂、ジアリルフタレート、シリコン樹脂、フラン樹脂、酢酸セルロース、ニトロセルロース、プロピオン酸セルロース、アルミナ繊維、バサルト繊維、及びガラス繊維からなる群より選択される少なくとも1種の繊維を含む、1〜4のいずれかに記載の燃料電池を用いた発電方法。
6.前記繊維シートが、繊維不織布、織物、又は編み物の形態である、1〜5のいずれかに記載の燃料電池を用いた発電方法。
7.前記金属酸化物が、シリカ、チタニア、アルミナ、ジルコニア、シリカ−アルミナ、シリカ−チタニア、シリカ−ジルコニア、チタニア−アルミナ、又はシリカ−チタニア−ジルコニアである1〜6のいずれかに記載の燃料電池を用いた発電方法。
8.燃料電池を用いた発電装置であって、
燃料ガスを改質反応に供して水素を生成する水素生成部と、
前記水素生成部を経たガスから一酸化炭素を除去するための触媒を備える一酸化炭素除去部と、
前記一酸化炭素除去部を経たガスと酸素を反応させて発電するための燃料電池とを含み、
前記触媒が、繊維シートを触媒担体とするルテニウム担持触媒であって、前記繊維シートの表面に金属酸化物を含む層が形成され、前記金属酸化物層の表面及び内部の少なくとも一方にルテニウムが担持された触媒である、発電装置。
9.前記一酸化炭素除去部において、水性ガスシフト反応とメタネーション反応を同時に行う、8に記載の燃料電池を用いた発電装置。
10.前記一酸化炭素除去部において、触媒床の温度を265〜330℃に維持する加熱部を備える、8又は9に記載の燃料電池を用いた発電装置。
11.前記一酸化炭素除去部において、前記水素生成部を経たガス中の一酸化炭素供給量(mol/h)に対する触媒重量(g)が、120〜480g(cat)・h/mol(CO)である、8〜10のいずれかに記載の燃料電池を用いた発電装置。
12.前記繊維シートが、ノボロイド、フェノール樹脂、アラミド、エポキシ樹脂、ポリテトラフルオロエチレン、ポリクロロトリフルオロエチレン、ポリフェニレンサルファイド、ポリアリレート、ポリサルフォン、ポリエーテルサルフォン、ポリエーテルイミド、ポリアミドイミド、ポリエーテルエーテルケトン、ポリカーボネート、ユリア樹脂、メラミン樹脂、ジアリルフタレート、シリコン樹脂、フラン樹脂、酢酸セルロース、ニトロセルロース、プロピオン酸セルロース、アルミナ繊維、バサルト繊維、及びガラス繊維からなる群より選択される少なくとも1種の繊維を含む、8〜11のいずれかに記載の燃料電池を用いた発電装置。
13.前記繊維シートが、繊維不織布、織物、又は編み物の形態である、8〜12のいずれかに記載の燃料電池を用いた発電装置。
14.前記金属酸化物が、シリカ、チタニア、アルミナ、ジルコニア、シリカ−アルミナ、シリカ−チタニア、シリカ−ジルコニア、チタニア−アルミナ、又はシリカ−チタニア−ジルコニアである8〜13のいずれかに記載の燃料電池を用いた発電装置。
本発明によれば、燃料電池システムの改質ガス中の一酸化炭素を効率的に低減できる新規な方法及び装置を提供することができる。
本発明の燃料電池を用いた発電装置の一態様を示す模式図である。 図2は、実施例1及び2で用いた流通反応装置の模式図である。 図3は、実施例1における原料ガス組成と触媒床の温度との関係を示す図である。 図4は、実施例2における原料ガス組成と触媒床の温度との関係を示す図である。 図5は、実施例3〜5で用いた流通反応装置の模式図である。 図6は、実施例3における電力の経時変化を示す図である。 図7は、実施例4における電力の経時変化を示す図である。 図8は、実施例5における電力の経時変化を示す図である。
(本発明の燃料電池を用いた発電方法)
本発明の燃料電池を用いた発電方法は、燃料ガスを水蒸気改質に供して水素を生成する水素生成工程と、前記水素生成工程を経たガスを触媒に供して一酸化炭素を除去する一酸化炭素除去工程と、前記一酸化炭素除去工程を経たガスを燃料電池に供して発電する発電工程とを含み、前記触媒が、繊維シートを触媒担体とするルテニウム担持触媒であって、前記繊維シートの表面に金属酸化物を含む層が形成され、前記金属酸化物層の表面及び内部の少なくとも一方にルテニウムが担持された触媒であることを特徴とする。
本発明の燃料電池を用いた発電方法は、繊維シートを基材とする特定のルテニウム担持触媒が水性ガスシフト反応とメタネーション反応の両方に活性を発揮するという発見に基づくものである。従来、燃料電池システムの改質ガス中の一酸化炭素を低減するために、水性ガスシフト反応、メタネーション反応、選択酸化等の種々の方法が検討され、これらがそれぞれ別々の工程で行われていたが、本発明によれば、水性ガスシフト反応とメタネーション反応を一の工程において同時に行うことで、効率的に一酸化炭素を除去することができる。
水素生成工程では、燃料ガスの水蒸気改質により水素が生成される。燃料ガスとしては、メタンを主成分とする都市ガスや、プロパンやブタンを主成分とするLPGが挙げられる。例えば、燃料ガスが都市ガスの場合、主な反応式はCH+HO→CO+3H又はCH+2HO→CO+4Hと表され、水素とともに、一酸化炭素、二酸化炭素が副生される。
次いで、一酸化炭素除去工程では、水素生成工程を経たガスが触媒に供され、一酸化炭素が除去される。このとき、触媒は、繊維シートを触媒担体とするルテニウム担持触媒であって、繊維シートの表面に金属酸化物を含む層が形成され、金属酸化物層の表面及び内部の少なくとも一方にルテニウムが担持されたものである。かかる触媒は、具体的には、特開2015−93224号公報に開示されたものである。
近年、小型燃料電池システムやオンサイトでの小型燃料製造プロセスが注目され、これらに備えられる反応器は、従来のコンビナートで使用されるものに比べ極端に小さく、紛体状、球状、粒状、ペレット状、押し出し形状、リング状、四葉形状等の形状を有する現行触媒を用いた場合、反応器内の充填密度が小さくなるおそれや、偏流、圧力損失等の不具合が起きるおそれがあった。これに対して、本発明者らは、上記課題を解決するため、複雑な形状の反応装置や小型反応装置に設置可能となるような柔軟性を有し、なおかつ高活性な新規触媒を提案し、特開2015−93224号公報に開示している。本発明においても、一酸化炭素除去工程で触媒担体として使用する繊維シートは可撓性、柔軟性があり、自由に曲げたり撓めたりできるため、使用する装置の大きさや形状に制限されることなく使用できる。また、任意の形状、形態をとることができるため、特に小型で複雑な形状の反応装置において好適に使用できる。また、繊維シートを触媒担体とすることにより、従来の紛体や成形体の固体触媒と比較して通気性にすぐれるため、反応装置、特に小型で複雑な形状の反応装置における圧力損失や反応流体の偏流を抑制することができる。
一酸化炭素除去工程において使用する触媒は、繊維シートが、ノボロイド、フェノール樹脂、アラミド、エポキシ樹脂、ポリテトラフルオロエチレン、ポリクロロトリフルオロエチレン、ポリフェニレンサルファイド、ポリアリレート、ポリサルフォン、ポリエーテルサルフォン、ポリエーテルイミド、ポリアミドイミド、ポリエーテルエーテルケトン、ポリカーボネート、ユリア樹脂、メラミン樹脂、ジアリルフタレート、シリコン樹脂、フラン樹脂、酢酸セルロース、ニトロセルロース、プロピオン酸セルロース、アルミナ繊維、バサルト繊維、及びガラス繊維からなる群より選択される少なくとも1種の繊維を含むことが好ましい。
また、一酸化炭素除去工程において使用する触媒は、繊維シートが、繊維不織布、織物、又は編み物の形態であることが好ましい。
また、一酸化炭素除去工程において使用する触媒は、金属酸化物が、シリカ、チタニア、アルミナ、ジルコニア、シリカ−アルミナ、シリカ−チタニア、シリカ−ジルコニア、チタニア−アルミナ、又はシリカ−チタニア−ジルコニアであることが好ましい。
一酸化炭素除去工程において使用する触媒は、特開2015−93224号公報に開示された方法にしたがって調製することができる。
本発明において、一酸化炭素除去工程において使用する上記の触媒は、水性ガスシフト反応とメタネーション反応の両方に活性を示すため、一の工程において水性ガスシフト反応とメタネーション反応を同時に行うことで一酸化炭素を効率よく除去することができる。
また、一酸化炭素は、燃料電池の電極を劣化させ、その発電性能を低下させるところ、本発明の発電方法によれば、一酸化炭素を完全に除去することができるため、燃料電池の発電性能を低下させることがない。
一酸化炭素除去工程において、触媒(触媒床)の温度は、好ましくは265〜300℃であり、より好ましくは280〜300℃であり、さらにより好ましくは280〜300℃である。触媒(触媒床)の温度が265℃未満の場合は、一酸化炭素除去工程を経たガス中において一酸化炭素が残存してしまう可能性があり、触媒(触媒床)の温度が330℃より高い場合は、触媒担体として使用する繊維シートが熱分解してしまう可能性がある。
一酸化炭素除去工程において、改質ガス(即ち、水素生成工程を経たガス)中の一酸化炭素供給量(mol/h)に対する触媒重量(g)は、好ましくは120〜480g(cat)・h/mol(CO)、より好ましくは130〜320g(cat)・h/mol(CO)、さらにより好ましくは150〜280g(cat)・h/mol(CO)である。改質ガス中の一酸化炭素供給量(mol/h)に対する触媒重量(g)が120g(cat)・h/mol(CO)未満の場合は、原料ガス中の一酸化炭素を完全に除去できない可能性がある。一方、原料ガス中の一酸化炭素供給量(mol/h)に対する触媒重量(g)が480g(cat)・h/mol(CO)を超える場合は、一酸化炭素の除去効果は殆ど変化が無い。なお、ここでいう触媒重量(g)とは、繊維シートを触媒担体とするルテニウム担持触媒の全体の重量を意味する。
本発明において、触媒体積(ml)に対する原料ガスである改質ガスの供給量(ml/h)は、好ましくは800〜7500h−1、より好ましくは1500〜6000h−1、さらにより好ましくは3200〜4500h−1である。触媒体積(ml)に対する改質ガスの供給量(ml/h)が800h−1未満の場合は、触媒床前後での圧力損失が大きく、ガスの流れが悪くなるだけでなく、触媒担体である繊維シートの損傷や、触媒性能の低下が引き起こされる可能性があり、触媒体積(ml)に対する改質ガスの供給量(ml/h)が7500h−1より大きい場合は、原料ガス中の一酸化炭素を完全に除去できない可能性がある。
次いで、発電工程では、一酸化炭素除去工程を経たガスが燃料電池に供され発電が行なわれる。燃料電池は、電解質を挟持した一対の電極からなり、アノード側に水素又は水素リッチガスを供給し、カソード側に酸素又は空気を供給して、電気化学反応を行って発電するものである。よって、発電工程では、燃料電池のアノード側に一酸化炭素除去工程を経たガスが供給され、カソード側に酸素又は空気が供給される。また、本発明における燃料電池は、固体高分子形燃料電池やリン酸形燃料電池であることが好ましいが、溶融炭酸塩形燃料電池および固体酸化物形燃料電池といった他のタイプの燃料電池も用いることも可能である。
(本発明の燃料電池を用いた発電装置)
本発明の燃料電池を用いた発電装置は、燃料ガスを改質反応に供して水素を生成する水素生成部と、前記水素生成部を経たガスから一酸化炭素を除去するための触媒を備える一酸化炭素除去部と、前記一酸化炭素除去部を経たガスと酸素を反応させて発電するための燃料電池とを含み、前記触媒が、繊維シートを触媒担体とするルテニウム担持触媒であって、前記繊維シートの表面に金属酸化物を含む層が形成され、前記金属酸化物層の表面及び内部の少なくとも一方にルテニウムが担持された触媒であることを特徴とする。
かかる装置構成により、上述の本発明の燃料電池を用いた発電方法を実施することができる。
図1に、本発明の燃料電池を用いた発電装置の一態様を模式図で示す。
燃料電池を用いた発電装置1は、水素生成部2と、一酸化炭素除去部3と、燃料電池4とを備える。
水素生成部2では、燃料ガス10を改質反応に供して水素が生成される。改質反応は吸熱反応であり、例えば、燃焼部6にて燃料ガス10や後述する燃料電池のアノード側からの出口ガス50を燃焼することにより得られる熱が利用される。水素生成部2では、上述の本発明の燃料電池を用いた発電方法の水素生成工程を実施することができる。
一酸化炭素除去部3は、水素生成部2を経たガス(改質ガス)20から一酸化炭素を除去するための触媒5を備える。水性ガスシフト反応とメタネーション反応を同時に行うことにより、一酸化炭素を効率よく除去することができる。上述の本発明の燃料電池を用いた発電方法の一酸化炭素除去工程を実施することができる。
燃料電池4では、一酸化炭素除去部3を経たガスと、酸素又は空気40が供給され、水素と酸素の反応により発電が行なわれる。上述の本発明の燃料電池を用いた発電方法の発電工程を行うことができる。また、このとき、水素のみが発電により消費されるため、一酸化炭素除去部3を経たガス30に含有されるメタンは、結果的に濃縮されることになる。このため、燃料電池(アノード側)からの出口ガス50は水素生成のための原料ガスや改質反応への反応熱供給のための燃料ガスとして再利用することができる。
その他の特徴については、本発明の燃料電池を用いた発電方法について説明したとおりである。
以下、実施例を示して本発明をさらに具体的に説明するが、本発明の範囲はこれら実施例の記載に何ら限定されるものではない。
(1)触媒の製造
長さ51mに裁断した繊度1.5dのノボロイド繊維(カイノール(登録商標)KF−01551HCRC、群栄化学工業株式会社)と、長さ50mmに裁断した繊度13.5dのアラミド繊維(トワロン(登録商標)、帝人株式会社)とを重量比8:2の割合で混紡して糸を得た。
この糸から、レピア織機(735型、石川製作所製)を用いて、織物密度が100本/インチ(経方向)、70本/インチ(横方向)の平織織物を製織し、これを触媒担体とした(以下、「NATx」という。)。
テトラエトキシシラン25g、エタノール37.6g、蒸留水23.5g及び10規定塩酸0.3gを混合してゾルゲル溶液を調製した。触媒担体として用いる5gのNATxをこの溶液中に浸漬し、室温にて48時間自然乾燥した。その後、電気炉を用いて300℃で1時間加熱処理を行った(以下、「SiO−NATx」という。)。
蒸留水とメタノールを体積比2:1の割合で混合した溶液30mlに塩化ルテニウム・n水和物(試薬特級、和光純薬工業株式会社、Ru assay 40%)0.25gを溶解し、5gのSiO−NATxを常温、常圧でこの溶液中に30分間浸漬した。乾燥後、7%アンモニア水溶液250mlに30分間浸漬する操作を2回繰り返し、水洗、乾燥して、ノボロイド織布担持Ru触媒(以下、「Ru/SiO−NATx触媒」ともいう。)を得た。
(2)改質ガス中の一酸化炭素除去
図2に示す流通反応装置を用いて、Ru/SiO−NATx触媒による改質ガス中の一酸化炭素除去能を検討した。まず、U字型リアクターにRu/SiO−NATx触媒を所定量充填し、300℃で1時間真空加熱排気し、触媒を活性化した。次に、バルブ102を開けて、改質ガスを模擬したH:CO:CO=55:10:35の混合ガス(模擬改質ガス100)を流量100ml/minで蒸留水104に通じた後、電気炉106で所定の温度に保持されたRu/SiO−NATx触媒108に接触させた。
実施例1
U字型リアクターにRu/SiO−NATx触媒を5.0g充填し、原料ガス中の一酸化炭素供給量(mol/h)に対する触媒重量(g)を156g(cat)・h/mol(CO)、模擬改質ガス/触媒を3600h−1として、触媒床温度250、260、265、280、300℃で反応した場合のガス組成とCO転化率(%)を表1に、触媒床温度とガス組成との関係を図3に示す。
Figure 0006805408
模擬改質ガスとRu/SiO−NATx触媒との接触により、触媒床温度265〜300℃では、一酸化炭素が検出限界以下にまで低減した。反応後にメタンが生成していることから、シフト反応だけでなく、メタネーション反応も進行しており、シフト反応とメタネーション反応の両方の反応によって模擬改質ガス中の一酸化炭素が消費されたことが分かる。
実施例2
U字型リアクターにRu/SiO−NATx触媒を10.0g充填し、原料ガス中の一酸化炭素供給量(mol/h)に対する触媒重量(g)を311g(cat)・h/COmol、模擬改質ガス/触媒を1800h−1として、触媒床温度250、260、265、280、300℃で反応した場合のガス組成とCO転化率(%)を表2に、触媒床温度とガス組成との関係を図4に示す。
Figure 0006805408
模擬改質ガスとRu/SiO−NATx触媒との接触により、触媒床温度265〜300℃では、一酸化炭素が検出限界以下にまで低減した。反応後にメタンが生成していることから、シフト反応だけでなく、メタネーション反応も進行しており、シフト反応とメタネーション反応の両方の反応によって模擬改質ガス中の一酸化炭素が消費されたことが分かる。
(3)固体高分子型燃料電池による発生電力評価
図5に示す流通反応装置を用いて、固体高分子型燃料電池による発生電力を評価した。図5において、固体高分子型燃料電池(F−107、h−tec製)200は、カソード201、アノード202から構成される。水素210、メタン220、二酸化炭素230を種々の割合で含む混合ガスをアノード202側に、酸素240をカソード201側に、それぞれ流量100ml/minで供給して、固体高分子型燃料電池の電圧及び電流から、電力を算出した。尚、固体高分子型燃料電池には20Ωの抵抗を接続した。
実施例3
アノードに供給する混合ガスの組成を、水素:100%(純水素)としたときの、固体高分子型燃料電池による発生電力を評価した。電流(mA)、電圧(V)、電力(mW)の経時変化を表3、図6に示す。60分間で得られた電気エネルギーは76.5Jであった。
Figure 0006805408
実施例4
アノードに供給する混合ガスの組成を、水素:30%、メタン:15%、二酸化炭素:55%としたときの、固体高分子型燃料電池による発生電力を評価した。電流(mA)、電圧(V)、電力(mW)の経時変化を表4、図7に示す。60分間で得られた電気エネルギーは77.1Jであった。
Figure 0006805408
実施例5
アノードに供給する混合ガスの組成を、水素:20%、メタン:20%、二酸化炭素:60%としたときの、固体高分子型燃料電池による発生電力を評価した。電流(mA)、電圧(V)、電力(mW)の経時変化を表5、図8に示す。60分間で得られた電気エネルギーは75.9Jであった。
Figure 0006805408
発生電力について、水素100%の実施例3を基準としたときの、水素30%の実施例4、水素20%の実施例5のそれぞれの比を表6に示す。
Figure 0006805408
以上から、実施例3〜5のいずれの混合ガス組成においても、同程度の電力が得られた。水素に対して、メタンや二酸化炭素が混在しても、固体高分子型燃料電池における発生電力には殆ど影響がみられなかった。
経時的な電力の低下は、発電に伴って生成する水がガス流路を塞ぐフラッディングによるものと推測される。
固体高分子型燃料電池は、スタック数や電極面積を大きくすることにより、発生電力を容易に大きくすることができる。したがって、本発明の方法及び装置を用いれば、求められる電力量に応じた機器設計が可能である。
1 燃料電池を用いた発電装置、2 水素生成部、3 一酸化炭素除去部、4 燃料電池、5 触媒、6 燃焼部、10 燃料ガス、20 水素生成部を経たガス、30 一酸化炭素除去部を経たガス、40 酸素又は空気、50 燃料電池(アノード側)からの出口ガス、60 燃料電池(カソード側)からの出口ガス、100 模擬改質ガス、102 バルブ、104 蒸留水、106 電気炉、108 Ru/SiO−NATx触媒、200 燃料電池、201 カソード、202 アノード、210 水素、220 メタン、230 二酸化炭素、240 酸素、250 流量計

Claims (6)

  1. 燃料電池を用いた発電方法であって、
    燃料ガスを改質反応に供して水素を生成する水素生成工程と、
    前記水素生成工程を経たガスを蒸留水中に通じた後、触媒に供して、触媒床の温度を265〜330℃に維持して水成ガスシフト反応とメタネーション反応を同時に行い、一酸化炭素を除去する一酸化炭素除去工程と、
    前記一酸化炭素除去工程を経たガスを燃料電池に供して発電する発電工程とを含み、
    前記触媒が、繊維シートを触媒担体とするルテニウム担持触媒であって、前記繊維シートの表面に金属酸化物を含む層が形成され、前記金属酸化物層の表面及び内部の少なくとも一方にルテニウムが担持された触媒であり、
    前記金属酸化物が、シリカ、チタニア、アルミナ、ジルコニア、シリカ−アルミナ、シリカ−チタニア、シリカ−ジルコニア、チタニア−アルミナ、又はシリカ−チタニア−ジルコニアであり、
    前記繊維シートが、ノボロイド、フェノール樹脂、アラミド、エポキシ樹脂、ポリテトラフルオロエチレン、ポリクロロトリフルオロエチレン、ポリフェニレンサルファイド、ポリアリレート、ポリサルフォン、ポリエーテルサルフォン、ポリエーテルイミド、ポリアミドイミド、ポリエーテルエーテルケトン、ポリカーボネート、ユリア樹脂、メラミン樹脂、ジアリルフタレート、シリコン樹脂、フラン樹脂、酢酸セルロース、ニトロセルロース、プロピオン酸セルロース、アルミナ繊維、バサルト繊維、及びガラス繊維からなる群より選択される少なくとも1種の繊維を含む、発電方法。
  2. 前記一酸化炭素除去工程において、前記水素生成工程を経たガス中の一酸化炭素供給量(mol/h)に対する触媒重量(g)が、120〜480g(cat)・h/mol(CO)である、請求項1に記載の燃料電池を用いた発電方法。
  3. 前記繊維シートが、繊維不織布、織物、又は編み物の形態である、請求項1又は2に記載の燃料電池を用いた発電方法。
  4. 燃料電池を用いた発電装置であって、
    燃料ガスを改質反応に供して水素を生成する水素生成部と、
    前記水素生成部を経たガスから一酸化炭素を除去するための触媒と、触媒床の温度を265〜330℃に維持する加熱部とを備える一酸化炭素除去部と、
    前記一酸化炭素除去部を経たガスと酸素を反応させて発電するための燃料電池とを含み、
    前記一酸化炭素除去部において、前記水素生成部を経たガスを蒸留水中に通じた後、前記触媒に供して、前記触媒床の温度を265〜330℃に維持して水性ガスシフト反応とメタネーション反応を同時に行い、
    前記触媒が、繊維シートを触媒担体とするルテニウム担持触媒であって、前記繊維シートの表面に金属酸化物を含む層が形成され、前記金属酸化物層の表面及び内部の少なくとも一方にルテニウムが担持された触媒であり、
    前記金属酸化物が、シリカ、チタニア、アルミナ、ジルコニア、シリカ−アルミナ、シリカ−チタニア、シリカ−ジルコニア、チタニア−アルミナ、又はシリカ−チタニア−ジルコニアであり、
    前記繊維シートが、ノボロイド、フェノール樹脂、アラミド、エポキシ樹脂、ポリテトラフルオロエチレン、ポリクロロトリフルオロエチレン、ポリフェニレンサルファイド、ポリアリレート、ポリサルフォン、ポリエーテルサルフォン、ポリエーテルイミド、ポリアミドイミド、ポリエーテルエーテルケトン、ポリカーボネート、ユリア樹脂、メラミン樹脂、ジアリルフタレート、シリコン樹脂、フラン樹脂、酢酸セルロース、ニトロセルロース、プロピオン酸セルロース、アルミナ繊維、バサルト繊維、及びガラス繊維からなる群より選択される少なくとも1種の繊維を含む、発電装置。
  5. 前記一酸化炭素除去部において、前記水素生成部を経たガス中の一酸化炭素供給量(mol/h)に対する触媒重量(g)が、120〜480g(cat)・h/mol(CO)である、請求項に記載の燃料電池を用いた発電装置。
  6. 前記繊維シートが、繊維不織布、織物、又は編み物の形態である、請求項4又は5に記載の燃料電池を用いた発電装置。
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