JP6803876B2 - 口腔内三次元計測方法及びハンディスキャナ - Google Patents

口腔内三次元計測方法及びハンディスキャナ Download PDF

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例えば、歯牙などの口腔内の計測対象に向かって照射された光を撮像するとともに、画像解析処理を行って計測対象の三次元形状を計測する口腔内三次元計測装置、口腔内三次元計測方法及び口腔内三次元計測結果の表示方法に関する。
例えば、光切断法、合焦法、空間コード法、位相シフト法、ステレオ法、フォトグラメトリ法、SLAM法などの様々な方法で、計測対象の三次元形状を計測する計測装置や計測方法が提案、実施されている。例えば、特許文献1の形状計測装置は、格子模様プレートを通過させた投影用光が格子形状の光となって計測対象に投影され、計測対象に投影した格子形状の投影用光の反射光を撮像した画像に基づいて計測対象の三次元形状を計測することができる装置である。また、近年の歯科治療において、上記形状計測装置を用いて歯列の三次元形状を測定することで、人工歯や補綴物設計等への応用がされている。
しかしながら、例えば、特許文献1のような計測装置Zでは、例えば、歯列弓Da全体など、口腔内という狭隘な空間において広範囲である計測範囲を一度に計測することはできなかった。これは、被写体である歯列が複雑な形状をしており、一度の撮影だけでは多くの死角が発生し、三次元データに欠損が生じてしまうためである。
そのため、例えば、以下のような手順に分けて計測する必要があった。図11(a)に示すように、計測対象の一部である狭範囲Rnを計測するとともに(以下において、狭範囲計測という)、広範囲である計測対象全体が網羅できるように、隣り合う狭範囲計測のそれぞれに重複部分Rr(以下においてオーバーラップ箇所という)を含むように複数回行う(図11(b)参照)。そして、図11(c)に示すように、各狭範囲計測の結果(狭範囲計測結果In’という)におけるオーバーラップ箇所Rrに基づいて隣り合う狭範囲計測結果In’を繋ぎ合わせ、広範囲の計測対象全体の計測結果(全体計測結果Ic’)を得る。
しかしながら、このように、オーバーラップ箇所Rrに基づいて隣り合う狭範囲計測結果In’を順次繋ぎ合わせて形成した広範囲の全体計測結果Ic’では、図11(d)に示すように、隣り合う狭範囲計測結果In’を繋ぎ合わせにおいてわずかながらであっても誤差が生じ、計測対象全体に亘って順次繋ぎ合わせることで誤差が蓄積し、全体計測結果Ic’として大きな誤差が生じるおそれがあった。
特開2011−242178号公報
そこで、この発明は、狭隘な空間である口腔内における広範囲な計測範囲を正確に三次元計測できる口腔内三次元計測装置、口腔内三次元計測方法及び口腔内三次元計測結果の表示方法を提供することを目的とする。
この発明は、搭載する撮像部の撮像に基づき口腔内を三次元計測するハンディスキャナによって、口腔内の歯列弓を含む広範囲の三次元形状に対する1回の撮像に基づく広範囲三次元計測情報と、前記広範囲の三次元形状おける複数の狭範囲のそれぞれの三次元形状に対する複数の撮像に基づく複数の狭範囲三次元計測情報とを取得する三次元計測情報取得工程と、前記広範囲三次元計測情報と、複数の前記狭範囲三次元計測情報とに基づいて、前記広範囲の三次元形状の全体に関する情報を作成する三次元情報作成工程とを行う口腔内三次元計測方法であることを特徴とする。
この発明の態様として、前記三次元情報作成工程は、前記広範囲三次元計測情報に含まれる三次元形状と前記狭範囲三次元計測情報に含まれる三次元形状における共通する共通位置情報を合成基準として、前記広範囲三次元計測情報に基づいて前記狭範囲三次元計測情報をそれぞれ配置してもよい。
またこの発明の態様として、前記ハンディスキャナは合焦法を用いて対象物を三次元計測してもよい。
またこの発明の態様として、前記所望の計測範囲は、歯列弓及び無歯顎の何れかであってもよい。
またこの発明は、口腔内を三次元計測するハンディスキャナであって、被計測物に向かって光を照射する光源と、前記被計測物からの反射光を撮影する撮像部と、該撮像部による撮像結果に基づいて前記被計測物の三次元形状計測情報を計測する演算部と、口腔内の歯列弓を含む広範囲の三次元形状に対する1回の前記撮像部による撮像に基づく広範囲三次元計測情報と、前記広範囲の三次元形状おける複数の狭範囲のそれぞれの三次元形状に対する前記撮像部による撮像に基づく複数の狭範囲三次元計測情報とを記憶する記憶部とを備え、前記演算部は、前記広範囲三次元計測情報と、複数の前記狭範囲三次元計測情報とに基づいて、前記広範囲の三次元形状の全体に関する情報を作成すことを特徴とする。
この発明は、口腔内における所望の計測範囲における広範囲の形状を計測した広範囲三次元計測情報を取得する広範囲三次元計測情報取得工程と、前記計測範囲において前記広範囲より狭い狭範囲の三次元形状を計測した複数の狭範囲三次元計測情報を取得する狭範囲三次元計測情報取得工程と、前記広範囲三次元計測情報及び前記狭範囲三次元計測情報における共通する計測範囲内位置情報を合成基準として前記広範囲三次元計測情報に基づいて前記狭範囲三次元計測情報を配置して、前記計測範囲の合成三次元情報を作成する合成三次元情報作成工程とを行う口腔内三次元計測方法であることを特徴とする。
またこの発明は、口腔内における所望の計測範囲における広範囲の形状を計測した広範囲三次元計測情報と、前記広範囲より狭い狭範囲の三次元形状を計測した複数の狭範囲三次元計測情報とを取得する計測情報取得部と、前記広範囲三次元計測情報及び前記狭範囲三次元計測情報における共通する計測範囲内位置情報を合成基準として前記広範囲三次元計測情報に基づいて前記狭範囲三次元計測情報を配置して、前記計測範囲の合成三次元情報を作成する合成三次元情報作成部とを備えた口腔内三次元計測装置であることを特徴とする。
上述の所望の計測範囲における広範囲は、所望の計測範囲全体であってもよいし、所望の計測範囲における一部であり、上述の狭範囲より広い範囲であってもよく、さらには、所望の計測範囲における一部であり、上述の広範囲に比べて狭く、上述の狭範囲より広い範囲の複数の三次元計測情報を、各三次元計測情報における重複部分で繋ぎ合わせて形成した計測範囲全体としてもよい。
また、計測範囲は、口腔内における歯肉を含む歯列弓全体、歯列弓における所定領域、あるいは無歯顎全体やその一部とすることができる。
上述の広範囲三次元計測情報、狭範囲三次元計測情報及び合成三次元情報は、空間座標情報、テクスチャの方向ベクトル情報、計測値の信頼度情報などの数値情報や画像情報とすることができる。
この発明により、狭隘な空間である口腔内における広範囲な計測対象を正確に三次元計測することができる。
詳述すると、上述の方法によると、口腔内における所望の計測範囲における広範囲の形状を計測した広範囲三次元計測情報と、前記計測範囲における前記広範囲より狭い狭範囲の三次元形状を計測した複数の狭範囲三次元計測情報を取得し、前記広範囲三次元計測情報及び前記狭範囲三次元計測情報における共通する計測範囲内位置情報を合成基準として前記広範囲三次元計測情報に基づいて前記狭範囲三次元計測情報を配置して、前記計測範囲の合成三次元情報を作成するため、広範囲三次元計測情報に基づいた狭範囲三次元計測情報で構成された計測範囲の合成三次元情報とすることができ、誤差の蓄積が生じず、計測範囲全体を正確に三次元計測することができる。
この発明の態様として、前記広範囲三次元計測情報を、前記広範囲の三次元形状を計測して画像化した広範囲三次元画像情報で構成するとともに、前記狭範囲三次元計測情報を、前記狭範囲の計測結果を画像化した狭範囲三次元画像情報で構成し、前記合成三次元情報作成工程において、前記合成三次元情報に基づいて画像化した合成三次元画像情報を作成することができる。
あるいは、前記合成三次元情報作成部を、前記合成三次元情報に基づいて画像化した合成三次元画像情報を作成する構成とすることができる。
この発明により、計測情報を画像化して表示することができるため、使用者は視覚で計測状況を確認しながら操作することができるようになり、操作性が向上する。
またこの発明の態様として、前記狭範囲三次元計測情報取得工程において、前記狭範囲三次元計測情報を、前記広範囲三次元計測情報より高解像度で計測することができる。
この発明により、誤差の蓄積が生じない広範囲三次元計測情報に基づいた高解像度な狭範囲三次元計測情報で構成された計測範囲の合成三次元情報とすることができ、計測範囲全体を高精度かつ高解像度に三次元計測することができる。
またこの発明の態様として、前記合成三次元情報作成工程において、前記狭範囲三次元計測情報及び前記広範囲三次元計測情報において共通する特徴箇所情報を前記計測範囲内位置情報として前記合成三次元情報を作成することができる。
あるいは、前記合成三次元情報作成部を、前記狭範囲三次元計測情報及び前記広範囲三次元計測情報において共通する特徴箇所情報を前記計測範囲内位置情報として前記合成三次元情報を作成する構成とすることができる。
この発明により、特徴箇所情報を介して、広範囲三次元計測情報に基づいて複数の狭範囲三次元計測情報を正確に合成した合成三次元情報を作成することができる。
またこの発明の態様として、前記狭範囲三次元計測情報及び前記広範囲三次元計測情報のそれぞれの位置情報を取得する位置情報取得工程を行い、前記合成三次元情報作成工程において、前記位置情報取得工程で取得した前記位置情報に基づいて、前記合成三次元情報を調整することができる。
あるいは、前記狭範囲三次元計測情報及び前記広範囲三次元計測情報のそれぞれの位置情報を取得する位置情報取得部を備え、前記合成三次元情報作成部を、前記位置情報取得部で取得した前記位置情報に基づいて、前記合成三次元情報を調整する構成とすることができる。
上述の位置情報は、GPSのように三次元計測時における全***置に基づく位置情報、あるいは、例えば、口腔に対する相対位置に基づく位置情報とすることができる。したがって、上記位置情報取得部は、GPSのような全***置を計測できる計測装置、あるいは位置センサなどの相対位置を計測できる計測装置とすることができる。さらには、加速度センサ、速度センサ、ジャイロセンサ、方位センサ、姿勢センサ、あるいは上記各種センサの組合せなどを用いて位置情報を取得してもよい。
この発明により、前記狭範囲三次元計測情報及び前記広範囲三次元計測情報のそれぞれの位置情報に基づいて、合成三次元情報を調整するため、より高精度で正確な合成三次元情報を作成することができる。
またこの発明の態様として、前記合成三次元情報作成工程において、前記狭範囲三次元計測情報が配置された前記広範囲三次元計測情報における該当範囲の計測情報を配置した前記狭範囲三次元計測情報で上書き処理することができる。
この発明により、合成三次元情報の情報量を低減することができる。
またこの発明の態様として、前記広範囲三次元計測情報を、前記計測範囲における全体の形状を計測した全体計測情報とすることができる。
この発明により、広範囲に比べて狭く、上述の狭範囲より広い範囲の複数の三次元計測情報を、各三次元計測情報における重複部分で繋ぎ合わせて形成した計測範囲全体の広範囲三次元計測情報とした場合に比べて誤差の蓄積が生じず、より正確な合成三次元情報を作成することができる。
またこの発明の態様として、複数の前記広範囲三次元計測情報を、隣接する前記広範囲三次元計測情報における共通する広範囲位置情報を繋合せ基準として配置して、計測範囲全体の全体繋合せ計測情報を作成する全体繋合せ計測情報作成工程を行うことができる。
この発明により、複数の前記広範囲三次元計測情報を、隣接する前記広範囲三次元計測情報における共通する広範囲位置情報を繋合せ基準として配置して、計測範囲全体の全体繋合せ計測情報を作成するため、より広い計測範囲であっても正確な合成計測情報を作成することができる。
またこの発明の態様として、複数の前記狭範囲三次元計測情報のうち少なくともひとつを、前記広範囲位置情報に該当する範囲の計測情報を含む調整狭範囲三次元計測情報とし、前記合成三次元情報作成工程で配置された前記調整狭範囲三次元計測情報に基づいて前記全体繋合せ計測情報を調整する全体繋合せ計測情報調整工程を行うことができる。
この発明により、隣接する前記広範囲三次元計測情報における共通する広範囲位置情報を繋合せ基準として複数の前記広範囲三次元計測情報を配置して作成した計測範囲全体の全体繋合せ計測情報を、調整狭範囲三次元計測情報によって調整するため、より明瞭な特徴箇所情報を基に全体繋合せ計測情報が調整されるため、より広い計測範囲であってもさらに正確な合成計測情報を作成することができる。
またこの発明の態様として、上述の口腔内三次元計測方法で計測した前記広範囲三次元計測情報と前記狭範囲三次元計測情報とを画像化して重畳表示する口腔内三次元計測結果の表示方法であることを特徴とする。
この発明により、画像化された狭範囲三次元計測情報を、画像化された広範囲三次元計測情報に重畳表示しながら合成できるため、使用者は狭範囲三次元計測情報の合成状況を視覚で確認しながら操作でき、より確実に合成三次元情報を作成することができる。
またこの発明の態様として、画像化して重畳表示する前記広範囲三次元計測情報と前記狭範囲三次元計測情報とを、明度、色彩、輝度及び表示パターンのうち少なくともひとつが異なるように表示することができる。
この発明により、使用者は前記広範囲三次元計測情報に重畳表示する前記狭範囲三次元計測情報を明確に認識できるため、より正確に合成三次元情報を作成することができる。
またこの発明の態様として、前記計測情報取得部を、被計測物に投影光を照射する光源と、前記投影光が照射された被照射野を撮影する撮像素子と、被計測物からの反射光を前記撮像素子まで導光する導光経路と、前記光源、前記導光経路及び前記撮像素子を内蔵し、把持可能な筐体とを備えた三次元計測機器で構成することができる。
上記光源は、発光部分の形状が面状である面状光源、点状である点状光源、帯状である帯状光源など様々な光源を含み、単一の光源、あるいは複数の光源を配置したアレー状の光源を含む。また上記光源は、レンズ、光ファイバを通じた光や、拡散板、マスクなどを用いて整形された光を含む。また上記光源は、一様な投影光を照射する一様光光源であってもよいし、正弦波状や市松格子状といった構造化された投影光を照射する構造光光源であってもよいし、前記一様光光源と構造光光源の両方を備えていてもよい。また前記構造化光光源は、構造化された投影光のパターンを動的に変化させる機構を備えていてもよい。また前記投影光は、前記導光経路を経由してもよいし、経由せずに直接、被計測物に対して光照射を行うように光源が配置されていてもよい。
上記撮像素子は、例えば、三次元計測方式が多眼カメラによるステレオ法によるものである場合には、複数の撮像素子から構成されていてよく、あるいはステレオ法以外の三次元計測方式によるものであれば、単一の撮像素子であってもよい。また、上記撮像素子は、フォトダイオード(Photodiode)を用いるCCDイメージセンサ(Charge Coupled Device image sensor)やCMOSイメージセンサ(Complementary MOS image sensor)などを含むものとする。
この発明により、狭隘な口腔内の計測範囲を高精度で三次元計測することができる。
またこの発明の態様として、前記導光経路を、広範囲を計測する広範囲導光経路と、狭範囲を計測する狭範囲導光経路とで構成するとともに、前記広範囲導光経路と前記狭範囲導光経路とのうち導光する導光経路を切り替える切替手段を備えることができる。
この発明により、簡易な構造で、広範囲な計測範囲と狭範囲な計測範囲とを切り替えるだけで、ひとつの三次元計測機器を用いて計測範囲全体を高精度に三次元計測することができる。
またこの発明の態様として、前記筐体の一部を、少なくとも前記導光経路を含み、脱着交換して前記計測範囲における計測する範囲を変更可能な脱着交換部で構成することができる。
この発明により、脱着交換するだけで、広範囲な計測範囲と狭範囲な計測範囲とを切り替えて、ひとつの三次元計測機器を用いて計測範囲全体を高精度に三次元計測することができる。
なお、脱着交換部の脱着誤差を検出する脱着誤差検出部と、脱着誤差に基づいて計測結果を補正する計測結果補正部とをさらに備えると好ましい。
またこの発明の態様として、前記筐体に対して脱着可能に構成するとともに、少なくとも前記導光経路を含み、前記筐体に対して脱着して前記計測範囲における計測する範囲を変更するアタッチメントを備えることができる。
この発明により、アタッチメントを脱着するだけで、広範囲な計測範囲と狭範囲な計測範囲とを切り替えて、ひとつの三次元計測機器を用いて計測範囲全体を高精度に三次元計測することができる。
なお、アタッチメントの脱着誤差を検出する脱着誤差検出部と、脱着誤差に基づいて計測結果を補正する補正手段とをさらに備えると好ましい。
この発明により、この発明は、狭隘な空間である口腔内における広範囲な計測範囲を正確に三次元計測できる口腔内三次元計測装置、口腔内三次元計測方法及び口腔内三次元計測結果の表示方法を提供することができる。
口腔内三次元計測装置の概略構成図。 ハンディスキャナの概略構成図。 口腔内三次元計測方法のフロー図。 口腔内三次元計測方法についての説明図。 別の実施形態のハンディスキャナの概略構成図。 別の実施形態のハンディスキャナの概略構成図。 別の実施形態のハンディスキャナの概略構成図。 別の実施形態の口腔内三次元計測方法のフロー図。 別の実施形態の口腔内三次元計測方法のフロー図。 口腔内三次元計測結果の表示方法の概略図。 従来の口腔内三次元計測方法についての説明図。
以下、本発明による口腔内三次元計測装置1について、図1乃至図4とともに説明する。
図1は口腔内三次元計測装置1の概略図を示し、図2はハンディスキャナ10(三次元計測機器に対応)の概略構成図を示し、図3は口腔内三次元計測方法のフロー図を示し、図4は口腔内三次元計測方法についての説明図を示している。
詳しくは、図4(a)は広範囲三次元計測状況の斜視図を示し、図4(b)は狭範囲三次元計測状況の斜視図を示し、図4(c)は広範囲三次元画像Iw(広範囲三次元画像情報に対応)を示し、図4(d)は広範囲三次元画像Iwに対して狭範囲三次元画像In(狭範囲三次元画像情報に対応)を重合せ処理する状態を示し、図4(e)は合成三次元画像Ic(合成三次元画像情報に対応)を示している。
口腔内三次元計測装置1は、図1に示すように、口腔内の歯列弓Daの三次元形状を計測する装置であり、ハンディスキャナ10と、制御ユニット20と、モニタ30とで構成し、ハンディスキャナ10とモニタ30とは制御ユニット20に接続されている。
ハンディスキャナ10は、把持可能な筐体110と、筐体110に対して脱着交換可能な脱着交換部に対応する先端ユニット120(120a,120b)とで構成している。
筐体110には、光源111と、光源111から被計測物である歯牙Tに向かって照射された投影光Ltを、所望のパターンを有する構造化光に変換するパターン生成部112と、投影光が照射された被照射野を撮影する撮像素子に対応する撮像部113とを内蔵している。そして、後述する制御ユニット20に接続され、光源111、パターン生成部112及び撮像部113は、制御ユニット20の制御・演算装置21によって制御されている。
ここでは、パターン生成部112として、例えば、光透過部と遮光部とが周期的に繰り返されるスリット状のマスクを用いることで、光源111で照射された光を正弦波状のパターンを有する投影光として照射するように構成している。なお、光源111とパターン生成部112を組合せることで、構造化光光源とみなすことができる。
光源111は、発光部分の形状が面状である面状光源、点状である点状光源、帯状である帯状光源など様々な光源を含み、単一の光源、あるいは複数の光源を配置したアレー状の光源を含む。また、上記光源は、レンズ、光ファイバ、拡散板、マスクなどを用いて整形された光を含む。
撮像部113は、三次元計測方式が多眼カメラによるステレオ法に基づくものである場合、複数の撮像部113を備え、あるいは三次元計測方式がステレオ法以外に基づくものである場合、単一の撮像部113で構成する。ここでは例として、位相シフト法に基づく三次元計測方式を用いているため、単一の撮像部113を有する装置として図示している。
なお、撮像部113として、フォトダイオード(Photodiode)を用いるCCDイメージセンサ(Charge Coupled Device image sensor)やCMOSイメージセンサ(Complementary MOS image sensor)などで構成することができる。また、ここでは入出射口121が先端側下面となるように描かれているが、任意の方向に備わっていてもよい。
先端ユニット120は、筐体110の先端側に対して脱着可能に構成され、光源111から照射された投影光Ltを被計測物である歯牙T等に導くとともに、反射光Lrを導光する導光経路130を内蔵し、投影光Ltを歯牙Tに向かって出射するとともに、歯牙Tで反射した反射光Lrが入射する入出射口121を先端側下面に備えている。
なお、導光経路130は、投影光Ltを導光する投影光経路131と、反射光Lrを導光する反射光経路132とで構成している。
また、先端ユニット120は、計測可能領域が広範囲である広範囲用先端ユニット120aと、計測可能領域が上記広範囲より狭い狭範囲である狭範囲用先端ユニット120bとがあり、筐体110に対して交換可能に構成している。
広範囲計測用の広範囲用先端ユニット120aと、狭範囲計測用の狭範囲用先端ユニット120bとは内蔵する導光経路130が異なり、広範囲用先端ユニット120aは計測可能領域が広範囲となる広範囲用導光経路130aを内蔵し、狭範囲用先端ユニット120bは計測可能領域が狭範囲である狭範囲用導光経路130bを内蔵している。
もちろん、広範囲用導光経路130aは、広範囲用投影光経路131aと広範囲用反射光経路132aとで構成し、狭範囲用導光経路130bは、狭範囲用投影光経路131bと狭範囲用反射光経路132bとで構成している。上記計測可能範囲の変更は、各先端ユニット内の導光経路に内蔵されるレンズなどの光学素子の配置、焦点距離、枚数などを適切に設計することで実現できる。
ハンディスキャナ10及びモニタ30が接続された制御ユニット20は、制御・演算装置21、及び記憶部22とで構成している。
制御・演算装置21は、光源111での発光や投影される構造化光のパターンの動的な変化(例えば、位相シフト法における構造化光の位相のシフトや、合焦法における構造化光のピント位置変化)、あるいは撮像部113の撮像を制御するとともに、撮像部113で撮像した結果に基づいて三次元形状を演算し、三次元計測画像を生成する。記憶部22は、制御・演算装置21、及び制御・演算装置21に接続され、各種データや接続機器を制御する制御プログラム等を記憶する。
モニタ30は、液晶などで構成された表示装置であり、制御ユニット20に接続され、制御ユニット20から制御によって三次元計測画像Iなどを表示する構成である。
なお、図1では制御ユニット20とハンディスキャナ10とが別々の筐体を有するように描かれているが、制御ユニット20の全体または一部が十分に小型である場合には、ハンディスキャナ10の筐体110の内部に組み込まれていてもよい。
このように構成された口腔内三次元計測装置1を用いて、狭隘な口腔内において広範囲な計測範囲を正確に三次元計測する口腔内三次元計測方法について、図3、4を参照しながら以下で説明する。
なお、以下の説明では、狭隘な口腔内における広範囲な計測範囲として、歯列弓Daの全体を対象に三次元計測する場合について説明する。
まず、図4(a)に示すように、広範囲用導光経路130aが内蔵された広範囲用先端ユニット120aを筐体110に装着したハンディスキャナ10で歯列弓Daの全体が収まる広範囲Rwを三次元計測して広範囲三次元計測情報を取得し(ステップs1,図3参照)、取得した広範囲三次元計測情報に基づき、制御・演算装置21で広範囲三次元画像Iwを作成し、モニタ30に表示する(図4(c)参照)。
このとき計測された広範囲三次元計測情報は、広範囲用導光経路130aを内蔵する広範囲用先端ユニット120aを装着したハンディスキャナ10で取得した広範囲Rw全体の情報であるため、低解像度の情報となり、その情報に基づく広範囲三次元画像Iwも低解像度となる。また、広範囲三次元画像Iwには死角部分の三次情報が欠損することが多く、不完全な三次元画像である。なお、図4(c),(d),(e)において、低解像度である画像を点線で図示し、後述するように、高解像度の画像を実線で図示している。
次に、図4(b)に示すように、狭範囲用導光経路130bが内蔵された狭範囲用先端ユニット120bを、広範囲用先端ユニット120aと交換して筐体110に装着したハンディスキャナ10で歯列弓Daのうち少数乃至複数本の歯牙Tが収まる狭範囲Rnを三次元計測して狭範囲三次元計測情報を取得し(ステップs2)、取得した狭範囲三次元計測情報に基づき、制御・演算装置21で狭範囲三次元画像Inを作成する。
このとき計測された狭範囲三次元計測情報は、狭範囲用導光経路130bを内蔵する狭範囲用先端ユニット120bを装着したハンディスキャナ10で取得した狭範囲Rnの情報であるため、広範囲Rwより狭い範囲についての高解像度の情報となり、その情報に基づく狭範囲三次元画像Inも高解像度となる。
そして、制御・演算装置21で作成した狭範囲三次元画像Inを、広範囲三次元画像Iwとともにモニタ30に表示し、図4(d)に示すように、低解像度の広範囲三次元画像Iwに対して高解像度の狭範囲三次元画像Inを重ね合わせて合成三次元画像Icを作成する重合せ処理を行う(ステップs3)。
詳述すると、重合せ処理では、狭範囲三次元画像Inとして表示された狭範囲三次元計測情報と、広範囲三次元画像Iwとして表示された広範囲三次元計測情報とのそれぞれに含まれる特徴箇所の情報(以下において特徴箇所情報という)を比較し、共通する特徴箇所情報(計測範囲内位置情報に対応)を抽出し、共通する特徴箇所情報を介して、低解像度の広範囲三次元計測情報(広範囲三次元画像Iw)に高解像度の狭範囲三次元計測情報(狭範囲三次元画像In)を重ね合わせる処理を行う。
このようにして、低解像度の広範囲三次元画像Iwに対して高解像度の狭範囲三次元画像Inを重ね合わせて合成三次元画像Icを作成する重合せ処理(ステップs3)を、歯列弓Da全体に亘って複数回繰り返す(ステップs4:No)。
なお、図4(d)では、歯列弓Da全体の広範囲三次元画像Iwに対して右奥の複数の狭範囲三次元画像Inを重合せる重合せ処理を行った状態を図示している。
広範囲三次元画像Iwに対する狭範囲三次元画像Inの重合せ処理を所定回数行った、つまり、複数の狭範囲三次元画像Inを広範囲三次元画像Iw全体に亘って重ね合わせすると(ステップs4:Yes)、広範囲三次元画像Iwに対して重ね合わせした狭範囲三次元画像Inで広範囲三次元画像Iwの該当箇所の情報を上書きし、合成三次元画像Icを完成させる(ステップs5)。
なお、計測する三次元計測情報(広範囲三次元計測情報、狭範囲三次元計測情報)の位置情報を所得するGPS等の位置情報取得部40をハンディスキャナ10に設け、取得した位置情報に基づいて(位置情報取得工程)、広範囲三次元計測情報(広範囲三次元画像Iw)に対して、狭範囲三次元計測情報(狭範囲三次元画像In)を重ね合せ処理する際の位置を調整する合計三次元情報(合成三次元画像Ic)を作成してもよい。
また、上述の説明において、筐体110に対して、広範囲用先端ユニット120aと狭範囲用先端ユニット120bとを脱着して交換するように構成したが、交換した際の先端ユニット120と筐体110との脱着誤差d(図2参照)を検出する脱着誤差検出部50(図1参照)と、脱着誤差検出部50で検出した脱着誤差dに応じて三次元計測結果を補正する計測結果補正部23(図1参照)を備えてもよい。
また、上述の説明では、筐体110に対して、広範囲用先端ユニット120aと狭範囲用先端ユニット120bとを脱着して交換するように構成したが、図5に示すように、狭範囲用先端ユニット120bの代わりに、広範囲用先端ユニット120aに対して、追加導光経路130cを内蔵するアタッチメント120cを装着して、広範囲用先端ユニット120aとアタッチメント120cとを組み合わせて狭範囲用先端ユニット120bに対応させてもよい。
なお、アタッチメント120cは先端ユニット120と同様に入出射口121を先端側下面に備えているように描かれているが、任意の方向に備わっていてもよい。追加導光経路130cは、広範囲用導光経路130aと同様に、追加投影光経路131cと追加反射光経路132cとで構成している。
また、図5では、元々備わっていた広範囲用先端ユニットに対してアタッチメントを組み合わせることで狭範囲用先端ユニットとして機能するように描かれているが、反対に、元々備わっていた狭範囲用先端ユニットに対してアタッチメントを組み合わせることで広範囲用先端ユニットとして機能するように構成することももちろん可能である。上記計測範囲の変更は、先端ユニットおよびアタッチメント内の導光経路に内蔵されるレンズなどの光学素子の配置、焦点距離、枚数などを適切に設計することで実現できる。
また、アタッチメント120cにも、広範囲用先端ユニット120aに対するアタッチメント120cの脱着誤差d’(図5参照)を検出する脱着誤差検出部50と、脱着誤差検出部で検出した脱着誤差dに応じて三次元計測結果を補正する計測結果補正部23を備えてもよい。
さらにまた、図6に示すように、広範囲用導光経路130aと狭範囲用導光経路130bとともに、光路を切り替えるミラー等の光路切替部60を内蔵する先端ユニット120dを筐体110に装着するとともに、制御ユニット20に光路切替部60を切替制御する切替制御部24(図1参照)を備えてもよい。
なお、図6では、先端ユニット120dにおいて広範囲用導光経路130aと狭範囲用導光経路130bとを並列配置して、光路切替部60で光路を切り替えたが、先端ユニット120dにおいて、広範囲用導光経路130aと、アタッチメント120cに内蔵する追加導光経路130cを直列配置するとともに、追加導光経路130cを導光するか否かを光路切替部60で切り替えるように構成してもよい。上記計測範囲の変更は、切替によって各導光経路に内蔵されるレンズなどの光学素子の配置、焦点距離、枚数などを適切に選択できるよう設計することで実現できる。
また、図7に示すように、液体レンズをはじめとする可変焦点レンズ、空間光変調器、デフォーマブルミラーといった焦点距離を調整できる光学素子を組み込んだり、導光路を構成するレンズ等を機械的に移動させることなどによって、計測可能領域を広範囲から狭範囲まで調整できる範囲調整導光経路130e(131e,132e)を内蔵させた先端ユニット120eを用いてもよい。
また、上述の説明では、すべての狭範囲三次元画像Inを重ね合わせた後(ステップs4:Yes)、広範囲三次元画像Iwの該当箇所の情報を狭範囲三次元画像Inの情報で上書き処理(ステップs5)したが、各狭範囲三次元画像Inの重ね合わせた後(ステップs3)に、広範囲三次元画像Iwの該当箇所の情報を狭範囲三次元画像Inの情報で上書きするように処理してもよい。
さらには、上述の説明では、広範囲三次元画像Iwを構成する広範囲三次元計測情報として、歯列弓Da全体を広範囲Rwとして三次元計測したが、歯列弓Daを複数の広範囲Rwに分けて三次元計測してもよい。
この場合、図8に示すように、広範囲用導光経路130aが内蔵された広範囲用先端ユニット120aを筐体110に装着したハンディスキャナ10で、歯列弓Daの一部に設定した広範囲Rwを三次元計測して広範囲三次元計測情報を取得する(ステップt1)。
これを複数回繰り返し(ステップt2:No)、歯列弓Da全体の広範囲三次元計測情報を取得する(ステップt2:Yes)。このとき、複数の広範囲Rwが歯列弓Da全体を網羅し、かつ広範囲Rw同士がそれぞれ重複するオーバーラップ箇所Rrを有するように範囲設定する。
また、広範囲Rwは歯列弓Daの一部であるものの、狭範囲Rnより広い範囲である。そのため、広範囲Rwを複数回計測して歯列弓Da全体を計測するための広範囲三次元計測の回数は、狭範囲Rnを複数回計測して歯列弓Da全体を計測するための狭範囲三次元計測の回数より少なくなる。
そして、取得した複数の広範囲三次元計測情報を、オーバーラップ箇所Rrの三次元計測情報を繋ぎ合せ基準として繋ぎ合わせる処理を行って(ステップt3)、歯列弓Da全体の全体繋合せ計測情報を作成する。
この全体繋合せ計測情報に基づいて制御・演算装置21で作成した広範囲三次元画像Iwに対して、狭範囲Rnを三次元計測した狭範囲三次元計測情報に基づいて制御・演算装置21で作成した狭範囲三次元画像In(ステップt4)を重ね合わせて合成三次元画像Icを作成する重合せ処理を行い(ステップt5)、歯列弓Da全体となるまで複数回繰り返す(ステップt6:No)。
広範囲三次元画像Iwに対する狭範囲三次元画像Inの重合せ処理を所定回数行った、つまり、複数の狭範囲三次元画像Inを広範囲三次元画像Iw全体に亘って重ね合わせすると(ステップt6:Yes)、広範囲三次元画像Iwに対して重ね合わせした狭範囲三次元画像Inで広範囲三次元画像Iwの該当箇所の情報を上書きし、合成三次元画像Icを完成させる(ステップt7)。
さらに、複数の広範囲三次元計測情報を繋ぎ合せて全体繋合せ計測情報を作成し、全体繋合せ計測情報に基づいて広範囲三次元画像Iwを作成する場合において、複数の広範囲三次元計測情報を繋ぎ合せた全体繋合せ計測情報を、繋ぎ合せ基準となるオーバーラップ箇所Rrに対応する箇所の情報を含む狭範囲三次元計測情報に基づいて調整してもよい。
この場合、図9に示すように、まず上述のステップt1からステップt3に対応するステップu1乃至ステップu3を行って、歯列弓Da全体の全体繋合せ計測情報を作成する。
次に、狭範囲用導光経路130bが内蔵された狭範囲用先端ユニット120bを筐体110に装着したハンディスキャナ10で歯列弓Daのうち少数乃至複数本の歯牙Tが収まる狭範囲Rnを三次元計測して狭範囲三次元計測情報を取得するが(ステップu4)、取得した狭範囲三次元計測情報に、繋ぎ合せ基準となるオーバーラップ箇所Rrに対応する箇所の計測情報が含まれる場合において(ステップu5:Yes)、繋ぎ合せ基準となるオーバーラップ箇所Rrに対応する箇所の計測情報を含む狭範囲三次元計測情報(調整狭範囲三次元計測情報に対応)に基づいて、該当する広範囲三次元計測情報の繋ぎ合せを調整するか否かを判定し、調整する場合(ステップu6:Yes)は、調整された全体繋合せ計測情報(ステップu7)に対して狭範囲三次元計測情報を重ね合せ処理し、合成三次元情報を作成する(ステップu8)。
取得した狭範囲三次元計測情報に、繋ぎ合せ基準となるオーバーラップ箇所Rrに対応する箇所の計測情報が含まれない場合(ステップu5:No)や、繋ぎ合せ基準となるオーバーラップ箇所Rrに対応する箇所の計測情報を含む狭範囲三次元計測情報に基づいて、該当する広範囲三次元計測情報の繋ぎ合せを調整しない場合(ステップu6:No)は、そのまま、全体繋合せ計測情報に対して狭範囲三次元計測情報を重ね合せ処理する(ステップu8)。そして、これを複数回繰り返して(ステップu9:No)、全体繋合せ計測情報全体に狭範囲三次元計測情報を重ね合わせた後(ステップu9:Yes)、全体繋合せ計測情報に対して重ね合わせた狭範囲三次元計測情報を上書き処理して合成三次元画像Icを完成させる(ステップu10)。
なお、上述の説明において、ステップs4、t2、t6、u2、u9の繰り返しの途中で、繰り返しを終了するための所定条件に達していなかったとしても、使用者が中断用のスイッチなどを押すことで計測を中断して、不完全ではあるが三次元画像Ic、Iwを完成させ、繰り返しを終了する動作モードがあってもよい。
また、上記中断の後に、使用者が再開用のスイッチなどを押すことによって、繰り返しステップs4、t2、t6、u2、u9の途中から計測を再開する動作モードがあってもよい。
また、上述の説明では、低解像度の広範囲三次元画像Iwに対して高解像度の狭範囲三次元画像Inを重ね合わせて表示したが、図10に示すように、例えば、低解像度の広範囲三次元画像Iwを低明度で表示し、高解像度の狭範囲三次元画像Inを高明度で表示したり、広範囲三次元画像Iwと狭範囲三次元画像Inの色彩、輝度あるいは表示パターン(例えば、連続点灯、点滅など)を変えて表示してもよい。もちろん、明度、色彩、輝度あるいは表示パターン、さらにはその他の異なる表示方法などを組み合わせて表示してもよい。
また、上述の説明において、計測対象を歯列弓Da全体としていたが、計測対象は歯列弓Daの一部分などであってもよい。
このように口腔内三次元計測装置1を用いて、口腔内における所望の計測範囲である歯列弓Daを含む広範囲Rwの形状を計測した広範囲三次元計測情報を取得する広範囲三次元計測情報取得工程(ステップs1,t1,u1)と、広範囲Rwより狭い狭範囲Rnの三次元形状を計測した複数の狭範囲三次元計測情報を取得する狭範囲三次元計測情報取得工程(ステップs2,t4,u4)と、広範囲三次元計測情報及び狭範囲三次元計測情報における共通する計測範囲内位置情報(特徴箇所情報)を合成基準として広範囲三次元計測情報に基づいて狭範囲三次元計測情報を配置して、計測範囲の合成三次元情報を作成する合成三次元情報作成工程(ステップs3,t5,u8)とを行うことにより、広範囲三次元計測情報に基づいた狭範囲三次元計測情報で構成された計測範囲の合成三次元情報とすることができ、従来の計測装置Zにおいて問題となっていた誤差の蓄積が生じなくなり、狭隘な空間である口腔内における広範囲な歯列弓Daを正確に三次元計測することができる。
また、広範囲三次元計測情報を、広範囲Rwの三次元形状を計測して画像化した広範囲三次元画像Iwで構成するとともに、狭範囲三次元計測情報を、狭範囲Rnの計測結果を画像化した狭範囲三次元画像Inで構成し、合成三次元情報作成工程(ステップs3,t5,u8)において、合成三次元情報に基づいて画像化した合成三次元画像Icを作成することにより、計測範囲全体の計測情報を画像化して表示することができるため、使用者は視覚で計測結果を確認しながら操作することができるようになり、操作性が向上する。
また、狭範囲三次元計測情報取得工程(ステップs2,t4,u4)において、狭範囲三次元計測情報を、広範囲三次元計測情報より高解像度で計測するため、誤差の蓄積の生じない広範囲三次元計測情報に基づいた高解像度な狭範囲三次元計測情報で構成された計測範囲の合成三次元情報(合成三次元画像Ic)を作成でき、計測範囲全体を高精度に三次元計測することができる。
また、狭範囲三次元計測情報(狭範囲三次元画像In)が配置された広範囲三次元計測情報(広範囲三次元画像Iw)における当範囲の計測情報を配置した狭範囲三次元計測情報(狭範囲三次元画像In)で上書き処理(ステップs5,t7,u10)することにより、合成三次元情報の情報量を低減することができる。
また、広範囲三次元計測情報を、歯列弓Da全体の形状を計測することにより、広範囲Rwに比べて狭く、上述の狭範囲Rnより広い範囲の複数の情報を、各情報における重複部分で繋ぎ合わせて形成した計測範囲全体の広範囲三次元計測情報とした場合に比べて、より正確な合成三次元情報を作成することができる。
また、上述の口腔内三次元計測方法で計測した広範囲三次元画像Iw(広範囲三次元計測情報)と狭範囲三次元画像In(狭範囲三次元計測情報)とをモニタ30で重畳表示することにより、狭範囲三次元画像Inを、広範囲三次元画像Iwに重畳表示しながら合成できるため、狭範囲三次元画像Inの合成状況を視覚で確認しながら操作でき、より確実に合成三次元情報を作成することができる。
また、ハンディスキャナ10が、光源111と、光源111から被計測物である歯牙Tに向かって照射された投影光Ltを、所望のパターンを有する構造化光に変換するパターン生成部112と、光源111から照射された投影光Ltを歯列弓Daに導くとともに、歯列弓Daからの反射光Lrを導光する導光経路130(130a,130b,130c,130e)と、投影光が照射された被照射野を撮影する撮像部113と、光源111、パターン生成部112、及び撮像部113を内蔵し、把持可能な筐体110とを備えているため、狭隘な口腔内の計測範囲を高精度で三次元計測することができる。
また、筐体110に対して、脱着交換して計測範囲における計測する範囲を変更可能な先端ユニット120(120a,120b)を用いたハンディスキャナ10の場合、先端ユニット120を脱着交換するだけで、広範囲な計測範囲と狭範囲な計測範囲とを切り替えて、ひとつのハンディスキャナを用いて計測範囲全体を高精度に三次元計測することができる。
なお、先端ユニット120(120a,120b)の脱着誤差dを検出する脱着誤差検出部50と、脱着誤差dに基づいて計測結果を補正する計測結果補正部23とをさらに備えると好ましい。
また、図5に示すように、追加導光経路130cを内蔵するとともに、筐体110に装着した広範囲用先端ユニット120aに対して脱着して計測範囲における計測する範囲を変更するアタッチメント120cを備えたハンディスキャナ10を用いることにより、アタッチメント120cを脱着するだけで、広範囲な計測範囲と狭範囲な計測範囲とを切り替えて、ひとつのハンディスキャナを用いて計測範囲全体を高精度に三次元計測することができる。
なお、アタッチメント120cの脱着誤差d’を検出する脱着誤差検出部50と、脱着誤差d’に基づいて計測結果を補正する計測結果補正部23とをさらに備えると好ましい。
また、図6に示すように、広範囲を計測する広範囲用導光経路130aと、狭範囲を計測する狭範囲用導光経路130bとのうち、導光する導光経路を切り替える光路切替部60を備えた先端ユニット120dを装着したハンディスキャナ10の場合、簡易な構造で、広範囲な計測範囲と狭範囲な計測範囲とを切り替えるだけで、ひとつのハンディスキャナを用いて計測範囲全体を高精度に三次元計測することができる。
また、ハンディスキャナ10に位置情報取得部40を備えるとともに狭範囲三次元計測情報及び広範囲三次元計測情報のそれぞれの位置情報を取得する位置情報取得工程を行い、合成三次元情報作成工程(ステップs3,t5,u8)において、位置情報取得工程で取得した位置情報に基づいて、合成三次元情報を調整することにより、より高精度で正確な合成三次元情報を作成することができる。
また、図8に示すように、複数の広範囲三次元計測情報を、隣接する広範囲三次元計測情報における共通する広範囲位置情報を繋合せ基準として配置して、計測範囲全体の全体繋合せ計測情報を作成する全体繋合せ計測情報作成工程(ステップt3,u3)を行うことにより、より広い計測範囲であっても正確な合成三次元情報を作成することができる。
さらにまた、図9に示すように、複数の狭範囲三次元計測情報のうち少なくともひとつを、上記繋ぎ合わせ基準となるオーバーラップ箇所Rrに対応する箇所の情報を含む狭範囲三次元計測情報(調整狭範囲三次元計測情報)とし、合成三次元情報作成工程(ステップs3,t5,u8)で狭範囲三次元計測情報(調整狭範囲三次元計測情報)に基づいて全体繋合せ計測情報を調整する全体繋合せ計測情報調整工程(ステップu7)を行うことにより、より明瞭な特徴箇所情報を基に全体繋合せ計測情報が調整されるため、より広い計測範囲であってもさらに正確な合成三次元情報を作成することができる。
また、図10に示すようにモニタ30において重畳表示する広範囲三次元画像Iwと狭範囲三次元画像Inとを、明度、色彩、輝度及び表示パターンのうち少なくともひとつが異なるように表示することにより、広範囲三次元画像Iwに重畳表示する狭範囲三次元画像Inを明確に認識できるため、より正確に合成三次元情報を作成することができる。
この発明の構成と、上述の実施形態との対応において、
この発明の広範囲三次元計測情報取得工程は、ステップs1,t1,u1に対応し、
以下同様に、
狭範囲三次元計測情報取得工程は、ステップs2,t4,u4に対応し、
合成三次元情報作成工程は、ステップs3,t5,u8に対応し、
広範囲三次元画像情報は、広範囲三次元画像Iwに対応し、
狭範囲三次元画像情報は、狭範囲三次元画像Inに対応し、
合成三次元画像情報は、合成三次元画像Icに対応し、
上書き処理は、ステップs5,t7,u10に対応し、
全体繋合せ計測情報作成工程は、ステップt3,u3に対応し、
調整狭範囲三次元計測情報は、オーバーラップ箇所Rrに対応する箇所の情報を含む狭範囲三次元計測情報に対応し、
全体繋合せ計測情報調整工程は、ステップu7に対応し、
計測情報取得部及び三次元計測機器は、ハンディスキャナ10に対応し、
合成三次元情報作成部は、制御・演算装置21に対応し、
位置情報取得部は、位置情報取得部40に対応し、
被計測物は、歯列弓Daに対応し、
導光経路は、導光経路130,広範囲用導光経路130a,狭範囲用導光経路130b,追加導光経路130c,範囲調整導光経路130eに対応し、
撮像素子は、撮像部113に対応し、
広範囲導光経路は、広範囲用導光経路130aに対応し、
狭範囲導光経路は、狭範囲用導光経路130bに対応し、
切替手段は、光路切替部60に対応し、
脱着交換部は、先端ユニット120(120a,120b)に対応するが、
この発明は、上述の実施形態の構成のみに限定されるものではなく、多くの実施の形態を取得できる。
例えば、上述の説明では、所望の計測範囲として歯列弓Da全体としたが、歯列弓Daにおける一部、あるいは無歯顎全体やその一部であってもよい。
上述の位置情報は、GPSのような位置情報取得部40のみならず、口腔に対する相対位置を計測する位置センサなどで構成してもよい。あるいは、加速度センサ、速度センサ、ジャイロセンサ、方位センサ、姿勢センサ、あるいは上記各種センサの組合せなどを用いて位置情報を取得してもよい。
さらには、ハンディスキャナ10において、光源111以外に照明用の光源を備えてもよい。
また、上述の説明では、狭範囲三次元計測情報(狭範囲三次元画像In)が配置された広範囲三次元計測情報(広範囲三次元画像Iw)における当範囲の計測情報を配置した狭範囲三次元計測情報(狭範囲三次元画像In)で上書き処理(ステップs5,t7,u10)したが、重ね合せ処理だけを行って、上書き処理しなくてもよい。
1…口腔内三次元計測装置
10…ハンディスキャナ
21…制御・演算装置
40…位置情報取得部
60…光路切替部
110…筐体
111…光源
112…パターン生成部
113…撮像部
120,120d,120e…先端ユニット
120a…広範囲用先端ユニット
120b…狭範囲用先端ユニット
120c…アタッチメント
130…導光経路
130a…広範囲用導光経路
130b…狭範囲用導光経路
130c…追加導光経路
130e…範囲調整導光経路
Da…歯列弓
Ic…合成三次元画像
In…狭範囲三次元画像
Iw…広範囲三次元画像
Lr…反射光
Lt…投影光

Claims (5)

  1. 搭載する撮像部の撮像に基づき口腔内を三次元計測するハンディスキャナによって、口腔内の歯列弓を含む広範囲の三次元形状に対する1回の撮像に基づく広範囲三次元計測情報と、前記広範囲の三次元形状おける複数の狭範囲のそれぞれの三次元形状に対する複数の撮像に基づく複数の狭範囲三次元計測情報とを取得する三次元計測情報取得工程と、
    前記広範囲三次元計測情報と、複数の前記狭範囲三次元計測情報とに基づいて、前記広範囲の三次元形状の全体に関する情報を作成する三次元情報作成工程とを行う
    口腔内三次元計測方法。
  2. 前記三次元情報作成工程は、
    前記広範囲三次元計測情報に含まれる三次元形状と前記狭範囲三次元計測情報に含まれる三次元形状における共通する共通位置情報を合成基準として、前記広範囲三次元計測情報に基づいて前記狭範囲三次元計測情報をそれぞれ配置する
    請求項1に記載の口腔内三次元計測方法。
  3. 前記ハンディスキャナは合焦法を用いて対象物を三次元計測する
    請求項1又は2に記載の口腔内三次元計測方法。
  4. 所望の計測範囲は、歯列弓及び無歯顎の何れかである
    請求項1乃至3のうちいずれかに記載の口腔内三次元計測方法。
  5. 口腔内を三次元計測するハンディスキャナであって、
    被計測物に向かって光を照射する光源と、
    前記被計測物からの反射光を撮影する撮像部と、
    該撮像部による撮像結果に基づいて前記被計測物の三次元形状計測情報を計測する演算部と、
    口腔内の歯列弓を含む広範囲の三次元形状に対する1回の前記撮像部による撮像に基づく広範囲三次元計測情報と、前記広範囲の三次元形状おける複数の狭範囲のそれぞれの三次元形状に対する前記撮像部による撮像に基づく複数の狭範囲三次元計測情報とを記憶する記憶部とを備え、
    前記演算部は、
    前記広範囲三次元計測情報と、複数の前記狭範囲三次元計測情報とに基づいて、前記広範囲の三次元形状の全体に関する情報を作成す
    ハンディスキャナ。
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