JP6798649B1 - マスタ装置および通信方法 - Google Patents

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Abstract

本開示のマスタ装置は、複数のスレーブ装置と周期データを共有する通信を行い、スレーブ装置がマスタ装置と通信を行うときに中継される他のスレーブ装置の数に基づいて決められるスレーブ装置の位相差を取得する構成情報取得部と、構成情報取得部が取得した位相差に基づいて、スレーブ装置がマスタ装置又は他のスレーブ装置と通信を行うときに中継される他のスレーブ装置の数からホップ数を算出し、同じタイミングに同じホップ数の通信を複数のスレーブ装置が行うよう、スレーブ装置の周期データの送信タイミングを決定する送信タイミング決定部とを備える。

Description

本開示は、マスタ装置と複数のスレーブ装置で構成されるネットワークシステムの、マスタ装置および通信方法に関する。
従来から、複数の通信装置で構成されるネットワークシステムにおいて、通信効率を向上させる技術が提案されている。
例えば特許文献1には、ルートノードと複数のノードから構成されるネットワークシステムにおいて、周期通信時の通信効率を向上させる方法が記載されている。周期通信とは、一定の時間の長さである通信周期内において、ネットワークシステム内の装置が情報の送受信を繰り返す通信のことである。特許文献1では、ルートノードは、ルートノードと直接接続されたノードと通信を行う回線を介して、複数のノードと周期通信を行う。ルートノードは、通信周期内でこの回線が使用されていなかった時間に通信を行うことにより、回線使用率を向上させ、ネットワークシステムの通信効率を向上させる。
特開2000−298645号公報
特許文献1は、ネットワークシステム内の回線のうちルートノードと直接接続されたノードとの通信に用いる回線の回線使用率を向上させるものであり、それ以外のノード間の通信で用いる回線の回線使用率は考慮されていない。従って、ルートノードがあるノードと通信する際に、その他のノード同士を接続する回線が通信に使用されていない場合があり、ネットワークシステム全体として通信効率が悪いという問題がある。
本開示は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、マスタ装置と複数のスレーブ装置で構成されるネットワークシステムにおいて、ネットワークシステム全体の通信効率を向上させることができるマスタ装置および通信方法を得ることを目的とする。
本開示のマスタ装置は、複数のスレーブ装置と通信ケーブルでライン状に接続され周期データを共有する通信を行うネットワークシステムの一端に位置するマスタ装置であって、スレーブ装置がマスタ装置と通信を行うときに中継される他のスレーブ装置の数に基づいて決められるスレーブ装置の位相差を取得する構成情報取得部と、構成情報取得部が取得した位相差に基づいて、スレーブ装置がマスタ装置又は他のスレーブ装置と通信を行うときに中継される他のスレーブ装置の数からホップ数を算出し、同じタイミングに同じホップ数の通信を複数のスレーブ装置がそれぞれ異なるスレーブ同士をつなぐ前記通信ケーブルを用いて行うよう、スレーブ装置の周期データの送信タイミングを決定する送信タイミング決定部とを備える。
本開示のマスタ装置および通信方法によれば、ネットワークシステム全体の通信効率を向上させることができる。
実施の形態1のネットワークシステムの構成図 実施の形態1の装置名と識別情報の対応関係を示す図 実施の形態1のマスタ装置の機能ブロック図 実施の形態1のスレーブ装置の機能ブロック図 実施の形態1のネットワークシステムの動作の概要を示すフローチャート 実施の形態1の構成情報を取得するための通信を示すシーケンス図 実施の形態1の通信設定の通信を示すシーケンス図 実施の形態1の構成情報取得時のマスタ装置の動作を示すフローチャート 実施の形態1の構成情報取得時のスレーブ装置の動作を示すフローチャート 実施の形態1の構成情報要求フレームに含まれる情報を示す説明図 実施の形態1の構成情報応答フレームに含まれる情報を示す説明図 実施の形態1のマスタ装置が取得した構成情報を示す説明図 実施の形態1の通信設定時のマスタ装置の動作を示すフローチャート 実施の形態1の送信タイミングの決定方法について説明する図 実施の形態1における設定情報の内容を示す図 実施の形態1の周期通信時のマスタ装置およびスレーブ装置の動作を示すフローチャート 実施の形態1の通信方法を適用しない場合の周期通信の例を示すシーケンス図 実施の形態1の通信方法を適用した場合の周期通信を示すシーケンス図 実施の形態1のマスタ装置およびスレーブ装置のハードウェア構成図
実施の形態1.
以下、本開示の実施の形態1を説明する。図1は本開示の実施の形態1におけるネットワークシステム1の構成図である。
ネットワークシステム1は複数の通信装置で構成され、実施の形態1では通信装置は1台のマスタ装置100と5台のスレーブ装置200a〜200e(スレーブ装置200)から構成される。このネットワークシステム1は、マスタ装置100とスレーブ装置200a〜200eが周期通信時に周期データを共有する通信を行う。周期データとは、マスタ装置100とスレーブ装置200a〜200eが周期通信動作時に通信周期毎に繰り返し送信する情報のことである。例えば、周期データは、マスタ装置100がスレーブ装置200に送信される指示情報であって、スレーブ装置200は、この指示情報に基づいて外部の装置を制御する。また、周期データは、スレーブ装置200が収取したセンサの出力値等であって、この出力値はスレーブ装置200からマスタ装置100に送信される。1通信周期内において、ネットワークシステム1内の全ての通信装置は、他の全ての通信装置と通信し、周期データを共有する。
マスタ装置100とスレーブ装置200a〜200eは通信ケーブル3によってライン状に有線接続される。スレーブ装置200はマスタ装置100に近い順に、スレーブ装置200a、スレーブ装置200b、スレーブ装置200c、スレーブ装置200d、スレーブ装置200eの順番でマスタ装置100とライン状に接続されている。ライン状であるので、ネットワークシステム1の一端に位置するマスタ装置100にはスレーブ装置200aが接続され、他端のスレーブ装置200eにはスレーブ装置200dが接続される。なお、図1において、各装置に付されている記号M、S1〜S5は、各装置の識別情報を示している。識別情報とはネットワークシステム1を構成する全ての装置に一意に設定されるマスタ装置100およびスレーブ装置200を識別するための情報である。
図2は、本開示の実施の形態1における装置名と識別情報の対応関係を示す図である。図2に示すように、マスタ装置100の識別情報はM、スレーブ装置200aの識別情報はS1、スレーブ装置200bの識別情報はS2、スレーブ装置200cの識別情報はS3、スレーブ装置200dの識別情報はS4、スレーブ装置200eの識別情報はS5が設定されている。本開示の例では、識別情報は、M、S1〜S5で示したが、各装置を識別できるものであればよく、他の数値や文字列でもよい。また、識別情報には、各装置のMACアドレス、または、予めユーザが設定した機器の名称等を用いてもよい。
マスタ装置100は、通信ケーブル3が接続されるインターフェースである通信ポート101を1つ以上備える。通信ポート101は具体的にはLANポートまたはUSBポート等である。マスタ装置100は通信ケーブル3を介してスレーブ装置200a〜200eと通信を行い、スレーブ装置200a〜200eとの通信に必要な構成情報の取得と、周期通信を行うための送信タイミングの設定と、周期通信時にスレーブ装置200と周期データの共有を行う。
スレーブ装置200は、それぞれ2つ以上の通信ポートを備える。実施の形態1ではスレーブ装置200a〜200eはそれぞれ2つの通信ポート201、202を備える。マスタ装置100に近い方の装置と接続する方を、通信ポート201a〜201e、末端のスレーブ装置200eに近い方のスレーブ装置200と接続する方を通信ポート202a〜202eとする。
スレーブ装置200a〜200eは、マスタ装置100により制御され、マスタ装置100によって周期データの送信タイミングの設定がなされた後、マスタ装置100と他のスレーブ装置200と周期通信を行い周期データの共有を行う。
なお、図1でスレーブ装置200を5台備えるネットワークシステム1を示したが、スレーブ装置200を2台以上備えていれば本開示の通信方法を適用可能である。
続いて図3を用いて、マスタ装置100の詳細な構成を説明する。図3は実施の形態1のマスタ装置100の機能ブロック図である。マスタ装置100は、上記で説明した通信ポート101の他、記憶部110、処理部120、制御部130を備える。以下、各部の詳細を説明する。
まず記憶部110について説明する。記憶部110は、情報を記憶する装置である。記憶部110は、受信情報記憶部111と、設定記憶部112と、送信情報記憶部113とを備える。
受信情報記憶部111は、マスタ装置100が通信ポート101を介してスレーブ装置200から取得した情報を記憶する。この情報は例えば、マスタ装置100が構成情報取得時にスレーブ装置200から取得する構成情報応答フレームの情報、および周期通信時にスレーブ装置200から取得する周期データの情報である。構成情報応答フレームは、マスタ装置100がネットワークシステム1の構成を検知するために、ネットワークシステム1内のスレーブ装置200から取得する情報であり、スレーブ装置200に関する情報が含まれている。
設定記憶部112は、後述する構成情報取得部121が取得したネットワークシステム1の構成情報と、送信タイミング決定部122が決定した各スレーブ装置200の送信タイミングとを設定情報として記憶する。なお、設定記憶部112は設定情報である構成情報および送信タイミングの他、ユーザによって設定された周期通信を行うための周期データの送信タイミングの設定または、送信タイミング決定部122が送信タイミングを決定するために必要な通信時間等の情報を記憶してもよい。
送信情報記憶部113は、後述する送信情報生成部123が生成したマスタ装置100からスレーブ装置200に送信する情報を、後述する送信制御部131によって送信するよう指示があるまでの間記憶する。マスタ装置100からスレーブ装置200に送信する情報とは、例えば、構成情報取得時に送信する構成情報要求フレームの情報、通信設定時に送信する設定情報、および周期通信時にスレーブ装置200から取得する周期データの情報等である。構成情報要求フレームは、マスタ装置100がネットワークシステム1の構成を検知するために、ネットワークシステム1内のスレーブ装置200に送信する情報であり、スレーブ装置200に構成情報応答フレームの情報を送信させるための情報が含まれている。
続いて処理部120について説明する。処理部120は、構成情報取得部121と、送信タイミング決定部122と、送信情報生成部123とを備える。
構成情報取得部121は、構成情報取得動作時に受信情報記憶部111に記憶した構成情報応答フレームの情報から、スレーブ装置200の構成情報を取得する。構成情報は、マスタ装置100が周期通信時の周期データの送信タイミングを設定するため情報であり、各スレーブ装置200がマスタ装置100と通信を行うときのホップ数である位相差を含む。
ホップ数は、マスタ装置100とスレーブ装置200またはスレーブ装置200とスレーブ装置200との間で通信を行うときに中継されるスレーブ装置200の数に基づいて決められる値であって、マスタ装置100またはスレーブ装置200が隣接するマスタ装置100またはスレーブ装置200装置と通信を行うときの通信のホップ数を1と定義する。また、通信時に中継されるマスタ装置100またはスレーブ装置200が1増加する毎にその通信のホップ数も1増加する。
例えば、マスタ装置100とスレーブ装置200aとが通信する場合、これらの装置は隣接するため、この通信のホップ数は1となる。また、マスタ装置100とスレーブ装置200bとが通信を行うとき、隣接する装置同士の通信と比べて中継されるスレーブ装置200が1増加しているため、ホップ数は2となる。
位相差とは、ある装置が基準とするネットワークシステム1内の装置と通信するときに中継されるスレーブ装置の数に基づいて決められるホップ数であり、基準とする装置の位相差は0とする。実施の形態1では基準とする装置をマスタ装置100とするため、マスタ装置100の位相差は0である。また、スレーブ装置200aの位相差は、マスタ装置100と通信するときに中継されるスレーブ装置200の数に基づいて決められるホップ数であるため、1である。同様にして、スレーブ装置200bの位相差は2、スレーブ装置200cの位相差は3、スレーブ装置200dの位相差は4、スレーブ装置200eの位相差は5となる。
送信タイミング決定部122は、構成情報取得部121が取得した構成情報に含まれる各スレーブ装置200の識別情報と位相差の情報とを用いて、マスタ装置100と各スレーブ装置200の周期データの送信タイミングを決定する。なお、送信タイミングとは、送信元装置から送信先装置に周期データを送信するタイミングのことである。送信タイミング決定部122は、同じタイミングに同じホップ数の通信を複数の装置間で行うよう、各スレーブ装置200の周期データの送信タイミングを決定する。送信タイミングは、1回の周期通信の中で何マイクロ秒経過時というように決定しても、実際の時刻として決定してもよい。送信タイミングの決定方法は後述する。
送信情報生成部123は、設定記憶部112に記憶された設定情報に基づいて、マスタ装置100から各スレーブ装置200へ送信する構成情報要求フレームの情報または周期通信の際にスレーブ装置200へ送信する周期データを生成し、送信情報記憶部113に記憶させる。
次に、制御部130について説明する。制御部130は送信制御部131と、時刻取得部132とを備える。なお、制御部130はこれらの他にもマスタ装置100に必要な制御を行うための機能を備えていてもよい。
送信制御部131は、時刻取得部132から時刻情報を取得し、スレーブ装置200が送信する予定の情報を、送信すべき時刻に通信ポート101から送信するよう送信情報記憶部113を制御する。
時刻取得部132は、周期通信時に時分割方式で通信を行うためにマスタ装置100とスレーブ装置200とで時刻を同期させたマスタ装置100の時計(図示せず)から、時刻情報を取得する。時分割方式は、周期的な通信を繰り返すネットワークシステム1において、1周期内のどの時間帯にどのような通信を行うかを予め規定しておき、周期データの送受信を行う通信である。
続いて図4を用いて、スレーブ装置200の詳細な構成を説明する。図4は本開示の実施の形態1のスレーブ装置200の機能ブロック図である。スレーブ装置200は、上記で説明した通信ポート201、202の他、記憶部210、処理部220、制御部230を備える。
まず記憶部210について説明する。記憶部210は、送受信する情報と、通信のための設定を記憶する。記憶部210は、ワーキングメモリなどに該当する情報を記憶する装置である。記憶部210は、受信情報記憶部211と、設定記憶部212と、送信情報記憶部213とを備える。
受信情報記憶部211は、スレーブ装置200が通信ポート201または通信ポート202を介してマスタ装置100と他のスレーブ装置200から取得した情報を記憶する。この情報は例えば、構成情報取得時に取得する構成情報要求フレームの情報、通信設定時にマスタ装置100から取得する設定情報、および周期通信時にマスタ装置100および他のスレーブ装置200から取得する周期データの情報等がある。
設定記憶部212は、後述する設定情報取得部221で取得したマスタ装置100から取得する周期通信時の周期データの送信タイミングを含む設定情報を記憶する。
送信情報記憶部213は、スレーブ装置200から送信する情報を記憶する。この情報とは、例えば構成情報取得時にマスタ装置100へ送信する構成情報応答フレームの情報、および周期通信時に送信する周期データの情報等である。
続いて処理部220について説明する。処理部220は、設定情報取得部221と、送信情報生成部222とを備える。
設定情報取得部221は、受信情報記憶部211に記憶された受信情報から、通信設定動作時にマスタ装置100から受信した設定情報から周期データの送信タイミングの設定情報を取得する。
送信情報生成部222は、スレーブ装置200からマスタ装置100または他のスレーブ装置200へ送信する構成情報応答フレーム等の情報を生成し、送信情報記憶部213に記憶させる。
次に、制御部230について説明する。制御部230は送信制御部231と、時刻取得部232とを備える。
送信制御部231は、時刻取得部232から時刻情報を取得し、送信情報記憶部213が記憶する送信する予定の情報を、送信すべき時刻にマスタ側の通信ポート201または末端側の通信ポート202から送信するよう送信情報記憶部213を制御する。なお、送信に用いる通信ポートは、マスタ側の通信ポート201と末端側の通信ポート202のうち、情報の送信先の装置と接続された通信ポートから送信するよう、送信制御部231が送信情報記憶部213を制御する。
時刻取得部232は、周期通信を行う際に、時分割方式で通信を行うためにマスタ装置100とスレーブ装置200とで時刻を同期させた時計から、時刻情報を取得する。
次に、実施の形態1のネットワークシステム1の動作を図5を用いて説明する。図5は実施の形態1のネットワークシステム1の動作の概要を示すフローチャートである。
ネットワークシステム1が運転を開始すると、図5のフローが開始される。まず、ステップS1にて通信を開始するよう指示がなされたか否かをマスタ装置100が判断する。通信開始の指示がなされるまで、ネットワークシステム1はステップS1を繰り返す。この通信開始の指示は、例えばユーザがマスタ装置100に対して行う操作である。
ステップS1にて通信開始指示がなされたと判断されると、ステップS2に進み、マスタ装置100が構成情報取得動作を開始する。
ここで、ネットワークシステム1の構成情報取得動作について説明する。図6は実施の形態1の構成情報を取得するための通信を示すシーケンス図である。図6は構成情報取得動作の間に行われる通信を上から時系列順に矢印で示している。なお矢印の元が通信時に情報を送信する装置であり、矢印の先が通信時に情報を受信する装置を指している。以降で示すシーケンス図の矢印の意味も同様とする。
図6において、実線の矢印は構成情報要求フレームの通信を示し、点線の矢印は構成情報応答フレームの通信を示す。
構成情報取得動作ではまずマスタ装置100がスレーブ装置200aに対してスレーブ装置200との通信に必要な構成情報を要求するための構成情報要求フレームを通信ポート101から送信する。
構成情報要求フレームを受信したスレーブ装置200aは、構成情報要求フレームの情報を更新して、更新した構成情報要求フレームをスレーブ装置200bに対して送信する。その後、スレーブ装置200aはマスタ装置100に対して、構成情報応答フレームを送信する。
以後、構成情報要求フレームを受信したスレーブ装置200b〜200dも同様の動作を行う。スレーブ装置200eが構成情報要求フレームを受信すると、スレーブ装置200eはネットワークシステム1の端の装置であるため、構成情報要求フレームを送信せずに、マスタ装置100に構成情報応答フレームを送信する。
以上の動作により、マスタ装置100に対してネットワークシステム1を構成する全てのスレーブ装置200a〜200eが構成情報応答フレームを送信することで、ネットワークシステム1の構成情報取得動作が完了する。
ステップS2での構成情報取得が完了すると、ステップS3に進み、ネットワークシステム1は通信設定動作を行う。
ここで、ネットワークシステム1の通信設定動作について説明する。図7は図1と同じ構成のネットワークシステム1において、実施の形態1の通信設定の通信を示すシーケンス図である。図7は装置間の通信の時系列を上から順に矢印で示す。図7において、実線の矢印は設定情報の通信を示す。通信設定動作では、まずマスタ装置100が各スレーブ装置200の周期データの送信タイミングを位相差とホップ数に基づいて決定する。送信タイミングの決定方法については後述する。その後、マスタ装置100は、スレーブ装置200aに対して周期データの送信タイミングを含む設定情報を送信する。設定情報を受信したスレーブ装置200aは、自装置の通信設定を行う。スレーブ装置200が行う通信設定とは、スレーブ装置200が1周期内のどの時間帯にどの装置に対して周期データを送信するかを設定記憶部212に記憶することである。その後、マスタ装置100は、スレーブ装置200b〜200eに対しても同様に設定情報を送信する。スレーブ装置200b〜200eもスレーブ装置200aと同様に自装置の通信設定を行う。
図5のステップS3の後、ステップS4に進み、マスタ装置100とスレーブ装置200との周期通信動作が開始される。周期通信動作とは、周期的な通信を繰り返すネットワークシステム1において、繰り返される動作のことであり、ネットワークシステム1が主に行う通信動作である。具体例としては、マスタ装置100がスレーブ装置200に対して指示情報を周期データとして送信し、スレーブ装置200はこの指示情報に基づいてセンサ等の監視対象機器を制御する。また、スレーブ装置200はマスタ装置100および他のスレーブ装置200に対してスレーブ装置200に接続されたセンサ等の監視対象機器から取得した値を周期データとして送信する。
ステップS4にて周期通信が完了した後、ステップS5に進み、通信を終了するか否かをマスタ装置100が判断する。通信を終了する場合は、図5のフローは終了するが、通信を終了しない場合は、ステップS6に進む。
ステップS6において、マスタ装置100は、構成情報取得動作が必要か否かを判断する。構成情報取得動作が必要である場合は、ステップS2に戻り、ステップS5にて通信終了と判断されるまで、ステップS6までの動作を繰り返す。構成情報取得動作が不要な場合はステップS4に戻り、ステップS5にて通信終了と判断されるまで、ステップS6までの動作を繰り返す。
なお、構成情報取得動作が必要である場合とは、例えば、所定時間ごとにネットワークシステム1に新たなスレーブ装置200が追加または削除されたかを確認するよう、マスタ装置100に設定していた場合には、その所定時間の経過後である。
構成情報取得動作が不要な場合とは、例えば、所定時間ごとにネットワークシステム1に対して新たな装置が追加または削除されたかを確認するよう、マスタ装置100に設定していた場合には、その所定時間の経過前である。
以上がネットワークシステム1の動作である。
次に、各動作の詳細について説明する。まず、図5のステップS2の構成取得時のマスタ装置100の動作について説明する。図8は、図5のステップS2の構成情報取得時のマスタ装置100の動作を示すフローチャートである。
図5のステップS1にて通信開始の指示がネットワークシステム1になされると、ステップS2の構成情報取得動作が開始され、マスタ装置100は図8で示す構成情報取得時の動作を開始する。
まずステップS211において、マスタ装置100は通信ポート101から通信ケーブル3を介して構成情報要求フレームをスレーブ装置200aに送信する。このとき、マスタ装置100の処理部120は受信監視タイマ(図示せず)をスタートさせる。受信監視タイマとは、処理部120が備える機能であって、構成情報応答フレームの受信完了を判断するために、構成情報要求フレームを送信してからの時間経過を計時する機能である。処理部120は、ステップS211にて時刻取得部132からそのときの時刻情報を取得し、この時刻情報を構成情報応答フレームの取得を開始した時刻とすることで、受信監視タイマをスタートする。
ステップS211の後、ステップ212において、受信情報記憶部111は取得した構成情報応答フレームの情報を記憶する。
ステップS212の後、ステップS213において、構成情報取得部121は、ネットワークシステム1に接続されている全てのスレーブ装置200から構成情報要求フレームに対する応答である構成情報応答フレームを受信したか、または受信監視タイマをスタートさせてから所定時間経過しているかを確認する。
受信監視タイマをスタートさせてからの経過時間は、処理部120が時刻取得部132からそのときの時刻情報を取得し、ステップS211にて取得した構成情報応答フレームの取得を開始したときの時刻情報との差から算出する。所定時間は、全てのスレーブ装置200から構成情報応答フレームを受信するために十分な時間であり、ユーザが予め指定するか、マスタ装置100が予め記憶する時間である。この所定時間を経過しても、全てのスレーブ装置200から構成情報応答フレームを受信できていない場合は、マスタ装置100はタイムアウトしたと判断する。
マスタ装置100は全てのスレーブ装置200から構成情報応答フレームの受信が完了しておらず、さらに受信監視タイマも所定時間を経過していなければ、ステップS212に戻り、構成情報応答フレームの受信を繰り返す。マスタ装置100はすべてのスレーブ装置200から構成情報応答フレームを受信したか、構成情報応答フレームの受信監視タイマの時間が所定時間を経過し、タイムアウトしたとステップS213において判断した場合、ステップS214に進む。
ステップS214では、ステップS214までに受信した構成情報応答フレームの情報を用いて、構成情報取得部121がネットワークシステム1の構成情報を取得し、設定記憶部112に記憶する。
以上のステップS211からステップS214の動作により、マスタ装置100はネットワークシステム1の構成情報を取得する。
続いて、構成情報取得時のスレーブ装置200の動作を説明する。図9は、図5のステップS2の構成情報取得時のスレーブ装置200の動作を示すフローチャートである。
ステップS221において、マスタ側の通信ポート201は、マスタ装置100から送信された構成情報要求フレームを取得し、受信情報記憶部211に記憶する。スレーブ装置200は構成情報要求フレームを受信した場合にステップS222に進む。
ステップS222において、スレーブ装置200の処理部220は、自装置がネットワークシステム1内の末端のスレーブ装置200eであるか否かを判断する。末端のスレーブ装置200eであることは、例えば末端側の通信ポート202に通信ケーブル3が接続されていないこと、または予めマスタ装置100から通知された構成情報等の情報を参照することから判断することができる。スレーブ装置200は自装置が末端のスレーブ装置200eではないと判断すると、ステップS223に進む。スレーブ装置200は自装置が末端のスレーブ装置200eであると判断すると、ステップS225に進む。
ステップS223では、スレーブ装置200の送信情報生成部222は受信情報記憶部211に記憶した構成情報要求フレームを取得して更新する。送信情報生成部222は、更新した構成情報要求フレームを送信情報記憶部213に記憶する。
ここで、構成情報要求フレームについて図10を用いて説明する。図10は構成情報要求フレームに含まれる情報を示す説明図である。図10では、上から時系列順にマスタ装置100から末端のスレーブ装置200eまで送信される構成情報要求フレームに含まれる情報を示す。図10に示すように、構成情報要求フレームは、送信元装置の識別情報と、送信先装置の識別情報と、マスタ装置100と送信元装置が通信する際のホップ数の情報とを含む。具体的には、1行目は、マスタ装置100からスレーブ装置200aに送信される構成情報要求フレームを示す。このとき送信される構成情報要求フレームに含まれるホップ数の値は0である。2行目は、スレーブ装置200aからスレーブ装置200bに送信される構成情報要求フレームを示す。このとき送信される構成情報要求フレームに含まれるホップ数の値は1である。同様に、3行目はスレーブ装置200bからスレーブ装置200cに送信される構成情報要求フレーム、4行目はスレーブ装置200cからスレーブ装置200dに送信される構成情報要求フレーム、5行目はスレーブ装置200dからスレーブ装置200eに送信される構成情報要求フレームを示す。図10に示すように、スレーブ装置200は、ステップS223にて、構成情報要求フレームを更新する際、受信した構成情報要求フレームのホップ数に1を加算する。例えば、スレーブ装置200aは、マスタ装置100からホップ数0の情報を含む構成情報要求フレームを受信すると、送信元装置の識別情報をスレーブ装置200aの識別情報であるS1、送信先装置の識別情報を送信先であるスレーブ装置200bの識別情報であるS2とし、ホップ数に1を加算してホップ数を1とし、構成情報要求フレームを更新する。
ステップS224において、末端側の通信ポート202は、送信情報記憶部213に記憶されたス更新後の構成情報要求フレームをスレーブ装置200に送信する。例えば、スレーブ装置200aの場合、送信元装置の識別情報をS1、送信先装置の識別情報をS2、及びホップ数を1に更新した構成情報要求フレームをスレーブ装置200bに送信する。
ステップS225では、マスタ側の通信ポート201は、送信情報記憶部213に記憶された更新後の構成情報応答フレームを送信する。
ここで、構成情報応答フレームについて図11を用いて説明する。図11は構成情報応答フレームに含まれる情報を示す説明図である。図11では、上から時系列順に各スレーブ装置200からマスタ装置100へ送信される構成情報応答フレームに含まれる情報を示す。図11に示すように、構成情報応答フレームは、送信元の装置の識別情報と、送信先の装置の識別情報と、マスタ装置100と送信元装置との通信におけるホップ数の情報を含む。
以上のステップS221からステップS225の動作をマスタ装置100が全てのスレーブ装置と行うことにより、マスタ装置100はネットワークシステム1の構成情報を取得することができる。マスタ装置100に対してネットワークシステム1を構成する全てのスレーブ装置200a〜200eが構成情報応答フレームを送信することで、ネットワークシステム1の構成情報取得動作が完了する。
以上のように、ネットワークシステム1の構成情報取得動作が完了すると、マスタ装置100には、通信設定動作に用いる構成情報が記憶されることになる。ここでマスタ装置100が取得した構成情報を図12に示す。図12は実施の形態1のマスタ装置100が取得した構成情報を示す説明図である。マスタ装置100の構成情報取得部121は、図11で示した構成情報応答フレームの情報から各スレーブ装置200の識別情報と、各スレーブ装置200がマスタ装置100と通信を行うときのホップ数とを取得することができる。各スレーブ装置200がマスタ装置100と通信を行うときのホップ数は、各スレーブ装置200の位相差である。従って、マスタ装置100は、各スレーブ装置200の識別情報と、各スレーブ装置200の識別情報に対応する各スレーブ装置200の位相差を図12で示すように取得することができる。
次にステップS3の通信設定時のマスタ装置100の動作について説明する。図13は、通信設定時のマスタ装置100の動作を示すフローチャートである。
まずステップS301で、マスタ装置100の送信タイミング決定部122は、設定記憶部112に記憶された構成情報を用いて、周期通信において各装置が周期データを送信する送信タイミングを決定する。
ここで、図14を用いて送信タイミング決定部122が決定する送信タイミングの決定方法について詳述する。図14は送信タイミングの決定方法について説明する図である。図14において、通信のホップ数と送信元装置の位相差は、構成情報に含まれる情報から得られる。
送信タイミング決定部122は、送信元装置と送信先装置の通信において、送信元装置の位相差をその送信元装置が行うことが可能な通信のホップ数でそれぞれ割った剰余を算出する。送信タイミング決定部122は、各スレーブ装置200の位相差を各スレーブ装置200が行うことが可能な通信のホップ数で割った剰余を算出した後、各スレーブ装置200の周期データの送信タイミングを決定する。
送信タイミング決定部122は、同じホップ数の通信を行う第1のスレーブ装置200と第2のスレーブ装置200の送信タイミングを決定する場合において、第1のスレーブ装置200の位相差の当該ホップ数による剰余の値と、第2のスレーブ装置200の位相差の当該ホップ数による剰余の値とが同じ場合に、第1のスレーブ装置と第2のスレーブ装置の送信タイミングを同じタイミングとなるように決定する。図14に示すように、例えば同じホップ数1の通信を行うスレーブ装置200aおよびスレーブ装置200bの通信の送信タイミングを決定する場合において、スレーブ装置200aの位相差1のホップ数1による剰余の値0と、スレーブ装置200bの位相差2のホップ数1による剰余の値は同じであるため、スレーブ装置200aと、スレーブ装置200bの送信タイミングを同じタイミングである送信タイミングTに決定する。
送信タイミング決定部122は、同じホップ数の通信を行う第1のスレーブ装置200と第2のスレーブ装置200の送信タイミングを決定する場合において、第1のスレーブ装置200の位相差の当該ホップ数による剰余の値と、第2のスレーブ装置200の位相差の当該ホップ数による剰余の値とが異なる場合には、異なる送信タイミングを割り当てている。図14に示すように、例えばホップ数2の通信を行うスレーブ装置200bの位相差2のホップ数2による剰余の値は0であり送信タイミングTが割り当てられる。ホップ数2の通信を行うスレーブ装置200aの位相差1のホップ数2による剰余の値は1であり送信タイミングTが割り当てられる。
送信タイミング決定部122は、異なるホップ数の通信を行う第1のスレーブ装置200と第2のスレーブ装置200の送信タイミングを決定する場合において、異なる送信タイミングとする。図14に示すように、例えばホップ数1の通信には、送信タイミングTが割り当て、ホップ数2〜5の行には、送信タイミングT以外を割り当てる。割り当てる送信タイミングの候補T〜Tは、予めマスタ装置100に記憶させておけばよい。
図14では、実施の形態1では同じホップ数の通信において、位相差のホップ数による剰余の値が同じとなる装置は全て同一の送信タイミングとなるよう送信タイミングを決定するように示しているが、少なくとも1つのホップ数の通信において、複数の装置間での通信を同一の送信タイミングとなるよう送信タイミングを決定すれば、通信効率を向上させることができる。
また、送信タイミング決定部122は、同じホップ数の通信が同時に行われるように、各装置の周期データの送信タイミングを決定すればよく、必ずしも剰余の値を用いる必要はない。例えば、同じホップ数の通信を行う第1のスレーブ装置と第2のスレーブ装置の送信タイミングを決定する場合において、第1のスレーブ装置の位相差からホップ数を引いた値と、第2のスレーブ装置の位相差の値とが同じ場合に、第1のスレーブ装置と第2のスレーブ装置の送信タイミングを同じタイミングに決定してもよい。このように構成しても、結果として同じホップ数の通信が同時に行われるようになり、通信効率を向上させることができる。ただし、この構成において、第1のスレーブ装置の位相差のホップ数による剰余の値と、第2のスレーブ装置の位相差のホップ数による剰余の値とが異なる場合に、第1のスレーブ装置と第2のスレーブ装置のうち位相差のホップ数による剰余の値が小さいスレーブ装置の送信タイミングを、スレーブ装置の位相差のホップ数による剰余の値が大きいスレーブ装置の送信タイミングよりも早いタイミングとなるように決定すれば、より回線の空きを減らすことができ、通信効率を向上させることができる。
ステップS301の後、ステップS302では、決定した送信タイミングの情報を用いて、各スレーブ装置200に設定する設定情報を生成する。具体的には、送信情報生成部123は、各スレーブ装置200の識別情報と設定情報とを関連づけたデータを生成し、送信情報記憶部113に記憶する。ここで、図15に基づいて設定情報の内容を説明する。図15は実施の形態1における設定情報の内容を示す図である。周期データを送信する送信元装置の識別情報と、送信タイミングの情報と、送信先装置の識別情報とが対応づけられ、設定情報として送信情報記憶部113に記憶される。
ステップS302の後、ステップS303において、マスタ装置100の通信ポート101は送信情報記憶部113に記憶した設定情報をスレーブ装置200に送信する。以上のようにして、マスタ装置100は全ての通信について、全ての送信元装置の送信タイミングを決定する。
続いて、ステップS4の周期通信時のマスタ装置100およびスレーブ装置200の動作を図16を用いて説明する。図16は、周期通信時のマスタ装置100およびスレーブ装置200の動作を示すフローチャートである。
図5のステップS3の通信設定動作が完了すると、各装置は周期通信の動作を開始する。ステップS401にて、マスタ装置100の処理部120は、設定記憶部112に記憶した設定情報に基づいて、周期データを送信する時刻になったか否かを時刻取得部132から時刻情報を取得し、判断する。同様にスレーブ装置200の処理部220も、設定記憶部212に記憶した設定情報に基づいて、周期データを送信する時刻になったか否かを時刻取得部232から時刻情報を取得し、判断する。送信タイミングとなるまで、マスタ装置100およびスレーブ装置200は、ステップS401の判断を繰り返す。マスタ装置100およびスレーブ装置200は、送信タイミングとなったと判断されると、ステップS402に進む。
ステップS402において、マスタ装置100の処理部120およびスレーブ装置200の処理部220は、設定情報に従い、その送信タイミングに対応する送信先装置に対して周期データを送信する。なお、この周期データは数値でも文字列でもよい。
ステップS403において、周期通信が終了する時刻になったか否かをマスタ装置100の処理部120およびスレーブ装置200の処理部220が判断する。周期通信の終了時刻になるまで、マスタ装置100およびスレーブ装置200はステップS401とステップS402の動作を繰り返す。
ステップS403でマスタ装置100の処理部120が、設定記憶部112に記憶した設定情報に基づいて、周期通信終了時刻になったと時刻取得部132から時刻情報を取得して判断すると、マスタ装置100は周期通信動作を終了する。スレーブ装置200では処理部220が、設定記憶部212に記憶した設定情報に基づいて、周期通信終了時刻になったと時刻取得部232から時刻情報を取得して判断すると、スレーブ装置200は周期通信動作を終了する。
ここで、マスタ装置100と複数のスレーブ装置200で構成されるネットワークシステム1において、周期通信時に全ての装置が周期データを共有する通信を行う場合に、実施の形態1のマスタ装置100および通信方法による、回線使用率向上の効果を説明する。
図17は、実施の形態1の通信方法を適用しない場合の周期通信の例を示すシーケンス図である。図17において、矢印は装置間の通信を示す。また、各装置間の通信は、上から時系列順で割り当てられている。斜線部は、矢印の通信を行う時間において通信が行われない回線を示す。図17に示すように、実施の形態1に係る通信装置を用いないシステムにおいては、回線の空きが多いことが分かる。例えば、マスタ装置100とスレーブ装置S1との通信が行われる時刻と同じタイミングには、スレーブ装置S1からスレーブ装置S5までの回線が使用されていない。
一方、図18は、図17と同じ構成のネットワークシステム1において、実施の形態1の通信方法を適用した場合の周期通信を示すシーケンス図を示す。図17と同様、矢印は装置間の通信を示し、斜線部は、矢印の通信を行う時間において通信が行われない回線を示す。実施の形態1に係るマスタ装置100は同じタイミングに同じホップ数の通信を複数のスレーブ装置200が行うよう、各スレーブ装置200に設定する周期データの送信タイミングを決定するので、マスタ装置100と特定のスレーブ装置200が1対1通信を行う時刻において、使用されていない他の装置間の回線に通信が割り当てられている。したがって、全ての通信が完了するまでの時間内で、図17と図18とで回線の空き部分を比較すると、図18で示した実施の形態1の通信方法を適用した場合の方が、回線の空きが少ない。従って、実施の形態1の通信方法を適用すると、周期データを共有する通信を行う装置間の距離が近いときの回線の空きを減らすことが可能となる。
また、同じホップ数の通信を行う通信では、通信にかかる時間が同じ単位時間かかるとすれば、図18で示した実施の形態1の通信方法を適用した場合の方が、図17で示した通信方法を適用しない場合の周期通信の例の場合より、6単位時間だけ最後の通信を行うまでの所要時間が短い。これは回線の使用率を向上できたためであり、実施の形態1の通信方法を適用すると、通信周期の短縮も可能となる。通信周期が短縮されることにより、ネットワークシステム1の装置数が増加した場合でも通信周期の増加を抑えることができる。従って、装置数が多い大規模なネットワークシステム1でも高速な通信を実現できる。
以上のようにマスタ装置100が各スレーブ装置200の位相差に基づいて、周期データを共有する通信を行うときに中継されるスレーブ装置200の数に基づいて決められるホップ数に基づいて、同じタイミングに同じホップ数の通信を複数のスレーブ装置200が行うよう、各スレーブ装置200に設定する周期データの送信タイミングを決定するため、回線使用率を向上し、ネットワークシステム1の通信効率を向上させることができる。
以下、図19を用いて実施の形態1のマスタ装置100およびスレーブ装置200のハードウェア構成について説明する。図19は、実施の形態1のマスタ装置100およびスレーブ装置200のハードウェア構成図である。マスタ装置100およびスレーブ装置200は入力装置901、出力装置902、記憶装置903、及び処理装置904を備える。
入力装置901は、マスタ装置100の通信ポート101、およびスレーブ装置200の通信ポート201、202が備える、情報が入力されるインターフェースである。このインターフェースとしては、LANケーブルまたは同軸ケーブル等の有線通信ネットワークでも、無線通信技術を用いた無線通信ネットワークでもよい。
出力装置902は、マスタ装置100の通信ポート101、およびスレーブ装置200の通信ポート201、202が備える、情報が入力される通信インターフェースである。このネットワークはLANケーブルまたは同軸ケーブル等の有線通信ネットワークでも、無線通信技術を用いた無線通信ネットワークでもよい。
記憶装置903は、マスタ装置100の記憶部110およびスレーブ装置200の記憶部210が備える情報を記憶する装置である。例えば、RAM、ROM、フラッシュメモリー等の不揮発性または揮発性の半導体メモリや、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク等が該当する。
処理装置904は、マスタ装置100の処理部120と制御部130、およびスレーブ装置200の処理部220と制御部230が備える。処理装置904は専用のハードウェアであっても、記憶装置903に記録されるプログラムを実行するCPU(CentralProcessingUnit)であってもよい。
処理装置904が専用のハードウェアである場合、処理装置904は、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサー、並列プログラム化したプロセッサー、ASIC、FPGA、またはこれらを組み合わせたものが該当する。
処理装置904がCPUの場合、処理装置904の機能は、ソフトウェア、ファームウェア、またはソフトウェアとファームウェアの組み合わせにより実現される。ソフトウェアやファームウェアはプログラムとして記述され、記憶装置903に記録される。処理装置904は記憶装置903に記憶されたプログラムを読み出して実行することにより、各部の機能を実現する。
なお、処理装置904の各機能は、一部をハードウェアで実現し、一部をソフトウェアまたはファームウェアで実現するようにしてもよい。
例えば、マスタ装置100の制御部130については専用のハードウェアで構成し、処理部120については記憶装置903に記録されたプログラムを実行するCPUで構成することによりその機能を実現してもよい。
このように、処理装置904はハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはこれらの組み合わせによって、上述の各機能を実現することができる。
以上のようにして、本開示のマスタ装置100および通信方法によれば、スレーブ装置200の位相差に基づいて、周期データを共有する通信を行うときに中継されるスレーブ装置200の数に基づいて決められるホップ数に基づいて、同じタイミングに同じホップ数の通信を複数のスレーブ装置200が行うよう、各スレーブ装置200に設定する周期データの送信タイミングを決定するため、回線使用率を向上し、ネットワークシステム1全体の通信効率を向上させることができる。
1 ネットワークシステム
3 通信ケーブル
100 マスタ装置
101 通信ポート
110 記憶部
111 受信情報記憶部
112 設定記憶部
113 送信情報記憶部
120 処理部
121 構成情報取得部
122 送信タイミング決定部
123 送信情報生成部
130 制御部
131 送信制御部
132 時刻取得部
200 スレーブ装置
201 通信ポート
202 通信ポート
210 記憶部
211 受信情報記憶部
212 設定記憶部
213 送信情報記憶部
220 処理部
221 設定情報取得部
222 送信情報生成部
230 制御部
231 送信制御部
232 時刻取得部
901 入力装置
902 出力装置
903 記憶装置
904 処理装置

Claims (6)

  1. 複数のスレーブ装置と通信ケーブルでライン状に接続され周期データを共有する通信を行うネットワークシステムの一端に位置するマスタ装置であって、
    前記スレーブ装置が前記マスタ装置と通信を行うときに中継される他のスレーブ装置の数に基づいて決められる前記スレーブ装置の位相差を取得する構成情報取得部と、
    前記構成情報取得部が取得した前記位相差に基づいて、前記スレーブ装置が前記マスタ装置又は他のスレーブ装置と通信を行うときに中継される他のスレーブ装置の数からホップ数を算出し、同じタイミングに同じ前記ホップ数の通信を前記複数のスレーブ装置が行うよう、前記スレーブ装置の周期データの送信タイミングを決定する送信タイミング決定部と
    前記送信タイミング決定部は、同じタイミングに同じ前記ホップ数の通信を前記複数のスレーブ装置がそれぞれ異なるスレーブ同士をつなぐ前記通信ケーブルを用いて行うよう、前記スレーブ装置の周期データの送信タイミングを決定する
    を備えるマスタ装置。
  2. 前記複数のスレーブ装置のうち、同じ前記ホップ数の通信を行う第1のスレーブ装置と第2のスレーブ装置の送信タイミングを決定する場合において、
    前記送信タイミング決定部は、前記第1のスレーブ装置の位相差から前記ホップ数を引いた値と、前記第2のスレーブ装置の位相差の値とが同じ場合に、前記第1のスレーブ装置と前記第2のスレーブ装置の送信タイミングを同じタイミングとなるように決定する
    請求項1に記載のマスタ装置。
  3. 前記複数のスレーブ装置のうち、同じ前記ホップ数の通信を行う前記第1のスレーブ装置と前記第2のスレーブ装置の送信タイミングを決定する場合において、
    前記送信タイミング決定部は、前記第1のスレーブ装置の位相差の前記ホップ数による剰余の値と、前記第2のスレーブ装置の位相差の前記ホップ数による剰余の値とが異なる場合に、前記第1のスレーブ装置と前記第2のスレーブ装置のうち位相差の前記ホップ数による剰余の値が小さい前記スレーブ装置の送信タイミングを、前記スレーブ装置の前記位相差の前記ホップ数による剰余の値が大きい前記スレーブ装置の送信タイミングよりも早いタイミングとなるように決定する
    請求項2に記載のマスタ装置。
  4. 前記複数のスレーブ装置のうち、同じ前記ホップ数の通信を行う第1のスレーブ装置と第2のスレーブ装置の送信タイミングを決定する場合において、
    送信タイミング決定部は、前記第1のスレーブ装置の位相差の前記ホップ数による剰余の値と、前記第2のスレーブ装置の位相差の前記ホップ数による剰余の値とが同じ場合に、前記第1のスレーブ装置と前記第2のスレーブ装置の送信タイミングを同じタイミングとなるよう決定する
    請求項1に記載のマスタ装置。
  5. 前記スレーブ装置との通信に必要な構成情報を要求するための構成情報要求フレームを前記スレーブ装置に送信する通信ポートを備え、
    前記構成情報取得部は、
    前記構成情報要求フレームに対する応答である構成情報応答フレームに含まれる前記構成情報から前記位相差を取得する
    請求項1から4のいずれか1項に記載のマスタ装置。
  6. 複数のスレーブ装置と、前記複数のスレーブ装置と通信ケーブルでライン状に接続され周期データを共有する通信を行うネットワークシステムの一端に位置するマスタ装置と、から構成される前記ネットワークシステムの通信方法であって、
    前記スレーブ装置が前記マスタ装置と通信を行うときに中継される他のスレーブ装置の数に基づいて決められる前記スレーブ装置の位相差を取得し、取得した前記位相差に基づいて、前記スレーブ装置が前記マスタ装置又は他のスレーブ装置と通信を行うときに中継される他のスレーブ装置の数からホップ数を算出し、同じタイミングに同じ前記ホップ数の通信を前記複数のスレーブ装置がそれぞれ異なるスレーブ同士をつなぐ前記通信ケーブルを用いて行うよう、前記スレーブ装置の周期データの送信タイミングを決定する、
    通信方法。
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