JP6798552B2 - 無線基地局、中央装置、および分散装置 - Google Patents

無線基地局、中央装置、および分散装置 Download PDF

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Description

本発明は、無線基地局および無線通信方法に関する。
近年、携帯電話システム(セルラーシステム)等の無線通信システムにおいて、無線通信の更なる高速化・大容量化等を図るため、次世代の無線通信技術について議論が行われている。例えば、標準化団体である3GPP(3rd Generation Partnership Project)では、LTE(Long Term Evolution)と呼ばれる通信規格や、LTEの無線通信技術をベースとしたLTE-A(LTE-Advanced)と呼ばれる通信規格が提案されており、これらは第4世代移動通信システム(いわゆる4Gシステム)として知られている。また、2015年9月に、これらに引き続く第5世代移動通信システム(いわゆる5Gシステム)の標準化に関する議論が3GPPにおいて本格的に開始されている。
一方、LTE等のセルラーシステムは既に広く普及しているが、これらは、多くの無線基地局が多くのセルを形成することにより成り立っている。そのため、近年は数多くの無線基地局が至る所に配置されるようになっている。
多くのセルを効率的に形成するための従来技術として、1台の無線基地局が複数のセルを形成する技術が知られている。このような無線基地局としては、例えば、1つの中央装置(CU: Central Unit)と1つ以上の分散装置(DU: Distributed Unit)とから構成される無線基地局が挙げられる。なお、DUは、遠隔装置(RU: Remote Unit)と呼ばれることもある。
図1に、このような無線基地局1の一例を示す。図1においては、CU11と各DU12とは光ファイバ等のネットワーク(フロントホールと呼ばれる)により接続されている。そして、各DU12は、少なくとも無線部を含んでおり、各無線部は、それぞれがセルを形成するとともに、無線端末(UE: User Equipment)2と無線通信を行う。一方、CU11は、各無線端末2と各DU12との間の無線通信のスケジューリングの少なくとも一部を司る機能を有する。
ここで、無線通信のスケジューリングとは、各無線通信の方式を決定する処理と言い換えることができる。無線通信のスケジューリングにおいては、例えば、無線通信のタイミング、無線通信に使用するサブキャリア、無線通信に適用される変調方式や符号化方式(符号化レート)等のように、無線通信に関する多くのパラメータが決定される。また、無線通信のスケジューリングは、広い意味では、例えば、多地点協調(CoMP: Coordinated Multiple Point)送受信の適用の有無や、あるいは、RLC(Radio Link Control) PDU(Protocol Data Unit)の分割や連結の決定等も含む。
図1のような無線基地局1によれば、一つの無線基地局1が複数のセル(DU12の数に対応する数のセル)を形成できるようになる。これにより、多くのセルを効率的に形成することが可能となる。本願では、便宜上、このようにCU11とDU12とから構成される無線基地局1のアーキテクチャを「集中型」と称することとする。
上述したように、CU11とDU12とから構成される集中型の無線基地局1によれば、多くのセルを効率的に形成することが可能となる。しかしながら、本願発明者は、集中型の無線基地局1におけるスケジューリングについて、議論の余地があるものと考えている。
特に、本願発明者による検討の結果、後述するように、所定の条件下で、集中型の無線基地局1において柔軟なスケジューリングを行うことができない場合があるという不備が見いだされた。
なお、上記の課題に至る説明はLTEに基づいて行ってきたが、所定の条件が揃えば、この課題は他の無線通信システムにも当てはまるものである。
開示の技術は、上記に鑑みてなされたものであって、柔軟なスケジューリングを行うことができる集中型の無線基地局、無線通信システム、無線通信方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、開示の無線基地局は、無線端末と無線通信を行う一以上の第1装置と、前記一以上の第1装置の各々とネットワークを介して接続された第2装置と、を備え、前記一以上の第1装置の各々は、前記無線通信に対するスケジューリング処理の少なくとも一部である第1スケジューリング処理を実行する第1スケジューリング部を有し、前記第2装置は、前記無線通信に対する前記スケジューリング処理の少なくとも一部である第2スケジューリング処理を実行する第2スケジューリング部を有し、前記第2スケジューリング処理は、前記第1スケジューリング処理よりも上位レイヤに関するスケジューリングを含む。
本件の開示する無線基地局および無線通信方法の一つの態様によれば、集中型の無線基地局において柔軟なスケジューリングを行うことができるという効果を奏する。
図1は、集中型無線基地局を示す図である。 図2は、集中型無線基地局における機能構成の一例を示す図である。 図3は、集中型無線基地局における機能構成の他の例を示す図である。 図4は、第1実施形態に係る無線基地局の機能構成を示す図である。 図5は、第2実施形態に係る無線基地局の機能構成を示す図である。 図6は、第3実施形態に係る無線基地局の機能構成を示す図である。 図7は、第3実施形態に係る無線基地局における各機能の動作例(その1)を示す図である。 図8は、第3実施形態に係る無線基地局における各機能の動作例(その2)を示す図である。 図9は、第3実施形態に係る無線基地局における各機能の動作例(その3)を示す図である。 図10は、第3実施形態に係る無線基地局における各機能の動作例(その4)を示す図である。 図11は、各実施形態に係る無線基地局のハードウェア構成図の一例である。
以下に、本件の開示する無線基地局および無線通信方法の実施形態を、図面を参照しながら説明する。なお、以下の実施形態により本件の開示する無線基地局および無線通信方法が限定されるものではない。
[問題の所在]
まず、各実施形態を説明する前に、従来技術における問題の所在を説明する。この問題は、本願発明者が従来技術を仔細に検討した結果として新たに見出したものであり、従来は知られていなかったものであることに注意されたい。
上述したように、CU11とDU12とから構成されるような集中型の無線基地局1によれば、多くのセルを効率的に形成することが可能となる。しかしながら、本願発明者による検討の結果、後述するように、所定の条件下で、集中型の無線基地局1において、無線通信のスケジューリングを柔軟に行うことができない場合があるという不備が見いだされた。
この不備については、いくつかの観点が考えられるが、ここでは例として、1つの観点を説明する。
図2に、CU11とDU12とから構成されるような集中型の無線基地局1が無線通信のスケジューリングを行う第1の場合を示す。図2は、各DU12が行う各無線通信のスケジューリングを、CU11が集中的に行う場合を示している。これは、集中型の無線基地局1におけるもっとも一般的なスケジューリングの態様であるものと考えられる。
図2において、CU11が制御部を備え、当該制御部がスケジューリング部を備えている。また、各DU12が無線部を備えている。
なお、本願の各図においては1つのCU11に2つのDU12(DU121およびDU122)が接続されている場合を例示しているが、1つのCU11に接続されるDU12の個数は任意で良いことは当然である。また、本願の各図においては、本件発明の説明に必要な機能以外の機能(例えばBB(base Band)処理機能等)は省略されているが、この点は、各図に示される無線基地局1等がそのような省略された機能を有していないことを意味しているわけではないことは言うまでもない。
ここで、無線通信のスケジューリングについて再考する。無線通信のスケジューリングは、前述したように、各無線通信の方式を決定する処理と言い換えることができる。無線通信のスケジューリングにおいては、例えば、無線通信のタイミング(LTE等においてはサブフレームに相当)、無線通信に使用するサブキャリア(LTE等においてはリソースブロックに相当)、無線通信に適用される変調方式や符号化方式(LTE等においてはMCS(Modulation and Coding Scheme))等のように、無線通信に関する多くのパラメータが決定される。また、無線通信のスケジューリングは、広い意味では、例えば、多地点協調送受信の適用の有無や、あるいは、RLC PDUの分割(segmentation)や連結(concatenation)の決定等も含む。
このような無線通信のスケジューリングは、一般に、無線品質(無線通信路の品質)に基づいて行われる。無線品質は、例えば、SNR(Signal-to-Noise Ratio)、SINR(Signal-to-Interference plus Noise Ratio)、SNDR(Signal-to-Noise plus Distortion Ratio)等を用いることができる。
下り通信の場合、無線端末2が下りの無線信号中の参照信号(基準信号、パイロット信号)に基づいて無線品質を測定し、測定結果に基づいてフィードバック信号(フィードバック情報)を基地局に送信する。基地局は、このフィードバック信号に基づいて下り通信のスケジューリングを行うことができる。このフィードバック信号は、LTE等においてはCSI(Channel State Information)と呼ばれる。CSIとしては、例えばCQI(Channel Quality Information)、PMI(Precoding Matrix Indicator)、RI(Rank Indicator)を用いることができる。なお、CSIは、上り制御情報(UCI: Uplink Control Information)の一種である。
一方、上り通信の場合、無線基地局1が自分自身で上りの無線信号中の参照信号(基準信号)に基づいて無線品質を測定できる。基地局は、この測定結果に基づいて上り通信のスケジューリングを行うことができる。
いずれにしても、無線通信のスケジューリングは、一般に、無線品質に基づいて行われる。例えば、無線通信のタイミングに関しては、無線品質ができるだけ良いタイミングで無線通信が行われる。また、無線通信に用いられるサブキャリアに関しては、無線品質ができるだけ良いサブキャリアを用いて無線通信が行われる。無線通信のスケジューリングにおいて決定されるその他の種々の事項も、無線品質に基づいている。
さて、上述したように、集中型の無線基地局1においては、CU11と各DU12の間がフロントホールと呼ばれるネットワークで接続されている。ここで、フロントホールとしては、光ファイバ等のような、遅延が比較的小さい(すなわち低遅延または高速な)ネットワークを使用するのが望ましい。しかしながら、場合によっては、フロントホールとして、電線や無線のような、遅延が比較的大きい(すなわち高遅延または低速な)ネットワークを用いざるを得ない場合もある。一般に、遅延がない、又は比較的小さいフロントホールは理想的(ideal)なフロントホールと呼ばれ、遅延が比較的大きいフロントホールは非理想的(non-ideal)なフロントホールと呼ばれる。
例えば、発展途上国等においては、コスト等の問題から、non-idealなフロントホールが想定されうる。もちろん、ある1つの無線基地局1において、idealなフロントホールとnon-idealなフロントホールが混在していても構わない。
ここで、集中型の無線基地局1において、フロントホールがnon-idealな場合について検討する。
前述したように、例えば下り通信の場合、無線端末2が下りの無線信号中の参照信号に基づいて無線品質を測定し、測定結果に基づいてフィードバック信号を基地局に送信する。基地局は、このフィードバック信号に基づいてスケジューリングを行い、スケジューリング結果に基づいて下りの無線信号(データ等を含む)が送信される。ここで、図2においては、スケジューリングを行うのはCU11であるため、無線品質を示すフィードバック信号が無線端末2(不図示)からDU12を経由してCU11に送り届けられる必要がある。ところが、フロントホールがnon-idealである場合、DU12とCU11との間の伝搬遅延が比較的大きいことにより、最新の無線品質をスケジューリングに反映させることが困難となる。なお、ここでは下り通信における問題を指摘したが、上り通信においても事情は変わらないことに留意されたい。
したがって、図2に示されるような集中型の無線基地局1において、フロントホールがnon-idealな場合には、最新の無線品質を反映させたスケジューリングを行うことが困難という問題がある。
次に、図3に、集中型の無線基地局1が無線通信のスケジューリングを行う第2の場合を示す。図3は、各DU12が行う各無線通信のスケジューリングを、各DU12が分散的に行う場合を示している。
図3においては、各DU12が制御部を備え、当該制御部がスケジューリング部を備えている。また、各DU12は無線部も備えている。
図3に示される無線基地局1においては、仮にフロントホールがnon-idealであっても、図2に基づいて説明したような問題は発生しないものと考えられる。図3に示される無線基地局1においては、無線通信のスケジューリングが各DU12内に閉じて行われることにより、スケジューリングに必要な無線品質の関する情報やスケジューリング結果を示す情報がフロントホールを介して送受信されない為である。
しかしながら、図3に示される無線基地局1には、他の問題が発生しうると考えられる。具体的には、図3に示される無線基地局1では、無線通信のスケジューリングが各DU12内に閉じて行われるため、スケジューリングがセル毎に独立に行われることになる。そのため、図3に示される無線基地局1では、セル間で協調を行う各種制御を行うことが困難となる。
このような制御としては、例えば、前述したCoMP送受信に加え、セル間干渉制御(ICIC: Inter-Cell Interference Coordination)等を挙げることができる。LTEにおけるこれらの技術は、セル間で協調することによって無線通信の特性を改善することを目指して導入されたものである。図3に示される無線基地局1においては、これらの各種制御を行うことが困難となるため、無線通信の特性が十分に確保できない場合が発生することが想定されうる。
したがって、図2に示される集中型においては、フロントホールがnon-idealの場合に、最新の無線品質を反映させたスケジューリングを行うことが困難となる。一方、図3に示される集中型においては、セル間で協調を行う各種制御を行うことが困難となる。そのため、集中型の無線基地局1に対し、図2と図3のいずれの構成を採用しても、これらのいずれかの問題が生じることになると考えられる。この点が、前述した、集中型の無線基地局1におけるスケジューリングの柔軟性に関する1つの観点である。
以上をまとめると、集中型の無線基地局1において、無線通信のスケジューリングを柔軟に行うことができない場合があるという不備が存在する。この不備については、いくつかの観点が考えられるが、ここでは例として、1つの観点から説明を行った。繰り返しになるが、これらは、本願発明者により子細な検討から見いだされたものである。
なお、上述したように無線通信のスケジューリングは種々の機能を含んでいるところ、上記の説明では、これら種々の機能の全てがCU11とDU12のいずれか一方に実装される場合を説明している。しかしながら、これら種々の機能の一部がCU11において実装され、他の一部がDU12において実装される場合においても、上記の問題が少なくとも部分的に発生することに留意されたい。
また、上記の説明はLTE等に基づいて行ってきたが、所定の条件が揃えば、この説明は他の無線通信システムにも当てはまるものであることを付け加えておく。
以下では、上記の問題を解決する各種実施形態を順に説明する。
[第1実施形態]
第1実施形態は、無線端末2と無線通信を行う無線部121と、前記無線通信を制御する第1制御部122とを備える第1装置(例えばDU12)と、前記第1装置とネットワークで接続され、前記無線通信を制御する第2制御部111を備える第2装置(例えばCU11)とを備え、前記第1制御部122が有する前記無線通信に対するスケジューリング機能の少なくとも一部である第1スケジューリング機能と、前記第2制御部111が有する前記無線通信に対するスケジューリング機能の少なくとも一部である第2スケジューリング機能とが重複する無線基地局1に基づく。
第1実施形態の技術的意義を説明する。前述したように、図2や図3に示されるような集中型の無線基地局1において、無線通信のスケジューリングを柔軟に行うことができない場合があるという不備が存在する。この不備については、いくつかの観点が考えられるが、例として、2つの観点から説明を行った。
これらの不備の原因は、図2に示される集中型の無線基地局1においては、CU11のみがスケジューリング部(スケジューリング機能)を備えており、図3に示される集中型の無線基地局1においては、DU12のみがスケジューリング部(スケジューリング機能)を備えていることにあるものと考えられる。すなわち、これらの不備の原因は、結局のところ、図2や図3に示される集中型の無線基地局1において、CU11とDU12のいずれか一方が相互排他的にスケジューリング機能を備えていることに起因するものと考えられる。
そこで、第1実施形態に係る集中型の無線基地局1においては、図4に示されるように、CU11とDU12とがスケジューリング部(スケジューリング機能)を重複して備えるものとしている。すなわち、CU11における第2制御部111がスケジューリング部112を備えるとともに、各DU12における第1制御部122がスケジューリング部123を備えている。こうすることで、無線基地局1は、CU11とDU12とに重複するスケジューリング機能を、状況に応じて適宜選択して使用することが可能となる。これにより、図2や図3に示される集中型の無線基地局1における前述の不備が解消されるものと考えられる。
なお、以下の説明において、「スケジューリング機能」を「スケジューリング部」と適宜読み替えて構わない。これらの用語の違いは、機能を強調しているかあるいは構成を強調しているかに過ぎず、実質的な差を考慮する意義はあまりない為である。
図4に示される第1実施形態に係る無線基地局の技術的意義を、より具体的に説明する。図2や図3に示される基地局においては、上述したように、例えば1つの観点からの不備が存在する。
これに対し、図4に示される第1実施形態に係る基地局によれば、CU11とDU12とがスケジューリング機能を重複して備えているため、フロントホールがnon-idealである場合にDU12側のスケジューリング機能を使用するとともに、フロントホールがidealである場合にCU11側のスケジューリング機能を使用することができる。あるいは、図4に示される第1実施形態に係る基地局によれば、フロントホールがnon-idealである場合にDU12側のスケジューリング機能を使用する優先度を上げるとともに、フロントホールがidealである場合にCU11側のスケジューリング機能を使用する優先度を上げることができる。これにより、フロントホールがnon-idealである場合には、DU12側のスケジューリング機能により、最新の無線品質を反映させたスケジューリングを行うことが可能となる。また、フロントホールがidealである場合には、CU11側のスケジューリング機能により、セル間で協調を行う各種制御を行うことが可能となる。したがって、図4に示される第1実施形態に係る基地局によれば、図2や図3に基づいて説明した1つの観点からの不備を解消することができると考えられる。
上記の第1の観点に加えて、図4に示される構成は、少なくともその他の3つの観点からも利点が見込めるものと考えている。これらはいずれも発明者の子細な分析から得られたものである。以下ではこれら3つの観点を第2〜4の観点と称し、順に説明する。
まず、図4の無線基地局1の利点に関する第2の観点を説明する。上述した図2に示される無線基地局1においては、全てのDU12に対するスケジューリングをCU11が一手に担っている。そのため、一般にCU11は比較的大きな計算機資源(CPUパワーやメモリ量等)を有するものの、CU11の処理負荷が過度に高まり、CU11におけるスケジューリングやその他の処理に支障をきたすことが想定されうる。
これに対し、上述した図3に示される集中型においては、各DU12に対するスケジューリングを各DU12自身が担っている。この場合、各DU12は自分が行う無線通信のスケジューリングのみを行えばよいが、一般にDU12の計算機資源は比較的小さい。そのため、例えば無線区間で再送が頻発している場合等において、DU12の処理負荷が高まり、DU12におけるスケジューリングやその他の処理に支障をきたすことが想定されうる。
したがって、集中型の無線基地局1に対し、図2と図3のいずれの構成を採用しても、CU11の処理負荷の問題あるいはDU12の処理負荷の問題が生じることになると考えられる。さらに、図2や図3の構成は、CU11またはDU12における処理負荷の変化に動的に対応することもできない。これは、図2や図3の構成が、集中型の無線基地局1におけるスケジューリングの柔軟性に欠けるという不備があることを意味している。
これに対し、図4に示される第1実施形態に係る無線基地局1によれば、CU11とDU12とがスケジューリング機能を重複して備えているため、CU11の負荷が高い場合にDU12側のスケジューリング機能を使用するとともに、DU12の負荷が高い場合にCU11側のスケジューリング機能を使用することができる。あるいは、図4に示される第1実施形態に係る無線基地局1によれば、CU11の負荷が高い場合にDU12側のスケジューリング機能を使用する優先度を上げるとともに、DU12の負荷が高い場合にCU11側のスケジューリング機能を使用する優先度を上げることができる。これにより、CU11の負荷が高い場合には、負荷分散により、CU11のそれ以上の過負荷を回避することが可能となる。また、DU12の負荷が高い場合にも、負荷分散により、DU12のそれ以上の過負荷を回避することが可能となる。また、図4の構成によれば、CU11またはDU12における処理負荷の変化に動的に対応することができる。したがって、図4に示される第1実施形態に係る基地局によれば、上述した不備を解消することができると考えられる。
次に、図4の無線基地局1の利点に関する第3の観点を説明する。図3に示される構成においては、ベースバンド処理等はDU12で行うことになるため、低レイヤの信号がフロントホールを伝送されることは無い。これに対し、図2に示される構成においては、例えばベースバンド処理までをCU11で行うことも可能であり、その場合には低レイヤの信号がフロントホールにおいて伝送されることになる。なお、低レイヤの信号とは、例えばL1(Layer 1)信号である。
したがって、低レイヤの信号の量が膨大となるような場合には、図2の構成が有する利点(セル間協調制御等)を失ったとしても、図2の構成よりも図3の構成の方が望ましい場合もあり得ると考えられる。このような場合の一例としては、無線通信がミリ波(30〜300GHz)を使用する場合が考えられる。ミリ波は直進性が高く、いわゆる見通し通信向けではあるが、未使用の帯域も多く、大容量通信が可能なため、5Gシステムにおいて活用が期待されている周波数帯となっている。
一方、従来のセルラー通信の周波数帯(4Gシステムで使用されている700Mhz帯〜3.5GHz帯等)においては、ミリ波のような特殊な事情は無いことから、原則的には図2の構成が有する利点を享受するのが望ましいものと考えられる。
このように、無線通信が用いる周波数帯に応じて、図2の構成と図3の構成とのいずれを採用するかの判断が異なってくることが考えられる。しかしながら、図2や図3の構成は、ミリ波帯と従来の周波数帯との一方にしか十分に対応することができないという不備がある。さらに、図2や図3の構成は、無線通信が用いる周波数帯の変化に動的に対応することもできない。
これに対し、図4に示される第1実施形態に係る無線基地局1によれば、CU11とDU12とがスケジューリング機能を重複して備えているため、無線通信がミリ波を使用する場合にはDU12側のスケジューリング機能を使用するとともに、無線通信が従来のセルラー通信の周波数帯を使用する場合にCU11側のスケジューリング機能を使用することができる。あるいは、図4に示される第1実施形態に係る無線基地局1によれば、無線通信がミリ波を使用する場合にはDU12側のスケジューリング機能を使用する優先度を上げるとともに、無線通信が従来のセルラー通信の周波数帯を使用する場合にCU11側のスケジューリング機能を使用する優先度を上げることができる。また、図4の構成によれば、無線通信が使用する周波数帯の変化に動的に対応することができる。したがって、図4に示される第1実施形態に係る基地局によれば、上述した不備を解消することができると考えられる。
最後に、図4の無線基地局1の利点に関する第4の観点を説明する。これまでの検討では特に考慮してこなかったが、トラフィック(データ)の特性または属性によって、図2の構成と図3の構成とのいずれを採用するかの判断が異なってくることが考えられる。
例えば、上述したように、原則的には、フロントホールがnon-idealである場合には、図3の構成の方が望ましいようにも考えられる。しかしながら、例えば、ある程度の遅延を許容できるトラフィック(例えばIoT(Internet of Thigs)におけるスマートメーターによるトラフィック等)については、仮に最新の無線品質に基づくスケジューリングが行えずに再送が繰り返されたとしても、実害は少ないものと考えられる。そのため、たとえフロントホールがnon-idealであっても、遅延を許容できるトラフィックについては、図2の構成を採用しても問題は無いものと考えられる。一方、リアルタイムデータのように遅延が許容できないトラフィックについては、フロントホールがnon-idealである場合、原則通りに図3の構成の方が望ましいものと考えられる。
このように、トラフィックの特性または属性に応じて、図2の構成と図3の構成とのいずれを採用するかの判断が異なってくることが考えられる。しかしながら、図2や図3の構成は、このような判断が十分に対応することができないという不備がある。さらに、図2や図3の構成は、トラフィックの特性または属性の変化に動的に対応することもできない。
これに対し、図4に示される第1実施形態に係る無線基地局1によれば、CU11とDU12とがスケジューリング機能を重複して備えているため、トラフィックが遅延を許容できる場合にはCU11側のスケジューリング機能を使用するとともに、トラフィックが遅延を許容できない場合にDU12側のスケジューリング機能を使用することができる。あるいは、図4に示される第1実施形態に係る無線基地局1によれば、トラフィックが遅延を許容できる場合にはCU11側のスケジューリング機能を使用する優先度を上げるとともに、トラフィックが遅延を許容できない場合にDU12側のスケジューリング機能を使用する優先度を上げることができる。また、図4の構成によれば、トラフィックの特性または属性の変化に動的に対応することができる。したがって、図4に示される第1実施形態に係る基地局によれば、上述した不備を解消することができると考えられる。
また、上述したように無線通信のスケジューリングは種々の機能を含んでいるところ、第1実施形態に係る無線基地局1においては、これら種々の機能の全てがCU11とDU12とにおいて重複的に備わっていても良いことは言うまでもない。しかしながら、第1実施形態に係る無線基地局1においては、これら種々の機能の少なくとも一部がCU11とDU12とにおいて重複的に備わっている場合であっても構わないことに留意されたい。一例としては、スケジューリング機能は一般的に階層的に構成されることが多いが、スケジューリング機能のうちで比較的下位層の機能をCU11とDU12とで重複的に備え、それ以外の比較的上位層の機能をCU11のみにおいて備えるようにしても良い。これにより、CU11とDU12とで重複的に備えている比較的下位層の機能について、本願発明の効果を得ることが可能となる。
以上説明した第1実施形態によれば、集中型の無線基地局1において、上述した無線スケジューリングの柔軟性に関する2つの観点からの不備を解消することができる。したがって、第1実施形態によれば、無線通信のスケジューリングを柔軟に行うことができるという従来には無い顕著な効果を奏する。
[第2実施形態]
第2実施形態は、第1実施形態に係る無線基地局1であって、前記第2制御部111は、前記第1スケジューリング機能と前記第2スケジューリング機能とのいずれが前記無線通信のスケジューリングを行うかを選択する無線基地局1に基づく。
上述したように、第1実施形態に係る無線基地局1は、無線通信のスケジューリング機能をCU11とDU12とで重複的に備えるものである。第2実施形態に係る無線基地局1は、第1実施形態に係る基地局を前提に、CU11側とDU12側のどちらのスケジューリング機能を用いるかの選択をCU11が動的に行う構成を追加したものである。
図5に第2実施形態に係る無線基地局1を示す。図5に示される無線基地局1は、図4に示される無線基地局1と比較して、CU11側の第2制御部111に選択部113が追加されている。この選択部113が、CU11側とDU12側のどちらのスケジューリング機能を用いるかの選択を行う。
CU11が行う上記の選択は、種々の基準に基づいて行うことができる。選択の基準の一つの例としては、上述した第1の観点に沿って、CU11は、フロントホールがnon-idealである場合にDU12側を選択するとともに、フロントホールがidealである場合にCU11側を選択することができる。あるいは、フロントホールがnon-idealである場合にDU12側を選択する優先度を上げるとともに、フロントホールがidealである場合にCU11側を選択する優先度を上げることができる。
なお、この場合、フロントホールがnon-idealかidealかの判断が必要となるが、これはフロントホールの通信インターフェースの種類に基づいて判断しても良いし、フロントホールの通信遅延やRTT(Round Trip Time)の計測値に基づいて判断することも可能である。
また、上記の選択の基準の他の例としては、上述した第2の観点に沿って、CU11は、CU11の負荷が高い場合(例えば、第1所定値以上である場合)にDU12側を選択するとともに、DU12の負荷が高い場合(例えば、一般的には第1所定値よりも小さい第2所定値以上である場合)にCU11側を選択することができる。あるいは、CU11の負荷が高い場合にDU12側を選択する優先度を上げるとともに、DU12の負荷が高い場合にCU11側を選択する優先度を上げることができる。
なお、CU11やDU12の負荷としては、様々な指標値を用いることができ、例えばCPU使用率やメモリ使用率等を用いることが可能である。また、例えば、CU11やDU12の負荷を接続無線端末2の数に基づいて判断することも可能である。
なお、上記の選択をCU11やDU12の負荷に基づいて行う前提の下で、CU11とDU12の負荷がいずれも低い場合には、CU11とDU12のどちらのスケジューリング機能を用いても良いが、このような場合には例えばCU11のスケジューリング機能を固定的に用いることとしても良い。また、このような場合には、さらに、上述したフロントホールに基づく選択基準を組み合わせることも可能である。
さらに、上記の選択の基準の他の例としては、上述した第3の観点に沿って、CU11は、無線通信がミリ波を使用する場合にDU12側を選択するとともに、無線通信が従来のセルラー通信の周波数帯を使用する場合にCU11側を選択することができる。あるいは、無線通信がミリ波を使用する場合にDU12側を選択する優先度を上げるとともに、無線通信が従来のセルラー通信の周波数帯を使用する場合にCU11側を選択する優先度を上げることができる。
さらに、上記の選択の基準の他の例としては、上述した第4の観点に沿って、CU11は、トラフィックが遅延を許容できる場合にCU11側を選択するとともに、トラフィックが遅延を許容できない場合にDU12側を選択することができる。あるいは、トラフィックが遅延を許容できる場合にCU11側を選択する優先度を上げるとともに、トラフィックが遅延を許容できない場合にDU12側を選択する優先度を上げることができる。
もちろん上記で示した4つの選択の基準は単独で用いても良いし、いくつかを組み合わせることも可能である。また、いくつかの基準を組み合わせる場合の、優先度(基準のウェイト)は適宜調整することができる。
さらに、上記の4つの基準は例示に過ぎず、これら以外の基準を単独で又は組み合わせて適用することも可能であることは言うまでもない。
なお、CU11が上記の選択を行った場合、CU11側とDU12側のうちで選択された方のスケジューリング機能を起動(activation)する。また、CU11側とDU12側のうちで選択されなかった方のスケジューリング機能が既に起動されていた場合、それを停止(deactivation)する。CU11は、DU12側のスケジューリング機能を起動もしくは停止する場合、フロントホールを介してその旨を指示する情報又は信号をDU12に通知又は送信することができる。
また、上記の選択の前提として、DU12側がスケジューリング機能を有していることが前提となるが、レガシーまたは安価なDU12においてはスケジューリング機能が搭載されないことも想定される。そこで、CU11は、上記の選択を行う際に、DU12がスケジューリング機能を備えているか否かを判定(検出)し、DU12がスケジューリング機能を備えていない場合には、当該DU12が行う無線通信のスケジューリングをCU11が固定的に行うこととしてもよい。
さらに、上記の選択の単位としては適宜選択することができ、例えばトラフィックのフロー単位でも良いし、ベアラ単位でも良い。
以上説明した第2実施形態によれば、第1実施形態について述べた効果に加え、CU11側とDU12側のどちらのスケジューリング機能を用いるかの選択を適切に行うことが可能となるという従来には無い顕著な効果を奏する。
[第3実施形態]
第3実施形態は、上述した第1〜第2実施形態を、スケジューリングの各機能に沿って、より具体的に述べたものである。
LTEシステム等においては、基地局におけるスケジューリング機能は、例えば、DU12の選択(routing)、上位パケットの分割(segmentation)または連結(concatenation)、適応変調符号化(AMC: Adaptive Modulation and Coding)その他の各機能(例えば、無線リソース選択、送信データ量選択、通信を実施する無線端末2の選択、等)を含んでいる。これらのうち、DU12の選択機能(routing)については、当然ながら、CU11が備える。また、一般的には、segmentationまたはconcatenation機能、及びAMC等の機能については、CU11とDU12のいずれかのみが備えている。
これに対し、第3実施形態に係る無線基地局1においては、図6に示されるように、segmentationまたはconcatenation機能、及びAMC等の機能について、CU11とDU12のいずれもが重複的に備えている。また、Adaptation機能が追加されているが、これは従来のLTEシステム等の無線基地局1が備えていない機能である。Adaptation機能は各種基準に基づいてCU11とDU12とのいずれかを選択する機能であり、特にCU11側のAdaptation機能は第2実施形態における選択部113に対応するものである。
以下では、一例として、上述した第1の観点に基づく選択基準に沿って、第3実施形態に係る無線基地局1における各スケジューリング機能が動作するかを説明する。なお、上述したそれ以外の選択基準についても、以下の説明と同様に考えることができることは言うまでもない。
図7は、2本のフロントホールのいずれもがidealである場合の、第3実施形態に係る無線基地局1の動作の様子の一例を示す図である。図7〜10においては、ドットパターンの部分が、起動されている(activated)スケジューリング機能を示しており、斜線パターンの部分が、停止されている(deactivated)スケジューリング機能を示している。図7においては、CU11におけるRouting, segmentationまたはconcatenation機能、及び、AMC等の全てが起動しており、DU12におけるsegmentationまたはconcatenation機能、及び、AMC等の全てが停止している。各機能の起動及び停止は、Adaptation機能により制御される。
図8は、2本のフロントホールのいずれもがidealである場合の、第3実施形態に係る無線基地局1の動作の様子の他の例を示す図である。図8においては、CU11におけるRouting, 及び、segmentationまたはconcatenation機能が起動しており、CU11におけるAMC等の機能は停止している。一方、DU12におけるsegmentationまたはconcatenation機能が停止しており、CU11におけるAMC等の機能は起動している。各機能の起動及び停止は、Adaptation機能により制御される。
図9は、2本のフロントホールのいずれもがnon-idealである場合の、第3実施形態に係る無線基地局1の動作の様子の一例を示す図である。図9においては、CU11におけるRoutingが起動しており、CU11におけるsegmentationまたはconcatenation機能、及び、AMC等の機能は停止している。一方、DU12におけるsegmentationまたはconcatenation機能、及び、AMC等の機能は起動している。各機能の起動及び停止は、Adaptation機能により制御される。
図10は、2本のフロントホールの一方がidealであり、他方がnon-idealである場合の、第3実施形態に係る無線基地局1の動作の様子の一例を示す図である。図10においては、CU11におけるRoutingが起動している。そして、idealなフロントホールに対しては、CU11におけるsegmentationまたはconcatenation機能、及び、AMC等の機能も起動しており、DU12におけるsegmentationまたはconcatenation機能、及び、AMC等の機能は停止している。一方、non-idealなフロントホールに対しては、CU11におけるsegmentationまたはconcatenation機能、及び、AMC等の機能は停止しており、DU12におけるsegmentationまたはconcatenation機能、及び、AMC等の機能は起動している。各機能の起動及び停止は、Adaptation機能により制御される。
以上説明した第3実施形態によれば、上述した各実施形態と同様の顕著な効果を奏する。
[各実施形態における無線基地局1のハードウェア構成]
図11に基づいて、各実施形態における無線基地局1のハードウェア構成を説明する。
図11は、無線基地局1のハードウェア構成の一例を示す図である。図11に示すように、無線基地局1は、CU11と各DU12とを備え、それらの間はネットワーク(フロントホール)で接続されている。そして、CU11は、例えば、プロセッサ1111、メモリ1112、及び通信IF(Interface)1113を備える。また、各DU12は、例えば、プロセッサ1121、メモリ1122、及び通信IF1123、RF回路1124、及びアンテナ1125を備える。
CU11が備えるプロセッサ1111および各DU12が備えるプロセッサ1121は、例えばCPU(Central Processing Unit)やDSP(Digital Signal Processor)である。本願においては、CU11が備えるプロセッサ1111および各DU12が備えるプロセッサ1121をデジタル電子回路で実現することとしてもかまわない。デジタル電子回路としては、例えばFPGA(Field-Programming Gate Array)、ASIC(Application Specific Integrated CirCU11it)、LSI(Large Scale Integration)等が挙げられる。
CU11が備えるメモリ1112および各DU12が備えるメモリ1121は、例えばSDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)等のRAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、およびフラッシュメモリの少なくともいずれかを含み、プログラムや制御情報やデータを格納する。この他に、無線基地局11は不図示の補助記憶装置(ハードディスク等)等を備えていても良い
CU11が備える通信IF1113および各DU12が備える通信IF1123は、例えば光ファイバ、電線、無線等を用いた通信インターフェースである。
図4〜5に示す無線基地局11の機能構成と図11に示す無線基地局11のハードウェア構成との対応を説明する。
CU11における第2制御部111は、例えばプロセッサ1111、メモリ1112、不図示のデジタル電子回路等によって実現される。
各DU12における無線部121は、例えばRF回路1124、アンテナ1125、不図示のアナログ電子回路等によって実現される。DU12における第1制御部122は、例えばプロセッサ1121、メモリ1122、不図示のデジタル電子回路等によって実現される。
1 無線基地局
11 CU
12 DU
2 無線端末


Claims (20)

  1. 無線基地局であって、
    無線端末と無線通信を行う一以上の第1装置と、
    前記一以上の第1装置の各々とネットワークを介して接続された第2装置と、
    を備え、
    前記一以上の第1装置の各々は、
    前記無線通信に対するスケジューリング処理の少なくとも一部である第1スケジューリング処理を実行する第1スケジューリング部を有し、
    前記第2装置は、前記無線通信に対する前記スケジューリング処理の少なくとも一部である第2スケジューリング処理を実行する第2スケジューリング部を有し、
    前記第2スケジューリング処理は、前記第1スケジューリング処理よりも上位レイヤに関するスケジューリングを含み、
    前記無線基地局は、複数の無線通信パラメータのうちの少なくとも1つに従って、前記第1スケジューリング処理と前記第2スケジューリング処理との少なくとも何れか一方を適応的に調整する、
    無線基地局。
  2. 前記第1スケジューリング処理は、パケットの分割又は結合に関する処理を含む
    請求項1に記載の無線基地局。
  3. 前記第2スケジューリング処理は、パケットの分割又は結合に関する処理を含む
    請求項1又は2に記載の無線基地局。
  4. 前記第1スケジューリング処理は、データのセグメンテーション又はコンカテネーションに関する処理を含み、
    前記第2スケジューリング処理は、少なくともルーティングに関する処理を含む、
    請求項1乃至3のいずれかに記載の無線基地局。
  5. 前記第1スケジューリング部における前記第1スケジューリング処理は、RLC(Radio Link Control)処理を含む、
    請求項2乃至4のいずれかに記載の無線基地局。
  6. 前記第1装置は、DU(Distributed Unit)である、
    請求項1乃至5のいずれかに記載の無線基地局。
  7. 前記第2装置は、CU(Central Unit)である、
    請求項1乃至6のいずれかに記載の無線基地局。
  8. 無線端末と無線通信を行う一以上の分散装置を有する無線基地局における中央装置であって、
    前記一以上の分散装置の各々は、前記無線通信に対するスケジューリング処理の少なくとも一部である第1スケジューリング処理を実行する第1スケジューリング部を有し、
    前記中央装置は、前記一以上の分散装置の各々とネットワークを介して接続されるように構成された第2スケジューリング部を備え、
    前記第2スケジューリング部は、前記無線通信に対する前記スケジューリング処理の少なくとも一部である第2スケジューリング処理を実行し、
    前記第2スケジューリング処理は、前記第1スケジューリング処理よりも上位レイヤに関するスケジューリングを含
    前記第1スケジューリング処理と前記第2スケジューリング処理との少なくとも何れか一方は、複数の無線通信パラメータのうちの少なくとも1つに従って適応的に調整される、
    中央装置。
  9. 前記第2スケジューリング部における前記第2スケジューリング処理は、パケットの分割又は結合に関する処理を含む、
    請求項8に記載の中央装置。
  10. 前記第2スケジューリング部における前記第2スケジューリング処理は、少なくともルーティングに関する処理を含む、
    請求項8又は9に記載の中央装置。
  11. 前記第1スケジューリング部における前記第1スケジューリング処理は、データのセグメンテーション及びコンカテネーションに関する処理を含む、
    請求項8乃至10のいずれかに記載の中央装置。
  12. 前記第1スケジューリング部における前記第1スケジューリング処理は、データのセグメンテーション及びコンカテネーションに関する処理を含み、
    前記第2スケジューリング部における前記第2スケジューリング処理は、少なくともルーティングに関する処理を含む、
    請求項8乃至11のいずれかに記載の中央装置。
  13. 前記第1スケジューリング部における前記第1スケジューリング処理は、RLC(Radio Link Control)処理を含む、
    請求項8乃至12のいずれかに記載の中央装置。
  14. 中央装置を有する無線基地局における一以上の分散装置であって、
    前記一以上の分散装置の各々は、
    無線端末と無線通信を行う無線通信部と、
    前記無線通信に対するスケジューリング処理の少なくとも一部である第1スケジューリング処理を実行する第1スケジューリング部と、
    を備え、
    前記一以上の分散装置の各々の前記第1スケジューリング部は、前記無線通信に対する前記スケジューリング処理の少なくとも一部である第2スケジューリング処理を実行する第2スケジューリング部を有する前記中央装置とネットワークを介して接続され、
    前記第2スケジューリング処理は、前記第1スケジューリング処理よりも上位レイヤに関するスケジューリングを含
    前記第1スケジューリング処理と前記第2スケジューリング処理との少なくとも何れか一方は、複数の無線通信パラメータのうちの少なくとも1つに従って適応的に調整される、
    分散装置。
  15. 前記第1スケジューリング部における前記第1スケジューリング処理は、パケットの分割又は結合に関する処理を含む、
    請求項14に記載の分散装置。
  16. 前記第2スケジューリング部における前記第2スケジューリング処理は、パケットの分割又は結合に関する処理を含
    前記分散装置は、前記第2スケジューリング処理においてパケットの分割又は結合に関する処理が実行された場合、前記分割又は結合されたパケットに対して処理を行う、
    請求項14又は15に記載の分散装置。
  17. 前記第1スケジューリング部における前記第1スケジューリング処理は、データのセグメンテーション及びコンカテネーションを含む、
    請求項14乃至16のいずれかに記載の分散装置。
  18. 前記第2スケジューリング処理は、少なくともルーティングに関する処理を含
    前記第1スケジューリング部は、前記第2スケジューリング処理における前記ルーティングに関する処理の結果に基づいて、前記第1スケジューリング処理を行う、
    請求項14乃至17のいずれかに記載の分散装置。
  19. 前記第1スケジューリング処理は、データのセグメンテーション及びコンカテネーションに関する処理を含み、
    前記第2スケジューリング処理は、少なくともルーティングに関する処理を含む、
    請求項14乃至18のいずれかに記載の分散装置。
  20. 前記第1スケジューリング部における前記第1スケジューリング処理は、RLC(Radio Link Control)処理を含む、
    請求項14乃至19のいずれかに記載の分散装置。
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