JP6795412B2 - メカニカルシール - Google Patents

メカニカルシール Download PDF

Info

Publication number
JP6795412B2
JP6795412B2 JP2017013276A JP2017013276A JP6795412B2 JP 6795412 B2 JP6795412 B2 JP 6795412B2 JP 2017013276 A JP2017013276 A JP 2017013276A JP 2017013276 A JP2017013276 A JP 2017013276A JP 6795412 B2 JP6795412 B2 JP 6795412B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
retainer
damping member
vibration damping
fixing
sealing ring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017013276A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018119656A (ja
Inventor
悠高 奥園
悠高 奥園
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Eagle Industry Co Ltd
Original Assignee
Eagle Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Eagle Industry Co Ltd filed Critical Eagle Industry Co Ltd
Priority to JP2017013276A priority Critical patent/JP6795412B2/ja
Publication of JP2018119656A publication Critical patent/JP2018119656A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6795412B2 publication Critical patent/JP6795412B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Mechanical Sealing (AREA)

Description

本発明は、ポンプ、攪拌機等のハウジングと回転軸との間に形成される軸封部をシールするメカニカルシールに関する。
従来のメカニカルシールは、回転軸に外嵌される円筒状のベローズの一端が環状クランプにより外径側から回転軸に固定され、このベローズの他端に設けられる回転密封環の摺動面とハウジングに固定される静止密封環の摺動面とを摺動させることにより、ハウジングと回転軸との間に形成される軸封部をシールしている。詳しくは、ベローズの回転密封環には環状のリテーナが外嵌され、環状クランプには軸方向に延びるドライブピンが設けられている。リテーナの一端(環状クランプ側の端)において外周面から内径側へ凹むとともに軸方向一端側に開放する凹部にドライブピンが挿入されることにより、リテーナは回転軸と共に回転できるようになっている。また、リテーナと環状クランプとの間に軸方向に付勢するスプリングが設けられることにより、リテーナに保持されたベローズの回転密封環とハウジングに固定される静止密封環とを当接させた状態が維持され、摺動面間のシール性能が高められている(特許文献1参照)。
このようなメカニカルシールにおいては、リテーナは、ベローズの回転密封環に外嵌された状態でドライブピンとスプリングにより環状クランプに対して径方向及び軸方向に相対移動可能に連結されているため、ベローズの回転密封環側が遠心力、自励振動等を受けて静止密封環に対して径方向に相対移動し、摺動面においてすりこぎ運動が発生してシール性能を低下させることがあった。
特許文献1に開示されているメカニカルシールにあっては、回転軸の外周面に対して外嵌された状態で回転軸に直接ネジ固定される環状の制振体が環状クランプとリテーナを外径側から覆うように軸方向に延出しており、制振体の内面側に設けられるOリングを介してリテーナの外周面に当接している。すなわち、回転軸に直接固定される制振体によりリテーナを外径側から保持して静止密封環に対する回転密封環の径方向への相対移動を抑制することができるため、摺動面におけるすりこぎ運動の発生が抑えられ、シール性能が高められている。
特開2012−26509号公報(第5頁、第1図)
しかしながら、特許文献1にあっては、リテーナは、環状クランプよりも摺動面から軸方向に離れた位置から延びる制振体により保持されるとともに、環状クランプに対して軸方向に離間した状態でドライブピンとスプリングにより径方向及び軸方向に相対移動可能に連結されているため、環状クランプに対してリテーナの軸芯がずれやすく、リテーナの組み付け精度が低くなるという問題があった。
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、リテーナの組み付け精度が高いメカニカルシールを提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明のメカニカルシールは、
静止密封環と、
回転軸の回転を受けて前記静止密封環と相対摺動する回転密封部及び該回転密封部とは軸方向反対側に設けられる基端部を具備するベローズと、
前記回転密封部を径方向から保持するリテーナと、
前記基端部を回転軸側部材に固定するとともに前記リテーナと径方向に遊嵌される固定・制振部材と、
前記静止密封環と前記回転密封部とを近接させるように軸方向に付勢するスプリングと、
前記リテーナ及び前記固定・制振部材が遊嵌する部位において該リテーナ及び該固定・制振部材の間に設けられる弾性部材と
を備えることを特徴としている。
この特徴によれば、回転軸に対する組み付け精度が高い固定・制振部材に対してリテーナが径方向に遊嵌されるとともに、リテーナと固定・制振部材との間に設けられる弾性部材の変形により、固定・制振部材に対するリテーナの径方向への相対移動が抑制され、リテーナの軸芯が固定・制振部材の軸芯に対して揃えられた状態で保持されやすくなり、リテーナの組み付け精度を高めることができる。
前記固定・制振部材は、前記リテーナの内径側に遊嵌されることを特徴としている。
この特徴によれば、固定・制振部材に対するリテーナの組み付け状態を外径側から確認できるため、リテーナの組み付け精度を高めることができる。また、固定・制振部材は、リテーナの内径側に遊嵌される構造であるため、固定・制振部材の軸方向に延びる長さを短く構成することができ、リテーナの組み付け精度を高めることができる。
前記固定・制振部材は、外径側に突出する突出部が設けられていることを特徴としている。
この特徴によれば、リテーナと固定・制振部材の外径側に突出する突出部とにより軸方向の隙間が形成され、固定・制振部材に対するリテーナの組み付け状態を外径側から確認しやすくなるため、リテーナの組み付け精度をさらに高めることができる。さらに、好ましい態様として、突出部の形状を環状とすれば、リテーナと固定・制振部材の外径側に突出する突出部との間に環状の隙間が形成されるため、リテーナの組み付け状態をさらに確認しやすくなる。
前記固定・制振部材と前記リテーナとが相対的に回動しないように回り止めする回り止め部材を備え、
前記固定・制振部材が前記回り止め部材よりも内径側で前記リテーナと遊嵌されていることを特徴としている。
この特徴によれば、リテーナの外径側に形成される固定・制振部材との隙間から回り止め部材の位置を確認できるため、固定・制振部材とリテーナとの組み付けを容易に行うことができる。
前記固定・制振部材は、前記基端部を前記回転軸に固定する固定部材と、前記リテーナと遊嵌される制振部材と、を備え、
前記固定部材と前記制振部材は、別体で設けられることを特徴としている。
この特徴によれば、固定・制振部材は、制振部材をリテーナと遊嵌させる作業と、固定部材によりベローズの基端部を回転軸に固定する作業とを個別に行うことができるため、組み立て施工性を高めることができる。
前記固定部材は、分割クランプであり、
前記制振部材は、環状体であることを特徴としている。
この特徴によれば、環状体である制振部材を回転軸に挿通してリテーナと遊嵌させた後、分割クランプである固定部材を外径側から回転軸に装着して制振部材と一体に固定できるため、固定・制振部材に対するリテーナの組み付け精度と組み立て施工性を高めることができる。
実施例におけるメカニカルシールを示す断面図である。 ベローズの回転密封環が静止密封環に対して径方向に相対移動した状態を示す断面図である。
本発明に係るメカニカルシールを実施するための形態を実施例に基づいて以下に説明する。
実施例に係るメカニカルシールにつき、図1及び図2を参照して説明する。以下、図1の紙面左側をメカニカルシールの機内側とし、図1の紙面右側をメカニカルシールの機外側(大気側)として説明する。
図1に示されるように、本実施例に係るメカニカルシール1は、ポンプ、攪拌機等の軸封分野で用いられ、ハウジング2と、該ハウジング2に設けられる軸孔20に挿通される回転軸3との間(軸封部)をシールするために取り付けられる。尚、回転軸3は、一般にステンレス鋼製等の金属製であり、その他、軸の表面にコーティングが施されていてもよく、軸封する機器がポンプの場合には、機内側に図示しない羽根車が取り付けられている。
図1に示されるように、メカニカルシール1は、ハウジング2に固定されるケース4及び静止密封環5と、回転軸3に組み付けられるスリーブ6(回転軸側部材)、ベローズ7、リテーナ8、固定・制振部材9及びセットリング10と、から主に構成されている。尚、説明の便宜上、メカニカルシール1の断面図は、軸心で交差する2つの平面により切断された断面を図示するものとする。また、環状に構成される部材については、端面の図示を一部省略する。
先ず、ハウジング2と、ハウジング2に固定されるケース4及び静止密封環5の構造について詳しく説明する。
図1に示されるように、ハウジング2には、機外側の端面2aにおいて軸孔20の開口周縁から機外側に向けて突出する環状突出部21が形成されている。尚、環状突出部21には、周方向に二分割された分割ケース23,23が外嵌されている。分割ケース23,23は、図示しない連結金具やボルトにより一体に締結され、メカニカルシール1を外径側から密封状に覆った状態でハウジング2の機外側の端面2aに対して図示しないボルトにより固定されている。
また、ハウジング2には、環状突出部21の機外側の内周から内径側に向けて突出する環状凸部22が形成されている。これによれば、環状凸部22によって機内側から軸孔20に対して挿嵌される静止密封環5の機外側への抜け出しを防ぐことができる。尚、ハウジング2の軸孔20に対するケース4及び静止密封環5の組み付け構造については後段にて詳述する。
ケース4は、スリーブ6が挿通される軸孔40が設けられ、環状を成している。また、ケース4には、機内側の外周から外径側に向けて延出するフランジ41と、機外側の端面4aの外径側から機外側に向けて突出する環状突出部42とが形成されている。
静止密封環5は、スリーブ6が挿通される軸孔50が設けられ、環状を成している。また、静止密封環5には、外周の軸方向略中央部から外径側に向けて延出する環状凸部51が形成されている。また、静止密封環5には、環状凸部51に対して機内側及び機外側に形成される環状凸部51よりも小径部分の外周に弾性を有するOリング101,102がそれぞれ装着されている。
尚、静止密封環5は、特殊転換法(カーボン表面を部分的にSiC化し、表面強度を補強し、SiCの耐摩耗性とカーボンの自己潤滑性の両方を兼ね備えるようにすること)によるSiCから製作されている。また、ダイヤモンドコーティングしたSiCや反応焼結SiC(SiC+Siの組成にしたもの)等、他のSiCにより製作されてもよい。
次いで、ハウジング2の軸孔20に対する静止密封環5及びケース4の組み付け構造について詳しく説明する。
図1に示されるように、静止密封環5は、Oリング101,102が装着された状態でハウジング2の軸孔20に機内側から圧入されている。このとき、Oリング101,102は、静止密封環5の外周とハウジング2の軸孔20の内周との間で圧接されている。また、ケース4は、静止密封環5がハウジング2の軸孔20に圧入された状態で、ハウジング2の軸孔20に機内側から挿嵌されている。尚、ケース4は、フランジ41に設けられる図示しない複数のネジ孔に機内側からボルト43,43,…が挿通されることにより、ハウジング2に対して固定されている。
このとき、ケース4は、フランジ41の機外側の端面41aをハウジング2の機内側の端面2bに当接させることにより、ハウジング2とケース4との軸方向の位置合わせが正確に行われるようになっている。
また、ハウジング2とケース4との軸方向の位置合わせが行われた状態において、静止密封環5の機内側に装着されるOリング101は、ケース4の環状突出部42と静止密封環5の環状凸部51との間で圧接され、静止密封環5の機外側に装着されるOリング102は、ハウジング2の環状凸部22と静止密封環5の環状凸部51との間で圧接されている。これによれば、ハウジング2の内周と静止密封環5の外周との間の隙間をOリング101,102によってシールすることができる。
また、静止密封環5は、ケース4の環状突出部42及びハウジング2の環状凸部22と静止密封環5の環状凸部51との間に装着される弾性を有するOリング101,102を介して軸方向に付勢された状態で保持されている。このとき、静止密封環5の機内側の端面5bとケース4の機外側の端面4aは、軸方向に離間した状態となっている。
次いで、スリーブ6、ベローズ7、リテーナ8、固定・制振部材9及びセットリング10の構造及び回転軸3に対する組み付け構造について詳しく説明する。
図1に示されるように、スリーブ6は、回転軸3が挿通される軸孔60が設けられ、管状を成している。尚、スリーブ6は、一般にステンレス鋼製等の金属製であり、回転軸3に固定されることにより、回転軸3と共に回転する。
また、スリーブ6は、外周が機外側から機内側へ向けて縮径しており、機外側から順に第1外周面61、第2外周面62が形成されている。
ベローズ7は、スリーブ6が挿通される軸孔70が設けられ、略円筒状を成している。尚、ベローズ7は、金属成形品もしくは樹脂成形品であり、スリーブ6の第1外周面61に対して外嵌されている。
また、ベローズ7は、一端(機外側の端)に形成される基端部71と、他端(機内側の端部)に形成される回転密封環72(回転密封部)と、基端部71と回転密封環72との間を軸方向に連結するベローズ部73と、から構成されている。
ベローズ7の基端部71は、内径がスリーブ6の第1外周面61の外径と略同一寸法の円筒状に構成され、周方向に亘ってスリーブ6の第1外周面61に当接している。また、基端部71には、機外側の外周から外径側に向けて延出するフランジ71aが形成されている。
ベローズ7の回転密封環72は、内径がスリーブ6の第1外周面61の外径よりも大きい環状に構成され、機内側の外周から外径側に向けて延出するフランジ74と、機内側の端面72aから機内側に向けて突出する環状突出部75とが形成されている。尚、回転密封環72の環状突出部75の機内側の端面は、ハウジング2に固定される静止密封環5の機外側の端面5aに対して軸方向に略垂直に当接した状態で相対摺動するものであり、静止密封環5の機外側の端面5aと共にメカニカルシール1の摺動面Sを形成している。
尚、回転密封環72は、上述した通り金属成形品もしくは樹脂成形品であり、少なくとも環状突出部75の機内側の端面は、摺動性に優れる材料とされていることが好ましい。尚、該端面にSiC等のコーティングを施したものであってもよい。
ベローズ7のベローズ部73は、蛇腹形に形成され、軸方向に伸縮可能に構成されており、機内側の圧力により外径側に膨れた状態となっている。
リテーナ8は、ベローズ7が挿通される軸孔80が設けられ、環状を成している。また、リテーナ8には、後述する本体部85の機内側の端面8aの外径側から機内側に向けて突出する環状突出部81と、本体部85の機外側の端面8bの外径側から機外側に向けて突出する環状突出部82とが形成されている。
また、リテーナ8は、金属製であり、ベローズ7の回転密封環72に対して外嵌されている。詳しくは、リテーナ8は、環状の本体部85にベローズ7のベローズ部73を機外側から挿通可能に軸孔80が形成されており、本体部85の機内側の端面8aの外径側から機内側に向けて突出する環状突出部81がベローズ7の回転密封環72に対して外嵌されている。このとき、リテーナ8の環状突出部81と、ベローズ7の回転密封環72のフランジ74とが対向するとともに、リテーナ8の機内側の端面8aとベローズ7の回転密封環72の機外側の端面72bとが面同士で当接した状態となる。これによれば、ベローズ7の回転密封環72に対するリテーナ8の組み付け精度を高めることができる。尚、リテーナ8の軸孔80の内周は、ベローズ7のベローズ部73の外周に略当接している。
リテーナ8の本体部85の機外側の端面8bから機外側に延びる環状突出部82には、周方向に等配された位置に軸方向に凹み機外側に開放する凹部83,83,…,84,84,…が形成されている。また、環状突出部82の内周面82aは、ベローズ7のベローズ部73の外周から径方向に離間して環状の空間Xが形成されている。尚、空間Xは、リテーナ8の機外側の端面8b、リテーナ8の環状突出部82の内周面82a、及びベローズ7のベローズ部73の外周から画成され、リテーナ8の内径側において機外側に開放している。
固定・制振部材9は、環状の制振部材91と、周方向に二分割された分割クランプ92,92(固定部材)と、から主に構成され、ベローズ7の基端部71をスリーブ6の第1外周面61に対して周方向に回動不能に固定している。尚、分割クランプ92,92は、略同一構成であるため、一方の分割クランプ92の構造について説明し、他方の分割クランプ92の説明を省略する。
制振部材91は、ベローズ7が挿通される軸孔90が設けられ、環状を成している。また、制振部材91には、機外側のフランジ状を成す本体部91d(突出部)と、本体部91dの機内側の端面91aの内径側から機内側に向けて突出する環状突出部91cとが形成されている。尚、制振部材91の本体部91dにおける外径は、リテーナ8の環状突出部82における外径と略同一に構成されている。
また、制振部材91の機外側の端面91bには、周方向に等配された位置に制振部材91の外周まで切欠かれた複数の切欠部91f,91f,…が形成されている。尚、リテーナ8の軸孔80の内径と制振部材91の軸孔90の内径は略同一に構成されており、ベローズ7のベローズ部73の外周に対して近接した状態となっている。
制振部材91の環状突出部91cには、機内側の外周において内径側に凹む環状凹部91eが形成され、環状凹部91eには、Oリング103(弾性部材)が装着されている。
また、制振部材91は、金属製であり、リテーナ8の内径側に形成される空間Xに環状突出部91cを遊嵌させた状態で組み付けられている。詳しくは、制振部材91は、ベローズ7の回転密封環72に対してリテーナ8が外嵌された状態で、ベローズ7のベローズ部73に機外側から挿通され、本体部91dの機内側の端面91aから機内側に向けて突出する環状突出部91cがリテーナ8の環状突出部82の内径側に形成される空間Xに対して径方向に遊嵌されている。このとき、制振部材91の環状突出部91cの内径側に形成される環状凹部91eに装着されたOリング103は、リテーナ8の環状突出部82の内周面82aに対して圧接した状態となっている。
また、制振部材91の機内側の端面91aには、軸方向に延びる複数のドライブピン93,93,…(回り止め部材)が設けられ、機内側の先端部が前述したリテーナ8の環状突出部82に形成される凹部83,83,…に挿入されている。これによれば、ドライブピン93,93,…は、凹部83,83,…に挿入されることにより、リテーナ8及びベローズ7の回転密封環72をスリーブ6に対して軸方向へ相対移動させるとともに、リテーナ8及びベローズ7の回転密封環72をスリーブ6に対して周方向へ相対移動させないように係止することができる。そのため、リテーナ8及びベローズ7の回転密封環72には、ドライブピン93,93,…によりスリーブ6の回転力が伝達され、スリーブ6と共に回転する。尚、ドライブピン93の外径は、凹部83の内径よりも僅かに小さくなっており、好ましくは両径の寸法差は、Oリング103の潰れ代すなわちリテーナ8の環状突出部82の内径と制振部材91の環状突出部91cの外径の寸法差と略同一以上となっており、ドライブピン93は、凹部83に挿入された状態で径方向に僅かに相対移動可能となっている。
また、制振部材91の機内側の端面91aとリテーナ8の環状突出部82に形成された凹部84,84,…との間には、スプリング94,94,…が圧縮配置されている。これによれば、リテーナ8に対してスプリング94,94,…から軸方向の付勢力が負荷されることにより、リテーナ8により保持されるベローズ7の回転密封環72が静止密封環5側に付勢され、回転密封環72の環状突出部75の機内側の端面と静止密封環5の機外側の端面5aとが密着した状態となる。これによれば、メカニカルシール1の摺動面Sにおけるシール性を高めることができる。また、機内側が低圧時においても摺動面Sのシール面圧を確保することができる。
分割クランプ92には、略円弧状の本体部92eの機外側の内周において外径側に凹む環状凹部92cと、本体部92eの機内側の端面92aの外径側から機外側に向けて突出する環状突出部92dとが形成されている。
また、分割クランプ92,92は、金属製であり、ベローズ7の基端部71に形成されるフランジ71aに対して環状凹部92c,92cをそれぞれ嵌合させた状態で外嵌され、本体部92e,92eを締付けボルト95で締め付けて一体に固定されている。これによれば、分割クランプ92,92の環状凹部92c,92cとベローズ7の基端部71に形成されるフランジ71aとが嵌合しているため、軸方向に相対移動することがない。
また、分割クランプ92,92の環状突出部92d,92dが、制振部材91の機外側の外周に対して外嵌されることにより、制振部材91と分割クランプ92,92とが一体に組み付けられた状態となっている。このとき、分割クランプ92,92の機内側の端面92a,92aと制振部材91の機外側の端面91bと面同士で当接した状態で組み付けることができるため、制振部材91に対する分割クランプ92,92の組み付け精度を高めることができる。
さらに、分割クランプ92,92の機内側の端面92aには、軸方向に延びるピン96,96,…が設けられ、制振部材91の機外側の端面92bに形成される複数の切欠部91f,91f,…に挿入されている。これによれば、ピン96,96は、切欠部91f,91f,…に挿入されることにより、制振部材91をスリーブ6及び分割クランプ92,92に対して周方向へ相対移動させないように係止することができる。そのため、制振部材91には、ピン96,96,…によりスリーブ6及び分割クランプ92,92の回転力が伝達され、スリーブ6及び分割クランプ92,92と共に回転する。
セットリング10は、金属製で環状を成し、スリーブ6の第1外周面61に挿通させ、分割クランプ92,92の機外側の端面92bに当接させた状態でボルト11によりスリーブ6に固定されている。これによれば、スリーブ6に挿通され組み付けられた各部材を、スプリング94,94,…の付勢力を利用して機内側の静止密封環5と機外側のセットリング10との間に一体保持することができる。尚、セットリング10は、スプリング94,94,…がリテーナ8に対して軸方向に所定の付勢力を負荷する位置に固定されるものとする。
尚、前記実施例におけるOリング101,102,103の材質は、フッ素ゴム、ニトリルゴム、H−NBR、EPDM、パーフロロエラストマ等である。
以上説明したように、本実施例のメカニカルシール1は、リテーナ8の環状突出部82の内周面82aとベローズ7のベローズ部73の外周との間に形成される空間Xに対して固定・制振部材9を構成する制振部材91の環状突出部91cが径方向に遊嵌される、すなわちリテーナ8と制振部材91とはいわゆるインロー結合(so-called spigot joint)されるとともに、制振部材91の環状突出部91cの機内側の外周に形成される環状凹部91eに設けられるOリング103が空間Xにおいて弾性変形することにより、固定・制振部材9(制振部材91)に対するリテーナ8の径方向への相対移動が抑制され、リテーナ8の軸芯が固定・制振部材9の軸芯に対して揃えられた状態で保持されやすくなり、リテーナ8の組み付け精度を高めることができる。
また、制振部材91は、ベローズ7の基端部71を径方向に拘束する分割クランプ92,92と一体に組み付けられ、さらに、制振部材91は、分割クランプ92,92の機内側(リテーナ8側)に配置されているため、制振部材91の軸方向に延びる長さを短く構成することができる。これによれば、リテーナ8と制振部材91との組み付け精度を高めることができる。
また、図2に示されるように、回転軸3の回転による遠心力、自励振動等によりベローズ7のベローズ部73が僅かに変形することにより、ベローズ7の回転密封環72が静止密封環5に対して傾斜するような応力が作用した場合、ベローズ7の回転密封環72及びリテーナ8は、Oリング103の弾性変形により静止密封環5の機外側の端面5aと回転密封環72の環状突出部75の機内側の端面との摺動面Sを維持した状態で、リテーナ8の内径側に形成される空間Xを利用して径方向(図2紙面上方)に移動する。
尚、制振部材91の環状突出部91cが空間Xに対して遊嵌された状態における環状突出部91cとリテーナ8の環状突出部82の内周面82aとの隙間は、Oリング103の弾性変形による潰れ代よりも大きくなっている。これによれば、Oリング103が弾性変形した際に、リテーナ8の環状突出部82の内周面82aが制振部材91の環状突出部91cに当接し難くなるため、制振部材91の環状突出部91cとリテーナ8との間に過剰な応力が作用することを防ぐことができる。
また、ベローズ7の回転密封環72及びリテーナ8は、リテーナ8の環状突出部82の内周面82aがOリング103の弾性変形によって径方向への相対移動が規制されている(図2紙面下側参照)。さらに、より大きな応力が作用した場合には、リテーナ8の環状突出部82の内周面82aが空間Xに遊嵌する制振部材91の環状突出部91cに略当接することにより径方向への相対移動が規制される(図2紙面下側参照)。このとき、Oリング103は、リテーナ8の環状突出部82の内周面82aと制振部材91の環状突出部91cとの間で圧縮された状態となっているため、Oリング103の弾性力によりリテーナ8の軸芯を元の位置(回転軸3と軸芯を共にする位置)まで戻すことができる。これによれば、リテーナ8の制振性を高めることができる。
さらに、ケース4の環状突出部42と静止密封環5の環状凸部51との間においてOリング101が配置されている。これによれば、摺動面Sに対して軸方向の大きな応力が作用した場合にOリング101を圧縮させることにより、摺動面Sに作用する軸方向の応力を逃がすことができる。
このように、メカニカルシール1は、ベローズ7の回転密封環72及びリテーナ8が回転軸3に固定されるスリーブ6、固定・制振部材9及びベローズ7の基端部71に対して傾斜するような応力が作用した場合であっても、摺動面Sを維持した状態で径方向及び軸方向に移動可能である。すなわち、メカニカルシール1において、摺動面Sを維持した状態でベローズ7の回転密封環72の傾きを許容することができるため、特にリテーナ8と制振部材91との間において過剰な応力が作用し難くなっている。また、摺動面Sを維持した状態で回転軸3(回転軸3に固定されることで軸芯を共にするスリーブ6、固定・制振部材9及びベローズ7の基端部71)の軸振れや振動を許容することもできるため、メカニカルシール1全体の制振性を高めることができる。
また、図1に示されるように、リテーナ8の内径側に形成される空間Xに制振部材91の環状突出部91cが遊嵌されるため、リテーナ8の外径側に制振機構が設けられるものと比較して、制振性の高いメカニカルシール1を小型に構成することができる。さらに、リテーナ8の径を適宜調整できる。
また、制振部材91の環状突出部91cは、リテーナ8の内径側に形成される空間Xに遊嵌されているため、リテーナ8の外径側に固定・制振部材9との間、詳しくは、リテーナ8の環状突出部82と制振部材91の機内側の端面91aとの間に環状の隙間Cが形成され、固定・制振部材9に対するリテーナ8の組み付け状態を外径側から確認することができる。
具体的には、例えば、固定・制振部材9側から延出してリテーナ8の外径側から周方向に亘って当接することで保持する制振体が設けられるような場合、固定・制振部材9とリテーナ8の一部(固定・制振部材9側)が制振体により外径側から覆われるため、固定・制振部材9に対するリテーナ8の組み付け状態を外径側から確認することができない。この場合、制振体をリテーナ8の外径側から当接させた際に、固定・制振部材9に対してリテーナ8の軸芯にずれが生じて組み付け精度が低下する虞があった。
しかしながら、本実施例のメカニカルシール1は、リテーナ8を制振する制振部材91の環状突出部91cがリテーナ8の内径側で遊嵌されているため、固定・制振部材9とリテーナ8との間に環状の隙間Cが形成される。これによれば、回転軸3に固定されて軸芯を共にする固定・制振部材9とリテーナ8との隙間Cの間隔が周方向に亘って略均一に組み付けられている、言い換えれば、固定・制振部材9に対してリテーナ8の軸芯が揃っていることを外径側から確認することができるため、リテーナ8の組み付け精度を高めることができる。
さらに、固定・制振部材9を構成する制振部材91の機内側にフランジ状を成す本体部91dが形成されており、リテーナ8の環状突出部82の外周面と制振部材91の本体部91dの外周面との間に環状の隙間Cが形成される。これによれば、より外径側の位置に環状の隙間Cが形成されるため、固定・制振部材9に対するリテーナ8の組み付け状態を外径側から確認しやすくなり、リテーナ8の組み付け精度をさらに高めることができる。尚、制振部材91の本体部91dは、ベローズ7の基端部71側に形成され、分割クランプ92,92によって外嵌されてベローズ7の基端部71とともにスリーブ6に固定されているため、回転軸3と軸芯が揃いやすく、上述した環状の隙間Cに基づく固定・制振部材9に対するリテーナ8の組み付け状態の確認の精度が高められている。
また、制振部材91の環状突出部91cは、ドライブピン93,93,…よりも内径側でリテーナ8に対して遊嵌されている。これによれば、リテーナ8の環状突出部82の外周面と制振部材91の本体部91dの外周面との間に形成される環状の隙間Cからドライブピン93,93,…の位置を確認しながら、リテーナ8の環状突出部82に形成される凹部83,83,…に挿入することができるため、固定・制振部材9(制振部材91)とリテーナ8との組み付けを容易に行うことができる。
また、制振部材91の環状突出部91cとドライブピン93,93,…とが、制振部材91の機内側の端面91aに軸方向に並行するように設けられているため、リテーナ8の環状突出部82に形成される凹部83,83,…に対するドライブピン93,93,…の挿入位置の精度が高い。
また、制振部材91は、環状を成し、リテーナ8の内径側で遊嵌されることで制振を行う環状突出部91cが一体構造であるため、環状突出部91cが周方向に分割されているものと比較して環状突出部91cの径方向ずれ及び軸方向ずれを無くすことができ、制振性を向上させることができる。
また、固定・制振部材9は、環状の制振部材91と分割クランプ92,92がそれぞれ別体で設けられており、環状の制振部材91をスリーブ6及びベローズ7のベローズ部73に機外側から挿通した後、制振部材91の環状突出部91cをリテーナ8の内径側で遊嵌させ、分割クランプ92,92を制振部材91に外嵌して一体に組み付け、同時にベローズ7の基端部71をスリーブ6に固定することができるため、メカニカルシール1の組み立て施工性を高めることができる。
尚、本実施例のメカニカルシール1において、分割クランプ92,92は、制振部材91に対して外嵌されることにより一体に組み付けられており、制振部材91が分割クランプ92,92に対して周方向にボルト等で締め付けて一体に固定した場合に起こる制振部材91の変形がない。そのため、リテーナ8に対する制振性や組み付け精度に影響することがない。
尚、リテーナ8の内径と制振部材91の内径(リテーナ8の軸孔80と制振部材91の軸孔90の径)が略同一に構成され、軸方向にベローズ7のベローズ部73を略覆っている。これによれば、遠心力、圧力等によるベローズ部73の径方向への変形を抑制することができる。
尚、静止密封環5及びベローズ7の回転密封環72の材質は、シリコンカーバイド、タングステンカーバイト、カーボン、その他のセラミックス等の超硬質材料であってもよい。
また、スプリング94は、コイルスプリングの他に、ウェーブコイルスプリング等を使用してもよい。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
例えば、前記実施例では、固定・制振部材9は、環状の制振部材91と分割クランプ92,92がそれぞれ別体に構成されるものとして説明したが、これに限らず、例えば、固定・制振部材を構成する制振部材と一方の分割クランプが一体成形されたものに他方の分割クランプが組み付けられるものであってもよい。
また、前記実施例では、メカニカルシール1は、スプリング94,94,…が回転軸3と共に回転する回転形のメカニカルシールとして説明したが、固定形のメカニカルシールであってもよい。
また、前記実施例では、回転軸側部材であるスリーブ6にベローズ7が固定される態様について説明したが、これに限らず、スリーブを用いることなく回転軸にベローズが直接固定される態様であってもよい。
また、前記実施例では、スプリング94,94は、リテーナ8を介してベローズ7の回転密封環72を付勢する構造について説明したが、これに限らず、スプリングがベローズの回転密封環に直接接触して付勢する構造であってもよい。
また、前記実施例では、Oリング103をリテーナ8の環状突出部82の内周面82aに対して圧接させた例について説明したが、これに限らず、Oリングは、リテーナの環状突出部の内周面に対して僅かに当接して圧縮されていない、もしくはリテーナの環状突出部の内周面に対して非当接の状態であってもよい。
また、Oリング103は、リテーナ8の環状突出部82の内周面82aに設けられてもよい。
また、前記実施例では、凹部83はリテーナ8に設けられ、ドライブピン93は制振部材91に設けられる例について説明したが、これに限らず、凹部83は制振部材91に設けられ、ドライブピン93はリテーナ8に設けられるものであってもよい。同様に、切欠部91fは分割クランプ92に設けられ、ピン96は制振部材91に設けられるものであってもよい。さらに、凹部84は制振部材91に設けられるものであってもよい。
1 メカニカルシール
2 ハウジング
3 回転軸
4 ケース
5 静止密封環
6 スリーブ(回転軸側部材)
7 ベローズ
8 リテーナ
9 固定・制振部材
10 セットリング
72 回転密封環(回転密封部)
91 制振部材
91c 環状突出部
91d 本体部(突出部)
92 分割クランプ(固定部材)
93 ドライブピン(回り止め部材)
94 スプリング
96 ピン
101〜103 Oリング
S 摺動面
X 空間
C 隙間

Claims (5)

  1. 静止密封環と、
    回転軸の回転を受けて前記静止密封環と相対摺動する回転密封部及び該回転密封部とは軸方向反対側に設けられる基端部を具備するベローズと、
    前記回転密封部を径方向から保持するリテーナと、
    前記基端部を回転軸側部材に固定するとともに前記リテーナと径方向に遊嵌される固定・制振部材と、
    前記静止密封環と前記回転密封部とを近接させるように軸方向に付勢するスプリングと、
    前記リテーナ及び前記固定・制振部材が遊嵌する部位において該リテーナ及び該固定・
    制振部材の間に設けられる弾性部材と
    を備え
    前記固定・制振部材は、前記リテーナの内径側に遊嵌されることを特徴とするメカニカルシール。
  2. 前記固定・制振部材は、外径側に突出する突出部が設けられていることを特徴とする請求項に記載のメカニカルシール。
  3. 前記固定・制振部材と前記リテーナとが相対的に回動しないように回り止めする回り止め部材を備え、
    前記固定・制振部材が前記回り止め部材よりも内径側で前記リテーナと遊嵌されていることを特徴とする請求項またはに記載のメカニカルシール。
  4. 前記固定・制振部材は、前記基端部を前記回転軸に固定する固定部材と、前記リテーナと遊嵌される制振部材と、を備え、
    前記固定部材と前記制振部材は、別体で設けられることを特徴とする請求項1ないしのいずれかに記載のメカニカルシール。
  5. 前記固定部材は、分割クランプであり、
    前記制振部材は、環状体であることを特徴とする請求項に記載のメカニカルシール。
JP2017013276A 2017-01-27 2017-01-27 メカニカルシール Active JP6795412B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017013276A JP6795412B2 (ja) 2017-01-27 2017-01-27 メカニカルシール

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017013276A JP6795412B2 (ja) 2017-01-27 2017-01-27 メカニカルシール

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018119656A JP2018119656A (ja) 2018-08-02
JP6795412B2 true JP6795412B2 (ja) 2020-12-02

Family

ID=63045081

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017013276A Active JP6795412B2 (ja) 2017-01-27 2017-01-27 メカニカルシール

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6795412B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018119656A (ja) 2018-08-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5514125B2 (ja) 動的封止
JP4848008B2 (ja) スライドリングシール構造
JP3965136B2 (ja) ボールジョイントシール
CN113586722B (zh) 用于旋转轴设备的不可折叠的柔性密封膜片及密封组件
WO2010004809A1 (ja) メカニカルシール装置
GB2416815A (en) Bearing seal and swing device
WO2019059197A1 (ja) メカニカルシール
WO2014054472A1 (ja) 密封装置
JP6795412B2 (ja) メカニカルシール
JP6823600B2 (ja) メカニカルシール
JP5863810B2 (ja) メカニカルシール
EP3722634B1 (en) Damper
WO2018180307A1 (ja) シール材の配置構造
JP5630498B2 (ja) メカニカルシール装置
EP3473884A1 (en) Damper
WO2019031377A1 (ja) セグメントシール
JP2004332920A (ja) 密封構造及び端面シール
JP7066433B2 (ja) メカニカルシール
JP2017040327A (ja) 分割型メカニカルシール及び分割型メカニカルシールの製造方法
KR20190049453A (ko) 시일 기구를 구비하는 장치
JP7080556B2 (ja) メカニカルシール
JP5671637B2 (ja) メカニカルシール
JP6879975B2 (ja) シール装置の取付構造
KR20190117392A (ko) 시일 기구 및 당해 시일 기구를 구비한 장치
JP2021092258A (ja) メカニカルシール

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190719

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200526

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200707

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200806

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20201110

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20201112

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6795412

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250