JP6795412B2 - メカニカルシール - Google Patents
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Description
静止密封環と、
回転軸の回転を受けて前記静止密封環と相対摺動する回転密封部及び該回転密封部とは軸方向反対側に設けられる基端部を具備するベローズと、
前記回転密封部を径方向から保持するリテーナと、
前記基端部を回転軸側部材に固定するとともに前記リテーナと径方向に遊嵌される固定・制振部材と、
前記静止密封環と前記回転密封部とを近接させるように軸方向に付勢するスプリングと、
前記リテーナ及び前記固定・制振部材が遊嵌する部位において該リテーナ及び該固定・制振部材の間に設けられる弾性部材と
を備えることを特徴としている。
この特徴によれば、回転軸に対する組み付け精度が高い固定・制振部材に対してリテーナが径方向に遊嵌されるとともに、リテーナと固定・制振部材との間に設けられる弾性部材の変形により、固定・制振部材に対するリテーナの径方向への相対移動が抑制され、リテーナの軸芯が固定・制振部材の軸芯に対して揃えられた状態で保持されやすくなり、リテーナの組み付け精度を高めることができる。
この特徴によれば、固定・制振部材に対するリテーナの組み付け状態を外径側から確認できるため、リテーナの組み付け精度を高めることができる。また、固定・制振部材は、リテーナの内径側に遊嵌される構造であるため、固定・制振部材の軸方向に延びる長さを短く構成することができ、リテーナの組み付け精度を高めることができる。
この特徴によれば、リテーナと固定・制振部材の外径側に突出する突出部とにより軸方向の隙間が形成され、固定・制振部材に対するリテーナの組み付け状態を外径側から確認しやすくなるため、リテーナの組み付け精度をさらに高めることができる。さらに、好ましい態様として、突出部の形状を環状とすれば、リテーナと固定・制振部材の外径側に突出する突出部との間に環状の隙間が形成されるため、リテーナの組み付け状態をさらに確認しやすくなる。
前記固定・制振部材が前記回り止め部材よりも内径側で前記リテーナと遊嵌されていることを特徴としている。
この特徴によれば、リテーナの外径側に形成される固定・制振部材との隙間から回り止め部材の位置を確認できるため、固定・制振部材とリテーナとの組み付けを容易に行うことができる。
前記固定部材と前記制振部材は、別体で設けられることを特徴としている。
この特徴によれば、固定・制振部材は、制振部材をリテーナと遊嵌させる作業と、固定部材によりベローズの基端部を回転軸に固定する作業とを個別に行うことができるため、組み立て施工性を高めることができる。
前記制振部材は、環状体であることを特徴としている。
この特徴によれば、環状体である制振部材を回転軸に挿通してリテーナと遊嵌させた後、分割クランプである固定部材を外径側から回転軸に装着して制振部材と一体に固定できるため、固定・制振部材に対するリテーナの組み付け精度と組み立て施工性を高めることができる。
2 ハウジング
3 回転軸
4 ケース
5 静止密封環
6 スリーブ(回転軸側部材)
7 ベローズ
8 リテーナ
9 固定・制振部材
10 セットリング
72 回転密封環(回転密封部)
91 制振部材
91c 環状突出部
91d 本体部(突出部)
92 分割クランプ(固定部材)
93 ドライブピン(回り止め部材)
94 スプリング
96 ピン
101〜103 Oリング
S 摺動面
X 空間
C 隙間
Claims (5)
- 静止密封環と、
回転軸の回転を受けて前記静止密封環と相対摺動する回転密封部及び該回転密封部とは軸方向反対側に設けられる基端部を具備するベローズと、
前記回転密封部を径方向から保持するリテーナと、
前記基端部を回転軸側部材に固定するとともに前記リテーナと径方向に遊嵌される固定・制振部材と、
前記静止密封環と前記回転密封部とを近接させるように軸方向に付勢するスプリングと、
前記リテーナ及び前記固定・制振部材が遊嵌する部位において該リテーナ及び該固定・
制振部材の間に設けられる弾性部材と
を備え、
前記固定・制振部材は、前記リテーナの内径側に遊嵌されることを特徴とするメカニカルシール。 - 前記固定・制振部材は、外径側に突出する突出部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のメカニカルシール。
- 前記固定・制振部材と前記リテーナとが相対的に回動しないように回り止めする回り止め部材を備え、
前記固定・制振部材が前記回り止め部材よりも内径側で前記リテーナと遊嵌されていることを特徴とする請求項1または2に記載のメカニカルシール。 - 前記固定・制振部材は、前記基端部を前記回転軸に固定する固定部材と、前記リテーナと遊嵌される制振部材と、を備え、
前記固定部材と前記制振部材は、別体で設けられることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のメカニカルシール。 - 前記固定部材は、分割クランプであり、
前記制振部材は、環状体であることを特徴とする請求項4に記載のメカニカルシール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017013276A JP6795412B2 (ja) | 2017-01-27 | 2017-01-27 | メカニカルシール |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017013276A JP6795412B2 (ja) | 2017-01-27 | 2017-01-27 | メカニカルシール |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018119656A JP2018119656A (ja) | 2018-08-02 |
JP6795412B2 true JP6795412B2 (ja) | 2020-12-02 |
Family
ID=63045081
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017013276A Active JP6795412B2 (ja) | 2017-01-27 | 2017-01-27 | メカニカルシール |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP6795412B2 (ja) |
-
2017
- 2017-01-27 JP JP2017013276A patent/JP6795412B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2018119656A (ja) | 2018-08-02 |
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