JP6794679B2 - プログラム、情報処理装置、電子機器、及び情報処理システム - Google Patents

プログラム、情報処理装置、電子機器、及び情報処理システム Download PDF

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Description

本発明は、プログラム、情報処理装置、電子機器、及び情報処理システムに関する。
従来より、来店者に店舗情報を提供し、販売促進に結びつける販売促進システムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。しかしながら、従来の販売促進システムは、来店者毎に有用な情報を提供できていなかった。
特開2009−237655号公報
プログラムは、携帯可能な電子機器が所定の位置を通過すると、前記電子機器を携帯する人物に関する情報を取得し前記人物が登録済みの既存ユーザである場合、前記人物に基づいた推奨経路に関する情報を取得して出力する、処理を前記電子機器のコンピュータに実行させる。
情報処理装置(20)は、携帯可能な電子機器(10)から、前記電子機器を携帯する人物に関する情報を受信し、前記人物に関する情報に基づいて前記人物が登録済みの既存ユーザであるかを判別し、前記人物が前記既存ユーザの場合、前記人物の移動履歴に基づいた推奨経路に関する情報を前記電子機器に送信する通信部(203,202)、を備える。
電子機器は、携帯可能な電子機器(10)であって、前記電子機器が所定の範囲内に進入すると、前記電子機器を携帯する人物に関する情報を取得する取得部(107)と、前記人物の移動履歴に基づいた推奨経路に関する情報を取得して出力する出力部(107,106)と、を備える。
情報処理システム(500)は、携帯可能な電子機器(10)と、情報処理装置(20)と、を備える情報処理システムであって、前記電子機器は、前記電子機器が所定の範囲内に進入すると、前記電子機器を携帯する人物に関する情報を前記情報処理装置に送信する通信部(101,107)と、前記情報処理装置から受信した情報を出力する出力部(107,106)と、を備え、前記情報処理装置は、前記人物に関する情報を受信する受信部と、前記受信部が受信した前記人物に関する情報に基づいて前記人物が登録済みの既存ユーザかを判別する判別部と、前記判別部により前記人物が前記既存ユーザと判別された場合、前記人物の移動履歴に基づいた推奨経路に関する情報を前記電子機器に送信する送信、を備える。
なお、本発明をわかりやすく説明するために、上記においては一実施形態を表す図面の符号に対応つけて説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、後述の実施形態の構成を適宜改良しても良く、また、少なくとも一部を他の構成物に代替させても良い。更に、その配置について特に限定のない構成要件は、実施形態で開示した配置に限らず、その機能を達成できる位置に配置することができる。
図1は、一実施形態に係る情報処理システムの構成を示す図である。 図2は、通信装置の配置について説明する図である。 図3は、電子機器の制御部が実行する情報出力処理の一例を示すフローチャートである。 図4(a)は、レイアウト情報テーブルの一例を示す図であり、図4(b)は、フロアの分割例を示す図である。 図5は、イベント管理テーブルの一例を示す図である。 図6は、入店時情報提供処理の一例を示すフローチャートである。 図7は、移動履歴記録処理の一例を示すフローチャートである。 図8は、移動履歴テーブルの一例を示す図である。 図9は、履歴管理テーブルの一例を示す図である。 図10は、既存顧客への情報提供処理の一例を示すフローチャートである。 図11は、新規顧客への情報提供処理の一例を示すフローチャートである。 図12は、商品購入時情報提供処理の一例を示す図である。
以下、本発明の一実施形態について、図1〜図12に基づいて、詳細に説明する。図1には、一実施形態に係る情報処理システム500の構成がブロック図にて示されている。情報処理システム500は、例えば、店舗への来店者や施設の利用者に対して、有用な情報を提供するためのシステムである。
情報処理システム500は、図1に示すように、通信装置40と、電子機器10と、レジ端末30と、情報処理装置20と、を備える。
(通信装置40)
通信装置40は、書店、スーパーマーケット、ショッピングモール、スポーツジム等の店舗、建物、又は施設内に1または複数設けられ、他の機器と通信を行うものである。以後、スーパーマーケットの店舗を例に説明を行う。本実施形態では、通信装置40は、図2に示すように、スーパーマーケットのフロアF1内に複数配置されているものとする。
通信装置40は、例えばBluetooth(登録商標)、RFID(Radio Frequency Identification)、TransferJet(登録商標)などの近接通信を電子機器10との間で行う。本実施形態では、通信装置40は、電子機器10との間でBluetooth(登録商標)による近接通信を行う。また、通信装置40は、インターネット、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)等の有線又は無線ネットワークを介して、情報処理装置20と通信する。
本実施形態では、通信装置40は、電子機器10を携帯する人物に関する情報(本実施形態では、ユーザを一意に識別する顧客IDとする)を電子機器10から受信すると、通信装置40と電子機器10との間の通信強度に関する情報を、受信した顧客IDと紐付けて情報処理装置20に送信する。なお、通信装置40は、情報処理装置20からの要求に応じて電子機器10と通信し、顧客IDを電子機器10から受信してもよい。
(電子機器10)
電子機器10は、例えば、ユーザにより携帯された状態で利用される情報機器である。電子機器10としては、例えば、携帯電話、スマートフォン、タブレット型パソコン、PHS(Personal Handy-phone System)、PDA(Personal Digital Assistant)等を採用することができる。本実施形態では、電子機器10は、スマートフォンであるものとする。
電子機器10は、図1に示すように、ディスプレイ106、操作部102、位置検出部103、撮像部104、通信部101、記憶部105、及び制御部107を備える。
ディスプレイ106は、例えば、液晶ディスプレイであり、画像、各種情報およびボタン等の操作入力用画像を表示する。
操作部102は、例えば、タッチパネルとスイッチとを備える。タッチパネルは、ユーザが触れたことに応じて情報入力を受け付ける。操作部102は、電子機器10のユーザから、店舗での購入予算(例えば、3000円等)や購入予定商品(人参、玉葱、じゃがいも等)の入力を受け付け、制御部107に出力する。
位置検出部103は、例えば、GPSセンサを有しており、電子機器10の位置を検出し、電子機器10の位置情報(緯度、経度)を制御部107に出力する。
撮像部104は、撮像素子や撮影レンズなどを備える撮影ユニットを含み、被写体を撮像する。
記憶部105は、例えば、不揮発性の半導体メモリやハードディスクである。記憶部105は、制御部107によって実行される電子機器10を制御するためのプログラムや各種パラメータを記憶する。また、記憶部105は、電子機器10のユーザに関する情報(顧客ID)を記憶する。また、記憶部105は、撮像部104が撮像した静止画、動画の各画像データを記憶する。
通信部101は、他の機器と通信を行うものであり、本実施形態では、通信装置40との間で、Bluetooth(登録商標)による近接通信を行う。また、通信部101は、レジ端末30の通信部303との間で、例えばBluetooth(登録商標)、RFID、TransferJet(登録商標)などによる近接通信を行う。
通信部101は、制御部107の制御の下、電子機器10が店舗の入り口(所定の位置)を通過すると、記憶部105に記憶された顧客IDを通信装置40へ送信する。また、本実施形態において、通信部101は、一定時間(例えば、5秒)ごとに、顧客IDを通信装置40に送信する。
制御部107は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等を備え、電子機器10全体を制御する。
また、制御部107は、電子機器10のユーザが電子機器10にインストールされている所定のアプリケーションプログラムを実行すると、図3に示す情報出力処理を実行する。
(情報出力処理)
図3の処理において、制御部107は、ステップS71において、電子機器10が店舗の入り口を通過したか否か、すなわち、電子機器10のユーザが店舗に入店したか否かを判断する。制御部107は、電子機器10のユーザが店舗に入店したか否かを、例えば、通信部101と通信装置40との通信状態に基づいて判断する。具体的には、通信部101と通信装置40との通信が成立していない状態から成立した状態になった場合に、制御部107は、電子機器10が所定の位置を通過したと判断する。あるいは、制御部107は、位置検出部103が検出した電子機器10の位置の情報と、記憶部105に予め記憶された店舗の位置情報と、に基づいて、電子機器10が所定の位置を通過したか否かを判断してもよい。また、店舗の出入り口に専用の通信機器を設け、制御部107は、当該通信機器と電子機器10との通信が成立した場合に、電子機器10が店舗の入り口を通過したと判断してもよい。
なお、電子機器10のユーザが店舗に入店したか否かをより正確に判断するために、制御部107は、電子機器10が所定の位置を第1の方向(外側から内側)に向かって通過したか否かを判断することが望ましい。この場合、制御部107は、例えば、店舗の出入り口を挟んで外側と内側とに設けられた通信装置40と通信部101との通信状態に基づいて、電子機器10が所定の位置を第1の方向に向かって通過したか否かを判断することができる。より具体的には、制御部107は、出入り口の外側に設けられた通信装置40との通信が成立した後に、内側に設けられた通信装置40との通信が成立した場合に、電子機器10が所定の位置を第1の方向に向かって通過したと判断することができる。
電子機器10のユーザが店舗に入店すると、ステップS71の判断が肯定され、ステップS73に移行する。
ステップS73に移行すると、制御部107は、記憶部105に記憶された、ユーザを一意に識別する顧客ID(電子機器10を携帯する人物に関する情報)を取得する。
続くステップS75において、制御部107は、取得した顧客IDを、通信装置40を介して、情報処理装置20に送信する。
続くステップS77において、制御部107は、操作部102を介して入力された、購入予算及び購入予定商品の情報を取得したか否かを判断する。ここでの判断が肯定された場合、ステップS79に移行する。
ステップS79に移行すると、制御部107は、購入予算及び購入予定商品の情報を通信装置40を介して情報処理装置20に送信し、ステップS81に移行する。なお、制御部107は、購入予算及び購入予定商品のいずれか一方の情報を取得していた場合には、購入予算及び購入予定商品のいずれか一方の情報を送信する。
一方、ステップS77の判断が否定された場合、ステップS81に移行する。
ステップS81に移行すると、制御部107は、通信装置40を介して情報処理装置20から情報を受信したか否かを判断する。ここでの判断が肯定された場合、ステップS83に移行する。
ステップS83に移行すると、制御部107は、受信した情報をディスプレイ106に表示(出力)する。制御部107が受信する情報の詳細は後述する。
一方、ステップS81の判断が否定された場合、ステップS84に移行し、制御部107は、最後に顧客IDを通信装置40を介して情報処理装置40に送信してから、所定時間(例えば、1分)が経過したか否か判断する。ここでの判断が肯定された場合、制御部107は、ステップS85に移行する。
ステップS85に移行すると、制御部107は、顧客IDを、通信装置40を介して情報処理装置20に送信する。ステップS84及びS85の処理は、通信部101と通信装置40との間の通信強度を用いて電子機器10の店舗内での位置を検出し、電子機器10の移動履歴を取得するために行われる。
一方、ステップS84の判断が否定された場合、ステップS86に移行し、制御部107は、電子機器10のユーザが退店したか否かを判断する。制御部107は、電子機器10のユーザが退店したか否かを、例えば、通信部101と通信装置40との通信状態に基づいて判断すればよい。より具体的には、通信部101と通信装置40との通信が途絶えてから所定時間(例えば、5分)が経過した場合に、制御部107は、電子機器10のユーザが退店したと判断すればよい。
制御部107は、ステップS86での判断が否定された場合、ステップS81に戻り、肯定された場合、図3の処理を終了する。図3の処理により、情報処理装置20から受信した情報を、ユーザに提供することができる。
(レジ端末30)
レジ端末30は、店舗内に設置され、店員の入力に応じて、商品の販売額を計算、記録する機器である。図1に示すように、レジ端末30は、入力部301、通信部303、及び制御部302を備える。なお、レジ端末30は、顧客が利用可能なセルフ式のレジスタであってもよい。
入力部301には、購入された商品の情報(商品を識別する識別情報、金額等)が入力される。入力部301は例えばバーコードスキャナであり、商品が購入される際に、商品に付されたバーコードを読み取る。なお、入力部301はキーボード又はタッチパネルでもよい。この場合、店員は、購入される商品の情報をキーボード又はタッチパネルから入力すればよい。
通信部303は、他の機器と通信を行うものであり、電子機器10の通信部101との間で例えばBluetooth(登録商標)、RFID、TransferJet(登録商標)などの近接通信を行う。本実施形態では、通信部303は、電子機器10の記憶部105に記憶された顧客IDを電子機器10から受信する。
また、通信部303は、制御部302の制御の下、情報処理装置20との間で有線又は無線通信を行う。具体的には、通信部303は、入力部301に入力された購入商品の情報と、電子機器10から受信した顧客IDとを、情報処理装置20に送信する。
制御部302は、レジ端末30全体を制御するものであり、CPU、RAM、ROM等を備える。制御部302は、入力部301に、電子機器10のユーザが購入した商品の情報が入力されると、通信部303を介して電子機器10から顧客IDを受信する。そして、制御部302は、入力部301に入力された購入商品の情報と、電子機器10から受信した顧客IDとを、通信部303を介して情報処理装置20に送信する。
(情報処理装置20)
情報処理装置20は、例えば、サーバコンピュータであり、電子機器10のユーザに関する情報(顧客ID)を通信装置40から受信すると、顧客IDに基づいて(応じて)、店舗に関する情報や、当該ユーザの行動に関する情報を電子機器10に送信する。また、情報処理装置20は、電子機器10のユーザの店舗内の移動履歴を取得し、当該ユーザに紐付く履歴情報として記録する。
情報処理装置20は、図1に示すように、通信部203、記憶部201、及び制御部202を備える。
通信部203は、他の機器と通信するものであり、有線又は無線通信により、顧客IDと、通信強度に関する情報と、を通信装置40から受信する。さらに、通信部203は、有線又は無線通信により、顧客IDと、当該顧客IDにより識別されるユーザが購入した商品の情報と、をレジ端末30から受信する。
記憶部201は、例えば、不揮発性の半導体メモリやハードディスクである。記憶部201は、制御部202によって実行される情報処理装置20を制御するためのプログラムや各種パラメータを記憶する。また、記憶部201は、店舗のフロアガイド(地図情報)や、店舗内で販売されている商品に関する情報(商品名、価格、評価等)を記憶する。また、記憶部201は、店舗内のレイアウト情報を管理するレイアウト情報テーブル、及び、店舗内で行われるタイムセールなどの情報を管理するイベント管理テーブルを記憶する。図4(a)は、レイアウト情報テーブルの一例を示す図であり、図5は、イベント管理テーブルの一例を示す図である。
レイアウト情報テーブルは、図4(a)に示すように、位置、分類、及び配置商品名のフィールドを備える。位置のフィールドには、スーパーマーケットのフロアF1を、例えば、図4(b)に示すように分割した場合に、分割された各領域の座標(x,y)が格納される。分類のフィールドには、前述した座標で特定される領域の分類を示す情報が格納される。本実施形態では、商品を陳列する陳列棚が配置されていることを示す“陳列棚”、及び通路であることを示す“通路”のいずれかが分類のフィールドに格納される。配置商品名のフィールドには、前述した座標で特定される領域の分類が“陳列棚”であった場合に、当該陳列棚に配置されている商品の名称が格納される。
イベント管理テーブルは、図5に示すように、日付、開始時刻、終了時刻、種別、及び開催位置のフィールドを備える。日付のフィールドには、タイムセール等のイベントが実施される日付の情報が格納される。開始時刻及び終了時刻には、それぞれ当該イベントの開始時刻及び終了時刻が格納される。種別のフィールドには、イベントの種別が格納される。例えば、タイムセールが実施される場合には、種別のフィールドには“タイムセール”が格納され、試食が実施される場合には、種別のフィールドには“試食”が格納される。開催位置のフィールドには、イベントが開催される領域を特定する座標が格納される。
また、記憶部201は、電子機器10のユーザに関する情報(顧客ID)と、当該ユーザの同店舗における過去の行動履歴(移動履歴)とを紐付けて管理する履歴管理テーブル(詳細は後述する)を記憶する。
制御部202は、CPU、RAM、ROM等を備え、情報処理装置20全体を制御する。また、制御部202は、電子機器10のユーザが店舗に入店した時に情報を提供する入店時情報提供処理を実行する。また、制御部202は、電子機器10のユーザが商品を購入した場合に情報を提供する商品購入時情報提供処理を実行する。以下、入店時情報提供処理及び商品購入時情報提供処理について詳細に説明する。
(入店時情報提供処理)
図6は、情報処理装置20の制御部202が実行する入店時情報提供処理の一例を示すフローチャートである。
図6の処理では、ステップS11において、制御部202は、電子機器10のユーザに関する情報(顧客ID)を受信するまで待機している。そして、顧客IDを受信すると、ステップS11の判断が肯定され、制御部202は、ステップS13に移行する。
ステップS13に移行すると、制御部202は、ユーザが店舗内を移動した経路を記録する移動履歴テーブルを、ステップS11で受信した顧客IDに対して作成済みか否かを判断する。ここでの判断が否定されるということは、電子機器10のユーザが店舗に入店したばかりだということである。この場合、制御部202は、ステップS20に移行する。
ステップS20に移行すると、制御部202は、電子機器10のユーザが店舗内を移動した経路を記録する移動履歴記録処理を開始する。ここで、移動履歴記録処理の詳細について、図7を用いて説明する。
(移動履歴記録処理)
図7は、制御部202が実行する移動履歴記録処理の一例を示すフローチャートである。
図7の処理では、まず、ステップS201において、制御部202は、各通信装置40から受信した、各通信装置40と電子機器10との間の通信強度から、図4(b)に示すフロアF1内での電子機器10のユーザの位置を推定する。
続くステップS205において、制御部202は、推定した位置情報を、移動履歴テーブルに登録する。ここで、移動履歴テーブルは、例えば、図8に示すように、顧客ID、日時、及び位置のフィールドを備える。なお、店舗が複数の階を有する場合には、移動履歴テーブルに階数のフィールドを追加すればよい。
顧客IDのフィールドには、電子機器10のユーザを特定する顧客IDの情報が登録される。日時のフィールドには、ユーザの現在位置を推定した日時の情報が登録される。位置のフィールドには、例えば図4(b)に示すように分割したフロアF1内においてユーザが存在する領域の座標(x,y)が格納される。
図7に戻り、続くステップS207において、制御部202は、顧客IDを受信したか否かを判断する。顧客IDを受信した場合、制御部202は、ステップS201に戻る。一方、顧客IDを受信していない場合、ステップS207の判断が否定され、ステップS209に移行する。
ステップS209に移行すると、制御部202は、最後にステップS205の処理を実行してから、顧客IDを受信しないまま所定時間(例えば、30分)が経過したか否かを判断する。所定時間が経過していない場合、ステップS209の判断が否定され、制御部202はステップS207に戻る。
一方、最後にステップS205の処理を実行してから、顧客IDを受信しないまま所定時間(例えば、30分)が経過した場合、電子機器10のユーザが既に退店していると判断できる。したがって、顧客IDを受信しないまま所定時間が経過した場合、制御部202は、ステップS211に移行し、移動履歴テーブルのデータ(図8参照)を記憶部201に記憶するとともに、記憶部201が記憶する履歴管理テーブルを更新する。
ここで、履歴管理テーブルは、例えば、図9に示すように、顧客ID、来店日時、退店日時、及び移動履歴のフィールドを備える。顧客IDのフィールドには、移動履歴テーブルを作成した顧客IDの情報が登録される。来店日時のフィールドには、移動履歴テーブルの日時フィールドに登録された日時のうち、最も古い日時のデータが登録される。退店日時のフィールドには、移動履歴テーブルの日時フィールドに登録された日時のうち、最も新しい日時のデータが登録される。移動履歴のフィールドには、移動履歴テーブルのデータを記録したファイルの名称が登録される。これにより、電子機器10のユーザを特定する顧客IDと店舗内での移動履歴情報とが紐付けされて記憶部201に記憶される。
履歴管理テーブルを更新した後は、制御部202は、図7の移動履歴記録処理を終了する。
図6に戻り、入店時情報提供処理について引き続き説明する。移動履歴記録処理の開始後、制御部202は、ステップS21において、受信した顧客IDのユーザが、店舗に来店したことがあるか否かを判断する。制御部202は、履歴管理テーブルの顧客IDのフィールドに、受信した顧客IDが登録されているか否かに基づいて、顧客IDのユーザに来店履歴があるか否かを判断することができる。
ステップS21の判断が肯定された場合、制御部202は、ステップS30に移行し、既存顧客への情報提供処理を実行する。
(既存顧客への情報提供処理)
図10は、既存顧客への情報提供処理の詳細を示すフローチャートである。図10の処理では、まず、ステップS301において、制御部202は、電子機器10から顧客の購入予定商品の情報を受信しているか否かを判断する。本実施形態では、ユーザが入店前に、購入予定商品の情報を電子機器10に入力している場合には、本ステップの判断が肯定され、制御部202は、ステップS303に移行する。
ステップS303に移行すると、制御部202は、電子機器10から予算に関する情報を受信しているか否かを判断する。本実施形態では、ユーザが入店前に購入予算の情報を電子機器10に入力している場合には、本ステップの判断が肯定され、ステップS305に移行する。
ステップS305に移行すると、制御部202は、履歴管理テーブルに登録されているユーザの移動履歴情報に基づき、購入予定商品を購入可能なルートのうち、ユーザの移動パターンを反映させたルートを推奨ルートとして決定し、電子機器10に送信する。例えば、ユーザが、普段、野菜→生肉→鮮魚→惣菜→レジの順に買い物を行っており、購入予定商品として人参、じゃがいも、玉葱、豚肉、及びカレールーを入力し、購入予算として3000円を入力していたとする。この場合、制御部202は、人参、じゃがいも、玉葱、豚肉、及びカレールーを購入でき、ユーザの普段の移動パターンを反映させた、野菜売り場→生肉売り場→調味料売り場→レジを通るルートを、推奨ルートとして決定し、電子機器10に送信する。さらに、制御部202は、予算の範囲内で購入可能なお勧め商品や人気の高い商品の情報を電子機器10に送信する。電子機器10は、情報処理装置20から受信した推奨ルート及びお勧め商品の情報をディスプレイ106に表示する。これにより、普段は利用しない調味料売り場を通り、効率的に買い物を行うことができるルートの情報をユーザに提供できる。さらに、予算内で購入可能なお勧め商品や人気の高い商品の情報をユーザに提供できる。なお、情報処理装置20の制御部202は、各売り場にてピックアップする商品の順序を決定し、電子機器10に送信してもよい。これにより、さらに効率的に買い物を行うことができる情報をユーザに提供することができる。
一方、顧客の購入予定商品の情報は受信しているが(ステップS301/YES)、予算の情報は受信していない場合(ステップS303/NO)、制御部202は、ステップS307に移行する。
ステップS307に移行すると、制御部202は、履歴管理テーブルに登録されているユーザの移動履歴情報に基づき、購入予定商品を購入可能なルートのうち、ユーザの移動パターンを反映させたルートを推奨ルートとして決定し、電子機器10に送信する。これにより、効率的に買い物を行うことができるルートの情報をユーザに提供できる。なお、本ステップにおいても、情報処理装置20の制御部202は、各売り場にてピックアップする商品の順序を決定し、電子機器10に送信してもよい。これにより、さらに効率的に買い物を行うことができる情報をユーザに提供することができる。
ところで、購入予定商品の情報を受信していない場合(ステップS301/NO)、制御部202は、ステップS309に移行し、履歴管理テーブルに登録されている移動履歴情報に基づき、ユーザの移動パターンを反映させたルートを推奨ルートとして決定し、電子機器10に送信する。
ステップS305、S307、又はS309の終了後は、ステップS311に移行する。
ステップS311に移行すると、制御部202は、現在時刻(時間情報)を取得する。制御部202は、例えば、現在時刻を、電子機器10から受信してもよいし、情報処理装置20が備える計時機能を利用して取得してもよい。
続くステップS313において、制御部202は、ステップS305、S307、又はS309で決定した推奨ルート上で行われるイベントの情報をイベント管理テーブル(図5)から取得する。
続くステップS315において、制御部202は、取得したイベントの情報を電子機器10に送信(出力)し、図10の処理を終了する。電子機器10は、受信したイベントの情報(例えば、タイムセール情報)を、例えば推奨ルートに重畳して表示する。これにより、ユーザに有用な情報を提供することができる。なお、推奨ルートの情報、お勧め商品の情報、及び、イベントの情報をステップS315で一括して電子機器10に送信するようにしてもよい。
ステップS315の処理後は、図6に戻り、制御部202は、図6の全処理を終了する。
一方、顧客IDで識別されるユーザが、来店履歴がない新規顧客であった場合、図6のステップS21の判断が否定され、制御部202は、ステップS40へ移行し、新規顧客への情報提供処理を実行する。
(新規顧客への情報提供処理)
図11は、新規顧客への情報提供処理の詳細を示すフローチャートである。図11の処理では、まず、ステップS401において、制御部202は、現在時刻(時間情報)を取得する。制御部202は、例えば、現在時刻を、電子機器10から受信してもよいし、情報処理装置20が備える計時機能を利用して取得してもよい。
続くステップS403において、制御部202は、ステップS401で取得した時刻に店舗で行われるイベントの情報をイベント管理テーブル(図5)から取得する。
続くステップS405において、制御部202は、電子機器10からユーザの購入予定商品の情報を受信しているか否かを判断する。本実施形態では、ユーザが入店前に、購入予定商品の情報を電子機器10に入力している場合には、本ステップの判断が肯定され、制御部202は、ステップS407に移行する。
ステップS407に移行すると、制御部202は、電子機器10から予算に関する情報を受信しているか否かを判断する。本実施形態では、ユーザが入店前に購入予算の情報を電子機器10に入力している場合には、本ステップの判断が肯定され、ステップS409に移行する。
ステップS409に移行すると、制御部202は、購入予定商品を購入可能なルートの情報、購入予定商品のうち予算内で購入可能なお勧め商品の情報、および、ステップS403で取得したイベントの情報を電子機器10に送信する。
一方、ユーザの購入予定商品の情報は受信しているが(ステップS405/YES)、予算の情報は受信していない場合(ステップS407/NO)、制御部202は、ステップS411に移行する。
ステップS411に移行すると、制御部202は、購入予定商品を購入可能なルートの情報、および、ステップS403で取得したイベントの情報を電子機器10に送信する。
ところで、購入予定商品の情報を受信していない場合(ステップS405/NO)、制御部202は、ステップS413に移行し、店舗のフロアガイド(地図情報)、および、ステップS403で取得したイベントの情報を電子機器10に送信する。
ステップS409、S411又はS413の処理が終了すると、制御部202は、図6に戻り、図6の全処理を終了する。なお、ユーザが新規顧客である場合、図11のステップS405〜S411の処理を行わず、ステップS401、S403、及びS413の処理を行うようにしてもよい。すなわち、制御部202は、ユーザが新規顧客である場合には、常に、店舗のフロアガイド及びイベントの情報を電子機器10に送信するようにしてもよい。
ところで、図6のステップS13の判断が肯定されるということは、既にステップS20〜S40の処理を実行済みであるということである、すなわち、入店時におけるユーザへの情報提供が終了しているということである。従って、ステップS13の判断が肯定された場合、制御部202は、図6の全処理を終了する。
(商品購入時情報提供処理)
次に、制御部202が実行する商品購入時情報提供処理について、図12を用いて説明する。
図12の処理では、まず、ステップS61において、制御部202は、電子機器10のユーザが商品を購入するまで待機する。上述したように、レジ端末30の制御部302は、入力部301にユーザにより購入された商品の情報が入力されると、通信部303を介して電子機器10から顧客IDを受信する。そして、制御部302は、ユーザが購入した商品の情報と、電子機器10から受信した顧客IDとを、通信部303を介して情報処理装置20に送信する(図1参照)。したがって、レジ端末30から、電子機器10のユーザが購入した商品の情報と、顧客IDとを受信すると、ステップS61の判断が肯定され、制御部202は、ステップS63に移行する。
ステップS63に移行すると、制御部202は、電子機器10のユーザの現在位置を取得する。例えば、制御部202は、各通信装置40と電子機器10との通信強度に基づいて、ユーザの現在位置を取得する。また、例えば、各レジ端末30を一意に識別する情報と、その設置場所を予め記憶部201に記憶しておき、制御部202は、どのレジ端末30から情報を受信したかに基づいて、ユーザの現在位置を取得してもよい。
続くステップS65において、制御部202は、ユーザが購入した商品(例えば、人参、玉葱、じゃがいも)と関連する商品(例えば、カレールーやシチュールー)の情報と、当該関連する商品の売り場までのルートとを、電子機器10に送信する。これにより、ユーザの買い忘れ等を防ぐことが出来る。
以上、詳細に説明したように、本実施形態によれば、電子機器10の制御部107は、電子機器10が店舗の入り口(所定の位置)を通過すると、顧客ID(電子機器10を携帯する人物に関する情報)を取得し、顧客IDで識別されるユーザが新規顧客だった場合、店舗のフロアガイド(地図情報)、ルートの情報(経路情報)、イベント情報等、店舗に関する情報(所定の位置に関する情報)をディスプレイ106に表示(出力)する。これにより、初めて店舗に来店した、電子機器10のユーザに対して、店舗のフロアガイド、ルートの情報、イベント情報等の有用な情報を提供することができる。
また、本実施形態において、電子機器10の制御部107は、顧客IDを情報処理装置20に送信し、顧客IDに基づいた店舗に関する情報を情報処理装置20から受信して出力する。これにより、電子機器10の制御部107で行う処理量を少なくすることができ、情報提供処理に伴う電子機器10の処理負荷を低減することができる。
また、本実施形態において、電子機器10の制御部107は、顧客IDで識別されるユーザが既存顧客だった場合に、ユーザの移動履歴データ(図8、図9参照)に基づいて、ユーザの行動パターンを反映した推奨ルートや推奨ルート上のイベント情報等、ユーザの行動に影響を与える情報(行動に関する情報)を出力する。これにより、ユーザは、効率よく店舗内を移動し、買い物を行うことができる。
また、本実施形態において、制御部107は、ユーザの予算に関する情報及びユーザの購入予定商品の情報を取得した場合には、購入予定商品を購入可能な店舗内の移動ルートと、予算内で購入可能なお勧め商品の情報とを出力する。また、制御部107は、ユーザの購入予定商品の情報を取得した場合には、購入予定商品を購入可能な店舗内の移動ルートを出力する。また、制御部107は、ユーザが購入した商品の情報を取得した場合には、購入商品と関連する商品の情報、および、関連する商品の売り場までのルートを出力する。これにより、ユーザは、効率よく店舗内を移動し買い物を行うことができる。
また、本実施形態において、制御部107は、現在時刻(時間情報)に基づいて、タイムセール等のイベント情報を出力する。これにより、ユーザに有用な情報を提供できる。
また、本実施形態において、情報処理装置20は、電子機器10から、顧客ID(電子機器10を携帯する人物に関する情報)を受信し、顧客IDで識別されるユーザが新規顧客である場合、店舗のフロアガイド(地図情報)、ルートの情報(経路情報)、イベント情報等、店舗に関する情報を電子機器10に送信する通信部101を備える。これにより、初めて店舗を訪れる電子機器10のユーザに有用な情報を提供できる。
また、本実施形態において、通信部101は、顧客IDで識別されるユーザが既存顧客である場合、ユーザの移動履歴データ(図8、図9参照)に基づいて、ユーザの行動パターンを反映した推奨ルートや、推奨ルート上のイベント情報等、ユーザの行動に影響を与える情報(行動に関する情報)を電子機器10に送信する。これにより、ユーザは、効率よく店舗内を移動し、買い物を行うことができる。
なお、上記実施形態では、電子機器10が所定の位置を通過すると、情報処理装置20が店舗に関する情報や、行動に関する情報を電子機器10に送信していたが、これに限られるものではない。例えば、電子機器10の記憶部105に予め店舗のフロアガイド等を記憶しておき、電子機器10が所定の位置を通過すると、電子機器10の制御部107が、店舗のフロアガイドをディスプレイ106に表示してもよい。また、制御部107は、情報処理装置20から履歴管理テーブルのデータ及び移動履歴テーブルのデータを受信し、これらのデータとユーザからの入力とに基づいて推奨ルートを決定し、ディスプレイ106に表示してもよい。
また、上記実施形態では、電子機器10のユーザが、新規顧客である場合、情報処理装置20は、店舗のフロアガイド、ルートの情報、イベント情報等、店舗に関する情報を電子機器10に送信していたが、これに限られるものではない。情報処理装置20は、例えば、電子機器10のユーザと属性(年齢、性別など)が類似する既存顧客の行動パターンに基づいて、店舗内の移動推奨ルートを作成し、電子機器10に送信してもよい。これにより、新規顧客に、単なる店舗に関する情報でなく、さらに有用な情報を提供することができる。
また、上記実施形態では、情報処理装置20が電子機器10のユーザの店舗内での移動履歴を管理していたが、電子機器10が店舗内での移動履歴を管理してもよい。すなわち、電子機器10の記憶部105が、移動履歴テーブル及び履歴管理テーブルを記憶してもよい。このとき、電子機器10は、電子機器10と通信装置40との間の通信強度に基づいて電子機器10のユーザの位置を推定して、移動履歴テーブルに記録してもよいし、位置検出部103が検出した位置情報を移動履歴テーブルに記録してもよい。
また、上記実施形態では、情報処理装置20は、電子機器10と通信装置40との間の通信強度に基づいて電子機器10のユーザの位置を推定し、移動履歴テーブルに記録していたが、これに限られるものではない。情報処理装置20は、電子機器10の位置検出部103が検出した位置情報を、電子機器10から受信し移動履歴テーブルに記録してもよい。
なお、上記実施形態において、制御部202は、電子機器10の位置情報に基づいて、電子機器10の近傍で行われるイベントの情報等を電子機器10に送信してもよい。これにより、電子機器10のユーザに有用な情報を提供することができる。電子機器10位置情報は、情報処理装置20の制御部202が、電子機器10と通信装置40との通信強度に基づいて取得してもよいし、電子機器10が位置情報を取得し、情報処理装置20に送信してもよい。
また、上記実施形態では、店舗がスーパーマーケットである例について説明したが、ショッピングモールなど複数の店舗が集合した商業施設にも適用することができる。ショッピングモールにおいては、レイアウト情報テーブル(図4(a)参照)において、座標(x,y)で特定される領域に店舗が存在する場合には、分類のフィールドに店舗であることを示す“店舗”を登録するようにすればよい。また、配置商品名のフィールドには、各店舗で取り扱っている商品名を登録すればよい。また、ショッピングモールにおいては、情報処理装置20は、推奨ルート上に存在する店舗に関する情報を電子機器10に送信するようにしてもよい。
また、上記実施形態は、スポーツジム等にも適用することができる。この場合、情報処理装置20は、例えば、新規の利用者の電子機器10には、お勧めのプログラムや、標準的なトレーニング機器やマシンの使用順序等の情報を送信し、既存の利用者の電子機器10には、過去のトレーニング状況を反映したお勧めのトレーニングメニュー等の情報を送信することができる。これにより、スポーツジムの各利用者にとって有用な情報を提供することが出来る。
また、上記実施形態において、情報処理装置20の制御部202は、ユーザが購入した商品の情報に基づいて、関連する商品の情報及びその売り場までのルートを送信していたが(図12のステップS65)、これに限られるものではない。制御部202は、ユーザが手に取った商品の情報に基づいて、関連する商品の情報及びその売り場までのルートを送信してもよい。ユーザが手に取った商品の情報は、近接通信又はユーザを介した人体通信によって、電子機器10の通信部101が、商品に取付けられたIC(Integrated Circuit)タグの記憶部に記憶された商品の情報を読み取ることで取得することができる。
また、上記実施形態において、電子機器10は、ユーザが顔に装着する眼鏡型の端末であってもよい。この場合、電子機器10が、撮像部104によって撮像された画像に基づいて、ユーザが手に取った商品の情報や、ユーザが購入した商品の情報を取得し、通信装置40に送信してもよい。
また、上記実施形態において、電子機器10に入力される購入予定商品として、個々の物品(人参、玉葱、じゃがいも、豚肉、カレールー)を例示したが、これに限られるものではない。例えば、ユーザは、料理名等(カレーライス、麻婆豆腐等)を購入予定商品として電子機器10に入力してもよい。この場合、電子機器10の制御部107は、入力された料理名を作るために必要な材料の情報を、例えば、レシピ情報を提供するウェブサーバ、あるいは、記憶部105に予め登録されているデータから取得し、情報処理装置20に送信すればよい。
また、上記実施形態では、履歴管理テーブルには、電子機器10のユーザの移動履歴データが登録されていたが、履歴管理テーブルに、例えば、ユーザの購入商品を記録した購入履歴データを登録してもよい。この場合、情報処理装置20は、購入履歴データに基づいて、例えば、推奨ルート上にある、ユーザが好みそうな商品(例えば、ユーザが購入した商品と類似する商品)の情報を検索し、電子機器10に送信してもよい。
また、上記実施形態において、情報処理装置20の制御部202は、ユーザの購入した商品の合計金額等から、駐車料金が無料である時間(駐車料金に関する情報)や、配送料金が無料になるまでに購入が必要な料金(配送料金に関する情報)等を電子機器10に送信してもよい。当該情報を、ユーザは、購買行動に役立てることができる。
また、上記実施形態では、電子機器10がスマートフォンである場合について説明したが、電子機器10は、店舗のカートに取付けられた専用の端末であってもよい。この場合、来店者が店舗が発行するポイントカード等を電子機器10に読み込ませることによって、電子機器10のユーザに関する情報(顧客ID)が電子機器10から情報処理装置20に送信される。
なお、上記の処理機能は、コンピュータによって実現することができる。その場合、処理装置(CPU)が有すべき機能の処理内容を記述したプログラムが提供される。そのプログラムをコンピュータで実行することにより、上記処理機能がコンピュータ上で実現される。処理内容を記述したプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体(ただし、搬送波は除く)に記録しておくことができる。
プログラムを流通させる場合には、例えば、そのプログラムが記録されたDVD(Digital Versatile Disc)、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)などの可搬型記録媒体の形態で販売される。また、プログラムをサーバコンピュータの記憶装置に格納しておき、ネットワークを介して、サーバコンピュータから他のコンピュータにそのプログラムを転送することもできる。
プログラムを実行するコンピュータは、例えば、可搬型記録媒体に記録されたプログラムもしくはサーバコンピュータから転送されたプログラムを、自己の記憶装置に格納する。そして、コンピュータは、自己の記憶装置からプログラムを読み取り、プログラムに従った処理を実行する。なお、コンピュータは、可搬型記録媒体から直接プログラムを読み取り、そのプログラムに従った処理を実行することもできる。また、コンピュータは、サーバコンピュータからプログラムが転送されるごとに、逐次、受け取ったプログラムに従った処理を実行することもできる。
上述した実施形態は本発明の好適な実施の例である。但し、これに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変形実施可能である。
10 電子機器
20 情報処理装置
101 通信部
106 ディスプレイ
107 制御部
202 制御部
203 通信部
500 情報処理システム

Claims (17)

  1. 携帯可能な電子機器が所定の位置を通過すると、前記電子機器を携帯する人物に関する情報を取得し、
    前記人物が登録済みの既存ユーザである場合、前記人物に基づいた推奨経路に関する情報を取得して出力する、
    処理を前記電子機器のコンピュータに実行させるプログラム。
  2. 前記推奨経路は、前記所定の位置を含む所定の範囲内での移動経路である
    請求項1に記載のプログラム。
  3. 前記推奨経路は、前記人物が過去に前記所定の位置を通過した際の前記所定の範囲内での移動経路である請求項2に記載のプログラム。
  4. 前記コンピュータに、
    前記電子機器を携帯する人物の購入予定商品および購入予算の少なくとも一方に関する情報を外部装置に送信する、
    処理を実行させ、
    前記出力する処理では、前記購入予定商品および前記購入予算の少なくとも一方に基づいた前記推奨経路に関する情報を、前記外部装置から受信して出力する、
    請求項に記載のプログラム。
  5. 前記取得する処理では、前記電子機器が施設または建物または店舗の入口を通過すると、前記人物に関する情報を取得し、
    前記出力する処理では、前記人物に関する情報に基づいて前記施設または建物または店舗に関する情報を出力する、
    請求項1〜のいずれか一項に記載のプログラム。
  6. 前記出力する処理では、前記人物に関する情報に基づいて前記施設または建物または店舗の案内情報、地図情報、経路情報を出力する、
    請求項に記載のプログラム。
  7. 前記出力する処理では、前記人物に関する情報と前記所定の位置に関する情報とに基づいて、行動に関する情報を出力する、
    請求項1〜のいずれか一項に記載のプログラム。
  8. 前記コンピュータに、
    前記人物の予算に関する情報、前記人物の購入予定商品の情報、及び前記人物が手に取った商品又は購入した商品の情報の少なくとも1つを取得する、
    処理を実行させ、
    前記出力する処理では、取得した前記情報と、前記所定の位置に関する情報と、に基づいて行動に関する情報を出力する、
    請求項1〜のいずれか一項に記載のプログラム。
  9. 前記コンピュータに
    時間情報、及び、前記電子機器の位置に関する情報の少なくとも1つを取得する、
    処理を実行させ、
    前記出力する処理では、取得した前記時間情報及び前記位置に関する情報の少なくとも1つと、前記人物に関する情報と、前記所定の位置に関する情報と、に基づいて行動に関する情報を出力する、
    請求項1〜のいずれか一項に記載のプログラム。
  10. 前記行動に関する情報は、移動経路に関する情報、物品の購入に関する情報、店舗に関する情報、駐車料金に関する情報、及び、配送料金に関する情報の少なくとも1つである請求項7〜9のいずれか一項に記載のプログラム。
  11. 携帯可能な電子機器から、前記電子機器を携帯する人物に関する情報を受信し、前記人物に関する情報に基づいて前記人物が登録済みの既存ユーザであるかを判別し、前記人物が前記既存ユーザの場合、前記人物の移動履歴に基づいた推奨経路に関する情報を前記電子機器に送信する通信部、
    を備える情報処理装置。
  12. 前記通信部は、前記人物に関する情報と所定の位置に関する情報とに基づいて、前記人物の行動に関する情報を前記電子機器に送信する請求項11に記載の情報処理装置。
  13. 携帯可能な電子機器であって、
    前記電子機器が所定の範囲内に進入すると、前記電子機器を携帯する人物に関する情報を取得する取得部と、
    前記人物の移動履歴に基づいた推奨経路に関する情報を取得して出力する出力部と、
    を備える電子機器。
  14. 前記取得部は、前記電子機器が所定の位置を第1の方向に向かって通過すると、前記電子機器を携帯する人物に関する情報を取得する請求項13に記載の電子機器。
  15. 前記出力部は、前記人物に関する情報と所定の位置に関する情報とに基づいて前記人物の行動に関する情報を出力する請求項13または14に記載の電子機器。
  16. 前記取得部が取得した前記人物に関する情報を外部装置に送信し、前記人物の行動に関する情報を、前記外部装置から受信する通信部、を備える請求項13〜15のいずれか一項に記載の電子機器。
  17. 携帯可能な電子機器と、情報処理装置と、を備える情報処理システムであって、
    前記電子機器は、
    前記電子機器が所定の範囲内に進入すると、前記電子機器を携帯する人物に関する情報を前記情報処理装置に送信する通信部と、
    前記情報処理装置から受信した情報を出力する出力部と、
    を備え、
    前記情報処理装置は、
    前記人物に関する情報を受信する受信部と、
    前記受信部が受信した前記人物に関する情報に基づいて前記人物が登録済みの既存ユーザかを判別する判別部と、
    前記判別部により前記人物が前記既存ユーザと判別された場合、前記人物の移動履歴に基づいた推奨経路に関する情報を前記電子機器に送信する送信
    を備える、
    情報処理システム。
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