以下の詳細な説明で付随する図面を参照し、図面は説明の一部を形成する。図面で、文脈が別途指示しない限り、類似の記号は通常、類似の構成要素を識別する。本開示の実施態様は多種多様な異なる構成で配置し、代用し、組み合わせ、設計することができ、それらの構成はすべて明示的に企図され本開示の一部をなすことが、容易に理解されるであろう。
eNBによってアンライセンスドキャリアのリソースをスケジューリングする方法は、LAAで解決する必要がある重要な問題である。LTEキャリア・アグリゲーション・アーキテクチャ(ライセンスドPCellおよびアンライセンスドSCell)は基本前提である。ライセンスド帯域によるクロスキャリアスケジューリングは、ライセンスドキャリアにおける信頼性の高い制御信号送信によってアンライセンスドキャリアでリソースを付与するための、キャリアアグリゲーションにおける普通の機構である。ライセンスドキャリアとアンライセンスドキャリアとの間で位置合わせされたサブフレームは、LTEキャリアアグリゲーションにおける現在のスケジューリング機構を再利用することができる。現在存在するクロスキャリアスケジューリング機構で、制御およびデータは、同じサブフレーム時間に、しかし異なるキャリアで送られる。eNBは、ただ固定された時点(例えばPDSCH境界またはサブフレーム境界)にアンライセンスドチャネルにアクセスすることができ、他方Wi−Fiなどの他のノードは、CCA(Clear Channel Assessment)が成功した直後にチャネルにアクセスすることができる。この意味で、LAAのアクセス優先度は、Wi−Fiと比較して優先されないことになる。
本開示で、(アンライセンスドバンドとも呼ばれる)アンライセンスドキャリアにおけるバーストの開始時間をフレキシブルにスケジューリングする機構が提供される。換言すれば、eNBは、アンライセンスドキャリアがeNBによって占有された後(例えば、CCAが成功した後)、サブフレーム境界から独立したフレキシブルな時間にアンライセンスドキャリアでバーストを送信し始めることができる。特に、バーストにおけるPDSCHの開始時間は、フレキシブルにスケジューリングすることができる。バーストまたはPDSCHの開始時間をフレキシブルにスケジューリングすることによって、eNBは、CCAが成功した直後に、サブフレーム境界から独立した任意の瞬間に認可不要キャリアを占有する可能性がある。
本開示の実施形態は、ライセンスドバンドおよびアンライセンスドバンドの文脈で説明され得るが、本開示はそれに限定されず、本開示で第1のキャリア(例えばライセンスドキャリア)および第2のキャリア(例えばアンライセンスドキャリア)と呼ばれる2つの異なるキャリアを伴う任意のワイヤレス通信に適用され得ることが、留意される。
本開示によれば、eNBによって行われるワイヤレス通信のためのリソーススケジューリング方法が提供される。ワイヤレス通信は、少なくとも第1のキャリア(例えばライセンスドキャリア)および第2のキャリア(例えばアンライセンスドキャリア)を伴う。リソーススケジューリング方法のフローチャートが方法100として図1に例示される。方法100は、UEに第1のキャリアでDCIを送信して第2のキャリアのPDSCHのためのダウンリンクリソースをスケジューリングするステップ101を含み、eNBは、第2のキャリアがeNBによって占有された後、第2のキャリアのサブフレーム境界から独立したフレキシブルな時間に第2のキャリアでバーストを送信し始めることができ、第2のキャリアのノーマルなPDSCHと異なるバーストのフレキシブルなPDSCHに対するDCIは、フレキシブルなPDSCHのためにスケジューリングされている期間についての情報を含む。好ましくは、第2のキャリアのサブフレームは、LTEキャリアアグリゲーションにおける現在のスケジューリング機構を再利用することができる、第1のキャリアのサブフレームと位置合わせされる。この場合のノーマルなPDSCHは固定された境界および長さを持つPDSCHを意味することが留意される。第2のキャリアのサブフレームがPDCCHを有さない場合、ノーマルなPDSCHの境界は、サブフレームの境界と同じである。サブフレームがPDCCHを有する場合、ノーマルなPDSCHの開始境界は、PDCCHの終了であり、ノーマルなPDSCHの終了境界は、ノーマルなPDSCHが存在するサブフレームの終了境界である。この場合のフレキシブルなPDSCHは、ノーマルなPDSCHと異なるPDSCHを意味する。例えば、フレキシブルなPDSCHの開始時間および/または終了時間は、ノーマルなPDSCHのそれぞれの境界からシフトされる。フレキシブルなPDSCHの長さは、ノーマルなPDSCHより短くまたは長くすることができる。
方法100によれば、eNBは、サブフレーム境界によって限定されることなく、CCAが成功した後、フレキシブルな時間に第2のキャリアでバーストを開始することができる。本明細書で、「フレキシブル」という用語は、開始時間がサブフレーム境界またはノーマルなPDSCH境界に限定されず、必要に応じて変更され得ることを意味する。例えば、eNBは、CCAが成功した直後に信号を送信し始めることができる。信号は、PDSCHが後に続く、RTS/CTS(Request To Send/Clear To Send)もしくは他の信号などの予約信号、またはPDSCHのみとすることができる。PDSCHを送信するとき、その粒度は1つのOFDMシンボルとすることができる。換言すれば、バーストにおける先頭PDSCHのフレキシブルな開始時間は、成功したCCAの終了時間後の最初の利用可能なOFDMシンボルとすることができる。このように、eNBは、CCAが成功した直後に、サブフレーム境界から独立した任意の瞬間に第2のキャリアを占有する可能性がある。
加えるに、バーストの開始時間はフレキシブルにスケジューリングされるので、バーストにおける先頭および/または最終PDSCHは、ノーマルなPDSCHと位置合わせされないことがあり、したがって、方法100によれば、バーストのフレキシブルなPDSCHに対するDCIは、フレキシブルなPDSCHのためにスケジューリングされている期間についての情報を含む。おそらく、バーストにおける先頭または最終PDSCHに対するDCIは、フレキシブルなPDSCHであろう。ノーマルなPDSCHに関しては、本開示で規定されるDCIを同様に使用することができ、換言すれば、ノーマルなPDSCHおよびフレキシブルなPDSCHは同じDCIフォーマットを用いることができ、DCIフォーマットの詳細は後で説明する。期間についての情報は必ずしもPDSCHの開始時間および終了時間を含むことになっていないが、期間を導出し得る任意の情報とすることができることが留意される。例えば、情報は、PDSCHの終了時間または開始時間および長さとすることができる。あるいは、開始時間または終了時間がUEに知られている場合、長さだけが含まれる必要があるであろう。
本開示によれば、DCIは、第2のチャネルがeNBによって占有された後に第1のキャリアのPDCCHまたはEPDCCH((E)PDCCH)で送ることができ、あるいは、DCIは、第2のチャネルがeNBによって占有される前に第1のキャリアの(E)PDCCHで同様に送ることができる。加えるに、DCIは、PDSCHを送るサブフレームと同じまたは異なるサブフレームで送ることができ、同じサブフレームでもPDSCHを送る前または後に送ることができる(この場合、「前」または「後」という用語は、送信の開始が「前」または「後」であることを意味する)。例えば、EPDCCHがDCIを送るために第1のキャリアで使用される場合、第2のキャリアにおけるPDSCHは、同じサブフレームにおけるEDPCCHの開始の前に送り始めることができる。あるいは、特に、DCIは、PDSCH送信を開始するサブフレームの次のサブフレームで送ることができる。
方法100によれば、バーストにおける若干のPDSCH、特に先頭PDSCHおよび最終PDSCHは、ノーマルなPDSCHと長さが異なる場合がある。例えば、先頭PDSCHは、成功したCCAの終了時間後の最初の利用可能なOFDMシンボルで始まり、先頭PDSCHが始まるサブフレームの終了境界で、または先頭PDSCHが始まるサブフレームの次のサブフレームの終了境界で終わることができる。前者の場合の先頭PDSCHは、ノーマルなPDSCHより短い短縮PDSCHとすることができ(先頭PDSCHの開始時間が偶然ノーマルなPDSCHの境界であった場合、それは同様にノーマルなPDSCHとすることができる)、後者の場合の先頭PDSCHは、1つの短縮またはノーマルなPDSCHプラス1つのノーマルなPDSCHである、拡張PDSCHである。短縮PDSCHおよび拡張PDSCHは、フレキシブルなPDSCHに属する。本開示によれば、短縮PDSCHおよび拡張PDSCHは両方とも、設計された戦略に基づいて採用され得る。好ましくは、フレキシブルなPDSCHおよびその対応する基準信号(RS)は、DwPTS(Downlink Pilot Time Slot)サブフレーム構造を再利用する。例えば、短縮PDSCHに対して、短縮PDSCHの開始時間がノーマルなPDSCHの開始時間でない場合(例えば、フレキシブルスケジューリングにおける先頭PDSCHは通常そうである)、DwPTSサブフレーム構造を使用する短縮PDSCHは、eNBによってスケジューリングされたOFDMシンボルで始まるように全体的にシフトすることができる。図2はこのようなシフトを概略的に例示する。既存のDwPTSはPDCCHとして開始点から1つまたは2つのOFDMシンボルを含むことが留意される。したがって、アンライセンスドバンドにPDCCHがないとき、短縮PDSCHのために2つの可能性が存在し、すなわち、短縮PDSCHは、DwPTSの最初のOFDMシンボルから始まるか、またはDwPTSの2番目もしくは3番目のOFDMシンボルから始まることができる。加えるに、対応するPDSCHマッピング、RSパターン、およびトランスポート・ブロック・サイズ(TBS)テーブルは、必要ならば修正することができる。
本開示で、ワイヤレス通信のリソーススケジューリングのためのeNBが同様に提供される。ワイヤレス通信は、少なくとも第1のキャリアおよび第2のキャリアを伴う。図3は、このようなeNB300のブロック図を概略的に例示する。eNB300は、UEに第1のキャリアでDCIを送信して第2のキャリアのPDSCHのためのダウンリンクリソースをスケジューリングするように構成された送信ユニット301を含み、eNBは、第2のキャリアがeNBによって占有された後、第2のキャリアのサブフレーム境界から独立したフレキシブルな時間に第2のキャリアでバーストを送信し始めることができ、第2のキャリアのノーマルなPDSCHと異なるバーストのフレキシブルなPDSCHに対するDCIは、フレキシブルなPDSCHのためにスケジューリングされている期間についての情報を含む。
本開示によるeNB300は、関連プログラムを実行してさまざまなデータを処理しeNB300のそれぞれのユニットの動作を制御するためのCPU(Central Processing Unit)310、CPU310によってさまざまな処理および制御を行うために必要とされるさまざまなプログラムを格納するためのROM(Read Only Memory)313、CPU310によって処理および制御の手順で一時的に作り出される中間データを格納するためのRAM(Random Access Memory)315、および/またはさまざまなプログラム、データなどを格納するための記憶装置317を任意選択で含み得る。上記の送信ユニット301、CPU310、ROM313、RAM315および/または記憶装置317などは、データおよび/またはコマンドバス320を介して相互に接続され、互いに信号を転送する。
上述のそれぞれのユニットは本開示の範囲を限定しない。本開示の1つの実装によれば、上記の送信ユニット301の機能はハードウェアによって実施することができ、上記のCPU310、ROM313、RAM315および/または記憶装置317は必要ではない場合がある。あるいは、上記の送信ユニット301の機能は、上記のCPU310、ROM313、RAM315および/または記憶装置317などと組み合わせて機能的ソフトウェアによって同様に実施することができる。
それに応じて、UE側において、本開示は、UEによって行われるワイヤレス通信のためのリソース決定方法を提供する。ワイヤレス通信は、少なくとも第1のキャリアおよび第2のキャリアを伴う。図4はリソース決定方法400のフローチャートを例示する。方法400は、eNBによって第1のキャリアで送信されたDCIを受信して第2のキャリアのPDSCHのためのダウンリンクリソースを決定するステップ401を含み、UEは、第2のキャリアがeNBによって占有された後、第2のキャリアのサブフレーム境界から独立した時間にeNBによって開始される第2のキャリアでのバーストを受信することができ、少なくともバーストの先頭PDSCHに対するDCIおよび/またはバーストの最終PDSCHに対するDCIは、それぞれのPDSCHのためにスケジューリングされている期間についての情報を含む。eNB側で説明された上記の詳細はUE側に同様に適用することができ、それらはここで繰り返されることになることが、留意される。
加えるに、本開示は、ワイヤレス通信のリソース決定のためのUEを同様に提供する。ワイヤレス通信は、少なくとも第1のキャリアおよび第2のキャリアを伴う。図5は、このようなUE500のブロック図を概略的に例示する。UE500は、eNBによって第1のキャリアで送信されたDCIを受信して第2のキャリアのPDSCHのためのダウンリンクリソースを決定するように構成された受信ユニット501を含み、UEは、第2のキャリアがeNBによって占有された後、第2のキャリアのサブフレーム境界から独立したフレキシブルな時間にeNBによって開始された第2のキャリアでのバーストを受信することができ、第2のキャリアのノーマルなPDSCHと異なるバーストのフレキシブルなPDSCHに対するDCIは、フレキシブルなPDSCHのためにスケジューリングされている期間についての情報を含む。
本開示によるUE500は、関連プログラムを実行してさまざまなデータを処理しUE500のそれぞれのユニットの動作を制御するためのCPU(Central Processing Unit)510、CPU510によってさまざまな処理および制御を行うために必要とされるさまざまなプログラムを格納するためのROM(Read Only Memory)513、CPU510によって処理および制御の手順で一時的に作り出される中間データを格納するためのRAM(Random Access Memory)515、および/またはさまざまなプログラム、データなどを格納するための記憶装置517を任意選択で含み得る。上記の受信ユニット501、CPU510、ROM513、RAM515および/または記憶装置517などは、データおよび/またはコマンドバス520を介して相互に接続され、互いに信号を転送する。
上述のそれぞれのユニットは本開示の範囲を限定しない。本開示の1つの実装によれば、上記の受信ユニット501の機能はハードウェアによって実施することができ、上記のCPU510、ROM513、RAM515および/または記憶装置517は必要ではない場合がある。あるいは、上記の受信ユニット501の機能は、上記のCPU510、ROM513、RAM515および/または記憶装置517などと組み合わせて機能的ソフトウェアによって同様に実施することができる。
以下に、本開示を実施形態によって詳細に説明する。
(第1の実施形態)
第1の実施形態で、eNBは、第2のキャリアがeNBによって占有された後(例えばCCAが成功した後)の最初の利用可能なOFDMシンボルから始まり、先頭PDSCHが始まるサブフレームの終了境界で終わる、バーストの先頭PDSCHを送信することができる。例えば、アンライセンスドバンドでCCAが成功した後、eNBは、データ送信のために利用可能な最初のOFDMシンボルから始まり現在のサブフレームの終了境界で終わるPDSCHでデータを送る。プリアンブル、PSS/SSS(Primary Synchronization Signal/Secondary Synchronization Signal)またはRTS/CTSなどの予約信号をCCA終了後先頭PDSCHの前に送ることができるので、最初の利用可能なOFDMシンボルはCCA終了後の最初のOFDMシンボルである必要がないことが、留意される。第1の実施形態におけるバーストの先頭PDSCHは、短縮PDSCHまたはノーマルなPDSCHとすることができる。
図6は、本開示の第1の実施形態によるライセンスドキャリアおよびアンライセンスドキャリアに対する例示的な時系列図を概略的に例示する。図6に示されるように、アンライセンスドバンドで、(図6で短縮PDSCHである)先頭PDSCHのデータは、CCAの後の最初のシンボル境界から始まることによって送ることができ、任意選択で、先頭PDSCHの前に予約信号を送ることができる。先頭PDSCHの前に予約信号を送るとき、先頭PDSCHは、最初のシンボル以外の後続のシンボルから始まることができ、前記後続のシンボルの前のシンボルはPDSCHのために利用可能ではないので、前記後続のシンボルを最初の利用可能なシンボルとも呼ぶことができる。先頭PDSCHの終了は、現在のサブフレームの終了境界、すなわち、図6に示される第1のサブフレーム境界である。
ノーマルCP(Cyclic Prefix)でアンライセンスドバンドにPDCCH領域がない場合、ノーマルなPDSCHは14個のOFDMシンボルからなる。フレキシブルに開始されたPDSCH(例えば、この実施形態でバーストの先頭PDSCH)の開始シンボルは、CCA終了時間に応じて1番目から14番目のシンボルとすることができ、したがってフレキシブルに開始されたPDSCHに対するOFDMシンボル数は14個から1個である。OFDMシンボル数が14より小さい場合、PDSCHは短縮PDSCHと呼ばれる。先頭PDSCHの長さが14シンボルである場合、先頭PDSCHはノーマルなPDSCHである。
短縮PDSCHおよび対応するRS(Reference Signal)は、仕様への影響を最小化するためにDwPTSサブフレーム構造を再利用することになる。DwPTSサブフレーム構造を使用する短縮PDSCHは、図2に示されるように、eNBによってスケジューリングされたOFDMシンボルで始まるように全体的にシフトされる。6/9/10/11/12シンボルの長さだけが現在のDwPTSでノーマルCPを持つPDSCHに対して規定され、(サポートされる場合)短縮PDSCHの他の長さは、同じ構造を再利用して新しいTBS(Transport Block Size)マッピングを次のように規定することができる。
・6/9/10/11/12OFDMシンボルの長さに対して
◆3GPP 36.213で規定されたDwPTSにおけるPDSCHに対する現在のTBS決定を再利用する
◆3GPP 36.211で規定されたRS(例えばCRS/DMRS)マッピングを再利用する
・13/14OFDMシンボルの長さに対して
◆3GPP 36.213で規定されたノーマルサブフレームにおけるPDSCHに対する現在のTBS決定を再利用する
◆3GPP 36.211で規定されたRS(例えばCRS/DMRS)マッピングを再利用する
・1/2/3/4/5/7/8OFDMシンボルの長さに対して
◆TBS決定
□候補−1: 新しいTBS決定、例えば、
を規定し、上式でNPRBは3GPP 36.213におけるTBSテーブルのカラムの指標であり、N’PRBは割り当てられたPRBの合計数であり、βはターゲットPDSCHにおけるデータREの数から導出される係数である(例えば、βは、ターゲットPDSCHにおけるデータREの数を既存のPDSCHにおけるデータRESの平均数で割ることを通して導出することができ、加えるに、異なるPDSCH長に対して異なるβを使用してもよく、または、例えば個々のβを平均することによって、多数のPDSCH長に対して共通のβを使用してもよい)
□候補−2:4/5/7/8OFDMシンボルの長さに対して、3GPP 36.213で規定された6OFDMシンボルを含むDwPTSに対するTBS決定、例えば、
を再利用する
□候補−3:規定されない長さのPDSCHは、例えば1/2/3OFDMシンボルの長さに対して、スケジューリングされないことになる
◆RSマッピング
□候補−1:例えば4/5/7/8OFDMシンボルの長さに対して、3GPP 36.211で規定されたRS(例えばCRS/DMRS)マッピングを再利用する
□候補−2:新しいRS、例えば、1/2/3OFDMシンボルの長さのPDSCHの最初のOFDMシンボルに位置する新しいDMRSを導入する
アンライセンスドキャリアにおけるバーストの先頭PDSCHの期間を示すために、DCIがライセンスドバンドのPDCCH/EPDCCHで送られることになる。DCIは、アンライセンスドチャネルがeNBによって占有された後またはアンライセンスドチャネルがeNBによって占有される前に送ることができる。例えば、DCIは、先頭PDSCHを送信するサブフレームまたは次のサブフレームで送ることができる。図6の実施例で、DCIは、次のサブフレームで送られる。実施例として、先頭PDSCHに対するDCIは、先頭PDSCHの終了時間がDCIを送信するサブフレームの開始境界であるか終了境界であるかどうかを示す終了インジケータ(すなわち、終了サブフレーム境界フィールド)および先頭PDSCHの長さを示す長さインジケータを含む。第1の実施形態で、先頭PDSCHが短縮PDSCH(一種のフレキシブルなPDSCH)である場合、上で規定されたDCIが使用されることになる。すなわち、上で規定されたDCIは、フレキシブルなPDSCHとしての先頭PDSCHに対するものである。先頭PDSCHがノーマルなPDSCHである場合に関しては、ノーマルDCIを使用してもよく、または上で規定されたDCIを同様に使用してもよい。DCIフォーマットの選択は、指定または設定することができる。上で規定されたDCIがノーマルなPDSCHに対して(先頭PDSCHに対してだけでなく、場合によっては他のノーマルなPDSCHに対しても)使用されるとき、PDSCHの長さは、ノーマルCPでPDCCH領域がない場合に14であるように設定される。
具体的には、DCIにおける終了サブフレーム境界フィールドに関して、1ビットを使用して、例えば(E)PDCCHでDCIを送るためのサブフレームに対して、終了時間(例えば、終了サブフレーム境界)を示すことができる。例えば、「0」は、DCIを送るサブフレームの開始境界(図6で第1のサブフレーム境界)でPDSCHが終わることを示し、「1」は、DCIを送るサブフレームの終了境界(図6で第2のサブフレーム境界)でPDSCHが終わることを示す。
例えばOFDMシンボルを単位として、先頭PDSCHの長さを示すための長さインジケータに関して、例えば、4ビットを使用して1から14(「14」はノーマルなPDSCHを示す)OFDMシンボルまでのPDSCH長を示すことができる。しかしながら、符号化レートの縮小によってDCIのロバスト性を向上させることと同様に信号伝達オーバヘッドを縮小するために、可能な開始位置の縮小されたセットに関連して、縮小された数のビットを同様に使用することができる。例えば、3/6/9/14OFDMシンボルの長さに対して2ビットインジケータを使用することができ、または7/14OFDMシンボルの長さに対して1ビットインジケータを使用することができる。
上記の方法は、拡張CPを持つOFDMシンボルに同様に適用され得る。第1の実施形態によれば、CCAが成功する時間が予測できないため、eNBで異なる長さのPDSCHをバッファリングすることが必要とされる場合があり、UEは先頭PDSCHのために前のサブフレームを1つバッファリングしなければならない場合がある。
(第2の実施形態)
第2の実施形態で、eNBは、第2のキャリアがeNBによって占有された後(例えばCCAが成功した後)の最初の利用可能なOFDMシンボルから始まり、先頭PDSCHが始まるサブフレーム(現在のサブフレーム)の次のサブフレームの終了境界で終わる、バーストの先頭PDSCHを送信することができる。例えば、アンライセンスドバンドでCCAが成功した後、eNBは、データ送信のために利用可能な最初のOFDMシンボルから始まり現在のサブフレームの次のサブフレームの終了境界で終わるPDSCHでデータを送る。第1の実施形態で説明したように、プリアンブル、RTS/CTSまたはPSS/SSSなどの予約信号をCCA終了後先頭PDSCHの前に送ることができるので、最初の利用可能なOFDMシンボルはCCA終了後の最初のOFDMシンボルである必要がないことが留意される。第2の実施形態におけるバーストの先頭PDSCHは拡張PDSCHである。
図7は、本開示の第2の実施形態によるライセンスドキャリアおよびアンライセンスドキャリアに対する例示的な時系列図を概略的に例示する。図7に示されるように、アンライセンスドバンドで、先頭PDSCH(拡張PDSCH)のデータは、CCAの後の最初のシンボル境界から開始することによって送ることができる。任意選択で、先頭PDSCHの前に予約信号を同様に送ることができる。先頭PDSCHの終了は、現在のサブフレームの次のサブフレームの終了境界、すなわち、図7に示される第2のサブフレーム境界である。
第1の実施形態で説明したように、ノーマルCPでアンライセンスドバンドにPDCCH領域がない場合、ノーマルなPDSCHは14個のOFDMシンボルからなる。したがって、最初の利用可能なOFDMシンボルから始まり現在のサブフレームの終了境界までである、第2の実施形態における先頭PDSCHの第1の部分(短縮PDSCH部分)は、14個から1個のOFDMシンボルを有し得る。第1の部分は、第1の実施形態における先頭PDSCHと同じである。先頭PDSCHの第2の部分(ノーマルなPDSCH部分)は、現在のサブフレームの次のサブフレームで送るノーマルなPDSCHである。第2の実施形態で、先頭PDSCHの第1の部分は、例えば1つの(グループの)UEに第2の部分を送るサブフレームにおける1つのDCIによって1つの拡張PDSCHとして第2の部分とともにスケジューリングされる。
拡張PDSCHのビットは、以下とすることができる。すなわち、
1.別々に符号化されたトランスポートブロック、すなわち第1の部分におけるビットおよび2番目のPDSCHにおけるビットは、別々に符号化される。短縮PDSCHとしての第1の部分に関して、仕様への影響を最小化するために、第1の実施形態で使用したものと同じシフトされたDwPTSからのPDSCHマッピング、RSマッピング、およびTBS決定を同様に使用することができる。
2.連帯的に符号化されたトランスポートブロック、すなわち第1の部分におけるビットおよび第2の部分におけるビットは、1つの拡張PDSCHとして連帯的に符号化されマッピングされる。この場合、3GPP36.211で規定されたRSマッピングを再利用し新しいTBS決定、例えば、
を規定することが可能であり、上式でNPRBは3GPP 36.213におけるTBSテーブルのカラムの指標であり、N’PRBは割り当てられたPRBの合計数であり、βはターゲットPDSCHにおけるデータREの数から導出される係数である(例えば、βは、ターゲットPDSCHにおけるデータREの数を既存のPDSCHにおけるデータRESの平均数で割ることを通して導出することができ、加えるに、異なるPDSCH長に対して異なるβを使用してもよく、または、例えば個々のβを平均することによって、多数のPDSCH長に対して共通のβを使用してもよい)。
3.TTIバンドリング、すなわち第1の部分におけるビットおよび第2の部分におけるビットは、トランスポートブロックの同じ符号化ビットの同じ/異なるRV(Redundant Version)であり、同時に第1の部分は、使用されたOFDMシンボルに基づいて先端を切り取られたものとすることができる。この場合、3GPP 36.211で規定されたRSマッピングおよび3GPP 36.213で規定されたTBSを再利用することが可能である。
第2の実施形態で、アンライセンスドキャリアにおけるバーストの先頭PDSCHの期間を示すために、DCIがライセンスドバンドのPDCCH/EPDCCHで送られることになる。DCIは、アンライセンスドチャネルがeNBによって占有された後またはアンライセンスドチャネルがeNBによって占有される前に送ることができる。例えば、DCIは、先頭PDSCHの第1の部分または第2の部分を送信するサブフレームで送ることができる。図7の実施例で、DCIは、第2の部分を送信するサブフレームで送られる。先頭PDSCHに対するDCIは、先頭PDSCHの長さを示す長さインジケータを少なくとも含み、先頭PDSCHの終了時間を示す終了インジケータを任意選択で含むことができる。第2の実施形態で、DCIを送るサブフレームは、先頭PDSCHの第1の部分を送信するサブフレームまたは第2の部分を送信するサブフレームのいずれかであるように固定または設定することができるので、UEは先頭PDSCHの終了を知ることができ、したがって、終了インジケータを省略することができる。例えばOFDMシンボルを単位として、先頭PDSCHの長さを示すための長さインジケータに関して、例えば、4ビットを使用して15から28OFDMシンボルまでのPDSCH長を示すことができる。あるいは、符号化レートの縮小によってDCIのロバスト性を向上させることと同様に信号伝達オーバヘッドを縮小するために、可能な開始位置の縮小されたセットに関連して、縮小された数のビットを同様に使用することができる。例えば、15/20/23/26OFDMシンボルの長さに対して2ビットインジケータを使用することができ、または15/20OFDMシンボルの長さに対して1ビットインジケータを使用することができる。
上記の方法は、拡張CPを持つOFDMシンボルに同様に適用され得る。本実施形態によれば、CCAが成功する時間が予測できないため、eNBで異なる長さのPDSCHをバッファリングすることが必要とされる場合があり、UEは先頭PDSCHのために前のサブフレームを1つバッファリングしなければならない場合がある。
(第3の実施形態)
第3の実施形態で、eNBは、第2のキャリアがeNBによって占有された後の最初の利用可能なOFDMシンボルから始まり、先頭PDSCHが始まるサブフレームの終了境界または先頭PDSCHが始まるサブフレームの次のサブフレームの終了境界のいずれかで終わる、バーストの先頭PDSCHを送信する。ここでは、1つのDCIフォーマットを使用するeNBが第1の実施形態および第2の実施形態におけるPDSCHスケジューリング機構の両方とも採用することができ、どちらを採用するかは、eNBでのスケジューリング戦略に依存することになる。換言すれば、第1の実施形態のような短縮PDSCHがスケジューリングされるか第2の実施形態のような拡張PDSCHがスケジューリングされるかは、eNBでのスケジューリング戦略に依存することになり、2つの場合に対して1つのDCIフォーマットが使用される。第3の実施形態におけるDCIフォーマットはノーマルなPDSCHに対して同様に使用され得ることが留意される。第3の実施形態で、PDSCHマッピング、RSマッピング、TBS決定、および符号化は、それぞれ第1の実施形態および第2の実施形態と同じ方法を使用することができる。
eNBでのスケジューリング戦略は、以下の特徴の1つまたは複数を考慮し得る。すなわち、
1.UE能力:
◆UEが拡張PDSCHをサポートしない場合、拡張PDSCHはこのUEに対してスケジューリングされないことになる
◆UEが短縮PDSCHをサポートしない場合、短縮PDSCHはこのUEに対してスケジューリングされないことになる
◆UEがノーマルなPDSCHだけをサポートする場合、短縮/拡張PDSCHはこのUEに対してスケジューリングされないことになり、すなわちUEはバーストの中ほどでのみスケジューリングされることになる
2.アンライセンスドチャネル条件:
◆短縮PDSCHが少なすぎる数のOFDMシンボルを含むかまたはRSを含まない場合、好ましくは拡張PDSCHがスケジューリングされることになる
3.ライセンスド制御のオーバヘッド:
◆ライセンスドバンドのPDCCH/EPDCCHにおける負荷が高い場合、必要とするスケジューリングオーバヘッドがより少ない、拡張PDSCHが好ましいことになる
4.eNBの一定の選好
◆例えばeNBでの所定の選好
アンライセンスドキャリアにおけるバーストの先頭PDSCHの期間を示すために、DCIがライセンスドバンドのPDCCH/EPDCCHで送られることになる。DCIは、アンライセンスドチャネルがeNBによって占有された後またはアンライセンスドチャネルがeNBによって占有される前に送ることができる。例えば、図8は、本開示の第3の実施形態によるライセンスドキャリアおよびアンライセンスドキャリアに対する例示的な時系列図を概略的に例示する。図8に示されるように、アンライセンスドバンドでの3つの可能な先頭PDSCHが例示され、上のものは第2の実施形態で説明した拡張PDSCHであり、中央のものは第1の実施形態で説明した特殊な場合としてのノーマルなPDSCHであり、1番下のものは第1の実施形態で説明した短縮PDSCHである。1つのDCIフォーマットで3つのPDSCHの期間を一様に示すために、図8に示されるように、先頭PDSCHに対するDCIは、拡張PDSCHの第2の部分を送信するサブフレームまたはノーマルなPDSCHを送信するサブフレームまたは短縮PDSCHを送信するサブフレームの次のサブフレームで送信することができる。DCIは、先頭PDSCHの終了時間がDCIを送信するサブフレームの開始境界であるか終了境界であるかどうかを示す終了インジケータ(すなわち、終了サブフレーム境界フィールド)および先頭PDSCHの長さを示す長さインジケータを含むことができる。
特に、DCIにおける終了サブフレーム境界フィールドに関して、1ビットを使用して、例えば(E)PDCCHでDCIを送るためのサブフレームに対して、終了時間(例えば、終了サブフレーム境界)を示すことができる。例えば、「0」は、DCIを送るサブフレームの開始境界(図8で第1のサブフレーム境界)でPDSCHが終わることを示し、「1」は、DCIを送るサブフレームの終了境界(図8で第2のサブフレーム境界)でPDSCHが終わることを示す。
例えばOFDMシンボルを単位として、先頭PDSCHの長さを示すための長さインジケータに関して、例えば、5ビットを使用して1から28OFDMシンボルまでのPDSCH長を示すことができる。あるいは、符号化レートの縮小によってDCIのロバスト性を向上させることと同様に信号伝達オーバヘッドを縮小するために、可能な開始位置の縮小されたセットに関連して、縮小された数のビットを使用することができる。例えば、図8に示されるようにDCIがサブフレームで送信される場合、PDSCHがDCIを送るサブフレームの開始境界(図8で第1のサブフレーム境界)で終わるならば、PDSCHの長さは1〜13シンボルのみとすることができ(短縮PDSCH)、PDSCHがDCIを送るサブフレームの終了境界(図8で第2のサブフレーム境界)で終わるならば、PDSCHの長さは14〜28シンボルのみとすることができる(ノーマルなPDSCHまたは拡張PDSCH)。この場合、4ビットインジケータを使用して1から13OFDMシンボルの長さまたは14から28OFDMシンボルの長さを示すことができ、終了インジケータに関連して、長さインジケータによって期間を決定することができる。
上記の方法は、拡張CPを持つOFDMシンボルに同様に適用され得る。本実施形態によれば、CCAが成功する時間が予測できないため、eNBで異なる長さのPDSCHをバッファリングすることが必要とされる場合があり、UEは先頭PDSCHのために前のサブフレームを1つバッファリングしなければならない場合がある。
(第4の実施形態)
最大バースト長についての規制制約(例えば日本で最大バースト長<4ms)および/またはフレキシブルなバースト開始時間によって、それは、地域の規制によって許可された最大バースト長を利用するためのフレキシブルなバースト終了時間につながることになる。バーストの最終PDSCHがサブフレームの中ほどで終わることになるとき、DwPTSにおける短縮PDSCHは、OFDMシンボルの粒度でのフレキシブルな終了時間のために直接使用することができる。あるいは、短縮PDSCHおよび前の1つのノーマルなPDSCHは、1つの(グループの)UEへの1つのDCIによって拡張PDSCHとして一緒にスケジューリングすることができる。拡張PDSCHまたは短縮PDSCHは、バーストのフレキシブルな最終PDSCHとみなされる。
拡張PDSCHのビットは、以下とすることができる。すなわち、
1.別々に符号化されたトランスポートブロック、すなわち最後のサブフレームの短縮PDSCH部分におけるビットと最後から2番目のサブフレームのノーマルなPDSCH部分におけるビットは、別々に符号化される。短縮PDSCH部分に関して、仕様への影響を最小化するために、第1の実施形態で使用したものと同じ、シフトなしのシフトされたDwPTSからのPDSCHマッピング、RSマッピング、およびTBS決定を使用することができる。
2.連帯的に符号化されたトランスポートブロック、すなわち最後のサブフレームの短縮PDSCH部分におけるビットと最後から2番目のサブフレームのノーマルなPDSCH部分におけるビットは、1つの拡張PDSCHとして符号化されマッピングされる。この場合、3GPP36.211で規定されたRSマッピングを再利用し新しいTBS決定、例えば、
を規定することが可能であり、上式でNPRBは3GPP 36.213におけるTBSテーブルのカラムの指標であり、N’PRBは割り当てられたPRBの合計数であり、βはターゲットPDSCHにおけるデータREの数から導出される係数である(例えば、βは、ターゲットPDSCHにおけるデータREの数を既存のPDSCHにおけるデータRESの平均数で割ることを通して導出することができ、加えるに、異なるPDSCH長に対して異なるβを使用してもよく、または、例えば個々のβを平均することによって、多数のPDSCH長に対して共通のβを使用してもよい)。
3.TTIバンドリング、すなわち最後のサブフレームの短縮PDSCH部分におけるビットと最後から2番目のサブフレームのノーマルなPDSCH部分におけるビットは、トランスポートブロックの同じ符号化ビットの同じ/異なるRV(redundant version)であり、同時に短縮PDSCH部分は、使用されたOFDMシンボルに基づいて先端を切り取られたものである。この場合、3GPP 36.211で規定されたRSマッピングおよび3GPP 36.213で規定されたTBSを再利用することが可能である。
図9は、本開示の第4の実施形態によるライセンスドキャリアおよびアンライセンスドキャリアに対する例示的な時系列図を概略的に例示する。図9に示されるように、アンライセンスドバンドで、バーストの最終PDSCHは、ノーマルなPDSCH部分および短縮PDSCH部分を含む拡張PDSCHである。アンライセンスドキャリアにおけるバーストの最終PDSCHの期間を示すために、DCIがライセンスドバンドのPDCCH/EPDCCHで送られることになる。バーストのフレキシブルな最終PDSCH(フレキシブルなPDSCHとしてのバーストの最終PDSCH)に対するDCIは、最終PDSCHの長さを示す長さインジケータを含み、長さは、例えばDCIを送信するサブフレームの開始境界から始まる。DCIは、最終PDSCHの開始時間を示す開始インジケータを任意選択で含むことができる。しかしながら、最終PDSCHの開始境界は、図9に示されるように、DCIを送るサブフレームの開始境界に固定することができるので、UEは最終PDSCHの開始を知ることができ、したがって開始インジケータを省略することができる。例えばOFDMシンボルを単位として、先頭PDSCHの長さを示すための長さインジケータに関して、例えば、4ビットを使用して15から28OFDMシンボルまでのPDSCH長を示すことができる。あるいは、符号化レートの縮小によってDCIのロバスト性を向上させることと同様に信号伝達オーバヘッドを縮小するために、可能な開始位置の縮小されたセットに関連して、縮小された数のビット(例えば15/20/23/28OFDMシンボルの長さに対して2ビットインジケータ、または15/20OFDMシンボルの長さに対して1ビットインジケータ)を使用することができる。
上記の方法は、拡張CPを持つOFDMシンボルに同様に適用され得る。加えるに、バーストの最終PDSCHが拡張PDSCHを採用せず短縮PDSCHを直接使用する場合、類似のDCIを使用して最終短縮PDSCHの期間を示すことができ、唯一の相違は、短縮PDSCHに対する長さインジケータが、ノーマルCPの場合に1〜13シンボルの長さを示すということである。加えるに、短縮DCIに対するDCIは、ノーマルCPの場合に14の長さを示すことによって、ノーマルなPDSCHのために同様に使用することができる。
(第5の実施形態)
第5の実施形態で、バーストの最終PDSCHに対する短縮PDSCHと拡張PDSCHとの間の選択は、eNBでのスケジューリング戦略に依存し得る。また、同じDCIフォーマットは、短縮PDSCHおよび拡張PDSCHならびに任意選択でノーマルなPDSCHに対して使用することができる。
eNBでのスケジューリング戦略は、以下の特徴の1つまたは複数を考慮することになる。すなわち、
1.UE能力:
◆UEが拡張PDSCHをサポートしない場合、拡張PDSCHはこのUEに対してスケジューリングされないことになる
◆UEが短縮PDSCHをサポートしない場合、短縮PDSCHはこのUEに対してスケジューリングされないことになる
◆UEがノーマルなPDSCHだけをサポートする場合、短縮/拡張PDSCHはこのUEに対してスケジューリングされないことになり、すなわちUEはバーストの中ほどでのみスケジューリングされることになる
2.アンライセンスドチャネル条件:
◆短縮PDSCHが少なすぎる数のOFDMシンボルを含むかまたはRSを含まない場合、好ましくは拡張PDSCHがスケジューリングされることになる
3.ライセンスド制御のオーバヘッド:
◆ライセンスドバンドのPDCCH/EPDCCHにおける負荷が高い場合、必要とするスケジューリングオーバヘッドがより少ない、拡張PDSCHが好ましいことになる
4.eNBの一定の選好
◆例えばeNBでの所定の選好
アンライセンスドキャリアにおけるバーストの最終PDSCHの期間を示すために、DCIがライセンスドバンドのPDCCH/EPDCCHで送られることになる。例えば、図10は、本開示の第5の実施形態によるライセンスドキャリアおよびアンライセンスドキャリアに対する例示的な時系列図を概略的に例示する。図10に示されるように、アンライセンスドバンドでの2つの可能なフレキシブルな最終PDSCHが例示され、上のものは拡張サブフレームであり、下のものは短縮サブフレームである。1つのDCIフォーマットで2タイプのPDSCHの期間を一様に示すために、図10に示されるように、最終PDSCHに対するDCIは、最終PDSCHを送信し始めるサブフレームで送信することができる。DCIは、最終PDSCHの長さを示す長さインジケータを少なくとも含み、最終PDSCHの開始時間を示す開始インジケータを任意選択で含むことができる。第5の実施形態で、最終PDSCHの開始境界は、図10に示されるように、DCIを送るサブフレームの開始境界に固定することができるので、UEは最終PDSCHの開始を知ることができ、したがって開始インジケータを省略することができる。例えばOFDMシンボルを単位として、先頭PDSCHの長さを示すための長さインジケータに関して、例えば、5ビットを使用して1から28OFDMシンボルまでのPDSCH長を示すことができる。あるいは、符号化レートの縮小によってDCIのロバスト性を向上させることと同様に信号伝達オーバヘッドを縮小するために、可能な開始位置の縮小されたセットに関連して、縮小された数のビット(例えば9/11/14/(14+6)OFDMシンボルの長さに対して2ビットインジケータ)を使用することができる。
上記の方法は拡張CPを持つOFDMシンボルに同様に適用され得ることが留意される。
(第6の実施形態)
第3の実施形態に基づいて、バーストの先頭PDSCHに対して短縮PDSCHがスケジューリングされるか拡張PDSCHがスケジューリングされるかは、eNBでのスケジューリング戦略に応じて選択されることになり、1つのDCIフォーマットを使用して両方のタイプのPDSCHを示すことができる。第5の実施形態で、バーストの最終PDSCHに対する短縮PDSCHと拡張PDSCHとの間の選択は、eNBでのスケジューリング戦略に同様に依存することができ、両方のタイプのPDSCHは、同様に1つのDCIフォーマットで示すことができる。第6の実施形態で、1つのDCIフォーマットを使用して、短縮PDSCHおよび拡張PDSCHの両方に対する先頭および最終PDSCHの両方を示すことができる。ここでは、次の場合があり得る。すなわち、1)バーストの始まりでの短縮PDSCHおよびバーストの最後での短縮PDSCH、2)バーストの始まりでの短縮PDSCHおよびバーストの最後での拡張PDSCH、3)バーストの始まりでの拡張PDSCHおよびバーストの最後での短縮PDSCH、ならびに4)バーストの始まりでの拡張PDSCHおよびバーストの最後での拡張PDSCHである。特殊な場合として、先頭および最終PDSCHは同様にノーマルなPDSCHとすることができ、それは同様に、第6の実施形態で規定されるDCIによって任意選択で示されることが、留意される。eNBがノーマルなPDSCHに対してノーマルDCIを使用するか本開示で規定されるDCIを使用するかは、指定または設定することができる。
図11は、本開示の第6の実施形態によるライセンスドキャリアおよびアンライセンスドキャリアに対する例示的な時系列図を概略的に例示する。図11に示されるように、アンライセンスドバンドでの3つの可能な先頭PDSCHおよび3つの可能な最終PDSCHが例示され、1列目のPDSCHは先頭PDSCHとしての短縮PDSCHであり、2列目のPDSCHは先頭PDSCHとしての拡張PDSCHであり、3列目のPDSCHは先頭PDSCHとしてのノーマルなPDSCHであり、4列目のPDSCHは最終PDSCHとしての短縮PDSCHであり、5列目のPDSCHは最終PDSCHとしての拡張PDSCHであり、6列目のPDSCHは最終PDSCHとしてのノーマルなPDSCHである。これらのPDSCHをそれぞれスケジューリングするためのDCIは、PDSCHが先頭PDSCHである場合、拡張PDSCHの第2の部分を送信するサブフレームまたはノーマルなPDSCHを送信するサブフレームまたは短縮PDSCHを送信するサブフレームの次のサブフレームで送信することができ、PDSCHが最終PDSCHである場合、PDSCHを送信し始めるサブフレームで送信することができる。
1つのDCIフォーマットでこれらのタイプのPDSCHすべての期間を一様に示すために、DCIは、PDSCHの長さを示す長さインジケータと、PDSCHの終了時間がDCIを送信するサブフレームの開始境界であること、またはPDSCHの終了時間がDCIを送信するサブフレームの終了境界であること、またはPDSCHの開始時間がDCIを送信するサブフレームの開始境界であることを示す開始−終了インジケータとを含むことができる。加えるに、先頭PDSCHに対するDCIは終了時間を示し最終PDSCHに対するDCIは開始時間を示すので、開始−終了インジケータは、PDSCHが先頭PDSCHであるか最終PDSCHであるかを同様に暗示することができる。
具体的には、開始−終了インジケータに関して、例えば、2ビットを使用して、例えばDCI(PDCCH/EPDCCH)を送るサブフレームに対して、開始または終了サブフレーム境界を示すことができる。例えば、「00」を使用して、DCIを送るサブフレームの開始境界(図11で第1のサブフレーム境界)で終わるPDSCHを示すことができ、「01」を使用して、DCIを送るサブフレームの終了サブフレーム境界(図11で第2のサブフレーム境界)で終わるPDSCHを示すことができ、「10」を使用して、DCIを送るサブフレームの開始境界(図11で第1のサブフレーム境界)で始まるPDSCHを示すことができる。
例えばOFDMシンボルを単位として、PDSCHの長さを示すための長さインジケータに関して、例えば、5ビットを使用して1から28OFDMシンボルまでのPDSCH長を示すことができる。あるいは、符号化レートの縮小によってDCIのロバスト性を向上させることと同様に信号伝達オーバヘッドを縮小するために、可能な開始位置の縮小されたセットに関連して、縮小された数のビット(例えば6/9/10/11/12/14/(14+3)/(14+6)OFDMシンボルの長さに対して3ビットインジケータ)を使用することができる。
上記の方法は拡張CPを持つOFDMシンボルに同様に適用され得ることが留意される。
(第7の実施形態)
第7の実施形態で、eNBは、第2のキャリアがeNBによって占有された後の最初の利用可能なOFDMシンボルから始まり、固定長、特にノーマルなPDSCHの長さを持つ、バーストの先頭PDSCHを送信することができる。換言すれば、第7の実施形態で、バーストの先頭PDSCHは、シフトされた開始シンボルを持つノーマル長のPDSCHである。アンライセンスドバンドでCCAが成功した後、eNBは、(プリアンブル、RTS/CTSまたはPSS/SSSなどの予約信号がCCA終了後に送られる場合)データ送信のために利用可能な最初のOFDMシンボルから始まり、OFDMシンボルの固定された数に基づくOFDMシンボルで終わるPDSCHでデータを送る。ノーマルCPでアンライセンスドバンドにPDCCH領域がない場合、ノーマルなPDSCHは14個のOFDMシンボルからなる。先頭PDSCHの開始シンボルは、CCA終了時間に応じて1番目から14番目までであり、他方PDSHの終了時間は、PDSCHの長さが14OFDMシンボルを維持する場合、14番目から1番目までである。第7の実施形態で、バーストの先頭PDSCHは、CCA終了に基づいてOFDMシンボル境界を単位としてフレキシブルな時間に始まりそして終わる。
図12は、本開示の第7の実施形態によるライセンスドキャリアおよびアンライセンスドキャリアに対する例示的な時系列図を概略的に例示する。図12に示されるように、eNBは、第2のキャリアがeNBによって占有された後の最初の利用可能なOFDMシンボルから始まるバーストの先頭PDSCHを送信し、先頭PDSCHは、1つのノーマルなPDSCHの固定長を有する。(フレキシブルなPDSCHとも呼ぶことができる)シフトされた開始シンボルを持つノーマル長さのPDSCHは、例えば全体シフトまたは循環シフトによって現在のノーマルなPDSCHの構造を再利用することができる。全体シフトは、ノーマルなPDSCHの開始部分がフレキシブルなPDSCHの開始部分にシフトされ、ノーマルなPDSCHの終了部分がフレキシブルなPDSCHの終了部分にシフトされるように、ノーマルなPDSCHがフレキシブルなPDSCHに全体的にシフトされることを意味する。循環シフトは、本開示の第7の実施形態によるPDSCHの循環シフトを解説するための例示的な時系列図を概略的に例示する図13に示されるように、フレキシブルなPDSCHの前部がノーマルなPDSCHの後部に由来し、フレキシブルなPDSCHの後部がノーマルなPDSCHの前部に由来することを意味する。
アンライセンスドキャリアにおけるバーストのフレキシブルな先頭PDSCHの期間を示すために、DCIがライセンスドバンドのPDCCH/EPDCCHで送られることになる。DCIは、アンライセンスドチャネルがeNBによって占有された後またはアンライセンスドチャネルがeNBによって占有される前に送ることができる。例えば、DCIは、先頭PDSCHの送信を開始するサブフレームの次のサブフレームで送ることができる。図12の実施例で、DCIは、第2の部分を送信するサブフレームで送られる。先頭PDSCHに対するDCIは、基準境界に対する先頭PDSCHの開始時間のオフセット長を示すオフセット長インジケータと、基準境界がDCIを送信するサブフレームの開始時間であるか終了時間であるかを示す基準境界インジケータとを含む。
具体的には、基準境界インジケータに関して、例えば、1ビットを使用して、例えば(PDCCH/EPDCCHで)DCIを送るサブフレームに対する基準境界を示すことができる。例えば、「0」を使用して、基準境界はDCIを送るサブフレームの開始境界(図12で第1のサブフレーム境界)であることを示すことができ、他方、「1」を使用して、基準境界はDCIを送るサブフレームの終了境界(図12で第2のサブフレーム境界)であることを示すことができる。
オフセット長インジケータに関して、4ビットを使用して基準境界の前の0から13OFDMシンボルまででのPDSCHオフセットを示すことができる(「0」は、オフセットがなく先頭PDSCHがノーマルなPDSCHであることを意味する)。符号化レートの縮小によってDCIのロバスト性を向上させることと同様に信号伝達オーバヘッドを縮小するために、可能な開始位置の縮小されたセットに関連して、縮小された数のビット(例えば0/6/9/12OFDMシンボルの長さに対して2ビットインジケータ)を使用することができる。
図12に戻って参照すると、バーストの2番目のPDSCHに関して、後続のサブフレーム境界と位置合わせするために短縮PDSCHを採用することができる。短縮された2番目のPDSCHは、先頭PDSCHまたは3番目のPDSCHと一緒にまたは独立してスケジューリングすることができる。短縮PDSCHが独立してスケジューリングされる場合、第1の実施形態におけるPDSCH&RSマッピングおよびTBS決定の方法を使用することができる。短縮PDSCHが先頭PDSCHまたは3番目のPDSCHと一緒に1つの拡張PDSCHとしてスケジューリングされる場合、第2の実施形態におけるPDSCH&RSマッピングおよびTBS決定の方法を使用することができる。バーストの2番目のPDSCHおよび場合によっては後続のPDSCHは、固定長のシフトされたPDSCHを同様に採用し得ることが、留意される。この場合、2番目のPDSCHのスケジューリング方法は、固定長のシフトされた先頭PDSCHと同じである。
加えるに、第7の実施形態の別の実施例として、先頭PDSCHは必ずしも固定長のPDSCHではなく、同様に、先頭PDSCHを開始するサブフレームの終了境界で終わるPDSCH(例えば短縮PDSCH)もしくは先頭PDSCHが固定長を有することを示すインジケータへのPDSCHエンドインジケータ、または先頭PDSCHを開始するサブフレームの次のサブフレームの終了境界で終わるPDSCH(拡張PDSCH)とすることができる。図14は、本開示の第7の実施形態のこの実施例によるライセンスドキャリアおよびアンライセンスドキャリアに対する例示的な時系列図を概略的に例示する。図14で、アンライセンスドバンドでの3つの可能な先頭PDSCHが例示される。上のPDSCHは1つのノーマルなPDSCHの固定長を持つPDSCHであり、中央のPDSCHは拡張PDSCHであり、1番下のPDSCHは短縮PDSCHである。これらの先頭PDSCHの期間を一様に示すために、DCIは、上記のオフセット長インジケータおよび基準境界インジケータに加えてPDSCHエンドインジケータを含む。PDSCHエンドインジケータは、先頭PDSCHが固定長を有すること、先頭PDSCHが短縮PDSCHであること、または先頭PDSCHが拡張PDSCHであることを示す。例えば、2ビットインジケータを使用して、例えば、固定長のPDSCHに対して「00」、短縮PDSCHに対して「01」、拡張PDSCHに対して「10」などの、このような指示をすることができる。先頭PDSCHが短縮PDSCHであるとき、オフセット長インジケータは短縮PDSCHの長さを示し、基準境界インジケータは短縮PDSCHの終了時間を示す。先頭PDSCHが拡張PDSCHであるとき、オフセット長インジケータは1つのノーマルなPDSCH長を差し引いた拡張PDSCHの長さを示し、基準境界インジケータは拡張PDSCHの第1の部分(短縮PDSCH部分)の終了時間を示す。この実施例に対して規定されたDCIは、例えば1つのノーマルなPDSCH長の固定長を持つPDSCHに対してオフセット長を0に設定することによって、ノーマルなPDSCHに対して同様に使用され得ることが、留意される。
同様に、上記の方法は、拡張CPを持つOFDMシンボルに同様に適用され得る。
本発明は、ソフトウェア、ハードウェア、またはハードウェアと連携したソフトウェアによって実現され得る。上述の各々の実施形態の説明で使用された各々の機能ブロックは、集積回路としてLSIによって実現することができる。それらはチップとして個々に形成してもよく、または1つのチップを機能ブロックの一部またはすべてを含むように形成してもよい。この場合のLSIは、集積度の相違に応じて、IC、システムLSI、スーパーLSI、またはウルトラLSIと呼ぶことができる。しかしながら、集積回路を実施する技術は、LSIに限定されず、専用回路または汎用プロセッサを使用することによって実現され得る。加えるに、LSIの製造後にプログラムすることができるFPGA(Field Programmable Gate Array)、またはLSI内部に配置された回路セルの接続および設定を再構成することができる再構成可能プロセッサを使用してもよい。さらに、各々の機能ブロックの計算は、例えば、DSPまたはCPUを含む、計算手段を使用することによって行うことができ、各々の機能の処理ステップは、実行のためにプログラムとして記録媒体に記録してもよい。そのうえ、半導体技術または他の派生的技術の進歩によって、LSIに代わる集積回路を実施するための技術が出現したときは、かかる技術を使用することによって機能ブロックが統合され得ることは明らかである。
本発明は、本発明の趣旨および範囲から逸脱することなく明細書で提示された説明および周知の技術に基づいて当業者によってさまざまに変更または修正されるように意図し、かかる変更および応用は、保護されるべき特許請求の範囲に含まれることが、留意される。そのうえ、本発明の趣旨から逸脱しない範囲で、上述の実施形態の構成要素は任意に組み合わせることができる。