JP6793577B2 - 車載用前照灯 - Google Patents

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Description

この発明は、車載用前照灯に関するものである。
昨今、走行灯(ハイビーム)およびすれ違い灯(ロービーム)等によって構成される車載用前照灯に用いられる光源として、従来のタングステンフィラメントの電球およびアーク放電による放電灯に代替して、LED(Light Emitting Diode)およびLD(Laser Diode)等の半導体光源が普及してきた。当半導体光源は、長寿命であり、少ない電力で必要な明るさを確保でき、一定の電流を供給する簡単な制御によって安定した明るさを発することができるため、車載用前照灯の光源として好適である。
車載用前照灯は、走行灯およびすれ違い灯等の特有の配光を形成する必要がある。そのため、従来の投影式車載用前照灯は、光源として半導体光源を用いながらも、当配光を形成するために、従来の電球等を用いた投影式車載用前照灯と同様に投影レンズを使用することが多い。
例えば、特許文献1に係る車両用灯具は、光源にLEDを用い、投影レンズにフレネルレンズを用いる構成である。
また、例えば、特許文献2に係る車両前照灯は、LEDと投影レンズとの間にマイクロテクスチャ構造のレンズを追加した構成である。マイクロテクスチャ構造のレンズは、LEDが発する光を屈折させて投影レンズの取り込み角内により多くの光束を入射させることにより、LEDが発する光の利用効率を高める。
特開2012−89333号公報 特開2005−93191号公報
従来の車載用前照灯は投影レンズを用いる構成であるため、車両前面側の面積が広く、車両前後方向に厚みがあるという課題があった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、車両前面側の面積が狭く、車両前後方向の厚みが薄い車載用前照灯を提供することを目的とする。
この発明に係る車載用前照灯は、発光面を有する光源部材と、光源部材に向かい合う面に、発光面の大きさに比して小さい凹凸が形成され、集光性を有する板状のレンズ部材と、レンズ部材から出射される光を車両前方へ透過する前面レンズと、レンズ部材と前面レンズとの間で、光軸の上側に配置された陰影形成部材と、を備え、光源部材の発光面からレンズ部材の凹凸が形成された面までの距離は、当該発光面の最大幅以下である。
この発明によれば、投影レンズの代わりに凹凸が形成された板状のレンズ部材を使用し、このレンズ部材を光源部材に近接配置するようにしたので、車両前面側の面積が狭く、車両前後方向の厚みが薄い車載用前照灯を提供することができる。
この発明の実施の形態1に係る車載用前照灯の構成例の要部を示し、図1Aは斜視図、図1Bは断面図である。 この発明の実施の形態1に係る車載用前照灯における光源ユニットの構成例を示す斜視図である。 この発明の実施の形態1におけるハイビーム用LEDとレンズ部材を示し、図3Aは正面図、図3Bは側面図、図3Cは車両前方に出射された光を示す図である。 この発明の実施の形態1におけるロービーム用LEDとレンズ部材と反射板を示し、図4Aは正面図、図4Bは側面図、図4Cは車両前方に出射された光を示す図である。 この発明の実施の形態1におけるロービーム用LEDとレンズ部材と反射板の変形例を示し、図5Aは正面図、図5Bは側面図、図5Cは車両前方に出射された光を示す図である。 この発明の実施の形態1の理解を助けるための参考例を示し、図6Aは投影レンズとして凸レンズを用いる構成、図6Bはフレネルレンズを用いる構成の図である。 この発明の実施の形態1におけるレンズ部材の例を示す側面図および正面図である。 この発明の実施の形態1におけるレンズ部材の例を示す側面図および正面図である。 この発明の実施の形態1におけるレンズ部材の例を示す側面図および正面図である。 この発明の実施の形態1におけるレンズ部材の例を示す側面図および正面図である。 この発明の実施の形態1におけるレンズ部材の例を示す側面図および正面図である。 この発明の実施の形態1におけるレンズ部材の凹凸の例を模式的に示す側面図である。 この発明の実施の形態1においてハイビーム用LEDが発する光とレンズ部材が出射する光を示す図である。 この発明の実施の形態1におけるロービーム用LEDとレンズ部材と反射板の変形例を示し、図14Aは正面図、図14Bは側面図、図14Cは車両前方に出射された光を示す図である。 この発明の実施の形態1に係る車載用前照灯の変形例の要部を示す斜視図である。 この発明の実施の形態1に係る車載用前照灯の変形例の要部を示す斜視図である。 この発明の実施の形態2に係る車載用前照灯におけるLEDとレンズ部材と可動式反射板を示し、図17Aは正面図、図17Bは側面図、図17Cは車両前方に出射された光を示す図である。 この発明の実施の形態3に係る車載用前照灯における光源ユニットと可動式遮光板の構成例を示す斜視図である。 この発明の実施の形態3におけるLEDとレンズ部材と可動式遮光板を示し、図19Aは正面図、図19Bは側面図、図19Cは車両前方に出射された光を示す図である。 この発明の実施の形態4に係る車載用前照灯における光源ユニットと導光部材の構成例を示す斜視図である。 この発明の実施の形態4におけるレンズ部材と導光部材の変形例を示す側面図である。 この発明の実施の形態5に係る車載用前照灯における光源ユニットと液晶式遮光板の構成例を示す斜視図である。 この発明の実施の形態6に係る車載用前照灯における反射板の例を示す斜視図である。 この発明の実施の形態6において車両前方に出射された光を示す図である。 この発明の実施の形態6に係る車載用前照灯における可動式遮光板の例を示す斜視図である。 この発明の実施の形態6に係る車載用前照灯における導光部材の例を示す斜視図である。 この発明の実施の形態6に係る車載用前照灯における液晶式遮光板の例を示す斜視図である。 この発明の実施の形態7に係る車載用前照灯における可動式遮光板の例を示す斜視図である。 この発明の実施の形態7において車両前方に出射された光を示す図である。 この発明の実施の形態8に係る車載用前照灯における可動式遮光板の例を示す斜視図である。 この発明の実施の形態8において車両前方に出射された光を示す図である。 この発明の実施の形態8に係る車載用前照灯における液晶式遮光板の例を示す斜視図である。 この発明の実施の形態9に係る車載用前照灯の構成例の要部を示す斜視図である。 この発明の実施の形態9に係る車載用前照灯における光源ユニットと投影レンズの構成例を示す斜視図である。 この発明の実施の形態9におけるADB用LEDの投影光を、車載用前照灯の上側からみた平面図である。 この発明の実施の形態10に係る車載用前照灯の光源部材の一例を示し、図36Aは側面図、図36BはLDと当LDが発する青色レーザ光を拡大した図である。 この発明の実施の形態10に係る車載用前照灯の光源部材の別の例を示す側面図である。 この発明の実施の形態10に係る車載用前照灯の光源部材の別の例を示す側面図である。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1に係る車載用前照灯1の構成例の要部を示し、図1Aは斜視図、図1Bは断面図である。図2は、この発明の実施の形態1に係る車載用前照灯1におけるハイビームロービーム一体光源ユニット110の構成例を示す斜視図である。実施の形態1に係る車載用前照灯1は、前面レンズ2、光源部材であるハイビーム用LED3Hおよびロービーム用LED3L、板状のレンズ部材4、陰影形成部材である反射面51を有する反射板5、外殻ケース6、保持兼放熱部材7、および光軸調整部材8を備える。ハイビームロービーム一体光源ユニット110は、ハイビーム用LED3Hとそのレンズ部材4、ロービーム用LED3Lとそのレンズ部材4、反射板5、および保持兼放熱部材7により構成される。このハイビームロービーム一体光源ユニット110は、前面レンズ2および外殻ケース6の内部に収納される。保持兼放熱部材7は、ハイビーム用LED3Hとそのレンズ部材4およびロービーム用LED3Lとそのレンズ部材4を保持する機能と、ハイビーム用LED3Hおよびロービーム用LED3Lが発する熱を放熱する機能とを備える。光軸調整部材8は、いわゆるエイミングスクリュであり、ハイビームロービーム一体光源ユニット110の傾きを調整することにより光軸を調整する。車載用前照灯1は、ロービーム用LED3Lが点灯することによってすれ違い灯用前照灯として機能する。また、車載用前照灯1は、ハイビーム用LED3Hが点灯すること、あるいはロービーム用LED3Lとハイビーム用LED3Hが同時に点灯することによって走行灯用前照灯として機能する。
図3は、この発明の実施の形態1におけるハイビーム用LED3Hとレンズ部材4を示し、図3Aは正面図、図3Bは側面図、図3Cは車両前方に出射された光を示す図である。なお、図3Bの側面図では、明るさを右方向への膨らみ量でアナログ的に表現し、当図においては左方向に描いた上下両端部が暗く、右方向に膨らんだ中央が明るいことを示す。また、図3Cの出射された光においては、光の明暗を白黒の濃淡で表現しており、中央の濃い部分が明るく、周囲の淡い部分が暗いことを示す。これ以降、光の明暗を図3Bと同様に右方向への膨らみ量および図3Cと同様に白黒の濃淡で表現することとする。
ハイビーム用LED3Hの発光面31と向かい合うように、板状のレンズ部材4が配置される。ハイビーム用LED3Hは、保持兼放熱部材7に固定される。また、レンズ部材4に脚部41が形成され、この脚部41が保持兼放熱部材7に固定される。レンズ部材4を保持兼放熱部材7に固定する手段は図3Bに示される脚部41に限定されるものではない。
レンズ部材4は、ハイビーム用LED3Hに向かい合う面に凹凸が形成される。レンズ部材4の凹凸が形成された面は、ハイビーム用LED3Hの発光面31から、当該発光面31の最大幅よりも短い距離以内に配置される。例えば、ハイビーム用LED3Hの発光面31が一辺の長さL1の正方形である場合、発光面31からレンズ部材4の凹凸までの距離L2は一辺の長さL1以下である。発光面31が長方形である場合は長辺をL1にする。また、図3Bの例では、発光面31とレンズ部材4の凸部先端との間の距離をL2に設定するが、レンズ部材4の凹凸の高低差はマイクロメートルオーダーと小さいため、凸部先端ではなく凹部側等を基準にしてL2を設定しても実質的な問題はない。なお、レンズ部材4の凹凸が形成された面をハイビーム用LED3Hの発光面31の極近傍に配置するときに接触する可能性がある場合、ハイビーム用LED3Hの発熱に耐え得る材質でレンズ部材4を構成する。
図4は、この発明の実施の形態1におけるロービーム用LED3Lとレンズ部材4と反射板5を示し、図4Aは正面図、図4Bは側面図、図4Cは車両前方に出射された光を示す図である。なお、図4Bの右方向への膨らみをカットオフライン上部で切断した側面図は、中央のカットオフライン直下部が最も明るく、当カットオフライン上側は光が全く出射されずに暗くなっていることを示す。
図5は、この発明の実施の形態1におけるロービーム用LED3Lとレンズ部材4と反射板5の変形例を示し、図5Aは正面図、図5Bは側面図、図5Cは車両前方に出射された光を示す図である。ハイビーム用LED3Hと同様に、ロービーム用LED3Lの発光面31の向かいにレンズ部材4が配置される。レンズ部材4の凹凸が形成された面は、ロービーム用LED3Lの発光面31から、当該発光面31の最大幅よりも短い距離以内に配置される。
反射板5の詳細は後述する。
図6は、この発明の実施の形態1の理解を助けるための従来の投影式車載用前照灯のLEDに対する投影レンズの配置を表す参考例を示し、図6Aは投影レンズとして凸レンズ101を用いる構成、図6Bは投影レンズとしてフレネルレンズ102を用いる構成の図である。図6Aの参考例において、LED100が発する光は、凸レンズ101を経由し前面レンズを透過して車両前方に投影される。LED100が発する光を投影する光学特性は、凸レンズ101の表面における屈折により得られる。車載用前照灯を小型化するために凸レンズ101をLED100に近づけて配置しようとした場合、凸レンズ101を厚く(表面の曲率を大きく)して焦点距離を短くする必要がある。凸レンズ101の曲率が大きくなると有効径が小さくなるため、LED100が発する光が凸レンズ101に入射せずに漏洩して光の利用効率が低下する。そのため、凸レンズ101とLED100の近接配置には限界があり、所望の光利用効率を満たしながら近接配置することはできない。一方、凸レンズ101をLED100から離して配置しようとした場合、LED100が発する光を漏洩することなく凸レンズ101へ入射させるために大口径の凸レンズ101を用いる必要があるが、大口径の凸レンズ101を用いる場合、車載用前照灯の車両前面側開口部が大きくなり、車載用前照灯を小型化できない。
他方、図6Bの参考例において、LED100が発する光は、フレネルレンズ102を経由し前面レンズを透過して車両前方に出射する。フレネルレンズ102は、複数の屈折面をもつため、凸レンズ101よりもLED100に近づけて配置することができる。ただし、フレネルレンズ102をLED100に近づけて配置しようとした場合でも、凸レンズ101と同様、フレネルレンズ102の凹凸部を厚くして焦点距離を短くする必要があることは同様であり、このように、図6Aおよび図6Bの参考例においては投影レンズに厚みが必要であるために車載用前照灯の車両前後方向の厚みが薄くならず、投影式車載用前照灯の小型化には限界がある。
これに対し、実施の形態1に係る車載用前照灯1は、ハイビーム用LED3Hおよびロービーム用LED3Lの発光面31の大きさに比して小さい凹凸が形成された、集光性を有する板状のレンズ部材4を用いる。レンズ部材4に微細な凹凸を形成して実質的な焦点距離を短縮するため、レンズ部材4をハイビーム用LED3Hおよびロービーム用LED3Lの発光面31に近づけて配置することができる。レンズ部材4をハイビーム用LED3Hおよびロービーム用LED3Lに近づけて配置することにより、ハイビーム用LED3Hおよびロービーム用LED3Lが発する光は漏洩することなくレンズ部材4に入射し、前面レンズ2を透過して車両前方に出射する。このように、実施の形態1では投影レンズの代わりにレンズ部材4を使用することで、車載用前照灯1の小型化を実現する。
図7〜図12は、この発明の実施の形態1におけるレンズ部材4の例を示す側面図および正面図である。
ハイビーム用LED3Hの向かい側に配置されるレンズ部材4と、ロービーム用LED3Lの向かい側に配置されるレンズ部材4は同様なものであるため、以下では、ハイビーム用LED3Hの向かい側に配置されるレンズ部材4を例に挙げて説明する。
図7のレンズ部材4は、中央の凸レンズ面の曲率と同様な曲率のレンズ面が同心円状に形成されたタイプである。図8のレンズ部材4は、小さな凸レンズが片面に形成されたタイプである。図9のレンズ部材4は、側面に光を反射させる反射特性を有する柱が形成されたタイプである。図10および図11のレンズ部材4は、透過光を回折させる回折特性、または複数の部位を透過する光の位相差により透過光を互いに干渉させる干渉特性を有する凹凸が形成されたタイプである。
なお、図12は、上記レンズ部材4に形成された微細な凹凸の例を模式的に説明するための図である。例えば、レンズ部材4の同心円状に形成された個々の鋸歯状の面は、さらに小さな鋸歯状の面から形成され、その鋸歯状の面もさらに小さな鋸歯状の面によって形成され、やがて、個々の面は光の波長レベルの小さな段差(高低差)の階段状になることを模式的に表す。つまり、レンズ部材4は、一般的なレンズの屈折特性の他に、透過する光の位相差により透過光を互いに干渉させる干渉特性、または透過した光を回折させる回折特性を有するように、必要に応じて光の波長レベルの凹凸によって形成されるものである。
ちなみに、上記の微細な凹凸によって形成されたレンズ部材4は、光を特定の方向に集中する特性には優れるが、従来のレンズのように光源が発する光を投影して前方に光源の陰影を投影する特性が劣る。つまり、レンズ部材4は、従来のレンズが有する実像および虚像を生成する光学特性が劣る。したがって、レンズ部材4の実質的な焦点距離とは、従来のレンズの焦点距離に対応するものであるが、便宜的に光源が発する光を効率的に集光できる位置とする。
実施の形態1のレンズ部材4において、表面に形成された凹凸の高低差(例えば、図7のL3)は、通過する光に対して屈折現象、干渉現象、または回折現象等の光学特性が好適に働くように、光の波長レベルの高低差であることが好ましい。一例として、ハイビーム用LED3Hの発光面31が1mm×1mm程度の大きさである場合、レンズ部材4の表面に形成された凹凸の高低差(例えば、図7のL3)は発光面31の最小幅の1/10以下、好ましくは1/20以下であるものとする。なお、実施の形態1のレンズ部材4は、板材を加工したものであってもよいし、フィルム材またはシート材を加工したものであってもよい。
図13は、この発明の実施の形態1においてハイビーム用LED3Hが発する光とレンズ部材4が出射する光を示す図である。ハイビーム用LED3Hが発する光は、発光面31の法線方向を中心にして広い角度に光が広がる散乱光である。図7〜図12に示されたようなレンズ部材4をハイビーム用LED3Hの近傍に配置することで、ハイビーム用LED3Hが発する光が漏洩することなくレンズ部材4へ入射する。また、レンズ部材4は、屈折現象、干渉現象、または回折現象等の光学特性を利用して、複数の凹凸によって形成される複数の経路を通過した光を組み合わせて光の出射方向を操作することにより、ハイビーム用LED3Hが発した光を集光して車両前方へ出射する。図13の例では、レンズ部材4が出射する光の出射面は、ハイビーム用LED3Hの発光面31と略同等な大きさとなる。
また、レンズ部材4は、微細な凹凸が形成された面を、ハイビーム用LED3Hの発光面に対して大きくすることで、レンズ部材4はハイビーム用LED3Hの光を効果的に集光することができ、ハイビーム用LED3Hの光の利用効率を高めることができる。
ちなみに、レンズ部材4は、複数の部位を経由する光の干渉現象、または回折現象等の光学特性を利用するもので、複数の微細な凸面または凹面に同時に光を入射させるために、当微細な凸面または凹面の面積よりも、入射される光の面積を大きくする必要がある。実施の形態1においては、ハイビーム用LED3Hは発光面31を有し、また図13に示されたように散乱光を発するため、レンズ部材4の微細な凸面または凹面の面積よりも、ハイビーム用LED3Hから入射される光の面積のほうが大きくなっている。
次に、反射板5について説明する。
上述したように、レンズ部材4が出射する光の出射面は、発光面31相当の大きさであるため、車載用前照灯1の光源としてみた場合には面光源であるが、車両前方へ出射されたすれ違い灯用の配光としてみた場合には点光源に近い。そのため、ロービーム用LED3Lの近傍に配置されたレンズ部材4の出射範囲内に、出射光の一部を遮る陰影形成部材を設ければ、陰影形成部材により光が遮られてできた陰影は影絵のように前方に投影される。つまり、光軸の上側に設けた陰影形成部材の下方端辺の形状の陰影が反転することなくそのまま車両の前方に形成されてカットオフラインとなる。
これに対し、図6Aおよび図6Bの参考例のような投影レンズを使用する場合、投影レンズの後方焦点より後方から発した光は投影レンズにより上下左右方向が反転して車両の前方に投影される。そのため、従来の投影式前照灯の光源ユニットにおいては、投影レンズの後方焦点より後方の光軸下側に陰影形成部材を設け、陰影形成部材の上方端辺の形状を車両前方に投影することによってカットオフラインを形成することになる。
ちなみに、上記の微細な凹凸によって形成されたレンズ部材4は、透過する光を一方に集光することには長けるが、実像および虚像を映し出す光学特性は劣るため、当レンズ部材4を、従来の投影式前照灯の投影レンズに代替することはできない。
実施の形態1では、陰影形成部材の一例として、下面に反射面51が形成された反射板5が使用される。反射板5は、保持兼放熱部材7に固定される。反射面51は、図4Bのように下方から入射する光を反射させることにより、反射面51より上へ向かう光を下方に導き、図4Cのような上側が暗く下側が明るいすれ違い灯用の配光を形成する。上側の暗部と下側の明部との境界はカットオフラインであり、カットオフラインの形状は反射面51の射出側の端辺52の形状によって定まる。
図4Aおよび図4Bにおいて、ロービーム用LED3Lの発光面31のうち、反射面51より上側の横線で示す部分から発した光は反射板5に遮られて無駄になる。しかし、発光面31のうち、反射板5より下側から発した光が反射面51で反射することによって、反射面51の上側の横線で示す部分に見かけ上の発光面、つまり虚像が形成される。そのため、反射板5に遮られてロービーム用LED3Lの発光面31の有効面積が1/2になったとしても、車両前方のカットオフラインの下方に出射される光の明るさはロービーム用LED3L一個分の明るさと同等になる。なお、図4Cにおいて、カットオフライン直下の部位A、つまり車両の前遠方が最も明るくなるため、すれ違い灯として好適な配光である。
一方、図5Aおよび図5Bに示すように、ロービーム用LED3Lの発光面31を1/2の大きさにして、この発光面31の端辺をレンズ部材4の光軸に配置し、反射面51のない陰影形成部材(例えば、後述する図18の可動式遮光板5b)を使用した場合は、上方に向かう光が陰影形成部材により遮られて消滅するため、図5Cに示すようにカットオフライン直下よりも下方の部位Bが最も明るくなる。車両前方において最も明るく照らされる部位Bは、発光面31の中央から法線方向に発せられた光がレンズ部材4から出射される部位となるためである。図5Cにおいて、反射面51のない陰影形成部材を使用した場合は、最も明るく照らされる部位Bがカットオフライン直下から下方にずれるため、すれ違い灯としては車両の前遠方の明るさが不足する可能性がある。
ただし、ロービーム用LED3Lの発光面31を1/2の大きさにしても、図5Bにおいて反射面51がない陰影形成部材の代わりに反射面51がある反射板5を用いれば、上方に向かう光を反射面51で反射させることによって、反射面51の上側に虚像が形成され、発光面31の見かけ上の面積を上記図4の構成と同様にすることができる。よって、車両前方のカットオフラインの下方に出射される光の明るさはロービーム用LED3L一個分の明るさと同等になる。
図14は、この発明の実施の形態1におけるロービーム用LED3Lとレンズ部材4と反射板5の変形例を示し、図14Aは正面図、図14Bは側面図、図14Cは車両前方に出射された光を示す図である。図14Aおよび図14Bに示すレンズ部材4は、横方向に長い楕円形状であり、縦方向と横方向とで光学特性が異なる。これにより、図14Cのように車両前方に出射される光が横方向に広がったすれ違い灯用の配光が形成される。このように、レンズ部材4の形状(光学特性)を変化させることで、任意の配光が形成される。
また、図示は省略するが、レンズ部材4の部位によって凹凸の形状を変化させることで、車両前方において任意の方向を明るく照らす配光、または車両前方の前遠方のみを照らすスポット灯用の配光等、任意の配光が形成される。
また、図15は、この発明の実施の形態1に係る車載用前照灯1の変形例の要部を示す斜視図である。図15において、前面レンズ2および外殻ケース6の内部には、複数のハイビームロービーム一体光源ユニット110が収納されている。各ハイビームロービーム一体光源ユニット110の各レンズ部材4は、目的に応じてレンズ部材4の形状または凹凸の形状(光学特性)が異なる。これにより、各ハイビームロービーム一体光源ユニット110から出射される光を組み合わせて任意の配光を形成できる。
また、図16は、この発明の実施の形態1に係る車載用前照灯1の変形例の要部を示す斜視図である。図16に示されるように、ハイビーム用LED3Hおよびレンズ部材4を備えるハイビーム用光源ユニット111と、ロービーム用LED3L、レンズ部材4および反射板5を備えるロービーム用光源ユニット112とが別体で構成されてもよい。
以上のように、実施の形態1に係る車載用前照灯1は、発光面31を有するハイビーム用LED3Hと、ハイビーム用LED3Hに向かい合う面に凹凸が形成された板状のレンズ部材4とを備える。ハイビーム用LED3Hの発光面31からレンズ部材4の凹凸が形成された面までの距離L2は、当該発光面31の最大幅L1以下である。微細な凹凸を表面に形成したレンズ部材4をハイビーム用LED3Hの近傍に配置することで、ハイビーム用LED3Hが発する光を漏らすことなく集光して車両の前方に出射できる。よって、投影レンズを使用せずに、走行灯用の配光を形成することができる。また、投影レンズを使用しないため、投影レンズを使用した場合に比べて車両前面側の面積が狭く、車両前後方向の厚みが薄い車載用前照灯1を提供できる。
また、実施の形態1に係る車載用前照灯1は、発光面31を有するロービーム用LED3Lと、ロービーム用LED3Lに向かい合う面に凹凸が形成された板状のレンズ部材4とを備える。また、車載用前照灯1は、前面レンズ2とレンズ部材4との間で光軸の上側に配置されてレンズ部材4から出射される光の陰影を形成する陰影形成部材として、下方から入射する光を反射する反射面51を備える。これにより、投影レンズを使用せずに、すれ違い灯用の配光を形成することができる。また、投影レンズを使用しないため、投影レンズを使用した場合に比べて車両前面側の面積が狭く、車両前後方向の厚みが薄い車載用前照灯1を提供できる。
また、実施の形態1に係る車載用前照灯1は、光源部材とレンズ部材4とを複数組備える構成であってもよい。図1Aおよび図16の例では、車載用前照灯1は、ハイビーム用LED3Hとレンズ部材4、およびロービーム用LED3Lとレンズ部材4の2組を備える。図15の例では、車載用前照灯1は、ハイビーム用LED3Hとレンズ部材4とを3組、およびロービーム用LED3Lとレンズ部材4とを3組備える。レンズ部材4を使用することにより、投影レンズを使用した場合に比べて車載用前照灯1を小型化できるため、光源部材とレンズ部材4とを複数組使用した場合でも車載用前照灯1の小型化が可能である。また、光源部材とレンズ部材4とを複数組備え、さらに、光学特性の異なる複数のレンズ部材4を使用することで配光をきめ細かく調整できる自由度が増え、運転者の見たい方向を明るく照らしながら不要な方向は暗い好適な配光の車載用前照灯1を実現できる。
実施の形態2.
実施の形態2では陰影形成部材の変形例を説明する。
図17は、この発明の実施の形態2に係る車載用前照灯1におけるLED3とレンズ部材4と可動式反射板5aを示し、図17Aは正面図、図17Bは側面図、図17Cは車両前方に出射された光を示す図である。なお、車載用前照灯1の基本的な構造は、実施の形態1の図1Aおよび図1B等に示された構造と同じである。
LED3は、走行灯(ハイビーム)用の光源部材としての機能とすれ違い灯(ロービーム)用の光源部材としての機能を兼ねる。可動式反射板5aは、支点53を中心にして回転し反射面51を上下方向に可動する。この可動式反射板5aの駆動力源には、不図示のモータまたはソレノイド等が用いられる。支点53は、外殻ケース6または保持兼放熱部材7等の任意の部材に設置される。可動式反射板5aがレンズ部材4の出射範囲内に位置する場合、つまり図17Bに実線で示す位置にある場合、反射面51が下方からの光を反射させるため、図17Cに示されるように車両前方に出射される光はすれ違い灯用の配光になる。
一方、可動式反射板5aがレンズ部材4の出射範囲外に位置する場合、つまり図17Bに二点鎖線で示す位置にある場合、車両前方に出射される光は走行灯用の配光になる。なお、車載用前照灯1が走行灯として機能する場合にLED3に通電する電流を、すれ違い灯として機能する場合より増やすことにより、走行灯の光量を増やしてもよい。
以上のように、実施の形態2に係る車載用前照灯1は、可動式の陰影形成部材である可動式反射板5aを備えることにより、走行灯としての機能とすれ違い灯としての機能とを切り替えることができる。したがって、高機能でありながら小型な車載用前照灯1を提供できる。
実施の形態3.
実施の形態3では陰影形成部材の変形例を説明する。
図18は、この発明の実施の形態3に係る車載用前照灯1におけるハイビームロービーム兼用光源ユニット113と可動式遮光板5bの構成例を示す斜視図である。可動式遮光板5bは、陰影形成部材である。図19は、この発明の実施の形態3におけるLED3とレンズ部材4と可動式遮光板5bを示し、図19Aは正面図、図19Bは側面図、図19Cは車両前方に出射された光を示す図である。なお、車載用前照灯1の基本的な構造は、実施の形態1の図1Aおよび図1B等に示された構造と同じである。
LED3は、走行灯(ハイビーム)用の光源部材としての機能とすれ違い灯(ロービーム)用の光源部材としての機能を兼ねる。可動式遮光板5bは、回転軸54を中心にして回転し、下側の端辺52を上下方向に可動する。この可動式遮光板5bの駆動力源には、不図示のモータまたはソレノイド等が用いられる。回転軸54は、外殻ケース6または保持兼放熱部材7等の任意の部材に設置される。可動式遮光板5bがレンズ部材4の出射範囲内に位置する場合、つまり図19Bに実線で示す位置にある場合、可動式遮光板5bがレンズ部材4の光軸の上側に出射される光を遮るため、図19Cに示されるように車両前方に出射される光はすれ違い灯用の配光になる。可動式反射板5aの下側の端辺52の形状により、カットオフラインの形状が定まる。
一方、可動式遮光板5bがレンズ部材4の出射範囲外に位置する場合、つまり図19Bの二点鎖線で示す位置にある場合、車両前方に出射される光は走行灯用の配光になる。
以上のように、実施の形態3に係る車載用前照灯1は、可動式の陰影形成部材である可動式遮光板5bを備える。これにより、投影レンズを使用せずに、すれ違い灯用の配光を形成することができる。また、投影レンズを使用しないため、投影レンズを使用した場合に比べて車両前面側の面積が狭く、車両前後方向の厚みが薄い車載用前照灯1を提供できる。さらに、走行灯としての機能とすれ違い灯としての機能とを切り替えることができるので、高機能でありながら小型な車載用前照灯1を提供できる。
なお、実施の形態3の車載用前照灯1は可動式遮光板5bを用いる構成であるが、これに限定されるものではなく、固定式の遮光板を用いる構成でもよい。可動式遮光板5bが図18に示される位置で固定されている場合、このハイビームロービーム兼用光源ユニット113はロービーム専用の光源ユニットになる。このロービーム専用の光源ユニットを、例えば図16に示されたハイビーム用光源ユニット111と組み合わせてもよい。
また、車載用前照灯1が走行灯として機能する場合にLED3に通電する電流を、すれ違い灯として機能する場合より増やすことにより、走行灯の光量を増やしてもよい。
実施の形態4.
実施の形態4では陰影形成部材の変形例を説明する。
図20は、この発明の実施の形態4に係る車載用前照灯1におけるロービーム用光源ユニット112と導光部材5cの構成例を示す斜視図である。導光部材5cは、略直方体状の透明な部材であり、天面の内面が屈折作用による反射面51になっている。この反射面51は、陰影形成部材である。なお、車載用前照灯1の基本的な構造は、実施の形態1の図1Aおよび図1B等に示された構造と同じである。
反射面51は、下方から入射するロービーム用LED3Lの光を反射させることにより、すれ違い灯用の配光を形成する。カットオフラインの形状は、反射面51の出射側の端辺52の形状によって定まる。
図21は、この発明の実施の形態4におけるレンズ部材4と導光部材5cの変形例を示す側面図である。図21の変形例では、レンズ部材4の出射側部位が車両前方に延伸されることにより導光部材5cが設けられる。換言すると、導光部材5cのロービーム用LED3Lに向かい合う入射面に微細な凹凸が形成されてレンズ部材4として機能する。
以上のように、実施の形態4に係る車載用前照灯1は、陰影形成部材として導光部材5cの反射面51を備える。これにより、投影レンズを使用せずに、すれ違い灯用の配光を形成することができる。また、投影レンズを使用しないため、投影レンズを使用した場合に比べて車両前面側の面積が狭く、車両前後方向の厚みが薄い車載用前照灯1を提供できる。
なお、例えば、図20に示されたロービーム用光源ユニット112を、図16に示されたハイビーム用光源ユニット111と組み合わせてもよい。
実施の形態5.
実施の形態5では陰影形成部材の変形例を説明する。
図22は、この発明の実施の形態5に係る車載用前照灯1におけるハイビームロービーム兼用光源ユニット113と液晶式遮光板5dの構成例を示す斜視図である。液晶式遮光板5dは、電子的に光の透過を制御する陰影形成部材である。なお、車載用前照灯1の基本的な構造は、実施の形態1の図1Aおよび図1B等に示された構造と同じである。
LED3は、走行灯(ハイビーム)用の光源部材としての機能とすれ違い灯(ロービーム)用の光源部材としての機能を兼ねる。液晶式遮光板5dは、電圧印加の有無により透光と遮光を切り替える。液晶式遮光板5dの全領域に電圧が印加された場合、液晶式遮光板5dはすべての光を透過させるので、車両前方に出射される光は走行灯用の配光になる。一方、液晶式遮光板5dにおける遮光領域55の電圧印加が停止された場合、遮光領域55がレンズ部材4の光軸の上側に出射される光を遮るため、車両前方に出射される光はすれ違い灯用の配光になる。遮光領域55の下側の端辺52の形状により、カットオフラインの形状が定まる。
以上のように、実施の形態5に係る車載用前照灯1は、陰影形成部材として、電子的に光の透過を制御する液晶式遮光板5dを備える。これにより、投影レンズを使用せずに、すれ違い灯用の配光を形成することができる。また、投影レンズを使用しないため、投影レンズを使用した場合に比べて車両前面側の面積が狭く、車両前後方向の厚みが薄い車載用前照灯1を提供できる。さらに、走行灯としての機能とすれ違い灯としての機能とを切り替えることができるので、高機能でありながら小型な車載用前照灯1を提供できる。
なお、上記において液晶式遮光板5dの下方領域は、電圧の印加の有無によらず、光を常時透光する特性に固定してもよい。また、電子的あるいは電気的に遮光に切り替えられるものあれば、液晶以外の方式で遮光をおこなってもよい。
実施の形態6.
実施の形態6では陰影形成部材の変形例を説明する。
図23は、この発明の実施の形態6に係る車載用前照灯1における反射板5の例を示す斜視図である。実施の形態6の反射板5は、実施の形態1で説明した反射板5の端辺52に対して段差部56が形成された構成である。段差部56が形成されたことにより、反射板5の端辺52は、歩道側が対向車線側より高い形状になる。なお、図示は省略するが、実施の形態2で説明した可動式反射板5aの端辺52に対して段差部56が形成されてもよい。
図24は、この発明の実施の形態6において車両前方に出射された光を示す図である。図23のように端辺52に段差部56が形成されたことにより、すれ違い灯用の配光におけるカットオフラインは、歩道側が対向車線側より高い位置まで照らす形状になる。
以下、反射板5以外の陰影形成部材に対して段差部56を形成する例を説明する。
図25は、この発明の実施の形態6に係る車載用前照灯1における可動式遮光板5bの例を示す斜視図である。この可動式遮光板5bは、実施の形態3で説明した可動式遮光板5bの端辺52に対して段差部56が形成された構成である。
図26は、この発明の実施の形態6に係る車載用前照灯1における導光部材5cの例を示す斜視図である。この導光部材5cは、実施の形態4で説明した導光部材5cの端辺52に対して段差部56が形成された構成である。
図27は、この発明の実施の形態6に係る車載用前照灯1における液晶式遮光板5dの例を示す斜視図である。この液晶式遮光板5dは、実施の形態5で説明した液晶式遮光板5dの遮光領域55の端辺52に対して段差部56が形成された構成である。
以上のように、実施の形態6における陰影形成部材の端辺52は、歩道側が対向車線側より高い形状である。これにより、歩道側の高い位置を照らしながらも、対向車を運転する運転者を眩惑しない高さに光を出射できる。よって、すれ違い灯として好ましい配光特性をもつ車載用前照灯1を提供できる。
実施の形態7.
実施の形態7では陰影形成部材の変形例を説明する。
図28は、この発明の実施の形態7に係る車載用前照灯1における可動式遮光板5bの例を示す斜視図である。可動式遮光板5bは、その一部に光が透過する部位を有する。図28の例では、可動式遮光板5bに複数の穿孔57が形成され、穿孔57のそれぞれが光を透過させる。なお、車載用前照灯1の基本的な構造は、実施の形態1の図1Aおよび図1B等に示された構造と同じである。
図29は、この発明の実施の形態7において車両前方に出射された光を示す図である。図28のように可動式遮光板5bに穿孔57が形成されたことにより、すれ違い灯用の配光におけるカットオフラインより上側暗部の一部を、穿孔57を透過した光Cが照らす。例えば、穿孔57を透過した光Cが道路標識または案内標識等を照らすことにより、運転者が道路標識等を見やすい配光が形成される。なお、可動式遮光板5bにおいて穿孔57を形成する位置は図28に示される位置に限定されるものではなく、穿孔57の大きさ、形状、および透光領域と遮光領域との比率を適宜設定すれば、車両前方の任意の領域を任意の明るさで照らすことができる。
なお、図示は省略するが、可動式遮光板5bに限らず、例えば固定式の陰影形成部材に対して、その一部に光が透過する部位を形成してもよい。
以上のように、実施の形態7における陰影形成部材は、その一部に光が透過する部位を有する。これにより、すれ違い灯用の配光におけるカットオフラインより上側暗部の一部を照らすことができる。よって、カットオフラインを有して対向車を運転する運転者を眩惑しない高さに光を制限して出射しながらも、カットオフラインより上の例えば道路標識または案内標識等を照らすことができ、すれ違い灯として好ましい配光特性をもつ車載用前照灯1を提供できる。
実施の形態8.
実施の形態8では陰影形成部材の変形例を説明する。
図30は、この発明の実施の形態8に係る車載用前照灯1における可動式遮光板5bの例を示す斜視図である。なお、車載用前照灯1の基本的な構造は、実施の形態1の図1Aおよび図1B等に示された構造と同じである。可動式遮光板5bは、5つの細分化遮光板5b1〜5b5から構成され、細分化遮光板5b1〜5b5は個別に可動する。例えば、細分化遮光板5b4がレンズ部材4の出射範囲外に位置する場合、この細分化遮光板5b4が抜けた領域の光が透過して、この領域に対応する車両前方の領域を照らす。
なお、細分化遮光板の数は5つに限定されるものではなく、任意の数でよい。また、細分化遮光板はすべて同じ形状である必要はなく、任意の形状でよい。
図31は、この発明の実施の形態8において車両前方に出射された光を示す図である。図30のように細分化遮光板5b4がレンズ部材4の出射範囲外に位置する場合、すれ違い灯用の配光におけるカットオフラインより上側暗部の一部を、この細分化遮光板5b4が抜けた領域を透過した光Dが照らす。例えば、自車の前方に先行車が走行していて走行灯を点灯できない場合であって対向車が存在しない場合は、対向車線側を光Dで照らすことにより、運転者が前方を見通しやすい配光が形成される。
なお、可動式遮光板5b以外の陰影形成部材も、細分化遮光板5b1〜5b5のように細分化して個別に可動する構成にしてもよい。
以下、液晶式遮光板5dを細分化する構成を説明する。図32は、この発明の実施の形態8における液晶式遮光板5dの例を示す斜視図である。液晶式遮光板5dの遮光領域55は、8つの細分化遮光領域5d1〜5d8から構成され、細分化遮光領域5d1〜5d8ごとに電圧の印加を制御することにより、細分化遮光領域5d1〜5d8の透光と遮光とが適宜切り替わる。
なお、細分化遮光領域の数は8つに限定されるものではなく、任意の数でよい。また、細分化遮光領域はすべて同じ形状である必要はなく、任意の形状でよい。また、液晶式遮光板5dの下方領域は、電圧の印加の有無によらず、光を常時透光する特性に固定してもよい。また、電子的あるいは電気的に遮光に切り替えられるものあれば、液晶以外の方式で遮光をおこなってもよい。
以上のように、実施の形態8における陰影形成部材は、その一部に光が透過する部位を有する。これにより、すれ違い灯用の配光におけるカットオフラインより上側暗部の一部を照らすことができる。よって、すれ違い灯として好ましい配光特性をもつ車載用前照灯1を提供できる。さらに、実施の形態8では、陰影形成部材において光が透過する部位を可変にしたので、ADB(Adaptive Driving Beam)用の車載用前照灯1、いわゆる配光可変ヘッドランプを提供できる。
実施の形態9.
実施の形態9では、複数のADB用LED3a〜3fと複数のレンズ部材4により構成されるADB用光源ユニットを説明する。
図33は、この発明の実施の形態9に係る車載用前照灯1の構成例の要部を示す斜視図である。実施の形態9に係る車載用前照灯1は、ハイビーム用光源ユニット111、ロービーム用光源ユニット112、およびADB用光源ユニット114を備える。図33に示されるハイビーム用光源ユニット111およびロービーム用光源ユニット112は、図16に示されたハイビーム用光源ユニット111およびロービーム用光源ユニット112と同じ構成であるため説明を省略する。
図34は、この発明の実施の形態9に係る車載用前照灯1におけるADB用光源ユニット114と投影レンズ9の構成例を示す斜視図である。図35は、この発明の実施の形態8におけるADB用LED3a〜3fの投影光13a〜13fを、車載用前照灯1の上側からみた平面図である。ADB用LED3a〜3fの向かい側に配置されたそれぞれのレンズ部材4は、ADB用LED3a〜3fが発する光を投影レンズ9の方向へ集光して出射する光学特性を有するため、ADB用LED3a〜3fがそれぞれ発する光の漏洩を抑制して、光を効率よく投影レンズ9に導くことができる。
また、実施の形態1で説明したように、各レンズ部材4が出射する光を正面から見ると、おおむねADB用LED3a〜3fの発光面31の形状に対応している。そのため、例えば発光面31が方形のADB用LED3a〜3fを使用し、各レンズ部材4を経由してADB用LED3a〜3fが発する光を投影レンズ9から車両前方に投影すれば、車両前方には発光面31の形状に対応した方形状の投影光13a〜13fが投影される。
ADB用LED3a〜3fを個々に点灯または消灯することにより、任意の方向を照らすADB用光源ユニット114が構成できる。例えば、図33に示されるロービーム用光源ユニット112により図31に示されたすれ違い灯用の配光を形成し、ADB用光源ユニット114によりカットオフラインの上側暗部にADB用の配光(図31のD)を形成する。
以上のように、実施の形態9に係る車載用前照灯1は、複数のADB用LED3a〜3fと複数のレンズ部材4とを備える構成である。それぞれのADB用LED3a〜3fに対向するレンズ部材4を備えることにより、各レンズ部材4はADB用LED3a〜3fが発する光の漏洩を抑制して、光を効率よく投影レンズ9に導くことができる。これにより、光の利用効率が高いADB用光源ユニット114を備えた車載用前照灯1を提供できる。
実施の形態10.
実施の形態10では光源部材の変形例を説明する。
上記実施の形態1〜9では、光源部材として白色LEDを使用した。白色LEDは、青色光を発する青色LEDと、青色光を黄色光に変換する波長変換部材である蛍光部材とを備え、波長変換されずに残った青色光と波長変換された黄色光とを混合することによって白色光を生成して発する。上記実施の形態1〜9の発光面31はこの蛍光部材の出射面に対応する。これに対し、実施の形態10では、光源部材としてLD等のレーザ光源を使用する。
図36は、この発明の実施の形態10に係る車載用前照灯1の光源部材の一例を示し、図36Aは側面図、図36BはLDと当LDが発する青色レーザ光を拡大した図である。図36Aおよび図36Bの例では、光源部材は、断面が楕円状の光を発する青色LD301、および蛍光部材302から構成される。蛍光部材302のレンズ部材4に向かい合う面は、上記白色LEDの発光面に相当する。青色LD301が発する断面が楕円形の青色レーザ光は、蛍光部材302により黄色光に変換される。波長変換されずに残った青色レーザ光と波長変換された黄色光とが混合した白色光は、レンズ部材4へ入射する。なお、青色LD301の設置向きを、半導体の接合面301aの延伸方向が上下を向く向きにすることによって、レンズ部材4に入射する断面が楕円形の白色光の長軸側が左右方向に向き、短軸側が上下方向に向くようにする。
以上のように、実施の形態10の光源部材は、LEDまたはLD等の半導体光源と、半導体光源が発する光を受光して、受光した光の波長を異なる波長に変換する波長変換部材である蛍光部材とを有する。半導体光源は、長寿命であり、少ない電力で必要な明るさを確保でき、一定の電流を供給する簡単な制御によって安定した明るさを発することができるため、車載用前照灯1の光源部材として好適である。
なお、車載用前照灯1の光源部材として、図37および図38に示す光源部材を用いることもできる。
図37は、この発明の実施の形態10に係る車載用前照灯1の光源部材の別の例を示す側面図である。図37の例では、光源部材は、ビーム状の光を発する赤色レーザ光源311R、緑色レーザ光源311Gおよび青色レーザ光源311B、3つのプリズム312、ならびに、拡散部材313から構成される。
実施の形態1で説明したように、レンズ部材4は、微細な凹凸による屈折現象、干渉現象、または回折現象等の光学特性を利用する構成であり、複数の凹凸を経由した光を合成して当光学特性を確保する都合上、微細な個々の凸面または凹面の面積よりも、光源部材から入射される光の面積のほうが大きい必要がある。そこで、図37および図38の光源部材は、拡散部材313を使用することにより、ビーム状のレーザ光を拡散させて微細な個々の凸面または凹面の面積に対して十分に広い面積がある光を生成する。
拡散部材313のレンズ部材4に向かい合う面は、上記白色LEDの発光面に相当する。赤色レーザ光源311Rが発する赤色レーザ光、緑色レーザ光源311Gが発する緑色レーザ光、および青色レーザ光源311Bが発する青色レーザ光を、プリズム312により混合して白色レーザ光を生成して拡散部材313へ導光する。白色レーザ光は、拡散部材313により拡散され、ビーム状の光から面積を有した光に変換されて、レンズ部材4へ入射する。
図38は、この発明の実施の形態10に係る車載用前照灯1の光源部材の別の例を示す側面図である。図38の例では、光源部材は、ビーム状の光を発する単色レーザ光源321、非線形媒質322、および拡散部材313から構成される。単色レーザ光源321が発する単色レーザ光は、非線形ファイバ等の非線形媒質322を通過することにより、連続的で広帯域のスペクトルを有するSC(Supercontinuum)光になる。SC光は、拡散部材313により拡散され、ビーム状の光から面積を有した光に変換されて、レンズ部材4へ入射する。
図36〜図38のように、小さいながら面積を有する白色光をレンズ部材4に入射することで、レンズ部材4の屈折現象、干渉現象、または回折現象等の光学特性を効果的に作用させて集光させることができ、レーザ光の利用効率を高めることができる。ちなみに、コヒーレントなレーザ光は、微細な凹凸が形成されたレンズ部材4を通過し混合されることによりインコヒーレントな光となる。このインコヒーレントな光は再びコヒーレントな光に戻ることはないため、例えば車両事故が発生して車載用前照灯1が破損した場合でも、不測の事態によるレーザ光の漏洩を抑制できる。したがって、レーザ光特有の危険な事態を回避でき、眼に対する安全性(Eye safety)を確保することができる。
なお、本発明はその発明の範囲内において、各実施の形態の自由な組み合わせ、各実施の形態の任意の構成要素の変形、または各実施の形態の任意の構成要素の省略が可能である。
1 車載用前照灯、2 前面レンズ、3 LED、3a〜3f ADB用LED、3H ハイビーム用LED(光源部材)、3L ロービーム用LED(光源部材)、4 レンズ部材、5 反射板、5a 可動式反射板、5b 可動式遮光板(陰影形成部材)、5b1〜5b5 細分化遮光板、5c 導光部材、5d 液晶式遮光板(陰影形成部材)、5d1〜5d8 細分化遮光領域、6 外殻ケース、7 保持兼放熱部材、8 光軸調整部材、9 投影レンズ、13a〜13f ADB用LED3a〜3fの投影光、31 発光面、41 脚部、51 反射面(陰影形成部材)、52 端辺、53 支点、54 回転軸、55 遮光領域、56 段差部、57 穿孔、100 LED、101 凸レンズ、102 フレネルレンズ、110 ハイビームロービーム一体光源ユニット、111 ハイビーム用光源ユニット、112 ロービーム用光源ユニット、113 ハイビームロービーム兼用光源ユニット、114 ADB用光源ユニット、301 青色LD、301a 接合面、302 蛍光部材(発光面)、311R 赤色レーザ光源、311G 緑色レーザ光源、311B 青色レーザ光源、312 プリズム、313 拡散部材(発光面)、321 単色レーザ光源、322 非線形媒質。

Claims (10)

  1. 発光面を有する光源部材と、
    前記光源部材に向かい合う面に、前記発光面の大きさに比して小さい凹凸が形成され、集光性を有する板状のレンズ部材と、
    前記レンズ部材から出射される光を車両前方へ透過する前面レンズと
    前記レンズ部材と前記前面レンズとの間で、光軸の上側に配置された陰影形成部材と、を備え、
    前記光源部材の発光面から前記レンズ部材の凹凸が形成された面までの距離は、当該発光面の最大幅以下であることを特徴とする車載用前照灯。
  2. 前記陰影形成部材は、遮光板であることを特徴とする請求項1記載の車載用前照灯。
  3. 前記陰影形成部材は、下方から入射する光を反射する反射面であることを特徴とする請求項1記載の車載用前照灯。
  4. 前記陰影形成部材は、可動式であることを特徴とする請求項2または請求項3記載の車載用前照灯。
  5. 前記陰影形成部材は、電子的に光の透過を制御する部材であることを特徴とする請求項1記載の車載用前照灯。
  6. 前記陰影形成部材の端辺は、歩道側が対向車線側より高い形状であることを特徴とする請求項1から請求項5のうちのいずれか1項記載の車載用前照灯。
  7. 前記陰影形成部材は、その一部に光が透過する部位を有することを特徴とする請求項1から請求項6のうちのいずれか1項記載の車載用前照灯。
  8. 前記光源部材は、半導体光源であることを特徴とする請求項1記載の車載用前照灯。
  9. 前記光源部材は、
    半導体光源と、
    前記半導体光源が発する光を受光して、受光した光とは異なる波長の光を発する蛍光部材とを有することを特徴とする請求項1記載の車載用前照灯。
  10. 前記光源部材と前記レンズ部材とを複数組備えることを特徴とする請求項1記載の車載用前照灯。
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