JP6793250B2 - 酸素燃料燃焼器及び酸素と燃料の噴射方法 - Google Patents

酸素燃料燃焼器及び酸素と燃料の噴射方法 Download PDF

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Description

本発明は酸素燃料燃焼器及び酸素と燃料の噴射方法に関するもので、より具体的には、独特な酸素の噴射構造及び独特な酸素の噴射方法に関し、酸素と燃料の高速流動を通じて視覚的に見えず、広い燃焼反応帯を形成するとともに、高温の排気ガスを火炎内に流入して排気ガスが火炎と反応することができる酸素燃料燃焼器及び酸素と燃料の噴射方法に関するものである。
一般的に、製鉄製鋼及び溶湯鍛造工程で用いる産業用燃焼器は、燃料と酸化剤である空気を利用して火炎を形成し、形成された火炎の温度によって加熱しようとする素材の温度を上昇させて、後処理工程の利便性に役立つようにするためのもので、工業用炉に設置される。このような従来の産業用燃焼器は、限られたスペースを有する工業用炉で用いられ、燃料ノズルから燃料を供給し、燃料ノズルとは別途に設置されている酸化剤である空気を供給するための空気ノズルを通じて常温の空気または空気予熱器(RECUPERATOR)を通じて空気を約500℃まで予熱する構成により汚染物質が多量発生し、エネルギーが過度に消費されるなどの問題点もあった。
一方、排気ガスの廃熱を利用して1000℃以上に空気を予熱して用いる蓄熱式燃焼器の場合、燃料の節約効果は一般的な酸素燃焼器と類似するが、その設備が複雑でメンテナンスに困難があり、設備の投資費用が高いだけでなく、一般的な酸素燃焼器に比べて10倍以上の大きさを有するため、設置面積が大きくなるなどの問題点があった。
また、一部特殊分野で酸素燃焼器が用いられているが、一般的な空気と燃料を用いる一般的な燃焼器の火炎に比べて800℃以上の高い断熱火炎を有するが、高温の短い火炎によって加熱素材の局部加熱による材料の不良及びバーナー自体の破損などの問題を誘発するという問題点があった。
そして、一般の燃焼器に対して30%以上の高い省エネルギー効果と80%以上の低い排気ガス放出にもかかわらず、大量の窒素酸化物(NOx)が発生されるという問題があるため、一般的な工業用炉では使用できない実情である。
背景技術として大韓民国公開特許公報第2003−0061336号(発明の名称:不燃性物質を分解するためのバーナー、2003.07.18公開)がある。
本発明の目的は、従来の問題点を解決するために案出されたものであり、独特な酸素の噴射構造及び独特な酸素の噴射方法を通じて広い燃焼反応帯を形成するとともに、高温の排気ガスを火炎内に流入して排気ガスが火炎と反応することができる酸素燃料燃焼器及び酸素と燃料の噴射方法を提供することにある。
前述した本発明の目的を達するための好ましい実施例によれば、本発明による酸素燃料燃焼器は、加熱炉に燃料と酸素が供給されるように前記加熱炉に結合され、燃料と酸素が供給されるように前記加熱炉の内部に露出される吐出ボディ、前記吐出ボディの中央部に貫通形成される中央貫通部、前記中央貫通部を中心とする仮想の円に対する円周方向に沿って相互離隔された状態で、前記吐出ボディに貫通形成される酸素貫通部、前記加熱炉との結合のために、前記吐出ボディの外周面に備えられる結合フランジを含む吐出ヘッドユニットと、前記加熱炉に燃料と一次酸素のうち、少なくとも燃料が供給されるように前記中央貫通部に結合される中央供給ユニットと、前記加熱炉に二次酸素が供給されるように前記酸素貫通部に結合される酸素供給ユニットと、前記中央貫通部で前記加熱炉の内部に露出されるように、前記中央供給ユニットまたは前記中央貫通部に結合され、前記中央供給ユニットで供給される燃料と一次酸素のうち、少なくとも燃料が噴射される中央ノズルユニットと、前記酸素貫通部で前記加熱炉の内部に露出されるように前記酸素供給ユニットまたは前記酸素貫通部に結合され、前記酸素供給ユニットで供給される二次酸素が噴射される酸素ノズルユニットとを含み、前記酸素ノズルユニットには、入口から直径が小さくなるように陥没形成される収容コーン部と、前記吐出ヘッドユニットの前方で燃料の噴射方向と二次酸素の噴射方向が交差するように前記収容コーン部から出口に向かって傾斜するように貫通形成される傾斜噴射孔部とが含まれる。
ここで、前記酸素ノズルユニットには、出口に備えられ、前記傾斜噴射孔部の傾斜方向を指示する傾斜表示部が含まれる。
ここで、前記傾斜噴射孔部で噴射される酸素の噴射角は2.5度以上30度以下である。
ここで、前記酸素貫通部は、前記中央貫通部を中心とする第1仮想の円に対する円周方向に沿って相互離隔された状態で貫通形成される第1酸素貫通部と、前記第1仮想の円よりも大きい第2仮想の円に対する円周方向に沿って相互離隔された状態で貫通形成される第2酸素貫通部とを含み、前記酸素供給ユニットは、前記第1酸素貫通部に結合される第1酸素供給ユニットと、前記第2酸素貫通部に結合される第2酸素供給ユニットとを含み、前記酸素ノズルユニットは、前記第1酸素貫通部で前記加熱炉の内部に露出されるように前記第1酸素供給ユニットまたは前記第1酸素貫通部に結合される第1酸素ノズルユニットと、前記第2酸素貫通部で前記加熱炉の内部に露出されるように前記第2酸素供給ユニットまたは前記第2酸素貫通部に結合される第2酸素ノズルユニットとを含む。
ここで、前記第1酸素ノズルユニットで噴射される二次酸素の噴射角は、前記第2酸素ノズルユニットで噴射される二次酸素の噴射角よりも大きい。
ここで、火炎内に流入される排気ガスの量は、二次酸素の噴射間隔、二次酸素の噴射角、燃料と二次酸素の衝突地点の中の少なくともいずれか一つによって調整される。
ここで、前記中央供給ユニットは、前記加熱炉に燃料と一次酸素の中のいずれか一つを供給し、前記加熱炉に供給される燃料と一次酸素の中の何れか一つが移送される第1中央供給管を含む第1中央供給ユニットと、前記中央貫通部に結合され、前記加熱炉に燃料と一次酸素の中の他の一つを供給し、前記第1中央供給管が挿入された状態で、前記加熱炉に供給される燃料と一次酸素の中の他の一つが移送される第2中央供給管を含む第2中央供給ユニットとを含み、前記中央ノズルユニットは、前記第1中央供給管に結合され、第1中央供給管で移送される流体が噴射される第1噴射口が貫通形成される中央ノズル部と、前記中央ノズル部の外周面で突出されて前記第2中央供給管に結合され、第2中央供給管で移送される流体が噴射される第2噴射口が貫通形成されるノズルフランジ部とを含む。
ここで、前記第2噴射口は、前記第2中央供給管で移送される流体の噴射方向が前記第1中央供給管で移送される流体の噴射方向と交差するように前記ノズルフランジ部に傾斜するように貫通形成される。
ここで、前記中央供給ユニットは、前記加熱炉に一次燃料を供給し、前記加熱炉に供給される一次燃料が移送される第1中央供給管を含む第1中央供給ユニットと、前記中央貫通部に結合されて、前記加熱炉に二次燃料を供給し、前記第1中央供給管が挿入された状態で、前記加熱炉に供給される二次燃料が移送される第2中央供給管を含む第2中央供給ユニットとを含み、前記中央ノズルユニットは、前記第1中央供給管に結合され、第1中央供給管で移送される一次燃料が噴射される第1噴射口が貫通形成される中央ノズル部と、前記中央ノズル部の外周面で突出されて前記第2中央供給管に結合され、第2中央供給管で移送される二次燃料が噴射される第2噴射口が貫通形成されるノズルフランジ部とを含む。
ここで、前記第2噴射口は、前記第2中央供給管で移送される二次燃料の噴射方向が前記酸素供給ユニットで供給される酸素の噴射方向と交差するように前記ノズルフランジ部に傾斜するように貫通形成される。
ここで、前記第2噴射口は、前記酸素ノズルユニットに1:1対応するように備えられる。
ここで、前記酸素貫通部は二つ〜四つが円周方向に沿って相互離隔して配置される。
本発明による酸素と燃料の噴射方法は、加熱炉の内部温度を測定する温度測定段階と、前記温度測定段階を経て測定される前記加熱炉の内部温度と既定の自動点火温度を比較する温度比較段階と、前記温度比較段階に応じて前記加熱炉の内部温度が既定の自動点火温度よりも小さい場合、燃料に一次酸素と二次酸素を噴射する第1火炎形成段階と、前記温度比較段階に応じて前記加熱炉の内部温度が既定の自動点火温度以上である場合、燃料に二次酸素のみを噴射する第2火炎形成段階とを含み、前記第1火炎形成段階で、一次酸素の噴射量は、全体酸素噴射量の30%以下になり、二次酸素の噴射量は、全体酸素噴射量の70%以上になる。
ここで、前記第1火炎形成段階は、吐出ヘッドユニットの中央部に備えられる中央ノズルユニットを通じて前記吐出ヘッドユニットの前方に燃料を噴射する燃料噴射段階と、前記吐出ヘッドユニットの前方で燃料の噴射方向と交差して燃料濃厚地域を形成するように、前記中央ノズルユニットを通じて前記吐出ヘッドユニットの前方に一次酸素を噴射する濃厚噴射段階と、前記吐出ヘッドユニットの前方で燃料の噴射方向と交差して前記燃料濃厚地域より遠い部分で酸素反応地域を形成するように、前記中央ノズルユニットで離隔された状態で、前記吐出ヘッドユニットに備えられる酸素ノズルユニットを通じて前記吐出ヘッドユニットの前方に二次酸素を噴射する反応噴射段階とを含む。
ここで、前記反応噴射段階は、前記吐出ヘッドユニットの前方で燃料の噴射方向と交差して前記燃料濃厚地域より遠い部分で第1酸素反応地域を形成するように、前記中央ノズルユニットで離隔された状態で、前記吐出ヘッドユニットに備えられる第1酸素ノズルユニットを通じて前記吐出ヘッドユニットの前方に二次酸素を噴射する第1反応噴射段階と、前記吐出ヘッドユニットの前方で燃料の噴射方向と交差して前記燃料濃厚地域より遠い部分で第2酸素反応地域を形成するように、前記中央ノズルユニットで離隔された状態で、前記吐出ヘッドユニットに備えられる第2酸素ノズルユニットを通じて前記吐出ヘッドユニットの前方に二次酸素を噴射する第2反応噴射段階との中の少なくともいずれか一つを含み、前記第1酸素反応地域は、前記吐出ヘッドユニットの前方で前記第2酸素反応地域よりも近い部分に形成され、前記第1酸素ノズルユニットは前記第2酸素ノズルユニットより前記中央ノズルユニットに近い。
ここで、前記第2火炎形成段階は、前記第1火炎形成段階の中で前記濃厚噴射段階を除いて、前記燃料噴射段階、及び前記反応噴射段階を含む。
本発明による酸素と燃料の噴射方法は、加熱炉の内部温度を測定する温度測定段階と、前記温度測定段階を経て測定される前記加熱炉の内部温度と既定の自動点火温度を比較する温度比較段階と、前記温度比較段階に応じて前記加熱炉の内部温度が既定の自動点火温度よりも小さい場合、酸素に一次燃料と二次燃料の中の少なくともいずれか一つを噴射する第1火炎形成段階と、前記温度比較段階に応じて前記加熱炉の内部温度が既定の自動点火温度以上である場合、酸素に一次燃料と二次燃料の中の少なくともいずれか一つを噴射する第2火炎形成段階とを含み、前記第1火炎形成段階と前記第2火炎形成段階の中の少なくともいずれか一つには、吐出ヘッドユニットの前方で一次燃料の噴射方向と酸素の噴射方向が交差して一次燃料と酸素が反応する酸素反応地域と、前記吐出ヘッドユニットと前記酸素反応地域との間で二次燃料の噴射方向と酸素の噴射方向が交差して二次燃料と酸素が反応する二つ以上の追加反応地域の中の少なくともいずれか一つを形成する。
ここで、前記第1火炎形成段階は、吐出ヘッドユニットの前方で一次燃料の噴射方向と交差して形成される酸素反応地域と二次燃料の噴射方向と交差して形成される追加反応地域の中の少なくともいずれか一つが形成されるように前記吐出ヘッドユニットの中央部に備えられる中央ノズルユニットで離隔された状態で、前記吐出ヘッドユニットに備えられる酸素ノズルユニットを通じて前記吐出ヘッドユニットの前方に酸素を噴射する反応噴射段階を含み、前記中央ノズルユニットを通じて前記酸素反応地域に一次燃料を噴射する第1燃料噴射段階、及び前記中央ノズルユニットを通じて前記追加反応地域に二次燃料を噴射する第2燃料噴射段階の中の少なくともいずれか一つを含む。
ここで、前記反応噴射段階は、前記吐出ヘッドユニットの前方で一次燃料の噴射方向と交差して第1酸素反応地域を形成するように、前記中央ノズルユニットで離隔された状態で、前記吐出ヘッドユニットに備えられる第1酸素ノズルユニットを通じて前記吐出ヘッドユニットの前方に酸素を噴射する第1反応噴射段階と、前記吐出ヘッドユニットの前方で一次燃料の噴射方向と交差して第2酸素反応地域を形成するように、前記中央ノズルユニットで離隔された状態で、前記吐出ヘッドユニットに備えられる第2酸素ノズルユニットを通じて前記吐出ヘッドユニットの前方に酸素を噴射する第2反応噴射段階の中の少なくともいずれか一つを含み、前記第1酸素反応地域は前記吐出ヘッドユニットの前方で前記第2酸素反応地域よりも近い部分に形成され、前記第1酸素ノズルユニットは前記第2酸素ノズルユニットより前記中央ノズルユニットに近い。
また、前記第2火炎形成段階は、前記中央ノズルユニットを通じて前記酸素反応地域に一次燃料を噴射したり、前記追加反応地域に二次燃料を噴射する燃料調整段階と、前記燃料調整段階で噴射される燃料によって前記酸素反応地域または前記追加反応地域の中の少なくともいずれか一つに酸素を噴射する酸素調節段階とを含む。
ここで、前記第1火炎形成段階と前記第2火炎形成段階の中の少なくともいずれか一つで燃料と酸素が噴射されるとき、前記中央ノズルユニットで前記吐出ヘッドユニットの前方に噴射される燃料の噴射速度は前記酸素ノズルユニットで噴射される酸素の噴射速度の50%以下である。
ここで、前記第1火炎形成段階と前記第2火炎形成段階の中の少なくともいずれか一つで燃料と酸素が噴射されるとき、前記酸素ノズルユニットで噴射される酸素の噴射速度は100m/s〜400m/sである。
本発明による酸素燃料燃焼器及び酸素と燃料の噴射方法によれば、独特な酸素の噴射構造及び独特な酸素の噴射方法を通じて広い燃焼反応帯を形成するとともに、高温の排気ガスを火炎内に流入して排気ガスが火炎と反応することができる。また、断熱火炎温度の低下を通じて窒素酸化物を格段に減少させることができ、加熱炉の内部の材料を実質的に均一に加熱することができる。また、製鉄工程または製鋼工程で用いる加熱炉の大きさを最小化することができ、酸素燃料燃焼器の大きさを減少することができる。
また、本発明は燃料と酸素との衝突を容易にし、衝突火炎に起因する無火炎燃焼効果を極大化させ、燃焼反応を安定化させることができる。また、酸素と燃料の高速流動を通じて加熱炉内部の温度が自動点火温度以上になるとき、燃料と酸素との衝突を向上させ、無火炎燃焼反応を容易に実現することができる。
また、本発明は、酸素ノズルユニットの結合を安定化させ、中央ノズルユニットで噴射される燃料と酸素ノズルユニットで噴射される酸素が吐出ヘッドユニットの前方で安定的に衝突することができ、火炎の発生を安定的に誘導することができる。また、酸素と燃焼の衝突地点が吐出ヘッドユニットの前方で離隔されることによって、酸素の高温火炎から吐出ヘッドユニット、中央ノズルユニット、酸素ノズルユニットを保護し、高い耐久性を有するようにすることができ、酸素の使用により高い燃料節約効果を奏するようすることができる。また、中央ノズルユニットの構造及び酸素ノズルユニットの数と配置構造を通じて平面火炎を形成したり、一般的な火炎を形成しながら、火炎の長さを調節することができる。また、強制的でなく、別途の装置なしに火炎内に高温の排気ガスが安定的に流入されるようにし、火炎内に流入される高温の排気ガスの量を調節することができる。
また、本発明は、酸素の多段燃焼を誘導し、点火及び火炎の保持が容易で、窒素酸化物の排出を減少させることができる。また、燃料と酸素の噴射速度に対する相関関係を利用して高温の排気ガスを流入するためのエントレインメント効果を極大化することができ、火炎の中で排気ガスの再循環効果を極大化させることができる。
本発明の第1実施例による酸素燃料燃焼器を示す斜視図である。 本発明の第1実施例による酸素燃料燃焼器の結合状態を示す断面図である。 本発明の第1実施例による酸素燃料燃焼器で中央ノズルユニットと酸素ノズルユニットの配置状態を示す図である。 本発明の第1実施例による酸素燃料燃焼器で中央ノズルユニットと酸素ノズルユニットの変形された配置状態を示す図である。 本発明の第1実施例による酸素燃料燃焼器で中央ノズルユニットを示す図である。 本発明の第1実施例による酸素燃料燃焼器で酸素ノズルユニットを示す図である。 本発明の第1実施例による酸素と燃料の噴射方法を示す図である。 本発明の第1実施例による酸素と燃料の反応状態を示す図である。 本発明の第2実施例による酸素燃料燃焼器を示す斜視図である。 本発明の第2実施例による酸素燃料燃焼器の結合状態を示す断面図である。 本発明の第2実施例による酸素燃料燃焼器で中央ノズルユニットと酸素ノズルユニットの配置状態を示す図である。 本発明の第2実施例による酸素燃料燃焼器で中央ノズルユニットと酸素ノズルユニットの変形された配置状態を示す図である。 本発明の第2実施例による酸素と燃料の噴射方法を示す図である。 本発明の第2実施例による酸素と燃料の反応状態を示す図である。 本発明の第3実施例による酸素燃料燃焼器を示す斜視図である。 本発明の第3実施例による酸素燃料燃焼器の結合状態を示す断面図である。 本発明の第3実施例による酸素燃料燃焼器で中央ノズルユニットと酸素ノズルユニットの配置状態を示す図である。 本発明の第2実施例による酸素燃料燃焼器で中央ノズルユニットを示す図である。 本発明の第3実施例による酸素と燃料の噴射方法を示す図である。 本発明の第3実施例による酸素と燃料の反応状態を示す図である。
以下、添付された図面を参照して、本発明による酸素燃料燃焼器及び酸素と燃料の噴射方法の実施例を説明する。このとき、本発明は実施例によって制限されたり限定されるのではない。また、本発明を説明するにおいて、公知の機能や構成に対する具体的な説明は本発明の要旨を明確にするために省略されることができる。
図1は本発明の第1実施例による酸素燃料燃焼器を示す斜視図であり、図2は本発明の第1実施例による酸素燃料燃焼器の結合状態を示す断面図であり、図3は本発明の第1実施例による酸素燃料燃焼器で中央ノズルユニットと酸素ノズルユニットの配置状態を示す図であり、図4は本発明の第1実施例による酸素燃料燃焼器で中央ノズルユニットと酸素ノズルユニットの変形された配置状態を示す図であり、図5は本発明の第1実施例による酸素燃料燃焼器で中央ノズルユニットを示す図であり、図6は本発明の第1実施例による酸素燃料燃焼器で酸素ノズルユニットを示す図であり、図7は本発明の第1実施例による酸素と燃料の噴射方法を示す図であり、図8は本発明の第1実施例による酸素と燃料の反応状態を示す図である。
以下では図1〜図8を参照して本発明の第1実施例による酸素燃料燃焼器について説明する。本発明の第1実施例による酸素燃料燃焼器は加熱炉に酸素と燃料を供給するもので、吐出ヘッドユニット10と、中央供給ユニット20と、酸素供給ユニット30と、中央ノズルユニット40と、酸素ノズルユニット50とを含む。
前記吐出ヘッドユニット10は、加熱炉に燃料と酸素が供給されるように加熱炉に結合される。吐出ヘッドユニット10は、燃料と酸素が供給されるように加熱炉の内部で露出される吐出ボディ11と、吐出ボディ11の中央部に貫通形成される中央貫通部13と、中央貫通部13を中心とする仮想の円Cに対する円周方向に沿って相互離隔された状態で吐出ボディに貫通形成される酸素貫通部14と、吐出ボディ11の外周面に設置されて加熱炉と結合される結合フランジ12とを含むことができる。
そこで、吐出ボディ11が加熱炉の結合部に挿入された状態で、別途の締結部材を利用して結合フランジ12を加熱炉に固定結合させることで、吐出ボディ11の前面部が加熱炉の内部から露出されることができる。
このとき、酸素貫通部14は、二つ〜四つが円周方向に沿って相互離隔された状態で配置されることができる。それにより、火炎内の高温の排気ガスの流入を極大化し、窒素酸化物NOxの排出を減少させることができる。ここで、酸素貫通部14の数が1個または5個以上である場合、火炎内の高温排気ガスの流入が少なくなり、一般火炎を形成するようになる。
また、中央貫通部13は燃料の噴射方向と一致するようにし、酸素貫通部14は中央貫通部13と平行に形成されて中央供給ユニット20と酸素供給ユニット30の設置面積を縮小させ、燃料と酸素の供給を円滑にすることができる。
前記中央供給ユニット20は、加熱炉に燃料と一次酸素のうち少なくとも燃料を供給する。中央供給ユニット20は中央貫通部13に結合されるようにする。中央供給ユニット20は、加熱炉に燃料と一次酸素の中のいずれか一つを供給する第1中央供給ユニット210と、中央貫通部13に結合されて、加熱炉に燃料と一次酸素の中の他一つを供給する第2中央供給ユニット220とを含む。一例として、第1中央供給ユニット210で燃料が供給されると、第2中央供給ユニット220で一次酸素が供給される。他の例として、第1中央供給ユニット210で一次酸素が供給されると、第2中央供給ユニット220で燃料が供給される。
第1中央供給ユニット210は、加熱炉に供給される燃料と一次酸素の中のいずれか一つが移送される第1中央供給管213を含む。第1中央供給管213には、燃料と一次酸素の中のいずれか一つが収容される第1中央供給チャンバ212が連結されることができる。第1中央供給チャンバ212には、燃料と一次酸素の中のいずれか一つを供給する第1中央供給口211が備えられることができる。そこで、燃料と一次酸素の中のいずれか一つは、外部の貯蔵容器(図示しない)から第1中央供給口211を通じて第1中央供給チャンバ212に収容されてから第1中央供給管213を経て中央ノズルユニット40から噴射されるようにする。
第2中央供給ユニット220は中央貫通部13に結合されて、加熱炉に供給される燃料と一次酸素の中の他の一つが移送される第2中央供給管223を含む。第2中央供給管223は中央貫通部13に挿入されることができる。第2中央供給管223には燃料と一次酸素の中の他の一つが収容される第2中央供給チャンバ222が連結されることができる。第2中央供給チャンバ222には燃料と一次酸素の中の他の一つを供給する第2中央供給口221が備えられることができる。そこで、燃料と一次酸素の中の他の一つは、外部の貯蔵容器(図示しない)から第2中央供給口221を通じて第2中央供給チャンバ222に収容されてから第2中央供給管223を経て中央ノズルユニット40から噴射されるようにする。
ここで、第2中央供給管223と第2中央供給チャンバ222には第1中央供給管213が挿入されてされ、中央ノズルユニット40の設置面積を減少し、燃料と一次酸素の供給を円滑にすることができる。
前記酸素供給ユニット30は加熱炉に二次酸素が供給されるように酸素貫通部14に結合される。酸素供給ユニット30は酸素貫通部14に結合されて、加熱炉に供給される二次酸素が移送される酸素供給管303を含むことができる。酸素供給管303は酸素貫通部14に挿入されることができる。酸素供給管303は、酸素貫通部14の数に対応して二つ〜四つ備えられるようにする。酸素供給管303には、二次酸素が収容される酸素供給チャンバ302が連結されることができる。他の表現で、酸素供給チャンバ302には酸素貫通部14に対応して酸素供給管303が分岐されることができる。酸素供給チャンバ302には、二次酸素を供給する酸素供給口301が備えられることができる。そこで、二次酸素は、外部の貯蔵容器(図示しない)から酸素供給口301を通じて酸素供給チャンバ302に収容されてから酸素供給管303を通って酸素ノズルユニット50から噴射されるようにする。ここで、酸素供給チャンバ302には第2中央供給管223が貫通挿入されて、酸素供給ユニット30の設置面積を減少し、二次酸素の供給を円滑にすることができる。
図示しないが、酸素供給チャンバ302に第2中央供給チャンバ222が内蔵されたり貫通形成されることができる。また、第2中央供給チャンバ222に第1中央供給チャンバ212が内蔵されたり貫通形成されることができる。
前記中央ノズルユニット40は、中央貫通部13で加熱炉の内部に露出されるように中央供給ユニット20に結合される。中央ノズルユニット40は中央貫通部13で加熱炉の内部に露出されるように第1中央供給管213と第2中央供給管223が結合されることができる。中央ノズルユニット40は中央貫通部13に結合されることができる。このとき、中央貫通部13の内部は第1中央供給管213と第2中央供給管223の連結構造に対応して区画されることができる。また、中央ノズルユニット40は中央供給ユニット20で供給される燃料と一次酸素のうち少なくとも燃料が噴射される。本発明の第1実施例で、中央ノズルユニット40は中央供給ユニット20で供給される燃料と一次酸素をそれぞれ噴射することができる。
中央ノズルユニット40は第1中央供給管213に結合される中央ノズル部41と、中央ノズル部41の外周面で突出されて第2中央供給管223に結合されるノズルフランジ部 42とを含むことができる。
中央ノズル部41には第1中央供給管213で移送される流体が噴射される第1噴射口411が貫通形成されることができる。第1噴射口411は中央ノズル部の中心部に貫通形成されることができる。第1噴射口411の貫通方向は第1中央供給管213で移送される流体の移動方向と実質的に一致し、燃料の噴射方向と実質的に一致することができる。第1噴射口411の入口側に入口から直径が小さくなるように陥没形成される中央コーン部411aが備えられることができる。そこで、燃料と二次酸素の衝突地点で燃料と二次酸素が反応する酸素反応地域R2を形成することができる。また、中央ノズル部41の辺縁には第1中央供給管213と結合するための第1結合部412が含まれることができる。
ノズルフランジ部42には第2中央供給管223で移送される流体が噴射される第2噴射口421が貫通形成されることができる。第2噴射口421はノズルフランジ部42の辺縁に沿って二つ以上が相互離隔して貫通形成されることができる。ここで、第2噴射口421は第2中央供給管223で移送される流体の噴射方向が第1中央供給管213で移送される流体の噴射方向と交差するようにノズルフランジ部42で傾斜するように貫通形成されることができる。他の表現で、第2噴射口421の貫通方向は第1噴射口411の貫通方向と交差するようにすることができる。第2噴射口421は第1噴射口411の周囲に沿って二つ以上が備えられて第1噴射口411を囲む形態で形成されることができる。そこで、燃料と一次酸素の衝突地点で燃料と一次酸素が反応する燃料濃厚地域R1を形成することができる。また、ノズルフランジ部42の辺縁には第2中央供給管223との結合のための第2結合部422が含まれることができる。
一例として、第1噴射口411で燃料が供給されると、第2ノズルで一次酸素が供給される。他の例として、第1噴射口411で一次酸素が供給されると、第2噴射口421で燃料が供給される。このような一次酸素と燃料の噴射方式による火炎の構成は、二重逆拡散火炎の構成を有することになり、第1噴射口411で燃料が供給されることに比べて、高い輻射伝熱効果を奏することになる。
前記酸素ノズルユニット50は酸素貫通部14で加熱炉の内部に露出されるように酸素供給ユニット30に結合される。酸素ノズルユニット50は酸素貫通部14で加熱炉の内部に露出されるように酸素供給管303が結合されることができる。酸素ノズルユニット50は酸素貫通部14の数、酸素供給管303の数に対応して二つ〜四つ備えられることができる。酸素ノズルユニット50は酸素貫通部14に結合されることができる。
また、酸素ノズルユニット50は酸素供給ユニット30で供給される酸素が噴射される。酸素ノズルユニット50は酸素貫通部14の数に対応して二つ以上備えられることができる。
このとき、酸素ノズルユニット50には入口から直径が小さくなるように陥没形成される収容コーン部502と、吐出ヘッドユニット10の前方で燃料の噴射方向と二次酸素の噴射方向が交差するように収容コーン部502から出口に向かって傾斜するように貫通形成される傾斜噴射孔部503が含まれることができる。他の表現で、傾斜噴射孔部503の貫通方向は第1噴射口411の貫通方向と交差するようにすることができる。そこで、燃料と二次酸素の衝突地点で燃料と二次酸素が反応する酸素反応地域R2を形成することができる。
酸素ノズルユニット50の入口は、酸素ノズルユニット50で酸素が流入される部分であり、酸素ノズルユニット50の出口は、酸素ノズルユニット50で内部に流入された酸素が排出される部分であると定義することができる。
特に、傾斜噴射孔部503で噴射される酸素の噴射角Aは、傾斜噴射孔部503の傾斜角または二次酸素の噴射角と表現することができ、燃料の噴射方向と二次酸素の噴射方向が交差するように燃料の噴射方向を基準として、酸素ノズルユニット50で傾斜噴射孔部503が傾いた角度を示す。傾斜噴射孔部503で噴射される酸素の噴射角Aは2.5度以上30度以下にすることができる。
また、酸素ノズルユニット50には、出口に設置されて傾斜噴射孔部503の傾斜方向を指示する傾斜表示部504が含まれることができる。傾斜表示部504は、酸素ノズルユニット50が酸素供給ユニット30または酸素貫通部14に結合されるとき、二次酸素の噴射方向と燃料の噴射方向が交差するように酸素貫通部14で酸素ノズルユニット50を定位置させることができる。
傾斜表示部504を通じて酸素貫通部14で酸素ノズルユニット50を定位置させると、傾斜表示部504、傾斜噴射孔部503の中心、中央ノズルユニット40の第1噴射口411の中心が一直線上に配置されることにより、酸素ノズルユニット50で噴射される酸素は第1噴射口411または第2噴射口421で噴射される燃料と衝突することができる。
また、酸素ノズルユニット50の辺縁には酸素供給管303との結合のためのノズルの結合部501が含まれることができる。
本発明の第1実施例による酸素燃料燃焼器で火炎内に流入される排気ガスの量は、二次酸素の噴射間隔、二次酸素の噴射角A、燃料と二次酸素の衝突地点の中の少なくともいずれか一つによって調節することができる。
まず、二次酸素の噴射間隔が広くなるほど、火炎内に流入される排気ガスの量が増加する。また、二次酸素の噴射間隔が狭くなるほど、火炎内に流入される排気ガスの量が減少することができる。
第二に、二次酸素の噴射角Aが小さくなるほど火炎内に流入される排気ガスの量が増加する。また、二次酸素の噴射角Aが大きくなるほど火炎内に流入される排気ガスの量が減少することができる。このとき、二次酸素の噴射角Aは2.5度以上30度以下に制限することができる。それにより、二次酸素の噴射角Aを許容範囲に制限することにより、火炎内に流入される排気ガスの量を極大化させることができる。例え、火炎内に流入される排気ガスの量を増加させるために、二次酸素の噴射角Aが許容範囲よりも小さくなる場合、燃料と二次酸素の衝突による衝突火炎が形成されず、MILD(Moderate and Intense Low oxygen Dilution)燃焼効果が減少する。また、二次酸素の噴射角Aが許容範囲よりも小さくなる場合、燃料と二次酸素の衝突と反応が遠くなって燃焼反応が行われないか、不完全燃焼が増加し、一酸化炭素COの発生が増加する虞がある。また、二次酸素の噴射角Aが許容範囲よりも大きくなる場合、衝突火炎の位置が吐出ヘッドユニット10に近くなって衝突火炎によって吐出ヘッドユニット10、中央ノズルユニット40、酸素ノズルユニット50が損傷されたり、衝突火炎が中央供給ユニット20や酸素供給ユニット30に逆行することがある。
第三に、燃料と二次酸素の衝突地点が吐出ヘッドユニット10から遠くなる場合、火炎内に流入される排気ガスの量が増加することができる。また、燃料と二次酸素の衝突地点が吐出ヘッドユニット10に近づく場合、火炎内に流入される排気ガスの量が減少することができる。衝突地点が既定の許容範囲を離れる場合、加熱炉の内部の材料に所望の火炎を伝達することができない。つまり、燃料と二次酸素の衝突地点が既定の許容範囲を離れる場合、加熱炉の内部の材料と吐出ヘッドユニット10との間に衝突火炎を形成することができない。また、燃料と二次酸素の衝突地点が既定の許容範囲を離れる場合、衝突火炎が吐出ヘッドユニット10に近づくようになって衝突火炎によって吐出ヘッドユニット10、中央ノズルユニット40、素ノズルユニット50が損傷されたり、衝突火炎が中央供給ユニット20や酸素供給ユニット30に逆行することがある。
図示しないが、本発明の第1実施例による酸素燃料燃焼器は制御ユニットをさらに含むことができる。前記制御ユニットは加熱炉の内部温度Tに対応して燃料と酸素の噴射量を調節する。制御ユニットの動作は、本発明の第1実施例による酸素と燃料の噴射方法で説明する。
以下では図1〜図8を参照して本発明の第1実施例による酸素と燃料の噴射方法について説明する。本発明の第1実施例による酸素と燃料の噴射方法は、加熱炉の内部に酸素と燃料を噴射する方法で、図8に示すように、温度測定段階S1と、温度比較段階S2と、第1火炎形成段階S3と、第2火炎形成段階S4とを含む。本発明の第1実施例による酸素と燃料の噴射方法は、本発明の第1実施例による酸素燃料燃焼器を通じて加熱炉の内部に酸素と燃料が噴射される方法で説明する。
前記温度測定段階S1は、加熱炉の内部温度Tを測定する。温度測定段階S1は、多様な温度測定手段で加熱炉の内部温度Tを測定することができる。
前記温度比較段階S2は、温度測定段階S1を経て測定される加熱炉の内部温度Tと既定の自動点火温度T0を比較する。温度比較段階S2は、多様な制御ユニットで加熱炉の内部温度Tと既定の自動点火温度T0を比較することができる。
前記第1火炎形成段階S3は、温度比較段階S2の比較結果によって加熱炉の内部温度Tが既定の自動点火温度T0よりも小さい場合、燃料に一次酸素と二次酸素を噴射する。ここで、既定の自動点火温度T0は燃料が液化天然ガスを燃料とする場合、摂氏800度〜摂氏900度であることができる。第1火炎形成段階S3で一次酸素の噴射量は、全体酸素噴射量の30%以下になり、二次酸素の噴射量は、全体酸素噴射量の70%以上になる。第1火炎形成段階S3は、燃料噴射段階S11と、濃厚噴射段階S12と、反応噴射段階S13とを含む。ここで、第1火炎形成段階S3の順序を限定するのではなく、火炎の形成のために、第1火炎形成段階S3の順序を調整することができる。
第1火炎形成段階S3における燃料噴射段階S11は、吐出ヘッドユニット10の中央部に備えられる中央ノズルユニット40を通じて吐出ヘッドユニット10の前方に燃料を噴射する。第1火炎形成段階S3における濃厚注入段階S12は、中央ノズルユニット40を通じて吐出ヘッドユニット10の前方に一次酸素を噴射する。ここで、一次酸素の噴射量は、全体噴射量の30%以下になるようにする。濃厚噴射段階S12を通じて吐出ヘッドユニット10の前方で燃料の噴射方向と交差して一次酸素と燃料が反応し、燃料濃厚地域R1を形成する。第1火炎形成段階S3における反応噴射段階S13は、中央ノズルユニット40から離隔された状態で吐出ヘッドユニット10に備えられる酸素ノズルユニット50を通じて吐出ヘッドユニット10の前方に二次酸素を噴射する。ここで、二次酸素の噴射量は、全体噴射量の70%以上になるようにする。反応噴射段階S13を通じて吐出ヘッドユニット10の前方で燃料の噴射方向と交差して二次酸素と燃料が反応し、燃料濃厚地域R1より遠い部分で酸素反応地域R2を形成する。他の表現で、吐出ヘッドユニット10と酸素反応地域R2との間には、燃料濃厚地域R1が形成される。燃料濃厚地域R1と酸素反応地域R2は一部が重なったり互いに離隔されることができる。
そこで、燃料濃厚地域R1で一次酸素と反応し、未燃焼された燃料が二次酸素と最終的に反応することにより、点火及び火炎の保持を容易にし、窒素酸化物の排出を減少することができる。
前記第2火炎形成段階S4は、温度比較段階S2の結果によって加熱炉の内部温度Tが既定の自動点火温度T0以上である場合、燃料に二次酸素のみを噴射する。第2火炎形成段階S4で二次酸素の噴射量は、全体酸素噴射量の100%になる。第2火炎形成段階S4は、第1火炎形成段階S3の中で濃厚噴射段階S12を除いて、燃料噴射段階S11−1と、反応噴射段階S13−1を含む。
第2火炎形成段階S4における燃料噴射段階S11−1は、吐出ヘッドユニット10の中央部に備えられる中央ノズルユニット40を通じて吐出ヘッドユニット10の前方に燃料を噴射する。第2火炎形成段階S4における反応噴射段階S13−1は、中央ノズルユニット40から離隔された状態で吐出ヘッドユニット10に備えられる酸素ノズルユニット50を通じて吐出ヘッドユニット10の前方に二次酸素を噴射する。ここで、二次酸素の噴射量は、全体噴射量の100%になるようにする。反応噴射段階S13−1を通じて吐出ヘッドユニット10の前方で燃料の噴射方向と二次酸素の噴射方向が交差して二次酸素と燃料が反応し、燃料濃厚地域R1がなしに酸素反応地域R2のみを形成する。他の表現で、吐出ヘッドユニット10の前方に酸素ノズルユニット50を通じて二次酸素の噴射角Aに対応して所定距離離隔して酸素反応地域が形成される。
そこで、第2火炎形成段階S4では、酸素反応地域R2のみで二次酸素と燃料が衝突して火炎が発生されるので、排気ガスの流入のためのエントレインメント効果を最大化することができ、火炎内に流入される排気ガスに対して排気ガスの再循環効果を極大化させることができる。また、第2火炎形成段階S4では、肉眼で区別しにくい無火炎燃焼反応が行われる。
第1火炎形成段階S3と第2火炎形成段階S4の中の少なくともいずれか一つを通じて酸素ノズルユニット50で二次酸素が噴射されるとき、燃料と二次酸素との間には、加熱炉の内部で発生される高温の排気ガスが火炎に流入される。それにより、排気ガスが火炎に流入される部分で再循環地域R3を形成する。このような現象は、排気ガスの再循環効果を表して、窒素酸化物の排出を急激に減少させることができる。特に、本発明の第1実施例では、加熱炉の内部で発生する排気ガスを強制的に循環させたり、別途の循環装置を通じて排気ガスを火炎に流入させたり、酸素と混合する必要がないので、本発明の第1実施例による酸素燃料燃焼器の構造的特徴として排気ガス再循環効果を奏することができる。
第1火炎形成段階S3と第2火炎形成段階S4の中の少なくともいずれか一つの二次酸素と燃料の反応において、二つの酸素ノズルユニット50が二つの酸素貫通部14に備えられ、仮想の円Cに対する円周方向に離隔されるので、吐出ヘッドユニット10の前方に所定距離離隔されて形成される酸素反応地域R2で燃料と二次酸素が衝突することになる。それにより、燃料と二次酸素の衝突によって形成される火炎は、厚さは薄く、幅は広い扇形の平面火炎を形成することができる。そこで、平面火炎の形成によって、一つの酸素燃料燃焼器は、広い地域を加熱する効果を奏する。また、二次酸素と燃料の反応において、三つ〜四つの酸素ノズルユニット50が三つ〜四つの酸素貫通部14に1:1に対応して備えられ、仮想の円Cに対する円周方向に等間隔で離隔されているので、吐出ヘッドユニット10の前方に所定距離離隔されて形成される酸素反応地域R2で燃料と二次酸素が衝突することになる。それにより、燃料と二次酸素の衝突によって形成される火炎は一般火炎を形成して、一般的な加熱分野で用いることができる。
また、第1火炎形成段階S3と第2火炎形成段階S4の中の少なくともいずれか一つで燃料と酸素が噴射されるとき、中央ノズルユニット40で吐出さヘッドユニット10の前方に噴射される燃料の噴射速度は、酸素ノズルユニットで噴射される二次酸素の噴射速度の50%以下に制限することができる。このような燃料と二次酸素の噴射速度の差は、高温の排気ガスが火炎内に流入される量を最大化することができる。また、第1火炎形成段階S3と第2火炎形成段階S4の中の少なくともいずれか一つで燃料と酸素が噴射されるとき、酸素ノズルユニット50で噴射される二次酸素の噴射速度は100m/s〜400m/sに制限することができる。このような二次酸素の噴射速度の制限は、高温の排気ガスが火炎内に流入される量を最大化することができる。
例え、二次酸素の噴射速度が制限範囲よりも低くなると、高温排気ガスの流入量が減少され、窒素酸化物の発生量が増加することができる。また、二次酸素の噴射速度が制限範囲よりも低くなると、相対的に燃料の噴射速度が増加することになり、火炎反応が発生しない場合がある。また、二次酸素の噴射速度が制限範囲よりも高くなると、相対的に燃料の噴射速度が減少し、排気ガスの流入量が増加して、火炎反応が発生しない場合がある。
図9は本発明の第2実施例による酸素燃料燃焼器を示す斜視図であり、図10は本発明の第2実施例による酸素燃料燃焼器の結合状態を示す断面図であり、図11は本発明の第2実施例による酸素燃料燃焼器で中央ノズルユニットと酸素ノズルユニットの配置状態を示す図であり、図12は本発明の第2実施例による酸素燃料燃焼器で中央ノズルユニットと酸素ノズルユニットの変形された配置状態を示す図であり、図13は本発明の第2実施例による酸素と燃料の噴射方法を示す図であり、図14は本発明の第2実施例による酸素と燃料の反応状態を示す図である。
以下では図9〜図14を参照して、本発明の第2実施例による酸素燃焼器について説明する。本発明の第2実施例による酸素燃料燃焼器は加熱炉に酸素と燃料を供給するもので、吐出ヘッドユニット10と、中央供給ユニット20と、酸素供給ユニット30と、中央ノズルユニット40と、酸素ノズルユニット50とを含む。本発明の第2実施例による酸素燃料燃焼器で、本発明の第1実施例による酸素燃料燃焼器と同じ構成については同じ符号を付与し、それに対する説明は省略する。
本発明の第2実施例による酸素燃料燃焼器は、酸素ノズルユニット50を多段に形成する。それにより、前記酸素貫通部14は、第1酸素貫通部15と、第2酸素貫通部16とを含み、前記酸素供給ユニット30は、第1酸素供給ユニット310と、第2酸素供給ユニット320とを含み、前記酸素ノズルユニット50は、第1酸素ノズルユニット510と、第2酸素ノズルユニット520とを含むことができる。
前記第1酸素貫通部15は中央貫通部13を中心とする第1仮想の円C1に対する円周方向に沿って相互離隔された状態で貫通形成される。前記第2酸素貫通部16は第1仮想の円C1よりも大きい第2仮想の円C2に対する円周方向に沿って相互離隔された状態で貫通形成される。ここで、第1酸素貫通部15は二つ〜四つ備えらてもよく、第2酸素貫通部16は二つ〜四つ備えられてもよい。本発明の第2実施例では、第1酸素貫通部15と第2酸素貫通部16が互いに同じ数で形成されてもよい。このとき、第1酸素貫通部15は、中央貫通部13と第2酸素貫通部16とを連結する仮想の線上に配置されたり、仮想の線から外れて配置されてもよい。図示しないが、第1酸素貫通部15の数と第2酸素貫通部16の数は互いに異なってもよい。
前記第1酸素供給ユニット310は第1酸素貫通部15に結合される。第1酸素供給ユニット310は第1酸素貫通部15に結合されて、加熱炉に供給される二次酸素が移送される第1酸素供給管313を含むことができる。第1酸素供給管313は第1酸素貫通部15に挿入されることができる。第1酸素供給管313は第1酸素貫通部15の数に対応して二つ〜四つ備えられるようにする。第1酸素供給管313には二次酸素が収容される第1酸素供給チャンバ312が連結されることができる。他の表現で、第1酸素供給チャンバ312には、第1酸素貫通部15に対応して、第1酸素供給管313が分岐されることができる。第1酸素供給チャンバ312には二次酸素を供給する第1酸素供給口311が備えられることができる。そこで、二次酸素は、外部の貯蔵容器(図示しない)から第1酸素供給口311を通じて、第1酸素供給チャンバ312に収容されてから、第1酸素供給管313を通って第1酸素ノズルユニット510で噴射される。ここで、第1酸素供給チャンバ312には第2中央供給管223が貫通挿入されて、第1酸素供給ユニット310の設置面積を減少し、二次酸素の供給を円滑にすることができる。
前記第2酸素供給ユニット320は第2酸素貫通部16に結合される。第2酸素供給ユニット320は第2酸素貫通部16に結合されて加熱炉に供給される二次酸素が移送される第2酸素供給管323を含むことができる。第2酸素供給管323は第2酸素貫通部16に挿入されることができる。第2酸素供給管323は第2酸素貫通部16の数に対応して二つ〜四つ備えられるようにする。第2酸素供給管323には二次酸素が収容される第2酸素供給チャンバ322が連結されることができる。他の表現で、第2酸素供給チャンバ322には第2酸素貫通部16に対応して第2酸素供給管323が分岐されることができる。第2酸素供給チャンバ322には二次酸素を供給する第2酸素供給口321が備えられる。そこで、二次酸素は、外部の貯蔵容器(図示しない)から第2酸素供給口321を通じて第2酸素供給チャンバ322に収容されてから第2酸素供給管323を通って第2酸素ノズルユニット520で噴射されるようにする。ここで、第2酸素供給チャンバ322には第2中央供給管223が貫通挿入されて、第2酸素供給ユニット320の設置面積を減少し、二次酸素の供給を円滑にすることができる。また、第2酸素供給チャンバ322は第2中央供給チャンバ222と第1酸素供給チャンバ312との間に配置されることができる。
図示しないが、第2酸素供給チャンバ322に第1酸素供給チャンバ312が内蔵されることができる。また、第1酸素供給チャンバ312に第2中央供給チャンバ222が内蔵されることができる。また、第2中央供給チャンバ222に第1中央供給チャンバ212が内蔵されることができる。
前記第1酸素ノズルユニット510は第1酸素貫通部15で加熱炉の内部に露出されるように第1酸素供給ユニット310または第1酸素貫通部15に結合される。第1酸素ノズルユニット510には、本発明の第1実施例のように、収容コーン部502と、傾斜噴射孔部503が含まれ、ノズル結合部501、及び傾斜表示部504の中の少なくともいずれか一つが含まれることができる。前記第2酸素ノズルユニット520は、第2酸素貫通部16で加熱炉の内部に露出されるように第2酸素供給ユニット320または第2酸素貫通部16に結合される。第2酸素ノズルユニット520には、本発明の第1実施例のように、収容コーン部502と、傾斜噴射孔部503が含まれ、ノズル結合部501、及び傾斜表示部504の中の少なくともいずれか一つが含まれることができる。このように、酸素ノズルユニット50が多段に形成される場合には、第1酸素ノズルユニット510で噴射される二次酸素の噴射角は、第2酸素ノズルユニット520で噴射される二次酸素の噴射角より大きくすることにより、酸素反応地域R2は第1酸素反応地域R21と第2酸素反応地域R22を含むことができる。第1酸素反応地域R21は、吐出ヘッドユニット10の前方に第1酸素ノズルユニット510で噴射される二次酸素の噴射方向と燃料の噴射方向が交差して二次酸素と燃料が反応する。第2酸素反応地域R22は、第1酸素反応地域R21の前方に第2酸素ノズルユニット520で噴射される二次酸素の噴射方向と燃料の噴射方向が交差して二次酸素と燃料が反応する。
図示しないが、本発明の第2実施例による酸素燃料燃焼器は制御ユニットをさらに含むことができる。前記制御ユニットは加熱炉の内部温度Tに対応して燃料と酸素の噴射量を調節する。制御ユニットの動作は本発明の第2実施例による酸素と燃料の噴射方法で説明する。
以下では図9〜図14を参照して、本発明の第2実施例による酸素と燃料の噴射方法について説明する。本発明の第2実施例による酸素と燃料の噴射方法は、加熱炉の内部に酸素と燃料を噴射する方法で、図13に示すように、温度測定段階S1と、温度比較段階S2と、第1火炎形成段階S3と、第2火炎形成段階S4とを含む。本発明の第2実施例による酸素と燃料の噴射方法は、本発明の第2実施例による酸素燃料燃焼器を通じて加熱炉の内部に酸素と燃料が噴射される方法で説明する。
前記温度測定段階S1は加熱炉の内部温度Tを測定する。温度測定段階S1は、多様な温度測定手段を通じて加熱炉の内部温度Tを測定することができる。
前記温度比較段階S2は、温度測定段階S1を経て測定される加熱炉の内部温度Tと既定の自動点火温度T0を比較する。温度比較段階S2は、多様な形態の制御ユニット(図示しない)を通じて加熱炉の内部温度Tと既定の自動点火温度T0を比較することができる。
前記第1火炎形成段階S3は、温度比較段階S2の比較結果によって加熱炉の内部温度Tが既定の自動点火温度T0よりも小さい場合、燃料に一次酸素と二次酸素を噴射する。ここで、既定の自動点火温度T0は、燃料が液化天然ガス(LNG、Liquid Natural Gas)を燃料とする場合、摂氏800度から摂氏900度であることができる。第1火炎形成段階S3で一次酸素の噴射量は、全体酸素噴射量の30%以下になり、二次酸素の噴射量は、全体酸素噴射量の70%以上になるようにする。第1火炎形成段階S3は、燃料噴射段階S21、及び濃厚噴射段階S22を含み、第1反応噴射段階S23と第2反応噴射段階S24の中の少なくともいずれか一つをさらに含む。ここで、第1火炎形成段階S3の順序を限定するのではなく、火炎の形成のために、第1火炎形成段階S3の順序を調整することができる。
第1火炎形成段階S3における燃料噴射段階S21は、吐出ヘッドユニット10の中央部に備えられる中央ノズルユニット40を通じて吐出ヘッドユニット10の前方に燃料を噴射する。第1火炎形成段階S3における濃厚注入段階S22は、中央ノズルユニット40を通じて吐出ヘッドユニット10の前方に一次酸素を噴射する。ここで、一次酸素の噴射量は、全体噴射量の30%以下になるようにする。濃厚噴射段階S22を通じて吐出ヘッドユニット10の前方で燃料の噴射方向と交差して一次酸素と燃料が反応し、燃料濃厚地域R1を形成する。第1火炎形成段階S3における第1反応噴射段階S23は、中央ノズルユニット40から離隔された状態で吐出ヘッドユニット10に備えられる第1酸素ノズルユニット510を通じて吐出ヘッドユニット10の前方に二次酸素を噴射する。第1反応噴射段階S23を通じて吐出ヘッドユニット10の前方で燃料の噴射方向と二次酸素の噴射方向が交差して二次酸素と燃料が反応し、燃料濃厚地域R1より遠い部分で第1酸素反応地域R21を形成する。他の表現で、吐出ヘッドユニット10と第1酸素反応地域R21との間には燃料濃厚地域R1が形成される。ここで、燃料濃厚地域R1と第1酸素反応地域R21は、一部が重なったり、互いに離隔されることができる。第1火炎形成段階S3における第2反応噴射段階S24は、中央ノズルユニット40で離隔された状態で吐出ヘッドユニット10に備えられる第2酸素ノズルユニット520を通じて吐出ヘッドユニット10の前方に二次酸素を噴射する。第2反応噴射段階S24を通じて吐出ヘッドユニット10の前方で燃料の噴射方向と二次酸素の噴射方向が交差して二次酸素と燃料が反応し、燃料濃厚地域R1より遠い部分で第2酸素反応地域R22を形成する。他の表現で、吐出ヘッドユニット10と第2酸素反応地域R22との間には第1酸素反応地域R21と燃料濃厚地域R1が形成されることができる。ここで、燃料濃厚地域R1、第1酸素反応地域R21及び第2酸素反応地域R22は、一部が重なったり、互いに離隔されることができる。
そこで、吐出ヘッドユニット10の前方に燃料濃厚地域R1、第1酸素反応地域R21、第2酸素反応地域R22が順次に形成されることができる。そして燃焼反応条件によって、第1酸素反応地域R21と第2酸素反応地域R22の中の少なくともいずれか一つが形成されるようにすることができる。
ここで、第1火炎形成段階S3における第1反応噴射段階S23で噴射される二次酸素の噴射量と第1火炎形成段階S3における第2反応噴射段階S24で噴射される二次酸素の噴射量の和は、全体噴射量の70%以上になるようにする。第1酸素ノズルユニット510と第2酸素ノズルユニット520の両方で二次酸素が噴射される場合、第1酸素ノズルユニット510で噴射される二次酸素の噴射量または二次酸素の噴射速度は第2酸素ノズルユニット520で噴射される二次酸素の噴射量または二次酸素の噴射速度と同一または小さくなるようにして排気ガスの再循環効果を極大化させることができる。
そこで、燃料濃厚地域R1で一次酸素と反応し、未燃焼された燃料が第1酸素反応地域R21と第2酸素反応地域R22の中の少なくともいずれか一つで二次酸素と最終的に反応することにより、点火及び火炎の保持を容易にし、窒素酸化物の排出を減少させることができる。
第1火炎形成段階S3を通じて、第1酸素ノズルユニット510と第2酸素ノズルユニット520の中の少なくともいずれか一つで二次酸素が噴射されるとき、燃料と二次酸素の間には、加熱炉の内部で発生される高温排気ガスが火炎に流入される。それにより、排気ガスが火炎に流入される部分で再循環地域R3を形成する。このような現象は、排気ガスの再循環効果を表して、窒素酸化物の排出を急激に減少させることができる。特に、本発明の第2実施例では、加熱炉の内部で発生する排気ガスを強制的に循環させたり、別途の循環装置を通じて排気ガスを火炎に流入させたり、酸素と混合する必要がないので、本発明の第2実施例による酸素燃料燃焼器の構造的特徴として排気ガスの再循環効果を得ることができる。
前記第2火炎形成段階S4は、温度比較段階S2の結果によって加熱炉の内部温度Tが既定の自動点火温度T0以上である場合、燃料に二次酸素のみを噴射する。特に、第2火炎形成段階S4で二次酸素の噴射量は、全体酸素噴射量の100%になる。
第2火炎形成段階S4は第1火炎形成段階S3の濃厚噴射段階S22を除いて、燃料噴射段階S21−1を含み、第1反応噴射段階S23−1と第2反応噴射段階S24−1の中の少なくともいずれか一つをさらに含む。
第2火炎形成段階S4における燃料噴射段階S21−1は吐出ヘッドユニット10の中央部に備えられる中央ノズルユニット40を通じて吐出ヘッドユニット10の前方に燃料を噴射する。
第2火炎形成段階S4における第1反応噴射段階S23−1は、中央ノズルユニット40から離隔された状態で吐出ヘッドユニット10に備えられる第1酸素ノズルユニット510を通じて吐出ヘッドユニット10の前方に二次酸素を噴射する。第1反応噴射段階S23−1を通じて吐出ヘッドユニット10の前方で燃料の噴射方向と二次酸素の噴射方向が交差して二次酸素と燃料が反応し、燃料濃厚地域R1がなしに第1酸素反応地域R21を形成する。他の表現で、吐出ヘッドユニット10の前方に第1酸素ノズルユニット510を通じた二次酸素の噴射角に対応して所定の距離離隔して第1酸素反応地域R21が形成される。
第2火炎形成段階S4における第2反応噴射段階S24−1は、中央ノズルユニット40から離隔された状態で吐出ヘッドユニット10に備えられる第1酸素ノズルユニット510を通じて吐出ヘッドユニット10の前方に二次酸素を噴射する。第2反応噴射段階S24−1を通じて吐出ヘッドユニット10の前方で燃料の噴射方向と二次酸素の噴射方向が交差して二次酸素と燃料が反応し、燃料濃厚地域R1がなしに第2酸素反応地域R22を形成する。他の表現で、吐出ヘッドユニット10の前方に第1酸素ノズルユニット510を通じた二次酸素の噴射角に対応して所定の距離離隔されて、第2酸素反応地域R22が形成される。そこで、吐出ヘッドユニット10と第2酸素反応地域R22との間には第1酸素反応地域R21が形成されることができる。ここで、燃料濃厚地域R1、第1酸素反応地域R21、及び第2酸素反応地域R22は一部が重なったり互いに離隔されることができる。
そこで、吐出ヘッドユニット10の前方に第1酸素反応地域R21と、第2酸素反応地域R22が順次に形成されることができる。そして燃焼反応条件によって、第1酸素反応地域R21と第2酸素反応地域R22の中の少なくともいずれか一つが形成されるようにすることができる。
ここで、第1酸素反応地域R21は、吐出ヘッドユニット10の前方で第2酸素反応地域R22より近い部分に形成され、第1酸素ノズルユニット510は第1酸素ノズルユニット510より中央ノズルユニット40に近い部分に形成される。
また、第2火炎形成段階S4における第1反応噴射段階S23−1で噴射される二次酸素の噴射量と第2火炎形成段階S4における第2反応噴射段階S24−1で噴射される二次酸素の噴射量の和は、全体噴射量の100%になるようにする。第1酸素ノズルユニット510と第2酸素ノズルユニット520の両方で二次酸素が噴射される場合、第2酸素ノズルユニット520で噴射される二次酸素の噴射量または二次酸素の噴射速度は第1酸素ノズルユニット510で噴射される二次酸素の噴射量または二次酸素の噴射速度と同一または大きくなるようにして、排気ガスの再循環効果を極大化させることができる。
そこで、第2火炎形成段階S4は、第1酸素反応地域R21と第2酸素反応地域R22の中の少なくともいずれか一つのみで二次酸素と燃料が衝突して火炎が発生されるので、排気ガスの流入のためのエントレインメント効果を極大化することができ、火炎内に流入される排気ガスに対して再循環効果を極大化させることができる。また、第2火炎形成段階S4では、肉眼で区別しにくい無火炎燃焼反応が行われる。
第1火炎形成段階S3または第2火炎形成段階S4の二次酸素と燃料の反応において、吐出ヘッドユニット10の前方で相対的に近い部分の加熱のためには、第1酸素ノズルユニット510と中央ノズルユニット40を通じて二次酸素と燃料が噴射されて、比較的短い火炎を形成することができる。また、吐出ヘッドユニット10の前方で相対的に遠い部分の加熱のためには、第1酸素ノズルユニット510と中央ノズルユニット40を通じて二次酸素と燃料が噴射されて、相対的に長い火炎を形成することができる。また、吐出ヘッドユニット10の前方で全体の加熱のためには、第1酸素ノズルユニット510、第1酸素ノズルユニット510、中央ノズルユニット40を通じて二次酸素と燃料が噴射されて火炎の形成面積を広げることができる。
第1火炎形成段階S3と第2火炎形成段階S4の中の少なくともいずれか一つの二次酸素と燃料の反応において、二つの第1酸素ノズルユニット510が二つの第1酸素貫通部15に備えられ、二つの第1酸素ノズルユニット510が二つの第2酸素貫通部16に備えられ、中央ノズルユニット40、第1酸素ノズルユニット510及び第1酸素ノズルユニット510が一直線上に配置されるので、吐出ヘッドユニット10の前方に所定距離離隔されて形成される第1酸素反応地域R21と第2酸素反応地域R22の中の少なくともいずれか一つで燃料と二次酸素が衝突することになる。それにより、燃料と二次酸素の衝突により形成される火炎は、厚さは薄く、幅は広い扇形の平面火炎を形成することができる。そこで、平面火炎の形成によって、一つの酸素燃料燃焼器は広い地域を加熱する効果を有する。
また、二次酸素と燃料の反応において、二つの第1酸素ノズルユニット510が二つの第1酸素貫通部15に備えられ、二つの第1酸素ノズルユニット510が二つの第2酸素貫通部16に備えられ、中央ノズルユニット40と第1酸素ノズルユニット510とを連結する仮想の線が中央のノズルユニット40と第1酸素ノズルユニット510とを連結する仮想の線と交差する場合、吐出ヘッドユニット10の前方に所定距離離隔して形成される第1酸素反応地域R21と第2酸素反応地域R22の中の少なくともいずれか一つで燃料と二次酸素が衝突することになる。それにより、燃料と二次酸素の衝突により形成される火炎は一般火炎を形成して、一般的な加熱分野で使用することができる。また、二次酸素と燃料の反応において、三つ〜四つの第1酸素ノズルユニット510が三つ〜四つの第1酸素貫通部15に1:1に対応して備えられ、第1仮想の円C1に対する円周方向に等間隔で離隔され、三つ〜四つの第1酸素ノズルユニット510が三つ〜四つの第2酸素貫通部16に1:1に対応して備えられ、第2仮想の円C2に対する円周方向に等間隔で離隔しているので、吐出ヘッドユニット10の前方に所定距離離隔されて形成される第1酸素反応地域R21と第2酸素反応地域R22の中の少なくともいずれか一つで燃料と二次酸素が衝突することになる。それにより、燃料と二次酸素の衝突により形成される火炎は一般火炎を形成して、一般的な加熱分野で使用することができる。
また、第1火炎形成段階S3と第2火炎形成段階S4の中の少なくともいずれか一つで燃料と酸素が噴射されるとき、中央ノズルユニット40で吐出さヘッドユニット10の前方に噴射される燃料の噴射速度は、第1酸素ノズルユニット510または第1酸素ノズルユニット510で噴射される二次酸素の噴射速度の50%以下に制限することができる。このような燃料と二次酸素の噴射速度の差は、排気ガスが火炎内に流入される量を最大化することができる。また、第1火炎形成段階S3と第2火炎形成段階S4の中の少なくともいずれか一つで燃料と酸素が噴射されるとき、第1酸素ノズルユニット510または第2酸素ノズルユニット520で噴射される二次酸素の噴射速度は100m/s〜400m/sに制限することができる。このような二次酸素の噴射速度の制限は、高温の排気ガスが火炎内に流入される量を最大化することができる。
例え、二次酸素の噴射速度が制限範囲よりも低くなると、高温の排気ガスの流入量が減少し、窒素酸化物の発生量が増加することができる。また、二次酸素の噴射速度が制限範囲よりも低くなると、相対的に燃料の噴射速度が増加することになり、火炎反応が発生されないことがある。また、二次酸素の噴射速度が制限範囲よりも高くなると、相対的に燃料の噴射速度が減少し、排気ガスの流入量が増加されて、火炎反応が発生しないことがある。
図示しないが、本発明の第2実施例による酸素燃料燃焼器は制御ユニットをさらに含むことができる。前記制御ユニットは、加熱炉の内部温度Tに対応して、燃料と酸素の噴射量を調節する。制御ユニットの動作は本発明の第2実施例による酸素と燃料の噴射方法で説明する。
図15は本発明の第3実施例による酸素燃料燃焼器を示す斜視図であり、図16は本発明の第3実施例による酸素燃料燃焼器の結合状態を示す断面図であり、図17は本発明の第3実施例による酸素燃料燃焼器で中央ノズルユニットと酸素ノズルユニットの配置状態を示す図であり、図18は本発明の第2実施例による酸素燃料燃焼器で中央ノズルユニットを示す図であり、図19は本発明の第3実施例による酸素と燃料の噴射方法を示す図であり、図20は本発明の第3実施例による酸素と燃料の反応状態を示す図である。
以下では、図15〜図20を参照して本発明の第3実施例による酸素燃料燃焼器について説明する。本発明の第3実施例による酸素燃料燃焼器は加熱炉に酸素と燃料を供給するもので、吐出ヘッドユニット10と、中央供給ユニット20と、酸素供給ユニット30と、中央ノズルユニット40と、酸素ノズルユニット50とを含む。
本発明の第3実施例による酸素燃料燃焼器で本発明の第1実施例または第2実施例による酸素燃料燃焼器と同じ構成については同じ符号を付与し、これに対する説明は省略する。
本発明の第3実施例による酸素燃料燃焼器は中央ノズルユニット40で燃料のみ噴射されるように形成される。
それにより、中央供給ユニット20は加熱炉に一次燃料を供給する第1中央供給ユニット210と、加熱炉に二次燃料を供給する第2中央供給ユニット220とを含み、中央ノズルユニット40は、中央ノズル部41と、ノズルフランジ部42とを含むことができる。 一次燃料と二次燃料の和は、全体燃料噴射量の100%になるようにする。一次燃料と二次燃料は同じ燃料を用いることができる。
第1中央供給ユニット210は、加熱炉に供給される一次燃料が移送される第1中央供給管213を含む。第1中央供給管213には一次燃料が収容される第1中央供給チャンバ212が連結されることができる。第1中央供給チャンバ212には一次燃料を供給する第1中央供給口211が備えられることができる。そこで、一次燃料は外部の貯蔵容器(図示しない)から第1中央供給口211を通じて第1中央供給チャンバ212に収容されてから第1中央供給管213を通って中央ノズルユニット40で噴射されるようにする。
第2中央供給ユニット220は、中央貫通部13に結合されて、加熱炉に供給される二次燃料が移送される第2中央供給管223を含む。第2中央供給管223は中央貫通部13に挿入されることができる。第2中央供給管223には二次燃料が収容される第2中央供給チャンバ222が連結されることができる。第2中央供給チャンバ222には二次燃料を供給する第2中央供給口221が備えられることができる。そこで、二次燃料は、外部の貯蔵容器(図示しない)から第2中央供給口221を通じて第2中央供給チャンバ222に収容されてから第2中央供給管223を通って中央ノズルユニット40で噴射されるようにする。ここで、第2中央供給管223と第2中央供給チャンバ222には第1中央供給管213が挿入されて支持されて、中央ノズルユニット40の大きさが減少し、一次燃料と二次燃料の供給を円滑にすることができる。
前記中央ノズルユニット40は中央貫通部13で加熱炉の内部に露出されるように中央供給ユニット20に結合される。中央ノズルユニット40は中央貫通部13で加熱炉の内部に露出されるように第1中央供給管213と第2中央供給管223が結合されることができる。中央ノズルユニット40は中央貫通部13に結合されることができる。このとき、中央貫通部13の内部は第1中央供給管213と第2中央供給管223の連結構造に対応して区画されることができる。
また、中央ノズルユニット40は第1中央供給ユニット210で供給される一次燃料と第2中央供給ユニット220で供給される二次燃料を噴射する。本発明の第3実施例で、中央ノズルユニット40は第1中央供給ユニット210で供給される一次燃料と第2中央供給ユニット220で供給される二次燃料をそれぞれ噴射することができる。中央ノズルユニット40は第1中央供給管213に結合される中央ノズル部41と、中央ノズル部41の外周面で突出されて第2中央供給管223に結合されるノズルフランジ部42とを含むことができる。
中央ノズル部41には第1中央供給管213で移送される一次燃料が噴射される第1噴射口411が貫通形成されることができる。第1噴射口411は中央ノズル部41の中心部に貫通形成されることができる。第1噴射口411の貫通方向は第1中央供給管213で移送される一次燃料の移動方向と実質的に一致し、一次燃料の噴射方向と実質的に一致することができる。第1噴射口411の入口側に入口から直径が小さくなるように陥没形成される中央コーン部411aが備えられることができる。そこで、二次燃料と酸素の衝突地点で二次燃料と酸素が反応する酸素反応地域R2を形成することができる。また、中央ノズル部41の辺縁には第1中央供給管213との結合のための第1結合部412が含まれることができる。
ノズルフランジ部42には第2中央供給管223で移送される二次燃料が噴射される第2噴射口421が貫通形成されることができる。第2噴射口421はノズルフランジ部42の辺縁に沿って二つ以上が相互離隔して貫通形成されることができる。
ここで、第2噴射口421は第2中央供給管223でで移送される二次燃料の噴射方向が酸素供給ユニット30の酸素供給管303で移送される酸素の噴射方向と交差するようにノズルフランジ部42で傾斜するように貫通形成されることができる。特に、第2噴射口421は、酸素ノズルユニット50に対応して、第1噴射口411と傾斜噴射孔部503とを連結する仮想の線上に配置されることができる。他の表現で、第2噴射口421の貫通方向は傾斜噴射孔部503の貫通方向と交差するようにすることができる。さらに詳しく、第2噴射口421と酸素ノズルユニット50は同じ数量で形成されることができる。そこで、二次燃料と酸素の衝突地点で二次燃料と酸素が反応する追加反応地域R4を形成することができる。また、ノズルフランジ部42の辺縁には、第2中央供給管223との結合のための第2結合部422が含まれることができる。
図示しないが、本発明の第3実施例で、前記酸素貫通部14は、本発明の第2実施例のように、第1酸素貫通部15、及び第2酸素貫通部16を含み、前記酸素供給ユニット30は、本発明の第2実施例のように、第1酸素供給ユニット310、及び第2酸素供給ユニット320を含み、前記酸素ノズルユニット50は、本発明の第2実施例のように、第1酸素ノズルユニット510、及び第2酸素ノズルユニット520を含むことができる。
本発明の第3実施例による酸素燃料燃焼器は制御ユニットをさらに含むことができる。前記制御ユニットは加熱炉の内部温度Tに対応して燃料と酸素の噴射量を調節する。制御ユニットの動作は本発明の第3実施例による酸素と燃料の噴射方法で説明する。
以下では、図15〜図20を参照して本発明の第3実施例による酸素と燃料の噴射方法について説明する。本発明の第3実施例による酸素と燃料の噴射方法は、加熱炉の内部に酸素と燃料を噴射する方法で、図19に示すように、温度測定段階S1と、温度比較段階S2と、第1火炎形成段階S3と、第2火炎形成段階S4とを含む。本発明の第3実施例による酸素と燃料の噴射方法は、本発明の第3実施例による酸素燃料燃焼器を通じて加熱炉の内部に酸素と燃料が噴射される方法で説明する。
本発明の第3実施例で、第1火炎形成段階S3と第2火炎形成段階S4の中の少なくともいずれか一つには、吐出ヘッドユニット10の前方で一次燃料の噴射方向と酸素の噴射方向が交差して一次燃料と酸素が反応する酸素反応地域R2と、吐出ヘッドユニット10と酸素反応地域R2との間で二次燃料の噴射方向と酸素の噴射方向が交差して、二次燃料と酸素が反応する二つ以上の追加反応地域R4の中の少なくともいずれか一つを形成する。二つ以上の追加反応地域R4は互いに重なったり離隔されることができる。
前記温度測定段階S1は加熱炉の内部温度を測定する。温度測定段階S1は多様な形態の温度測定手段(図示しない)を通じて加熱炉の内部温度Tを測定することができる。
前記温度比較段階S2は温度測定段階S1を経て測定される加熱炉の内部温度Tと既定の自動点火温度T0を比較する。温度比較段階S2は多様な形態の制御ユニット(図示しない)を通じて加熱炉の内部温度Tと既定の自動点火温度T0を比較することができる。
前記第1火炎形成段階S3は、温度比較段階S2の比較結果によって加熱炉の内部温度Tが既定の自動点火温度T0よりも小さい場合、酸素に一次燃料と二次燃料の中の少なくともいずれか一つを噴射する。既定の自動点火温度T0は、燃料が液化天然ガスを燃料とする場合、摂氏800度〜摂氏900度であることができる。
第1火炎形成段階S3は反応噴射段階S33を含み、第1燃料噴射段階S31と、第2燃料噴射段階S32の中の少なくともいずれか一つをさらに含む。ここで、第1火炎形成段階S3の順序を限定するのではなく、火炎の形成のために、第1火炎形成段階S3の順序を調整することができる。
第1火炎形成段階S3における反応噴射段階S33は、吐出ヘッドユニット10の中央部に備えられる中央ノズルユニット40から離隔された状態で吐出ヘッドユニット10に備えられる酸素ノズルユニット50を通じて吐出ヘッドユニット10の前方に酸素を噴射する。反応噴射段階S33を通じて吐出ヘッドユニット10の前方で一次燃料の噴射方向と酸素の噴射方向が交差して形成される酸素反応地域R2と二次燃料の噴射方向と酸素の噴射方向が形成される追加反応地域R4の中の少なくともいずれか一つが形成される。ここで、酸素反応地域R2と追加反応地域R4は一部が重なったり互いに離隔されることができる。図示しないが、本発明の第3実施例で、酸素噴射ノズル50が多段に形成される場合、反応噴射段階S33は、本発明の第2実施例のように、第1反応噴射段階と第2反応噴射段階の中の少なくともいずれか一つを含むことができる。
第1反応噴射段階は、吐出ヘッドユニット10の前方で一次燃料の噴射方向と交差して第1酸素反応地域R21を形成するように、中央ノズルユニット40から離隔された状態で吐出ヘッドユニット10に備えられる第1酸素ノズルユニット510を通じて吐出ヘッドユニット10の前方に酸素を噴射する。第2反応噴射段階は、吐出ヘッドユニット10の前方で一次燃料の噴射方向と交差して第2酸素反応地域R22を形成するように、中央ノズルユニット40から離隔された状態で吐出ヘッドユニット10に備えられる第2酸素ノズルユニット520を通じて吐出ヘッドユニット10の前方に酸素を噴射する。
ここで、第1酸素反応地域R21は、吐出ヘッドユニット10の前方で第2酸素反応地域R22より近い部分に形成される。また、第1酸素ノズルユニット510は、第2酸素ノズルユニット520より中央ノズルユニット40に近く形成される。他の表現で、第2酸素ノズルユニット520は第1酸素ノズルユニット510より中央ノズルユニット40から遠く形成される。
第1火炎形成段階S3における第1燃料噴射段階S31は、中央ノズルユニット40を通じて酸素反応地域R2に一次燃料を噴射する。吐出ヘッドユニット10の中央部に備えられる中央ノズルユニット40を通じて吐出ヘッドユニット10の前方に一次燃料を噴射する。第1燃料噴射段階S31を通じて吐出ヘッドユニット10の前方で一次燃料の噴射方向と酸素の噴射方向が交差して一次燃料と酸素が反応し、酸素反応地域R2を形成する。
第1火炎形成段階S3における第2燃料噴射段階S32は、中央ノズルユニット40を通じて追加反応地域R4に二次燃料を噴射する。第2燃料噴射段階S32を通じて、二次燃料の噴射方向と酸素の噴射方向が交差して二次燃料と酸素が反応し、追加反応地域R4を形成する。
そこで、追加反応地域R4では二次燃料と酸素が反応し、未燃焼された酸素が酸素反応地域R2で一次燃料と最終的に反応することにより、点火及び火炎の保持を容易にし、窒素酸化物の排出を減少させることができる。
中央ノズルユニット40で一次燃料と二次燃料がそれぞれ50%ずつ噴射される場合、全体的に反応して、幅が広く、長い火炎を形成することができる。ここで、一次燃料の噴射量が二次燃料の噴射量より多いほど吐出ヘッドユニット10から遠い距離に火炎が形成され、一次燃料の噴射量が二次燃料の噴射量より少ないほど吐出ヘッドユニット10から短い距離に形成されることができる。
前記第2火炎形成段階S4は、温度比較段階S2の結果によって加熱炉の内部温度Tが既定の自動点火温度T0以上である場合、酸素に一次燃料または二次燃料の中の少なくともいずれか一つを噴射する。第2火炎形成段階S4は、燃料調整段階S31−1、及び酸素調節段階S33−1を含む。
第2火炎形成段階S4における燃料調整段階S31−1は、中央ノズルユニット40を通じて酸素反応地域R2に一次燃料を噴射したり、追加反応地域R4に二次燃料を噴射する。第2火炎形成段階S4における酸素調節段階S33−1は、燃料調整段階S31−1で噴射される燃料に応じて酸素反応地域R2と追加反応地域R4の中の少なくともいずれか一つに酸素を噴射する。
図示しないが、本発明の第3実施例で、酸素噴射ノズル50が多段に形成される場合、酸素調節段階S33−1は、本発明の第2実施例のように、第1酸素調節段階と第2酸素調節段階の中の少なくともいずれか一つを含むことができる。
第1酸素調節段階は、吐出ヘッドユニット10の前方で一次燃料の噴射方向と交差して第1酸素反応地域R21を形成するように、中央ノズルユニット40から離隔された状態で吐出ヘッドユニット10に備えられる第1酸素ノズルユニット510を通じて吐出ヘッドユニット10の前方に酸素を噴射する。
第1酸素調節段階は、吐出ヘッドユニット10の前方で一次燃料の噴射方向と交差して第2酸素反応地域R22を形成するように、中央ノズルユニット40から離隔された状態で吐出ヘッドユニット10に備えられる第2酸素ノズルユニット520を通じて吐出ヘッドユニット10の前方に酸素を噴射する。
ここで、第1酸素反応地域R21は吐出ヘッドユニット10の前方で第2酸素反応地域R22より近い部分に形成される。また、第2酸素ノズルユニット520は第1酸素ノズルユニット510より中央ノズルユニット40に近く形成される。
燃料調整段階S31−1及び酸素調節段階S33−1を経ることによって、一次燃料と酸素が交差して一次燃料と酸素が反応する酸素反応地域R2を形成し、二次燃料と酸素が交差して二次燃料と酸素が反応する追加反応地域R4を形成する。
そこで、第2火炎形成段階S4では、酸素反応地域R2と追加反応地域R4の中の少なくともいずれか一つで酸素と燃料が衝突して火炎が発生されるので、排気ガスの流入のためのエントレインメント効果を最大化することができ、火炎内に流入される排気ガスに対して排気ガスの再循環効果を極大化することができる。また、第2火炎形成段階S4では、肉眼で区別しにくい無火炎燃焼反応が行われる。
第1火炎形成段階S3と第2火炎形成段階S4の中の少なくともいずれか一つを通じて酸素ノズルユニット50で酸素が噴射されるとき、一次燃料と酸素との間、二次燃料と酸素との間には加熱炉の内部で発生する高温排気ガスが火炎に流入される。それにより、排気ガスが火炎に流入される部分で再循環地域R3を形成する。このような現象は、排気ガスの再循環効果を表して、窒素酸化物の排出を急激に減少させることができる。特に、本発明の第3実施例では、加熱炉の内部で発生する排気ガスを強制的に循環させたり、別途の循環装置を通じて排気ガスを火炎に流入させたり、酸素と混合する必要がないので、本発明の第3実施例による酸素燃料燃焼器の構造的特徴として排気ガスの再循環効果を奏することができる。
第1火炎形成段階S3と第2火炎形成段階S4の中の少なくともいずれか一つによる酸素と燃料の反応において、酸素ノズルユニット50の数と配置構造は、本発明の第1実施例または第2実施形態と同じ機能と効果を有する。
また、第1火炎形成段階S3と第2火炎形成段階S4の中の少なくともいずれか一つで燃料と酸素が噴射されるとき、中央ノズルユニット40で吐出さヘッドユニット10の前方に噴射される燃料の噴射速度は酸素ノズルユニット50で噴射される酸素の噴射速度の50%以下に制限することができる。このような燃料と酸素の噴射速度の差は、高温の排気ガスが火炎内に流入される量を最大化することができる。また、第1火炎形成段階S3と第2火炎形成段階S4の中の少なくともいずれか一つで燃料と酸素が噴射されるとき、酸素ノズルユニット50で噴射される酸素の噴射速度は100m/s〜400m/sに制限することができる。このような酸素の噴射速度の制限は、高温の排気ガスが火炎内に流入される量を最大化することができる。例え、酸素の噴射速度が制限範囲よりも低くなると、高温の排気ガスの流入量が減少し、窒素酸化物の発生量が増加することができる。また、酸素の噴射速度が制限範囲より低くなると、相対的に燃料の噴射速度が増加することになり、火炎反応が発生しないことがある。また、酸素の噴射速度が制限範囲より高くなると、相対的に燃料の噴射速度が減少し、排気ガスの流入量が増加されて、火炎反応が発生しないことがある。
前述した酸素燃料燃焼器及び酸素と燃料の噴射方法によれば、独特な酸素の噴射構造及び独特な酸素の噴射方法を通じて広い燃焼反応帯を形成するとともに、高温の排気ガスを流入させて再燃焼することができ、断熱火炎温度の低下を通じて窒素酸化物を格段に減少させることができ、加熱炉の内部の材料を実質的に均一に加熱することができる。また、製鉄工程または製鋼工程で用いる加熱炉の大きさを最小化することができ、酸素燃料燃焼器の大きさを減少することができる。また、燃料と酸素の衝突を容易にし、衝突火炎に起因する無火炎燃焼効果を極大化させ、燃焼反応を安定化させることができる。また、酸素と燃料の高速流動を通じて加熱炉の内部の温度が自動点火温度T0以上になるとき、燃料と酸素の衝突を向上させ、無火炎燃焼反応を容易に実現することができる。
また、酸素ノズルユニット50の結合を安定化させ、中央ノズルユニット40で噴射される燃料と酸素ノズルユニット50で噴射される酸素が吐出ヘッドユニット10の前方で安定的に衝突することができ、火炎の発生を安定的に誘導することができる。
また、酸素と燃焼の衝突地点が吐出ヘッドユニット10の前方で離隔されることで、酸素の高温火炎から吐出ヘッドユニット10、中央ノズルユニット40、酸素ノズルユニット50を保護し、高い耐久性を有するようにすることができ、酸素の使用により高い燃料節約効果を有することができる。また、中央ノズルユニット40の構造及び酸素ノズルユニット50の数と配置構造を通じて平面火炎を形成したり、一般火炎を形成しながら、火炎の長さ調節が可能である。また、強制的でなく、別途の装置が必要なしに、火炎内に高温の排気ガスが安定的に流入されるようにし、火炎内に流入される高温の排気ガスの量を調節することができる。また、酸素の多段燃焼を誘導し、点火及び火炎の保持が容易であり、窒素酸化物の排出を減少させることができる。
また、燃料と酸素の噴射速度に対する相関関係を通じて高温排気ガスの流入のためのエントレインメント効果を最大化することができ、火炎の中で排気ガスの再循環効果を極大化させることができる。
前述したように、図面を参照して、本発明の好ましい実施例を説明したが、当該技術分野において熟練された当業者であれば、特許請求範囲に記載された本発明の思想及び領域から逸脱しない範囲内で本発明を多様に修正または変更することができる。
本発明は、酸素を利用して燃料の節約が可能であり、製鉄工程、製鋼工程などで用いる工業用炉内の材料を均一に加熱することができる平面火炎または一般火炎を形成しながら、火炎の長さを調節することができる酸素燃料燃焼器に適用されることができ、酸素と燃料の噴射方法を特徴とする。

Claims (10)

  1. 加熱炉に燃料と酸素が供給されるように前記加熱炉に結合され、燃料と酸素が供給されるように前記加熱炉の内部に露出される吐出ボディと、前記吐出ボディの中央部に貫通形成される中央貫通部と、前記中央貫通部を中心とする仮想の円に対する円周方向に沿って相互離隔された状態で、前記吐出ボディに貫通形成される酸素貫通部と、前記加熱炉との結合のために、前記吐出ボディの外周面に備えられる結合フランジとを含む吐出ヘッドユニットと、
    前記加熱炉に燃料と一次酸素のうち、少なくとも燃料が供給されるように前記中央貫通部に結合される中央供給ユニットと、
    前記加熱炉に二次酸素が供給されるように前記酸素貫通部に結合される酸素供給ユニットと、
    前記中央貫通部で前記加熱炉の内部に露出されるように、前記中央供給ユニットまたは前記中央貫通部に結合され、前記中央供給ユニットで供給される燃料と一次酸素のうち、少なくとも燃料が噴射される中央ノズルユニットと、
    前記酸素貫通部で前記加熱炉の内部に露出されるように前記酸素供給ユニットまたは前記酸素貫通部に結合され、前記酸素供給ユニットで供給される二次酸素が噴射される酸素ノズルユニットと、を含み、
    前記酸素ノズルユニットには、入口から直径が小さくなるように陥没形成される収容コーン部と、
    前記吐出ヘッドユニットの前方で燃料の噴射方向と二次酸素の噴射方向が交差するように前記収容コーン部から出口に向かって傾斜するように貫通形成される傾斜噴射孔部とが含まれる酸素燃料燃焼器。
  2. 前記酸素ノズルユニットには、出口に備えられ、前記傾斜噴射孔部の傾斜方向を指示する傾斜表示部が含まれる請求項1に記載の酸素燃料燃焼器。
  3. 前記傾斜噴射孔部で噴射される酸素の噴射角は2.5度以上30度以下である請求項1に記載の酸素燃料燃焼器。
  4. 前記酸素貫通部は、前記中央貫通部を中心とする第1仮想の円に対する円周方向に沿って相互離隔された状態で貫通形成される第1酸素貫通部と、前記第1仮想の円よりも大きい第2仮想の円に対する円周方向に沿って相互離隔された状態で貫通形成される第2酸素貫通部とを含み、
    前記酸素供給ユニットは、前記第1酸素貫通部に結合される第1酸素供給ユニットと、前記第2酸素貫通部に結合される第2酸素供給ユニットとを含み、
    前記酸素ノズルユニットは、前記第1酸素貫通部で前記加熱炉の内部に露出されるように前記第1酸素供給ユニットまたは前記第1酸素貫通部に結合される第1酸素ノズルユニットと、前記第2酸素貫通部で前記加熱炉の内部に露出されるように前記第2酸素供給ユニットまたは前記第2酸素貫通部に結合される第2酸素ノズルユニットとを含む請求項1に記載の酸素燃料燃焼器。
  5. 火炎内に流入される排気ガスの量は、二次酸素の噴射間隔、二次酸素の噴射角、燃料と二次酸素の衝突地点の中の少なくともいずれか一つによって調整される請求項1に記載の酸素燃料燃焼器。
  6. 前記中央供給ユニットは、前記加熱炉に燃料と一次酸素の中のいずれか一つを供給し、前記加熱炉に供給される燃料と一次酸素の中のいずれか一つが移送される第1中央供給管を含む第1中央供給ユニットと、前記中央貫通部に結合され、前記加熱炉に燃料と一次酸素の中の他の一つを供給し、前記第1中央供給管が挿入された状態で、前記加熱炉に供給される燃料と一次酸素の中の他の一つが移送される第2中央供給管を含む第2中央供給ユニットとを含み、
    前記中央ノズルユニットは、前記第1中央供給管に結合され、第1中央供給管で移送される流体が噴射される第1噴射口が貫通形成される中央ノズル部と、前記中央ノズル部の外周面で突出されて前記第2中央供給管に結合され、前記第2中央供給管で移送される流体が噴射される第2噴射口が貫通形成されるノズルフランジ部とを含む請求項1〜5のいずれか一項に記載の酸素燃料燃焼器。
  7. 前記第2噴射口は、前記第2中央供給管で移送される流体の噴射方向が前記第1中央供給管で移送される流体の噴射方向と交差するように前記ノズルフランジ部に傾斜するように貫通形成される請求項6に記載の酸素燃料燃焼器。
  8. 前記中央供給ユニットは、前記加熱炉に一次燃料を供給し、前記加熱炉に供給される一次燃料が移送される第1中央供給管を含む第1中央供給ユニットと、前記中央貫通部に結合されて、前記加熱炉に二次燃料を供給し、前記第1中央供給管が挿入された状態で、前記加熱炉に供給される二次燃料が移送される第2中央供給管を含む第2中央供給ユニットとを含み、
    前記中央ノズルユニットは、前記第1中央供給管に結合され、前記第1中央供給管で移送される一次燃料が噴射される第1噴射口が貫通形成される中央ノズル部と、前記中央ノズル部の外周面で突出されて、前記第2中央供給管に結合され、第2中央供給管で移送される二次燃料が噴射される第2噴射口が貫通形成されるノズルフランジ部とを含む請求項1〜5のいずれか一項に記載の酸素燃料燃焼器。
  9. 前記第2噴射口は、前記第2中央供給管で移送される二次燃料の噴射方向が前記酸素供給ユニットで供給される酸素の噴射方向と交差するように前記ノズルフランジ部に傾斜するように貫通形成される請求項8に記載の酸素燃料燃焼器。
  10. 前記酸素貫通部は二つ〜四つが円周方向に沿って相互離隔して配置される請求項1〜5のいずれか一項に記載の酸素燃料燃焼器。
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