JP6790155B2 - 通信装置およびその制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は通信装置およびその制御方法に関するものである。
撮像装置のみならず電子機器や情報処理装置は電源オフ状態や節電状態から早急に復帰できることがユーザから望まれている。特許文献1によれば情報処理装置は予めキャッシュに命令をロードしておき、サスペンドからレジュームするときにこの命令を実行することが記載されている。これにより、ROM及びRAMが使用可能になった保証をハードウエアではなく、CPUのキャッシュ上に予めロードしたソフトウエアで行うことが可能となる。
特開平11−272347号公報
近年の撮像装置にはBLE(BluetoothLowEnergy)機能や無線LAN機能といった通信機能が搭載されている。これらの通信機能はCPUなどのマイクロコンピュータやメモリなどからダウンロードしたファームウエアなどの制御プログラムにしたがって、通信部などにより実行される。ここでダウンロードしたファームウエアを揮発性メモリなどに展開して実行する場合、電源オンの度にファームウエアをダウンロードし直す必要がある。ファームウエアのダウンロードには一定の時間を要するため、どのタイミングでダウンロードを行うかが問題となる。
本発明によれば、たとえば、
通信装置であって、
着脱可能なバッテリーを装着する装着手段と、
前記通信装置をオン状態またはオフ状態に設定する設定手段と、
前記装着手段に装着されたバッテリーから前記通信装置の各部への電力の供給を制御する電力制御手段と、
ファームウエアを記憶する第1メモリと、
前記第1メモリと異なる第2メモリを有する通信手段であって、前記第2メモリに記憶された前記ファームウエアを実行することで外部装置と通信する第1通信手段と、を備え、
前記装着手段から前記バッテリーが取り外されて前記バッテリーからの電力供給が停止することによって前記第2メモリから前記ファームウエアが消去された場合、前記装着手段にバッテリーが再度装着されると、前記設定手段でオフ状態に設定されていても、前記電力制御手段が前記バッテリーからの電力供給を制御して、前記第1メモリから前記第2メモリに前記ファームウエアを転送前記第2メモリに記憶された前記ファームウエアを実行して外部装置と通信可能な状態にする、ことを特徴とする通信装置が提供される。
本発明によれば撮像装置などに搭載されている通信機能を適切なタイミングで利用可能にできる。
撮像装置を示すブロック図 BLEチップや通信部の機能を示すブロック図 ファームウエアの転送処理を示すフローチャート 管理情報の更新処理を示すフローチャート 管理情報の確認処理を示すフローチャート
[第1の実施形態]
<撮像装置の機能>
図1は実施形態に係る撮像装置100の構成例を示している。撮像機能106は、レンズ110、撮像素子111、A/D変換器112、画像処理部113など、撮像処理に関与する機能の集合体である。レンズ110は被写体からの光を撮像素子111の撮像面に結像させる光学部品である。レンズ110の種類としては単焦点レンズやズームレンズがある。なお、レンズ110には、結像レンズに加え、オートフォーカスを実現するために光軸方向に移動するレンズや、当該レンズを駆動するモータなどが含まれていてもよい。撮像素子111にはCCD(電荷結合素子)やCMOS(相補型金属酸化膜半導体)センサなどが用いられる。撮像素子111は被写体像を電気信号に変換する。A/D変換器112は撮像素子111から出力されるアナログ信号をデジタル信号に変換し、マイクロコンピュータ103に出力する。マイクロコンピュータ103は各構成要素の制御やデータ処理などを実行する制御ユニットである。画像処理部113は、撮像素子111を通じて取得された被写体像(デジタル信号)に所定の画像処理を適用することでJPEGやBMP形式のファイルを生成する。所定の画像処理としては、たとえば、RAW現像処理やフィルタ効果の付与などがある。
操作部材107はオン/オフの切り替え指示を行うための電源スイッチ171と、撮像系ボタン172などを含む。撮像系ボタン172は、たとえば、シャッターボタンやAF(オートフォーカス)スタートボタンなどである。
揮発性メモリ104は、不揮発性メモリ105へ書き込まれることになっている情報など、マイクロコンピュータ103における制御に必要な情報を一時的に保持する記憶装置である。なお、揮発性メモリ104は、後述するBLEチップ109へのファームウエアのダウンロードを優先的に実行するかどうかを示すフラグ134を記憶していてもよい。
不揮発性メモリ105はマイクロコンピュータ103で実行される制御プログラム131や、撮像装置100の電源スイッチ171がオフにされている間も保持されるべき情報を保持する。たとえば、不揮発性メモリ105は、後述するBLEチップ109で実行されるファームウエア132などの制御プログラムや、フラグ134のオン/オフを決定するために必要となる管理情報133などを記憶している。
通信部108は外部の電子機器と通信するユニットである。たとえば、通信部108はBluetooth(登録商標)、無線LAN、ZigBeeなどの無線通信機能などである。通信部108が有するBluetooth(登録商標)の機能は、BLEとは互換性のないバージョンの通信規格に準拠した機能である。BLEチップ109はBluetoothLowEnergyに準拠した通信チップである。BLEチップ109の詳細については後述する。
バッテリー114は撮像装置100から着脱可能な電源である。バッテリー114は電源スイッチ171がオフであっても、マイクロコンピュータ103、揮発性メモリ104、不揮発性メモリ105、検知回路115およびBLEチップ109などに電力を供給することが可能である。
バッテリー114が装着された状態で電源スイッチ171がオンに切り替えられると、バッテリー114は撮像機能106にも電源スイッチ171を通じて電力を供給する。検知回路115はバッテリー114が撮像装置100のバッテリーホルダーに装着されているかどうかを検知する回路である。
なお、バッテリー114が装着された際には、電力を供給されたマイクロコンピュータ103が電源スイッチ171の状態を確認し、オンであればそのまま起動処理を行う。一方電源スイッチ171がオフであればマイクロコンピュータ103は電源オフ処理を行う。つまり電源スイッチ171がオフの状態でバッテリー114が装着された場合には、一旦電源から電力供給が行われ、その後電源オフ処理が行われる。この一連の処理はユーザが認識できるような処理である必要はない。ユーザからは電源スイッチ171がオフの状態でバッテリー114が装着されても、電源がオンされないように見えるように撮像装置100が動作してもよい。
<BLEチップの概要>
ここでBLEチップ109について詳細に説明する。BLEチップ109は、電源を投入されると、マイクロコンピュータ103との初期化のためのハンドシェイクを実行し、ファームウエア132をマイクロコンピュータ103からダウンロードする。BLEチップ109は、マイクロコンピュータ103からダウンロードしたファームウエア132を実行することで、BLE通信を実行可能となる。つまり、BLEチップ109は、マイクロコンピュータ103からファームウエア132をダウンロードするまでは、BLE通信を実行することができない。
撮像装置100は、BLEチップ109を用いて相手機器と通信し、パスコードの入力等を行うことで相手機器を通信相手として認識し、不揮発性メモリ105の所定領域に登録する(ペアリング処理)。そして一度ペアリング処理を行った相手とは、所定の認証手続きを行うことにより通信を確立することが可能である。
なお、本実施形態におけるBLEチップ109は、操作部材107における電源スイッチ171がオフであっても、バッテリー114から電力が供給されている状態であれば、通信を維持できるものとする。つまり、バッテリー114から電力が供給されている状態であれば、BLEチップ109は、相手機器と通信可能な状態を維持することができる。
また、通信部108とBLEチップ109はそれぞれ独立して相手機器と通信可能である。BLEチップ109はマイクロコンピュータ103からのハンドオーバ指示にしたがって、BLEチップ109から通信部108へ通信をハンドオーバすることも可能である。たとえば、撮像装置100と相手機器とがBLEチップ109を介して通信セッションを開始し、その後、この通信セッションを通信部108へハンドオーバしてもよい。たとえば、RAW形式の画像データはJPEG形式の画像データと比較してデータサイズが大きい。したがって、高速で大容量の通信が可能な通信部108が画像データの転送に向いている。よって、BLEチップ109を介して通信が開始され、その後、この通信が通信部108へハンドオーバされ、画像データの転送に利用されてもよい。
<BLEチップの機能>
図2はBLEチップ109の機能を示す図である。BLEチップ109のIF部201はマイクロコンピュータ103との通信を実行する通信回路である。IF部201は、バッテリー114から電力を供給されて起動すると、マイクロコンピュータ103とハンドシェイクを実行し、ハンドシェイクが完了するとマイクロコンピュータ103からファームウエア132をダウンロードして保持部202に記憶させる。
保持部202は揮発性のメモリを有しおり、ファームウエア132などを保持している。バッテリー114が撮像装置100から取り外されると、保持部202は電源を失い、ファームウエア132が消えてしまう。したがって、バッテリー114が撮像装置100に装着されるたびにファームウエア132はマイクロコンピュータ103から保持部202へダウンロードされる必要がある。
なお、ファームウエア132のダウンロードが完了するまではユーザはBLE機能を利用することができない。よって、BLE機能を利用するユーザにとっては速やかにファームウエア132のダウンロードが完了し、BLE機能を利用できるようになることが要求されよう。例えば、BLE機能を有するBLEリモコンや、スマートフォンなどの外部装置により、撮像装置100の撮像機能106を制御することが想定される。このような場合、シャッターチャンスにユーザがBLEリモコンを操作し、撮像装置100の電源をオンにすることが考えられる。この場合、シャッターチャンスを逃さないためには、可能な限り速やかにBLEチップ109がBLEリモコンと通信可能となっている必要があると思われる。
実行部203はファームウエア132を実行することで外部機器とのBLE通信を制御するプロセッサである。RF部204はBLE通信を実行するための無線回路である。
なお、通信部108もBLEチップ109と同様の機能を有していてもよい。つまり、図2は通信部108の機能も示している。
このように、BLEチップ109はバッテリー114から電力を供給されていない期間にファームウエア132が消失し、バッテリー114から電力を供給されている期間にファームウエア132を保持可能な通信手段の一例である。
なお、本実施形態であるBLEチップは、種々の構成を採用することが可能であり、BLEを利用可能な無線通信部(無線通信モジュール)として動作すればよい。例えばチップ内にアンテナが内蔵されてもよいし、チップと別体のアンテナを用意し、全体として無線通信部が形成されてもよい。また、BLEチップは不揮発性メモリを有し、ファームウエア132の他に独自の制御プログラムなどを保持していてもよい。また、BLEチップはその内部に無線LAN通信部などの他の通信部も有するコンボチップであってもよい。
<ファームウエアの転送処理>
以下では図3ないし図5を参照して実施例が説明される。図3はマイクロコンピュータ103が実行するファームウエアの転送処理を示している。
S301で撮像装置100にバッテリー114が装着された場合に本処理は開始される。
撮像装置100にバッテリー114が装着されると、マイクロコンピュータ103はバッテリー114から電力を供給されて起動する。なお、マイクロコンピュータ103とバッテリー114とは電源スイッチ171を介して接続されていない。そのため、電源スイッチ171がオンかオフかには依存せずに、マイクロコンピュータ103はバッテリー114から電力を供給される。検知回路115はバッテリー114がバッテリーホルダーに装着されると、バッテリー114によって押圧されて接点をオン/オフするメカニカルスイッチを有している。したがって、検知回路115はメカニカルスイッチのオン/オフを示す検知信号をマイクロコンピュータ103に出力する。マイクロコンピュータ103は検知信号に基づきバッテリー114の装着と未装着とを判定する。なお、このようなメカニカルスイッチは電源検知スイッチと呼ばれてもよい。バッテリー114が装着されたことを検知すると、処理はS302に進む。
S302でマイクロコンピュータ103は管理情報133の確認処理を実行する。確認処理の詳細については後述する。
S303でマイクロコンピュータ103は電源スイッチ171がオフに切り替えられているかどうかを判定する。電源スイッチ171はオンに切り替えられると検知信号のレベルをハイに設定し、オフに切り替えられると検知信号のレベルをローに設定する。この検知信号を生成する生成回路は検知回路115の一部であってもよい。マイクロコンピュータ103は電源スイッチ171が出力する検知信号のレベルに基づいて電源スイッチ171がオフに切り替えられているかどうかを判定する。電源スイッチ171がオフに切り替えられていると判定すると、処理はS304に進む。電源スイッチ171がオンに切り替えられていると判定すると、処理はS307に進む。
S304でマイクロコンピュータ103は管理情報133に基づくフラグ134がオンになっているかどうかを判定する。ここでフラグ134のオンはファームウエアを優先的に転送すべきことを意味している。フラグ134のオフはファームウエアを優先的に転送すべきでないことを意味している。したがって、マイクロコンピュータ103はフラグ134に基づき、ファームウエアを優先的に転送すべきかどうかを判定している。フラグ134がオフであれば、ファームウエア132の転送を優先的に実行する必要はないため、マイクロコンピュータ103は、S305をスキップしてS306に進む。一方、フラグ134がオンであれば、ファームウエア132の転送を優先的に実行する必要があるため、処理は、S305に進む。
S305でマイクロコンピュータ103はBLEチップ109へファームウエア132を転送する。
S306でマイクロコンピュータ103は電源スイッチ171がオフに切り替えられているかどうかを再び判定する。電源スイッチ171がオフに切り替えられていると判定すると、マイクロコンピュータ103は図3に示すフローチャートに係る処理を終了する。なお、電源スイッチ171がオフに切り替えられていると判定すると、処理はS306に戻り、電源スイッチ171の状態を監視し続けてもよい。一方、電源スイッチ171がオンに切り替えられていると判定すると、処理はS310に進む。
一方、S303で電源スイッチ171がオンに切り替えられていると判定すると、処理はS307に進む。S307でマイクロコンピュータ103は撮像系ボタン172がオフかどうかを判定する。なお、撮像系ボタン172がオフであることは、ファームウエアの優先転送を実行するための一つの条件とされてもよい。撮像系ボタン172がオフである(ユーザにより操作されていない)と判定すると、処理はS308に進む。撮像系ボタン172がオンである(ユーザにより操作されている)と判定すると、処理はS308、S309をスキップしてS310に進む。このようにマイクロコンピュータ103は撮像系ボタン172がオフかどうかに基づき、ファームウエアの転送を優先すべきかを判定している。撮像系ボタン172がオンであるということは、ユーザが撮像装置100を直接操作して撮像を行いたいと推測されるため、後述する撮像系モジュールの初期化が優先される。
S308でマイクロコンピュータ103はフラグ134がオンになっているかどうかを判定する。フラグ134がオフであれば、ファームウエア132の転送を優先的に実行する必要はないため、処理はS309をスキップしてS310に進む。フラグ134がオンであれば、ファームウエア132の転送を優先的に実行する必要があるため、処理はS309に進む。
S309でマイクロコンピュータ103はファームウエア132をBLEチップ109に転送する。
S310でマイクロコンピュータ103は撮像系モジュールの初期化処理を実行する。撮像系モジュールとは、撮像機能106を制御するプログラムモジュールや撮像機能106などのハードウエアである。初期化処理によって、撮像系モジュールが使用する変数等が初期化される。
S311でマイクロコンピュータ103はファームウエア132の転送が完了しているかどうかを判定する。ここでは転送完了フラグが用いられてもよい。マイクロコンピュータ103はS305やS309でファームウエア132の転送を実行すると、転送完了フラグをオフからオンに切り替える。転送完了フラグも揮発性メモリ104に保持される。したがって、マイクロコンピュータ103は転送完了フラグがオンかオフかに基づきファームウエア132の転送が完了したかどうかを判定する。ファームウエア132の転送が完了していれば、処理はS312をスキップしてS313に進む。一方、ファームウエア132の転送が完了していなければ、処理はS312に進む。
S312でマイクロコンピュータ103はファームウエア132をBLEチップ109に転送する。これによりBLEチップ109はBLE規格に準拠した通信を実行可能となる。
S313でマイクロコンピュータ103は通信部108に無線LAN用のファームウエアを転送する。これにより通信部108は無線LAN規格に準拠した通信を実行可能となる。通信部108用のファームウエアも不揮発性メモリ105に保持されている。なお、通信部108へのファームウエアの転送は必ずしもこのタイミングで実行される必要はない。通信部108へのファームウエアの転送はBLEチップ109へのファームウエア132の転送が完了した後であれば任意のタイミングで実行可能である。撮像装置100と外部機器との通信では、まずBLEチップ109を介して通信セッションが確立され、通信部108に通信セッションがハンドオーバされる。したがって、BLEチップ109が通信部108よりも先に通信可能状態へ移行する必要がある。
<管理情報の更新処理>
次に図4を参照して管理情報133の更新処理が説明される。管理情報133とはユーザがどの程度BLE機能を利用していたかを管理するための情報である。具体的には、管理情報133は、バッテリー114が装着されてから、取り外されるまでのBLE機能の利用状況を示す情報である。たとえば、管理情報133には、BLE機能を利用するか否かを示す設定情報(利用情報)、撮像装置100が外部機器とペアリング済みかどうかを示す状態情報、BLEの利用頻度を示す頻度情報、BLEの用途を示す用途情報などが含まれうる。これらは例示にすぎず、これらのすべてが必須となるわけではないし、BLE機能の利用状況を示す他の情報が使用されてもよい。撮像装置100が動作している(電源スイッチ171がオン)間は、揮発性メモリ104が管理情報133を保持する。定期的または所定の条件が満たされたときにマイクロコンピュータ103は揮発性メモリ104に保持されている管理情報133を不揮発性メモリ105へ保存する。
S401でマイクロコンピュータ103は電源スイッチ171がオンであるかを判定する。上述したようにこの判定は電源スイッチ171から出力される検知信号に基づいて実行される。電源スイッチ171がオンでなければ(つまり、電源スイッチ171がオフならば)、処理はS412に進む。電源スイッチ171がオンならば、処理はS402に進む。S402でマイクロコンピュータ103はBLE設定が「使う」であるか否かを判定する。ユーザは操作部材107を操作することで設定メニューを表示装置に表示させて、BLE設定を「使う」または「使わない」に設定することができる。BLE設定が「使う」であると判定すると、処理はS403に進む。BLE設定が「使う」でない(つまり、「使わない」である)と判定すると、処理はS401に戻る。
S403でマイクロコンピュータ103はBLE機能が使用されることを示すように管理情報133を更新する。BLE機能が使用されるか否かを示す設定情報は管理情報133の一部である。
S404でマイクロコンピュータ103は電源スイッチ171であるかを判定する。電源スイッチ171がオンでない(つまり、電源スイッチ171がオフである)場合、処理はS412に進む。電源スイッチ171がオンのままであれば、処理はS405に進む。
S405でマイクロコンピュータ103は撮像装置100が外部機器とペアリング済みかどうかを判定する。たとえば、マイクロコンピュータ103は不揮発性メモリ105を参照し、撮像装置100が外部機器とペアリング済みかどうかを判定する。なお、BLEチップ109でペアリング情報を管理し、マイクロコンピュータ103がBLEチップ109からペアリング情報を取得してもよい。BLEチップ109が外部機器とペアリング済みでなければ、マイクロコンピュータ103はS404に戻る。一方、撮像装置100が外部機器とペアリング済みであれば、処理はS406に進む。
S406でマイクロコンピュータ103は撮像装置100がペアリング済みであることを示すように管理情報133を更新する。撮像装置100がペアリング済みであることを示す状態情報は管理情報133の一部である。
S407でマイクロコンピュータ103は電源スイッチ171がオンであるかどうかを判定する。電源スイッチ171がオンであれば(つまり、電源スイッチ171がオフであれば)、処理はS412に進む。電源スイッチ171がオンのままであれば、処理はS408に進む。
S408でマイクロコンピュータ103はBLEチップ109によるBLE通信が開始されたかどうかを判定する。マイクロコンピュータ103はBLE通信が開始されたかどうかを示す状態情報をBLEチップ109から取得することで、BLE通信が開始されたかどうかを判定する。BLE通信が開始されていなければ、処理はS407に戻る。BLE通信が開始されていれば、処理はS409に進む。
S409でマイクロコンピュータ103はBLE利用頻度を1つインクリメントすることで、管理情報133に含まれている頻度情報を更新する。
S410でマイクロコンピュータ103はBLE通信の用途がリモコンかどうかを判定する。たとえば、マイクロコンピュータ103はBLE通信により転送されるデータがリモコンの制御コマンドかどうかに基づき用途を判定してもよい。BLE通信の用途としては、画像閲覧・画像編集・画像削除・トリミング・レーティング・時刻/エリア設定などがある。リモコン操作としては、静止画の撮像指示・ライブビューに関連した操作・動画記録に関連した操作などがある。つまり、外部機器であるリモコンからBLEチップ109が制御コマンドを受信すると、マイクロコンピュータ103は受信した制御コマンドを実行する。マイクロコンピュータ103は制御コマンドの内容から用途がリモコンかどうかを判定する。用途がリモコンでなければ、処理はS407に戻る。一方、用途がリモコンであれば、処理はS411に進む。
S411でマイクロコンピュータ103は用途がリモコンであることを示すように管理情報133に含まれている用途情報を更新する。その後、処理はS407に戻る。
なお、S401、S404、S407のいずれかで電源スイッチ171がオフに切り替えられるとS412に進み、マイクロコンピュータ103は速やかに管理情報133を揮発性メモリ104から不揮発性メモリ105へ退避する。
<管理情報の確認処理>
次に図5を参照して管理情報133の確認処理が説明される。この確認処理は、上述したS302に相当する処理である。マイクロコンピュータ103は管理情報133に基づきBLEチップ109へのファームウエア132の転送を優先的に実行すべきかどうかを判定し、判定結果をフラグ134に反映させる。
S501でマイクロコンピュータ103は不揮発性メモリ105から管理情報133を取得する。
S502でマイクロコンピュータ103は管理情報133に含まれている頻度情報に基づき、BLE利用頻度が所定の閾値以上であるかどうかを判定する。閾値は、予め撮像装置100の出荷時に設定される値である。BLE利用頻度が所定の閾値以上であれば、ユーザはBLEチップ109をよく利用していると推測され、処理はS507に進む。
S507でマイクロコンピュータ103はフラグ134をオンに設定する。一方で、BLE利用頻度が所定の閾値未満であれば、ユーザはBLEチップ109をあまり利用していないと推測され、処理はS503に進む。
S503でマイクロコンピュータ103は管理情報133に含まれている用途情報に基づきBLEチップ109の用途がリモコンかどうかを判定する。用途がリモコンであれば、処理はS507に進む。一方、用途がリモコンでなければ、処理はS504に進む。
S504でマイクロコンピュータ103は管理情報133に含まれている設定情報に基づきBLEチップ109が「使う」に設定されているかどうかを判定する。BLEチップ109が「使う」に設定されていれば、処理はS507に進む。BLEチップ109が「使う」に設定されていなければ、処理はS506に進む。S506でマイクロコンピュータ103はフラグ134をオフに設定する。
<まとめ>
撮像素子111などを含む撮像機能106は被写体を撮像する撮像手段の一例である。BLEチップ109は外部機器と通信する第一通信手段の一例である。不揮発性メモリ105の一部の記憶領域はBLEチップ109に転送されて実行される第一ファームウエア(例:ファームウエア132)を記憶した第一記憶手段の一例である。不揮発性メモリ105や揮発性メモリ104はBLEチップ109に対するファームウエア132の転送を優先的に実行するかどうかを判定するための管理情報(例:フラグ134、管理情報133)を記憶する第二記憶手段の一例である。マイクロコンピュータ103は電源(例:バッテリー114)から供給される電力により動作する制御手段の一例である。図3を用いて説明したように、管理情報133やフラグ134がBLEチップ109に対するファームウエア132の転送を優先的に実行することを示していることがある。この場合、マイクロコンピュータ103は、S307で撮像機能106へのバッテリー114からの電力の供給が指示(開始)される前に、ファームウエア132の転送を実行する。一方、管理情報133やフラグ134がBLEチップ109に対するファームウエア132の転送を優先的に実行することを示していないことがある。この場合、マイクロコンピュータ103は、バッテリーから撮像機能106への電力の供給が指示(開始)された後に、S309やS312でファームウエア132の転送を実行する。換言すれば、マイクロコンピュータ103は所定期間にファームウエア132をBLEチップ109に転送する転送手段として機能する。所定期間とは、たとえば、バッテリー114が装着されてから電源スイッチ171を通じてバッテリー114から撮像機能106へ電力が供給されるまでの期間である。このように本実施例によれば撮像装置100などに搭載されている通信機能を利用できるまでに必要となる時間が短縮される。
S502に関して説明したように、管理情報133は、BLEチップ109の利用頻度を示す利用頻度情報を含んでいてもよい。マイクロコンピュータ103は、利用頻度情報が示す利用頻度が閾値以上であれば、ファームウエア132の転送を優先的に実行すると判定する判定手段として機能する。また、マイクロコンピュータ103は利用頻度が閾値以上でなければ、ファームウエア132の転送を優先的に実行しないと判定してもよい。このようにユーザがBLE機能を多く利用している場合にファームウエア132の転送が優先的に実行されるため、ユーザの待ち時間が短縮されるようになろう。
S503に関して説明したように、管理情報133は、BLEチップ109の用途を示す用途情報を含んでもよい。マイクロコンピュータ103は、用途情報が示すBLEチップ109の用途がリモコンであれば、ファームウエア132の転送を優先的に実行すると判定してもよい。また、マイクロコンピュータ103は、BLEチップ109の用途がリモコンでなければ、ファームウエア132の転送を優先的に実行しないと判定してもよい。このようにユーザがBLEリモコンを利用している場合にファームウエア132の転送が優先的に実行されるため、ユーザの待ち時間が短縮されるようになろう。
S504に関して説明したように、管理情報133は、撮像装置100が他の通信機器とペアリングされているペアリング状態かどうかを示す状態情報を含んでいてもよい。マイクロコンピュータ103は、撮像装置100がペアリング状態にあることを状態情報が示していれば、ファームウエア132の転送を優先的に実行すると判定してもよい。マイクロコンピュータ103は、撮像装置100がペアリング状態にないことを状態情報が示していれば、ファームウエア132の転送を優先的に実行しないと判定してもよい。このように撮像装置100がペアリング状態にあればBLEチップ109はペアリングした相手と通信を試みるため、ファームウエア132の転送が優先的に実行されるべきであろう。これによりユーザの待ち時間が短縮されるようになろう。
S505に関して説明したように、管理情報133は、BLEチップ109をユーザが利用するかどうかを示す設定情報(利用情報)を含んでいてもよい。マイクロコンピュータ103は、BLEチップ109がユーザに利用される状態にあることを利用情報が示していれば、ファームウエア132の転送を優先的に実行すると判定してもよい。マイクロコンピュータ103は、BLEチップ109がユーザに利用される状態にないことを利用情報が示していれば、ファームウエア132の転送を優先的に実行しないと判定してもよい。このようにBLE機能を有効化している場合はファームウエア132の転送が優先的に実行されるべきであろう。これによりユーザの待ち時間が短縮されるようになろう。
電源スイッチ171は、電源から供給される電力を撮像機能106に供給するか否かを切り替える切替手段の一例である。撮像機能106に電力を供給しないように電源スイッチ171が切り替えられていても、管理情報133がBLEチップ109に対するファームウエア132の転送を優先的に実行することを示していることある。このような場合に、マイクロコンピュータ103は、BLEチップ109に対するファームウエア132の転送を優先的に実行してもよい。このように電源スイッチ171が切り替えられる前に、ファームウエア132の転送を優先的に実行することで、ユーザの待ち時間が短縮されるようになろう。
撮像装置100の電源は、たとえば、着脱可能なバッテリー114である。ただし、撮像装置100の電源としてはACアダプターも使用可能であってもよい。マイクロコンピュータ103は、いくつかの条件が満たされると、S310でBLEチップ109に対するファームウエア132の転送よりも優先して撮像機能106の初期化処理を実行しうる。このような条件の一つは、管理情報133がファームウエア132の転送を優先的に実行することを示していることである。他の条件は、バッテリー114が撮像装置100に装着されてマイクロコンピュータ103が起動したときに、撮像機能106に電力を供給するように電源スイッチ171が切り替えられていることである。さらに、他の条件は、撮像機能106の動作を指示する動作指示が入力されることである。さらに、マイクロコンピュータ103は、撮像機能106の初期化処理が完了すると、S312でBLEチップ109に対するファームウエア132の転送を実行してもよい。このようにファームウエア132の転送よりも撮像処理を優先することで、ユーザはシャッターチャンスを逃しにくくなろう。マイクロコンピュータ103は次の条件が満たされたときに撮像機能106の初期化処理よりも優先してファームウエア132の転送を実行し、ファームウエア132の転送が完了すると、撮像機能106の初期化処理を実行してもよい。この条件の一つは、管理情報133がファームウエア132の転送を優先的に実行することを示していることである。条件の一つは、バッテリー114が撮像装置に装着されて起動したときに、撮像機能106に電力を供給するように電源スイッチ171が切り替えられていることである。また、条件の一つは、撮像機能106の動作を指示する動作指示が入力されていないことである。
S313に関して説明したように、通信部108は外部機器と通信する第二通信手段の一例である。不揮発性メモリ105は、通信部108に転送されて実行される第二ファームウエアを記憶した第三記憶手段の一例である。マイクロコンピュータ103は、BLEチップ109に対するファームウエア132の転送が完了してから、通信部108に対する第二ファームウエアの転送を実行してもよい。BLEチップ109から通信部108へ通信セッションがハンドオーバされるケースでは、通信部108よりも先にBLEチップ109が動作する必要がある。したがって、BLEチップ109に対するファームウエア132の転送は、通信部108に対する第二ファームウエアの転送よりも優先される。なお、通信部108は無線LAN規格に準拠して通信を実行する無線LANチップであってもよいが、他の通信規格に準拠して通信する通信チップであってもよい。通信部108に第二ファームウエアを転送するタイミングは、電源スイッチ171がオンに切り替えられたタイミングからそれより遅いタイミングであってもよい。また、マイクロコンピュータ103はBLEチップ109に対するファームウエア132の転送と並行して、通信部108に第二ファームウエアを転送してもよい。
なお、本実施例では撮像装置100に関して説明したが、本実施例ではパーソナルコンピュータ、スマートフォン等の携帯電話に代表されるハンドヘルドデバイスや、いわゆるタブレットデバイスなどの情報処理装置に適用されてもよい。
上記の実施例では管理情報133に基づきフラグ134のオン(優先)/オフ(非優先)が決定された。しかし、マイクロコンピュータ103はフラグ134を用いずに管理情報133から直接的に優先/非優先を決定してもよい。
[第2の実施形態]
第1の実施形態は、撮像装置100の電源スイッチがオフ状態からオン状態に切り替えられたときに、ユーザの待ち時間を短縮することを主たる目的としていた。この他、以下に示す実施形態においても、バッテリー114の装着時にファームウエア132をダウンロードする利点がある。
本実施形態における撮像装置100は、ユーザが電源スイッチ171をオンからオフに切り替えた場合であってもBLEチップ109への電源供給を維持する。その結果、BLEチップ109はファームウエア132を保持部202に保持し続けることになる。電源供給を受けたBLEチップ109は、電源スイッチ171がオフであっても周辺デバイスのサーチを継続し、発見した通信相手となる周辺デバイスとBLE通信を確立する。BLEチップ109の消費電力は撮像装置100全体を動作させる電力に比べて小さい。本実施形態の撮像装置100は電源スイッチ171がオフの状態ではBLEチップ109に関与する部分にのみ電力を供給することにより、消費電力を抑制しつつ、BLEでの通信可能な状態を常に維持することが可能となる。
このような撮像装置100のユーザは、撮像装置100の使用を終えて電源スイッチ171をオフにしても、BLEでの通信はバックグラウンドで常時行われてもよい。
しかし、電源スイッチ171がオフの状態で例えばユーザがバッテリー114を交換すると、バッテリー114が抜かれたタイミングでファームウエア132が消えてしまう。したがって再度バッテリー114を装着しても、ファームウエア132がダウンロードされない限り、BLEチップ109による周辺デバイスのサーチは行われず、結果として通信相手との再接続は行われない。
つまり従来の技術では、電源スイッチ171がオフの状態で例えばユーザがバッテリー114を交換すると、その後はBLEチップ109は通信を行わない。しかしながらユーザはその事態を認識することができず、バッテリー交換後もBLEでの通信が再開されていると思ってしまうおそれがある。そこで本実施形態では第1の実施形態と同様、バッテリー装着時にファームウエア132をBLEチップ109にダウンロードする。このようにすることで、バッテリー交換後もBLEでの通信を行うことが可能となる。
なお、本実施形態は第1の実施形態の管理情報を必ずしも用いなくてもよい。例えばバッテリー114の装着時には、常にファームウエア132がBLEチップ109にダウンロードされてもよい。また、一部管理情報と重複するが、下記の情報が用いられてもよい。例えば撮像装置100の設定にBLE機能のオン/オフの項目を用意し、BLE機能がオンに設定されている場合にダウンロードが実行されてもよい。また、例えば撮像装置100の設定に、電源オフ状態でのBLE通信の有効/無効の項目を用意し、当該項目が有効に設定されている場合にダウンロードが実行されてもよい。また、例えば撮像装置100とペアリング済みのデバイスが存在する場合にダウンロードが実行されてもよい。
このように、第2の実施形態では通信装置の一例として撮像装置100が説明された。電源スイッチ171は通信装置のオン/オフを設定する設定手段の一例である。マイクロコンピュータ103は取り外し可能な電源から撮像装置100の各部への電力の供給を制御する電力制御手段の一例である。不揮発性メモリ105はファームウエアを記憶する記憶手段の一例である。BLEチップ109はファームウエアを記憶するためのメモリを有し、メモリに保持されたファームウエアを実行することで外部装置と通信する通信手段の一例である。また、マイクロコンピュータ103は記憶手段に記憶されたファームウエアを通信手段に転送する転送手段として機能する。撮像装置100に電源が取り付けられると、撮像装置100がオン/オフのいずれに設定されていても、電源から通信手段と転送手段に電力が供給される。電源スイッチ171がオフであっても、転送手段は不揮発性メモリ105に記憶されているファームウエアをBLEチップ109のメモリに転送する。撮像装置100に電源が取り付けられ、電源からBLEチップへ電力が供給され、かつ、ファームウエアがBLEチップ109のメモリに保持されていることは遷移条件である。遷移条件が満たされると、撮像装置100がオン/オフのいずれに設定されていても、BLEチップ109はメモリに保持されているファームウエアを実行することで外部機器と通信可能な状態に遷移する。
[他の実施形態]
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更、組み合わせが可能である。また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウエア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
100:撮像装置、103:マイクロコンピュータ、104:揮発性メモリ、105:不揮発性メモリ、106:撮像機能、171:電源スイッチ、108:通信部、109:BLEチップ

Claims (11)

  1. 通信装置であって、
    着脱可能なバッテリーを装着する装着手段と、
    前記通信装置をオン状態またはオフ状態に設定する設定手段と、
    前記装着手段に装着されたバッテリーから前記通信装置の各部への電力の供給を制御する電力制御手段と、
    ファームウエアを記憶する第1メモリと、
    前記第1メモリと異なる第2メモリを有する通信手段であって、前記第2メモリに記憶された前記ファームウエアを実行することで外部装置と通信する第1通信手段と、を備え、
    前記装着手段から前記バッテリーが取り外されて前記バッテリーからの電力供給が停止することによって前記第2メモリから前記ファームウエアが消去された場合、前記装着手段にバッテリーが再度装着されると、前記設定手段でオフ状態に設定されていても、前記電力制御手段が前記バッテリーからの電力供給を制御して、前記第1メモリから前記第2メモリに前記ファームウエアを転送前記第2メモリに記憶された前記ファームウエアを実行して外部装置と通信可能な状態にする、ことを特徴とする通信装置。
  2. 前記装着手段にバッテリーが再度装着されると、前記通信装置の設定に応じて、前記ファームウエアの転送をその他の処理に優先して実行させるかを制御する、ことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記第1メモリは不揮発性メモリである、ことを特徴とする請求項1または2に記載の通信装置。
  4. 前記第2メモリは揮発性メモリである、ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の通信装置。
  5. 前記第1通信手段は、前記第2メモリを含む無線通信チップである、ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の通信装置。
  6. 前記第1通信手段は、Bluetooth Low Energyに基づく通信を実行する、ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の通信装置。
  7. 前記第1通信手段とは異なる第2通信手段をさらに備える、ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の通信装置。
  8. 前記第2通信手段は、無線LANに基づく通信を実行する、ことを特徴とする請求項7に記載の通信装置。
  9. 前記第2通信手段は、前記設定手段でオフ状態に設定されている場合、前記外部装置と通信できないことを特徴とする請求項7または8に記載の通信装置。
  10. 前記設定手段でオフ状態に設定されている間、前記第1通信手段は前記第2メモリに記憶された前記ファームウエアを実行することで外部装置と通信し、前記第2通信手段に通信をハンドオーバするための処理を実行する、ことを特徴とする請求項7乃至9のいずれか1項に記載の通信装置。
  11. 通信装置の制御方法であって、
    前記通信装置は、
    着脱可能なバッテリーを装着する装着手段と、
    前記通信装置をオン状態またはオフ状態に設定する設定手段と、
    前記装着手段に装着されたバッテリーから前記通信装置の各部への電力の供給を制御する電力制御手段と、
    ファームウエアを記憶する第1メモリと、
    前記第1メモリと異なる第2メモリを有する通信手段であって、前記第2メモリに記憶された前記ファームウエアを実行することで外部装置と通信する第1通信手段と、を備え、
    前記装着手段から前記バッテリーが取り外されて前記バッテリーからの電力供給が停止することによって前記第2メモリから前記ファームウエアが消去された場合、前記装着手段にバッテリーが再度装着されると、前記設定手段でオフ状態に設定されていても、前記電力制御手段が前記バッテリーからの電力供給を制御して、前記第1メモリから前記第2メモリに前記ファームウエアを転送す前記第2メモリに記憶された前記ファームウエアを実行して外部装置と通信可能な状態にする、ことを特徴とする通信装置の制御方法。
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