JP6788712B1 - 電動アクチュエータ及び該電動アクチュエータを用いた吸気制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電動アクチュエータを用いた吸気制御装置において、カプラの延在方向と直交する幅方向に小型化を図る。【解決手段】吸気制御装置10のスロットルボディ12には、センサユニット32及びソレノイドユニット34が装着されている。センサユニット32における第1カプラ68の延在方向と、ソレノイドユニット34における第2カプラ94の延在方向とは略平行であり、且つ、側面視において、センサユニット32とソレノイドユニット34とは重なり合うように配置されている。ソレノイドユニット34の最も上側となる輪郭を通る上側ソレノイド輪郭直線L5と下側ソレノイド輪郭直線L3との間に、ソレノイドユニット34をスロットルボディ12に固定するための第1及び第2取付部90、92の第1及び第2締結孔98、100が配置されている。【選択図】図3

Description

本発明は、内燃機関へ供給される吸気量を制御するための電動アクチュエータ及び該電動アクチュエータを用いた吸気制御装置に関する。
従来から、車両に搭載される内燃機関に対して供給される空気の流量(吸気量)を制御する吸気制御装置が用いられている。例えば、特許文献1に開示される吸気制御装置では、回転位置検出部、吸気圧検出部、吸気温度検出部等の検出装置部とスロットルボディの全閉時においてバイパス通路を開閉するためのバイパスコントロールバルブとが、空気の流通する空気通路部の延在方向と直交するスロットルボディの側部に対してそれぞれ装着されている。
この検出装置部はスロットルボディの側部に沿うように延出した第1カプラを有し、外部からの電気の入力や検出された検出信号の出力が前記第1カプラを介して行われる。また、バイパスコントロールバルブも同様に、スロットルボディの側部に沿うように延出した第2カプラを有し、外部からの電気の入力が前記第2カプラを介して行われる。
そして、上述した吸気制御装置では、第1カプラの延出方向と第2カプラの延出方向とが交わるように配置し、内燃機関やエアクリーナに接続される連結チューブ等の吸気制御装置の周辺に配置される他の構成部材との干渉を回避している。
特開2011−1927号公報
近年、吸気制御装置の搭載される車両に対する環境規制や故障診断のニーズにより、検出装置部内に設けられる検出部の種類(数)が増加する傾向にあり、それに伴って、各検出部に接続するために第1カプラに設けられる端子数も4本以上となることが一般的である。
このように端子数が増加することで第1カプラが大型化し、それによって隣接配置される第2カプラと干渉してしまうことを回避するために、第1カプラを有した検出装置部と第2カプラを有したバイパスコントロールバルブとのクリアランスを拡大する必要が生じ、それに伴って、吸気制御装置が大型化してしまうという問題がある。
本発明は、前記の課題を考慮してなされたものであり、カプラの延在方向と直交する幅方向において小型化を図ることが可能な電動アクチュエータ及び該電動アクチュエータを用いた吸気制御装置を提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために、本発明の態様は、電気の流れる導線が巻回され構成される略円筒形状のコイル部と、コイル部の収納される本体部と、本体部から延出しコイル部に対して電気的に接続されると共に外部との電気的な接続を行う接続端子を内部に有した第1のカプラと、コイル部の中心軸線の延在方向から見た軸方向視において、中心軸線の外周側に配置され被固定部材と本体部との間で挟持される弾性部材と、軸方向視において、中心軸線を中心として略対称となるように配置され本体部を被固定部材に固定する一組の締結部材が中心軸線の延在方向に挿通される第1の締結孔及び第2の締結孔とを備え、被固定部材に固定され電力の供給作用下に駆動力を出力可能な電動アクチュエータにおいて、
第1のカプラは、第1のカプラに脱着される配線側カプラの脱着方向において互いに重なり合うラップ領域を備え、
軸方向視において、ラップ領域は第1のカプラが延在する方向と直交する幅方向の寸法が最大となる幅広部を備え、
軸方向視において、幅広部の幅方向輪郭を通り第1のカプラの延在方向と平行となる2本の第1及び第2輪郭直線の間に第1の締結孔が配置され、第1輪郭直線が、第2輪郭直線に対して中心軸線からの距離が小さく、本体部の幅方向輪郭を通り第1のカプラが延在する方向に平行な第3輪郭直線と第1輪郭直線との間に第2の締結孔が配置され、
本体部は、本体部から中心軸線と直交する方向へ延在して弾性部材を被固定部材に対して押圧するフランジ部を備え、
軸方向視において、フランジ部において第1の締結孔の中心と第2の締結孔の中心とを結んだ線と弾性部材とが交わる点を基点とし、中心軸線を中心として基点から周方向に90°となる2つの地点のうち、少なくとも一方の地点となる遠方押圧部が第1のカプラに覆われており、
遠方押圧部は、本体部から第1のカプラの延在方向に沿って延在すると共に、第1のカプラに対して中心軸線の軸方向に沿って延在するリブと結合される。
本発明によれば、電動アクチュエータには、電気の流れる導線が巻回された略円筒形状のコイル部と、コイル部の収納される本体部と、本体部から延出してコイル部に対して電気的に接続された接続端子を内部に有する第1のカプラとを備え、一組の締結部材が第1及び第2の締結孔へと挿通され被固定部材へと締結されることで本体部が固定されている。
そして、コイル部の中心軸線の延在方向から見た軸方向視において、第1のカプラは、配線側カプラの脱着方向となる延在方向に対して直交する幅寸法が最大となる幅広部を有し、その幅方向輪郭を通って第1のカプラの延在方向と平行となる2本の第1及び第2輪郭直線の間に第1の締結孔を配置すると共に、第1輪郭直線が第2輪郭直線に対して中心軸線からの距離の小さな第1輪郭直線と、本体部の幅方向輪郭を通って第1のカプラの延在方向と平行な第3輪郭直線との間に第2の締結孔を配置している。
従って、第1のカプラを有した電動アクチュエータにおいて、その幅寸法が最大となる幅広部の幅方向輪郭を通る第2輪郭直線と本体部の幅方向輪郭を通る第3輪郭直線との間に第1及び第2の締結孔を配置することで、第1及び第2の締結孔が第1のカプラ及び本体部に対して幅方向に張り出すことがなく、電動アクチュエータの小型化を図ることが可能となる。
また、本発明の態様は、内燃機関の燃焼室に接続され燃焼室に流入する吸気が通過する吸気通路の少なくとも一部を構成するスロットルボディと、スロットルボディに設けられ吸気通路の通路断面積を変化させて吸気の量を調整するスロットル弁とを備え、
スロットルボディには、少なくとも第1の電気構成部品と第2の電気構成部品が固定され、第1の電気構成部品及び第2の電気構成部品はスロットルボディの吸気通路の中心軸線を含む基準面に対して一方側にそれぞれ配置されており、
第1の電気構成部品が、電気的接続を行うための接続端子を内部に有した第1のカプラを備えると共に、第2の電気構成部品が、電気的接続を行うための接続端子を内部に有した第2のカプラを備え、
第1のカプラに接続される第1配線側カプラが第1のカプラに対して脱着される方向である第1のカプラの延在方向と、第2のカプラに接続される第2配線側カプラが第2のカプラに対して脱着される方向である第2のカプラの延在方向とが略平行である吸気制御装置において、
基準面と直交する方向から見た側面視において、第1のカプラは、第1のカプラの延在する方向と直交する幅方向の寸法が最大となる幅広部と、幅広部と第1の電気構成部品の本体部との間に設けられ幅広部に対して幅方向の寸法が小さな首部とを備え、
側面視において、第1の電気構成部品における幅広部の幅方向輪郭を通り第1のカプラの延在方向と平行、且つ、第2の電気構成部品側となる輪郭直線と、第2の電気構成部品をスロットルボディに固定する締結部材によって固定される第1のボス部における締結部材の中心から第1の電気構成部品側へと張り出した部位のボス輪郭線とが、第1のカプラの延在方向において首部の一方側を通り輪郭直線と直交する第1基準線と、第1のカプラの延在方向において首部の他方側を通り輪郭直線と直交する第2基準線との間の首部領域内で交差し、
スロットルボディにおいて吸気通路を横切るように回転自在に支持されスロットル弁が連結される駆動軸と、
駆動軸に接続されスロットル弁の開度を検出する開度センサと、吸気通路内の温度を検出する吸気温センサと、吸気通路内の圧力を検出する吸気圧センサのうち少なくとも1つ以上を有し、スロットルボディに固定されるセンサユニットと、
吸気通路においてスロットル弁を迂回するようにスロットル弁の上流側と下流側とを連通するバイパス通路と、
バイパス通路の通路断面積を変化させてバイパス通路を流れる吸気の量を調整する調整機構と、
調整機構を駆動する電動アクチュエータと、
を備え、
電動アクチュエータは第1の電気構成部品であり、側面視において、第1のカプラは第1の電気構成部品の本体部よりも中心軸線の延在方向の一方側へ延在しており、
第2の電気構成部品がセンサユニットであり、センサユニットは開度センサと、吸気温センサと、吸気圧センサのうちの少なくとも1つ以上を収納する収納部を備え、側面視において第2のカプラは開度センサよりも中心軸線の延在方向の一方側へ延在しており、
側面視において、センサユニットは、開度センサに対して中心軸線の延在方向の一方側とは反対方向となる他方側となり、開度センサよりも電動アクチュエータ側となる収納部の領域に吸気温センサ及び吸気圧センサの少なくとも一つが設けられ、
スロットルボディとセンサユニットとの間に挟持され両者の間をシールするシール部材を備え、側面視においてセンサユニットはシール部材によって囲まれる領域を挟んで第1のボス部の反対側となる位置に、締結部材によってスロットルボディに固定される第2のボス部を備え、
側面視において、第1のボス部をスロットルボディに締結する締結部材の中心が輪郭直線に平行で収納部の電動アクチュエータ側の幅方向輪郭を通る第1収納部輪郭直線に対して開度センサ側に配置され、
第2のボス部をスロットルボディに締結する締結部材の中心が、輪郭直線に平行で収納部の電動アクチュエータ側とは反対側の幅方向輪郭を通る第2収納部輪郭直線に対して開度センサ側に配置される。
本発明によれば、吸気制御装置を構成するスロットルボディには、その吸気通路の中心軸線を含む基準面に対して一方側となる位置に少なくとも第1及び第2の電気構成部品が固定されており、この第1及び第2の電気構成部品には、電気的接続を行うための接続端子を内部に有した第1及び第2のカプラをそれぞれ備え、且つ、第1のカプラと第2のカプラとが第1及び第2配線側カプラの脱着方向に沿って略平行に配置されると共に、基準面と直交する方向から見た側面視において、第1のカプラは、第1のカプラが延在する方向と直交する幅方向の寸法が最大となる幅広部と、幅広部と第1の電気構成部品の本体部との間に設けられ幅広部に対して幅寸法の小さな首部とを備えている。
そして、側面視において、幅広部の幅方向輪郭を通り第1のカプラの延在方向と平行で第2の電気構成部品側となる輪郭直線と、第2の電気構成部品をスロットルボディに固定する締結部材によって固定される第1のボス部における第1の電気構成部品側へと張り出した部位のボス輪郭線とが、輪郭直線と直交して首部の一方側を通る第1基準線と首部の他方側を通る第2基準線との間において交差するように配置している。
従って、第1のカプラの幅方向において、第2の電気構成部品における第1のボス部を、幅方向の小さな首部に臨む位置に重複するように配置することで、第1の電気構成部品と第2の電気構成部品とを幅方向により近接して配置することができる。
その結果、第1及び第2の電気構成部品の装着されるスロットルボディにおける幅寸法の大型化を抑制しつつ、略平行に配置された第1のカプラと第2のカプラとの干渉を確実に回避することが可能となる。
本発明によれば、以下の効果が得られる。
すなわち、電動アクチュエータのコイル部の中心軸線の延在方向から見た軸方向視において、第1のカプラにおける幅寸法が最大となる幅広部を有し、その幅方向輪郭を通り第1のカプラの延在方向と平行となる2本の第1及び第2輪郭直線の間に第1の締結孔を配置すると共に、第2輪郭直線に対して中心軸線からの距離が小さな第1輪郭直線と、本体部の幅方向輪郭を通って第1のカプラの延在方向と平行な第3輪郭直線との間に第2の締結孔を配置することで、第1及び第2の締結孔が電動アクチュエータの幅方向から外側へと張り出すことがなく、電動アクチュエータの小型化を図ることが可能となる。
また、電動アクチュエータを用いた吸気制御装置では、第1の電気構成部品に設けられた第1のカプラの幅広部の幅方向輪郭を通る輪郭直線と、第2の電気構成部品をスロットルボディに固定する締結部材によって固定される第1のボス部の第1の電気構成部品側へ張り出した部位のボス輪郭線とが、幅広部側となる首部の一方側を通る第1基準線と本体部側となる首部の他方側を通る第2基準線との間において交差するように配置している。
そのため、スロットルボディに対して第1の電気構成部品と第2の電気構成部品とを幅方向により近接して配置することができる。その結果、吸気制御装置において、スロットルボディを幅方向に小型化しつつ、略平行に配置された第1のカプラと第2のカプラとの干渉を確実に回避することが可能となる。
本発明の実施の形態に係る電動アクチュエータを用いた吸気制御装置を示す全体正面図である。 図1に示す吸気制御装置の側面図である。 図2の吸気制御装置におけるソレノイドユニット近傍を示す拡大側面図である。 図3のIV−IV線に沿った断面図である。 図3に示すソレノイドユニットを構成しコイルの巻回されたボビンの外観斜視図である。 図5に示すコイルの巻回されたボビンを第1フランジ側から見た平面図である。
本発明に係る電動アクチュエータ及び該電動アクチュエータを用いた吸気制御装置について好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照しながら以下詳細に説明する。図1において、参照符号10は、本発明の実施の形態に係る電動アクチュエータを用いた吸気制御装置を示す。
この吸気制御装置10は、図示しないエアクリーナと内燃機関との間に設けられ、図1及び図2に示されるように、例えば、スロットルボディ(被固定部材)12と、該スロットルボディ12の内部に回転自在に支持されるシャフト(駆動軸)14と、該シャフト14に連結され前記スロットルボディ12の内部に回転自在に設けられるバルブ(スロットル弁)16と、前記スロットルボディ12に対して進退自在に螺合されるアイドル調整弁18とを含む。なお、この吸気制御装置10は、車両に搭載された車載状態において、シャフト14が略水平となり、且つ、アイドル調整弁18が上方(矢印A1方向)となるように搭載されて用いられる。
スロットルボディ12は、例えば、金属製材料から形成され、その中心には断面円形状の吸気通路20が貫通し、該吸気通路20の上流側(矢印B1方向)となる一端部には円筒状に形成された円胴部22が形成され、下流側(矢印B2方向)となる他端部には内燃機関に接続されたインレットパイプ(図示せず)と連結される連結フランジ24が形成されている。そして、円胴部22には図示しないエアダクトが接続され外気が導入され、この外気が吸気通路20を通じて他端部に接続されたインレットパイプを通じて内燃機関へと供給される。
この連結フランジ24には、吸気通路20及び後述するバイパス通路54の周りを取り囲むように環状のシール部材26が装着され、該シール部材26が図示しないインレットパイプと当接することでシールがなされる。
また、スロットルボディ12の側部には、吸気通路20の延在方向(矢印B1、B2方向)と略平行に延在する第1及び第2取付面28、30がそれぞれ形成され、前記第1取付面28にはセンサユニット(第2の電気構成部品)32が装着され、前記第2取付面30にはソレノイドユニット(第1の電気構成部品)34が装着される。この第1及び第2取付面28、30は、吸気通路20の中心軸線D1を含む基準面F2に対して一方側(図1中、矢印C1方向)となる同一の側部にそれぞれ形成され、センサユニット32及びソレノイドユニット34も一方側(矢印C1方向)となる側部に設けられている(図1参照)。
第1取付面28には、その略中央に開口したシャフト孔36を介してシャフト14の一端部が外部へと突出すると共に、該シャフト孔36に対して所定距離だけ離れて吸気通路20まで貫通した吸気圧検出孔38及び吸気温度検出孔40が形成される(図2参照)。
そして、第1取付面28は、シャフト孔36、吸気圧検出孔38及び吸気温度検出孔40を取り囲むように形成されたシール溝42を備え、このシール溝42に第1シールリング(弾性部材、シール部材)44が設けられると共に、センサユニット32が第1取付面28に装着される際、両者の間に第1シールリング44が挟持されることでシールされる。
第2取付面30は、図1〜図4に示されるように、第1取付面28と略平行に形成され、その中央には、後述するバルブ通路58と連通する連通路46が開口し、該連通路46の開口部周縁には、環状に膨出して後述するソレノイドバルブ86の弁体(調整機構)122が着座可能な弁座48が形成される(図4参照)。そして、連通路46は、図1に示されるように、第2取付面30から略水平に延在した後に、吸気通路20側(矢印A2方向)に向かって略直角に屈曲してバルブ通路58まで延在している。
一方、図1に示されるように、吸気通路20の内部には円盤状のバルブ16が設けられ、その中央部がねじ50を介して前記吸気通路20の延在方向(矢印B1、B2方向)と直交するように設けられたシャフト14に連結される。このシャフト14は、その両端部がシャフト孔36へと挿通されることで回転自在に支持され、その一端部が第1取付面28を介して外側へと突出し、後述するセンサユニット32の回転検出センサ(開度センサ)62へと連結される。一方、シャフト14の他端部が、第1取付面28とは反対側(矢印C2方向)となるスロットルボディ12の側部から外側へと突出してスロットルドラム52と連結される。
さらに、スロットルボディ12の内部には、吸気通路20に設けられたバルブ16の上流側(図2中、矢印B1方向)と下流側(図2中、矢印B2方向)とをバイパスするバイパス通路54と、後述するセンサユニット32の吸気圧センサ64で検出される空気を取り込むためのセンサ用通路56と、ソレノイドユニット34の駆動作用下に吸気の供給されるバルブ通路58とが形成される。
このバイパス通路54は、吸気通路20においてバルブ16の全閉時において該バルブ16を迂回するようにエアダクトからの吸気を下流側となる内燃機関へと供給する。そして、バイパス通路54の途中には、上方(矢印A1方向)に開口しアイドル調整弁18の螺合される挿入孔(図示せず)が接続され、前記アイドル調整弁18を螺回させ軸方向に進退動作させることでバイパス通路54を流通するアイドル吸気量が調整される。
センサ用通路56は、第1取付面28に開口した吸気圧検出孔38(図2参照)と連結フランジ24に形成された下流側端面とを連通するように形成されると共に、バルブ通路58は、バイパス通路54と同様に、吸気通路20におけるバルブ16の上流側と下流側とを連通可能に形成されると共に、第2取付面30に開口した連通路46と連通している。そして、ソレノイドバルブ86の切替作用下に連通路46を通じたバルブ通路58の連通状態が切り替えられる。
センサユニット32は、図1〜図3に示されるように、例えば、樹脂製材料から形成されるセンサケーシング(収納部)60と、シャフト14の一端部が連結され該シャフト14の回転量を検出可能な回転検出センサ(開度センサ)62と、吸気圧検出孔38を通じて吸気通路20内の圧力を検知可能な吸気圧センサ64と、吸気温度検出孔40を通じて前記吸気通路20内における吸気温度を検出可能な吸気温センサ66とを含み、前記回転検出センサ62、前記吸気圧センサ64、前記吸気温センサ66が前記センサケーシング60の内部に収納されると共に、図示しない基板に対してそれぞれ電気的に接続されている。
また、センサケーシング60は、スロットルボディ12の上流側(矢印B1方向)となる一端部側が上方(矢印A1方向)に向かって膨出した膨出部60aを有した段付形状に形成され、前記スロットルボディ12の下流側(矢印B2方向)となる他端部には第1カプラ(第2のカプラ)68が設けられている。
この第1カプラ68は、例えば、上下方向(矢印A1、A2方向)に長尺な断面長方形状の筒状に形成され、センサケーシング60の端部から吸気通路20の延在方向(矢印B2方向)に沿って所定長さだけ突出すると共に、その内部には、図示しない基板に対して電気的に接続された複数の第1ターミナル(接続端子)70が設けられている。なお、第1ターミナル70の数量は、センサユニット32を構成するセンサの種類(数量)に応じた数量となるように設定される。
また、センサユニット32では、図2に示されるシャフト14の軸方向から見て、シャフト14を覆う位置に回転検出センサ62が配置され、中心軸線D1に対してソレノイドユニット34側となる上方(矢印A1方向)、且つ、前記シャフト14に対して一端部側(矢印B1方向)となる位置に吸気圧センサ64及び吸気温センサ66が配置される。なお、吸気圧センサ64は、その一部が膨出部60a内に収納されるように上方(矢印A1方向)に配置され、該吸気圧センサ64の下方(矢印A2方向)に吸気温センサ66が配置されている。
さらに、センサケーシング60には、図2に示されるように、スロットルボディ12に挿通されたシャフト14の軸方向から見て、膨出部60aの他端部側(矢印B2方向)となるセンサケーシング60の上部に形成された第1ボス部(第1のボス部)72と、一端部下方となる角部に形成される第2ボス部(第2のボス部)74とを有している。そして、この第1ボス部72の中央には第1孔部76が貫通し、第2ボス部74の中央には第2孔部78が貫通している。
換言すれば、シャフト14の軸方向から見て、センサユニット32では第1シールリング44によって囲まれる領域を挟んで第1ボス部72の反対側となる位置(略対角上となる位置)に第2ボス部74が配置されている。
そして、第1ボス部72の第1孔部76に挿通される第1締結ボルト(締結部材)80の中心が、前記センサユニット32の上側の輪郭を通り吸気通路20の中心軸線D1と平行な上側センサ輪郭直線(第1収納部輪郭直線)L1に対して回転検出センサ62側(矢印A2方向)となる位置に配置される。一方、第2ボス部74の第2孔部78に挿通される第1締結ボルト80の中心が、ソレノイドユニット34とは反対側となる前記センサユニット32の下側の輪郭を通り吸気通路20の中心軸線D1と平行な下側センサ輪郭直線(第2収納部輪郭直線)L2に対して回転検出センサ62側(矢印A1方向)となる位置に配置される。
すなわち、第1及び第2ボス部72、74に挿通される第1締結ボルト80は、センサユニット32の上下方向(幅方向)の輪郭を通る上側センサ輪郭直線L1と下側センサ輪郭直線L2との間となるように配置されている。
そして、センサユニット32は、その底壁がスロットルボディ12の第1取付面28に当接し、且つ、前記第1取付面28に装着された第1シールリング44に当接した状態で、第1及び第2ボス部72、74の第1及び第2孔部76、78へと挿通された第1締結ボルト80がスロットルボディ12のねじ孔(図示せず)へと螺合されることで前記第1取付面28と略平行に固定される。
また、第1カプラ68には、図示しないハーネスを介してコントローラと接続されている第1コネクタ(第2配線側カプラ)82が外側を覆うように接続されることで、第1ターミナル70を介して回転検出センサ62、吸気圧センサ64及び吸気温センサ66と前記コントローラとがそれぞれ電気的に接続される。
ソレノイドユニット34は、図1〜図4に示されるように、第2取付面30に装着されるソレノイドケース84と、該ソレノイドケース84の内部に収納され通電作用下にバイパス通路54の流通状態を制御するソレノイドバルブ86とから構成される。すなわち、上述したソレノイドバルブ86は通電作用下に駆動する電動アクチュエータとして機能する。
ソレノイドケース84は、例えば、樹脂製材料から形成され、筒状に形成されたケース本体(本体部)88と、該ケース本体88の外周から外側へと突出した円盤状の取付フランジ(フランジ部)89と、該取付フランジ89に対してさらに径方向外側へと突出した一組の第1及び第2取付部90、92と、前記ケース本体88の外周から突出した第2カプラ(第1のカプラ)94とを含む。
ケース本体88は、例えば、樹脂製材料から円筒外周面を備える柱形状に形成され、該柱形状の一端部側外周に取付フランジ89、第1及び第2取付部90、92が形成されると共に、他端部側外周に第2カプラ94が形成されている。
そして、第2カプラ94は、第2コネクタ108の脱着方向となる該第2カプラ94の延在方向と、第1コネクタ82の脱着方向となる第1カプラ68の延在方向とが略平行となるように配置されている。
第1及び第2取付部90、92は、ケース本体88の中心に対して対称、且つ、該中心を挟んで一直線状となるように形成され、第1取付部90が、センサユニット32側となる下方(矢印A2方向)に配置され、第2取付部92が、ケース本体88を挟んで第1取付部90とは反対側となる上方(矢印A1方向)に配置される。そして、第1及び第2取付部90、92には、取付フランジ89に対して外側となる位置に第2締結ボルト(締結部材)96の挿通される第1及び第2締結孔98、100がそれぞれ形成されている。
第2カプラ94は、例えば、断面矩形状で筒状に形成され、ケース本体88の外周面に対して吸気通路20の延在方向に沿って下流側(矢印B2方向)に所定長さだけ突出し、内部に一対の第2ターミナル(接続端子)102a、102bの収納されたカプラ本体(幅広部)104と、該カプラ本体104とケース本体88とを接続する首部106とから構成される。
カプラ本体104は、第2カプラ94の延在方向(矢印B2方向)において先端側となり、且つ、首部106に対して前記延在方向と直交する幅方向(上下方向、矢印A1、A2方向)に最大の幅寸法となる幅広状に形成され、首部106は、前記カプラ本体104に対して幅寸法が小さく形成され、第2カプラ94の延在方向に沿って延在している。
そして、図3に示されるケース本体88の軸方向から見て、首部106におけるカプラ本体104側となる一端部(第1基準線)とケース本体88側となる他端部(第2基準線)との間となる首部領域S1内で、前記カプラ本体104の下側(矢印A2方向)を通り前記延在方向に沿った下側ソレノイド輪郭直線(第2輪郭直線)L3が、センサユニット32における第1ボス部72の外縁部位(ボス輪郭線)と交差するように配置されている。
すなわち、ソレノイドユニット34は、カプラ本体104における下側ソレノイド輪郭直線L3とセンサユニット32の第1ボス部72とが上下方向(矢印A1、A2方向)に重複するように配置され、前記第1ボス部72が、カプラ本体104に対して幅狭状に形成された首部106に臨むように配置されている。
そして、第2カプラ94のカプラ本体104には、図示しないハーネスを介してコントローラと接続されている第2コネクタ(第1配線側カプラ)108が外側を覆うように接続されることで、前記コントローラと第2カプラ94とが第2ターミナル102a、102bを介して電気的に接続される。換言すれば、カプラ本体104は、第2カプラ94に対して第2コネクタ108が装着される際、その延在方向(矢印B1、B2方向)に沿って互いに重なり合うラップ領域S2を有している。
また、図3に示されるケース本体88の軸方向から見て、第2カプラ94におけるカプラ本体104の上側を通って該第2カプラ94の延在方向に沿った中間ソレノイド輪郭直線(第1輪郭直線)L4と下側ソレノイド輪郭直線L3との間に第1取付部90の第1締結孔98が配置されている。
さらに、ソレノイドユニット34の最も上方(矢印A1方向)となる輪郭(ケース本体88の輪郭)を通り、第2カプラ94の延在方向に沿った上側ソレノイド輪郭直線(第3輪郭直線)L5と中間ソレノイド輪郭直線L4との間に第2取付部92の第2締結孔100が配置されている。すなわち、第1及び第2締結孔98、100は、ソレノイドユニット34の上下方向(矢印A1、A2方向、幅方向)において最も上側を通る上側ソレノイド輪郭直線L5と最も下側を通る下側ソレノイド輪郭直線L3との間に配置され、ソレノイドケース84に対して上下方向(矢印A1、A2方向)に突出することがない。
また、ケース本体88の外周面には、第2カプラ94から一端部側の取付フランジ89まで延在する結合リブ(リブ)110が形成され、この結合リブ110は、図3に示されるように、第1取付部90における第1締結孔98の中心と第2取付部92における第2締結孔100の中心とを結んだ仮想線Eと、ソレノイドユニット34と第2取付面30との間に設けられる第2シールリング162(シール部材)とが交差する交点をP1とし、ケース本体88の中心(後述するボビン114の軸中心D2、中心軸線)を中心として前記交点P1から90°となり、第2カプラ94によって覆われた取付フランジ89上の点である遠方押圧部P2に結合されるように設けられ、前記外周面に対して径方向外側に膨出し、且つ、ケース本体88の軸方向(矢印C1、C2方向)に延在するように形成されている。
すなわち、結合リブ110は、第1取付部90と第2取付部92との間となる位置に設けられ、ケース本体88の外周面の肉厚を増すことで剛性を高める目的で設けられている。
ソレノイドバルブ86は、図4〜図6に示されるように、コイル(導線)112の巻回されるボビン114と、該ボビン114の軸方向(矢印C1、C2方向)に沿った一端及び他端を覆うヨーク116と、前記ボビン114の一端部側(矢印C1方向)に固定される固定コア118と、該固定コア118に対して接近・離間自在に設けられた可動コア120と、該可動コア120の先端に連結される弁体(調整機構)122とを含む。
ボビン114は、例えば、樹脂製材料から形成され、その中心に軸方向(矢印C1、C2方向)に沿って形成されコイル112の巻回される軸部124と、該軸部124の軸方向両端にそれぞれ形成され径方向外側へと延在した第1及び第2フランジ126、128と、前記第1フランジ(鍔部)126に対してさらに径方向外側へ突出して第2ターミナル102a、102bを保持する保持部(巻き基準部)130とを備える。
軸部124は、軸方向(矢印C1、C2方向)に貫通した中心孔132を内部に有した中空状に形成され、その外周面に対してコイル112が複数回巻回されることで、前記コイル112が前記軸部124の外周側において径方向に一定厚さとなるように設けられたコイル部を構成している。また、コイル112がボビン114に巻回されることでソレノイドコイル部が構成される。
第1及び第2フランジ126、128は、軸部124に巻回されたコイル112の最大外周径よりも径方向外側に突出するようにそれぞれ形成され、この第2フランジ128は略円盤状に形成され、巻回されたコイル112の軸方向に沿った他端部側(矢印C2方向)を覆うと共に、第1フランジ126は、略円形状に形成された円盤部134と、該円盤部134の外周面から径方向外側へ突出した一対の爪部136と、前記円盤部134の外周面と保持部130とを接続する接続部138とを有し、軸部124に巻回されたコイル112の軸方向に沿った一端部側(矢印C1方向)を覆っている。
すなわち、第1及び第2フランジ126、128によって軸部124に巻回されたコイル112の最外周部位が軸方向において覆われ、且つ、図6に示されるボビン114の軸方向から見て、前記コイル112の最も外側となる外周面が第1及び第2フランジ126、128よりも外側となることがない。
爪部136は、例えば、径方向外側に向かって先細状となる断面三角形状に形成され、円盤部134の周方向に所定距離だけ離れて位置し、且つ、互いに略平行となるように配置される。そして、爪部136の外側に臨むようにヨーク116が配置される。
接続部138は、第1フランジ126の中心に対して爪部136と略反対側となる位置に形成され、該第1フランジ126の外周面から離間する方向に向かって徐々に先細状となる断面略三角形状に形成され、その一辺には保持部130が接続されている。換言すれば、接続部138は、円盤部134の外周面に接する2本の接線が交差する内側となる位置に形成されている。
保持部130は、例えば、略矩形状でブロック状に形成され、接続部138に対して円盤部134の接線方向に突出し、且つ、ボビン114の軸中心D2を通り該保持部130の突出方向(矢印B2方向)へ延在する巻き基準面F1に対してオフセットするように一方側に形成される。
この保持部130の上面側には、コイル112の挿通される一組の第1及び第2ガイド溝140、142がそれぞれ形成され、前記第1及び第2ガイド溝140、142は、保持部130の上面に対してボビン114の軸方向に沿って第2フランジ128側(矢印C2方向)へと所定深さだけ窪み、且つ、該保持部130の突出方向(矢印B1方向)に沿ってそれぞれ延在すると共に略平行となるように形成されている。
そして、図6に示されるように、第1ガイド溝(第1沿設部)140が、第2ガイド溝(第2沿設部)142に対して巻き基準面F1側となるように形成される。
また、保持部130には、第1ガイド溝140に臨み、接続部138との間となる位置に幅方向に切り欠かれた切欠部144が形成される。この切欠部144は、断面矩形状に形成され、第1ガイド溝140の延在方向に沿って所定幅となるように形成される。一方、第2ガイド溝142は、コイル112が切欠部144の輪郭と交わる2点のうち円盤部134の側の点を通る接線であり、軸部124に巻回された後に取り出されて第2ガイド溝142へと案内されるコイル112と略平行な切欠線Gよりも円盤部134の側まで延在して接続部138と接続されている。
そして、保持部130の先端には、幅方向に所定間隔離れて位置し第1及び第2ガイド溝140、142と略一直線状となるように一対の第2ターミナル102a、102bが略平行に接続され、所定長さだけ突出している。
この第2ターミナル102a、102bは、金属製材料から長尺に形成されると共に、一方の第2ターミナル102aと他方の第2ターミナル102bとが対称形状に形成され、その基端側が保持部130に対して嵌合されることで一体的に保持される。また、第2ターミナル102a、102bは、基端近傍に形成された断面U字状の押さえ部146a、146bと、長手方向中央近傍に形成されコイル112の端部が巻回される巻付部148a、148bとを有し、前記巻付部148a、148bから先端まで一直線上となるように形成されている。
そして、コイル112は、その巻き始めとなる始端112aが、一方の第2ターミナル102aの巻付部148aに巻回され、第1ガイド溝140から切欠部144を通じて第1フランジ126の軸部124側(矢印C2方向)へと導かれた後に、前記軸部124の外周面に対して反時計回りで巻回されている。
一方、巻き終わりとなるコイル112の終端112bが、第1フランジ126における軸部124側を保持部130の突出方向と略直交するように取り出され、ボビン114を第1フランジ126側の軸方向から見ると、前記コイル112の終端112bが接続部138に覆われた状態で前記保持部130側へと導かれた後に、第2ガイド溝142における前記接続部138側となる端部から該第2ガイド溝142に沿って他方の第2ターミナル102b側へと案内され巻付部148bへと巻き付けられる。
ヨーク116は、例えば、金属製材料から断面U字状に形成され、その一端部側で折曲された第1折曲部150がボビン114の一端部(第1フランジ126)を覆うように設けられ、他端部側で折曲された第2折曲部152が前記ボビン114の他端部(第2フランジ128)を覆うように設けられると共に、前記第1折曲部150と前記第2折曲部152とを繋ぐ部位が前記ボビン114に沿って軸方向(矢印C1、C2方向)に延在している。
また、ヨーク116の第1折曲部150には、金属製材料から軸状に形成された固定コア118が中央に連結され、該固定コア118がボビン114の中心孔132へと挿入されている。
可動コア120は、例えば、磁性材料で形成された軸体であり、ボビン114の中心孔132において固定コア118の端部に臨むように挿入されると共に、ボビン114の第2フランジ128側(矢印C2方向)において、ヨーク116の第2折曲部152に挿通されることで軸方向(矢印C1、C2方向)に移動自在に設けられる。
また、可動コア120の先端には段部を介してワッシャ154及び弁体122が係合され、このワッシャ154及び弁体122は、可動コア120よりも大径で略同一径の円盤状に形成されることで、該可動コア120に対して径方向外側へと突出している。そして、ソレノイドユニット34が第2取付面30に装着された際、ゴム等の弾性材料から形成された弁体122が弁座48に臨んで当接可能に配置される。
さらに、可動コア120の外周側には、ヨーク116の第2折曲部152とワッシャ154との間にスプリング158が介装され、このスプリング158の弾発力が前記ワッシャ154を介して可動コア120を固定コア118から離間させる方向(矢印C2方向)へと付勢し、可動コア120に連結された弁体122が弁座48に対して着座するように設けられている。
この上述したソレノイドユニット34では、図示しない金型の内部にコイル112を含むボビン114、ヨーク116及び第2ターミナル102a、102bが収納された状態で、溶融した樹脂がボビン114の第1フランジ126側から金型内部へと充填され固化させることでソレノイドケース84が形成される。これにより、コイル112の巻回されたボビン114、ヨーク116及び第2ターミナル102a、102bが前記ソレノイドケース84の内部に収納された状態で一体的に固定される。
そして、ケース本体88の内部が樹脂によって一体的に固定された状態で、ソレノイドケース84がスロットルボディ12の第2取付面30に対して一対の第2締結ボルト96によって固定されると共に、前記ソレノイドケース84と前記第2取付面30との間に設けられた第2シールリング162によってシールがなされる。
なお、上述したソレノイドユニット34においては、通電作用下に可動コア120が軸方向に進退動作してバルブ通路58の連通状態を切り替えるオンオフ弁として機能するソレノイドバルブ86を調整機構として用いた場合について説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、図示しないコントローラからの通電作用下に回転するモータ部を有し、該モータ部の駆動によって連通路46を通じたバルブ通路58の通路断面積を自在にリニアに調整可能な駆動バルブを調整機構として用いるようにしてもよい。
本発明の実施の形態に係る電動アクチュエータを用いた吸気制御装置10は、基本的には以上のように構成されるものであり、次にその動作並びに作用効果について説明する。
先ず、内燃機関が始動して車両におけるアクセル操作部(図示せず)が操作されていないアイドリング状態において、バルブ16によって吸気通路20が全閉状態となり、図示しないエアダクトを通じて供給された吸気は、バイパス通路54を通じてバルブ16の下流側へと流れ、図示しないインレットパイプを通じて内燃機関のシリンダ室(燃焼室)へと供給される。
この際、バイパス通路54を流れる吸気は、予めアイドル調整弁18によって調整された吸気量で下流側へと流通すると共に、内燃機関の始動直後においては、図示しないコントローラからの制御信号が第2コネクタ108を介してソレノイドユニット34の第2ターミナル102a、102bへと入力され、ソレノイドバルブ86のコイル112が励磁して可動コア120がスプリング158の弾発力に抗して固定コア118側(図4中、矢印C1方向)へと移動する。これにより、可動コア120と共に弁体122が弁座48から離間するように移動して連通路46を通じてバルブ通路58が連通する。これにより、バイパス通路54に加えてバルブ通路58及び連通路46を通じて吸気がバルブ16を迂回するように流通することで吸気量が増加する。
次に、図示しない運転者によってアクセル操作部が操作されることで、この操作部に接続された図示しないアクセルワイヤを通じてスロットルドラム52が所定回転量(回転角度)だけ回転することでシャフト14と共にバルブ16が吸気通路20内で回転する。
これにより、車両の外部から取り込まれた空気は、図示しないエアダクトから吸気制御装置10の吸気通路20へと流通し、バルブ16の開度によって吸気量が制御された後、下流側に接続されたインレットパイプ(図示せず)を通じて内燃機関のシリンダ室へと所望の吸気量で供給される。
以上のように、本実施の形態では、吸気制御装置10を構成するスロットルボディ12には、その第2取付面30に対して電動アクチュエータであるソレノイドバルブ86を含むソレノイドユニット34が装着され、前記ソレノイドバルブ86は、コイル112の巻回されるボビン114と、該ボビン114を収納するソレノイドケース84と、前記コイル112に対して電気的に接続される第2ターミナル102a、102bを収納した第2カプラ94とを備え、前記ソレノイドケース84と第2取付面30との間には第2シールリング162が挟持されている。
また、ソレノイドケース84には、第1及び第2締結孔98、100を有した第1及び第2取付部90、92を備え、該第1及び第2締結孔98、100に挿通された第2締結ボルト96によってスロットルボディ12へと締結されると共に、第2カプラ94には、第2コネクタ108の脱着方向において重なり合うラップ領域S2を有し、このラップ領域S2において前記第2カプラ94の延在方向と直交する幅寸法が最大となるカプラ本体104を備えている。
そして、ボビン114の軸方向から見て、カプラ本体104の下側の輪郭を通り第2カプラ94の延在方向と平行な下側ソレノイド輪郭直線L3と中間ソレノイド輪郭直線L4との間に第1締結孔98を配置し、前記ソレノイドケース84の最も上方となる輪郭を通り、前記延在方向と平行な上側ソレノイド輪郭直線L5と前記中間ソレノイド輪郭直線L4との間に前記第2締結孔100を配置している。
従って、第1及び第2締結孔98、100に挿通された一対の第2締結ボルト96によってソレノイドユニット34をスロットルボディ12へと固定する際、第2カプラ94の延在方向と直交する上下方向への張り出しを抑制しつつ、一対の第2締結ボルト96によって第2シールリング162を中心として対称となる位置でソレノイドケース84を前記スロットルボディ12へと締結することができる。
その結果、高さ寸法の抑制されたソレノイドユニット34を用いることでスロットルボディ12の大型化を抑制しつつ、隣接するソレノイドユニット34とセンサユニット32とを近接して配置した場合でも第1カプラ68と第2カプラ94との干渉を確実に回避することが可能となる。
また、ボビン114の軸方向から見て、ソレノイドケース84における第1取付部90の第1締結孔98と第2取付部92の第2締結孔100とを結んだ仮想線Eと第2シールリング162とが交差する点を交点P1とし、ボビン114の軸中心D2を中心として前記交点P1から90°となり、第2カプラ94によって覆われ取付フランジ89上となる遠方押圧部P2には、ケース本体88の外周面に対して径方向外側に膨出し、且つ、該ケース本体88の軸方向に沿って前記第2カプラ94から前記取付フランジ89側まで延在した結合リブ110を設けている。
このようなソレノイドユニット34を第1及び第2取付部90、92に挿通された第2締結ボルト96を介してスロットルボディ12の第2取付面30へと固定する場合に、強固に固定可能な第1及び第2取付部90、92近傍と比較し、遠方押圧部P2近傍は第2取付面30に装着された第2シールリング162からの反力によって変形しやすい。
そこで、第2カプラ94からケース本体88の取付フランジ89まで延在する結合リブ110を設けることで剛性を高めることで、前記取付フランジ89を第2シールリング162からの反力によって変形することを防止し、スロットルボディ12に対して強固に固定することができる。
また、第1及び第2取付部90、92を含むソレノイドケース84が樹脂製材料から形成されているため、クリープによる変形を抑えることで耐久性の向上を図ることも可能となる。さらには、第2カプラ94近傍の剛性を結合リブ110によって向上させることで、該第2カプラ94に対して第2コネクタ108を着脱する際の剛性及び作業性を高めることが可能となる。
さらに、ソレノイドバルブ86を構成するボビン114は、その軸方向一端側で径方向外側に延在した第1フランジ126と、該第1フランジ126における円盤部134の外周面からさらに離間する方向へ突出した保持部130とを備え、この保持部130には、コイル112の巻き始めとなる始端112a側が沿わされる第1ガイド溝140と、前記コイル112の巻き終わりである終端112b側が沿わされる第2ガイド溝142と、前記円盤部134と前記第1ガイド溝140との間に形成される切欠部144とを有し、ボビン114の軸中心D2を通り第1ガイド溝140の延在方向に沿った巻き基準面F1に対して一方側となるように配置されている。
そして、巻き始め側となるコイル112の始端112aが第1ガイド溝140から切欠部144を介して第1フランジ126の軸方向他方側へと導かれて軸部124に対して巻回されると共に、第2ガイド溝142は、その円盤部134側となる端部が、コイル112の始端112aと切欠部144の輪郭とが交わる2点のうち円盤部134の側の点を通る切欠線Gよりも前記円盤部134側となる位置に配置されている。
従って、コイル112が巻回され始端112a及び終端112bが第2ターミナル102a、102bに接続されたボビン114がソレノイドケース84を成形する金型の内部に収納され、該ボビン114の軸方向に沿って前記金型の内部に溶融した樹脂を充填してモールドする際、前記ボビン114の軸方向から見て前記コイル112が第1フランジ126によって好適に軸方向に覆われる。
その結果、ソレノイドケース84を形成する際、溶融され液状となった樹脂がボビン114に巻回されたコイル112に対して強い力を加えることが回避されるため、液状の樹脂との接触に起因した前記コイル112の破断を好適に防止することができる。特に、切欠部144を通じて軸方向他方側へ流れる強い樹脂の流れにコイル112の終端112bが晒されることが好適に防止される。
また、センサユニット32及びソレノイドユニット34は、スロットルボディ12の吸気通路20の中心軸線D1を含む基準面F2によって分けられる一方側(矢印C1方向)となる側部に配置され、この基準面F2と直交する方向から見て、前記ソレノイドユニット34の第2カプラ94は、第2コネクタ108の脱着方向(第2カプラ94の延在方向)と直交する幅寸法が最大となるカプラ本体104と、前記カプラ本体104とケース本体88とを接続する首部106とを有し、前記カプラ本体104の下側の輪郭を通り該延在方向に沿って延在する下側ソレノイド輪郭直線L3が、該カプラ本体104側(矢印B2方向)となる首部106の端部と該首部106のケース本体88側(矢印B1方向)の端部との間となる首部領域S1内において、第1締結ボルト80で締結されるセンサユニット32の第1ボス部72と交差するように配置されている。
このように、第2カプラ94におけるカプラ本体104を通る下側ソレノイド輪郭直線L3とセンサユニット32の第1ボス部72の外縁部(輪郭線)とが交わるように配置することで、前記第2カプラ94の首部106に対して前記第1ボス部72を近接配置することが可能となり、センサユニット32とソレノイドユニット34とを吸気制御装置10の上下方向(矢印A1、A2方向)に近接させた状態でスロットルボディ12に対して固定することができる。
さらに、センサユニット32における第1カプラ68の延在方向とソレノイドユニット34における第2カプラ94の延在方向とが略平行となるように配置することで、前記センサユニット32と前記ソレノイドユニット34とを上下方向に近接配置した場合でも、前記第1カプラ68に接続される第1コネクタ82と第2カプラ94に接続される第2コネクタ108とが脱着時や装着時において干渉してしまうことが回避される。
その結果、第1及び第2コネクタ82、108の脱着作業性や装着時の干渉を考慮しつつ、センサユニット32及びソレノイドユニット34を上下方向に近接配置することで、吸気制御装置10を上下方向(矢印A1、A2方向)に小型化することができる。
さらにまた、センサユニット32は、シャフト14の軸方向から見て、スロットルボディ12との間に挟持される第1シールリング44に囲まれる領域を挟んで第1ボス部72と反対側に設けられた第2ボス部74を備え、前記第1及び第2ボス部72、74の第1及び第2孔部76、78に挿通された第1締結ボルト80によってスロットルボディ12の第1取付面28に固定されると共に、第1ボス部72に挿通される第1締結ボルト80の中心が、センサケーシング60のソレノイドユニット34側の輪郭を通る上側センサ輪郭直線L1よりも回転検出センサ62側(矢印A2方向)に配置され、第2ボス部74に挿通される第1締結ボルト80の中心が、前記センサケーシング60の下側となる輪郭を通る下側センサ輪郭直線L2よりも前記回転検出センサ62側(矢印A1方向)に配置されている。
これにより、センサユニット32を構成する吸気圧センサ64及び吸気温センサ66は、それぞれ吸気通路20と連通する吸気圧検出孔38及び吸気温度検出孔40をできるだけ該吸気通路20の上方に配置し、該吸気通路20からの液体の浸入を防止することが望まれており、上方に膨出した膨出部60aを設けて吸気圧センサ64及び吸気温センサ66をなるべく上方となるように配置した場合でも、第1カプラ68と第2カプラ94とを最小限のクリアランスを確保した状態でセンサユニット32とソレノイドユニット34とを近接させて配置することが可能となる。
また、上述したように電動アクチュエータであるソレノイドバルブ86を含んだソレノイドユニット34を吸気制御装置10に用いることで、小型化を図ることが可能となる。
なお、本発明に係る電動アクチュエータ及び該電動アクチュエータを用いた吸気制御装置は、上述の実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成を採り得ることはもちろんである。
10…吸気制御装置 12…スロットルボディ
20…吸気通路 32…センサユニット
34…ソレノイドユニット 60…センサケーシング
68…第1カプラ 70…第1ターミナル
72…第1ボス部 74…第2ボス部
84…ソレノイドケース 86…ソレノイドバルブ
90…第1取付部 92…第2取付部
94…第2カプラ 98…第1締結孔
100…第2締結孔 102a、102b…第2ターミナル
104…カプラ本体 106…首部
112…コイル 114…ボビン
126…第1フランジ 128…第2フランジ
130…保持部 140…第1ガイド溝
142…第2ガイド溝 144…切欠部
L1…上側センサ輪郭直線 L2…下側センサ輪郭直線
L3…下側ソレノイド輪郭直線 L4…中間ソレノイド輪郭直線
L5…上側ソレノイド輪郭直線

Claims (5)

  1. 電気の流れる導線が巻回され構成される略円筒形状のコイル部と、該コイル部の収納される本体部と、該本体部から延出し前記コイル部に対して電気的に接続されると共に外部との電気的な接続を行う接続端子を内部に有した第1のカプラと、前記コイル部の中心軸線の延在方向から見た軸方向視において、前記中心軸線の外周側に配置され被固定部材と前記本体部との間で挟持される弾性部材と、前記軸方向視において、該中心軸線を中心として略対称となるように配置され前記本体部を前記被固定部材に固定する一組の締結部材が前記中心軸線の延在方向に挿通される第1の締結孔及び第2の締結孔とを備え、前記被固定部材に固定され電力の供給作用下に駆動力を出力可能な電動アクチュエータにおいて、
    前記第1のカプラは、該第1のカプラに脱着される配線側カプラの脱着方向において互いに重なり合うラップ領域を備え、
    前記軸方向視において、前記ラップ領域は前記第1のカプラが延在する方向と直交する幅方向の寸法が最大となる幅広部を備え、
    前記軸方向視において、前記幅広部の幅方向輪郭を通り前記第1のカプラの延在方向と平行となる2本の第1及び第2輪郭直線の間に前記第1の締結孔が配置され、前記第1輪郭直線が、前記第2輪郭直線に対して前記中心軸線からの距離が小さく、前記本体部の幅方向輪郭を通り前記第1のカプラが延在する方向に平行な第3輪郭直線と前記第1輪郭直線との間に前記第2の締結孔が配置され、
    前記本体部は、該本体部から前記中心軸線と直交する方向へ延在して前記弾性部材を前記被固定部材に対して押圧するフランジ部を備え、
    前記軸方向視において、前記フランジ部において前記第1の締結孔の中心と前記第2の締結孔の中心とを結んだ線と前記弾性部材とが交わる点を基点とし、前記中心軸線を中心として前記基点から周方向に90°となる2つの地点のうち、少なくとも一方の地点となる遠方押圧部が前記第1のカプラに覆われており、
    前記遠方押圧部は、前記本体部から前記第1のカプラの延在方向に沿って延在すると共に、前記第1のカプラに対して前記中心軸線の軸方向に沿って延在するリブと結合される、電動アクチュエータ。
  2. 電気の流れる導線が巻回され構成される略円筒形状のコイル部と、該コイル部の収納される本体部と、該本体部から延出し前記コイル部に対して電気的に接続されると共に外部との電気的な接続を行う接続端子を内部に有した第1のカプラと、前記コイル部の中心軸線の延在方向から見た軸方向視において、前記中心軸線の外周側に配置され被固定部材と前記本体部との間で挟持される弾性部材と、前記軸方向視において、該中心軸線を中心として略対称となるように配置され前記本体部を前記被固定部材に固定する一組の締結部材が前記中心軸線の延在方向に挿通される第1の締結孔及び第2の締結孔とを備え、前記被固定部材に固定され電力の供給作用下に駆動力を出力可能な電動アクチュエータにおいて、
    前記第1のカプラは、該第1のカプラに脱着される配線側カプラの脱着方向において互いに重なり合うラップ領域を備え、
    前記軸方向視において、前記ラップ領域は前記第1のカプラが延在する方向と直交する幅方向の寸法が最大となる幅広部を備え、
    前記軸方向視において、前記幅広部の幅方向輪郭を通り前記第1のカプラの延在方向と平行となる2本の第1及び第2輪郭直線の間に前記第1の締結孔が配置され、前記第1輪郭直線が、前記第2輪郭直線に対して前記中心軸線からの距離が小さく、前記本体部の幅方向輪郭を通り前記第1のカプラが延在する方向に平行な第3輪郭直線と前記第1輪郭直線との間に前記第2の締結孔が配置され、
    前記導線は、略円筒形状の外周面を備えるボビンに巻回されることでソレノイドコイル部を構成し、
    前記ボビンは、前記中心軸線の一方側の端部から該中心軸線と直交する方向に延在する鍔部を備え、
    前記鍔部は、略円盤状に形成される円盤部と、該円盤部に対して前記中心軸線から離れる方向に延出した巻き基準部とを備え、
    前記巻き基準部には、前記ソレノイドコイル部の巻き始めである前記導線の一端側が沿うことで案内される第1沿設部と、前記導線の他端側が沿うことで案内される第2沿設部とが形成されると共に、前記第1沿設部と前記円盤部との間には切欠部が形成され、
    前記導線の一端側は、前記第1沿設部における前記中心軸線の軸方向一方側に沿わされた後に前記切欠部を通り前記鍔部の軸方向他方側に導かれて前記ボビンの外周面に巻回され、
    前記導線の他端側は、前記円盤部における前記軸方向他方側から前記巻き基準部の前記軸方向他方側を通って前記第2沿設部の前記軸方向一方側に導かれて沿わされており、
    前記軸方向視において、前記第1沿設部及び前記第2沿設部は、前記中心軸線を含み前記第1沿設部の延在方向と平行な巻き基準面で区切られた一方側の領域に配置され、
    前記第2沿設部の前記円盤部側となる端部は、前記導線の他端側が前記ソレノイドコイル部と接続される接続部位において前記導線の他端側が延在する方向と平行であり前記導線の一端側が前記切欠部の輪郭に交わる2点のうち前記円盤部側の点を通る切欠線よりも前記円盤部側に配置され、
    前記コイル部は、前記鍔部に対して前記中心軸線の軸方向一方側から前記本体部の内部へと充填される樹脂製材料によってモールドされ固定される、電動アクチュエータ。
  3. 電気の流れる導線が巻回され構成される略円筒形状のコイル部と、該コイル部の収納される本体部と、該本体部から延出し前記コイル部に対して電気的に接続されると共に外部との電気的な接続を行う接続端子を内部に有した第1のカプラと、前記コイル部の中心軸線の延在方向から見た軸方向視において、前記中心軸線の外周側に配置され被固定部材と前記本体部との間で挟持される弾性部材と、前記軸方向視において、該中心軸線を中心として略対称となるように配置され前記本体部を前記被固定部材に固定する一組の締結部材が前記中心軸線の延在方向に挿通される第1の締結孔及び第2の締結孔とを備え、前記被固定部材に固定され電力の供給作用下に駆動力を出力可能であり、
    前記第1のカプラは、該第1のカプラに脱着される配線側カプラの脱着方向において互いに重なり合うラップ領域を備え、
    前記軸方向視において、前記ラップ領域は前記第1のカプラが延在する方向と直交する幅方向の寸法が最大となる幅広部を備え、
    前記軸方向視において、前記幅広部の幅方向輪郭を通り前記第1のカプラの延在方向と平行となる2本の第1及び第2輪郭直線の間に前記第1の締結孔が配置され、前記第1輪郭直線が、前記第2輪郭直線に対して前記中心軸線からの距離が小さく、前記本体部の幅方向輪郭を通り前記第1のカプラが延在する方向に平行な第3輪郭直線と前記第1輪郭直線との間に前記第2の締結孔が配置される電動アクチュエータを用いた吸気制御装置において、
    内燃機関の燃焼室に接続され該燃焼室に流入する吸気が通過する吸気通路の少なくとも一部を構成するスロットルボディと、該スロットルボディに設けられ前記吸気通路の通路断面積を変化させて前記吸気の量を調整するスロットル弁とを備え、
    前記スロットルボディには、少なくとも第1の電気構成部品と第2の電気構成部品が固定され、該第1の電気構成部品及び該第2の電気構成部品は前記スロットルボディの前記吸気通路の中心軸線を含む基準面に対して一方側にそれぞれ配置されており、
    前記第1の電気構成部品が、電気的接続を行うための接続端子を内部に有した第1のカプラを備えると共に、前記第2の電気構成部品が、電気的接続を行うための接続端子を内部に有した第2のカプラを備え、
    前記第1のカプラに接続される第1配線側カプラが前記第1のカプラに対して脱着される方向である前記第1のカプラの延在方向と、前記第2のカプラに接続される第2配線側カプラが前記第2のカプラに対して脱着される方向である前記第2のカプラの延在方向とが略平行であり、前記基準面に対して直交する方向から見た側面視において、前記第1の電気構成部品と前記第2の電気構成部品とが前記第1のカプラの延在方向と直交する方向で重なり合うように配置される吸気制御装置において、
    前記第1の電気構成部品及び前記第2の電気構成部品の少なくともいずれか一方が前記電動アクチュエータである、吸気制御装置。
  4. 内燃機関の燃焼室に接続され該燃焼室に流入する吸気が通過する吸気通路の少なくとも一部を構成するスロットルボディと、該スロットルボディに設けられ前記吸気通路の通路断面積を変化させて前記吸気の量を調整するスロットル弁とを備え、
    前記スロットルボディには、少なくとも第1の電気構成部品と第2の電気構成部品が固定され、該第1の電気構成部品及び該第2の電気構成部品は前記スロットルボディの前記吸気通路の中心軸線を含む基準面に対して一方側にそれぞれ配置されており、
    前記第1の電気構成部品が、電気的接続を行うための接続端子を内部に有した第1のカプラを備えると共に、前記第2の電気構成部品が、電気的接続を行うための接続端子を内部に有した第2のカプラを備え、
    前記第1のカプラに接続される第1配線側カプラが前記第1のカプラに対して脱着される方向である前記第1のカプラの延在方向と、前記第2のカプラに接続される第2配線側カプラが前記第2のカプラに対して脱着される方向である前記第2のカプラの延在方向とが略平行である吸気制御装置において、
    前記基準面と直交する方向から見た側面視において、前記第1のカプラは、前記第1のカプラの延在する方向と直交する幅方向の寸法が最大となる幅広部と、該幅広部と前記第1の電気構成部品の本体部との間に設けられ該幅広部に対して幅方向の寸法が小さな首部とを備え、
    前記側面視において、前記第1の電気構成部品において前記幅広部の幅方向輪郭を通り前記第1のカプラの延在方向と平行、且つ、前記第2の電気構成部品側となる輪郭直線と、前記第2の電気構成部品を前記スロットルボディに固定する締結部材によって固定される第1のボス部における該締結部材の中心から前記第1の電気構成部品側へと張り出した部位のボス輪郭線とが、前記第1のカプラの延在方向において前記首部の一方側を通り前記輪郭直線と直交する第1基準線と、前記第1のカプラの延在方向において前記首部の他方側を通り前記輪郭直線と直交する第2基準線との間の首部領域内で交差し、
    前記スロットルボディにおいて前記吸気通路を横切るように回転自在に支持され前記スロットル弁が連結される駆動軸と、
    該駆動軸に接続され前記スロットル弁の開度を検出する開度センサと、前記吸気通路内の温度を検出する吸気温センサと、前記吸気通路内の圧力を検出する吸気圧センサのうち少なくとも1つ以上を有し、前記スロットルボディに固定されるセンサユニットと、
    前記吸気通路において前記スロットル弁を迂回するように該スロットル弁の上流側と下流側とを連通するバイパス通路と、
    該バイパス通路の通路断面積を変化させて該バイパス通路を流れる前記吸気の量を調整する調整機構と、
    前記調整機構を駆動する電動アクチュエータと、
    を備え、
    前記電動アクチュエータは前記第1の電気構成部品であり、前記側面視において、前記第1のカプラは前記第1の電気構成部品の本体部よりも前記中心軸線の延在方向の一方側へ延在しており、
    前記第2の電気構成部品が前記センサユニットであり、該センサユニットは前記開度センサと、前記吸気温センサと、前記吸気圧センサのうちの少なくとも1つ以上を収納する収納部を備え、前記側面視において前記第2のカプラは前記開度センサよりも前記中心軸線の延在方向の一方側へ延在しており、
    前記側面視において、前記センサユニットは、前記開度センサに対して前記中心軸線の延在方向の前記一方側とは反対方向となる他方側となり、該開度センサよりも前記電動アクチュエータ側となる前記収納部の領域に前記吸気温センサ及び前記吸気圧センサの少なくとも一つが設けられ、
    前記スロットルボディと前記センサユニットとの間に挟持され両者の間をシールするシール部材を備え、前記側面視において前記センサユニットは前記シール部材によって囲まれる領域を挟んで前記第1のボス部の反対側となる位置に、締結部材によって前記スロットルボディに固定される第2のボス部を備え、
    前記側面視において、前記第1のボス部を前記スロットルボディに締結する締結部材の中心が前記輪郭直線に平行で前記収納部の前記電動アクチュエータ側の幅方向輪郭を通る第1収納部輪郭直線に対して前記開度センサ側に配置され、
    前記第2のボス部を前記スロットルボディに締結する締結部材の中心が、前記輪郭直線に平行で前記収納部の前記電動アクチュエータ側とは反対側の幅方向輪郭を通る第2収納部輪郭直線に対して前記開度センサ側に配置される、吸気制御装置。
  5. 請求項4記載の吸気制御装置において、
    前記第1の電気構成部品は、請求項1に記載の電動アクチュエータである、吸気制御装置。
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