JP6787759B2 - スプロケットの位置ずれ検査装置 - Google Patents

スプロケットの位置ずれ検査装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6787759B2
JP6787759B2 JP2016230360A JP2016230360A JP6787759B2 JP 6787759 B2 JP6787759 B2 JP 6787759B2 JP 2016230360 A JP2016230360 A JP 2016230360A JP 2016230360 A JP2016230360 A JP 2016230360A JP 6787759 B2 JP6787759 B2 JP 6787759B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sprocket
light receiving
driven sprocket
core
misalignment
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016230360A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018087421A (ja
Inventor
矢部 康夫
康夫 矢部
岩崎 博
博 岩崎
旭 和泉
旭 和泉
武士 ▲高▼見
武士 ▲高▼見
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanwa Shutter Corp
Original Assignee
Sanwa Shutter Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanwa Shutter Corp filed Critical Sanwa Shutter Corp
Priority to JP2016230360A priority Critical patent/JP6787759B2/ja
Publication of JP2018087421A publication Critical patent/JP2018087421A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6787759B2 publication Critical patent/JP6787759B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
  • Operating, Guiding And Securing Of Roll- Type Closing Members (AREA)

Description

本発明はスプロケットの位置ずれ検査装置に係り、詳しくは、シャッター装置における開閉機側の駆動スプロケットと巻取シャフト側の従動スプロケットの位置ずれ(芯々間ずれ)の有無を検査する装置に関するものである。
シャッター装置では、ローラチェーンによって開閉機側の駆動スプロケットの回転を巻取シャフト側の従動スプロケットに伝達することで当該巻取シャフトを回転させてシャッターカーテンを開閉させている。開閉機による駆動力を良好に巻取シャフトに伝達させるためには、ローラチェーンが適切なテンションで張られた状態で駆動スプロケット(開閉機スプロケット)、従動スプロケット(シャフトスプロケット)間に巻き掛けされている必要がある。そのためには、駆動スプロケットの芯と従動スプロケットの芯が一致している必要がある。本明細書において、スプロケットの芯とは、スプロケットの厚さ方向の中心を意味する。万が一、スプロケットの芯々間ずれを放置した場合、ローラチェーンがスプロケットから外れてシャッターカーテンが自重で降下してしまうおそれもある。
シャッター装置の点検・検査を実施する際には、シャッター駆動部の構成要素であるシャフトスプロケットと開閉機スプロケットの芯々間ずれを直尺等を用いて確認することが行われるが、確認箇所がブラケットの外側(点検口から遠い側)であるため、ブラケットと躯体(壁)とのスペースが小さく、直尺を入れることも、読み取ることも困難であった。
特許文献1には、開閉機スプロケットとシャフトスプロケットとの相対的な位置ずれを検知して開閉機の駆動停止をする緊急停止手段が開示されているが、スイッチバーからなる検知スイッチによって位置ずれを検知して電気的に開閉機の駆動を停止させるものであり、シャッター装置の点検・検査時にスプロケットの芯々間ずれを検査するものではない。
実公平7−8796号
本発明は、シャッター装置のメンテナンス時や初期設置時に、スプロケットの位置ずれを検査することを可能とする装置を提供することを目的とする。
本発明が採用した技術手段は、
開閉機側の駆動スプロケットの芯と巻取シャフト側の従動スプロケットの芯の位置ずれを検査する装置であって、
前記駆動スプロケットと前記従動スプロケットの一方に着脱可能に取り付けられ、可視光線を照射する送光部と、
前記駆動スプロケットと前記従動スプロケットの他方に着脱可能に取り付けられ、前記可視光線を受光する受光部と、
を備え、
前記受光部には位置ずれの許容範囲が示してあり、前記受光部に投影された可視光線の位置が前記許容範囲内にあるか否かを視認することで位置ずれの有無を判定する、
スプロケットの位置ずれ検査装置、である。
1つの態様では、前記可視光線はレーザ光である。
1つの態様では、前記許容範囲は、前記受光部の受光領域(レーザ光が投影される領域)に形成された開口窓である。
後述する実施形態では開口窓からなる許容範囲を示したが、検査者が許容範囲と実際に投影された位置を対比して当該位置が許容範囲内にあるか否かを視認できるものであればよく、マーク、印、目盛、色分け等で許容範囲を示してもよい。
1つの態様では、前記可視光線は、前記受光部上の投影面が線状のレーザ光である。
典型的には、前記送光部及び前記受光部は、それぞれ、スプロケットの垂直面に取り付けられ、レーザ光は縦線として前記受光部に投影される。
1つの態様では、前記送光部はマグネットを備えており、マグネットの磁着力で着脱可能に取り付けられる。
1つの態様では、前記受光部はマグネットを備えており、マグネットの磁着力で着脱可能に取り付けられる。
1つの態様では、前記送光部は、前記従動スプロケットに取り付けられ、前記受光部は、前記駆動スプロケットに取り付けられる。
本発明では、可視光線を照射する送光部と前記可視光線を受光する受光部のセットを、駆動スプロケット、従動スプロケット間に設けることで、受光部で受光した可視光線の投影位置が許容範囲内にあるか否かを視認することで位置ずれの有無を可視化して判定することができる。
前記可視光線として、前記受光部上の投影面が線状のレーザ光(典型的には、縦線として前記受光部に投影される)を採用することで、送光部、受光部を厳密な取付姿勢で取り付ける必要がなく狭小スペースでの作業性も良好であり、また、目視によるレーザ光の投影位置と許容範囲との対比も容易に行うことができる。
シャッター装置の部分正面図である。 建物開口部の上方部位の縦断面図である。 図2と反対側からブラケットを見た図であって、従動スプロケットに取り付けた送光部、駆動スプロケットに取り付けた受光部を示す。 図3と類似の図であり、送光部、受光部の異なる取付姿勢を示す。 本実施形態に係る送光部を示す図である。 本実施形態に係る受光部を示す図である。 従動スプロケット、駆動スプロケットの位置関係を示す平面図であり、従動スプロケットと駆動スプロケットの芯同士が一致している。 図7において、従動スプロケットに取り付けた送光部から駆動スプロケットに取り付けた受光部へ向かってレーザ光を照射した状態を示す平面図である。 (A)は開口窓内で視認されるレーザ光の投影位置を示し、従動スプロケットと駆動スプロケットの芯同士が一致している場合(図7、図8)に対応している。(B)は開口窓内で視認されるレーザ光の投影位置を示し、従動スプロケットと駆動スプロケットの芯同士が許容範囲内でずれている場合に対応している。 従動スプロケット、駆動スプロケットの位置関係を示す平面図であり、従動スプロケットと駆動スプロケットの芯同士がずれている。 図10において、従動スプロケットに取り付けた送光部から駆動スプロケットに取り付けた受光部へ向かってレーザ光を照射した状態を示す平面図である。 開口窓内で視認できないレーザ光の投影位置を示し、従動スプロケットと駆動スプロケットの芯同士が許容範囲外でずれている場合(図10、図11)に対応している。 他の実施形態に係る受光部を示す図である。
図1は、シャッター装置の部分正面図であり、図2は、建物開口部の上方部位の縦断面図であり、シャッター装置は、建物開口部を開閉するシャッターカーテン1と、シャッターカーテン1を巻き取り・繰り出すための巻取シャフト2と、巻取シャフト2の長さ方向両端を回転自在に支持する左右のブラケット3と、巻取シャフト2の回転駆動源である開閉機4と、巻取シャフト2及び巻取シャフト2に巻装されたシャッターカーテン1を収容するシャッターケース5と、建物開口部の幅方向両端に立設され、シャッターカーテン1の幅方向両端部を高さ方向に案内する左右のガイドレール6と、を備えている。
図2、図3に示すように、ブラケット3は、方形状の面部30と、面部30の基端縁に折曲形成された基端辺31と、上縁に折曲形成された上辺32と、下縁に折曲形成された下辺33と、を有しており、基端片31を壁体Wに当接させてボルトで固定することで、面部30が壁体Wから垂直に延びた持ち出し状となっている。ブラケット3の先端側には、開閉機用ブラケット3´が固定されている。開閉機用ブラケット3´は、方形状の面部30´と、面部30´の上縁に折曲形成された上辺31´と、下縁に折曲形成された下辺32´と、を有しており、面部30´の基端側をブラケット3の面部30の先端側に重ねてボルトで固定されている。図示の態様では、開閉機用ブラケット3´はブラケット3よりも小面積であるが、これには限定されない。また、ブラケット3と開閉機用ブラケット3´を同一部材から一体形成してもよい。
図2に示すように、巻取シャフト2、左右のブラケット3、開閉機4、シャッターケース5は、建物開口部の上方、すなわち天井Cの上方に位置している。天井Cには、開閉機4が設けられた駆動側に位置して点検口10が形成されている。点検口10には点検パネルが着脱可能あるいは開閉可能に設けられており、通常時には点検パネルによって閉鎖されており、メンテナンス時に点検パネルを取り外し、あるいは開放させることで、点検口10を開口させる。ブラケット3の面部30、開閉機用ブラケット3´の面部30´は、点検口10に近い側の面(内側面300、300´)と点検口から遠い側の面(外側面301、301´)を有している。
巻取シャフト2は、一端側が駆動側端部としてブラケット3の面部30に回転自在に支持されており、他端側が従動側端部としてブラケット3の面部30に回転自在に支持されている。巻取シャフト2の長さ方向両端部は、例えば、ベアリング(図示せず)を介して回転自在に支持されている。巻取シャフト2の駆動側端部には従動スプロケット20が設けてあり、従動スプロケット20は、ローラチェーン7によって開閉機4の駆動スプロケット40と伝動連結されている。本実施形態では、従動スプロケット20、駆動スプロケット40はスチール製である。
図3に示すように、従動スプロケット20(巻取シャフト2)はブラケット3の面部30の基端側(壁体Wに近い側)に位置しており、駆動スプロケット40(開閉機4)はブラケット3の面部30の先端側(壁体Wから遠い側)に設けた開閉機用ブラケット3´の面部30´に位置している。従動スプロケット20は、ブラケット3の面部30の外側面301に対向しており、駆動スプロケット40は、ブラケット3´の面部30´の外側面301´に対向しており、ローラチェーン7は、外側面301、301´に亘って対向している。
従動スプロケット20は、駆動スプロケット40に対して大径であり、ローラチェーン7は、従動スプロケット20に対する巻掛部と、駆動スプロケット40に対する巻掛部と、従動スプロケット20から駆動スプロケット40に向かって上向き傾斜状に延びる下側部70と、従動スプロケット20から駆動スプロケット40に向かって下向き傾斜状に延びる上側部71と、からなる。駆動スプロケット40の回転を良好に従動スプロケット20に伝達し、また、ローラチェーン7の巻掛部が外れることを防止するためには、従動スプロケット20の芯C1と駆動スプロケット40の芯C2が一致している必要がある(図7参照)。本実施形態では、従動スプロケット20の芯C1と駆動スプロケット40の芯C2の芯々間ずれを、スプロケットの位置ずれ検査装置を用いて確認する。
図3、図4に示すように、スプロケットの位置ずれ検査装置は、従動スプロケット20に着脱可能に取り付けられる送光部8と、駆動スプロケット40に着脱可能に取り付けられる受光部9と、を備えており、送光部8から照射されたレーザ光Pを受光部9で受光するようになっている。図3では、線状(投影面が点)に延びるレーザ光Pを例示しているが、本実施形態では、図4に示すように縦方向(垂直方向)に拡がる面状(投影面が縦線)のレーザ光Pが照射される。
図8に示すように、従動スプロケット20は、外側(ブラケット3の面部30から遠い側)に位置する第1面200と、内側(ブラケット3の面部30に対向する側)に位置する第2面201と、を備えている。第1面200、第2面201は、共に、従動スプロケット20の芯C1に平行するフラット面である。送光部8は、従動スプロケット20の第1面200に着脱可能に取り付けられる。
図8に示すように、駆動スプロケット40は、外側(ブラケット3´の面部30´から遠い側)に位置する第1面400と、内側(ブラケット3´の面部30´に対向する側)に位置する第2面401と、を備えている。第1面400、第2面401は、共に、駆動スプロケット40の芯C2に平行するフラット面である。受光部9は、駆動スプロケット40の第1面400に着脱可能に取り付けられる。図示の態様では、従動スプロケット20の厚さと駆動スプロケット40の厚さは同じである。
図5に示すように、送光部8は、直方体状の本体80と、本体80に外嵌されるケース81と、ケース81の外面に固定されたマグネット82と、を備えている。本体80の先端面には、縦長の照射部800が形成されており、送光部8は、照射部800をブラケット3の面部30の先端側(開閉機4の駆動スプロケット40に設けた受光部9)に向けて、従動スプロケット20の第1面200に取り付けられる。本体80に設けたスイッチ801をONとすることで、送光部8の照射部800から従動スプロケット20の芯C1に平行するレーザ光Pが照射される(図8、図11参照)。
照射部800は、送光部8を従動スプロケット20の第1面200にマグネット82の磁着力を用いて磁着した時に、第1面200と平行する向きに縦長となる。送光部8の照射部800からは、縦長の面状のレーザ光が照射される(図4、図9、図12参照)。本実施形態では、照射部800から縦長の面状のレーザ光(従動スプロケット20の芯C1に平行する)を照射するようにしたので、受光部9が照射範囲に入っていれば、照射部800が受光部9に厳密に向くように送光部8を取り付ける必要はなく、照射部800がブラケット3の面部30の先端側に向いていれば、送光部8の姿勢は傾斜姿勢(図3参照。取付姿勢の傾斜角度を厳密に決める必要はない)でも水平姿勢(図4参照)でもよい。
図6に示すように、受光部9は、受光板90と、受光板90が取り付けられるスチール製の取付台91と、マグネット92を備えている。取付台91は、垂直部910と、水平部911と、から断面視L形状の部材であり、垂直部910には円形状の開口窓9100が形成されている。受光板90は所定の肉厚を備えた樹脂製の透光プレートであり、受光板90は、透光性の散乱防止シート94を介して垂直部910の内面(水平部911側に位置する面)に重ねるように配置される。散乱防止シート94としては、ユポ紙(「ユポ」は株式会社ユポ・コーポレーションの登録商標)を例示することができる。水平部911上には、受光板90の下方部位に当接するようにマグネット92が配置される。マグネット92と受光板90は、固定ネジ93によって、取付台91の垂直部910の下方部位に固定されている。受光部9は、マグネット93の磁着力を用いて、取付台91の水平部911が駆動スプロケット40の第1面400に着脱可能に磁着され、受光板90及び取付台91の垂直部910は、駆動スプロケット40の第1面400に対して垂直に立ち上がるようになっている(図9、図12参照)。
取付台91は、受光板90が従動スプロケット20に設けた送光部8に対向し、取付台91の垂直部910が従動スプロケット20に設けた送光部8から遠い側に位置する向きで駆動スプロケット40に取り付けられる。したがって、送光部8から照射されたレーザ光は、受光板90、散乱防止シート94、開口窓9100の順に透過する。受光部9を背面側(従動スプロケット20に設けた送光部8とは反対側)から見た時には、開口窓9100を透過するレーザ光が観察される。
本実施形態では、受光部9の受光板90にレーザPが照射され、開口窓9100の大きさによって芯C1と芯C2の位置ずれの許容範囲を規定している。本実施形態では、従動スプロケット20の芯C1と駆動スプロケット40の芯C2が一致した時に、円形状の開口窓9100の中心を通る縦線状のレーザ光Pが観察されるように設定されており、開口窓9100の大きさは、開口窓9100の半径寸法(例えば、5mm)が位置ずれの許容範囲となるように設定されている。図9に示すように、開口窓9100内にレーザ光Pの投影面が観察される場合には、芯C1と芯C2が一致している場合(A)、芯C1と芯C2のずれが許容範囲内の場合(B)が含まれる。一方、図12に示すように、開口窓9100内にレーザ光Pの投影面が観察されない時には、芯C1と芯C2のずれが許容範囲外にあると判定される。
図9、図12に示すように、本実施形態では、受光部9を駆動スプロケット40に取り付けた姿勢において、受光板90の高さ寸法は、垂直部910の高さ寸法よりも僅かに大きくなっている。より具体的には、受光板90は水平状の上縁900と水平状の下縁901を備えており、垂直部910は水平状の上縁9101と水平状の下縁9102を備えており、受光板90の上縁900は垂直部910の上縁9101よりも上側に位置し、受光板90の下縁901は垂直部910の下縁9102よりも下側に位置している。したがって、受光部9を背面側(従動スプロケット20に設けた送光部8とは反対側)から見た時には、受光板90の上下の縁部を透過するレーザ光Pが観察される。こうすることで、レーザ光Pの投影位置が開口窓9100内に無い場合において、芯C1、C2間のずれの程度や検査準備が適切であること(レーザ光Pがちゃんと照射されていること、送光部8、受光部9の取付位置・姿勢が適切であること等)を判断することができる。
次に、本実施形態に係るスプロケットの位置ずれ検査装置を用いた従動スプロケット20の芯C1と駆動スプロケット40の芯C2の位置ずれの検査方法について説明する。この位置ずれ検査は、典型的には、シャッター装置のメンテナンス時(点検・検査時)に行われるが、シャッター取付時において、従動スプロケット20(巻取シャフト2)、駆動スプロケット40(開閉機4)の取付精度を確認することに用いてもよい。
送光部8は、点検口10から天井C内に受け入れられ、ブラケット3の下辺33の下方からブラケット3の面部30の外側の隙間に挿入することで、従動スプロケット20の第1面部200に取り付けられる。この時、送光部は、照射部800を開閉機4の駆動スプロケット40に向けて、マグネット82を用いて、従動スプロケット20の第1面部200に取り付けられる。取り付けた状態において、照射部800は、第1面部200に平行に縦長に向いており、第1面部200に平行する縦長面状のレーザ光Pを照射するので、取り付け時の送光部8の姿勢は厳密でなくてよい。
受光部9は、点検口10から天井C内に受け入れられ、開閉機用ブラケット3´の下辺32´の下方から開閉機用ブラケット3´の面部30´の外側の隙間に挿入することで、駆動スプロケット40の第1面部400に取り付けられる。この時、受光部9は、受光板90を巻取シャフト2の従動スプロケット20に向けて、マグネット93を用いて、開閉機4の駆動スプロケット40の第1面部400に取り付けられる。取り付け時の受光板90及び垂直部910は、受光板90及び垂直部910の開口窓9100が送光部8から照射されたレーザ光Pを受光できるような略垂直姿勢(ある程度傾斜していてもよい)であればよい。
送光部8の本体80に設けたスイッチ801をONとすることで、送光部8の照射部800から従動スプロケット20の芯C1に平行するレーザ光Pが照射され、受光部9の受光板90に投影される。透光性の受光板90が受光したレーザPの投影位置は、受光板90の背面に位置する垂直部910の開口窓9100から観察することができる。そのためには、開閉機用ブラケット3´の先端側から壁体Wに向かって垂直部910の開口窓9100を見る必要があるが、従動スプロケット20、駆動スプロケット40の納まり上、開口窓9100を直接見ることができない場合には、開閉機用ブラケット3´の先端側(シャッター取付躯体である壁体Wと反対側)から手鏡等のミラーM(図4参照)を用いて開口窓9100を観察することができる。すなわち、レーザ光Pの投影位置の視認は、直接、間接(ミラー等を用いる)を問わない。
本実施形態では、送光部8から照射されたレーザ光Pが開口窓9100内で視認できた場合には、従動スプロケット20の芯C1と駆動スプロケット40の芯C2の位置関係は適正である(位置ずれがあっても許容範囲内にある)と判定される。例えば、図7、図8に示すように、従動スプロケット20の芯C1と駆動スプロケット40の芯C2が一致している場合には、図9(A)に示すように、レーザ光Pの縦線状の投影面が、開口窓9100の中心(垂直方向の直径)に位置するように設定されているので、図9(A)のような位置にレーザ光Pの投影面が視認できた場合には、従動スプロケット20の芯C1と駆動スプロケット40の芯C2の位置は一致している(許容範囲内にある)と判定される。さらに、図9(B)のように、開口窓9100の中心からずれて偏倚した位置にレーザ光Pの投影面が視認できた場合であっても、送光部8から照射されたレーザ光Pが開口窓9100内で視認できているので、従動スプロケット20の芯C1と駆動スプロケット40の芯C2の位置ずれは許容範囲内にあると判定される。
一方、送光部8から照射されたレーザ光Pが開口窓9100内で視認できない場合には、従動スプロケット20の芯C1と駆動スプロケット40の芯C2の位置ずれは許容範囲外にあると判定される。例えば、図10、図11に示すように、従動スプロケット20の芯C1と駆動スプロケット40の芯C2がずれている場合であって、図12に示すように、レーザ光Pの縦線状の投影面が、開口窓9100内で視認できなかった場合には、従動スプロケット20の芯C1と駆動スプロケット40の芯C2の位置ずれは許容範囲外にあると判定され、位置調整が行われる。
上述の実施形態では、受光部9においてレーザ光Pが投影される領域は、透光性の受光板90、散乱防止シート94、開口窓9100を備えた垂直部910を重ね合せて形成されているが、受光部9の構成はこのようなものに限定されない。例えば、図13に示すように、許容範囲を示す縦線901´、902´を備えた透光性の受光板90´を用いてもよい。縦線901´、902´は、従動スプロケット20の芯C1と駆動スプロケット40の芯C2の位置が一致した時に、レーザ光Pの投影位置が中央の領域900´内に位置するように設定されており、レーザ光Pの投影位置が縦線901´、902´間に位置する場合には、従動スプロケット20の芯C1と駆動スプロケット40の芯C2の位置関係は適正である(位置ずれがあっても許容範囲内にある)と判定される。散乱防止シートは、受光板90´の散乱の程度に応じて選択的に採用される任意要素である。
2 巻取シャフト
20 従動スプロケット
3 ブラケット
4 開閉機
40 駆動スプロケット
7 ローラチェーン
8 送光部
82 マグネット
9 受光部
92 マグネット
C1 従動スプロケットの芯
C2 駆動スプロケットの芯
P レーザ光

Claims (5)

  1. 開閉機側の駆動スプロケットの芯と巻取シャフト側の従動スプロケットの芯の位置ずれを検査する装置であって、
    前記駆動スプロケットと前記従動スプロケットの一方に着脱可能に取り付けられ、可視光線を照射する送光部と、
    前記駆動スプロケットと前記従動スプロケットの他方に着脱可能に取り付けられ、前記可視光線を受光する受光部と、
    を備え、
    前記受光部には位置ずれの許容範囲が示してあり、前記受光部に投影された可視光線の位置が前記許容範囲内にあるか否かを視認することで位置ずれの有無を判定する、
    スプロケットの位置ずれ検査装置。
  2. 前記可視光線は、前記受光部上の投影面が線状のレーザ光である、請求項1に記載のスプロケットの位置ずれ検査装置。
  3. 前記送光部はマグネットを備えており、マグネットの磁着力で着脱可能に取り付けられる、請求項1、2いずれか1項に記載のスプロケットの位置ずれ検査装置。
  4. 前記受光部はマグネットを備えており、マグネットの磁着力で着脱可能に取り付けられる、請求項1〜3いずれか1項に記載のスプロケットの位置ずれ検査装置。
  5. 前記送光部は、前記従動スプロケットに取り付けられ、前記受光部は、前記駆動スプロケットに取り付けられる、請求項1〜4いずれか1項に記載のスプロケットの位置ずれ検査装置。
JP2016230360A 2016-11-28 2016-11-28 スプロケットの位置ずれ検査装置 Active JP6787759B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016230360A JP6787759B2 (ja) 2016-11-28 2016-11-28 スプロケットの位置ずれ検査装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016230360A JP6787759B2 (ja) 2016-11-28 2016-11-28 スプロケットの位置ずれ検査装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018087421A JP2018087421A (ja) 2018-06-07
JP6787759B2 true JP6787759B2 (ja) 2020-11-18

Family

ID=62494323

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016230360A Active JP6787759B2 (ja) 2016-11-28 2016-11-28 スプロケットの位置ずれ検査装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6787759B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6889054B2 (ja) * 2017-07-10 2021-06-18 株式会社鈴木シャッター シャッター装置

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH078796Y2 (ja) * 1988-04-18 1995-03-06 三和シヤッター工業株式会社 電動シヤツターの安全装置
JP3612645B2 (ja) * 1998-06-15 2005-01-19 三和シヤッター工業株式会社 電動シャッタ−のブラケット構造
US6900602B1 (en) * 2003-12-15 2005-05-31 Chung Hsien Hsieh Door opener error-start prevention device
JP4095596B2 (ja) * 2004-09-02 2008-06-04 ジヤトコ株式会社 スプロケット取付確認に用いるセンサ治具
KR100920752B1 (ko) * 2009-04-13 2009-10-07 강근식 셔터 구동장치
JP2011117810A (ja) * 2009-12-02 2011-06-16 Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd オフセット量確認器具
JP2012211812A (ja) * 2011-03-31 2012-11-01 Fuji Heavy Ind Ltd プーリの軸方向相対位置測定方法及びプーリの軸方向相対位置測定装置
JP2013007626A (ja) * 2011-06-23 2013-01-10 Kansai Electric Power Co Inc:The 鋼管湾曲量測定装置及びその方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018087421A (ja) 2018-06-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
ES2748227T3 (es) Procedimiento para determinar informaciones sobre componentes de ascensor alojados en una caja de ascensor e instalación de ascensor
JP6787759B2 (ja) スプロケットの位置ずれ検査装置
TWI421471B (zh) Laser head with laser head
JP2008151733A (ja) ヘッドライトテスタの測定方法およびヘッドライトテスタ
JP2008150162A (ja) エレベータのドア安全装置及びドア安全運転方法
JPWO2012081090A1 (ja) エレベータのドア装置
JP6787760B2 (ja) チェーンの弛み測定装置
US20150033925A1 (en) Table cutting machine
JP5737086B2 (ja) エレベータ用センサの性能検査装置
KR102363651B1 (ko) 기능이 향상된 리프트용 비접촉식 자동개폐장치
JP7433202B2 (ja) 天井墨出し用レーザ装置及び天井墨出し方法
JP2012066901A (ja) エレベータ着床装置
JP2012225654A (ja) レーザー墨だし装置及び該装置に用いられるレーザー墨だし器用補助具
JP2006327707A (ja) エレベータのドア安全装置
JP5358766B2 (ja) レーザー受光器
JP2010006570A (ja) エレベータの点検窓装置
JP4536798B2 (ja) 遊技機
WO2017175357A1 (ja) 機器取付装置、機器取付方法、及びエレベータ用かご
JP2015020838A (ja) エレベータの警報装置
JP2017003269A (ja) 金属帯穴検査装置の点検装置および点検方法
KR20180122250A (ko) 권취 코일용 단부 검출장치
KR20210064742A (ko) Led 조명장치
JP7292713B2 (ja) 光学検査機の検査機能確認方法および検査機能確認装置
KR101520363B1 (ko) 차량 이동식 등명기 배광검사장치
JP4536800B2 (ja) 遊技機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190927

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20201013

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20201020

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20201029

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6787759

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150