JP6787084B2 - 係数決定プログラム、係数決定方法及び係数決定装置 - Google Patents

係数決定プログラム、係数決定方法及び係数決定装置 Download PDF

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Description

本発明は、システム同定技術に関する。
システムへの入力とシステムからの出力とに基づいてシステムを同定する技術が存在する。例えば図1に示すように、常微分方程式で表される物理的なシステムについてアナログの入力u(t)及び出力y(t)が与えられたとき、以下に示すような関係が成り立つように微分演算子P(d/dt)の微分係数P0乃至Pmと微分演算子Q(d/dt)の微分係数Q0乃至Ql-1とを決定する問題を解くことで同定が行われる。なお、本願では、P(d/dt)y(t)とQ(d/dt)u(t)とがおおよそ一致する場合も「=」で表すものとする。
Figure 0006787084
システムへの入力がアナログデータではなくディジタルデータ(すなわち離散データ)であることもある。この場合、例えば図2に示すように、常微分方程式で表される物理的なシステムについてディジタルの入力u0、u1...u2nと出力y0、y1...y2nとが与えられたとき、(1)式のような関係が成り立つように微分演算子P(d/dt)の微分係数P0乃至Pmと微分演算子Q(d/dt)の微分係数Q0乃至Ql-1とを決定する問題を解くことで同定が行われる。
離散データを用いたシステム同定に関して、或る文献は、以下のような技術を開示する。具体的には、情報処理装置が、システムのディジタル入力及びディジタル出力のそれぞれについて、指数関数の線型和で表されるフィッティング曲線を生成する。そして、情報処理装置は、微分演算子とディジタル入力についてのフィッティング曲線との積の結果に含まれる各指数関数の係数と、ディジタル出力についてのフィッティング曲線に含まれる同一の指数関数の係数とが一致するように、微分演算子の係数を算出する。
特開2015−135662号公報
ところで、人の運動や車両の移動などについての力学的な数理モデルを同定する場合、計測される離散データ(例えば、加速度の離散データ)に含まれる高周波成分はノイズに関連するものであるため、低周波成分を用いて同定が行われる。すなわち、数理モデルは低階微分の項のみを含む微分方程式で表される。
上記技術は汎用的な技術であり、微分方程式の次数の設定について決まりが無いので、離散データの全周波数成分を使用して解析が行われる。従って、上記のような数理モデルの同定には必ずしも適していない。また、微分方程式の次数を変えて同定を行うたびに同定結果について検証が行われるので、検証が完了するまでの計算量が多くなることがある。
本発明の目的は、一側面によれば、微分方程式で表されるシステムの同定に要する計算量を減らす技術を提供することである。
一態様に係る係数決定方法は、システムを表す微分方程式の次数を第1の次数に設定した場合の第1の微分係数を、システムへのディジタル入力及びシステムからのディジタル出力に対する離散フーリエ変換の結果に基づき算出し、微分方程式の次数を第2の次数に設定した場合の第2の微分係数を記憶装置から読み出し、第1の微分係数と読み出した第2の微分係数との比較に基づき、微分方程式の微分係数の収束について判定し、判定の結果に基づき、微分方程式の微分係数を決定する処理を含む。
微分方程式で表されるシステムの同定に要する計算量を減らせるようになる。
図1は、アナログ入出力のシステムを模式的に示す図である。 図2は、ディジタル入出力のシステムを模式的に示す図である。 図3は、本実施の形態に係るシステムの概要を示す図である。 図4は、本実施の形態に係る情報処理装置の機能ブロック図である。 図5は、メインの処理フローを示す図である。 図6は、ディジタル入出力のシステムを模式的に示す図である。 図7は、第1データ格納部に格納されるデータの一例を示す図である。 図8は、第1データ格納部に格納されるデータの一例を示す図である。 図9は、第2データ格納部に格納されるデータの一例を示す図である。 図10は、第2データ格納部に格納されるデータの一例を示す図である。 図11は、線形回帰を説明するための図である。 図12は、mの値及びlの値の更新について説明するための図である。 図13は、微分係数の算出結果を示す図である。 図14は、予測処理の処理フローを示す図である。 図15は、コンピュータの機能ブロック図である。
図3に、本実施の形態に係るシステムの一例を示す。車両1000には、検出装置100が設けられており、当該検出装置100は、車両1000の加速度を測定する加速度センサ101と、車両1000の走行距離を測定する距離センサ102と、通信部103とを有する。なお、車両1000は、1台だけではなく、複数台の場合もある。
検出装置100の通信部103は、インターネットなどのネットワーク200を介して、例えばデータセンタやクラウド内の情報処理装置300へ測定データを送信する。車両1000は、m次(mは0以上の整数)の微分演算子とl次(lは0以上の整数)の微分演算子とを含む以下の微分方程式で表される物理的なシステムである。
Figure 0006787084
図4に、情報処理装置300の構成例を示す。
情報処理装置300は、通信部310と、入出力データ格納部320と、学習処理部330と、予測処理部340とを有する。
通信部310は、車両1000における検出装置100からの測定データを受信し、入出力データ格納部320に格納する。学習処理部330は、ディジタル入力及びディジタル出力から、車両1000を表す微分方程式を同定するための処理を実行する。学習処理部330は、DFT(Discrete Fourier Transformation)計算部331と、第1データ格納部332と、第1演算部333と、第2データ格納部334と、更新部335と、比較部336とを有する。第1演算部333は、第1係数算出部3331と、線型回帰処理部3332とを有する。
DFT計算部331は、入出力データ格納部320に格納されているデータに基づき処理を実行し、処理結果を第1データ格納部332に格納する。第1係数算出部3331は、第1データ格納部332に格納されているデータに基づき、線型回帰処理部3332で用いられるデータを生成し、第1データ格納部332に格納する。線型回帰処理部3332は、第1データ格納部332に格納されているデータを用いて線型回帰処理を実行し、処理結果を第2データ格納部334に格納する。比較部336は、第2データ格納部334に格納されているデータに基づき比較処理を行い、処理結果に応じて、第2演算部343又は更新部335に通知を行う。更新部335は、mの値およびlの値を更新し、更新後のmの値およびlの値をDFT計算部331に通知する。
線型回帰処理の処理結果は、m次の微分演算子の微分係数およびl次の微分演算子の微分係数を含む。m次の微分演算子の微分係数およびl次の微分演算子の微分係数が得られれば、車両1000を表す微分方程式が得られることになる。
予測処理部340は、同定された微分方程式及び新たなディジタル入力からディジタル出力を予測する処理を実行する。予測処理部340は、フィッティング曲線生成部341と、第3データ格納部342と、第2演算部343と、第4データ格納部344とを有する。第2演算部343は、第2係数算出部3431と、出力データ算出部3432とを有する。
フィッティング曲線生成部341は、離散フーリエ変換(DFT)を行って、入出力データ格納部320に格納されたディジタル入力についてのフィッティング曲線を生成し、フィッティング曲線のデータを第3データ格納部342に格納する。第2係数算出部3431は、比較部336から通知された微分係数と、第3データ格納部342に格納されているフィッティング曲線のデータとから、出力関数の係数を算出する。出力データ算出部3432は、第2係数算出部3431により算出された係数で特定される出力関数により、出力データを算出し、第4データ格納部344に格納する。
次に、図5乃至図9を用いて、情報処理装置300が実行する処理について説明する。なお、車両1000の検出装置100の通信部103は、任意のタイミングで、ディジタル入力(例えば加速度センサ101の測定データ)及びディジタル出力(例えば距離センサ102の測定データ)のデータを、情報処理装置300に送信するものとする。情報処理装置300の通信部310は、車両1000からの受信データを、入出力データ格納部320に格納するものとする。
より具体的には、図6に示すように、ディジタル入力Uj(j=1乃至r)に対して、システムの出力Yjが得られるものとする。なお、Uj及びYjは、以下に示すように、2n+1個の離散点を含む。
Figure 0006787084
このシステムは、上でも述べたように、m次の微分演算子P(d/dt)とl次の微分演算子Q(d/dt)とを含む微分方程式P(d/dt)yj(t)=Q(d/dt)uj(t)で表される。
そうすると、学習処理部330のDFT計算部331は、m=0と設定し且つl=0と設定し(図5:ステップS1)、さらにDFT計算部331は、p=m+lと設定する(ステップS3)。
DFT計算部331は、係数Yj,p、Uj,p、Yj,-p及びUj,-pが既に算出されたか判定する(ステップS5)。
係数Yj,p、Uj,p、Yj,-p及びUj,-pが既に算出された場合(ステップS5:Yesルート)、処理はステップS9に移行する。一方、Yj,p、Uj,p、Yj,-p及びUj,-pが未だ算出されていない場合(ステップS5:Noルート)、DFT計算部331は、入出力データ格納部320に格納されているデータに基づき、係数Yj,p、Uj,p、Yj,-p及びUj,-pを算出する(ステップS7)。DFT計算部331は、算出結果を第1データ格納部332に格納する。
図7に、ステップS7の処理によって第1データ格納部332に格納されるデータの一例を示す。図7には、p=0の場合にステップS7の処理によって第1データ格納部332に格納される算出結果が示されている。なお、例えば図8に示すように、ステップS7の処理が行われる度に第1データ格納部332に処理結果が追加されていくようになる。
ステップS7においては、後述する(14)式によって係数Yj,p、Uj,p、Yj,-p及びUj,-pが算出されるが、この(14)式の導出過程等について以下で説明する。なお、ここでは説明を分かりやすくするためjの記載が一部で省略されている。
離散点の実数値y0,y1,...,y2nに対してDFTを行って、n+1個の周波数を算出すると、以下のようになる。
Figure 0006787084
各周波数Y0,Y1,...,Ynは、複素数になるので、実部aq及び虚部bqにより以下のように表される。
Figure 0006787084
なお、離散点は実数値であるのでDFTの性質から、b0=0となることに注意する。
このように得られたaq及びbqを用いて、以下に示す有限の(すなわちn次の)フーリエ級数を生成することができる。
Figure 0006787084
ここで得られたフーリエ級数が離散点y0,y1,...,ynのフィッティング曲線となる。このフィッティング曲線は、以下で説明するように、これらの離散点を通過する。
なお、2n+1個の離散点y0,y1,...,y2nが得られると、DFTによって2n+1個の周波数を得ることができる。
Figure 0006787084
この離散点が実数値である場合には、以下のような関係式が得られる。
Figure 0006787084
バー付きのYは、Yの共役数を表す。このことから、以下の関係式も得られる。
Figure 0006787084
ここで周波数Y0,Y1,...,Y2nから元の離散点のデータを復元するために逆離散フーリエ変換(IDFT:Inverse DFT)を行う場合には、以下の数式の1行目のように表される。
Figure 0006787084
この2行目は、上で示したYとYの共役数との関係から、1行目の右辺を分解したものに相当する。3行目以降は、パラメータq等を調整して、周波数の実部aq及び虚部bqで表現して整理を進めると、最終行が得られる。
一方、(6)式で示したn次のフーリエ級数y(t)をt=0,1,...,2nでサンプリングすると、以下の式が得られる。
Figure 0006787084
この(11)式の右辺と逆離散フーリエ変換の式の最終行は等しいので、これによってyi=y(i)(i=0,1,...,2n)となることが分かる。すなわち、(6)式のn次のフーリエ級数y(t)は、元の離散点の各々を通過することが分かる。
また、任意のn次のフーリエ級数g(t)が与えられたとき、g(t)をt=0,1,...,2nでサンプリングして離散点gi=g(i)(i=0,1,...,2n)を求めてから、この離散点gi(i=0,1,...,2n)のフィッティング曲線を求めると、元のg(t)に戻る。これは上で述べたのと同様の手法を用いれば証明できるが、ここではその詳細については省略する。以上のことから、このフィッティング法は、離散点と有限のフーリエ級数との間での一対一且つ上の対応になっている。
従って、ディジタル出力についてのフィッティング曲線yj(t)及びディジタル入力についてのフィッティング曲線uj(t)は、以下のように得られる。
Figure 0006787084
但し、このフィッティング曲線yj(t)及びuj(t)は、ネイピア数eを底とする指数関数の線型和で表すことができる。このように指数関数の線型和で表される場合には、m次の微分を簡単に行うことができる。
Figure 0006787084
このように、係数Yj,q及びUj,qは、ネイピア数eを底とする指数関数の線型和でフィッティング曲線を表す場合に使用される係数に相当する。係数Yj,q及びUj,qは以下のように表される。
Figure 0006787084
図5の説明に戻り、第1演算部333は、q=−p,−p+1,...,pについて、第1データ格納部332に格納されている係数Yj,q、Uj,q、Yj,-q及びUj,-qを読み出し、読み出した係数を用いてm次の微分演算子P(d/dt)の微分係数P0乃至Pm及びl次の微分演算子Q(d/dt)の微分係数Q1乃至Qlを算出する(ステップS9)。第1演算部333は、算出した微分係数を第2データ格納部334に格納する。
図9に、第2データ格納部334に格納されるデータの一例を示す。図9の例では、m=0且つl=0の場合にステップS9の処理によって第2データ格納部334に格納される算出結果が示されている。なお、例えば図10に示すように、ステップS9の処理が行われる度に第2データ格納部334に処理結果が追加されていくようになる。
ステップS9の処理について説明を追加する。ステップS9においては、まず第1係数算出部3331が、係数Yj,q及びUj,qから、m次の微分演算子の各微分係数およびl次の微分演算子の各微分係数を算出するためのαβ平面の点群(C,D)を複数生成する。第1係数算出部3331は、処理結果を第1データ格納部332に格納する。
上でも述べたように、P(d/dt)yj(t)=Q(d/dt)uj(t)であるから、左辺のP(d/dt)yj(t)は、以下のように表される。
Figure 0006787084
jは、上でも述べたように、指数関数の線型和となるので、1階微分であれば係数が、指数関数の指数部の係数となり、2階微分であれば係数が(指数関数の指数部の係数)2となり、3階微分であれば係数が(指数関数の指数部の係数)3となり、m階微分であれば係数が(指数関数の指数部の係数)mとなる。このように微分演算が非常に簡単になる。
すなわち、以下のように表される。
Figure 0006787084
従って、上で述べた(15)式が得られる。
同様に、Q(d/dt)も以下のように表される。
Figure 0006787084
そうすると、P(d/dt)yj(t)=Q(d/dt)uj(t)は、以下のように表される。
Figure 0006787084
なお、(18)式の各指数関数は、直交しているので、各指数関数の係数が左辺と右辺とで一致していれば、左辺全体と右辺全体とが一致することになる。すなわち、以下の関係が成り立つ。
Figure 0006787084
ここでUj,q(2√(−1)qπ/(2n+1))lは定数項であるから右辺に置き、左辺を未知の微分係数P0乃至Pm及びQ1乃至Qlにまとめると、以下のように変形される。
Figure 0006787084
ステップS9では、この(20)式における未知の微分係数に乗じられる係数群がm次元ベクトルCj,qとして算出され、(20)式における定数項の値がDj,qとして以下のように算出される。
Figure 0006787084
そうすると、線型回帰処理部3332は、このような点群(Cj,q,Dj,q)に対して最小二乗法による線型回帰を行って微分係数P0乃至PmとQ1乃至Qlとを算出し、第2データ格納部334に格納する。ここでは、第1データ格納部332に格納されたデータを用いて処理が行われる。
この算出においては、β=P(α)=α00+α11+α22+・・・・+αm-1m-1+αmm+αm+11+αm+22+・・・+αm+llという回帰直線の未知の係数P0乃至PmとQ1乃至Qlとが算出される。すなわち、模式的に示せば図11に示すように、αβ平面において、ステップS9で示される点群が配置された場合に、誤差が最小となるようなβ=P(α)に含まれる係数P0乃至PmとQ1乃至Qlとを算出する。最小二乗法については周知であるから、これ以上述べない。
以上のような処理を実行することによって、最も誤差が小さくP(d/dt)yj(t)≒Q(d/dt)uj(t)となるような微分演算子の微分係数が算出される。
上でも述べたように、フィッティング曲線が指数関数の線型和で表されるので、高次の微分も簡単に行うことができ、上で述べた処理を高速に実行することができる。
図5の説明に戻り、比較部336は、第2データ格納部334に格納されたデータに基づき、今回算出され且つ前回も算出された微分係数が、前回と今回とで同じ値であるか判定する(ステップS11)。例えば、前回算出された微分係数が図9に示すようにP0であり、今回算出された微分係数が図10に示すようにP0及びP1である場合、P0が前回と今回とで同じ値であるか判定される。
今回算出され且つ前回も算出された微分係数が、前回と今回とで同じ値ではない場合(ステップS11:Noルート)、比較部336は、更新部335に対して通知を行う。これに応じ、更新部335は、mの値及びlの値を更新する(ステップS15)。処理はステップS3に戻る。なお、ステップS11の処理を初めて実行する場合も処理はステップS11のNoルートに進む。
本実施の形態においては、更新部335は、例えば図12に示した情報に従ってmの値及びlの値を更新する。図12の例では、まずm+l=0が成立するように更新が行われ、次にm+l=1が成立するように更新が行われ、・・・というように、m+l=Xを満たすmとlとの組合せがなくなった場合に、m+l=X+1を満たすmとlとの組合せが採用されることが繰り返し行われる。このように、m+lの値がなるべく変わらないように更新を行うことで、ステップS7の処理を行う回数を減らせるようになる。
一方、今回算出され且つ前回も算出された微分係数が、前回と今回とで同じ値である場合(ステップS11:Yesルート)、比較部336は、以下の処理を実行する。具体的には、比較部336は、第2データ格納部334に格納されたデータに基づき、今回算出され且つ前回算出されていない微分係数の値が0であるか判定する(ステップS13)。例えば、前回算出された微分係数が図9に示すようにP0であり、今回算出された微分係数が図10に示すようにP0及びP1である場合、P1が0であるか判定される。
今回算出され且つ前回算出されていない微分係数の値が0ではない場合(ステップS13:Noルート)、処理はステップS15に移行する。なお、ステップS13の処理を初めて実行する場合も処理はステップS13のNoルートに進む。
一方、今回算出され且つ前回算出されていない微分係数の値が0である場合(ステップS13:Yesルート)、比較部336は、今回又は前回算出された微分係数の値を含む通知を学習結果として第2演算部343に送信する。これに応じ、第2演算部343は、通知された微分係数の値を用いた予測処理の実行を開始する。
ここまでの処理について、具体例を用いて説明を追加する。例えばm=0且つl=0の場合にはYj,0及びUj,0が算出され、Yj,0及びUj,0に基づきP0が算出される。そして初回の処理なのでmの値およびlの値が更新される。ここでは、m=1且つl=0に更新されたとする。この場合にはYj,1、Uj,1、Yj,-1及びUj,-1が算出され、算出されたYj,1、Uj,1、Yj,-1及びUj,-1とYj,0及びUj,0とに基づき、P0及びP1が算出される。
ここで、m=0且つl=0のときに算出されたP0と、m=1且つl=0のときに算出されたP0とが同じであるか判定され、同じである場合にはm=1且つl=0のときに算出されたP1=0であるか判定される。P0の値が同じであると判定され且つP1=0である場合には、予測処理部340の処理が開始される。一方、P0の値が同じではない又はP1=0ではない場合、mの値及びlの値が更新される。ここでは、m=0且つl=1に更新される。そして、m=0且つl=1のときに算出された微分係数について、上記と同様の処理が行われる。
別の例として、以下の(22)式に示す関数u(t)を(2n+1)点でサンプルした離散データ(u(0),u(1),...,u(2n))を入力とし、以下の(23)式に示す関数y(t)を(2n+1)点でサンプルした離散データ(y(0),y(1),...,y(2n))を出力とするシステムの同定を行うことを考える。
Figure 0006787084
Figure 0006787084
この場合、y(t)=((d/dt)+1)u(t)が成立する。
図13に示すように、m=0且つl=1のときにP0=1及びQ1=1が算出され、mの値及びlの値が更新され、m=0且つl=2のときにP0=1、Q1=1およびQ2=0が算出される。すると、正しく同定が行われたと判定され、予測処理部340の処理が開始される。この判定には、或るmの値およびlの値で同定が正しく同定が行われた場合、更新後のmの値及びlの値によって新たに算出された微分係数の値は0になり且つ元々算出された微分係数の値については更新前後で差が無いという性質が利用されている。本実施の形態においては、(2)式に示したようにQ(d/dt)を定義したことによってこの性質を利用することが可能になっている。
背景技術の欄で述べたように、2015−135662号公報の技術を利用する場合には、mとlとの組合せの各々について、予測処理部340は同定が適切か否かの検証を行うことになる。一方、本実施の形態の方法によれば、予測処理部340は同定が適切か否かの検証を毎回行わなくてもよいので、同定にかかる時間を短縮できるようになる。
また、高周波成分に対応する高階微分の項が不要であり且つ低階微分の項のみを含む微分方程式で表されるシステムに対しても、同定を適切に行うことができるようになる。
図5の説明に戻り、予測処理部340は、学習処理部330の学習結果に基づき、予測処理を実行する(ステップS17)。予測処理については、図14を用いて詳細に説明する。
なお、学習処理を行った後は、車両1000の検出装置100は、加速度センサ101の測定データのみ、すなわちディジタル入力のデータを通信部103から情報処理装置300に送信することになる。これによって情報処理装置300への送信データ量が削減される。ここでは、学習処理で用いたディジタル入力ではなく、別のディジタル入力として新たに加速度センサ101の測定データを取得する。
従って、情報処理装置300の通信部310は、ディジタル入力のデータを、車両1000から受信すると、入出力データ格納部320に格納する。
そして、予測処理部340のフィッティング曲線生成部341は、入出力データ格納部320からディジタル入力のデータU(=(u0,u1,..,u2n))を読み出す(図14:ステップS21)。そして、フィッティング曲線生成部341は、DFTにより、ディジタル入力Uについてのフィッティング曲線u(t)を生成し、当該曲線のデータを、第3データ格納部342に格納する(ステップS23)。(13)式におけるUq(qは−n乃至+n)を算出する。なお、j=1のみなので、サフィックスjは省略されている。
そして、第2演算部343の第2係数算出部3431は、フィッティング処理の結果Uq及び学習処理部330から通知された微分演算子の微分係数P0乃至PmとQ1乃至Qlとを用いて、出力関数y(t)の係数Yq(qは−n乃至+n)を算出する(ステップS25)。
具体的には、以下の式にてYqを算出する。
Figure 0006787084
そうすると、係数Yqから出力関数y(t)は、以下のように表される。
Figure 0006787084
よって、出力データ算出部3432は、(25)式に従って、予め定められたt(=0,1,...,2n)について、出力データY=(y0,y1,...,y2n)を算出し、第4データ格納部344に格納する(ステップS27)。
このようにすれば学習処理によって得られた微分演算子の係数を用いて、走行距離を推定し、出力することが可能となる。
本実施の形態の方法によれば、例えば人の動作の力学的な物理モデルのような、低階微分を含む微分方程式と離散データの低周波部分とが重要なモデルに対して、同定にかかる時間を短縮することができ、また、適切な微分方程式を特定できる。例えば、2階微分を含む(2(d/dt)2+(d/dt)+1)y(t)=u(t)という微分方程式のシステムについて、サンプル数2n+1=2001の入出力離散データを使用して同定を行った場合、既存の方法と比べて計算量を1/20にすることができるようになる。
以上本発明の実施の形態を説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、車両1000に設けた加速度センサ101及び距離センサ102を前提にした説明を行ったが、同定を行うべきシステムの入力及び出力に応じた他のセンサによって測定されるデータであっても良い。
また、図3及び図4に示した機能ブロック図は一例であって、プログラムモジュール構成とは一致しない場合もある。さらに処理フローについても、処理結果が変わらない限り、処理順番を入れ替えたり、複数ステップを並列実行するようにしても良い。
さらに、図3及び図4では、検出装置100と情報処理装置300とが分けて実装されていたが、用途によっては一体化された装置を実装する場合もある。さらに、検出装置100は、例えば携帯電話機やカーナビゲーション装置などの装置に組み込まれる場合もある。
さらに、システム同定だけではなく、人工知能の学習問題にも応用が可能である。
なお、上で述べた情報処理装置300は、コンピュータ装置であって、図15に示すように、メモリ2501とCPU(Central Processing Unit)2503とハードディスク・ドライブ(HDD:Hard Disk Drive)2505と表示装置2509に接続される表示制御部2507とリムーバブル・ディスク2511用のドライブ装置2513と入力装置2515とネットワークに接続するための通信制御部2517とがバス2519で接続されている。オペレーティング・システム(OS:Operating System)及び本実施例における処理を実施するためのアプリケーション・プログラムは、HDD2505に格納されており、CPU2503により実行される際にはHDD2505からメモリ2501に読み出される。CPU2503は、アプリケーション・プログラムの処理内容に応じて表示制御部2507、通信制御部2517、ドライブ装置2513を制御して、所定の動作を行わせる。また、処理途中のデータについては、主としてメモリ2501に格納されるが、HDD2505に格納されるようにしてもよい。本技術の実施例では、上で述べた処理を実施するためのアプリケーション・プログラムはコンピュータ読み取り可能なリムーバブル・ディスク2511に格納されて頒布され、ドライブ装置2513からHDD2505にインストールされる。インターネットなどのネットワーク及び通信制御部2517を経由して、HDD2505にインストールされる場合もある。このようなコンピュータ装置は、上で述べたCPU2503、メモリ2501などのハードウエアとOS及びアプリケーション・プログラムなどのプログラムとが有機的に協働することにより、上で述べたような各種機能を実現する。
以上述べた本実施の形態をまとめると、以下のようになる。
本実施の形態の第1の態様に係る係数決定方法は、システムを表す微分方程式の次数を第1の次数に設定した場合の第1の微分係数を、システムへのディジタル入力及びシステムからのディジタル出力に対する離散フーリエ変換の結果に基づき算出し、微分方程式の次数を第2の次数に設定した場合の第2の微分係数を記憶装置から読み出し、第1の微分係数と読み出した第2の微分係数との比較に基づき、微分方程式の微分係数の収束について判定し、判定の結果に基づき、微分方程式の微分係数を決定する処理を含む。
このようにすれば、算出した微分係数が適切であるか否かの検証を毎回行わなくてもよいので、微分方程式で表されるシステムの同定に要する計算量を減らすことができるようになる。
また、第1の次数が第2の次数より大きくてもよい。
例えば人の運動や車両の移動など、力学的な要因で発生する事象は、低次の微分方程式で表されることが多い。上で述べたようにすれば、低次の微分方程式から先に処理が行われるようになるので、特に上記のような事象を対象とする場合に同定に要する時間を短くすることができる。すなわち、同定に要する時間を減らすことができるようになる。
また、本係数決定方法は、(D)微分方程式に複数の微分演算子が含まれる場合、複数の微分演算子の次数の組合せを、複数の微分演算子の次数の総和が第2の次数以上になり、且つ、微分方程式の次数を第2の次数に設定した場合における複数の微分演算子の次数の組合せと異なるように設定する処理をさらに含んでもよい。
離散フーリエ変換が無駄に行われて計算量が増えることを抑制できるようになる。
また、微分方程式の微分係数の収束について判定を行う処理において、(b1)第1の微分係数及び第2の微分係数のいずれにも含まれる微分係数が、微分方程式の次数を第2の実数に設定した場合と微分方程式の次数を第2の次数に設定した場合とで同じ値であり、且つ、第1の微分係数に含まれ且つ第2の微分係数に含まれない微分係数の値がゼロであるか判定してもよい。
適切な微分係数が算出されたことを確認できるようになる。
また、微分方程式の微分係数を決定する処理において、(c1)判定の結果が微分方程式の微分係数が収束したことを示している場合、微分方程式の微分係数を決定し、判定の結果が部分方程式の微分係数が収束していないことを示している場合、算出した微分係数を記憶装置に格納し且つ微分方程式の次数を第3の次数に設定してもよい。
算出結果を使用して次の処理を実行できるので、計算量の増加を抑制できるようになる。
本実施の形態の第2の態様に係る係数決定装置(例えば、情報処理装置300)は、(E)システムを表す微分方程式の次数を第1の次数に設定した場合の微分係数を、システムへのディジタル入力及びシステムからのディジタル出力に対する離散フーリエ変換の結果に基づき算出する算出部(例えば、第1演算部333)と、(F)微分方程式の次数を第2の次数に設定した場合の微分係数を記憶装置から読み出し、算出した微分係数と読み出した微分係数との比較に基づき、微分方程式の微分係数の収束について判定を行い、判定の結果に基づき、微分方程式の微分係数を決定する決定部(例えば、比較部336)とを有する。
なお、上で述べたような処理をコンピュータに実行させるためのプログラムを作成することができ、当該プログラムは、例えばフレキシブル・ディスク、CD−ROMなどの光ディスク、光磁気ディスク、半導体メモリ(例えばROM)、ハードディスク等のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体又は記憶装置に格納される。なお、処理途中のデータについては、RAM等の記憶装置に一時保管される。
以上の実施例を含む実施形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)
コンピュータに、
システムを表す微分方程式の次数を第1の次数に設定した場合の第1の微分係数を、前記システムへのディジタル入力及び前記システムからのディジタル出力に対する離散フーリエ変換の結果に基づき算出し、
前記微分方程式の次数を第2の次数に設定した場合の第2の微分係数を記憶装置から読み出し、前記第1の微分係数と読み出した前記第2の微分係数との比較に基づき、前記微分方程式の微分係数の収束について判定し、
判定の結果に基づき、前記微分方程式の微分係数を決定する、
処理を実行させる係数決定プログラム。
(付記2)
前記第1の次数が前記第2の次数より大きい、
付記1記載の係数決定プログラム。
(付記3)
前記コンピュータに、
前記微分方程式に複数の微分演算子が含まれる場合、前記複数の微分演算子の次数の組合せを、前記複数の微分演算子の次数の総和が前記第2の次数以上になり、且つ、前記微分方程式の次数を前記第2の次数に設定した場合における前記複数の微分演算子の次数の組合せと異なるように設定する、
処理をさらに実行させる付記1記載の係数決定プログラム。
(付記4)
前記微分方程式の微分係数の収束について判定を行う処理において、
前記第1の微分係数及び前記第2の微分係数のいずれにも含まれる微分係数が、前記微分方程式の次数を前記第2の実数に設定した場合と前記微分方程式の次数を前記第2の次数に設定した場合とで同じ値であり、且つ、前記第1の微分係数に含まれ且つ前記第2の微分係数に含まれない微分係数の値がゼロであるか判定する、
付記1記載の係数決定プログラム。
(付記5)
前記微分方程式の微分係数を決定する処理において、
前記判定の結果が前記微分方程式の微分係数が収束したことを示している場合、前記微分方程式の微分係数を決定し、前記判定の結果が前記部分方程式の微分係数が収束していないことを示している場合、算出した前記微分係数を前記記憶装置に格納し且つ前記微分方程式の次数を第3の次数に設定する、
付記1記載の係数決定プログラム。
(付記6)
コンピュータが、
システムを表す微分方程式の次数を第1の次数に設定した場合の第1の微分係数を、前記システムへのディジタル入力及び前記システムからのディジタル出力に対する離散フーリエ変換の結果に基づき算出し、
前記微分方程式の次数を第2の次数に設定した場合の第2の微分係数を記憶装置から読み出し、前記第1の微分係数と読み出した前記第2の微分係数との比較に基づき、前記微分方程式の微分係数の収束について判定し、
判定の結果に基づき、前記微分方程式の微分係数を決定する、
処理を実行する係数決定方法。
(付記7)
システムを表す微分方程式の次数を第1の次数に設定した場合の第1の微分係数を、前記システムへのディジタル入力及び前記システムからのディジタル出力に対する離散フーリエ変換の結果に基づき算出する算出部と、
前記微分方程式の次数を第2の次数に設定した場合の第2の微分係数を記憶装置から読み出し、前記第1の微分係数と読み出した前記第2の微分係数との比較に基づき、前記微分方程式の微分係数の収束について判定し、判定の結果に基づき、前記微分方程式の微分係数を決定する決定部と、
を有する係数決定装置。
100 検出装置
101 加速度センサ
102 距離センサ
103 通信部
200 ネットワーク
300 情報処理装置
310 通信部
320 入出力データ格納部
330 学習処理部
340 予測処理部
331 DFT計算部
332 第1データ格納部
333 第1演算部
334 第2データ格納部
335 更新部
336 比較部
341 フィッティング曲線生成部
342 第3データ格納部
343 第2演算部
344 第4データ格納部

Claims (7)

  1. コンピュータに、
    システムを表す微分方程式の次数を第1の次数に設定した場合の第1の微分係数を、前記システムへのディジタル入力及び前記システムからのディジタル出力に対する離散フーリエ変換の結果に基づき算出し、
    前記微分方程式の次数を第2の次数に設定した場合の第2の微分係数を記憶装置から読み出し、前記第1の微分係数と読み出した前記第2の微分係数との比較に基づき、前記微分方程式の微分係数の収束について判定し、
    判定の結果に基づき、前記微分方程式の微分係数を決定する、
    処理を実行させる係数決定プログラム。
  2. 前記第1の次数が前記第2の次数より大きい、
    請求項1記載の係数決定プログラム。
  3. 前記コンピュータに、
    前記微分方程式に複数の微分演算子が含まれる場合、前記複数の微分演算子の次数の組合せを、前記複数の微分演算子の次数の総和が前記第2の次数以上になり、且つ、前記微分方程式の次数を前記第2の次数に設定した場合における前記複数の微分演算子の次数の組合せと異なるように設定する、
    処理をさらに実行させる請求項1記載の係数決定プログラム。
  4. 前記微分方程式の微分係数の収束について判定を行う処理において、
    前記第1の微分係数及び前記第2の微分係数のいずれにも含まれる微分係数が、前記微分方程式の次数を前記第2の実数に設定した場合と前記微分方程式の次数を前記第2の次数に設定した場合とで同じ値であり、且つ、前記第1の微分係数に含まれ且つ前記第2の微分係数に含まれない微分係数の値がゼロであるか判定する、
    請求項1記載の係数決定プログラム。
  5. 前記微分方程式の微分係数を決定する処理において、
    前記判定の結果が前記微分方程式の微分係数が収束したことを示している場合、前記微分方程式の微分係数を決定し、前記判定の結果が前記部分方程式の微分係数が収束していないことを示している場合、算出した前記微分係数を前記記憶装置に格納し且つ前記微分方程式の次数を第3の次数に設定する、
    請求項1記載の係数決定プログラム。
  6. コンピュータが、
    システムを表す微分方程式の次数を第1の次数に設定した場合の第1の微分係数を、前記システムへのディジタル入力及び前記システムからのディジタル出力に対する離散フーリエ変換の結果に基づき算出し、
    前記微分方程式の次数を第2の次数に設定した場合の第2の微分係数を記憶装置から読み出し、前記第1の微分係数と読み出した前記第2の微分係数との比較に基づき、前記微分方程式の微分係数の収束について判定し、
    判定の結果に基づき、前記微分方程式の微分係数を決定する、
    処理を実行する係数決定方法。
  7. システムを表す微分方程式の次数を第1の次数に設定した場合の第1の微分係数を、前記システムへのディジタル入力及び前記システムからのディジタル出力に対する離散フーリエ変換の結果に基づき算出する算出部と、
    前記微分方程式の次数を第2の次数に設定した場合の第2の微分係数を記憶装置から読み出し、前記第1の微分係数と読み出した前記第2の微分係数との比較に基づき、前記微分方程式の微分係数の収束について判定し、判定の結果に基づき、前記微分方程式の微分係数を決定する決定部と、
    を有する係数決定装置。
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