JP6785695B2 - 除害機能付ドライ真空ポンプ - Google Patents

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Description

本発明は、ドライポンプを備え、排ガスを無害化する除害機能付ドライ真空ポンプに関する。
半導体デバイス、液晶パネル、太陽電池などの製造プロセスでは、真空に排気されたツール(プロセスチャンバ)内にプロセスガスを導入し、エッチング処理やCVD処理などの各種処理を行っている。また、このようなツールはクリーニングガスを流すことによって定期的に洗浄される。
これらプロセスガスやクリーニングガスの排ガスは、シラン系ガス(SiH4,TEOS等)、ハロゲン系ガス(NF3,ClF3,SF6,CHF3等)、PFCガス(CF4,C26等)などを含んでいて有害であるので、大気にそのまま放出することは好ましくない。そこで、これらの排ガスをツールの下流側に設置された除害システムによって無害化する必要がある。
図20は、除害システム90の構成例を示す概略ブロック図である。除害システム90はツール91からの排ガス(プロセスガスやクリーニングガス)を除害するものであり、ブースタポンプ92(BP)およびメインポンプ93(MP)を含むドライポンプ94、除害部95などから構成され、ドライポンプ94で吸引された排ガスが除害部95に導かれる。
ドライポンプ94におけるメインポンプ93と除害部95は、長い配管96で接続されている。配管96は接続部材96aによってドライポンプ94に接続され、接続部材96bによって除害部95に接続される。配管96内の排ガス濃度を爆限以下とするために、排ガスを希釈するための窒素ガス(望ましくはHot N2)が配管96内に導入される。また、配管96が長く、配管96内で排ガスの温度が低下して昇華生成物が析出してしまう可能性があるので、ヒーター97を取り付けて配管96を高温化している。
特開平9―861号公報
ドライポンプ94は、プロセスガスによって内部に生成物が析出したり、クリーニングガスによって腐食したりすることがあるため、定期的なメンテナンスが必要である。ツール91のダウンタイムを極力減らすためには、稼働中のメインポンプ93を同型式の予備ポンプと交換する、所謂スワップメンテナンスを行うのが望ましい。
しかしながら、通常(図20)の除害システムは大型かつ据え付けされておりスワップメンテナンスは困難である。
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたものであり、本発明の課題は、メンテナンスが容易な除害機能付ドライ真空ポンプを提供することである。
本発明の一態様によれば、ツールからの排ガスを真空排気する、1または複数のドライポンプに、前記ドライポンプによって真空排気された排ガスを無害化する除害部を備えた、除害機能付ドライ真空ポンプが提供される。それにより、除害部も所謂スワップメンテナンスを行うことができる。
また、前記ドライポンプと前記除害部とを着脱不能に直結する流路を備えたことにより、ガスのリークに対してきわめて安全な接続方法が提供される。
さらに、ドライポンプと除害部とが直結されるため、メンテナンスが容易となる。
前記ドライポンプは、その側面に排気口が設けられ、前記除害部は、前記排ガスを燃焼する燃焼部と、前記燃焼部に前記排ガスを導入するノズルと、を有し、前記流路は水平方向に延びて、一端が前記ドライポンプの排気口に接続され、他端が前記除害部のノズルに接続されてもよい。
このような接続により、流路を短くできる。
前記ドライポンプは、その上面に排気口が設けられ、前記除害部は、前記排ガスを燃焼する燃焼部と、前記燃焼部に前記排ガスを導入するノズルと、を有し、前記流路は鉛直部分および水平部分を有するL字形状であり、前記鉛直部分の下端が前記ドライポンプの排気口に接続され、前記水平部分の一端が前記除害部のノズルに接続されてもよい。
処理すべき排ガスの量が多いほど燃焼部の高さが必要となるが、このような接続により、ドライポンプの高さ分、燃焼部の高さを稼ぐことができ、除害機能付真空ポンプ全体の高さを小さくできる。
前記ドライポンプは、その下面に排気口が設けられ、前記除害部は、前記排ガスを燃焼する燃焼部と、前記燃焼部に前記排ガスを導入するノズルと、を有し、前記流路は鉛直部分および水平部分を有するL字形状であり、前記鉛直部分の上端が前記ドライポンプの排気口に接続され、前記水平部分の一端が前記除害部のノズルに接続されてもよい。
除害部が処理すべき排ガスの量がそれほど大きくなくてもよい場合、このような接続も可能である。
前記燃焼部は、円筒状であり、前記ノズルは、前記燃焼部の側面に設けられ、前記燃焼部の接線方向に前記排ガスを導入してもよい。
これにより、効率よく排ガスを無害化できる。
前記ドライポンプは、スクリュー型ポンプまたはルーツ型ポンプであってもよい。
除害機能付ドライ真空ポンプは、前記ドライポンプおよび前記除害部を移動可能なモジュールとし、スワップメンテナンスが可能であるのが望ましい。
前記ドライポンプは、前記ツールと接続された第1ポンプ(例えばブースタポンプ)と、前記第1ポンプと着脱可能に接続され、かつ、前記流路によって前記除害部と着脱不能に接続された第2ポンプ(例えばメインポンプ)と、を有してもよい。
さらに、前記除害部は、前記排ガスを燃焼する2以上の燃焼部と、前記2以上の燃焼部のいずれかを前記ドライポンプと接続する切り替え手段と、を有してもよい。
除害機能付ドライ真空ポンプがドライポンプおよび除害部を備え、これらが直結されるため、除害部のメンテナンスが容易となる。それにより、ユーザ工場でドライポンプと除害間の配管を取り外す危険な作業を回避できる。
一実施形態に係る除害機能付ドライ真空ポンプ100の概略構成を示すブロック図。 除害機能付ドライ真空ポンプ100から取り外されたメインポンプ1b、除害部2および全体制御盤4を示す図。 除害部2の主要部である燃焼部20の断面図。 図2AのA−A線断面図。 ツール200と除害機能付ドライ真空ポンプ100の全体制御盤4との間で行われる情報の入出力と、全体制御盤4とドライポンプ1,希釈用N2ユニット7および除害部2との間で行われる各種制御を説明する模式図。 メインポンプ1bの一例であるスクリュー型ポンプ10の垂直方向断面図。 スクリュー型ポンプ10の水平方向断面図。 スクリュー型ポンプ10と燃焼部20との第1接続例を示す模式図。 スクリュー型ポンプ10と燃焼部20との第2接続例を示す模式図。 スクリュー型ポンプ10と燃焼部20との第3接続例を示す模式図。 スクリュー型ポンプ10と燃焼部20との第4接続例を示す模式図。 スクリュー型ポンプ10と燃焼部20との第5接続例を示す模式図。 メインポンプ1bの別の例であるルーツ型ポンプ40の垂直方向断面図。 ルーツ型ポンプ40の水平方向断面図。 図11におけるB−B断面図。 ルーツ型ポンプ40と燃焼部20との第1接続例を示す模式図。 ルーツ型ポンプ40と燃焼部20との第2接続例を示す模式図。 ルーツ型ポンプ40と燃焼部20との第3接続例を示す模式図。 ルーツ型ポンプ40と燃焼部20との第4接続例を示す模式図。 図1の第1変形例を示すブロック図。 図1の第2変形例を示すブロック図。 図1の第3変形例を示すブロック図。 除害システム90の構成例を示す概略ブロック図。
以下、本発明に係る実施形態について、図面を参照しながら具体的に説明する。
図1は、一実施形態に係る除害機能付ドライ真空ポンプ100の概略構成を示すブロック図である。除害機能付ドライ真空ポンプ100は、ツール200からの排ガスを除害するものであり、インバータ(INV)がそれぞれ設けられたブースタポンプ1a(BP)およびメインポンプ1b(MP)を含むドライポンプ1と、除害部2と、流路3と、全体制御盤4と、下フレーム5aと、上フレーム5bとを備え、これらが符号101で示すようにパッケージ化されている。ツール200とは、例えば半導体デバイス、液晶パネル、太陽電池の製造装置である。排ガスとは、ツール200で用いられるプロセスガスや、洗浄用のクリーニングガスなどである。
ツール200からの排ガスは、ブースタポンプ1aおよびメインポンプ1bによって真空排気され、流路3を介して、除害部2に導かれる。具体的には、ツール200と接続されたブースタポンプ1aは大容量のポンプであり、大流量の排ガスを真空排気できる。ブースタポンプ1aの下流に設けられたメインポンプ1bはブースタポンプ1aからの排ガスを各段で圧縮・排気し圧力を下げ、真空度を確保する。
除害部2は、燃焼部20、タンク25および水洗搭26などから構成され、排ガスを無害化する。具体的には燃焼部20は、例えば排ガスに空気や酸素を加えて燃焼することにより、排ガスに含まれる有毒ガスや可燃性ガスを燃焼する。燃焼後の排ガスは水が入ったタンク25に導かれて冷却される。その後、樹脂製部材が充填された水洗搭26において、排ガスに水が噴射され水溶性ガスが除去される。無害化されたガスはユーザ−工場の排気ラインに排気される。
全体制御盤4は、ブースタポンプ1a、メインポンプ1bおよび除害部2を運転制御する。図示していないが、ブースタポンプ1a、メインポンプ1bおよび除害部2には、運転に必要な電源、冷却水、窒素、燃料などのユーティリティを接続するポート(不図示)が設けられる。
本実施形態において、ブースタポンプ1aとメインポンプ1bは配管8で接続されているが、ブースタポンプ1a側の配管とメインポンプ1b側の配管は、例えばクランプによって接続されており、着脱可能である。一方、メインポンプ1bと除害部2(における燃焼部20)は、継手等はなく(継手レス)、流路3で直結されている。すなわち、メインポンプ1b、流路3および除害部2はモジュールとして一体となっていて着脱不能であり、取り外しできない(もしくは、少なくともユーザ−工場で取り外すことを想定していない)。
一体となったメインポンプ1bおよび除害部2(ならびにその全体制御盤4)は移動可能なモジュールとされ、例えば下フレーム5aに設置される。そして、これらおよび上記ポートがフレーム6内に収納される。下フレーム5aにはキャスターが設けられ、容易に運搬できるようになっている。また、上フレーム5bにブースタポンプ1aが設置される。ユーティリティ類を除くと、下フレーム5aおよび上フレーム5bと外部との接続は、ブースタポンプ1aの接続(真空配管)と、無害化された排ガスを排気するための接続のみである。
このような構成にすることで、除害部2のスワップメンテナンスが容易となる。すなわち、ブースタポンプ1aをメインポンプ1bから取り外し、下フレーム5aごとメンテナンス対象のメインポンプ1bおよび除害部2を搬出する(図1A参照)。そして、予備(あるいは交換用)のメインポンプ1bおよび除害部2が収納された別の下フレーム5aを搬入し、ブースタポンプ1aと接続する。これにより、ツール200のダウンタイムを極力減らすことができる。また、ユーザ工場でドライポンプ1と除害部2とを取り外す危険な作業を回避できる。
このように、ドライポンプ1(におけるメインポンプ1b)と除害部2とを直結することで、次のようなメリットもある。両者間の距離が短いため、流路3内での排ガスの温度低下がほとんどなく、図20に示すようなヒーター97を設けなくてよい。そのため、ヒーター施工、ランニングコストを削減できる。また、排ガス濃度を下げるための窒素ガスを導入する必要もなく、除害部2で処理すべきガスの総量が減って除害部2を小型化でき、かつ、無害化に必要な酸素などの燃料も削減できる。さらに、流路3の径を小さくすることもできる。また、継手がないため排ガスがリークする危険性も低減できる。
以下、除害部2およびメインポンプ1bの具体的な構成例および接続例を説明する。
図2Aは、除害部2の主要部である燃焼部20の断面図である。燃焼部20は、上端が閉塞され、下端が開口した円筒状となっている。燃焼部20の上端部近傍において、燃料(燃料ガス)と、支燃性ガス(酸素含有ガス)と、ドライポンプ1によって吸引されたツール200からの排ガスとが導入されるようになっている。すなわち、燃焼部20の上部が、図1におけるメインポンプ1bと流路3を介して直結される。また、燃焼部20の上端部には点火用のパイロットバーナ22が設置されており、燃料および空気が供給されるようになっている。なお、実際には燃焼部20の下方に洗浄部などが設けられるが、図示を省略している。
図2Bは、図2AのA−A線断面図である。図示のように、燃料を吹き込む燃料用ノズル23aと、支燃性ガスを吹き込む支燃性ガス用ノズル23bと、流路3と接続されて排ガスを吹き込む排ガス用ノズル23cとが燃焼部20の内周面の側面において接線方向に向けて設置されている。燃料用ノズル23a、支燃性ガス用ノズル23bおよび排ガス用ノズル23cは、円筒状の燃焼部20の軸線に直交する同一平面上に位置しており、言い換えると、3つのノズルの燃焼室内周面側の開口の一部が同一平面上に位置している。
図2Aに示すように、燃焼部20には、燃料、支燃性ガスおよび排ガスの吹き込み位置のやや下方の位置に、燃焼部20の内壁面に濡れ壁(水膜)を形成するための水を供給する水供給ノズル24が設置されている。
図2Aおよび図2Bに示すように構成された燃焼部20において、燃料用ノズル23a、支燃性ガス用ノズル23bおよび排ガス用ノズル23cから、それぞれ燃料、支燃性ガスおよび排ガスを燃焼部20の内周面の接線方向に向けて、火炎の燃焼速度以上の流速で吹き込む。これにより、燃焼部20の内壁から浮いた三種混合の円筒状混合火炎が形成される。円筒状混合火炎は燃焼部20の軸線方向に沿って形成される。
三種のガスを共に接線方向に吹き込むことで、旋回遠心力により円筒状混合火炎の外側は温度が低くて重い未燃の三種混合ガス、内側は温度が高くて軽い三種混合の燃焼後ガスの分布が形成される。したがって、円筒状混合火炎は、温度が低い未燃の三種混合ガスに覆われた自己断熱された状態となるため、放熱による温度低下がなく、燃焼効率の高いガス処理が行われる。
図2Cは、ツール200と除害機能付ドライ真空ポンプ100の全体制御盤4との間で行われる情報の入出力と、全体制御盤4とドライポンプ1,希釈用N2ユニット7および除害部2との間で行われる各種制御を説明する模式図である。なお、希釈用N2ユニット7は、ドライポンプ1の内部に生成物が付着するのを防止するために、ドライポンプ1に窒素ガスを導入するものである。
ドライポンプ1は、ポンプ内部を流れるプロセスガスの流量に合わせて、希釈用N2ユニット7から希釈用のN2ガスを最終圧縮段の吸気側からポンプ内部に導入することで、ポンプの排気性能に悪影響を与えたり、ランニングコストを増大させたりすることなく、プロセスガスが圧縮され、ポンプ内部で最もプロセスガスが濃縮する最終圧縮段に固体が付着したり、腐食が発生したりすることを抑制することができる。
全体制御盤4は、ツール200の運転工程、ツール200に供給されたガスの種類およびガス流量の情報に基づいてドライポンプ1に供給されるN2ガスの流量を制御する。また、全体制御盤4は、ツール200の運転工程、ツール200に供給されたガスの種類およびガス流量の情報に基づいてドライポンプ1に供給される水の流量、電力を制御する。
図2Cにおいては、除害機能付ドライ真空ポンプ100の機器の全体を制御するコントローラとして全体制御盤4を図示したが、全体制御盤4は各機器(ドライポンプ1,希釈用N2ユニット7,除害部2)に付属して設置された個別のコントローラであってもよい。
図2Cに示す除害機能付ドライ真空ポンプ100において、ツール200の運転工程、供給ガス種、供給ガス流量がツール200から全体制御盤4に入力される。一例としてツール200がCVD装置の場合には、ツール200において、ウエハ投入→真空引き→昇温→成膜(材料ガス供給)→降温→大気圧復帰→ウエハ取り出しの各運転工程が順次行われ、そして、これらの運転工程が繰り返される。また、ツール200内に付着した固形物を除去するために、定期的にクリーニングガス(HF,ClF3,NF3等)をツール200内に供給して排気する。
全体制御盤4は、ツール200の運転工程、供給ガス種、供給ガス流量に応じてドライポンプ1のブースタポンプ1aおよびメインポンプ1bの回転速度の自動制御を行う。すなわち、真空側に配置されるブースタポンプ1aと大気側に配置されるメインポンプ1bとをツール200の運転工程、供給ガス種、供給ガス流量に応じた最適な回転速度に制御する。
ツール200がCVD装置の場合、各運転工程におけるブースタポンプ1aおよびメインポンプ1bの最適な回転速度は以下の通りである。
1)ウエハ投入:ドライポンプ1の運転は不要であるが、ドライポンプ1を完全に止めると立ち上げに時間が掛かるので、たとえば20%程度出力を落とした状態で運転して、ツール200の真空排気をバルブで止める。
2)真空引き:ドライポンプ1は100%出力で運転する。
3)昇温:真空が保たれた状態であれば良いので、ドライポンプ1は、例えば70%出力で運転する。
4)成膜:材料ガスが供給されるので、ドライポンプ1は100%出力で運転する。
5)降温:ガスの流入が止まるので、少し出力を落とした運転でよいので、ドライポンプ1は、例えば70%出力で運転する。
6)大気圧復帰:酸化しないように、ツール200にN2を流入させる。ドライポンプ1の運転は不要であるが、1)と同じ理由で出力を落とした状態で運転していても良い。
7)ウエハ取り出し:1)と同じ。
なお、ドライポンプ1は、真空引き工程においてはツール200にガスが供給されていないため、ツール200から全体制御盤4へは真空引きの運転工程が入力され、供給ガス種なし、供給ガス流量0の情報が入力される。そして、ツール200にガスが供給されると、ツール200から全体制御盤4に運転工程、供給ガス種、供給ガス流量の情報が入力される。ツール200にガスが供給される工程において、全体制御盤4は、供給ガス種、供給ガス流量に応じてドライポンプ1のブースタポンプ1aおよびメインポンプ1bの回転速度の自動制御を行う。これにより、ツール200における供給ガスの種類および供給ガス流量に対して、ブースタポンプ1aおよびメインポンプ1bを最適な排気能力で運転することができる。したがって、ドライポンプ1における使用電力を削減し、省エネルギを達成できる。
除害部2においては、燃料および支燃性ガスの配管にそれぞれマスフローコントローラMFC1,MFC2を設置し、燃料および支燃性ガスの燃焼部20への供給量が自動調整できるようになっている。また、燃料および支燃性ガスの配管に遮断弁V11,V12を設置し、排ガス処理を必要としない製造工程では、燃焼部20への燃料および支燃性ガスの供給が遮断できるようになっている。さらにN2の配管にマスフローコントローラMFC4と遮断弁V14を設置している。
製造装置の運転工程、供給ガス種、供給ガス流量に応じた燃料、支燃性ガスの各供給量をあらかじめ全体制御盤4に記憶させておき、フィードフォワードとPID制御の組合せで、マスフローコントローラMFC1,MFC2を自動制御する。すなわち、全体制御盤4により、ツールに供給しているガス種、ツール200に供給されたガス流量、ドライポンプ1に供給したN2の流量から必要な熱量を自動計算し、燃料および支燃性ガスの供給量を自動で計算し、燃料および支燃性ガスの供給量をマスフローコントローラMFC1,MFC2で自動調整する。また、排ガス処理を必要としない製造装置の工程では遮断弁V11,V12を作動させて燃料の供給を遮断する。これにより、除害部2における使用電力を削減するとともに燃料および支燃性ガスの供給量を削減し、省エネルギを達成できる。なお、全体制御盤4に代えて、除害部2を個別に制御するためのコントローラにツール200からの情報を入力して除害部2を制御するようにしてもよい。
ドライポンプ1、除害部2、ツール200とドライポンプ1との接続配管に所定量の粉体の付着が発生したことを検知し、除害機能付ドライ真空ポンプ100におけるこれらの機器から粉体付着が発生したことをツール200に対してメンテナンス要求として信号出力する。この出力は、除害機能付きドライ真空ポンプ100の各機器を個別に制御するためのコントローラから行ってもよいし、全体制御盤4から行ってもよい。除害機能付ドライ真空ポンプ100における粉体付着検知は、圧力(真空ポンプ排気圧力など)、真空ポンプ負荷率(電力など)、製造装置からのガス放出時間等で検知する。
メンテナンス信号はツール200へ出力するほか、ツール200の上位のホストコンピュータ(複数の半導体製造装置と接続し、管理しているコンピュータ)に送信しても良い。送信されたメンテナンス信号を受けて、スワップメンテナンスを行うようにしても良い。
図3は、メインポンプ1bの一例であるスクリュー型ポンプ10の垂直方向断面図(側方から見た図)である。また、図4は、スクリュー型ポンプ10の水平方向断面図(上から見た図)である。図3および図4は横置きのスクリュー型ポンプ10を示している。
スクリュー型ポンプ10は、吸気側ハウジング111と、ケーシング112と、排気側ハウジング113と、排気側ハウジング113の外側に設けられたモータ部12と、ケーシング112内に設けられたポンプ部13とを備えている。ケーシング112には、吸気口11aおよび排気口11bが形成されている。吸気口11aは図1の配管8を介してブースタポンプ1aと接続され、排気口11bは流路3を介して除害部2と直結される。吸気口11aおよび排気口11bの位置は種々あり得る。
図1に示すように、メインポンプ1bの上方にブースタポンプ1aが配置される場合、ケーシング112の上面に吸気口11aが設けられたスクリュー型ポンプ10(図3(a),(b))を適用すればよい。一方、メインポンプ1bの下方にブースタポンプ1aが配置される場合、ケーシング112の下面に吸気口11aが設けられたスクリュー型ポンプ10(図3(c),(d))を適用すればよい。同様に、排気口11bはケーシング112の上面にあってもよいし(図3(a),(c))、下面にあってもよい(図3(b),(d))し、また側面にあってもよい。
図4に示すように、モータ部12は、モータフレーム120と、ステータコアおよび巻線から構成されるステータ巻線121a,121bと、モータロータ122a,122bとを有する。モータロータ122aは軸受113a,114aによって、モータ122bは軸受113b,114bによってそれぞれ回転支持された主軸131a,131bに組み付けられる。主軸131a,131bはモータ部12までオーバーハングしており、オーバーハングした主軸先端に、モータロータ122a,122bを挿入/締結(組付け)する。
ポンプ部13は、主軸131aおよびスクリューロータ132aと、主軸131bおよびスクリューロータ132bとを有する。主軸131aはスクリューロータ132aに固定されており、これらは一体に形成(加工)されてもよい。主軸131bおよびスクリューロータ132bも同様である。主軸131a,131bは例えば金属製であり、それぞれ一端側においてモータロータ122a,122bが締結され、他端側において吸気側ハウジング111に固定された軸受114a,114bおよび排気側ハウジング113に固定された軸受113a,113bによってそれぞれ回転可能に支持される。
主軸131a,131bは、吸気側に設けたタイミングギヤ14a,14bによって一定のクリアランスを保った状態で同期反転し、排気を行う。タイミングギヤ14a,14bは、吸気側、排気側のどちらに設けてもよい。
以上説明した、スクリュー型ポンプ10と燃焼部20との接続を具体的に説明する。
図5は、スクリュー型ポンプ10と燃焼部20との第1接続例を示す模式図であり、同図(a)は上方から見た図、同図(b)は側方から見た図である。同図は横置きのスクリュー型ポンプ10を示している。図示のように、スクリュー型ポンプ10の側面に排気口11bがある。そして、水平方向に延びる流路3の一端が排気口11bと接続され、他端が燃焼部20における排ガス用ノズル23cに接続される。
このように接続することで、流路3を極めて短くできる。そのため、ヒーターを設けなくても流路3を通る排ガスの温度がほとんど低下しないし、排ガスの濃度を希釈する必要もない。さらに、スクリュー型ポンプ10と燃焼部20とが直結していることで、リークするおそれもほとんどない。
図6は、スクリュー型ポンプ10と燃焼部20との第2接続例を示す模式図であり、側方から見た図を示している。図示のように、スクリュー型ポンプ10の上面に排気口11bがある。そして、流路3は鉛直部分3aおよび水平部分3bを有するL字形状である。鉛直部分3aの下端が排気口11bと接続され、水平部分3bの一端が燃焼部20における排ガス用ノズル23cに接続される。
このように接続することで、スクリュー型ポンプ10の高さ分、燃焼部20の高さを稼ぐことができる。よって、燃焼部20の処理容量を大きくすることができる。もしくは処理すべき排ガス量の増大により、燃焼部20が長くなった場合でも、スクリュー型ポンプ10の高さを変えずに、燃焼式除害装置20と接続することができる。これにより、除害機能付ドライ真空ポンプ100全体の高さを小さくできる。
図7は、スクリュー型ポンプ10と燃焼部20との第3接続例を示す模式図であり、側方から見た図を示している。図示のように、スクリュー型ポンプ10の下面に排気口11bがある。そして、流路3は鉛直部分3aおよび水平部分3bを有するL字形状である。鉛直部分3aの上端が排気口11bと接続され、水平部分3bの一端が燃焼部20における排ガス用ノズル23cに接続される。燃焼部20の処理容量がそれほど大きくなくてもよい場合、このように接続することもできる。
図8は、スクリュー型ポンプ10と燃焼部20との第4接続例を示す模式図であり、側方から見た図を示している。同図は縦置きのスクリュー型ポンプ10を示している。図示のように、スクリュー型ポンプ10の側面に排気口11bがある。そして、水平方向に延びる流路3の一端が排気口11bと接続され、他端が燃焼部20における排ガス用ノズル23cに接続される。このように接続することで、流路3を極めて短くできる。
図9は、スクリュー型ポンプ10と燃焼部20との第5接続例を示す模式図であり、側方から見た図を示している。図示のように、スクリュー型ポンプ10の上面に排気口11bがある。そして、流路3は鉛直部分3aおよび水平部分3bを有するL字形状である。鉛直部分3aの下端が排気口11bと接続され、水平部分3bの一端が燃焼部20における排ガス用ノズル23cに接続される。このように接続することで、燃焼部20の高さを稼ぐことができる。もしくは処理すべき排ガス量の増大により、燃焼部20が長くなった場合でも、スクリュー型ポンプ10の高さを変えずに、燃焼部20と接続することができる。これにより、除害機能付ドライ真空ポンプ100全体の高さを小さくできる。
続いて、メインポンプ1bとして、ルーツ型ポンプを用いる場合を説明する。
図10は、メインポンプ1bの別の例であるルーツ型ポンプ40の垂直方向断面図(側方から見た図)である。図11は、ルーツ型ポンプ40の水平方向断面図(上から見た図)である。図12は、図11におけるB−B断面図である。以降、三葉ルーツ型ポンプを例示するが、二葉あるいは四葉以上のルーツ型ポンプであってもよい。
ルーツ型ポンプ40は、ケーシング41と、ケーシング41内の一端側に設けられたモータ部42と、ケーシング41内に設けられたポンプ部43とを備えている。ケーシング41には、吸気口41aおよび中間室410と連通した排気口41bが形成されている。吸気口41aは図1の配管8を介してブースタポンプ1aと接続され、排気口41bは流路3を介して除害部2と直結される。吸気口41aおよび排気口41bの位置は種々あり得る。
図1に示すように、メインポンプ1bの上方にブースタポンプ1aが配置される場合、ハウジング41の上面に吸気口41aが設けられたルーツ型ポンプ40(図10(a),(b))を適用すればよい。一方、メインポンプ1bの下方にブースタポンプ1aが配置される場合、ハウジング41の下面に吸気口41aが設けられたルーツ型ポンプ40(図10(c),(d))を適用すればよい。同様に、排気口41bはハウジング41の上面にあってもよいし(図10(a),(c))、下面にあってもよい(図10(b),(d))し、また側面にあってもよい。
なお、図10(a),(c)に示すルーツ型ポンプ40の場合、排気用のアダプタ41cを通って排気が行われる。
図11に示すように、モータ部42は、モータフレーム420と、ステータコアおよび巻線から構成されるステータ巻線421a,421bと、モータロータ422a,422bとを有する。モータロータ422a,422bはポンプ部43に向かって延びており、軸受413a,413b,414a,414bによって回転可能に支持されている。そして、モータロータ422a,422bは、モータ部42とは反対側に設けられたタイミングギヤ423a,423bによって、互いに逆方向に同期回転(同期反転)する。
ポンプ部43は、主軸431aおよびルーツロータ4321a〜4325aと、主軸431bおよびルーツロータ4321b〜4325bとを有する。主軸431a,431bには、それぞれモータロータ422a,422bが締結される。そして、モータロータ422a,422bの同期反転によってルーツロータ1321a〜1325a,1321b〜1325bが同期反転し、吸気口41aからの排ガスがルーツロータ1321a〜1325a,1321b〜1325bによって圧縮されながら順次移送され、中間室410を通って排気口41bから排気される。
なお、中間室410は吸気口41aおよび排気口41bの両方がハウジング41の上面または下面にある場合(図10(a),(c))に必要なものであり、一方が上面にあり他方が下面にある場合(図10(b),(c))には不要である。
以上説明した、ルーツ型ポンプ40と燃焼部20との接続を具体的に説明する。
図13は、ルーツ型ポンプ40と燃焼部20との第1接続例を示す模式図であり、同図(a)は上方から見た図、同図(b)は側方から見た図である。同図は横置きのルーツ型ポンプ40を示している。図示のように、ルーツ型ポンプ40の側面に排気口41bがある。そして、水平方向に延びる流路3の一端が排気口41bと接続され、他端が燃焼部20における排ガス用ノズル23cに接続される。このように接続することで、図5と同様に、流路3を極めて短くできる。
図14は、ルーツ型ポンプ40と燃焼部20との第2接続例を示す模式図であり、側方から見た図を示している。図示のように、ルーツ型ポンプ40の上面に排気口41bがある。そして、流路3は鉛直部分3aおよび水平部分3bを有するL字形状である。鉛直部分3aの下端が排気口41bと接続され、水平部分3bの一端が燃焼部20における排ガス用ノズル23cに接続される。このように接続することで、ルーツ型ポンプ40の高さ分、燃焼部20の高さを稼ぐことができる。
図15は、ルーツ型ポンプ40と燃焼部20との第3接続例を示す模式図であり、側方から見た図を示している。図示のように、ルーツ型ポンプ40の下面に排気口41bがある。そして、流路3は鉛直部分3aおよび水平部分3bを有するL字形状である。鉛直部分3aの上端が排気口41bと接続され、水平部分3bの一端が燃焼部20における排ガス用ノズル23cに接続される。燃焼部20の処理容量がそれほど大きくなくてもよい場合、このように接続することもできる。
図16は、ルーツ型ポンプ40と燃焼部20との第4接続例を示す模式図であり、側方から見た図を示している。同図は縦置きのルーツ型ポンプ40を示している。図示のように、ルーツ型ポンプ40の側面に排気口41bがある。そして、水平方向に延びる流路3の一端が排気口41bと接続され、他端が燃焼部20における排ガス用ノズル23cに接続される。このように接続することで、流路3を極めて短くできる。
このように、本実施形態では、メインポンプ1bと除害部2と流路3を介して直結してモジュール化する。そのため、容易にスワップメンテナスが可能となる。また、排ガスがリークする危険性もほとんどない。
さらに、メインポンプ1bと除害部2との距離を短くできる。そのため、図20に示すようなヒーター97を設けなくても排ガスの温度低下を抑制できるし、排ガス濃度を下げるための窒素ガスを導入する必要もなく除害部2で処理すべきガスの総量が減って除害部2を小型化できる。
なお、図1では、ドライポンプ1におけるブースタポンプ1aとメインポンプ1bとが着脱可能に接続される例を示した。これに対し、図17に示すように、ブースタポンプ1aとメインポンプ1bとを一体としてもよい。この場合、ブースタポンプ1aも下フレーム5aに収納される。そして、ブースタポンプ1aとツール200とが着脱可能に接続される。
また、ツール200からの排ガスの量が多くない場合には、図18に示すようにドライポンプ1がメインポンプ1bのみを含んでいてもよい。この場合、ツール200とメインポンプ1bは着脱可能に接続される。
さらに、図19に示すように、パッケージ101内に2以上の燃焼部20a,20bを設け、切り替え手段6によって燃焼部20a,20bのいずれかとメインポンプ1bとが接続されるようにしてもよい。具体的には、切り替え手段6は、燃焼部20a,20b間に直列接続された2つの三方弁6a,6bを有する。三方弁6a,6bを適切に開閉制御することで、流路3を介して燃焼部20a,20bのいずれかとメインポンプ1bとを接続したり、燃焼部20a,20bのいずれかとバイパスとを接続したりできる。
このように除害部2が2以上の燃焼部を有することにより、万が一、ツール200によるプロセス実行中に燃焼部にトラブルが発生したとしても、他の燃焼部に即座に切り替えることで除害機能が継続し、ツールで処理しているウエハのロスを防止できる。手動で切り替えを行うこととしてもよいし、使用中の燃焼部にトラブルが発生したことの検知および切り替えを自動で行うこととしてもよい。
上述した実施形態は、本発明が属する技術分野における通常の知識を有する者が本発明を実施できることを目的として記載されたものである。上記実施形態の種々の変形例は、当業者であれば当然になしうることであり、本発明の技術的思想は他の実施形態にも適用しうることである。したがって、本発明は、記載された実施形態に限定されることはなく、特許請求の範囲によって定義される技術的思想に従った最も広い範囲とすべきである。
1 ドライポンプ
1a ブースタポンプ
1b メインポンプ
10 スクリュー型ポンプ
111 吸気側ハウジング
112 ケーシング
113 排気側ハウジング
11a 吸気口
11b 排気口
12 モータ部
13 ポンプ部
2 除害部
20 燃焼部
22 パイロットバーナ
23a 燃料用ノズル
23b 支燃性ガス用ノズル
23c 排ガス用ノズル
24 水供給ノズル
25 タンク
26 水洗搭
3 流路
3a 鉛直部分
3b 水平部分
4 全体制御盤
5a 下フレーム
5b 上フレーム
40 ルーツ型ポンプ
41 ハウジング
41a 吸気口
41b 排気口
42 モータ部
43 ポンプ部
100 除害機能付ドライ真空ポンプ
200 ツール

Claims (8)

  1. ツールからの排ガスを真空排気するドライポンプと、
    前記ドライポンプによって真空排気された排ガスを除害する除害部と、
    前記ドライポンプと前記除害部とを着脱不能に直結する流路と、を備え
    前記ドライポンプは、
    前記ツールと接続された第1ポンプと、
    前記第1ポンプと着脱可能に接続され、かつ、前記流路によって前記除害部と着脱不能に接続された第2ポンプと、を有する除害機能付ドライ真空ポンプ。
  2. 前記ドライポンプは、その側面に排気口が設けられ、
    前記除害部は、前記排ガスを燃焼する燃焼部と、前記燃焼部に前記排ガスを導入するノズルと、を有し、
    前記流路は水平方向に延びて、一端が前記ドライポンプの排気口に接続され、他端が前記除害部のノズルに接続される、請求項1に記載の除害機能付ドライ真空ポンプ。
  3. 前記ドライポンプは、その上面に排気口が設けられ、
    前記除害部は、前記排ガスを燃焼する燃焼部と、前記燃焼部に前記排ガスを導入するノズルと、を有し、
    前記流路は鉛直部分および水平部分を有するL字形状であり、前記鉛直部分の下端が前記ドライポンプの排気口に接続され、前記水平部分の一端が前記除害部のノズルに接続される、請求項1に記載の除害機能付ドライ真空ポンプ。
  4. 前記ドライポンプは、その下面に排気口が設けられ、
    前記除害部は、前記排ガスを燃焼する燃焼部と、前記燃焼部に前記排ガスを導入するノズルと、を有し、
    前記流路は鉛直部分および水平部分を有するL字形状であり、前記鉛直部分の上端が前記ドライポンプの排気口に接続され、前記水平部分の一端が前記除害部のノズルに接続される、請求項1に記載の除害機能付ドライ真空ポンプ。
  5. 前記燃焼部は、円筒状であり、
    前記ノズルは、前記燃焼部の側面に設けられ、前記燃焼部の接線方向に前記排ガスを導入する、請求項2乃至4のいずれかに記載の除害機能付ドライ真空ポンプ。
  6. 前記ドライポンプは、スクリュー型ポンプまたはルーツ型ポンプである、請求項1乃至5のいずれかに記載の除害機能付ドライ真空ポンプ。
  7. 前記ドライポンプおよび前記除害部を移動可能なモジュールとし、スワップメンテナンスが可能である、請求項1乃至6のいずれかに記載の除害機能付ドライ真空ポンプ。
  8. 前記除害部は、
    前記排ガスを燃焼する2以上の燃焼部と、
    前記2以上の燃焼部のいずれかを前記ドライポンプと接続する切り替え手段と、を有する、請求項1乃至のいずれかに記載の除害機能付ドライ真空ポンプ。
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