JP6782053B1 - マスク用の送風装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】使い捨てマスクは、マスクと唇および鼻腔の間の内部空間にマスク装着者自身の呼気が籠もり易く、またマスク内面が唇および鼻腔と直接接触するため不潔になり易い、等の欠点を有していたが、この内部空間に除菌済み外部空気を送出する簡便な送風装置が無かった。【解決手段】本願発明に係るマスク用の送風装置は、1)使い捨てマスクと同程度のウイルス除去性能を有する除菌フィルターを通した外部空気を送出するデスクトップ型送風部本体と、2)マスクと唇および鼻腔の間の内部空間に差込み、送風部本体から送出された除菌済み外部空気をこの内部空間へ導くための屈曲自在の送風チューブ、とで構成した。【選択図】図1

Description

本発明は、使い捨てマスクや手造りマスクと唇および鼻腔の間の内部空間に外部空気を送出する送風装置の構造に関し、より具体的には顔面に装着したマスクと唇および鼻腔の間隙空間に、ウイルス除去用の使い捨て除菌フィルターを通した除菌済み外部空気を送出する使い捨て又は手作りマスク用の送風装置に関する。なお本願発明は、同一発明者、同一出願人に係る特願2020-086374(マスク用の携帯型送風装置)の関連発明であり、特に1)一般事務所等の商用電源がある環境で使用するデスクトップ型のマスク用送風装置と、2)大規模施設内に設置するマスク用大型送風システムに関する。
昨今の新型コロナウイルス対策として使い捨てマスクや手造りマスクが広く使用されている。このマスクの欠点は、1)マスクと唇および鼻腔の間の内部空間に、マスク装着者自身の呼気(口からの排気)が籠もりやすい、2)マスク内面が、唇および鼻腔と直接接触するため不潔になりやすい、等の欠点を有していた。特に夏の暑い事務所内で終日マスクを装着しながらデスクワークを続ける場合、あるいは観光バスや映画館等の密封空間で長時間にわたり椅子に座り続ける場合等には、この欠点が顕著にみられるという問題があった。
添付図6に示す特開2005-165242号の第2実施例には、キャップに取り付けられた粉塵防止装置からの清浄空気を粉塵防止マスクへ供給する構成が開示されている。すなわち日よけキャップ1に取り付けた清浄空気手段6、7、10、ホース11、分岐アダプター12を介して、透明樹脂ホース31、32から清浄な空気が供給されるようになっている。そしてこの透明樹脂ホース31、32は、粉塵防止マスク本体33の紐34、35に取り付けられ、それぞれ端部がマスク本体33の内側に届くようになっている。しかしながらこの構成は以下の問題を含んでいる。まず第1の問題は、ここで用いられるフィルター6は、あくまでも粉塵防止のものであり、昨今問題となっている新型コロナウイルス対策とは異なるフィルター性能を有している点である。第2の問題は、フィルター6が筒状の専用形状であり何処でも入手容易で広く普及している一般の使い捨てマスクと同一素材を使用するという発想ではない。そのため簡便にフィルター交換ができず、非衛生になり易いという欠点を有している。また第3の問題は、透明樹脂ホース31、32がどの様に紐34、35に取り付けられるかが不明であり、例えば図示されるようにクリップ状の固定部材でマスクの紐に取り付けるとしても(引例の段落0030参照)、このマスクを取り外す際には、いちいちこの固定部材を紐から取り外さなければならず不便である。第4の問題は、この引例の粉塵防止器具は野外での使用を前提とし、明示されてはいないが電池を電源とする構成に限定され、このため事務所内で長時間使用するデスクトップ型という前提ではないし、大規模施設での使用を前提としていない。また病院内で動き回る医師や看護師が使用するという前提にはない。
さらに上記引例の他にも本願発明に関連する従来技術として医療用の送風システムがあるが、患者の経口、経鼻、又は気管開口部を介して挿入される気管内チューブなどの侵襲的手段の代わりに、マスク、フード、又はヘルメットなどの非侵襲的手段を通じて新鮮な呼吸ガスを患者に供給する非侵襲的換気システムが開示されている。例えば特表平10-513095号には使い捨ての外科用マスクおよび吸引カテーテルが開示され、そのページ(33)には小さな開示ではあるが、「図3に示されているような本発明の器具は、清浄乾燥空気の供給源と共に使用すると、着用者にとっては、従来技術では得られないような快適な使用ゾーンが得られる」旨の本願発明に関連する短い開示がある。ただしこのマスクにはその引例図2にあるL型アダプター34、引例図3にあるスリーブ26がそれぞれ装備されおり、いわゆる誰でも入手容易な一般的な使い捨てマスクの形状とは異なる。更にまた特開2007-160027号には空気清浄機が開示されているが、これも一般的な使い捨てマスクの使用を前提とはしていない。また更に特開2015-35341には使い捨てマスクの使用を前提とするイオン発生装置が開示されている。しかしながらこの構成は、送風を目的とするものではなく単にイオンを放出して除菌や臭いの除去を目的とするものであり、マスク内に充満する呼気を外部空気によって排除するものではないし、マスク端に本装置を装着する構成であり重過ぎて実用的ではない。そのため一般的な使い捨てマスクや手造りマスク用に簡便に装着可能であり、かつ新型コロナウイルス対策となり、そしてデスクワークに適した送風装置が求められている。また同様に密封空間である観光バスや映画館等の大規模施設で用いられ、乗客や観客に対し清浄な外部空気を、エアコンの様に全員に一斉ではなく、個々人へ個別に送出する大型送風システムが求められている。
特開2005-165242号公報 特表平10-513095号公報 特開2007-160027号公報 特開2015-35341号公報
マスクを装着した場合に、マスク内面と唇および鼻腔の間の内部空間にマスク装着者自身の呼気を籠もらせないマスクは現時点では存在しない。現在の市場では通気性が高いマスク素材に解決策を求めているが、これではマスク本来の性能を棄損する本末転倒な危険性を有している。したがって解決しようとする問題点は、マスク本来のウイルス防御性能は維持しつつ、マスクの内部空間に清涼感を与える除菌済み外部空気を個々人へ個別に送出する送風装置が無い点である。またマスク内面が唇および鼻腔と直接接触しないように、マスク内面を適度な送風圧(正圧)により外側へ膨らませる送風装置が無い点である。また同様に密封空間である観光バスや映画館等の大規模施設で、乗客や観客のマスクの内部空間に清涼感を与える除菌済み外部空気を個々人へ個別に送出する大型送風システムが無い点である。
本発明に係るマスク用の送風装置は、マスク装着者のマスクと唇および鼻腔の間の内部空間に除菌済み外部空気を送出する使い捨て又は手造りマスク用の送風装置である。そしてその具体的構成は、(i)使い捨てマスクと同程度のウイルス除去性能を有する使い捨て除菌フィルターを通した外部空気を送出するデスクトップ型送風部本体と、(ii)マスクと唇および鼻腔の間の内部空間にマスク装着者自身が差込み、送風部本体から送出された外部空気を内部空間へ導き、屈曲自在かつ装着したマスク端の顔面に対する押圧力で押圧保持することが可能な送風チューブ、とで構成されている。そしてマスク用の送風装置の送風チューブ先端の空気吐出口から吐出される除菌フィルター済の外部空気により、マスク内部に籠った呼気を積極的に排出できるように構成されている。また大型送風システムでは、上記の(i) デスクトップ型送風部本体と、(ii)送風チューブ、と(iii)その両者を予め固定接続する固定送風パイプ、とで構成して、除菌した外部空気を個々人へ個別に送出するようしている。
送風チューブからは除菌フィルターを通した外部空気がマスク装着者のマスク内面と唇および鼻腔の間の内部空間に常に送風されるため、自分の呼気がその内部空間に籠らず清涼感が得られる利点がある。特に暑い夏には効果大である。また供給される外部空気量をマスク装着者自身が自分で微調整し適度の送風圧にすれば、この送風圧により装着するマスク内面を、内面から外面に向かって唇および鼻腔から離れるように適度に膨らますことが出来るので、マスク内面が唇および鼻腔に直接接触する接触面を減少させてマスクを常に清潔に使用することが出来る利点を有する。なお密封空間である観光バスや映画館等の大規模施設で本願発明に係る大型送風システムを導入すれば、除菌された外部空気が各乗客や入場者へ提供されるため、いわゆるソーシャル・ディスタンスによる乗客人数や入場人数の減少を少しでもカバーし、より多くの人員を収容できるため経営効率を向上させることが可能となる。
図1(A)は本願発明の第一実施例に係るデスクトップ型の送風装置を前方向から視た斜視図であり、(B)は横方向から視た斜視図である。 図2は送風部本体上部に使い捨て除菌フィルターを装着した斜視図である。 図3(A)は送風装置を構成する送風部本体(ファン型)のブロック図であり、(B)は送風部本体(ブロワ型)のブロック図である。 図4はネック式送風チューブの斜視図である。 図5は本願発明の第二実施例に係る密封空間にある大規模施設のうち、観光バス内で用いる大型送風システムの概念図である。 図6は本願発明に最も関連する従来技術を示す特開2005-165242号公報に開示された第二実施例を示す斜視図である。
(第一実施例)
図1(A)は本願発明に係る使い捨て又は手作りマスク用のデスクトップ型の送風装置1Aを、実際に使用した時の前方向から視た斜視図であり、(B)は横方向から視た斜視図である。この送風装置1Aは、使い捨て除菌フィルターを通した除菌済み外部空気を送出するデスクトップ型の送風部本体10と、この送風部本体10から送出された除菌済み外部空気をマスク装着者のマスク内部へ送出する送風チューブ20、とで構成されている。(B)の装着図に示すように、マスク100と送風チューブは、上記引例特開2005-165242号とは異なり、完全に相互に独立している。マスク装着者自身は、マスク装着後に送風チューブ20を、マスク内面と唇および鼻腔の間の内部空間に向けてマスク端から滑らすように差込んで挿入、装着する。送風チューブ20自体は屈曲自在で、かつ適度の硬さがある素材(例えば塩化ビニル樹脂等)で出来ているため、顎から唇に至る線に沿って滑らす要領で容易に挿入可能である。また一旦上記内部空間へ送風チューブ20を挿入すれば、この挿入した送風チューブ20を装着したマスク端の顔面に対する押圧力で押圧保持することが可能である。このため先端の空気吐出口21を、マスクの前記内部空間の適切な位置に緩く固定することが可能となる。またチューブ先端の空気吐出口21が塞がれないように、必要により空気を拡散させる多孔質の偏平な空気拡散部材を空気吐出口21に装着してもよい。更にまた送風部本体10の制御部(風量調整つまみ)12を調整して適度の送風圧(正圧)にセットすれば、この送風圧により装着するマスク内面を、唇および鼻腔から離れる方向に適度に膨らませ、マスク内面が顔面に直接接触する接触面を減少させることでマスクを常に清潔に使用することができ、また内部空間に自分の呼気が籠るのを防止することできる。
図2は送風部本体上部に使い捨て除菌フィルターを装着した斜視図であり、デスクトップ型送風部本体10はデスク上のパソコン同様に商用電源が使われる。そしてこのデスクトップ型送風部本体10の例えば上部天面に可能な限り大きな使い捨て除菌フィルター17を取り付け、この除菌フィルターを通した除菌済み外部空気を送風チューブ20へ送出する。そしてこの除菌フィルター17を介した除菌済み外部空気は、送風チューブ20を通してマスク装着者のマスク内面と唇および鼻腔の間の内部空間まで導かれ、先端の空気吐出口21から吐出される。使い捨て除菌フィルター17は、カセット式の専用除菌フィルターでも良いし、或いはシート状の汎用シートでも良い。この除菌フィルターの除菌性能は、一般の使い捨てマスクまたは医療用のマスクN95と同程度とする。このためマスク100の内部空間へは除菌された冷涼な空気が噴出されることになる。したがって本願発明の送風装置1Aから送出された除菌済み外部空気が、装着したマスクが本来有する除菌性能を棄損することはあり得ない。また除菌フィルター17として使用するシートの形状は限定しないが、専用のシート形状でもよいし、或いはマスク装着者が使い捨てマスクの両端をハサミで切断し、切断した使い捨てマスクをシート状に展開してから空気吸入口に合わせてカットすれば安価に自作することも可能である。なお一般的な使い捨てマスクに使われているポリプロピレンやポリエステルといった化学繊維である不織布が用いられるが、簡便な代替方法として一定の除菌性能を満たせば、コーヒー用の紙フィルターを流用することも可能である。図示するようにシート状の除菌フィルターであれば、フィルター押えフレーム(格子)で簡単に押えて装着するだけの構造であるので、マスク装着者は必要な頻度で簡単に除菌フィルター17を交換することが可能である。サイズは可能な範囲で大きく取り、除菌性能を高めるのがよい。そして例えば事務所内で使用する場合は、マスク装着者は毎日1回程度の頻度で除菌フィルターを交換する。なお除菌フィルター17は、ここではシート状のフィルターが図示されているが、当然、掃除機等で一般的に使用されている蛇腹状のカセット式フィルターでもよい。
ここで注意を要するのは、本願発明に係る送風装置1Aによりマスク内面と唇および鼻腔の間の内部空間へ供給される除菌済の外部空気は、あくまでもマスク装着者の呼気をマスク外へ排除するために供給されるのであって、マスク装着者の吸気の大半は依然として顔面に装着したマスク地を介した外部空気である点である。すなわち一般に人間の吸気は平均8L〜10L/分であり、これに対し本願発明に係る送風装置1Aからマスクの内部空間に供給されるフィルター済の除菌済み外部空気は、本来的にはマスク装着者の呼気を排除するために供給されるのであり、それには例えば1.5L〜2L/分程度で十分であると考えられる。この外部空気の供給能力とは、例えば中サイズの金魚鉢へ気泡供給するために用いられる金魚用小型ブロワと略同一の能力であるため、比較的小型である。ただし小型の送風装置に限定する趣旨ではない。このように比較的小さな外部空気の供給能力を有する送風装置1Aを用いても、マスク内面と唇および鼻腔の間の内部空間に籠ったマスク装着者自身の呼気は十分に排気され、これにより唇および鼻腔周辺では清涼感を得ることができる。そしてこの清涼感により長時間のマスク装着が可能となり、本願発明の送風装置1Aは、昨今問題となっている新型コロナウイルス対応に十分に活用され得る利点を有する。また図2に示す制御部(風量調節つまみ)12で供給する外部空気を適宜調整すれば、差込まれた送風チューブ20の空気吐出口21から吐出される除菌済み外部空気の送風圧により、装着するマスク内面を口および鼻腔から離れる方向に膨らませて、マスク内面が顔面に直接接触する接触面を減少させることができる。なお送風装置1Aにおける送風部本体10は机上に置かれ、この送風部本体10に接続された軽量かつ柔軟な送風チューブ20のみがマスク装着者に密着して配置されるため、マスク装着者自身の動きに不自然さを与えず、かつマスクで送風チューブの空気吐出口を含む先端部が覆われるため、外見上も不自然さは無く事務所内でも快適に送風チューブ20の装着が可能となる。なお以上はデスクトップ型送風部本体10に関する開示であるが、本願は電源をDC電源とすれば、当然に携帯型の送風装置としても使用可能である。その場合は例えば通勤電車の中でも、この送風装置を使用することも可能であり、また病院内で動き回る医師や看護師が装着する気密性が高い医療用マスクN95に応用すれば、息苦しさを軽減できるため長時間に渡るマスク装着に耐えることも可能となる。
図3(A)には送風装置1Aのデスクトップ型送風部本体10のうちで送風部本体(ファン型)10Aのブロック図と、図3(B)には送風部本体(ブロワ型)10Bのブロック図が示されている。この10Aと10Bは、夫々一般のファン型送風器や小魚へ空気泡を供給する水槽用ブロワと比較して、使い捨て除菌フィルター17と、イオン発生部18A、保冷剤収納部18B、冷却用ペルチェ素子18C、そして殺菌灯18D以外は、大差無い構成であるので詳述は省略する。すなわち前者の送風部本体(ファン型)10A のAC電源部11、制御部(風量調節つまみ)12、ファン部14は、従来例に係る粉塵防止用の送風器の構成と略同一である。本願発明が従来例に係る粉塵防止用の送風器と異なるのは、使い捨て除菌フィルター17が、一般の使い捨てマスク或いは医療用マスクと同程度の除菌効果がある素材で作られた使い捨て除菌フィルターが用いられている点である。すなわち従来技術に係る送風器で用いられているフィルターは、上記引例特開2005-165242号のように、主として物混入防止の観点から異物除去フィルターが用いられているが、本願発明の送風器本体10Aではウイルス除去という異なる観点から使い捨て除菌フィルター17が用いられている。なお使い捨て除菌フィルター17で除菌されファン部14により強制的に一定の風圧を掛けられた外部空気は、必要により送風出口近傍に設置されたイオン発生部18A、保冷剤収納部18B、冷却用ペルチェ素子18C、そして殺菌灯18Dで、更に冷涼かつ高度に殺菌される。そしてその後に、送風チューブ20を経由してマスクと唇および鼻腔の間の内部空間から吐出される。またファン型の送風部本体では、駆動モータの発熱がそのまま送風チューブに送出され易いため、モータとファンとは相互間で断熱構造とするのが好ましい。
図3(B)に示す送風部本体(ブロワ型)10Bでも基本的には同一の構成ではあるが、この例では交番磁力を発生させる電磁駆動部13、この発生させた磁力により振動するバイブレーション部14、そしてこのバイブレーション部の振動により容積変化させるダイヤフラムを振動させて空気を押し出すダイヤフラムポンプ部15、がそれぞれ用いられる。これ等はすべて従来技術と異なることはない。この他にも種々の異なるブロワ型の送風器が存在するがタイプは問わない。いずれの構成でもファン型と比較すると内部風圧を高くすることが可能であり、接続する送風チューブ20が比較的細い場合にはより高い内部風圧が要求されるためブロワ型の送風器(圧縮器)が用いられる。一般に送風器内部が圧力比1.1以下となる場合にはファンが用いられ、それ以上の圧力比の場合はブロワ型が用いられる。この送風器内部の圧力比は接続される送風チューブのサイズ(断面積)により異なるため、ファン型またはブロワ型のいずれを用いるかは設計事項であり、接続する送風チューブ20が細い場合にはブロワ型が、送風チューブが比較的太い場合にはファン型がそれぞれ用いられる。またこのブロワ型の送風部本体10Bでも、外部空気の取入れ口である使い捨て除菌フィルター17は、電磁駆動部13からの発熱を取込まない位置に配置され、外部の冷涼な空気を取り込む構成になっている。この点で上述の特開2005-165242号の構成がモータの発熱を無用に取込んでしまう構成とは異なる。なお同図では送風部本体(ブロワ型)10Bと送風チューブ20とが1対1の関係で図示されているが、もちろん送風部本体を大型化して1対複数個の送風チューブ20としてもよい。
図4は、ネック固定子22を用いたネック式送風チューブ20Aの構成を示している。すなわち上述のようにマスクの内部空間へ送風チューブ20が挿入されれば、この挿入した送風チューブ20は装着したマスク端の顔面に対する押圧力で押圧保持され、先端の空気吐出口21はマスクの前記内部空間の適切な位置に緩く固定される。ただしデスクワークのマスク装着者とはいえ、この送風チューブ20を装着中に通常よりは激しい動きをする場合も考えられる。そこで首に巻き付けたネック固定子22に送風チューブ20を遊動自在に取り付けたネック式送風チューブ20Aでは、こうした場合にも安定的に送風チューブ20を所定の位置に緩く固定することが可能である。すなわちマスク装着者は送風チューブ20を使い捨てマスク100と顎の間から差込み、その後ネック固定子22を首に巻き付けて安定固定する。このネック固定子22は適度の柔軟性を有する素材で作られており、自在に首周りに緩く巻き付け可能である。そしてこのネック固定子22に遊動自在に取り付けられた送風チューブ20を微調整して、先端の空気吐出口21が唇と鼻孔周辺の適切な位置に来るようにする。これによりマスク端の顔面に対する押圧力だけで押圧保持する場合よりも、更に安定して送風チューブ20を装着することが可能となる。なおこの場合も送風チューブ20の先端部は、使い捨てマスク100で覆い隠されるため外見上も違和感は無いという利点を有する。
(第二実施例)
図5は本願発明の第二実施例に係る密封空間にある大規模施設のうち、観光バス内で用いる大型送風システム1Bの概念図である。なおここで指称する大規模施設とは例えば大規模事務所、観光バス、電車や航空機、学校の教室、映画館やコンサートホール、パチンコ店、野球場やサッカー場、等の不特定多数が参集し三蜜(密閉、密集、密接)になり易い場所や施設を含む広い概念である。こうした大規模施設においても、上記第一実施例に開示した除菌フィルター付き送風装置1をシステム管理者(例えば観光バスの運転手やコンサートホールのホールマネージャー)の管理範囲内に配置し、多数の乗客や観客のマスク内に除菌済み外部空気を提供することが可能である。第一実施例と異なる点は、施設内(この例では観光バスの車内)に予め固定設置した固定送風パイプ30の存在である。すなわちこの大型送風システム1Bでは、運転手近くに載置した送風部本体10Cから送出された除菌フィルターを通した外部空気を、バスの床下に予め固定設置した固定送風パイプ30を経由して、各乗客の近傍(例えば肘掛)に設置された複数個の送風チューブ接続口31まで送出する。そして各乗客は予めバス会社から配布された送風チューブ20又はMyチューブをこの送風チューブ接続口31に挿入して、除菌済の外部空気を個々人が個別に得て自己の使い捨てマスクの内面と口および鼻腔の間の内部空間へ送出することで、自己の呼気を積極的にマスク外に排除する。
この場合の送風部本体10は、乗客全員へ十分な外部空気を送出可能な大型送風部本体10Cが使用される。この観光バスに使用する大型送風部本体10Cでは、自動車のDC電源またはインバータで変換したAC電源が使用される。なおバスのエアコンとは異なり、送風部本体10は運転手の近くに置かれており、その送風部本体10に取付けられた使い捨て除菌フィルター17は運転手により管理され、頻繁に交換される。これに対し通常のエアコンの場合は、エアコン装置のフィルターを運転手が頻繁に交換することはなく、またそのフィルターは主として防塵用フィルターであって除菌フィルターではない点で、本願発明の使い捨て除菌フィルター17とは異なる。またエアコンからの外部空気は乗客全員に一斉に提供されるが、本願発明では個々人へ個々に除菌済の外部空気が提供される点で異なる。なお送風チューブ接続口31には内部へ開放する弁体があり、送風チューブ20が挿入された時のみに除菌済み外部空気を吐出し、送風チューブ20が取外されると弁体は風圧で閉じる構成となっている。
また外部空気の送出量は、乗客の椅子の数に対応する十分な容量である。なお実施例1ではマスク内の呼気(口からの排気)を排除するために、除菌フィルター17を通して例えば1.5L〜2L/分の除菌済み外部空気を吐出するが、観光バスのようにエアコンが完備されているとはいえ密封空間で使用される大型送風システム1Bでは、それ以上に、人間の平均的吸気8L〜10L/分の全てをこの除菌済み外部空気で賄うようにしてもよい。この様に大型送風システム1Bによって、マスク装着者の吸気全部に相当する除菌済の外部空気をマスクの内部空間へ供給する構成は、例えばコロナ対策上、乗客に安心感を与えるため他社の観光バスとの差別化戦略上も有利となる利点を有する。その理由は、仮に観光バスのエアコンをフル稼働させて新鮮な外部空気を車内に取入れたとしても、車内にコロナ感染者が一人でも同乗していれば、その感染者の呼気は車内に蔓延する危険性が残るからである。この点、本願発明による大型送風システム1Bでは、除菌済み外部空気のみが送風チューブ20を介して乗客の個々人へ個別に供給されるため、安心感を与えることが可能となる。更に外部空気量のみでなく、使用する除菌フィルター自体の除菌レベルについても、通常の除菌フィルターより高性能除菌フィルターを使用し、その旨を乗客に告知すれば、その高性能除菌フィルターの使用をセールスポイントとして積極的に乗客にアピールでき、他社の観光バスとの差別化戦略上も有利となる利点を有する。なお内部空間に適度の送風圧を掛けることで、内部空間はマスクの外に対して正圧状態となりウイルスの侵入を防止できる一方で、膨らんだマスク面は他人から直接浴びる飛沫等を防御することができる。また上記送風チューブ接続口31に挿入する送風チューブ20は、例えば塩化ビニル樹脂製の長さ略1m、太さ略5mm程度の部材であり非常に安価である。したがってバス会社が無償で送風チューブ20を乗客に提供してもよく、また更に送風チューブ接続口31のサイズが標準化されれば、いわゆるMyチューブとして各人が持ち歩くことがNewノーマルの時代になる可能性もあり得る。
事務所でデスクワークをする社員やバスの乗客に対するエアコンによる新鮮な外部空気の提供は、従来から当然行われており、快適な環境づくりには重要ではある。ただしその中に一人でもウイルス保菌者が混在すれば、エアコンによる空気拡散は、逆にウイルスを拡散させる結果となり易い。したがって防疫上は、単にエアコンによって全員に対し外部空気を供給するのではなく、社員や乗客の個々人へ個別に、「除菌フィルターによる除菌済み外部空気」を提供する必要がある。今後、新型コロナウイルス対応だけでなく社会的な無菌志向の時代には、第一実施例のデスクトップ型の送風器(1A)および第二実施例の大型送風システム(1B)による事務所員や乗客個々人に対する「除菌フィルターによる除菌済み外部空気」の提供は、快適な職場環境作りや乗客確保のための重要な営業ツールになり得るものと考えられる。また大規模施設用の大型送風システム(1B)は、観光バスに限らず、大規模事務所、電車や航空機、学校の教室、映画館やコンサートホール、パチンコ店、野球場やサッカー場、等の特定あるいは不特定多数が参集する場所にも広く応用することは可能である。
1A 送風装置(使い捨て又はマスク用のデスクトップ型の送風器)
1B 大型送風システム
10 デスクトップ型送風部本体
10A 送風部本体(ファン型)
10B 送風部本体(ブロワ型)
10C 大型送風部本体
12 送風量調整つまみ
17 使い捨て除菌フィルター
18A イオン発生部
18B 保冷剤収納部
18C 冷却用ペルチェ素子
18D 殺菌灯
20 接続チューブ
20A ネック式接続チューブ
21 空気吐出口
22 ネック固定子
30 固定送風パイプ
31 送風チューブ接続口

Claims (10)

  1. マスク装着者のマスク内側と口および鼻腔の間の内部空間に除菌された外部空気を送出する使い捨て又は手造りマスク用のデスクトップ型送風装置において、
    使い捨てマスクと同程度のウイルス除去性能を有する使い捨て除菌フィルター(17)で除菌された外部空気を送出するデスクトップ型送風部本体(10)と;
    前記マスク内側と口および鼻腔の間の内部空間にマスク端から装着者自身が差込み、前記送風部本体(10)から送出された除菌済み外部空気を該内部空間へ導き、屈曲自在かつ装着したマスク端の顔面に対する押圧力で押圧保持することが可能であって、更に先端の空気吐出口(25)をマスクの前記内部空間の適切な位置に緩く固定することが可能な送風チューブ(20);とで構成し、送風チューブ(20)先端の空気吐出口(25)から除菌済み外部空気を吐出することで、マスク内部に籠った呼気を積極的にマスク外に排出するように構成したことを特徴とする使い捨て又は手造りマスク用のデスクトップ型送風装置(1A)。
  2. 前記送風部本体(10)は、ACまたDC電源とするモータに取付けたファンまたはブロワにより、前記除菌フィルターを通過した除菌済の外部空気を送出するように構成したことを特徴とする請求項1記載のマスク用のデスクトップ型送風装置(1A)。
  3. マスク装着者のマスク内面と口および鼻腔の間の内部空間に差し込まれた前記送風チューブ(20)の空気吐出口(21)には、空気を拡散させる多孔質の偏平な空気拡散部材を装着したことを特徴とする請求項1記載のマスク用のデスクトップ型送風装置(1A)。
  4. 前記差込まれた送風チューブ(20)から送出された外部空気の送風圧により、装着するマスク内面を口および鼻腔から離れる方向に膨らませて、マスク内面が顔面に直接接触する接触面を減少させるのに好適な送風量に微調整する送風量調整つまみ(12)を前記送風部本体(10)に具備することを特徴とする請求項1記載のマスク用のデスクトップ型送風装置(1A)。
  5. 前記使い捨て除菌フィルター(17)が、市販の使い捨てマスクまたはコーヒーフィルターを切り取った自作のシートであることを特徴とする請求項1記載のマスク用のデスクトップ型送風装置(1A)。
  6. 前記送風部本体(10)の送風出口近傍に、イオン発生部(18A)、保冷剤収納部(18B)、冷却用ペルチェ素子(18C)、そして殺菌灯(18D)のいずれかを設置して、冷涼かつクリーンな空気を送出するように構成したことを特徴とする請求項1記載のマスク用のデスクトップ型送風装置(1A)。
  7. 複数のマスク装着者のマスク内側と口および鼻腔の間の内部空間に除菌済み外部空気を送出する大規模施設用の大型送風システムにおいて、
    大規模施設の管理者の管理範囲内に設置された請求項1記載の送風部本体(10)と;
    送風部本体(10)と大規模施設内の複数の座席に設置した送風チューブ接続口(31)とを通風状態で予め固定接続する固定送風パイプ(30)と;
    前記送風チューブ接続口(31)に差込み、座席に座った複数のマスク装着者の使い捨てマスクの内面と口および鼻腔の間の内部空間へ、個々人が個別に除菌された外部空気を導入して、マスク装着者の呼気を積極的にマスク外に排除する複数本の請求項1記載の送風チューブ(20);とで構成したことを特徴とする大規模施設用の大型送風システム(1B)。
  8. 前記大規模施設には、大規模事務所、観光バス、電車や航空機、学校の教室、映画館やコンサートホール、パチンコ店、野球場やサッカー場、を含む不特定多数が参集し三蜜になり易い場所や施設が含まれることを特徴とする請求項7記載の大型送風システム(1B)。
  9. 前記送風チューブ(20)は、前記大規模施設の管理者が予め座席に座った複数のマスク装着者へ配布した送風チューブか、或いはマスク装着者が自分で保有するMy送風チューブであることを特徴とする請求項7記載の大型送風システム(1B)。
  10. マスク装着者のマスク内側と口および鼻腔の間の内部空間に除菌された外部空気を送出する使い捨て又は手造りマスク用のデスクトップ型送風装置において、
    使い捨てマスクと同程度のウイルス除去性能を有する使い捨て除菌フィルター(17)で除菌された外部空気を送出するデスクトップ型送風部本体(10)と;
    前記マスク内側と口および鼻腔の間の内部空間にマスク端から装着者自身が差込み、前記送風部本体(10)から送出された除菌済み外部空気を該内部空間へ導き、屈曲自在かつ装着したマスク端の顔面に対する押圧力で押圧保持することが可能であって、更に先端の空気吐出口(25)をマスクの前記内部空間の適切な位置に緩く固定することが可能な送風チューブ(20);とで構成し、送風チューブ(20)先端の空気吐出口(25)から除菌済み外部空気を吐出することで、マスク内部に籠った呼気を積極的にマスク外に排出するように構成したことを特徴とする使い捨て又は手造りマスク用の携帯型送風装置。
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