JP6780389B2 - 撮像制御装置および撮像制御方法 - Google Patents

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Description

本開示は、撮像制御装置および撮像制御方法に関する。
従来から自動的に焦点を検出する様々な方式(オートフォーカスの方式)が提案されている。例えば、下記特許文献1には、専用のセンサにより構成される焦点検出手段と、撮像素子を構成する画素の一部を使用した焦点検出手段とを選択的に切り替えて使用して焦点調節を行う撮像装置が記載されている。
特開2007−233034号公報
このような分野では、オートフォーカスの精度を向上させることが望まれている。
本開示は、オートフォーカスの精度を向上させることが可能な撮像制御装置および撮像制御方法を提供することを目的の一つとする。
上述の課題を解決するために、本開示は、例えば、
撮像部の撮影範囲において設定される設定エリアに、第1の位相差検出センサによる測距エリアが存在するか否かに応じて、撮像素子にある第2の位相差検出センサによる測距エリアについて異なる測距エリアを設定する焦点検出制御部を備える
撮像制御装置である。
また、本開示は、例えば、
焦点検出制御部が、撮像部の撮影範囲において設定される設定エリアに、第1の位相差検出センサによる測距エリアが存在するか否かに応じて、撮像素子にある第2の位相差検出センサについて異なる測距エリアを設定する
撮像制御方法である。
本開示の少なくとも一の実施形態によれば、オートフォーカスの精度を向上させることができる。なお、ここに記載された効果は必ずしも限定されるものではなく、本開示中に記載されたいずれの効果であってもよい。また、例示された効果により本開示の内容が限定して解釈されるものではない。
図1は、本開示の一実施形態に係る撮像装置の概略構成を示す断面模式図である。 図2は、本開示の一実施形態に係る撮像装置の構成例を示すブロック図である。 図3は、位相差検出用画素の配置例を説明するための図である。 図4は、一対の位相差検出用画素の構成例を説明するための図である。 図5は、像面AFエリアの構成について説明するための図である。 図6は、像面AFエリアの構成について説明するための図である。 図7A乃至図7Cは、位相差検出用画素とAFエリアとの関係を説明するための図である。 図8は、撮影範囲における像面AFエリアと専用AFエリアの配置例を示す図である。 図9は、設定エリアの一例を説明するための図である。 図10は、設定エリアに像面AFエリアを集中して配置することを説明するための図である。 図11は、設定エリアに像面AFエリアを集中して配置することを説明するための図である。 図12は、設定エリアに像面AFエリアを集中して配置することを説明するための図である。 図13は、設定エリアにおける像面AFエリアの配置例を説明するための図である。 図14は、他の設定エリアにおける像面AFエリアの配置例を説明するための図である。 図15は、他の設定エリアにおける像面AFエリアの配置例を説明するための図である。 図16は、AFエリアを調整する処理の流れを説明するためのフローチャートである。 図17は、デフォーカス量を選択する処理を説明するための図である。 図18は、デフォーカス量を選択する処理を説明するための図である。
以下、本開示の実施形態等について図面を参照しながら説明する。なお、説明は以下の順序で行う。
<1.一実施形態>
<2.変形例>
以下に説明する実施形態等は本開示の好適な具体例であり、本開示の内容がこれらの実施形態等に限定されるものではない。
<1.一実施形態>
[撮像装置の構成例]
始めに、本開示の一実施形態に係る撮像装置の構成例について説明する。図1は、本開示の一実施形態に係る撮像装置1の概略構成を示す断面模式図である。
撮像装置1は、筐体(ボディ)10、撮影レンズ22を備える光学撮像系20、半透過ミラー11、撮像素子12A、像面AF(Auto Focus)センサ12B、専用位相差AFセンサ13、電子ビューファインダ14、ディスプレイ15を備えている。例えば、撮像素子12Aと光学撮像系20とを含む構成により撮像部が構成される。
図1に示されるように、筐体10に対して光学撮像系20が設けられている。光学撮像系20は、例えば交換可能ないわゆるレンズ部であり、鏡筒21内に撮影レンズ22、絞り等が設けられている。撮影レンズ22は、フォーカス駆動系(図示しない)によって駆動され、AF動作が可能とされている。なお、光学撮像系20は、筐体10と一体ものとして構成してもよいし、光学撮像系20が所定のアダプタを介して筐体10に着脱可能としてもよい。
半透過ミラー11は、筐体10内において、撮影レンズ22と筐体10内の撮像素子12Aとの間に設けられている。半透過ミラー11には、撮影レンズ22を介して被写体光が入射する。半透過ミラー11は、撮影レンズ22を介して入射する被写体光の一部を上方の専用位相差AFセンサ13の方向に反射させ、また、被写体光の一部を撮像素子12Aへと透過させる。なお、半透過ミラー11の透過度、反射率等は、任意に設定することが可能である。また、半透過ミラー11は、固定式、可動式のいずれであってもよい。
筐体10内には撮影画像生成用の撮像素子12Aが設けられている。撮像素子12Aとしては、CCD(Charge Coupled Device)、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)などが用いられる。撮像素子12Aは、撮影レンズ22を介して入射する被写体光を光電変換して電荷量に変換し、画像を生成する。画像信号は、ホワイトバランス調整処理、ガンマ補正処理などの所定の信号処理が施されて最終的に画像データとして、撮像装置1内の記憶媒体や外部メモリ、撮像装置1に着脱可能とされる可搬型のメモリなどに保存される。
撮像素子12Aは、通常の撮像画素である例えば、R(Red)画素、G(Green)画素、B(Blue)画素を有するとともに、位相差焦点検出を行う像面AFセンサ12Bを有している。撮像素子を構成する各画素は被写体からの入射光を光電変換して電荷量に変換して、画素信号を出力する。
専用位相差AFセンサ13は、例えば、筐体10内において半透過ミラー11の上方に、且つ、撮像素子12Aの前方に位置するように設けられている。専用位相差AFセンサ13は、例えば、位相差検出方式のオートフォーカス専用モジュールである。撮影レンズ22により集光された被写体光は半透過ミラー11で反射することによって専用位相差AFセンサ13に入射する。専用位相差AFセンサ13により検出された焦点検出信号は撮像装置1内においてデフォーカス量の算出を行う処理部などに供給される。
筐体10には電子ビューファインダ(EVF:Electronic View Finder)14が設けられている。電子ビューファインダ14は、例えば、液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Display(LCD))、有機EL(Electroluminescence:電界発光効果) ディスプレイなどを備える。電子ビューファインダ14には、撮像素子12Aから取り出された画像信号を信号処理部(図示しない)で処理することにより得られる画像データが供給され、電子ビューファインダ14は、それらをリアルタイム画像(スルー画)として表示する。
筐体10には、ディスプレイ15が設けられている。ディスプレイ15は、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ等のフラットディスプレイなどである。ディスプレイ15には、撮像素子12Aから取り出された画像信号を信号処理部(図示しない)で処理して得られる画像データが供給され、ディスプレイ15はそれらをリアルタイム画像(いわゆるスルー画像)として表示する。図1においては、ディスプレイ15は、筺体の背面側に設けられているが、これに限られず、筺体上面などに設けてもよく、可動式や取り外し式としてもよい。ディスプレイ15は筐体10になくてもよく、この場合、撮像装置1に接続されたテレビジョン装置等がディスプレイ15として機能してもよい。
[撮像装置の内部構成例]
次に、図2のブロック図を参照して、撮像装置1の内部構成例(主に信号処理に係る構成例)について説明する。撮像装置1は、上述した光学撮像系20、専用位相差AFセンサ13、撮像素子12A、像面AFセンサ12B、ディスプレイ15の他に、例えば、前処理回路31、カメラ処理回路32、画像メモリ33、制御部34、グラフィックI/F(Interface)35、入力部36、R/W(リーダ/ライタ)37および記憶媒体38を備えている。
光学撮像系20は、被写体からの光を撮像素子12Aに集光するための撮影レンズ22(フォーカスレンズ、ズームレンズなどを含む)、フォーカスレンズを移動させてフォーカス調整を行うレンズ駆動機構22A、シャッタ機構、アイリス機構などから構成されている。これらは制御部34からの制御信号に基づいて駆動される。レンズ駆動機構22Aは、撮影レンズ22を制御部34から供給された制御信号に応じて光軸方向に沿って移動させることにより、AF動作を実現する。光学撮像系20を介して得られた被写体の光画像は、撮像デバイスとしての撮像素子12A上に結像される。
専用位相差AFセンサ13は、例えば、位相差検出方式のオートフォーカス専用センサである。撮影レンズ22により集光された被写体光は、半透過ミラー11で反射されることによって専用位相差AFセンサ13に入射する。専用位相差AFセンサ13により検出された焦点検出信号は制御部34に供給される。
撮像素子12Aは、上述したように、通常の撮像画素と位相差検出用画素とを有するものである。像面AFセンサ12Bは、複数の位相差検出用画素からなるオートフォーカス用センサである。像面AFセンサ12Bにより検出された焦点検出信号は制御部34に供給される。
前処理回路31は、撮像素子12Aから出力された撮像信号に対して、CDS(Correlated Double Sampling)処理によりS/N(Signal/Noise)比を良好に保つようにサンプルホールドなどを行う。さらに、AGC(Auto Gain Control)処理により利得を制御し、A/D(Analog/Digital)変換を行ってデジタル画像信号を出力する。
カメラ処理回路32は、前処理回路31からの画像信号に対して、ホワイトバランス調整処理や色補正処理、ガンマ補正処理、Y/C変換処理、AE(Auto Exposure)処理などの信号処理を施す。
画像メモリ33は、揮発性メモリ、例えば、DRAM(Dynamic Random Access Memory)で構成されるバッファメモリであり、前処理回路31およびカメラ処理回路32によって所定の処理が施された画像データを一時的に蓄えておくものである。
制御部34は、例えばCPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)およびROM(Read Only Memory)などから構成されている。ROMには、CPUにより読み込まれ動作されるプログラムなどが記憶されている。RAMは、CPUのワークメモリとして用いられる。CPUは、ROMに記憶されたプログラムに従い様々な処理を実行してコマンドの発行を行うことによって撮像装置1全体の制御を行う。
また、制御部34は、機能ブロックとして、例えば、撮像制御装置34A、AF制御部34B、被写体特定部34Cを有している。撮像制御装置34Aは、機能ブロックとして、例えば、焦点検出制御部341、DF量選択部342を有している。焦点検出制御部341は、ディスプレイ15に表示される撮影画面上におけるAFエリア(測距エリア)の配置等を制御する。DF量選択部342は、焦点検出制御部341により調整されたAFエリアに基づいて得られる複数のデフォーカス量のうち、1のデフォーカス量を所定の条件に応じて選択する。なお、焦点検出制御部341およびDF量選択部342の具体的な動作例については後述する。
AF制御部34Bは、DF量選択部342により選択されたデフォーカス量に基づいて光学撮像系20のレンズ駆動機構22Aを制御する。レンズ駆動機構22Aが制御されることに応じて、レンズが光軸方向に沿って所定量移動されて、被写体に合焦するようにオートフォーカス制御が行われる。
被写体特定部34Cは、公知の被写体検出技術により処理画像中における人物、物体などの被写体を検出する。被写体検出方法としては、テンプレートマッチングによる顔/物体認識技術、被写体の輝度分布情報に基づくマッチング方法、画像に含まれる肌色の部分や人間の顔の特徴量等に基づく方法などを用いることができる。また、これらの手法を組み合わせて検出精度を高めるようにしてもよい。
グラフィックI/F35は、制御部34から供給された画像信号から、ディスプレイ15に表示させるための画像信号を生成して、この信号をディスプレイ15に供給することにより画像を表示させる。ディスプレイ15には、撮像中のスルー画、記憶媒体38に記録された画像などが表示される。
入力部36は、例えば、電源オン/オフ切り替えのための電源ボタン、撮像画像の記録の開始を指示するためのレリーズボタン、ズーム調整用の操作子、ディスプレイ15と一体に構成されたタッチスクリーンなどからなる。入力部36に対して入力がなされると、当該入力に応じた制御信号が生成されて制御部34に出力される。そして、制御部34は当該制御信号に対応した演算処理や制御を行う。
R/W37には、撮像により生成された画像データなどを記録する記憶媒体38が接続されるインターフェースである。R/W37は、制御部34から供給されたデータを記憶媒体38に書き込み、また、記憶媒体38から読み出したデータを制御部34に出力する。記憶媒体38は、例えば、ハードディスク、メモリースティック(ソニー株式会社の登録商標)、SDメモリーカードなどの大容量記憶媒体である。画像は例えばJPEGなどの規格に基づいて圧縮された状態で保存される。また、保存された画像に関する情報、撮像日時などの付加情報を含むEXIF(Exchangeable Image File Format)データもその画像に対応付けられて保存される。
[撮像装置の基本的な動作例]
ここで、上述した撮像装置1における基本的な動作について説明する。画像の撮像前には、撮像素子12Aによって受光されて光電変換された信号が、順次、前処理回路31に供給される。前処理回路31では、入力信号に対してCDS処理、AGC処理などが施され、さらに画像信号に変換される。
カメラ処理回路32は、前処理回路31から供給された画像信号を画質補正処理し、スルー画像の信号として、制御部34を介してグラフィックI/F35に供給する。これにより、スルー画像がディスプレイ15に表示される。ユーザはディスプレイ15に表示されるスルー画像を見て画角合わせを行うことができる。
この状態で、入力部36のシャッタボタンが押下されると、制御部34は、光学撮像系20に制御信号を出力して、光学撮像系20を構成するシャッタを動作させる。これにより撮像素子12Aからは、1フレーム分の画像信号が出力される。
カメラ処理回路32は、撮像素子12Aから前処理回路31を介して供給された1フレーム分の画像信号に画質補正処理を施し、処理後の画像信号を制御部34に供給する。制御部34は、入力された画像信号を圧縮符号化し、生成した符号化データを、R/W37に供給する。これにより、撮像された静止画像のデータファイルがR/W37を介して記憶媒体38に記憶される。
一方、記憶媒体38に記憶された画像ファイルを再生する場合には、制御部34は、入力部36からの操作入力に応じて、選択された静止画像ファイルを記憶媒体38からR/W37を介して読み込む。読み込まれた画像ファイルに対して伸張復号化処理が施される。そして、復号化された画像信号が制御部34を介してグラフィックI/F35に供給される。これにより、記憶媒体38に記憶された静止画像がディスプレイ15に表示される。
「位相差検出用画素について」
次に、位相差検出用画素の一例について詳細に説明する。図3に示すように、撮像素子12Aは、位相差検出を行う位相差検出用画素として、第1位相差検出用画素P1と第2位相差検出用画素P2とを有している。位相差検出用画素は、第1位相差検出用画素P1と第2位相差検出用画素P2とで一対となる構成となっており、撮影レンズ22の瞳分割を行う。第1位相差検出用画素P1および第2位相差検出用画素P2は通常の撮像画素とは光学特性が異なるものである。一対の位相差検出用画素が複数設けられることにより像面AFセンサ12Bが構成されている。
図4は位相差検出用画素の構成を示す図である。図4Aは第1位相差検出用画素P1を示し、図4Bは第2位相差検出用画素P2を示す。
第1位相差検出用画素P1は受光素子111を有する。また。光の入射側には、マイクロレンズ112が設けられている。さらに、受光素子111とマイクロレンズ112の間には、瞳分割を行うため、入射する光を遮る遮光層113が設けられている。遮光層113は、受光素子111の中心に対して片側方向に偏心した開口部114を有するように構成されている。
第1位相差検出用画素P1はこのように構成されているため、図4Aに示されるように入射光は一部のみが受光素子111に入射することとなる。
第2位相差検出用画素P2は受光素子121を有する。また。光の入射側には、マイクロレンズ122が設けられている。さらに、受光素子121とマイクロレンズ122の間には、瞳分割を行うため、入射する光を遮る遮光層123が設けられている。遮光層123は、受光素子121の中心に対して片側方向に偏心した開口部124を有するように構成されている。
遮光層123は、第1位相差検出用画素P1において遮光層113が遮った方向とは逆側を遮るように構成されている。よって、第1位相差検出用画素P1と第2位相差検出用画素P2とは測距方向に対してそれぞれ逆側を遮光する構成となっている。
第2位相差検出用画素P2はこのように構成されているため、図4Bに示されるように入射光は一部のみが受光素子121に入射することとなる。
位相差検出用画素はこのように構成されており、この位相差検出用画素からの出力を用いて、いわゆる像面位相差AFを行うことができるものである。なお、位相差検出用画素は、位相差検出用画素としてのみ機能し、通常画素としては機能しないものでもよいし、1つの画素が独立した2つのフォトダイオードで構成されていることにより、撮像用および位相差検出用として機能するものでもよい。このような画素は、2つのフォトダイオードがそれぞれ独立して光を取り込むことが可能であり、オートフォーカス時にはそれぞれのフォトダイオードから位相差信号を検出して位相差検出用画素として機能し、撮影時には1つの通常画素として機能して画像信号を出力する。また、撮像用センサと像面位相差AF用センサを積層した構造を有する撮像素子12Aなど、通常の撮影機能に加え、位相差検出を行なうことができる撮像素子12Aであればどのようなものでもよい。
なお、図3においては、G画素を位相差検出用画素としている。これは、G画素がR画素およびB画素に比べて倍の数存在しているためである。ただし、位相差検出用画素はG画素に限られるものではない。
位相差検出用画素は、例えば図5に示されるように、撮影画像に影響を与えないように、撮像素子12Aの間に埋め込まれている。水平方向には、位相差を検出するための部分的に開口をあけて瞳分割された1組の素子(P1とP2)が並んで配置されている。また、垂直方向には、この位相差検出用画素のラインが何ラインかごとに埋め込まれている。
このように配置されている位相差検出用画素に対して、複数の位相差検出用画素を一組としてAFエリアを設定し(例えば、図5の太線による矩形枠)、そのエリアごとに焦点検出演算を行う。したがって、AFエリアの設定を図6のようにずらすことによって、不均等にAFエリアを配置することが可能となる。すなわち、ソフトウェアにおける処理によってAFエリアの配置を任意に設定することができる。
次に、デフォーカス量算出の対象となる領域であるAFエリアと、撮像素子12Aに設けられた位相差検出用画素の関係について図7を参照して説明する。図7Aは、撮影範囲における1つのAFエリア41と、それに対応する位相差検出用画素による検出に用いる領域(以下、位相差画素領域42と称する。)を抜き出して示したものである。図7Aに示すように、太線で示すAFエリア41と、そのAFエリア41に対応する細線で示す位相差画素領域42の形状および大きさは同一ではなく、通常、位相差画素領域42はAFエリア41よりも広いものとなっている。
したがって図7Bに示すように、複数のAFエリア41、43が間隔を開けて疎に配置されている場合でも、それら複数のAFエリア41、43それぞれの位相差画素領域42、44が重なっていることがある(図7Bの斜線部分)。よって、複数のAFエリアが間隔を開けて疎に配置されている場合でも、全ての位相差検出用画素を使用している場合がある。なお、図7Cに示すように複数のAFエリア41、43が大きな間隔を開けて疎に配置されており、それぞれのAFエリア41、43に対応する位相差画素領域42、44が重なっていない場合には、検出に用いられない位相差画素領域45(図7Cの破線部分)に対応する位相差検出用画素の動作を停止させる。
以上の構成により、撮像装置1は、像面位相差によるAFを行うことができる。また、専用位相差AFセンサ13によるAFを行うことができる。各AFは、例えば、一連のAFシーケンスの中で独立してパラレルに行うことができる。したがって、当該AFシーケンスの中で各AFに基づく信号を得ることができる。
「各AF方式の特徴について」
次に、専用位相差AFセンサ13によるAFの特徴および像面位相差によるAFの特徴について説明する。各AF方式は、それぞれ長所、短所を有している。
専用位相差AFセンサ13は、一般に縦方向のラインセンサで構成されていることが多く被写体の横模様に対応することができる。専用位相差AFセンサ13によるAF方式の長所として例えば下記の点を挙げることができる。
・専用の光学系のため、被写体が大きくぼける場合でも検出ができる。大きなぼけから引き込みが速い。引き込みとは、例えば、AF処理における、レンズ位置を合焦位置まで駆動させるまでのレスポンスを意味する。
・大型の専用センサのため低輝度に強い。
一方で、専用位相差AFセンサ13によるAF方式の短所として例えば下記の点を挙げることができる。
・AFエリアに専用の光学系が必要なため、多くのエリアを縦方向および横方向のクロス測距を行おうとするとAFセンサのサイズが大きくなる。
・光学系の制約で周辺部にAFエリアを配置することが困難である。
・AFセンサを撮像面とは異なる位置に取り付けるため機械的な取り付け誤差が生じ得る。
・AFセンサ内の固定の絞りマスクで光束を制限するため、F値がF1.4等の明るいレンズを装着した時のAF精度が向上しづらい。
像面位相差によるAF方式の長所として例えば下記の点を挙げることができる。
・撮像素子12Aにおける幅広い領域に配置することができる。このため、像面位相差によるAFエリアを専用位相差AFセンサ13によるAFエリアに重ねて配置することもできる。
・撮像素子12Aの撮像面で測距するので高精度である。
・レンズの開放で測距すると基線長を長くできるため高精度である。
一方で、像面位相差によるAF方式の短所として例えば下記の点を挙げることができる。
・専用の光学系を持たないため大きくぼけると測距することができない。
・撮像素子12Aの画素を使用するため低輝度に弱い。
・撮像素子12Aの読み出し方向の制約により縦模様しか検出できない場合が多い。
これらの特徴のうち一部の特徴を表にして示すと下記の表1になる。
Figure 0006780389
そこで、撮影範囲において、専用位相差AFセンサ13によるAFエリアが像面位相差によるAFエリアに対応付けられた構成としている。例えば、専用位相差AFセンサ13によるAFエリアが像面位相差によるAFエリアと重なっている。なお、図7を使用して説明したように、像面位相差によるAFエリアと、当該AFエリアに対応して演算に用いられる位相差検出用画素の範囲は異なる場合がある。したがって、専用位相差AFセンサ13によるAFエリアが像面位相差によるAFに用いられる位相差検出用画素の範囲と重なるようにしてもよい。これにより、両AF方式の利点を生かしたAFを実現することができ、且つ、重複したエリアでは縦模様および横模様を検出可能なクロスセンサを実現できる。なお、撮影範囲とは、例えば、撮像装置1の撮影画角内に収まる範囲を意味し、画像データとして取得される被写体の範囲である。
具体的なAFエリアの配置例について説明する。図8は、専用位相差AFセンサ13による撮影範囲50内におけるAFエリア(以下、専用AFエリアと称する。)と、像面AFセンサ12Bによる撮影範囲50内におけるAFエリア(以下、像面AFエリアと称する。)を示す図である。なお、図8におけるAFの配置例は、初期状態(例えば、撮像装置1の起動後、撮影範囲50の全面または所定の範囲に渡ってAFエリアが配置されている状態)における配置例を示している。
図8において四角い枠で示されているのが専用AFエリアである。図8からわかるように、専用AFエリアは像面AFエリアと比較して配置されている範囲は狭くなっており、略中央付近に集中している。
図8において十字で示されているのが像面AFエリアである。図8からわかるように、像面AFエリアは広範囲に広がっており、広い範囲において被写体を補足することが可能となっている。
なお、図8に示されるAFエリアは、オートフォーカス制御を行うための演算に対応する領域であり、ユーザに対して表示されるUI(User Interface)としての枠(例えば、矩形状の枠)とは異なるものである。
「AFエリアのサイズについて」
次に、AFエリアのサイズについて説明する。一般に、位相差AF方式では被写体が小さいと1つのAFエリア内に至近側の被写体と背景側の遠景が同時に入り、正しいAFができなくなる現象が生じる場合がある。この現象は、遠近競合と称される。
ここで、AFエリアのサイズが大きい場合には、上述した遠近競合が生じるおそれがある一方で、おおきくぼけた被写体に対する検出性能が高いという利点がある。これに対して、AFエリアのサイズが小さい場合にはAFのスポット性が高まり細かい被写体(例えば、花、瞳、小動物等)に対するAFの精度が良く、上述した遠近競合が生じづらい一方で、大きくぼけた被写体の検出性能が低くなってしまう。これらのAFエリアのサイズとサイズに応じた特性を表にして示すと下記の表2になる。
Figure 0006780389
「一実施形態におけるAFエリアの設定例」
AFの方式やAFエリアのサイズに基づく特性を考慮した一実施形態に係るAFエリアの設定例について説明する。
図9は、ディスプレイ15に表示される撮影範囲において設定された設定エリアを示している。図9では、設定エリアの一例として、専用AFエリアが存在しない設定エリアA1と、専用AFエリアが存在する設定エリアとが例示されている。専用AFエリアが存在する設定エリアとして、像面AFエリアのみのエリアが存在しない設定エリアAR2と、像面AFエリアのみのエリアが存在する設定エリアAR3とが例示されている。
設定エリアAR1等は、例えば、ユーザによる入力操作に応じて設定されるエリアである。被写体処理により検出された被写体に対して、設定エリアAR1等が自動的に規定されてもよい。なお、図9に示す設定エリアARを画する矩形の太枠は、ユーザに対して表示される枠である。表示される枠に対してユーザが操作を行うことにより、当該枠のサイズ(枠サイズ)を任意に変更することができる。
(AFエリアの集中配置について)
一実施形態では、例えば、設定エリアにAFエリアを集中配置する。この制御は、焦点検出制御部341により行われる。例えば、図10に示すように、設定エリアAR1に像面AFエリアを密に配置する。「密に配置する」とは、設定エリア内の複数のAFエリアの間隔を外の領域における複数のAFエリアの間隔よりも狭くして密集させるように配置すること、または、外の領域にAFエリアを配置せず、設定エリア内にのみAFエリアを配置することである。例えば、撮影範囲50の全面に渡って400の像面AFエリアが配置されている場合には、設定エリアAR1内に400の像面AFエリア若しくは所定数の像面AFエリアを集中的に配置する。
設定エリアAR1に像面AFエリアを密に配置する処理は、例えは、以下のように行われる。設定エリアAR1が例えば四角形状である場合には、縦・横の像面AFエリアの全個数が設定エリアAR1の大きさに応じた所定の個数であり、かつ、それら像面AFエリアが設定エリアAR1の大きさに応じた間隔で設定エリアAR1内に均等に配置されるように像面AFエリアの配置を決定する。
設定エリアAR1の大きさに応じた像面AFエリアの数、像面AFエリアの間隔は例えば、設定エリアAR1の大きさと像面AFエリアの数および像面AFエリアの間隔を対応させておいたテーブルを焦点検出制御部341が保持しておき、当該テーブルを参照することにより得ることができる。また、設定エリアAR1の大きさと像面AFエリアの数および像面AFエリアの間隔と対応関係を示す演算式から求めるようにしてもよい。
焦点検出制御部341は、撮影範囲50内における設定エリアAR1以外の外のエリアよりも設定エリアAR1内の像面AFエリア間の間隔が狭くなるように像面AFエリアの配置を決定する。このように設定エリアAR1内に像面AFエリアを集中させて密に配置することにより、対象被写体に対するオートフォーカスの精度を向上させることができる。
図11、図12に示すように、このような像面AFエリアの集中配置は、設定エリアAR2、設定エリアAR3に対しても同様に適用することができる。なお、図10乃至図12に示す例は、像面AFエリアを集中的に配置することを説明するためのものであり、図示されている像面AFエリアの数や間隔はあくまで模式的に示したものである。
なお、撮像素子の中には位相差検出用画素からの信号のみを選択し、独立して読み出すことができるものがある。そのような撮像素子を用いる場合で、被写体検出技術やユーザからの入力などに基づいて設定エリアAR1(設定エリアAR2や設定エリアAR3でもよい)を設定した場合、当該設定エリアAR1内に含まれる位相差検出用画素のみから信号を読み出すようにしてもよい。この場合、設定エリアAR1内に含まれない位相差検出用画素からの読み出しは行わないため、図10乃至図12に示すように、設定エリアAR1以外には像面AFエリアを配置しないということになる。これにより、オートフォーカス用の演算リソースを設定エリアAR1のみに集中させることができ、処理の負荷を軽減、検波処理の高速化、データレートの削減、消費電力の削減などを図ることができる。なお、この際、通常画素については全ての通常画素から読み出しを行なう。
(AFエリアの調整について)
続いて、焦点検出制御部341は、AFエリアを調整する。例えば、撮像部の撮影範囲50において設定される設定エリアに、専用AFエリアが存在するか否かに応じて、像面AFエリアを異なるようにする。以下、具体例について説明する。
図13は、設定エリアAR1に関する具体例である。設定エリアAR1は、像面AFエリアのみの領域である。この場合は、小さい枠サイズのAFエリアAFE1(第1の測距エリア)を設定することによりAFのスポット性を向上させるとともに、AFエリアAFE1より大きい枠サイズを有するAFエリアAFE2(第2の測距エリア)を設定する。これにより、像面AF方式が苦手とする大DFに対する検出性能を高めることが可能となる。AFのスポット性とは、例えば、小さい(細かい)被写体に対するAFの精度を意味する。このスポット性が低い場合は、被写体の周囲にある別の物体や背景に合焦してしまう。なお、図13に示すAFエリアAFE1およびAFエリアAFE2の枠サイズや数、位置等はあくまで模式的に示したものである。他の図でも同様である。
なお、図13に示す例では、AFエリアAFE1とAFエリアAFE2とが重複しているが、各AFエリアが互いに独立している(重複していない)配置でもよい。
図14は、設定エリアAR2に関する具体例である。設定エリアAR2は、専用AFエリアを有している。なお、図14では、専用AFエリアが点線の矩形により示されている。この場合には、大きくぼけた被写体の検出性能は専用位相差AFセンサ13が優れているため、像面AFエリアは合焦付近でのスポット性を高めるために、小さいサイズのAFエリアAFE1を集中的に配置する。これにより、大DFに対する検出性能を高めることが可能となり、且つ、AFのスポット性も高められる。
図15は、設定エリアAR3に関する具体例である。この場合は、例えば、設定エリアAR3を、専用AFエリアを含まないエリア(設定エリア3a)と専用AFエリアを含むエリア(設定エリア3b)とに分割する。設定エリア3aには、図13の場合と同様に、小さい枠サイズのAFエリアAFE1を設定するとともに、大きい枠サイズのAFエリアAFE2を設定する。設定エリア3bには、図14の場合と同様に、小さい枠サイズのAFエリアAFE1を多数、設定する。
なお、設定エリアAR3を分割せずに、設定エリアに専用AFエリアを一部でも含む場合には、図14と同様の配置を行って処理を単純化してもよい。また、例えば、設定エリア内に、専用AFエリアと、大きい枠サイズの像面AFエリアと、小さい枠サイズの像面AFエリアとが混在して配置されてもよい。この配置において、例えば、小さい枠サイズの像面AFエリアの結果がローコントラストで、大きい枠サイズの像面AFエリアの結果が大DFで有効であり、専用AFエリアの結果が大DFで有効であるとする。なお、結果がローコントラストとは、例えば、被写体のコントラストが極めて低く、位相差AF処理において相関演算処理のマッチングがとれる箇所がなく(コントラストAF処理ではコントラスト値が高くなるレンズの位置がなく)、ピントが合わせられない状態を意味し、有効とは、一定以上の評価値であって演算等に使用できる程度の信頼性であることを意味する。このような場合には、専用位相差AFセンサ13の方が大DFに対する検出精度が高いため、専用AFエリアの結果を採用する。また、小さい枠サイズの像面AFエリアの結果が有効で信頼性が高く、大きい枠サイズの像面AFエリアの結果が有効で信頼性が低く、専用位相差AFの結果が有効であるとする。この場合には、信頼性が高く小さい被写体に有効な小さい枠サイズの像面AFエリアからの出力を採用する。
図16は、AFエリア調整処理の流れの一例を説明するためのフローチャートである。以下の処理は、例えば、撮像制御装置34Aにおける焦点検出制御部341により行われる。
ステップST1では、設定エリアに専用AFエリアが存在するか否かが判断される。設定エリアに専用AFエリアが存在しない場合(例えば、図13に示した設定エリアAR1の場合)には、処理がステップST2に進む。
ステップST2では、以下の処理が行われる。設定エリアAR1には、専用AFエリアが存在しないため利用できない。この場合には、設定エリアAR1に、大DF検出のため大きい枠サイズのAFエリア(AFエリアAFE2)と、AFのスポット性を高めるために小さい枠サイズのAFエリア(AFエリアAFE1)を配置する。
ステップST1の判断処理において、設定エリアに専用AFエリアが存在する場合には、処理がステップST3に進む。ステップST3では、設定エリアに像面AFエリアのみの領域が存在するか否かが判断される。像面AFエリアのみの領域が存在しない場合(例えば、図14に示した設定エリアAR2の場合)には、処理がステップST4に進む。
ステップST4では、以下の処理が行われる。専用AFエリアに関しては、大DF検出のため通常の枠サイズのAFエリアを配置する。通常の枠サイズとは、例えば、予め決められている枠サイズを意味する。一方で、像面AFエリアに関しては、AFのスポット性を高めるために小さい枠サイズのAFエリア(AFエリアAFE1)を配置する。上述した集中配置によりAFエリアAFE1は、密(高密度)に配置される。
ステップST3の判断処理において、像面AFエリアのみの領域が存在する場合(例えば、図15に示した設定エリアAR3の場合)には、処理がステップST5に進む。
ステップST5では、専用AFエリアと像面AFエリアとの重なり箇所が判定される処理が行われる。そして、処理がステップST6に進む。
ステップST6では、ステップST5の処理結果に応じて、設定エリアAR3を、像面AFエリアと専用AFエリアとが重なっていないエリア(例えば、図15に示した設定エリアAR3a)と、像面AFエリアと専用AFエリアとが重なっているエリア(例えば、図15に示した設定エリアAR3b)とに分割する。そして、処理がステップST7に進む。
ステップST7では、分割後のエリアに専用AFエリアが存在するか否かが判断される。分割後のエリアに専用AFエリアが存在しない場合には、処理がステップST8に進む。ステップST8では、設定エリアAR3aには像面AFエリアのみが存在することから、ステップST2と同様の処理(配置)が行われる。
ステップSTの判断処理において、分割後のエリアに専用AFエリアが存在する場合には、処理がステップST9に進む。ステップST9では、設定エリアAR3bには専用AFエリアが存在することから、ステップST4と同様の処理(配置)が行われる。
以上のAFエリアの調整をまとめると下記のようになる。
焦点検出制御部341は、撮影範囲50において設定される設定エリアに、専用AFエリアが存在するか否かに応じて、専用AFエリアが存在するエリアにおける像面AFエリアの配置と、専用AFエリアが存在しないエリアにおける像面AFエリアの配置とを異なるようにしている。
例えば、小さい枠サイズのAFエリアAFE1と、大きいサイズのAFエリアAFE2とを用意し、専用AFエリアが存在しないエリアにおけるAFエリアAFE2の数を、専用AFエリアが存在するエリアにおけるAFエリアAFE2の数より多くする。
別の観点で言えば、設定エリアに専用AFエリアが存在するか否かに応じて、像面AFエリアの種類が変わる。例えば、図13に示した設定エリアAR1における像面AFエリアの種類は2種類なのに対して、図14に示した設定エリアAR2における像面AFエリアの種類は1種類となり少なくなる。
さらに、別の観点で言えば、設定エリアに専用AFエリアが存在するか否かに応じて、AFエリアAFE1とAFエリアAFE2との割合を変更してもよい。割合は、各AFエリアの数や設定エリアに占めるAFエリアの大きさ、各AFエリアに含まれる位相差検出用画素の画素数、AFエリアAFE1とAFエリアAFE2との大きさの割合等のいずれか、若しくは、組合せにより規定することができる。
さらに、別の観点で言えば、設定エリアに専用AFエリアが存在しない場合には、所定枠サイズより大きい像面AFエリア(例えば、AFエリアAFE2)を設定すればよいことになる。
「選択処理について」
次に、各設定エリアにおけるAFエリアで得られるデフォーカス量を選択する処理について説明する。以下に説明する一連のデフォーカス量選択処理は、DF量選択部342により行われる。始めに、設定エリアが像面AFエリアのみの場合(例えば、上述した設定エリアAR1の場合)について説明する。
図17は、設定エリアが設定エリアAR1の場合に行われるデフォーカス量選択処理を説明するための図である。例えば、小さい枠サイズのAFエリアAFE1に含まれる位相差検出用画素から波形データWD1が出力される。そして、波形データWD1に対して、波形成形処理、相関演算処理等がDF量選択部342により行われ、デフォーカス量を示すDFデータD1が出力される。
一方、大きい枠サイズのAFエリアAFE2に含まれる位相差検出用画素から波形データWD2が出力される。そして、波形データWD2に対して、波形成形処理、相関演算処理等がDF量選択部342により行われ、デフォーカス量を示すDFデータD2が出力される。
DF量選択部342は、それぞれのDFデータD1、D2に対する信頼性を求め、その結果に応じて、DFデータD1、D2のいずれかを選択する。例えば、DFデータが閾値より大きい場合にはDFデータの信頼性が低いと判断し、DFデータが閾値より小さい場合にはDFデータの信頼性が高いと判断する。この信頼性は、所定の演算により評価値として算出されてもよい。DF量選択部342により選択されたDFデータがAF制御部34Bに供給され、AF制御部34BによるAF制御が行われる。
次に、設定エリアに専用AFエリアが存在する場合(例えば、上述した設定エリアAR2の場合)について説明する。図18に示すように、設定エリアAR2に存在する専用AFエリアから波形データWD3が出力される。そして、波形データWD3に対して、波形成形処理、相関演算処理等がDF量選択部342により行われ、デフォーカス量を示すDFデータD3が出力される。
ここで、被写体が大きくぼけている等、DFデータD1の信頼性が低い場合には、DFデータD3の精度が高いと判断してDF量選択部342は、DFデータD3を選択する。そして、DF量選択部342により選択されたDFデータD3がAF制御部34Bに供給され、AF制御部34BによるAF制御が行われる。一方、DFデータD1の信頼性が高い場合には、小さい被写体に対するAFの精度が向上する等の理由で、DF量選択部342は、DFデータD1を選択する。DF量選択部342により選択されたDFデータD1がAF制御部34Bに供給され、AF制御部34BによるAF制御が行われる。
なお、設定エリアが設定エリアAR3の場合には、分割後のエリアに応じて、上述した処理がそれぞれ行われる。
なお、図17、図18に示す処理は、全ての像面AFエリアおよび全ての専用AFエリアについて行って、その結果に基ついてデフォーカス量を選択しても良いし、最も良好なデータ同士を比較するようにしてもよい。また、小さい枠サイズのエリア、大きい枠サイズのエリアともセンサから出力されるのは波形であるが、焦点検出制御部341でエリア数分のDFと信頼性評価値とが算出されDFデータを選択する処理では複数のDFと信頼性の評価値とを比較することで遠近競合ではないエリアの選択が行われてもよい。例えば、大きい枠サイズのAFエリアのDFが0μmで信頼できない評価値であり、小さい枠サイズのAFエリア1のDFが100μmで信頼性が高く、小さい枠サイズのAFエリア2のDFが−100μmで信頼性が高いとする。この場合は大きい枠内で遠近競合が発生したと判断し、近い側の小さい枠サイズのAFエリアが選択される。この処理は像面位相差方式のAF、専用位相差センサを使用したAFでも同様である。
<2.変形例>
なお、本開示は、以下のような構成も取ることができる。
(1)
撮像部の撮影範囲において設定される設定エリアに、第1の位相差検出センサによる測距エリアが存在するか否かに応じて、撮像素子にある第2の位相差検出センサによる測距エリアが異なるように設定する焦点検出制御部を備える
撮像制御装置。
(2)
前記焦点検出制御部は、
前記設定エリアに第1の位相差検出センサによる測距エリアが存在しない場合の前記測距エリアの種類を、前記設定エリアに第1の位相差検出センサによる測距エリアが存在する場合の前記測距エリアの種類より多くする
(1)に記載の撮像制御装置。
(3)
前記第2の位相差検出センサによる測距エリアは、少なくとも、第1の測距エリアと、前記第1の測距エリアより大きい第2の測距エリアとを含み、
前記焦点検出制御部は、
前記設定エリアに第1の位相差検出センサによる測距エリアが存在しない場合の前記第2の測距エリアの数を、前記設定エリアに第1の位相差検出センサによる測距エリアが存在する場合の前記第2の測距エリアの数より多くする
(1)に記載の撮像制御装置。
(4)
前記焦点検出制御部は、
前記設定エリアに第1の位相差検出センサによる測距エリアが存在するか否かに応じて、前記第1の測距エリアと前記第2の測距エリアとの割合を変更する
(3)に記載の撮像制御装置。
(5)
前記焦点検出制御部は、
前記設定エリアに第1の位相差検出センサによる測距エリアが存在しない場合に、前記第2の位相差検出センサによる、所定サイズより大きい測距エリアを設定する
(1)に記載の撮像制御装置。
(6)
前記第1の測距エリアと前記第2の測距エリアとが重複している
(3)または(4)に記載の撮像制御装置。
(7)
前記第1の測距エリアと前記第2の測距エリアとが互いに独立している
(3)または(4)に記載の撮像制御装置。
(8)
前記焦点検出制御部は、
前記設定エリアに第1の位相差検出センサによる測距エリアが存在する場合に、当該測距エリアのサイズを変更する
(1)乃至(7)に記載の撮像制御装置。
(9)
デフォーカス量選択部をさらに備える
(1)乃至(8)に記載の撮像制御装置。
(10)
前記デフォーカス量選択部は、
前記設定エリアに、前記第1の位相差検出センサによる測距エリアが存在する場合に、前記第1の位相差検出センサにより得られるデフォーカス量、前記第1の測距エリアに対応する第2の位相差検出センサにより得られるデフォーカス量および前記第2の測距エリアに対応する第2の位相差検出センサにより得られるデフォーカス量のうち1のデフォーカス量を所定の条件に応じて選択する
(9)に記載の撮像制御装置。
(11)
前記デフォーカス量選択部は、
前記設定エリアに、前記第1の位相差検出センサによる測距エリアが存在しない場合に、前記第1の測距エリアに対応する第2の位相差検出センサにより得られるデフォーカス量および前記第2の測距エリアに対応する第2の位相差検出センサにより得られるデフォーカス量のうち1のデフォーカス量を所定の条件に応じて選択する
(9)または(10)に記載の撮像制御装置。
(12)
前記設定エリアは、ユーザによる入力操作に応じて設定されるエリアである
(1)乃至(11)に記載の撮像制御装置。
(13)
前記設定エリアは、被写体検出処理の結果に応じて設定されるエリアである
(1)乃至(11)に記載の撮像制御装置。
(14)
前記撮影範囲における前記第2の位相差検出センサのうち、前記設定エリアにおける前記第2の位相差検出センサのみから信号を読み出す
(1)乃至(12)に記載の撮像制御装置。
(15)
前記第1の位相差検出センサは、前記撮像素子とは異なる場所に設けられる
(1)乃至(13)記載の撮像制御装置。
(16)
前記撮像部と、
前記第1の位相差検出センサと、
前記第2の位相差検出センサと
を備える
(1)乃至(15)に記載の撮像制御装置。
(17)
焦点検出制御部が、撮像部の撮影範囲において設定される設定エリアに、第1の位相差検出センサによる測距エリアが存在するか否かに応じて、撮像素子にある第2の位相差検出センサによる測距エリアが異なるように設定する
撮像制御方法。
上述した像面AFエリアの枠のサイズは、2種類に限定されることはなく、3種類以上でもよい。例えば、大、中、小の3種類の枠サイズがあってもよい。そして、例えば、設定エリアが像面AFエリアのみの場合には、3種類の枠サイズの像面AFエリアを配置し、設定エリアに専用AFエリアが存在する場合には、中、小の2種類の枠サイズの像面AFエリアを配置するようにしてもよい。また、AFの演算やUIとしてのAFの枠の形状は矩形に限定されるものではなく、円、楕円、多角形状等何でもよい。
専用AFエリアの枠サイズを変更してもよい。例えば、専用位相差AFセンサ13の読み出し画素の単位(演算単位)を変更することにより、専用AFエリアの枠サイズを変更することができる。
デフォーカス量に応じて、AFエリアの調整を再度、行うようにしてもよい。例えば、DFデータの値が小さくなった場合には、専用位相差AFセンサ13によるAFエリア(像面AFセンサ12BによるAFエリアでもよい)の枠サイズを小さくして、よりスポット性を高めるようにしてもよい。
半透過ミラー11および専用位相差AFセンサ13の少なくとも一方が撮像装置1の筐体10ではなく、筐体10に着脱可能な構成(例えば、様々なレンズを装着するためのアダプタ)に備えられる構成でもよく、撮像素子12Aと異なる場所にあればどこでもよい。また、専用位相差AFセンサ13は、筐体10の下部に設けられていてもよい。
専用位相差AFセンサ13は、ラインセンサではなく2組の一対のAFセンサ(ラインセンサ)が十字状に配置されたクロスセンサでもよい。また、像面AFセンサ12Bは、横模様を検出可能な縦方向のセンサでもよい。また、像面AFセンサ12Bとして、縦模様および横模様を検出可能なセンサが混在していてもよい。設定エリアが像面AFエリアのみの場合に、横模様を検出可能な像面AFセンサ12Bに加えて縦模様を検出可能な像面AFセンサ12Bを含むようにAFエリアを設定して両方向の模様を検出できるようにしてもよい。
以上、本開示の実施形態について具体的に説明したが、上述の各実施形態に限定されるものではなく、本開示の技術的思想に基づく各種の変形が可能である。例えば、上述の実施形態において挙げた構成、方法、工程、形状、材料および数値などはあくまでも例に過ぎず、必要に応じてこれと異なる構成、方法、工程、形状、材料および数値などを用いてもよい。上述した実施形態および変形例を実現するための構成が適宜、追加されてもよい。
上述した実施形態における撮像装置は、顕微鏡等の医療用の機器やスマートフォン、コンピュータ装置、ゲーム機器、ロボット、防犯カメラ、移動体(車両、電車、飛行機、ヘリコプター、小型飛行体、工事用車両、農業用車両等)に組み込まれていてもよい。
上述した撮像装置を構成する各部は、撮像装置として一体的に構成されている必要はなく、各構成の一部が独立した装置により構成されてもよい。例えば、撮像制御装置単体として本開示を実現することも可能である。また、例えば、表示部が表示装置として独立した装置であってもよい。また、上述した撮像装置1が撮像制御装置に係る構成とされてもよい。例えば、撮像制御装置が、撮像部、像面AFセンサ12B、専用位相差AFセンサ13を備える構成でもよい。各装置における制御コマンドやデータが有線または無線による通信によりやり取りされる。このように、本開示は、複数の装置からなる撮像システムとして実現することも可能である他、方法、プログラム等により実現することもできる。
1・・・撮像装置
12A・・・撮像素子
12B・・・像面AFセンサ
13・・・専用位相差AFセンサ
20・・・光学撮像系
34A・・・撮像制御装置
341・・・焦点検出制御部
342・・・DF量選択部
AR・・・設定エリア

Claims (17)

  1. 撮像部の撮影範囲において設定される設定エリアに、第1の位相差検出センサによる測距エリアが存在するか否かに応じて、撮像素子にある第2の位相差検出センサによる測距エリアについて異なる測距エリアを設定する焦点検出制御部を備える
    撮像制御装置。
  2. 前記焦点検出制御部は、
    前記設定エリアに第1の位相差検出センサによる測距エリアが存在しない場合の前記測距エリアの種類を、前記設定エリアに第1の位相差検出センサによる測距エリアが存在する場合の前記測距エリアの種類より多くする
    請求項1に記載の撮像制御装置。
  3. 前記第2の位相差検出センサによる測距エリアは、少なくとも、第1の測距エリアと、前記第1の測距エリアより大きい第2の測距エリアとを含み、
    前記焦点検出制御部は、
    前記設定エリアに第1の位相差検出センサによる測距エリアが存在しない場合の前記第2の測距エリアの数を、前記設定エリアに第1の位相差検出センサによる測距エリアが存在する場合の前記第2の測距エリアの数より多くする
    請求項1に記載の撮像制御装置。
  4. 前記焦点検出制御部は、
    前記設定エリアに第1の位相差検出センサによる測距エリアが存在するか否かに応じて、前記第1の測距エリアと前記第2の測距エリアとの割合を変更する
    請求項3に記載の撮像制御装置。
  5. 前記焦点検出制御部は、
    前記設定エリアに第1の位相差検出センサによる測距エリアが存在しない場合に、前記第2の位相差検出センサによる、所定サイズより大きい測距エリアを設定する
    請求項1に記載の撮像制御装置。
  6. 前記第1の測距エリアと前記第2の測距エリアとが重複している
    請求項3又は4に記載の撮像制御装置。
  7. 前記第1の測距エリアと前記第2の測距エリアとが互いに独立している
    請求項3又は4に記載の撮像制御装置。
  8. 前記焦点検出制御部は、
    前記設定エリアに第1の位相差検出センサによる測距エリアが存在する場合に、前記存在する測距エリアのサイズを変更する
    請求項1から7までの何れかに記載の撮像制御装置。
  9. デフォーカス量選択部をさらに備える
    請求項3、4、6または7に記載の撮像制御装置。
  10. 前記デフォーカス量選択部は、
    前記設定エリアに、前記第1の位相差検出センサによる測距エリアが存在する場合に、前記第1の位相差検出センサにより得られるデフォーカス量、前記第1の測距エリアに対応する第2の位相差検出センサにより得られるデフォーカス量および前記第2の測距エリアに対応する第2の位相差検出センサにより得られるデフォーカス量のうち1のデフォーカス量を所定の条件に応じて選択する
    請求項9に記載の撮像制御装置。
  11. 前記デフォーカス量選択部は、
    前記設定エリアに、前記第1の位相差検出センサによる測距エリアが存在しない場合に、前記第1の測距エリアに対応する第2の位相差検出センサにより得られるデフォーカス量および前記第2の測距エリアに対応する第2の位相差検出センサにより得られるデフォーカス量のうち1のデフォーカス量を所定の条件に応じて選択する
    請求項9又は10に記載の撮像制御装置。
  12. 前記設定エリアは、ユーザによる入力操作に応じて設定されるエリアである
    請求項1から11までの何れかに記載の撮像制御装置。
  13. 前記設定エリアは、被写体検出処理の結果に応じて設定されるエリアである
    請求項1から11までの何れかに記載の撮像制御装置。
  14. 前記撮影範囲における前記第2の位相差検出センサのうち、前記設定エリアにおける前記第2の位相差検出センサのみから信号を読み出す
    請求項1から12までの何れかに記載の撮像制御装置。
  15. 前記第1の位相差検出センサは、前記撮像素子とは異なる場所に設けられる
    請求項1から13までの何れか記載の撮像制御装置。
  16. 前記撮像部と、
    前記第1の位相差検出センサと、
    前記第2の位相差検出センサと
    を備える
    請求項1から15までの何れかに記載の撮像制御装置。
  17. 焦点検出制御部が、撮像部の撮影範囲において設定される設定エリアに、第1の位相差検出センサによる測距エリアが存在するか否かに応じて、撮像素子にある第2の位相差検出センサについて異なる測距エリアを設定する
    撮像制御方法。
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