JP6780374B2 - 電池モジュール - Google Patents

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Description

本発明は、電池モジュールに関する。
複数の電池セルが直列に配置された電池モジュールが知られている。電池モジュールには、電池セルの電力を送電するためのパワーライン及び電池セルの状態を制御装置に送信するための信号線等のハーネスが設けられる。例えば下記特許文献1には、電池モジュールの側面(各電池セルを保持する電池ホルダの側面)に、上記ハーネスを支持する支持部が設けられる構成が開示されている。
特開2015−60653号公報
ところで、例えば電池モジュールを電池パックに組み付ける際や電池モジュールを移動させる際等には、電池モジュールが転倒してしまい、電池モジュールにおいて支持部が設けられている側面が下面になってしまう場合があり得る。このような場合、支持部及び支持部に支持されたハーネスに荷重がかかり、支持部の損傷と共にハーネスの損傷(断線等)が生じるおそれがある。
そこで、本発明は、電池モジュールの外面に配置されたハーネスの損傷を抑制可能な電池モジュールを提供することを目的とする。
本発明の一側面に係る電池モジュールは、それぞれセルホルダに保持された複数の電池セルを配列してなる配列体と、配列体を電池セルの配列方向に挟む一対のエンドプレートと、配列体の配列方向に沿った外面に配置されたハーネスと、少なくとも一つのセルホルダにおいて外面を構成する側面に設けられ、ハーネスを支持する支持部と、を備え、エンドプレートは、外面よりも外方に突出する突出部を有し、外面に対する突出部の突出量は、外面に対する支持部の突出量以上である。
上記電池モジュールでは、少なくとも一つのセルホルダの側面にハーネスを支持する支持部が設けられており、配列体の配列方向両側に位置する一対のエンドプレートは、外面よりも外方に突出する突出部を有する。ここで、外面に対する突出部の突出量は、支持部の突出量以上とされている。このため、仮に一対のエンドプレート間の幅よりも大きい幅を有する物体(例えば電池モジュールを収容する筐体の壁部等)が配列体の外面に対して押し寄せたとしても、一対のエンドプレートによって支持部及びハーネスを保護することができる。すなわち、一対のエンドプレートの突出部が物体に当たることにより、物体と外面との距離が突出部の突出量よりも小さくならない。これにより、物体が支持部又はハーネスを押し潰してしまうことを抑制できる。従って、上記電池モジュールによれば、電池モジュールの外面に配置されたハーネスの損傷を抑制することができる。
上記電池モジュールでは、ハーネスにおいて支持部に支持されていない少なくとも一部分には、ハーネスの外周面を覆う被覆部材が設けられており、外面に対する突出部の突出量は、外面に対する支持部の突出量以上、且つ、ハーネスにおいて被覆部材が設けられている部分の直径以上であってもよい。
ハーネスにおいて被覆部材が設けられている部分(被覆部)の直径は、被覆部材が設けられていない部分の直径よりも被覆部材の厚さ分だけ大きくなる。その結果、支持部の突出量よりも被覆部の直径の方が大きくなる場合がある。上記構成によれば、エンドプレートの突出部の突出量は、支持部の突出量以上であり、且つ被覆部の直径以上となるように設定されているので、ハーネスの一部に被覆部材が設けられる場合にも、ハーネスの損傷を適切に抑制することができる。
上記電池モジュールでは、突出部は、外面に交差する方向に延在する延在部と、延在部の先端部において配列方向に立設された立設部とを有してもよい。
上記構成によれば、突出部において配列方向に折れ曲がる立設部が形成されることでエンドプレートの剛性を高めることができる。さらに、配列体の外面に対して物体が押し寄せた際に、立設部の側面全体によって、より確実に物体を受け止めることができる。
上記電池モジュールは、配列方向において互いに隣接する電池セルの間に配置される板状の伝熱プレートを更に備え、伝熱プレートは、外面よりも外側に延在する延在部を有し、外面に対する延在部の突出量は、外面に対する支持部の突出量以上であってもよい。
上記構成によれば、一対のエンドプレート間の幅よりも小さい幅を有する物体が配列体の外面に押し寄せてきた場合にも、伝熱プレートの延在部によって物体を受け止めることができる。これにより、配列体の外面に配置されたハーネスの損傷を一層効果的に抑制することができる。
上記電池モジュールでは、突出部は、配列方向と外面に交差する方向とに交差する方向に対向する一対の突出部分を有してもよい。
上記構成によれば、一対のエンドプレート間の幅よりも大きい幅を有する物体(例えば電池モジュールを収容する筐体の壁部等)が配列体の外面に対して押し寄せた場合、配列方向と外面に交差する方向とに交差する方向において、各エンドプレートの一対の突出部分によってバランス良く荷重を支えることができる。
本発明によれば、電池モジュールの外面に配置されたハーネスの損傷を抑制可能な電池モジュールを提供することができる。
第1実施形態の電池モジュールの外観を示す斜視図である。 図1の電池ユニットの分解斜視図である。 図1の電池モジュールにおいてエンドプレート、支持部、及びハーネスを含む部分の平面図である。 第2実施形態の電池モジュールの突出部、支持部、及びハーネスを含む部分の平面図である。 第3実施形態の電池モジュールの突出部、支持部、及びハーネスを含む部分の平面図である。 第4実施形態の電池モジュールの電池ユニットの分解斜視図である。 図6の電池モジュールの突出部、支持部、及びハーネスを含む部分の平面図である。 第5実施形態の電池モジュールの外観を示す斜視図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態について詳細に説明する。なお、図面において同一要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
[第1実施形態]
図1は、第1実施形態の電池モジュール1の外観を示す斜視図である。図1に示すように、電池モジュール1は、複数(一例として7個)の電池ユニット2を一方向(配列方向D1)に配列してなる配列体3を有する。配列方向D1における電池モジュール1の両端には、一対のエンドプレート4A,4Bが設けられている。配列方向D1における配列体3の両端には、エンドプレート4Aと中間プレート5とが配置されている。エンドプレート4A,4B、及び中間プレート5は、例えば剛性が高い金属(例えば鉄)によって矩形の板状に形成されている。
エンドプレート4A,4B、中間プレート5、及び各電池ユニット2のセルホルダ10(後述)には、ボルトBが挿通されている。ボルトBは、電池モジュール1の上下に2つずつ配置されている。ボルトBは、エンドプレート4Bからエンドプレート4Aに向けて挿通され、エンドプレート4A側でナット(不図示)に螺合されている。これにより、各電池ユニット2が挟持されている。また、各電池ユニット2の電池セル7(後述)及び弾性体6には、ナットの締結力によって、配列方向D1に所定の拘束荷重が付加される。
中間プレート5とエンドプレート4Bとの間には、弾性体6が配置されている。弾性体6は、各電池ユニット2の電池セル7に膨張が生じた場合に、拘束荷重による電池セル7、エンドプレート4A,4B、及び拘束部材(ボルトB及びナット)の破損を防止する目的で用いられる部材である。弾性体6は、例えばウレタン製のゴムスポンジによって矩形の板状に形成されている。弾性体6の他の形成材料としては、例えばエチレンプロピレンジエンゴム(EPDM)、クロロプレンゴム、シリコンゴム等が挙げられる。
配列体3の上部には、複数のセルホルダ10の上端開口を塞ぐように、カバー9が配置されている。カバー9の上面には、電池モジュール1に関する各種制御を行う制御装置8が配置されている。
図2は、電池ユニット2の分解斜視図である。図2に示すように、電池ユニット2は、電池セル7と、電池セル7を保持するセルホルダ10とを有する。なお、図2においては、後述する支持部22が設けられるセルホルダ10が図示されている。支持部22が設けられないセルホルダ10の構成は、図2に示す構成のうち支持部22を省略した構成と一致する。
電池セル7は、例えばリチウムイオン二次電池等の非水電解質二次電池である。電池セル7は、非水系の電解液が注入されたケース11内に電極組立体を収容して構成されている。電極組立体は、正極、負極、及びセパレータを所定の順序で積層したものである。一例として、袋状のセパレータ内にシート状の正極が収容されており、正極が収容された袋状のセパレータとシート状の負極とが交互に積層されている。
ケース11の上部には、正極端子12及び負極端子13が絶縁リング14を介して取り付けられている。正極端子12は、正極シートと電気的に接続されている。負極端子13は、負極シートと電気的に接続されている。なお、ケース11内には、電解液(図示せず)が充填されている。
セルホルダ10は、樹脂により一体成形された枠体状の部材である。セルホルダ10は、電池セル7が載置される底壁部15と、底壁部15の両端に立設され、電池セル7を幅方向に挟む一対の側壁部16と、各側壁部16同士を連結する連結部17とを有する。底壁部15と側壁部16と連結部17とに囲まれる空間は、電池セル7が収容される収容領域Sを画成している。
連結部17の両端部の上部には、電池セル7の正極端子12及び負極端子13の一部を囲う端子収容部18がそれぞれ設けられている。連結部17における端子収容部18よりも幅方向D2内側の上部には、ボルトBが貫通する貫通孔19aを有するボルトガイド部19がそれぞれ設けられている。底壁部15の両端部の下部には、ボルトBが貫通する貫通孔20aを有するボルトガイド部20がそれぞれ設けられている。
側壁部16の幅方向D2外側を向く側面16aには、断面円形状のハーネス21(図1参照)を支持する支持部22が上下に2つずつ設けられている。支持部22は、セルホルダ10の一方の側面16aに一体的に設けられている。支持部22は、セルホルダ10の側面16aから幅方向D2外側に向けて延びるように突出し、ハーネス21をセルホルダ10の高さ方向(上下方向)に挟んで係止する一対の係止片22a,22bを有する。支持部22が設けられた側面16aは、配列方向D1に沿うと共に幅方向D2に交差する配列体3の外面3aの一部を構成している。
なお、本実施形態では一例として、支持部22は、配列方向D1に沿って1つ置きに配置されたセルホルダ10(本実施形態では、図1の図示左奥側から2番目、4番目、及び6番目に位置する3つのセルホルダ10)に設けられている。
図1に示すように、本実施形態では、配列体3の外面3aの上端部分及び下端部分のそれぞれにおいて、ハーネス21が配置されている。各ハーネス21は、配列体3の外面3aに沿って配列方向D1に延在している。図1の例では、上側のハーネス21は、制御装置8と接続される通信ハーネスであり、下側のハーネス21は、電池セル7と接続されるパワーハーネスである。パワーハーネスは、複数の正極(+)及び負極(−)の電源線を束にした集合体である。通信ハーネスは、複数の信号線を束にした集合体である。ただし、ハーネス21の種類は、これらに限定されない。また、各ハーネス21が外面3aにおいて設けられる位置についても、この例に限定されない。
次に、エンドプレート4A,4Bの詳細な構成について説明する。エンドプレート4A,4Bのそれぞれは、把持部23と取付部24とを有する。
把持部23は、配列方向D1に交差する矩形の板状部材である。上述の通り、把持部23には、配列方向D1に沿って延びる複数のボルトBが挿通されている。把持部23の幅方向D2における先端部分には、突出部25が形成されている。突出部25は、把持部23の幅方向D2における先端部分のうち、支持部22が設けられた外面3aよりも外方に突出する部分である。本実施形態では、把持部23の先端部分は、配列方向D1に延在する下側のハーネス21との干渉を防ぐために、配列方向D1から見て下側のハーネス21と重なる部分を含む一部分が切り欠かれた形状をなしている。すなわち、突出部25は、把持部23の幅方向D2における先端部分のうち、上記の切欠き部分を除いた部分に形成されている。
取付部24は、把持部23の先端部分とは反対側の基端部分において外側に立設された矩形の板状部材である。取付部24には、電池モジュール1を電池パックの筐体(図示せず)に固定するためのボルト(図示せず)が挿通される複数の挿通孔24aが設けられている。
次に、図3を参照して、突出部25、支持部22、及びハーネス21の位置関係について説明する。図3は、電池モジュール1の突出部25、支持部22、及びハーネス21を含む部分の平面図である。なお、図3では、上側のハーネス21及び当該ハーネス21を支持する支持部22を省略して図示している。すなわち、図3に示すハーネス21及び支持部22は、下側のハーネス21及び支持部22である。
図3に示すように、外面3aに対する突出部25の突出量d1は、外面3aに対する支持部22の突出量d2よりも大きくなるように設定されている。ここで、突出量d1は、幅方向D2(外面3aに交差する方向)における外面3aと突出部25の先端との距離である。また、突出量d2は、幅方向D2における外面3aと支持部22の先端(係止片22a,22bの幅方向D2における端部のうち最も外側に位置する端部)との距離である。上述のように突出量d1が設定されることにより、仮にエンドプレート4A,4B間の幅よりも大きい幅を有する物体(例えば電池モジュール1を収容する筐体の壁部等)が配列体3の外面3aに対して押し寄せたとしても、エンドプレート4A,4Bによって支持部22及びハーネス21を保護することができる。すなわち、エンドプレート4A,4Bの突出部25が物体に当たることにより、物体と外面3aとの距離が突出部25の突出量d1よりも小さくならない。これにより、物体が支持部22又はハーネス21を押し潰してしまうことを抑制できる。従って、電池モジュール1によれば、電池モジュール1の外面3aに配置されたハーネス21の損傷(断線等)を抑制することができる。
ここで、エンドプレート4A,4B間の幅よりも大きい幅を有する物体(例えば電池モジュール1を収容する筐体の壁部等)が配列体3の外面3aに対して押し寄せた場合、仮に突出部25が設けられていなくても、支持部22の先端部によってある程度の荷重に耐えることができるとも考えられる。しかし、支持部22は、セルホルダ10と同一の樹脂部材で形成されており、金属製のエンドプレート4A,4Bよりも強度が弱いため、荷重が大きい場合、支持部22が破損するおそれがある。また、支持部22自体の強度を高くしても、支持部22が設けられているセルホルダ10の側壁部16が荷重に耐えることができない。そこで、電池モジュール1では、一対のエンドプレート4A,4Bにおいて、支持部22よりも強度が高く、突出量d1が上述のように設定された突出部25を設けることで、電池モジュール1の外面3aに配置されるハーネス21が適切に保護される。
なお、突出量d1は、突出量d2と等しくなるように設定されてもよい。この場合であっても、上述同様の効果が得られる。
[第2実施形態]
図4は、第2実施形態の電池モジュール1Aの突出部25、支持部22、及びハーネス21を含む部分の平面図である。図4では、上側のハーネス21及び当該ハーネス21を支持する支持部22を省略して図示している。すなわち、図4に示すハーネス21及び支持部22は、下側のハーネス21及び支持部22である。
電池モジュール1Aでは、ハーネス21において支持部22に支持されていない少なくとも一部分に、ハーネス21の外周面を覆う被覆部材26が設けられている。被覆部材26は、例えば、ハーネス21の外表面を傷つけるおそれのある部材(例えばエンドプレート4A,4B等の金属部材)との接触によるハーネス21の損傷(断線等)を防止するために、これらの部材に近い位置を通るハーネス21の一部分に設けられている。
図4に示すように、電池モジュール1Aでは、突出部25の突出量d1は、支持部22の突出量d2より大きく、且つ、ハーネス21において被覆部材26が設けられている部分(被覆部27)の直径d3よりも大きくなるように設定されている。
ハーネス21において被覆部材26が設けられている部分(被覆部27)の直径d3は、被覆部材26が設けられていない部分の直径よりも被覆部材26の厚さ分だけ大きくなる。その結果、支持部22の突出量d2よりも被覆部27の直径d3の方が大きくなる場合がある(図4参照)。このとき、仮に突出部25の突出量d1が被覆部27の直径d3よりも短いとすると、エンドプレート4A,4B間の幅よりも大きい幅を有する物体(例えば電池モジュール1を収容する筐体の壁部等)が配列体3の外面3aに対して押し寄せた場合、被覆部27が物体によって圧迫されることになる。そして、圧迫の強さが大きい場合、被覆部27においてハーネス21の損傷(断線等)が発生するおそれがある。一方、電池モジュール1Aでは、上述の通り、エンドプレート4A,4Bの突出部25の突出量d1は、支持部22の突出量d2より大きく、且つ被覆部27の直径d3よりも大きくなるように設定されている。従って、ハーネス21の一部に被覆部材26が設けられる場合にも、ハーネス21の損傷を適切に抑制することができる。
なお、突出量d1は、支持部22の突出量d2及び被覆部27の直径d3の大きい方と等しくなるように設定されてもよい。この場合であっても、上述同様の効果が得られる。
[第3実施形態]
図5は、第3実施形態の電池モジュール1Bの突出部28、支持部22、及びハーネス21を含む部分の平面図である。図5では、上側のハーネス21及び当該ハーネス21を支持する支持部22を省略して図示している。すなわち、図5に示すハーネス21及び支持部22は、下側のハーネス21及び支持部22である。
電池モジュール1Bは、突出部25を有するエンドプレート4A,4Bの代わりに、突出部28を有するエンドプレート104A,104Bを備える点で、電池モジュール1と相違する。突出部28は、幅方向D2に延在する矩形板状の延在部29と、延在部29の先端部において配列方向D1に立設された矩形板状の立設部30とを有する点で、突出部25と相違する。
突出部28は、延在部29と立設部30とにより、上下方向から見て略L字状をなしている。本実施形態では、各エンドプレート104A,104Bにおいて、立設部30は、配列方向D1において内側(配列体3が設けられている側)に向かって延在している。立設部30は、例えばエンドプレート4A,4Bを形成する過程において、エンドプレート4A,4Bの先端側を折り曲げる曲げ加工等により形成される。或いは、立設部30は、把持部23の先端部(延在部29の先端部)に板状の金属板を溶接又はボルト締結等で連結することによって形成されてもよい。
図5に示すように、電池モジュール1Bにおいては、立設部30の外面30aが突出部28の先端となる。すなわち、幅方向D2における外面3aと外面30aとの距離が突出部28の突出量d1として規定される。電池モジュール1Bによれば、突出部28において配列方向D1に折れ曲がる立設部30が形成されることで、エンドプレート104A,104Bの剛性を高めることができる。さらに、配列体3の外面3aに対して物体が押し寄せた際に、立設部30の側面全体(外面30a)によって、より確実に物体を受け止めることができる。
なお、延在部29及び立設部30の内側に形成される空間S1は、ハーネス21を通す収容空間として利用されてもよい。また、立設部30は、配列方向D1において外側に向かって延在していてもよいが、電池パックの筐体への電池モジュール1の取付作業を円滑に行う観点から、配列方向D1において内側に向かって延在していることが好ましい。具体的には、立設部30を配列方向D1において外側に向けて延在させた場合、立設部30は、幅方向D2において取付部24の挿通孔24a(或いは挿通孔24aの周辺部分)と重なるおそれがある。この場合、挿通孔24aにボルトを通して電池モジュール1を筐体に取り付ける際に、立設部30が邪魔になり、電池モジュール1の取付作業を阻害するおそれがある。一方、立設部30を配列方向D1において内側に向けて延在させた場合、立設部30は、幅方向D2において取付部24の挿通孔24aと重ならないので、挿通孔24aにボルトを通して電池モジュール1を筐体に取り付ける際に、立設部30が邪魔にならない。
[第4実施形態]
図6は、第4実施形態の電池モジュール1Cの電池ユニット2Aの分解斜視図である。図7は、電池モジュール1Cの突出部25、支持部22、及びハーネス21を含む部分の平面図である。図7では、上側のハーネス21及び当該ハーネス21を支持する支持部22を省略して図示している。すなわち、図7に示すハーネス21及び支持部22は、下側のハーネス21及び支持部22である。図6に示すように、電池ユニット2Aは、伝熱プレート31を有する点で、電池ユニット2と相違する。
伝熱プレート31は、配列方向D1に互いに隣接する電池セル7の間に配置される板状の部材である。伝熱プレート31は、金属製の板材をL字状に屈曲させることで形成されており、矩形板状の本体部32と、本体部32の長手方向一端から直角に屈曲する矩形板状の屈曲部33とを有する。本体部32は、電池セル7の配列方向D1に交差する面(図6の主面11a)に接触して配置される。屈曲部33は、電池セル7の幅方向D2に交差する一方の面に接触して配置される。
伝熱プレート31の本体部32は、配列方向D1に互いに隣接するセルホルダ10の間を通り、配列体3の外面3a(セルホルダ10の側面16a)よりも外側に延在する延在部34を有する。ここで、延在部34は、外面3aに沿って配置されるハーネス21と干渉しないようになっている。すなわち、本体部32において外面3aよりも外側に延在させると下側のハーネス21と干渉する部分については、外面3aよりも外側に延在しないように本体部32の一部が切り欠かれた切欠き部32aが形成されている。
図7に示すように、外面3aに対する延在部34の突出量d4は、支持部22の突出量d2よりも大きくなるように設定されている。この構成によれば、エンドプレート4A,4B間の幅よりも小さい幅を有する物体が配列体3の外面3aに押し寄せてきた場合にも、伝熱プレート31の延在部34によって物体を受け止めることができる。これにより、配列体3の外面3aに配置されたハーネス21の損傷を一層効果的に抑制することができる。
なお、延在部34の突出量d4は、支持部22の突出量d2と等しくなるように設定されてもよい。また、ハーネス21に被覆部27(図4参照)が設けられる場合には、延在部34の突出量d4は、支持部22の突出量d2及び被覆部27の直径d3の大きい方の値以上となるように設定されてもよい。この場合であっても、上述同様の効果が得られる。
[第5実施形態]
図8は、第5実施形態の電池モジュール1Dの外観を示す斜視図である。電池モジュール1Dは、一対のエンドプレート4A,4Bの代わりに、一対のエンドプレート204A,204Bを有する点で、電池モジュール1と相違する。エンドプレート204A,204Bは、突出部25を有する把持部23の代わりに、突出部35を有する把持部23Aを備える点で、エンドプレート4A,4Bと相違する。また、セルホルダ10の外面3aに設けられた上下の支持部22の位置は、第1〜第4実施形態と比較して、外面3aにおける上下方向中央寄りに変更されている。
突出部35は、上下方向(配列方向D1と幅方向D2とに交差する方向)に対向する一対の突出部分35a,35bを有する。突出部分35aは、把持部23Aの上端部分を幅方向D2に突出させることで形成された矩形板状の部分である。突出部分35bは、把持部23Aの下端部分を幅方向D2に突出させることで形成された矩形板状部分である。本実施形態では、突出部分35aと突出部分35bとの間に形成される空間S2は、配列方向D1に延在するハーネス21が通るための空間として利用されている。
電池モジュール1Dによれば、一対のエンドプレート204A,204B間の幅よりも大きい幅を有する物体(例えば電池モジュール1を収容する筐体の壁部等)が配列体3の外面3aに対して押し寄せた場合、上下方向において、各エンドプレート204A,204Bの一対の突出部分35a,35bによってバランス良く荷重を支えることができる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではない。
例えば、支持部22は、一対の係止片22a,22bでハーネス21を上下方向に挟む構造のものに限られない。支持部22は、例えば配列方向D1から見てL字状に構成されていてもよい。また、支持部22は、セルホルダ10と一体形成された部材でなくてもよく、セルホルダ10に対して後から取り付けられる部材であってもよい。また、支持部22は、複数のセルホルダ10(例えば互いに隣接する2つのセルホルダ10)に跨って取り付けられていてもよい。また、上記各実施形態で説明した各構成は、適宜組み合わせることができる。
1…電池モジュール、2…電池ユニット、3…配列体、3a…外面、4A,4B,104A,104B,204A,204B…エンドプレート、7…電池セル、10…セルホルダ、16a…側面、21…ハーネス、22…支持部、25,28,35…突出部、26…被覆部材、27…被覆部、29…延在部、30…立設部、31…伝熱プレート、34…延在部、35a,35b…突出部分。

Claims (4)

  1. それぞれセルホルダに保持された複数の電池セルを配列してなる配列体と、
    前記配列体を前記電池セルの配列方向に挟む一対のエンドプレートと、
    前記配列体の前記配列方向に沿った外面に配置されたハーネスと、
    少なくとも一つの前記セルホルダにおいて前記外面を構成する側面に設けられ、前記ハーネスを支持する支持部と、
    を備え、
    前記ハーネスは、前記支持部の先端よりも外方に突出しないように前記支持部に支持されており、
    前記エンドプレートは、前記ハーネスと干渉しないように前記外面よりも外方に突出する突出部を有し、
    前記外面に対する前記突出部の突出量は、前記外面に対する前記支持部の突出量以上であ
    前記突出部は、前記外面に交差する方向に延在する延在部と、前記延在部の先端部において前記配列方向に立設された立設部とを有する、
    電池モジュール。
  2. それぞれセルホルダに保持された複数の電池セルを配列してなる配列体と、
    前記配列体を前記電池セルの配列方向に挟む一対のエンドプレートと、
    前記配列体の前記配列方向に沿った外面に配置されたハーネスと、
    少なくとも一つの前記セルホルダにおいて前記外面を構成する側面に設けられ、前記ハーネスを支持する支持部と、
    前記配列方向において互いに隣接する前記電池セルの間に配置される板状の伝熱プレートと、
    を備え、
    前記ハーネスは、前記支持部の先端よりも外方に突出しないように前記支持部に支持されており、
    前記エンドプレートは、前記ハーネスと干渉しないように前記外面よりも外方に突出する突出部を有し、
    前記外面に対する前記突出部の突出量は、前記外面に対する前記支持部の突出量以上であり、
    前記伝熱プレートは、前記ハーネスと干渉しないように前記外面よりも外側に延在する延在部を有し、
    前記外面に対する前記延在部の突出量は、前記外面に対する前記支持部の突出量以上である、
    電池モジュール。
  3. それぞれセルホルダに保持された複数の電池セルを配列してなる配列体と、
    前記配列体を前記電池セルの配列方向に挟む一対のエンドプレートと、
    前記配列体の前記配列方向に沿った外面に配置されたハーネスと、
    少なくとも一つの前記セルホルダにおいて前記外面を構成する側面に設けられ、前記ハーネスを支持する支持部と、
    を備え、
    前記ハーネスは、前記支持部の先端よりも外方に突出しないように前記支持部に支持されており、
    前記エンドプレートは、前記ハーネスと干渉しないように前記外面よりも外方に突出する突出部を有し、
    前記外面に対する前記突出部の突出量は、前記外面に対する前記支持部の突出量以上であり、
    前記突出部は、前記配列方向と前記外面に交差する方向とに交差する方向に対向する一対の突出部分を有する、
    電池モジュール。
  4. 前記ハーネスにおいて前記支持部に支持されていない少なくとも一部分には、前記ハーネスの外周面を覆う被覆部材が設けられており、
    前記ハーネスにおいて前記被覆部材が設けられた部分の直径は、前記ハーネスにおいて前記支持部に支持されている部分であって前記被覆部材が設けられていない部分の直径よりも大きく、
    前記外面に対する前記突出部の突出量は、前記外面に対する前記支持部の突出量以上、且つ、前記ハーネスにおいて前記被覆部材が設けられた部分の直径以上である、
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の電池モジュール。
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