JP6779444B2 - モデル材用活性エネルギー線硬化性樹脂組成物 - Google Patents
モデル材用活性エネルギー線硬化性樹脂組成物 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6779444B2 JP6779444B2 JP2019134909A JP2019134909A JP6779444B2 JP 6779444 B2 JP6779444 B2 JP 6779444B2 JP 2019134909 A JP2019134909 A JP 2019134909A JP 2019134909 A JP2019134909 A JP 2019134909A JP 6779444 B2 JP6779444 B2 JP 6779444B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- meth
- acrylate
- carbon atoms
- group
- resin composition
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Landscapes
- Macromonomer-Based Addition Polymer (AREA)
Description
(1)不飽和基を有するポリロタキサン(A)1.0〜20.0質量%およびエチレン性不飽和基を有する化合物(B)((A)を除く)80.0〜99.0質量%を有する三次元光造形用樹脂組成物であって、ポリロタキサン(A)は、環状分子及び該環状分子を串刺し状に包接する直鎖状分子からなり、環状分子が不飽和基を有する化合物であることを特徴とする三次元光造形用樹脂組成物、
(2)エチレン性不飽和基を有する化合物(B)が、ホモポリマーのガラス転移温度(Tg)10℃以上の単官能性不飽和基を有する化合物(b1)10.0〜80.0質量%であることを特徴とする前記(1)に記載の三次元光造形用樹脂組成物、
(3)エチレン性不飽和基を有する化合物(B)が、ホモポリマーのガラス転移温度(Tg)10℃以上の単官能性不飽和基を有する化合物(b1)10.0〜80.0質量%及びホモポリマーのガラス転移温度(Tg)10℃未満の単官能性不飽和化合物(b2)65質量%以下であることを特徴とする前記(1)又は(2)に記載三次元光造形用樹脂組成物、
(4)エチレン性不飽和基を有する化合物(B)が、ホモポリマーのガラス転移温度(Tg)10℃以上の単官能性不飽和基を有する化合物(b1)10.0〜80.0質量%及び多官能性不飽和基を有する化合物(b3)として1〜25.0質量%であることを特徴とする前記(1)又は(2)に記載三次元光造形用樹脂組成物、
(5)エチレン性不飽和基を有する化合物(B)が、ホモポリマーのガラス転移温度(Tg)10℃以上の単官能性不飽和基を有する化合物(b1)10.0〜80.0質量%、ホモポリマーのガラス転移温度(Tg)10℃未満の単官能性不飽和化合物(b2)65質量%以下、及び多官能性不飽和基を有する化合物(b3)として1〜25.0質量%であることを特徴とする前記(1)〜(4)のいずれか一項に記載の三次元光造形用樹脂組成物、
(6)単官能性不飽和基を有する化合物(b1)が、炭素数が1〜4、16〜22の直鎖のアルキルメタアクリレート、炭素数3、4の分岐のアルキルメタアクリレート、炭素数が2〜4の直鎖または分岐のヒドロキシアルキルメタアクリレート、炭素数が14〜22の直鎖のアルキルアクリレート、ベンジルメタアクリレート、フェノキシエチルメタアクリレート、テトラヒドロフルフリルメタアクリレート、グリシジルメタクリレート、炭素数6〜10の脂環式アルキル(メタ)アクリレート、ジシクロペンタニル(メタ)アクリレート、ジシクロペンタニルオキシエチル(メタ)アクリレート、ジシクロペンテニル(メタ)アクリレート、ジシクロペンテニルオキシエチル(メタ)アクリレート、ボルニル(メタ)アクリレート、イソボルニル(メタ)アクリレート、2−メチル−2−アダマンチル(メタ)アクリレート、酢酸ビニル、炭素数が3〜8の分岐カルボン酸を導入したカルボン酸ビニルエステル、t−ブチルビニルエーテル、シクロヘキシルビニルエーテル、N−ビニルピロリドン、N−ビニルカプロラクタム、N−ビニルオキサゾリン、炭素数が1〜18の直鎖のアルキル基を導入したマレイン酸ジアルキルアミド、フマル酸ジアルキルアミド、イタコン酸ジアルキルアミド、(メタ)アクリルアミド、モノ又はジ置換(メタ)アクリルアミド、(メタ)アクロイルモルホリン、スチレン、炭素数1〜18のアルキル基をα位に導入したα−アルキルスチレン、αメチルスチレンダイマー、炭素数1〜18のアルキル基をフェニル基に導入したo−アルキルスチレン、m−アルキルスチレン、p−アルキルスチレンから選ばれる少なくとも1種の化合物であることを特徴とする前記(1)〜(5)のいずれか一項に記載の三次元光造形用樹脂組成物、
(7)単官能性不飽和基を有する化合物(b2)が、炭素数が5〜15の直鎖のアルキルメタアクリレート、炭素数が16〜22の分岐のアルキルメタアクリレート、炭素数が1〜13の直鎖のアルキルアクリレート、炭素数が3〜22の分岐のアルキルアクリレート、炭素数が1〜4の直鎖または分岐のヒドロキシアルキルアクリレート、炭素数が1〜18のアルキル基と炭素数1〜4のアルキレングリコール基からなる官能基を導入したアルコキシアルキレングリコール(メタ)アクリレート類、アルコキシポリアルキレングリコール(メタ)アクリレート類、ベンジルアクリレート、フェノキシエチルアクリレート、テトラヒドロフルフリルアクリレート、グリシジルアクリレート、4−ヒドロキシブチルアクリレートグリシジルエーテル炭素数が2〜12の直鎖カルボン酸を導入したカルボン酸ビニルエステル、炭素数が9〜12の分岐カルボン酸を導入したカルボン酸ビニルエステル、炭素数が2〜12の直鎖のアルキル基を導入したビニルエーテル、イソブチルビニルエーテル、炭素数が1〜18の直鎖のアルキル基を導入したマレイン酸ジアルキルエステル、フマル酸ジアルキルエステル、イタコン酸ジアルキルエステル、炭素数が1〜12の直鎖カルボン酸を導入したカルボン酸アリルエステル、炭素数が1〜12の直鎖、分岐のアルキル基を導入したアリルエーテルから選ばれる少なくとも1種の化合物であることを特徴とする前記(1)〜(6)のいずれか一項に記載の三次元光造形用樹脂組成物。
(8)多官能性不飽和基を有する化合物(b3)が、アリル(メタ)アクリレート、ジアリルアミン、炭素数1〜18のアルキル基を導入したアルキルジアリルアミン、アルキレングリコールジ(メタ)アクリレート類、ポリアルキレングリコールジ(メタ)アクリレート類、ポリエステルジ(メタ)アクリレート類、ポリカーボネートジ(メタ)アクリレート類、ポリウレタンジ(メタ)アクリレート類、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、ジトリメチロールプロパンテトラ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、トリ(メタ)アクリロイルオキシエトキシトリメチロールプロパン、グリセリンポリグリシジルエーテルポリ(メタ)アクリレート、イソシアヌル酸エチレンオキサイド変性トリ(メタ)アクリレート、エチレンオキサイド変性ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレート、エチレンオキサイド変性ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、エチレンオキサイド変性ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、エチレンオキサイド変性ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、コハク酸変性ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレートから選ばれる少なくとも1種の化合物であることを特徴とする前記(1)〜(7)のいずれか一項に記載の三次元光造形用樹脂組成物、
(9)多官能不飽和化合物(b3)が数平均分子量400〜20000であることを特徴とする前記(1)〜(8)のいずれか一項に記載の三次元光造形用樹脂組成物、
(10)多官能不飽和化合物(b3)が数平均分子量400〜20000のポリウレタンジ(メタ)アクリルアミドであることを特徴とする前記(1)〜(8)のいずれか一項に記載の三次元光造形用樹脂組成物、
(11)前記(1)〜(10)のいずれか一項に記載の三次元光造形用樹脂組成物を含有する光硬化性インク、
(12)インクジェット方式による三次元光造形法に用いられる前記(11)に記載の光硬化性インク、
(13)前記(11)又は(12)に記載の光硬化性インクを活性エネルギー線により硬化して得られることを特徴とするモデル材、
(14)前記(13)に記載のモデル材を用いることを特徴とする立体造形物
を提供するものである。
本発明に用いられる不飽和基を有するポリロタキサン(A)は、環状分子の開口部が直鎖状分子によって串刺し状に包接されてなる擬ポリロタキサンおよび、擬ポリロタキサンの両端に前記環状分子が脱離しないように封鎖基を配置してなるポリロタキサンの環状分子が少なくとも1種のエチレン性不飽和結合を有するポリロタキサンである。これらのポリロタキサン(A)は1種類単独で使用してもよいし、また2種類以上併用してもよい。
攪拌機、温度計、還流冷却器を備えた300mLセパラフラスコに水酸基価120mgKOH/g、数平均分子量930の末端水酸基を有するポリジメチルシロキサン(商品名 信越シリコーンKF−6000:信越化学工業株式会社製)100.0g、トリレンンジイソシアネート27.9gおよび触媒としてジブチルスズジラウレート0.04gを添加し、窒素雰囲気中で攪拌しながら、60℃で3時間反応させた。更に、この反応物にN−(2−ヒドロキシエチル)アクリルアミド13.5g、重合禁止剤としてメチルハイドロキノン0.20gおよび触媒としてジブチルスズジラウレート0.02gを添加し、60℃で2時間反応させた。その後、反応容器を冷却し、IR測定で2230cm−1のイソシアネート基の吸収ピークが消失したことを確認し、数平均分子量2,800のポリウレタンジアクリルアミドである多官能性不飽和化合物(b3−2)を得た。
攪拌機、温度計、還流冷却器を備えた300mLセパラフラスコに水酸基価112mgKOH/g、数平均分子量1,000の末端水酸基を有するポリテトラメチレングリコール100.0g、イソホロンジイソシアネート33.3gおよび触媒としてジブチルスズジラウレート0.04gを添加し、窒素雰囲気中で攪拌しながら、80℃で4時間反応させた。更に、この反応系に2−ヒドロキシエチルアクリレート11.6g、重合禁止剤としてメチルハイドロキノン0.01gおよび触媒としてジブチルスズジラウレート0.02gを添加し、80℃で3時間反応して、IR測定で2230cm−1のイソシアネート基の吸収ピークが消失したことを確認した。その後、反応容器を冷却し、数平均分子量1,800のポリウレタンジアクリレートである多官能性不飽和化合物(b3−5)を得た。
攪拌機、温度計、還流冷却器を備えた300mLセパラフラスコに水酸基価112mgKOH/g、数平均分子量1,000の末端水酸基を有するポリプロピレングリコール100.0g、トリレンンジイソシアネート26.1gおよび触媒としてジブチルスズジラウレート0.04gを添加し、窒素雰囲気中で攪拌しながら、60℃で3時間反応させた。更に、この反応物にN−(2−ヒドロキシエチル)アクリルアミド12.2g、重合禁止剤としてメチルハイドロキノン0.20gおよび触媒としてジブチルスズジラウレート0.02gを添加し、60℃で2時間反応して、IR測定で2230cm−1のイソシアネート基の吸収ピークが消失したことを確認した。その後、反応容器を冷却し、数平均分子量2,500のポリウレタンジアクリルアミドである多官能性不飽和化合物(b3−6)を得た。
攪拌機、温度計、還流冷却器を備えた300mLセパラフラスコに水酸基価224mgKOH/g、数平均分子量500の末端水酸基を有するポリカーボネートジオール(商品名 クラレポリオールC−590:株式会社クラレ製)100.0g、イソホロンジイソシアネート88.8gおよび触媒としてジブチルスズジラウレート0.04gを添加し、窒素雰囲気中で攪拌しながら、60℃で3時間反応させた。更に、この反応物にN−(2−ヒドロキシエチル)アクリルアミド48.8g、重合禁止剤としてメチルハイドロキノン0.20gおよび触媒としてジブチルスズジラウレート0.02gを添加し、60℃で2時間反応して、IR測定で2230cm−1のイソシアネート基の吸収ピークが消失したことを確認した。その後、反応容器を冷却し、数平均分子量1,200のポリウレタンジアクリルアミドである多官能性不飽和化合物(b3−7)を得た。
攪拌機、温度計、還流冷却器を備えた300mLセパラフラスコにカプロラクトン変性ヒドロキシエチルアクリレート(商品名 プラクセルFA4D:ダイセル化学工業株式会社製)100.0g、重合禁止剤としてメチルハイドロキノン0.01g、イソシアヌレート型イソホロンジイソシアネート(商品名 VESTANAT T1890:デグサジャパン株式会社製)64.0gおよび触媒としてジブチルスズジラウレート0.02gを添加し、窒素雰囲気中で攪拌しながら、80℃で12時間反応させた。IR測定で2230cm−1のイソシアネート基の吸収ピークが消失したことを確認した。その後、反応容器を冷却し、3官能化合物(b3−8)を得た。
得られた多官能不飽和化合物(b3−2)、(b3−5)、(b3−6)、(b3−7)の数平均分子量は、高速液体クロマトグラフィー(株式会社島津製作所製のLC−10Aを用いて、カラムはShodex GPC KF−806L(排除限界分子量:2×107、分離範囲:100〜2×107、理論段数:10,000段/本、充填剤材質:スチレン−ジビニルベンゼン共重合体、充填剤粒径:10μm)、溶離液としてテトラヒドロフランを使用した。)により測定し、標準ポリスチレン分子量換算により算出した。
アクリル基導入のポリロタキサン(A1−1)19.5質量部、イソボルニルアクリレート(b1−1)40.0質量部、メトキシジプロピレングリコールアクリレート(b2−1)40.0質量部、IRGACURE184(1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン(BASFジャパン株式会社製))(C−1)0.5質量部をそれぞれ容器に仕込み、25℃で1時間攪拌することにより、均一透明な実施例1の活性エネルギー線硬化性樹脂組成物(E−1)を得た。
表2に示す組成で、実施例1と同様の操作を行うことにより、実施例2〜9に相当する活性エネルギー線硬化性樹脂組成物(E−2)〜(E−9)を得た。
表2に示す組成で、実施例1と同様の操作を行うことにより、比較例1〜9に相当する活性エネルギー線硬化性樹脂組成物(F−1)〜(F−9)を得た。ここにおいて、比較例8は特許文献3(特開2015-078255号公報)に記載の実施例7、比較例9は特許文献2(特開2012−111226号公報)に記載の実施例1−6を参考にした。
C:光重合開始剤
C−1:1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン(IRGACURE184、BASFジャパン株式会社製)
C−2:2,4,6−トリメチルベンゾイル−ジフェニル−フォスフィンオキサイド(IRGACURE−TPO、BASFジャパン株式会社製)
C−3:1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン/ベンゾフェノン=1/1混合物(IRGACURE−500、BASFジャパン株式会社製)
D:その他成分
D−1:数平均分子量2,000のポリエチレングリコール(PEG2000、東邦化学工業株式会社社製)
D−2:水酸基価22mgKOH/gの末端水酸基を有するポリジメチルシロキサン(商品名 信越シリコーンKF−6003:信越化学工業株式会社製)
D−3:ポリエーテル変性シリコーンオイル(商品名 TSF−4452:モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ・ジャパン合同会社製)
コーンプレート型粘度計(装置名:RE550型粘度計 東機産業株式会社製)を使用し、JIS K5600−2−3に準じて、25℃にて、各実施例と比較例で得られた活性エネルギー線硬化性樹脂組成物の液粘度を測定した。
水平に設置したガラス板上に厚さ75μmの重剥離PETフィルム(東洋紡株式会社製、ポリエステルフィルムE7001)を密着させ、厚さ1mm、内部が60mm×90mmのスペーサーを設置し、スペーサーの内側に各実施例と比較例で得られた活性エネルギー線硬化性樹脂組成物を充填した後、更にその上に厚さ50μmの軽剥離PETフィルム(東洋紡株式会社製、ポリエステルフィルムE7002)を重ね、紫外線を照射(装置:アイグラフィックス製、インバーター式コンベア装置ECS−4011GX、メタルハライドランプ:アイグラフィックス製M04−L41、紫外線照度300mW/cm2、積算光量1000mJ/cm2)し、活性エネルギー線硬化性樹脂組成物を硬化させた。その後、両側の剥離PETフィルムを取り除いて作成した硬化物を6枚重ねにして、JIS K6253「ゴムの硬さ試験方法」によりショアA硬度を測定した。また、ショアA硬度が90より大きい場合はショアD硬度にて測定した。
水平に設置したガラス板上に厚さ75μmの重剥離PETフィルム(東洋紡株式会社製、ポリエステルフィルムE7001)を密着させ、厚さ2mm、内部が60mm×100mmのスペーサーを設置し、スペーサーの内側に各実施例と比較例で得られた活性エネルギー線硬化性樹脂組成物を充填した後、更にその上に厚さ50μmの軽剥離PETフィルム(東洋紡株式会社製、ポリエステルフィルムE7002)を重ね、紫外線を照射(装置:アイグラフィックス製、インバーター式コンベア装置ECS−4011GX、メタルハライドランプ:アイグラフィックス製M04−L41、紫外線照度300mW/cm2、積算光量1000mJ/cm2)し、活性エネルギー線硬化性樹脂組成物を硬化させた。その後、両側の剥離PETフィルムを取り除いて作成した硬化物の伸びおよび強度をJIS K6732に従って測定した。硬化物をJIS K6732に準拠してダンベル型に打ち抜いて試験片とし、この試験用片の破断伸び率、破断強度を、引張圧縮試験機(オリエンテック(株)製 テンシロンRTC−1250A)を用い、25℃の温度環境下にて、引張速度50mm/分、チャック間距離100mmの条件で測定した。
硬化物の破断伸び率
◎:200%以上の破断伸び率
○:100%以上200%未満の破断伸び率
△:50%以上100%未満の破断伸び率
×:50%未満の破断伸び率
硬化物の破断強度
◎:5MPa以上の破断強度
○:3MPa以上5MPa未満の破断強度
△:1MPa以上3MPa未満の破断強度
×:1MPa未満の破断強度
Claims (9)
- エチレン性不飽和基を有するポリロタキサン(A)1.0〜20.0質量%およびエチレン性不飽和基を有する化合物(B)(前記(A)を除く)80.0〜99.0質量%を含有する三次元光造形用樹脂組成物であって、
前記エチレン性不飽和基を有するポリロタキサン(A)は、環状分子及び該環状分子を串刺し状に包接する直鎖状分子からなり、該環状分子がエチレン性不飽和基を有する化合物であり、
前記エチレン性不飽和基を有する化合物(B)は、ホモポリマーのガラス転移温度(Tg)10℃以上の単官能エチレン性不飽和基を有する化合物(b1)およびポリウレタンジ(メタ)アクリルアミドである多官能エチレン性不飽和基を有する化合物(b3)を含有し、
前記ホモポリマーのガラス転移温度(Tg)10℃以上の単官能エチレン性不飽和基を有する化合物(b1)の使用量は、前記三次元光造形用樹脂組成物の全体に対して、10.0〜80.0質量%であり、
前記ポリウレタンジ(メタ)アクリルアミドである多官能エチレン性不飽和基を有する化合物(b3)の使用量は、前記三次元光造形用樹脂組成物の全体に対して、1.0〜25.0質量%であることを特徴とする前記三次元光造形用樹脂組成物。 - 前記エチレン性不飽和基を有する化合物(B)が、さらに、ホモポリマーのガラス転移温度(Tg)10℃未満の単官能エチレン性不飽和基を有する化合物(b2)を含み、その使用量が、前記三次元光造形用樹脂組成物の全体に対して、29.0〜65.0質量%であることを特徴とする請求項1に記載の三次元光造形用樹脂組成物。
- 前記ホモポリマーのガラス転移温度(Tg)10℃以上の単官能エチレン性不飽和基を有する化合物(b1)が、炭素数が1〜4、16〜22の直鎖のアルキルメタアクリレート、炭素数3、4の分岐のアルキルメタアクリレート、炭素数が2〜4の直鎖または分岐のヒドロキシアルキルメタアクリレート、炭素数が14〜22の直鎖のアルキルアクリレート、ベンジルメタアクリレート、フェノキシエチルメタアクリレート、テトラヒドロフルフリルメタアクリレート、グリシジルメタアクリレート、炭素数6〜10の脂環式アルキル(メタ)アクリレート、ジシクロペンタニル(メタ)アクリレート、ジシクロペンタニルオキシエチル(メタ)アクリレート、ジシクロペンテニル(メタ)アクリレート、ジシクロペンテニルオキシエチル(メタ)アクリレート、ボルニル(メタ)アクリレート、イソボルニル(メタ)アクリレート、2−メチル−2−アダマンチル(メタ)アクリレート、酢酸ビニル、炭素数が3〜8の分岐カルボン酸を導入したカルボン酸ビニルエステル、t−ブチルビニルエーテル、シクロヘキシルビニルエーテル、N−ビニルピロリドン、N−ビニルカプロラクタム、N−ビニルオキサゾリン、炭素数が1〜18の直鎖のアルキル基を導入したN,N−ジアルキルマレイン酸モノアミド、N,N−ジアルキルフマル酸モノアミド、N,N−ジアルキルイタコン酸モノアミド、(メタ)アクリルアミド、モノ又はジ置換(メタ)アクリルアミド、(メタ)アクロイルモルホリン、スチレン、炭素数1〜18のアルキル基をα位に導入したα−アルキルスチレン、αメチルスチレンダイマー、炭素数1〜18のアルキル基をフェニル基に導入したo−アルキルスチレン、m−アルキルスチレン、p−アルキルスチレンから選ばれる少なくとも1種の化合物であることを特徴とする請求項1又は2に記載の三次元光造形用樹脂組成物。
- 前記ホモポリマーのガラス転移温度(Tg)10℃未満の単官能エチレン性不飽和基を有する化合物(b2)が、炭素数が5〜15の直鎖のアルキルメタアクリレート、炭素数が16〜22の分岐のアルキルメタアクリレート、炭素数が1〜13の直鎖のアルキルアクリレート、炭素数が3〜22の分岐のアルキルアクリレート、炭素数が1〜4の直鎖または分岐のヒドロキシアルキルアクリレート、炭素数が1〜18のアルキル基と炭素数1〜4のアルキレングリコール基からなる官能基を導入したアルコキシアルキレングリコール(メタ)アクリレート類、アルコキシポリアルキレングリコール(メタ)アクリレート類、ベンジルアクリレート、フェノキシエチルアクリレート、テトラヒドロフルフリルアクリレート、グリシジルアクリレート、4−ヒドロキシブチルアクリレートグリシジルエーテル、炭素数が2〜12の直鎖カルボン酸を導入したカルボン酸ビニルエステル、炭素数が9〜12の分岐カルボン酸を導入したカルボン酸ビニルエステル、炭素数が2〜12の直鎖のアルキル基を導入したビニルエーテル、イソブチルビニルエーテル、炭素数が1〜18の直鎖のアルキル基を導入したマレイン酸ジアルキルエステル、フマル酸ジアルキルエステル、イタコン酸ジアルキルエステル、炭素数が1〜12の直鎖カルボン酸を導入したカルボン酸アリルエステル、炭素数が1〜12の直鎖、分岐のアルキル基を導入したアリルエーテルから選ばれる少なくとも1種の化合物であることを特徴とする請求項2又は3に記載の三次元光造形用樹脂組成物。
- 前記ポリウレタンジ(メタ)アクリルアミドである多官能エチレン性不飽和基を有する化合物(b3)が、数平均分子量400〜20000であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の三次元光造形用樹脂組成物。
- 請求項1〜5のいずれか一項に記載の三次元光造形用樹脂組成物を含有する光硬化性インク。
- インクジェット方式による三次元光造形法に用いられる請求項6に記載の光硬化性インク。
- 請求項6又は7に記載の光硬化性インクを活性エネルギー線により硬化して得られることを特徴とするモデル材。
- 請求項8に記載のモデル材を用いることを特徴とする立体造形物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019134909A JP6779444B2 (ja) | 2019-07-22 | 2019-07-22 | モデル材用活性エネルギー線硬化性樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019134909A JP6779444B2 (ja) | 2019-07-22 | 2019-07-22 | モデル材用活性エネルギー線硬化性樹脂組成物 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015171634A Division JP6574980B2 (ja) | 2015-09-01 | 2015-09-01 | モデル材用活性エネルギー線硬化性樹脂組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019173038A JP2019173038A (ja) | 2019-10-10 |
JP6779444B2 true JP6779444B2 (ja) | 2020-11-04 |
Family
ID=68167717
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019134909A Active JP6779444B2 (ja) | 2019-07-22 | 2019-07-22 | モデル材用活性エネルギー線硬化性樹脂組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6779444B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPWO2021182509A1 (ja) * | 2020-03-13 | 2021-09-16 | ||
US12006401B2 (en) | 2021-04-05 | 2024-06-11 | James R. Glidewell Dental Ceramics, Inc. | Resin suitable for three-dimensional printing |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP3215353B1 (en) * | 2014-11-04 | 2021-09-01 | Dws S.R.L. | Stereolithographic method and product |
JP6610077B2 (ja) * | 2015-08-17 | 2019-11-27 | 日立化成株式会社 | 光学的立体造形用樹脂組成物、及び立体造形物を製造する方法 |
-
2019
- 2019-07-22 JP JP2019134909A patent/JP6779444B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2019173038A (ja) | 2019-10-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6574980B2 (ja) | モデル材用活性エネルギー線硬化性樹脂組成物 | |
JP6033510B1 (ja) | 三次元造型サポート材用活性エネルギー線硬化性樹脂組成物 | |
JP6941759B2 (ja) | (メタ)アクリルアミド変性ポリロタキサン | |
JP5126455B1 (ja) | ラジカル硬化性ホットメルトウレタン樹脂組成物、及び光学用成形体 | |
US5889140A (en) | Cross-linkable or curable polylactone composition, cross-linked or cured molding made therefrom and process for the production thereof | |
JP6779444B2 (ja) | モデル材用活性エネルギー線硬化性樹脂組成物 | |
WO2018105463A1 (ja) | 光学的立体造形用光硬化性樹脂組成物 | |
EP3418313B1 (en) | Composition optical three-dimensional molding | |
JP6468355B2 (ja) | 樹脂組成物及びそれを用いた立体造形物 | |
JPWO2005008299A1 (ja) | レンズシート用活性エネルギー線硬化型樹脂組成物及びレンズシート | |
JP7351474B2 (ja) | 活性エネルギー線硬化性樹脂組成物 | |
JP2017078123A (ja) | サポート材用活性エネルギー線硬化性樹脂組成物 | |
Mauriello et al. | 3D/4D printing of polyurethanes by vat photopolymerization | |
WO2021072118A1 (en) | Curable polymeric compositions | |
JP2020100821A (ja) | 自己修復性ウレタン(メタ)アクリルアミド及びそれを含有する樹脂組成物 | |
KR20230134531A (ko) | 인성 물체의 적층 제조를 위한 방사선 경화성 조성물 | |
ES2962974T3 (es) | Procedimiento de fabricación aditiva con una composición que comprende poliésteres | |
JP2022099528A (ja) | 活性エネルギー線硬化性樹脂組成物 | |
JP6798071B2 (ja) | 改善された靭性および耐高温性を有する付加造形用放射線硬化性組成物 | |
JP4662545B2 (ja) | 不飽和基含有ウレタンオリゴマーおよびそれが重合した硬化物 | |
WO2021112192A1 (ja) | 樹脂組成物及び樹脂硬化物 | |
JP2018002765A (ja) | 注形用紫外線硬化樹脂組成物 | |
JP2024095609A (ja) | 光硬化性樹脂組成物、立体造形物、及び立体造形物の製造方法 | |
JP3272836B2 (ja) | プラスチック成形品の製造方法 | |
JP2022182903A (ja) | 活性エネルギー線硬化性樹脂組成物、及びこれを硬化して得られる造形物、並びに該造形物を用いた成形物の製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20190723 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20200623 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20200818 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20200901 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20200908 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6779444 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |