本発明の好ましい実施形態の作成及び使用は以下で詳細に説明される。しかしながら、本開示は、幅広い様々な特定の状況において具現化され得る、多くの適用可能な発明概念を提供することを理解されたい。説明される特定の実施形態は、本開示を作成及び使用する特定の方式を例示するものに過ぎず、開示の範囲を限定するものではない。
以下に説明されるような無線ネットワークから生じる1又は複数の問題によって、様々な実施形態が考案される。無線ネットワークにおけるネットワークポイントは、トラフィックの需要、エネルギー制約、エミッション制約、サービス品質(QoS)制約、干渉管理の目的、又は、他の好適な要因に基づいて、オン又はオフにされ得る。そのようなイベントを扱うための一実施形態の解決策は、UEのグループによって送信されるUL遷移要求信号(TRS)に基づき、その結果、ネットワークは、オフ状態のネットワークポイントをオンにすることが有益かどうかを決定し得る。
図1は、本開示の特定の実施形態に係る、ネットワークポイントをオン又はオフにするための例示的システム100を図示する。図示されている例において、ピコ2 102をオン又はオフにすることが決定された場合、両方ともピコ2 102カバレッジエリア内にあるUE1 104及びUE2 106と、ピコ2 102カバレッジエリア内には無いがピコ2 102から遠くないUE3 108は影響され得る。UE1 104及びUE2 106は、ピコ2のRSを測定及びレポートするよう構成され得て、ピコ2 102へハンドオーバされ得る。すなわち、ピコ2のRSに基づいて、UE1 104及びUE2 106を再構成することが適切であり得る。UE3 108は、UE108によって以前に認識された干渉とは統計的又は定性的に異なり得る、増加したPDSCH干渉を認識し得る。一例において、UE3 108によって認識されるこの増加した干渉は、干渉の通常の変動に起因するものというよりはむしろ、少なくとも部分的に、UE3の干渉状況の突然の変化を意味し得て、特殊な扱いを必要とし得る。UE3 108チャネル状態情報(CSI)(例えば、CQI/PMI/RI)、及び、無線リソース管理(RRM)/無線リンクモニタリング(RLM)測定プロセス及びレポートを変更又は再構成することが適切であり得る。ネットワークは、遷移の前、間、及び/又は後に、パラメータを調整又は微調整し得る。ネットワークはネットワーク再構成の影響を評価し得る。更に、ネットワークは、再構成信号をUE及び/又はeNBへ送信し得て、UE再構成を容易にする。一般的に、ネットワークポイント又はキャリアの構成が遷移を経るとき、遷移は、複数の他のネットワークポイント又はキャリア、及び、複数のUEに影響し得て、それにより、ネットワークポイント、キャリア又はUEを再構成することが適切であり得る。遷移及び再構成を準備、サポート及び処理する手順が望ましいことがあり得る。
図2は、本開示の特定の実施形態に係る、eNBからリレーへの干渉が存在する例示的システム200を図示する。図示されている例において、マクロ2 202がバックホール送信(Tx)アクティビティを変更した場合、リレー1 204による受信に対する、マクロ2 202からの干渉は、増加し得る。例えば、マクロ2 202によるプリコーディングがいくらかの時間の後に閾値を超えた場合、トラフィックパターン変化に起因してバックホールTxがオン若しくはオフになる場合、又は、トラフィックパターン変化若しくは他の変化に起因してマクロ2 202がリレー2206へのTxからリレー3208へのTxに切り替わる場合、干渉は増加し得る。これらは、一定期間にわたって複数のネットワークノード(例えば、突然の干渉状況の変化を認識する複数のネットワークノード)への連鎖反応をもたらし得る遷移を経験するネットワークの例である。干渉の急増の結果、又は、それを見越して、マクロ1 210はリレー1 204への送信を調整し得る。この調整は更に、マクロ1210から他のマクロ送信への干渉の変化を引き起こし得る。例えば、マクロ2 202が更に、リレー2206及び/又はリレー3208への送信を調整(例えば微調整)することが適切であり得る。突然の干渉の急増のこの連鎖反応は、ネットワークが一定期間にわたって構成を調整することをもたらし得る。調整が実際にネットワークにおいて試験されない限り、調整の効果を予測することは困難であり得る。故に、通常のデータ送信に著しく影響を与えることなく調整をサポートする効率的方式が望ましいことがあり得る。
別の例として、ネットワーク最適化のために提案されるアルゴリズム及び手順は、複数のネットワークノードのうちの反復に基づき得て、場合により、複数のUEも伴う。一例は、セルアタッチメント及びリソース割り当ての共同最適化を伴い、これは一般的には実行が困難であり得て、反復方式で準最適に実行されることが多い。準最適な解決策は、固定的セルアタッチメントを想定し得て、次に、所与のセルアタッチメントについての、推定された最適なリソース割り当てが計算され得る。所与のリソース割り当てが想定され得て、セルアタッチメントは更に更新され得る。これらの手順は、最適化が達成されるまで、又は、いくつかの最大反復数にわたって反復され得る。しかしながら、そのような反復は、データ(例えばPDSCH)送信には望ましくない複雑かつ不要な変動をもたらし得る。例えば、場合により、そのような反復アルゴリズムは、複数の反復において、望ましい性能又は挙動を生成しないことがあり得る。いくつかの反復後に取得されるネットワーク構成は、そのような場合には破棄され得て、ネットワークは元のネットワーク構成に戻り得る。この状況が生じるとき、複数のネットワークノードと複数のUEとの間の通常のデータ送信は著しく影響され得る。故に、通常のデータ送信についてのリソース及びプロセスを反復プローブ、最適化、再構成及び調整動作から分離することが望ましいことがあり得る。反復が、望ましい又は許容される性能又は挙動を伴うプローブリソースの収束を実現するとき、次に、達成された構成はPDSCH送信に適用され得る。
上の問題及び同様の問題は以下のようにまとめられ得る。ネットワークコンポーネントは多くの場合、そのアクティビティを適合する、又は、遷移を経ることがあり得る。例えば、トラフィック干渉又は他の条件が変化するとき、ネットワークノード、キャリア又はアンテナセットが、あるアクティビティレベル(例えば、低減した送信電力)又はある状態(例えば休止状態)から異なるアクティビティレベル(例えば、最大送信電力)又は異なる状態(例えばアクティブ状態)へ遷移することが適切であり得る。例として、UEがネットワークノードのカバレッジ範囲に入るとき、休止中のネットワークノードがオン状態に入る。第1ネットワークノードの再構成は、潜在的に第1ネットワークノード自体を含む複数のネットワークノード及びUEに影響し得て、従って、一定期間にわたって過渡的ダイナミクスを発生させる。遷移又は適合の影響は、遷移又は適合の発生の前、間、及び/又は後に、複数のネットワークノード及び/又はUEによって評価され得る。手順は反復し得て、ネットワークノード及びUEは更に、これらの構成を調整又は微調整する。ネットワークノードが遷移を経験又は予測したとき、ネットワークノードは、遷移に関してUE及び他のネットワークノードにシグナリングし得て、その結果、UE及び他のネットワークノードは、いつ更に適合するかを認識し得る。この一般的手順のいくつかの態様は以下のように説明される。
[干渉の急増及びUEへの再構成信号]
図1において、ピコ2 102が時間tにPDSCHの送信を開始するとき、UE3 108は、以前とは統計的又は定性的に異なる、増加したPDSCH干渉を認識し得る。この干渉状況の変化は、通常の干渉変動とは異なり得る。典型的には、UE3 108は、CQI干渉、基準信号受信品質(RSRQ)などについてのレイヤ1フィルタリングを実行する。例えば、干渉フィルタリングのために、It=fIt−1+(1−f)it−1が使用され得て、ここで、it−1は、時間t−1における即時測定であり、It−1は、時間t−1におけるフィルタリングされた測定であり、fはフィルタ定数、通常は0.7〜0.99である。特に、時間的に疎である干渉測定がCSI干渉測定(CSI−IM)リソースに基づく場合、フィルタが新しい干渉状況に収束するにはしばらくかかり得る。
例えば、フィルタ定数fが0.9である場合、フィルタ時定数は9.5サンプルである。特定の例において、フィルタが新しくフィルタリングされた値の約85%〜約95%に落ち着くには、時定数の約2倍〜約3倍かかる。すなわち、いくつかの状況において、CRSベースの干渉測定は、落ち着くまで、約19ミリ秒(ms)〜約28msかかる。同様の計算は、CSI−IMリソースが5msの期間(例えば、5msに1回)を有する場合、CSI−IMリソースベース測定が落ち着くまで、約95ms〜約142msかかることを示し得る。CSI−IMリソースが10msの期間(又は、それぞれ20ms又は40ms)を有する場合、CSI−IMリソースベース測定が落ち着くまで、約190ms〜約285ms(又は、それぞれ約380ms〜約570ms、又は、約760ms〜約1140ms)かかる。これらの遅延の結果、ネットワークは、干渉の急増に対してゆっくり反応し得て、過渡期間が長いと、ユーザ体験がいくらか悪化することがあり得る。特に、CQI/PMI/RIフィードバック及び/又はRSRQ測定が影響され得て、CQI及びRSRQにおけるミスマッチを引き起こし、従って、UEへの送信の効率が低下し得る。遅延を低減するべく、より小さいフィルタ定数fが選択され得るが、より小さいフィルタ定数が使用される場合、通常の変動への感度が大きすぎることがあり得る。故に、測定条件の変化をUEに通知するためにネットワークによってUEへ送信される再構成信号は、UE再構成及びネットワークオペレーションを容易にし得る。例えばUEは信号を受信すると、そのフィルタ状態をリセットし得る(例えば、UEはCSI−IMリソースベース測定プロセスを再開し得る)、又は、UEはそのフィルタ定数をより小さな値に調整し得る。フィルタ定数をより小さな値に調整するためにUEがシグナリングされる場合、UEは、遷移又は再構成の完了を指示する別の信号を後から受信し得て、UEはフィルタを元の値に調整し得る。言い換えれば、ネットワークは、再構成信号を使用して、環境変化に従ってフィルタを適合するようUEを構成し得る。
UEが基準信号受信電力(RSRP)及びRSRQ(受信信号強度インジケータ(RSSI))についてレイヤ3フィルタリングを実行する。いくつかの状況において、干渉状況の変化のとき、RSRP層3フィルタリングの精度は影響され得るが、干渉状況の変化のとき、RSRP層3フィルタリングをリセットすることは、適切であることも、適切でないこともあり得る。例えば、干渉レベルが通常であるとき、RSRP精度は第1レベルにあり得る。遥かに高いレベルに干渉が急増するとき、RSRP精度は第2レベルに悪化し得る。ネットワーク及びUEが、ネットワーク条件の変化に起因する性能変化を認識し、それを組み込むことは有益であり得て、その結果、UEは、干渉状況の変化に従って、そのRSRP推定及びフィルタリングを適合し得る。追加的又は代替的に、RSRQレイヤ3フィルタリングは、干渉状況の変化時にリセットされ得る。レイヤ3フィルタリングへの典型的な入力期間は約40msであり、既定の時定数は約1.5入力サンプル時間長であり、そのため、時定数の約2倍〜約3倍は、約3〜約4入力サンプル時間長(約120ms〜約160ms)である。故に、RSRQ/RSSIレポート時間に近い時間に干渉状況が突然急増した場合、レポートされたRSRQ/RSSIは、実際の干渉状況に反映されないことがあり得る。プロセスを容易にするべく、リセット又は再構成を指示する信号が使用されないことがあり得る。リセットがレイヤ3オペレーションに必要である場合、再構成信号を受信すると、UEがレイヤ3フィルタをリセットする、又は、そのフィルタ係数を一時的に調整するといルールが形成され得る。
上述のレイヤ3に関連する値は、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)技術仕様(TS)36.331に基づいて計算され得て、これは、その全体がこれによって参照によって本明細書に組み込まれる。TS36.331において、情報エレメント(IE)FilterCoefficientは、測定フィルタリング係数を指定する。fc0の値は、k=0に対応し、fc1は、k=1に対応し、以降も同様である。
FilterCoefficient情報エレメント−ASN1START
FilterCoefficient::=ENUMERATED {fc0, fc1, fc2, fc3, fc4, fc5, fc6, fc7, fc8, fc9, fc11, fc13, fc15, fc17, fc19, spare1, ...}
−ASN1STOP
QuantityConfigEUTRA ::=
SEQUENCE {
filterCoefficientRSRP FilterCoefficient DEFAULT fc4,
filterCoefficientRSRQ FilterCoefficient DEFAULT fc4}
測定結果は、レポート基準の評価又は測定レポートに使用される前に、
の式に従ってフィルタリングされる。ここで、Mnは、物理層から受信した最新の測定結果である。
Fnは、レポート基準の評価又は測定レポートに使用される、更新されたフィルタリング済み測定結果である。 Fn−1は、古いフィルタリング済み測定結果であり、ここで、物理層からの第1測定結果が受信されたとき、F0はM1に設定される。
a=1/2(k/4)であり、ここで、kは、quantityConfigによって受信された、対応する測定数についてのFilterCoefficientである。
フィルタは、フィルタの時間的特徴が異なる入力レートにおいて保存されるように適合され得て、filterCoefficient kが、200msに等しいサンプルレートを想定することを遵守する。
従って、UEは、受信した再構成信号に基づいて、推定及び/又はフィルタリングの特徴を適合し得る。追加的又は代替的に、ネットワークは、UEのRSRQ/RSSI推定、フィルタリング、及び/又はレポート構成についての情報を有するので、ネットワークはネットワークコンポーネントを協調させ得て、その結果、RSRQ/RSSI推定、フィルタリング及び/又はレポートのタイミングに応じて、特定の時間に突然の干渉変化が生じ得る。例えば、ネットワークは、200ms期間のRSRQ/RSSIレポートからの固定されたオフセットにおいて、又は、RSRQ/RSSIレポートとは異なる指定された時間間隔中に、ノードがオン又はオフになることを可能にし得る。
eNBは、CSIプロセス構成、CSI−RSリソース構成、及び/又はCSI−IMリソース構成に関連して、特定のタイミングでネットワーク再構成信号をUEへ送信し得る。遷移したネットワークノードに非常に近いUEは、ネットワークノードからCSI−RSを受信するように構成される可能性が高い。遷移したネットワークノードから非常に遠いUEは、遷移によって影響されない可能性が高い。ネットワークノードから非常に近いところ、又は、非常に遠いところの間にあるUEを再構成することが適切であり得る。再構成信号を受信したとき、UE動作は、干渉推定、CSI測定及びRSRQ測定についてのフィルタ状態をリセットすること、並びに、干渉状況の変化に適合するよう推定及び/又はフィルタリングパラメータを調整することを含み得る。UEはまた、新しい信号又は干渉測定プロセスを開始し、信号又は干渉測定プロセスを停止し、別のポイント又はキャリアなどへのハンドオーバを実行し得る。簡潔にするべく、IMは干渉測定、IMRはIMリソース、CMは(意図された)チャネル測定、CMRはCMリソースを表す。
eNBが、再構成を開始するためのネットワーク再構成信号をUEへ送信しない場合、UEは、そのCSI−RSリソース又はCSI−IMリソース又はCSIプロセス(例えば、協調されたマルチポイント(CoMP)の組について)が、修正、除去又は追加など、再構成されるとき、再構成が適切であると想定し得る。概して、同一リソース上で測定プロセスを再開する目標を想定し、次に、CSIプロセス、CSI−RSリソース、CSI−IMリソースを再構成して目標を実現することは、同一の目標を実現し得る、再構成信号を送信することよりも高いオーバヘッドをもたらし得る。しかしながら、測定プロセスの再開についてのタイミングパターンがある場合、タイミングウィンドウがシグナリング又は規定され得て、その結果、UEは、各タイミングウィンドウの最後で測定プロセスを再開し得る。
上述のオーバヘッドの懸念に加えて、UEが測定リセット信号又はフィルタ再構成信号として信号を解釈することを試行する場合、問題が生じ得る。言い換えれば、明示的な測定リセット信号又はフィルタ再構成信号が望ましい状況があり得る。例えば、いくつかのUEでは、CSI−RSリソース構成変更信号、又は、CSI−IMリソース構成変更信号、又は、CSIプロセス構成変更信号をネットワーク再構成信号として使用することは、問題を引き起こし得る。UEが移動する場合、CSI−RSリソースは自然に更新され得て、干渉状況は、いかなる急激な変化も有しないことがあり得るので、UEのCSI−RSリソース構成が更新される場合でも、測定プロセスをリセットすること、又は、フィルタリングパラメータなどを再構成することなどの必要が常にあるわけではない。近隣UEは、いくつかの状況において、いかなるCSI−RSリソースの変化も経験しないことがあり得るが、ネットワーク遷移が生じるとき、著しい干渉状況の変化をなお経験し得る。故に、CSI−RSリソース、又は、CSI−IMリソース、又は、CSIプロセスの構成が更新され得るが、測定プロセスがリセットされること、又は、フィルタが再構成されることが適切でないことがあり得る場合が存在する。CSI−RSリソース、CSI−IMリソース及びCSIプロセスが更新されないが、測定プロセスがリセットされる、又は、フィルタが再構成される必要があり得る場合も存在し得る。
再構成信号は、遷移決定信号と同一でも、そうでないこともあり得る(例えば、以下でより詳細に説明される、図3の段階304における信号を参照)。例えば、1つの状況において、遷移決定信号は、CRS/CSI−RS送信のみをオンにし得る。PDSCH送信(RS送信単独より大きな干渉をもたらし得る)が生じるかどうかは、CSIフィードバック及びスケジューリングなどの他の要素に依存し得る。eNBがそのPDSCHアクティビティレベルを著しく変更する(UE CSIフィードバックに基づいてPDSCHをオンにするなど)場合、eNBは再構成信号を送信し得る。言い換えれば、遷移決定と突然の干渉の急増との間に何らかの関連があるにもかかわらず、異なる時間において遷移決定及び突然の干渉の急増が生じ得る。再構成信号を遷移決定信号から分離することはまた、システムの変動を低減又は防止し得る。例えば、eNBが休止状態からアクティブ状態へ遷移した後に、eNBは、UE測定フィードバックレポートを受信し得て、UEにサービス提供しないことを決定し得て、更に、オフにし得る。そのような場合、近隣eNBが、再構成についてこれらのUEにシグナリングする、及び/又は、これらのフィルタをリセットすることは、適切であることも、適切でないこともあり得る。再構成信号は、上層によって、又は、PDCCH若しくはEPDCCHにおいて、又は、共通チャネルにおいてシグナリングされ得る。タイミング情報はまた、再構成がいつ有効になるかを指示するために再構成信号と共に送信され得る。
[遷移調整期間]
ネットワークコンポーネントは多くの場合、そのアクティビティを適合する、又は、遷移を経ることがあり得る。ネットワークノードが遷移を経験又は予測したとき、ネットワークノードは、遷移に関してUE及び他のネットワークノードにシグナリングし得て、その結果、UE及び他のネットワークノードは、いつどのように適合するかを認識し得る。このシグナリングは、遷移調整期間と呼ばれる一定期間にわたる過渡的ダイナミクスをトリガし得て、そのいくつかの手順は以下で詳細に説明する。
eNBは、ネットワーク再構成信号を近隣eNBへ送信し得る。再構成信号を受信したとき、近隣eNBの動作は、CSI−RSリソース、CSI−IMリソース、及び/又は、CSIプロセスについて、これらのUEを再構成すること、これらのUE CSI/RRM/RLMレポートを受信すること、及び、これらの送信/受信及び/又はこれらのUEのアソシエーション構成を変更することを含み得る。遷移したeNBの効果は、ネットワークによって評価される。いくつかの状況において、eNBは更に、収束が生じるまで、又は、1又は複数の終了ルールに従って、これらの送信/受信及びこれらのUEアソシエーション/構成を調整する。
eNBにおける遷移は、収束が生じるまで、複数のeNBが、これらの送信/受信及びこれらのUEアソシエーション/構成を更に調整することを引き起こし得る。上述の段階は、遷移後にネットワークが調整又は微調整する手順を形成し得て、この手順は、遷移調整プロセスと称され得る。このプロセスについて、eNB及びUEの組に通知することが適切であり得る。プロセスは、リソース(例えば、以下で説明されるプローブリソース)の特定のサブセットに対して、又は、全ての関連リソースに対して実行され得る。プロセスが(時間/周波数リソースのサブセットであり得る)プローブリソースに対してのみ実行されるか、又は、より大きいスケールのリソースに対して実行されるかは、再構成信号において指示され得る。
図3は、本開示の特定の実施形態に係る、遷移調整プロセスの方法300を図示する。段階301において、第1eNBは、(例えば、PDCCH又はEPDCCHを介して)アップリンク送信の情報についてUEにシグナリングする。段階302において、UEは、第1eNBによってシグナリングされる情報に基づいて送信を実行する。段階303において、第2eNBは、UEによって送信された信号の受信を実行する。段階304において、第3eNBは、例えば、送信及び受信の可能な適合など、第4eNBの送信又は受信について決定し、再構成信号を他のeNBへ送信する。
遷移調整プロセスの一部として、段階305において、第4eNBは、信号(例えば、Tx CSI−RS、位置決定基準信号(PRS)又は他の基準信号)を送信又は受信する。言い換えれば、第4eNBは、起動を開始しているオフ状態のeNBであり得る、又は、より一般的には、第4eNBは、オン/オフ、電力適合、キャリア適合又はキャリアタイプ適合などの遷移を経ているネットワークエンティティであり得る。段階310(概して、遷移調整プロセスの最後)において、第4eNBは信号(例えば、Tx PDSCH、又は、信号を搬送する他のデータ)を送信又は受信する。すなわち、第4eNBは、UEへサービス提供してデータ通信に関与することを開始し得て、第4eNBを伴う遷移が完了し得る。
段階305と並行して実行され得る段階306において、第5eNBは、(例えば、RRM(RSRP/RSRQ)又はCSI測定のために、段階305で送信開始された、第4eNBからのCSI−RSを)受信又は送信するように第2UEにシグナリングする。段階308において、第2UEは、CSI/RRM/RLMを測定して第5eNBにレポートする。この時点で、第2UEは、第4eNBに接続されていないので、(制御情報又はデータのいずれかの)通信は、第5eNBで発生し得る。段階311において、第2UEは、遷移調整プロセスの結果として、(例えば、第4eNBに関連する測定レポートがそのような決定をもたらした場合は第4eNBからのRx PDSCHを)受信(Rx)又は送信する。一般的に、第5eNB及び第2UEは、遷移を経ている第4eNBに近いことがあり得て、第5eNB及び第2UEは遷移によって影響され得る。例えば、第2UEは、オン状態の第4eNBに接続されてサービス提供され得て、第5eNBは、第2UEを第4eNBに接続するプロセスに参加し得る。
段階307において、第6eNBは、第3UEを再構成し、再構成に関してシグナリングする。段階309において、第3UEは、CSI/RRM/RLMを測定して第6eNBにレポートする。一般的に、第6eNB及び第3UEは、遷移プロセスを経ている第4eNBに近くないことがあり得るので、第6eNB及び第3UEは、段階306/308/311に説明されたコンポーネントのように大きく影響されないことがあり得るが、第4eNBがオンになるとき、第3UEが干渉遷移を経験するにつれて、第6eNB及び第3UEはなお影響され得る。干渉変化に対処するべく、又は、この変化を見越して、段階307/309に示されるように、第6eNB及び第3UEの再構成が実行され得る。
段階310、311、309から、eNBは、段階312に示されるように、バックホールで情報を交換し得る。段階313において、第4eNBは、送信又は受信(例えば、異なる電力レベルのTx CSI−RS)を調整する。例えば、ネットワークによって、様々なフィードバック及び測定レポートに基づいて、第4eNB送信電力が高すぎるとみなされる場合、第4eNBは、その送信電力を低減し得て、遷移調整プロセスは、収束が生じるまで、又は、特定の基準が達成されるまで、継続し得る。
遷移調整プロセスが完了した後に、段階314において、第7eNBは、新しい干渉状況(又は、より一般的には、ネットワーク構成)が整ったとき、再構成信号を第4UEへシグナリングする。段階315において、第4UEは、再構成(例えばそのフィルタをリセットする)を実行する。
図3に関する用語、タイミング、タイミング順序は、厳格でないことがあり得て、いくつかの段階はスキップされる、並び替えられる、又は、変更されることがあり得て、いくつかの用語は、一般化又は特殊化され得る。例えば、段階304は、遷移調整プロセスに含まれ得る。遷移調整プロセス(段階305−313)は、意思決定プロセス(段階301−304)と関連し合っていることがあり得て、(例えば、他の通常の送信と並行に)プローブリソースのみ、又は、全ての関連リソースに対して実行され得る。CSI−RSリソース構成変更信号(段階306)及び再構成信号(段階314)は一般的に異なり得る。
[プローブリソース]
プローブリソースプロセスは、例えば遷移調整プロセスの間に提供され得る。遷移調整プロセスの間に、オンになったばかりのそのポイントのeNBは、いくつかの異なる構成を試験し得る。試験は、電力レベルを調整する(送信ポイント及び/又はキャリアをオン又はオフにすることを含む)、ポートの数を調整する、帯域幅を調整する、キャリアを変更することなどによって実行され得る。そのような動作は反復的に生じ得る。例えば、eNBは、ある電力レベルで送信し得て、UEのフィードバックに基づいて、eNBは電力レベルを増加又は減少させ得る。各電力レベルは、他のeNB及び/又はUEに対して異なる干渉をもたらし得て、故に、他のeNB及び/又はUEは、これらの構成、送信、及び/又は受信を調整する必要があり得る。これらの調整は、元のeNBにも影響する連鎖反応を引き起こし得て、従って、より多くの調整が必要となり得る。このプロセスにおいて、UEのPDSCH送信は影響され得る。各調整について、eNBはUEのフィードバックをモニタリングする。調整及びフィードバックは、UEが数百ミリ秒など、通常のPDSCH送信レートより低いものを経験し得るなど、ネットワークオペレーションが望ましくない方式で変動することを引き起こし得る。言い換えれば、ネットワークが好適かつ望ましい性能の構成を実現するには長い時間がかかり得て、そのプロセスの間、通常のデータ送信が影響され得る。
代替的には、先を見越した、又は、準備された方式で、同様の手順を実行し得る。例えば、システム影響又は性能は、遷移前により小さいスケールのリソースについて予測され得る。そのような手順は、ネットワークの通常のオペレーションと並行して実行され得て、従って、通常のオペレーションは影響されないことがあり得る。これらの通常のオペレーションは、通常のデータ送信、通常の制御又はシステム情報送信、通常RRM/RLM/CSI測定及びフィードバックなどを含み得る。調整プロセス又はプローブ期間により好適なリソースが規定及び/又は割り当てられ得る。eNBは、プローブリソースを構成し得て、構成されたプローブリソースを、選択されたUEにシグナリングし得る。選択されたUEは、同一期間中に、(信号及び/又は干渉について)プローブリソースで測定されるように構成され得て、CQI/RRM/RLM測定レポートをレポートし得る。ネットワークは、プローブリソースでの様々な送信及びフィードバックレポートに基づいて、好適な遷移、及び、遷移後の好適な構成を発見するまで反復し得る。最後に、ネットワークは遷移を実行する。決定された最終構成が望ましい性能を有するように、及び/又は、安定状態に対応するように試験されたので、最後の遷移は、中断がより小さく、時間がより短いことが予想される。そのような手順は、ネットワークに対する影響、及び、調整又はプローブプロセスに費やされる時間を著しく低減し得る。
従って、遷移調整プロセスの間、プローブリソースのみで遷移調整を実行することなどのためにプローブリソースを利用することは有益であり得る。ネットワークは、より小さいスケールのリソースでの測定に基づいて、遷移前にシステム影響及び/又は性能を予測し得る。予測に関連する測定は、ネットワークの通常のオペレーションに影響することなく、ネットワークの通常のオペレーションと並行に行われ得る。選択されたUEは、同一期間中に(信号及び/又は干渉について)プローブリソースを測定するよう構成され得て、CQI、RRM測定、RLM測定などをレポートし得る。ネットワークは、プローブリソース及びフィードバックレポートに基づいて送信の調整を継続することによって、好適な遷移、及び、遷移後の好適な構成を発見するまで反復し得る。複数の構成は、並行方式で、又は、逐次的にプローブされ得る。最後に、ネットワークは遷移を実行する。そのような手順は、ネットワークに対する影響、及び、調整又はプローブプロセスに費やされる時間を著しく低減し得る。プローブリソースを使用する概念及び手順は、一般的なネットワーク再構成、反復ネットワーク最適化などにおいて採用及び利用され得る。
プローブリソースは、プローブ基準信号(P−RS)及びプローブ干渉測定リソース(P−IMR)を含み得る。LTE及びLTE−Aにおいて、P−RSは、P−CSI−RSと呼ばれ得る特殊なCSI−RSとみなされ得る。UEは、P−CSI−RSを他のCSI−RSと区別する必要がないことがあり得る。P−IMRは、P−CSI−IMRと呼ばれ得る特殊なCSI−IMリソースとみなされ得る。UEは、P−CSI−IMRを他のCSI−IMリソースと区別する必要がないことがあり得る。LTE又はLTE−Aにおける基準信号又は干渉測定リソースの任意の一般化若しくは特殊化、又は、バリエーションもプローブに使用され得る。RRM/RLM又はCSIレポートは、P−RS及びP−IMRに基づいて構成され得る。故に、プローブリソースは、場合により、UE透過的であり得る。eNBが構成の試験を開始又は完了すると、フィルタ状態がリセットされ得る。リセットは、信号測定及び干渉測定の両方を含み得る。干渉測定再開は、UEへの再構成信号によってトリガされ得る。しかしながら、信号測定再開は、別の再構成信号によってトリガされ得る。代替的に、このリセットは、P−RS又はP−IMR又は対応するCSIに関連する特定のタイミングウィンドウに従って自動的に実行され得る。タイミング構成は、シグナリング又は仕様によって構成され得る。代替的に、プローブプロセスの開始、間隔及び終了についてUEに通知するべく、トリガのシグナリングがUEへ送信され得る。既存の標準的仕様において、複数のCSIプロセス(CSIレポート構成、その各々は概して1つの信号干渉状況に関連する)がサポートされ得るが、1つのRRM測定プロセスのみがサポートされる。P−RS及びP−IMRベースのRRM測定を導入することにより、複数のRRM測定プロセスがシステムに導入され得る。
しかしながら、一般的に、プローブリソースは、P−CSI−RS又はP−CSI−IMRに基づくことも、そうでないこともあり得る。リソースは、プローブの目的で割り当てられた任意の時間/周波数RSリソース及びCSI−IMリソースであり得る一般的なP−RS及びP−IMRに基づき得る。更に、リソースは、別個のP−RS又はP−IMRに基づかないことがあり得る。代わりに、リソースは、プローブ目的で使用可能な任意の一般的な時間/周波数リソースであり得る。例えば、CRSと同様の基準信号は、プローブのために使用され得て、UEは、まず信号を検出し、次に、同一時間/周波数リソースでの干渉を推定するべく信号を除去し、最後にCQIレポートを生成する必要があり得る。例えば、eNBは、いくつかのeNBがデータ及び/又はDMRSを送信し得るいくつかの時間/周波数リソースを割り当て得る。UEはデータ及び/又はDMRSを復号し得て、CSI(例えば、CQI、PMI、RI、変調及び符合化スキーム(MCS)レベル、RSRP、RSRQ、信号対干渉+ノイズ比(SINR)、チャネル共分散マトリクス、干渉レベル、干渉共分散マトリクス、デルタCQI、デルタRSRP、デルタRSRQ、及び/又は、デルタ干渉)を測定及びレポートし得る、又は、UEは、送信の一般的条件(例えば、肯定応答/否定応答(ACK/NACK)又は復号エラーの可能性)を測定及びレポートし得る。eNBは(例えば、周波数次元を使用してプローブ時間長を低減することを助けるために)複数のプローブリソースで、1又は複数の構成を同時にプローブし得て、UEは1又は複数のCSIを測定及びレポートし得る。プローブリソースはプローブ目的のみの専用であっても、そうでないこともあり得る。eNBは代わりに、CSI−RS及びCSI−IMリソースのサブセットを再使用してプローブを実行し得て、CSIレポート構成のサブセットを再使用してチャネルステータスをレポートし得る。eNBはまた、いくつかのプローブされる構成を使用してUEフィードバックをチェックして、ダミーデータを送信するためにいくつかの物理リソースブロック(PRB)をスケジューリングし得る。eNBはまた、特定のリソースをプローブに割り当て、特定のパラメータをプローブのために構成し得て(測定タイミング及び/又はレポートタイミングなど)、リソース及び/又はパラメータをUEにシグナリングし得る。UEは、指定されたリソースのシグナリングパラメータを用いて規定のプローブ手順に従い得て、この場合、プローブはUE透過的でない。eNBによって確保されているプローブリソースは、UL時間/周波数リソースに存在し得て、この場合、プローブはアップリンクにおいて行われ得る。
プローブリソースは主に、調整、プローブ、及び/又は予測の目的で使用され得て、ポイントのオン又はオフの遷移に限定されるものではない。そのようなリソースは、一般的なネットワークリソース適合及び遷移、又は、反復的な送信スキーム変更(例えば、CoMPスキーム変更)に適用され得る。そのようなリソースは、セルアソシエーション、電力レベル、キャリア選択、キャリア/ポイントのオン/オフ決定、負荷分散/アグリゲーション/シフト、アンテナポートの数、アンテナ構成、帯域幅、アンテナの傾き、コードブック構造及びパラメータ、ランク適合、又はプリコーディングの調整又は微調整に使用され得る。そのようなリソースは、プローブリソースを使用するフィードバックに基づいて異なる送信スキームを動的に使用する能力をeNBに提供するために使用され得る。プローブリソースは、同時に実験するためにサブバンドに対して異なる様に構成され得る。プローブリソースに基づくフィードバックは、他のフィードバックより加重が小さいことがあり得て、例えば、精度がより低く、オーバヘッドがより低く、及び/又は、PMI/RIを伴うなどである。プローブリソースに基づく測定及びフィードバックレポートは、CQI、PMI、RI、MCSレベル、RSRP、RSRQ、チャネル共分散マトリクス、干渉レベル、干渉共分散マトリクス、デルタCQI、デルタRSRP、デルタRSRQ、デルタ干渉を含み得る。そのようなレポートはまた、UL調整又はプローブ又は性能予測に使用され得る。更に、ネットワークがプローブによって好適な送信スキームを決定することが可能であるようにするべく、ネットワークは、プローブリソースの送信モードの大部分又は全てをサポートする必要があり得る。例えば、通常のデータ送信は、送信モード8(TM8)であり得て、一方、プローブ送信は、TM10と一致するように設定される。例えばTM10のためにプローブによってデータSINRを決定するべく、ネットワークは、プローブリソースの基準信号リソース及び干渉測定リソースに基づいて、CQI/PMI/RI/MCSを最初にレポートするようUEを構成し得る。最初のレポートの後に、UEは、プローブリソースで受信されたデータ(又はダミーデータ)に基づいてSINRをレポートする。
E−UTRAにおいて、RSRQは、N×RSRP(E−UTRAキャリアRSSI)の比であり、ここで、Nは、E−UTRAキャリアRSSI測定帯域幅のRBの数である。分子及び分母の測定は同一のRBの組に対して行われる。E−UTRAキャリアRSSIは、同一チャネルサービング及び非サービングセル、隣接チャネル干渉、熱雑音などを含む、全てのソースからのUEによるN個のRBについての、測定帯域幅におけるアンテナポート0についての基準シンボルを含むOFDMシンボルのみにおいて確認された合計受信電力(W)のリニア平均を含む。上位層シグナリングがRSRQ測定の実行についての特定のサブフレームを指示する場合、RSSIは指示されたサブフレームにおけるOFDMシンボル全てに対して測定される。将来のリリースにおいて、RSSIは、eNBによって指定される特定のREで測定され得る。一般的に、合計受信電力は、仕様において指定された、又は、ネットワークコントローラによって指示された時間/周波数リソースにおける、サービングセルからの信号、干渉、ノイズなど、UEによって受信された全ての無線周波数(RF)信号を含む。
図4は、本開示の特定の実施形態に係る、プローブリソースに基づく遷移調整期間402のオペレーション400のタイムラインを図示する。第1列404において、eNB、例えばeNB1406及びeNB2408は、プローブリソースを確保し、プローブ送信及びタイミングを協調させる。第2列410において、eNBは、プローブ送信及び調整を試験する。第3列412において、プローブリソースで収束が達成される。第4列414において、ネットワークは選択された再構成に従って動作する。様々な実施形態の更なる詳細が以下で説明される。
図5は、本開示の特定の実施形態に係る、プローブリソースに基づく遷移決定及び遷移調整プロセス502についてのオペレーション500のタイムラインの例を図示する。504において、ネットワークは、遷移のために準備し、安定化するまで遷移に適合する、又は、異なる構成で実験して望ましい又は最適な構成を発見する。506において、収束した及び/又は望ましい挙動はプローブリソースで達成され、508において、ネットワークは再構成を選択し、選択された再構成に従って動作する。
様々な実施形態において、遷移を経験する、又は、遷移を予測するeNBは、以下の段階を行い得る。eNBは、バックホールを通して、タイミング情報と共に再構成信号を他のeNBへ送信し得る。eNBは、タイミング情報と共に、再構成信号をUEへ送信し得る。eNBは、P−RS及びP−IMRを含むプローブリソースをUEに対して構成し得て、プローブリソースで他のeNBと協調して送信スキームを構成し得る。遷移及び再構成の効果は、プローブリソースのみについて、ネットワークによって反復的に評価及び/又は予測される。次に、評価期間の最後に取得される最終構成は全ての関連リソースに適用される。関連リソースは、プローブが行われた同一タイプキャリアにあっても、そうでないこともあり得る。例えば、最終構成は新しいキャリアタイプ(NCT)に適用され得て、一方、プローブはリリース8互換性キャリアに対して行われ得る。
様々な実施形態は、無線ネットワークにおける再構成のために、送信、受信及びシグナリング方法及びシステムを提供する。実施形態は、遷移の後、又は、遷移と共同で、再構成をサポートする信号及びプロセスを提供する。そのような信号及びプロセスは、複数のノード、並びに、P−RS及びP−IMRを含むプローブリソースなどの基準リソースの間の再構成を協調してUEによる遷移及び再構成の効果を測定するためのバックホールシグナリングと、遷移及び再構成の発生をUEに指示するための、UEへの再構成シグナリングとを含み得る。例えば、UEは、更新された構成のためにこれらの測定プロセスを再開し得る。
実施形態において、遷移及び適合の発生の前、間、及び/又は後に、遷移及び適合の影響が複数のノード及び/又はUEによって評価され得る。遷移、適合及び/又は再構成がPDSCHに適用される前に、CSI−RS及び干渉測定に基づくプローブリソースが、遷移、適合及び/又は再構成の影響を評価するために使用され得る。実施形態において、ネットワーク及びUEは、これらの構成を調整し得る。eNBからUE又は別のeNBへのシグナリングは、遷移及び/又は再構成が生じることを指示し得て、それにより、UE及び他のeNBは、それに従って動作し得る。実施形態は、ネットワークがトポロジ及び/又は送信を適合するとき、再構成信号及びプロセスを提供する。実施形態は、無線通信システムにおいて使用されるハンドセット及びネットワークにおいて実装され得る。
プローブプロセスは、常にUEを伴うことも、そうでないこともあり得る。例えば、図2に関して説明されるように、プローブプロセスは、無線によるマクロとリレーとの間の送信を再構成するために使用され得る。プローブは、eNB再構成を常に伴うことも、そうでないこともあり得る。例えば、デバイス−デバイス(D2D)又はダイレクトモバイル通信(DMC)ネットワークにおいて、プローブはUE間の送信を再構成するために使用され得る。これらの場合において、様々な実施形態において説明された一般的手法は、適切な修正を伴ってなお適用され得る。
例として、ネットワークは、減少したトラフィック負荷を経験し得て、エネルギーを節約する、又は、エミッションを低減するために、いくつかのピコをオフにすることを試行し得る。ネットワークは、オフにする候補のピコをいくつか決定し得る。しかしながら、これらの候補のピコは、UEにサービス提供していることがあり得て、いくつかのピコが実際にオフにされる場合、当該ピコによってサービス提供されているUEは、他のアクティブなピコにオフロードされる必要があり得る。そのようなオフロードは、干渉状況、ピコ/UEのアソシエーション、ピコの負荷など、ネットワークオペレーションの様々な特徴を著しく変化させ得る。例えば、UEが現在のサービングピコから第2ピコにオフロードされる場合、第2ピコは負荷の増加を経験し得る。負荷の増加が閾値を超える場合、UEのQoSは著しく悪化し、従って、ネットワークは、第2ピコにオフロードしないことを決定し得る、又は、第1ピコをオフにしないことを決定し得る。遷移決定する前にネットワークがオペレーション条件を予測する必要があり得るこの特定の例から、さもなければ深刻な問題が引き起こされ得ることが分かり得る。そのような予測は非常に有益であるが、ネットワークにおいて実際に試験されること無しでは非常に困難である。この状況において、プローブは有益であり得る。例えば、いくつかのプローブリソースにおいて、第1ピコは、オフにされる(従って、近隣ポイントのUEへの干渉が低減される)状態を「エミュレート」し、そのUEは第2ピコにオフロードされる。UEはこのプローブ設定に関連するCQIをレポートし、これは、第1ピコをオフにする決定が結果的にネットワークにとって有益又は問題かをネットワークが決定することを助け得る。第2ピコは、プローブリソースでUEの実際の送信及び/又はスケジューリングを実行し得て、従って、ネットワークはピコをオフにする、及び、UEのサービスをオフロードすることを影響に関する多くの情報を取得し得る。
任意選択で、DL又はバックホールシグナリングについて、eNBはタイミングと共に再構成信号をUE及び他のeNBへ送信し得る。UEは、例えば信号測定及び/又は干渉測定についての新しい測定条件が、指示されたCSI−RSリソース構成、CSI−IMリソース構成及び/又はCSIプロセス構成について有効になると想定し得る。eNBは、指示されたリソース構成に基づいてこれらのUEのフィードバックに従って再構成することが想定され得る。
任意選択で、DL又はバックホールシグナリングについて、eNBは遷移調整期間の開始及び/又は完了を指示するべく信号を送信し得る。この期間において、プローブリソースは、いくつかの構成を用いて実験するために使用され得る。UEは、この期間中に測定タイミングウィンドウを適用し得る。各測定タイミングウィンドウの後に、UEはプローブリソースで測定プロセスを再開し得る。
UE再構成信号設計に関して、再構成信号がPDCCH又はEPDCCHにある場合、遅延は小さいことがあり得るが、再構成インジケーションを含めるために、ダウンリンク制御情報(DCI)フォーマットが修正される必要があり得る。再構成は、DL/ULグラントに論理的に関連していないことがあり得る。なぜなら、eNBが再構成信号をUEへ送信する必要があるとき、eNBにはUEのためのDL/ULグラントが無いということが起き得るからである。次に、再構成信号は、DCIフォーマットのフィールドであり得る、又は、再構成のための特殊な軽量のDCIであり得る。再構成信号が上層シグナリングにある場合、遅延は大きくなり得るが、DCIフォーマットを修正する必要が無いことがあり得る。再構成信号が共通チャネルにある場合、全てのUEが再構成される必要が無いことがあり得る。
UEの挙動に関して、一般的に、UEレイヤ1フィルタリング設計及びオペレーションは、明細書において指定されない実装問題である。しかしながら、ネットワーク遷移が生じた場合、UEはシグナリングされ得て、これは、仕様のサポートを必要とし得る。UEが反応するかどうか、及び/又は、どのように反応するかは概して実装に任されていて、これは、仕様のサポートを要求しない。RSSI/RSRQのためのUEレイヤ3フィルタリングは、リセットされる必要があり得て、その場合、フィルタリングはネットワークについて標準化される必要があり得る。
UEの挙動に関して、プローブリソースが主に、プローブされたCSIを生成するのに使用される場合、UEは、リソースがP−RS又はP−IMRとして使用されているかどうかに関係なく、及び、プローブリソースがCSI−RS/CSI−IMリソースであるかどうかに関係なく、プローブリソースに関してレートマッチングする必要があり得る。しかしながら、プローブリソースが実際のデータを搬送する(例えば、プローブリソースが測定用データの代わりにデータ送信に使用される)場合、UEは、全てのプローブリソースについてレートマッチングを実行しないことがあり得る。代わりに、UEは、測定用目的であるプローブリソースのサブセットでレートマッチングを実行し得る。ゼロ電力CSI−RS構成のUEへのシグナリングなど、そのようなオペレーションをサポートするべく、適切なレートマッチングシグナリングが使用され得る。
測定プロセスを自動的に再開するために、プローブリソースは、トリガ又はタイミングウィンドウに関連し得る。プローブリソースに基づくRRM/CSIフィードバックレポート構成は、他のフィードバックレポートとは異なり得る。故に、複数の測定プロセス又は構成のために複数のタイミング構成が使用され得る。
無線ネットワークにおける適合のための、実施形態に係る方法において、eNBは、プローブ目的で、時間/周波数リソースの組を協調させて確保し、eNBは、eNB及びUEの動作を同期させるのに使用されるオペレーションの組(プローブ送信)及びタイミングを協調させ、eNBは、リソース及びタイミングをUEにシグナリングし、eNBは、タイミングに従ってリソースで協調されたオペレーションを実行し、eNBは、シグナリングされたタイミングに従って、シグナリングされたリソースでUE測定に基づいてUEからフィードバックレポートを受信する(eNBがプローブの影響を収集する)。eNBは更に、より広い時間/周波数リソースで更にプローブ送信をプローブ又は適用するためにオペレーションを協調させる。
無線ネットワークにおける適合のための、実施形態に係る方法は以下の段階を含む。eNB1はUE1に対し、測定プロセスの構成、測定プロセスに関連する測定リソースの構成、測定プロセスに関連する時間間隔、及び、測定プロセスに関連するレポート構成を送信する。これらの項目は、全体として、プローブ関連構成と称され得る。これらの構成の1又は複数は、1つの構成として組み合わされ得る、又は、別の構成に含まれ得る。例えば、測定リソースの構成は、測定プロセスの構成に含まれ得る。測定プロセスは、チャネル及び/又は干渉測定リソース(例えばCSI−RSリソース及びCSI−IMリソース)の構成を含み得る、3GPPリリース11において規定されるCSIプロセスであり得る。レポート構成は、周期レポート(この場合、レポートサブフレームの周期及びサブフレームオフセットがシグナリングされる)又は非周期レポート(この場合、レポートトリガ情報がシグナリングされ得る)を指示し得る。時間間隔は、時間間隔内に測定が実行され得ることを指定する。
更に、eNB1は、UE2に関連するプローブ関連構成を指示するためにシグナリングをUE2へ送信し得る。UE2へ送信される時間間隔は概して、UE1へ送信されたものと同一であり得る。UE2へ送信された他の構成は、UE1へ送信されたものと同一であることも、そうでないこともあり得る。eNB1によってサービス提供される全てのUEがそのような構成を受信するわけではないことがあり得る。
構成を受信すると、UE1は、構成された時間間隔において、構成された測定リソースに基づいて、測定プロセス構成に従って測定を実行し得る。例えば、UE1は、CSI−RSリソース及びCSI−IMリソースに基づいてSINR測定を実行し得て、時間間隔の開始から始まって、時間間隔の最後に終わる。次に、UEは、測定に基づく測定プロセス構成及びレポート構成に従ってレポートを生成し得る。
eNB1は、時間間隔情報及び/又は測定リソース構成情報をeNB2へ送信し得る、一般的に、測定リソース構成情報は、UE1及び/又はUE2に、又は、プローブ関連構成をeNB1から受信するUEの一部又は全てに関連し得るが、測定リソース構成情報は、任意のUEによってeNB1から受信される測定リソース構成と同一であることも、そうでないこともあり得る。言い換えれば、eNB1は、UEへ送信された測定リソース構成を集約及び/又は選択し、集約及び/又は選択された測定リソース構成をeNB2へ送信し得る。eNB1はまた、時間間隔情報及び/又は測定リソース構成情報をeNB3へ送信し得る。一般的には、時間間隔情報は同一であるが、eNB3へ送信された測定リソース構成情報は、eNB2へ送信されたものと同一であっても、そうでないこともあり得る。eNB2は、プローブ関連構成をそのUEへ送信し得て、ここで、一般的には、時間間隔情報は全てのUE及び全てのeNBで同一である(ただし、例えば、いくらかの伝播アイソレーションがある場合、ネットワークは、異なるeNB及び/又はUEについて異なる様に時間間隔を構成する柔軟性を有する)。
時間間隔は、開始時刻、時間長及び/又は終了時刻として構成され得る。開始時刻は、時間オフセット(受信サブフレームより後の特定のサブフレームの数など)として、又は、将来における時間(特定のシステムフレーム数を有する無線フレーム内のサブフレームなど)として、又は、開始時刻トリガによって指示され得る。終了時刻は同様に指示され得る。代替的に、終了時刻は、開始時刻及び時間長から間接的に指示され得る。時間的に隣接し得る、複数の時間間隔があり得る。時間間隔は、上述の方法を使用して、開始時刻及び周期によって指示され得る。代替的に、周期シグナリングは、第1時間間隔の開始時刻において送信され得て、その結果、UEは、周期及び開始時刻の両方を1つのシグナリングから取得し得る。
複数の時間間隔をUEに指定する別の方式は、開始時刻トリガに基づく。UEが第1開始時刻トリガを受信するとき、UEは測定を開始する。UEが第2開始時刻トリガを受信するとき、UEは、第1時間間隔が終了し、第2時間間隔が開始することを理解し、UEはそれに従って測定プロセスをリセットする。いずれかの1又は複数の時間間隔で、UEは、測定プロセス構成及びレポート構成に従って1又は複数の測定レポートを生成する。各レポートは、1又は複数の時間間隔の1つの時間間隔内の構成された測定リソースでの測定に基づく。タイミング構成はまた、UEが測定を実行しない1又は複数のタイミングギャップを含み得る。タイミングギャップの構成は、上述の実施形態と組み合わされ得る。UEは、RRM及びCSI測定の異なる時間間隔、又は、信号及び干渉測定の異なる時間間隔など、1タイプの測定の時間間隔の組と、別のタイプの測定の時間間隔の別の組とを受信し得る。
ポイントは、バックホール接続のみの状態、限定されたモニタリング状態、プローブ状態又はアクティブ状態をとり得る。バックホール接続のみの状態において、ポイントは、その無線Tx/Rxを完全にオフにしており、限定されたバックホールでTx/Rxシグナリングを行うのみであり得る。限定されたモニタリング状態において、ポイントは、無線の限定されたRxを実行し得て、無線のTxは行わず、Tx/Rxは、限定されたバックホールでシグナリングし得る。プローブ状態において、ポイントは、限定されたバックホールで、基準信号の無線Rx、無線Tx、及び、Tx/Rxを実行し得る。ポイントは、この状態の間にその送信パラメータ(例えばRS電力)を調整し得る。アクティブ状態において、ポイントは、データの無線Tx/Rx及びTx/Rxをおそらく高速であるバックホールで実行し得る。
図6は、本開示の特定の実施形態に係る、ネットワークのポイントのための状態遷移600を図示する。ポイントは、バックホール接続のみの状態602、限定されたモニタリング状態604、プローブ状態606、及び、アクティブ状態608の間で遷移し得る。状態遷移を経るポイントは、無線又はX2インタフェースでUE及び近隣ポイントにシグナリングする必要があり得て、これは、複数のeNB及びUEにおいて遷移調整プロセスをトリガし得る。ここで、ポイントは、セル、アンテナセット、周波数帯/キャリア、マクロ/ピコ/フェムト/リレーなどであり得る。加えて、ポイントは、完全に電源オフの状態との間で遷移し得て、再構成及び遷移調整プロセスも適用され得る。
図7は、本開示の特定の実施形態に係る、複数のeNB704を協調する協調エンティティ(CE)702を有するシステム700の図である。CE702は、マクロeNB又は他のネットワークエンティティであり得る。SeNB704は、通常は非理想的バックホールで、Xnインタフェースを介してCE702によって協調され得る二次的(又はスモールセル)eNBを表す。SeNB704は、通常は非理想的バックホールで、X2インタフェースを介して接続され得る。CE702は、SeNB704のオン/オフ、キャリア選択、負荷分散/シフト/アグリゲーション、及び、他の一般的な干渉管理及び協調オペレーションを協調し得る。UE706及び708はSeNB704に接続される。
図8は、本開示の特定の実施形態に係る、このシステムアーキテクチャでのプローブオペレーション800の例を示す。本開示の特定の実施形態に係るフローチャートが図9〜図11に示されている。
図9〜図11において、括弧内の注釈は、シグナリングがどのインタフェースで送信されるかを指示する。Xnは、Xnインタフェースで送信されるシグナリングを指示し、一方、AIは、無線インタフェースで送信されるシグナリング又はデータを指示する。CEオペレーション900のフローチャートが図9に示されている。段階902において、CEは、複数のeNBに対してプローブリソースを協調する。段階904において、CEは、プローブリソースについてeNBに通知する。段階906において、CEは、1又は複数のプローブ送信をタイミングと協調させる。段階908において、CEは、プローブ送信及びタイミングについてeNBに通知する。段階910において、CEは、1又は複数のeNBから測定レポートを受信する。段階912において、CEは、適合決定を行い、段階914において、CEは決定についてeNBに通知する。
図10は、本開示の特定の実施形態に係るeNBオペレーション1000についてのフローチャートを示す。段階1002において、eNBはプローブリソース割り当てをCEから受信する。段階1004において、eNBはUE測定リソース及び/又はプロセスを構成する。段階1006において、eNBは、CEからタイミングと共にプローブ送信を受信する。段階1008において、eNBは、測定タイミングを1又は複数のUEにシグナリングする。段階1010において、eNBは、タイミングに従って、プローブリソースでプローブ送信を実行する。段階1012において、eNBは、UEから測定レポートを受信する。段階1014において、eNBは、測定レポートをCEへ送信する。段階1016において、eNBは、決定をCEから受信する。段階1018において、eNBは、決定に従ってデータをUEへシグナリングする。
図11は、UEオペレーション1100のフローチャートを示す。段階1102において、UEは本開示の特定の実施形態に係る測定リソース及び/又は構成をeNBから受信する。段階1104において、UEは測定タイミングシグナリングをeNBから受信する。段階1106において、UEはタイミングに従って、割り当てられたリソースで測定を実行する。段階1108において、UEは測定レポートをeNBへ送信する。段階1110において、UEは、新しい構成についてのシグナリングをeNBから受信する。段階1112において、UEは、新しい構成に従ってデータを受信する。
前述の説明は、プローブベースのネットワーク適合に関するものである。これは、ネットワークにおいて使用される送信スキーム、ネットワークにおいて使用される送信電力レベル、オン又はオフになるネットワークノード、CoMP又は同様の高度な送信技法が使用されるかどうか、又は、同様の内容などの、ネットワーク全体の構成を扱う。ここで、プローブベースのネットワーク適合の特殊な場合とみなされ得る、プローブベースのリンク適合について説明する。
無線ネットワークにおいて、プローブは、(例えば、多ユーザ多入力、多出力(MU−MIMO)のための)MCSレベル、ランク、UEペアリングを含む適切なリンク適合を決定するために使用され得る。実施形態において、そのようなプローブベースのリンク適合において、サービングeNB及び1又は複数の潜在的に干渉するeNBは、実際のデータ信号を送信する前に、プローブ信号をUEへ送信する。eNBは、プローブ信号を同時に、同一の時間/周波数リソースで送信する。従って、UEがプローブ送信において経験する干渉は、実際のデータの送信においてUEが経験する干渉と同様である。プローブ信号が送信されるREは、実際のデータの送信に使用されるREのサブセットである。すなわち、プローブ信号によって占められるREの数は、サブフレームにおけるREの数未満である。UEは、測定に基づいて、プローブ信号のCQI又はいくつかの他のチャネル品質パラメータを測定し、現在のチャネル状態に適切なMCSレベルを決定する。UEは次に、そのMCSレベルについてeNBに通知する。eNBは次に、実際のデータをUEへ送信するとき、そのMCSを使用する。このようにして、eNBは、現在のチャネル状態に適切なMCSレベルで送信し得る。
特に、実施形態において、複数のeNBは、仮のMCSを使用してP−RSの同一時間/周波数リソースで送信する。これらの送信は、プレ送信、プローブ送信、又はP−TXと呼ばれ得る。P−TXを受信するUEは、P−RSで測定を実行し、例えば、更新されたMCSを計算する。代替的に、CQI又は他のチャネル品質パラメータは、MCSに基づいて導出され得る。複数の層が使用される場合、複数のMCSが計算される必要があり得る。更新されたMCSは、eNBにレポートされる。代替的に、MCSは、MCSと、eNB及びUEの少なくとも1つに知られている基準MCSとの間の差によって指示され得る。eNBは次に、更新されたMCSを使用して、P−TXに関連する実際のデータの送信を実行する。実際のデータの送信は、実際の送信、ポストプローブ送信、又はA−TXと呼ばれ得る。送信スキーム、及び、A−TXに関連する他のパラメータは、MCSを除いて、P−TXに関連するものと同一である。MCSの変化はUEのSINRにほとんど影響が無いので、UEは、A−TXにおいて、P−TXとほぼ同一のSINRを経験することが分かり得る。従って、P−TX中に決定されたMCSは、A−TXにおけるSINRと合理的によく一致するであろう。言い換えれば、プローブは、リンク適合におけるミスマッチを著しく低減させるために使用され得る。リンク適合において大きく改善された精度は、次に、スループット性能のゲインに変換し得る。
図12は、本開示の特定の実施形態に係るプローブベースのリンク適合手順の実施形態を図示する。1202において、eNBは、スケジューリング、リソース割り当て、及び、対応するプローブ信号を送信する。1204において、UEは、スケジューリング、リソース割り当て、及び、対応するプローブ信号を受信する。1206において、UEは、信号及び干渉を測定し、MCSレベルを推定する。1208において、UEは、推定されたMCSレベルを含む測定レポートを送信する。1210において、eNBは、測定されたレポートを受信する。1212において、eNBは、MCSレベルを決定する。1214において、eNBは、対応するスケジューリング、リソース割り当て、及び、MCS情報に基づいてデータを送信する。1216において、UEはデータ送信を受信する。代替的に、1208において、UEは、測定された信号及び干渉に基づいて決定されたMCSレベルを送信し、1210において、eNBはMCSを受信する。1212において、eNBは、受信されたMCSレベルを使用することを決定し、1214において、eNBは、受信されたMCSレベルを使用して送信する。
P−TXに基づく1つのプローブ結果は、1つより多くのA−TXに適用され得ることに留意されたい。P−TXに対する複数のA−TXの場合、eNBは、P−TXと一致する全てのA−TXサブフレームにおいて、スケジューリング及びプリコーディングを実行し得る。一般的に、リソース割り当て情報送信、プローブリソース、プローブフィードバック、MCS情報送信、及び、データ送信の間のタイミングは、図12に示されるように最大で4送信時間間隔(TTI)かかり得るが、UEが(例えば第5及び第6OFDMシンボルでCSI−RSを使用して)十分早くP−RSを受信して、十分速く測定を処理し得る(例えば、N+1でレポートを送信する)場合、及び、eNBが十分速くA−TX(送信ブロック(TB)サイズなど)を準備し得る場合、3、又は、更には2TTIでも十分であり得る。時分割複信(TDD)システムにおいて、プローブは同様に使用され得るが、タイミング及び/又は遅延は、周波数分割複信(FDD)とは異なり得る。
図13は、本開示の特定の実施形態に係る、リンク適合のためのプローブの実施形態を示す。図13において、サブフレームn1302において、eNB11304は、P−RSでP−TXを実行する(例として、P−RS及びCSI−RSは特に、非ゼロ電力(NZP)CSI−RSであり得る)。すなわち、eNB11304は、サブフレームn1302において使用可能な全ての時間/周波数リソースのサブセットである、プリコーディング1、プリコーディング2、及び、プリコーディング3と表される時間/周波数リソースで、プローブ信号を送信する。同時に、eNB21306は、時間及び周波数において、プリコーディング1、プリコーディング2、及び、プリコーディング3と表される時間/周波数リソースに対応するプリコーディング4、プリコーディング5、及び、プリコーディング6と表される時間/周波数リソースで、プローブ信号を送信する。eNB11304及びeNB21306によって送信されたP−RSは、RB固有のプリコーディングでプリコーディングされ得る。すなわち、各RBは、異なるプリコーディング及びランクを有することが可能であり得るが、いくつかのRBは、同一のプリコーディング及びランクを共有し得る(詳細は以下を参照されたい)。
これらのP−RSの変調レベルは、UE測定を簡単にするために、4位相シフトキーイング(QPSK)に固定され得るが、より高次の変調も、より高い精度のリンク適合のために可能である。符号化レートは、関連する変調レベルについて、最低の符号化レートとなるように選択され得る、又は、UEに知られている予め決定された符号化レートに固定され得る、又は、動的に変動し得る。すなわち、プローブ送信に使用されるMCSレベルは、UEが経験するチャネル状態に対して最適であることも、そうでないこともあり得るが、プローブ送信は、その条件に適切なMCSレベルを決定するのに使用され得る。
1つより多くのCSI−RS構成がP−RSとして使用され得ることは可能である。これは、プローブのための処理ゲインを増加させることを助け得る。また、1つのRBにおける複数のプローブが、異なるプリコーディングベクトル又はマトリクスに対して可能であり得る。P−RSは、帯域幅全体に及ぶ必要が無いことがあり得る。言い換えれば、いくつかのRBのCSI−RSは、リンク適合のためのプローブに使用されないことがあり得る。UEは、そのようなRBを、測定用の通常のCSI−RSとして扱い得る。
eNB11304によってサービス提供されるいくつかのUEは、プローブについてのシグナリングをeNB11304から受信し得る。そのようなシグナリングは、UE固有プローブが実行される時間/周波数リソースをUEに指示し得る。例えば、UE1は、プリコーディング1及び2に関連するリソースがUE1のプローブのためのものであることをシグナリングされ得る。この場合、一般的には、プリコーディング1及び2は同一である。UE2は、プリコーディング3に関連するリソースがUE2のプローブのためのものであることをシグナリングされ得る。同様に、eNB21306によってサービス提供されるいくつかのUEは、プローブについてのシグナリングをeNB21306から受信し得る。UE3はプリコーディング4に関連するリソースがUE3のプローブのためのものであることをシグナリングされ得る。UE4は、プリコーディング5及び6に関連するリソースがUE4のプローブのためのものであることをシグナリングされ得る。この場合、一般的に、プリコーディング5及び6は同一であり得る。すなわち、どのRBがどのUEに使用されるかは、異なるeNBに対して、異なる様に区分され得る。
次に、UEは、プローブのための測定用のeNBの命令に従い得る。UEのための信号測定は、そのUEに割り当てられた全てのプローブリソースから取得され得る(適切なフィルタリングを伴う)。UEのための干渉測定は、そのUEのための全てのプローブリソースから取得され得て、信号の効果を除去する。次に、UEは、そのUEに割り当てられた全てのプローブリソースについての混成SINR(適切な処理を伴う)、及び/又は、そのUEに割り当てられた全てのプローブリソースについての混成CQI及び/又はMCS(適切な処理を伴う)を取得し得る。取得された測定結果は次に、eNBにフィードバックされる。複数の測定プロセス(例えばCSIプロセス)がプローブのために構成されている場合、UEは、異なるプロセスのために信号測定を混合することを許可されないことがあり得て、異なるプロセスのために干渉測定を混合することを許可されないことがあり得る。しかしながら、同一プロセスにおいて、信号測定は組み合わされ得て、干渉測定は、eNBインジケーションに従って組み合わされ得る。
P−RSの変調レベルは、単純に、一般的なRS設計と一致するQPSKであり得て、単純な復調の利点を有する。更に、P−RSの変調レベルは概して、信号統計又は干渉統計のいずれかの観点から、プローブのSINRに影響しない。しかしながら、干渉除去を伴う最尤推定(ML)受信機など、より複雑な受信機アルゴリズムが使用される場合、QPSKは、全てのプローブに対して適切でないことがあり得て、P−TX及びA−TXは、正確なリンク適合のために、同一変調レベルを使用し得る。
サブフレームn+k1308など、後の時間において、eNBはA−TXを実行する。すなわち、eNB11304及びeNB21306は、サブフレームn1302におけるプローブ送信に使用されなかった時間/周波数リソースにおけるサブフレームn+k1308においてデータを送信する。各UEのためのリソース割り当ては概して、P−TXと同一である。実施形態において、サブフレームn1302とサブフレームn+k1308との間の時間間隔は、eNB1 1304とeNB2 1306について共通に構成される。各UEについてのA−TXにおける(新しい)MCSレベルは、UEプローブフィードバックに従う。例えば、プリコーディング1は、UE1の全てのRBで、UE1のためのeNB1 1304によって使用され、関連する新しいMCSが使用される。同様に、プリコーディング3は、UE2のための全てのRBで、UE2のためのeNB1 1304によって使用され、関連する新しいMCSが使用される。プリコーディング4は、UE3のための全てのRBで、UE3のためのeNB2 1306によって使用され、関連する新しいMCSが使用される。プリコーディング5は、UE4のための全てのRBで、UE4のためのeNB2 1306によって使用され、関連する新しいMCSが使用される。P−TXにおいて、eNB1のプリコーディングがRBでeNB2のプリコーディングと共に送信される場合、A−TXにおいて、eNB1のプリコーディングが、RBのデータ送信で、eNB2のプリコーディングと共に送信されることが(少なくとも簡単にするために)望ましいことがあり得る。
プリスケジューリングからの実際のスケジューリングのいくつかの変更が可能であり得るが、各UEが同一の量の干渉を経験し続けるような方式で変更が行われることが望ましいことがあり得る。例えば、変更は、全てのeNBによるRBの位置の一斉入れ替え、又は、全てのeNBによるUEのサブセットについてのRBの数の一斉スケーリングであり得る。全体として、サブフレームn+k1308における干渉が「予測可能」になると、正確なリンク適合が達成され、UEへの送信が1回で成功し得る。より積極的な送信は復号の失敗をもたらし得る。レートマッチング及び/又はパンクチャリングは固有であり得て、その結果、UEは非PDSCH REを除去し得る。レートマッチングしたRE又はパンクチャリングされたREは、UEによって使用されるP−RS REより多いことがあり得る。一般的に、CSI−RSがプローブに使用される場合、レートマッチングは、ゼロ電力(ZP)−CSI−RSに基づき得て、従って、追加のレートマッチングシグナリングが必要無いことがあり得る。しかし、非CSI−RSがプローブに使用される場合、レートマッチングが指定される必要が無いことがあり得る。
P−TXシグナリングは以下のように設計され得る。第1に、シグナリングは、DCI(例えば、P−TXと同一サブフレームにおいて、PDCCH又はEPDCCHにおいて搬送される物理(PHY)層シグナリング)であり得る。シグナリングは、UE固有又はUEグループ固有であり得る。シグナリングは、(該当する場合)サブフレームにおける実際のスケジューリングについてのシグナリングとは別個であり得る。シグナリングは、CSI−RS構成のうちの1又は複数がプローブに使用される(例えば、特定のRB、サブバンド及び/又はリソースブロックグループ(RBG)に制限され得るP−RSとして使用される)ことをUEに指示し得る。P−TXシグナリングは、CSI−IMRを含める必要が無いことがあり得る。層及び/又はアンテナポートの数が指示され得る。シグナリングは、UEがP−RSに基づいてプローブ測定を実行する、RB、サブバンド、RBG、及び/又は、仮想コンポーネントキャリア(CC)をUEに指示し得る。シグナリングは、平均化がプローブリソースに実行されないことをUEに指示し得る。シグナリングは、UEがP−RSに基づいて測定を実行しない、RB、サブバンド、RBG、及び/又は仮想CCをUEに指示し得る。それらのCSI−RS REについて、通常のCSI−RSベース測定が、指示されるように実行され得る、又は、UEは、指示されるような測定用のために、それらのCSI−RSを無視し得る。
特定の実施形態によれば、UEが全てのRB、サブバンド、RBG、及び/又は、仮想CCについて測定をレポートする必要があるが、UEが、RB、サブバンド、RBG、及び/又は、仮想CCのいくつかでの測定を実行するためのプリスケジューリングシグナリングによって通知されなかった場合、UEは、それらのリソースでの通常のCSI−RSベース測定を想定し、それらの測定についてレポートし得る、又は、UEは、INVALIDをレポートし得る。複数のプローブプロセスが指示され得る。測定レポートが生成される方式も指示され得る。P−TXシグナリングはまた、UEがPUCCH又はPUSCHでの測定をレポートすべきかどうか、及び、UEがその測定をレポートすべきサブフレーム及び/又はRBなど、アップリンクに関連する情報を含み得る。P−TXシグナリングは、P−RSと同一サブフレーム及び/又は同一キャリアにあることも、そうでないこともあり得る。すなわち、クロスサブフレーム及び/又はクロスキャリアプリスケジューリングが可能であり得る。そのような情報を含むP−TXシグナリングは、トリガと称され得る。なぜなら、そのようなシグナリングは、UEがプローブ信号の測定を実行することをトリガするからである。同様に、そのような情報を含むDCIは、トリガと称され得る。
UEは、シグナリングによって指示される全てのプローブリソースに基づいて1つのプローブ測定レポートを生成し得る。すなわち、シグナリングによって指示される全てのプローブリソースのための共通MCS及び/又はSINRが生成及びレポートされ得る。代替的に、シグナリングによって指示されるような、RB、サブバンド及び/又はRBGのための(又は、全ておRB、サブバンド、RBG、及び/又はキャリアにおける仮想CCのための)複数のプローブ測定が生成され得る。すなわち、シグナリングによって指示されるプローブリソースの各周波数単位のための(又は、キャリアの帯域幅全体のための)別個のMCS及び/又はSINRが生成及びレポートされ得る。プローブ測定レポートは、従来のCQIレポートより少ない情報を含み得る。特に、プローブ測定レポートは、プローブ信号に基づいて、UEによって選択されたMCSレベルのみを含み得る。
A−TXスケジューリングシグナリングは、P−TXプリスケジューリングシグナリングに関連し得る。例えば、UEは、eNBが割り当てを修正しない限り、2つのサブフレームにおけるリソース割り当てが同一であることを想定し得る。一般的に、ランク、層、ポート、及び/又は、PMI(非DMRSベースTMなど、UEにシグナリングする必要がある場合)は、P−TXと同一であり得るので、シグナリングはそれらのフィールドを搬送する必要が無いことがあり得る。しかしながら、更新MCS又は新しいデータインジケータなどの情報がシグナリングされる必要があり得る。代替的に、A−TXスケジューリングシグナリングは、P−TXプリスケジューリングシグナリングとは別個であり得て、eNBは、A−TXリソース割り当ての修正においてより大きな柔軟性を有し得る。
プローブベースのリンク適合において、複数のeNBは、同一周波数リソースにおいて同時にプローブ信号を送信し得る。従って、UEは、信号に影響する干渉を経験し得る。実施形態において、この問題に対処するべく、周波数単位バンドルが使用され得る。周波数単位は、RB、サブバンド、RBG又は仮想CCであり得る。以下の実施形態は、RBバンドルで図示されるが、同様の周波数単位に適用され得る。RBバンドルにおいて、いくつかのRB(例えば、2、3、5、6、10、12又はそれ以上)は、1つのプレスケジューリングユニット又はスケジューリングユニットとしてバンドルされ得る。その結果、eNBは、同一のプリコーディングで、バンドルされたRBを1つのUEに割り当て得る。例えば、eNB1の場合、RB0、1、2のP−RSはUE1に割り当てられ得て、1つの共通プリコーディングは、これらのP−RSに使用され得て、RB3、4、5のP−RSはUE2に割り当てられ得て、1つの共通プリコーディングはこれらのP−RSのために使用され得るなどである。RBの1つより多くのバンドルが1つのUEに割り当てられ得る。eNB2の場合、RB0、1、2のP−RSはUE3に割り当てられ得て、1つの共通プリコーディングは、これらのP−RSに使用され得て、RB3、4、5のP−RSはUE4に割り当てられ得て、1つの共通プリコーディングはこれらのP−RSのために使用され得るなどである。eNBのためのバンドルは揃えられ得る。バンドルは、プローブ中にeNB及びこれらのUEの両方に知られ得る。UEは、各バンドルでの干渉が同一であると想定し得る。例えば、プローブを実行する主要な干渉物の各々について、バンドルにおけるP−RSでのプリコーディングは同一である。従って、UEは、SINR、CQI及び/又はMCSのより良好な推定のために、各バンドルのP−RSで、干渉、例えば、干渉統計及び干渉共分散マトリクスを、より正確に推定し得る。UEのバンドル全体で、UEは、別の方法でeNBにより通知されない限り、干渉が同一であることを想定することが可能でないことがあり得る。また、バンドルは、プローブのためのシグナリングオーバヘッドを低減することを助け得る。
上記例は、プリスケジューリング又はP−TXのためのものである。A−TXについて、バンドルが使用されることも、そうでないこともあり得て、使用される場合、同一又は異なるバンドルが使用され得る。いずれの場合も、eNBは、各UEによって認識される干渉(又は、少なくとも、主要な干渉物からの干渉)がP−TXと同一であることを保証する必要があり得る。例えば、P−TXにおいて、eNB1のUE1が、プリコーディングxで、RB0、1及び3が割り当てられ、eNB2のRB0、1及び3がプリコーディングA、A、Bを有する場合、A−TXにおいて、eNB1は、UE1にプリコーディングxでRB0、1及び3を割り当て得て、eNB2は、プリコーディングA、A、BをRB0、1及び3に割り当て得る。代替的に、A−TXにおいて、eNB1は、プリコーディングxで、UEにRB0〜5を割り当て得て、eNB2は、プリコーディングA、A、A、A、B、BをそれぞれRB0〜5に割り当て得る。後者は、eNB間の協調から利益を受け得る。すなわち、eNBは、バックホールを介して、A−TXのためのこれらのリソース割り当てを協調させる必要があり得る。全てのeNBがA−TXのためのP−TXからのこれらのリソース割り当てを続ける場合、協調が必要無いことがあり得る。A−TX RBバンドルが使用される場合、eNBは、UEに通知し、その結果、干渉推定及びチャネル推定は、より正確になり得る。
実施形態において、eNBは、互いに協調し得て、その結果、eNBは、同一リソースにおいて同時にプローブ信号を送信し、その結果、eNBは、プローブ信号を送信後、実際のデータを同時に送信する。特に、eNBは、プローブのためにリソースについて協調する(例えば、全てのeNBに共通のP−RSリソースを確保する)ことが必要であり得る。そのようなリソースは、P−RS周期性、サブフレームオフセット、サブフレームにおけるP−RSの場所、及び/又は、P−RSの層の最大数を含み得る。また、RBバンドルが使用される場合、全てのeNBは、同一バンドルに設定される必要があり得る。加えて、A−TXリソース割り当てがP−TXリソース割り当てとは異なる場合、リソース割り当ては、eNBの間で協調する必要があり得る。いくつかの場合において、eNBは、ピアとして動作し、分散方式で、それらの間で協調情報を交換し得る。他の場合において、eNBの1つは、コーディネータとして動作するように選出され得る。更に他の場合において、eNBと通信するいくつかの他のエンティティは、コーディネータとして動作し得る。
プローブの使用は、プローブが無い場合と比較してオーバヘッドを増加させ得る。プローブのオーバヘッドを低減することを助けるべく、いくつかのオーバヘッドが最小限に抑えられ得る。例えば、ここではP−RSがリンク適合に使用されるので、CRSに起因するオーバヘッドは最小限に抑えられ得る。eNBは、サブフレームがマルチキャストブロードキャスト単一周波数ネットワーク(MBSFN)であることを従来のUEにシグナリングし得て、その結果、CRSは、他の場所ではなく、第1OFDMシンボルに現れる必要がある。eNBは、CRSベース測定ではなく専用基準信号(DRS)ベース測定でUEを構成し得て、CRSは送信されないことがあり得る。eNBは、従来のUEのためにキャリアを非アクティブ化し、新しいUEのためにDRSを送信し得る。eNBは、高速キャリアオン/オフを適用し得て、CRSは、キャリアがデータ送信についてオンになった場合のみ、送信され得る。EPDCCHがPDCCHを置き換えるために使用され得て、その結果、UEはCRSに依存する必要が無い。しかしながら、EPDCCHが使用される場合、A−TXにおけるEPDCCHプリコーディングと、P−TXにおけるプローブプリコーディングとの間に不一致があり得る。この問題を解消するべく、EPDCCHプリコーディングが、P−RSでも使用され得る、又は、eNBは、UEのためのEPDCCHがUEのためのRBバンドルにおいて送信されることを保証し得る。また、CRSはプリコーディングされず、特定の実施形態において、プローブされないことがあり得るので、CRSの低減は、プローブ精度の改善を助け得る。
割り当てられたリソースからP−TXを受信すると、UEは後のデータ送信のために、同一タイプの受信機を使用して、受信されたチャネル品質、例えばSINRを計算し得る。低密度のP−TX信号に起因して、特定の受信機、例えばML受信機で、受信されたチャネル品質を導出することが困難である場合、UEは、計算において、最小平均二乗誤差と干渉抑圧との組み合わせ(MMSE−IRC)受信機に関連するパラメータを適用し得る。チャネル品質結果は、異なる方式で、プローブ推奨をレポートするために使用され得る。1つの方式において、UEは、データ復調受信機とプローブMMSE−IRC受信機との間の性能差を考慮することによっても、チャネル品質結果を特定のCQI値にマッピングし得る。ネットワークは次に、A−TX送信において、MCSを適切に調整し得る。別の方式において、ネットワークは、最初のデータ送信スケジューリングを行う。UEがチャネル品質推定をP−TX送信から取得した後に、結果はスケジューリング送信条件と比較される。UEは、UEの推奨MCS調整、例えば最初のスケジューリング値からの+1又は−1をネットワークにレポートし得る。
P−TX送信を構成するべく、ネットワークにおいて異なる数の層をサポートするUEがある場合、ネットワークは、構成がA−TX送信において最大可能数の層を収容し得ることを確実にする必要があり得る。例として、2及び4層のデータ送信をサポートする、2つのeNBによってサービス提供される2つのUEが、システムにおいてアクティブであり、同一サブフレームの2つのeNBの同一RBで予めスケジューリングされる。ネットワークは、4層データ送信を対象とするUEへのP−TXの送信のために4ポートCSI−RSリソースを構成し得て、2層データ送信を対象とするUEへのP−TXの送信のために2つの2ポートCSI−RSリソースを構成し得る。2ポートCSI−RSリソースは、4ポートCSI−RSリソースと完全に重複し得る。これら2つの2ポートCSI−RSリソースにおいて送信されるP−TX信号は、異なり得るが、同一のプリコーディングをなお有し得る、又は、単純繰り返され得る。前者の場合、UEは、プローブのために、第2の2ポートCSI−RSリソースを認識する必要があることも、そうでないこともあり得るが、UEは、レートマッチングのために、第2の2ポートCSI−RSリソースを認識する必要があり得る。後者の場合、2つの2ポートCSI−RSリソースを有するUEは、同一の信号を想定し得て、プリコーディングは、2つの2ポートCSI−RSリソースで使用され得る(シグナリング又は指定された場合)。しかしながら、近隣eNBの同一のRBにおけるP−RSが完全に重複するP−RSリソースを有する限り、eNBの同一サブフレームでのP−RSは、異なるRB(又はRBバンドルなど)において、異なる最大可能数の層を有し得る。
推奨されるCQI又はMCS調整値をレポートするUEに加えて、UEはまた、推奨される送信ランクをレポートするよう構成され得る。典型的には、ランクは、P−TXの送信前にスケジューリングされ、P−TX及びA−TXの間、同一であり続ける。P−TXの処理後、同一ランクが維持される場合、UEは、次のA−TXのために、好ましい、又は、望ましくないチャネル状態を発見し得るが、UEはまた、その好ましいランクをネットワークにレポートし得る。レポートランクは、元のスケジューリングランクより高い、又は、より低いことがあり得る。フォーマットをレポートするランクは、インデックス、又は、スケジューリングされたランクからのオフセットを有する絶対ランクであり得る。例えば、UEは、ランク2送信についてスケジューリングされ得て、チャネル品質からP−TXを導出すると、UEは、UEが第2層におけるランク1送信を好むことを示唆するようにネットワークにレポートし得る。ネットワークは、A−TXの送信について、UEの示唆されたランクに従うことも、そうでないこともあり得る。ネットワークがUEの示唆に従いランクを変更する場合、eNBの送信の間にいくつかの協調が必要であり得る。
プローブ信号により、UEは、データ送信において経験される実際の干渉に対して、遥かにより良好な推定を有する。故に、UEは、平均チャネル及び干渉状況を対象とし得る通常のCSIレポートより小さいブロックエラー率を対象とし得る(例えば、2%対10%)。精度をレポートするUEの試験において、従来の試験方法及び測定基準が再使用され得る。
プローブベースのリンク適合は、複数の状況に適用され得る。例えば、そのような適合は、プローブリソース及びバンドルのプレ協調で、P−TXシグナリングで、及び、追加のオペレーションで、現在のLTEシステムに使用され得て、A−TX及びP−TXが一致することを保証する。P−RS干渉推定のためのリソースがより少ないという問題を克服することを助けるべく、十分な数のRBのRBバンドルが使用され得る。これは、ワイドバンドシステム(例えば、C帯、mmWave帯などに当てはまる、1つのキャリアにおける数百のRB)においてプローブが特に効果的であり得ることを示唆する。大きいRBバンドルはまた、より少ないUEがサブフレームにおいて多重化され得ることを示唆するが、この限定は、いくつかUE多重化のみを有し得るワイドバンドシステム、特に、mmWaveシステムについては、問題でないことがあり得る。また、より短いTTIのシステムは、プローブによって引き起こされる遅延が低減され得るので、プローブに好適である。また、プローブは、同様の理由で、無線バックホール送信に効果的に使用され得る。更に、UE対は、これらCQI、SINR、及び/又は、ペアリング後にMCSをより正確に推定し得るので、プローブは、MU−MIMO送信を著しく助け得る。この目的で、eNBは、UEへのプリコーディングで、及び、UEについての仮のMCSレベルで、P−TXでの共通P−RSリソースで、UEをペアリングし得る。次に、UEは、これらの関連するシーケンス、層、及び/又は、ポート、並びに、ペアリングされた層情報(この場合、非透過的MU−MIMO)でシグナリングされ得て、それらのプローブ結果を取得し得る。次に、eNBは、プローブに基づいて更新されたMCSレベルで、A−TXにおいて、UE対へ送信し得る。MU−MIMOプローブにおいて、P−TX及びA−TXにおけるUE対は一致し得る。同様に、プローブは、CoMPに有益であり得て、P−RS信号及びこれらのプリコーディングは、異なる(仮想)セルからのものであり得る。
プローブ構成、及び、eNBからUEへの構成シグナリングは、複数の項目を含み得る。測定プロセス構成は、例えば、複数の通常及び/又はプローブプロセス並びにこれらのID、通常及び/又はプローブプロセスのためのアンテナポート、及び/又は、通常及び/又はプローブプロセスのための層を含み得る。プローブリソース構成は、例えば、P−RS周期性(非周期プローブには存在しないことがあり得る)、P−RSサブフレームオフセット(非周期プローブについて存在しないことがあり得る)、P−RS REの場所、CSI−RS構成、プローブプロセスのアンテナポート、及び/又は、プローブプロセスの層を含み得る。プローブ信号構成は、例えば、サービングセルのシーケンス、サービングセル信号及び干渉セル信号の干渉セル、層及び/又はポートのシーケンス、及び/又は、層のMCSレベル、及び/又は、サービングセル信号及び干渉セル信号のポートを含み得る。プローブトリガ構成は、例えば、プリスケジューリングシグナリング、関連DCI情報、無線ネットワーク一時識別子(RNTI)、リソース割り当てタイプ及び/又はリソース割り当て粒度に基づき得る。プローブ測定構成は、例えば、時間における信号測定及び干渉測定制限、周波数、アンテナポート、及び/又は、層を含み得て、該当する場合はバンドルを含む。レポート構成は、各周波数単位及び/又は全ての指定されたリソース、各層についての、例えば、PUCCHを介する周期レポート、関連する時間/周波数リソースを有するPUSCHを介する非周期レポート、及び/又は、MCS、CQI、SINR、推奨RI、ビットエラー率(BER)、ブロックエラー率(BLER)、フレームエラー率(FER)、対数尤度比(LLR)、ACK/NACK、デルタMCS、デルタCQI、デルタSINR、デルタランクなどのうち1又は複数のレポートを含み得る。P−TX及びA−TXの可能なアソシエーションの構成は、例えば、(キャリアスイッチのための)同一のCC又は異なるCCでの、P−TXとA−TXとの間、P−TXとA−TXとの間のサブフレームオフセット、P−TXとA−TXとの間のリソース割り当て関係、及び/又は、P−TX及びA−TXのアンテナポート間の準共有場所関係を含み得る。
プローブプロセスの実施形態は、第1送信が成功裏に生じることが多いので、再送信及び複合自動再送要求(HARQ)機能を著しく簡略化することを助け得る。例えば、DCIは、新しいデータインジケータが既定の「新しいデータ」である、又は、更には除去されるように変更され得て、新しいデータインジケータは、再送信が必要となる珍しいイベントでのみ指示され得る。HARQプロセスIDは同様に扱われ得る。UEソフトバッファ管理はまた、事実上存在しない再送信に対処するべく、簡略化され得る。複雑なHARQタイミングは、特にTDDシステムについて、維持される必要が無いことがあり得る。
3GPPは近年、垂直ビームフォーミング/全次元MIMO(EBF/FD−MIMO)を伴う研究を完了した。この研究は、垂直次元を利用して、都市及び/又は高密度デプロイ状況におけるセルラーユーザのためにサービス品質を改善することを提案した。この研究において示唆される機能の1つは、ビームフォーミングされたCSI−RSである。ビームフォーミング基準信号を使用する利益には、ビームフォーミングゲインに起因して、より多くのアンテナポート、及び、改善された信号推定品質を有するEBF/FD−MIMOをより良好にサポートすることを含む。
図14は、本開示の特定の実施形態に係る、基準信号のビームフォーミングのための具現手順1400を図示する。イベント1402において、UE1及びeNB1は、無線リソース制御(RRC)接続を確立し、イベント1404において、UE2及びeNB2はRRC接続を確立する。イベント1406において、eNB1及びeNB2は共同で、周期、及び、どのREがどのサブフレームに存在するかなど、両方のeNBに共通のビームフォーミング基準信号構成を決定する。図14における丸で囲まれた番号は、図15において更なる詳細が提供される段階を指示する。イベント1408において、eNB1は、UE1のためにビームフォーミング基準信号を構成し、イベント1410において、eNB2は、UE2のためにビームフォーミング基準信号を構成する。イベント1412において、eNB1は、UE1のためにビームフォーミング基準信号測定レポートを構成し、イベント1414において、eNB2は、UE2のためにビームフォーミング基準信号測定レポートを構成する。イベント1416において、eNB1は、ビームフォーミング基準信号でのプローブリソース及びプリコーディングベクトル(v1)を決定し、イベント1418において、eNB2は、ビームフォーミング基準信号でのプローブリソース及びプリコーディングベクトル(v2)を決定する。イベント1420において、eNB1は、決定されたプローブリソースでビームフォーミング基準信号を送信し、プリスケジューリングを送信してUE1にシグナリングし、イベント1422において、eNB2は決定されたプローブリソースでビームフォーミング基準信号を送信し、プリスケジューリングされたシグナリングをUE2へ送信する。イベント1420及び1422は、同時に生じ得る。イベント1424において、UE1は、シグナリングリソースでCSI測定を実行し、イベント1426において、UE2は、シグナリングされたリソースでCSI測定を実行する。イベント1428において、UE1は、MCS調整をeNB1へレポートし、イベント1430において、UE2は、MCS調整をeNB2へレポートする。イベント1432において、eNB1は、プリコーディングベクトルv1及び調整されたMCSで、スケジューリングDCI及びビームフォーミングPDSCHをUE1へ送信し、イベント1434において、eNB2は、プリコーディングベクトルv2及び調整されたMCSで、スケジューリングDCI及びビームフォーミングPDSCHをUE2へ送信する。イベント1432及び1434は同時に生じ得る。
図15は、本開示の特定の実施形態に係る、図14に図示された基準信号のビームフォーミングのための具現手順1400に関する更なる詳細の実施形態を提供する。ブロック1502は、図14におけるイベント1406に関する詳細を提供し、ここで、eNB1及びeNB2は共同で、両方のeNBに共通のビームフォーミング基準信号構成を決定する。そのイベントにおいて、eNB1は、5msなどの周期、例えばPSSサブフレーム又はサブフレーム0に関するサブフレームオフセット、及び、REリソースを含み得るビームフォーミング基準信号構成要求をeNB2へ送信する。eNB2は次に、要求を承認、要求を拒否、又は、異なる構成を要求する。ブロック1504は、図14におけるイベント1410に関する詳細を提供する。ここで、eNB2は、UE2のためにビームフォーミング基準信号を構成する。構成は、周期、サブフレームオフセット、REリソース、関連物理セルID/仮想セルID(PCID/VCID)、電力オフセット、基準信号MCS、及び、レートマッチング情報を含み得る。ブロック1506は、図14におけるイベント1414に関する詳細を提供し、ここで、eNB2は、ビームフォーミング基準信号測定レポートを構成する。レポートは、周期レポート、プローブトリガに基づく非周期レポート、サブバンドレポート、及び/又は、ワイドバンドレポートであり得る。構成は、CSI、MCS、MCS調整及び/又はRIなどのレポート内容を指定し得る。構成はまた、衝突の取り扱い手順を指定し得る。ブロック1508は、図14におけるイベント1430に関する詳細を提供し、ここで、UE2は、MCS調整をeNB2へレポートする。そのイベントにおいて、UE2は、MCSレベル又はCQI(PMI無し、及び、RIあり又は無し)、又は、固定MCS、又は、プローブトリガにおいて指示されるMCSなど、プローブMCSに関するMCS調整を指示し得る。ブロック1510は、図14におけるイベント1434に関する詳細を提供し、ここで、eNB2は、プリコーディングベクトルv2及び調整されたMCSで、スケジューリングDCI及びビームフォーミングPDSCHをUE2へ送信する。そのイベントにおいて、eNB2は、PDCCH又はEPDCCHによってPDSCHをスケジューリングするためにDCIを送信する。eNB2は、プリコーディングベクトルv2で、EPDCCH DMRS及びEPDCCH REをビームフォーミングし得る。CCEアグリゲーションレベルは、プローブされたCQI/MCSによって決定され得る。eNB2は次に、プリコーディングベクトルv2で、PDSCH及びそのDMRSを送信する。PDSCHのMCSレベルは、プローブされたCQI/MCSによって決定される。PDSCH/EPDSCH RBは、プローブされたMCS(例えば、ビームフォーミング基準信号測定レポート)がベースとするプローブRBに対応する。例えば、プローブの場合、ビームフォーミング基準信号は、RB5及び8で送信され、UE2は測定を実行し、RB5及び8に基づいてCQI/MCSをレポートし、次に、eNB2は、RB5及び8で、PDSCHスケジューリングをUE2のために行い得る。
CSIプロセスは、クラスA CSIレポート、クラスB CSIレポート又は、その両方で構成され得る。クラスAにおいて、UEは、{[8],12,16}CSI−RSポートに基づいて、W=W1W2コードブックに従ってCSIをレポートする。これは基本的には従来の挙動である。クラスBにおいて、UEは、例えばビーム選択のためのインジケータ、及び、選択されたビームについてのLポートCQI/PMI/RIに基づいて、LポートCSIをレポートし得て、ここで、CSIプロセスにおける全てのCSI−RSリソースの構成されたポートの合計数はLより大きい。代替的に、UEは、2つの偏波におけるコフェージング、およびビーム選択の両方を反映するコードブックからLポートプリコーダをレポートし得て、ここで、CSIプロセスにおける構成されたポートの合計数はLである。代替的に、UEは、ビーム選択を反映したコードブック、及び、選択されたビームについてのLポートCSIをレポートし得て、ここで、CSIプロセスにおける全てのCSI−RSリソースでの、構成されたポートの合計数はLより大きい。代替的に、UEは、LポートCQI/PMI/RIをレポートし得て、ここで、CSIプロセスにおける構成されたポートの合計数はLである。
UEによるビーム選択は、単一のCSI−RSリソースにおけるアンテナポートのサブセットの選択、又は、リソースの組からのCSI−RSリソースの選択のいずれかを構成する。ビームが選択され、ビームに関連するインデックスがUEによって送信されるとき、これは、ビームインデックス(BI)レポートと称され得る。しかしながら、ビームは実際には特定のCSI−RSリソース(又はリソース構成)に対応するので、UEによって認識及び選択されるものは、ビームに関連するCSI−RSリソース(又はリソース構成)だけである。この理由で、BIは、CSIリソースインジケータ(CRI)などとも称され得る。
信号/チャネル測定及び干渉測定(IM)のための測定制限、並びに、FD−MIMOにおいて干渉測定を実行するための方法をここで説明する。
例として、(時間及び/又は周波数、又は、干渉測定に使用されるREにおいて)CSI−IM REとは異なる干渉測定を使用すると、異なるプリコーディング加重を経験し得る。これは特に、プリコーディング加重がUE固有であり、時間/周波数において変動し得るという理由からである。異なるプリコーディング加重に対応する、時間領域及び/又は周波数領域補間及び/又は平均化に基づく干渉測定は、何らかの明確な物理的意味を有さないことがあり得る。同様の問題は信号/チャネル測定にも存在する。eNBは、異なるUE、UEモビリティサポート、鉛直セクタ(これは、eNB2Dアンテナアレイアナログ/デジタル/複合ビームフォーミング/ステアリングの種々の方式によって形成される、仮想セクタの特殊な形態であり得る)の適合などについて、時間/周波数領域においてビームフォーミングを変更し得る。故に、測定制限(MR)は、(非依存的又は依存的に)時間及び/又は周波数領域において、(非依存的又は依存的に)信号/チャネル測定及び干渉測定のために適用される必要があり得る。
所与のCSIプロセスについて、チャネル測定でのMRがオンである場合、CSI計算に使用されるチャネルは、X NZP CSI−RSサブフレームから、CSI基準リソースまで(これを含む)推定され得る。チャネル測定はNZP CSI−RSから導出される。MRは、動的CSI要求についてのL1トリガ及び/又は上位層シグナリングに基づき得る。CSI−IMの所与のCSIプロセスについて、干渉測定のMRがオンである場合、CSI計算に使用される干渉は、Y CSI−IMサブフレームから、CSI基準リソース(これを含む)まで推定され得る。干渉測定は、CSI−IMから導出される。MRは、動的CSI要求についてのL1トリガ及び/又は上位層シグナリングに基づき得る。CSIプロセスが、CSI−IM無しの所与のCSIプロセスのために、CSI−IM無しで構成され得る場合、干渉測定のMRがオンである場合、CSI計算に使用される干渉は、サブフレームから、CSI基準リソース(これを含む)まで推定され得る。
第1の代替形態(Alt1)において、固定MRは、より上位層の構成を介してオン又はオフにされ、X及びYは各々、単一の値に固定される。
第2の代替形態(Alt2)において、構成可能なMRは、より上位層の構成を介してオン又はオフにされ、X={オフ,1,...,NX}はより上位層で構成可能であり、Y={オフ,1,...,NY}はより上位層で構成可能である。
第3の代替形態(Alt3)において、CSI測定は周期的にリセットされ、ここで、リセット期間及びサブフレームオフセットはより上位層で構成される。Xは、UEによって1からZXの間で選択され、ここで、ZXは、最新の測定リセットとCSI基準リソースとの間のCSI−RSサブフレームの数である。Yは、UEによって1からZYの間で選択され、ここで、ZYは、最新の測定リセットとCSI基準リソースとの間のCSI−IMサブフレームの数である。
上の説明において、Xは、UEが信号/チャネル測定平均化/フィルタリングを実行するために使用されるCSI−RSサブフレームの数であり、Yは、UEが干渉測定平均化/フィルタリングを実行するために使用されるサブフレームの数である。CSI−RS REはIMに使用される場合、サブフレームはCSI−RSサブフレームである。CSI−IMリソースがIMに使用される場合、サブフレームはCSI−IMリソースサブフレームである。CRS REがIMに使用される場合、サブフレームはCRS保持サブフレームである。
CSIプロセスは、例えば3GPP TS 36.211の定義に従って、K個のCSI−RSリソース/構成に関連し、第kのCSI−RSリソースのNkポートを伴う(K≧1であり得る)。2つのサブフレームセットを有する従来の測定制限もCSIプロセスにおいて構成されるとき、クラスA及びクラスB、並びに、Kの全ての値について、MRは各サブフレームセットに対して別個に構成可能である。(クラスBについての)チャネル測定のための1つのRRCパラメータ、及び、(クラスA及びBについての)干渉測定のための1つのRRCパラメータが提供され、MRを有効化又は無効化する。MRは、周期的及び非周期CSIレポートの両方に、又は、非周期レポートのみに適用し得る(例えば、周期レポートに有効化されたことが無いMRを用いる)。K=1のクラスA及びクラスBについて、Alt1(X=Y=1)がサポートされる。K>1のクラスBについて、Alt1(X=Y=1)又はAlt3が実装され得て、既存のRRCパラメータ(例えば、リセット期間はBI期間に等しく、オフセットは固定される)がAlt3に再使用され得ると理解され、非周期リセットの考慮も除外されない。
CSI測定が周期的又は非周期的にリセットされるAlt3をここでより詳細に説明する。
図16は、本開示の特定の実施形態に係る、UEの観点からのAlt3の例1600を図示する。信号測定が図において示されるが、干渉測定は同様に行われ得る。簡単にするために、説明の大部分は、測定リセットが周期的に、BI期間及びレポートに従って実行されると想定している。しかしながら、手順は、非周期リセットの場合に、及び/又は、(信号/チャネル測定及び干渉測定について別個であり得る)いくつかのトリガシグナリングに従って、容易に一般化され得る。
BI期間1602は、UEがBI1をレポートするサブフレーム1604で開始し、UEがBI2をレポートするサブフレーム1606で終了する。UEは、UEがBIをレポートするサブフレーム1604及び1606で指示されるBI周期(又は、サブフレームオフセットと共に、時間長)情報を受信し得る。UEは、CSI測定リセット期間がBI期間1602に等しく、BIレポートサブフレーム1604に関する潜在的にオフセット1608を有すると想定する。オフセット1608は指定され得る。リセット期間1610はBI期間1602に等しいことがあり得る。新しいBI(例えば、BI1)は、BI1レポートより後に、サブフレーム1612でDL送信/受信において適用され始め、UEはこのサブフレーム1612でそのCSI測定プロセスをリセットする。UEは、1からZx1616までの間の値X1614を選択し、ここで、Zx1616は、測定リセットサブフレーム1612と基準リソース1618との間のCSI−RSサブフレームの数である、2つのCSIレポートインスタンス1620及び1622が示される。第1インスタンス1620について、Zx1616はより小さく、一方、Zx1616は、第2インスタンス1622について、より大きい。同一のX値1614又は異なるX値1614がUEによって選択され得る。BI2は、BI2レポートより後に、サブフレーム1624でのDL送信/受信に適用され得る。
更なる平均化が同一の特徴の測定プロセスに適用されるため、Alt3の利益には、より良好な測定精度が含まれる。例えば、各BI期間における時不変系ビームフォーミングのネットワーク(時変系ビームフォーミングと対照的に)において、UEは、各BI期間におけるサブフレームに対して平均化を実行し得て、これは、より高い測定精度をもたらし得る。
Xの値は、指定される必要が無いことがあり得る。UEの観点からは、UEは、リセットがいつ実行されるか、及び、基準リソースがどこに位置するかを認識する必要のみがあり得る。これらの値に基づいて、UEは、Zxを認識し、UEは、適切かつ自律的に、柔軟にXを選択し得る。X値は、それぞれのZxについて、同一又は異なり得て、それぞれのリセット期間などについて、同一又は異なり得る。加えて、UEフィルタリング挙動は、偶発的測定リセットを除き、(測定制限が無い)従来のフィルタリング挙動と類似し得る。故に、フィルタリングが行われる方式は、UE実装問題である。すなわち、Xの言及は必要なく、UEがその測定プロセスをリセットタイミングに従ってリセットし得ることは十分であり得る。これはまた、影響を最小化することを助ける。UEは、少なくとも3つのタイプの挙動をサポートし得る。
第1挙動の例はAlt1(X=Y=1)を伴い、測定は1つのサブフレームのみに基づいて制限される。この代替形態は、動的ビームフォーミングの場合、又は、サービス提供又は干渉するeNBビームフォーミングがどのように、又は、いつ変化するかについての十分な情報をUEが有さないことがあり得る場合に好適である。この代替形態は、ビームフォーミングに適合するべく、ネットワークに対して最高の柔軟性を提供し、一方で、シグナリングオーバヘッドを大幅に増加させない。
第2挙動の例は、Alt3(測定リセット)を伴い、測定プロセスは、例えばBIレポートによって、ネットワークインジケーション又はトリガに従ってリセットされる。この代替形態は、半静的ビームフォーミングの場合、又は、ビームフォーミングが一定のままであり続けるサブフレームについての十分な情報をUEが有する場合、又は、(例えば、いくつかのBIレポートのための干渉測定における)より長期間の測定が有益である場合に好適である。この代替形態は、Alt1より高い測定精度を提供し得る。
第3挙動の例では、測定制限(例えば、従来の測定挙動)が無い。これは、非プリコーディングCSI−RSに基づくCSIなど、従来の測定について既にサポート及び使用されている。
Alt1(例えば、1つのサブフレーム測定制限(すなわち、X=Y=1))がサポートされることが好ましいことがあり得る。より多くのオプションをネットワーク/UEオペレーションに提供するべく、Alt3も考慮され得る。これは、ビームフォーミングの変更の柔軟性と測定精度との間の異なるトレードオフを実現し得る。
結論として、UEは、K>1のクラスBについて、Alt1(X=Y=1)及びAlt3(測定リセット)をサポートし得て、Alt3(測定リセット)では、例えば、BIレポートなど、リセットイベント及び瞬間のみが指定される必要があり得て、他のパラメータはUE実装のために残され得る。
リセットは、潜在的にオフセットを伴ってBIレポートに関連し得る。BIレポートは周期的又は非周期であり得る。非周期な場合において、BIレポートは、PHY層におけるシグナリングによってトリガされ得る。シグナリングは、BIレポートトリガのみ、又は、BI+RI(両方とも長期測定であるため)、又は、BI+RI+CQI(CSIプロセスに関連するPMIが無いことがあり得る)、又は、BI+RI+CQI+PMIに使用され得る。トリガは、どの測定数がレポートされるか、及び、どの測定数が、どのBI(古いBI又は新しいBI)及び/又はRIに対応するかを指定し得る。代替的に、トリガは、どのCSIプロセスがレポートされるべきかを指定するのみであり得て、関連するレポート数は、RRCを介して構成され得る。代替的に、トリガされるシグナリングは、新しいシグナリングでないことがあり得て、レポートするクラスBが構成される場合、RIについての既存の非周期トリガが代わりに再使用され得る。代替的に、リセットは、RIレポート、BI及びRIレポート、BIレポートに関連しないが信号/干渉リセットの目的で使用される新しいトリガシグナリング、又は、これらのオプションの組み合わせに関連し得る。ネットワークはこれらのオペレーションを構成及びサポートし得る。
信号測定及び干渉測定のためのリセットは、BIレポートなどの、同一のイベント又はシグナリングによってトリガされ得る。この場合、eNBは、CSI−RS及び/又はデータでビームフォーミングのこれらの適合(又は、オン/オフなど他の適合)を協調させ得て、その結果、eNBは同時に適合する。そのようなトリガが制限的とみなされる場合、別個のリセットトリガが信号測定及びIMに使用され得る。例えば、UEは、プリコーディングが80サブフレームごとに変化する干渉セクタを有するセクタにあり得て、UEのサービングセクタは、240サブフレームごとにそのプリコーディングを変化させ得る。そのような場合、信号測定は、240msごとにリセットし得るが、IMは80msごとにリセットする必要があり得る。言い換えれば、主要な干渉物がその送信を適合し、異なる干渉状況を引き起こすときはいつも、IMリセットのためにシグナリングがサービングセクタからUEへ送信され得ることがあり得る。
BIレポートとBIアプリケーションの間に(例えば、UE測定リセットの瞬間)、サブフレームの数として測定されるオフセットがあり得る。eNBは切り替わるための処理及び準備に約4つのサブフレームを要し得るので、また、ULとDLとの間のタイミング差を考慮して、このオフセットは、4つのサブフレームである可能性がある。代替的に、オフセットは、MR構成のためのRRCシグナリング、又は、L1トリガなどで、UEへシグナリングされ得る。
CSI又はCSIの一部が、BIでレポートされるようにトリガされる場合(特に、K>1の場合)、UEが新しいBIに関連するCSI測定結果を生成するのに十分な時間が無いことがあり得る。この問題に対処するべく採用され得る1つの技法は、トリガ後に、BIレポートに対して、より長い遅延を可能にすることである。すなわち、UEは、リセット後(例えば、BIレポート時間+リセットオフセット)まで待機し、次に、新しいBIに関連するCSIをレポートし得る。この問題に対処するために採用され得る別の技法は、UEが、新しいBIではなく古いBIに関連するCSIをレポートすることである。すなわち、リセット前に、UEはなお、古いBIに基づいてそのCSI計算及びレポートを行い得る。BIの周期レポートについて、この問題はより重要でないことがあり得るので、UEは、新しいBIに関連するCSIをレポートすることが可能であり得る。しかしながら、UEの複雑性を低減するべく、リセットまで、古いBIに関連するCSIをレポートすることがなお望ましいことがあり得る。
ここで、干渉測定が考慮される。干渉測定の手法は、CSI−IMリソースを有する干渉測定(IMRとしても知られている)、及び、CSI−IMリソースが無い干渉測定を含む。
CSI−IMが構成される干渉測定では、UEには、1又は複数のCSIプロセス(例えばCoMP)があり得て、各CSIプロセスは、CSI−RS及びCSI−IMで構成され得る。関連する送信モードは、TM10又はその更なる発展型であり得る。CSIプロセスは、1又は複数のCSI−RS及び1又は複数のCSI−IMに関連し得る。簡単にするために、説明は主に、CSIプロセスに従う1つのCSI−RS/CSI−IMに関連し得て、CSIプロセスに従う複数のCSI−RS/CSI−IMがある場合に同様に適用し得る。CSI−IMが構成される2つの場合がある。それには、CSI−IMが隣接eNB及び/又は仮想セクタのZP CSI−RSリソースによってカバーされる、及び、カバーされないことが含まれる。
図17は、本開示の特定の実施形態に係る、CSI−IMが隣接eNBのZP CSI−RSリソースによってカバーされない場合におけるCSI測定のためのリソース1700の例を図示する。そのような場合、隣接eNBは、UEのCSI−IMに対応する時間/周波数リソースでZP CSI−RSを構成せず、CSI−IM REにおけるどのeNB協調も適切でないことがあり得る。
UEによってCSI−IM REで認識される干渉は、非CSI−IM REで認識される干渉と概して同一であることがあり得る。そのような干渉は、UEが経験している現在の干渉を反映し、UEが経験し得る予想される干渉を反映しないことがあり得る。これは特に、干渉セル又は仮想セクタがこれらのビームフォーミングを変化させているとき、及び、干渉測定が後のサブフレームにおけるリンク適合に使用されるときに当てはまる。
図17において、eNBあたり16個のCSI−RS RE、すなわち、信号のための4個のRE、隣接eNB信号のミュートのための8個のRE、及び、CSI−IMのための4個のREがある。仮想セクタの場合(例えば、各eNBは実際に仮想セクタであり、仮想セクタは実際に同一eNBによって制御される)、UEは、全てのCSI−RS/CSI−IMで構成される必要があり得て、合計で24個のREに達するそれらについてレートマッチングを実行し得る。
図18は、本開示の特定の実施形態に係る、CSI−IMが隣接eNBのZP CSI−RSリソースによってカバーされる場合における、CSI測定のためのリソース1800の例を図示する。特に、eNB0 1802のCSI−IMは、eNB1 1804及びeNB2 1806のZP CSI−RSと重複する、CSI−IMで、eNB0のUEによって測定された干渉は、eNB1 1804及びeNB21806がそれらのZP CSI−RSで送信するものであり、これは、eNB1 1804及びeNB2 1806のPDSCH送信と同一でないことがあり得て、概して、eNB1 1804及びeNB2 1806に関連するUEによってレートマッチングされる必要があり得る。
図18において図示される場合では、隣接eNBは、UEのCSI−IMに対応する時間/周波数リソースでゼロ電力CSI−RSを構成する必要があり得て、リソースでのこれらの送信は、協調された送信の仮定と一致する必要があり得る。結果として、それらZP CSI−RSリソースは、隣接eNBによってデータ送信に使用されないことがあり得る(例えば、レートマッチングが必要であり得る)。
ZP CSI−RSはミュートされることも、そうでないこともあり得ることに留意されたい。eNB1 1804のCSI−IMがeNB0 1802のZP CSI−RSによってカバーされると想定し、eNB0 1802がUE0にサービス提供し、eNB1 1804がUE1にサービス提供すると更に想定する場合、UE0の観点から、UE0は単にZP CSI−RS REについてレートマッチングを実行する。次に、eNB0 1802は、ZP CSI−RS REで、協調された仮定に従って、信号をミュート又は送信し得て、後者の場合、eNB0 1802によって送信される信号は、CSI−IMでの干渉としてUE1によって認識される。故に、ZP CSI−RSはここで、特定の送信仮定に従って、干渉を測定する柔軟な性能をeNBに提供する機構である。
CSI−IMでUEによって認識される干渉は、非CSI−IM RE(例えば、データRE)で認識される干渉に直接関連しないことがあり得る。eNB協調がどのように行われるかに応じて、そのような干渉は、UEが経験するであろう予想される干渉を反映し得る。すなわち、隣接eNBのZP CSI−RSで、ネットワークによって決定された送信仮定に従って送信が生じ得て、仮定は、いくつかのサブフレームの後の実際の送信に適用され得る。
図18において、eNBあたり24個のCSI−RS RE、すなわち、信号のための4個のRE、隣接eNB信号のミュートのための8個のRE、隣接セルUEの干渉測定のための送信のための8個のRE、及び、CSI−IMのための4個のREがある。UEは、少なくともこれら24個のREについてレートマッチングを実行する必要があり得る。
FD−MIMOを効率的にサポートするべく、リリース13において、TM10(又は潜在的に、新しい送信モード)及び/又はCSI−IMベース干渉測定の発展が必要であり得る。加えて、以下の強化、すなわち、測定制限が考慮され得る。
CSI−IMがEBF/FD−MIMOにおいて動作するUEに使用され、CSI−IMが隣接eNBのZP CSI−RSによってカバーされる場合、(時間及び/又は周波数における)異なるCSI−IM REは、異なるプリコーディング加重を経験し得る。これは特に、プリコーディング加重がUE固有であり、時間/周波数において変動するという理由からである。異なるプリコーディング加重に対応する、時間領域及び/又は周波数領域補間及び/又は平均化に基づく干渉測定は、何らかの明確な物理的意味を有さないことがあり得る。故に、測定制限は、時間及び/又は周波数領域において適用される必要があり得る。しかしながら、CSI−IMが、概してどのeNB協調にも関連しない隣接eNBのZP CSI−RSによってカバーされない場合、測定制限は適用可能でないことがあり得る。故に、CSI−IMが隣接eNBのZP CSI−RSによってカバーされる場合は、そうでない場合より、干渉測定のための測定制限が、より適切であり得る。
別の手法において、干渉測定は、CSI−IM構成を有さないことがあり得る。この手法は、FD−MIMOの典型的状況であり得る任意の非CoMP状況に適用可能である。この手法では、CSIプロセスは、どのCSI−IMでも構成されず、関連する送信モードは、TM9又はその拡張など、TM10以外の任意の他のものであり得る。(参照によって本明細書に全体が記載されるように組み込まれる3GPP TS 36.213 V12.7.0 R12 (2015−09)は、7.2.1項において、「所与のサービングセルについて、UEが送信モード1−9において構成される場合、表7.2.1−1B及び表7.2.1−1Cにおける「CSIプロセス」は、所与のサービングセルにおけるUEのために構成された非周期CSIを指す」と記述する。故に、TM1−9は、規定された「CSIプロセス」の概念も有するとみなされ得る。)干渉測定は、CSI−RS RE又はCRS REに対して実行され得る。CSI−RS REに対して干渉測定を実行することが好ましいことがあり得る。以下の説明は、干渉測定がCSI−RS REに対して行われると想定する。
図19は、本開示の特定の実施形態に係る、CSI−IMが無い、重複するCSI−RSがあるCSI測定1900を図示する。UEは最初に、CSI−RS REでの信号を検出し、次に、合計の受信信号から信号を減算し、干渉推定を取得する。この場合は、CSI−IMの場合より多くの干渉測定の段階を伴う。しかしながら、そのような性能は、CRSベース干渉測定のためにUEによって既にサポートされ得る。この例示的場合のために、オーバヘッドは、eNBあたり4個のRE(CSI−RS)であり、UEはこれらの4個のREについてレートマッチングを実行する。
すなわち、実施形態において、複数のeNBは重複するREで基準信号を送信する。特に、複数のeNBは、NZP CSI−RSに使用するために指定されたREで、本明細書に説明されるプローブ基準信号又はP−RSを送信する。基準信号は重複するので、UEは、同一リソースで、信号及び干渉の両方の測定を実行し得る。そのようなスキームは、別個のREが信号及び干渉に使用される場合より小さいオーバヘッドを使用し得て、また、測定精度を改善し得る。eNBからの重複送信は、異なるスクランブルID又はスクランブルシーケンスを有することによって、互いに区別され得る。
CSI−RSがeNBについて重複していないことを許可することも可能であるが、そのような手法は、何らかの利益をもたらさないことがあり得て、潜在的な将来の干渉ではなく、現在の干渉のみを捕捉し得る(隣接eNBのCSI−RSでのプリコーディング加重は、隣接eNBによって、後の送信のために使用され得て、従って、プリコーディング加重は、潜在的な将来の干渉を反映することが可能であり得る)。
この手法はまた、CSIプロセスが複数のCSI−RSを可能にし得る。各CSI−RSのための干渉測定リソースは、CSI−RS REである。
主に、干渉推定を取得する前に(REミュート無しで)CSI−RS信号を最初に推定及び減算する必要に起因して、CSI−IM無しの干渉測定の精度は低減し得ると考えられ得る。しかしながら、解析から、測定精度が問題でないことが明らかになり得る。
第1に、REミュートは、導入されたとき、CoMPにおける弱い信号の測定に主に適用された。信号は典型的には十分強いので、REミュートは概して、非CoMPに必須でない。第2に、上記例において、DMRSを使用する復調が実行されるとき、干渉測定に使用されるREの数は、REの数と比較され得る。DMRSの場合、RBあたり12個のREがある。上記例では、RBあたり4個のREがある。しかしながら、適切な補間/平均化及び測定制限(例えば、フィードバック粒度に従って3又は6個のRB)により、概して、複数のRBからのCSI−RS REが使用され得る。このように、CSI−RS測定の精度は、復調に適切な精度と少なくとも一致し得るが、干渉測定におけるより多くのオペレーションと引き換えに、十分な測定精度が達成され得る。加えて、CSI−RSがEBF/FD−MIMOにおいてプリコーディングされるので、ビームフォーミングゲインに起因して精度は更に増加し得る。故に、CSI−IM無しの測定精度が懸念されないことがあり得る。
CSI−IMベース干渉測定と同様に、非CSI−IMベース干渉測定のために、時間/周波数領域において適切な測定制限を導入することも重要であり得る。故に、十分な測定精度を有する干渉測定にCSI−RS REが使用され得て、CSI−RS REに対して実行される干渉測定が測定制限によって強化型され得る。表1は、上述の3つの干渉測定機構を比較する。 表1
特定の状況において、機構CがFD−MIMOに好適な選択肢であり得るが、この開示は、適切な場合、他の機構を使用することを予期することが分かり得る。
適切なUEの挙動が明確化され、CSI−IMがCSI−RSと重複することが可能である場合、機構Bは機構Cをカバーし得ることに留意されたい。より具体的には、以下の潜在的な統合解決策が採用され得る。
第1に、UEはNZP CSI−RSで構成される。UEは更に、CSI−RSと重複するCSI−IMで(例えば、TM10又はその発展)、又は、CSI−IM無しで(例えば、TM9又はその発展)構成され得る。第2に、UEはNZP CSI−RSに基づいて信号/チャネル測定を実行する。第3に、UEは、NZP CSI−RS REでNZP CSI−RSをキャンセルし、それにより、干渉のみがそれらのREに残る。第4に、UEは、それらのREに対して干渉測定を実行する。
故に、NZP CSI−RS REでの干渉測定を可能にし、上のUEの挙動を採用することにより、機構Cに関連する利益も機構Bによって達成され得る。ような場合、機構B及びCにおけるUEの挙動は同一になり、これは、標準化の取り組みを簡略化にし得る。複数のNZP CSI−RSが(例えば複数の仮想セクタのために)重複REで構成される場合、UEは、各NZP CSI−RSについて、上の第2及び第3段階を実行する必要があり得る。例えば、UEが、同一REでの3個の異なる仮想セクタに関連する3個のNZP CSI−RSで構成される場合、UEは、信号/チャネル測定のために、3個のNZP CSI−RSの各々を検出し得て、3個の送信、S1、S2及びS3を取得し得る(プレ受信機又はポスト受信機を組み合わせる)。次に、UEは、第1NZP CSI−RS信号をREの受信信号から減算し、S1送信に関連する干渉推定I1を取得する。(該当する場合、適切な組み合わせが適用される、電力ドメインにおける)S1とI1+ノイズとの比は、S1送信に関連するSINRである。他のSINRが同様に取得され得る。また、これらに限定されるものではないが、CQI、CSI、PMI、RI、BI及びRRM測定を含む、他の測定数が取得され得る。
結論として、NZP CSI−RS REは干渉測定に使用され得る。UEの挙動は、そのような場合に明確化される必要があり得る。これらの概念は、CSI−RSと重複するCSI−IMを有するTM10又はその発展、及び、構成されたCSI−IMが無い、TM9又はその発展という2つの場合に適用され得る。
無線ネットワークにおけるダウンリンクシグナリングのための、実施形態に係る方法は、タイミング及び/又は期間と共に、CSI−IMリソースのインデックス、CSI−RSリソース、又は、CQIレポート/CSIプロセスをUEへシグナリングする段階を備え、UEはインデックス及びタイミングに関連するリソースに基づいて測定及びフィードバックし、UEは、指示されたタイミング以降、及び/又は、指示された期間に従って、指示されたCSI−IMリソース、CSI−RSリソース、又は、CQIレポート/CSIプロセスについての新しい測定条件が有効になると想定し、eNBは、指示されたタイミング及び/又はタイミング期間に従って、指示されたCSI−IMリソース及び/又はCSI−RSリソースに基づいて、その送信を適合する(例えば、プリコーディング、ミュート又は非ミュート)。
タイミング及び/又は期間と共に、CSI−IMリソース及び/又はCSI−RSリソースの第2eNBへシグナリングすることを含む、無線ネットワークにおけるバックホールシグナリングのための方法の実施形態が開示され、ここで、第2eNBは、DLシグナリングをUEへ送信する。同一のタイミング及び/又は期間と共に、CSI−IMリソース及び/又はCSI−RSリソースの第2eNBへシグナリングすることを含む、無線ネットワークにおけるバックホールシグナリングのための方法の別の実施形態が開示され、ここで、第2eNBは、DLシグナリングをUEへ送信する。
無線ネットワークにおけるバックホールシグナリングの、実施形態に係る方法は、タイミングと共に、CSI−IMリソース及び/又はCSI−RSリソースのeNBへのシグナリングを含み、ここで、複数のeNBは、指示されたタイミングでの、指示されたCSI−IMリソース及び/又はCSI−RSリソースでの送信に従ってこれらのPDSCH送信を適合し(例えば、プリコーディング、ミュート又は非ミュート)、eNBは、タイミングに従って測定及びフィードバックを停止するためにUEにシグナリングする。いずれの場合も、タイミングがシグナリングされる場合、プローブプロセスの開始時にタイミングは1回シグナリングされ得る(例えば、t0,t1,...,tkのタイミングのシーケンス、kは予め決定されている)、又は、必要なときに経時的にシグナリングされ得る。
実施形態に係る方法において、eNBによって交換されるタイミング、及び/又は、eNBとUEとの間で交換されるタイミングは存在しない。この実施形態は、シグナリングオーバヘッドがより小さいという利益を有する。しかしながら、プローブは時間と共に長くなり得て、変動する可能性がより高い。一方、タイミングは、予め規定される、又は、部分的に予め規定されるかのいずれかであり得て、その結果、タイミングについてのシグナリングが使用されない、又は、タイミングについての簡略化されたシグナリングが使用され得るかのいずれかである。従って、シグナリングオーバヘッドが低減され得る。
本開示の様々な実施形態は、無線ネットワークにおけるチャネル測定のためのシステム及び方法を提供する。特に、無線ネットワークにおけるチャネルの干渉測定のための方法及びシステムが提供される。
無線ネットワークにおける性能は、QoSの指標を指し得て、種々の方式のQoSの指標によって指示され得る。例えば、無線ネットワークのQoS、及び、従って性能は、帯域幅、スループット、遅延、ジッタ、エラー率、及び、ネットワークの他の好適な測定基準を測定することによって指示され得る。特定の例として、エラー率は、送信中のノイズ、干渉、歪み又は同期に起因して変更され得る通信チャネルでのデータ送信の複数の受信ビットに基づいてカウントされ得る。データ送信の変更を引き起こし得る要因のうち、干渉は基本的問題であり得る。干渉は、通信プロセスにおいて、送信機と受信機との間のチャネルに沿って伝わる信号を遮断又はさもなければ改変し得るものを指し得る。例えば、干渉は、これに限定されるものではないが、ノイズ、歪み又は他の要素を含み得る。特定の実施形態において、干渉は、不要な信号の有益な信号への追加を指す。干渉測定(IM)は、チャネル干渉の低減及び制御を含むリソース管理のために重要であり得る。
無線ネットワークにおける適合のための方法は、第1基地局が、第1リソースセットの情報を第1UE及び/又は第2基地局へシグナリングする段階と、第2基地局が、第2リソースセットの情報を第2UEへシグナリングし、リソースセットについて、第1及び第2UEからフィードバックを受信する段階とを備え得る。方法は、第1基地局が、第1タイミングを第1UE及び/又は第2基地局へシグナリングする段階と、第2基地局が、第1タイミングを第2UEへシグナリングし、第1タイミングに従って、リソースセットについてのフィードバックを第1及び第2UEから受信する段階とを備える。方法は更に、第1基地局が、第1タイミングに従って、第1リソースセットの第1サブセットで第1信号を送信する段階と、第2基地局が、第1タイミングに従って、第2リソースセットの第2サブセットで第2信号を送信し、送信された第1信号、第1リソースセット及び第1タイミングについてのフィードバックを第1UEから受信する段階とを備える。方法は更に、第1基地局が、第1タイミングに従って、第1リソースセットの第3サブセットで第3信号を送信する段階と、第2基地局が、第1タイミングに従って、第2リソースセットの第4サブセットで第4信号を送信する段階と、第1基地局が、第2タイミングを第1UE又は第2基地局へシグナリングする段階と、UEが測定を停止した後に、第2基地局が、第2タイミングを第2UEへシグナリングし、第2タイミングに従って、UEからフィードバックを受信する段階とを備える。
リソースセットは、REの組を含むリソースブロックであり得る。特定の実施形態にいて、REは、サブキャリアにおける時間及び周波数リソース及びOFDMシンボルによって規定され得る。例えば、スロットにおける12個のサブキャリアはリソースブロックを形成し得る。
無線ネットワークにおけるダウンリンクシグナリングのための方法は、UEが、タイミングと共に、CSI−RSリソース、CSI−IMリソース、CQIレポート、又は、CSIプロセスのインデックスのシグナリングを基地局から受信する段階を備え得る。方法は更に、インデックス化リソースの新しい測定条件はタイミングに従って有効になると想定して、インデックス化リソース及びタイミングに従って、フィードバックを測定して基地局へ送信する段階と、タイミングに従って、インデックス化されたCSI−IMリソース及び/又はCSI−RSリソースで、基地局から適合された送信を受信する段階とを備える。
電力容量は、ネットワークにおけるチャネルについて、ゼロ電力(ZP)又は非ゼロ電力(NZP)で機能し得る。ノードは、ネットワークにおける他のノードからの送信をリッスンするべく、オン状態を維持するための電力を消費し得る。
多くの場合、チャネルの電力容量がZPで機能するとき、干渉測定が行われる。チャネルは、チャネルの電力容量がNZPで機能するとき、データを送信し得る。特定の実施形態において、データ送信と関連して(例えば、チャネルの電力容量がNZPで機能するとき)干渉測定が実行されることが有益であり得る。それにより、チャネル干渉を低減及び制御するべく、より多くの情報が、リソース管理のために収集され得る。
例えば、干渉測定は、2個より多くのREで実行され得て、2個より多くのREのIM値が取得され得る。干渉推定のための基準を提供し得る、取得されたIM値の平均値が計算され得る。追加的又は代替的に、完全な基準数の送信品質を有するように、全てのIM値が共に収集及び追加され得る。追加的又は代替的に、基準数の送信品質を生じさせるべく、IM値の一部が収集及び追加され得る。追加的又は代替的に、複数のIM値の平均値及び相対的加算の両方が同様の目的のために生成され得る。そのような解決策は、UE又はネットワークの観点から実行され得る。CM及びIMのいくつかの実施形態が以下で説明される。
チャネル測定(CM)及びIMの構成のための一般的のガイドラインは以下の通りであり得る。非ゼロ電力(NZP)CSI−RSリソースの組が、チャネル及び干渉測定のためにUEに対して構成され、ZP CSI−RSリソースの組がIMのためにUEに対して構成される。NZP CSI−RSリソースの組のサブセットがチャネル測定のために構成される。NZP CSI−RSリソースの組の別のサブセット、及び、ZP CSI−RSリソースの組のサブセットが干渉測定のために構成される。無線ネットワークは、DCI又はMAC及びDCIの組み合わせを介して、チャネル測定のためのNZP CSI−RSリソースのサブセット、並びに、干渉測定のためのNZP CSI−RSリソースのサブセット及びZP CSI−RSリソースのサブセットを指示する。いくつかの実施形態において、DCIインジケーションは、1又は複数のCSIレポート設定の動的トリガであり得る。いくつかの実施形態において、2つのNZP CSI−RSリソースサブセットからのいくつかのCSI−RSリソースは重複し得る。
特定の実施形態において、UEは、PMI及びRIフィードバックが構成又は指示されない場合、チャネル測定NZP CSI−RSリソースの各ポートは、望ましい干渉送信層に対応すると想定し得る。いくつかの実施形態において、UEは、IMのためのNZP CSI−RSリソースがCMのためのNZP CSI−RSリソースと重複しない場合、NZP CSI−RSリソースでの干渉測定の各ポートが、特定の干渉送信層に対応すると想定し得る。UEの挙動及び/又はUEの想定を指定するための複数の方式があり得る。第1例として、UEが実行するオペレーションは直接指定され得る。UEによって実行されるオペレーションを直接指定する特定の例として、直接指定されるオペレーションは、以下の通りであり得る。UEは、第1段階として、IMのための各NZP CSI−RSリソースで干渉信号を抽出し、UEは、第2段階として、干渉信号を合計して、加重を適用するなどである。このようにして、特定の実施形態において、UEは、UEの想定を行う必要が無いことがあり得て、又は、UEの想定は、標準化される必要はないが、UEの挙動は標準化され得る。一方で、UEの想定は、どのUEが動作するために十分な情報を有し得るかに基づいて提供され得る。UEの想定は、UEの挙動を推定し得て、その逆も同様である。
上述の干渉送信層はまた、干渉層、階層化干渉、干渉物からの送信層、プリコーディング/ビームフォーミング干渉、干渉物からのストリーム、干渉ストリーム、干渉送信ストリームなどと称され得る。特定の実施形態において、干渉送信層は、サービングネットワークポイントからの送信層(例えばストリーム)と同様であるが、干渉送信層の場合、送信(例えば、ストリーム)は、別の受信側を意図そ、従って、この層は、干渉されたUEに干渉するようになる。言い換えれば、ネットワークポイントがストリームをサービス提供されるUEへ(例えば、MIMOプリコーディング又はビームフォーミングを介して)送信するとき、このストリームは、ストリームのメッセージを受信することが意図されない別のUEへの干渉送信層になる。ZP IMR又は従来のCRSベースIMがIMに使用される場合、干渉送信層は、他の干渉と混合し得るが、UEによって認識されないことがあり得る(例えば、UEが、この層についての情報を有さないが、集約された干渉を認識し得る)。NZP IMRで、UEは、干渉送信層を認識するための十分な情報及び性能を有し得る。特定の実施形態において、各干渉送信層は、干渉送信信号及び干渉チャネルと関連する。 例として、
(以下を参照)の
における各層は、干渉送信層であり、Y=HSS+H1S1+H2S2+I0(以下を参照)におけるH1S1及びH2S2における各層は、干渉送信層である。NZP IMRにおける各ポートは、干渉送信層に対応し得る。
チャネル測定のためのNZP CSI−RSリソースにおいて、UEは、その望ましい信号が送信されると想定し得る。すなわち、CMのためにUEによって使用されるNZP CSI−RSリソースは、例えば、スクランブルID、層/ポート、CDM、P
c(「powerControlOffset」、又は、REでのNZP層エネルギーとREでのPDSCHエネルギーとの間のEIRP比)などを含む、ネットワーク構成/インジケーションに従って送信される。特定の実施形態において、更なる想定がUEによって行われる必要は無いことがあり得る。結果として、UEは、スクランブルID及びCDMポートマッピング情報を使用して、関連するポートでNZP信号層の各々を抽出し得て、シグナリングされるとき信号がPcによって増幅されると想定する。特定の実施形態において、チャネルマトリクスHsを形成するとき、電力の増幅は除去され、その結果、Hsは、実際のPDSCH送信電力に対応する。NZP CSI−RSについては、以下のREパターンが考慮され得る。XポートCSI−RSリソースのREパターンは、1又は複数のコンポーネントCSI−RS REパターンを含む。周波数におけるY個の隣接RE、及び、時間におけるZ個の隣接REとして、単一のPRBにおいて、コンポーネントCSI−RS REパターン(Y、Z)が規定され得る。NRにおいて、1、2、4、8のCDMが、1、2、4、8、12、16、24、32のNZPポートについてサポートされる。周波数領域CDM、時間領域CDM、及び、F/T領域CDMがサポートされ得る。
以下では、NZPがIMのためにどのように使用され得るかという2つの例を提供する。
実施形態において、NZP CSI−RS信号がIMに基づくとき、NZPがIMのためにどのように使用され得るかについての第1タイプが図示される。この場合、スクランブルID、ポート/層、電力増幅値などの干渉するNZP CSI−RS信号についての情報が、干渉されたUEにシグナリングされ、干渉されたUEは、シグナリングされた情報、及び、受信されたNZP CSI−RS信号に基づいてIMを実行する。
実施形態において、NZP CSI−RSリソースがIMに基づくとき、NZPがIMのためにどのように使用され得るかについての第2タイプが図示される。この場合、干渉するNZP CSI−RS信号情報は、干渉されたUEへシグナリングされても、そうでないこともあり得るが、少なくともNZPリソース情報が、干渉されたUEにシグナリングされ、その結果、干渉されたUEは、どのリソース(例えばRE)でIMを実行するかを認識する。UEは、IMにおいて、NZP CSI−RS信号情報の一部を利用し得る(シグナリングの場合)。
特定の実施形態において、第1タイプのNZPベースのIM(例えば、NZP CSI−RS信号がIMに基づくとき)は、最も近い干渉物(例えば、最も近い干渉UE)からの干渉チャネルマトリクスHを推定すること、及び、場合によっては、高度な受信機関連オペレーションを実行することなどによる、主要な干渉のより正確な推定という利点を有し得る。しかしながら、いくつかの状況において、第1タイプのプロセスの改善の問題が残る。第1に、UEがIMのNZP CSI−RS信号を抽出するとき、UEの挙動は、高度な受信機関連オペレーションを伴い得る。例えば、CSIは、抽出された干渉チャネルマトリクスで導出され得て、非主要な干渉+ノイズが推定され得る(IMのZPで、又は、NZP CSI−RS信号が割引きされたこのNZP CSI−RSリソースで取得されるなど)。第2に、UEがIMのためにNZP CSI−RS信号を抽出しないとき、UEは、NZP CSI−RSリソースで干渉エネルギー/電力を取得し得る。この状況において、第2タイプのプロセスは、いくつかの状況において、第1タイプのプロセスより良好に実行し得る。この場合、信号が抽出され得るとき、UEの想定及び挙動は、それらの状況と異なり得る。
UEが干渉NZP CSI−RS信号を抽出できない複数の理由があり得る。そのような理由は、限定されたUEの性能、干渉の不十分な強度(しかしやはり無視できない)、又は、他の好適な理由を含み得る。干渉電力は、干渉協調及び回避、直交パイロット/RS、又は、他の理由などに起因して低いことがあり得る。多ユーザ(MU)オペレーションにおいて、ユーザは多くの場合、空間的に分離しており(例えば、ユーザは、異なる空間プリコーディングに関連する)、UE1のビームフォーミングは、概ね分離し得て、又は、更にはUE2のためのビームフォーミングからほぼ直交している。ネットワークにおけるビームフォーミングに起因して、UEが経験する干渉は、UEにおいて対象とされるそれらのCSI−RSより弱く見え得る。いくつかの状況において、性能の低いチャネル推定は、そのようなオペレーションを実行不可能にし得る。
IMのためにNZPがどのように使用され得るかについての第2タイプ(例えば、NZP CSI−RSリソースがIMに基づくとき)は、干渉信号スクランブルID、ポート/層、電力増幅値、及び、他の好適な情報などの情報が、UEへ送信される、又は、UEによって利用される必要が無いことがあり得るという点で、利点を有し得る。2つの例示的場合を以下で説明する。
例示的場合1:IMはサービング信号を抽出後に取得される。この場合、サービング信号は、少なくとも部分的に、干渉測定リソース(IMR)と重複する。サービング信号が抽出された後に、NZPリソースREでの残りのエネルギー/電力が、IMを取得するべく利用される。
例示的場合2:IMが、サービング信号を抽出することなく、IMRで取得される。この場合、IMR REは、干渉のみを含み、UEは、IMを取得するべく、IMR REでのエネルギー/電力を推定し得る。このリソースでのUEの想定及び挙動は、後に説明されるZPベースのIMより高度であり得る。
ZP CSI−RSに基づくIMの実施形態を提供する。いくつかの例示的場合がある。第1例において、IMは、1つのZP CSI−RSに基づく。ネットワーク側において、セルのためのZPベースのIMは、1又は複数の近隣セルのデータ送信と重複し得る。この例におけるZPベースのIMは、現在の干渉状況を反映し得るが、潜在的に、将来又は予想される干渉条件を反映しない。UEは、ZP CSI−RS REでのエネルギー/電力を測定することによって、ZP CSI−RSに対してIMを実行する。
図20は、本開示の特定の実施形態に係る、ZP CSI−RSに基づく、IMのための例示的場合2000を示す。4つのIM値(IM1−IM4)を取得し得る、ZP CSI−RSの4個のRE2002(RE2002a、RE2002b、RE2002c、RE2002d)を示す。特定の実施形態において、UEは、4個のRE2002が同一である干渉状況を想定し、少なくとも4つのIM値に基づいて、平均化オペレーションを実行することによって干渉値(I)を決定する。例えば、UEは、I=(IM1+IM2+IM3+IM4)/4を生成する。ZP CSI−RSについて、4個のRE2002の複数の組があり得て、複数の組におけるRE2002は、同一のIM測定制限条件を有し得る。特定の実施形態において、UEは、全てのRE2002における干渉状況が同一であると想定し、全てのそのようなRE2002に平均化オペレーションを実行することによって、干渉値(I)を決定する。
追加的又は代替的に、ネットワーク側において、セルのためのZPベースのIMは、1又は複数の近隣セルのRS送信と重複し得る。近隣セルのRS送信は、NZP CSI−RS、DMRS、又は、他の好適なRS送信を含み得る。ZPベースのIMは、RSが現在のデータ送信又は将来のデータ送信に使用されるかどうかに応じて、現在又は将来の干渉状況を反映する。図20において、NZPは、近隣セルによって送信され、各RE2002は、1つの層に関連する(例えば、NZPのCDMが無く、各RE2002は、層又はポートのためのものである)。この解決策は、DMRS又はCDMed NZPに拡張され得る。特定の実施形態において、各層は互いに異なる様にビームフォーミングされ得るので、4層は、UEに対する異なる干渉を有し得る。これは、同一時間及び周波数リソース、又は、同一周波数リソースでの、しかし、時間領域において別々である、複数のUEにサービス提供する同一セル又は異なるセルからの干渉に適用し得る(例えば、MU−MIMO)。
図21は、本開示の特定の実施形態に係る、ZP CSI−RS REでのエネルギー/電力を測定するUEの例を図示する(エレメント21A、21B及び21Cを参照)。ZP CSI−RS2100(エレメント21Aを参照)の4個のRE2102(RE2102a、2102b、2102c及び2102d)において、UEは、4つのIM値、IM1−IM4を取得し得る。いくつかの状況において、UEがエネルギー/電力を合計して、実際の干渉(例えば、I=IM1+IM2+IM3+IM4)を取得することが適切でないことがあり得る。なぜなら、I0エネルギー/電力は、取得されたIにおいて4回カウントされるからである。干渉状況についての更なる情報無しで、UEは、データ送信に関連する干渉が、4個のRE2102で取得されたエネルギー/電力の平均値に対応する(例えば、I=(IM1+IM2+IM3+IM4)/4)と想定する。
しかしながら、平均化オペレーションの意義を潜在的に改善するべく、ネットワークは、平均が、同一REでの4層全てを伴うデータ送信に対応することを保証するよう試行し得る。故に、NZP CSI−RS2104の各層2106は、PDSCH送信の電力レベルと一致するように、(例として)4倍、又は、6dBだけ電力増幅され得る。いくつかの状況において、他の電力増幅値は、正確なIMを提供しないことがあり得る。特定の実施形態において、UEは、電力増幅値を認識する必要が無いことがあり得て、重複するRE2102でのNZP/DMRS/PDSCHの存在を認識する必要が無いことがあり得るが、4個のRE2102での干渉状況は、同一であることも、そうでないこともあり得て、4個のRE2102での平均は、IMR RE2102に関連するPDSCHの干渉状況に対応すると想定する。ZP CSI−RSのための4個のRE2102の複数の組があり得て、RE2102は、同一のIM測定制限条件を有し得る。UEは、全てのRE2102で平均化することによって取得される干渉状況は、望ましい干渉状況であると想定し得て、全てのそのようなRE2102で平均化オペレーションを実行する。
DMRSベースPDSCH送信モード(例えば、3GPP LTE規格において指定されるような送信モード9及び10)では、対応するPDSCHがマッピングされるPRBにUE固有RSが存在する場合、UEは、PDSCHのリソースエレメントあたりのエネルギー(EPRE)と、UE固有RSを含む各OFDMシンボルにおけるUE固有RS EPREとの比は、送信層の数が2以下である場合、0dB、さもなければ、−3dBであると想定し得る。ここでは、同様の原則が採用され得る。特定の実施形態において、UEは、干渉のための追加の電力増幅/共分散マトリクス/空間相関などの更なる知識無しで、干渉がZP RE2102で送信されると想定する。UEは、ZP RE2102でのエネルギー/電力の加重和(又は平均)が望ましい干渉仮定に対応すると想定し得る。UEは、望ましい干渉仮定を取得するべく、ZP RE2102でエネルギー/電力の加重和(又は平均)を実行し得る。このUEオペレーションは、干渉の更なる知識無しで、干渉がZP RE2102で送信されるというUEの想定の結果であり得る。特定の実施形態において、追加の電力増幅についての更なる知識無しで、UEは、干渉が各RE2102について、0dB電力増幅を有すると想定し得る。
複数のZP CSI−RSに基づくIMの実施形態が提供される。いくつかの実施形態において、UEの挙動及び対応する設定は、1つのZP CSI−RSと同様であり(例えば、UEは、全てのREに対して平均化して取得された干渉状況が、望ましい干渉状況であると想定し得る)、全てのそのようなREに対する平均化オペレーションを実行する。ZP CSI−RSのいくつかは、近隣セルのPDSCH領域と重複し得て、これは実際に、平均化され得る干渉状況に対応する。いくつかのZP CSI−RSが近隣セルのRS領域と重複し得る場合、異なるZP CSI−RSは、異なる干渉状況に実際に関連する。
しかしながら、いくつかの実施形態において、UEは、差を認識する必要が無いことがあり得て、単純な平均化がなお有意義であり得る(例えば、全てのそのようなZP CSI−RSに対する再使用要素を満たすべくRSが適切に電力増幅されるとき)。例えば、RSの層が、ZP CSI−RSについてのM個のREのうちのn個のREのみである場合、レイヤをM/n倍増幅することが適切であり得て、これは、全てのZP CSI−RSで平均化を実行するためのUEの想定であり得るが、他のUEのZP CSI−RSパターンを考慮して、望ましくないことがあり得る。この場合、特定のオペレーションが、ネットワークによって指示され得る。例えば、UEは最初に、各ZP CSI−RSにおいて平均化を実行し、次に、加算及び/又は減算を実行して、ZP1+ZP2−ZP3などの、干渉の実際の値を取得し得る。ここで、2つのZP CSI−RSでの干渉電力/エネルギーを合計するための加算、及び、減算は、全てのZP1〜ZP3に共通する、ノイズ及び干渉の二重カウントを解消し得る。ZP1及びZP2では、直交時間/周波数リソースでの干渉するRS1及び干渉するRS2との重複があり得て、各RSは、自身の再使用要素に従って電力増幅され得て、ZP3は、RS1又はRS2を含まないことがあり得る。ネットワークは、各ZP CSI−RSについて、上記例では(+,+,−)などのオペレーション、平均化、加算及び/又は減算を指示し得る。ZP3と同一の仮定を有する追加のZP4がある場合、ZP3/ZP4は、減算前に最初に平均化されるように指示され得る(例えば、(ZP1+ZP2−(ZP3+ZP4)/2)又は(+1,+1,−1/2,−1/2))。ZP1〜ZP3が、時間/周波数領域において直交されるRS1〜RS3に対するものであり、ZP4が他の干渉に対するものである場合、(ZP1+ZP2+ZP3−2ZP4)又は(+1,+1,+1,−2)が指示され得る。一般化された方式において、ZPがM回追加されるとき、ZP CSI−RSは、M−1回減算され、その結果、干渉測定のために冗長的加算が実行されない。この場合、例「ZP1+ZP2+ZP3−2ZP4」における加算部分では、Mは3であり、一方、「ZP1+ZP2+ZP3−2ZP4」における減算部分では、Mは2である。
ZP1−ZP3が、時間/周波数領域において直交するRS1−RS3に対するものであり、ZP4/ZP5が他の干渉に対するものである場合、(ZP1+ZP2+ZP3−ZP4−ZP5)又は(+1,+1,+1,−1,−1)が指示され得る。より多くのオーバヘッドが、−2又は−1/2、又は、他の分数をシグナリングするために使用され得て、これは、PHY DCIシグナリングより、RRC/MAC構成シグナリングに対してより好適であり得ることに留意されたい。追加的又は代替的に、ネットワークは、ZP CSI−RSのタイプをシグナリングし得て、タイプ1は、時間/周波数領域において直交するRSに関するものであり、タイプ2は、タイプ1RSをブランク化するためのリソースに関するものであり、UEは、タイプ1のZP CSI−RS全てを合計し、1を減算して全てのタイプ2ZP CSI−RSの平均を乗算し得る。UEの挙動が規定された特定の実施形態において、ネットワークは、+又は−をシグナリングする必要がある(1又は−1、又は、同等のもの)。
UEは、干渉についての追加の電力増幅/共分散マトリクス/空間相関などに関する更なる知識無しで、IMのための複数のZP CSI−RSのREで干渉が送信されると想定する。UEは、全てのZP CSI−RSのREのエネルギー/電力の加重和(又は平均)が、望ましい干渉仮定に対応すると想定し得る。UEは、望ましい干渉仮定を取得するべく、ZP CSI−RS REのエネルギー/電力の加重和(又は単純平均)を実行し得る。このUEオペレーションは、干渉の更なる知識無しで、干渉がZP CSI−RS REで送信されるというUEの想定の結果であり得る。追加の電力増幅の更なる知識無しで、UEは、IMの各ZP CSI−RSの各REについての0dB電力増幅を干渉が有すると想定し得ることに留意されたい。追加的又は代替的に、ネットワークがUEに対して、ZP1が干渉の第1部分のもの、ZP2が干渉の第2部分のものであるなどの情報を提供する場合、UEは、ZP CSI−RSの意味エネルギーを合計し得て、望ましい干渉仮定に関連する干渉を取得する。ネットワークがUEに対して、ZP1が干渉の第1部分のもの、ZP2が干渉の第2部分のもの、ZP3がZP1及びZP2の共通干渉のものであるなどの情報を提供する場合、UEは、ZP1/ZP2の平均エネルギーを合計し、ZP3の平均エネルギーを減算し、望ましい干渉仮定に関連する干渉を取得し得る。
NZP CSI−RSがCMのNZP CSI−RSと重複しない、NZP CSI−RSに基づくIMの実施形態を提供する。NZP CSI−RSリソース構成(ポート、時間/周波数リソースなど)に加えて、IMのNZP CSI−RSをUEにシグナリングするべく、スクランブルIDはシグナリングされ得て、その結果、UEは、RS信号を抽出し得る(例えば、このRS信号は、CMについての意図した信号と混乱されるべきでなく、ここで、RS信号は、干渉信号としてサービス提供する)。干渉信号が抽出された状態で、UEは、干渉チャネルマトリクスを推定し得る(例えば、この干渉チャネルマトリクスは、CMについて意図したチャネルと混乱されるべきでなく、ここで、干渉チャネルマトリクスは、干渉チャネル測定としてサービス提供する)。
この推定された干渉チャネルマトリクスに基づいて、UEは、干渉抑圧を実行し得る。例えば、潜在的により正確な干渉共分散マトリクスは、干渉除去のために取得され得る。PDSCH電力レベルに対するNZP電力増幅はシグナリングされ得る。例えば、4ポートNZP CSI−RSにおいて、レイヤ1/2は、2個のREでのCDMedであり、レイヤ3/4は、他の2つのREでのCDMedである。各層は、3dBだけ増幅され得て、結果として生じるREあたりの電力は、各RE上の全ての4層を伴う関連するPDSCHと同一である。既定で定義されたUEの想定が、PDSCHレベルへの電力増幅を想定する場合、電力増幅はシグナリングされないことがあり得る。次に、N個のREのN層の合計(各REはn(≦N)層のみを搬送する)で、N/n倍の電力増幅が想定され得る。これは、CDM設計に関連する(例えば、この場合、CDMはあらゆるn層にわたる)。LTE NZP CSI−RSにおいて、n=2であり、DMRSの場合、1/2/4である。NRにおいて、1、2、4、8のCDMは、1、2、4、8、12、16、24及び32のNZP CSI−RSポートについてサポートされる。周波数領域のみのCDM、時間領域のみのCDM、F/T領域CDMがサポートされる。一般的に、CDM値及びそのタイプは、NZP CSI−RSについて、UEへシグナリングされ得る。CDM情報及びNZP CSI−RSポート情報は次に、黙示的な電力増幅を理解するためにUEによって使用され得る。例えば、32ポートNZP CSI−RS及びCDM8について、各層は4増幅される。しかしながら、ネットワークが電力増幅においてより多くの柔軟性を必要とする場合、電力増幅値は、明示的にUEへシグナリングされる必要がある。更に、IMのためのNZP CSI−RSがUEへシグナリングされる場合でも、干渉が十分に強くない(しかし、それでもなお無視できない)ことがあり得るので、UEは、十分な信頼性でNZP CSI−RS干渉信号を抽出することが可能でないことがあり得る。高度な受信機性能が無い、又は、NZP CSI−RS測定性能の限定を有するいくつかのUEも、NZP CSI−RSを抽出することが可能でないことがあり得る。故に、IMのためのNZP CSI−RSは、UEによって抽出可能であることも、そうでないこともあり得て、いずれの場合も、実施形態が提供される。
第1に、IMが1つのNZP CSI−RSに基づき、NZP CSI−RSがCMのNZP CSI−RSと重複しない場合が提供される。UEがIMのNZP CSI−RSを抽出できない場合、NZP CSI−RSについてのUEの挙動及び想定は、ZP CSI−RSのものと同一でないことがあり得る。UEは、干渉信号がIMのNZP CSI−RSで送信され、NZP CSI−RSの各ポートが1つの干渉層に対するものであることを想定し得る。UEは、各干渉層が、#ports/CDMの要素に従って電力増幅されると想定し得る。別の実施形態において、UEは、各干渉層が、0dBだけ電力増幅されること、及び、各REが干渉の全ての層を含むと想定し得る。いずれの場合も、UEは、全てのREの平均化によって取得される干渉状況が、好ましい結果であると想定し得る。
UEは、全てのそのようなREに対して平均化オペレーションを実行し得る。これに応じて、ネットワークは、正確な電力増幅を保証し得る(例えば、#ports/CDMに従う、PDSCHレベルへの増幅)。この値は、UEへシグナリングされることも、そうでないこともあり得る。なぜなら、UEはNZP CSI−RS構成/インジケーションから導出し得るからである。異なる値が受信される場合、UEは上書き/無視し得る。追加的又は代替的に、電力増幅値が#ports/CDMと同一である場合、UEは、平均化を実行し得る。他の値がネットワークによって使用される場合、値がUEへシグナリングされても、UEはなお、干渉の非偏向の推定を取得しないことがあり得る。なぜなら、NZP CSI−RS REにおいて、PDSCHレベルに増幅されない干渉(NZP CSI−RS信号)、及び、PDSCHレベルに増幅される他の干渉及びノイズは、分離可能ではなく、重ね合わされるからである。一方、UEがIMのNZP CSI−RSを抽出し得る場合、UEは、NZP CSI−RSと、残った干渉及びノイズI0とを分離し得る。例えば、UEは、干渉チャネルHI及び規定を推定し得る。
Y=HSS+HISI+I0であり、Yは受信信号であり、HSSは(CMリソースから取得された)意図したチャネルマトリクスと、意図した信号との積であり、HISIは、(NZP CSI−RSのIMRから取得された)干渉チャネルマトリクスと、干渉信号との積であり、I0は、ノイズ及び他の干渉である(例えば、NZP信号HISIに関連する干渉を除く、全ての干渉及びノイズ)。HIは、層ごとに(例えば、UEは、NZP CSI−RSの各ポートが干渉状況に関連すると想定する)、ただし、層を越えることなく、シグナリング測定制限を満たす複数のNZP CSI−RS REを平均化することによって取得され得る。I0の場合、ZP CSI−RSと同一の干渉状況を想定して、全てのIMR REで平均化され得る。上の式に基づいて、UEは、CSI測定及びCQI/RI/PMI計算における干渉抑圧を実行し得る。性能は、信号が抽出可能でないZPベースのIM及びNZPベースのIMより良好であることが予想される。UEはNZP CSI−RSを抽出し得るので、任意の電力増幅値が使用され、UEへシグナリングされ得る。潜在的に高い電力増幅で、HIの推定は、より正確になり得るが、余分な増幅はHIで割引きされ得て、その結果、UEは、より高い干渉を想定しないことがあり得る。しかしながら、いくつかの状況において、この方法は、特定の他の場合をカバーするほど十分にロバストでなく、特定の実施形態において、NZP CSI−RSをPDSCHレベルに増幅することが望ましいことがあり得る。
図22は、本開示の特定の実施形態に係る、CMRと重複していない、複数のNZP CSI−RSに基づく、IMの例2200を図示する。IMの2つのNZP CSI−RSが、この例において図示される(第1は、行2202aに対応し、第2は、行2202bに対応する)。図22は、それぞれ、サービングセル2206、干渉物1 2208、干渉物2 2210、及び、複数の遠隔干渉物2212の観点から、4つの列2204(列2204a、列2204b、列2204c、列2204d)を示す。
NZP CSI−RSにおいて、サービングセルはミュートし、一方で、干渉物(サービングセルと同一セル、又は、サービングセルとは異なるセルであり得る)は、NZP CSI−RSの1つで送信し、他でミュートする。この場合、UEは、IMのためのNZP CSI−RSでサービング信号が送信されず、干渉信号がIMのNZP CSI−RSで送信されると想定する。スクランブルID、層/ポート、CDM、Pcなど、NZP CSI−RS干渉信号情報がUEへシグナリングされる場合、そのような情報はまた、UEによって想定され得る(例えば、CM NZP CSI−RS信号と同様の想定であるが、代わりにIMについての想定である)。特定の実施形態において、干渉信号に関して、UEによって他の想定が行われていない。特定の実施形態において、上の情報のいずれかがUEへシグナリングされない場合、UEは、IMのための関連する想定を行わない。
特定の実施形態は、UEがNZP CSI−RSの両方を抽出可能であり得るか、又は、NZP CSI−RSのいずれも抽出可能でないか、又は、NZP CSI−RSの1つを抽出可能であり得るかに依存する。両方が抽出され得る場合、UEは、両方の干渉チャネルマトリクスH1及びH2を推定し得て、NZP CSI−RSのエネルギー/電力を平均化することにより、残った干渉及びノイズI0を取得し得て、NZP CSI−RS信号を割引きする。I0は、ノイズ及び他の干渉である(例えば、NZP CSI−RS信号のいずれにも関連しない干渉を除く、全ての干渉及びノイズ)。UEは以下を規定し得る。
Y=HSS+H1S1+H2S2+I0
この例において、干渉抑圧/除去は、CSI測定及び計算のために実行され得る。いずれのNZP CSI−RSも抽出されない場合、いくつかの状況において、UEは、NZP1で(I1+I0)を取得し得て、ここで、I1及びI0は、分離可能でなく、UEは、NZP2で(I2+I0)を取得し得て、ここで、I2及びI0は分離可能でない。(I1+I0)及び(I2+I0)の加算は、I0の二重カウントをもたらし得て、潜在的に、適切な技法を平均化する。これは、(I1+I2)/2+I0が、実際のPDSCH干渉状況に対応し得ることを示唆する。マトリクスランクに基づく説明は、これは電力増幅の4倍では可能でなく(その干渉物のPDSCHレベルへの増幅に対応する)、代わりに、これは、NZP CSI−RSの電力増幅の8倍を使用することを示し、ここで、8は、1つの干渉物からの1つのNZP CSI−RSではなく、両方のNZP CSI−RSを占めるNZP CSI−RS干渉信号の再使用要素に由来する。いくつかの状況において、しかしながら、この増幅は、IMのためのNZP CSI−RSの1つで構成された別のUEへのバイアスを引き起こ得て、従って、いくつかの状況においては望ましくないことがあり得る。NZP CSI−RSの1つが抽出される場合(例えば、NZP1が抽出されるが、NZP2は抽出されない)、UEは、NZP1のI1及びI0 を分離し得るが、NZP2の(I2+I0)は分離しない。UEは以下を規定し得る。
Y=HSS+H1S1+(I2+I0)
この例において、干渉抑圧/除去が実行され得る。故に、上述のようなNZP CSI−RSの抽出性に基づいて、異なるUEの挙動を採用することが望ましいことがあり得て、非偏向の干渉推定が困難又は取得可能でない場合があり得る。故に、IMのそのような構成は、実際の状況において、限定された利益を有し得る。
何もCMのNZP CSI−RSと重複していない、1又は複数のNZP CSI−RS及び1又は複数のZP CSI−RSに基づくIMの実施形態が提供される。特定の実施形態において、この手法は、上述の課題のいくつかを克服し得て、あり得るより高い測定のオーバヘッドと引き換えに、IM精度を改善し得る。いくつかの実施形態において、ZP CSI−RSは、NZP CSI−RS IMRでの干渉を全て含む干渉状況を含むように指定される。NZP CSI−RSのいずれかが抽出可能でない場合、ZP CSI−RSが干渉の測定及び平均化に使用され得る。全てのNZP CSI−RSが抽出される場合、NZP CSI−RS干渉信号は、個々に平均化され、次に、全てのNZP CSI−RSで合計され得て、NZP CSI−RSのいずれか、又は、全ての残った干渉及びノイズは平均化され得て、I0を取得する。また、(電力増幅を除去した後に)NZP CSI−RSに関連する信号のエネルギー/電力を減算することによって、平均の残った干渉及びノイズを取得するためにZP CSI−RSが使用され得る。いくつかの他の実施形態において、ZP CSI−RSは、NZP CSI−RS IMRの全ての干渉を除く干渉状況を有するように指定される。
NZP CSI−RSのいずれかが抽出可能でない場合、UEは、全てのNZP CSI−RSが、RSと重複するZP CSI−RSであり、IMの複数のZP CSI−RSと同様であり、全てのNZP CSI−RS及びZP CSI−RSは、非偏向の方式で干渉を取得するために、指定されたオペレーション(平均化、加算、減算)を実行するのに使用され得ると想定し得る。すなわち、全てのNZP CSI−RSは、+とみなされ、全てのZP CSI−RSは−とみなされる。一方、全てのNZP CSI−RSが抽出される場合、NZP CSI−RS干渉信号は個々に平均化され、次に、全てのNZP CSI−RSで合計され、I0を取得するために、NZP CSI−RS及びZP CSI−RSのいくつか又は全ての残った干渉及びノイズは平均化され得る。ネットワーク側では、ネットワークは、NZP CSI−RS/ZP CSI−RS/IMR/CMRを協調し得て、シグナリング(構成/インジケーション)が望ましいIM/CM/CSI/仮定/条件に対応することを保証することを試行する。適切に直交化するべく、NZP CSI−RS及び場合によりZP CSI−RSは、ネットワーク協調及び比較的高い測定オーバヘッドを使用し得る。
上述した実施形態は、重複していないCMR及びIMRのものである。しかしながら、CMR及びIMRが重複し得る場合、以下に説明されるものなど、異なる実施形態が適切であり得る。
いくつかの実施形態は、NZP CSI−RS CMR及びIMRが完全に重複し1つのNZP CSI−RSリソースが構成される状況に適用される。UEは、UEのためのサービング信号が、構成/インジケーションに従ってリソースで送信され、干渉信号がまた、構成/インジケーションに従ってリソースで送信されることを想定し得る。すなわち、UEは、1つのNZP CSI−RSリソースのREの同一の組で、CM及びIMを実行する。この説明全体を通して、NZP又はNZP CSI−RSという用語は、NZP CSI−RS信号、NZP CSI−RSリソース、又は、NZP CSI−RS信号及びNZP CSI−RSリソースの両方を指し得る。一般的に、特定の意味は、用語が使用される文脈から、当業者にとって明らかであろう。いくつかの場合、この開示は、区別を指定する。例えば、重複の場合、CMのNZP信号及びIMのNZP信号は、同一のNZPリソースにある。
図23は、本開示の特定の実施形態に係る、チャネル及び干渉のための重複したCSI−RSリソースの例示的使用事例2300を図示する。1つのNZP CSI−RSリソースは、例として、チャネル測定、及び、干渉測定のために構成され得る。
事前CSI情報に基づいて、gNBは、UEの組のためのスロットn+lでのMU送信を決定する。スロットnのCSI−RSリソースで、gNBは、MUグループにおける各UEのためのビームフォーミングされたCSI−RSを送信する。MUグループにおける各UEは、UEの意図した信号を受信信号から割引きすることによって(例えば、減算することによって)意図した信号及び干渉を取得するためにチャネルを推定し得る。例えば、UE kの観点から、NZP CSI−RSでの受信信号は、
として表現され得て、
はMU干渉であり、Ikはセル間干渉を表し、nkは、熱雑音を表す。いくつかの状況において、NZP CSI−RSリソースは、周囲のセルの間で揃えられ、各セルは、NZP CSI−RSを送信するために同一の機構に従い、項Ikは、将来のPDSCHスロットn+lで経験するであろうセル間干渉を反映し得る。従って、この構成では、gNBは、MU干渉及びセル間干渉を両方含む将来のPDSCHでの干渉を予測可能である。この予測性能の別の例は、図30に関連して以下で説明される。
CSI−RSリソースにおける異なるCSI−RSポート(例えばFDM、CDMを介して直交される)は、異なるユーザに割り当てられ得ることに留意されたい。例えば、この機構は、非PMIフィードバックの場合(例えば、CSI−RSリソースあたりのポートインデックスインジケーションは、ランクあたりのRI/CQI計算に使用されるCSI−RSポートを選択するためにRRCによって構成され得る)に使用され得るが、この開示は、他の状況におけるこの機構の使用を予期する。そのような構成では、割り当てられたCSI−RSポートでのチャネル測定は、他の干渉ポートによって影響を受けないことがあり得る。
図24は、本開示の特定の実施形態に係る、チャネル及び干渉測定のための重複していないCSI−RSリソースの例示的使用事例2400を図示する。UE0の観点から、NZP CSI−RSリソース#0は、チャネル測定のためであり、一方、NZP CSI−RSリソース#1及び#2は、干渉測定のためである。gNBが潜在的なMU信号をNZP CSI−RSリソース#1及び#2でエミュレートするとき、UE0は、これら2つのIMリソースで干渉を測定することによって、MU干渉をプローブし得る。
しかしながら、いくつかの状況において、NZP CSI−RSリソースの組が近隣セルのNZP CSI−RSリソースに揃えられる場合でも、セル間干渉は、このように完全に捕捉されないことがあり得る。
図25は、本開示の特定の実施形態に係る、重複していないCMR及びIMRの構成におけるセル間干渉を示す例示的使用事例2500を図示する。この状況において、セルM2502におけるCSI−RSリソースの構成は、セル02504と同一であり、ここで、リソース#0、#1及び#2は、チャネル測定のために、UEx、UEy、及び、UEzに割り当てられる。セル0におけるユーザはまた、これらのリソースを使用して、セルMからの干渉をプローブする。しかしながら、UE0の観点から、実際にサービス提供するUEy及びUEzであるセルMからのセル間干渉が捕捉される。UExからの干渉を逃すことは、セル間干渉の不正確なプローブをもたらし得る。一方、セル0におけるNZP CSI−RSリソースの組が近隣セルのNZP CSI−RSリソースと直交する場合、UE0は、セルMからのセル内MU干渉及びセル間干渉を測定するべく、IMの5つのNZP CSI−RSリソースで構成され得る。一般的に、M個の干渉セルがUE0の近隣にある場合、各セルはN個のUEをサポートし、IMのための(M+1)N NZP CSI−RSリソースがUE0のために構成され、潜在的に望ましくないオーバヘッド及び複雑性をもたらす。
セル間干渉(特に高速で変動するセル間干渉)のプローブは、NZP CSI−RSベースの干渉測定の重要な特徴であり得る。セル間干渉及び/又はMU干渉のプローブはリンク適合を改善し得る。従って、特に、NZP CSI−RS構成を揃えることが可能なセルのために、より良好なリンク適合のゲインを実現するべく、本開示の実施形態は、チャネル及び干渉測定のために重複したCSI−RSリソースをサポートする。
NZPベースのIMについてのUEの想定及び挙動は、標準的明細書において規定され得る。上述のように、(フォールバックモード及び非フォールバックモードにおける)IMに基づくNZP CSI−RS信号は別々に考慮され得る。IMに基づくNZP CSI−RSリソースについては、重複及び非重複の両方が考慮され得る。
場合1:サービング信号を抽出後にIMが取得される。 この場合、UEはNZP CSI−RSでサービング信号を抽出し、REの残ったエネルギー/電力は、IMを取得するのに使用される。場合1は、以下2つの状況を含む。
場合1−1:IMR及びCMRは完全に重複する。この状況において、UEは、サービング信号を割引きした後の干渉状況が、実際の干渉状況に対応すると想定し得て、IMに関連する更なるオペレーション(全てのIMR REの平均化を除く)は、適切な場合、回避され得る。
場合1−2:IMR及びCMRは部分的に重複する。この状況において、いくつかのIMR REのサービング信号を割引き後、UEは、追加のIMR RE、及び、潜在的に、全てのIMR REでの干渉を取得する。
UEは、場合2(以下で説明)について上述された加算/減算アプローチを採用し得る。これは、追加のネットワークシグナリング及び関連するUEの挙動を使用する。この加算/減算アプローチは、複数のNZP及びZPが使用される場合、複雑になり得る。例えば、3つのNZP及び1つのZPについて、UEは、
を実行し得る。この状況は、上述の複数のZPと同様であり、設計は、加算/減算アプローチに再使用できる。
追加的又は代替的に、UEは、IMの望ましい干渉状況を取得するべく全てのIMR REを平均化することが許容されると想定し得て、ネットワークは、一貫性を保証することを試行し得る。この手法は、UEの想定及び挙動を簡略化し得る。
場合2:サービング信号を抽出することなく、IMがIMRで取得される。 この場合、NZP IMR REは干渉を含み、UEは、IMを取得するべく、NZP REのエネルギー/電力を推定し得る。場合1−2と同様に、加算/減算アプローチが考慮され得るが、より単純な平均化手法を使用することが望ましいことがあり得る。
故に、全ての場合において、UEの挙動は、いくつかの、潜在的には全てのIMR REで平均化されるように統一され得る。この平均化手法はまた、IMのNZP CSI−RS及び/又はZP CSI−RSでUEの挙動を統一し得る。基地局実装は、このように取得されたIMが望ましい干渉状況に対応することを保証することを試行し得る。実施形態は、該当する場合、サービング信号を割引きした後に、全てのNZP CSI−RS/ZP CSI−RS IMR REで、エネルギー/電力の平均化のUEの挙動を標準化することである。
チャネル及び干渉の両方について構成されるCSI−RSリソースについて、減算のオペレーションが規定され得る。次に、意図した信号を減算した後の残りの信号/電力は、一部又は全体の干渉である。
CMではなくIMに構成された(例えば、重複していないIMR及びCMRの場合)、又は、IM及びCMに構成されているがサービング信号が減算されたNZP CSI−RSについて、抽出された干渉ポートの合計又は加重和がUEによって実行され得る。この手法は、干渉物層(例えば干渉送信層)に対応するCSI−RSポートに起因し得て、それにより、合計又は加重和のオペレーションは、潜在的に合計干渉を反映する。適切なネットワーク実装が、この手法を提供するために使用され得る。加重和の一例は、全てのポートで干渉電力を平均化することであり、これは潜在的に、追加のシグナリングサポートを使用しない。
チャネル及び干渉の両方に構成されているCSI−RSリソースについて、UEは、望ましい信号がリソースで、ネットワーク構成/インジケーションに従って送信されると想定し、干渉信号もリソースで、ネットワーク構成/インジケーションに従って送信される。UEは、望ましいNZP CSI−RS信号を抽出することによってリソースでCMを実行し得る。次に、望ましい信号を割引きした後の残りの信号/電力は、UEによって測定される干渉である。
1つより多くのNZP CSI−RSリソースが干渉測定に構成されるとき、UEにNZP CSI−RSリソースでの干渉を適切に組み合わせることを可能にするUEの想定が規定され得る。
図26は、本開示の特定の実施形態に係る、NZP CSI−RSリソースの組の別の構成例2600を図示する。重複していないCSI−RSリソースを例にとると、セル0において、NZP CSI−RSリソース#0、#1、#2は、それぞれ、チャネル測定のために、UE0(2602で示す)、UE1(2604で示す)、及び、UE2(2606で示す)に割り当てられる。各UEについて、CMのCSI−RSリソースを除く他の2つのCSI−RSリソースは、IMRである。
UE0について、リソース#1及び#2での干渉は、それぞれ、
として表現され得る。I1及びI2は、UE1及びUE2の干渉であり、Uinterは、近隣セルからの干渉であり、測定スロットでのダウンリンク干渉を反映し得る。各NZP CSI−RSリソースに関連するより上位層のパラメータpc(powerControlOffset)があり、NZP CSI−RS REからPDSCH REへの電力オフセットとして解釈される。従って、Pc,1、Pc,2を、リソース#1及び#2に関連する電力オフセットとして想定すると、Y1及びY2は、以下のように表され得る。
MU PDSCHからの干渉を測定することが目的なので、加重和のオペレーションは、
として規定され得る。
であるとき、MU及びセル間干渉が結果として生じ得る。Pcが同一である場合、各々は2である(例えば、UEは、IMのNZP CSI−RSでの干渉エネルギーを平均化できる)。代替的に、IMRがリソース#0もカバーし、UEがリソースでのIinterを取得できる場合、UEはIMの全ての3つのNZP CSI−RSで加重和を実行でき、
である場合、非偏向のIMを取得できる。Pcが同一である場合、各々は3である(例えば、UEは、IMのNZPでの干渉エネルギーを平均化し得る)。特定の実施形態において、Pcは、電力増幅について上述した再使用要素である。
IMのNZP CSI−RSの総数、NZP CSI−RSポート、及び、CDM要素などの様々な要素を考慮すると、各層は、#ports/CDMに電力増幅され得て、ここで、#portsは全てのIM NZP CSI−RSであり、CDMは層である。各NZP CSI−RSについて、CDMは同一であり、従って、電力増幅又はPcは、そのNZP CSI−RSの全ての層で同一である。UEは、各干渉層が、#ports/CDMの要素に従って電力増幅されると想定し得る。UEは、全てのそのようなREに対して平均化オペレーションを実行し得る。異なる値が受信される場合、UEは上書き/無視し得る。追加的又は代替的に、電力増幅値が#ports/CDMと同一である場合、UEは、平均化を実行し得る。上の説明から、gNBが、各NZP CSI−RS干渉リソースで正確なpowerControlOffsetを構成するとき、UEは、干渉電力を正確に推定し得る。各NZP CSI−RSリソースについての構成されたpowerControlOffsetのいくつかの制限は適切であり得る。
別の代替形態は、セル間干渉問題の二重カウントを解消するべく追加のZP CSI−RSリソースを導入することである。例えば、セル間干渉の電力は、ZP CSI−RSで推定され得て、|Iinter|2として示され、合計MU及びセル間干渉は
として取得され得る。この例において、powerControlOffsetには制限が無い。しかしながら、この例は、ZP CSI−RSの追加のリソースを使用し、ZP CSI−RSリソースは、gNBの間で慎重に協調され得て、その結果、手法は、UEの意図された干渉状況を正確に捕捉し得る。特定の実施形態において、追加のZP CSI−RSリソースは使用されないが、CMRはまた、IMRとして指定され、UEは、リソースでのIinterを取得できる。
NZP CSI−RSリソースの組がセルの間で揃えられるとき、非偏向セル間干渉測定powerControlOffsetの取得は、必ずしも、MU干渉のリソースで構成又は使用される、又は、gNB実装に残されるとは限らないことがあり得る。全てのNZP CSI−RSリソースの干渉の加重和は、MU及びセル間干渉を正確に反映し得る。
サービングセルにおけるNZP CSI−RSリソースの組が、近隣セルのPDSCHと衝突することが想定されるとき、適切なpowerControlOffsetは、MU干渉を伴う各NZP CSI−RSリソースのために構成され得る。次に、全ての干渉リソースでの干渉の加重和は、MU、及び、セル間干渉のゆっくり変動する部分を反映し得る。特定の実施形態において、IMのNZP CSI−RSリソースを構成するとき、Pc powerControlOffsetが指定され、かつ、PcがNZP CSI−RS電力をPDSCHレベルに増幅させるために選択される場合、スクランブルID、層/ポート、又は、CDM情報は、指定される必要が無いことがあり得る。言い換えれば、Pcは、CDM及び層/ポートについての情報を合計する。Pcは、NZP CSI−RSリソースセットにおける各NZP CSI−RSリソースについて構成され得る。異なるリソースセットでは再使用要素が異なり得るので、異なるNZP CSI−RSリソースセットにおける同一のNZP CSI−RSリソースについて、Pcは異なり得る。すなわち、Pcは、NZP CSI−RSリソースセットに固有であり得るが、NZP CSI−RSリソースに固有ではないことがあり得る。追加のNZP CSI−RS信号情報が構成/指示される場合(例えば、スクランブルID、層/ポート又はCDM情報)、追加のNZP CSI−RS信号情報は、各NZP CSI−RSリソースについて指定され得る。すなわち、追加のNZP CSI−RS信号情報は、NZP CSI−RSリソース固有であり得る。
NZP CSI−RSリソースがチャネル及び干渉測定の両方について構成されるとき、UEは、サービング信号の割引き後、残りの信号が、部分的に又は完全に干渉するであろうと想定する。
IMに構成された各NZP CSI−RSリソースについて、UEは、抽出された干渉ポートの合計又は加重和が、このリソースでの干渉を反映するであろうと想定する。
UEは、干渉測定の全てのリソースでの干渉推定の加重和を想定する。NZP CSI−RS Pcに関連するスケーリング要素が想定され得る。
CSI要求フィールドは、チャネル及び/又は干渉測定についての非周期CSI−RSリソースセットをトリガし得る。これらのCSI−RSリソースセットのうちのどのリソースセットがチャネル測定のためであり、どれが干渉測定のためであるかを指示することが望ましいことがあり得る。以下は、これをアドレス指定するための、2つの例示的なオプションである。
オプション1:CSI要求フィールドの各トリガ状態は、{CSIレポート設定、チャネルのCSI−RSリソースセット、干渉のCSI−RSリソースセット}の組み合わせを反映し得る。
オプション2:CSI要求フィールドの各トリガ状態は、CSIレポート設定を指示し得て、このCSIレポート設定は、CSI−RSリソースセットに関連する。DCIにおける追加のビットフィールドは更に、チャネルのリソースセット及び干渉のリソースセットを選択し得る。
両方のオプションは、NZP CSI−RSベースの干渉測定をサポートし得る。オプション2は、チャネル又は干渉測定のCSI−RSリソースの選択について、更なる柔軟性を提供し得る。オプション1は、十分なトリガ状態がCSI要求フィールドにおいてサポートされるとき、同一の柔軟性を実現し得る。しかしながら、RRCシグナリングは、各測定仮定及びレポート設定に対応する各状態を構成し得る。コンポーネントキャリアをトリガ状態にするとき、RRCシグナリングオーバヘッド及び構成の複雑性が考慮され得る。故に、CSI要求フィールドに隣接する場所で(又はそれに関して別の好適な場所における)、チャネル測定のためのリソースセット、及び、干渉測定のためのリソースセットを更に選択するための、DCIにおける追加のビットフィールドが導入され得る。
いくつかの実施形態において、CM/IMの全てのNZPリソースには同一のスクランブルIDが割り当てられ、これは、UE受信オペレーションを簡略化し得る。NZP CSI−RSリソースセットには、同一のスクランブルIDが割り当てられ得る。特定の実施形態において、全てのリソースはIMに使用され、いくつかの層及び/又はいくつかのリソースはCMに使用される。異なるUEは、MUモードでペアリングされる場合、同一のスクランブルIDを共有する。近隣における複数のTRPは、プローブリソースでの同一のスクランブルIDを共有し得る。
CSIレポート設定は、DCIを介してトリガされ得る。CSIレポートトリガがCSI−RSリソーストリガと共に共同で指示される場合、DCIにおけるIEは、CSI−RSリソース及びCSIレポート設定の両方を指示し得る。さもなければ、2つの別個のIEが使用され得る。gNB側でのCSI受信遅延を保存するべく複数のCSIにレポートするように、CSIレポート設定の数は、1つより多いことがあり得る。一実施形態において、DCIはCSI−RSリソースセットをトリガし得る。この組は、IMに使用され得て、追加のDCIビットは、CMの組のサブセットを指示する。故に、特定の実施形態において、CMRは、IMRのサブセットであり得る。別の実施形態において、DCIは、CSI−RSリソースセットをトリガし得る。この組は、CM及び/又はIMに使用され得て、追加のDCIビットは、CMの組のサブセットを指示し、追加のDCIビットは、IMの組のサブセットを指示する。別の実施形態において、DCIは、CSI−RSリソースセットをトリガし得る。この組は、CMに使用され得て、追加のDCIビットは、IMRとしてZP/NZP CSI−RSリソースを指示する。この開示は、特定の実装に係る、任意の好適な方式で実行されるCMR/IMR/CQI測定/レポート/レートマッチングのための構成及びインジケーションを予期する。
上述の特定の実施形態は、REでの、又は、CM及び/又はIMのためのREでのNZP CSI−RS信号に関連するエネルギー/電力を指す。このエネルギー/電力は、リソースエレメントあたりのエネルギー(EPRE)と称され得る。ダウンリンク電力制御は、EPREを決定し得る。REエネルギーという用語は、サイクリックプレフィックス挿入前のエネルギーを示す。REエネルギーという用語はまた、適用される変調スキームについて、全てのコンスタレーションポイントで取られた平均エネルギーを示す。アップリンク電力制御は、物理チャネルが送信されるSC−FDMAシンボルでの平均電力を決定する。
RSRP及びRSRQ測定の目的で、UEは、異なるセル固有RS電力情報が受信されるまで、ダウンリンクセル固有RS EPREがダウンリンクシステム帯域幅で一定であり、検出信号送信を伴う全てのサブフレームで一定であると想定し得る。
ライセンスドアシステッドアクセス(LAA)スモールセル(Scell)ではないセルについて、UEは、異なるセル固有RS電力情報が受信されるまで、ダウンリンクセル固有RS EPREがダウンリンクシステム帯域幅で一定であり、全てのサブフレームで一定であると想定し得る。
より上位層によって提供されるパラメータreferenceSignalPowerによって与えられるダウンリンクセル固有基準信号EPREは、ダウンリンク基準信号送信電力から導出され得る。ダウンリンク基準信号送信電力は、オペレーティングシステム帯域幅においてセル固有基準信号を搬送する全てのREの電力寄与(W)のリニア平均として規定される。
LAA SCellについて、UEは、サブフレームn−1の少なくとも第2スロットの全てのOFDMシンボルが占有される場合、サブフレームnにおけるダウンリンクセル固有RSのEPREは、サブフレームn−1におけるダウンリンクセル固有RSのEPREと同一であると想定する。
各OFDMシンボルについての、PDSCH REのうちのPDSCH EPREとセル固有RS EPREとの比(ゼロEPREのPDSCH REには適用可能でない)は、以下の表2及び表3によって与えられるOFDMシンボルインデックスに従って、ρ
A又はρ
Bのいずれかによって示される。
表2:対応するPDSCH EPREとセル固有RS EPREとの比がρ
A又はρ
Bによって示される、非MBSFNサブフレームのスロットにおけるOFDMシンボルインデックス
表3:対応するPDSCH EPREとセル固有RS EPREとの比がρ
A又はρ
Bによって示される、MBSFNサブフレームのスロットにおけるOFDMシンボルインデックス
加えて、ρ
A及びρ
BはUE固有である。
チャネル及び干渉測定の時間領域における測定制限の実施形態が提供される。様々なNR状況における豊富なチャネル状態のフィットの柔軟性を考慮して、構成可能スロットの数による測定制限をNRにおいて考慮できる。更に、ビームフォーマーの変化は、例えば、TRPがビームインジケータ(例えば、CRI)又はUEによってレポートされる同様のものに従って新しいビームを適用することなど、特定のイベントに関連し得る。他のイベントは、測定及び/又はリソースのRRC再構成を含む。そのようなイベントが生じるとき、UEがイベントの前及び後の測定を平均化するのではなく、チャネル測定をリセットすることが適切であり得る。故に、関連イベントに起因する時間領域チャネル測定リセットがサポートされ得る。
時間領域チャネル測定制限についての上述と同様の理由から、時間領域チャネル測定制限の可能な構成と揃えるべく、構成可能な数のスロットによる干渉測定制限は、NRにおいて考慮できる。
故に、特定の実施形態において、構成可能な数のスロットが、CRI及び/又は測定/リソース構成における変化に起因する、時間領域チャネル/干渉測定制限及び時間領域測定リセットのためにサポートされる。いくつかの状況において、スロット値範囲は、少なくとも{1スロット、非制限スロット数}を含み得る。{1,n,2n,3n,...,非制限スロット数}など、スロット数の線形的増加がサポートされ得て、ここで、n=5又は10である。2ビットでは{1,2,4,...,非制限スロット数}、又は、3ビットでは{1,2,4,8,16,32,64,...,非制限スロット数}など、スロット数の非線形的な増加がサポートされ得る。ここでのスロットの数は、測定リソースを有するスロットの数であり、測定リソース無しのスロットを除外することに留意されたい。
一方、複数のサービスが全体の周波数帯の異なる部分に存在する状況において、周波数領域チャネル測定制限が考慮され得る。帯域幅全体でのチャネル測定が可能であるが、特定のサービスが、UEについて、1又はいくつかの帯域幅部分を測定することが適切であり得る。これに関して、周波数領域におけるチャネル測定の制限は有益であり得る。
複数の帯域幅部分は、UEに構成され得て、各帯域幅部分は、関連サービスをサポートするために特定の数(numerology)に対応する。複数の帯域幅部分のうち少なくとも1つがアクティブ化され得て、一方、一斉にアクティブ化された異なる数の複数の帯域幅部分も考慮され得る。帯域幅部分構成のこの柔軟性により、周波数領域チャネル測定制限は、部分的帯域幅測定に適用可能であり得る(例えば、全帯域幅のうち1又は複数の帯域幅部分に測定が制限される)。
特定の実施形態は、帯域幅部分における更なる測定制限を予期する。例えば、ビーム管理において、UEグループ固有のCSI−RSは、リンクの全体のバンド又は特定のサブバンドをカバーし得る。UE固有CSI−RSは、例えば正確なビーム情報及び/又はCSIを提供し、また、他のFDM−ed送信への影響を回避するべく、周波数リソースにおいて、特定のUEに割り当てられ得る。これに関して、帯域幅部分より小さいCSI−RS帯域幅が考慮され得て、従って、帯域幅部分における、CSI−RS構成帯域幅での周波数領域チャネル測定制限が適切であり得る。
CSI−RSは、UEの帯域幅部分より小さい帯域幅で構成され得る。このように、チャネル測定リソース及び干渉測定リソースは、帯域幅部分に等しい、又は、より小さいことがあり得るこれらのそれぞれの帯域幅で構成できる。導出されたCSIでは、NZP CSI−RS IMR帯域幅は、NZP CSI−RS CMRの帯域幅と同一であり得る。さもなければ、例えば帯域幅部分2のNZP CSI−RS IMRではなく、帯域幅部分1において構成されたNZP CSI−RS CMRに基づいてCQIを計算することは合理的でないことがあり得る。従って、特定の実施形態において、UEは、帯域幅がチャネル測定リソースの帯域幅と同一でない干渉測定のためのNZP CSI−RSリソースを受信することを予測しないことがあり得る。
CSI−RS帯域幅を介した測定制限のシグナリングに関して、様々な技法が実行され得る。例えば、RBGの粒度で、ビットマップが使用され得る。ビットマップの長さは、RBG/CSI−RS帯域幅、及び、対応するRBGサイズに依存する。連続的CSI−RS帯域幅について、帯域幅の開始位置及び長さは、例えばRBの粒度に基づいてUEに構成できる。
構成可能な数のサブバンドにおけるCSI−RSリソースでのチャネル及び干渉測定制限がサポートされ得て、CSI−RSリソースが、帯域幅部分より小さい構成された帯域幅を有する場合、チャネル及び干渉測定は、構成された帯域幅におけるCSI−RSリソースに制限され得る。
特定の実施形態において、UEは、シグナリングが発見された場合、CSIレポートの専用シグナリングによって指示されるRS(CRS、CSI−RSを含む)リソースで、さもなければCRSで、CSIレポートのためのチャネル/信号/RRM/RLM測定を実行すると想定され得る。更に、信号/チャネル測定リソースを制限するためにリソース制限測定サブセットがシグナリングされる場合(しかしながら、3GPPでは概して、リソース制限測定は、信号/チャネル測定リソースを制限することでなく、干渉測定リソースを制限するためであることに留意されたい)、UEは、指示されたサブセットにおけるその信号/チャネル測定を更に制限することが想定される。実施形態において、eNB(又は他のネットワークノード)は、UEに3つのNZP CSI−RSリソースを構成し得て、NZP CSI−RSリソースには、信号測定のためのCQIレポートが割り当てられないことがあり得る(場合によっては干渉測定も無い)。ような場合、UEは、特にeNB(又は他のネットワークノード)によってシグナリングされない限り、チャネル/信号/RRM/RLM測定を(干渉測定も)このリソースで実行しないと想定される。例えば、UEがPDSCHを受信及び復調/復号するとき、UEは、NZP CSI−RSリソースとして指示されるが任意のCQIにリンクされていないREのレートマッチング及び/又は破棄を実行することが想定される。それらのREにおいて、eNB(又は他のネットワークノード)は、シグナリングされたCSI−RS内容に限定されない信号を送信することを決定できるが、ブランク化を選択し得る(例えば、その結果、別のポイント/セルからのCSI−RSリソースは、このポイント/セルからの干渉無しで送信し得る)、又は、特殊な信号を送信することを選択し得る(例えば、その結果、別のポイント/セルからのCSI−RSリソースは、このポイント/セルからの望ましい干渉を認識し得て、UEは望ましい干渉測定を実行できる)。
例えば、HetNet強化型セル間干渉制御(eICIC)において、ピコUEは、CSI−RSリソースでの測定に基づいて、マクロミュートを有するCQI、及び、マクロ干渉を有するCQIをレポートすることを試行し得る。特定の実施形態において、UEがマクロミュートに関連するCSI−RSリソースでの干渉を測定するとき、マクロは、概ブランクサブフレームにある必要が無い。しかしながら、マクロが対応するREでブランク化し、任意のCQIレポートにリンクされていないNZP CSI−RSリソースとしてこれらのREをマークすることを選択することが適切であり得て、その結果、マクロUEはこれらのREでレートマッチングし得る。同様に、UEがマクロ干渉に関連するCSI−RSリソースで干渉を測定するとき、マクロは、非概ブランクサブフレームにある必要は無い。しかしながら、マクロは、対応するREでの任意の選択された信号送信し得て、任意のCQIレポートにリンクされていないNZP CSI−RSリソースとして、これらのREをマークすることを選択でき、その結果、マクロUEはこれらのREでレートマッチングし得る。
同様に、超強化型セル間干渉制御(FeICIC)において、低減された電力のマクロ干渉に関連するCSI−RSリソースでの干渉をピコUEが測定するとき、マクロは、概ブランクサブフレームにある必要は無いが、対応するREで低減された電力で送信し得る。マクロは、任意のCQIレポートにリンクされていないNZP CSI−RSリソースとして、これらのREをマークすることを選択でき、その結果、マクロUEは、これらのREでレートマッチングし得る。同様に、協調ビームブランク化(CBB)又は他の半静的構成干渉協調スキームにおいて、空間/ビームフォーミング/ビームブランク化パターンを伴うマクロ干渉に関連するCSI−RSリソースでの干渉をUEが測定するとき、マクロは、パターンに従ってPDSCHを送信する必要が無い。しかしながら、マクロは、対応するREでのパターンに従って送信し得て、任意のCQIレポートにリンクされないNZP CSI−RSリソースとして、これらのREをマークすることを選択でき、その結果、マクロUEは、これらのREでレートマッチングし得る。言い換えれば、任意のCQIレポートにリンクされていないNZP CSI−RSリソースを構成することはeNBが、eNBのUEのオペレーションに影響することなく、これらのREでの望ましい干渉を「エミュレート」又は「模擬」することを可能にし得る。任意のCQIレポートにリンクされていないNZP CSI−RSリソースを構成することはまた、eNBが、後方互換性がないことがあり得るそれらのREでのオペレーションを実行することを可能にし得る。言い換えれば、CQIレポートに使用されないUEへ非ゼロ電力CSI−RSリソースをシグナリングすることは、ネットワークが、UEの挙動に影響することなく、REミュート又は干渉エミュレーション又は非互換性送信を透過的に実行するための方式である。以下で説明するように、それを行う別の方式は、CQIレポートに使用されないUEへZP CSI−RSリソースをシグナリングすることでわる。この目的でNZP CSI−RSリソースを使用することの考えられる利点は、(例えば、周期、サブフレームオフセット、アンテナポートの数の観点で)NZP CSI−RSリソースが、ZP CSI−RSリソースより柔軟に構成できることであるが、より高いシグナリングオーバヘッドを伴い得る。
特定の実施形態において、UEは、(シグナリングされる場合、各リソース制限測定サブセットにおける)CSIレポートのチャネル/信号測定のシグナリングCSI−RSリソースが、1つのチャネル/信号条件に対応すると想定し得る。チャネル/信号測定のためにUEへシグナリングされるCSI−RSリソースは、明示的又は暗示的に、固有のCSI−RSインデックスに関連し得る。例えば、CRSリソースは、0として暗示的にインデックス化され得る。いくつかの実施形態において、eNB(又はネットワークエレメント)は、NZP CSI−RSリソースがゼロ(無し)、1、又は、より大きいPc値に構成されることを可能にする。上述のように、UEがCSIフィードバックを導出するとき、Pcは、PDSCH EPREと、CSI−RS EPREとの想定比率であり得る。特定の実施形態において、Pcは、ステップサイズが1dBである−8〜15dBの範囲の値をとり、ここで、PDSCH EPREは、TS36.213の表5.2−2及び表5.2−3において指定されるように、PDSCH EPREとセル固有RS EPREとの比がρAによって示されるシンボルに対応する。言い換えれば、Pc値は、関連CQIレポートを計算するためにUEによって使用され得て、CQIフィードバック値が共通チャネル/信号/干渉測定リソースに基づく場合でも、異なるPc値は、異なるCQIフィードバック値をもたらす。
複数のCQIレポートの可能性があるが、同一のNZP CSI−RSリソースがCQIレポートの信号/チャネル測定に構成されるとき、1より多くのPc値が同一のNZP CSI−RSリソースに構成されることを可能にすることは、UEが、CQIレポート特定Pc値を有する各CQIレポートを計算することを可能にし得る。1又は複数のPc値がNZP CSI−RSリソースに関連付けられることを可能にする、別の考えられる利点は、このリソースが、リソース制限測定のための2つの異なるCQIレポートを生成するのに使用され得る、すなわち、各CQIレポートがPc値に関連付けられ得ることである。Pc値がNZP CSI−RSリソースに構成されない場合、UEは、CSI−RS REでレートマッチングを実行することが想定され得る。CSI−RS REでレートマッチングを実行するためにUEをシグナリングする他の方式は、そのように指示するためのビットなどで、又は、CQIレポートをこのCSI−RSリソースにリンクしないことによって使用され得る。
干渉測定に関して、3GPPにおいて、干渉測定リソースのためにNZP CSI−RSリソース又はZP CSI−RSリソースのいずれか又は両方を使用することが提案された。ZP CSI−RSリソースが干渉測定に使用される場合、各干渉測定リソースは、ZP CSI−RSリソースにおける4個のREリソースであり、ZP CSI−RSリソースの16ビットビットマップの1つのビットに関連することが、概して提案された。そのような4個のRE測定リソースユニットは、干渉測定リソース(IMR)、又は、チャネル状態情報干渉測定(CSI−IM)リソース、又は、干渉測定のためのZP CSI−RSリソースと称され得る。実施形態において、eNB(又は他のネットワークノード)は、ゼロ、1、又は複数のNZP CSI−RSリソース、及び/又は、専用シグナリングによるCSIフィードバックのために、ゼロ、1、又は複数のZP CSI−RSリソースが干渉測定のためのUEに構成されることを可能にできる。実施形態において、干渉測定のためのUEのNZP CSI−RSリソース及び/又はZP CSI−RSリソースの総数は、専用シグナリングによって構成される。実施形態において、干渉測定のためのUEのZP CSI−RSリソースの総数は、専用シグナリングによって構成される。実施形態において、UEのZP CSI−RSリソースの総数(干渉測定の目的に限定されるものではない)は専用シグナリングによって構成される。任意のそのような総数の最大は、規格の仕様において予め規定され得る、又は、以下のように指定され得る。
別の実施形態において、干渉測定のためのUEのNZP CSI−RSリソース及び/又はZP CSI−RSリソースの最大数は、規格の仕様、例えば、2、3、4又はより多くの数で予め規定される。eNB/MME/CoMPセットコントローラは更に、専用シグナリングを介して実際の最大数を限定し得る。例えば、規格の仕様は、最大数を4として予め規定し得るが、CoMPセットコントローラは、CoMPセットコントローラによって制御されるeNB(又は他のネットワークノード)に、実際の最大数が2であるとシグナリングし得る。eNB(又は他のネットワークノード)は、専用シグナリングを介してUEに通知する。別の実施形態において、干渉測定のためのUEのNZP CSI−RSリソース及び/又はZP CSI−RSリソースの最大数に対する限定が指定/シグナリングされない。しかしながら、干渉測定のためのUEのNZP CSI−RSリソース及びZP CSI−RSリソースの実際の最大数は実際には、例えば、UEのCSI−RSリソースの総数によって限定され得る。
実施形態において、UEのNZP CSI−RSリソース及び/又はZP CSI−RSリソースの総数は、専用シグナリングによって構成される。別の実施形態において、UEのNZP CSI−RSリソース及び/又はZP CSI−RSリソースの最大数は、規格の仕様、例えば、2、3、4又はより多くの数で予め規定される。eNB/MME/CoMPセットコントローラは更に、専用シグナリングを介して実際の最大数を限定し得る。例えば、規格の仕様は、最大数を4として予め規定し得るが、CoMPセットコントローラは、CoMPセットコントローラによって制御されるeNB(又は他のネットワークノード)に、実際の最大数が2であるとシグナリングし得る。eNB(又は他のネットワークノード)は、専用シグナリングを介してUEに通知する。別の実施形態において、UEのNZP CSI−RSリソース及び/又はZP CSI−RSリソースの最大数に対する限定が指定/シグナリングされない。
上述のように、いくつかの実施形態において、干渉測定のためのZP CSI−RSリソースの数の構成が、(干渉測定及び/又はREミュート及び/又は他の目的に使用され得る)ZP CSI−RSリソースの数の構成に無関係であることは許容され得る。これは、干渉測定のためにZP CSI−RSリソースを、及び、干渉測定に限定されない目的でZP CSI−RSリソースを構成する、より大きな柔軟性を提供し得るので、有益であり得る。しかしながら、これは、干渉測定のためのZP CSI−RSリソース、及び、ZP CSI−RSリソースの別個のシグナリングを示唆し得る。
いくつかの実施形態において、eNB(又は他のネットワークノード)は、UEのためのCSIレポートが、専用シグナリングによる干渉測定のために、ゼロ、1、又は、より多くのNZP CSI−RSリソース、及び/又は、ゼロ、1、又は、より多くのZP CSI−RSリソースで構成されることを可能にできる。UEへの専用シグナリングによって、CSIレポートのための干渉測定に構成されるCSI−RSリソースが無い又はゼロである場合、UEは、CRSに基づくCSIレポートのために干渉測定を実行することが想定される。
実施形態において、干渉測定を構成するためのUEへの専用シグナリングは、CSI−RS構成と共にシグナリングできる。例えば、CSI−RS構成において、干渉測定のためにこのCSI−RSリソースがどのCQIレポートに使用されるかを指示するためにフィールドが追加され得る。CQIレポートは、別個のシグナリングにおいて構成され得て、インデックス化され得て、インジケーションは、CQIレポートのインデックスに基づき得る。しかしながら、CSI−RSリソースが変更/追加/除去されるとき、CQIレポートを再構成することが適切であり得る。CQIレポートが再構成/追加/削除されるとき、いくつかのCQI構成情報がCSI−RS構成と共にシグナリングされるので、CSI−RS構成を再シグナリングすることが適切であり得る。
実施形態において、干渉測定を構成するためのUEへの専用シグナリングは、CQIレポート構成と共にシグナリングできる。例えば、このCQIレポートの干渉測定のためにどの(ZP又はNZP)CSI−RSリソースが使用されるかを指示するべく、CQIレポート構成において、フィールドが追加され得る。干渉測定に使用されるCSI−RSリソースは、別個のシグナリングにおいて構成され得て、インデックス化され得て、インジケーションは、リソースのインデックスに基づき得る。この場合、CQIレポートが再構成/追加/削除される場合、CSI−RS構成を再シグナリングすることが適切であることも、適切でないこともあり得る。実施形態において、UEに干渉測定を構成する専用シグナリングは、CQIレポートを干渉測定のための関連CSI−RSリソースにリンクするビットマップ、又は、干渉測定のためのCSI−RSリソースを関連CQIレポートにリンクするビットマップであり得るCQI/CSI−RS構成シグナリングとは別個にシグナリングされ得る。インジケーションは、リソースのインデックス、及び、CQIレポートのインデックスに基づき得る。この場合、CQIレポートが再構成/追加/削除される場合、CSI−RS構成を再シグナリングすることが適切であることも、適切でないこともあり得る。
更に、UEは、シグナリングが発見された場合、CSIレポートのための専用シグナリングによって指示されるRS(CRS、CSI−RSを含む)リソースで、さもなければCRSで、CSIレポートのための干渉測定を実行することを想定され得る。更に、リソース制限測定サブセットがシグナリングされる場合、UEは、指示されたサブセットにおける干渉測定を更に制限することを想定され得る。実施形態において、eNB(又は他のネットワークノード)は、UEのための3つのCSI−RSリソースを構成し得て、CSI−RSリソースは、信号測定のための、干渉測定のためでないCQIレポートを割り当てられないことがあり得る。そのような場合、特にeNB(又は他のネットワークノード)によってシグナリングされない限り、UEは、このリソースで任意の測定を実行することを想定されない。
例えば、PDSCH受信のために、UEは、干渉測定のためのリソースとして指示されるがCQIレポートに関連付けられていないREのレートマッチング及び/又は破棄を実行することが想定され得る。それらのREにおいて、eNBは、シグナリングされたCSI−RS内容に限定されない信号を送信することを決定できるが、ブランク化を選択し得る(例えば、その結果、別のポイント/セルからのCSI−RSリソースは、このポイント/セルからの干渉無しで送信し得る)、又は、特殊な信号を送信し得る(例えば、その結果、別のポイント/セルからのCSI−RSリソースは、このポイント/セルからの望ましい干渉を認識し得て、UEは望ましい干渉測定を実行できる)。NZP CSI−RSリソースが干渉測定のためのUEにシグナリングされる場合、UEはまた、干渉測定を実行するとき、UEがそのCSI−RSの信号を除去すると想定されるかどうかを専用シグナリングすることによって通知される。この想定は、専用シグナリングにおけるビットを使用して指示され得る。更に、干渉測定のためにUEにシグナリングされるCSI−RSリソースは、明示的又は暗示的な固有のCSI−RSインデックスに関連し得る。例えば、CRSリソースは、0として暗示的にインデックス化され得る。
CSI構成及び計算に関して、eNB(又は別のネットワークノード)は、1又は複数のCQIレポートが、専用シグナリングによってUEに構成され得ることを可能にする。実施形態において、UEのためのCQIレポートの総数は専用シグナリングによって構成される。別の実施形態において、UEのためのCQIレポートの最大数は、例えば、2又は3又は4又はより多くのUEのためのCQIレポートなどの規格の仕様において予め規定される。別の実施形態において、eNBは、限定をUEのためのCQIレポートの最大数に明示的に指定しない。いくつかの実施形態において、eNB(又は他のネットワークノード)は、UEのためのCQIレポートが、専用シグナリングを介するなどによって、レポート期間、サブフレームオフセット、及び、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)モードでは周期的になるように、及び/又は、PUSCHモードでは非周期になるように構成されることを可能にし得る。
複数のCQIレポートが複数のCSI−RSリソース及び場合によってはCRSリソースに基づいてフィードバックされるとき、例えば、専用シグナリングを介して、CQIレポートを基準信号に適切にリンクすることは適切であり得る。例えば、UEについて、eNB(又は他のネットワークノード)は、CQIレポートが、リリース10のようなCRSリソースの信号/チャネル測定、又は、ゼロ、1、又は、複数のNZP CSI−RSリソースの信号/チャネル測定に基づいて、及び、リリース10のようなCRSリソースの干渉測定、又は、ゼロ、1、又は、複数のNZP及び/又はZP CSI−RSリソースの干渉測定に基づいて構成されることを可能にし得る。UEのためのRSにCQIをリンクするシグナリングがCQIレポートについて発見されない場合、UEは、CRSに基づいてCQIレポートを計算することを想定し得る。
IMのためのNZP CSI−RSは、MU−MIMO及び他のアプリケーションのための、プローブ/プリスケジューリング/エミュレーションベースのリンク適合を容易にするための重要なエレメントとして、リリース15においてサポートされる。1つの問題は、IMのためのNZP CSI−RSが構成されるときのサブバンド測定想定/挙動である。ここで、サブバンドは、帯域幅及び構成に応じて、4、8、16又は32のPRBを含む。しかしながら、UEペアリング及び/又はNZP CSI−RSランク/プリコーディングは概して、異なるサブバンドでは異なり得る。例えば、各プリコーディングリソースブロックグループ(PRG)(例えば、2又は4個のPRB又はワイドバンドを含む)は、任意の他のPRGとは異なるプリコーディングを有し得る。異なるUEペアリング及び/又はNZP CSI−RSランク/プリコーディングを伴うサブバンドでの平均化は、サブバンドのための任意の意味ある測定結果を生成しないことがあり得る。従って、特定の実施形態において、異なるUEペアリング及び/又はNZP CSI−RSランク/プリコーディングを伴うサブバンドでの平均の計算を禁止することが適切であり得る。
サブバンドCSIレポートがサポートされるが(例えば、TS38.214の5.2.1.4を認識)、規格は、サブバンドのプリコーディングでUEの想定を規定せず、また、UEサブバンド測定挙動を調節しない。すなわち、ワイドバンド又はサブバンドレポートのいずれかについて、典型的には、UEは第1に、各サブバンドについて測定を生成し、次に、各サブバンドについて、1又は複数の数をレポートすることを導出する(例えば、CQI)。第1段階において、サブバンド測定は、規格で指定されない現在のサブバンド又は複数のサブバンドに基づいて生成され得る。故に、それは概して、UE実装次第であり、いくつかのUE実装では、UEは、いくつかの他のサブバンドを利用して、1つのサブバンドレポートを生成し得て、いくつかのUE実装について、UEは、いくつかの他のサブバンドを利用して1つのサブバンド測定を生成し得て、これは、誤った結果をもたらし得る。以下では、これらの誤った結果を低減又は除去するためのいくつかの可能な実施形態を説明する。
実施形態において、IMのNZP CSI−RSが構成され、PMI無しのCQIレポートが構成される場合、UEは、CSIレポートバンドにおける各サブバンドが、任意の他のサブバンドとは異なる、(CMのためのNZPに関連する)信号送信想定、及び、(IMのためのNZPに関連する)干渉送信想定に関連し得ると解釈し得る。結果として、UEは、NZP CSI−RSリソースでの信号/干渉を推定するとき、複数のサブバンドで盲目的に処理を実行しない。この実施形態は、その測定オペレーションについて、UEの想定を指定する。
実施形態において、上の信号送信想定は、NZPポートプリコーディングのUEの想定である。言い換えれば、干渉測定がNZP CSI−RSで実行される場合、及び、関連するCSI−ReportConfigが、「cri−RI−CQI」に設定された上位層のパラメータreportQuantityで構成される場合、UEは、CSIレポートバンドのサブバンドについて、チャネル測定のために、CSIレポートバンドの任意の他のサブバンドでのプリコーディングマトリクスとは異なるNZP CSI−RSリソースのポートを形成するべく、プリコーディングマトリクスが適用されると想定し得る。同様に、UEは、CSIレポートバンドのサブバンドについて、チャネル測定のために、CSIレポートバンドの任意の他のサブバンドでのプリコーディングマトリクスとは異なるNZP CSI−RSリソースのポートを形成するべく、プリコーディングマトリクスが適用されると想定し得る。
実施形態において、周波数領域粒度は、サブバンドではなく、関連DMRSのPRG、サブバンド数のバンドル(例えば、2、4、又は8)、又は、ネットワークによってシグナリングされる複数のサブバンドである。上位層パラメータreportQuantityが「cri−RI−CQI」に設定されたCSI−ReportConfigで構成されたUEについて、規格(TS38.214)は、ランクのCQIを計算するとき、UEは、選択されたCSI−RSリソースについてそのランクについて指示されたポートを使用するものと指定し、指示されたポートのプリコーダは、アイデンティティマトリクスであると想定されるものとする。これは、この実施形態における想定と矛盾しない。なぜなら、NZPのポートを形成するために適用されたプリコーディングマトリクスは、必ずしも、CQIを導出するためにNZPのポートについてUEによって想定されるプリコーディングマトリクスではないからである。
実施形態において、IMのNZP CSI−RSが構成され、PMI無しのCQIレポートが構成される場合、UEは、CSIレポートバンドにおける各サブバンドにおいて、信号送信想定及び干渉送信想定があると解釈し得る。その結果、UEは、NZP CSI−RSリソースで信号/干渉を推定するとき、1つのサブバンドにおける処理を実行し得る。この実施形態は、その測定オペレーションについてUEの想定を指定する。言い換えれば、UEは、1つのサブバンドにおけるNZPのポートを形成するための共通プリコーディングを想定でき、UEがこのサブバンドでの測定を支援するべく他のサブバンドでのNZPを組み込むことを試行する場合、UEは、これらのサブバンドでの受信されたNZPに基づいて有効を検証する必要がある。複数のサブバンドが、ポートを形成する同一プリコーディングを有するUEが推定できる場合、UEは、1つのサブバンドの測定のために、これらのサブバンドで平均化/処理を行うことができ、さもなければ、UEは、サブバンドにおけるNZPに基づいて測定を制限する。上と同様に、周波数領域粒度は、サブバンドと異なり得る。故に、UEが干渉測定のためのNZP CSI−RSリソース設定で構成され、関連するレポート数がcri−RI−CQIであるとき、UEは、CSIレポートバンドのサブバンドにおけるPRBについて、チャネル測定のNZP CSI−RSリソースのポートを形成するべく、単一のプリコーディングマトリクスが適用され、干渉測定のNZP CSI−RSリソースのポートを形成するべく、単一のプリコーディングマトリクスが適用されると想定し得る。
実施形態において、IMのNZP CSI−RSが構成され、サブバンドCQIレポートが構成される場合、UEは、CSIレポートバンドにおける各サブバンドが、別のサブバンドとは異なる信号送信想定及び干渉送信想定に関連すると解釈し得る。すなわち、UEが、干渉測定のためのNZP CSI−RSリソース設定で構成され、cqi−FormatIndicatorがsubbandCQIとして構成されるとき、UEは、チャネル測定のためのNZP CSI−RSリソース、及び、干渉測定のためのNZP CSI−RSリソースのCSIレポートバンドにおける各サブバンドでの異なるプリコーディングを想定し得る。追加的又は代替的に、UEは、CSIレポートバンドのサブバンドにおけるPRBについて、チャネル測定のためのNZP CSI−RSリソースのポートを形成するべく、単一のプリコーディングマトリクスが適用され、干渉測定のためのNZP CSI−RSリソースのポートを形成するべく、単一のプリコーディングマトリクスが適用されることを想定し得る。上と同様に、周波数領域粒度はサブバンドと異なり得る。
実施形態において、測定制限構成、又は、IMのためのNZP CSI−RS、及び、PMI無しのCQIレポートなど、他の構成の組み合わせに従って、(例えば各サブバンドについて)周波数領域における測定を制限するようにUEの挙動が指定され得る。サブバンド測定はサブバンドレポート及びワイドバンドレポートに適用可能であることに留意されたい。故に、干渉測定がNZP CSI−RSで実行される場合、及び、関連するCSI−ReportConfigが、「cri−RI−CQI」に設定された上位層パラメータreportQuantityで構成される場合、UEは、チャネル測定のためのNZP CSI−RSリソース、及び、干渉測定のためのNZP CSI−RSリソースについて、CSIレポートバンドの各サブバンドにおけるその測定を制限し得る。この状況において、制限は、サブバンドの測定結果を導出するために使用できるサブバンドにおける測定リソースを称す。
上述した実施形態のいずれかと組み合わせることができる実施形態において、低密度のNZP CSI−RSに起因するサブバンド測定精度に関する問題があり得る場合、ネットワークは、より大きいサブバンドサイズ(例えば、サブバンドにおいて4個のPRBではなく、サブバンドにおいて8個のPRB)を構成し得る。ネットワークは、より大きいPRGサイズ(例えば、4個のPRB)でプローブを実行するためにプローブを制限し得る。更に、サブバンドの数のバンドル(例えば、2、4又は8)は、予め指定され得る、又は、サブバンドの数のバンドル(例えば、2、4又は8)は、NZPの密度(例えば、N/密度に等しく、Nは、DMRS密度に関連する12又は24であり得る)、又は、上のUEの想定又はUE周波数領域測定制限のどれが適用されるかに基づいて、レポート構成に関連するネットワークによってシグナリングされるサブバンドの数によって決定され得る。
上述した実施形態のいずれかと組み合わせることができる実施形態において、上のUEの想定又はUEの挙動をもたらす構成条件の組み合わせは、以下のうち1又は複数によって置き換えられ得る。1)レポートをPDSCH/DMRSにリンクするなどのプローブ/プリスケジューリングモードを指定するシグナリング(RRC、MAC又はDCI)、プローブのために上で設計されたシグナリングなど、2)サブバンド(又は周波数領域における任意の他の粒度)測定想定を指定するシグナリング(RRC、MAC又はDCI)、3)サブバンド(又は周波数領域における任意の他の粒度)レポートを指定するシグナリング(RRC、MAC又はDCI)、4)NZP CSI−RSに対して実行される干渉測定、5)cri−RI−CQIに設定された上位層パラメータreportQuantityで構成されたCSI−ReportConfig、6)非周期CSI−RS、7)非周期CSIレポート、又は、8)サブバンド(又は周波数領域における任意の他の粒度)測定制限を指定するシグナリング(RRC、MAC又はDCI)。特定の実施形態において、サブバンドUE想定又はUEの挙動は、干渉測定、チャネル/信号測定のみ、又は、両方に適用され得る(これは、上述の1又は2つのシグナリングを使用し得て、例えば、1つはチャネル及び干渉の両方、又は、1つはチャネル、及び、他方は干渉)。
図27は、本開示の特定の実施形態に係る、UEの挙動の組み合わせが実装される例示的な方法2700を図示する。方法は、段階2702で開始する。IMのNZP CSI−RSが構成され、PMI無しのCQIレポートが構成され、サブバンドCQIレポートが構成される。
段階2704において、UEは、第1構成で構成されているかどうかを決定する。特定の実施形態において、第1構成は、干渉測定のためのNZP CSI−RSを使用する。UEが、第1構成で構成されていないと決定する場合(例えば、IMのNZP CSI−RSが構成されていない)、段階2706で、UEは、上述のように、ワイドバンドUE想定/制限無しを適用する。
段階2704に戻ると、UEが、第1構成で構成されていると(例えば、IMのNZP CSI−RSが構成される)決定する場合、UEは段階2708に進む。
段階2708において、UEは、第2構成で構成されているかどうかを決定する。特定の実施形態において、第2構成は、PMI無しのCQIレポートである。別の例として、第2構成は、サブバンドCQIレポートであり得る。UEが第2構成で構成されていないと決定する場合(例えば、PMI無しのCQIレポートが構成されない、又は、そのサブバンドCQIレポートが構成されない)、方法は、上述のように、UEがワイドバンドUE想定/制限無しを適用する段階2706に進む。
段階2708に戻ると、UEが、第2構成で構成されていると決定する場合(例えば、PMI無しのCQIレポートが構成される、又は、サブバンドCQIレポートが構成される)、UEは段階2710に進む。段階2710において、UEは、上述のように、サブバンドUE想定/制限を適用する。
特定の構成が第1及び第2構成について説明されるが、本開示は、第1及び第2構成である上述などの任意の好適な構成を予期する。加えて、図27の方法に関連して説明される特定の構成は、第1及び第2構成として指定されるが、この開示は、どの構成が第1である、どれが第2を適切に反転することを予期する。更に、図27に示される例示的な方法は、2つの構成の組み合わせを含む。しかしながら、本開示は、UEが、可能な上述の構成のいずれを含む、(方法2700に関連して説明されるものと異なる、又は、それに加えて)1つの構成又は複数の構成で実装されることを予期する。関連する実施形態サブバンドUE想定、UEの挙動、及び、測定制限も上で列挙される。
実施形態において、サウンディング基準信号(SRS)が、spatialRelationInfoを介してNZP CSI−RSリソースに関連する場合、NZPに適用されるサブバンド測定は、同一の周波数領域の粒度を有する、SRSのサブバンドプリコーディングをもたらす。
実施形態において、reportQuantityが「cri−RI−CQI」に設定される場合、ランクインジケータ(RI)制限はシグナリングであり得る。RI制限は、ランク1からランク8のどのランクが選択されるかを指定するようCSI−ReportConfigにおいて構成された8ビットのビットマップであり得て、第iのビット(0〜7)はランクi+1のものである。UEは、可能なRIのための測定を実行し、他のRIのための測定を実行しない(例えば、1に設定されたビットマップ位置に関連するポート/層がUEによって使用される)。これらの測定に基づき、UEは、1つのRI、及び、関連するCRI/RIを選択してレポートする。RI制限ビットマップは、CSI−ReportConfigにおける新しいフィールドであり得る、又は、CodebookConfigにおけるtypeI−SinglePanel−ri−Restrictionを再使用し得る(UEはCodebookConfigにおける他のフィールドを無視する)。複数のCSI−ReportConfigは、同一のNZPに基づく場合、同一のPortIndexFor8Ranksに関連し得るが、各々は、異なるランクを指定するために自身のRI制限を有し、これにより、シグナリングオーバヘッドを節約する。
図28は、本開示の特定の実施形態に係る、無線通信のための例示的な方法2800を図示する。この例の目的で、UEは、方法2800の段階を実行するように説明される。方法は段階2802で開始する。
段階2804において、UEは、チャネル測定(CM)及び干渉測定(IM)のためのNZP CSI−RSリソースの組のインジケーションを受信する。例として、CM及びIMのためのNZP CSI−RSリソースの組のインジケーションは、NodeB、eNB、gNB又は任意の他の好適なタイプのネットワークノードなどのネットワークノードから、UEによって受信され得る。NZP CSI−RSリソースの組の第1サブセットはCMのために構成され得て、NZP CSI−RSリソースの組の第2サブセットはIMのために構成され得る。特定の実施形態において、CM及びIMのためのNZP CSI−RSリソースの組のインジケーションは、CMのために構成されたNZP CSI−RSリソースの組の第1サブセット、及び、IMのために構成されたNZP CSI−RSリソースの組の第2サブセットのインジケーションを含む。上述のように、NZP CSI−RSリソースの第1サブセット、及び、NZP CSI−RSリソースの第2サブセットは、重複することも、又は、そうでないこともあり得る。
特定の実施形態において、UEは、DCIを介して、NZP CSI−RSリソースの第1サブセット及びNZP CSI−RSリソースの第2サブセットのインジケーションを(例えばネットワークノードから)受信する。追加的又は代替的に、UEは、DCI及びMACシグナリングの組み合わせを介して、NZP CSI−RSリソースの第1サブセット、及び、NZP CSI−RSリソースの第2サブセットのインジケーションを(例えばネットワークノードから)受信し得る。特定の実施形態において、DCIは、1又は複数のCSIレポート設定の動的トリガを提供する。
段階2806において、UEは、干渉測定についてのUEによる想定に影響し得る、CSI−IMのためのリソースの組の構成を受信する。本開示は更に、UEがチャネル測定に関連する測定制限の構成を(例えばネットワークノードから)受信すること、干渉測定に関連する測定制限の構成を(例えばネットワークノードから)受信すること、又は、チャネル測定に関連する測定制限の構成、及び、干渉測定に関連する測定制限の構成の両方を(例えばネットワークノードから)受信することを予期する。
段階2808で、UEは、NZP CSI−RSリソースの組の第1サブセットに対してチャネル測定を実行する。UEがチャネル測定に関連する測定制限の構成を(例えばネットワークノードから)受信する限り、段階2808において実行されるチャネル測定は、チャネル測定に関連する測定制限の受信した構成に従って実行され得る。チャネル測定はCSIレポートに関連して実行され得る。
段階2810において、UEがNZP CSI−RSリソースの組の少なくとも第2サブセットに対して干渉測定を実行する。NZP CSI−RSリソースの組の第2サブセットは、1又は複数のNZP CSI−RSポートを含み得る。特定の実施形態において、UEは、1又は複数の想定に従って干渉測定を実行する。
第1の例示的想定として、UEは、NZP CSI−RSリソースの組の第2サブセットにおける各NZP CSI−RSポートが干渉送信層に対応するという想定に従って干渉測定を実行し得て、干渉測定は、NZP CSI−RSリソースの組の第2サブセットにおける1つのNZP CSI−RSリソースに各々関連する、リソースエレメントあたりのエネルギー(EPRE)の比の組に従い得る。特定の実施形態において、NZP CSI−RSリソースの組の第2サブセットにおける1つのNZP CSI−RSリソースに各々関連するEPREの比の組における各EPREの比は、NZP CSI−RSリソースでの、PDSCH EPREと、NZP CSI−RS信号のEPREとの想定比率を指定する。
第2の例示的想定として、UEは、干渉送信層に関連しない他の干渉が、NZP CSI−RSリソースの組の第2サブセットが対応するNZP CSI−RSポートが、NZP CSI−RSリソースの組の第1サブセット及びNZP CSI−RSリソースの組の第2サブセットに対するものであるとう想定に従って干渉測定を実行し得る。
第3の例示的想定として、UEがCSI−IMのためのリソースの組の構成を(例えば段階2806で)受信する限り、UEは、NZP CSI−RSリソースの組の第2サブセットにおけるNZP CSI−RSポートが対応する干渉送信層に関連しない他の干渉がCSI−IMのためのリソースの組に対するものであるという想定に従って干渉測定を実行し得る。
更に、UEは、説明された想定及び他の想定の任意の好適な組み合わせに従って干渉測定を実行し得る。
UEが干渉測定に関連する測定制限の構成を(例えばネットワークノードから)受信する限り、段階2810において実行される干渉測定は、干渉測定に関連する測定制限の受信した構成に従って実行され得る。干渉測定は、CSIレポートに関連して実行され得る。
段階2812において、UEは、チャネル測定(例えば、段階2808で実行される)及び干渉測定(例えば段階2810で実行される)に基づいてCSIレポートを生成し得る。特定の実施形態において、CSIレポートは、少なくともCQIを含むが、PMIを含まない。しかしながら、この開示は、情報の任意の好適な組み合わせを含む(適切な場合はPMIを含む)CSIレポートを予期することに留意されたい。
段階2814において、UEは、CSIレポートをネットワークへ送信し得る。例えば、UEは、段階2804でNZP CSI−RSリソースの組をUEへ送信したネットワークノードと同一であることも、又は、そうでないこともあり得るネットワークノードへCSIレポートを送信し得る。段階2816で、方法が終了する。
図29は、本開示の特定の実施形態に係る、無線通信のための例示的な方法2900を図示する。この例の目的で、ネットワークノードは、方法2900の段階を実行するものとして説明される。例えば、ネットワークノードは、NodeB、eNB、gNB又は任意の他の好適なタイプのネットワークノードであり得る。方法は段階2902で開始する。
段階2904で、ネットワークノードは、チャネル測定(CM)及び干渉測定(IM)のためのNZP CSI−RSリソースの組をUEに指示し得る。NZP CSI−RSリソースの組の第1サブセットはCMのために構成され得て、NZP CSI−RSリソースの組の第2サブセットはIMのために構成され得る。特定の実施形態において、CM及びIMのためのNZP CSI−RSリソースの組のインジケーションは、CMのために構成されたNZP CSI−RSリソースの組の第1サブセット、及び、IMのために構成されたNZP CSI−RSリソースの組の第2サブセットのインジケーションを含む。上述のように、NZP CSI−RSリソースの第1サブセット、及び、NZP CSI−RSリソースの第2サブセットは、重複することも、又は、そうでないこともあり得る。
特定の実施形態において、ネットワークノードは、DCIを介して、NZP CSI−RSリソースの第1サブセット、及び、NZP CSI−RSリソースの第2サブセットのインジケーションを(例えばUEへ)通信する。追加的又は代替的に、ネットワークノードは、DCI及びMACシグナリングの組み合わせを介して、NZP CSI−RSリソースの第1サブセット、及び、NZP CSI−RSリソースの第2サブセットのインジケーションを(例えばUEへ)通信し得る。特定の実施形態において、DCIは、1又は複数のCSIレポート設定の動的トリガを提供する。ネットワークノードがNZP CSI−RSリソースの組、NZP CSI−RSリソースの組の第1サブセット、及び、NZP CSI−RSリソースの組の第2サブセットを指示するための特定の技法が説明されているが、本開示は、ネットワークノードが任意の好適な方式でこれらのリソースをUEに指示することを予期する。
段階2906において、ネットワークノードは、干渉測定についてのUEによる想定に影響し得る、CSI−IMのためのリソースの組の構成をUEに指示する。
段階2908において、ネットワークノードは、チャネル測定に関連する測定制限、干渉測定に関連する測定制限、又は両方を提供するかどうかを決定する。
段階2908で、ネットワークノードが測定制限を提供することを決定する場合、段階2910で、及び、ネットワークノードが出すことを決定する測定制限のタイプに応じて、ネットワークノードは、1又は複数の好適なタイプの測定制限のうち1又は複数の構成を指示する。例えば、段階2908で、ネットワークノードが、チャネル測定に関連する測定制限を提供すると決定する場合、段階2910で、ネットワークノードは、チャネル測定に関連する測定制限の構成をUEに指示する。別の例として、段階2908で、ネットワークノードが、干渉測定に関連する測定制限を提供すると決定する場合、段階2910において、ネットワークノードは、干渉測定に関連する測定制限の構成をUEに指示する。別の例として、段階2908で、ネットワークノードが、チャネル測定に関連する測定制限、及び、干渉測定に関連する測定制限の両方を提供すると決定する場合、段階2910で、ネットワークノードは、チャネル測定に関連する測定制限の構成、及び、干渉測定に関連する測定制限の構成の両方をUEに指示する。
段階2908に戻ると、ネットワークノードが、測定制限を提供しないと決定する場合、方法は段階2912に進む。
段階2912において、ネットワークノードは、CSIレポートをUEから受信する。受信CSIレポートは、段階2904における、NZP CSI−RSリソースのUEへの、ネットワークノードによるインジケーションに応答してUEによって実行されるチャネル測定及び干渉測定に基づく。
例えば、UEは、NZP CSI−RSリソースの組の第1サブセットでチャネル測定を実行し得る。ネットワークノードが、チャネル測定に関連する測定制限の構成をUEに指示する限り、UEによって実行されるチャネル測定は、チャネル測定に関連する測定制限の指示された構成に従って実行され得る。
別の例として、UEは少なくとも、NZP CSI−RSリソースの組の第2サブセットに対して干渉測定を実行し得る。NZP CSI−RSリソースの組の第2サブセットは1又は複数のNZP CSI−RSポートを含み得る。特定の実施形態において、UEは、1又は複数の想定に従って干渉測定を実行し得る。
第1の例示的想定として、UEは、NZP CSI−RSリソースの組の第2サブセットにおける各NZP CSI−RSポートが干渉送信層に対応するという想定に従って干渉測定を実行し得て、干渉測定は、NZP CSI−RSリソースの組の第2サブセットにおける1つのNZP CSI−RSリソースに各々関連する、リソースエレメントあたりのエネルギー(EPRE)の比の組に従い得る。特定の実施形態において、NZP CSI−RSリソースの組の第2サブセットにおける1つのNZP CSI−RSリソースに各々関連するEPREの比の組における各EPREの比は、NZP CSI−RSリソースでの、PDSCH EPREと、NZP CSI−RS信号のEPREとの想定比率を指定する。
第2の例示的想定として、UEは、干渉送信層に関連しない他の干渉が、NZP CSI−RSリソースの組の第2サブセットが対応するNZP CSI−RSポートが、NZP CSI−RSリソースの組の第1サブセット及びNZP CSI−RSリソースの組の第2サブセットに対するものであるとう想定に従って干渉測定を実行し得る。
第3の例示的想定として、ネットワークノードがCSI−IMのためのリソースの組の構成を(例えば段階2906で)指示する限り、UEは、NZP CSI−RSリソースの組の第2サブセットにおけるNZP CSI−RSポートが対応する干渉送信層に関連しない他の干渉がCSI−IMのためのリソースの組に対するものであるという想定に従って干渉測定を実行し得る。
更に、UEは、説明された想定及び他の想定の任意の好適な組み合わせに従って干渉測定を実行し得る。
ネットワークノードが、干渉測定に関連する測定制限の構成をUEに(例えば段階2910で)指示する限り、UEによって実行される干渉測定は、干渉測定に関連する測定制限の指示された構成に従って実行され得る。
特定の実施形態において、CSIレポートは、少なくともCQIを含むが、PMIを含まない。しかしながら、この開示は、情報の任意の好適な組み合わせを含む(適切な場合はPMIを含む)CSIレポートを予期することに留意されたい。
段階2914で、ネットワークノードは、受信されたCSIレポートに従ってデータを送信し得る。例えば、UEから受信されるCSIレポートに含まれる情報に基づき、ネットワークノードは、UEとの通信のための適切なリソースを選択し得る。段階2916において、方法は終了する。
本開示は、本開示において説明される様々な方法及びプロセスについての特定のオペレーションを実行するものとして特定のコンポーネントを説明するが、本開示は、これらのオペレーションを実行する他のコンポーネントを予期する。加えて、本開示は本開示において説明される様々な方法及びプロセスについての特定のオペレーションが、特定の順序で発生するものとして説明又は図示するが、本開示は、任意の好適な順番で発生する任意の好適なオペレーションを予期する。更に、本開示は、任意の好適なオペレーションが、任意の好適な順番で、1又は複数の回数繰り返されることを予期する。本開示は、本開示において説明される様々な方法及びプロセスのための特定のオペレーションが順次発生するものとして説明又は図示するが、本開示は、適切な場合、任意の好適なオペレーションが実質的に同時に発生することを予期する。本明細書において説明又は図示される任意の好適なオペレーション又はオペレーションのシーケンスは、適切な場合、オペレーティングシステム又はカーネルなど、別のプロセスによって中止、一時中断、又は、さもなければ、制御される。この動作は、システム処理の全て又は大部分を占めるオペレーティングシステム環境又はスタンドアロンルーチンで動作し得る。
図30は、本開示の特定の実施形態に係る干渉測定のためのNZP CSI−RSに基づくMU−MIMOリンク適合を示す例示的な通信フローを図示する。図示されている例は、3つのタイムライン3002、すなわち、第1UE3004a(UE1)のためのタイムライン3002a、gNB3006のためのタイムライン3002b、及び、第2UE3004b(UE2)のためのタイムライン3002cを含む。gNB3006はgNBとして説明されるが、本開示は、gNB3006が、任意の好適なタイプのネットワークノードであることを予期する。
UE1は、3008aで、CQIレポートをgNB3006へ送信し、UE2は、3008bで、CQIレポートをgNB3006へ送信する。gNB3006は3010で多ユーザペアリングを実行する。3012(時間n)で、gNB3006は、UE1及びUE2をプローブし、チャネル測定及び干渉測定のための適切なリソースをUE1及びUE2へ送信することを含む。例えば、gNBは、干渉測定のためのNZP CSI−RSリソース(NZP IMR3014a)及びチャネル測定のためのNZP CSI−RSリソース(NZP CMR3016a)をUE1へ送信し、干渉測定のためのNZP CSI−RSリソース(NZP IMR3014b)及びチャネル測定のためのNZP CSI−RSリソース(NZP CMR3016b)をUE2へ送信する。また、上述のように、様々な測定制限は、プローブプロセスの一部として、gNB3006によって指示され得る。
干渉及びチャネル測定リソースに応答して、UE1及びUE2はそれぞれ、CQI導出3022a及び3022bを実行する。このCQI導出は、3012で指示される指示リソースを使用して、それぞれのチャネル測定及び干渉測定を実行すること(プローブ)を含む。上述のように、干渉測定は、1又は複数の想定に従って実行され得る。
UE1は3024aで別のCQIレポートをgNB3006へ送信し、UE2は3024bで別のCQIレポートをgNB3006へ送信する。3024でCQIレポートにおいて受信された情報に基づき、gNB3006は、多ユーザ送信3026を実行する。送信はPDSCHであり得る。3028a及び3028bにおいて、それぞれ、UE1及びUE2は、(時間n+kで)PDSCH送信を受信し得る。
図示されている例において、時間nにおける干渉測定リソースは時間n+kにおける多ユーザ干渉を反映する。UE1のチャネル測定リソース3016aは、UE2の干渉測定リソース3014bである。更に、時間nにおける干渉測定のNZP CSI−RSは、干渉物(セル間又はセル内)からのプリコーディングされた基準信号であり、時間n+kでの干渉を反映する。
本開示の実施形態は、1又は複数の技術的利点を提供し得る。特定の実施形態において、干渉測定のためにNZP CSI−RSリソースを構成することは、改善されたリンク適合性能を提供する。特定の実施形態は、高いスペクトル周波数の使用を容易にする。特定の実施形態は、多入力多出力(MIMO)及び大規模MIMOシステムの使用に好適である改善された性能を提供する。本開示の特定の実施形態に係るリンク適合は、時間nにおける干渉測定リソースが、時間n+kにおける多ユーザ干渉を反映することを可能にし、第1UEのチャネル測定リソースは第2UEの干渉測定リソースであり、これは、多ユーザMIMOシステムにおいて有利であり得る。特定の実施形態は、キャリアアグリゲーション/チャネルアグリゲーション及びカバレッジ拡張における性能を改善し得る。
図31は、本開示の特定の実施形態に係る、本明細書に開示されるシステム、装置、デバイス、方法を実装するのに使用され得る処理システム3100のブロック図である。
特定のデバイスは、示されるコンポーネントの全てを利用し得るか、又は、コンポーネントのサブセットのみを利用し得て、統合のレベルはデバイスごとに異なり得る。更に、デバイスは、複数の処理ユニット、プロセッサ、メモリ、送信機、受信機、その他などの、コンポーネントの複数のインスタンスを含み得る。処理システムは、スピーカー、マイク、マウス、タッチスクリーン、キーパッド、キーボード、プリンタ、ディスプレイ、及び同様のものなど、1又は複数の入力/出力デバイスを含む処理ユニット3102を備え得る。処理ユニット3102は、中央処理装置(CPU)3104、メモリ3106、大容量ストレージデバイス3108、ビデオアダプタ3110、及び、バスに接続されたI/Oインタフェース3112を含み得る。
バスは、メモリバス又はメモリコントローラ、周辺バス、ビデオバスなどを含むあらゆる種類のいくつかのバスアーキテクチャのうち1又は複数であってよい。CPU3104は、任意のタイプの電子データプロセッサを含み得る。メモリ3106は、静的ランダムアクセスメモリ(SRAM)、動的ランダムアクセスメモリ(DRAM)、シンクロナスDRAM(SDRAM)、リードオンリーメモリ(ROM)、それらの組み合わせ、又は、同様のものなど、任意のタイプのシステムメモリを含み得る。実施形態において、メモリ3106は、ブートアップで使用するためのROM、及び、プログラムを実行中に使用するためのプログラム及びデータのストレージのためのDRAMを含み得る。
大容量ストレージデバイス3108は、データ、プログラム、他の情報を記憶するよう、及び、バスを介してデータ、プログラム、他の情報をアクセス可能にするよう構成された任意のタイプのストレージデバイスを含み得る。大容量ストレージデバイス3108は、例えば、ソリッドステートドライブ、ハードディスクドライブ、磁気ディスクドライブ、光ディスクドライブ、又は同様のもののうち1又は複数を含み得る。
ビデオアダプタ3110及びI/Oインタフェース3112は、外部入出力デバイスを処理ユニット3102に接続するためのインタフェースを提供する。図示されるように、入出力デバイスの例は、ビデオアダプタ3110に接続されたディスプレイ3114、及び、I/Oインタフェース3112に接続されたマウス/キーボード/プリンタ3116を含む。他のデバイスは、処理ユニット3102に接続され得て、追加の又はより少ないインタフェースカードが利用され得る。例えば、シリアルインタフェースカード(図示せず)は、プリンタのためのシリアルインタフェースを提供するために使用され得る。
処理ユニット3102はまた、ノード又は異なるネットワーク3120にアクセスするためのEthernet(登録商標)ケーブル又は同様のものなどの有線リンク、及び/又は、無線リンクを含み得る1又は複数のネットワークインタフェース3118を備え得る。ネットワークインタフェース3118は、処理ユニット3102がネットワーク3120を介して遠隔ユニットと通信することを可能にする。例えば、ネットワークインタフェース3118は、1又は複数の送信機/送信アンテナ、及び、1又は複数の受信機/受信アンテナを介して無線通信を提供し得る。実施形態において、処理ユニット3102は、データ処理、及び、他の処理ユニット、インターネット、遠隔ストレージ設備又は同様のものなどの遠隔デバイスとの通信のために、ローカルエリアネットワーク又はワイドエリアネットワークに接続される。
ホストデバイスに配置され得る、本明細書において説明される方法を実行するための実施形態の処理システム。処理システムは、プロセッサ、メモリ、及び、インタフェースを備え得る。プロセッサは、計算及び/又はタスクに関連する他の処理を実行するように適合された任意のコンポーネント、又は、コンポーネントの集合であり得て、メモリは、プロセッサによって実行するためのプログラム及び/又は命令を記憶するよう適合された任意のコンポーネント、又は、コンポーネントの集合であり得る。実施形態において、メモリは、非一時的コンピュータ可読媒体を含む。インタフェースは、処理システムが他のデバイス/コンポーネント及び/又はユーザと通信することを可能にする任意のコンポーネント、又は、コンポーネントの集合であり得る。例えば、1又は複数のインタフェースは、プロセッサから、ホストデバイス及び/又は遠隔デバイスに配置されたアプリケーションへ、データ、制御、又は管理メッセージを通信するよう適合され得る。別の例として、1又は複数のインタフェースは、ユーザ又はユーザデバイス(例えばパーソナルコンピュータ(PC)など)が処理システムとインタラクション/通信することを可能にするよう適合され得る。処理システムは、長期ストレージ(例えば、非揮発性メモリなど)など、図に示されない追加のコンポーネントを備え得る。
いくつかの実施形態において、処理システムは、遠隔通信ネットワークにアクセスする、又は、さもなければその一部である、ネットワークデバイスに含まれる。一例において、処理システムは、基地局、中継局、スケジューラ、コントローラ、ゲートウェイ、ルータ、アプリケーションサーバ、又は、遠隔通信ネットワークにおける任意の他のデバイスなど、無線又は有線遠隔通信ネットワークにおけるネットワーク側デバイスにある。他の実施形態において、処理システムは、移動局、ユーザ機器(UE)、パーソナルコンピュータ(PC)、タブレット、ウェアラブル通信デバイス(例えばスマートウォッチなど)、又は、遠隔通信ネットワークにアクセスするよう適合される任意の他のデバイスなど、無線又は有線遠隔通信ネットワークにアクセスするユーザ側デバイスにある。
いくつかの実施形態において、1又は複数のインタフェースは、遠隔通信ネットワークでシグナリングを送信及び受信するよう適合された送受信機に処理システムを接続する。
いくつかの実施形態において、遠隔通信ネットワークでシグナリングを送信及び受信するよう適合された送受信機が提供される。送受信機は、ホストデバイスに配置され得る。送受信機は、ネットワーク側インタフェース、カプラ、送信機、受信機、信号プロセッサ、及び、デバイス側インタフェースを含む。ネットワーク側インタフェースは、無線又は有線遠隔通信ネットワークでシグナリングを送信又は受信するよう適合された任意のコンポーネント、又は、コンポーネントの集合を含み得る。カプラは、ネットワーク側インタフェースでの双方向通信を容易にするよう適合された任意のコンポーネント、又は、コンポーネントの集合を含み得る。送信機は、ネットワーク側インタフェースでの送信に好適な変調キャリア信号へとベースバンド信号を変換するよう適合された任意のコンポーネント、又は、コンポーネントの集合(例えばアップコンバータ、電力増幅器など)を含み得る。受信機は、ネットワーク側インタフェースで受信されたキャリア信号をベースバンド信号へ変換するよう適合された任意のコンポーネント、又は、コンポーネントの集合(例えば、ダウンコンバータ、低ノイズ増幅器など)を含み得る。信号プロセッサは、デバイス側インタフェースでの通信に好適なデータ信号へとベースバンド信号を変換するよう適合された(又は、その逆も成立)任意のコンポーネント、又は、コンポーネントの集合を含み得る。デバイス側インタフェースは、信号プロセッサと、ホストデバイスにおけるコンポーネントとの間のデータ信号を通信するよう適合された任意のコンポーネント、又は、コンポーネントの集合(例えば、処理システム、ローカルエリアネットワーク(LAN)ポートなど)を含み得る。
送受信機は、任意のタイプの通信媒体でシグナリングを送信及び受信し得る。いくつかの実施形態において、送受信機は、無線媒体でシグナリングを送信及び受信する。例えば、送受信機は、セルラープロトコル(例えば、ロングタームエボリューション(LTE)など)、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)プロトコル(例えば、Wi−Fiなど)、又は、任意の他のタイプの無線プロトコル(例えば、Bluetooth(登録商標)、近距離無線通信(NFC)など)などの無線遠隔通信プロトコルに従って通信するよう適合された無線送受信機であり得る。そのような実施形態において、ネットワーク側インタフェースは、1又は複数のアンテナ/放射エレメントを含む。例えば、ネットワーク側インタフェースは、例えば、単一入力多出力(SIMO)、多入力単一出力(MISO)、多入力多出力(MIMO)などの多層通信のために構成された、単一のアンテナ、複数の分離されたアンテナ、又は、複数のアンテナアレイを含み得る。他の実施形態において、送受信機は、例えば、ツイストペアケーブル、同軸ケーブル、光ファイバなどのワイヤライン媒体でシグナリングを送信及び受信する。具体的な処理システム及び/又は送受信機は、示されたコンポーネントの全て、又は、コンポーネントのサブセットのみを利用してよく、統合レベルは、デバイスによって異なってよい。
本明細書において提供される実施形態に係る方法の1又は複数の段階は、対応するユニット又はモジュールにより実行され得ることが理解されるべきである。例えば、信号は、送信ユニット又は送信モジュールにより送信され得る。信号は、受信ユニット又は受信モジュールにより受信され得る。信号は、処理ユニット又は処理モジュールにより処理され得る。他の段階は、指示ユニット/モジュール、測定ユニット/モジュール、及び/又は、決定ユニット/モジュールによって実行され得る。それぞれのユニット/モジュールは、ハードウェア、ソフトウェア又はその組み合わせであり得る。例えば、1又は複数のユニット/モジュールは、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)又は特定用途向け集積回路(ASIC)などの集積回路であり得る。
本開示は、例示的実施形態に関連して説明されたが、この説明は、限定の意味として解釈されることを意図していない。例示的実施形態の様々な修正及び組み合わせ、及び、本開示の他の実施形態は、当業者が説明を参照することにより明らかになるであろう。故に、添付の特許請求の範囲は、任意のそのような修正又は実施形態を含むことを意図する。
例えば、様々なエレメント又はコンポーネントは、組み合わされ得る、又は、別システムに統合され得る、又は、特定の機能が省略され得る、又は、実装されないことがあり得る。加えて、様々な実施形態において、別個又は分離したものとして説明及び図示される技法、システム、サブシステム、方法は、本開示の範囲から逸脱することなく、組み合わされ得る、又は、他のシステム、モジュール、技法、又は、方法と統合され得る。互いに接続される、直接接続される、又は、通信しているものとして示される、又は、説明される他の項目は、電気的、機械的、又は、別の方法で、いくつかインタフェース、デバイス又は中間コンポーネントを通して、間接的に接続又は通信し得る。他の、変更、置換、及び修正の複数の例は、当業者によって確認され、それらは本明細書において開示される主旨及び範囲から逸脱することなく成され得る。