JP6775267B1 - メッシュベルト - Google Patents

メッシュベルト Download PDF

Info

Publication number
JP6775267B1
JP6775267B1 JP2020103502A JP2020103502A JP6775267B1 JP 6775267 B1 JP6775267 B1 JP 6775267B1 JP 2020103502 A JP2020103502 A JP 2020103502A JP 2020103502 A JP2020103502 A JP 2020103502A JP 6775267 B1 JP6775267 B1 JP 6775267B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mesh belt
pair
transport direction
spiral member
rods
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2020103502A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021195232A (ja
Inventor
一弘 大村
一弘 大村
Original Assignee
原金網株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 原金網株式会社 filed Critical 原金網株式会社
Priority to JP2020103502A priority Critical patent/JP6775267B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6775267B1 publication Critical patent/JP6775267B1/ja
Publication of JP2021195232A publication Critical patent/JP2021195232A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Belt Conveyors (AREA)

Abstract

【課題】隣合うらせん部材・力骨領域4の間に、メッシュベルト部2を搬送方向Xに伸長可能とした伸長部分5が、一対のらせん部材21、22と、一対のロッド24、25とにより形成されており、前記メッシュベルト部2がチェーン3による駆動状態で、前記一対のロッド24、25の予め形成された隙間51が狭まることにより前記搬送方向Xにおける前記メッシュベルト部2が伸長することができるようにした技術である。【解決手段】前記伸長部分5は一対のロッド24、25が全長若しくはほぼ全長にわたって所定の隙間51をもって前記搬送方向Xに向き合った状態で、幅方向Yの両端部で一対のらせん部材21、22の一方のらせん部材とともに溶接固定されており、前記メッシュベルト部2が前記チェーン3による駆動状態で、前記一対のロッド24、25の前記隙間51が狭まることにより前記搬送方向Xにおける前記メッシュベルト部2が伸長することができるようにされているものである。【選択図】図1

Description

本発明は、一対のらせん部材と力骨とがそれぞれ多数搬送方向に配列されたチェーン駆動の金属製のメッシュベルトに関する技術であり、特に、隣合うらせん部材・力骨領域の間に、メッシュベルト部を前記搬送方向に伸長可能とした伸長部分が、前記一対のらせん部材と、前方ロッドと後方ロッドの2本一対のロッドとにより形成されており、前記メッシュベルト部が前記チェーンによる駆動状態で、前記一対のロッドの予め形成された隙間が狭まることにより前記搬送方向における前記メッシュベルト部が伸長することができるようにした技術である。
従来、製品の製造工程や処理工程における材料を搬送するためのチェーン駆動の金属製のメッシュベルトが公知である(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
従来のチェーン駆動の金属製のメッシュベルトは、搬送方向と直交する幅方向に一対のらせん部材と力骨とがそれぞれ多数前記搬送方向に配列されるとともに、幅方向の両端にそれぞれチェーンが設けられたものである。
従来のメッシュベルトにおけるチェーンは、メッシュベルトの両側で、一対の内プレートを備えた内リンクと一対の外プレートを備えた外リンクとが交互に連結されて搬送方向に配設されており、両側に配設された両リンク間にメッシュベルト部を支持する支持部材が搬送方向の数リンク毎に架設されている。
そして、チェーンは、一対の駆動スプロケット及び一対の従動スプロケットにより循環駆動されて材料を搬送するようにされている。
特開平8−91525号公報 特開2008−50148号公報
特許文献1、特許文献2に記載のチェーン駆動の金属製のメッシュベルトは、駆動スプロケットを回動させてチェーン駆動によりメッシュベルトを搬送させる際に、チェーンのリンクに引張り力が作用してチェーンが伸長するのに対して、メッシュベルト部は搬送方向に伸長しないために、メッシュベルト部を支持している支持部材におけるチェーン近傍に曲げ応力が発生する。
そして、従来のメッシュベルトでは、軽量にして高速駆動しようとすると、支持部材が折損しやすく耐久性に劣るという課題があった。
本発明は、従来のメッシュベルトの課題を解決するために、メッシュベルト部がチェーンによる駆動状態で、一対のロッドの隙間が狭まることにより搬送方向における前記メッシュベルト部が伸長できるようにして、メッシュベルト部を支持する支持棒に作用する曲げ応力を軽減することを目的としている。
請求項1に係る本発明のメッシュベルトは、材料を搬送するチェーン駆動の金属製のメッシュベルトであって、搬送方向と直交する幅方向に右らせん部材と、左らせん部材と、力骨とがそれぞれ多数前記搬送方向に配列されてメッシュベルト部が形成され、前記メッシュベルト部の幅方向の両端にそれぞれチェーンが設けられたチェーン駆動の金属製のメッシュベルトにおいて、
前記右らせん部材と前記左らせん部材とのそれぞれ複数が、前記搬送方向に交互に前記力骨とメッシュベルト部の両端部で溶接固定されたらせん部材・力骨領域が形成されるとともに、前記らせん部材・力骨領域が前記搬送方向に所定ピッチで配列されており、
隣合う前記らせん部材・力骨領域の間に、前記メッシュベルト部を前記搬送方向に伸長可能とした伸長部分が、前記右らせん部材と前記左らせん部材の一対のらせん部材と、前方ロッドと後方ロッドの2本一対のロッドとにより形成されており、
前記伸長部分は前方ロッドと後方ロッドの2本一対のロッドが全長若しくはほぼ全長にわたって所定の隙間をもって前記搬送方向に向き合った状態で、前記幅方向の両端部で前記右らせん部材と前記左らせん部材の一対のらせん部材の一方のらせん部材とともに溶接固定されており、
前記チェーンは、前記メッシュベルトの両側で、一対の内プレートを備えた内リンクと一対の外プレートを備えた外リンクとが交互に連結されて前記搬送方向に配設されており、前記内リンクと前記外リンクとを合計した数リンク毎に、前記両側に配設された両リンク間に前記メッシュベルト部を支持する支持棒が隣合う前記力骨の間に架設されており、
前記伸長部分における前記一方のらせん部材は、前記メッシュベルト部が前記チェーンによる駆動がされない状態で、前記一対のロッドの一方を跨いで前記一対のロッドの他方及び前記らせん部材・力骨領域の前記搬送方向における前方と後方の一方の端部の前記力骨を越えて配設されるとともに、前記隙間の大きい部分で前記一対のロッドの他方及び前記らせん部材・力骨領域の前記搬送方向における前記一方の端部の前記力骨と係合されており、
前記伸長部分における前記他方のらせん部材は、前記らせん部材・力骨領域の前記搬送方向における前方と後方の他方の端部の前記力骨の前記幅方向の両端部で溶接固定されるとともに、前記メッシュベルト部が前記チェーンによる駆動がされない状態で、前記一対のロッドの他方を跨いで前記一対のロッドの一方及び前記らせん部材・力骨領域の前記搬送方向における前方と後方の他方の端部の前記力骨を越えて配設されるとともに、前記隙間の大きい部分で前記一対のロッドの一方及び前記らせん部材・力骨領域の前記搬送方向における前記他方の端部の前記力骨と係合されており、
前記メッシュベルト部が前記チェーンによる駆動状態で、前記一対のロッドの前記隙間が狭まることにより前記搬送方向における前記メッシュベルト部が伸長することができるようにされているものである。
請求項2に係る本発明のメッシュベルトは、請求項1に係る本発明の構成に加え、前記前方ロッドと前記後方ロッドとの前記所定の隙間は、前記メッシュベルト部の幅方向の所定箇所で溶接部が形成された隙間のない状態とされて、前記メッシュベルト部の前記搬送方向における伸長状態が調節されているものである。
請求項3に係る本発明のメッシュベルトは、請求項1又は2に係る本発明の構成に加え、前記チェーンには、前記内リンクと前記外リンクとの各連結部における一対の内プレートの間に搬送用ローラが設けられており、
前記支持棒のうちの一部の支持棒には、前記チェーンの外リンクにおける前記メッシュベルト部側に位置する外プレートと前記メッシュベルト部の前記幅方向端部との間に円筒状のスペーサが設けられるとともに、前記外リンクにおける反メッシュベルト部側に位置する外プレートに垂直軸を有するガイドローラが設けられているものである。
請求項4に係る本発明のメッシュベルトは、請求項1〜3のいずれかに係る本発明の構成に加え、前記金属製のメッシュベルトは、ステンレス鋼製であり、搬送される前記材料が製造工程における即席めんであるものである。
請求項5に係る本発明のメッシュベルトは、請求項4に係る本発明の構成に加え、前記即席めんはインスタントラーメンであり、前記製造工程は蒸し煮工程又はめん切り出し・ウエーブ工程であるものである。
請求項1に係る本発明のメッシュベルトは、前記右らせん部材と前記左らせん部材とのそれぞれ複数が、前記搬送方向に交互に前記力骨とメッシュベルト部の両端部で溶接固定されたらせん部材・力骨領域が形成されるとともに、前記らせん部材・力骨領域が前記搬送方向に所定ピッチで配列されており、隣合う前記らせん部材・力骨領域の間に、前記メッシュベルト部を前記搬送方向に伸長可能とした伸長部分が、前記右らせん部材と前記左らせん部材の一対のらせん部材と、前方ロッドと後方ロッドの2本一対のロッドとにより形成されており、前記伸長部分は前方ロッドと後方ロッドの2本一対のロッドが全長若しくはほぼ全長にわたって所定の隙間をもって前記搬送方向に向き合った状態で、前記幅方向の両端部で前記右らせん部材と前記左らせん部材の一対のらせん部材の一方のらせん部材とともに溶接固定されており、前記チェーンは、前記メッシュベルトの両側で、一対の内プレートを備えた内リンクと一対の外プレートを備えた外リンクとが交互に連結されて前記搬送方向に配設されており、前記内リンクと前記外リンクとを合計した数リンク毎に、前記両側に配設された両リンク間に前記メッシュベルト部を支持する支持棒が隣合う前記力骨の間に架設されており、前記伸長部分における前記一方のらせん部材は、前記メッシュベルト部が前記チェーンによる駆動がされない状態で、前記一対のロッドの一方を跨いで前記一対のロッドの他方及び前記らせん部材・力骨領域の前記搬送方向における前方と後方の一方の端部の前記力骨を越えて配設されるとともに、前記隙間の大きい部分で前記一対のロッドの他方及び前記らせん部材・力骨領域の前記搬送方向における前記一方の端部の前記力骨と係合されており、前記伸長部分における前記他方のらせん部材は、前記らせん部材・力骨領域の前記搬送方向における前方と後方の他方の端部の前記力骨の前記幅方向の両端部で溶接固定されるとともに、前記メッシュベルト部が前記チェーンによる駆動がされない状態で、前記一対のロッドの他方を跨いで前記一対のロッドの一方及び前記らせん部材・力骨領域の前記搬送方向における前方と後方の他方の端部の前記力骨を越えて配設されるとともに、前記隙間の大きい部分で前記一対のロッドの一方及び前記らせん部材・力骨領域の前記搬送方向における前記他方の端部の前記力骨と係合されており、前記メッシュベルト部が前記チェーンによる駆動状態で、前記一対のロッドの前記隙間が狭まることにより前記搬送方向における前記メッシュベルト部が伸長するようにしたから、チェーンによる駆動状態でチェーンが搬送方向に伸びると、メッシュベルト部を支持する支持棒により、メッシュベルト部に搬送方向の引張り力を作用させて伸長部分で一対のロッド間の隙間を狭めるようにして支持棒に作用する曲げ応力を軽減して支持棒の折損を防止できるのである。
請求項2に係る本発明のメッシュベルトは、請求項1に係る本発明の効果に加え、前記前方ロッドと前記後方ロッドとの前記所定の隙間は、前記メッシュベルト部の幅方向の所定箇所で溶接部が形成された隙間のない状態とされて、前記メッシュベルト部の前記搬送方向における伸長状態が調節されているから、予め計画された搬送状態や材料の性状に適する伸縮状態とすることができるのである。
請求項3に係る本発明のメッシュベルトは、請求項1又は2に係る本発明の効果に加え、前記チェーンには、前記内リンクと前記外リンクとの各連結部における一対の内プレートの間に搬送用ローラが設けられており、前記支持棒のうちの一部の支持棒には、前記チェーンの外リンクにおける前記メッシュベルト部側に位置する外プレートと前記メッシュベルト部の前記幅方向端部との間に円筒状のスペーサが設けられるとともに、前記外リンクにおける反メッシュベルト部側に位置する外プレートに垂直軸を有するガイドローラが設けられているから、メッシュベルトの駆動に要する動力を低減するとともにメッシュベルトの蛇行を防ぐことができるのである。
請求項4に係る本発明のメッシュベルトは、請求項1〜3のいずれかに係る本発明の効果に加え、前記金属製のメッシュベルトは、ステンレス鋼製であり、搬送される前記材料が製造工程における即席めんであるから、塩分を含む即席めんによる腐食をし難くして衛生的な製造を行うことができるのである。
請求項5に係る本発明のメッシュベルトは、請求項4に係る本発明の効果に加え、前記即席めんはインスタントラーメンであり、前記製造工程は蒸し煮工程又はめん切り出し・ウエーブ工程であるから、インスタントラーメンの製造工程に適する搬送を行うことができるのである。
本発明の第一の実施の形態に係るメッシュベルトの一部を示す平面図である。 図1のA1部分を示す拡大図である。 図2のA矢視端面図である。 図2のB矢視図である。 図2のB1部分においいて一対のロッドの間に隙間が無い状態を示す説明図である。 図5においてC矢視の説明図である。 本発明の第二の実施の形態に係るメッシュベルト部における伸長部分の一部を示す説明図である。
以下、本発明の第一及び第二の実施の形態を添付した図1〜図7に基づき詳細に説明する。
図1〜図6は本発明の第一の実施の形態に係るメッシュベルトの一部を示す図、図7は本発明の第二の実施の形態に係るメッシュベルト部における伸長部分の一部を示す説明図であり、図1はメッシュベルトの一部を示す平面図、図2は図1のA1部分を示す拡大図、図3は図2のA矢視端面図、図4は図2のB矢視図、図5は図2のB1部分において一対のロッドの間に隙間が無い状態を示す説明図及び図6は図5においてC矢視の説明図である。
本発明の第一の実施の形態を図1〜図6に基づき説明する。
図1〜図6において、1は、チェーン駆動のステンレス鋼製のメッシュベルトであり、搬送方向Xと直交する幅方向Yに右らせん部材21と、左らせん部材22と、力骨23とがそれぞれ多数搬送方向Xに配列されてメッシュベルト部2が形成され、メッシュベルト部2の幅方向Yの両端にそれぞれチェーン3が設けられている。
メッシュベルト1は、インスタントラーメンなどの即席めんの蒸し煮工程などの製造工程で細長い麺を蒸し機内で搬送され蒸される工程に用いており、無端ベルトで周長が5.6m、メッシュベルト部2の幅が1300mmである。
右らせん部材21と左らせん部材22とのそれぞれ3部材の合計6部材が、搬送方向Xに交互に力骨23とメッシュベルト部2の両端部の第一溶接固定部71で溶接固定されたらせん部材・力骨領域4が搬送方向Xに93mmにわたり形成されるとともに、らせん部材・力骨領域4が搬送方向Xに114.3mmの所定ピッチで配列されている。
そして、隣合うらせん部材・力骨領域4の間に、メッシュベルト部2を搬送方向Xに伸長可能とした伸長部分5が、右らせん部材21又は22と左らせん部材22又は21の一対のらせん部材21、22と、前方ロッド24又は25と後方ロッド25又は24の2本一対のロッド24、25とにより形成されている。
伸長部分5は前方ロッド24又は25と後方ロッド25又は24の2本一対のロッド24、25が全長若しくはほぼ全長にわたって最大7mmの所定の隙間51をもって搬送方向Xに向き合った状態で、幅方向Yの両端部の第二溶接固定部72で右らせん部材21又は22と左らせん部材22又は21の一対のらせん部材21、22の一方のらせん部材21又は22とともに溶接固定されている。
メッシュベルト部2の仕様は、一対のらせん部材21、22のそれぞれのピッチが6mmで径が1.2mmであり、力骨23の径が1.6mmで配設ピッチが15.5mmで凹部と凸部とが交互に形成された波形であり、一対のロッド24、25のそれぞれの径が1.6mmであり、いずれの材質ともSUS304のステンレス鋼である。
チェーン3は、メッシュベルト1の両側で、一対の内プレート31aを備えた内リンク31と一対の外プレート32aを備えた外リンク32とが交互に連結されて搬送方向Xに配設されている。
チェーン3には、内リンク31と外リンク32との各連結部33における一対の内プレート31aの間に、連結ピン33aに軸支された搬送用ローラ33bが設けられている。
そして、内リンク31と外リンク32とを合計した3リンク毎に、メッシュベルト1の両側に配設された両リンク31、32の間にメッシュベルト部2を支持する支持棒6が隣合う力骨23の間に架設されている。
支持棒6の両端は、先細の截頭円錐状とされて、チェーン3の連結部33に設けられており、搬送用ローラ33bが軸支されて割りピン61により抜け止め固定されている。
支持棒6のうちの一部の支持棒6、具体的には4本の支持棒6毎(12リンク毎)に、チェーン3の外リンク32におけるメッシュベルト部2側に位置する外プレート32aとメッシュベルト部2の幅方向Y端部との間に円筒状のスペーサ62が設けられるとともに、外リンク32における反メッシュベルト部2側に位置する外プレート32aに垂直軸63aを有するガイドローラ63が設けられている。
メッシュベルト1のチェーン駆動は、断面L型のレールの無端搬送軌道により行われるのであり、ガイドローラ63によりメッシュベルト1の蛇行を防ぐようにしている。
チェーン3の仕様は、内プレート31a及び外プレート32aの厚みが3.2mmで高さが17.2mmであり、搬送用ローラ33bの径が22.2mmで厚みが12.7mmでピッチが38.1mmであり、ガイドローラ63の径が19mmで厚みが10mmであり、いずれの材質ともSUS304のステンレス鋼である。
また、チェーン3に関連した支持棒6の仕様は、径が8mmで先細先端部の径が6mmであり、スペーサ62の外径が13mmで内径が9mmで長さが47mmであり、いずれの材質ともSUS304のステンレス鋼である。
そして、伸長部分5における2本一対のロッド24、25とともに幅方向Yの両端部の第二溶接固定部72で溶接固定された一方のらせん部材21又は22は、メッシュベルト部2がチェーン3による駆動がされない状態(メッシュベルト1が停止している状態)で、一対のロッド24、25の一方を跨いで一対のロッド24、25の他方及びらせん部材・力骨領域4の搬送方向Xにおける前方と後方の一方の端部の力骨23を越えて配設されるとともに、隙間51の大きい部分で一対のロッド24、25の他方及びらせん部材・力骨領域4の搬送方向Xにおける一方の端部の力骨23と係合されている。
また、伸長部分5における他方のらせん部材22又は21は、らせん部材・力骨領域4の搬送方向Xにおける前方と後方の他方の端部の力骨23の幅方向Yの両端部で溶接固定されるとともに、メッシュベルト部2がチェーン3による駆動がされない状態(メッシュベルト1が停止している状態)で、一対のロッド24、25の他方を跨いで一対のロッド24、25の一方及びらせん部材・力骨領域4の搬送方向Xにおける前方と後方の他方の端部の力骨23を越えて配設されるとともに、隙間51の大きい部分で一対のロッド24、25の一方及びらせん部材・力骨領域4の搬送方向Xにおける他方の端部の力骨23と係合されている。
このように構成された伸長部分5は、チェーン3による駆動状態(メッシュベルト1が搬送方向Xに搬送されている状態)で、図5及び図6に示すように、チェーン3の両リンク31、32が伸びると支持棒6によりメッシュベルト部2の搬送方向Xに引張り力を作用させて一対のロッド24、25間の隙間51を狭めてメッシュベルト部2を伸長させ、支持棒6に作用する曲げ応力を軽減できるようにしている。
次に、本発明の第二の実施の形態に係るメッシュベルトについて、図7に基づいて説明するとともに、図1〜図6に示す第一の実施の形態と同様な構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
第二の実施の形態は、第一の実施の形態の伸長部分5における前方ロッド24と後方ロッド25の2本一対のロッドの隙間5について、メッシュベルト部2の幅方向Yの中間となる所定箇所において溶接部52が形成されて隙間のない状態とされたものである。
すなわち、第二の実施の形態では、伸長部分5は、メッシュベルト部2の幅方向Yの1/2の箇所(メッシュベルト部2の端部から650mm)において、前方ロッド24と後方ロッド25とが溶接された溶接部52が形成されているのである。
このように、第二の実施の形態では、メッシュベルト部2の幅方向Yの1/2の箇所において、前方ロッド24と後方ロッド25とが溶接された溶接部52が形成されているから、メッシュベルト部2の搬送方向Xにおける伸長状態が第一の実施の形態よりも硬く調節されているのであり、溶接部52の有無によりメッシュベルトを硬軟の伸長状態に調節することができるのである。
以上の第一及び第二の実施の形態では、具体的な数値及び材質を挙げて説明したが、数値及び材質は一例であり、本発明の特徴(要旨)に基づいて、適宜変更することができることはもちろんである。
次に、本発明の第一及び第二の実施の形態の変形例を説明する。
以上の実施の形態では、インスタントラーメンなどの即席めんの蒸し煮工程などの製造工程で細長い麺を蒸し機内で搬送され蒸される工程に用いられるメッシュベルトについて説明したが、搬送される材料、工程については適宜変更できることはもちろんである。
また、以上の実施の形態では、材質をSUS304のステンレス鋼製のチェーン駆動のメッシュベルトとしたが、材質を他の金属に変更してもよく、チェーン駆動の金属製のメッシュベルトには、搬送用ローラ33b、ガイドローラ63を金属からエンジニアリングプラスチックとしたものも含まれることはもちろんである。
以上の実施の形態では、内リンク31と外リンク32とを合計した3リンク毎に、メッシュベルト部2を支持する支持棒6を架設したが、支持棒6を適宜増減でき、伸長部分5は隣合う2本の指示棒間に少なくとも一つ形成する必要があり支持棒間の間隔が大きい場合、複数の伸張部分を形成してもよい。
以上の実施の形態では、搬送用ローラ33b及びガイドローラ63を備えたチェーン駆動としたが、一方又は両方のローラを省略してもよい。
以上の実施の形態では、力骨23を凹部と凸部とが交互に形成された波形としたが、ストレートタイプとしてもよく、一対のロッド24、25をストレートタイプとしたが、凹部と凸部とが交互に形成された波形としてもよい。
さらに、以上の実施の形態では、一部の支持棒6にスペーサ62を設けたが、スペーサを省略してメッシュベルト部をチェーンのリンクに接するようにしてもよい。
1 メッシュベルト
2 メッシュベルト部
21 右らせん部材又は左らせん部材
22 左らせん部材又は右らせん部材
23 力骨
24 前方ロッド又は後方ロッド
25 後方ロッド又は前方ロッド
3 チェーン
31 内リンク
31a 内プレート
32 外リンク
32a 外プレート
33 連結部
33b 搬送用ローラ
4 らせん部材・力骨領域
5 伸長部分
51 隙間
52 溶接部
6 支持棒
63 ガイドローラ
63a 垂直軸
71 第一溶接固定部
72 第二溶接固定部
X 搬送方向
Y 幅方向

Claims (5)

  1. 材料を搬送するチェーン駆動の金属製のメッシュベルトであって、搬送方向と直交する幅方向に右らせん部材と、左らせん部材と、力骨とがそれぞれ多数前記搬送方向に配列されてメッシュベルト部が形成され、前記メッシュベルト部の幅方向の両端にそれぞれチェーンが設けられたチェーン駆動の金属製のメッシュベルトにおいて、
    前記右らせん部材と前記左らせん部材とのそれぞれ複数が、前記搬送方向に交互に前記力骨とメッシュベルト部の両端部で溶接固定されたらせん部材・力骨領域が形成されるとともに、前記らせん部材・力骨領域が前記搬送方向に所定ピッチで配列されており、
    隣合う前記らせん部材・力骨領域の間に、前記メッシュベルト部を前記搬送方向に伸長可能とした伸長部分が、前記右らせん部材と前記左らせん部材の一対のらせん部材と、前方ロッドと後方ロッドの2本一対のロッドとにより形成されており、
    前記伸長部分は前方ロッドと後方ロッドの2本一対のロッドが全長若しくはほぼ全長にわたって所定の隙間をもって前記搬送方向に向き合った状態で、前記幅方向の両端部で前記右らせん部材と前記左らせん部材の一対のらせん部材の一方のらせん部材とともに溶接固定されており、
    前記チェーンは、前記メッシュベルトの両側で、一対の内プレートを備えた内リンクと一対の外プレートを備えた外リンクとが交互に連結されて前記搬送方向に配設されており、前記内リンクと前記外リンクとを合計した数リンク毎に、前記両側に配設された両リンク間に前記メッシュベルト部を支持する支持棒が隣合う前記力骨の間に架設されており、
    前記伸長部分における前記一方のらせん部材は、前記メッシュベルト部が前記チェーンによる駆動がされない状態で、前記一対のロッドの一方を跨いで前記一対のロッドの他方及び前記らせん部材・力骨領域の前記搬送方向における前方と後方の一方の端部の前記力骨を越えて配設されるとともに、前記隙間の大きい部分で前記一対のロッドの他方及び前記らせん部材・力骨領域の前記搬送方向における前記一方の端部の前記力骨と係合されており、
    前記伸長部分における前記他方のらせん部材は、前記らせん部材・力骨領域の前記搬送方向における前方と後方の他方の端部の前記力骨の前記幅方向の両端部で溶接固定されるとともに、前記メッシュベルト部が前記チェーンによる駆動がされない状態で、前記一対のロッドの他方を跨いで前記一対のロッドの一方及び前記らせん部材・力骨領域の前記搬送方向における前方と後方の他方の端部の前記力骨を越えて配設されるとともに、前記隙間の大きい部分で前記一対のロッドの一方及び前記らせん部材・力骨領域の前記搬送方向における前記他方の端部の前記力骨と係合されており、
    前記メッシュベルト部が前記チェーンによる駆動状態で、前記一対のロッドの前記隙間が狭まることにより前記搬送方向における前記メッシュベルト部が伸長することを特徴とするメッシュベルト。
  2. 前記前方ロッドと前記後方ロッドとの前記所定の隙間は、前記メッシュベルト部の幅方向の所定箇所で溶接部が形成された隙間のない状態とされて、前記メッシュベルト部の前記搬送方向における伸長状態が調節されていることを特徴とする請求項1に記載のメッシュベルト。
  3. 前記チェーンには、前記内リンクと前記外リンクとの各連結部における一対の内プレートの間に搬送用ローラが設けられており、
    前記支持棒のうちの一部の支持棒には、前記チェーンの外リンクにおける前記メッシュベルト部側に位置する外プレートと前記メッシュベルト部の前記幅方向端部との間に円筒状のスペーサが設けられるとともに、前記外リンクにおける反メッシュベルト部側に位置する外プレートに垂直軸を有するガイドローラが設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載のメッシュベルト。
  4. 前記金属製のメッシュベルトは、ステンレス鋼製であり、搬送される前記材料が製造工程における即席めんであることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のメッシュベルト。
  5. 前記即席めんはインスタントラーメンであり、前記製造工程は蒸し煮工程又はめん切り出し・ウエーブ工程であることを特徴とする請求項4に記載のメッシュベルト。
JP2020103502A 2020-06-16 2020-06-16 メッシュベルト Active JP6775267B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020103502A JP6775267B1 (ja) 2020-06-16 2020-06-16 メッシュベルト

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020103502A JP6775267B1 (ja) 2020-06-16 2020-06-16 メッシュベルト

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP6775267B1 true JP6775267B1 (ja) 2020-10-28
JP2021195232A JP2021195232A (ja) 2021-12-27

Family

ID=72916101

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020103502A Active JP6775267B1 (ja) 2020-06-16 2020-06-16 メッシュベルト

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6775267B1 (ja)

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0769419A (ja) * 1993-09-04 1995-03-14 Tadafumi Kitaoka 織金網とバ−との結束方法およびその装置
JP2008050148A (ja) * 2006-08-28 2008-03-06 Kansai Kanaami Kk 搬送ベルトおよび搬送装置
JP5976600B2 (ja) * 2013-07-18 2016-08-23 太陽金網株式会社 段差表面付きメッシュベルト
JP6872240B2 (ja) * 2017-08-08 2021-05-19 春日電機株式会社 ネットコンベア

Also Published As

Publication number Publication date
JP2021195232A (ja) 2021-12-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1770028B1 (en) Wire conveyor belt with tension transfer
EP2200913B1 (en) Flat wire conveyor belt system
JP5496665B2 (ja) 改良された剛性を有する半径ベルト
EP0369648B1 (en) Horizontal flexing conveyor belt
JP5275818B2 (ja) トラフ形の低摩擦ポジティブドライブベルトを備えるコンベヤ
AU2009276846A1 (en) Positively driven, tracking flat belt and conveyor
JP6775267B1 (ja) メッシュベルト
JPH10272531A (ja) ワイヤーリンク、それを用いたワイヤーベルト及びその製造方法
US3991876A (en) Sanitary linkage connection means for food products processing conveyor
CN110546087A (zh) 集成高密度辊阵列的模块化传送带
RU2720921C2 (ru) Модуль для модульной конвейерной ленты с роликовой конвейерной поверхностью и модульная конвейерная лента, сформированная из множества таких модулей
CN110312666B (zh) 改进的杆式传送器
EP1223119B1 (en) Wire belt with compound link formation
JP6805148B2 (ja) 成形された底側表面を有するコンベヤベルトモジュール
EP1155979B1 (en) Flexible chain conveyor
JPH0615362B2 (ja) コンベヤベルト
JP6468324B1 (ja) コンベヤチェーン
US20100105304A1 (en) Chain for forming sausages or the like and machine comprising such a chain
JP6778935B1 (ja) メッシュベルト
US20240051761A1 (en) Link for a multi-link conveyor chain
US6796420B2 (en) Self-stacking conveyor belt and method
CN209922170U (zh) 一种拼合式输送带
SU829495A1 (ru) Т говый орган одноцепного скреб-КОВОгО КОНВЕйЕРА
US3162295A (en) Plate belt conveyors
CA3072232A1 (en) Conveyor belt spiral overlay having intermediate loops

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200616

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20200616

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20200827

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200908

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200929

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6775267

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250