JP6774706B2 - 毛成長抑制剤 - Google Patents

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本発明は、毛成長抑制剤に関する。
頭髪や体毛は、生物学的には頭部、胸部、手足等の重要な器官を防護するものである。しかしながら、近年、特に手足等における体毛は、美的外観上無い方が好ましいとする傾向が高まっている。
体毛を除去する方法としては、毛抜き、シェーバー、脱毛器等を用いる機械的除去方法、脱毛剤や除毛剤を用いた化学的作用による除去方法が挙げられる。しかしながら、これらの体毛除去方法は、皮膚に対して物理的又は化学的刺激を伴う場合があり、また抑毛作用という点では未だ不十分であるため、一定期間経過後には再び体毛除去処理を行わなければならない。したがって、安全でより手間のかからない体毛除去方法の開発が望まれている。
キキョウ科の植物であるキキョウ(Platycodon grandiflorus)は、サポニンを多く含み、去痰、鎮咳、鎮痛、鎮静、解熱作用があることから、古くから消炎排膿薬、鎮咳去痰薬等として使われている。また、キキョウの根の50容量%エタノール抽出物が、表皮中のカテプシンDの産生量を増加させて抜け毛を促進することから、脱毛促進剤として使用できることが報告されている(特許文献1)。
特開2003−95903号公報
本発明は、毛の成長を抑制する毛成長抑制剤を提供することに関する。
本発明者らは、毛成長を抑制する物質を探索した結果、キキョウ根の抽出物に優れた毛成長抑制作用があり、毛成長抑制剤として有用であることを見出した。
すなわち本発明は、キキョウ根又はその抽出物を有効成分とする毛成長抑制剤に係るものである。
本発明によれば、毛成長抑制効果の高い毛成長抑制剤を提供することができる。
キキョウ根抽出物の毛成長抑制効果。◆:Control群、▲キキョウ根の90容量%エタノール抽出物添加群
本発明において、「キキョウ」(桔梗)とは、キキョウ科キキョウ属のPlatycodon grandiflorus(学名)を指す。本発明において、キキョウはその根(キキョウ根)が使用される。
キキョウ根は、そのまま若しくはそれを圧搾することにより得られる搾汁、植物体自身を乾燥した乾燥物若しくはその破砕物、粉砕物、あるいはこれらから抽出した抽出物として用いることができるが、抽出物として用いるのが好ましい。
抽出のための溶媒には、極性溶媒、非極性溶媒のいずれをも使用することができる。溶媒の具体例としては、例えば、水;1価、2価又は多価のアルコール類;アセトン、メチルエチルケトン等のケトン類;酢酸メチル、酢酸エチル等のエステル類;ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン等の鎖状又は環状のエーテル類;ポリエチレングリコール等のポリエーテル類;ヘキサン等の飽和又は不飽和の炭化水素類;ベンゼン、トルエン等の芳香族炭化水素類;ジクロロメタン、クロロホルム、ジクロロエタン、四塩化炭素等のハロゲン化炭化水素類;ピリジン類;ジメチルスルホキシド;アセトニトリル;二酸化炭素、超臨界二酸化炭素;油脂、ワックス、その他のオイル類;ならびにこれらの混合物が挙げられる。好適には、薬理活性および汎用性の点で、水、アルコール類およびそれらの混液(アルコール水溶液)が挙げられる。
上記アルコール類としては、特に限定されないが、例えば、メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール、アミルアルコール、ヘキサノール、ヘプタノール、オクタノール等の1価アルコール類;1,3−ブチレングリコール、エチレングリコール、プロピレングリコール、1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール等の2価アルコール類;グリセリン等の3価以上のアルコール類等が挙げられる。このうち、薬理活性および操作性の点で、1価アルコール類および2価アルコール類が好ましい。また好ましくは、上記アルコール類は、炭素数1〜10のアルコール、より好ましくは炭素数1〜4のアルコールであり得る。
上記アルコール類の好ましい例としては、メタノール、エタノール、1,3−ブチレングリコール、n−プロパノール、イソプロパノール、n−ブタノール、イソブタノール、sec−ブタノール、t−ブタノール等が挙げられる。
上記アルコール類の水溶液におけるアルコールの濃度は、好ましくは20容量%以上、より好ましくは30容量%以上であり、且つ好ましくは99.9容量%以下、より好ましくは99.5容量%以下、さらに好ましくは95容量%以下である。また、上記アルコール類の水溶液におけるアルコールの濃度は、好ましくは20〜99.9容量%、より好ましくは20〜99.5容量%、さらに好ましくは30〜95容量%である。
上記アルコール類のうち、汎用性の観点から、エタノールがより好ましい。したがって、キキョウ根の抽出物を調製するためのより好適な溶媒としては、水、エタノール、エタノール水溶液が挙げられる。
エタノールを用いる場合のエタノール濃度は、80容量%以上であるのが好ましく、より好ましくは85容量%以上、より好ましくは87容量%以上、さらに好ましくは90容量%以上であり、且つ100容量%以下、より好ましくは97容量%以下、より好ましくは95容量%以下、さらに好ましくは93容量%以下である。また、好ましくは80〜100容量%、より好ましくは85〜97容量%、より好ましくは87〜95容量%、より好ましくは90〜95容量%、さらに好ましくは90〜93容量%である。
抽出における溶媒の使用量としては、キキョウ根(乾燥質量換算)1gに対して1〜1000mLが好ましい。
抽出条件は、十分な抽出が行える条件であれば特に限定されない。例えば、抽出時間は好ましくは1時間以上、より好ましくは3時間以上がより好ましく、他方、好ましくは2ヶ月以下、より好ましくは5週間以下、より好ましくは2週間以下である。抽出温度は0℃以上が好ましく、5℃以上がより好ましく、他方、溶媒沸点以下が好ましく、90℃以下がより好ましい。通常、低温なら長時間、高温なら短時間の抽出を行う。抽出条件の例としては、15〜40℃で1日〜5週間、好ましくは1〜2週間、60〜90℃で1〜5時間等が挙げられるが、これらに限定されず、当業者によって適宜選択され得る。
抽出手段は、特に限定されないが、例えば、固液抽出、液液抽出、浸漬、煎出、浸出、還流抽出、ソックスレー抽出、超音波抽出、マイクロ波抽出、攪拌等の通常の手段を用いることができる。これらの抽出手段は組み合わせてもよい。例えば、浸漬や固液抽出と液液抽出を組み合わせてもよく、または抽出時間を短縮する場合には、攪拌を伴う固液抽出をおこなってもよい。さらに、抽出物の酸化を防止するため、煮沸脱気や窒素ガス等の不活性ガスを通気して溶存酸素を除去しつつ、いわゆる非酸化性雰囲気下で抽出する手段を併用してもよい。また、抽出操作は、収率の向上を図るべく、抽出したろ過残渣を再度抽出する等、繰り返して行うことができる。
本発明のキキョウ根抽出物は、例えば化粧品や医薬品上許容し得る規格に適合し、本発明の効果を発揮するものであれば粗精製物であってもよい。また、必要に応じて、液々分配、固液分配、濾過膜、活性炭、吸着樹脂、イオン交換樹脂、澱出し等の公知の技術によって不活性な夾雑物の除去、脱臭、脱色等の処理を施すことができる。例えば、キキョウ根抽出物の澱出しを行った後、1,3−ブチレングリコール水溶液に転溶させる処理を施すことができる。
また、さらに公知の分離精製方法を適宜組み合わせてこれらの純度を高めてもよい。精製手段としては、有機溶剤沈殿、遠心分離、限界濾過膜、高速液体クロマトグラフやカラムクロマトグラフ等が挙げられる。
本発明において、上記の抽出物はそのまま用いることもできるが、当該抽出物を希釈、濃縮若しくは凍結乾燥した後、粉末又はペースト状に調製して用いることもできる。また、凍結乾燥し、用時に、通常抽出に用いられる溶剤、例えば水、エタノール、プロピレングリコール、ブチレングリコール、水・エタノール混液、水・プロピレングリコール混液、水・ブチレングリコール混液等の溶剤で希釈して用いることもできる。また、リポソーム等のベシクルやマイクロカプセル等に内包させて用いることもできる。
後記実施例に示すように、キキョウ根エタノール抽出物は、器官培養毛の伸長を抑制する作用を有する。
したがって、本発明のキキョウ根又はその抽出物は、毛成長抑制が所望される動物、好ましくはヒトに投与することにより、毛成長を抑制することができる。すなわち、本発明のキキョウ根又はその抽出物は毛成長抑制剤となり、毛成長抑制作用によって除毛や脱毛処理後の毛の成長を遅らせて除毛や脱毛の処理の持続性を高め、必要な除毛や脱毛処理の頻度を減少させたりすることができる。
また、本発明のキキョウ根又はその抽出物は、毛成長抑制剤を製造するために使用することができる。
また、本発明のキキョウ根又はその抽出物は、毛成長抑制のために使用することができる。
ここで、本発明のキキョウ根又はその抽出物のヒトへの使用は、治療的使用であってもよいが、非治療的使用であってもよい。「非治療的」とは、医療行為を含まない、すなわち人間を手術、治療又は診断する方法を含まない、より具体的には医師、又は医療従事者もしくは医師の指示を受けた者が人間に対して手術、治療又は診断を実施する方法を含まない概念である。本発明において、非治療的使用としては、美容的又は審美的な目的での毛成長抑制のための本発明のキキョウ根抽出物の使用、例えばエステティシャン、美容師、理容師、トリマー等による使用等が挙げられる。
本発明において、「毛成長抑制」とは、毛又は毛包の伸長を抑制する作用を意味する。また、成長を抑制される「毛」としては、頭髪、ひげ、手足や体幹部の毛等の頭髪以外の体毛が挙げられるが、好ましくはひげおよび頭髪以外の体毛である。
本発明の毛成長抑制剤は、毛成長抑制、好適には除毛又は脱毛処理後の毛の成長抑制を目的とした、化粧品、医薬品、医薬部外品であり得、又は毛成長抑制を目的とした、化粧品、医薬品、医薬部外品を製造するための原料又は素材であり得る。
本発明のキキョウ根又はその抽出物を含む、化粧品、医薬品、医薬部外品等の各種製剤組成物の形態は、経口又は非経口投与の形態のいずれでも良いが、非経口投与の形態であるのが好ましく、皮膚外用剤であるのがより好ましい。具体的には、軟膏、乳化化粧料、クリーム、乳液、ローション、ジェル、エアゾール、パッチ、テープ、スプレー等の形態で用いるのが好ましい。
当該皮膚外用剤は、毛成長抑制のみを目的とするものに限らず、保湿、美白、スキンケア、制汗、デオドラント、洗浄等の他の用途と毛成長抑制の用途を併せ持つ製剤であってもよい。
上記製剤組成物は、それぞれ一般的な製造法により、本発明のキキョウ根又はその抽出物を、製剤上許容し得る担体、例えば、各種油剤、界面活性剤、ゲル化剤、防腐剤、酸化防止剤、溶剤、アルコール、水、キレート剤、増粘剤、紫外線吸収剤、乳化安定剤、pH調整剤、色素、香料等とともに混合、分散した後、所望の形態に加工することによって得ることができる。また、これらの製剤組成物には、本発明のキキョウ根又はその抽出物の他、それぞれ化粧品、医薬部外品、医薬品等の製剤の種類に応じて、適宜、他の植物抽出物、殺菌剤、保湿剤、抗菌剤、清涼剤等の薬効成分を本発明の効果を妨害しない範囲で適宜配合することができる。また、毛成長抑制効果を更に高めるべく、他の抑毛成分を適宜配合することもできる。
当該製剤組成物中の本発明のキキョウ根又はその抽出物の含有量は、当該キキョウ根又はその抽出物の乾燥重量に換算して、一般的に好ましくは0.001質量%以上、より好ましくは0.01質量%以上、且つ好ましくは99質量%以下、より好ましく20質量%以下であり、また好ましくは0.001〜99質量%、より好ましくは0.01〜20質量%である。
上記医薬品、医薬部外品、化粧料の投与量は、対象の毛成長の抑制を達成できる量であり得る。好ましくは、有効量とは、投与群の毛包伸長を、未投与群の95%以下、好ましくは90%以下、より好ましくは80%以下に低下させることができる量であり得る。
当該投与量は、対象者の状態、体重、性別、年齢又はその他の要因に従って変動し得るが、成人(60kg)1人当たり1日、本発明のキキョウ根又はその抽出物(乾燥物換算)として、例えば好ましくは0.001mg以上、より好ましくは0.005mg以上であり、且つ好ましくは100mg以下、より好ましくは50mgである。また、好ましくは0.001〜100mg、より好ましくは0.005〜50mgである。
また、当該製剤は、任意の摂取・投与計画に従って摂取・投与され得るが、1日1回〜数回に分け、数週間〜数カ月間継続して投与することが好ましい。
上記化粧品、医薬品又は医薬部外品の適用の対象としては、それを必要としていれば特に限定されないが、毛成長抑制を目的とするヒトが好ましい。
上述した実施形態に関し、本発明においては更に以下の態様が開示される。
<1>キキョウ根又はその抽出物を有効成分とする毛成長抑制剤。
<2>毛成長抑制剤を製造するための、キキョウ根又はその抽出物の使用。
<3>毛成長抑制に使用するための、キキョウ根又はその抽出物。
<4>キキョウ根又はその抽出物を投与することを含む毛成長抑制方法。
<5>上記<3>において、上記使用は、好ましくは、美容的又は審美的な目的での毛成長抑制のための非治療的な使用である。
<6>上記<4>において、上記方法は、好ましくは、美容的又は審美的な目的での毛成長抑制のための非治療的な方法である。
<7>上記<1>〜<6>において、毛はひげおよび頭髪以外の体毛である。
<8>上記<1>〜<6>において、毛成長抑制は毛伸長抑制である。
<9>上記<1>〜<6>において、毛成長抑制は除毛又は脱毛処理後の毛の成長抑制である。
<10>上記<1>〜<9>において、抽出物はエタノール抽出物である。
<11>上記<10>において、エタノール濃度は、好ましくは80容量%以上、より好ましくは85容量%以上、より好ましくは87容量%以上、さらに好ましくは90容量%以上であり、且つ100容量%以下、より好ましくは97容量%以下、より好ましくは95容量%以下、さらに好ましくは93容量%以下である。また、好ましくは80〜100容量%、より好ましくは85〜97容量%、より好ましくは87〜95容量%、より好ましくは90〜95容量%、さらに好ましくは90〜93容量%である。
<12>上記<10>又は<11>において、抽出物はエタノール水抽出物である。
<13>上記<1>及び<2>において、製剤組成物中のキキョウ根又はその抽出物の含有量は、キキョウ根又はその抽出物の乾燥重量に換算して、一般的に好ましくは0.001質量%以上、より好ましくは0.01質量%以上、且つ好ましくは99質量%以下、より好ましく20質量%以下であり、また好ましくは0.001〜99質量%、より好ましくは0.01〜20質量%である。
以下、実施例を示し、本発明をより具体的に説明する。
製造例1 キキョウ根抽出物の調製
キキョウ(Platycodon grandiflorus)根乾燥物の細断品10kgに90容量%エタノール水溶液100kgを加え、室温下で7日間静置抽出した後ろ過し、90容量%エタノール抽出液(1)を得た。
ろ別された抽出残渣に90容量%エタノール水溶液100kgを加え、再び室温下で7日間静置抽出した後ろ過し、90容量%エタノール抽出液(2)を得た。
90容量%エタノール抽出液(1)および(2)をまとめて、澱出しを行った後、50容量%1,3−ブチレングリコール水溶液に転溶させ、90容量%エタノール抽出物とした。その蒸発残分は2.5%であった。
実施例1 ブタ単離毛包を用いた毛成長抑制効果の評価
食肉用豚の臀部皮膚を、適当な大きさに切り分け、余分な脂肪組織を除いた。ヒビテン液に20分浸漬したあと、PBS(Ca及びMg不含、Life Technologies、1%抗菌剤含む)で3回洗浄した。洗浄後10cm径シャーレに滅菌ガーゼ(白十字ステラーゼ)を敷き、皮膚の乾燥を防ぐためPBSを適当量添加し、ガーゼ上に豚皮を置いた。次に実態顕微鏡下でピンセットとメス(FEATHER No 10)を用い、毛包を傷つけないように注意しながら1本ずつに単離し、培地中に回収した。培地にはWilliam’s Medium E(SIGMA)を用いた。添加剤として2mM L−グルタミン(Life Technologies)と1容量%抗生物質(Life Technologies)10μg/mLハイドロコルチゾン(SIGMA)、0.01μg/mLインスリン(SIGMA)を添加した。
単離された毛包は上記培地の入った24穴プレートに1ウェルに1本ずつ入れ、37℃、5%CO条件下で培養した。培養開始時と培養2日後に写真撮影を行い、画像解析を行った。
画像解析結果より、2日間で0.2mm以上伸長した毛包を、キキョウ根90容量%エタノール抽出物添加群では、製造例1で調製したキキョウ根抽出物が固形分で最終濃度0.025質量%となるように添加された培地に移した。一方、Control群(試験物質無添加)では、キキョウ根抽出物の代わりに50容量%エタノールが添加された培地に毛包を移した。
試験物質添加培地による培養開始後、経時的に写真撮影と培地交換を行った。写真より画像解析を行い、毛包の伸長量を計測した。結果を表1及び図1に示す。
Control群(試験物質無添加)では、培養時間に従って毛包の伸長(毛成長)が観察された一方、キキョウ根90容量%エタノール抽出物添加群では、毛包の伸長が有意に抑制された。

Claims (2)

  1. キキョウ根又はその抽出物を有効成分とする毛成長抑制剤であって、該毛成長抑制が除毛処理後の毛の成長抑制である、毛成長抑制剤。
  2. 抽出物が80〜100容量%エタノール抽出物である、請求項記載の毛成長抑制剤。
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