JP6770387B2 - 防災受信盤 - Google Patents

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Description

本発明は、トンネルに設置される消火栓等の端末機器からの信号を受信すると共に、各端末機器の障害監視を行う防災受信盤に関する。
自動車専用道等のトンネルには、トンネル内で発生する火災等に備える各種機器が設置される。このような機器としては、火災の通報を行う火災通報装置、非常電話、消火栓装置などが挙げられる。これらを端末機器として、監視及び制御するため、防災受信盤が設けられる。防災受信盤は、複数の端末機器を監視、制御するために、伝送線にて各端末機器と接続されている。
このようにトンネル内の端末機器と接続される防災受信盤としては、例えば特許文献1に挙げるようなものがある。
特開2016−103959号公報
トンネル内の端末機器は、トンネルの長さ方向に沿って複数が設けられており、それぞれが火災等の異常発生時には確実に動作する必要がある。このため、各端末機器が正常に動作する状態にあるかを監視しておく必要がある。端末機器の動作状態の監視方法として、各端末機器に流れる電流を定期的に測定し、その電流値が所定の範囲内にあるか否かを判別する手法が知られている。
外線の経年変化を監視する電流監視システムは、その性質上、防災監視システムとは別の機能として構成される。このため、電流監視システム用に、各端末機器と接続される電流監視盤が、防災受信盤とは別に設けられるのが通常である。
しかし、防災受信盤とは別の場所に電流監視盤が設けられていると、各盤の操作やメンテナンスの際などに、それぞれの場所で作業を行う必要があり、作業効率が悪いという問題がある。そこで、防災受信盤に電流監視盤の機能を持たせて一体化することが考えられる。
電流監視盤では、所定時間毎に行われる自動測定または電流監視盤の操作により任意のタイミングで行われる手動測定により、異常検出が行われる。電流監視盤はモニタを有する表示部を備え、モニタは、自動測定時の画面、手動測定時の画面、検出された異常の履歴を表示する画面などを切り替えることができる。また、電流監視盤は、各状態において各種操作を行う操作部も有しており、モニタを見ながら操作を行うことができる。単に防災受信盤に電流監視盤の機能を持たせて一体化しただけでも、電流監視機能における情報表示と各種操作を行うことはできるが、より効率よく電流監視機能における作業を行えることが望まれている。
本発明は前記課題を鑑みてなされたものであり、電流監視機能の状態に応じた効率のよい作業を可能とした防災受信盤を提供することを目的とする。
前記課題を解決するため、請求項1の発明に係る防災受信盤は、トンネル内に設置される端末機器と伝送線で接続される防災受信盤であって、
筐体本体に対し開閉自在な前面扉を有する筐体を有し、
前記筐体には、前記伝送線を介して前記端末機器と情報の送受信及び所定の制御を行う監視制御部を有する防災監視装置と、前記端末機器の電流測定を行う電流監視装置とが納められ、
前記電流監視装置は、前記端末機器の電流値を検出する電流監視部と、該電流監視部の監視状態を表示するモニタを備えた電流監視表示部と、前記前面扉の開閉状態を検出する開閉検出部とを有すると共に、複数の動作状態のうちいずれかの状態にあり、
前記モニタは複数の画面表示を切替可能であり、前記開閉検出部で前記前面扉が開放されたことが検出されたら、前記モニタは、前記電流監視装置の動作状態に応じた画面表示をすることを特徴として構成されている。
請求項1に係る発明によれば、電流監視装置の状態に応じて、前面扉を開放した際の表示画面を変えることにより、各状態に最適な画面を最初から表示させることができるので、作業者が迅速に状況を把握できる。
また、請求項2の発明に係る防災受信盤は、前記モニタはタッチパネルからなることを特徴として構成されている。
請求項2に係る発明によれば、電流監視装置の状態に応じて表示された画面上で、必要な操作をすぐに行うことができ、作業の効率性を向上させることができる。
さらに、請求項3の発明に係る防災受信盤は、前記モニタの複数の画面表示は、少なくとも異常検出履歴の表示画面を含み、
前記開閉検出部により前記前面扉が開放されたことが検出されたら、それ以前に電流監視装置により前記端末機器の異常を検出していた場合に、前記異常検出履歴の表示画面が前記モニタに表示されることを特徴として構成されている。
請求項3に係る発明によれば、電流監視装置で端末機器の異常を検出していた場合に、異常検出があったことをすぐに認識できると共に、その履歴をすぐに確認でき、作業の効率性を向上させることができる。
さらにまた、請求項4の発明に係る防災受信盤は、前記モニタの複数の画面表示は、少なくとも自動測定状況の表示画面を含み、
前記開閉検出部により前記前面扉が開放されたことが検出されたら、前記電流監視装置が自動測定中であった場合に、前記自動測定状況の表示画面が前記モニタに表示されることを特徴として構成されている。
請求項4に係る発明によれば、自動測定中であることをすぐに認識できると共に、自動測定の状況確認及び必要な操作をすぐに行うことができ、作業の効率性を向上させることができる。
そして、請求項5の発明に係る防災受信盤は、前記モニタの複数の画面表示は、少なくとも測定履歴の表示画面を含み、
前記開閉検出部により前記前面扉が開放されたことが検出されたら、それ以前に電流監視装置により前記端末機器の異常を検出しておらず、かつ、前記電流監視装置が自動測定中でない場合に、前記測定履歴の表示画面が前記モニタに表示されることを特徴として構成されている。
請求項5に係る発明によれば、異常が検出されなかった場合にそれまでの測定履歴をすぐに確認でき、作業の効率性を向上させることができる。
本発明に係る防災受信盤によれば、電流監視機能の状態に応じた効率のよい作業を可能とすることができる。
本実施形態の防災受信盤を有するトンネル防災システムの概要図である。 防災監視装置のブロック図である。 電流監視装置のブロック図である。 防災受信盤の正面図である。 防災受信盤の側面図である。 前面扉を開状態とした筐体の正面図である。 電流値の自動測定状況の画面表示である。 異常履歴の画面表示である。 測定履歴の画面表示である。 タッチパネルの画面表示フローチャートである。
本発明の実施形態について、図面に沿って詳細に説明する。図1には、本実施形態の防災受信盤1を有するトンネル防災システムの概要図を示している。この図に示すように、トンネル防災システムは、自動車専用道のトンネルに適用されるものである。トンネルは、上り線トンネルAと下り線トンネルBとからなる。
上り線トンネルAと下り線トンネルBの内部壁面には、所定間隔毎に消火栓10が配置されている。消火栓10は、消火栓扉の内部にノズル付ホースを収納しており、火災時には消火栓扉を開いてノズル付ホースを引き出し、レバーを開操作することで消火用水が放水されると共に、消火栓弁開閉検出スイッチ11がオンになることで、消火ポンプ設備4が起動する。また、消火栓10は、火災発生を通報できる発信機12も有している。トンネル内の非常用設備として、消火栓10以外にも、火災検知器や自動弁装置、ダクト内温度検知器等が設けられるが、図示を省略している。
消火栓弁開閉検出スイッチ11と発信機12は、伝送線2により防災受信盤1に接続されている。伝送線2は、端末機器である消火栓弁開閉検出スイッチ11及び発信機12と防災受信盤1との間で、火災発生時の情報伝達を行う。防災受信盤1からは、トンネルの長手方向に分割した所定の区画毎にP型の伝送線2−1〜2−nが引き出され、区画単位に設けられた複数の消火栓弁開閉検出スイッチ11及び発信機12が接続されている。なお、伝送線2−1〜2−nは、区別する必要がない場合は、単に伝送線2という。
防災受信盤1は、消火栓10に水を供給する消火ポンプ設備4と接続されている。いずれかの消火栓10において、消火栓弁開閉検出スイッチ11がオンになった場合には、伝送線2を介して防災受信盤1にその情報が送信され、該情報を受信した防災受信盤1は、消火ポンプ設備4を起動させる。
また、防災受信盤1は、外部との通信線5にも接続されている。通信線5は、遠隔地に設けられる監視室等と接続されていて、火災発生等の情報の送受信や、通話などに用いられる。
本実施形態の防災受信盤1は、防災受信機能を有する防災監視装置20と、電流監視機能を有する電流監視装置30の両方を有している。これらは、互いに独立した機能を有するが、一部では連係している。図2には防災監視装置20のブロック図を、図3には電流監視装置30のブロック図を、それぞれ示している。図2に示すように、防災監視装置20は、端末機器との情報の送受信及び所定の制御を行う監視制御部21を有し、監視制御部21は、伝送部22により伝送線2を介して端末機器と通信を行うことができる。
防災監視装置20は、それぞれ監視制御部21と接続された防災操作表示部23と、音響発生部24と、通話部25と、通信部26と、印字部27とを有している。防災操作表示部23は、防災監視装置20における端末機器の監視状態を表示すると共に、端末機器の監視に関する操作を行うことができる。通話部25は、トンネル内の非常電話との通話を行うことができる。通信部26は、外部との通信を行うことができ、通信線5が接続されている。印字部27は、防災監視装置20の動作記録等を紙に印字して出力することができる。なお、印字部27は必ずしも設けられていなくてもよい。
監視制御部21には、電流監視装置30との連携を行うため、電流監視装置30に設けられる電流監視制御部31と電流監視部32が接続されている。
監視制御部21は、伝送線2で接続された端末機器のいずれかから、火災発生を知らせる信号を受信した場合には、警報動作を行う。警報動作において監視制御部21は、防災操作表示部23に火災発生を表示させると共に、音響発生部24に警報を発生させる。また、監視制御部21は、通信部26に通信線5を介して外部に火災発生の信号を送信させる。
図3に示すように、電流監視装置30は、電流測定時に伝送線2に接続され、各端末機器の電流値を測定する電流監視部32と、電流監視部32での電流監視制御及び異常発生時等の制御を行う電流監視制御部31とを有している。電流監視制御部31には、電流監視部32における監視状態を表示する電流監視表示部33と、電流監視に関する操作を行う操作部34と、電流監視の状態を表示する第2表示部35と、電流監視結果の履歴を記憶する記憶部36と、防災受信盤が有する筐体40の前面扉42の開閉状態を検出する開閉検出部38が接続されている。開閉検出部38は、前面扉42がその開閉に伴い接離する位置に設けられるスイッチなどからなる。また、前述のように、電流監視制御部31と電流監視部32は、防災監視装置20の監視制御部21と接続されている。
電流監視制御部31は、伝送線2が接続された端末機器に対して、定期的、あるいは操作部34で支持されたタイミングで、電流監視部32に電流値の測定を行わせる。電流監視部32で測定された各端末機器の電流値は、記憶部36に記憶される。測定の結果、端末機器のいずれかにおいて電流値が所定範囲内になかった場合、電流監視制御部31は、防災受信盤1の外側に配置される第2表示部35に異常発生の表示をさせる。また、防災受信盤1の内側に配置される電流監視表示部33は、防災受信盤1が開かれた場合にオンとなり、電流値測定の履歴や異常発生などの情報を表示する。
図4には防災受信盤1の正面図を、図5には防災受信盤1の側面図を、それぞれ示している。防災受信盤1は、略箱状の筐体40を有し、その内外に防災監視装置20と電流監視装置30の各構成が配置される。筐体40は、筐体本体41の前面側に開閉自在な前面扉42を、後面側に開閉自在な後面扉43を、それぞれ有して構成されている。
前面扉42の前面42aには、上部にグラフィックパネル50が、中央上段に集合表示灯51が、中央下段に操作部52が、それぞれ配置されている。グラフィックパネル50は、各端末機器における警報の状態を表示するものであって、端末機器毎にLEDが設けられていて、警報を発している端末機器に対応するLEDが点灯する。図4ではグラフィックパネル50の表示については省略している。グラフィックパネル50は、図2に示す防災監視装置20における防災操作表示部に相当する。なお、グラフィックパネル50は、LEDが配置されたものに限られず、LCDであってもよい。
集合表示灯51は、複数の表示灯がマトリックス状に配置されたものであり、防災受信盤1の電源のオンオフ状態や、電流監視装置30における電流監視測定状態、通話部25の使用状態、防災受信盤1の障害発生状態、端末機器における電流値の異常状態などを表示することができる。集合表示灯51の表示は、防災監視装置20に関するものと電流監視装置30に関するものの両方を含んでいる。すなわち、集合表示灯51は、図2に示す防災監視装置20における防災操作表示部23に相当するが、その中には図3に示す電流監視装置30における第2表示部35も含まれている。
操作部52は、監視するトンネル毎に機器の試験を行うためのスイッチや、通話部25及びこの通話部25の操作を行うためのスイッチなどが配置されている。
前面扉42の下部には、防災監視装置20の音響発生部24から発する音を伝えるための音響孔54が形成されている。また、前面扉42には、操作部52の側方に、前面扉42を開閉するのに用いられるハンドル42cが設けられている。
図5に示すように、筐体40の内部には、防災監視装置20や電流監視装置30の部品を配置するための中間板60が設けられ、その中央領域の前面側には土台部63が設けられ、土台部63の前面には、モニタとなるタッチパネル66が設けられる。タッチパネル66は、画面表示と共にタッチ操作が可能であり、電流監視装置30の電流監視表示部33と操作部34に相当する。
図6には、前面扉42を開状態とした筐体40の正面図を示している。筐体40の内部には、前述のタッチパネル66が前面側に露出するように配置されている他、防災監視装置20を構成する部品である防災監視構成部61と、電流監視装置30を構成する部品である電流監視構成部62が配置されている。
タッチパネル66は、中央に開口を有する取付板65に取付けられている。取付板65は、一側部にヒンジ部64aを有しており、ヒンジ部64aよりもタッチパネル66側の部分は、前後方向に開閉自在な開閉部64となっている。なお、開閉部64は防災受信盤1の使用時においては開閉不能に固定される。タッチパネル66が開口を有する取付板65に取付けられていることで、タッチパネル66の交換を容易にできる。特に、タッチパネル66の仕様が変わっても、画面サイズが一致すればタッチパネル66だけを交換できるので、将来的なメンテナンス性を良好にすることができる。
また、タッチパネル66は、ヒンジ部61を介して開閉動作可能な開閉部64に設けられているので、防災受信盤1の設置時やタッチパネル66の交換時には、開閉部64を開くことで、タッチパネル66に対する配線作業を容易にすることができる。
電流監視表示部33及び操作部34であるタッチパネル66は、筐体40の高さ方向において、前面扉42に設けられる集合表示灯51及び操作部52の高さ範囲内に納まる位置に配置されている。すなわち、タッチパネル66は、通話部25を含む防災監視装置20の防災操作表示部23の高さ範囲内に配置されている。
メンテナンス等のために筐体40の前面扉42を開いた場合には、タッチパネル66に情報が表示されると共に、タッチパネル66をタッチ操作することにより、各種操作を行うことができる。また、タッチパネル66での情報確認及び操作の際には、前面扉42の前面42aに配置される防災操作表示部23の表示も併せて確認する場合がある。本実施形態では、タッチパネル66が、筐体40の前面扉42を開いた状態で前面側に露出すると共に、防災操作表示部23の高さ範囲内に配置されているので、前面扉42の前面42a側も参照しつつ、タッチパネル66の画面表示を見て操作することが容易な配置関係となっている。特に、通話部25が前面扉42の前面42a側の操作部34に含まれているので、タッチパネル66を操作しながら通話部25での通話を行うことができ、メンテナンスの作業効率を向上させることができる。
次に、モニタにおける画面表示について説明する。モニタであるタッチパネル66では、複数の画面表示を切替えて表示することができる。切替可能な画面表示としては、自動測定状況の表示画面、手動測定状況の表示画面、測定履歴の表示画面、異常履歴の表示画面、システム設定の表示画面がある。図7には、電流値の自動測定状況の画面表示を示している。画面の下部には画面切り替えメニュー70が表示されている。画面切り替えメニュー70のタッチ操作により、前述の複数の表示画面を切り替えることができる。図7では画面切り替えメニュー70のうち、左端の「自動測定」が選択されている。
画面の右側部には、自動測定に関する操作を行うボタンが配置された操作メニュー72が表示されている。画面の上部には、画面のタイトルが表示されるタイトル部71を有している。タイトル部71と画面切り替えメニュー70の配置は、タッチパネル66に表示される各画面で共通している。
自動測定の画面の中央部は、各端末機器において測定された電流値と、各端末機器に設定された電流値の下限値及び上限値が一覧で表示される自動測定結果表示部73である。自動測定結果表示部73では、端末機器毎に固有の番号が割り振られており、測定中の端末機器の番号の欄は、背景色が変化する。これにより、現在測定中の端末機器がどれであるかを視認できる。図7では、No.003の欄の背景色が変化しており、当該端末機器が測定中であることが分かる。また、測定の結果、電流値が下限値と上限値の間になかった端末機器、すなわち、異常が検出された端末機器については、当該測定値の欄の背景色が変化する。これにより、異常のあった測定値を素早く発見できる。図7では、No.002の測定値が、1.85であって、上限値である1.00よりも大きいので、当該欄の背景色が変化している。
なお、電流値の手動測定状況の画面は、自動測定状況の画面とほぼ同じであるので、ここでは図示を省略する。
図8には、異常履歴の画面表示を示している。画面の下部には画面切り替えメニュー70が表示されている。画面の右側部には、ページ切り替えのボタンや、異常履歴の情報に対する操作ボタン、及び履歴情報の保存のボタンなどが配置された操作メニュー74が表示されている。画面の上部には、画面のタイトルが表示されるタイトル部71を有している。
異常履歴の画面の中央部は、これまで測定された端末機器の電流値のうち、異常が検出された履歴のみを、異常の発生日時が新しい履歴から順に表示する異常履歴表示部75である。異常履歴表示部74に表示される情報は、異常の発生日時と異常の内容、及び異常の復旧が確認された日時である。
異常履歴表示部74において異常履歴は、色分けされて表示されている。色分けは、背景色を変化させることによってなされている。検出された異常のうち、重度のものについては背景色が赤色に、中度のものについては背景色が黄色に、軽度のものについては背景色が変化なし(白色または水色)とされている。なお、図8では、各欄の網掛けの有無及び種類によって、背景色の違いを表現している。色分けはこの例に限られず、他の色を用いてもよい。異常履歴の背景が、異常の程度によって色分けされていることにより、端末機器の異常発生を直感的に把握することができ、メンテナンスの際の作業効率を向上させることができる。
図9には、測定履歴の画面表示を示している。測定履歴の画面は、異常履歴の画面と概ね同様であり、画面切り替えメニュー70と操作メニュー76、タイトル部71及び測定履歴表示部77の各領域を有している。測定履歴表示部77には、端末機器の電流測定を行った日時と測定内容、測定値及び判定結果が、日時順に一覧表示される。
タッチパネル66は、筐体40の前面扉42が閉鎖された状態ではオフになっており、開閉検出部38で前面扉42が開放されたことが検出されたらオンとなり情報を表示する。このとき、タッチパネル66で前述の複数の画面のうち、どの画面を表示するかは、前面扉42が開放された時点での電流監視装置30の状態により決定される。
電流監視装置30の動作状態としては、通常の待機状態(第1の状態)と、定期的に行われる自動測定中の状態(第2の状態)と、任意のタイミングで行われる手動測定中の状態(第3の状態)と、電流測定により端末機器のいずれかに異常が検出された後の状態(第4の状態)がある。この各状態において、前面扉42が開放された場合に、タッチパネル66ではそれぞれ異なる画面表示を行う。
図10には、タッチパネル66の画面表示フローチャートを示している。本フローにおいて、電流監視制御部31は、開閉検出部38により前面扉42が開放されるまで待機する(S1)。
前面扉42が開放されたことを開閉検出部38が検出したら、電流監視制御部31は、電流監視装置30が第4の状態であるか否かを判定する(S2)。第4の状態は、前述のように電流測定により端末機器のいずれかに異常が検出された後の状態である。S2で電流監視装置30が第4の状態であった場合、電流監視制御部31は、タッチパネル66に図8の異常履歴の画面を表示させる(S3)。第4の状態の場合、既に端末機器のいずれかに異常が検出されているので、前面扉42を開放した作業者は、端末機器における異常検出の履歴をすぐに確認し、異常検出に対応する操作を行うことができる。
S2で電流監視装置30が第4の状態でなかったら、次に電流監視制御部31は、電流監視装置30が第3の状態であるか否かを判定する(S4)。第3の状態は、前述のように手動測定中の状態である。S4で電流監視装置30が手動測定中の状態であった場合、電流監視制御部31は、タッチパネル66に手動測定状況の画面を表示させる(S5)。第3の状態は手動測定中の状態であるので、前面扉42を開放した作業者は、手動測定状況についてすぐに確認し、必要に応じた操作を行うことができる。
S4で電流監視装置30が第3の状態でなかったら、次に電流監視制御部31は、電流監視装置30が第2の状態であるか否かを判定する(S6)。第2の状態は、前述のように自動測定中の状態である。S6で電流監視装置30が自動測定中の状態であった場合、電流監視制御部31は、タッチパネル66に図7の自動測定状況の画面を表示させる(S7)。第2の状態は自動測定中の状態であるので、前面扉42を開放した作業者は、自動測定状況についてすぐに確認し、必要に応じた操作を行うことができる。
S6で電流監視装置30が第2の状態でなかったら、電流監視装置30は第1の状態、すなわち、通常の待機状態である。この場合、電流監視制御部31は、タッチパネル66に図9の測定履歴の画面を表示させる(S8)。これにより、前面扉42を開放した作業者は、端末機器の電流測定についての情報をすぐに確認することができる。
このように、電流監視装置30の状態に応じて、前面扉42を開放した際のタッチパネル66の表示画面を変えることにより、各状態に最適な画面を最初から表示させることができるので、作業者が迅速に状況を把握でき、また、その状況に対応した操作をタッチパネル66で行うことができるので、作業の効率性を向上させることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の適用は本実施形態には限られず、その技術的思想の範囲内において様々に適用されうる。例えば、上述の実施形態で説明した電流監視装置30の複数の動作状態や、タッチパネル66で表示される複数の画面表示は、あくまで例であって、電流監視装置30におけるその他の動作状態及びそれに対応したタッチパネル66における別の画面表示があってもよい。
A 上り線トンネル
B 下り線トンネル
C 避難連絡抗
1 防災受信盤
2 伝送線
4 消火ポンプ設備
5 通信線
10 消火栓
11 消火栓弁開閉検出スイッチ
12 発信機
20 防災監視装置
21 監視制御部
22 伝送部
23 防災操作表示部
24 音響発生部
25 通話部
26 通信部
27 印字部
30 電流監視装置
31 電流監視制御部
32 電流監視部
33 電流監視表示部
34 操作部
35 第2表示部
36 記憶部
38 開閉検出部
40 筐体
41 前面扉
42 後面扉
50 グラフィックパネル
51 集合表示灯
52 操作部
53 通話部
54 音響孔
60 中間板
61 防災監視構成部
62 電流監視構成部
63 土台部
64 開閉部
65 取付板
66 タッチパネル

Claims (5)

  1. トンネル内に設置される端末機器と伝送線で接続される防災受信盤であって、
    筐体本体に対し開閉自在な前面扉を有する筐体を有し、
    前記筐体には、前記伝送線を介して前記端末機器と情報の送受信及び所定の制御を行う監視制御部を有する防災監視装置と、前記端末機器の電流測定を行う電流監視装置とが納められ、
    前記電流監視装置は、前記端末機器の電流値を検出する電流監視部と、該電流監視部の監視状態を表示するモニタを備えた電流監視表示部と、前記前面扉の開閉状態を検出する開閉検出部とを有すると共に、複数の動作状態のうちいずれかの状態にあり、
    前記モニタは複数の画面表示を切替可能であり、前記開閉検出部で前記前面扉が開放されたことが検出されたら、前記モニタは、前記電流監視装置の動作状態に応じた画面表示をすることを特徴とする防災受信盤。
  2. 前記モニタはタッチパネルからなることを特徴とする請求項1記載の防災受信盤。
  3. 前記モニタの複数の画面表示は、少なくとも異常検出履歴の表示画面を含み、
    前記開閉検出部により前記前面扉が開放されたことが検出されたら、それ以前に電流監視装置により前記端末機器の異常を検出していた場合に、前記異常検出履歴の表示画面が前記モニタに表示されることを特徴とする請求項1または2記載の防災受信盤。
  4. 前記モニタの複数の画面表示は、少なくとも自動測定状況の表示画面を含み、
    前記開閉検出部により前記前面扉が開放されたことが検出されたら、前記電流監視装置が自動測定中であった場合に、前記自動測定状況の表示画面が前記モニタに表示されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の防災受信盤。
  5. 前記モニタの複数の画面表示は、少なくとも測定履歴の表示画面を含み、
    前記開閉検出部により前記前面扉が開放されたことが検出されたら、それ以前に電流監視装置により前記端末機器の異常を検出しておらず、かつ、前記電流監視装置が自動測定中でない場合に、前記測定履歴の表示画面が前記モニタに表示されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の防災受信盤。
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