JP6769608B2 - 医療用スタンド装置 - Google Patents

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本発明は医療用スタンド装置に関するものである。
スタンド装置は手術顕微鏡やカメラなどの医療機器を前後に移動自在に支持できるように平行リンク機構を利用した構造になっている。水平アームを2本の平行な縦アームでスタンド本体に対して連結し、水平アームの前端に医療機器を吊り下げた状態で支持し、2本の縦アームを含む平行リンク機構を前後に変形させることにより、水平アームごと医療機器を前後に移動できるようになっている。この医療機器の重量バランスはカウンタウェイトにより行うのが一般的であるが、縦アームの一方に組み合わせた圧縮バネの反発力により医療機器の重量バランスを図る構造も提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2014−168818号公報
しかしながら、このような関連技術にあっては、圧縮バネを圧縮して得る反発力で医療機器の重量バランスを図る構造のため、前後のうち、圧縮バネを圧縮する側の傾動時にしか医療機器の重量バランスを図ることができず、前後両方の傾きに対応するものでなかった。
本発明は、このような関連技術に着目してなされたものであり、前後いずれの傾動時にも医療機器の重量バランスを図ることができる医療用スタンド装置を提供することを目的としている。
本発明の第1の技術的側面によれば、スタンド本体と水平アームとを両端に回動軸を有する2本の平行な前アームと後アームで連結することにより平行リンク機構を構成し、水平アームの前端に医療機器を支持し、前アームと後アームのスタンド本体側の回動軸を中心に水平アーム側を垂直に対して前後に傾動自在にした医療用スタンド装置であって、 後アームに沿って直線的に伸縮する押し引き兼用のバネを設け、前アームに前記バネの下端を係止するストッパを設ける共にバネの上端を後アームの上部に係止し、水平アームの前側への傾動時にはストッパの後アームに対する押し方向への相対変位によりバネを圧縮し、水平アームの後側への傾動時にはストッパの後アームに対する引き方向への相対変位によりバネを引張り、それぞれバネにより反傾動方向への反発力を発生させることを特徴とする。
本発明の第2の技術的側面によれば、バネが後アームの外側に設けられ、ストッパに後アームが貫通する前後方向に沿う長孔状の貫通孔を形成し、ストッパに前後に滑動自在なスライダを備えるレールを固定し、バネの下端をスライダに対して係止したことを特徴とする。
本発明の第3の技術的側面によれば、スタンド本体における後アームの回動軸が前アームの回動軸よりも高い位置にあることを特徴とする。
本発明の第1の技術的側面によれば、バネとして押し引き兼用のバネを後アームに取付け、その上端を後アームの上部に係止し、下端を前アームと一体のストッパに係止したため、水平アームを前側へ倒した際にはバネが圧縮されて反発力が生じ、水平アームを後側に倒した際にはバネが引張られて反発力が生じるため、前後いずれの方向へ倒した場合も医療機器の重量バランスを図ることができる。
本発明の第2の技術的側面によれば、後アームがストッパの貫通孔を貫通するため後アームが安定する。貫通孔が長孔状のため貫通孔内での後アームの相対的な前後移動を許容することができる。バネの下端が前後に滑動自在なスライダに係止されているため、バネに反発力が発生した状態のまま後アームが相対的に前後移動してもそれを阻止する摩擦や抵抗が生じにくく円滑な前後移動が行われる。
本発明の第3の技術的側面によれば、後アームが前アームよりも高い位置にあるため、使用頻度の高い前方への傾動時に前アームと後アームとの間隔が広がり、前側への十分な傾動量を確保することができる。
医療用スタンド装置を示す側面図。 医療用スタンド装置の主要部を示す斜視図。 スライダを示す斜視図。 水平アームを前側へ移動させた状態を示す側面図。 水平アームを後側へ移動させた状態を示す側面図。
図1〜図5は本発明の好適な実施形態を示す図である。
図1はスタンド装置1を示す全体図である。スタンド装置1のスタンド本体2はフロア上に設置されている。スタンド本体2にはそれぞれ左右一対の前アーム3と後アーム4の下側の各回動軸3a、4aが軸支されている。各回動軸3a、4aは水平に対して回動軸4aを上にした水平から45度の傾きで取付けられている。前アーム3及び後アーム4は同じ長さで、垂直を基準状態としている。
前アーム3及び後アーム4の上側の回動軸3b、4bには水平アーム5が軸支されている。水平アーム5での各回動軸3b、4bも45度の傾きで設定されている。
前アーム3と後アーム4は平行で長さが等しいため、スタンド本体2に固定される仮想リンク辺3a−4aと水平アーム5に固定される仮想リンク辺3b−4bとで平行リンク機構Aが構成される。
水平アーム5にはそれぞれ左右一対のアーム6、7により先端部8が連結されており、先端部8には医療機器9が支持されている。上下のアーム6、7の各回動軸6a、6b、7a、7bのうち、上側のアーム6の後側の回動軸6aと、下側のアーム7の前側の回動軸7bとの間には引張バネ10が設けられている。
前アーム3及び後アーム4のうち、後アーム4側には略全長にわたってバネ11が設けられている。バネ11は押し引き兼用のコイルバネで、圧縮方向及び引張方向の両方で反発力を生じさせる特性を有しており、後アーム4の外側に設けられている。本実施形態では説明の便宜上、前アーム3及び後アーム4が垂直状態のときにバネ11が反発力を生じない実質的に自然長であるとして説明する。
前アーム3の下方にはストッパ12が固定されている。ストッパ12は後アーム4に向けて前アーム3の主軸方向と直角に延在している。ストッパ12には後アーム4が貫通する長孔状の貫通孔13が前後方向に沿って二列形成されている。後アーム4は貫通孔13を貫通しているため状態が安定し確実なトルク伝達を行うことができる。
ストッパ12の貫通孔13の間には前後方向に沿うレール14が固定され、このレール14にスライダ15が前後滑動自在に係合されている。レール14とスライダ15との間には転動自在な複数のボールが存在しており、スライダ15は抵抗なく円滑に前後移動する。
スライダ15は上部が左右に延びるクロスバー16により構成され、その両端には短い長孔状の支持孔17が形成されている。後アーム4はこの支持孔17にも貫通している。支持孔17の幅はバネ11の径よりも小さく、後アーム4は支持孔17を貫通するがバネ11は貫通できない。
クロスバー16の端末には先端に孔付きのフック18が固定され、バネ11の下端11aはU字状に曲げられてこのフック18に係止されている。後アーム4の上部にも同様のフック19が固定され、バネ11の上端11bも同様にこのフック19に係止されている。
図4は水平アーム5を前側へ倒した状態を示している。水平アーム5を前側に倒すと、ストッパ12が後アーム4に対して相対的に上昇する相対的変位を生じさせるため、バネ11は圧縮される。そのためバネ11の反発力が働き、全体が斜めになってもその状態が維持される。より詳細には、バネ11の反発力はスライダ15を介してストッパ12に垂直に印加され、前アーム3に対する回動軸3aのまわりの反時計回りのトルクに変換される。また、バネ11の径がスライダ15の支持孔17よりも大きいため、バネ11の下端はスライダ15における支持孔17周辺の表面に受け止められ、その反発力をスライダ15を介してストッパ12に及ぼすことができる。
水平アーム5の前側への傾動角度の増加に応じてストッパ12の相対的変位量も増加して反発力が増えるため、各傾動角度において重量バランスがとれて水平アーム5を医療機器9ごと任意の位置に保持することができる。換言すれば、重量物(水平アーム5+医療機器9)の重量による回動軸4aのまわりの時計回りのトルクが傾動角に応じて増大するところ、バネ11とストッパ12による回動軸4aのまわりの反時計回りのトルクも傾動角に応じて増大するためトルクバランスを実現することができる。
前アーム3と後アーム4を前側に倒すと、両者の間隔も幅Eから幅E1に増加するため、両者間の間隔が広がり、前方への十分な傾動量を確保することができる。前側への傾動は使用の際に専ら使用される方向性で、前側へ十分に傾けても前アーム3と後アーム4が互いに接近して干渉し合うことはない。
前アーム3と後アーム4の間隔の変化により、後アーム4はストッパ12の貫通孔13内で相対的に後方へ移動するが、貫通孔13が長孔状のためその移動を許容することができる。またその後方への相対移動はバネ11の反発力が下向きに働いた状態で行われるが、その下向きの反発力が前後に滑動自在な手段(レール14に対するスライダ15)に対して作用するため、前後方向での摩擦や抵抗が大幅に低減されることとなり、円滑な移動が行われる。そのため、バネ11の反発力が効率的にバランスのためのトルクに変換される。
図5は水平アーム5を後側へ倒した状態を示している。水平アーム5を後側へ倒すと、前側とは逆に、ストッパ12が後アーム4に対して相対的に下降する相対的変位を生じさせるため、バネ11は引っ張られる。バネ11の下端11aと上端11bはそれぞれ係止されているため、バネ11には引っ張られたことによる反発力が働き、全体が後側に傾いた状態になってもその状態が維持される。すなわち、 重量物の重量による回動軸4aのまわりの反時計回りのトルクが傾動角に応じて増大した場合でも、バネ11とストッパ12による回動軸4aのまわりの時計回りのトルクも傾動角に応じて増大するため、水平アーム5が後傾してもトルクバランスを実現することができる。
後側へ倒すことにより、前アーム3と後アーム4の間隔は幅Eから幅E2に小さくなるが、後側へは前側に比べて大きく傾けることが要求されないため問題ない(大きな傾きは要求されないが後側へある程度傾くことは重要)。後側へ傾けた際に後アーム4は貫通孔13内で相対的に前方移動するが、その場合も滑動自在なスライダ15により摩擦や抵抗が低減される。
1 スタンド装置
2 スタンド本体
3 前アーム
4 後アーム
5 水平アーム
9 医療機器
11 バネ
12 ストッパ
13 貫通孔
14 レール
15 スライダ
16 クロスバー(スライダの一部)
A 平行リンク機構

Claims (3)

  1. スタンド本体と水平アームとを両端に回動軸を有する2本の平行な前アームと後アームで連結することにより平行リンク機構を構成し、水平アームの前端に医療機器を支持し、前アームと後アームのスタンド本体側の回動軸を中心に水平アーム側を垂直に対して前後に傾動自在にした医療用スタンド装置であって、
    後アームに沿って直線的に伸縮する押し引き兼用のバネを設け、前アームに前記バネの下端を係止するストッパを設ける共にバネの上端を後アームの上部に係止し、
    水平アームの前側への傾動時にはストッパの後アームに対する押し方向への相対変位によりバネを圧縮し、水平アームの後側への傾動時にはストッパの後アームに対する引き方向への相対変位によりバネを引張り、それぞれバネにより反傾動方向への反発力を発生させることを特徴とする医療用スタンド装置。
  2. バネが後アームの外側に設けられ、ストッパに後アームが貫通する前後方向に沿う長孔状の貫通孔を形成し、ストッパに前後に滑動自在なスライダを備えるレールを固定し、バネの下端をスライダに対して係止したことを特徴とする請求項1記載の医療用スタンド装置。
  3. スタンド本体における後アームの回動軸が前アームの回動軸よりも高い位置にあることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の医療用スタンド装置。
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