JP6769488B2 - 基地局装置、通信システム、および、通信方法 - Google Patents

基地局装置、通信システム、および、通信方法 Download PDF

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Description

本発明は、基地局装置、端末装置、通信システム、通信方法に関する。
5Gモバイルネットワークにおいて、端末(User Equipment、UE)の享受したいサービスに応じて有線ネットワークや無線ネットワークのリソースを割り当てるためのネットワークスライスのアーキテクチャが検討されている。例えば、無線ネットワークにネットワークスライスを適用する場合、周波数スペクトル、電力、アンテナなどのRAN(Radio Access Network)のリソースを最適化することが提案されている。また、ネットワーク中に複数のスライスが存在するため、各スライスに応じたトラフィックやQoS(Quality of Service)制御が可能であることが望ましい条件の1つとして提案されている。例えば、各スライスをPM(Performance Management)やKPI(Key Performance Indicator)によって監視できることも要求される。さらに、スライス毎のCM(Configuration Management)やFM(Fault Management)がネットワーク全体に及ぼす影響についての制御も可能であることが好ましい。さらに、1つのスライスのリソース不足を補うために、別のスライスによるサービスに影響を与えないことなども、ネットワークスライスを適用するうえで望ましい性質として、提案されている(例えば、非特許文献1)。
"RAN support for network slicing" 3GPP TSG-RAN WG2 #93bis Tdoc R2-162758[online]、平成28年4月11日、[平成28年9月23日検索]、インターネット 〈URL:http://www.3gpp.org/ftp/TSG_RAN/WG2_RL2/TSGR2_93bis/Docs/〉
ネットワークスライスを無線ネットワークに適用しても、基地局では、端末が利用しようとするサービスや、端末が利用しようとするサービスに合った通信品質を認識しない。このため、基地局において、端末が利用しようとするサービスに適した接続がされずに、通信品質が落ちることがある。
本発明は、1つの側面として、端末が利用しようとする通信の品質を基地局が認識する方法を提供することを目的とする。
ある1つの態様にかかる基地局装置は、送信部と、受信部と、通知部を有する。送信部は、分割リソースについての、当該分割リソースに接続する際に使用する接続方式と当該分割リソースに対応付けられたサービス、当該分割リソースの各々について特定する分割リソース情報を、報知情報に含めて送信する。ここで、分割リソースは、コアネットワークを介して提供されるサービスに対応付けリソースを分割することにより得られる。受信部は、前記報知情報を受信した端末から、当該端末が前記提供されるサービスを使用するために送られてくる接続要求であって当該端末が使用するサービスに対応付けられた分割リソースへの接続に使用することが前記分割リソース情報に基づいて特定される接続方式を指定した当該接続要求を受信する。通知部は、前記基地局装置と通信中の端末への割り当て処理に所定の割合以上が使用されている分割リソースを用いた接続を行う端末に、前記基地局装置に対する当該端末の接続先としての優先度を小さくさせる通知情報を生成する。前記送信部は、更に、前記通知情報を送信する。
基地局は、端末が利用しようとする通信の品質を認識できる。
実施形態にかかる通信が適用されるシステムの例を説明する図である。 実施形態にかかる通信方法の例を説明するシーケンス図である。 基地局の構成の例を説明する図である。 端末の構成の例を説明する図である。 基地局のハードウェア構成の例を説明する図である。 端末のハードウェア構成の例を説明する図である。 基地局からの情報の報知の例を説明するシーケンス図である。 接続要求の際に行われる処理の例を説明するシーケンス図である。 基地局の処理の例を説明するフローチャートである。 報知情報の変更処理の例を説明するフローチャートである。 端末の処理の例を説明するフローチャートである。 第1の実施形態にかかる通信方法の適用例を説明するシーケンス図である。 第1の実施形態にかかる通信方法の適用例を説明するシーケンス図である。 第1の実施形態にかかる通信方法と他の通信方法の比較例を示す図である。 第2の実施形態にかかる通信方法を説明するシーケンス図である。 端末の処理の例を説明するフローチャートである。 第2の実施形態にかかる通信方法の適用例を説明する図である。 第3の実施形態にかかる通信方法を説明するシーケンス図である。 第3の実施形態で使用される情報の例を説明する図である。 第4の実施形態にかかる通信方法を説明するシーケンス図である。
図1は、実施形態にかかる通信が適用されるシステムの例を説明する図である。実施形態にかかる通信が適用されるシステムでは、コアネットワークと、無線ネットワークの両方に対して、ネットワークスライスが適用される。図1の例では、コアネットワークと無線ネットワークのいずれも、スライス1〜スライス4に分割されている。コアネットワークや無線ネットワークで設定されているネットワークスライスに応じて、基地局10においても、基地局10の接続処理に使用されるリソースは、スライス1〜スライス4に分割される。ここで、基地局10で分割されるリソースは、例えば、周波数スペクトル、電力、アンテナなどであり得る。なお、基地局10に設定される各スライスは、基地局10が保持するリソースを分割して得られる一部であることから「分割リソース」と記載することもある。基地局10に設定されたスライスは、コアネットワークに設定されたスライスのうちで同じ番号を割り当てられたスライスとの通信に適した通信品質での接続を提供するものとする。例えば、基地局10のスライス1は、コアネットワークのスライス1を介するサービスに適した接続を提供する。図1の例では、端末40は、基地局10のスライス4のリソースを用いて基地局10に接続し、コアネットワーク中のスライス4にアクセスしている。
図2は、実施形態にかかる通信方法の例を説明するシーケンス図である。図2に示す通信を行うシステムでは、基地局10は、予め、各スライスが適した接続を提供するコアネットワーク側のスライスで提供されるサービスと、各スライスと端末40の接続に使用される接続方法を記憶している。
ステップS1において、基地局10は、基地局10のリソースをスライスごとにチェックすることにより、各スライスを用いて新たな端末40の接続を許可できるかを判定する。ステップS1の例では、スライス1〜スライス3には新たな端末40を接続可能であるが、スライス4には新たな接続を確立するためのリソースが残っていない。また、スライス1はサービスαの提供に適した通信品質であるとする。同様に、スライス2はサービスβの提供に適した通信品質、スライス3はサービスγの提供に適した通信品質であるとする。さらに、基地局10は、予め記憶している情報を用いて、各スライスへの接続方式を特定する。図2の例では、基地局10は、接続方式対応リスト33を記憶している。接続方式対応リスト33には、スライス1への接続には接続方式Aを使用すること、スライス2への接続には接続方式Bを使用すること、および、スライス3への接続には接続方式Cを使用することが記録されている。さらに、特にスライスの指定を行わない(デフォルトで接続する)端末40は、接続方式Xを用いることが記録されている。基地局10は、リソースチェックの結果を用いて、新たな端末40が接続可能なスライスごとに、対応しているサービスと接続方式を含む報知情報を作成する(ステップS2)。基地局10は、生成した報知情報を報知する(ステップS3)。このため、報知情報により、スライス1に対応付けてサービスαと接続方式Aが報知され、スライス2に対応付けてサービスβと接続方式Bが報知される。さらに、スライス3に対応付けてサービスγと接続方式Cが報知され、スライスを特定しない端末(デフォルト)は接続方式Xを使用できることも報知される。端末40は、報知情報で通知された情報を記憶する。
端末40は、ユーザの処理や設定条件などにより、使用しようとするサービスを選択する(ステップS4)。図2の例では、端末40は、サービスγを選択したとする。端末40は、選択したサービスに対応付けられたスライスを、報知情報を用いて特定する(ステップS5)。図2の例では、端末40は、サービスγはスライス3に対応付けられていることを特定する。次に、端末40は、特定したスライスに対応付けられた接続方式を、報知情報を用いて特定する(ステップS6)。図2の例では、スライス3に接続しようとしているので、端末40は、接続方式Cが使用できることを特定する。端末40は、接続方式Cを用いて基地局10に初期接続する(ステップS7)。
端末40は、初期接続の方式に対応付けられたスライスのリソースを端末40に割り当てる(ステップS8)。ステップS7での初期接続が接続方式Cで行われているため、基地局10は、端末40に対して、スライス3のリソースを割り当てる(ステップS9)。その後、基地局10は、リソースチェックを行う(ステップS10)。なお、ステップS10の処理は、端末40へのリソースの割り当てにより、リソースの使用状況が変更されているため、リソースの使用状況を更新している。
このように、実施形態にかかる方法では、基地局10は、報知情報を用いて、スライスごとにサービスと接続方法を端末40に通知する。また、端末40は、使用するサービスを提供するスライスに対応付けられた接続方法を用いて基地局10にアクセスするので、基地局10は、端末40が利用するサービスに適したスライスを用いて接続処理を行うことができる。従って、基地局10は、端末40が利用しようとする通信の品質を、接続方法に対応付けられたスライスでの通信品質から認識することができる。このため、基地局10は、端末40が利用しようとする通信品質に合わせたスライスを端末40に割り当てて、端末40が接続しようとしていないスライスへの接続による通信品質の低下を避けることができる。
<装置構成>
図3は、基地局10の構成の例を説明する図である。基地局10は、電波送受信部11、通信部12、演算部20、記憶部30を備える。演算部20は、リソース情報取得部21、通知部22、接続方式判定部23、割り当て処理部24を有する。記憶部30は、リソース情報31を記憶する。リソース情報31は、スライスリソース情報32と接続方式対応リスト33を含む。
電波送受信部11は、送信部13と受信部14を有する。送信部13は信号の送信処理を行い、受信部14は信号の受信処理を行う。通信部12は、他の基地局10との通信処理やコアネットワーク中の装置との間の通信処理を行う。リソース情報取得部21は、定期的に、基地局10が保持するリソースの使用状況をスライスごとに確認するとともに、得られた結果をスライスリソース情報32として記録する。リソースの使用状況は、新たな端末40の接続を許可可能であるかの判定結果としてスライスリソース情報32に記録されてもよい。通知部22は、リソース情報取得部21で取得された結果を用いることにより、報知情報の内容を変化させるかを判定する。例えば、あるスライスでのリソース枯渇が発生すると、通知部22は、そのスライスへの接続方式やそのスライスに対応付けたサービスの情報を報知情報から削除する。なお、通知部22は、定期的にリソース情報取得部21や記憶部30にアクセスすることによって、報知情報の変更の原因が発生しているかを判定しても良い。また、リソース情報取得部21が報知情報の変更の原因の発生を通知部22に通知し、リソース情報取得部21からの通知を受けると通知部22が報知情報を変更しても良い。
接続方式判定部23は、受信部14を介して、端末40からの接続要求を受信すると、要求された接続の方式に応じて、端末40が接続しようとするスライスを判定する。このとき、接続方式判定部23は、接続方式対応リスト33を使用する。接続方式対応リスト33の例は図2に示している。接続方式判定部23は、端末40が接続しようとするスライスとして分割されているリソースの割り当てを、割り当て処理部24に要求する。割り当て処理部24は、リソースの割り当て処理を行うとともに、端末40との間の接続を確立する。
図4は、端末40の構成の例を説明する図である。端末40は、電波送受信部41、演算部50、記憶部60を備える。演算部50は、利用可能スライス判定部51、サービス要求部52、接続方式決定部53を有する。記憶部60は、利用可能スライス情報61を記憶する。
電波送受信部41は、送信部42と受信部43を有する。送信部42は信号の送信を行い、受信部43は信号の受信を行う。利用可能スライス判定部51は、受信部43を介して報知情報を取得すると、報知情報に含まれている情報を、スライスごとに利用可能スライス情報61に記録する。サービス要求部52は、予め行われている設定の内容やユーザの操作などに基づいて、端末40が使用するサービスを特定するとともに、サービスの開始要求を接続方式決定部53に出力する。接続方式決定部53は、サービス要求部52から要求されたサービスをキーとして利用可能スライス情報61中の情報を参照することにより、要求されたサービスの提供に適したスライスを選択する。さらに、接続方式決定部53は、選択したスライスを介した接続を行うための接続方式も、利用可能スライス情報61を用いて特定する。接続方式決定部53は、特定した接続方式を用いた接続要求を生成すると、送信部42を介して基地局10に送信する。
図5は、基地局10のハードウェア構成の例を説明する図である。基地局10は、アンテナ101、RF(Radio Frequency)回路102、ベースバンド処理回路103、プロセッサ104、メモリ105、伝送路インタフェース106を備える。RF回路102は、搬送波を含む信号を処理し、アンテナ101を介して、端末40との間で信号を送受信する。ベースバンド処理回路103は、ベースバンド信号を処理する。プロセッサ104は、任意の処理回路であり、例えば、CPU(Central Processing Unit)とすることができる。プロセッサ104は、メモリ105をワーキングメモリとして使用して、プログラムを実行することにより、様々な処理を実行する。メモリ105には、RAM(Random Access Memory)が含まれ、さらに、ROM(Read Only Memory)等の不揮発性のメモリも含まれる。メモリ105は、プログラムやプロセッサ104での処理に使用されるデータの格納に使用される。伝送路インタフェース106は、ネットワーク120中の装置との間の通信処理を行う。ネットワーク120中の装置は、例えば、コアネットワーク中の装置や他の基地局10である。
アンテナ101、RF回路102、ベースバンド処理回路103は、電波送受信部11として動作する。プロセッサ104は、演算部20として動作する。メモリ105は、記憶部30として動作する。伝送路インタフェース106は、通信部12として動作する。
図6は、端末40のハードウェア構成の例を説明する図である。端末40は、アンテナ115、RF回路111、ベースバンド(BB、baseband)処理回路112、プロセッサ113、メモリ114を備える。RF回路111は、搬送波を含む信号を処理する。ベースバンド処理回路112は、ベースバンド信号を処理する。プロセッサ113は、任意の処理回路であり、例えば、CPUとすることができる。プロセッサ113は、メモリ114をワーキングメモリとして使用して、プログラムを実行することにより、様々な処理を実行する。メモリ114には、RAMとROMが含まれる。
アンテナ115、RF回路111、ベースバンド処理回路112は、電波送受信部41を実現する。プロセッサ113は、演算部50として動作する。メモリ114は、記憶部60として動作する。
<第1の実施形態>
図7は、基地局10からの情報の報知の例を説明するシーケンス図である。以下の例でも、基地局10は、通信に使用可能な周波数帯域などのリソースを、スライス1〜スライス4に分割しているとする。ここで、各スライスは、そのスライスが対応付けられたサービスに適した通信品質を有しているとする。例えば、スライス1はIoTによるセンサネットワークでの通信などのように、送受信されるデータの容量が小さくアクセス頻度も少ない通信に適していてもよい。一方、スライス2は、スループットが比較的高い通信に適しているが、スライス3は、スループットが中程度の通信に適しているとする。このように、スライスに応じて通信品質が異なるため、端末40は、端末40に提供されるサービスで発生する通信の性質に適したスライスを用いて基地局10と接続されることが望ましい。
ステップS21において、リソース情報取得部21は、基地局10のリソースをスライスごとにチェックすることにより、各スライスについてのスライスリソース情報32を更新する。リソース情報取得部21は、各スライスのリソースの空き状況を特定するとともに、新たな端末40を接続可能なスライスに対応付けられたサービスを特定する。図7の例では、スライス4には新たな接続を確立するためのリソースが残っていないが、スライス1〜スライス3は、新たな端末40の接続が可能であるとする。さらに、スライス1はサービスα、スライス2はサービスβ、スライス3はサービスγに対応付けられているとする。リソース情報取得部21は、得られた情報を通知部22に通知する。
通知部22は、リソース情報取得部21から通知された情報を用いて、報知情報を生成し、生成した報知情報を、送信部13を介して送信する(ステップS22)。図7の例では、通知部22は、スライス1がサービスαに対応付けられていること、スライス2がサービスβに対応付けられていること、および、スライス3がサービスγに対応付けられていることを報知情報で通知している。なお、報知情報には、リソースの割り当てが可能なスライスの情報だけに限らず、全てのスライスについてのリソースの空き状況が含められていてもよい。すべてのスライスの情報が通知される場合には、以下のような情報が通知される。
スライス1:接続OK、サービスα
スライス2:接続OK、サービスβ
スライス3:接続OK、サービスγ
スライス4:接続NG
端末40は、報知情報を受信部43で受信する。利用可能スライス判定部51は、報知情報で通知された情報を、スライスごとに、利用可能スライス情報61として記憶する。
ステップS23において、リソース情報取得部21は、新たに端末40が接続可能なスライスの各々に対応付けられている接続方式を、接続方式対応リスト33を参照することにより特定する。図7の例では、リソース情報取得部21は、スライス1に接続方式A、スライス2に接続方式B、スライス3に接続方式Cが対応付けられていることを特定する。リソース情報取得部21は、得られた情報を通知部22に通知する。
通知部22は、リソース情報取得部21から通知された情報を用いて生成した報知情報を、送信部13を介して送信する(ステップS24)。図7の例では、スライス1に接続する端末40は接続方式Aを使用すること、スライス2に接続する端末40は接続方式Bを使用すること、および、スライス3に接続する端末40は接続方式Cを使用することが報知情報に含まれている。さらに、報知情報には、スライスを指定しない端末40(デフォルト)は接続方式Xを使用することを表す情報も含められている。
端末40の利用可能スライス判定部51は、受信部43を介して報知情報を取得すると、報知情報中の情報を、スライスごとに、利用可能スライス情報61に追加する。
図8は、接続要求の際に行われる処理の例を説明するシーケンス図である。図7で説明した報知情報を受信した端末40が保持する利用可能スライス情報61は、図8に示すとおりである。
サービス要求部52からサービスγの要求が接続方式決定部53に入力されたとする。さらに、接続方式決定部53は、利用可能スライス情報61を参照することにより、サービスγにスライス3が対応付けられていることを特定したとする。すると、接続方式決定部53は、サービスγに対応付けられたスライス3を接続先のスライスに選択する(ステップS31)。さらに、接続方式決定部53は、利用可能スライス情報61を参照することにより、スライス3に対応付けられている接続方式Cを選択する(ステップS32)。接続方式決定部53は、接続方式Cでの接続処理を、送信部42を介して基地局10に要求する(ステップS33)。
基地局10の受信部14は、端末40から送信された接続要求を受信する。接続方式判定部23は、接続要求に含まれている情報を用いて、端末40から要求された接続方式を特定し、割り当て処理部24は特定された接続方式に対応付けられたスライスを用いた接続処理を行う。図8の例では、端末40が接続方式Cで接続の要求をしてきているので、割り当て処理部24は、スライス3のリソースの割り当てを開始する(ステップS34)。なお、ステップS34の処理の後、適宜、報知情報の変更等も行われ得る。
図9は、基地局10の処理の例を説明するフローチャートである。受信部14は、端末40からの接続要求を受信する(ステップS41)。接続方式判定部23は、接続要求で要求されている接続の方式の種別を用いて、接続先のスライスを指定した接続が要求されているかを判定する(ステップS42)。接続先のスライスを指定した接続が要求されている場合、割り当て処理部24は、端末40が接続しようとしているスライスのリソースを割り当てる(ステップS42でYes、ステップS43)。その後、通知部22は、適宜、報知情報の変更処理を行う(ステップS44)。一方、接続先のスライスを指定した接続が要求されていない場合、割り当て処理部24は、端末40に対して、比較的余裕のあるスライスのリソースの割り当て処理を行う(ステップS42でNo、ステップS45)。
図10は、報知情報の変更処理の例を説明するフローチャートである。図10は、図9のステップS44の詳細を示すフローチャートである。リソース情報取得部21は、スライスごとに、リソースの使用状況などの状態を特定する(ステップS51)。リソース情報取得部21は、報知情報中の情報とリソースの状態が整合しているかを判定する(ステップS52)。報知情報中の情報とリソースの状態が整合している場合、リソース情報取得部21は処理を終了する(ステップS52でYes)。一方、報知情報中の情報とリソースの状態が整合していない場合、リソース情報取得部21は、報知情報の変更を通知部22に要求する(ステップS52でNo)。通知部22は、リソース情報取得部21からの要求に応じて、報知情報の内容を更新する(ステップS53)。
図11は、端末40の処理の例を説明するフローチャートである。なお、図11は処理の一例であり、実装に応じて処理の手順は変更され得る。例えば、ステップS61とステップS62の順序は任意に変更され得る。
サービス要求部52は、端末40が要求するサービスの種別を判定する(ステップS61)。利用可能スライス判定部51は、電波送受信部41を介して、基地局10から送信された報知情報を取得し、得られた情報を利用可能スライス情報61に記録する(ステップS62)。接続方式決定部53は、利用可能スライス情報61を参照して、サービス要求部52で特定されたサービスに対応付けられたスライスを、最適なスライスとして特定する(ステップS63)。最適なスライスが特定された場合、接続方式決定部53は、特定されたスライスに接続するための初期接続の処理を行う(ステップS64でYes、ステップS65)。一方、最適なスライスが特定されない場合、接続方式決定部53は、デフォルトの初期接続用に指定されている接続方式を用いた初期接続の処理を行う(ステップS64でNo、ステップS66)。なお、ステップS66において、デフォルトの初期接続用の接続方式は、スライスを指定せずに接続処理を行う際に使用する初期接続方式である。
図12は、第1の実施形態にかかる通信方法の適用例を説明するシーケンス図である。図12は、第1の実施形態をLTE(Long Term Evolution)において実現する場合の例を示す。以下、接続対象のスライスの指定が端末40から基地局10に送信する最初のメッセージ(Random Access Preamble、RAPreamble)を用いて行われる場合の例を示す。図12の例では、基地局10は、eNB(evolved Node B)として実現され、端末40はUE(User Equipment)として実現される。
基地局10の通知部22は、報知するSystemInformationに利用可能なスライス、および、そのスライスに対応したRACH−CONFIGとサービスの識別情報を含める(ステップS71)。通知部22は、送信部13を介して報知情報を報知する(ステップS72)。
端末40の受信部43は、報知情報を受信する。利用可能スライス判定部51は報知情報に含まれている情報を利用可能スライス情報61に記録する。このため、スライスごとに、そのスライスの使用に適したサービスの識別情報と、各スライスへの接続に使用されるRACH−CONFIGが記憶される。サービス要求部52において、要求するサービスが選択されると、接続方式決定部53は、選択されたサービスに応じたスライスに対応付けられたRACH−CONFIGを選択する(ステップS73)。接続方式決定部53は、選択したRACH−CONFIGを用いたRAPreambleを送信部42から送信する(ステップS74)。
基地局10の接続方式判定部23は、電波送受信部11を介してRAPreambleを取得し、RAPreamble中のRACH−CONFIGに対応付けられたスライスへの接続が要求されたと判定する。接続方式判定部23は、RAPreamble中のRACH−CONFIGに対応付けられたスライスを割り当て処理部24に通知する。すると、割り当て処理部24は、RAPreamble中のRACH−CONFIGに対応付けられたスライスのリソースを、端末40との通信に割り当てる(ステップS75)。
その後は、LTEの手順に沿ってメッセージの送受信が行われることにより、ステップS75で割り当てられたリソースを用いた接続が確立される。すなわち、基地局10から端末40に対して、RAResponseが送信される(ステップS76)。端末40は、RAResponseを受信すると、基地局10にRRCConnectionRequestを送信する(ステップS77)。基地局10は、RRCConnectionRequestに応答して、RRCConnectionSetupを端末40に送信する(ステップS78)。すると、端末40は、基地局10に、RRCConnectionSetupCompleteを送信する(ステップS79)。
端末40と基地局10との間の接続処理が終わると、基地局10中のリソース情報取得部21は、リソースの使用状況に応じて、スライスリソース情報32を更新する。端末40にリソースを割り当てたスライスにおいて、リソースが枯渇した場合、通知部22は、報知情報を更新する(ステップS80)。
このように、第1の実施形態をLTEに適用することができる。端末40は、LTEの通信手順に沿って送受信されるRAPreambleを用いてスライスを指定することにより、端末40が選択しているサービスに適したスライスを介した接続が確立できる。
図13は、第1の実施形態にかかる通信方法の適用例を説明するシーケンス図である。図12を参照しながら、RAPreambleを用いてスライスを指定する場合を説明したが、スライスの指定に使用するメッセージはRAPreambleに限られない。図13では、接続対象のスライスの指定が端末40と基地局10の間で送受信される3番目のメッセージ(RRCConnectionRequest)を用いて行われる場合の例を示す。図13でも、基地局10はeNBとして実現され、端末40はUEとして実現されるものとする。
基地局10の通知部22は、報知するSystemInformationに利用可能なスライス、および、そのスライスに対応したInformationElement(IE)とサービスの識別情報を含める(ステップS91)。通知部22は、報知情報を、送信部13を介して報知する(ステップS92)。
端末40の受信部43は、報知情報を受信する。利用可能スライス判定部51は報知情報に含まれている情報を利用可能スライス情報61に記録する。このため、スライスごとに、そのスライスの使用に適したサービスの識別情報と、各スライスへの接続に使用されるInformationElementが記憶される。
接続方式決定部53は、電波送受信部11を介して、RAPreambleを基地局10に送信する(ステップS93)。基地局10は、RAPreambleに対する応答として、RAResponseを送信する(ステップS94)。
サービス要求部52において、要求するサービスが選択されると、接続方式決定部53は、選択されたサービスに応じたスライスに対応付けられたInformationElementを選択する。さらに、接続方式決定部53は、選択したInformationElementを付加したメッセージ(RRCConnectionRequest)を生成する(ステップS95)。接続方式決定部53は、選択したInformationElementを含むRRCConnectionRequestを、送信部42を介して送信する(ステップS96)。
基地局10の接続方式判定部23は、受信部14を介してRRCConnectionRequestを取得する。接続方式判定部23は、RRCConnectionRequest中のInformationElementに対応付けられたスライスへの接続が要求されたと判定する。接続方式判定部23は、端末40から通知されたInformationElementに対応付けられたスライスを、割り当て処理部24に通知する。すると、割り当て処理部24は、端末40から通知されたInformationElementに対応付けられたスライスのリソースを、端末40との通信に割り当てる(ステップS97)。その後は、LTEの手順に沿ってメッセージの送受信が行われることにより、ステップS97で割り当てられたリソースを用いた接続が確立される。ステップS98〜S100の処理は、図12を参照しながら説明したステップS78〜S80の処理と同様である。
このように、端末40は、LTEの通信手順に沿って送受信されるRRCConnectionRequestを用いてスライスを指定することにより、端末40が選択しているサービスに適したスライスを介した接続が確立できる。
図14は、第1の実施形態にかかる通信方法と他の通信方法の比較例を示す図である。図14のケースC1は、第1の実施形態にかかる通信方法でのリソースの割り当て状況の例を示す。一方、ケースC2は、他の通信方法でのリソースの割り当て状況の例を示す。
ケースC2に示す通信方法では、端末5が享受しようとするサービスの種類は基地局には通知されない。このため、基地局は、リソースを複数のスライスに分割していても、端末5がいずれのスライスへの接続を希望しているかを認識しない。従って、例えば、スライスごとのリソースの空き状況などに応じて、端末5との間の接続が確立される。ケースC2の例では、端末5が使用するサービスはコアネットワークのスライス2で提供されているが、基地局は、端末5との接続にスライス3のリソースを適用したとする。この場合、スライス2とスライス3では、通信品質が異なることから、端末5での通信品質が悪くなってしまう恐れがある。例えば、スライス2では高スループットが得られるが、スライス3では中程度のスループットしか得られない場合、端末5は、端末5と基地局の間の通信に使用されているスライス3の通信品質しか得られなくなってしまう。このため、サービスに合った通信が行われない。
なお、基地局に設定されているスライスと、コアネットワーク中のスライスの品質を統一するために、コアネットワーク側から基地局にスライスを通知することも考えられる。この場合、コアネットワーク中の装置は、端末が要求したサービスの種類を特定してスライスを決定すると共に、基地局に対して使用するスライスを通知することになる。しかし、このような処理を行ったとしても、コアネットワーク中の装置では、個々の基地局のリソースの使用状況を把握していない。このため、例えば、コアネットワーク中のスライス2を端末40との通信に使用することをコアネットワーク中の装置が決定した場合に、基地局においてスライス2のリソースが枯渇している可能性がある。このような場合、基地局ではスライス2を用いた新たな通信は行われないので、結局、基地局と端末の間の通信に使用されるスライスとコアネットワーク中の通信で使用されるスライスの間に不一致が発生してしまう。
第1の実施形態にかかる方法では、ケースC1に示すように、端末40は、接続方式を特定することによって、端末40が使用するサービスに対応付けられたスライスを基地局10に通知することができる。端末40は、接続方式を特定することによって、スライスを指定しているので、第1の実施形態によると、端末40が確立しようとする通信に求める品質を端末40から基地局10に通知しているのと同様の効果が得られる。このため、基地局10中の割り当て処理部24は、端末40から通知されたスライスを用いて、端末40が希望する通信品質で、端末40と基地局10の間の通信を確立できる。さらに、端末40から通知されたスライスは、コアネットワーク側での通信に使用されるスライスと通信品質の整合が取れたスライスである。ケースC1の例では、端末40は、スライス3で提供されるサービスを使用するため、基地局10との通信とコアネットワークでの通信のいずれにも、スライス3を用いた接続を確立することができる。従って、端末40と基地局10との通信で使用されるスライスと、コアネットワーク中での通信に使用されるスライスの種類の違いに起因した通信品質の低下を避けることができる。
<第2の実施形態>
第2の実施形態では、基地局10が報知情報で接続可能なスライスで得られる通信の特徴、接続方法を通知する場合の例を説明する。
図15は、第2の実施形態にかかる通信方法を説明するシーケンス図である。基地局10中の通知部22は、接続可能なスライスの情報をリソース情報取得部21から取得すると、接続可能なスライスの各々について、そのスライスを介した通信の特徴を報知情報に含める(ステップS111)。例えば、図15の例では、スライス1〜スライス3は新たな端末40との接続を確立可能であるが、その他のスライスには新たな端末40との接続を確立するためのリソースが残っていないとする。すると、通知部22は、スライス1の特徴X、スライス2の特徴Y、スライス3の特徴Zを、各スライスに対応付けて報知情報に含める。図15の例では、各スライスの特徴には、最大スループット、アクセス頻度、リリース時間、保証レイテンシーが含まれる。ここで、最大スループットは、そのスライスを用いた場合の通信で得られるデータの転送レートの最大値である。アクセス頻度は、そのスライスを介した通信において、想定されている端末40からのアクセス頻度である。リリース時間は、そのスライスを介した通信において、ある端末40の通信が無い場合に、その端末40のためのリソースの割り当てを削除するまでの待機時間である。保証レイテンシーは、スライスを介した通信においてネットワーク上のデータ転送の遅延の最大値である。
図15の例では、スライス1を用いたときに得られる通信の最大スループットが100Mbps、アクセス頻度が1時間に10回程度、リリース時間は1時間、保証レイテンシーは1秒である。スライス2を用いたときに得られる通信では、最大スループットが10Mbps、アクセス頻度が1時間に1回程度、リリース時間は30秒、保証レイテンシーは10ミリ秒である。さらに、スライス3を用いたときに得られる通信では、最大スループットは1Mbps、アクセス頻度が1時間に100回程度、リリース時間は30分、保証レイテンシーは100ミリ秒である。通知部22は、生成した報知情報を送信部13から送信する(ステップS112)。なお、図15には図示していないが、第1の実施形態と同様に、報知情報には、各スライスへの接続に使用する接続方式も含められる。
端末40は、アクセス可能なスライスの各々について、そのスライスを用いたときに得られる通信の性質を特定することができる。例えば、図15の場合、端末40中の利用可能スライス判定部51や接続方式決定部53は、スライス1を用いると、最大スループットは比較的大きいが保証レイテンシーが長く、アクセス頻度が中程度に設定されていることを認識できる。同様に、スライス2は最大スループットが中程度であるがリリース時間が短いこと、スライス3では最大スループットは小さいがアクセス頻度が高く設定されていることなどの情報も、利用可能スライス判定部51や接続方式決定部53で認識され得る。さらに、各スライスへの接続に使用される接続方式も、第1の実施形態と同様の処理により、利用可能スライス情報61に記録される。
このため、接続方式決定部53は、サービス要求部52から通知されたサービスの特徴に最も合ったスライスを接続先に選択できる。さらに、サービスの特徴に最も合ったスライスが見つからない場合であっても、接続方式決定部53は、各スライスでの通信の特徴に応じて、端末40が使用するサービスで求められる通信の特徴に最も近い通信が得られるスライスを接続先に選択することができる。接続方式決定部53は、選択したスライスへの接続に使用する接続方式を用いて、電波送受信部41経由で接続処理を行う。基地局10が端末40からの接続要求を受信した後の処理は、第1の実施形態と同様である。
図16は、端末の処理の例を説明するフローチャートである。なお、図16は処理の一例であり、実装に応じて処理の手順は変更され得る。例えば、ステップS115とステップS116の順序は任意に変更され得る。
サービス要求部52は、端末40が要求するサービスの種別を判定する(ステップS115)。利用可能スライス判定部51は、基地局10から送信された報知情報を用いて、接続可能なスライスごとに通信品質を示す情報を取得する(ステップS116)。このとき、利用可能スライス判定部51は、得られた情報を利用可能スライス情報61に記録する。接続方式決定部53は、利用可能スライス情報61を参照して、サービス要求部52で特定されたサービスで用いる通信の性質に最も近い通信品質が得られるスライスを、最適なスライスとして選択する(ステップS117)。接続方式決定部53は、選択したスライスへの接続処理を行う(ステップS118)。
図17は、第2の実施形態にかかる通信方法の適用例を説明する図である。例えば、ケースC11に示すように、コアネットワークがスライス1〜スライス4に分割されており、基地局10のリソースもスライス1〜スライス4に分割されているとする。基地局10に設定されたスライスは、コアネットワークに設定されたスライスのうちで同じ番号を割り当てられたスライスとの通信に適した通信品質での接続を提供する。例えば、基地局のスライス1はコアネットワークのスライス1の通信に適した通信品質を提供する。図17の例では、基地局10のスライス2のリソースは枯渇しており、スライス2に新たな端末40を接続するだけのリソースが残っていないとする。すると、基地局10は、スライス1、スライス3、スライス4の各々について、各スライスを用いた時に得られる通信品質を含む報知情報を送信するが、スライス2を用いた時に得られる通信品質は報知情報に含めない。さらに、基地局10は、スライス1、スライス3、スライス4の各々への接続に使用される接続方式も、報知情報で報知する。
ケースC11で送信された報知情報を取得した利用可能スライス判定部51は、得られた情報を利用可能スライス情報61として記録する。ここで、サービス要求部52からスライス2に適したサービスが選択されたとする。接続方式決定部53は、選択されたサービスに求められる通信の性質に最も近い通信を提供するスライスを接続先として選択する。例えば、ケースC12では、接続方式決定部53は、スライス3を接続先に選択したとする。接続方式決定部53は、スライス3の接続に使用する接続方式を用いて、接続要求を送信する。
ケースC13において、基地局10は、スライス3を用いて端末40との間の接続処理を行う。さらに、端末40の通信に使用されるコアネットワーク中のスライスは、基地局10での接続に使用されたスライスに対応付けて決定される。このため、ケースC13に示すように、端末40の通信には、コアネットワークと基地局10のいずれでも、スライス3が使用されるので、通信品質は、スライス3で提供される品質となる。
なお、基地局10などのRAN側で使用されるスライスの通信品質とコアネットワークで使用されるスライスで得られる通信品質が最適になるように組み合わせられるので、システム全体での通信が効率化されるという効果もある。例えば、基地局10でスライス3が使用されており、コアネットワークでスライス2が使用された場合、スライス2の方がスライス3よりも品質が良くても端末40が享受できる通信の品質はスライス3の品質になってしまう。また、今までの説明では、分かりやすくするために1つの基地局10に注目して説明を行ってきたが、通信システムには複数の基地局10が含まれ得る。このため、例えば、基地局10aではスライス2のリソースが枯渇しても、他の基地局10bではスライス2への接続が可能な場合がある。この場合、基地局10aからのスライス3を介した通信に、コアネットワークでスライス2を割り当てるよりも、基地局10bからスライス2を介して接続している他の端末40の通信にコアネットワーク側でもスライス2を割り当てる方が効率的である。従って、端末40が基地局10に接続する際の接続方式に応じて、基地局10に設定されているスライスと、コアネットワーク中のスライスの両方が選択されることにより、通信システム全体でのリソースの割り当てが効率化される。
<第3の実施形態>
第3の実施形態では、複数の基地局10が含まれているシステムにおいて、あるスライスのリソースが枯渇した基地局10よりも、リソースの枯渇が発生していない基地局10が接続先として優先される場合の処理を説明する。
図18は、第3の実施形態にかかる通信方法を説明するシーケンス図である。図18の例では、基地局10aと基地局10bがシステム中に含まれており、基地局10aにおいて、スライス3のリソースが枯渇したとする(ステップS121)。リソース情報取得部21からスライス3のリソースが枯渇したことを通知された通知部22は、スライス3を接続先に選択しようとする端末40が基地局10aに接続しにくくなるような情報を報知情報に含める。換言すると、基地局10aは、端末40の接続先としての基地局10aの優先度を小さくさせる情報を送信しているといえる。例えば、通知部22は、スライス3を接続先としようとする端末40に対して、基地局10aからの受信電力測定値を実測値よりも所定の値だけ悪い値に設定するようにオフセットを通知することができる。通知部22は、生成した報知情報を電波送受信部11経由で送信する(ステップS122)。なお、報知情報には、第1または第2の実施形態で説明した情報も含まれているので、報知情報を受信した端末40はサービスごとに接続方式を選択できるものとする。
端末40の利用可能スライス判定部51は、報知情報に含まれている情報を、利用可能スライス情報61に記録する。接続方式決定部53は、サービス要求部52からの要求により、スライス3を接続先にすることを決定したとする。ここで、サービスに基づいてスライスを決定する方法は、第1または第2の実施形態に記載している処理と同様であるとする。接続方式決定部53は、スライス3を用いた接続を行うための接続先を決定する(ステップS123)。例えば、端末40での基地局10aからの受信電力が−20dbmであり、端末40での基地局10bからの受信電力が−30dbmであるとする。さらに、スライス3を接続するときのオフセット値として、基地局10aからは−30dbmが指定され、基地局10bからは0dbmが指定されているとする。すると、接続方式決定部53は、スライス3を介した通信を行う際の受信電力を、各基地局について式(1)から計算する。
R=Rm+Roff ・・・(1)
ここで、Rは接続先の選択に使用するための受信電力の計算値であり、Rmは各基地局からの受信電力の実測値である。Roffは各基地局から通知されたオフセットである。従って、スライス3を用いた接続を行う際には、端末40は、基地局10aからの受信電力を、−20dbm+(−30dbm)=−50dbmと計算する。一方、端末40は、基地局10からの受信電力を、−30dbm+0dbm=−30dbmと計算する。この結果、スライス3を介した接続を行う場合、オフセットを含んだ基地局10aからの受信電力は、オフセットを含んだ基地局10bからの受信電力よりも弱くなる。そこで、端末40中の接続方式決定部53は、スライス3を介した接続を行う場合の接続先を基地局10bに決定する。
接続方式決定部53は、決定した接続先に対して、送信部42を介して、接続要求を送信する(ステップS124)。端末40からの接続の要求が行われた後の処理は、第1の実施形態と同様である。このため、スライス3のリソースが枯渇している基地局10aの代わりに、スライス3を用いた新たな接続を確立可能な基地局10bに、端末40が接続することができる。
図18の例では、リソースが枯渇している場合を例として説明したが、基地局10は、あるスライスのリソースが所定の割合以上使用されると、そのスライスについて、自装置が接続先に選択されにくくするための情報を送信しても良い。
図19は、第3の実施形態で使用される情報の例を説明する図である。テーブルT1は、オフセットの通知例である。図18の例では、分かりやすくするために、1つのスライスについてのオフセットが報知情報で通知される場合の例を説明したが、報知情報には複数のスライスについてのオフセットが含められ得る。例えば、基地局10aにおいて、スライス1のリソースは使用されておらず、スライス2のリソースはある程度使用されているとする。さらに、スライス3のリソースが枯渇しているとする。この場合、基地局10a中の通知部22は、テーブルT1に示すように、スライス1のオフセットは0dbm、スライス2のオフセットは−10dbm、スライス3のオフセットは−50dbmに設定したとする。基地局10aの通知部22は、報知情報にテーブルT1の情報を含めて送信する。
この場合、スライス2に接続しようとする端末40は、基地局10aの受信電力を実測値よりも10dbmだけ低く設定する。例えば、端末40での基地局10aからの受信電力の実測値が−90dbmであれば、スライス2に接続しようとする端末40は基地局10aからの受信電力を−100dbmと見積もる。同様に、スライス3に接続しようとする端末40は、基地局10aの受信電力を実測値よりも50dbmだけ低く設定する。例えば、端末40での基地局10aからの受信電力の実測値が−90dbmであれば、スライス3に接続しようとする端末40は基地局10aからの受信電力を−140dbmと見積もる。その後、端末40は、接続先の決定の際に、オフセットを含めた受信電力を用いるので、リソースの余剰分が多い基地局10が優先的に接続先に選択される。
図18を用いて、報知情報を用いてリソースの使用状況に応じた情報が送信される場合を説明したが、他の制御信号によって、リソースの使用状況に応じた基地局10の選択を行うための情報が送信されてもよい。例えば、LTEのReportConfigなどによって、基地局移動が起こりやすくするイベントが通知されてもよい。
テーブルT2はハンドオーバ(HO)イベントが通知される場合に使用される情報の例を示す。テーブルT2の例では、スライスごとに、隣接セルの識別子とイベントが設定されている。例えば、基地局10aによって形成されているセルはAであり、Aの隣接セルがBであるとする。さらに、セルBは基地局10bによって形成されているとする。基地局10a中の通知部22は、各スライスのリソースの充填状態によってハンドオーバのしやすさを変えたイベントを設定する。テーブルT2の例では、リソースがすでに枯渇しているスライス3はハンドオーバしにくいイベント、リソースが一定量使われているスライス2は通常のイベント、リソースが使われていないスライス1はハンドオーバしやすいイベントが設定されている。ここで、ハンドオーバを抑制する場合、端末40において、隣接セルをハンドオーバ先の候補としてMeasurement Reportなどで通知するかの判定に使用する閾値電力が非常に高い値に設定される。一方、ハンドオーバを促進する場合、隣接セルをハンドオーバ先の候補としてMeasurement Reportなどで通知するかを判定する際に端末40が使用する閾値電力が非常に低い値に設定される。通知部22は、設定した情報を、ReportConfigなどにより、端末40に通知する。
端末40中の利用可能スライス判定部51は、ReportConfigで通知されたテーブルT2の情報を利用可能スライス情報61に含める。接続方式決定部53は、接続中のスライスに応じて、適宜、ハンドオーバ処理を発生させる。例えば、端末40がスライス3を用いて基地局10aに接続している場合、接続方式決定部53は、隣接セルBを形成している基地局10bに対して、ハンドオーバを行うための処理を行う。一方、端末40がスライス1を用いて基地局10aに接続している場合、接続方式決定部53は、ハンドオーバのための処理を行わない。
このように、第3の実施形態では、リソースの使用状況に応じて、他の基地局10への接続を端末40に促すことができるので、システム全体でのリソースの使用効率がさらに向上される。
<第4の実施形態>
第4の実施形態では、近隣の基地局10でのリソースの使用状況に応じて、各基地局10がリソースの振り分けを変更する場合の処理を説明する。
図20は、第4の実施形態にかかる通信方法を説明するシーケンス図である。図20においても、基地局10aと基地局10bがシステム中に含まれているとする。なお、以下の説明では、動作を行っている基地局10を明確にするために、符号の最後に動作を行っている基地局10に割り当てられているアルファベットを記載することがある。例えば、通信部12aは基地局10a中の通信部12である。
基地局10aにおいて、スライス5のリソースが枯渇したとする(ステップS131)。すると、通信部12aは、基地局10bに対して、基地局10aではスライス5のリソースが枯渇していることを通知する(ステップS132)。
基地局10bの通信部12bは、基地局10aからの通知を受信すると、得られた情報を割り当て処理部24bに通知する。割り当て処理部24bは、利用可能スライス情報61bを参照して基地局10bでのリソースの使用状況を取得すると、スライス5に割り当てるリソースを拡充できるかを判定する。図20の例では、割り当て処理部24bは、スライス5に割り当てるリソースを拡充できると判定したとする。すると、割り当て処理部24bは、未使用のリソースを他のスライスに割り当てている設定を解除するとともに、設定を解除した分のリソースをスライス5に割り当てることで、スライス5のリソースを拡充する(ステップS133)。割り当て処理部24bでの割り当て処理が終わると、通信部12bは、スライス5のためのリソースを拡充したことを、基地局10a中の通信部12aに通知する(ステップS134)。
通信部12aは基地局10bにおいてスライス5のためのリソースが拡充されたことを通知部22aに通知する。すると、通知部22aは、スライス5を用いて通信を行う端末40が基地局10bにハンドオーバしやすくなるようなイベントを生成し、ReportConfigなどにより、端末40に通知する(ステップS135、S136)。
端末40中の利用可能スライス判定部51は、基地局10aから通知された情報を利用可能スライス情報61に記録する。その後、接続方式決定部53は、スライス5を用いた通信を行う可能性が高いと判定した場合や、スライス5を用いて通信を行っている場合、接続先として基地局10bを選択する(ステップS137)。接続方式決定部53は、基地局10bに対して、ハンドオーバすることにより、基地局10aが形成しているセルから基地局10bが形成しているセルへのセル間移動を実施する(ステップS138)。
第4の実施形態では、近隣の基地局10でのリソースの使用状況に応じて、他の基地局が各スライスに含めるリソースの量を変更することができる。さらに、リソースの割り当て量の変更後に、リソースが枯渇している基地局10は、他の基地局10への接続を端末40に促すことができる。従って、システム全体でのリソースの使用効率がさらに向上される。
なお、図20の例では、リソースが枯渇している場合を例として説明したが、基地局10は、あるスライスのリソースが所定の割合以上使用されると、そのスライスについて、自装置が接続先に選択されにくくするための情報を送信しても良い。
<その他>
なお、実施形態は上記に限られるものではなく、様々に変形可能である。以下にその例をいくつか述べる。
例えば、以上の説明で述べたテーブル等は一例であり、テーブルに含められる情報要素は実装に応じて変更され得る。
第4の実施形態において、基地局10は、隣接セルのリソース使用状況が分かるので、複数の隣接セルの各々に対して、各スライスのイベントを設定して通知してもよい。例えば、隣接セルAはスライス3のリソースを十分有しているが、隣接セルBではスライス3のリソースが足りなくなってきているとする。この場合、基地局10は、隣接セルAについてはスライス3を用いて通信を行う端末40がハンドオーバしやすいイベントを設定するが、隣接セルBについては、スライス3を用いて通信を行う端末40がハンドオーバしにくいイベントを設定する。
さらに、第3の実施形態と第4の実施形態は、組み合わせて使用されても良い。
いずれの実施形態においても、基地局10に設定されるスライスは、F−OFDMA(filtered orthogonal frequency division multiple access)のように、周波数により物理的に識別されても良い。また、いずれも実施形態においても、基地局10に設定されるスライスは、周波数などによる物理的な制約がなく、論理的に設定されていても良い。
5、40 端末
10 基地局
11、41 電波送受信部
12 通信部
20、50 演算部
21 リソース情報取得部
22 通知部
23 接続方式判定部
24 割り当て処理部
30、60 記憶部
31 リソース情報
32 スライスリソース情報
33 接続方式対応リスト
51 利用可能スライス判定部
52 サービス要求部
53 接続方式決定部
101、115 アンテナ
102、111 RF回路
103、112 ベースバンド処理回路
104、113 プロセッサ
105、114 メモリ
106 伝送路インタフェース

Claims (6)

  1. コアネットワークを介して提供されるサービスに対応付けてリソースを分割することにより得られる分割リソースについての、前記分割リソースに接続する際に使用する接続方式前記分割リソースに対応付けられたサービス、前記分割リソースの各々について特定する分割リソース情報を、報知情報に含めて送信する送信部と、
    前記報知情報を受信した端末から、当該端末が前記提供されるサービスを使用するために送られてくる接続要求であって当該端末が使用するサービスに対応付けられた分割リソースへの接続に使用することが前記分割リソース情報に基づいて特定される接続方式を指定した当該接続要求を受信する受信部と、
    前記基地局装置と通信中の端末への割り当て処理に所定の割合以上が使用されている分割リソースを用いた接続を行う端末に、前記基地局装置に対する当該端末の接続先としての優先度を小さくさせる通知情報を生成する通知部
    を備え
    前記送信部は、更に、前記通知情報を送信する
    ことを特徴とする基地局装置。
  2. 前記端末に前記接続要求で指定された接続方式に対応付けられた分割リソースを割り当てることにより、前記接続要求の送信元の端末との間の接続を確立する割り当て処理部
    をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の基地局装置。
  3. 前記分割リソースの各々に対応付けられたサービスを特定する情報として、前記分割リソースに接続したときに得られる通信の品質を表わす情報が前記報知情報に含められる
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の基地局装置。
  4. 他の基地局との間の通信を行う通信部
    をさらに備え、
    前記通信部は、前記所定の割合以上が使用されている分割リソースと同じ通信品質を有する前記他の基地局での分割リソースを増大させることを、前記他の基地局に対して要求する通知を送信し、
    前記通知部は、前記通知で指定された分割リソースを増大させたことが前記他の基地局から通知されると、当該分割リソースを用いた接続を行う端末に、前記他の基地局への接続を促す情報を含む前記通知情報を生成する、
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の基地局装置。
  5. コアネットワーク中の装置によって提供されるサービスを使用する端末と、
    基地局装置
    を備え、
    前記基地局装置は、
    前記サービスに対応付けてリソースを分割することにより得られる分割リソースについての、前記分割リソースに接続する際に使用する接続方式前記分割リソースに対応付けられたサービス、前記分割リソースの各々について特定する分割リソース情報を、報知情報に含めて送信し、
    前記報知情報を受信した端末から、当該端末が前記提供されるサービスを使用するために送られてくる接続要求であって当該端末が使用するサービスに対応付けられた分割リソースへの接続に使用することが前記分割リソース情報に基づいて特定される接続方式を指定した当該接続要求を受信し、
    前記基地局装置と通信中の端末への割り当て処理に所定の割合以上が使用されている分割リソースを用いた接続を行う端末に、前記基地局装置に対する当該端末の接続先としての優先度を小さくさせる通知情報を生成し、
    前記通知情報を送信する
    ことを特徴とする通信システム。
  6. 基地局装置が、
    コアネットワークを介して提供されるサービスに対応付けてリソースを分割することにより得られる分割リソースについての、前記分割リソースに接続する際に使用する接続方式前記分割リソースに対応付けられたサービス、前記分割リソースの各々について特定する分割リソース情報を、報知情報に含めて送信し、
    前記報知情報を受信した端末から、当該端末が前記提供されるサービスを使用するために送られてくる接続要求であって、当該端末が使用するサービスに対応付けられた分割リソースへの接続に使用することが前記分割リソース情報に基づいて特定される接続方式を指定した当該接続要求を受信し、
    前記基地局装置と通信中の端末への割り当て処理に所定の割合以上が使用されている分割リソースを用いた接続を行う端末に、前記基地局装置に対する当該端末の接続先としての優先度を小さくさせる通知情報を生成し、
    前記通知情報を送信する
    処理を行うことを特徴とする通信方法。
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