JP6769271B2 - 色変換制御プログラム及び色変換制御方法 - Google Patents

色変換制御プログラム及び色変換制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、色変換制御プログラム及び色変換制御方法に関し、特に、色検証チャートを出力するための色変換を制御する色変換制御プログラム及び色変換制御方法に関する。
プリンタでは、新しい紙種を使用する場合には、印刷色に対する色検証が行われる。この色検証では、例えば、色変換を行わずに色検証チャートを出力し、出力した色検証チャートを測色器で測色して得た測色値を用いてプリンタプロファイルを作成する。そして、作成したプリンタプロファイルを用いて色変換を行った後、色検証チャートを出力し、出力した色検証チャートを測色器で測色して得た測色値を用いて色検証を行う。色検証の結果が不合格の場合は、プリンタの色補正機能を用いて色補正を実施し、再度色検証チャートを出力し、色検証結果が合格になるまで、色検証チャートの出力/測色/色補正を繰り返し行う。
ここで、多数の拠点に配置された多数のプリンタの色管理を行う場合、プリンタ毎に色検証チャートの出力指示や測色を行うのは煩雑であることから、クラウド上のアプリケーションを用いて色管理を一元的に行うクラウド色管理が行われる。この色検証チャートを出力するためには、ICC(International Color Consortium)プロファイルを適用して色変換を行う必要があるが、他社プリンタなど、色変換設定(ICCプロファイルの指定出力)がアプリケーション側からできないプリンタに対しては、アプリケーション側で色検証チャートの色変換を行う必要がある。
このようなクラウド色管理に関連する技術として、例えば、下記特許文献1には、ネットワークを介して印刷シミュレーションを行う画像処理装置であって、印刷シミュレーションのターゲットとしてネットワーク上のカラープリンタ、および、プレビュー表示を行う前記ネットワーク上のカラーモニタを選択するデバイス選択手段と、前記ターゲットプリンタの印刷出力の観察条件、および、前記プレビュー表示用のモニタの観察条件を設定する設定手段と、前記プレビュー表示のカラーマッチング処理に必要なプロファイルを選択し、前記選択したプロファイルを前記ターゲットプリンタに設定するプロファイル選択手段と、前記ターゲットプリンタに設定したプロファイルに、前記印刷出力の観察条件に関する情報および前記モニタの観察条件に関する情報を埋め込む埋込手段と、カラーマッチング処理を施すべき画像データを前記ターゲットプリンタへ送信し、選択したプロファイルに従うカラーマッチング処理が施された画像データを前記ターゲットプリンタから受信する通信手段と、受信した画像データに基づく画像を前記プレビュー表示用のモニタに表示させる出力手段と、を有する構成が開示されている。
特開2005−142769号公報
上述したクラウド色管理を行う場合、アプリケーションを開発する企業が製造するプリンタ(自社プリンタ)のように、色変換設定がアプリケーション側からできるプリンタの場合は、アプリケーションが指定したICCプロファイルを適用し、ローカル(プリンタ)側のCMM(Color Management Module)を用いて色検証チャートの色変換を行うことができるが、他社プリンタのように、色変換設定がアプリケーション側からできないプリンタの場合は、ICCプロファイルを指定することができないため、クラウド(アプリケーション)側のCMMを用いて色検証チャートの色変換を行うことになる。
一方、ジョブに基づく印刷(実出力)時は、通常、プリンタが設定したプロファイルを適用し、自装置のCMMを用いて色変換を行うため、他社プリンタでは、色検証時と実出力時とで異なるCMMを使用することになる。ここで、CMMを用いた色変換では、補間による誤差や、ICCプロファイルで規定されない設定(スミ版の保持や純色ステップ、純色グラデーションの濁り除去など)による誤差があるため、異なるCMMを用いて色変換を行うと、色検証時と実印刷時とで色変換の結果が一致しないという問題が生じる。
この問題に対して、色検証時のみならず、実出力時もクラウド(アプリケーション)側のCMMを用いて色変換を行う方法が考えられるが、この方法では、実出力時も、クラウドのアプリケーションにジョブを送信し、アプリケーションが色変換を行い、色変換後の画像データをプリンタに送信しなければならず、データの転送時間や色変換の処理時間の増加により、印刷のパフォーマンスが低下してしまう。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、その主たる目的は、色検証を行うシステムとは異なるCMMを持つプリンタに出力する場合であっても、実出力時と色検証時とで同様の色変換結果を得ることができる色変換制御プログラム及び色変換制御方法を提供することにある。
本発明の一側面は、色変換を行うCMMを有するプリンタに色検証チャートを出力させて色検証を行う装置で動作する色変換制御プログラムであって、前記装置に、前記色検証チャートの出力対象のプリンタの情報を取得し、前記出力対象のプリンタのCMMを特定する第1処理、自装置のCMMと前記出力対象のプリンタのCMMとが異なる場合に、CMMの差による色変換の誤差を取得する第2処理、ICCプロファイルを設定する第3処理、設定された前記ICCプロファイルを適用し、前記自装置のCMMを用いて、前記色検証チャートの画像データに対して色変換を行う第4処理、予め記憶した補正LUTを参照して、前記色変換を行った前記色検証チャートの画像データに対して、前記色変換の誤差の補正を行う第5処理、前記色変換及び前記補正を行った前記色検証チャートの画像データを、前記出力対象のプリンタに送信する第6処理、を実行させることを特徴とする。
本発明の一側面は、色変換を行うCMMを有するプリンタと、当該プリンタに色検証チャートを印刷させて色検証を行う装置と、を含む印刷システムにおける色変換制御方法であって、前記装置は、前記色検証チャートの出力対象のプリンタの情報を取得し、前記出力対象のプリンタのCMMを特定する第1処理と、自装置のCMMと前記出力対象のプリンタのCMMとが異なる場合に、CMMの差による色変換の誤差を取得する第2処理と、ICCプロファイルを設定する第3処理と、設定された前記ICCプロファイルを適用し、前記自装置のCMMを用いて、前記色検証チャートの画像データに対して色変換を行う第4処理と、予め記憶した補正LUTを参照して、前記色変換を行った前記色検証チャートの画像データに対して、前記色変換の誤差の補正を行う第5処理と、前記色変換及び前記補正を行った前記色検証チャートの画像データを、前記出力対象のプリンタに送信する第6処理と、を実行し、前記出力対象のプリンタは、前記色検証チャートの画像データを受信したら、色変換を行わずに、受信した前記画像データに基づいて前記色検証チャートを印刷することを特徴とする。
本発明の色変換制御プログラム及び色変換制御方法によれば、色検証を行うシステムとは異なるCMMを持つプリンタに出力する場合であっても、実出力時と色検証時とで同様の色変換結果を得ることができる。
その理由は、プリンタに色検証チャートを出力させて色検証を行う装置で動作する色変換制御プログラムは、自身のCMMとは異なるCMMを持つプリンタに出力する際に、CMMの差による誤差を取得し、設定されたICCプロファイルを適用して、自身のCMMを用いて色変換を行った後、予め作成した補正LUTを参照してCMMの差による誤差を補正して色検証チャートの画像データを生成し、生成した画像データをプリンタに出力する制御を行うからである。
本発明の一実施の形態に係る色変換制御方法を説明する模式図である。 本発明の一実施例に係る印刷システムの一例を示す模式図である。 本発明の一実施例に係る印刷システムの他の例を示す模式図である。 本発明の一実施例に係るプリンタの構成を示すブロック図である。 本発明の一実施例に係る色検証システムの構成を示すブロック図である。 本発明の一実施例に係る色検証システムの動作を示すフローチャート図である。
背景技術で示したように、多数の拠点に配置された多数のプリンタの色管理を行う場合、クラウド上のアプリケーションを用いて色管理を一元的に行うクラウド色管理が行われる。色検証チャートを出力するためにはICCプロファイルを適用する必要があるが、他社プリンタなど、色変換設定がアプリケーション側からできないプリンタの場合は、ICCプロファイルを指定することができないため、クラウド(アプリケーション)側のCMMを用いて色検証チャートの色変換を行うことになる。
ここで、色検証時はクラウド側のCMMを用いて色変換を行い、実出力時はローカル側のCMMを用いて色変換を行う場合、異なるCMMを使用することになるが、CMMを用いた色変換では、補間誤差やICCプロファイルで規定されない設定による誤差があるため、異なるCMMを使用して色変換を行うと、色検証時と実印刷時とで色変換の結果が一致しないという問題が生じる。この問題に対して、実出力時もクラウド側のCMMを用いて色変換を行う方法が考えられるが、この方法では、ローカルとクラウド間でのデータの転送時間や色変換の処理時間の増加により、印刷のパフォーマンスが低下してしまう。
この問題について、図1を参照して説明する。図1の左側はクラウド上で動作するアプリケーション(色検証アプリケーション)の動作を模式的に示しており、色検証アプリケーションではICCプロファイルを設定することができ、設定したICCプロファイルを適用して色変換を行うCMM1を持っている。また、図の中央は印刷出力を行うプリンタの動作を模式的に示しており、プリンタ1はアプリケーション側から色変換設定ができる自社プリンタ、プリンタ2はアプリケーション側から色変換設定ができない他社プリンタである。
プリンタ1は、色検証アプリケーションと同じCMM1を持っており、色検証アプリケーションがプリンタ1に対して色変換設定(ICCプロファイルの指定)を行ってチャートの画像を出力すると、プリンタ1は、色変換設定に従って指定されたICCプロファイルを適用し、プリンタ1のCMM1を用いて色変換を行ってチャート1aを出力する(本ジョブを処理する場合も同様)。また、色検証アプリケーション側でICCプロファイルを適用し、色検証アプリケーションのCMM1を用いて色変換を行ったチャートの画像をプリンタ1に出力した場合は、プリンタ1は、色変換を行わずにチャート1bを出力する。このチャート1aとチャート1bは、同じICCプロファイルを適用し、同じCMMを用いて色変換が行われているため、測色器で測色した結果は同じになる。すなわち、自社プリンタの場合はどちらのCMMを使用しても同一の結果が得られることになる。
一方、プリンタ2は、色検証アプリケーションとは異なるCMM2を持っており、色検証アプリケーションはプリンタ2に対して色変換設定を行うことができない。そのため、色検証アプリケーション側で色変換を行わずに、チャートの画像をプリンタ2に出力した場合、プリンタ2は、自装置の色変換設定に従って設定したICCプロファイルを適用し、CMM2を用いて色変換を行ってチャート2aを出力する(本ジョブを処理する場合も同様)。また、色検証アプリケーション側でICCプロファイルを適用し、CMM1を用いて色変換を行ったチャートの画像をプリンタ2に出力した場合は、プリンタ2は、色変換を行わずにチャート2bを出力する。この場合、チャート2aとチャート2bとは、異なるCMMを用いて色変換が行われているため、CMMの差による誤差が生じ、色検証時の色変換は本ジョブで行われる色変換とは異なる結果になってしまい、色検証アプリケーション側で一括して色変換を行うことができない。
そこで、本発明の一実施の形態では、ICCプロファイルなどの色変換設定をクラウド上の色検証アプリケーション側から行うことができず、かつ、色検証アプリケーションとは異なるCMMを持つプリンタに出力する場合、色検証アプリケーションは、ICCプロファイルを適用し、色検証アプリケーションのCMMを用いて色変換を行った後、CMMの差による誤差を補正した画像データを作成し、その画像データを色変換しないで出力するようにプリンタに指示する。
具体的には、図1の太線に示すように、プリンタ2のCMM2を用いて色変換した画像データのデバイス値(又は当該画像データに基づいて印刷したチャート2aを測色した測色値)と、色検証アプリケーションのCMM1を用いて色変換した画像データのデバイス値(又は当該画像データに基づいて印刷したチャート2bを測色した測色値)と、を比較し、その差分を記述した補正LUTを作成しておく。そして、色検証時は、色検証アプリケーションのCMM1を用いて色変換を行った後、上記補正LUTを参照してCMMの差による誤差を補正し、補正後のチャートの画像データをプリンタ2に出力し、プリンタ2は、色変換を行わずにチャート2cを出力する。この場合、チャート2aとチャート2cとは、異なるCMMを用いて色変換が行われているが、CMMの差による誤差は補正によって解消されているため、色検証アプリケーションで色変換してもプリンタ2で色変換した場合と同一の結果を得ることができる。
これにより、他社プリンタなど、色検証アプリケーションとの接続性がない(色検証アプリケーション側から色変換設定ができない)プリンタに対しても、色検証アプリケーションから、本ジョブに近い条件で色変換を行った色検証チャートを出力することができる。その結果、色検証アプリケーションを利用して色検証を実行することができ、多数の拠点に配置された多数のプリンタを備えるシステムであっても、容易に色管理を行うことができる。また、データ転送や処理に時間がかかる本ジョブのラスタライズ及び色変換はローカル側で高速に行い、色検証は色検証アプリケーションを用いてクラウド側で一元的に行うことができるため、印刷パフォーマンスと一元管理の利便性とを両立させることができる。
上記した本発明の一実施の形態についてさらに詳細に説明すべく、本発明の一実施例に係る色変換制御プログラム及び色変換制御方法について、図2乃至図6を参照して説明する。図2及び図3は、本実施例の印刷システムの構成例を示す模式図であり、図4は、プリンタの構成を示すブロック図、図5は、色検証システムの構成を示すブロック図である。また、図6は、本実施例の色検証システムの動作を示すフローチャート図である。
図2に示すように、本実施例の印刷システム10は、複数のプリンタ20とコントローラ30と色検証システム40とクライアント装置50と測色器60などで構成される。これらは、イーサネット(登録商標)、トークンリング、FDDI(Fiber-Distributed Data Interface)等の規格により定められるLAN(Local Area Network)やWAN(Wide Area Network)等の通信ネットワーク70を介して接続されている。なお、クライアント装置50と測色器60は、PCI(Peripheral Components Interconnect)接続などの専用線で接続することもできる。
複数のプリンタ20は、各々、コントローラ30、色検証システム40又はクライアント装置50から画像データを受け取り、画像データに基づく画像を用紙上に形成して出力する。この複数のプリンタ20は、コントローラ30、色検証システム40又はクライアント装置50によって群で管理され、同じ群に属するプリンタ20を本実施例の色変換制御の対象とすることができる。
コントローラ30は、クライアント装置50によって発行されたジョブに対して、ラスタライズ、色変換、スクリーニング等の画像処理を行い、画像処理後の画像データを群管理されているプリンタ20に転送する。
色検証システム40は、クライアント装置50からの指示を受け、群管理されているプリンタ20への色検証チャートの画像データの出力、色検証チャートの測色制御、色検証の結果表示のための処理を行う。
クライアント装置50は、プリンタドライバや専用のソフトウェアを用いて、コントローラ30に印刷指示を行うジョブを発行する。また、クライアント装置50は、色検証システム40に色検証の指示を行い、色検証の結果の表示を行う。
測色器60は、光の波長ごとに計測可能なスペクトル方式(分光光度計)の測色器であり、クライアント装置50に接続され、プリンタ20が出力した色検証チャートを測色し、測色値(L*a*b*値、XYZ値など)を出力する。この測色器60の制御は、クライアント装置50にインストールした専用のアプリケーションを用いて行ってもよいし、色検証システム40が直接制御するようにしてもよい。
なお、図2は本実施例の印刷システム10の一例であり、その構成は適宜変更可能である。例えば、図2では、印刷システム10に測色器60を備える構成としたが、プリンタ20に設けたインライン測色器を用いて色検証チャートを測色する場合は測色器60を省略することができる。また、図3に示すように、コントローラ30はプリンタ20に内蔵される構成としてもよい。以下、図3の構成におけるプリンタ20(コントローラ30を内蔵したプリンタ)と色検証システム40について詳細に説明する。
[プリンタ]
プリンタ20は、MFP(Multi-Functional Peripherals)や単機能のプリンタなどであり、印刷システム10に含まれる複数のプリンタ20は群で管理可能であり、同じ群に属するプリンタ20を本実施例の色変換制御の対象とすることができる。このプリンタ20は、図4(a)に示すように、制御部21、記憶部25、ネットワークI/F部26、表示操作部27、画像処理部28、印刷処理部29などで構成される。
制御部21は、CPU(Central Processing Unit)22とROM(Read Only Memory)23やRAM(Random Access Memory)24などのメモリとで構成され、CPU22は、ROM23や記憶部25に記憶した制御プログラムをRAM24に展開して実行することにより、プリンタ20全体の動作を制御する。
記憶部25は、HDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)などで構成され、CPU22が各部を制御するためのプログラム、自装置の処理機能に関する情報、ICCプロファイルなどを記憶する。
ネットワークI/F部26は、NIC(Network Interface Card)やモデムなどで構成され、プリンタ20を通信ネットワーク70に接続し、色検証システム40やクライアント装置50などとのデータ通信を可能にする。
表示操作部27は、LCD(Liquid Crystal Display)や有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイなど表示部上に透明電極が格子状に配置された感圧式の操作部(タッチセンサ)を設けたタッチパネルなどであり、印刷処理に関する各種画面や色検証システム40が行った色検証の結果などを表示し、印刷に関する各種操作や色検証の結果に対する色補正指示などを可能にする。
画像処理部28は、RIP(Raster Image Processor)部などを備え、クライアント装置50によって発行されたジョブの印刷言語を解釈し、ラスタライズ処理を行い、後述するCMM21bに色変換を指示する。
印刷処理部(印刷エンジン)29は、CMM21bから転送された画像データに基づいて印刷処理を実行し、実画像を出力する。この印刷処理部29は、帯電装置により帯電された感光体ドラムに露光装置から画像に応じた光を照射して静電潜像を形成し、現像装置で帯電したトナーを付着させて現像し、そのトナー像を転写ベルトに1次転写し、転写ベルトから用紙に2次転写し、更に定着装置で用紙上のトナー像を定着させる処理を行う。また、印刷処理部29は、必要に応じて、インラインスキャナ及びインライン測色器を含む。
上記制御部21は、図4(b)に示すように、ICCプロファイル設定部21a、CMM21bなどとしても機能する。
ICCプロファイル設定部21aは、CMM21bが色変換の際に適用するICCプロファイル(ターゲットプロファイル及びプリンタプロファイル、もしくは、デバイスリンクプロファイル)を設定する。
CMM21bは、設定されたICCプロファイル(ターゲットプロファイル及びプリンタプロファイル、もしくは、デバイスリンクプロファイル)を適用して、色検証システム40から受信した画像データ(例えば、色検証チャートの画像データ)のデバイス値(CMYK値)をターゲットの色空間に合うように色変換を行い、色変換後の画像データを印刷処理部29に転送する。このCMM21bは、色変換を行う動作モード(色変換ON)と色変換を行わない動作モード(色変換OFF)とが設定可能であり、色検証システム40から色変換OFFでの出力が指示された場合は、色変換を行わずに画像データを印刷処理部29に転送する。
[色検証システム]
色検証システム40は、複数のプリンタ20を一群のプリンタとして予め設定して管理すると共に、複数のプリンタ20に色検証チャートの印刷を指示し、色検証チャートの測色結果に基づいて色検証を行う。この色検証システム40は、図5(a)に示すように、制御部41、記憶部45、ネットワークI/F部46、必要に応じて、表示部及び操作部などで構成される。
制御部41は、CPU42とROM43やRAM44などのメモリとで構成され、CPU42は、ROM43や記憶部45に記憶した制御プログラムをRAM44に展開して実行することにより、色検証システム40全体の動作を制御する。
記憶部45は、HDDやSSDなどで構成され、CPU42が各部を制御するためのプログラム、自装置の処理機能に関する情報、ICCプロファイル、色検証チャートの画像データ、CMMの差による誤差を補正するための補正LUTなどを記憶する。
ネットワークI/F部46は、NICやモデムなどで構成され、色検証システム40を通信ネットワーク70に接続し、プリンタ20、クライアント装置50、測色器60などとのデータ通信を可能にする。
上記制御部41は、図5(b)に示すように、出力指示部41a、ICCプロファイル設定部41b、CMM41c、プリンタ種別判定部41f、CMM差異取得部41g、色検証部41hなどとしても機能する。
出力指示部41aは、クライアント装置50の指示に従って、群管理されているプリンタ20の内の出力対象のプリンタ20に色検証チャートの画像データを送信し、色検証チャートの出力を指示する。プリンタ20の印刷インターフェース(プロトコル)が不明な場合は、ホットフォルダへのデータ出力により、色検証チャートの出力を指示する。なお、色検証システム40が色変換(又は、色変換及びCMMの差による誤差の補正)を行った場合は、出力対象のプリンタ20に、色変換色(又は、色変換及びCMMの差による誤差の補正)を行った画像データを送信すると共に、色変換を行わない動作モード(色変換OFF)での出力を指示し、出力対象のプリンタ20が、色変換設定ができるプリンタであり、色検証システム40が色変換を行わない場合は、出力対象のプリンタ20に、色変換設定を指示し、色変換を行っていない画像データを送信すると共に、色変換を行う動作モード(色変換ON)での出力を指示する。
ICCプロファイル設定部41bは、CMM41cが色変換の際に適用するICCプロファイル(ターゲットプロファイル及びプリンタプロファイル、もしくは、デバイスリンクプロファイル)を設定する。
CMM41cは、色変換部41dとCMM差異補正部41eから構成される。
色変換部41dは、ICCプロファイル設定部41bが設定したICCプロファイル(ターゲットプロファイル及びプリンタプロファイル、もしくは、デバイスリンクプロファイル)を適用して、色検証チャートの画像データのデバイス値(CMYK値)をターゲットの色空間に合うように色変換を行う。
CMM差異補正部41eは、後述するCMM差異取得部41gがCMMの差による誤差(色変換の誤差)が予め定めた所定値以上であると判断した場合に、後述する補正LUTを参照して、色変換部41dが色変換を行った色検証チャートの画像データに対して、CMMの差による誤差を解消する補正を行う。
プリンタ種別判定部41fは、群管理されているプリンタ20のプリンタ情報を取得し、色検証チャートの出力対象のプリンタ20が、色変換設定(プロファイル指定出力)ができるプリンタであるかを判定する。また、プリンタ種別判定部41fは、色検証チャートの出力対象のプリンタ20が有するCMM21bを特定する。
CMM差異取得部41gは、同じプロファイルを適用して、自装置のCMM41cとプリンタ20のCMM21bとを用いて色変換した場合に、画像データのデバイス値、又は、画像データに基づいて印刷した印刷物を測色して得た測色値に生じる誤差(色変換の誤差)を取得し、CMMの差による誤差が予め定めた所定値以上(例えば、平均ΔE>0.5あるいは最大ΔE>2.0など)であるかを判断する。また、CMM差異取得部41gは、取得した誤差を補正するための補正量を記述した補正LUTを作成する。なお、出力した画像データを比較する場合は、補正量をデバイス値(CMYK値)で記述した補正LUTを作成し、出力した色検証チャートを測色して得た測色値を比較する場合は、補正量を測色値(L*a*b*値)で記述した補正LUTを作成する。
色検証部41hは、出力された色検証チャートの測色値を測色器60から取得し、ターゲット色空間との色差などを算出して色検証を行い、色検証の結果をクライアント装置50などに通知する。
上記出力指示部41a、ICCプロファイル設定部41b、CMM41c、プリンタ種別判定部41f、CMM差異取得部41g、色検証部41hは、ハードウェアとして構成してもよいし、制御部41を、出力指示部41a、ICCプロファイル設定部41b、CMM41c、プリンタ種別判定部41f、CMM差異取得部41g、色検証部41h(特に、出力指示部41a、ICCプロファイル設定部41b、CMM41c、プリンタ種別判定部41f、CMM差異取得部41g)として機能させる色検証アプリケーション(色変換制御プログラム)として構成し、当該色変換制御プログラムをCPU42に実行させる構成としてもよい。
なお、図2乃至図5は本実施例の印刷システム10の一例であり、各装置の構成や制御は適宜変更可能である。例えば、色検証システム40の制御部41で動作する色検証アプリケーション(色変換制御プログラム)は、クラウド上のWebアプリケーションとしてもよいし、オンプレミス型のWebアプリケーションとしてもよいし、ローカルアプリケーションとしてもよい。
以下、本実施例の色検証システム40の色変換制御について説明する。まず、色変換制御に先だって、CMMの差による誤差を解消するための補正に使用する補正LUTを作成する手順について説明する。
クライアント装置50から色検証チャートの出力が指示されると、色検証システム40のICCプロファイル設定部41bは、ICCプロファイルを設定し、CMM41cの色変換部41dは、設定されたICCプロファイルを適用して色変換を行い、色変換後の画像データをプリンタ20に送信して色検証チャートの印刷を指示する。また、プリンタ種別判定部41fは、出力対象のプリンタ20が、色変換設定ができるプリンタであるかを判定し、色変換設定ができないプリンタであれば、ICCプロファイルの設定及び色変換を行っていない画像データをプリンタ20に送信して色検証チャートの印刷を指示する。
プリンタ20では、色変換後の画像データを受信した場合は、印刷処理部29は、その画像データに基づいて第1の色検証チャートを印刷し、色変換を行っていない画像データを受信した場合は、制御部21(ICCプロファイル設定部21a)は、ICCプロファイルを設定し、制御部21(CMM21b)は、設定されたICCプロファイルを適用して色変換を行い、印刷処理部29は、色変換後の画像データに基づいて第2の色検証チャートを印刷する。そして、クライアント装置50は、測色器60を制御して、第1の色検証チャート及び第2の色検証チャートを測色させて測色値を取得し、取得した測色値を色検証システム40に通知する。
色検証システム40のCMM差異取得部41gは、第1の色検証チャート及び第2の色検証チャートの測色値を比較し、自装置のCMM41cとプリンタ20のCMM21bとの差と、第1の色検証チャートの測色値と第2の色検証チャートの測色値との差分と、を対応付けて、補正LUTを作成し、作成した補正LUTを記憶部45などに保存する。なお、デバイス値の補正LUTを作成する場合は、色検証システム40のCMM差異取得部41gは、プリンタ20のCMM21bが色変換を行った画像データを取得し、自装置のCMM41cが色変換を行った画像データのデバイス値とプリンタ20のCMM21bが色変換を行った画像データのデバイス値との差分を補正LUTに記述すればよい。
上記手順で補正LUTが作成された後、色検証システム40が色変換制御を行う場合について説明する。CPU42は、ROM43又は記憶部45に記憶した色変換制御プログラムをRAM44に展開して実行することにより、図6のフローチャート図に示す各ステップの処理を実行する。
まず、制御部41(プリンタ種別判定部41f)は、群管理されている複数のプリンタ20の内の出力対象のプリンタ20のプリンタ情報を取得する(S101)。このプリンタ情報は、クラウド上のDB(例えば、SNMP(Simple Network Management Protocol)で管理されるネットワーク機器が自分の状態を外部に知らせるために公開するMIB(Management Information Base)情報)から取得してもよいし、ユーザが登録できるようにしてもよい。
次に、制御部41(プリンタ種別判定部41f)は、取得したプリンタ情報に基づいて、色検証チャートの出力対象のプリンタ20が、色検証システム40から色変換設定ができるプリンタであるかを判定する(S102)と共に、色検証チャートの出力対象のプリンタ20が有するCMM21bを特定する。出力対象のプリンタ20が、色変換設定ができるプリンタの場合は(S102のYes)、制御部41(出力指示部41a)は、プリンタ20に色変換設定を指示し(S103)、色検証チャートの画像データを送信すると共に色変換ON(色変換設定に従って色変換を行って印刷する動作モード)での出力を指示する(S104)。
出力対象のプリンタ20は、色検証チャートの画像データを受信すると、制御部21(ICCプロファイル設定部21aは、色検証システム40から指示された色変換設定に従ってICCプロファイルを設定し、制御部21(CMM21b)は、設定されたICCプロファイルを適用して色変換を行い、印刷処理部29は、色変換後の画像データに基づいて色検証チャートを印刷する。
一方、出力対象のプリンタ20が、色変換設定ができないプリンタの場合は(S102のNo)、制御部41(CMM差異取得部41g)は、CMMの差による誤差(色変換の誤差)を取得し、その誤差が予め定めた所定値以上であるかを判断する(S105)。具体的には、同じプロファイルを適用して、自装置のCMM41cを用いて色変換を行った場合とプリンタ20のCMM21bを用いて色変換を行った場合とで、画像データのデバイス値又は画像データに基づいて印刷した色検証チャートを測色して得た測色値に生じる誤差を取得し、取得した誤差が所定値以上であるかを判断する。
CMMの差による誤差が所定値以上(例えば、平均ΔE>0.5あるいは最大ΔE>2.0など)の場合は(S105のYes)、ICCプロファイル設定部41bは、ICCプロファイルを設定し、制御部41(CMM41cの色変換部41d)は、設定したICCプロファイルを適用して色変換を行った後(S106)、制御部41(CMM41cのCMM差異補正部41e)は、予め記憶した補正LUTを参照して、色検証チャートの画像データに対して、CMMの差による誤差に対応する補正量を適用して補正を行い(S107)、色変換及び補正済みの画像データを作成する(S108)。そして、制御部41(出力指示部41a)は、プリンタ20に、色変換及び補正済みの色検証チャートの画像データを送信すると共に色変換OFF(色変換を行わないで印刷する動作モード)での出力を指示する(S109)。
出力対象のプリンタ20は、色変換及び補正済みの色検証チャートの画像データを受信すると、制御部21(CMM21b)は色変換を行わずに、印刷処理部29は、受信した画像データに基づいて色検証チャートを印刷する。
一方、CMMの差による誤差が所定値未満の場合は(S105のNo)、CMMの差による誤差を補正しなくても問題はないため、ICCプロファイル設定部41bは、ICCプロファイルを設定し、制御部41(CMM41cの色変換部41d)は、設定したICCプロファイルを適用して色変換を行って(S110)、色変換済みの画像データを作成する(S111)。そして、制御部41(出力指示部41a)は、プリンタ20に、色変換済みの色検証チャートの画像データを送信すると共に色変換OFF(色変換を行わないで印刷する動作モード)での出力を指示する(S112)。
出力対象のプリンタ20は、色変換済みの色検証チャートの画像データを受信すると、制御部21(CMM21b)は色変換を行わずに、印刷処理部29は、受信した画像データに基づいて色検証チャートを印刷する。
その後、プリンタ20から出力された色検証チャートを測色器60が測色した測色値を取得し(S113)、制御部41(色検証部41h)は、得られた測色値の目標の測色値に対する色差などを測定して色検証を行い、色検証の結果をクライアント装置50などに出力する(S114)。クライアント装置50は、色検証の結果を受信すると、色検証の結果を表示部に表示させてユーザに通知する。なお、色検証の結果を表示する項目として、「Japan Color」や「Fogra」、「IDEAlliance」などの団体によって定められた項目(その色空間と指標)を用いてもよいし、ユーザが任意の目標色や検証項目を設定できるようにしてもよい。
以上、説明したように、色検証システム40は、自身のCMM41cとプリンタ20のCMM21bとで、補間誤差やICCプロファイルで規定されない設定による誤差などが異なる場合に、その誤差を補正するための補正量(CMYK値又はL*a*b*値)を記述した補正LUTを作成しておき、プリンタ20に色検証チャートを出力させる際に、出力対象のプリンタ20が色検証システム40から色変換設定ができるプリンタであるかを判定し、色検証システム40から色変換設定ができないプリンタの場合は、CMMの差による誤差が所定値以上であるかを判断し、CMMの差による誤差が所定値以上の場合は、ICCプロファイルを適用した色変換を行った後、補正LUTを参照してCMMの差による誤差を解消する補正を行い、補正後の画像を色変換OFFでプリンタ20に出力させるため、実出力時と色検証時とで同様の色変換結果を得ることができる。
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて、印刷システムや各装置の構成や制御は適宜変更可能である。
例えば、上記実施例では、測色値としてCIE 1976色空間のL*a*b*値を例示したが、CIE 1931色空間のXYZ値としてもよい。
また、プリンタ20は、CMYKプリンタでもRGBプリンタでもよく、また、電子写真プリンタ、インクジェットプリンタ、オフセット印刷機などとすることができる。
本発明は、色検証チャートを出力するための色変換を制御する色変換制御プログラム、当該色変換制御プログラムを記録した記録媒体及び色変換制御方法に利用可能である。
10 印刷システム
20 プリンタ
21 制御部
21a ICCプロファイル設定部
21b CMM
22 CPU
23 ROM
24 RAM
25 記憶部
26 ネットワークI/F部
27 表示操作部
28 画像処理部
29 印刷処理部
30 コントローラ
40 色検証システム
41 制御部
41a 出力指示部
41b ICCプロファイル設定部
41c CMM
41d 色変換部
41e CMM差異補正部
41f プリンタ種別判定部
41g CMM差異取得部
41h 色検証部
42 CPU
43 ROM
44 RAM
45 記憶部
46 ネットワークI/F部
50 クライアント装置
60 測色器
70 通信ネットワーク

Claims (11)

  1. 色変換を行うCMM(Color Management Module)を有するプリンタに色検証チャートを出力させて色検証を行う装置で動作する色変換制御プログラムであって、
    前記装置に、
    前記色検証チャートの出力対象のプリンタの情報を取得し、前記出力対象のプリンタのCMMを特定する第1処理、
    自装置のCMMと前記出力対象のプリンタのCMMとが異なる場合に、CMMの差による色変換の誤差を取得する第2処理、
    ICC(International Color Consortium)プロファイルを設定する第3処理、
    設定された前記ICCプロファイルを適用し、前記自装置のCMMを用いて、前記色検証チャートの画像データに対して色変換を行う第4処理、
    予め記憶した補正LUTを参照して、前記色変換を行った前記色検証チャートの画像データに対して、前記色変換の誤差の補正を行う第5処理、
    前記色変換及び前記補正を行った前記色検証チャートの画像データを、前記出力対象のプリンタに送信する第6処理、を実行させる、
    ことを特徴とする色変換制御プログラム。
  2. 前記第1処理では、取得した前記情報に基づいて、前記出力対象のプリンタが前記ICCプロファイルの指定出力ができるプリンタであるかを判定し、
    前記第5処理では、前記出力対象のプリンタが前記ICCプロファイルの指定出力ができないプリンタである場合に、前記色変換の誤差の補正を行う、
    ことを特徴とする請求項1に記載の色変換制御プログラム。
  3. 前記第2処理では、前記色変換の誤差が予め定めた所定値以上であるかを判定し、
    前記第5処理では、前記色変換の誤差が前記所定値以上の場合に、前記色変換の誤差の補正を行う、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の色変換制御プログラム。
  4. 前記装置に、前記第1乃至第6処理を実行させる前に、
    予め同一のICCプロファイルを適用し、異なるCMMを用いて色変換した複数の画像データを生成し、前記複数の画像データのデバイス値の差分を用いて前記補正LUTを作成する処理を実行させる、
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一に記載の色変換制御プログラム。
  5. 前記装置に、前記第1乃至第6処理を実行させる前に、
    予め同一のICCプロファイルを適用し、異なるCMMを用いて色変換した複数の画像データを生成し、前記複数の画像データに基づいて複数の印刷物を作成させ、前記複数の印刷物を測色して得た測色値の差分を用いて前記補正LUTを作成する処理を実行させる、
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一に記載の色変換制御プログラム。
  6. 色変換を行うCMM(Color Management Module)を有するプリンタと、当該プリンタに色検証チャートを印刷させて色検証を行う装置と、を含む印刷システムにおける色変換制御方法であって、
    前記装置は、
    前記色検証チャートの出力対象のプリンタの情報を取得し、前記出力対象のプリンタのCMMを特定する第1処理と、
    自装置のCMMと前記出力対象のプリンタのCMMとが異なる場合に、CMMの差による色変換の誤差を取得する第2処理と、
    ICC(International Color Consortium)プロファイルを設定する第3処理と、
    設定された前記ICCプロファイルを適用し、前記自装置のCMMを用いて、前記色検証チャートの画像データに対して色変換を行う第4処理と、
    予め記憶した補正LUTを参照して、前記色変換を行った前記色検証チャートの画像データに対して、前記色変換の誤差の補正を行う第5処理と、
    前記色変換及び前記補正を行った前記色検証チャートの画像データを、前記出力対象のプリンタに送信する第6処理と、を実行し、
    前記出力対象のプリンタは、
    前記色検証チャートの画像データを受信したら、色変換を行わずに、受信した前記画像データに基づいて前記色検証チャートを印刷する、
    ことを特徴とする色変換制御方法。
  7. 前記第1処理では、取得した前記情報に基づいて、前記出力対象のプリンタが前記ICCプロファイルの指定出力ができるプリンタであるかを判定し、
    前記第5処理では、前記出力対象のプリンタが前記ICCプロファイルの指定出力ができないプリンタである場合に、前記色変換の誤差の補正を行う、
    ことを特徴とする請求項6に記載の色変換制御方法。
  8. 前記第2処理では、前記色変換の誤差が予め定めた所定値以上であるかを判定し、
    前記第5処理では、前記色変換の誤差が前記所定値以上の場合に、前記色変換の誤差の補正を行う、
    ことを特徴とする請求項6又は7に記載の色変換制御方法。
  9. 前記装置は、前記第1乃至第6処理を実行する前に、
    予め同一のICCプロファイルを適用し、異なるCMMを用いて色変換した複数の画像データを生成し、前記複数の画像データのデバイス値の差分を用いて前記補正LUTを作成する、
    ことを特徴とする請求項6乃至8のいずれか一に記載の色変換制御方法。
  10. 前記装置は、前記第1乃至第6処理を実行する前に、
    予め同一のICCプロファイルを適用し、異なるCMMを用いて色変換した複数の画像データを生成し、前記複数の画像データに基づいて複数の印刷物を作成させ、前記複数の印刷物を測色して得た測色値の差分を用いて前記補正LUTを作成する、
    ことを特徴とする請求項6乃至8のいずれか一に記載の色変換制御方法。
  11. 前記装置は、更に、
    前記出力対象のプリンタが印刷した前記色検証チャートの測色値を取得し、取得した前記測色値に基づいて色検証を行う、
    ことを特徴とする請求項6乃至10のいずれか一に記載の色変換制御方法。
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