JP6766169B2 - 無線端末及び基地局 - Google Patents

無線端末及び基地局 Download PDF

Info

Publication number
JP6766169B2
JP6766169B2 JP2018549049A JP2018549049A JP6766169B2 JP 6766169 B2 JP6766169 B2 JP 6766169B2 JP 2018549049 A JP2018549049 A JP 2018549049A JP 2018549049 A JP2018549049 A JP 2018549049A JP 6766169 B2 JP6766169 B2 JP 6766169B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mbms
mtch
mcch
base station
transmission
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018549049A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2018084195A1 (ja
Inventor
真人 藤代
真人 藤代
裕之 安達
裕之 安達
ヘンリー チャン
ヘンリー チャン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Corp filed Critical Kyocera Corp
Publication of JPWO2018084195A1 publication Critical patent/JPWO2018084195A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6766169B2 publication Critical patent/JP6766169B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W4/00Services specially adapted for wireless communication networks; Facilities therefor
    • H04W4/06Selective distribution of broadcast services, e.g. multimedia broadcast multicast service [MBMS]; Services to user groups; One-way selective calling services
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W72/00Local resource management
    • H04W72/30Resource management for broadcast services
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W24/00Supervisory, monitoring or testing arrangements
    • H04W24/08Testing, supervising or monitoring using real traffic
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W4/00Services specially adapted for wireless communication networks; Facilities therefor
    • H04W4/80Services using short range communication, e.g. near-field communication [NFC], radio-frequency identification [RFID] or low energy communication
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W74/00Wireless channel access
    • H04W74/08Non-scheduled access, e.g. ALOHA
    • H04W74/0833Random access procedures, e.g. with 4-step access
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W76/00Connection management
    • H04W76/20Manipulation of established connections
    • H04W76/27Transitions between radio resource control [RRC] states
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W80/00Wireless network protocols or protocol adaptations to wireless operation
    • H04W80/02Data link layer protocols

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Description

本発明は、移動通信システムのための無線端末及び基地局に関する。
移動通信システムの標準化プロジェクトである3GPP(Third Generation Partnership Project)において、無線端末にマルチキャスト/ブロードキャストサービスを提供するMBMS(Multimedia Broadcast Multicast Service)伝送が仕様化されている。MBMSの方式としては、MBSFN(Multicast Broadcast Single Frequency Network)及びSC−PTM(Single Cell Point−To−Multipoint)の2つの方式がある。
一方、人が介在することなく通信を行うMTC(Machine Type Communication)やIoT(Internet of Things)サービスを対象とした無線端末が検討されている。このような無線端末は、低コスト化、カバレッジ広域化、及び低消費電力化を実現することが求められる。このため、3GPPにおいて、システム送受信帯域の一部のみに送受信帯域幅を制限した新たな無線端末のカテゴリが仕様化されている。このような新たなカテゴリの無線端末には、繰り返し送信(repetition)等を含む強化カバレッジ(enhanced coverage)機能が適用される。
一実施形態に係る無線端末は、SC−PTMを用いたMBMS伝送をサポートする移動通信システムのための無線端末である。無線端末は、基地局からSC−MCCHを介して送信されるMBMS制御情報を間欠的に監視する制御部と、前記SC−MCCHを介して送信されるMBMS制御情報の内容が変更され得るSC−MCCH変更周期を示す情報を前記基地局から受信する受信部と、を備える。前記SC−MCCH変更周期は、複数の無線フレームからなるハイパーフレーム以上の時間長を有する。前記制御部は、前記SC−MCCH変更周期に基づいて、SC−MCCH変更境界に対応するハイパーフレーム番号及びフレーム番号を、(1024×H−SFN+SFN) mod M = 0により決定する。前記「H−SFN」は前記SC−MCCH変更境界に対応するハイパーフレーム番号を示し、前記「SFN」は前記SC−MCCH変更境界に対応するフレーム番号を示し、前記「M」は前記SC−MCCH変更周期を示す。
一実施形態に係る基地局は、SC−PTMを用いたMBMS伝送をサポートする移動通信システムのための基地局である。基地局は、SC−MCCHを介してMBMS制御情報を無線端末に送信する送信部と、前記SC−MCCHを介して送信されるMBMS制御情報の内容が変更され得るSC−MCCH変更周期を示す情報を前記無線端末に通知する制御部と、を備える。前記SC−MCCH変更周期は、複数の無線フレームからなるハイパーフレーム以上の時間長を有する。SC−MCCH変更境界は、(1024×H−SFN+SFN) mod M = 0により決定される。前記「H−SFN」は前記SC−MCCH変更境界に対応するハイパーフレーム番号を示し、前記「SFN」は前記SC−MCCH変更境界に対応するフレーム番号を示し、前記「M」は前記SC−MCCH変更周期を示す。
一実施形態に係る無線端末は、SC−PTMを用いたMBMS伝送をサポートする移動通信システムのための無線端末である。無線端末は、基地局からSC−MTCHを介してMBMSサービスを受信する受信部と、制御部と、を備える。前記受信部は、前記SC−MTCHを介した前記MBMSサービスの送信の停止を示すMAC CEを前記基地局から受信する。前記制御部は、前記MAC CEの受信に応じて、前記SC−MTCHを介した前記MBMSサービスの送信が停止されると判断する。
一実施形態に係る基地局は、SC−PTMを用いたMBMS伝送をサポートする移動通信システムのための基地局である。基地局は、SC−MTCHを介してMBMSサービスを送信する送信部を備える。前記送信部は、さらに、前記SC−MTCHを介した前記MBMSサービスの送信の停止を示すMAC CEを前記無線端末に送信する。
実施形態に係るLTEシステムの構成を示す図である。 実施形態に係るMBMSに係るネットワーク構成を示す図である。 実施形態に係るUE(無線端末)の構成を示す図である。 実施形態に係るeNB(基地局)の構成を示す図である。 実施形態に係るLTEシステムにおける無線インターフェイスのプロトコルスタックを示す図である。 実施形態に係るLTEシステムの下りリンクのチャネルの構成を示す図である。 実施形態に係るLTEシステムの無線フレームの構成を示す図である。 実施形態に係るSC−PTMの動作例を示す図である。 実施形態に係るSIB20を示す図である。 実施形態に係るSC−MCCH中のMBMS制御情報を示す図である。 実施形態に係るeMTC UE向けの下りリンク物理チャネルを示す図である。 eMTC UE及びNB−IoT UE向けのランダムアクセスプロシージャを示す図である。 第1実施形態に係るUEの動作フロー例を示す図である。 第1実施形態の動作パターン1を示す図である。 第1実施形態の動作パターン2を示す図である。 ハイパーフレーム、無線フレーム、及びサブフレームの関係を示す図である。 第2実施形態に係るUEの動作フロー例を示す図である。 第2実施形態の動作パターン1を示す図である。 第2実施形態の動作パターン2を示す図である。 第2実施形態の動作パターン3を示す図である。 第3実施形態に係るUEの動作フロー例を示す図である。 第3実施形態の動作パターン1を示す図である。 第3実施形態の動作パターン2を示す図である。 付記に係る図である。 付記に係る図である。 付記に係る図である。 付記に係る図である。 付記に係る図である。 付記に係る図である。 付記に係る図である。 付記に係る図である。
(移動通信システム)
実施形態に係る移動通信システムの構成について説明する。実施形態に係る移動通信システムは、3GPPで仕様が策定されているLTE(Long Term Evolution)システムである。図1は、実施形態に係るLTEシステムの構成を示す図である。図2は、MBMSに係るネットワーク構成を示す図である。
図1に示すように、LTEシステムは、無線端末(UE:User Equipment)100、無線アクセスネットワーク(E−UTRAN:Evolved−UMTS Terrestrial Radio Access Network)10、及びコアネットワーク(EPC:Evolved Packet Core)20を備える。E−UTRAN10及びEPC20は、LTEシステムのネットワークを構成する。
UE100は、移動型の通信装置であり、自身が在圏するセル(サービングセル)を管理するeNB200との無線通信を行う。
E−UTRAN10は、基地局(eNB:evolved Node−B)200を含む。eNB200は、X2インターフェイスを介して相互に接続される。eNB200は、1又は複数のセルを管理しており、自セルとの接続を確立したUE100との無線通信を行う。eNB200は、無線リソース管理(RRM)機能、ユーザデータ(以下、単に「データ」という)のルーティング機能、モビリティ制御・スケジューリングのための測定制御機能等を有する。「セル」は、無線通信エリアの最小単位を示す用語として用いられる。セルは、UE100との無線通信を行う機能又はリソースを示す用語としても用いられる。
EPC20は、モビリティ管理エンティティ(MME)及びサービングゲートウェイ(S−GW)300を含む。MMEは、UE100に対する各種モビリティ制御等を行う。S−GWは、データの転送制御を行う。MME/S−GW300は、S1インターフェイスを介してeNB200と接続される。
次に、MBMS向けのネットワークエンティティについて説明する。E−UTRAN10は、MCE(Multi−Cell/Multicast Coordinating Entity)11を含む。MCE11は、M2インターフェイスを介してeNB200と接続され、M3インターフェイスを介してMME300と接続される(図2参照)。MCE11は、MBSFN無線リソース管理・割当等を行う。具体的には、MCE11は、MBSFNのスケジューリングを行う。これに対し、SC−PTMのスケジューリングはeNB200により行われる。
EPC20は、MBMS GW(MBMS Gateway)21を含む。MBMS GW21は、M1インターフェイスを介してeNB200と接続され、Smインターフェイスを介してMME300と接続され、SG−mb及びSGi−mbインターフェイスを介してBM−SC22と接続される(図2参照)。MBMS GW21は、eNB200に対してIPマルチキャストのデータ伝送及びセッション制御等を行う。
また、EPC20は、BM−SC(Broadcast Multicast Service Center)22を含む。BM−SC22は、SG−mb及びSGi−mbインターフェイスを介してMBMS GW21と接続され、SGiインターフェイスを介してP−GW23と接続される(図2参照)。BM−SC22は、TMGI(Temporary Mobile Group Identity)の管理・割当等を行う。
さらに、EPC20の外部のネットワーク(すなわち、インターネット)には、GCS AS(Group Communication Service Application Server)31が設けられてもよい。GCS AS31は、グループ通信用のアプリケーションサーバである。GCS AS31は、MB2−U及びMB2−Cインターフェイスを介してBM−SC22と接続され、SGiインターフェイスを介してP−GW23と接続される。GCS AS31は、グループ通信におけるグループの管理及びデータ配信等を行う。
図3は、実施形態に係るUE100(無線端末)の構成を示す図である。図3に示すように、UE100は、受信部110、送信部120、及び制御部130を備える。
受信部110は、制御部130の制御下で各種の受信を行う。受信部110は、アンテナ及び受信機を含む。受信機は、アンテナが受信する無線信号をベースバンド信号(受信信号)に変換して制御部130に出力する。
送信部120は、制御部130の制御下で各種の送信を行う。送信部120は、アンテナ及び送信機を含む。送信機は、制御部130が出力するベースバンド信号(送信信号)を無線信号に変換してアンテナから送信する。
制御部130は、UE100における各種の制御を行う。制御部130は、プロセッサ及びメモリを含む。メモリは、プロセッサにより実行されるプログラム、及びプロセッサによる処理に用いられる情報を記憶する。プロセッサは、ベースバンド信号の変調・復調及び符号化・復号等を行うベースバンドプロセッサと、メモリに記憶されるプログラムを実行して各種の処理を行うCPU(Central Processing Unit)と、を含む。プロセッサは、音声・映像信号の符号化・復号を行うコーデックを含んでもよい。プロセッサは、後述する各種の処理を実行する。
図4は、実施形態に係るeNB200(基地局)の構成を示す図である。図4に示すように、eNB200は、送信部210、受信部220、制御部230、及びバックホール通信部240を備える。
送信部210は、制御部230の制御下で各種の送信を行う。送信部210は、アンテナ及び送信機を含む。送信機は、制御部230が出力するベースバンド信号(送信信号)を無線信号に変換してアンテナから送信する。
受信部220は、制御部230の制御下で各種の受信を行う。受信部220は、アンテナ及び受信機を含む。受信機は、アンテナが受信する無線信号をベースバンド信号(受信信号)に変換して制御部230に出力する。
制御部230は、eNB200における各種の制御を行う。制御部230は、プロセッサ及びメモリを含む。メモリは、プロセッサにより実行されるプログラム、及びプロセッサによる処理に用いられる情報を記憶する。プロセッサは、ベースバンド信号の変調・復調及び符号化・復号等を行うベースバンドプロセッサと、メモリに記憶されるプログラムを実行して各種の処理を行うCPUと、を含む。プロセッサは、後述する各種の処理を実行する。
バックホール通信部240は、X2インターフェイスを介して隣接eNBと接続され、S1インターフェイスを介してMME/S−GW300と接続される。バックホール通信部240は、X2インターフェイス上で行う通信及びS1インターフェイス上で行う通信等に用いられる。バックホール通信部240は、M1インターフェイス上で行う通信及びM2インターフェイス上で行う通信にも用いられ得る。
図5は、LTEシステムにおける無線インターフェイスのプロトコルスタックを示す図である。図5に示すように、無線インターフェイスプロトコルは、OSI参照モデルの第1レイヤ乃至第3レイヤに区分されており、第1レイヤは物理(PHY)レイヤである。第2レイヤは、MAC(Medium Access Control)レイヤ、RLC(Radio Link Control)レイヤ、及びPDCP(Packet Data Convergence Protocol)レイヤを含む。第3レイヤは、RRC(Radio Resource Control)レイヤを含む。
物理レイヤは、符号化・復号、変調・復調、アンテナマッピング・デマッピング、及びリソースマッピング・デマッピングを行う。UE100の物理レイヤとeNB200の物理レイヤとの間では、物理チャネルを介してデータ及び制御信号が伝送される。
MACレイヤは、データの優先制御、HARQ(Hybrid ARQ)による再送処理等を行う。UE100のMACレイヤとeNB200のMACレイヤとの間では、トランスポートチャネルを介してデータ及び制御信号が伝送される。eNB200のMACレイヤは、スケジューラを含む。スケジューラは、上下リンクのトランスポートフォーマット(トランスポートブロックサイズ、変調・符号化方式(MCS))、及びUE100への割当リソースブロックを決定する。
RLCレイヤは、MACレイヤ及び物理レイヤの機能を利用してデータを受信側のRLCレイヤに伝送する。UE100のRLCレイヤとeNB200のRLCレイヤとの間では、論理チャネルを介してデータ及び制御信号が伝送される。
PDCPレイヤは、ヘッダ圧縮・伸張、及び暗号化・復号化を行う。
RRCレイヤは、制御信号を取り扱う制御プレーンでのみ定義される。UE100のRRCレイヤとeNB200のRRCレイヤとの間では、各種設定のためのメッセージ(RRCメッセージ)が伝送される。RRCレイヤは、無線ベアラの確立、再確立及び解放に応じて、論理チャネル、トランスポートチャネル、及び物理チャネルを制御する。UE100のRRCとeNB200のRRCとの間に接続(RRC接続)がある場合、UE100はRRCコネクティッド状態であり、そうでない場合、UE100はRRCアイドル状態である。
RRCレイヤの上位に位置するNAS(Non−Access Stratum)レイヤは、セッション管理及びモビリティ管理等を行う。
図6は、LTEシステムの下りリンクのチャネルの構成を示す図である。図6(a)は、論理チャネル(Downlink Logical Channel)とトランポートチャネル(Downlink Transport Channel)との間のマッピングを示す。
図6(a)に示すように、PCCH(Paging Control Channel)は、ページング情報、及びシステム情報変更を通知するための論理チャネルである。PCCHは、トランスポートチャネルであるPCH(Paging Channel)にマッピングされる。
BCCH(Broadcast Control Channel)は、システム情報のための論理チャネルである。BCCHは、トランスポートチャネルであるBCH(Broadcast Control Channel)及びDL−SCH(Downlink Shared Channel)にマッピングされる。
CCCH(Common Control Channel)は、UE100とeNB200との間の送信制御情報のための論理チャネルである。CCCHは、UE100がネットワークとの間でRRC接続を有していない場合に用いられる。CCCHは、DL−SCHにマッピングされる。
DCCH(Dedicated Control Channel)は、UE100とネットワークとの間の個別制御情報を送信するための論理チャネルである。DCCHは、UE100がRRC接続を有する場合に用いられる。DCCHは、DL−SCHにマッピングされる。
DTCH(Dedicated Traffic Channel)は、データ送信のための個別論理チャネルである。DTCHは、DL−SCHにマッピングされる。
SC−MTCH(Single Cell Multicast Traffic Channel)は、SC−PTMのための論理チャネルである。SC−MTCHは、SC−PTMを用いてネットワークからUE100にデータ(MBMS)をマルチキャスト送信するための1対多チャネル(point−to−multipoint downlink channel)である。
SC−MCCH(Single Cell Multicast Control Channel)は、SC−PTMのための論理チャネルである。SC−MCCHは、1又は複数のSC−MTCHのためのMBMS制御情報をネットワークからUE100にマルチキャスト送信するための1対多チャネル(point−to−multipoint downlink channel)である。SC−MCCHは、SC−PTMを用いてMBMSを受信する又は受信に興味を持つUE100に用いられる。また、SC−MCCHは、1つのセルに1つのみ存在する。
MCCH(Multicast Control Channel)は、MBSFNのための論理チャネルである。MCCHは、ネットワークからUE100へのMTCH用のMBMS制御情報の送信のために用いられる。MCCHは、トランスポートチャネルであるMCH(Multicast Channel)にマッピングされる。
MTCH(Multicast Traffic Channel)は、MBSFNのための論理チャネルである。MTCHは、MCHにマッピングされる。
図6(b)は、トランポートチャネル(Downlink Transport Channel)と物理チャネル(Downlink Physical Channel)との間のマッピングを示す。
図6(b)に示すように、BCHは、PBCH(Physical Broadcast Channel)にマッピングされる。
MCHは、PMCH(Physical Multicast Channel)にマッピングされる。MCHは、複数のセルによるMBSFNをサポートする。
PCH及びDL−SCHは、PDSCH(Physical Downlink Shared Channel)にマッピングされる。DL−SCHは、HARQ、リンクアダプテーション、及び動的リソース割当をサポートする。
PDCCHは、PDSCH(DL−SCH、PCH)のリソース割り当て情報及びDL−SCHに関するHARQ情報等を運搬する。また、PDCCHは、上りリンクのスケジューリンググラントを運ぶ。
図7は、LTEシステムの無線フレームの構成を示す図である。LTEシステムにおいて、下りリンクにはOFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access)、上りリンクにはSC−FDMA(Single Carrier Frequency Division Multiple Access)がそれぞれ適用される。
図7に示すように、無線フレームは、時間方向に並ぶ10個のサブフレームで構成される。各サブフレームは、時間方向に並ぶ2個のスロットで構成される。各サブフレームの長さは1msであり、各スロットの長さは0.5msである。各サブフレームは、周波数方向に複数個のリソースブロック(RB)を含み、時間方向に複数個のシンボルを含む。各リソースブロックは、周波数方向に複数個のサブキャリアを含む。1つのシンボル及び1つのサブキャリアにより1つのリソースエレメント(RE)が構成される。また、UE100に割り当てられる無線リソース(時間・周波数リソース)のうち、周波数リソースはリソースブロックにより特定でき、時間リソースはサブフレーム(又はスロット)により特定できる。
下りリンクにおいて、各サブフレームの先頭数シンボルの区間は、主に下りリンク制御信号を伝送するためのPDCCHとして用いられる領域である。また、各サブフレームの残りの部分は、主に下りリンクデータを伝送するためのPDSCHとして使用できる領域である。また、下りリンクにおいて、MBSFN向けのサブフレームであるMBSFNサブフレームが設定され得る。
上りリンクにおいて、各サブフレームにおける周波数方向の両端部は、主に上りリンク制御信号を伝送するためのPUCCHとして用いられる領域である。各サブフレームにおける残りの部分は、主に上りリンクデータを伝送するためのPUSCHとして使用できる領域である。
(SC−PTMの概要)
次に、SC−PTMの概要について説明する。MBMS用の無線伝送方式としては、MBSFN及びSC−PTMの2つの方式がある。MBSFNにおいては、複数のセルからなるMBSFNエリア単位で、PMCHを介してデータが送信される。これに対し、SC−PTMにおいては、セル単位で、PDSCHを介してデータが送信される。以下においては、UE100がSC−PTM受信を行うシナリオを主として想定するが、MBSFNを想定してもよい。
UE100は、RRCコネクティッド状態でMBMSサービスを受信してもよいし、RRCアイドル状態でMBMSサービスを受信してもよい。以下において、UE100がRRCアイドル状態でMBMSサービスを受信するケースを主として想定する。
図8は、SC−PTMの動作例を示す図である。
図8に示すように、ステップS1において、UE100は、eNB200を介してEPC20からUSD(User Service Description)を取得する。USDは、各MBMSサービスの基本的な情報を提供する。USDは、MBMSサービスごとに、当該MBMSサービスを識別するTMGIと、当該MBMSサービスが提供される周波数と、当該MBMSサービスの提供開始・終了時間と、を含む。
ステップS2において、UE100は、BCCHを介してeNB200からSIB20を受信する。SIB20は、SC−MCCHの取得に必要な情報(スケジューリング情報)を含む。図9は、SIB20を示す図である。図9に示すように、SIB20は、SC−MCCHの内容が変更され得る周期を示すsc−mcch−ModificationPeriod、SC−MCCHの送信(再送)周期を無線フレーム数で示すsc−mcch−RepetitionPeriod、SC−MCCHがスケジュールされる無線フレームのオフセットを示すsc−mcch−Offset、及びSC−MCCHがスケジュールされるサブフレームを示すsc−mcch−Subframe等を含む。
ステップS3において、UE100は、SIB20に基づいて、SC−MCCHを介してeNB200からMBMS制御情報を受信する。MBMS制御情報は、SC−PTM設定情報(SCPTM Configuration)と称されてもよい。物理レイヤにおいてSC−MCCHの送信にはSC−RNTI(Single Cell RNTI)が用いられる。図10は、SC−MCCH中のMBMS制御情報(SC−PTM設定情報)を示す図である。図10に示すように、SC−PTM設定情報は、SC−MRB(Single Cell MBMS Point to Multipoint Radio Bearer)を介して送信されるMBMSサービスに適用可能な制御情報を含む。SC−PTM設定情報は、当該情報を送信するセルにおける各SC−MTCHの設定を含むsc−mtch−InfoList、及びSC−MRBを介してMBMSサービスを提供する隣接セルのリストであるscptmNeighbourCellListを含む。sc−mtch−InfoListは、1又は複数のSC−MTCH−Infoを含む。各SC−MTCH−Infoは、SC−MRBを介して送信される進行中のMBMSセッションの情報(mbmsSessionInfo)、当該MBMSセッションに対応するG−RNTI(Group RNTI)、及びSC−MTCHのためのDRX情報であるsc−mtch−schedulingInfoを含む。mbmsSessionInfoは、MBMSサービスを識別するTMGI及びセッションID(sessionId)を含む。G−RNTIは、マルチキャストグループ(具体的には、特定グループ宛てのSC−MTCH)を識別するRNTIである。G−RNTIは、TMGIと1対1でマッピングされる。sc−mtch−schedulingInfoは、onDurationTimerSCPTM、drx−InactivityTimerSCPTM、schedulingPeriodStartOffsetSCPTMを含む。schedulingPeriodStartOffsetSCPTMは、SC−MTCH−SchedulingCycle及びSC−MTCH−SchedulingOffsetを含む。
ステップS4において、UE100は、SC−PTM設定情報中のSC−MTCH−SchedulingInfoに基づいて、SC−MTCHを介して、自身が興味のあるTMGIに対応するMBMSサービス(MBMSデータ)を受信する。物理レイヤにおいて、eNB200は、G−RNTIを用いてPDCCHを送信した後、PDSCHを介してMBMSデータを送信する。
なお、図8に関連して説明した制御信号(シグナリング)は一例であり、省電力受信のための最適化等により、一部の制御信号が適宜省略されたり、制御信号の順序が入れ替わったりしてもよい。
(eMTC及びNB−IoTの概要)
次に、eMTC及びNB−IoTの概要について説明する。実施形態において、新たなカテゴリのUE100が存在するシナリオを想定する。新たなカテゴリのUE100は、システム送受信帯域の一部のみに送受信帯域幅が制限されるUE100である。新たなUEカテゴリは、例えば、カテゴリM1及びNB(Narrow Band)−IoTカテゴリと称される。ここで、カテゴリM1は、eMTC(enhanced Machine Type Communications)UEである。また、NB−IoT UEは、カテゴリNB1である。カテゴリM1は、UE100の送受信帯域幅を1.08MHz(すなわち、6リソースブロックの帯域幅)に制限するとともに、繰り返し送信等を用いた強化カバレッジ(EC:Enhanced Coverage)機能をサポートする。NB−IoTカテゴリは、UE100の送受信帯域幅を180kHz(すなわち、1リソースブロックの帯域幅)にさらに制限するとともに、強化カバレッジ機能をサポートする。繰り返し送信は、複数のサブフレームを用いて同一の信号を繰り返し送信する技術である。一例として、LTEシステムのシステム帯域幅は10MHzであり、そのうちの送受信帯域幅は9MHz(すなわち、50リソースブロックの帯域幅)である。一方、カテゴリM1のUE100は、6リソースブロックよりも広い帯域幅で送信される下りリンク無線信号を受信することができないため、通常のPDCCHを受信することができない。このため、MTC向けのPDCCHであるMPDCCH(MTC−PDCCH)が導入される。同様な理由で、NB−IoT向けのPDCCHであるNPDCCH(NB−PDCCH)が導入される。
図11は、eMTC UE向けの下りリンク物理チャネルを示す図である。図11に示すように、eNB200は、6リソースブロック以内でMPDCCHを送信する。MPDCCHは、PDSCHを割り当てるためのスケジューリング情報を含む。一例として、MPDCCHは、当該MPDCCHが送信されるサブフレームとは異なるサブフレームのPDSCHを割り当てる。eNB200は、6リソースブロック以内でPDSCHを送信する。また、eNB200は、同一の信号の繰り返し送信を行うために、複数のサブフレームに亘ってPDSCHを割り当てる。カテゴリM1のUE100は、MPDCCHを受信することで割り当てPDSCHを特定し、割り当てPDSCHで送信されるデータを受信する。
図12は、eMTC UE及びNB−IoT UE向けのランダムアクセスプロシージャを示す図である。図12の初期状態において、UE100は、RRCアイドル状態にある。UE100は、RRCコネクティッド状態に遷移するためにランダムアクセスプロシージャを実行する。
UE100は、eNB200のセルをサービングセルとして選択している。UE100は、通常のカバレッジのための第1のセル選択基準(第1のS−criteria)が満たされず、強化カバレッジのための第2のセル選択基準(第2のS−criteria)が満たされた場合、自身が強化カバレッジに居ると判定してもよい。「強化カバレッジに居るUE」とは、セルにアクセスするために強化カバレッジ機能(強化カバレッジモード)を用いることが必要とされるUEを意味する。なお、eMTC UEは、強化カバレッジモードを用いることが必須である。
図12に示すように、ステップS1001において、eNB200は、PRACH(Physical Random Access Channel)関連情報をブロードキャストシグナリング(例えば、SIB)により送信する。PRACH関連情報は、強化カバレッジレベルごとに設けられた各種のパラメータを含む。一例として、強化カバレッジレベルは、強化カバレッジレベル0乃至3の合計4つのレベルが規定される。各種のパラメータは、RSRP(Reference Signal Received Power)閾値、PRACHリソース、及び最大プリアンブル送信回数を含む。PRACHリソースは、無線リソース(時間・周波数リソース)及び信号系列(プリアンブル系列)を含む。UE100は、受信したPRACH関連情報を記憶する。
ステップS1002において、UE100は、eNB200から送信される参照信号に基づいてRSRPを測定する。
ステップS1003において、UE100は、測定したRSRPを強化カバレッジレベルごとのRSRP閾値と比較することにより、自身の強化カバレッジレベルを決定する。強化カバレッジレベルは、UE100に必要とされる強化カバレッジの度合いを示す。強化カバレッジレベルは、少なくとも繰り返し送信における送信回数(すなわち、Repetition回数)と関連する。
ステップS1004において、UE100は、自身の強化カバレッジレベルに対応するPRACHリソースを選択する。
ステップS1005において、UE100は、選択したPRACHリソースを用いてMsg 1(ランダムアクセスプリアンブル)をeNB200に送信する。eNB200は、受信したMsg 1に用いられたPRACHリソースに基づいて、UE100の強化カバレッジレベルを特定する。
ステップS1006において、eNB200は、UE100に割り当てたPUSCHリソースを示すスケジューリング情報を含むMsg 2(ランダムアクセス応答)をUE100に送信する。なお、UE100は、Msg 2を正常に受信するまで、自身の強化カバレッジレベルに対応する最大プリアンブル送信回数までMsg 1を複数回送信し得る。
ステップS1007において、UE100は、スケジューリング情報に基づいて、Msg 3をeNB200に送信する。Msg 3は、RRC Connection Requestメッセージであってもよい。
ステップS1008において、eNB200は、Msg 4をUE100に送信する。
ステップS1009において、UE100は、Msg 4の受信に応じてRRCコネクティッド状態に遷移する。その後、eNB200は、特定した強化カバレッジレベルに基づいて、UE100への繰り返し送信等を制御する。
(第1実施形態)
上述したような移動通信システムを前提として、以下において、第1実施形態について説明する。第1実施形態は、RRCアイドル状態のUE100に対して、SC−PTMを用いたMBMSによりファームウェア等の一括配信を行うシナリオを想定する。UE100は、上述した新たなカテゴリのUEであってもよい。
第1実施形態において、eNB200(送信部210)は、SC−MCCH又はSC−MTCHを介してMBMS信号を周期的にUE100に送信する。MBMS信号は、SC−MCCHを介して送信されるMBMS制御情報(SC−PTM設定情報)及びSC−MTCHを介して送信されるMBMSデータの少なくとも1つを含む。SC−MCCH及びSC−MTCHは、SC−PTM用の論理チャネルである。eNB200(制御部230)は、UE100がMBMS信号を受信すべき将来のタイミングを示す通知情報をUE100に通知する。監視不要期間は、MBMS信号の送信周期よりも長い時間長を有してもよい。UE100(制御部130)は、eNB200からSC−MCCH又はSC−MTCHを介して周期的に送信されるMBMS信号を監視する。UE100(受信部110)は、通知情報をeNB200から受信する。UE100(制御部130)は、通知情報に基づいて、MBMS信号の監視を省略可能な監視不要期間を特定する。UE100(制御部130)は、監視不要期間においてMBMS信号の監視を省略することができるため、SC−PTM受信に伴うUE100の消費電力を削減することができる。
なお、第1実施形態において、eNB200(送信部210)は、自身のカバレッジを強化するための強化カバレッジ機能を用いてMBMS信号を送信してもよい。また、MBMSサービス(TMGI)ごとに強化カバレッジのレベルが異なってもよい。強化カバレッジ機能は、同一信号を繰り返し送信する繰り返し送信(Repetition)を含んでもよい。繰り返し送信の回数が多いほど、カバレッジを強化することができる。強化カバレッジ機能は、送信信号の電力密度を上げる電力ブースト(Power boosting)を含んでもよい。一例として、送信信号の周波数帯域幅を狭くする狭帯域送信により電力密度を上げる。送信信号の電力密度を上げるほど、カバレッジを強化することができる。強化カバレッジ機能は、送信信号に用いるMCSを下げる低MCS(Lower MCS)送信を含んでもよい。データレートが低く、誤り耐性の高いMCSを用いて送信を行うことにより、カバレッジを強化することができる。
図13は、第1実施形態に係るUE100の動作フロー例を示す図である。図13に示すように、ステップS11において、UE100(受信部110)は、UE100がMBMS信号を受信すべき将来のタイミングを示す通知情報をeNB200から受信する。通知情報は、MBMSサービスの識別子(TMGI)と対応付けられていてもよい。ステップS12において、UE100(制御部130)は、通知情報に基づいて監視不要期間を特定する。UE100(制御部130)は、自身が受信している又は受信に興味を持つMBMSサービスに対応する監視不要期間を特定してもよい。ステップS13において、UE100(制御部130)は、監視不要期間においてMBMS信号の監視を省略する。ステップS14において、UE100は、監視不要期間の経過後に、MBMS信号を監視し、MBMS信号をeNB200から受信する。
図14は、第1実施形態の動作パターン1を示す図である。第1実施形態の動作パターン1において、通知情報は、SC−MCCHを介して送信されるMBMS制御情報(以下、「SC−MCCH情報」と称する)の内容が変更される将来のタイミングを示す情報を含む。監視不要期間は、SC−MCCH情報の内容が変更される将来のタイミングまでの期間である。第1実施形態の動作パターン1に係る監視不要期間を「SC−MCCH監視不要期間」と称する。
図14(a)に示すように、eNB200は、SC−MCCHを介してSC−MCCH情報を周期的に送信する。SC−MCCH情報の送信周期(Repetition Period)は、SIB20中のパラメータであるsc−mcch−RepetitionPeriodにより設定され、無線フレームの整数倍である。また、eNB200は、SC−MCCH変更周期(SC−MCCH modification period)の境界において、SC−MCCH情報を変更し得る。SC−MCCH変更周期は、SIB20中のパラメータであるsc−mcch−ModificationPeriodにより設定され、無線フレームの整数倍である。図14に示す例において、時刻t0〜t6の区間が1つのSC−MCCH変更周期に相当し、時刻t6〜t12の区間が次のSC−MCCH変更周期に相当する。
eNB200は、SC−MCCH変更周期内で、送信周期(Repetition Period)ごとに同一のSC−MCCH情報を送信し得る。eNB200は、あるSC−MCCH変更周期のSC−MCCH情報を変更する場合、当該SC−MCCH変更周期内でSC−MCCHに用いられる所定のサブフレームにおいて変更通知(change notification)をUE100に送信する。SC−PTM受信に興味を持つUE100は、eNB200から変更通知を受信すると、当該SC−MCCH変更周期内で新たなSC−MCCH情報を取得する。UE100は、新たなSC−MCCH情報を取得するまでは、既に取得した以前のSC−MCCH情報を適用する。SC−MCCH情報が変更されない場合には、UE100は、SC−MCCHの監視を省略する(例えば、受信機をオフにする)ことにより、消費電力を削減することができる。
しかしながら、このような変更通知(change notification)を用いる方法では、UE100は、各SC−MCCH変更周期内で少なくとも1回は受信を行う必要がある。
第1実施形態の動作パターン1において、eNB200(制御部230)は、SC−MCCH情報が次に変更されるタイミングを示すタイミング情報を含む通知情報をUE100に通知する。eNB200(制御部230)は、BCCH(SIB20)に通知情報を含めてもよいし、SC−MCCH(SC−MCCH情報)に通知情報を含めてもよい。タイミング情報は、SC−MCCH情報の変更タイミングを直接的に示す情報であってもよいし、現在のタイミングを基準として当該変更タイミングを相対的に示す情報であってもよい。タイミング情報は、無線フレーム(SFN:System Frame Number)単位、ハイパーフレーム(H−SFN:Hyper System Frame Number)単位、又はSC−MCCH変更周期単位で指定されてもよい。UE100は、通知情報を受信したタイミングから当該変更タイミングまでの期間をSC−MCCH監視不要期間として特定する。
図14に示す例において、eNB200は、時刻t0〜t6のSC−MCCH変更周期内の最初のタイミング(時刻t0〜t1)で通知情報をUE100に通知する。通知情報は、次のSC−MCCH変更周期の経過後にSC−MCCH情報を変更する旨のタイミング情報を含む。図14(b)に示すように、UE100は、時刻t0〜t1のタイミングにおいて通知情報を受信すると、当該タイミング(時刻t1)から次のSC−MCCH変更周期の終了タイミング(時刻t12)までの期間をSC−MCCH監視不要期間として特定し、当該SC−MCCH監視不要期間においてSC−MCCHの監視を省略する。よって、UE100は、時刻t6〜t12のSC−MCCH変更周期内でSC−MCCHの監視を1回も行わなくて済む。UE100は、SC−MCCH監視不要期間が経過したタイミング(時刻t12〜t13)でSC−MCCHを監視する。
eNB200は、MBMSサービス(TMGI)ごとに通知情報をUE100に通知してもよい。この場合、eNB200は、通知情報中でTMGIごとにタイミング情報を通知してもよい。通知情報は、所定のMBMSサービスに対応するTMGIと、当該所定のMBMSサービスに対応するSC−MCCH情報が次に変更されるタイミングを示すタイミング情報とを含む。通知情報は、TMGIのリストと、各TMGIに対応付けられたタイミング情報とを含んでもよい。UE100は、通知情報を受信すると、自身が受信している又は受信に興味を持つMBMSサービス(TMGI)に対応するタイミング情報を通知情報から取得し、取得したタイミング情報に基づいてSC−MCCH監視不要期間を特定する。
第1実施形態の動作パターン1において、SC−MCCHが同一セルに複数設けられるシナリオを想定してもよい。この場合、各SC−MCCHが1又は複数のMBMSサービス(TMGI)と対応付けられてもよい。各SC−MCCHに適用される強化カバレッジのレベルが異なってもよい。複数のTMGIに対応するSC−MCCHが存在する場合、TMGIごとにSC−MCCH変更周期を異ならせてもよい。一例として、eNB200は、TMGIと対応付けたSC−MCCH変更周期をSIB20中でUE100に通知する。SIB20は、TMGIのリストと、各TMGIに対応付けられたSC−MCCH変更周期とを含んでもよい。UE100は、SIB20を受信すると、自身が受信している又は受信に興味を持つMBMSサービス(TMGI)に対応するSC−MCCH変更周期をSIB20から取得し、取得したSC−MCCH変更周期に基づいてSC−MCCH監視不要期間を特定する。
図15は、第1実施形態の動作パターン2を示す図である。
図15(b)に示すように、eNB200は、SC−MTCHを周期的にスケジューリングする。SC−MTCHのスケジューリング周期(Cycle)及びスケジューリング開始オフセット(Start offset)は、SC−MCCH中のパラメータであるschedulingPeriodStartOffsetSCPTMにより設定され、サブフレームの整数倍である。通常、UE100は、スケジューリング周期(Cycle)ごとに、オン持続時間(On duration)の間はSC−MTCHを監視する。オン持続時間は、SC−MCCH中のパラメータであるonDurationTimerSCPTMにより設定され、サブフレームの整数倍である。UE100は、オン持続時間内で、自身宛のPDCCHが下りリンク送信をスケジューリングすることを検知した場合、所定時間の間はオン状態を維持し、SC−MTCHの監視を継続する。当該所定時間は、SC−MCCH中のパラメータであるdrx−InactivityTimerSCPTMにより設定され、サブフレームの整数倍である。このように、UE100は、SC−MCCH中のパラメータに従ってSC−MTCHを間欠的に監視する。このような動作は、SC−PTMのための間欠受信(DRX:Discontinuous Reception)と称される。
しかしながら、このようなDRXを用いる方法では、UE100は、スケジューリング周期(Cycle)ごとにSC−MTCHの監視を行う必要がある。
図15(a)に示す例において、eNB200は、SC−MCCHを介して、SC−MCCH送信タイミング(時刻t0〜t1)で通知情報をUE100に通知する。通知情報は、所定の無線フレーム(SFN)の経過後にSC−MTCHをスケジューリングする旨のタイミング情報を含む。通知情報は、監視を省略すべきスケジューリング周期の数(N cycles)を示してもよい。監視不要期間は、MBMSデータがスケジューリングされる将来のタイミングまでの期間である。第1実施形態の動作パターン2に係る監視不要期間を「SC−MTCH監視不要期間」と称する。
eNB200(制御部230)は、SC−MCCH(SC−MCCH情報)に通知情報を含める。或いは、eNB200(制御部230)は、BCCH(SIB20)に通知情報を含めてもよい。タイミング情報は、SC−MTCH情報のスケジューリングタイミングを直接的に示す情報であってもよいし、現在のタイミングを基準として当該スケジューリングタイミングを相対的に示す情報であってもよい。タイミング情報は、無線フレーム(SFN)単位、ハイパーフレーム(H−SFN)単位、サブフレーム単位、スケジューリング周期単位で指定されてもよい。
図15(c)に示すように、UE100は、時刻t0〜t1のタイミングにおいて通知情報を受信すると、当該タイミング(時刻t1)からSC−MTCHスケジューリングタイミング(時刻t8)までの期間をSC−MTCH監視不要期間として特定し、当該SC−MTCH監視不要期間においてSC−MTCHの監視を省略する。よって、UE100は、時刻t1〜t8の間はSC−MTCHの監視を1回も行わなくて済む。UE100は、SC−MTCH監視不要期間が経過したタイミングのオン持続時間(時刻t8〜t9)でSC−MTCHを監視する。また、UE100は、オン持続時間(時刻t8〜t9)中に、自身宛の下りリンク送信のスケジューリングを示すPDCCHを検知し、時刻t10までSC−MTCHの監視を継続する。
eNB200は、MBMSサービス(TMGI)ごとに通知情報をUE100に通知してもよい。この場合、eNB200は、通知情報中でTMGIごとにタイミング情報を通知してもよい。通知情報は、所定のMBMSサービスに対応するTMGIと、当該所定のMBMSサービスに対応するSC−MTCHが次にスケジューリングされるタイミングを示すタイミング情報とを含む。通知情報は、TMGIのリストと、各TMGIに対応付けられたタイミング情報とを含んでもよい。UE100は、通知情報を受信すると、自身が受信している又は受信に興味を持つMBMSサービス(TMGI)に対応するタイミング情報を通知情報から取得し、取得したタイミング情報に基づいてSC−MTCH監視不要期間を特定する。
第1実施形態の動作パターン2において、eNB200(制御部230)は、SC−MTCH(MBMSデータ)がスケジューリングされる将来のタイミングを示す通知情報をUE100に通知する。当該将来のタイミングは、SC−MTCHのスケジューリング開始タイミング(すなわち、UE100がSC−MTCHの監視を開始すべきタイミング)とみなすことができる。さらに、eNB200(制御部230)は、通知情報中で、SC−MTCH(MBMSデータ)のスケジューリングが終了される将来のタイミングを示してもよい。このような終了タイミングは、SC−MTCHのスケジューリング終了タイミングを直接的に示す情報であってもよいし、スケジューリング開始タイミングを基準として当該スケジューリング終了タイミングを相対的に示す情報(期間情報)であってもよい。スケジューリング終了タイミングの情報は、無線フレーム(SFN)単位、ハイパーフレーム(H−SFN)単位、サブフレーム単位、スケジューリング周期単位で指定されてもよい。UE100は、スケジューリング開始タイミングからスケジューリング終了タイミングまでの期間をSC−MTCH監視必要期間として特定する。
(第2実施形態)
第2実施形態について、第1実施形態との相違点を主として説明する。第2実施形態は、第1実施形態と同様に、RRCアイドル状態のUE100がSC−PTMにより配信されるMBMSサービスを受信するケースを主として想定する。UE100は、上述した新たなカテゴリのUEであってもよい。
第1実施形態において、SC−MCCHが無線フレーム単位でスケジューリングされ、SC−MTCHがサブフレーム単位でスケジューリングされる一例を説明した。第2実施形態においては、SC−MCCH/SC−MTCHがハイパーフレーム単位でスケジューリングされる。UE100は、SC−MCCH/SC−MTCHがスケジューリングされないハイパーフレームにおいてSC−MCCH/SC−MTCHの監視を省略することができる。
図16は、ハイパーフレーム、無線フレーム、及びサブフレームの関係を示す図である。図16に示すように、1つの無線フレーム(Radio frame)は、10個のサブフレーム(Subframe)により構成される。サブフレームは、0番から9番までのサブフレーム番号により識別される。1つのハイパーフレーム(Hyper frame)は、1024個の無線フレームにより構成される。無線フレームは、0番から1023番までのシステムフレーム番号(SFN:System Frame Number)により識別される。ハイパーフレームは、ハイパーフレーム番号(H−SFN:Hyper System Frame Number)により識別される。各セルは、現在のH−SFNを報知する。
第2実施形態に係るeNB200(送信部210)は、SC−MCCH又はSC−MTCHを介してMBMS信号をUE100に送信する。MBMS信号は、SC−MCCHを介して送信されるMBMS制御情報(SC−PTM設定情報)及びSC−MTCHを介して送信されるMBMSデータの少なくとも1つを含む。eNB200(制御部230)は、UE100がMBMS信号を監視すべき周期を示す周期情報をUE100に通知する。当該周期は、SC−MTCHがスケジューリングされるSC−MTCHスケジューリング周期(SC−MTCH scheduling period)である。或いは、当該周期は、SC−MCCHを介して送信されるMBMS制御情報の内容が変更され得るSC−MCCH変更周期(SC−MCCH modification period)である。当該周期は、複数の無線フレームからなるハイパーフレーム以上の時間長を有する。当該周期は、ハイパーフレームの整数倍の時間長を有してもよい。周期情報は、MBMS信号を監視すべきハイパーフレーム番号(H−SFN)をUE100が決定するために用いられる。
第2実施形態に係るUE100(制御部130)は、eNB200からSC−MCCH又はSC−MTCHを介して送信されるMBMS信号を間欠的に監視する。UE100(受信部110)は、MBMS信号を監視すべき周期を示す周期情報をeNB200から受信する。UE100(制御部130)は、周期情報に基づいて、MBMS信号を監視すべきハイパーフレーム番号(H−SFN)を決定する。
図17は、第2実施形態に係るUE100の動作フロー例を示す図である。図17に示すように、ステップS21において、UE100(受信部110)は、MBMS信号を監視すべき周期を示す周期情報をeNB200から受信する。当該周期は、ハイパーフレームの整数倍の時間長を有する。ステップS22において、UE100(制御部130)は、周期情報に基づいて、MBMS信号を監視すべきハイパーフレーム番号(H−SFN)を決定する。UE100(制御部130)は、UE100が受信している又は受信に興味を持つMBMSサービスの識別子(TMGI)と周期情報とに基づいて、MBMS信号を監視すべきハイパーフレーム番号(H−SFN)を決定してもよい。ステップS23において、UE100(制御部130)は、決定したハイパーフレーム番号(H−SFN)内でMBMS信号を監視すべきフレーム番号(SFN)及び/又はサブフレーム番号を決定する。UE100(制御部130)は、周期情報に基づいて、MBMS信号を監視すべきハイパーフレーム番号及びフレーム番号を決定してもよい。UE100(制御部130)は、SIB20中のパラメータに従ってSC−MCCHを監視すべきフレーム番号(SFN)を決定してもよい。UE100(制御部130)は、SC−MCCH中のパラメータに従ってSC−MTCHを監視すべきサブフレーム番号を決定してもよい。ステップS24において、UE100(制御部130)は、決定したハイパーフレーム中の無線フレーム番号及び/又はサブフレームにおいてMBMS信号を監視(及び受信)する。
図18は、第2実施形態の動作パターン1を示す図である。第2実施形態の動作パターン1は、ハイパーフレーム単位でSC−MTCHスケジューリング周期(SC−MTCH scheduling period)を設定するパターンである。
図18に示すように、ステップS201において、UE100は、SC−MTCHスケジューリング周期(M)をeNB200から受信する。SC−MTCHスケジューリング周期(M)は、BCCH(SIB20)又はSC−MCCH(SC−MCCH情報)に含まれてもよい。SC−MTCHスケジューリング周期(M)は、TMGIと対応付けられていてもよい。BCCH(SIB20)又はSC−MCCH(SC−MCCH情報)は、TMGIのリストと、各TMGIに対応付けられたSC−MTCHスケジューリング周期(M)とを含んでもよい。
ステップS202において、UE100は、「現H−SFN mod M = TMGI mod M」が満たされるか否か判定する。ここで、「現H−SFN」は、eNB200から報知される現在のH−SFNである。「TMGI」は、UE100が受信している又は受信に興味を持つMBMSサービスの識別子である。「M」は、UE100が受信している又は受信に興味を持つMBMSサービスに属するSC−MTCHのスケジューリング周期であり、ハイパーフレームの整数倍である。
ステップS202で「NO」の場合、ステップS203において、UE100は、現在のH−SFNにおいて、SC−MTCHがスケジューリングされないと判断し、SC−MTCHを監視しない(すなわち、スリープする)。
一方、ステップS202で「YES」の場合、ステップS204において、UE100は、現在のH−SFNにおいてSC−MTCHを監視する。UE100(制御部130)は、SC−MCCH中のパラメータに従ってSC−MTCHを監視すべきフレーム番号(SFN)及び/又はサブフレーム番号を決定してもよい。
図19は、第2実施形態の動作パターン2を示す図である。第2実施形態の動作パターン2は、ハイパーフレーム単位でSC−MCCH変更周期(SC−MCCH modification period)を設定するパターンである。
図19に示すように、ステップS211において、UE100は、SC−MCCH変更周期(M)をeNB200から受信する。SC−MCCH変更周期(M)は、BCCH(SIB20)又はSC−MCCH(SC−MCCH情報)に含まれてもよい。SC−MCCH変更周期(M)は、TMGIと対応付けられていてもよい。BCCH(SIB20)又はSC−MCCH(SC−MCCH情報)は、TMGIのリストと、各TMGIに対応付けられたSC−MCCH変更周期(M)とを含んでもよい。UE100は、SC−MCCH変更周期(M)が通知される場合、BCCH(SIB20)中の従来のsc−mcch−ModificationPeriod(すなわち、無線フレーム単位のSC−MCCH変更周期)を無視してもよい。
ステップS212において、UE100は、「現H−SFN mod M = 0」が満たされるか否か判定する。ここで、「現H−SFN」は、eNB200から報知される現在のH−SFNである。「M」は、SC−MCCHのスケジューリング周期であり、ハイパーフレームの整数倍である。「M」は、UE100が受信している又は受信に興味を持つMBMSサービスに属するSC−MCCHのスケジューリング周期であってもよい。
ステップS212で「NO」の場合、ステップS213において、UE100は、現在のH−SFNがSC−MCCH変更周期の境界ではないと判断し、SC−MCCHを監視しなくてもよい(すなわち、スリープする)。
一方、ステップS212で「YES」の場合、ステップS214において、UE100は、現在のH−SFNがSC−MCCH変更周期の境界であると判断し、SC−MCCHを監視する。UE100(制御部130)は、現在のH−SFNにおける「SFN mod (TMGI mod 1024)」により定まるSFNをSC−MCCH変更周期の境界として決定してもよい。ここで、「TMGI」は、UE100が受信している又は受信に興味を持つMBMSサービスの識別子である。UE100(制御部130)は、BCCH(SIB20)中のパラメータに従ってSC−MCCHを監視すべきフレーム番号(SFN)及び/又はサブフレーム番号を決定してもよい。
図20は、第2実施形態の動作パターン3を示す図である。第2実施形態の動作パターン3は、第2実施形態の動作パターン2を一部変更したパターンである。
図20に示すように、ステップS221において、UE100は、SC−MCCH変更周期(M)をeNB200から受信する。SC−MCCH変更周期(M)は、BCCH(SIB20)又はSC−MCCH(SC−MCCH情報)に含まれてもよい。SC−MCCH変更周期(M)は、TMGIと対応付けられていてもよい。BCCH(SIB20)又はSC−MCCH(SC−MCCH情報)は、TMGIのリストと、各TMGIに対応付けられたSC−MCCH変更周期(M)とを含んでもよい。
ステップS222において、UE100は、「(1024×現H−SFN+現SFN) mod M = 0」が満たされるか否か判定する。ここで、「M」は、SC−MCCHのスケジューリング周期であり、無線フレームの整数倍であるが、1024以上の値(すなわち、1ハイパーフレーム以上の時間)が設定されてもよい。「M」は、UE100が受信している又は受信に興味を持つMBMSサービスに属するSC−MCCHのスケジューリング周期であってもよい。
或いは、ステップS222において、「(1024×現H−SFN+現SFN) mod M = 0」に代えて、「(1024×現H−SFN+現SFN) mod M = TMGI mod M」が満たされるか否か判定してもよい。「TMGI」は、UE100が受信している又は受信に興味を持つMBMSサービスの識別子である。
ステップS222で「NO」の場合、ステップS223において、UE100は、現在のH−SFN及び現在のSFNがSC−MCCH変更周期の境界ではないと判断し、SC−MCCHを監視しなくてもよい(すなわち、スリープする)。
一方、ステップS222で「YES」の場合、ステップS224において、UE100は、現在のH−SFN及び現在のSFNがSC−MCCH変更周期の境界であると判断し、SC−MCCHを監視する。
(第3実施形態)
第3実施形態について、第1及び第2実施形態との相違点を主として説明する。第3実施形態は、第1及び第2実施形態と同様に、RRCアイドル状態のUE100がSC−PTMにより配信されるMBMSサービスを受信するケースを主として想定する。UE100は、上述した新たなカテゴリのUEであってもよい。
第3実施形態に係るUE100(受信部110)は、RRCアイドル状態において、SC−MTCHを介してeNB200からMBMSデータを受信する。UE100(制御部130)は、MBMSデータの受信中に、RRCコネクティッド状態に遷移すべきイベントが生じたことに応じて、RRCアイドル状態からRRCコネクティッド状態に遷移する。UE100(送信部120)は、RRCコネクティッド状態に遷移した後、RRCアイドル状態においてUE100が受信していたMBMSデータに対応するMBMSサービスの識別子(TMGI)をeNB200に送信する。
図21は、第3実施形態に係るUE100の動作フロー例を示す図である。図21に示すように、ステップS31において、UE100(受信部110)は、RRCアイドル状態において、SC−MTCHを介してeNB200からMBMSデータを受信する。ステップS32において、UE100(制御部130)は、MBMSデータの受信中に、RRCコネクティッド状態に遷移すべきイベントを検知する。このようなイベントは、ページングを受信したというイベント、又はシグナリングを送信する必要が生じたというイベントであってもよい。ステップS33において、UE100(制御部130)は、RRCアイドル状態からRRCコネクティッド状態に遷移する。ステップS34において、UE100(送信部120)は、RRCアイドル状態においてUE100が受信していたMBMSデータに対応するMBMSサービスの識別子(TMGI)をeNB200に送信する。
第3実施形態において、UE100は、SC−PTM受信中にユニキャストに関するイベントが発生した場合には、必ずユニキャストに係る動作を優先して実施する事としてもよい。例えば、ユニキャストで伝送するデータが発生した場合には、UE100は当該データ送信を優先するとともに、必要であれば(例えば同時処理が不可能であれば)SC−PTM受信動作を中断してもよい。
図22は、第3実施形態の動作パターン1を示す図である。第3実施形態の動作パターン1において、UE100(送信部120)は、MBMSデータのユニキャスト再送を要求する要求信号をeNB200に送信する。要求信号は、RRCアイドル状態においてUE100が受信していたMBMSデータに対応するMBMSサービスの識別子(TMGI)を含む。UE100(受信部110)は、RRCコネクティッド状態において、eNB200からユニキャストで送信されるMBMSデータを受信する。
図22に示すように、ステップS301において、eNB200は、SC−MTCHを介してMBMSデータを送信する。当該MBMSデータは、所定のMBMSサービスに属するデータである。UE100は、RRCアイドル状態でSC−MTCHを介してMBMSデータを受信する。eNB200は、SC−MTCHを介して送信したMBMSデータをTMGIと対応付けて自身のバッファに蓄積する。さらに、eNB200は、蓄積するMBMSデータにHARQプロセスID、RLCシーケンス番号等のデータ識別子を対応付けてもよい。
ステップS302において、UE100は、RRCコネクティッド状態に遷移すべきイベントを検知する。ステップS303において、UE100は、イベントの検知に応じて、SC−PTM受信を中断する。ステップS304において、UE100は、RRC接続要求メッセージをeNB200に送信することによりeNB200とのRRC接続を確立し、RRCコネクティッド状態に遷移する。
ステップS305において、RRCコネクティッド状態のUE100は、SC−PTM受信の中断により未受信となったMBMSデータの再送を要求するためのNACK(再送要求)をeNB200に送信する。当該NACKは、RRCメッセージ、RLC Control PDU(Protocol Data Unit)、又はMAC CE(Control Element)で送信されてもよい。NACKは、RRCアイドル状態においてUE100が受信していたMBMSデータに対応するMBMSサービスの識別子(TMGI)を含む。NACKは、最後に受信した又は未受信のデータの識別子(HARQプロセスID、RLCシーケンス番号等)を含んでもよい。
eNB200は、NACKに基づいて、UE100が再送を要求するMBMSデータを特定する。eNB200は、自身のバッファから当該MBMSデータを読み出す。ステップS306において、eNB200は、DTCHを介して、バッファから読み出したMBMSデータをUE100に送信する。DTCHは、ユニキャスト送信用の論理チャネルである。以降、UE100は、RRCコネクティッド状態においてMBMSデータをユニキャストで受信する。
図23は、第3実施形態の動作パターン2を示す図である。第3実施形態の動作パターン2において、UE100(受信部110)は、RRCコネクティッド状態に遷移しても、SC−MTCHを介してeNB200からMBMSデータの受信を継続する。
図23に示すように、ステップS311において、eNB200は、SC−MTCHを介してMBMSデータを送信する。当該MBMSデータは、所定のMBMSサービスに属するデータである。UE100は、RRCアイドル状態でSC−MTCHを介してMBMSデータを受信する。
ステップS312において、UE100は、RRCコネクティッド状態に遷移すべきイベントを検知する。動作パターン2において、UE100は、イベントを検知しても、SC−PTM受信を中断せずに継続してもよい。ステップS313において、UE100は、RRC接続要求メッセージをeNB200に送信することによりeNB200とのRRC接続を確立し、RRCコネクティッド状態に遷移する。
ステップS314において、RRCコネクティッド状態のUE100は、受信中SC−PTMのTMGIをeNB200に通知する。UE100は、RRCメッセージの一つであるMBMS興味通知(MBMS Interest Indication)にTMGIを含めてもよい。MBMS興味通知は、MBMSを受信している又は受信に興味があることを示すメッセージである。実際にMBMSを受信していることを示すフラグをMBMS興味通知に含めることにより、単に受信に興味がある状態(未受信の状態)ではないことを示してもよい。或いは、UE100は、RLC Control PDU又はMAC CE等にTMGIを含めてもよい。
また、UE100は、受信中のMBMSサービスの属性(配信方法)をeNB200に通知してもよい。一例として、MBMSサービスの属性(配信方法)は、ダウンロード(Download delivery method)、ストリーミング(Streaming delivery method)、グループ通信(Group communication delivery method)等である。
ステップS315において、eNB200は、UE100からの通知(及びUE100の能力等)に基づいて、SC−PTM送信(マルチキャスト)及び当該UE100へのユニキャスト送信をUE100が適切に受信できるようにスケジューリングを行う。一例として、eNB200は、SC−PTM送信及びUE100へのユニキャスト送信を同一サブフレームにスケジューリングしない。或いは、eNB200は、SC−PTM送信及びUE100へのユニキャスト送信を隣接RB(Resource Block)又は同一NB(Narrow Band)にスケジューリングする。また、eNB200は、1つのサブフレームにおいてUE100へのユニキャスト送信よりもSC−PTM送信を優先してスケジューリングしてもよい。SC−PTM送信は複数UE宛てであるため、他UEへの影響を考えるとSC−PTMを優先することが好ましい。SC−PTM送信を優先する場合、eNB200は、ユニキャスト用のデータを一時的にバッファしてもよい。
(その他の実施形態)
ネットワーク(基地局等)は、MBMSセッション中(もしくはファイル配信セッション中)において、既にマルチキャスト送信済みのデータと同一のデータを、再度送信する事が可能である。このような再送データは、データ送達の確実性を高める事に寄与する一方、当該データを既に受信済みのUEにとっては、重複した不要なデータやこれに係る制御情報を受信してしまう虞がある。よって、基地局は、次回modification periodにおいて、当該データ再送が実施される場合に、UEに対して通知を行う。当該通知を受信し、既に当該データを受信済みのUEは、当該データ(及び係る制御情報)の取得を行わなくてもよい。
上述した実施形態において、UEが、ページング(又はP−RNTIでマスクされたDCI)によって、SC−MCCHの変更通知(change notification)を受信する場合について述べていなかった。この場合、当該UEには更にDRX(ページングの間欠モニタ)が設定されている事が想定される。もし、SC−MCCH modification periodが当該DRXサイクル内に複数存在する場合、当該UEはSC−MCCH change notificationのモニタを、実際のページングモニタ回数よりも多く実施しなければならず、消費電力が上がってしまう虞がある。このような場合、UEは、SC−MCCH modification period毎の受信動作が免除される。例えば、上述した監視不要期間を特定する為の情報を用いて、受信が免除されるSC−MCCH modification period (boundary)を特定してもよい。もしくは、ネットワーク(基地局)は、ある所定の期間において当該notificationを送信し続けてもよい。
上述した各実施形態を別個独立に実施する場合に限らず、2以上の実施形態を組み合わせて実施してもよい。例えば、一の実施形態に係る一部の処理を他の実施形態に追加してもよい。或いは、一の実施形態に係る一部の処理を他の実施形態の一部の構成と置換してもよい。
上述した実施形態において、SC−PTMを用いたMBMSのシナリオを主として想定したが、MBSFNを用いたMBMSのシナリオを想定してもよい。一例として、上述した実施形態において、SC−PTMをMBSFNと読み替え、SC−MCCHをMCCHと読み替え、SC−MTCHをMTCHと読み替えてもよい。
上述した実施形態において、MBMSサービスとしてファームウェア配信を想定していた。しかしながら、グループメッセージ配信、グループチャットメッセージ配信、ウィルス定義ファイルの配信、天気予報のような定期更新ファイルの配信、ニュース速報のような不定期ファイル配信、映像コンテンツ等の夜間ファイル配信(オフピーク配信)、音声/映像ストリーミング配信、電話/ビデオ電話(グループ通信)、ライブ映像配信、ラジオ音声配信等のMBMSサービスを想定してもよい。
上述した実施形態において、移動通信システムとしてLTEシステムを例示した。しかしながら、本発明はLTEシステムに限定されない。LTEシステム以外の移動通信システムに本発明を適用してもよい。
[付記1]
(1.はじめに)
本付記では、SC−MCCH変更/繰り返し期間、RANレベル開始/停止時間情報、及び他のいくつかの側面の詳細が議論される。
(2.検討)
(2.1.SC−MCCH変更周期)
現在の仕様によれば、SC−MCCH変更境界は、「SFN mod m = 0のSFN値(mは変更周期を含む無線フレームの数である)」によって定義され、変更周期はSIB20によって提供される(図24参照)。
一方、SFNは10ビットで表され、すなわち、上限は1024である。したがって、sc−mcch−ModificationPeriodで定義された既存の値の一部は実際には機能しない、つまり、rf2048(20.48[s])〜rf65536(10.92[min])である。
考察1:現在のSC−MCCH変更境界の定義は、SFN上限によって10.24秒以内に制限され、SC−MCCH変更周期は10.92分(「予備」として)に規定される。
現在の制限は、H−SFNとのSI変更境界の拡張について、リリース13と同じ方法で削除することができる。つまり、変更期間の境界は「(H−SFN * 1024 + SFN) mod m = 0」である。したがって、少なくとも既存の値を完全に使用するためには、SC−MCCH変更境界を強化すべきである。
提案1:SC−MCCH変更境界は、H−SFNがSIB1−BR又はMIB−NB/SIB−NBに提供されている場合、リリース13のeMTC/NB−IoTのBCCH変更境界と同様に「(H−SFN * 1024 + SFN)mod m = 0」で定義すべきである。
提案1が妥当である場合、特に同一のSC−MCCHがFeMTC UE及びリリース13のSC−PTM UEに使用される場合、下位互換性を確保する方法を考慮する必要がある。考察1で説明したように、リリース13のUEがrf1024より大きい値で設定されている場合、変更境界はない。しかし、リリース13のSC−PTMでは、重要な通信のユースケースが想定されていたが(ただしこれに限定されません)、これはリリース14のFeMTCの全く異なるユースケースである。したがって、RAN2は、SC−MCCH変更周期の設定に関して後方互換性が必要かどうかについて議論すべきである。必要であれば、リリース13/14分離などのために複数のSC−MCCHを可能にするために、新しいIE−リリース14のSC−MCCH変更周期を定義するなどのいくつかの単純な解決策が存在する。
提案2:提案1が納得のいくものである場合、RAN2は、SC−MCCH変更周期の設定の下位互換性を確保するかどうか、及びその方法をさらに検討する必要がある。
また、SC−MCCH変更周期の既存の上限、すなわち、rf65536(10.92 [分])が十分であるかどうかを検討することも価値がある。議論されるように、それは現在の期間のUEでより多くの電力消費を引き起こすかもしれない。例えば、SC−PTCH受信に関心のあるUEは、SC−MCCH変更通知が利用可能であるかどうかをチェックするために、すなわちリリース13におけるSC−MCCH機会でSC−N−RNTIでスクランブルされたPDCCHを監視する。MTC UE及びNB−IoT UEがeDRX(それぞれ最大で43.69[分]及び2.91[H])で設定されている可能性が高いと仮定すると、通常のページング監視に加えて、SC−MCCH変更周期の現在の上限はUEの電力消費を著しく増加させる(図25:eDRX中のSC−MCCH変更通知チェック参照)。したがって、SC−MCCH変更境界は、43.69[分]及び2.91[H]で拡張されるべきである。
提案3:SC−MCCHの変更周期は、eDRXの上限に合わせて43.69分と2.91時間に延長すべきである。
(2.2.SC−MCCH繰り返し周期)
SC−MCCHの繰返し周期の延長は、実際の仮定として結論付けられた。値と範囲は現在図26のように定義されている。
リリース13で定義された繰り返し期間は、アクセスレイテンシ要件を満たすためのものである。しかしながら、リリース14マルチキャストにおける主な使用事例の1つは、ファームウェア更新、すなわち遅延許容性と考えられる。リリース13では、反復を行う主な動機の1つは、UEが遅れて参加する場合に、進行中のセッションにUEが参加できるようにすることであった。しかし、これは主にストリーミング配信、例えばMCPTTのためのものであった。このWIの主な用途は、ファームウェアのダウンロード送信のためである。そのため、意図されたユースケースにほとんど影響を与えずに繰り返し時間を延長することができる。また、欠落したパケットを防止する必要がある場合、ネットワークは、対応するSC−MCCH送信が完了した後、例えば次の変更境界の後に、SC−MTCHが送信を開始することを保証できると仮定する。したがって、少なくともSC−MCCH変更境界のリリース13上限、すなわち10.24[sec]又はrf1024で拡張することができ、NWの観点からリソース効率及び電力節約を改善する。反復が設定されていない場合、すなわちSC−MCCH変更境界に等しい期間で利益が最大化される。
さらに、提案3が納得のいくものであれば、繰返し期間をrf65536(10.92分)、rf262144(43.69[分])又はrf1048576(2.91 [H])までさらに延長することが有益である。
提案4:SC−MCCHの繰り返し周期は、遅延許容用途の最適化として、SC−MCCH変更周期の上限に合わせるために延長すべきである。
図27に、SC−MCCHの繰り返し周期(CEのPDSCH繰り返し以外)を示す。
(2.3.RANレベルの開始/停止時間情報)
現在の情報に加えて、RANレベルの開始/停止時間情報、すなわちUSDによって、ファームウェア配信のスケジューリングを考慮するいくつかのユースケースがAS層におけるeNBの責任であると仮定する。例えば、いくつかのUEが両方のTMGIに関心がある場合、eNBは、異なるTMGIを有する異なるファームウェアファイルをTDD方式で送信したいことがある。この場合、正確な開始/停止時間は2つのファイル間で異なり、バッテリーの消費を節約するために、UEが配信開始/停止のタイミングを知ることはUEにとって有益である。
既存のMBSFNは、UE省電力のための動的スケジューリング情報を提供するために、MAC CE、すなわち、MCHスケジューリング情報MAC制御要素にRANレベル停止時間情報を提供する手段を有する。そのとき、「停止」情報のみを導入する理由は、「停止」情報から導かれる「開始」であった。ただし、MCH(つまりMBSFN)にのみ適用される。
リリース14のSC−PTMの場合、SC−MTCHは動的スケジューリング(すなわち、M/NPDCCH)を使用することが前提となっており、これは、RAN2はPDCCHによりスケジューリングされるSC−MTCHメカニズムが柔軟なスケジューリングを実現するためにNB−IoT及びMTCにおけるマルチキャストに再利用され、feMTC及びNB−IoTのためのSC−MCCHが動的にスケジューリングされるという合意事項による。さらに、SC−MCCHとSC−MTCHの両方が、NB−IoTのためのアンカーキャリア及び/又は非アンカーキャリアでスケジューリングされる可能性があり、SC−MCCH及びSC−MTCHがNB−IoT及びMTC(狭帯域のMTC)で異なるキャリアでスケジューリングされる可能性がある。SC−PTMのこれらの特性は、システム帯域幅でのみ送信されるMBSFNとはかなり異なる。したがって、図28:不要なウェイクアップ(例えば、TMGI#5に関心のあるUE)に示すように、関心のあるTMGIにサービスを提供するSC−MTCHがいつ配信されるかをUEの観点からは予測できず、各SC−MTCHスケジューリング期間でウェイクアップによりUEバッテリーを消費する。したがって、効率的なマルチキャストのための開始/停止時間情報を導入するのに有用である。
注:開始/停止時間情報の別の使用法として、(SC−MTCH監視に加えて/に代えて)SC−MCCH監視のための不必要なウェイクアップを防ぐために適用することができる。
提案5:RANレベルの開始/停止情報は、UEの電力を節約するために提供されるべきである。
提案5が納得できる場合、どのシグナリングが情報を運ぶか(すなわち、MAC CE又はRRCメッセージ)が問題である。「停止」に関しては、「停止」に関心のあるUEが対応するSC−MTCHを受信しているので、MAC CEを使用することが有益である。しかしながら、「開始」は、対応するSC−MTCHの実際の開始に先立って提供されるべきであるので、そうではない。したがって、「開始」は、例えばSC−MCCHのようなRRCメッセージで提供されるべきである。
提案6:提案5が納得できる場合、RAN2は、RRCメッセージによって「開始」情報が提供され、MAC CEによって「停止」情報が提供されるかどうかを検討すべきである。
(2.4.その他)
(2.4.1.SC−MCCH変更通知)
RAN2は、DCIの情報を提供する直接的な表示又は同様のメカニズムをSC−MCCHの変更通知に使用できると想定している。RAN2は、MT(ページング)とSC−PTM:MT(ページング)がSC−PTMよりも優先度が高いという実用的な仮定も持っている。したがって、ページングの機会は、リリース13直接指示と調和するすべての通知のよい機会である。さらに、ページングモニタと通知チェックの両方の状況を調整することができる。したがって、SC−MCCH変更通知のRNTIはP−RNTIでなければならない。
提案7:P−RNTIは、SC−MCCH変更通知に使用されるべきである
これは、TS 36.331の表6.6−1と表6.7.5−1の8ビットの予約ビット内に“SC−MCCH変更通知”を割り当てて既存のダイレクトインジケーションを完全に再利用する最も簡単な方法である。SC−MCCHの変更に対してただ1つの通知で十分である。一方、SC−MTCHスケジューリングにDCIを用いたTMGI固有の変更通知は提案されている。SC−MCCHのコンテンツが頻繁に変更されると想定される場合、実際には(SC−MCCHとSC−MTCHとの間の)よりスケジューリングの柔軟性を可能にし、UEが不要なSC−MCCHの取得を回避する。
SC−MCCHが頻繁に変更されると想定される場合、TMGI固有のSC−MCCH変更通知が有益であろう。
(2.4.2.複数のSC−MCCH)
RAN2#95bisでは、複数のSC−MCCHが存在する場合は「FFS」となった。同時に、異なるマルチキャストサービスには異なるカバレッジ強化レベルがあり、そのサービスの特定のカバレッジ強化の必要性に応じて設定可能でなければならないと合意された。現在のSC−MCCHの観点からは、異なるサービスの設定を1つのSC−MCCHに含める必要がある。したがって、SC−MCCHは、最も深い拡張カバレッジ、すなわち、サービスの中で最大の反復回数で送信されることをカバーしなければならない。
セクション2.1及び2.2で説明したように、異なるサービスは、異なる待ち時間、すなわち異なるSC−MCCH変更周期及び異なるSC−MCCH繰返し期間を必要とすることがある。さらに、逆方向互換性のないSC−MCCH変更周期を有する設定に問題がない場合(例えば、rf65536)には、リリース13/14のUEのSC−MCCH(すなわち異なるSC−MCCHに)を分離することが有用であり得る。RAN1#86は、以下の合意を締結した。
契約:
・SC−MCCHでサポートされている進行中のSC−MTCHの最大数は、LTEに比べて少なくなる。
・LSをRAN2に送信して
−RAN1は、SC−MCCHによってサポートされている進行中のSC−MTCHの最大数がLTEに比べて減少しているとRAN2に通知し、
−FeMTC内のSC−MCCHによってサポートされている進行中のSC−MTCHの最大数をRAN1に通知するようにRAN2に要求し、
−リリース14でSC−MCCHのセグメンテーションがどのようにサポートされるか、及びRAN1に通知するようにRAN2に要求する。
合意事項:
・SC−MCCHでサポートされている進行中のSC−MTCHの最大数は、LTEに比べて少なくなる。
LSをRAN2に送信して
・RAN1は、SC−MCCHによってサポートされている進行中のSC−MTCHの最大数がLTEに比べて減少しているとRAN2に通知し、
・NB−IoTにおいてSC−MCCHによってサポートされている進行中のSC−MTCHの最大数をRAN1に通知するようにRAN2に要求し、
・最大のTBS値をさらに大きくし、
・リリース14でSC−MCCHのセグメンテーションがサポートされるかどうか、及びどのようにセグメント化されるかをRAN1に通知するようにRAN2に要求する。
上記のLSに基づいて、現在RAN1はサービスの数、すなわちSC−MCCHで設定可能なSC−MTCHをLTEと比較して削減すべきであると仮定するが、セルごとに複数のSC−MCCHが存在する可能性を排除しなかった。同時に多くのサービスをサポートする必要がある場合、1つのセルにつき1つのSC−MCCHの原理では不十分な場合がある。
上記の考察を考慮すると、将来のプルーフィングのために複数のSC−MCCHを持つことは妥当である。
考察3:RAN2は、SC−MCCHが異なる「CEレベル」だけでなく、異なる待ち時間要件及びサービス数をカバーする必要があることを考慮すべきである。
(2.4.3.キャリア情報(確認))
最後の会議では、RAN2は、SIB20はSC−MCCHのキャリアを示し、SC−MCCHはMTCHのキャリアを示すと合意した。この声明はeNB−IoTにのみ適用されると思われるが、FeMTCにもその意図があると思われる。したがって、確認のためだけに、RAN2は、「SIB20がSC−MCCHのNBを示し、SC−MCCHがSC−MTCHのNBを示している」と合意されているかどうかを議論するよう求められる。
提案8:SIB20がSC−MCCHのナローバンドを示し、SC−MCCHがSC−MTCHのナローバンドを示すことが確認された。
[付記2]
(1.はじめに)
本付記では、FeMTC/eNB−IoTのSC−PTMサービス継続性の詳細について説明する。
(2.検討)
(2.1.リリース13のメカニズム)
リリース13において、SC−MCCHは、UEが他の周波数/セルでサービスされている関心のあるMBMSサービスを容易に見つけるために、サービス継続性に関する情報を提供する。詳細には、SCPTM−NeighbourCellListはセルIDと周波数とを含み、TMGIごとのsc−mtch−neighbourCellは、リストの各エントリがMBMSサービスを提供するか否かをそのビット列内で示す(図29参照)。
一方、SIB15は同様の情報を提供するが、主にMBSFNを対象としていた。詳細には、MBMSサービスエリアIDを含むMBMS−SAI−Listが、イントラ周波数に対して提供され、また、インター周波数について、dl−CarrierFreqと共に提供される。
SIB15と比較して、SC−MCCHは、マルチセルブロードキャスト(又は単一周波数ネットワーク)からシングルセルPTMへの粒度の変更のために、セルIDをサービス継続性情報に追加した。したがって、どのリソースが関心のあるMBMSサービスを提供するかの正確な情報は、リリース13において、サービス継続性(及びセル再選択時のUEバッテリ消費量)にとって有用である。
考察1:SC−PTMのサービス継続性のために、単一周波数から単一セルマルチキャストへの変更のために、リリース13はMBMSサービスが提供されるセルIDをSC−MCCHに含めた。
(2.2.リリース14サービス継続性強化)
サービス継続情報を拡張するかどうかはまだ決まっていない。考察1のように、リリース14ではリソースの粒度が変更されているかどうかを調べる必要がある。RAN2は「ナローバンド動作をサポートするために必要な拡張機能を導入すること」を目的としているため、以前のリリースとは異なる無線リソースの仮定でマルチキャストをサポートすることは明らかである(例えば、MPDCCHのサポート、及びカバレッジ強化、例えば、繰り返し)。また、異なるユースケースがWIDに記載されている(例えば、ファームウェア又はソフトウェアの更新、グループメッセージの配信)。変更は次のように識別される。
動作:リリース13の広帯域、リリース14のナローバンド
カバレッジ:リリース13の通常カバレッジとリリース14のカバレッジの強化
ユースケース(ただしこれに限定されない):リリース13のMCPTTとファームウェア/ソフトウェアのアップデート、そしてリリース14のグループメッセージ配信
考察2:マルチキャストの仮定/目的はリリース14で変更されている。
したがって、RAN2は、各変更に対してサービス継続性を強化する必要があるかどうかについて議論すべきである。
(2.2.1.ナローバンド動作)
考察1で述べたように、リソースの細かさが変更されたときにサービス継続性情報を拡張すると便利である。これは、リリース14のナローバンドマルチキャストにも適用される。以下の2つの選択肢が考えられる。
オプション1:MBMSサービスがナローバンド/キャリアに提供されるかどうかを示す。
これは、SC−MTCHがBL UE/NB−IoT UEによって受信可能であるかどうかを示す簡単な拡張である。例えば、図30のようにSC−MTCH−InfoListに実装することができる。但し、sc−mtch−neighbourCell−BLは、SC−MTCHがナローバンド(すなわち、6個のPRB)内に提供されるかどうかを示し、sc−mtch−neighbourCell−NBは、SC−MTCHがキャリア(すなわち、1個のPRB)内に提供されるかどうかを示す。
オプション2:MBMSサービスが提供されているナローバンド/キャリアを指定する。
また、SC−MCCHは、「SIB20がSC−MCCHの搬送波を示し、SC−MCCHが搬送波を示している」というRAN2の同意と同様に、隣接セルでMBMSサービスが提供される場所などの情報を提供することも有用である。しかし、システム帯域幅内で多少動的に構成可能であると仮定できるので、eNBがFeMTCの下で同様の情報、すなわちMBMSサービスが提供されるナローバンドを提供することは困難であり得る。例えば、図31のようにSCPTM−NeighbourCellListに実装することができる。但し、NarrowbandOperationはSC−PTMがナローバンド(すなわち6 PRBs)内に提供されるかどうかを示し、carrierFreqOffsetはアンカーキャリア(すなわち1個のPRB)がSC−PTMを提供するかどうかを示す。
FeMTC UEの場合、これらのオプションは非常に似ているが、eNB−IoT UEに関してはいくつかの違いがある。オプション1では、UEは、どのキャリアが隣接セルでSC−PTMを提供するかを探索する必要があり、オプション2は、よりスムーズな移動を容易にする。しかしながら、複数のアンカーキャリアが複数の(異なる)SIB20をブロードキャストする場合、オプション2は、追加のオーバーヘッドを引き起こす(複数のIE、例えばリストを必要とすることがある)。
両方のオプションに長所と短所がある。しかしながら、FeMTC/eNB−IoTのためのリリース14マルチキャストの拡張として、ナローバンド/キャリア動作に関する何らかの情報が必要であることは明らかである。
提案1:RAN2は、隣接セルにおけるSC−PTMのナローバンド動作が提供されるべきかどうかについて議論すべきである。
(2.2.2.)拡張カバレッジ
リリース14における他の拡張は、例えば、繰返し、パワーブースティング及びMCS選択によって促進される、拡張カバレッジにおけるマルチキャストをサポートすることである。SC−PTMのCEレベルの定義がある場合でも、「FFS」であるが、「UEは、UEの無線状態と予想されるカバレッジに基づいてSC−PTM送信を受信するかどうかを知る必要がある。カバレッジブーストレベル(すなわち、SC−PTM受信信頼性チェックのための通常のカバレッジへのある閾値又は「オフセット」)がサービングセルによって提供されると仮定されている場合、カバレッジブーストレベルがサービス継続性を容易にするために、すなわちパケット損失を最小限に抑えるために、サービングセルにも隣接セルからのカバレッジブーストレベルを含めるべきである。
提案2:RAN2は、隣接セルのSC−PTMカバレッジ情報(例えば、繰り返し回数、パワーブーストレベル及びMCS、又は信頼性チェックのためのいくつかの統合された閾値/オフセット)がサービングセルによって提供されるべきかどうかについて議論すべきである。
(2.2.3.ファームウェア/ソフトウェアのアップデートとグループメッセージの配信)
サービス継続性の観点から、リリース13(例えば、ストリーミング)はむしろより低いアクセス待ち時間を要求したが、リリース14(例えば、ファイル配信)の違いは、ロスレスモビリティが好ましいかどうかである。しかし、AS層のロスレスな移動性を保証するのはマルチキャストでは困難である。「リリース14では、フィードバックの解決策はない」と合意されており、eNBのスケジューラに依存している。パケット配信は、ネットワーク内のeNB間で同期されない。しかし、上位層機構、すなわちFLUTEは、例えばユニキャストファイル回復によって、AS層におけるパケット損失を補償する。したがって、ロスレスモビリティは、リリース14マルチキャストのいくつかの上位層メカニズムに依存することもある。
考察3:リリース14マルチキャストのロスレスモビリティには、追加のASメカニズムは必要ない。
しかし、欠落したFLUTEブロックなどのパケット損失の量は、いくつかのAS層構成、例えば同期配信、SIB20スケジューリング周期性、SC−MCCH繰り返し周期などに依存する。これは、例えば、ユニキャストファイル回復のRRC接続要求におけるRRC接続要求の数及び滞留時間に影響を与え、追加のUE電力消費を引き起こす。しかし、セクション2.2.1と2.2.2で説明した支援情報を除いて、パケット損失を最小限に抑える方法は、NWの実装に依存する。
考察4:UEのモビリティによるパケット損失を最小限にする方法は、リリース14のNW実装次第である。
[相互参照]
本願は米国仮出願第62/417519号(2016年11月4日出願)の優先権を主張し、その内容の全てが本願明細書に組み込まれている。

Claims (6)

  1. SC−PTMを用いたMBMS伝送をサポートするユーザ装置であって、
    基地局からSC−MTCHを介してMBMSサービスを受信する受信部と、
    制御部と、を備え、
    前記受信部は、前記SC−MTCHを介した前記MBMSサービスの送信の停止を示すMAC CEを前記基地局から受信し、
    前記制御部は、前記MAC CEの受信に応じて、前記SC−MTCHを介した前記MBMSサービスの送信が停止されると判断し、
    前記制御部は、前記基地局からSC−MCCH又はSC−MTCHを介して周期的に送信されるMBMS信号を監視し、
    前記受信部は、前記MBMS信号を受信すべき将来のタイミングを示す通知情報を前記基地局から受信し、
    前記制御部は、前記通知情報に基づいて、前記MBMS信号の監視を省略可能な監視不要期間を特定し、
    前記通知情報は、MBMSサービスの識別子と対応付けられている
    ユーザ装置。
  2. SC−PTMを用いたMBMS伝送をサポートするユーザ装置であって、
    基地局からSC−MTCHを介してMBMSサービスを受信する受信部と、
    制御部と、を備え、
    前記受信部は、前記SC−MTCHを介した前記MBMSサービスの送信の停止を示すMAC CEを前記基地局から受信し、
    前記制御部は、前記MAC CEの受信に応じて、前記SC−MTCHを介した前記MBMSサービスの送信が停止されると判断し、
    前記制御部は、前記基地局からSC−MCCH又はSC−MTCHを介して周期的に送信されるMBMS信号を監視し、
    前記受信部は、前記MBMS信号を受信すべき将来のタイミングを示す通知情報を前記基地局から受信し、
    前記制御部は、前記通知情報に基づいて、前記MBMS信号の監視を省略可能な監視不要期間を特定し、
    前記通知情報は、前記SC−MCCHを介して送信されるMBMS制御情報の内容が変更される将来のタイミングを示す情報を含み、
    前記監視不要期間は、前記MBMS制御情報の内容が変更される前記将来のタイミングまでの期間である
    ユーザ装置
  3. SC−PTMを用いたMBMS伝送をサポートするユーザ装置が、SC−MTCHを介してMBMSサービスを基地局から受信するステップと、
    前記ユーザ装置が、前記SC−MTCHを介した前記MBMSサービスの送信の停止を示すMAC CEを前記基地局から受信するステップと、
    前記ユーザ装置が、前記MAC CEの受信に応じて、前記SC−MTCHを介した前記MBMSサービスの送信が停止されると判断するステップと、
    前記ユーザ装置が、前記基地局からSC−MCCH又はSC−MTCHを介して周期的に送信されるMBMS信号を監視するステップと、
    前記ユーザ装置が、前記MBMS信号を受信すべき将来のタイミングを示す通知情報を前記基地局から受信するステップと、
    前記ユーザ装置が、前記通知情報に基づいて、前記MBMS信号の監視を省略可能な監視不要期間を特定するステップと、を備え
    前記通知情報は、MBMSサービスの識別子と対応付けられてい
    方法。
  4. SC−PTMを用いたMBMS伝送をサポートするユーザ装置が、SC−MTCHを介してMBMSサービスを基地局から受信するステップと、
    前記ユーザ装置が、前記SC−MTCHを介した前記MBMSサービスの送信の停止を示すMAC CEを前記基地局から受信するステップと、
    前記ユーザ装置が、前記MAC CEの受信に応じて、前記SC−MTCHを介した前記MBMSサービスの送信が停止されると判断するステップと、
    前記ユーザ装置が、前記基地局からSC−MCCH又はSC−MTCHを介して周期的に送信されるMBMS信号を監視するステップと、
    前記ユーザ装置が、前記MBMS信号を受信すべき将来のタイミングを示す通知情報を前記基地局から受信するステップと、
    前記ユーザ装置が、前記通知情報に基づいて、前記MBMS信号の監視を省略可能な監視不要期間を特定するステップと、を備え、
    前記通知情報は、前記SC−MCCHを介して送信されるMBMS制御情報の内容が変更される将来のタイミングを示す情報を含み、
    前記監視不要期間は、前記MBMS制御情報の内容が変更される前記将来のタイミングまでの期間である
    方法。
  5. SC−PTMを用いたMBMS伝送をサポートするユーザ装置を制御するプロセッサであって、
    SC−MTCHを介してMBMSサービスを基地局から受信する処理と、
    前記SC−MTCHを介した前記MBMSサービスの送信の停止を示すMAC CEを前記基地局から受信する処理と、
    前記MAC CEの受信に応じて、前記SC−MTCHを介した前記MBMSサービスの送信が停止されると判断する処理と、
    前記基地局からSC−MCCH又はSC−MTCHを介して周期的に送信されるMBMS信号を監視する処理と、
    前記MBMS信号を受信すべき将来のタイミングを示す通知情報を前記基地局から受信する処理と、
    前記通知情報に基づいて、前記MBMS信号の監視を省略可能な監視不要期間を特定する処理と、を実行し、
    前記通知情報は、MBMSサービスの識別子と対応付けられてい
    プロセッサ。
  6. SC−PTMを用いたMBMS伝送をサポートするユーザ装置を制御するプロセッサであって、
    SC−MTCHを介してMBMSサービスを基地局から受信する処理と、
    前記SC−MTCHを介した前記MBMSサービスの送信の停止を示すMAC CEを前記基地局から受信する処理と、
    前記MAC CEの受信に応じて、前記SC−MTCHを介した前記MBMSサービスの送信が停止されると判断する処理と、
    前記基地局からSC−MCCH又はSC−MTCHを介して周期的に送信されるMBMS信号を監視する処理と、
    前記MBMS信号を受信すべき将来のタイミングを示す通知情報を前記基地局から受信する処理と、
    前記通知情報に基づいて、前記MBMS信号の監視を省略可能な監視不要期間を特定する処理と、を実行し、
    前記通知情報は、前記SC−MCCHを介して送信されるMBMS制御情報の内容が変更される将来のタイミングを示す情報を含み、
    前記監視不要期間は、前記MBMS制御情報の内容が変更される前記将来のタイミングまでの期間である
    プロセッサ。
JP2018549049A 2016-11-04 2017-11-01 無線端末及び基地局 Active JP6766169B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US201662417519P 2016-11-04 2016-11-04
US62/417,519 2016-11-04
PCT/JP2017/039609 WO2018084195A1 (ja) 2016-11-04 2017-11-01 無線端末及び基地局

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2018084195A1 JPWO2018084195A1 (ja) 2019-07-25
JP6766169B2 true JP6766169B2 (ja) 2020-10-07

Family

ID=62076752

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018549049A Active JP6766169B2 (ja) 2016-11-04 2017-11-01 無線端末及び基地局

Country Status (4)

Country Link
US (1) US10972877B2 (ja)
EP (1) EP3522576A4 (ja)
JP (1) JP6766169B2 (ja)
WO (1) WO2018084195A1 (ja)

Families Citing this family (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10735914B2 (en) * 2016-07-08 2020-08-04 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Methods and apparatus for multicast or broadcast transmission
WO2018084195A1 (ja) * 2016-11-04 2018-05-11 京セラ株式会社 無線端末及び基地局
CN110235465B (zh) * 2017-01-23 2022-08-12 瑞典爱立信有限公司 用于FeMTC和eNB-IoT的SC-MCCH片段调度
CN110856266B (zh) * 2017-05-05 2022-05-06 华为技术有限公司 随机接入方法、网络设备和终端设备
WO2018201476A1 (zh) * 2017-05-05 2018-11-08 华为技术有限公司 多播承载的管理方法和终端设备
CN109802770B (zh) * 2017-11-17 2023-09-05 中兴通讯股份有限公司 Harq反馈及信号处理方法、通信节点、可读存储介质
CN114270981A (zh) * 2019-06-21 2022-04-01 株式会社Ntt都科摩 终端以及无线通信方法
CN113453165B (zh) * 2020-03-27 2022-10-21 成都鼎桥通信技术有限公司 在nr小区中sc-mcch调度信息的发送方法及设备
JPWO2021205571A1 (ja) * 2020-04-08 2021-10-14
CN115843453A (zh) * 2020-06-29 2023-03-24 瑞典爱立信有限公司 用于处于空闲状态和不活动状态的用户设备的多播和广播服务
CN116783958A (zh) * 2020-12-17 2023-09-19 三星电子株式会社 用于无线通信***中在rrc空闲和rrc非活动状态下进行mbs接收的方法和设备
CN115843465A (zh) * 2021-04-09 2023-03-24 北京小米移动软件有限公司 监听状态的切换控制方法及装置、存储介质
CN115604664A (zh) * 2021-07-12 2023-01-13 华为技术有限公司(Cn) 一种多播业务修改通知方法及通信装置
EP4383909A1 (en) * 2021-08-06 2024-06-12 LG Electronics Inc. Method and apparatus for performing communication in wireless communication system
WO2023063323A1 (ja) * 2021-10-14 2023-04-20 京セラ株式会社 通信方法、ユーザ装置、及び基地局

Family Cites Families (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE60332461D1 (de) * 2002-08-01 2010-06-17 Interdigital Tech Corp Verfahren zur koordinierung von funkrufereignissen auf einem gemeinsamen funkrufkanal
AU2007305432B2 (en) * 2006-09-29 2010-09-16 Interdigital Technology Corporation Method and apparatus for wireless transmit/receive unit operation in dedicated multimedia broadcast multicast services cells
US9185634B2 (en) * 2007-04-17 2015-11-10 Innovative Sonic Limited Method and apparatus for enhancing receiving efficiency of an multimedia broadcast multicast service in a wireless communications system
US8300566B2 (en) * 2007-04-17 2012-10-30 Innovative Sonic Limited Method and apparatus for enhancing receiving efficiency of an multimedia broadcast multicast service in a wireless communications system
CN101296410B (zh) * 2007-04-29 2011-02-23 大唐移动通信设备有限公司 专用载波配置方法与装置及多媒体广播组播业务传输方法
US20090149164A1 (en) * 2007-12-10 2009-06-11 Research In Motion Limited System and method for single cell point-to-multipoint multiplexing and scheduling
EP2234420B1 (en) * 2007-12-17 2021-02-10 Coranci, LLC Mobile communication system
KR101612557B1 (ko) * 2009-03-13 2016-04-15 엘지전자 주식회사 셀기반 무선통신 시스템에서 mbms 수신방법
EP2434786A4 (en) * 2009-04-28 2016-05-11 Alcatel Lucent METHOD AND DEVICE FOR CONTROLLING THE MBMS SERVICE PACK IN A WIRELESS COMMUNICATION SYSTEM
US8441976B2 (en) * 2009-06-29 2013-05-14 Htc Corporation Method of managing multimedia broadcast multicast service reception and related communication device
WO2016108377A1 (en) * 2014-12-29 2016-07-07 Lg Electronics Inc. Method for informing mtch suspension information in a mbms wireless communication system and device therefor
CN105992376B (zh) * 2015-02-13 2019-01-22 中兴通讯股份有限公司 一种实现业务调度的方法、***、基站及用户设备
EP3393175B1 (en) * 2016-01-21 2019-10-02 Kyocera Corporation Radio terminal and network device
US10735914B2 (en) * 2016-07-08 2020-08-04 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Methods and apparatus for multicast or broadcast transmission
CN108307319B (zh) * 2016-08-09 2021-08-27 夏普株式会社 用户设备、基站和相关方法
CN107734465B (zh) * 2016-08-12 2019-12-20 电信科学技术研究院 传输多播业务的方法、接收多播业务的方法及装置
CN107889063B (zh) * 2016-09-29 2022-02-18 中兴通讯股份有限公司 多播业务的业务信息、业务信息变更通知方法及装置
US10454520B2 (en) * 2016-10-04 2019-10-22 Qualcomm Incorporated Coverage enhancement and normal modes switching related optimization
WO2018084195A1 (ja) * 2016-11-04 2018-05-11 京セラ株式会社 無線端末及び基地局
US10728710B2 (en) * 2016-12-20 2020-07-28 Samsung Electronics Co., Ltd. Systems and methods for handling RF resources between a MBMS stack and a non-MBMS stack in a DSDS device
WO2018201476A1 (zh) * 2017-05-05 2018-11-08 华为技术有限公司 多播承载的管理方法和终端设备
CN108430113B (zh) * 2017-12-29 2021-08-31 联芯科技有限公司 调节物联网终端覆盖增强级别的方法和装置

Also Published As

Publication number Publication date
EP3522576A1 (en) 2019-08-07
WO2018084195A1 (ja) 2018-05-11
US20190261140A1 (en) 2019-08-22
EP3522576A4 (en) 2019-09-11
US10972877B2 (en) 2021-04-06
JPWO2018084195A1 (ja) 2019-07-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6766169B2 (ja) 無線端末及び基地局
US10939251B2 (en) User equipment and base station
JP6741969B2 (ja) 移動通信システム
JP6689933B2 (ja) 無線端末及びネットワーク装置
EP3253129A1 (en) Base station, processor and user terminal
JP7058714B2 (ja) 無線端末、プロセッサ、及び方法
JP6732206B2 (ja) 無線端末及び基地局
US11310631B2 (en) Radio terminal and base station
JP7425259B2 (ja) 通信制御方法及び基地局
WO2022239774A1 (ja) 通信制御方法、基地局、及びユーザ装置
WO2018143246A1 (ja) 無線端末及び基地局
CN118077226A (zh) 无线通信方法及相关硬件

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190428

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190428

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20190428

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20190527

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190820

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191017

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200114

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200316

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200609

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200811

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200908

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200916

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6766169

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150